JPH10115506A - ステレオカメラの調整装置 - Google Patents

ステレオカメラの調整装置

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JPH10115506A
JPH10115506A JP27005596A JP27005596A JPH10115506A JP H10115506 A JPH10115506 A JP H10115506A JP 27005596 A JP27005596 A JP 27005596A JP 27005596 A JP27005596 A JP 27005596A JP H10115506 A JPH10115506 A JP H10115506A
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JP
Japan
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stereo camera
image
point
shift
adjustment
Prior art date
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JP27005596A
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English (en)
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Hideaki Tsuchiya
英明 土屋
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Subaru Corp
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Fuji Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステレオカメラの機械的な取り付け位置のズ
レを定量的に検出してズレ調整を容易化し、且つ、精密
な調整を可能として画像処理の処理精度向上に寄与す
る。 【解決手段】 調整対象となるステレオカメラユニット
10で撮像した既知の距離の調整用パターンの画像を画
像処理用コンピュータ30で処理して一致点を見出し、
幾何学的な計算によって画像の並進ズレ量及び回転ズレ
量を算出する。そして、これらのズレ量を参照してアク
チュエータ41a,41bを駆動し、画像ズレがなくな
るようステレオカメラユニット10の各カメラ10a,
10bの位置を調整する。これにより、調整対象のステ
レオカメラの機械的な位置ズレによる画像上のズレ量を
定量的に把握し、ステレオカメラのズレ調整を容易且つ
精密なものとし、画像処理の処理精度向上に寄与するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステレオカメラの
機械的取り付け位置のズレを調整するステレオカメラの
調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、画像による三次元計測技術とし
て、2台のカメラ(ステレオカメラ)で対象物を異なる
位置から撮像した1対の画像の相関を求め、同一物体に
対する視差からステレオカメラの取り付け位置や焦点距
離等のカメラパラメータを用いて三角測量の原理により
距離を求める、いわゆるステレオ法による画像処理が知
られている。
【0003】このステレオ法による画像処理装置として
は、本出願人は、先に、特開平5−114099号公報
において、車輌に搭載したステレオカメラで撮像した画
像を処理して車外の対象物の三次元位置を測定する技術
を提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ステレオカ
メラによって画像を撮像する場合、ステレオカメラには
機械的な6つの位置ズレ要素があり、撮像された1対の
画像に3つのズレとなって現れる。すなわち、図7
(a)に示すように、左右(L,R)のカメラ50a,
50bが、カメラの光軸方向をZ軸、カメラ上方向をY
軸、カメラ横方向をX軸とするXYZ直交座標系におい
て設定値X0の間隔で取り付けられている場合、右カメ
ラ50bを基準とすると、現実には、各座標軸に平行な
並進ズレΔx,Δy,Δz、及び、図7(b)に示すよ
うな各座標軸に対する回転ズレΔa,Δb,Δcの6つ
