JPH10117012A - 半導体受光素子 - Google Patents
半導体受光素子Info
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- JPH10117012A JPH10117012A JP8289251A JP28925196A JPH10117012A JP H10117012 A JPH10117012 A JP H10117012A JP 8289251 A JP8289251 A JP 8289251A JP 28925196 A JP28925196 A JP 28925196A JP H10117012 A JPH10117012 A JP H10117012A
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Abstract
CATVの受信器に用いる受光素子は感度が大きくしか
も歪みが特に小さいものでなければならない。従来の受
光素子は感度を大きくすると歪みが大きくなる。感度を
減らすことなく歪みを下げるような受光素子を提供する
ことが目的である。 【解決手段】基板側から光を入射させることとし基板面
に中平周凸レンズを設けた。レ−ザの光がガウシアンで
あっても中平周凸レンズによって受光層において光強度
が一様になるようにできる。光密度が均一であるから歪
みが小さく感度が高い。
Description
用いられる受光素子(フォトダイオード)、及び受光素
子を光ファイバを組み合わせたフォトダイオードモジュ
ールに関する。特に受光面での光パワーの分布がより一
様であり受信信号の歪みが少ない受光素子、受光素子モ
ジュールに関する。
プを図1に示す。波長によってフォトダイオードの材料
が異なる。光通信などでは近赤外の1.3μmや1.5
5μmを用いることが多い。これらの光はGaAs素子
が発生する光よりも波長が長いので長波長帯という言い
方をすることがある。1.3μmや1.55μmの長波
長帯では、主にInGaAsを受光層としたpinPD
が用いられる。フォトダイオード1は、n−InP基板
2の上に、n型InPバッファ層3、n型InGaAs
受光層(光吸収層)4、n型InP窓層5をエピタキシ
ャル成長させたエピタキシャルウエハーの上に作られ
る。素子単位の中央部にZnを拡散してp型領域6を作
る。p型領域6とn型半導体の境界がpn接合7であ
る。受光部を除いてパッシベ−ション膜8が形成され
る。受光部とパッシベ−ション膜8の上に反射防止膜9
を被覆する。Zn拡散した受光部の上にp電極10を設
ける。基板の裏側にn側電極11を形成する。
きるから切り放してチップとする。チップをパッケージ
に入れて電極とリードをワイヤボンディングしキャップ
を被せ、気密封止すると独立の受光素子になる。独立の
素子とすることもあるが、使いやすいように光ファイバ
と受光素子チップを一体化した受光素子モジュールとし
ても利用される。
受光素子チップ1を固定し、光ファイバ14がこれに対
向するように設ける。後段の電気回路のグランドにつな
がれるケース12から浮き上がらせるために、PDチッ
プは、絶縁物を介してグランドに固定される。この絶縁
物はサブマウント13と呼ぶ。例えばアルミナ(Al2
O3 )、AlNなどのセラミックの板の両面をメタライ
ズしたものなどをサブマウント13とする。パッケージ
12にサブマウント13を固定しさらにその上に受光素
子チップ1をPbSn半田によって固定する。その後、
PDのアノード(p電極)、カソード(n電極)をそれ
ぞれのリード15、16にAu線によってワイヤボンデ
ィングする。
被せる。この例では、球レンズ23の付いたキャップ2
2を用いている。光ファイバ14と結合しやすくするた
めである。ケースピン17はパッケージ12に直付けさ
れる。パッケージ12の外側にはスリーブ18を固定す
る。フェルールホルダー19にはフェルール20が挿通
してある。フェルール20はシングルモードファイバ1
4の先端を支持している。フェルールホルダー19をス
リーブ18に対して水平に移動しファイバ14からの光
をフォトダイオード1で検出し適当な光量を得る位置
で、フェルールホルダー19をスリーブ18に対して固
定する。さらにフェルール20を軸方向に動かしフォト
ダイオードの光量を監視して軸方向の位置を決め、フェ
ルール20をホルダー19に対して固定する。ファイバ
の過度の湾曲を防止するために、ベンドリミッタ21が
フェルールホルダー19の外側に差し入れられる。
受信器として用いる受光素子とそのモジュールを与える
ことを目的とする。従来の受光素子やそのモジュールを
光CATVに利用するとすればどのような問題があるの
かを説明する。初期の光CATVでは、数チャンネル
(ch)の伝送を行うにすぎなかった。しかし現在では
40CHが標準である。最近ではさらに80CH〜11
0CHを伝送できるシステムに対する要望もある。この
ような多チャンネル化に伴い、受信器の周波数帯域も広
がらざるをえない。従来は450MHzの帯域で十分で
あったが、チャンネル数を多くしようとすると、860
MHzの周波数帯域が必要になる。
末)が加入するようになり、より多くの端末に信号光を
