JPH10116793A - 半導体プロセスチャンバのリフレクタ - Google Patents

半導体プロセスチャンバのリフレクタ

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JPH10116793A
JPH10116793A JP9232299A JP23229997A JPH10116793A JP H10116793 A JPH10116793 A JP H10116793A JP 9232299 A JP9232299 A JP 9232299A JP 23229997 A JP23229997 A JP 23229997A JP H10116793 A JPH10116793 A JP H10116793A
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reflector
layer
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aluminum
adhesive layer
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JP9232299A
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ダブリュー. ラコート デイヴィッド
Mark Yam
ヤム マーク
Ramin Lalezari
ラレザリ ラミン
Dale Long
ロング デール
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/18Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic Table or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 剥離に対して耐性を有しまた高いレベルの反
射率を有するリフレクタ。 【解決手段】 リフレクタ基板と、この基板上に配置さ
れたアルミニウム反射層と、このアルミニウム層の上に
配置された反射増強コーティングとを備え、アルミニウ
ム層と反射増強層との間には、機械的な結合が形成され
る。随意、接着層をアルミニウム層と基板と反射増強層
との間に配置してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体プロセスチ
ャンバに配置されるリフレクタに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイス製造プロセスの多くで
は、処理中に基板(半導体基板等)の温度が厳密に制御
された場合に限り、デバイス性能、収率及びプロセス再
現性が高いレベルで実現することができる。このような
制御のレベルを実現するためには、予期せぬ温度の変動
を直ちに検出し補正できるよう、基板の測定をリアルタ
イムに且つインシチュウに行う必要があることがしばし
ばである。
【0003】例えば、様々な製造プロセスに用いられ
る、高速熱処理(RTP:rapid thermal processing)
を考えるが、これには例えば、高速熱アニール(RTA
:rapid thermal annealing)、高速熱クリーニング
(RTC:rapid thermal cleaning)、高速熱化学気相
堆積(RTCVD:rapid thermal chemical vapor dep
osition)、高速熱酸化(RTO:rapid thermal oxida
tion)、高速熱窒化(RTN:rapid thermal nitridat
ion)等が含まれる。コンプリメンタリーメタルオキサ
イド半導体(CMOS)のゲート誘電体をRTOやRT
Nで形成する特定の用途では、ゲート誘電体の厚さ、成
長温度及び均一性は、デバイス製造全体や製造収率に影
響する重要なパラメータである。現在では、CMOSデ
バイスは厚さ60〜80オングストローム程度の誘電層
で作られており、この厚さの均一性は+/−2オングス
トローム(プラスマイナス2オングストローム)の中に
保持される必要がある。このレベルの均一性のために
は、高温での処理中に基板全体の温度変化が数℃を越え
ないことが要求される。
【0004】高温での処理中は、小さな温度差でさえウ
エハ自身が許容できない場合がしばしばである。120
0℃において温度差が1〜2℃/cmを越えて上昇した
場合は、その結果生じる応力は、シリコン結晶に滑りを
生じさせる。このように生じた滑り面が通っている全て
のデバイスを、滑り面が壊してしまうことになる。この
