JPH10113614A - 塗膜の形成方法 - Google Patents

塗膜の形成方法

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JPH10113614A
JPH10113614A JP29801097A JP29801097A JPH10113614A JP H10113614 A JPH10113614 A JP H10113614A JP 29801097 A JP29801097 A JP 29801097A JP 29801097 A JP29801097 A JP 29801097A JP H10113614 A JPH10113614 A JP H10113614A
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勝 三辻
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泰弘 藤井
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素孝 飯箸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ウエットオンウエットによる塗り重
ね方式において、その一部に水性塗料を使用して省資源
ならびに公害防止をはかり、かつ常温もしくは低温加熱
(約120℃以下)で各塗膜を同時に三次元に架橋硬化
させることができ、しかも平滑性、鮮映性、耐候性など
を低下させずに、耐水性、層間付着性、耐凝集破壊性の
すぐれた塗膜の形成方法に関する。 【構成】水酸基含有樹脂と着色顔料および/またはメタ
リック顔料と触媒とを主成分とする水性塗料を、乾燥塗
膜にもとずく膜厚で10〜25μに塗装し、次いで該塗
面に、水酸基含有樹脂と分子中に2個以上の遊離のイソ
シアネ−ト基を有するポリイソシアネ−ト化合物とを主
成分とする塗料を乾燥塗膜にもとずく膜厚で25〜50
μに塗装し、該ポリイソシアネ−ト化合物によって該両
塗膜を三次元に架橋硬化せしめることを特徴とする塗膜
の形成方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は塗膜の形成方法に関し、さらに詳
しくはウエットオンウエットで塗り重ねた塗膜を常温も
しくは約120℃以下の低温度で同時に三次元に架橋硬
化せしめる新規な塗膜の形成方法を提供するものであ
る。
【0002】従来、美粧的外観が重要視される自動車、
二輪車、電気製品などの外板は平滑性、鮮映性、耐候性
などのすぐれた塗膜を形成する熱硬化性塗料で仕上げ塗
装されており、その塗装方式は、着色顔料および(また
は)メタリック顔料を配合した熱硬化性エナメル塗料を
塗装し加熱硬化する1コ−ト1ベ−ク方式および該熱硬
化性エナメル塗料を塗装後、加熱することなく熱硬化性
クリヤ−塗料を塗装してから(ウエットオンウエット)
加熱して該両塗膜を同時に硬化せしめる2コ−ト1ベ−
ク方式があり、このうち上記性能のすぐれた塗膜を形成
しやすい2コ−ト1ベ−ク方式が主流になっている。
【0003】しかしながら、上記2コ−ト1ベ−ク方式
において、上記熱硬化性塗料には多量の有機溶剤が配合
されているために省資源、公害発生防止などの観点から
好ましくなく、さらに塗膜を硬化するために高温(約1
40℃以上)に加熱する必要があるので、プラスチック
などのような熱変形温度の低い被塗物に適用することは
極めて困難であり、しかも高温に加熱するための熱エネ
ルギ−費用も莫大となるという種々の欠陥を有してい
る。一方、常温もしくは低温加熱で三次元に架橋硬化す
る塗料もあり、該塗料を塗り重ねることについても検討
したが、層間付着性、耐水性などが十分でなく、しかも
下層塗膜内部で凝集破壊しやすいという欠陥を有してい
る。
【0004】そこで本発明者等はこのような状況に鑑
み、ウエットオンウエットによる塗り重ね方式におい
て、その一部に水性塗料を使用して省資源ならびに公害
防止をはかり、かつ常温もしくは低温加熱(約120℃
以下)で各塗膜を同時に三次元に架橋硬化させることが
でき、しかも平滑性、鮮映性、耐候性などを低下させず