送る必要が出てきた。そのためにより高出力のレ−ザ光
源を使わざるをえないようになってきた。すると受信光
も強くなり、1mW以上の強いパワーのレ−ザ光が受光
素子に入射する場合も出てきた。つまり周波数はより高
く光強度はより強く集中してきたということができる。
が甚だしく周波数の高い信号光を、感度を落とすことな
く歪みを生じないように受信することが難しかった。こ
こで歪みというのは受信器の非線形性による受信信号の
乱れのことで、二次歪み、三次歪みなど高次の項が受光
素子の出力に含まれるということである。光CATV
は、アナログ信号を送信するから、二次歪みがあれば、
任意の二つの送信周波数f1 、f2 の和f1 +f2 や差
f1 −f2 が現れる。これらの値が第3の周波数f3 に
接近していると、これらの間で混信が起こる。多くの周
波数の信号を含む光信号を1本の光ファイバによって伝
送するから歪みがあると著しく受信信号の質を低下させ
る。歪みが無いことが望まれる。
の項、高調波が発生するのか?その原因ははっきりしな
い。しかし次のようなことは分かっている。光のパワー
が大きいほど二次歪みは著しい。チャンネル数が多い方
が歪みは起こりやすい。高次の項であるからパワーが大
きくなるに従って現れやすくなるのは当然である。従来
のようにレンズによって幾何光学的に強く絞ると局所的
にパワーが大きくなり歪みが現れるのである。つまり光
CATVの進展は歪みをより大きくする傾向を色濃く持
っている。
感度と歪みが距離の関数として変動する。感度が最大の
位置よりも遠くにおいて歪みが小さくなる。歪み抑制を
優先すると感度が落ちてしまう。であるから、感度を落
とさず歪みを減らすことが難しいと述べたのである。
の収差を積極的に利用した受光素子モジュールを以下の
出願として提案した。 特願平6−171873号「アナログPDモジュール
及びその製造方法」において提案した。これは球レンズ
による光ファイバ端面の像点よりももっとレンズ側に受
光素子を近づけるものである。感度は高いままで歪みの
小さい点が、像点よりもレンズ側にあるのである。これ
は受光素子位置を前方にデフォーカスすることによって
歪みを減らす手法である。
において、感度を落とさず、歪みを減らす別の方法を提
案する。これはより少ない部品によって歪みの少ない受
信器を実現する事ができる。歪みが大きくなるのは局所
的に光のパワーが過大になるからである。従来の球レン
ズや球面をもつレンズは、全ての光を一点に集中させ
る。この点が光ファイバ端面の像点である。一点集中さ
せると歪みが発生しやすい。
て、信号歪みの少ない受光素子を提供するのが本発明の
第1の目的である。多数のチャンネルがあっても混信を
起こさないように受信できる受光素子を提供するのが本
発明の第2の目的である。部品コストを押し上げること
なく、歪みの小さい受信を可能にする受光素子モジュー
ルを提供することが本発明の第3の目的である。
央部は集光作用がない平坦面とし周辺部のみ凸面とした
レンズを受光素子チップに一体的に作るものである。こ
れによって光ファイバからの光を一点に集中させること
なく受光素子の受光面の全体に一様に広げるようにす
る。受光面では光の強度がほぼ一定になるようにし、受
光面より外側には光が殆ど存在しないようにする。レン
ズは特殊な断面形状をしている。中央部では平坦であっ
て集光作用がなく、周辺部では球面の一部であって集光
作用がある。簡単にいうと中平周凸レンズということが
できる。さらに簡単にメサ型レンズと呼ぶことにする。
本発明の受光素子は中平周凸レンズ或いはメサ型レンズ
を一体的に受光素子に形成したというところに特徴があ
る。
概略を予め説明する。図15半導体基板の裏面に中平周
凸レンズを形成した場合の光線の屈折を示す。レンズは
LJ間で平坦であり、LNとJH間で凸球面レンズにな
っている。LJの内部の円に入射したビ−ムは屈折しな
いで直進する。シングルモ−ドファイバの開口角の半分
の円錐角に含まれるビ−ムが丁度平坦面LJに入るよう
にする。これより外側のビ−ムは凸球面レンズの部分N
L、JHに入るようにする。
れる。これも円形の領域である。中心部を通ってきた光
はLJ間に入るから屈折することなく基板に入り直進し
て、受光層Qの全体に広がる。受光層Qはこのように中
央の平坦部を通過した光を受ける。それだけではない。
周辺部LN、JHに到達した光は、強く屈折し、より遠
くへ入った光ほど、より内側に曲げられて基板の中央近
くの点I、Pに到達する。つまり周辺部の光はLNは分
布が反転して基板上ではMPの範囲に広がる。これは部
分レンズNL、LHの焦点が基板内部に位置しており、
受光面は焦点より遠くにあることに原因がある。
現する。図16のビ−ムはガウシアンを示すが、レンズ
の直前では、NLJHに示すようにガウシアンそのもの
である。イケオウコアの分布を持つ。しかしレンズによ
ってNLとJHの部分が反転するから分布のアとイの部
分が縦線L、Jを境に折り曲げたようになりコ、ケに重
なる。つまり上にカ、キを積み重ねたような分布に矯正
されることになる。つまりイ→キ、ア→カのようなパワ
ーの再分布が起こる。これを起こさせるのが、中平周凸
レンズNLJHである。