レベルの温度均一性を実現するためには、信頼性の高い
リアルタイムの多点温度測定を行って閉ループ温度制御
を行うことが必要である。
【0005】光パイロメトリーは、RTPシステムにお
ける温度測定のために広く用いられている。パイロメト
リーは目的物の概略の性質を利用するものであり、即
ち、目的物は、その温度に特徴づけられたある特定のス
ペクトルの内容と強度とをもった放射を放出する。従っ
て、放出された放射を測定することにより、物体の温度
を測定することができる。パイロメータは、放出された
放射の強度を測定し、適切な変換を行い温度(T)を得
る。スペクトルの放射強度と温度との関係は、基板のス
ペクトル放射率と理想黒体の放射−温度の関係とに依存
し、次のプランクの法則によって与えられる:
【数1】 ここで、C1及びC2は既知の定数、λは着目する放射波
長、Tは(゜K)の単位の基板温度である。ヴァインの
分布則(Wein's distribution Law)として知られる近似
法に従い、この表現を次のように書き直すことができ:
【数2】 ここで、 K(λ)=2C1/λ5 である。これは、約2
700℃より低い温度では良好な近似となる。
【0006】目的物のスペクトル放射率ε(λ,T)
は、放出されたスペクトル強度I(λ,T)と、これと
同じ温度における黒体のそれIb(λ,T)との比であ
る。即ち、
【数3】 ここで、C1及びC2は既知の定数であるから、理想的な
条件の下では、ε(λ,T)がわかれば、ウエハ温度を
正確に決定することができる。
【0007】しかし、従来技術の光パイロメータでは、
基板の放射を正確に測定することができない事による制
限を受けている。更に、与えられた温度で基板の放射が
わかったとしても、それは温度によって変化し得る。こ
の変化を正確に測定することは通常はできず、そのた
め、温度測定に未知の誤差を持ち込むことになる。10
℃又はそれ以上のオーダーの誤差は普通でない、という
わけではない。
【0008】基板の放射率は様々な因子に依存し、これ
には、ウエハ自身の特性(例えば、温度、表面粗さ、様
々な不純物のドーピングレベル、物質組成及び表層の厚
さ等)やウエハのプロセス履歴が含まれる。また別の関
連用語として、目的物の有効放射率がある。有効放射率
とは、目的物が放出したスペクトルの強度の測定値と、
これと同じ温度での黒体のそれとの比である。有効放射
率はその目的物が置かれている環境を加味しているとい
う点から、目的物の有効放射率は、同じ物体に対するス
ペクトル放射とは異なっている。基板の有効放射率は、
基板が配置されているプロセスチャンバの特性に影響を
受けることもある。従って、基板の放射を事前に評価し
ても、一般用途のパイロメータによる温度測定に利用す
ることはできない。
【0009】パイロメータによる温度測定の正確性を向
上するアプローチが、1996年6月1日出願の米国特
許出願08/641477号、標題「基板温度測定方法
及び装置」に記載されている。このアプローチでは、熱
反射器(サーマルリフレクタ)を基板のそばに置き、測
定温度の基板放射に対する感度を下げるようにしてい
る。
【0010】このアプローチで用いる装置を、図1に示
す。この図では、サーマルリフレクタ1が基板2の近傍
に配置され、リフレクタと基板の間に仮想黒体キャビテ
ィを形成している。基板の裏面がでこぼこである場合
は、そこから発せられる放射はランダムなパターンであ
り、従って、放出される放射は、等しくランダムな(等
方的な)パターンでキャビティ全体に反射される。リフ
レクタ1の表面のいかなる場所であっても、そこに到達
する放射は、様々な成分から成っている。基板から直接
到達し反射を経験していない放射から成っているものも
あれば、リフレクタ1及び基板2の裏面からの反射を1
回だけ経ているものもあり、さらには、リフレクタ1及
び基板2の裏面からの反射を2回経ているものもあると
いった具合である。リフレクタプレート上のある点にお
いて取得可能な総強度は、以下のように、入射する放射
の成分の無限級数を総和することにより得ることがで
き、
【数4】
【数5】 ここで、Rはコールドリフレクタプレートの反射率、ε
はウエハの放射率、σはステファンボルツマン定数、T
は基板温度である。
【0011】リフレクタの反射率が1であると仮定すれ
ば(R=1)、上記〔数5〕の式(4B)は簡単にな
り、
【数6】 この式では、放射ITは、基板裏面の放射率とは無関係
である。換言すれば、リフレクタは、基板の「有効放射
率」を1にするような仮想黒体キャビティを作り出すと
いうことである。
【0012】この放射率向上の効果はウエハの裏面が放
散的であることを要請するものではないことに、注意す