に、耐水性、層間付着性、耐凝集破壊性のすぐれた塗膜
の形成方法について鋭意研究を行った結果、本発明を完
成したのである。
【0005】すなわち、本発明は水酸基含有樹脂と着色
顔料および/またはメタリック顔料と触媒とを主成分と
する水性塗料を、乾燥塗膜にもとずく膜厚で10〜25
μに塗装し、次いで該塗面に、水酸基含有樹脂と分子中
に2個以上の遊離のイソシアネ−ト基を有するポリイソ
シアネ−ト化合物とを主成分とする塗料を乾燥塗膜にも
とずく膜厚で25〜50μに塗装し、該ポリイソシアネ
−ト化合物によって該両塗膜を三次元に架橋硬化せしめ
ることを特徴とする塗膜の形成方法に関する。本発明の
特徴は、上記特定の水性塗料(以下、「ベ−スコ−ト」
と略称することがある)を特定の膜厚に塗装し、次いで
該塗面に水酸基含有樹脂とポリイソシアネ−ト化合物と
を主成分とする塗料(以下、「トップコ−ト」と略称す
ることがある)を塗り重ねるところにある。
【0006】本発明において、ベ−スコ−トは水性塗料
であって有機溶剤を殆どもしくは全く含んでおらず、ト
ップコ−トにおいても後述のごとく有機溶剤含有量を大
幅に削減できるので、省資源ならびに公害発生防止が可
能になった。
【0007】また、上記両塗料を塗り重ねた塗膜におい
て、トップコ−ト塗膜は水酸基含有樹脂と分子中に2個
以上の遊離イソシアネ−ト基を有するポリイソシアネ−
ト化合物との架橋反応によって硬化し、特定膜厚に塗装
したベ−スコ−ト塗膜では樹脂中の水酸基がトップコ−
ト塗膜から浸透してくるポリイソシアネ−ト化合物と触
媒の存在下ですみやかに架橋反応して硬化するのであ
る。該両塗膜の架橋反応(硬化)は室温もしくは低温加
熱で行われる。したがって、本発明の方法で形成した塗
膜は、従来の熱硬化性塗料による2コ−ト1ベ−ク方式
と比べて、平滑性、鮮映性、耐候性などは同等以上であ
って、塗膜を硬化させるのに高温に加熱する必要が全く
ないのでそのための設備、加熱エネルギ−コスト、加熱
工程などを省略でき、かつ熱変形温度の低いプラスチッ
クなどにも塗装できるようになったなどの効果を有して
いる。そして、ベ−スコ−ト塗膜は上記したごとくトッ
プコ−ト塗膜とほぼ同時に硬化するので、層間付着性が
著しく向上し、さらに凝集破壊(ベ−スコ−ト塗膜内部
で破壊し、剥離すること)も解消でき、耐水性も改善で
きた。また、従来の水性塗料は常温乾燥性と熱硬化性と
に分類され、このうち前者は常温において水が蒸発し水
中に分散していた樹脂粒子が融着して塗膜を形成するの
であって、その塗膜性能は前記有機溶剤系熱硬化性塗料
に比べて著しく劣っていたが、本発明で用いる水性塗料
(ベ−スコ−ト)は前記したごとくトップコ−トと共に
常温で架橋硬化するので、熱硬化性塗料と同等以上の塗
膜性能を有している。
【0008】以下に本発明に係る塗膜の形成方法につい
て具体的に説明する ベ−スコ−ト:トップコ−トに先立って塗装する塗料で
あって、水を主たる溶媒もしくは分散媒とし、着色顔料
および/またはメタリック顔料を配合してなり、具体的
には、水酸基含有樹脂と触媒とを用いた系、または
水酸基およびカルボキシル基を有する樹脂と上記の触
媒とを用いた系などがあげられる。
【0009】上記〜における水酸基含有樹脂の基本
的構造は、例えばアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポ
リウレタン樹脂、塩素化ポリオレフィン変性アクリル樹
脂、ポリカプロラクトン変性アクリル樹脂、ウレタン変
性アクリル樹脂などの変性アクリル樹脂、塩素化ポリオ
レフィン変性ポリエステル樹脂、ポリカプロラクトン変
性ポリエステル樹脂、ウレタン変性ポリエステル樹脂な
どの変性ポリエステル樹脂などがあげられ、これらは単
独でもしくは2種以上用いることができ、これらの樹脂
中に水酸基、さらに必要に応じてカルボキシル基を導入
せしめるのである。
【0010】まず、アクリル樹脂はアクリル系モノマ−
および水酸基含有モノマ−、さらに必要に応じてカルボ
キシル基含有モノマ−を併存させて常法に従って共重合
せしめることによって得られる。アクリル系モノマ−と
してはアクリル酸もしくはメタクリル酸のアルキル(C
