JPH10113828A - トルクセンサレス型ネジ締め装置における電流センサのチェック方法 - Google Patents
トルクセンサレス型ネジ締め装置における電流センサのチェック方法Info
- Publication number
- JPH10113828A JPH10113828A JP26736196A JP26736196A JPH10113828A JP H10113828 A JPH10113828 A JP H10113828A JP 26736196 A JP26736196 A JP 26736196A JP 26736196 A JP26736196 A JP 26736196A JP H10113828 A JPH10113828 A JP H10113828A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electric current
- current
- current sensor
- sensor
- check
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のトルクセンサレス型のネジ締め装置に
おいては、電流センサの機能チェックを行っていないた
め、電流センサに不具合が発生した場合には締付トルク
にバラツキがでていた。 【解決手段】 本発明によるトルクセンサレス型ネジ締
め装置における電流センサのチェック方法は、ネジ締め
動作前に、電流センサ(4)の電流チェック値(4a)をチェ
ックすることにより締付けのトルクを一定とする構成で
ある。
おいては、電流センサの機能チェックを行っていないた
め、電流センサに不具合が発生した場合には締付トルク
にバラツキがでていた。 【解決手段】 本発明によるトルクセンサレス型ネジ締
め装置における電流センサのチェック方法は、ネジ締め
動作前に、電流センサ(4)の電流チェック値(4a)をチェ
ックすることにより締付けのトルクを一定とする構成で
ある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トルクセンサレス
型ネジ締め装置における電流センサのチェック方法に関
し、特に、トルクセンサの代わりに電流センサを用い、
ねじ締め前に必ず電流センサのチェックを行い、トルク
センサを必要としない比較的低精度のネジ締めを一定の
トルクで行うための新規な改良に関する。
型ネジ締め装置における電流センサのチェック方法に関
し、特に、トルクセンサの代わりに電流センサを用い、
ねじ締め前に必ず電流センサのチェックを行い、トルク
センサを必要としない比較的低精度のネジ締めを一定の
トルクで行うための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のネジ締め装置においては、一般
に、高精度型であるため、トルクセンサを用い、トルク
の値をチェックすることによって、ネジ締め度をチェッ
クしていたが、それほど高精度を必要としないものに
は、トルクセンサを用いず、電流センサのみによりモー
タに流す電流によってトルクを制御していた。
に、高精度型であるため、トルクセンサを用い、トルク
の値をチェックすることによって、ネジ締め度をチェッ
クしていたが、それほど高精度を必要としないものに
は、トルクセンサを用いず、電流センサのみによりモー
タに流す電流によってトルクを制御していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のネジ締め装置
は、以上のように構成されていたため、次のような課題
が存在していた。すなわち、モータに流す電流によって
トルクを制御するため、電流センサの精度が低下する
と、締付トルクに信頼性がなくなり、電流センサに不具
合が発生した場合には、締付けトルクにバラツキが発生
することになっていた。
は、以上のように構成されていたため、次のような課題
が存在していた。すなわち、モータに流す電流によって
トルクを制御するため、電流センサの精度が低下する
と、締付トルクに信頼性がなくなり、電流センサに不具
合が発生した場合には、締付けトルクにバラツキが発生
することになっていた。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、トルクセンサの代わりに電
流センサを用い、ネジ締め前に必ず電流センサのチェッ
クを行い、トルクセンサを必要としない比較的低精度の
ネジ締めを一定のトルクで行うようにしたトルクセンサ
レス型ネジ締め装置における電流センサのチェック方法
を提供することを目的とする。
めになされたもので、特に、トルクセンサの代わりに電
流センサを用い、ネジ締め前に必ず電流センサのチェッ
クを行い、トルクセンサを必要としない比較的低精度の
ネジ締めを一定のトルクで行うようにしたトルクセンサ
レス型ネジ締め装置における電流センサのチェック方法
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるトルクセン
サレス型ネジ締め装置における電流センサのチェック方
法は、電流センサをトルクセンサの代わりとして用い、
ネジ締めを行うようにしたトルクセンサレス型ネジ締め
装置において、ネジ締め動作前に、前記電流センサの電
流チェック値をチェックする方法である。
サレス型ネジ締め装置における電流センサのチェック方
法は、電流センサをトルクセンサの代わりとして用い、
ネジ締めを行うようにしたトルクセンサレス型ネジ締め
装置において、ネジ締め動作前に、前記電流センサの電
流チェック値をチェックする方法である。
【0006】さらに詳細には、前記電流センサに電流を
流さない時の第1チェック、正電流を流した時の第2チ
ェック及び負電流を流した時の第3チェックを行う方法
である。
流さない時の第1チェック、正電流を流した時の第2チ
ェック及び負電流を流した時の第3チェックを行う方法
である。
【0007】さらに詳細には、前記各チェックは、モー
タ停止確認後に行う方法である。
タ停止確認後に行う方法である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明によるト
ルクセンサレス型ネジ締め装置における電流センサのチ