の機械的な微小ズレが存在する。これらの6つの機械的
なズレは、図8に示すように、(b)に示すような右画
像に対し、(a)に示す左画像において、並進ズレα,
β及び回転ズレθの3つのズレとなって現れる。
【0005】上述したように、ステレオ画像処理では、
ステレオカメラから得られた画像の相関を求め、同一物
体の視差から三角測量の原理により距離を算出するた
め、撮影された画像の間には視差以外のズレがないこと
が望ましく、ステレオカメラの取り付け精度に起因する
ズレのうち、並進ズレについては機械加工程度の組み付
け精度でも画像処理情報に与える影響は比較的少ない
が、回転ズレは測距対象物の距離が乗じられるため、影
響が大きくなる。
【0006】しかしながら、従来、ステレオカメラの組
み付け精度を定量的に精密に計測することは困難であ
り、そのため、ステレオカメラの組み付け調整は、目視
調整あるいは画像処理の結果を見ながらの繰り返し調整
等、経験的な調整に頼らざるを得ず、画像処理の精度向
上を図るうえで支障となっていた。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、ステレオカメラの機械的な取り付け位置のズレを定
量的に検出してズレ調整を容易化し、且つ、精密な調整
を可能として画像処理の処理精度向上に寄与することの
できるステレオカメラの調整装置を提供することを目的
としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ステレオカメラの取り付け位置のズレを調整するステレ
オカメラの調整装置であって、上記ステレオカメラで撮
像した既知の距離の調整用パターンに対する1対の画像
から、対応するパターンの一致点を計測する手段と、上
記計測した一致点の座標データと上記調整用パターンの
距離情報から逆算した一致点の座標データとに基づき、
上記ステレオカメラの機械的な位置ズレによる画像上の
ズレ量を算出する手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明は、上記調整用パター
ンに対して設定した領域でのシティブロック距離の画素
単位の離散値が極小となる点を仮の一致点とし、この仮
の一致点の前後のシティブロック距離の変化に基づいて
シティブロック距離が連続的に分布するとみなした場合
の極小値の位置を特定し、この極小値の位置を直線近似
によって1画素以下の分解能で求めることにより、上記
一致点の計測を行うことを特徴とする。
【0010】すなわち、請求項1記載の発明では、ステ
レオカメラで撮像した既知の距離の調整用パターンに対
する1対の画像から、対応するパターンの一致点を計測
し、この計測上の一致点の座標データと調整用パターン
の距離情報から逆算した一致点の座標データとに基づい
てステレオカメラの機械的な位置ズレによる画像上のズ
レ量を算出することにより、ステレオカメラの取り付け
位置のズレを調整可能とする。その際の一致点の計測
は、請求項2記載の発明では、調整用パターンに対して
設定した領域でのシティブロック距離の画素単位の離散
値が極小となる点を仮の一致点とし、この仮の一致点の
前後のシティブロック距離の変化に基づいてシティブロ
ック距離が連続的に分布するとみなした場合の極小値の
位置を特定し、この極小値の位置を直線近似によって1
画素以下の分解能で求めることにより行う。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1〜図6は本発明の実施の一形
態を示し、図1はステレオカメラ調整装置の構成図、図
2は一致点計測処理のフローチャート、図3は調整用パ
ターンの一例を示す説明図、図4はシティブロック距離
の分布を示す説明図、図5は極小点周りのシティブロッ
ク距離の分布を示す説明図、図6は直線近似による極小
点座標の推測を示す説明図である。
【0012】図1において、符号1はステレオカメラ調
整装置であり、一対の画像における同一物体の視差から
三角測量の原理によって距離を求める三次元計測装置等
における一対のカメラ(ステレオカメラ)に対し、各カ
メラの機械的な取り付け位置のズレを調整するものであ
る。
【0013】上記ステレオカメラ調整装置1は、主とし
て、調整対象となるステレオカメラユニット10に、そ
の撮像画像をアナログ/デジタル変換して貯える画像変
換ユニット20が接続され、この画像変換ユニット20
に、ステレオカメラの機械的な位置ズレを撮像画像に基
づいて計算する画像処理用コンピュータ30が接続され