べきである。これは、裏面が完全に鏡面の反射板である
基板に対しても、裏面が非常にでこぼこしている基板に
対すると同じく作用する。上述のように、半導体ウエハ
の裏面はでこぼこと鏡面が混じりあっている。
【0013】リフレクタのアパーチャ5を貫くキャビテ
ィ内の放射をサンプリングするため、光パイプ4が用い
られる。サンプリングされた光強度は、光ファイバ6を
介してパイロメータ7に達し、そこで上記の〔数6〕の
式(4C)を用いて温度に変換される。仮想黒体効果が
あるため、測定温度は基板の放射率の変化と無関係であ
る。
【0014】正確な温度測定を与える装置のためには、
リフレクタの反射率をできるだけ1に近づけるべきであ
る。温度測定の感度において、反射率の基板放射率変化
に対する影響は次の式であらわすことができ、
【数7】 ここで、Reffは反射キャビティの有効反射率であり、
リフレクタとキャビティの幾何的関係を実際のリフレク
タの反射率と共に考慮に入れたものである。この式か
ら、Reffが1に近づけば、上式の分子、即ち基板放射
率の変化に対する測定温度の感度が非常に小さくなる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】赤外放射に対する反射
率が高いことから、このリフレクタに用いる材料には金
が大変適している。金の層を用いたリフレクタは、前出
の米国特許出願08/641477号に記載されてい
る。ここでは、リフレクタはリフレクタ基板と、このリ
フレクタ基板の上部の反射性の高い表面コーティングと
から成っている。このリフレクタ基板はアルミニウム製
である。コーティングの下層は、金製のメタル反射層で
あり、これはリフレクタ基板の表面の上に堆積してい
る。金層の反射率を高めるため、誘電体のスタックを金
層の上に形成する。この誘電体スタックは、反射率が異
なりまた厚さが着目する波長の1/4に等しい誘電体の
層を、交互においたものである。
【0016】誘電体スタックが、二酸化珪素の層と二酸
化チタンの層を交互に形成したものである場合は、この
リフレクタの反射率は、950ナノメートル(nm)で
0.99であり、これは金本来の反射率0.975より
も著しく高い。このリフレクタの反射率が1に非常に近
いため、このリフレクタを用いた基板温度測定は基板の
放射率にほとんど影響を受けず、そのため正確性が高
い。
【0017】しかし、リフレクタの誘電体スタックと金
層との間の接着は比較的弱い。RTPチャンバ等の半導
体プロセスチャンバ内で生じるような熱サイクルにリフ
レクタがさらされた場合、誘電体スタックがリフレクタ
から剥がれ又は剥離して、リフレクタの反射率を下げて
しまう。その結果、基板温度測定が基板放射率に影響を
より多く受けるようになり、温度測定の正確性を下げて
しまう。
【0018】また、リフレクタの金層は半導体プロセス
チャンバの汚染発生源になる可能性があり、何故なら、
金はチャンバ内に通常存在する材料ではないからであ
る。更に、金は比較的高価な材料であるため、リフレク
タに金層を用いれば、リフレクタのコストが大きく上昇
する。
【0019】従って、本発明の目的は、反射率増強コー
ティングを有して、剥離に対して耐性を有しまた高いレ
ベルの反射率を有するリフレクタを提供することにあ
る。
【0020】本発明の別の目的は、半導体プロセスチャ
ンバ内へ汚染物の導入を最小にするようなリフレクタを
提供することである。
【0021】本発明の更なる目的は、製造する場合に比
較的安価なリフレクタを提供することにある。
【0022】本発明の目的及び利点は以下の説明に記載
されるものであり、また、その一部はこの説明から自明
であり、又は本発明の実施によって習得されるものもあ
る。本発明の目的及び利点は、特許請求の範囲に特定し
た要件及び組み合わせによって実現することができる。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体プロセ
スチャンバ内に配置されるリフレクタに関し、このリフ
レクタは、リフレクタ基板と、この基板上に配置された
アルミニウム反射層と、このアルミニウム層の上に配置
された反射増強コーティングとを備え、アルミニウム層
と反射増強層との間には、機械的な結合が形成される。
随意、接着層をアルミニウム層と基板と反射増強層との
間に配置してもよい。
【0024】本発明は、数々の利点を有する。第1に、
本発明のリフレクタは剥離に対して耐性を有しまた高い
反射率を具備している。第2に、このリフレクタは反射
層として金ではなくアルミニウムを用いるため、半導体
プロセスチャンバの汚染を最小にする。第3に、このリ
