JPH10113527A - 濃縮酸素回収方法 - Google Patents

濃縮酸素回収方法

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JPH10113527A
JPH10113527A JP9108970A JP10897097A JPH10113527A JP H10113527 A JPH10113527 A JP H10113527A JP 9108970 A JP9108970 A JP 9108970A JP 10897097 A JP10897097 A JP 10897097A JP H10113527 A JPH10113527 A JP H10113527A
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Kanji Ueda
侃二 上田
Masahiro Inoue
雅裕 井上
Hitoshi Someta
均 染田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 窒素ガスと酸素ガスを主成分とする混合ガ
スよりPSA法で酸素を濃縮する方法において、再生後
の圧力回復工程で混合ガス等を吸着槽の入口端から導入
しても、窒素ガスが出口端から破過しないようにする。 【解決手段】 再生後の圧力回復工程において、濃縮
酸素ガス溜め槽より濃縮酸素の一部を一方の吸着槽
(B)の出口端に逆流させながら、混合ガス又は他方の
吸着槽(A)の出口端からの残留酸素ガスを上記一方の
吸着槽(B)の入口端より導入して、当該一方の吸着槽
(B)の出口端から槽内の窒素ガスが上昇移動して、破
過するのを抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は窒素、酸素混合ガス
よりプレッシャースイング法(以下PSA法という)に
より、酸素を濃縮回収する方法に関するものである。P
SA法により得られる酸素は、酸素を連続的に多量に使
用する産業、具体的に電炉製鋼、水処理用酸素曝気、バ
ルブ漂白、溶融炉、オゾン発生装置等の分野で利用さ
れ、安価で手軽に酸素を供給する方法として近年増々普
及している。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】PSA
法により酸素を濃縮する従来の技術としては、吸着槽を
3槽もしくは4槽設け、吸着、回収、脱着、昇圧等の各
工程を順次くりかえすことにより濃縮酸素が高い回収率
で得られる様工夫された方法が主流を占めており、一定
量の濃縮酸素を発生させる為の吸着剤の量を少なくし、
装置を簡略化したいという希望はありながら実際には甚
だ困難なことであった。
【0003】そこで、吸着槽を2槽にしたPSA法の例
としては特開昭59-199503 号公報に見られる様に均圧操
作を組み込んで酸素回収率を35%程度と比較的高くす
る方法が知られているが、この場合製品酸素濃度が45
%と低く、逆に製品酸素濃度を90%と高くすると回収
率が20%にまで下り、酸素濃度の高いものを高い回収
率で得ることは2槽式PSA法では限界があるとされて
いた。その理由としては、2槽式は3槽式または4槽式
に比べて吸着工程の前準備として吸着圧力に相当する圧
力にまで濃縮酸素で昇圧させる昇圧工程に充分な時間を
割くことができないという時間制限があった。その結
果、昇圧の圧力が充分に上昇しないうちに原料混合ガス
が吸着槽へ供給される為流入速度が速くなり、従って吸
着剤への窒素ガスの吸着が不充分となって破過しやすい
状態を作り出していた。その対策として、前記特開昭59
-199503 号公報に見られる様に原料ガスの供給速度を
0.5ないし1.5Nm3/H/kg吸着剤に制限する様な方法
が採用されていたが、原料ガスのみで昇圧することには
基本的に無理があり、この方法で操作する限り窒素ガス
の吸着剤に対する吸着破過は避けられない問題であっ
