JPH10113839A - 切屑回収装置 - Google Patents
切屑回収装置Info
- Publication number
- JPH10113839A JPH10113839A JP27053696A JP27053696A JPH10113839A JP H10113839 A JPH10113839 A JP H10113839A JP 27053696 A JP27053696 A JP 27053696A JP 27053696 A JP27053696 A JP 27053696A JP H10113839 A JPH10113839 A JP H10113839A
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- JP
- Japan
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- collecting device
- claw
- pawl
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- Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
- Milling Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 転削工具と組合せた切屑回収装置において、
カッタ本体の交換や切刃チップ周辺の清掃の際、容易に
着脱可能な切屑回収装置を具体化することを目的とす
る。取り分け、汎用性の高いカッタ径250φ以下の転
削工具に好適な、加工が容易で組付け精度がよく組付け
作業性の良い、耐久性と耐振性を具備した切屑回収装置
を提供することにある。 【解決手段】 主軸支持体5に第1カバー6のインロー
6aを嵌合し、主軸支持体5と第1カバー6の側面に設
けるブラケット7と8を介して吊りボルト19にて懸垂
する。第1カバー6の開口終端部に設ける2個以上の爪
フランジ6bと爪溝6cと第2カバー10の相対位置に
同数の爪フランジ10bと爪溝10cを配置し、双方の
爪フランジと爪溝を噛み合わせて双方を所定深さ係合
し、次に、回動して爪フランジ同志で繋留することで着
脱自在に構成する。
カッタ本体の交換や切刃チップ周辺の清掃の際、容易に
着脱可能な切屑回収装置を具体化することを目的とす
る。取り分け、汎用性の高いカッタ径250φ以下の転
削工具に好適な、加工が容易で組付け精度がよく組付け
作業性の良い、耐久性と耐振性を具備した切屑回収装置
を提供することにある。 【解決手段】 主軸支持体5に第1カバー6のインロー
6aを嵌合し、主軸支持体5と第1カバー6の側面に設
けるブラケット7と8を介して吊りボルト19にて懸垂
する。第1カバー6の開口終端部に設ける2個以上の爪
フランジ6bと爪溝6cと第2カバー10の相対位置に
同数の爪フランジ10bと爪溝10cを配置し、双方の
爪フランジと爪溝を噛み合わせて双方を所定深さ係合
し、次に、回動して爪フランジ同志で繋留することで着
脱自在に構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として平面切削
等に用いられる転削工具と組合わせて、切削加工時に発
生する切屑を逐次回収することのできる切屑回収装置に
関する。
等に用いられる転削工具と組合わせて、切削加工時に発
生する切屑を逐次回収することのできる切屑回収装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】転削加工中の切屑が加工機の周辺に飛散
するのを防ぐため、カッタ本体を含む切刃チップ周面外
方をカバーにて覆い、切屑回収室に溜め、この切屑を吸
引して吸引口から排出したり、圧縮空気を吹き付けて排
出口から強制的に回収する手段は周知である。
するのを防ぐため、カッタ本体を含む切刃チップ周面外
方をカバーにて覆い、切屑回収室に溜め、この切屑を吸
引して吸引口から排出したり、圧縮空気を吹き付けて排
出口から強制的に回収する手段は周知である。
【0003】圧縮空気を吹き付けて排出口から強制的に
切屑を回収する手段は、実開平7−27736号公報に