て構成される。
【0014】上記ステレオカメラユニット10は、電荷
結合素子(CCD)等の固体撮像素子を用いた左右一対
のカメラ10a,10bからなり、互いの光軸が平行と
なるよう所定間隔で配設されている。各カメラ10a,
10bには、アクチュエータ41a,41bがそれぞれ
連設され、これらのアクチュエータ41a,41bによ
り、各カメラ10a,10bの支持位置が調整可能とな
っている。
【0015】また、上記画像変換ユニット20は、左右
のカメラ10a,10bで撮像したアナログ画像を、そ
れぞれ、所定の輝度階調(例えば256階調のグレース
ケール)を有するデジタル画像に変換するA/Dコンバ
ータ21a,21bが備えられ、各A/Dコンバータ2
1a,21bで変換された左右のデジタル画像が画像メ
モリ22a,22bにストアされる。
【0016】また、上記画像処理用コンピュータ30
は、中央処理装置(CPU)31にキーボード32及び
CRTディスプレイ33が接続され、上記ステレオカメ
ラユニット10の各カメラ10a,10bに連設される
各アクチュエータ41a,41bに上記CPU31から
アンプ40を介して駆動信号を出力し、各カメラ10
a,10bの機械的な位置ズレを調整することができる
ようになっている。
【0017】上記画像処理用コンピュータ30によるス
テレオカメラの位置ズレ調整は、調整対象のステレオカ
メラユニット10で撮像した既知の距離の調整用パター
ンの画像を処理して一致点を見出し、幾何学的な計算に
より画像の並進ズレ量及び回転ズレ量を算出することに
より、半自動あるいは全自動で行うことができる。
【0018】撮像画像の一致点計測は、上記画像処理用
コンピュータ30における図2のフローチャートに示す
処理プログラムによって行われる。この処理に際して
は、予め、既知の距離(視差が計算できる距離)Z0
に、図3に示すような調整用パターンを配置し、左右の
カメラ10a,10bで撮像した左右一対の画像を各画
像メモリ22a,22bにストアしておく。
【0019】そして、図2の一致点計測処理のプログラ
ムをスタートすると、各画像メモリ22a,22bから
画像データを読み込んでCRTディスプレイ33に表示
し、ステップS101で、左画像を基準画像として、この左
画像に映っている調整用パターンを基準パターンとする
領域の指示入力となり、キーボード32あるいは図示し
ないマウス等の入力機器から基準パターン領域の指示入
力を行うと、ステップS102へ進む。
【0020】ステップS102では、右画像を比較画像とし
て、左画像の基準パターンに対応する比較パターンの探
索領域の指示入力となり、同様に、キーボード32ある
いは図示しないマウス等の入力機器から比較パターン探
索領域の指示入力を行うと、ステップS102からステップ
S103へ進んで、指示された探索領域全域に渡って基準パ
ターンと同じ大きさの比較パターンを切り出し、相互の
シティブロック距離Dを計算する。
【0021】上記ステップS103で得られるシティブロッ
ク距離Dは、マトリクス状になっており、図3に示すよ
うに、画像上の座標系を、左上隅を原点として、横方向
をi座標軸、縦方向をj座標軸とし、シティブロック距
離Dのi行j列要素をD[i,j]と表記すると、シティ
ブロック距離Dの分布は、例えば、図4に示すような分
布となる。
【0022】続くステップS104以降では、左右画像にお
けるパターンの一致点を計算する。この左右画像におけ
る一致点は、シティブロック距離Dの要素が極小となる
点、すなわち、相関が最も強い点の座標(imin,jmi
n)で与えられるが、この座標(imin,jmin)は、画素
毎に求めた離散的な値であり、1画素以下での計測に用
いるには精度が不足する。従って、上記座標(imin,j
min)を仮の一致点とし、以下の処理によって1画素以
下の分解能での一致点(isub,jsub)を求める。
【0023】すなわち、i方向の極小点について考える
と、jmin列の極小点周辺(imin行周辺)のシティブロ
ック距離Dは図5の丸印で示されるが、画素が無限に小
さいものであると仮定した場合、シティブロック距離D
は破線で示すように極小点周りに対称形で連続的に分布
するとみなすことができ、破線の極小値のi座標は、仮
の一致点とは異なる値になる。j方向についても、同様
である。
【0024】このため、ステップS104以降では、シティ
ブロック距離Dの分布が極小点周りに対称形となること
を利用し、仮の一致点の前後のシティブロック距離Dの