成するというものはすでにいくつか提案されている。し
かしいずれもコスト削減のために独立の球レンズを省い
て、チップにレンズ部分を形成したものにすぎない。で
あるから球面のレンズであって収差のないものが理想と
される。球面レンズであるから一点に光を集中させる。
であるから歪みは大きい。アナログの多チャンネル信号
を扱うには不適である。本発明とコンセプトが違うので
あるが、ここに作りつけレンズの従来例を説明する。
HI,O.AOKI,Y.OIKAWA,"SMALL-JUNCTION-AREA GaInAs /
InP pin PHOTODIODE WITH MONOLITHIC MICROLEN
S”,ELECTRONICS LETTERS ,vol .24,No.2, p109, (19
88) これはInGaAsを受光層とするInP系のフォトダ
イオードのInP基板底面に球面の一部をなすレンズを
作成したものである。チップの寸法は200μm×20
0μmである。球面レンズの曲率半径は55μmであっ
て、レンズの開口は50μmである。これはフォトレジ
ストをレンズ状に基板底面に塗布しエッチングすること
によって中央でエッチング量を小さく、周辺でエッチン
グ量を大きくして球面の一部をなるレンズをきれいに作
成している。これは集光性をあげるためであって歪みは
問題にしていない。
という点では同じであるが、本発明とこれらの従来例と
は目的が異なり、レンズの形状が相違する。両者を判然
と区別することが大切である。そこではじめに従来例に
かかる球面レンズの原理を説明することにする。
を持つ受光素子に光ファイバからの光線が入射する場合
を示す。光ファイバの端点Gからビームが出る。これは
円錐形に広がりながら進む。軸線をGTとする。球面レ
ンズbと受光面(受光層)Qが示される。受光面Qは図
1のp型InP6の部分に該当する。裏面から入射する
ようになっていて、図1の素子の底面側から光が入る。
n電極はリング状にする。GH、GNが光ファイバの開
口角一杯の広がりを示す。この開口角θはクラッド、コ
アの屈折率によって決まるのであるが、ここでは5.7
゜である。そのθのちょうど半分の角度(2.9゜)の
広がり角をもつ部分をGJ、GLによって示している。
この素子は基板側に球面の一部をもつレンズbを作りつ
けで作製しているから、すべての光線が集光される。レ
ンズの曲率半径は100μmである。受光素子と光ファ
イバの距離は500μmとしている。
のように曲がる。半角の光線GJ、GLはJK、LMの
ように屈折する。これらの光線は、受光素子の受光層Q
に集まる。受光層Qは面方向に広がりがある。光は受光
層(面)Qに一様に分布しない。球面レンズbは球面H
JLNを持つ結像レンズであるから一点に集中させる傾
向がある。結像位置に受光面Qがくるようにレンズを作
るから中心付近で光強度が高く周辺部では光強度が弱
い。感度は受光面に入った光の総量によるから、感度だ
けが問題の場合は、光が受光面Qで一点に集中しても差
し支えない。
素子において高調波が現れると、差周波数や和周波数が
出現し、他のチャンネルとの混信を引き起こす。このよ
うな非線形性がどうして出現するのか?いまだ明確でな
いが、ひとつの原因は光パワーの過度の集中である、と
本発明者は考える。図3の作りつけレンズは感度を上げ
る作用はあるが、歪みには全く無力である。レ−ザのビ
ームの空間的強度分布がガウシアンであるとすると、レ
ンズで絞ったものもガウシアンである。つまりレンズで
絞るだけに余計に歪みが大きくなる。
イバからの光を集光し、焦点の前後の位置で軸垂直方向
の光量の分布と、その位置での歪みIMD2 を測定し
た。これによって、ビームの軸垂直方向の広がりと、二
次歪みIMD2 の相関を知ることができる。
A、B、C、D、Eにおける軸垂直方向の光の分布を実
測した結果を示す。全光量はどこでも同じである。点A
がレンズによる光ファイバ端面の像の位置である。ここ
は当然に光の集中度が高く中心より±10μmの範囲に
殆どの光パワーが集中している。点Bはそれより少しレ
ンズ側にデフォーカスした位置である。中心部の光パワ
ーがA点に比べて0.4に低下している。点Cはさらに
Bよりもレンズ側によった位置である。中心部での光パ
ワーがさらに減少しAの場合の0.16倍程度に減り周
辺部のパワーが相対的に増えている。光パワーの存在す
る範囲が±30μmの程度に広がっている。点Dはもっ
とデフォーカスした位置である。光パワーの広がりは±
40μmにもなる。点Eは中央の光パワーがAに比べて
0.08の程度であって光は周辺部にまで広がってい
る。広がりは±50μm程度になる。
なく、受光素子で光強度を検出すればよいのであるから
別段差し支えない。受光素子の受光面積がこれらのビー
ム広がりをカバーしてさえいればよいのである。受光素
子の広がりを±50μm以上つまり直径を100μm以
上にすれば、点Eのように著しいデフォーカスであって
も総光量を受けることができる。図5(b)はそれぞれ
の位置における二次歪みIMD2 の測定結果である。こ
れは驚くべきことを明らかにする。横軸は光密度の比で
ある。これは軸中心への光パワーの集中度をAを基準に
しdB単位で示したものである。縦軸は二次歪みである