た。
【0004】本発明者らはこの様な状況に鑑み、経済的
に有利な2槽式において上記の問題を解決する為種々検
討を重ねた結果、吸着槽のガス出口側に濃縮酸素のガス
留め槽を設け、ガス回収や原料混合ガスの導入時に濃縮
酸素の一部をこのガス留め槽より逆流させることによ
り、前記窒素ガスの吸着破過を未然に防ぐ方法を見出し
本発明に到達した。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明は、従来困難とされ
ていた2槽式において90%以上の濃縮酸素を高い回収
率で得る方法を提供することを目的とするものであり、
その要旨は「窒素ガスと酸素ガスを主成分とする混合ガ
スより、プレッシャースイング法により酸素を濃縮する
方法において、吸着剤としてゼオライトモレキュラーシ
ーブを充填したA,B2槽の吸着槽とその出口側に2槽
共有の濃縮酸素ガス留め槽とを備えた装置を用いて、 前記混合ガスをA槽の入口端より大気圧以上2kg/c
m2G 未満の圧力で導入して窒素ガスを選択吸着させなが
ら出口端より濃縮された酸素を濃縮酸素ガス溜め槽に蓄
える吸着工程、 B槽の入口端より100mmHg以上400mmHg以下の
圧力にまで減圧した状態で窒素ガスを脱着させてB槽の
吸着剤を再生する再生工程、 吸着の終了したA槽の入口端への混合ガスの導入を
停止し、出口端より槽内の残留酸素ガスの一部を減圧脱
着を続けるB槽の出口端に導入してガスを回収する回収
工程、 濃縮酸素ガス溜め槽より濃縮酸素の一部をB槽の出
口端に逆流させながら、前記混合ガス及びA槽の出口端
からの残留酸素ガスの少なくとも一方をB槽の入口端よ
り導入してB槽の圧力を上昇させる圧力回復工程、を逐
次A,B各槽交互にくりかえすことを特徴とする濃縮酸
素回収方法。」にある。
【0006】以上の方法において、A,B2槽の吸着槽
のガス出口側に設ける2槽共有の濃縮酸素ガス留め槽は
通常1槽であるが、複数槽であってもよく、その全容量
が吸着槽1槽当たりの容量に等しいかそれ以上の大きさ
を持っていることが必要である。
【0007】本発明において最も重要な特徴は、次の吸
着工程に備えて行われる圧力回復工程において、一方の
吸着槽の入口端からガス(混合ガス又は他方の吸着槽か
らの残留酸素ガス)導入する際に、濃縮酸素ガス留め槽
に蓄えられた濃縮酸素の一部を当該一方の吸着槽の出口
端より逆流させる点にある。これによって、上記一方の
吸着槽の入口端からのガス導入(混合ガス又は他方の吸
着槽からの残留酸素ガスの導入)により押し上げられる
槽内の窒素ガスが吸着槽の出口端に移動するのを抑制
し、窒素ガスが吸着槽の出口端から破過するのを防止す
るのである。この結果、これによって製品酸素濃度を上
昇させることができる。
【0008】本発明の好適実施例によれば、上記圧力回
復工程は、一方の吸着槽の入口端に他方の吸着槽からの
残留酸素ガスを導入しつつ当該一方の吸着槽の出口端よ
り濃縮酸素を逆流させる蓄圧工程と、それに引き続き上
記一方の吸着槽の入口端に混合ガスを導入しつつ当該一
方の吸着槽の出口端より濃縮酸素を逆流させる昇圧工程
と、に分けて行うことができる。但し、蓄圧工程と昇圧
工程とは、上記一方の吸着槽の圧力を次の吸着工程に備
えて回復させ、且つ、濃縮酸素ガス溜め槽からの濃縮酸
素の逆流により窒素ガスの破過を防止する点では同じで
あり、両者を特に区別する必要はない。
【0009】一方、本発明の方法における吸着工程と再
生工程は一般的なものであり、本発明の要部を構成する
ものではない。また、再生工程は、吸着槽の入口端から
の吸引減圧のみによる脱着工程と、吸着槽の入口端から
吸引減圧した状態で濃縮酸素ガス溜め槽から濃縮酸素を
吸着槽の出口端より逆流させる洗浄工程とに分けて行っ
てもよい。
【0010】本発明は、混合ガスを大気圧以上2kg/cm2
G 未満の圧力で吸着槽に導入し、100mmHg以上400
mmHg以下の圧力で減圧脱着する低圧法に適用される。具