1〜18)エステル、アクリル酸もしくはメタクリル酸
のアルコキシアルキルエステル、グリシジルアクリレ−
トもしくはグリシジルメタクリレ−トとモノカルボン酸
(C2〜18)との付加物、カ−ジュラE(シェル石油
化学社製)とアクリル酸もしくはメタクリル酸との付加
物などがあげられ、さらに、スチレン、α−メチルスチ
レン、ビニルトルエン、ビニルピリジン、グリシジルア
クリレ−ト、グリシジルメタクリレ−ト、アリルグリシ
ジルエ−テル、アクリルアミド、N−メチロ−ルアクリ
ルアミド、N−ブトキシメチルアクリルアミド、アクリ
ロニトリルも併用できる。水酸基含有モノマ−には、例
えばヒドロキシエチルアクリレ−ト、ヒドロキシエチル
メタクリレ−ト、ヒドロキシプロピルアクリレ−ト、ヒ
ドロキシプロピルメタクリレ−トなどのアクリル酸もし
くはメタクリル酸のヒドロキシアルキル(炭素数2〜
5)エステルがあげられ、カルボキシル基含有モノマ−
としては例えばアクリル酸、メタクリル酸、マレイン
酸、フマル酸などが使用できる。
【0011】ポリエステル樹脂は多塩基酸と多価アルコ
−ルとを反応せしめてなるものである。多塩基酸は1分
子中に2個以上のカルボキシル基を有する化合物であ
り、例えば無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、
イソフタル酸、無水マレイン酸、フマル酸、無水トリメ
リット酸、メチレントリシクロヘキセントリカルボキシ
ル無水物、無水ピロメリット酸、イタコン酸、アジピン
酸、セバシン酸、アゼライン酸、ヘキサヒドロ無水フタ
ル酸、無水ハイミック酸、無水コハク酸、無水ヘット酸
などがあげられ、多価アルコ−ルは1分子中に2個以上
の水酸基を有する化合物であって、例えばエチレングリ
コ−ル、ジエチレングリコ−ル、トリエチレングリコ−
ル、プロピレングリコ−ル、ネオペンチルグリコ−ル、
ブチレングリコ−ル、ヘキサンジオ−ル、トリメチロ−
ルエタン、トリメチロ−ルプロパン、ペンタエリスリト
−ル、ジペンタエリスリト−ル、ソルビト−ルなどがあ
げられる。さらに、該ポリエステル樹脂は一塩基酸、脂
肪酸、油成分などで変性したものでもさしつかえない。
また、該ポリエステル樹脂の水酸基の導入は例えば1分
子中に3個以上の水酸基を有する多価アルコ−ルを、カ
ルボキシル基の導入は1分子中に3個以上のカルボキシ
ル基を有する多塩基酸の併用もしくは二塩基酸の付加反
応(半エステル化)によって容易に行なえる。
【0012】ポリウレタン樹脂は、ウレタン結合ならび
に水酸基、またはさらにカルボキシル基を有せしめた樹
脂であって(遊離のイソシアネ−ト基は含有していな
い)、例えば、前記多価アルコ−ルと後記のポリイソシ
アネ−ト化合物とをOH/NCO(モル比)が1より多
くなるように反応せしめて水酸基を有せしめるか、また
は該モル比を1以下にし、さらに例えばジメチロ−ルプ
ロピオン酸、ジフェノ−ル酸などのオキシ酸を併用し
て、水酸基とカルボキシル基とを有せしめたものがあげ
られる。
【0013】塩素化ポリオレフィン変性アクリル樹脂は
塩素化ポリオレフィンにアクリル系モノマ−をグラフト
重合せしめたものである。アクリル系モノマ−をグラフ
ト重合せしめる塩素化ポリオレフィンは塩素化率が50
%以下、好ましくは10〜45%、さらに好ましくは2
0〜40%のポリオレフィンである。塩素化するポリオ
レフィンとしては、エチレン、プロピレン、1−ブテ
ン、3−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ヘプテ
ンなどから選ばれたオレフィン類の単独重合体もしくは
共重合体、および該オレフィン類と酢酸ビニル、ブタジ
エン、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステルなど
との共重合体があげられ、これらの塩素化は常法により
行われる。塩素化ポリオレフィンの具体例として、塩素
化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、塩素化エチレ
ン−プロピレン共重合体、塩素化エチレン−酢酸ビニル
共重合体などが好適である。
【0014】塩素化ポリオレフィンにグラフト重合せし