出力がas+bs2 +…と表現されるとき、二次の高調
波を一次成分で割ったもので、10log(bs/a)
である。横軸は左へ行くほど中心での光パワーが弱くな
り、分散の甚だしいものである。ところが、二次歪みは
なんと分散の大きいビーム形の方がより小さいのであ
る。点Aは焦点の位置に受光素子をおいたというもので
あるが、二次歪みは大きく−57dBである。点Bでは
ビームが広がるが歪みは−66dBに減る。点Eでは光
は広く分散しているが二次歪みは−83dBと極めて小
さい。
る。結像系ということでは点Aの焦点位置に受光素子を
置くのがもっとも良い。しかし歪みは最も大きい。反対
に光が広がっている点Eでは結像していないのでこの位
置に受光素子を置くというのは抵抗があるかも知れな
い。
も二次歪みが小さい。良い結像系はすなわち、歪みの低
い良い受信をすると思いがちであろう。しかし事実は全
く反対である。良い結像系は深刻な歪みをもたらすので
ある。このような歪みと結像の相反性が本発明者がおそ
らく初めて気づいたものであろう。
げる。そのためにはじめに光ファイバを伝搬した光の軸
と直角方向の光パワーの分布について述べる。図4はガ
ウシアンビームを仮定した場合の光ファイバ出射光の角
度分布を示す。これはレ−ザの横モードによって決まる
のであるが、典型的な例としてガウシアンビームを取り
上げる。横軸は出射角θである。光量が0になる角度が
開口角である。つまりH、N点がここに対応する。θ
1/2 はパワーが中心の半分に減る角度である。L、Jが
これに対応する。
で集光し或いは拡散しても横方向の分布は常にガウシア
ンである。収差が無いと言うことは原画像を忠実に拡大
縮小するということである。ガウシアンのように中心に
局在するビームを絞ると、図5のAの例のようになる
が、これは最も歪みが甚だしくなるのである。図5は局
在させない方が歪みを小さくできるということを言って
いる。本発明者の先願は受光素子を結像点よりレンズ側
にずらして歪みを減らしている。
パワーの集中を防ぐ。いかなる手法を用いるのか?レン
ズに工夫をする。中心部はほぼ平坦で、周辺部を球面の
一部とする。周辺部では集光結像の作用がある。しかし
中心部は、結像集光作用がない。
る。中心部も周辺部も結像作用があるのはある特定の距
離zにおいてである。中心部の焦点距離をf1 、周辺部
の焦点距離をf2 とすると、f1 >f2 であって、受光
素子の受光面が周辺部の結像点の近傍にくるようにする
ということである。曲率半径でいうと中心部の曲率ρ1
が周辺部の曲率ρ2 よりも小さく(ρ1 <ρ2 )、受光
面が周辺部による像点の近くにある、ということであ
る。
的な特異性が一つ、レンズと受光面の距離z1 がもう一
つの条件である。後者の条件も重要である。前者はレン
ズの幾何学的な異形性であって分かりやすい。しかし後
者の条件を、忘れてはならない。
中心方向に集光されるが、中央部に至った光は集光され
ない。このような半径方向の集光の特異性があるから、
はじめガウシアンであっても、中央部はほぼ平坦な光パ
ワーをもち周辺部は殆ど光パワーがないようになる。つ
まり中央集中的なガウシアン分布をしていた光は、本発
明のメサ型レンズによって矩形分布の光になる。
角度θである。これは受光面における広がりと解釈する
こともできる。殆どの光パワーは線L、Jの間に入る。
LJの外側に漏れる光はごくわずかである。
プ] 図6は本発明の第1の実施例にかかる受光素子の
概略断面である。InP基板にInGaAs受光層Qを
もうけている。これは裏面入射型の受光素子チップであ
る。チップの厚さは100μmである。裏面(つまり基
板面)にメサ型レンズを作る。つまり中央部JLでは平
坦な面をもち、周辺部LN、HJでは半径R=100μ
mの球面となっている。光ファイバGとの距離は500
μmである。図3のものと違うのは、レンズの中央部L
Jが平坦面になっているところである。LJ部分は半径
50μmの円形の領域である(LJ=100μm)。レ
ンズ全体の大きさは半径100μm(HN=200μ
m)である。
場合、開口角は5.7度である。しかし特に強度の強い
部分は2.9度の範囲である。だからGL、GJの部分
に光量の大部分が含まれる。JLは平坦面であるから境
界でスネルの法則に従って屈折するが殆ど光軸と平行な
光となる。InPの屈折率が3.5と大きい値であるた
めにJLの端点でも広がり角は0.83度にすぎない。
つまりJK、LMは光軸GTに殆ど平行である。集光作
用はない。LJでのビームの分布(ガウシアンの中央
部)をそのままKMに転写すると言って良い。これだけ
ではLJ間で光強度が一様にならない。ガウシアンのま
まである。ガウシアンの両端部の下がりを埋めるのがそ
れより外側からくる光なのである。
れらは球面レンズの一部JH、LNによって屈折し集光
される。球面JH、LNの結像距離に受光層Qが位置す
る。レンズ端面からの受光層までの距離fの厳密な設定
が重要である。レンズから受光面までの距離を適当に決
めることにより、周辺部で屈折された光が殆ど全て受光
面に入射し、しかも受光面内での光強度分布を一様にで
きる。例えば最外角の5.7°の光は屈折されて20.