ェック方法の好適な実施の形態について説明する。図1
において電流指令Icomは電流アンプ2、パワー素子3
及び電流センサ4を介してサーボモータ5へ供給されて
いる。この電流センサ4からの電流チェック値4aは前
記電流アンプ2へ帰還されて帰還制御されていると共
に、この電流チェック値4aはA/D変換器6を介して
A/D変換された後にCPUからなる演算部7へ送り込
まれている。
ルクセンサレス型ネジ締め装置における電流センサのチ
ェック方法の好適な実施の形態について説明する。図1
において電流指令Icomは電流アンプ2、パワー素子3
及び電流センサ4を介してサーボモータ5へ供給されて
いる。この電流センサ4からの電流チェック値4aは前
記電流アンプ2へ帰還されて帰還制御されていると共
に、この電流チェック値4aはA/D変換器6を介して
A/D変換された後にCPUからなる演算部7へ送り込
まれている。
【0009】前記演算部7では、図2で示す前記電流チ
ェック値4aの判定が行われている。すなわち、図2に
おいて、サーボモータ5に周知のサイン波駆動信号と電
流信号を印加してサーボ駆動する前に、まず、第1チェ
ックAとして、電流信号を零とし、モータ停止を確認
後、電流センサ4からの電流チェック値4aを演算部7
で判定し、電流チェック値4aが零であればOKで第2
チェックBに進むが、零以外の場合には電流センサ異常
アラーム10が作動する。
ェック値4aの判定が行われている。すなわち、図2に
おいて、サーボモータ5に周知のサイン波駆動信号と電
流信号を印加してサーボ駆動する前に、まず、第1チェ
ックAとして、電流信号を零とし、モータ停止を確認
後、電流センサ4からの電流チェック値4aを演算部7
で判定し、電流チェック値4aが零であればOKで第2
チェックBに進むが、零以外の場合には電流センサ異常
アラーム10が作動する。
【0010】次に、第2チェックBにおいては、電流セ
ンサ4に正電流を印加し、モータ停止確認後(すなわ
ち、サーボモータ5は、電流信号のみでは一定期間のみ
回転して停止し、サイン波駆動信号が入力されないとサ
ーボ駆動は開始されない)、電流チェック値4aの制定
を行い、正の所定電流値が確認されれば第3チェックC
に進むが、所定電流値でなければ電流センサ異常アラー
ム10が作動する。
ンサ4に正電流を印加し、モータ停止確認後(すなわ
ち、サーボモータ5は、電流信号のみでは一定期間のみ
回転して停止し、サイン波駆動信号が入力されないとサ
ーボ駆動は開始されない)、電流チェック値4aの制定
を行い、正の所定電流値が確認されれば第3チェックC
に進むが、所定電流値でなければ電流センサ異常アラー
ム10が作動する。
【0011】さらに、第3チェックCにおいては、電流
センサ4に負電流を印加し、モータ停止確認後、電流チ
ェック値4aの判定を行い、負の所定電流値が確認され
れば、ネジ締め開始となるが、負の所定電流値が確認さ
れなければ電流センサ異常アラーム10が作動する。次
に、前述のネジ締め作業が終了した後は、再び前述の第
1チェックAが開始される。従って、ネジ締めを開始す
る前には、必ず、前述の第1チェックAから第3チェッ
クCを行なった後にネジ締めを行うため、所定の値の電
流を印加し、その電流を電流センサ4で検出して演算部
7でネジ締め開始とネジ締め終了を管理することによ
り、トルクセンサを用いることなく電流センサのみで精
度のよい一定のネジ締めトルクによるネジ締めを行うこ
とができる。従って、前述の場合、電流センサ4が正常
であれば、与えた電流に比例した締付けトルクが得られ
るが、電流センサ4が不正常であれば、サーボモータ5
に与えられた電流が規定以上又は以下となっているにも
拘わらず規定値であると判断され、締付トルクにバラツ
キが発生する。つまり、このバラツキを防止することが
できる。
センサ4に負電流を印加し、モータ停止確認後、電流チ
ェック値4aの判定を行い、負の所定電流値が確認され
れば、ネジ締め開始となるが、負の所定電流値が確認さ
れなければ電流センサ異常アラーム10が作動する。次
に、前述のネジ締め作業が終了した後は、再び前述の第
1チェックAが開始される。従って、ネジ締めを開始す
る前には、必ず、前述の第1チェックAから第3チェッ
クCを行なった後にネジ締めを行うため、所定の値の電
流を印加し、その電流を電流センサ4で検出して演算部
7でネジ締め開始とネジ締め終了を管理することによ
り、トルクセンサを用いることなく電流センサのみで精
度のよい一定のネジ締めトルクによるネジ締めを行うこ
とができる。従って、前述の場合、電流センサ4が正常
であれば、与えた電流に比例した締付けトルクが得られ
るが、電流センサ4が不正常であれば、サーボモータ5
に与えられた電流が規定以上又は以下となっているにも
拘わらず規定値であると判断され、締付トルクにバラツ
キが発生する。つまり、このバラツキを防止することが
できる。
【0012】
【発明の効果】本発明によるトルクセンサレス型ネジ締
め装置における電流センサのチェック方法は、以上のよ
うに構成されているため、次のような効果を得ることが
できる。すなわち、ネジ締め動作前に必ず電流センサの
機能チェックを行い、異常なしの場合に限りネジ締めを
開始するため、電流指令のみでネジ締めを行っても常に
一定のネジ締めを行うことができる。従って、ネジ締め
の信頼性を向上させ、かつ、ネジ締め不良を防止するこ
とができる。
め装置における電流センサのチェック方法は、以上のよ
うに構成されているため、次のような効果を得ることが
できる。すなわち、ネジ締め動作前に必ず電流センサの
機能チェックを行い、異常なしの場合に限りネジ締めを
開始するため、電流指令のみでネジ締めを行っても常に
一定のネジ締めを行うことができる。従って、ネジ締め
の信頼性を向上させ、かつ、ネジ締め不良を防止するこ
とができる。
【図1】本発明による電流駆動系を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】図1の演算部におけるソフトウェアを示すフロ
ー図である。
ー図である。
4 電流センサ A 第1チェック B 第2チェック C 第3チェック
Claims (3)
- 【請求項1】 電流センサ(4)をトルクセンサの代わり