フレクタは、反射層にアルミニウムを用いているため、
比較的安価に製造できる。
【0025】反射率が高く且つ剥離に耐性を有している
ため、本発明のリフレクタは、RTPチャンバにおい
て、パイロメータ温度測定技術と共に用いることに適し
ている。このリフレクタのその他の見込まれる用途とし
ては、半導体プロセスチャンバの内壁に沿って配置する
ことにより、エネルギー損失を低減すること、又は基板
上にエッチングで形成したパターンによって生じたプロ
セスの局所的変動を低減することが、含まれる
【0026】
【発明の実施の形態】図2に示すように、リフレクタ1
0は、RTPチャンバ12内で半導体基板11の近くに
配置され、仮想黒体キャビティ13を成している。キャ
ビティ内の電磁放射を、リフレクタ内のアパーチャ15
を介してサンプリングするために、光パイプ14が用い
られる。サンプリングされた放射は、光ファイバ16を
通ってパイロメータへ至り、そこでは、上記の式4Cを
用いて変換され、温度を得る。
【0027】図3に示されるように、リフレクタ10は
リフレクタ基板20を有しており、このリフレクタ基板
20は、例えばアルミニウム製である。この基板の上に
は、随意、ニッケル層21を配置してもよい。
【0028】ニッケル層21の上には、接着層22を随
意配置させてもよいが、接着層は用いない方が好まし
い。接着層により、アルミニウム層23のニッケル層2
1への接着が改善され、アルミニウム層の酸化が抑止さ
れる。この接着層は、弗化アルミニウムや弗化マグネシ
ウム等の弗化物、窒化アルミニウムや窒化珪素等の窒化
物、あるいは酸化アルミニウムや二酸化チタン等の酸化
物から成っていてもよい。
【0029】接着層22の上には、アルミニウム層23
が配置されている。アルミニウム層23により、リフレ
クタ10が高い反射率の面を有するようになる。このア
ルミニウム層は、純粋なアルミニウム製であってもよ
く、あるいは、アルミニウム合金製であってもよい。ア
ルミニウム層の厚さは、例えば、700〜1000オン
グストロームであってもよい。
【0030】アルミニウム層23の上には、随意、接着
層24が配置されてもよいが、接着層は用いない方が好
ましい。接着層により、反射増強コーティング25のア
ルミニウム層への接着が改善され、アルミニウム層の酸
化が抑止される。この接着層は、弗化アルミニウムや弗
化マグネシウム等の弗化物、窒化アルミニウムや窒化珪
素等の窒化物、あるいは酸化アルミニウムや二酸化チタ
ン等の酸化物から成っていてもよい。
【0031】反射増強コーティング25は、アルミニウ
ム層23の上に配置されてもよく、あるいは、接着層2
4があればその上でもよい。反射増強コーティング25
により、アルミニウム層23の反射率を上げる一方、更
にアルミニウム層を酸化から保護する。反射増強コーテ
ィングは、屈折率の異なる誘電層を交互に積み重ねた誘
電体スタックであってもよい。誘電体スタックは、例え
ば、二酸化珪素と、二酸化チタン又は五酸化タンタルと
を交互に重ねた層で形成されていてもよい。これら誘電
層の厚さは、着目する波長(例えば950nm)の1/
4であってもよい。
【0032】反射増強コーティング25はアルミニウム
層23に対し、この両者の間でアルミニウムの酸化物に
対する親和力により形成された機械的結合によって、強
力に接着される。その結果、反射増強コーティング25
は、RTPチャンバ等の半導体処理チャンバ内に存在し
得る厳しい熱サイクルの下であっても、リフレクタ10
から剥離することに対して耐性を有する。
【0033】最後に、反射増強コーティング25の上に
は、包囲層26が配置される。この包囲層により、アル
ミニウム層23のメタルが散逸してRTPチャンバを汚
染する可能性が防止される。この包囲層は、二酸化珪
素、酸化アルミニウム、窒化珪素、その他の、着目波長
における反射性能を損なわずに反射層にパッシベーショ
ンを与えるような許容される材料でできていてもよい。
包囲層26の厚さは、着目波長の1/2に等しくてもよ
く、あるいは、その何倍かであってもよい。包囲層は、
例えば、厚さ4/1波長の二酸化珪素の層が2層から形
成されていてもよい。
【0034】リフレクタ10の反射率は、950nmで
約0.99であり、これはアルミニウム膜の自然反射率
0.90よりも著しく高く、また、金膜を用いたリフレ
クタのそれとほぼ同じである。
【0035】次のステップを用いて、リフレクタ10を
製造してもよい。第1に、化学的ないし「非電気的」メ
ッキプロセスを用いて、基板20の上にニッケル層21
を堆積させる。第2に、随意、化学気相堆積(CVD)
又は熱酸化等のプロセスを用いて、接着層22をニッケ