4゜の角度で絞られる。その広がりを50μmφ(受光
層の面積)にするには、受光層が基板裏面からw=67
μmの深さに形成されていれば良い。
層面内で、均一な光強度をうることができる。中央部の
光は平行に進むから距離wはどうでも良い。しかしレン
ズ部を通る周辺の光にとって、距離wは重要である。距
離を厳密に決めなければならないので、作りつけのレン
ズが有利なのである。メサ型のレンズを外部にとりつけ
る場合は位置決めに手数がかかる。また不正確である恐
れもある。作りつけにしてしまえば位置決めも不要であ
る。
て光パワーを矩形分布にしようとする場合、図8のよう
に裏面入射型の受光素子として、基板裏面に作りつけレ
ンズを作製すればよい。これは図1の受光素子を上下反
対にした形状に書いてある。n型InP基板2の上にn
型InPバッファ層3、n型InGaAs受光層4、n
型InPクラッド層(窓層)5がエピタキシャル成長し
てあり、n型InPクラッド層の中央部にはp型領域6
が形成される。これとは別に周辺部にもp型領域30が
ある。これは漏れ光吸収用のp型領域である。周辺部に
もしも漏れ光が入ってここで光電変換されてもpn接合
があり電荷が電極まで走行できない。漏れ光が光電流を
発生しないので応答性に優れる。中央部のp型領域の上
にはp側電極31がある。これはリング電極ではない。
p側から光を入射する必要がないからである。p側電極
31以外の領域はパッシベ−ション膜8によって覆われ
ている。
入射部分に作りつけレンズ33が形成してある。これは
n型InP基板の一部を残すことによって作られるレン
ズである。単純な球面を持つレンズではない。中央部が
平坦面34に周辺部が球面35になったメサ型のレンズ
である。レンズの回りに、n側の電極32が形成され
る。このようにメサ型レンズを使うと、図7のように特
定の広がりLJ間での光パワーがほぼ一定になり、その
外側での光パワーがほぼ0になる。これはメサ型レンズ
の効果である。
は部材を減らしたので部品コストを下げることができ
る、ということである。もう一つは、もっと根本的な長
所である。ガウシアンビームを図7のように矩形分布に
変化させるには、レンズと受光面の距離を厳密に規定し
なければならない。独立のメサ型レンズを別体で制作し
ても位置合わせが難しい。軸方向の位置合わせ、軸直角
方向の調芯などの作業に時間がかかり製造コストを押し
上げる。作りつけならそのような調芯固定の作業が全く
不要である。
して作ることができるのか?問題はここに絞られよう。
ところがメサ型レンズを作るのは簡単である。図9によ
って説明する。図9(a)のように、InP基板2の裏
面にレジスト38を半球状に形成する。そしてイオンビ
−ム39を照射してイオンエッチングする。レジスト3
8によって覆われた部分40はそのまま残る。覆われな
い部分41は一様に除去されて行く。レジスト38によ
って覆われた部分40も安泰ではない。イオンビ−ムに
よってレジストも次第にエッチングされて痩せてくるの
である。
覆部が減少してくる。被覆部40の端の部分42から基
板が露呈してきてその部分が削られる。レジスト38が
段々と低く狭くなり次第に露出した部分が削られるから
図9(b)のようにレジスト38の減少とともにレンズ
のような形状に基板成分が残って行く。レジスト38が
全部消えるまでエッチングをすると完全に球面のレンズ
ができる。
い。図9(b)のように、中央部に少しのレジスト38
を残す時にエッチングを終了する。レジストがなくなっ
ている部分43は凸球面の一部になっている。レジスト
38が残っている部分は平坦面44になる。このように
レジストを一部に残した状態でエッチングを止めるとい
うことが重要である。ここでレジストを除くと、図9
(c)のように平坦面34と凸球面35よりなる中平周
凸レンズ33が作製される。
素子チップ] 実施例1では受光径が50μmのものに
ついて説明した。光CATVで使用される周波数はせい
ぜい1GHzまでである。あまり高くないから受光径が
かなり広くても十分に動作する。PDの受光径は80μ
m〜100μmのものが使われる。そこで、受光径が8
0μmの場合の実施例を説明する。
折などを表す。チップの厚みは基板とエピタキシャル層
を含めて約120μmである。受光面の径(受光径)は
2r=80μmである。基板の裏面には直径が160μ
mのメサ型の作りつけレンズが形成される。中央部には
平坦面JLがあってこれの直径は80μmである。受光
層の直径80μmと等しくしてある。従ってr=40μ
m〜80μmの同心円状の部分が球面の一部をなす凸湾
曲面になっている。
3μm用のシングルモードファイバの場合、開口角は
5.7゜であるが、強度の強い光は主に2.9゜(頂角