提案されている。図4に前記公報のカバー周辺の断面図
を示す。図4中の符号Aはカッタ本体であり、Bは加工
機の主軸支持体であり、Cは切刃チップである。固定フ
ランジ103は、中心内径を主軸支持体Bに挿通し、外
周縁には凹凸嵌合部103aが設けられ、加工機の外殻
に設置されるブラケット104に懸垂する吊りボルト1
05にて固定される。凹凸嵌合部103aに係合する上
フランジ106は、2分割されて、その外周の胴付部に
同様に2分割されている内筒ケーシング102−1a及
び102−1bが溶接されている。
切屑を回収する手段は、実開平7−27736号公報に
提案されている。図4に前記公報のカバー周辺の断面図
を示す。図4中の符号Aはカッタ本体であり、Bは加工
機の主軸支持体であり、Cは切刃チップである。固定フ
ランジ103は、中心内径を主軸支持体Bに挿通し、外
周縁には凹凸嵌合部103aが設けられ、加工機の外殻
に設置されるブラケット104に懸垂する吊りボルト1
05にて固定される。凹凸嵌合部103aに係合する上
フランジ106は、2分割されて、その外周の胴付部に
同様に2分割されている内筒ケーシング102−1a及
び102−1bが溶接されている。
【0004】前記内筒ケーシングの外側に、同様に2分
割されている外筒ケーシング102−2がボルト115
にて上下にスライド可能に位置決めされている。外筒ケ
ーシング102−2の2分割されている一方には渦巻状
の排出口114が設けられ、下方の開口終端部に2分割
されている下リング107aが存在し、カッタ本体の回
転方向と同一方向に傾いた空気吹き出し口108が配置
され、圧縮空気の供給をチューブ109から受けて切屑
が渦巻状の排出口114に流出するよう構成されてい
る。
割されている外筒ケーシング102−2がボルト115
にて上下にスライド可能に位置決めされている。外筒ケ
ーシング102−2の2分割されている一方には渦巻状
の排出口114が設けられ、下方の開口終端部に2分割
されている下リング107aが存在し、カッタ本体の回
転方向と同一方向に傾いた空気吹き出し口108が配置
され、圧縮空気の供給をチューブ109から受けて切屑
が渦巻状の排出口114に流出するよう構成されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】転削工具と組合わせた
切屑回収装置では、カッタ本体の交換や内外筒ケーシン
グ周辺の清掃の際には、切屑回収装置が容易に着脱でき
ることが好ましい。
切屑回収装置では、カッタ本体の交換や内外筒ケーシン
グ周辺の清掃の際には、切屑回収装置が容易に着脱でき
ることが好ましい。
【0006】前記公報の提案する技術では、アジャスタ
ファスナ(図4には図示なし)の着脱にて比較的容易に
作業可能であるものの製作及び構造上に問題があった。
つまり、固定フランジ103の凹凸嵌合部103aに内
外筒ケーシング102を係合するために、内筒ケーシン
グ、外筒ケーシング、下リングの全ての部品が2分割体
となり、これ等をヒンジで連結し、円筒状の態様とする
のにアジャスタファスナの如き締付具が必要となる。
ファスナ(図4には図示なし)の着脱にて比較的容易に
作業可能であるものの製作及び構造上に問題があった。
つまり、固定フランジ103の凹凸嵌合部103aに内
外筒ケーシング102を係合するために、内筒ケーシン
グ、外筒ケーシング、下リングの全ての部品が2分割体
となり、これ等をヒンジで連結し、円筒状の態様とする
のにアジャスタファスナの如き締付具が必要となる。
【0007】その上、この態様では、各部品を溶接にて
接合していく過程で、熱及び加工歪が発生し、着脱を重
ねる際に変形し易い。構造上分割接合面に隙間が存在
し、該部分より圧縮空気が洩れる。機械的な締付け箇所
を重ねる構造であるため剛性が低く、加工機の振動を拾
い易い。等の問題を内臓している。そこで本発明では、
最も汎用性の高いカッタ径250φ以下の転削工具に好
適な、着脱容易で剛性の高い切り切屑回収装置を提供す
ることを課題とした。しかし、必要に応じて250φを
越えるカッタ径であっても適用することは容易である。
接合していく過程で、熱及び加工歪が発生し、着脱を重
ねる際に変形し易い。構造上分割接合面に隙間が存在