として用い、ネジ締めを行うようにしたトルクセンサレ
ス型ネジ締め装置において、ネジ締め動作前に、前記電
流センサ(4)の電流チェック値(4a)をチェックすること
を特徴とするトルクセンサレス型ネジ締め装置における
電流センサのチェック方法。 - 【請求項2】 前記電流センサ(4)に電流を流さない時
の第1チェック(A)、正電流を流した時の第2チェッ
ク(B)及び負電流を流した時の第3チェック(C)を
行うことを特徴とする請求項1記載のトルクセンサレス
型ネジ締め装置における電流センサのチェック方法。 - 【請求項3】 前記各チェック(A,B,C)は、モー
タ停止確認後に行うことを特徴とする請求項1又は2記
載のトルクセンサレス型ネジ締め装置における電流セン
サのチェック方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26736196A JPH10113828A (ja) | 1996-10-08 | 1996-10-08 | トルクセンサレス型ネジ締め装置における電流センサのチェック方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26736196A JPH10113828A (ja) | 1996-10-08 | 1996-10-08 | トルクセンサレス型ネジ締め装置における電流センサのチェック方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10113828A true JPH10113828A (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=17443766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26736196A Pending JPH10113828A (ja) | 1996-10-08 | 1996-10-08 | トルクセンサレス型ネジ締め装置における電流センサのチェック方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10113828A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007159349A (ja) * | 2005-12-08 | 2007-06-21 | Honda Motor Co Ltd | 電動機の制御装置 |
-
1996
- 1996-10-08 JP JP26736196A patent/JPH10113828A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007159349A (ja) * | 2005-12-08 | 2007-06-21 | Honda Motor Co Ltd | 電動機の制御装置 |
JP4727405B2 (ja) * | 2005-12-08 | 2011-07-20 | 本田技研工業株式会社 | 電動機の制御装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3461841B2 (ja) | 電動パワーステアリング制御装置 | |
US7728543B2 (en) | Stepping motor controlling device | |
JPH08182103A (ja) | 電気自動車用駆動モータのフェールセーフ制御 | |
EP2476590B1 (en) | Power supply status diagnostic method and device | |
JP2002067988A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2001268980A (ja) | モータ電流推定装置およびこれを備えたモータ制御装置 | |
KR20190042251A (ko) | 전동식 동력 조향 시스템의 페일 세이프 제어장치 및 제어방법 | |
JP4348848B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP3091388B2 (ja) | モータの暴走検出方法および暴走検出装置 | |
JPH10113828A (ja) | トルクセンサレス型ネジ締め装置における電流センサのチェック方法 | |
JP2018100091A (ja) | 電動パワーステアリング装置の制御装置 | |
JP2511539B2 (ja) | モ―タ回転制御装置の異常検出装置 | |
JP2000264239A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2000287484A (ja) | モータ制御システム | |
JPH10310067A (ja) | 電動式パワーステアリング装置 | |
JPH06239261A (ja) | パワーステアリング制御装置 | |
JP2006069352A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2002255054A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2922383B2 (ja) | パワーステアリング制御装置 | |
JP2762370B2 (ja) | 電気式動力舵取装置の制御方法 | |
JPH1155992A (ja) | パワーステアリング装置 | |
JP3726941B2 (ja) | 電動式パワーステアリングの制御装置 | |
JP2018076072A (ja) | 電動パワーステアリング装置の制御装置 | |
JP2002029436A (ja) | 電動パワーステアリング制御装置 | |
JPH11268659A (ja) | 電動パワ−ステアリング装置の制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060117 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060523 |