JPH10113477A - 歩行遊戯具 - Google Patents

歩行遊戯具

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JPH10113477A
JPH10113477A JP27097696A JP27097696A JPH10113477A JP H10113477 A JPH10113477 A JP H10113477A JP 27097696 A JP27097696 A JP 27097696A JP 27097696 A JP27097696 A JP 27097696A JP H10113477 A JPH10113477 A JP H10113477A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 好奇心旺盛な子供(特によちよち歩きの小
児)の予期せぬ動作に対する安全対策を付与し、歩行の
楽しさを助長する。 【解決手段】 装飾体5とその装飾体5を上下動可能に
遊挿するガイド部31との間を唯一の微隙間とする。ボデ
ィー1から唯一露出する装飾体5だけが車輪3の回転で
目立つように上下運動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は歩行遊戯具、更に詳
しくは後部に押し杆を一体的に備え、その押し杆を子供
が歩行時に押すことで人形等のキャラクター(装飾体)
が上下に踊る所謂“カタカタ”と呼称される歩行遊戯具
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の歩行遊戯具は旧来から我が国の
子供、特によちよち歩きの子供に愛用されている。その
理由は何気なく掴まって歩行すると、人形、テレビの人
気物等をキャラクターを形作った装飾体が車輪の回転力
を受けて上動と自重落下を繰り返すことと併行して自然
落下による音(打撃音や笛の音等)を発するため、目か
ら入る動きの面白さによる興味の増幅と音による刺激と
が相乗して好奇心をそそり楽しい歩行を可能にするから
である。従来、“カタカタ”と呼称されるこの種の歩行
遊戯具は車軸と平行する支軸に、装飾体を備えた複数の
アームを上下方向に回動可能に並設し、車軸の回転力を
受けたアームが上方に回動して装飾体を踊らせ、且つ車
軸との連絡が解かれて装飾体を有するアームが自重落下
する時に音を発する構造が主流を占めている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の歩
行遊戯具ではアームの回動を案内するための窓部をボデ
ィーに形成し、またアームが上方に回動した時にボディ
ーとの間に隙間を作り出す。しかし、前記窓部や隙間に
子供が手指を差し込みアームで挟まれて思わぬ事故を起
こす危険性を孕み、安全設計になっていない。また、装
飾体と共にアームをも視野に入ることから、装飾体が直
視され難く面白さが半減する問題もあった。
【0004】本発明は、従来事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、好奇心旺盛な子供(特によち
よち歩きの小児)の予期せぬ動作に対する安全対策を付
与し、しかも歩行の楽しさを助長する歩行遊戯具を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた技術的手段は、請求項1は複数の枠体を組み付
けて内部を中空とする密閉型のボディーを形成し、該ボ
ディーの上面に設けたガイド部に装飾体を上下動可能に
遊挿し、該装飾体とボディーに貫通状に設けた車軸とに
亘って手押し時の車軸の1回転で装飾体を上動させる連
係時と装飾体を自重落下させる無連係時とを構成する動
力変換機構を介設し、該動力変換機構をボディー内に収
納していることを要旨とする。また、請求項2は請求項
1記載のガイド部がボディーの上面に設けた開口の口縁
部分を同ボディーの内部空間方向に内折したその内折面
で囲繞される空間で構成してあることを要旨とする。更
に、請求項3は請求項1または2記載の前記ボディー内
に装飾体が自重落下する時、重量を受けて音を発する音
発生部材を備えていることを要旨とする。
【0006】上記技術的手段によれば、下記の作用を奏
する。 ・装飾体とその装飾体を上下動可能に遊挿するガイド部
との間が外部に露出する唯一の隙間となる。この隙間は
装飾体を上下動可能に案内する程度であれば良いことか
ら僅かなものであり、よちよち歩きの子供の手指でも入
らないし、挟まれない。 ・その上、ボディーから唯一露出する装飾体だけが車輪
の回転で目立つように上下運動する。 ・また、ボディーの上面に設けた開口の口縁部分をボデ
ィーの内部空間方向に内折したその内折面で囲繞される
空間でガイド部を構成している場合には口縁への指の接
触をも防止する。 ・無論、装飾体が自重落下する時には重量を受けて打撃