体的にこの方法を説明すると、窒素ガスを選択的に吸着
するゼオライトモレキュラーシーブの如き吸着剤を充填
したA,B槽2槽の吸着槽とその出口側に2槽共通に導
管で接続された濃縮酸素ガス留め槽を1槽以上設け、窒
素ガスと酸素ガスを主成分とする混合ガスをブロアーで
昇圧して一方の槽(例えばA槽)に導入する。この場
合、混合ガスを大気圧以上2kg/cm2G 未満の圧力にまで
昇圧し他の槽(例えばB槽)を真空ポンプで100mmHg
以上400mmHg以下の圧力にまで減圧脱着させることに
よって吸着剤の脱着再生を行う。脱着工程の末期、10
秒〜30秒間濃縮酸素ガス留め槽より蓄えられた濃縮酸
素の一部を逆流させて、吸着剤の洗浄再生を行う。その
流量はガス留め槽より製品ガスとして抜き出される濃縮
酸素ガス流量の1.2〜3.5倍が適当である。少なす
ぎると脱着再生が不充分となり濃縮酸素の濃度が低下
し、逆に多すぎると製品としての濃縮酸素量が減少して
しまうので好ましくない。
【0011】次に、吸着の終了したA槽の出口端と減圧
脱着を行なっているB槽の出口端を接続し、A槽上部の
残留酸素ガスをB槽に回収する回収工程を行う。この場
合、適度な回収が必要であり、過度に回収を行なうと製
品としての濃縮酸素ガス中の酸素濃度が低下する。最大
の回収率を得る為には、B槽の上昇圧力幅が150mmHg
以下であることが必要である。
【0012】本発明の好適実施例によれば、次の工程と
して、A槽の出口槽より槽内の残留ガスを放出し続けて
B槽の入口端にガスを回収すると共に、B槽の出口端へ
濃縮酸素ガス留め槽から濃縮酸素の一部を逆流させてB
槽の蓄圧を行なう。この工程で最大の回収率を得る為に
は、2槽の圧力がほぼ等しくなるまでこの蓄圧工程を行
う。即ち、圧力差が実質的に零になるまで、残留酸素を
回収することが必要である。
【0013】次に、B槽の入口端より混合ガスを導入し
て吸着を開始する。この時、B槽の圧力はまだ最大吸着
圧力より低い圧力であるので、混合ガスが急激に槽内へ
流入し、吸着槽内で窒素ガスが充分吸着されず一部吸着
されないまま出口側へ破過し出口ガス中の酸素濃度を低
下させることになる。これを防ぐ為に、前の蓄圧工程に
引き続き濃縮酸素ガス留め槽より濃縮酸素ガスの一部を
B槽出口端へ逆流させながら入口端より昇圧する。次第
に昇圧してB槽内が濃縮酸素ガス留め槽の圧力と等しく
なって始めて出口端から濃縮酸素ガス留め槽の方へ流出
する。この操作は本発明にとって最も重要な工程の一つ
である。この場合、逆流される濃縮酸素ガスはガス留め
槽の圧力と吸着槽の圧力が等しくなるまで流れ続けるわ
けであるが、この量はガス留め槽の大きさによって異な
ってくる。
【0014】従って、この性能を最大限に発揮する為に
は、この濃縮酸素ガス留め槽の大きさが吸着槽1槽と同
容量以上であることが必要である。この容量が吸着槽1
槽に相当する容量より小さい場合はガス留め槽より吸着
槽へ逆流する濃縮酸素量が減少し、混合ガスが導入され
た場合に吸着剤層内での窒素ガスの破過量が増加し濃縮
酸素の酸素濃度を低下させることになるので好ましくな
い。逆に大き過ぎてもさしたる効果の改善は無いので、
同容量か若干大きい程度にする。
【0015】本発明は、窒素ガスと酸素ガスを主成分と
する混合ガスとして通常空気を対象とするが、酸素濃度
の比較的高い廃ガスから濃縮酸素を回収する場合にも適
用できる。
【0016】
【作用】本発明の実施態様を具体的な流れ図として図1
に掲げ、その操作工程を図2に示す。以下、本発明の実
施態様を工程順に説明する。
【0017】
【工程−1】図1、図2において、ブロアー1により混
合ガスを500mm水柱まで昇圧し、弁3を通じてゼオラ
イトモレキュラーシーブを充填した吸着槽Aに導入し、
窒素ガスを吸着除去して酸素ガスを濃縮し、弁9を通じ
て濃縮酸素ガス留め槽Cに蓄える。一方、吸着の終った
吸着槽Bは弁7を通じて真空ポンプ2にて180mmHgの