し、該部分より圧縮空気が洩れる。機械的な締付け箇所
を重ねる構造であるため剛性が低く、加工機の振動を拾
い易い。等の問題を内臓している。そこで本発明では、
最も汎用性の高いカッタ径250φ以下の転削工具に好
適な、着脱容易で剛性の高い切り切屑回収装置を提供す
ることを課題とした。しかし、必要に応じて250φを
越えるカッタ径であっても適用することは容易である。
【0008】
【課題を解決するための手段】先端外周部に切刃チップ
を取付けてなるカッタ本体の周面外方に前記カッタ本体
を覆い、且つ、前記切刃チップ側に開口する略円筒状の
カバーを配置し、前記カバーの内部に切屑回収室と側面
に排出口を設けた転削工具において、略円筒状のカバー
は、加工機の主軸支持体に固定せる第1カバーに爪フラ
ンジを2個以上設け、これと相対位置に爪フランジを有
する第2カバーを着脱自在に回動して係合するよう構成
する。
を取付けてなるカッタ本体の周面外方に前記カッタ本体
を覆い、且つ、前記切刃チップ側に開口する略円筒状の
カバーを配置し、前記カバーの内部に切屑回収室と側面
に排出口を設けた転削工具において、略円筒状のカバー
は、加工機の主軸支持体に固定せる第1カバーに爪フラ
ンジを2個以上設け、これと相対位置に爪フランジを有
する第2カバーを着脱自在に回動して係合するよう構成
する。
【0009】そして、第1カバーの爪フランジと第2カ
バーの爪溝とを噛み合わせて、双方を所定の深さ係合
し、回動して爪フランジ同志で繋留した後、第1カバー
の嵌合溝の所定位置に配置するストッパーピンに対し、
第2カバーの爪フランジが前記ストッパーピンに接触し
た位置で、第2カバーに螺合する位置決めネジを第1カ
バーの嵌合溝に配置する位置決め孔に挿通しておけば、
双方の遊動を防ぐことができる。
バーの爪溝とを噛み合わせて、双方を所定の深さ係合
し、回動して爪フランジ同志で繋留した後、第1カバー
の嵌合溝の所定位置に配置するストッパーピンに対し、
第2カバーの爪フランジが前記ストッパーピンに接触し
た位置で、第2カバーに螺合する位置決めネジを第1カ
バーの嵌合溝に配置する位置決め孔に挿通しておけば、
双方の遊動を防ぐことができる。
【0010】第2カバーには、カッタ本体の送りに準じ
て上下にスライド自在のスカートを設け、前記スカート
の内部に、切屑回収室と側面に渦巻状の排出口が一体に
配置されるよう構成するのが好ましい。第2カバーが上
下にスライドすると、被加工物の切削面と素材面の高さ
を最適に調整するのに好都合である。
て上下にスライド自在のスカートを設け、前記スカート
の内部に、切屑回収室と側面に渦巻状の排出口が一体に
配置されるよう構成するのが好ましい。第2カバーが上
下にスライドすると、被加工物の切削面と素材面の高さ
を最適に調整するのに好都合である。
【0011】
【発明の実施の形態】先端外周部に切刃チップを取付け
てなる転削工具との組合わせで、カッタ本体の周面外方
に前記カッタ本体を覆う略円筒状のカバーを配置する手
段として、加工機の主軸支持体に固定せる第1カバーに
爪フランジを2個以上設け、これと相対位置に爪フラン
ジを有する第2カバーを、双方の爪フランジと爪溝を噛
み合わせて、双方を所定深さ係合し、次に、回動して爪
フランジ同志で繋留することで着脱自在に構成し、カッ
タ本体の交換時の作業工数の低減やカバー周辺の清掃の
際の利便性を向上できる。
てなる転削工具との組合わせで、カッタ本体の周面外方
に前記カッタ本体を覆う略円筒状のカバーを配置する手
段として、加工機の主軸支持体に固定せる第1カバーに
爪フランジを2個以上設け、これと相対位置に爪フラン
ジを有する第2カバーを、双方の爪フランジと爪溝を噛
み合わせて、双方を所定深さ係合し、次に、回動して爪
フランジ同志で繋留することで着脱自在に構成し、カッ
タ本体の交換時の作業工数の低減やカバー周辺の清掃の
際の利便性を向上できる。
【0012】
【実施例】以下に、本発明を具体化した好適の実施例
を、添付した図面に基づいて詳細に説明する。
を、添付した図面に基づいて詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の切屑回収装置のカッタ本
体の周面外方を覆うカバーの装着状態を示す断面図であ