は5.8゜)の円錐に含まれる。θ=2.9゜の円錐
が、図10のレンズの平坦部LJ(80μmφ)に合致
するのは、ファイバ端とレンズの距離がL=800μm
となる時である。つまり2Lθ1/2 =JLによってLを
決める。するとθ1/2 =2.9゜に含まれる強度の強い
光は平坦面JLに入射する。これは単純な平面であるか
ら集光されることなくほぼ平行光(傾き角は0.83
゜)InPの屈折率が大きいから)となって受光層に至
る。JK、LMのようにそのまま直進し受光層のほぼ全
域に広がる。
元はガウシアンであるから、端での光パワーは相対的に
弱い。これを補填するのが球面JH、LNからの収束光
である。これは半径が160μmの球殻の一部を持つ。
LN内に入って来た光はLU、NPによって囲まれる範
囲に屈折される。受光層の端のUPの部分にこれらの光
が入射する。LUの軸線となす角度は9.6゜である。
外側の光線NPは軸と20.4゜をなす。受光層は裏面
から108μmである。レンズ面の点Nと受光層の点P
は軸直角方向に40μm(=108tan20.4゜)
隔てることになる。つまりM点は受光層の端であること
になる。
りさらに内側に屈折して受光層の両端の光線不足の部分
の光パワーを増強する。まことに優れた配分になる。こ
れは実施例1よりも受光層の広い例である。光パワーの
分布は図7のようになる。中平周凸レンズの製造方法は
図9で説明した通りである。
Dチップ50は裏面入射型のチップで図8に示すような
構造を持つ。p側電極の方が下にくるようにサブマウン
ト51を介してステム52に固着される。ステム52は
円形のパッケージであり、下向きにリードピン53、5
4、55などを持つ。サブマウント51は両面にメタラ
イズしたセラミックの板である。p側電極をステム52
から絶縁する必要があるので、サブマウント51を使
う。受光素子チップ50は先述のように裏面入射型であ
り、入射部分に中平周凸レンズ33が形成されている。
中央の平坦部34と周辺の凸球面35を含む。チップ5
0の上にはキャップ56が設けられる。キャップは真ん
中に窓があり、ガラス窓57が固定される。さらにホル
ダー58がステム52の上に固定される。
子チップの直上に支持するものである。フェルール59
はシングルモードファイバ60の先端を支持している。
ファイバ60の先端は斜めに研磨されている。p電極は
ワイヤ62によってリードピン53に接続される。n電
極は、ワイヤ61によってリードピン55に製造され
る。ファイバに光を通し、PDに光を入射させ、PDの
光電流を測定し、光量が最大になるように軸垂直方向に
ホルダー58を動かして調芯する。さらにフェルール5
9を軸方向に動かして最適の位置で固定する。これによ
って、図7のような矩形の光パワー分布を得ることがで
きるから、歪みの小さい受光素子モジュールを得ること
ができる。軸方向の最適の位置というのは図10に関連
して説明したように開口角の広がりの周辺部が中平周凸
レンズの周辺に対応し、θ1/2 に含まれる光が平坦部3
4と曲面部35の境界に対応するような位置である。光
量が最大ということとはまた異なる。
明の実施例にかかる受光素子チップの製造方法をつぎに
説明する。n型InPウエハ−を用意する。その上にn
型InPバッファ層3、n型InGaAs光吸収層(受
光層)4、n型InP窓層5をエピタキシャル成長させ
る。n型InP基板の裏面に、図9に示した方法によっ
て中平周凸レンズ33を作る。レンズにはSiNの反射
防止膜が形成される。n型窓層の中央部にはZn拡散に
よってp領域6を作る。これが作るpn接合が受光層に
なる。受光層の直径は80μm(実施例2)と50μm
(実施例1)である。このp領域6のすぐ上にp側電極
31をつける。また周辺部にはやはりZn拡散によるp
層30が形成されている。これは漏れ光を吸収しp電極
31に行かないようにする作用がある。
基板側から入射するので、基板側のn−電極32はリン
グ状の電極とする。電極によって囲まれている中央部か
ら光が入り、バッファ層3を通過し、InGaAs受光
層に至る。ここで電子正孔対を発生させて消滅する。電
子はn電極32に向かって走り、正孔はp電極を目指し
て走行する。電極間に光電流が流れる。これによって光
電変換される。
に漏れる光は本来存在しないはずであるが、もしも漏れ
たとしても漏れ光吸収用のp領域30で電子正孔を生ず
るからこれはpn接合を越えることができず、光電流に
ならない。これは特開平4−111477号(特願平2
−230206号)によって本出願人が提案したもので
ある。p側から光が入射する受光素子において特に必要
である。本発明は裏面入射であってしかもレンズ付きで