めるアクリル系モノマ−は前記した化合物が使用でき、
これらに水酸基含有モノマ−、カルボキシル基含有モノ
マ−、その他のビニルモノマ−も併用でき、これらの全
モノマ−成分は塩素化ポリオレフィンとの合計量に基づ
いて90〜10重量%、特に80〜30重量%が好まし
い。該塩素化ポリオレフィンへの水酸基の導入はグラフ
ト重合せしめるアクリル系モノマ−に水酸基含有モノマ
−を、カルボキシル基の導入はカルボキシル基含有モノ
マ−をアクリル系モノマ−と併用することによって行な
われる。
【0015】ポリカプロラクトン変性アクリル樹脂とし
てはたとえば、2−ヒドロキシエチルメタクリレ−トな
どの水酸基含有モノマ−とε−カプロラクトンとの付加
物を単独でもしくは他の不飽和モノマ−と重合させた樹
脂があり、該樹脂への水酸基およびカルボキシル基の導
入は、該付加物に水酸基含有モノマ−およびカルボキシ
ル基含有モノマ−を共重合せしめることにより行われ
る。
【0016】ウレタン変性アクリル樹脂としてはたとえ
ばジイソシアネ−ト化合物とモノアルコ−ルとの等モル
反応物に2−ヒドロキシエチルメタクリレ−トなどの水
酸基含有モノマ−を付加してなる生成物を共重合せしめ
たアクリル樹脂や、水酸基含有アクリル樹脂にヘキサメ
チレンジイオソサネ−トなどのポリイソシアネ−ト化合
物もしくはブチルイソシアネ−トなどのモノイソシアネ
−ト化合物を反応せしめてウレタン結合を導入したアク
リル樹脂などがある。
【0017】カプロラクトン変性ポリエステル樹脂とし
て、例えば、水酸基含有ポリエステル樹脂を適当な触媒
の存在下でε−カプロラクトンと反応せしめた樹脂があ
る。ウレタン変性ポリエステル樹脂として、例えば比較
的低分子量のポリエステル樹脂中の水酸基にヘキサメチ
レンジイソシアネ−トなどのポリイソシアネ−ト化合物
を反応せしめて樹脂中にウレタン結合を導入したポリエ
ステル樹脂がある。本発明のベ−スコ−トにおいて上記
樹脂のうち、アクリル樹脂、塩素化ポリオレフィン変性
アクリル樹脂、ポリエステル樹脂を用いることが好まし
く、なかでも塩素化ポリオレフィン変性アクリル樹脂を
用いるとポリオレフィン系などの非極性プラスチックと
の付着性がすぐれている。
【0018】これらの樹脂において、水酸基の含有量は
水酸基価にもとずいて5〜200、好ましくは20〜1
20、さらに好ましくは25〜100の範囲であり、一
方、カルボキシル基は酸価にもとずいて1〜200、特
に15〜100が好ましい。また、該樹脂の数平均分子
量は5000〜60000、特に10000〜4000
0が好ましい。該カルボキシル基は、その一部もしくは
全部を塩基性化合物で中和することによって、上記樹脂
を水分散化もしくは水溶化することが可能であり、この
中和したカルボキシル基も含めて後述するイソシアネ−
ト基と水酸基との架橋反応を促進させる触媒としての機
能も有している。したがって本発明のベ−スコ−トにお
いて、カルボキシル基とは未中和のカルボキシル基およ
び中和されたカルボキシル基の両者を指している。
【0019】本発明において、上記に該当するベ−ス
コ−トは、上記の樹脂を乳化剤のような分散剤を用いて
水中に分散させたり、乳化重合によって水中に分散せし
め、そして、この分散液に触媒を添加し、さらに水、有
機溶剤(若干量)、着色顔料、体質顔料、メタリック顔
料などを配合することによって得られる。
【0020】また、上記に該当するベ−スコ−トに関
し、該樹脂の水分散化、水溶化は、それに含まれるカル
ボキシル基の一部又は全部を塩基性化合物で中和するこ
とによって水溶性もしくは水分散性とするか又は、中和
もしくは未中和で乳化剤のごとき分散剤の存在下に該樹
脂を乳化させるか、あるいは、乳化重合などのような手
法を用いて水中に該樹脂を分散せしめることによって得
られる。
【0021】そしてこれらの水分散化もしくは水溶化し
た水性樹脂(ビヒクル成分)に触媒を添加し、さらに、
水、着色顔料、メタリック顔料、有機溶剤(若干量)、
体質顔料などを適宜配合して上記に相当する塗料が得
られる。上記塩基性化合物(中和剤)としては例えばモ
ノエタノ−ルアミン、ジエタノ−ルアミン、ジメチルア
