JPH10111120A - 自動定寸ヘッドの破損防止装置 - Google Patents

自動定寸ヘッドの破損防止装置

Info

Publication number
JPH10111120A
JPH10111120A JP28464496A JP28464496A JPH10111120A JP H10111120 A JPH10111120 A JP H10111120A JP 28464496 A JP28464496 A JP 28464496A JP 28464496 A JP28464496 A JP 28464496A JP H10111120 A JPH10111120 A JP H10111120A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
automatic sizing
sizing head
workpiece
measuring
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28464496A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Fujita
暁夫 藤田
Hideo Sakai
英雄 酒井
Ryoji Sato
良次 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawaguchiko Seimitsu KK
Original Assignee
Kawaguchiko Seimitsu KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawaguchiko Seimitsu KK filed Critical Kawaguchiko Seimitsu KK
Priority to JP28464496A priority Critical patent/JPH10111120A/ja
Publication of JPH10111120A publication Critical patent/JPH10111120A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工物との接触による自動定寸ヘッドの破損
を防止することを課題とする。 【解決手段】 自動定寸ヘッド12の測定ジョーが加工
物に当接すると、このときに自動定寸ヘッド12内の検
出器は信号を出力する。この信号はアンプ94を介して
制御部100に伝達される。この制御部100は、アン
プ94からの信号に応答して可動部材96の動きを停止
させる。これにより、自動定寸ヘッド12の測定ジョー
が加工物に無理に押し付けられて破損することを防止す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円筒研削盤あるい
は自動旋盤などの工作機械に直接取り付けて、研削中あ
るいは切削中の加工物(ワークピース)を直接測定し
て、その寸法変化に応じた電気信号を工作機械に与え、
砥石やバイトの送り量を制御し、予め設定した寸法値に
加工物を仕上げるようにする自動定寸ヘッドに関し、特
に、自動定寸ヘッドが加工物に当接して破損することを
防ぐための破損防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に自動定寸ヘッドは、工作機械等に
取り付けられて加工物の寸法を測定するために使用され
ている。即ち、図6に示すように、自動定寸ヘッド2は
工作機械等のスライドユニット4に取り付けられてお
り、図7に示すように、バイト等のツール8により加工
物6が加工されている間、加工物6から離れた所に測定
ジョー2a、2bが位置するように停止している。そし
て、図8に示すように、加工が一旦終了してツール8が
移動すると、測定ジョー2a、2bが図中上下に開き、
その後図9に示すようにスライドユニット4が作動して
自動定寸ヘッド2を移動させて、その測定ジョー2a、
2b間に加工物6が入る位置まで移動させる。ここで、
図10に示すように、測定ジョー2a、2bが閉じて加
工物6を挟み、その寸法を測定する。このときに加工物
6の寸法が設定値に達していないと、自動定寸ヘッド2
が元の位置に戻った後、再びツール8により加工物6が
加工され、以後上記動作が繰り返される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の自動定寸ヘ
ッドにおいて、ツール8の損傷等により、加工物6がわ
ずかしか削れていなかったり、あるいは全く削れていな
いことがあるが、このような場合に切削が終了して自動
定寸ヘッド2が移動すると、その測定ジョー2a、2b
の先端あるいはその先端に取り付けられている測定端子
2c、2dが加工物6に衝突し破損してしまうという課
題があった。
【0004】本発明は上記課題に鑑みなされたもので、
その目的は、加工物との接触による自動定寸ヘッドの破
損を防止することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の自動定寸ヘッド
の破損防止装置は、一対の平行板ばねブロックの一端側
を取付ブロックに固定し、他方の可動端側に一対の測定
ジョーを各々取り付け、該一対の測定ジョーの機械的変
位量及び加工物との当接を検出器にて電気信号に変換
し、前記一対の測定ジョーを開閉器にて互いに離接させ