あるから漏れ光のようなものはもともと殆どないが、た
とえあってもその影響を完全に遮断することができるの
である。
プをパッケージに実装した。そして光ファイバを取り付
け図11の受光素子モジュールとした。そして受光素子
の電極間に15Vの逆バイアスを加えた。0dBmの光
を光ファイバから入れた時の二次歪みIMD2 を測定し
た。二次歪みは−85dBであった。さらに受光素子の
中央部での光パワー密度を測定した。ガウシアンのよう
に中央部に局在する光でない(図8)の密度は低くて、
−12dBである。これを図5(b)のグラフに書き込
むと図12のようになる。本発明の受光素子の場合、従
来例で最も光量が小さいケースEよりもまだ密度が低
く、IMD2 も小さい。
発明のPDは基板側に作りつけのメサ型レンズをもつか
ら集光性はあるのであるが、それだけでは光ファイバと
受光素子チップの距離が厳密に決まってしまう。光ファ
イバとレンズの距離をもっと広くとりたいという要望が
ある場合、レンズを光ファイバと受光素子の間に挿入す
る。レンズによって集光できるから光ファイバをより遠
くへ変位させることができる。図13はこのようなレン
ズを設けた受光素子モジュールの構成を示している。収
差のないレンズを設ける場合は計算は単純である。θ
1/2 の光が中平周凸レンズの平面曲面の境界に当たるよ
うに決めればよい。
ズの場合は少し注意を要する。球レンズは遠軸光線を強
く屈折し、近軸光を弱く屈折するから受光素子チップ面
での光線が図10のようにならない。
す場合]これまでに述べた実施例では、中平周凸レンズ
の平面曲面の境界をθ1/2 に合致させていたがそれに限
らない。図7のように光パワー分布が矩形分布するよう
にさせれば良いのであるから、ビームがガウシアンであ
っても境界とθ1/2 を一致させなくても矩形分布を得る
ことができる場合もある。ビームがガウシアンでないと
言うこともよくあるが、その場合はビームの光パワーの
分布によって光の広がりとレンズの境界の対応を最適化
すればよい。例えば、中心でも光強度が大きくしかも周
辺部まで光パワーがすそを引くような光源の場合は、レ
ンズの平坦部を狭くし、球面部を広くするのがよい。
実施例においてはレンズは作りつけになっていた。これ
だと材質は基板と同じものになる。図14のように独立
の中平周凸レンズを別の材料によって作製して、これを
チップの基板裏面にはりつけるようにしても良い。その
ようにすると材料の制限から免れる。材料を選ぶことが
できれば屈折率もある程度自由に選ぶことができるので
直径、曲率、境界線などの設計の自由度が広がる。例え
ばガラス、Siなどをレンズの材料として用いることが
できる。レンズは透明の樹脂によって基板裏面に張り付
ける。
大きくなる。感度は、全光量に比例する。本発明は受光
素子チップに中平周凸レンズを作りつけにし、あるいは
固定するので受光層において光密度分布が一様になる。
本発明は光密度が受光層においてほぼ均一であるから歪
みは小さくしかも感度が大きい。歪みが小さいのでアナ
ログのPDモジュールとして最適である。チャンネルの
数が多くてもクロストークなどが起こらない。高感度で
低歪みの受信器を作製することができる。光CATVの
受信器の受光素子モジュールや、光計測に用いる受光素
子として最適な性能を持つ。
の断面図。
子チップに光ファイバからの光が入射する際の光線の屈
折を示す説明図。
シアンビームを発生するレ−ザの発生するビームの角度
分布を示すグラフ。
ける軸垂直方向の光強度分布とその点に受光素子を設定
した時の二次歪みIMD2 を示すグラフ。(a)は5点
での軸垂直方向の光強度分布を示し、(b)はその5点
におけるIMD2 を示す。
するときの光線の屈折を示す光線説明図。
ファイバからの光を入射させるときに受光層においてど
のような光密度分布になるかを示すグラフ。ガウシアン
ビームが矩形分布のビームに整形される。
に中平周凸レンズを有する受光素子チップの断面図。
凸レンズを作製する手法を説明する図。(a)は基板面
側にレジストを球の一部をなすような厚み分布をもって
塗布しイオンビ−ムを照射してエッチングしている状態
を示す。(b)はイオンビ−ムエッチングを途中で中止
するとレジストの一部が中央部に残りその周辺部は球面
上にエッチングされた状態になることを示す図。
例にかかる受光素子の光線の屈折を示す断面図。
の断面図。
D2 の相関を示すグラフに従来例の結果に並べて本発明
の実施例の結果を記入したグラフ。
ンズを有する受光素子と光ファイバの間に別体のレンズ
を追加して光ファイバと受光素子の間の距離を調整可能
にした例を示す受光素子モジュールの構成図。
レンズを設けた受光素子チップの側面図。