音を発したり、笛を鳴らす。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1乃至図5は本発明の一実施の
形態を示し、符号Aは歩行遊戯具である。
【0008】この歩行遊戯具Aはボディー1、押し杆
2、車輪3、動力伝達機構4、装飾体5、音発生部材6
等から構成されている。
【0009】ボディー1は各々合成樹脂材で成形された
上枠11とシャーシを構成する下枠21とからなっており、
各々の開放縁を互いに組み付けて内部を中空とする密閉
状に形成し、上枠11の上面後部には門型の押し杆2が抜
き差し可能に取り付けられている。
【0010】前記上枠11と下枠21の組み付けは図2、図
3に示すように開放縁同士が互いに嵌合し合う嵌合形態
とすると共に、両者を所望箇所でネジ(図示せず)止め
して取り付けられている。
【0011】車輪3はボディー1の前側、後側を貫通し
て軸受けされた前車軸13、後車軸23の両端に一体的に固
定されている。
【0012】装飾体5は、人形、テレビの人気物等をキ
ャラクターを形作っており、内部中空な筒状の台15に差
し込み固定されている。またこの装飾体5はボディー1
の上面に形成されたガイド部31に前記台15を遊挿するこ
とで上下動可能になっている。本実施の形態では装飾体
5は2体備えられている。
【0013】前記ガイド部31は本実施の形態では前記台
15よりも僅かに大きな平面積をもって開設された開口31
aの口縁をボディー1の内部空間1’方向に内折した内
折面31bで囲繞される空間31cで構成されている。この
空間31cは前記台15の上下動を案内する程度でよく台15
外周面との間に微隙間31dしか残置しない。
【0014】動力伝達機構4は前記ボディー1の内部空
間1’に収納され、後車軸23に固定したカム14と、その
後車軸23の回転力を受けた前記カム14で上方に回動され
る作動ロッド24とからなり、カム13と作動ロッド24は各
々装飾体5に対応して2対設けられている。
【0015】カム13は後車軸23の左右に後車軸23を挟ん
で対称状に設けられ、一方が前側に向く時には他方が後
側を向く配置になっている。
【0016】作動ロッド24は後車軸23の前方におけるボ
ディー1の上枠11内面から垂設する一対の支持板41間に
各々架設した支軸24aに後端側を軸支して上下回動可能
にすると共に、前記台15の下面に設けた支持部25に前端
を係合させてある。また、作動ロッド24の後端は図示す
るように後車軸23の回転と同期して回転するカム14で押
し下げられる位置に配置されている。
【0017】前記支持部25は図4に示すように前記台15
の下面からその台15の中心を挟んで対向するように垂設
したU字状の受け杆25aと回り止めピン25bとからなっ
ており、作動ロッド24の前端側面から左右に突出した係
合ピン24aの一方を受け杆25a内に差し入れ、他方を回
り止めピン25bに当接するように対応させることで、作
動ロッド24の上方向の回動を台15の上動に変換した上で
台15が周方向に回転するのを防止する。この支持部25は
一方の係合ピン24aを受け杆25aに差し入れるだけで作
動ロッド24と台15とを連絡できることから、例えば台15
から垂設した一対の支板に両係合ピン24a、24aを軸支
する場合のように係合ピン24aをネジ込み式にするよう
な必要が無くなり、工場での組立作業が簡単になる利点
がある。尚、前記回り止めピン25bを係合ピン24aの縦
断面寸法と同等間隔をおいて2本台15の下面から突出
し、その間に一方の係合ピン24aを位置させるように構
成してもかまわない。このようにすると、台15の周方向
の遊び回動を確実に防止することができる。
【0018】符号7は作動ロッド24の前端が前記台15の
下面に衝突するのを回避する消音部材であり、一半部が
台15の下面に凹設した凹部35から下方に突出して作動ロ
ッド24前端の上面に当接するように同凹部35内面に所望
の接着材(図示せず)で固着されている。この消音部材
7の介在によって作動ロッド24の前端が上方に回動する
時、その消音部材7を弾性的に押し潰すことから台15の
下面に衝突することがなくなり、異音を発しない。
【0019】音発生部材6は本実施の形態では笛であ
り、上下に伸縮可能な蛇腹状を呈する本体16が圧縮され
ると音を鳴らす周知の構造のものであり、前記支軸24a
と支持部25との間における下枠2の内面、詳しくは底内
面に設けた筒部26内に上半部を上方に突出した状態をも
って収容されている。
【0020】この音発生部材6の前方には前記装飾体
5、台15、作動ロッド24の重量を受けて音発生部材6が
圧縮される時、必要以上に圧縮されて筒部26上面に作動
ロッド24の下面が衝突することによる衝突音の発生を回
避する消音部材7が固着されている。
【0021】前記する2種の消音部材7は各々ウレタン
等の緩衝性を具備する所望の材料で成形されている。
【0022】以上の構成を有する本実施の形態の歩行遊
戯具Aは押し杆2を把持して子供が歩行すると後車軸23