る。符号1はカッタ本体であり、先端外周部に切刃チッ
プ2が取付られている。カッタ本体1は、アーバ3を介
して加工機の主軸4に固定され、主軸支持体5に回転自
在に保持されてなる転削工具である。
体の周面外方を覆うカバーの装着状態を示す断面図であ
る。符号1はカッタ本体であり、先端外周部に切刃チッ
プ2が取付られている。カッタ本体1は、アーバ3を介
して加工機の主軸4に固定され、主軸支持体5に回転自
在に保持されてなる転削工具である。
【0014】第1カバー6の一端開口部にはインロー6
aが存在し、主軸支持体5の円筒部に嵌合している。第
1カバー6の落下を防ぐために主軸支持体5の側面に設
けるブラケット7と第1カバー6の側面に設けるブラケ
ット8が吊りボルト9にて懸垂されている。
aが存在し、主軸支持体5の円筒部に嵌合している。第
1カバー6の落下を防ぐために主軸支持体5の側面に設
けるブラケット7と第1カバー6の側面に設けるブラケ
ット8が吊りボルト9にて懸垂されている。
【0015】第1カバー6の他端開口部には、2個以上
の爪フランジ6bが設けられ、相対位置に同数の爪フラ
ンジ10bを有する第2カバー10が係合する。双方の
係合状態については、図3に詳細に後述する。
の爪フランジ6bが設けられ、相対位置に同数の爪フラ
ンジ10bを有する第2カバー10が係合する。双方の
係合状態については、図3に詳細に後述する。
【0016】第2カバー10の下方の円筒部には固定ネ
ジ孔10aが存在し、内筒としての第2カバー10に対
し、外筒としてスカート11が嵌合され、スカート11
を上下にスライドするための長孔11aが設けられ、被
加工物の形態に応じた高さにボルト12にて固定され
る。符号13は切屑回収室を形成し、スカート11の外
周に取付られたチューブ14に空気供給源(図示せず)
からの圧縮空気の供給を受けて、カッタ本体1の回転方
向と同一方向に傾いた空気吹き出し口11bから、切屑
と共に空気を排出口15から排出し、切屑回収缶(図示
せず)に回収する。
ジ孔10aが存在し、内筒としての第2カバー10に対
し、外筒としてスカート11が嵌合され、スカート11
を上下にスライドするための長孔11aが設けられ、被
加工物の形態に応じた高さにボルト12にて固定され
る。符号13は切屑回収室を形成し、スカート11の外
周に取付られたチューブ14に空気供給源(図示せず)
からの圧縮空気の供給を受けて、カッタ本体1の回転方
向と同一方向に傾いた空気吹き出し口11bから、切屑
と共に空気を排出口15から排出し、切屑回収缶(図示
せず)に回収する。
【0017】図2に、カッタ本体1の下端側から見たス
カート11の底面図を示す。空気供給口16から取り入
れた空気は、スカート11の外周に所定ピッチにて配置
される継手17に支持されたチューブ14から空気吹き
出し口11bに誘導され、カツタ本体1の矢印回転方向
と同一方向の渦巻状の排出口15に切屑と空気を流出
し、やがて切屑回収缶に回収される。
カート11の底面図を示す。空気供給口16から取り入
れた空気は、スカート11の外周に所定ピッチにて配置
される継手17に支持されたチューブ14から空気吹き
出し口11bに誘導され、カツタ本体1の矢印回転方向
と同一方向の渦巻状の排出口15に切屑と空気を流出
し、やがて切屑回収缶に回収される。
【0018】図3に、第1カバー6と第2カバー10の
係合手順を説明する態様図を示す。第1カバー6は、主
軸支持体5の内筒部とインロー6aにて嵌合し、ブラケ
ット7及び8を介して吊りボルト9にて懸垂しているこ
とは図1に示した通りである。又、第1カバー6には、
2個以上の爪フランジ6bと爪溝6cが存在し、第2カ
バー10の相対位置にも同数の爪フランジ10bと爪溝
10cが設けられている。双方を係合するためには、矢
印Aの方向に双方を接近させ爪フランジと爪溝を噛み合
わせて、第2カバー10の爪フランジ10bが第1カバ
ー6の嵌合溝6dに至る深さまで挿入する。
係合手順を説明する態様図を示す。第1カバー6は、主
軸支持体5の内筒部とインロー6aにて嵌合し、ブラケ
ット7及び8を介して吊りボルト9にて懸垂しているこ
とは図1に示した通りである。又、第1カバー6には、
2個以上の爪フランジ6bと爪溝6cが存在し、第2カ