ル層21の上に堆積させる。第3に、蒸着(エバポレー
ション)又はスパッタリング等のプロセスを用いて、ア
ルミニウム層23をニッケル層21又は接着層22の上
に堆積させる。第4に、随意、化学気相堆積(CVD)
又は熱酸化等のプロセスを用いて、接着層24をアルミ
ニウム層23の上に堆積させる。第5に、蒸着(エバポ
レーション)又はスパッタリング等のプロセスを用い
て、反射増強コーティング25をアルミニウム層23又
は接着層24の上に堆積させる。最後に、CVD又は酸
化等のプロセスを用いて、反射増強コーティング25の
上に、包囲層26を堆積させる。
【0036】ここまで、好ましい具体例について本発明
を説明してきた。しかしながら、本発明はここに記載さ
れている具体例に限定されるものではない。
【0037】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、剥離に対して耐性を有しまた高いレベルの反射率
を有するリフレクタを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】リフレクタを基板の近くに配置した、基板温度
測定装置の側部断面図である。
【図2】本発明に従った基板温度測定装置の側部断面図
である。
【図3】本発明に従ったリフレクタの側部断面図であ
る。
【符号の説明】 1…サーマルリフレクタ、2…基板、4…光パイプ、5
…アパーチャ、6…光ファイバ、7…パイロメータ、1
0…リフレクタ、11…半導体基板、12…RTPチャ
ンバ、13…仮想黒体キャビティ、14…光パイプ、1
5…アパーチャ、16…光ファイバ、20…リフレクタ
基板、21…ニッケル層、22…接着層、23…アルミ
ニウム層、25…反射増強コーティング、26…包囲
層。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/22 501 H01L 21/22 501N 21/26 G (72)発明者 マーク ヤム アメリカ合衆国, カリフォルニア州, サン ノゼ, アデア ウェイ 4977 (72)発明者 ラミン ラレザリ アメリカ合衆国, コロラド州, ボウル ダー, レップリアー ストリート 3115 (72)発明者 デール ロング アメリカ合衆国, コロラド州, ラフィ エット, サンドラー ドライヴ 202

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体プロセスチャンバ内に配置される
    リフレクタであって、 リフレクタ基板と、 前記基板の上に配置されるアルミニウム層と、 前記アルミニウム層の上に配置される反射増強コーティ
    ングと、を備え、前記アルミニウム層と前記反射増強コ
    ーティングとの間に機械的結合が形成されるリフレク
    タ。
  2. 【請求項2】 前記半導体プロセスチャンバが、高速熱
    処理チャンバないしRTPチャンバである請求項1に記
    載のリフレクタ。
  3. 【請求項3】 前記基板がアルミニウムで形成される請
    求項1に記載のリフレクタ。
  4. 【請求項4】前記アルミニウム層が純粋なアルミニウム
    で形成される請求項1に記載のリフレクタ。
  5. 【請求項5】 前記反射増強コーティングが、少なくと
    も2層の誘電酸化物層で形成される請求項1に記載のリ
    フレクタ。
  6. 【請求項6】 前記リフレクタ基板と前記アルミニウム
    層との間に配置される第1の接着層を更に備える請求項
    1に記載のリフレクタ。
  7. 【請求項7】 前記第1の接着層が、弗化物と、窒化物
    と、酸化物とから成る群より選択される材料から形成さ
    れる請求項6に記載のリフレクタ。
  8. 【請求項8】 前記第1の接着層が二酸化チタンから形
    成される請求項6に記載のリフレクタ。
  9. 【請求項9】 前記アルミニウム層と前記反射増強コー
    ティングとの間に配置される第2の接着層を更に備える
    請求項1に記載のリフレクタ。
  10. 【請求項10】 前記第2の接着層が、弗化物と、窒化
    物と、酸化物とから成る群より選択される材料から形成
    される請求項9に記載のリフレクタ。
  11. 【請求項11】 前記第2の接着層が二酸化チタンから
    形成される請求項9に記載のリフレクタ。
JP9232299A 1996-08-28 1997-08-28 半導体プロセスチャンバのリフレクタ Pending JPH10116793A (ja)

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