ミノエタノ−ルなどのアルカノ−ルアミン、ジエチルア
ミン、トリエチルアミンなどのアルキルアミン、また水
酸化カリウム、水酸化ナトリウムなどの無機アルカリが
使用できる。このうち三級アミンのような化合物は、硬
化触媒としても利用することができるため、非常に有用
である。
【0022】触媒は、ベ−スコ−トの上記樹脂中の水酸
基とトップコ−トから浸透してくるポリイソシアネ−ト
化合物中のイソシアネ−ト基との架橋反応をすみやかに
行わしめるためのものであって、具体的には、トリエチ
ルアミン、トリエチレンジアミン、ヘキサメチレンテト
ラミン、メチルモルホリン、N−エチルモルホリン、N
−メチルピペラジン、N,N´−ジメチルピペラジン、
N,N´−ジメチルベンジルアミン、N,N´−ジメチ
ルドデシルアミン、N,N,N´,N´−テトラメチル
エチレンジアミン、N,N,N´,N´−テトラメチル
ヘキサメチレンジアミン、N,N,N´,N´−テトラ
メチル1,3−ジアミノブタンのような三級アミン、リ
ン酸、パラトルエンスルホン酸、オレイン酸カリウム、
リン酸ジメチル、リン酸ジ・n−ブチル、オクテン酸ス
ズ、ジブチルスズジ(2−エチルヘキソエ−ト)、2−
エチルヘキソエ−ト鉛、O−フェニルソ−ダ、硝酸ビス
マス、テトラ(2−エチルヘキシル)チタネ−ト、塩化
スズ、塩化鉄、2−エチルヘキソエ−ト鉄、2−エチル
ヘキソエ−トコバルト、ナフテネ−ト亜鉛、アンチモニ
−トリクロライド、1,8−ジアザビシクロ(5,4,
0)ウンデカンのフェノ−ル塩、オクチル酸塩ならびに
オレイン酸塩、ナフテン酸マンガン、ジラウリル酸ジn
−ブチルスズ、塩化トリn−ブチルスズ、テトラn−ブ
チルスズ、ジオクテン酸ジn−ブチルスズ、ジラウリン
酸ジn−ブチルスズ、ジ酢酸ジブチルスズ、ジブチルス
ズオキシド、ジオクチルスズオキサイド、チタン酸2−
エチルヘキシル、ナフテン酸銅、ナフテン酸鉛、ナフテ
ン酸ニッケル、ナフテン酸コバルトなどがあげられ、こ
れらは単独で、もしくは2種以上併用することができ
る。このうち特にスズ系化合物が好ましい。
【0023】本発明で用いる上記〜にもとづくベ−
スコ−トにおいて、着色顔料およびメタリック顔料の配
合量は特に制限されず目的に応じて任意に選択でき、ま
た、上記〜の塗料における触媒の添加量は樹脂固形
分100重量部あたり、0.01〜10重量部、特に
0.05〜5重量部が好ましい。
【0024】本発明において上記ベ−スコ−トの不揮発
固形分含有率は特に制限されないが、10〜60重量%
が好ましい。
【0025】トップコ−ト:これは上記ベ−スコ−トの
ウエット塗膜面に塗装する塗料であって、水酸基含有樹
脂とポリイソシアネ−ト化合物とを主成分とする有機液
状塗料である。
【0026】まず、水酸基含有樹脂としては、前記ベ−
スコ−トにおいて例示した水酸基またはさらにカルボキ
シル基を含有せしめた樹脂が使用でき、そして該樹脂の
数平均分子量は約3000〜35000、特に8000
〜25000の範囲が好ましい。また、水酸基含有量は
水酸基価に基づいて30〜150、特に50〜120が
好ましい。
【0027】また、ポリイソシアネ−ト化合物は分子中
に2個以上の遊離のイソシアネ−ト基を有する化合物で
あって、具体的には、トリレンジイソシアネ−ト、4,
4´−ジフェニルメタンジイソシアネ−ト、キシリレン
ジイソシアネ−ト、メタキシリレンジイソシアネ−ト、
ヘキサメチレンジイソシアネ−ト、リジンジイソシアネ
−ト、水素化4,4´−ジフェニルメタンジイソシアネ
−ト、水素化トリレンジイソシアネ−ト、イソホロンジ
イソシアネ−ト、トリメチルヘキサメチレンジイソシア
ネ−ト、ダイマ−酸ジイソシアネ−ト、トリレンジイソ
シアネ−ト(3モル)とトリメチロ−ルプロパン(1モ
ル)との付加物、トリレンジイソシアネ−トの重合体、
ヘキサメチレンジイソシアネ−ト(3モル)とトリメチ
ロ−ルプロパン(1モル)との付加物、ヘキサメチレン
ジイソシアネ−トと水との反応物、キシリレンジイソシ
アネ−ト(3モル)とトリメチロ−ルプロパン(1モ
ル)との付加物、トリレンジイソシアネ−ト(3モル)
とヘキサメチレンジイソシアネ−ト(2モル)との付加
物などから選ばれた1種もしくは2種以上が使用でき、