バー10の相対位置にも同数の爪フランジ10bと爪溝
10cが設けられている。双方を係合するためには、矢
印Aの方向に双方を接近させ爪フランジと爪溝を噛み合
わせて、第2カバー10の爪フランジ10bが第1カバ
ー6の嵌合溝6dに至る深さまで挿入する。
【0019】その後、矢印Bの方向に爪1ピッチだけ回
動すると双方の爪フランジ6bと10bが繋留される。
第1カバー6の嵌合溝6dには、ストッパーピン18が
図3の位置に圧入され前記ストッパーピン18に第2カ
バー10の爪フランジ10bの接触する所が繋留位置と
なる。
動すると双方の爪フランジ6bと10bが繋留される。
第1カバー6の嵌合溝6dには、ストッパーピン18が
図3の位置に圧入され前記ストッパーピン18に第2カ
バー10の爪フランジ10bの接触する所が繋留位置と
なる。
【0020】更に、両者の遊動を防ぐため第2カバー1
0に設ける固定ネジ孔10dに螺合する位置決めネジ1
9を、第1カバー6の逃し溝6dに設けた位置決め孔2
0に挿通する。
0に設ける固定ネジ孔10dに螺合する位置決めネジ1
9を、第1カバー6の逃し溝6dに設けた位置決め孔2
0に挿通する。
【0021】こうして両者の遊動を防げば、加工機の振
動の伝播による第1カバーと第2カバーの共振が防止で
きる。さらにスカート11に設置されている排出口15
に接続されている切屑排出ホース(図示せず)は、第2
カバー10を経由して第1カバー6により主軸支持体5
に固定されているから、被加工物の取付られたテーブル
上を、主軸4が移動しても切屑排出ホースの周辺機材へ
の衝突や干渉も未然に防ぐことができる。
動の伝播による第1カバーと第2カバーの共振が防止で
きる。さらにスカート11に設置されている排出口15
に接続されている切屑排出ホース(図示せず)は、第2
カバー10を経由して第1カバー6により主軸支持体5
に固定されているから、被加工物の取付られたテーブル
上を、主軸4が移動しても切屑排出ホースの周辺機材へ
の衝突や干渉も未然に防ぐことができる。
【0022】上記の如く、第1カバー6、第2カバー1
0、ストッパー11を円筒形の一体構造にしたから、本
発明の切屑回収装置は従来技術の形態より、加工しやす
い組付け精度の高い、剛性と耐振性を有する構造とな
る。また、第1カバー6や第2カバー10にアルミ鋳造
素材を用いれば、適切な加工代を付与した軽量の切屑回
収カバーが得られる。
0、ストッパー11を円筒形の一体構造にしたから、本
発明の切屑回収装置は従来技術の形態より、加工しやす
い組付け精度の高い、剛性と耐振性を有する構造とな
る。また、第1カバー6や第2カバー10にアルミ鋳造
素材を用いれば、適切な加工代を付与した軽量の切屑回
収カバーが得られる。
【0023】
【発明の効果】本発明は、カッタ本体の周面外方を覆う
略円筒形のカバーを切刃チップに近接して設け、加工中
に飛散する切屑を効率的に集め自動的に切屑回収缶に回
収するものである。
略円筒形のカバーを切刃チップに近接して設け、加工中
に飛散する切屑を効率的に集め自動的に切屑回収缶に回
収するものである。
【0024】取り分け、汎用性のあるカッタ径250φ
以下の転削工具において、略円筒形のカバーを2分割す
ることで、カッタ本体の交換作業性を向上さる。仮に、
図1に示す第1カバー6と第2カバー10が分割されて
なく両者が一体となっていれば、既存の加工機に装着す
るカバーは、図1に示すブラケット7や8とインロー6
b等の繁雑な組付け作業が不可避となる。従って、カバ
ーを分割しないで個別に一体化する手段としてカバーの
双方に、2個以上の爪フランジと爪溝を相対位置に設
け、これを噛み合わせて繋留し、回動して着脱するよう
にしたから、組付け精度が良く組付け作業性の良いカバ
ーが形成され、耐久性と耐振性のある切屑回収装置が提
供できる。
以下の転削工具において、略円筒形のカバーを2分割す
ることで、カッタ本体の交換作業性を向上さる。仮に、
図1に示す第1カバー6と第2カバー10が分割されて
なく両者が一体となっていれば、既存の加工機に装着す
るカバーは、図1に示すブラケット7や8とインロー6
b等の繁雑な組付け作業が不可避となる。従って、カバ
ーを分割しないで個別に一体化する手段としてカバーの