差の大小関係から極小値の位置を特定し、直線近似によ
って一致点の座標を計算する。尚、ここでは、一致点の
i座標isubを求める処理について説明するが、一致点
のj座標jsubも同様にして求めることができる。
【0025】すなわち、ステップS104で、仮の一致点の
i座標iminの前後のシティブロック距離Dの差ΔD0,
ΔD1を以下の(1),(2)式によって求めると、ステップS1
05で、それらを互いに比較することで、座標imin−1
から座標iminにかけてのシティブロック距離Dの変
化、座標iminから座標imin+1にかけてのシティブロ
ック距離Dの変化、及び、シティブロック距離Dの分布
が極小点周りに対称であることを考慮し、極小点が座標
iminを中心として、座標imin−1と座標iminとの
間、座標iminと座標imin+1との間のいずれに存在す
るかを調べる。 ΔD0=D[imin−1,jmin]−D[imin,jmin] …(1) ΔD1=D[imin+1,jmin]−D[imin,jmin] …(2)
【0026】その結果、ΔD0<ΔD1のとき、すなわ
ち、座標imin(仮の一致点)周辺で、シティブロック
距離Dが座標iminの前よりも後の方で大きく変化する
ときには、極小点のi座標は、座標iminと座標imin−
1との間にあると判断し、上記ステップS105からステッ
プS106へ進んで、点D[imin,jmin]と点D[imin+1,
jmin]とを通る直線L1の傾きmを算出すると、ステッ
プS107で、点D[imin−1,jmin]を通り、傾き−mと
なる直線L2を算出してステップS110へ進む。
【0027】一方、上記ステップS105でΔD0≧ΔD1の
とき、すなわち、座標imin(仮の一致点)周辺で、シ
ティブロック距離Dが座標iminの後よりも前の方で大
きく変化するときには、極小点のi座標は、座標imin
と座標imin+1との間にあると判断し、上記ステップS
105からステップS108へ進んで、点D[imin,jmin]と点
D[imin−1,jmin]とを通る直線L1の傾きmを算出
すると、ステップS109で、点D[imin+1,jmin]を通
り、傾き−mとなる直線L2を算出してステップS110へ
進む。
【0028】ステップS110では、直線L1,L2の交点
を計算し、この交点を極小点のi座標isubとしてプロ
グラムを終了する。図6は、ΔD0≧ΔD1のときの直線
L1,L2を示し、極小点周りのシティブロック距離D
の分布を互いに直交する直線で近似し、各直線の交点を
求めることにより、極小点を求めることができる。そし
て、同様にして、j方向の一致点座標jsubを算出する
ことにより、基準パターンが探索領域のどこに映ってい
るかのかを、1画素以下の分解能で求めることができ
る。
【0029】以上の処理によって求められた一致点に
は、被写体に対する視差の他、各カメラ10a,10b
の機械的取り付け位置のズレに起因する画像の並進ズレ
及び回転ズレが含まれている。このため、以上の処理を
繰り返して少なくとも2個所のパターンの一致点を求
め、画像の並進ズレ及び回転ズレによるズレ量を画像処
理用コンピュータ30で計算させる。
【0030】ここで、画像中の異なる2点、例えば、基
準画像の2つのパターンの各点p,q(p=[pi,p
j]T、q=[qi,qj]T)が、それぞれ、回転、並進によ
り、点p1,q1(p1=[p1i,p1j]T、q1=[q1i,q1
j]T)に移動しているものとすると、i−j平面上での
回転ズレ量をθ、i方向並進ズレ量をα、j方向並進ズ
レ量をβとして、各点p1,q1は、以下の(3)式で示す変
換行列Aを用い、以下の(4),(5)式で表すことができ
る。
【0031】 p1=Ap …(4) q1=Aq …(5) 従って、上記(4),(5)式を展開し、以下の(6)〜(9)式の
置き換えを用いることにより、回転ズレ量θ、i方向並
進ズレ量α、j方向並進ズレ量βを、以下の(10)〜(12)
式で表すことができる。
【0032】Δi =pi −qi …(6) Δi1=p1i−q1i …(7) Δj =pj −qj …(8) Δj1=p1j−q1j …(9) 但し、p≠qであるため、Δi,Δi1,Δj,Δj1≠0 θ=tan-1{(ΔiΔj1−Δi1Δj)/(ΔiΔi1+ΔjΔj1)} …(10) α=p1i− {pi(ΔiΔi1+ΔjΔj1)−pj(ΔiΔj1−Δi1Δj)}/(Δi2+Δj2) …(11) β=p1j− {pi(ΔiΔj1+Δi1Δj)−pj(ΔiΔi1+ΔjΔj1)}/(Δi2+Δj2) …(12) 以上により、前述の一致点計測処理で求めた一致点の座