このうち耐候性などのすぐれたヘキサメチレンジイソシ
アネ−トと水との反応物、キシリレンジイソシアネ−ト
とトリメチロ−ルプロパンとの付加物、トリレンジイソ
シアネ−トとヘキサメチレンジイソシアネ−トとの付加
物、イソホロンジイソシアネ−ト、ヘキサメチレンジイ
ソシアネ−ト、リジンジイソシアネ−トなどの無黄変タ
イプが好ましい。
【0028】トップコ−トにおいて、上記水酸基含有樹
脂とポリイソシアネ−ト化合物との配合比は、これらに
含まれている水酸基/イソシアネ−ト基(モル比)にも
とづいて0.5〜2.5、特に0.7〜2.0の範囲が
好ましい。また、該両成分は室温において反応し架橋硬
化するおそれがあるので、あらかじめ分離しておき使用
直前に混合することが好ましい。さらに該トップコ−ト
には、必要に応じて着色顔料、体質顔料、メタリック顔
料、表面調整剤、硬化促進剤、ベ−スコ−トで用いられ
る触媒、ハジキ防止剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、有
機溶剤、その他の添加剤などを添加することもできる。
特に有機溶剤は、主として該トップコ−トを塗装適性粘
度に調整するために使用するのであるから、前記水酸基
含有樹脂とポリイソシアネ−ト化合物との混合物の粘度
および塗装方法などによって異なるが、有機溶剤の配合
量はできるだけ少ないことが好ましい。
【0029】塗膜形成方法:本発明において上記ベ−ス
コ−トおよびトップコ−トを塗り重ねてなる両塗膜は常
温もしくは約120℃以下の温度で硬化することができ
るので約120℃以上に加熱すると変形、変質するよう
なプラスチック製品(例えば、ポリエチレンならびにポ
リプロピレンなどのようなポリオレフィン系、アクリロ
ニトリル−ブタジエン−スチレン系共重合体、ポリカ−
ボネ−ト、ナイロン、繊維強化プラスチック、ポリウレ
タン樹脂など)に塗装することもでき、これら以外に、
約120℃以上の温度で効果せしめる熱硬化型塗料を塗
装するのが一般的である金属製被塗物に両コ−トを塗装
すると高温に加熱する必要がないのでエネルギ−削減が
可能となる効果があり、さらに木、ガラス、無機材料な
どにも適用できるのである。さらに、金属とプラスチッ
クとを連結合体してなる製品(例えば自動車外板など)
にも単一の両コ−トで塗装できる。
【0030】まず、ベ−スコ−トは上記の被塗物に直接
塗装するか、または例えばプラスチックは、トリクロル
エタン蒸気脱脂もしくはトルエン脱脂などによる前処理
を、金属はリン酸塩処理などによる表面処理−電着塗料
などによるプライマ−塗装−中塗り塗装をそれぞれあら
かじめ行った後に該ベ−スコ−トを塗装してもさしつか
えない。
【0031】ベ−スコ−トの塗装方法は特に制限され
ず、例えばハケ塗り、浸漬塗装、噴霧塗装(静電塗装も
含む)、ロ−ル塗装、アニオン電着塗装などがあげられ
る。このうち、噴霧塗装する場合には該ベ−スコ−トの
粘度を10〜20秒(フォ−ドカップ#4/20℃)に
調整しておくことが好ましい。塗装膜厚は乾燥塗膜にも
とづいて10〜25μ、特に15〜20μが適してい
る。
【0032】トップコ−トの塗装方法も制限されず、前
記の塗装法で行える。このうち、噴霧塗装する場合には
該トップコ−トの粘度を10〜30秒(フォ−ドカップ
#4/20℃)に調整しておくことが好ましい。塗装膜
厚は乾燥塗膜にもとづいて25〜50μ、特に30〜4
0μが適している。
【0033】ポリイソシアネ−ト化合物は水と反応して
発泡することもあるが、本発明においてベ−スコ−トを
上記膜厚に調整すると水の影響は殆どなくなり、ベ−ス
コ−ト塗面へのトップコ−トの塗装は任意の時点で行う
ことができ、特にベ−スコ−ト塗膜を、例えば室温では
1分以上、特に3〜30分、50〜120℃では30秒
以上、特に2〜5分放置(セッティング)させた後にト
ップコ−トを塗装することが好ましい。トップコ−ト塗
装後、室温ないし120℃以下の温度で放置すると、ト
ップコ−ト塗膜は水酸基含有樹脂とポリイソシアネ−ト
化合物との架橋反応により、特定膜厚に塗装したベ−ス
コ−ト塗膜は樹脂中の水酸基とトップコ−ト塗膜から浸
透してきたポリイソシアネ−ト化合物のイソシアネ−ト