双方に、2個以上の爪フランジと爪溝を相対位置に設
け、これを噛み合わせて繋留し、回動して着脱するよう
にしたから、組付け精度が良く組付け作業性の良いカバ
ーが形成され、耐久性と耐振性のある切屑回収装置が提
供できる。
【図1】本発明のカッタ本体を覆うカバーの装着断面図
である。
である。
【図2】本発明のカッタ本体の下端側から見た底面図で
ある。
ある。
【図3】本発明のカバーの係合手順を示す態様図であ
る。
る。
【図4】従来の切屑回収装置のカバー周辺の断面図であ
る。
る。
1:カッタ本体 2:切刃チップ 4:主軸 5:主軸支持体 6:第1カバー 6a:インロー 6b:爪フランジ 6c:爪溝 6d:嵌合溝 7、8:ブラケット 9:吊りボルト 10:第2カバー 10a:固定ネジ孔 10b:爪フランジ 10c:爪溝 11:スカート 13:切屑回収室 14:チューブ 15:排出口 18:ストッパーピン 19:位置決めネジ 20:位置決め孔
Claims (3)
- 【請求項1】 先端外周部に切刃チップを取付けてなる
カッタ本体の周面外方に前記カッタ本体を覆い、且つ、
前記切刃チップ側に開口する略円筒状のカバーを配置
し、前記カバーの内部に切屑回収室と側面に排出口を設
けた転削工具において、略円筒状のカバーは、加工機の
主軸支持体に固定せる第1カバーに爪フランジを2個以
上設け、これと相対位置に爪フランジを有する第2カバ
ーを着脱自在に回動して係合することを特徴とする切屑
回収装置。 - 【請求項2】 第1カバーの爪フランジと第2カバーの
爪溝とを噛み合わせて、双方を所定の深さ係合し、回動
して爪フランジ同志で繋留した後、第1カバーの嵌合溝
の所定位置に配置する回り止めピンに対し、第2カバー
の爪フランジが前記回り止めピンに接触した位置で、第
2カバーに設ける位置決めネジを第1カバーの嵌合溝に
配置する位置決め孔に挿通して、双方の遊動を防ぐこと
を特徴とする請求項1に記載の切屑回収装置。 - 【請求項3】 第2カバーには、カッタ本体の送りに準
じて上下にスライド自在のスカートを設け、前記スカー
トには、切屑回収室と渦巻状の排出口が一体に配置され
ていることを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記
載の切屑回収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27053696A JPH10113839A (ja) | 1996-10-14 | 1996-10-14 | 切屑回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27053696A JPH10113839A (ja) | 1996-10-14 | 1996-10-14 | 切屑回収装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10113839A true JPH10113839A (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=17487578
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27053696A Pending JPH10113839A (ja) | 1996-10-14 | 1996-10-14 | 切屑回収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10113839A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0955125A3 (en) * | 1998-05-07 | 2001-05-23 | Mitsubishi Materials Corporation | Cutting tool |
CN102267045A (zh) * | 2011-02-25 | 2011-12-07 | 飞浦实业股份有限公司 | 工具机主轴防尘装置加工方法及具防尘装置的工具机主轴 |
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