標データを上記(10),(11),(12)式におけるp1,q1のデ
ータとして与え、既知の距離Z0から逆算した視差に基
づいて画像ズレがないとしたときの座標データを上記(1
0),(11),(12)式におけるp,qのデータとして適用する
ことにより、回転ズレ量θ、i方向並進ズレ量α、j方
向並進ズレ量βを計算することができる。
【0033】すなわち、画像処理用コンピュータ30で
前述の一致点計測処理を行った後、画像ズレ量の演算指
示を行うと、画像処理ユニット30内で画像ズレ量θ,
α,βが計算され、計算結果がCRTディスプレイ33
に出力・表示される。この画像ズレ量の計算結果を参照
し、アクチュエータ41a,41bを駆動して画像ズレ
がなくなるようステレオカメラユニット10の各カメラ
10a,10bの位置を調整する。そして、調整完了
後、例えば、接着等により各カメラ10a,10bを固
定する。
【0034】これにより、従来、経験的な調整に頼って
いたステレオカメラの組み付け精度を、定量的なズレ量
の把握により大幅に向上することができ、画像処理の処
理精度を向上させることができるのである。
【0035】尚、画像処理用コンピュータ30で撮像画
像を自動的に処理して画像ズレ量の計算結果に応じた信
号をアンプ40を介してアクチュエータ41a,41b
に自動的に出力するよう構成することで、以上の一致点
計測から画像ズレ量計算、この画像ズレ量の計算結果に
応じたカメラ位置調整までを全て自動化することも容易
である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ス
テレオカメラで撮像した既知の距離の調整用パターンに
対する1対の画像から、対応するパターンの一致点を計
測し、この計測上の一致点の座標データと調整用パター
ンの距離情報から逆算した一致点の座標データとに基づ
いてステレオカメラの機械的な位置ズレによる画像上の
ズレ量を算出するため、ステレオカメラの取り付け精度
を定量的に把握して容易且つ精密なズレ調整を可能とす
ることができ、従来、経験的な調整に頼っていたステレ
オカメラの組み付け精度を大幅に向上し、画像処理の処
理精度向上に寄与することができる等優れた効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ステレオカメラ調整装置の構成図
【図2】一致点計測処理のフローチャート
【図3】調整用パターンの一例を示す説明図
【図4】シティブロック距離の分布を示す説明図
【図5】極小点周りのシティブロック距離の分布を示す
説明図
【図6】直線近似による極小点座標の推測を示す説明図
【図7】ステレオカメラの機械的な位置ズレを示す説明
【図8】ステレオカメラの機械的な位置ズレによる画像
ズレを示す説明図
【符号の説明】
1 …ステレオカメラ調整装置 10 …ステレオカメラユニット 20 …画像変換ユニット 30 …画像処理用コンピュータ isub,jsub…一致点座標 θ,α,β …画像ズレ量

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステレオカメラの取り付け位置のズレを
    調整するステレオカメラの調整装置であって、 上記ステレオカメラで撮像した既知の距離の調整用パタ
    ーンに対する1対の画像から、対応するパターンの一致
    点を計測する手段と、 上記計測した一致点の座標データと上記調整用パターン
    の距離情報から逆算した一致点の座標データとに基づ
    き、上記ステレオカメラの機械的な位置ズレによる画像
    上のズレ量を算出する手段とを備えたことを特徴とする
    ステレオカメラの調整装置。
  2. 【請求項2】 上記調整用パターンに対して設定した領
    域でのシティブロック距離の画素単位の離散値が極小と
    なる点を仮の一致点とし、この仮の一致点の前後のシテ
    ィブロック距離の変化に基づいてシティブロック距離が
    連続的に分布するとみなした場合の極小値の位置を特定
    し、この極小値の位置を直線近似によって1画素以下の
    分解能で求めることにより、上記一致点の計測を行うこ
    とを特徴とする請求項1記載のステレオカメラの調整装
    置。
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