基とが触媒(カルボキシル基も含む)の存在下で架橋反
応し架橋硬化するのである。その結果、耐水性、層間付
着性、耐凝集破壊性などが著しく改良された常温もしく
は低温加熱による水性塗料をベ−スコ−トとする2コ−
ト1ベ−ク方式の塗膜が形成できたのである。ベ−スコ
−トの膜厚が25μより大きくなると、ベ−スコ−ト塗
膜へのポリイシアネ−ト化合物の浸透が不十分となり、
架橋硬化性が劣るので好ましくない。
【0034】本発明に関する実施例および比較例を示
す。
【0035】なお、部、%は重量部、重量%である。
【0036】1.試料 (1)被塗物 (A):トリクルエタンで蒸気脱脂したポリプロピレン
(大きさ7.5×15×0.2cm)。
【0037】(B):ボンデライト#3030(日本パ
−カライジング(株)製、りん酸亜鉛系)で表面処理し
た鋼板(大きさ7.5×15×0.2cm)に、エレク
ロンNo9200(関西ペイント(株)製、エポキシ系
カチオン電着塗料)およびアミラックN−2シ−ラ−
(関西ペイント(株)製、アミノポリエステル樹脂系中
塗り塗料)を塗装したもの。
【0038】(2)ベ−スコ−ト用水性樹脂の製造 (A):アクリル樹脂水溶液W−1 スチレン15部、メチルメタクリレ−ト20部、エチル
アクリレ−ト25部、ブチルアクリレ−ト20部、ヒド
ロキシエチルアクリレ−ト15部及びアクリル酸5部を
重合開始剤α,α´−アゾビスイソブチロニトリルを用
いてブチルセロソルブ中で重合させ、樹脂分70%のア
クリル樹脂(該樹脂の水酸基価は72、酸価は39であ
った)溶液を得た。かくして得られたアクリル樹脂溶液
100部に対し4.3部のジメチルアミノエタノ−ルを
加えた後、水を加えて55%濃度の水溶性アクリル樹脂
水溶液W−1を得た。
【0039】(B):アクリル樹脂水分散液W−2、W
−3 反応容器に、脱イオン水68.0部、過硫酸アンモニウ
ム0.2部およびTriton X−200 1.5部
を加え95℃に加熱する。ついで、下記表1のアクリル
モノマ−成分の水性乳化液を上記95℃に加熱した水溶
液中に3時間かけて滴下する。その間の温度は95℃に
維持される。モノマ−の添加が完了した後、反応混合物
は撹拌下で95℃に2時間保持し、ついで35℃に放冷
し、ジメチルエタノ−ルアミン0.5部と脱イオン水4
部を添加する。かくして安定な固形分45%の水分散型
アクリル樹脂の乳白色分散液W−2およびW−3を得
た。
【0040】
【表1】
【0041】(注) *1:Rohm & Haas社製、アニオン性界面活
性剤 *2:花王アトラス社製、ノニオン性界面活性剤 (C):塩素化ポリオレフィン変性アクリル樹脂の水分
散液W−4 塩素化ポリプロピレン樹脂のアクリル系モノマ−のグラ
フト共重合体(数平均分子量32000、水酸基価2
0、酸価50)をトリエチルアミンで中和し、水中に分
散せしめて固形分50%の水分散液を得た。
【0042】 (3)ベ−スコ−トの製造 (A):水性メタリック塗料M−1 アクリル樹脂水分散液W−3 100部 アルミペ−ストA 5部 (東洋アルミニウム(株)製品、アルミペ−スト#4919) アルミペ−ストB 10部 (東洋アルミニウム(株)製品、アルミペ−スト#55−519) 10%ジ酢酸ジブチルスズのブチルセロソルブ溶液 1.5部 ブチルセロソルブ 25部 を混合し、水で粘度16秒(フォ−ドカップ#4/20
℃)に調整した。
【0043】 (B):水性メタリック塗料M−2 アクリル樹脂水溶液W−1 100部 アクリル樹脂水分散液W−2 45部 アルミペ−ストA 10部 アルミペ−ストB 20部 イソプロピルアルコ−ル 30部 10%ジ酢酸ジブチルスズイソプロピルアルコ−ル溶液 2部 を混合し、水で粘度16秒(フォ−ドカップ#4/20
℃)に調整した。
【0044】(C):水性メタリック塗料M−3 塩素化ポリオレフィン変性アクリル樹脂の水分散液W−
4 200部、ジラウリン酸ジn−ブチルスズ0.1部
およびアルミペ−ストA 20部からなる混合物を水で
粘度16秒(フォ−ドカップ#4/20℃)に調整し
た。
【0045】(D):水性メタリック塗料M−4 上記水性メタリック塗料M−1の組成のうち、10%ジ