めの幾何学的な光線図。
前後の強度分布を示す図。
Claims (15)
- 【請求項1】 受光部と一体化されたレンズを有する半
導体受光素子において、レンズの先端中央部分が部分的
に平坦であることを特徴とする半導体受光素子。 - 【請求項2】 上記のレンズが平凸レンズの凸側の先端
を平坦化し、これをPDに固定したことを特徴とする請
求項1に記載の半導体受光素子。 - 【請求項3】 上記のレンズがPDの基板に作りつけら
れたものであることを特徴とする請求項2に記載の半導
体受光素子。 - 【請求項4】 レンズの平坦部の最外周を通って入射し
た光線が受光層のほぼ外周付近に入射し、作りつけレン
ズのレンズ効果を有する最外周部を通った光が屈折して
同じく受光層のほぼ外周付近に入射することを特徴とす
る請求項1に記載の半導体受光素子。 - 【請求項5】 ガウシアンビームの強度が1/2になる
角度以内にある光が、レンズの平坦部を通り、ほぼ全て
の光を含み最外角の光がレンズの最外周を通って、受光
面に集光されることを特徴とする請求項4に記載の半導
体受光素子。 - 【請求項6】 InGaAs受光層よりなるPDチップ
を用いたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載
の半導体受光素子。 - 【請求項7】 PDチップがInP基板、InPバッフ
ァ層、InGaAs受光層、InP窓層よりなる事を特
徴とする請求項6に記載の半導体受光素子。 - 【請求項8】 フォトダイオードを平坦な窓を有するパ
ッケージに実装したことを特徴とする請求項6又は7に
記載の半導体受光素子。 - 【請求項9】 PDチップが受光層の周辺にもZn拡散
によるpn接合を有し、周辺の漏れ光による不要なフォ
トキャリヤを除去することを特徴とする請求項6に記載
の半導体受光素子。 - 【請求項10】 PDの受光径が略50μmで、InP
基板表面より約67μmの深さにあり、作りつけレンズ
の半径が略100μmであり、先端の平坦部の外径が略
50μmであり、レンズ部の最外周が略100μmであ
ることを特徴とする請求項6、7、8、9の何れかに記
載の半導体受光素子。 - 【請求項11】 光ファイバがシングルモードファイバ
で、PDとの距離が略500μmであることを特徴とす
る請求項10に記載の半導体受光素子。 - 【請求項12】 PDの受光径が略80μmで、InP
基板表面より約108μmの深さにあり、作りつけレン
ズの半径が略160μmであり、先端の平坦部の外径が
略80μmであり、レンズ部の最外周が略160μmで
あることを特徴とする請求項6、7、8、9の何れかに
記載の半導体受光素子。 - 【請求項13】 光ファイバがシングルモードファイバ
で、PDとの距離が略800μmであることを特徴とす
る請求項12に記載の半導体受光素子。 - 【請求項14】 PDとレンズとを一体化したものを光
ファイバと組み合わせてなることを特徴とする請求項1
〜13の何れかに記載の半導体受光素子。 - 【請求項15】 光ファイバとPDの間にレンズを介在
させることを特徴とする請求項14に記載の半導体受光
素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8289251A JPH10117012A (ja) | 1996-10-11 | 1996-10-11 | 半導体受光素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP8289251A JPH10117012A (ja) | 1996-10-11 | 1996-10-11 | 半導体受光素子 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH10117012A true JPH10117012A (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=17740741
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP8289251A Pending JPH10117012A (ja) | 1996-10-11 | 1996-10-11 | 半導体受光素子 |
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-
1996
- 1996-10-11 JP JP8289251A patent/JPH10117012A/ja active Pending
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