圧力にまで減圧脱着し吸着剤を再生する。
【0018】
【工程−2】吸着槽Bの脱着工程の末期の約10〜30
秒間、ガス留め槽Cより濃縮酸素ガスの一部を、製品ガ
スとして抜き出される濃縮酸素ガス量の1.2〜3.5
倍の流量で弁13及び弁12を通じて逆流させ吸着槽B
を洗浄する。
【0019】
【工程−3】吸着の終了した吸着槽A内の残留酸素ガス
の一部を弁10と弁12に通じて吸着槽Bの出口端へ回
収する。この時、吸着槽Bは未だ真空ポンプ2で脱着を
続けている。この回収の程度として、吸着槽B槽の圧力
は180mmHgから150mmHg上昇した300mmHg以下に
抑える必要がある。この場合、150mmHgを超えた圧力
上昇幅となるまで回収を行なうと、A槽より窒素が流入
し、吸着槽Bの出口端に近い部分の吸着剤に窒素が吸着
されて汚染されることになり、後の工程で濃縮酸素ガス
の濃度低下を起す結果となるので好ましくない。
【0020】
【工程−4】吸着槽A内に残留する酸素ガスを弁10,
弁8を通じて吸着槽Bの入口端へ回収する。同時に濃縮
酸素ガス留め槽Cより弁11を通じて濃縮酸素の一部を
吸着槽Bの出口端へ逆流させる。この時、吸着槽Aでは
入口端より弁4を通じて真空ポンプによる減圧脱着を開
始しており、やがてこの2槽間の圧力差は零に近づくこ
とになる。
【0021】
【工程−5】ガス留め槽Cより濃縮酸素の逆流を続け吸
着槽B内の吸着剤の中で窒素ガスが出口側へ破過しない
様に抑えながら、吸着槽Aよりのガス回収が終了した時
点で吸着槽Bの入口端にブロワー1,弁6を通じて混合
ガスを導入し吸着工程の準備として昇圧を行なう。
【0022】以上の工程を1/2サイクルとして約50
秒〜70秒にて繰返し行なう。
【0023】以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細
に説明する。
【0024】
【実施例1】直径80mm、高さ1200mm吸着槽2槽に
各々西独バイエル社製5A型ゼオライトモレキュラーシ
ーブを充填し、吸着槽出口側に吸着槽と同容量の直径8
0mm、高さ1200mmのガス溜め槽を1槽設けた。ブロ
ワーで500mmH2 Oの圧力に昇圧した空気を吸着槽に
導入し、図2に示す工程に従って下表1に示す時間配分
で、1サイクル当たり60秒×2=120秒で操作し
た。
【0025】
【表1】
【0026】脱着は真空ポンプで60秒間に180mmHg
の圧力まで行い、工程−2では370Nl/H(370
×10-3Nm3 /H)の濃縮酸素をガス留め槽より脱着
を行っている吸着槽に逆流させて20秒間洗浄した。工
程−3においては脱着を続ける吸着槽の圧力は280mm
Hgになるようにし、工程−4においては2槽の吸着槽の
圧力がほぼ等しい530mmHgに到達するようにした。こ
の結果、濃縮酸素量は93.3%O2 濃度にて131N
l/H(131×10-3Nm3 /H)得られ、酸素回収
率は55.2%となった。
【0027】
【比較例1】実施例1と同じ吸着槽と吸着剤を使用し
て、ガス溜め槽を組み込まずに実施例1と同じ操作方法
で操作した。脱着は真空ポンプで60秒間に180mmHg
の圧力まで行ない、工程−2では372Nl/H(37
2×10-3Nm3 /H)の濃縮酸素を配管の途中より、
脱着している吸着槽に逆流させて20秒間洗浄した。工
程−3においては脱着を続ける吸着槽の圧力は280mm
Hgになったが、工程−4においてはガス溜め槽よりの濃
縮酸素の逆流が無い為減圧側は610mmHg,昇圧側は4
60mmHgとなり実施例1のように等しくならなかった。
その結果、濃縮酸素濃度は91.2%に低下し、酸素量
は120Nl/H(120×10-3Nm3/H)に減少
して、酸素回収率は49%となった。
【0028】
【発明の効果】従来のPSA法による技術では90%以
上の濃縮酸素を高い回収率で得るには吸着槽を3槽以上
必要としていたが、本発明により2槽でも可能となり装