酢酸ジブチルスズのブチルセロソルブ溶液1.5部を削
除した塗料。
【0046】(4)トップコ−トの製造 (A):トップコ−トT−1 トップコ−ト用アクリル樹脂の製造 メチルアクリレ−ト25部、エチルアクリレ−ト25
部、nブチルアクリレ−ト36.5部、2ヒドロキシエ
チルアクリレ−ト12部、アクリル酸1.5部と重合開
始剤α,α´アゾビスイソブチロニトリルを用いてキシ
レン中で重合し、樹脂固形分60%のアクリル樹脂溶液
を得た。樹脂の水酸基価58、酸価12であった。
【0047】本樹脂とデュラネ−ト24A(旭化成工業
(株)製、ヘキサメチレンジイソシアネ−トの水アダク
ト体)とをOH/NCO=1/1.1(モル比)になる
ように混合し、有機溶剤(トルエン/キシレン=2/8
(重量比))で粘度を18秒(フォ−ドカップ#4/2
0℃)に調整してトップコ−トT−1を得た。
【0048】(B):トップコ−トT−2 上記トップコ−トT−1のアクリル樹脂の組成におい
て、アクリル酸1.5部を削除し、n−ブチルアルリレ
−ト36.5部をn−ブチルアルリレ−ト38部に代え
た以外はトップコ−トT−1と同様に作成した。
【0049】2.実施例および比較例 上記ベ−スコ−トおよびトップコ−トを用いて、下記表
2のごとく塗装した。
【0050】
【表2】
【0051】膜厚はいずれも乾燥塗膜にもとづく。
【0052】3.性能試験結果 上記のごとく塗装して得た試験板を用いて各種の塗膜性
能試験を行ない、その結果を表3に示した。
【0053】
【表3】
【0054】試験方法は次のとおりである。
【0055】(*1)耐水性:40℃の水に360時間
浸漬後の塗面状態を目視により判定した。◎:全く異常
が認められない、△:フクレ発生が少し認められる、
×:フクレが著しく発生。
【0056】(*2)層間付着性:素地に達するように
カッタ−ナイフで、試験片のほぼ中央に、直交する縦横
11本ずつの平行線を1mmの間隔で引いて1cm2
中に100個のます目ができるようにゴバン目状に切り
キズをつけ、その塗面に粘着セロハンテ−プを貼着し、
それを急激に剥がした後のゴバン目塗面を評価した。
◎:塗膜の剥離が全く認められない、○:ベ−スコ−ト
塗膜とトップコ−ト塗膜との層間で剥離がわずか認めら
れた、×:層間剥離が多く認められた。
【0057】(*3)凝集破壊性:上記(*2)と同様
に実施し、塗り重ねた各塗膜層の破壊の有無を調べた。
◎:破壊が全く認められない、○:破壊が若干認められ
た、×:ベ−スコ−トまたはトップコ−トの塗膜内で破
壊の発生が多く認められた。 (*4)メタリック外観:目視判定。◎:メタリック感
良好、×:メタリックムラ発生。
【0058】(*5)平滑性:目視判定。◎:良好、
△:劣る。
【0059】(*6)光沢:60度鏡面反射率。
【0060】(*7)ベ−スコ−トの可使時間:ベ−ス
コ−ト(B−1)〜(B−6)を20℃で貯蔵し(密
閉)、粘度が20秒(もとは15秒/フォ−ドカップ#
4)に上昇するまでの時間を調べた(単位:時間)。
【0061】(*8)ゲル分率:溶剤(アセトン/メタ
ノ−ル=1/1)中に試料(遊離塗膜)を浸漬し、沸点
で3時間抽出し、次の式から算出する。
【0062】ゲル分率=[(抽出前の試料重量−抽出後
の試料重量)/抽出前の試料重量]×100

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水酸基含有樹脂と着色顔料および/または
    メタリック顔料と触媒とを主成分とする水性塗料を、乾
    燥塗膜にもとずく膜厚で10〜25μに塗装し、次いで
    該塗面に、水酸基含有樹脂と分子中に2個以上の遊離の
    イソシアネ−ト基を有するポリイソシアネ−ト化合物と
    を主成分とする塗料を乾燥塗膜にもとずく膜厚で25〜
    50μに塗装し、該ポリイソシアネ−ト化合物によって
    該両塗膜を三次元に架橋硬化せしめることを特徴とする
    塗膜の形成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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