のカム14が回転して作動ロッド24の後端を押し下げるこ
とで同作動ロッド24の前端を上方に回動させ、その回動
が装飾体5を有する台15の上動運動に変換される。一方
のカム14が作動ロッド24を押し下げている連係時には他
方のカム14は作動ロッド24に対して押し下げ力を受けな
い無連係状態(無関係時)になっている。そして、装飾
体5が上動した後、カム14の回転が進行して作動ロッド
24と連係が無くなると装飾体5は台15、作動ロッド24と
一緒に自重で落下して音発生部材6に重量をかけ、笛を
鳴らす。この一連の動作が2体の装飾体5で交互に繰り
返される。そして、特によちよち歩きの好奇心旺盛な子
供が隙間等を見つけて指を差し込もうとしても唯一残置
される隙間が前記するガイド部31の微隙間31dだけであ
るため、挟まれる心配は全くなく、安全である。
【0023】本実施の形態の特徴は消音部材7によって
作動ロッド24と台15との衝突音、自重落下時の作動ロッ
ド24とボディー1(詳細には筒部26)との衝突音の発生
を回避して笛以外の異音を鳴らさないことである。
【0024】尚、前記装飾体5は2体に限定されるもの
ではなく、多数体具備するのも自由である。その場合に
は時間差をおいて各装飾体5…が上下運動するようにカ
ム14…を後車輪23の左右位置に同後車軸23の軸芯に対し
て等角度をもって放射方向に突出するように位置させれ
ば良い。また、音発生部材6は笛である必要は敢えてな
く、打撃音でも構わないものである。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上のようにボディーを内部を
中空とする密閉型とし、ボディーの上面に装飾体を上下
動可能に遊挿するガイド部を設け、内部空間に収納した
動力伝達機構を介して車輪の回転をもって装飾体を上下
運動させる構造の歩行遊戯具であるから、装飾体とその
装飾体を上下動可能に遊嵌するガイド部との間の微隙間
だけが手指の差し込み対象部となるものの、この微隙間
はほんの僅かで済むため、指が装飾体で挟まれる不測の
事態を招かず、非常に安全な歩行遊戯具を提供できる。
その上、装飾体のみがボディー外に露出して踊る(上下
運動)構造であり、装飾体のみならずアームが外部に露
出して上下回動する従来タイプのように興味の対象が装
飾体とアームとに2分されることがなく、形状上、色彩
上の装飾が施された装飾体を注目しながらの楽しい歩行
を自ずと行わせることができる。しかも、ガイド部を、
ボディーの上面に設けた開口の口縁部分をボディーの内
部空間方向に内折したその内折面で囲繞される空間で構
成している場合には口縁に指が触れることを起因とする
切り傷等を心配することもなくなり、優れた安全対策と
なる。また、勿論、装飾体は自重落下する時には重量を
受けて音を発するから、装飾体のみがボディー外で踊る
目から入る面白さと音による刺激とが相乗して旺盛な好
奇心をそそり、より愉快な歩行を可能にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】歩行遊戯具の平面図で一部切欠して示す。
【図2】図1の(2)−(2)線断面図で、装飾体が上
動した状態を示す。
【図3】図1の同(2)−(2)線断面図で、装飾体が
自重落下した状態を示す。
【図4】図1の(4)−(4)線断面図で拡大して示
す。
【図5】歩行遊戯具の斜視図である。
【符号の説明】
A :歩行遊戯具 1 :ボディー 11、21:枠体(上枠、下枠) 31 :ガイド部 5 :装飾体 1’:内部空間 4 :動力伝達機構 31a:開口 31b:内折面 6 :音発生部材: 3 :車輪 13 :前車軸 23 :後車軸 7 :消音部材 31c:空間(ガイド部の空間) 31d:微隙間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の枠体を組み付けて内部を中空とす
    る密閉型のボディーを形成し、該ボディーの上面に設け
    たガイド部に装飾体を上下動可能に遊挿し、該装飾体と
    ボディーに貫通状に設けた車軸とに亘って手押し時の車
    軸の1回転で装飾体を上動させる連係時と装飾体を自重
    落下させる無連係時とを構成する動力変換機構を介設
    し、該動力変換機構をボディー内に収納していることを
    特徴とする歩行遊戯具。
  2. 【請求項2】 前記ガイド部が、ボディーの上面に設け
    た開口の口縁部分を同ボディーの内部空間方向に内折し
    たその内折面で囲繞される空間で構成してあることを特
    徴とする請求項1記載の歩行遊戯具。
  3. 【請求項3】 前記ボディー内に装飾体が自重落下する
    時、重量を受けて音を発する音発生部材を備えているこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の歩行遊戯具。
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