置が簡略化できた。また、吸着剤の量も2/3に減少さ
せることが出来、従って装置費、経費共大巾に削減する
ことができるので該工業に寄与する所大である。特に、
吸着槽を2槽用いた従来の技術たる特開昭59-199503 号
の発明に比べると、酸素濃度は45%が93%に回収率
は35%が55%にと飛躍的に向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の低圧法の装置のガス流れ図である。
【図2】図1のガス流れに相当する操作工程を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 ブロワー 2 真空ポンプ 3〜13 切換弁 A、B 吸着槽 C 濃縮酸素ガス溜め槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 染田 均 千葉県八千代市上高野1384番地の1 住友 精化株式会社千葉工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窒素ガスと酸素ガスを主成分とする混合
    ガスより、プレッシャースイング法により酸素を濃縮す
    る方法において、吸着剤としてゼオライトモレキュラー
    シーブを充填したA,B2槽の吸着槽とその出口側に2
    槽共有の濃縮酸素ガス留め槽とを備えた装置を用いて、 前記混合ガスをA槽の入口端より大気圧以上2kg/c
    m2G 未満の圧力で導入して窒素ガスを選択吸着させなが
    ら出口端より濃縮された酸素を濃縮酸素ガス溜め槽に蓄
    える吸着工程、 B槽の入口端より100mmHg以上400mmHg以下の
    圧力にまで減圧した状態で窒素ガスを脱着させてB槽の
    吸着剤を再生する再生工程、 吸着の終了したA槽の入口端への混合ガスの導入を
    停止し、出口端より槽内の残留酸素ガスの一部を減圧脱
    着を続けるB槽の出口端に導入してガスを回収する回収
    工程、 濃縮酸素ガス溜め槽より濃縮酸素の一部をB槽の出
    口端に逆流させながら、前記混合ガス及びA槽の出口端
    からの残留酸素ガスの少なくとも一方をB槽の入口端よ
    り導入してB槽の圧力を上昇させる圧力回復工程、を逐
    次A,B各槽交互にくりかえすことを特徴とする濃縮酸
    素回収方法。
  2. 【請求項2】 の回収工程におけるB槽の上昇圧力幅
    が150mmHg以下である、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 窒素ガスと酸素ガスを主成分とする混合
    ガスが空気である、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 濃縮酸素ガス留め槽が1槽であり、その
    容量が少なくとも吸着槽1槽分である、請求項1〜3の
    いずれか1つに記載の方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005349249A (ja) * 2004-06-08 2005-12-22 Sumitomo Seika Chem Co Ltd 酸素ガスおよび窒素ガスの併行分離方法
WO2006109639A1 (ja) * 2005-04-08 2006-10-19 Ihara Science Corporation マニホールドバルブおよびそれを備えたpsa装置

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JP2005349249A (ja) * 2004-06-08 2005-12-22 Sumitomo Seika Chem Co Ltd 酸素ガスおよび窒素ガスの併行分離方法
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