る自動定寸ヘッドと、該自動定寸ヘッドを加工物の方向
に移動させる可動部材と、前記自動定寸ヘッドの測定ジ
ョーが加工物に当接することにより前記検出器から出力
される信号を増幅して送出するアンプと、該アンプから
の信号に応答して前記可動部材を停止させる制御部と、
からなるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明における自動定寸ヘッド
は、その測定ジョーが加工物に当接すると、このときに
検出器から信号を出力する。この信号はアンプを介して
制御部に伝達される。この制御部は自動定寸ヘッドを移
動させる可動部材の動作を制御するものであり、アンプ
からの信号に応答して可動部材の動きを停止させる。こ
れにより、自動定寸ヘッドの測定ジョーが加工物に無理
に押し付けられて破損することを防止することができ
る。
【0007】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る自動定寸ヘッ
ドの破損防止装置の構成を示すブロック図、図2は図1
に示す自動定寸ヘッドの破損防止装置の部分外観図であ
る。図中、12は自動定寸ヘッドであり、図3及び図4
に示すように構成されている。即ち、図3における1
4、16は互いに対をなす平行板ばねブロックであり、
取付ブロック18によりその一端側が互いに離間されて
平行に固定されている。
【0008】この平行板ばねブロック14は角柱状のス
ペーサ20(図では取付ブロック18より一体的に突出
しているが、別部材で構成しても良い)、22と、この
スペーサ20、22が内側両端間に配置されることによ
り所定の間隔に隔てられると共に水平配置された一組の
板ばね24a、24bと、この板ばね24a、24bを
平行にしっかりと固定するための固定板26、28およ
び取付板30、32とからあらまし構成されている。
【0009】また、この平行板ばねブロック14と同様
に、平行板ばねブロック16は、角柱状のスペーサ34
(図では取付ブロック18より一体的に突出している
が、別部材で構成しても良い)、36と、このスペーサ
34、36が内側両端間に配置されることにより所定の
間隔に隔てられると共に水平配置された一組の板ばね3
8a、38bと、この板ばね38a、38bを平行にし
っかりと固定するための固定板40、42および取付板
44、46とからあらまし構成されている。
【0010】48、50は測定ジョーであり、それぞれ
平行板ばねブロック14、16の他端側(取付ブロック
18とは反対側)のスペーサ22、36に各々取り付け
られていて、その先端部分には測定端子52、54が固
定されている。
【0011】したがって、一対の平行板ばねブロック1
4、16は、取付ブロック18が固定側となり、測定ジ
ョー48、50側が互いに離接することが可能な可動側
となる。
【0012】56は一対の測定ジョー48、50を離接
させるための開閉器で、図ではその一例としてエアーシ
リンダが示されている。この開閉器56のエアーシリン
ダは、取付ブロック18のほぼ中心に位置し、固定部材
58によってしっかりと取付ブロック18に固定されて
いる。60は連結ロッドで、エアーシリンダのピストン
(図示せず)に直結されていて、その先端部分には円錐
状のコンタクトヘッド62が固定されている。
【0013】64、66は一対のコンタクトピンで、コ
ンタクトヘッド62の近傍位置で取付板32、44に各
々固定されている。
【0014】この自動定寸ヘッド12の検出器68は図
4に示す構造を有する。図4は図3の一対の平行板ばね
ブロック14、16の可動側のスペーサ22、36を含
む要部拡大断面図である。図4の検出器68はコイルと
コアーとを含む公知の電気マイクロメータ式のものが示
されている。図4において、スペーサ22の中心部より
対向するスペーサ36の方向に突出した円筒状の筒部7
0内にはコイルボビン72が設けられていて、ねじ74
によって保持されている。
【0015】76はスペーサ36の中心部分にその基底
部76aがねじ止めされたコアー軸で、その先端軸部7
6bには円筒状のコアー78が固定されている。これら
コイルボビン72とコアー78は同一軸芯上に配置され
ることが好ましい。
【0016】80はコイルボビン72のコイルワイヤを
処理するための端子で、ケーブル82の各芯線84と半
田付けされている。ケーブル82は一対の平行板ばね2
4a、24bのスペーサ22の端面部分において、Oリ
ング86を介してリングねじ88によって水密的に固定
保持されている。
【0017】90は防水カバーで、スペーサ22、36
間に介装されてコイルボビン72、コアー78を含む検
出器68を切削油や切粉などの異物から保護する。
【0018】92は角管状のケースで、一対の平行板ば
ねブロック14、16をその中に収納する形で取付ブロ
ック18に固定されている。
【0019】図3及び図4において、開閉器56のエア
ーシリンダにエアーが送り込まれて連結ロッド60が前
方に押し出されると、その先端に固定されているコンタ
クトヘッド62によって一対のコンタクトピン64、6
6が互いに離間方向に動かされ、その結果として一対の
平行板ばねブロック14、16の可動側であるスペーサ
22、36が互いに離れる方向に平行に移動される。勿
論このときスペーサ22、36に各々固定されている測
定ジョー48、50および測定端子52、54も同様に
動かされるため、測定端子52、54は加工物Wから離
れる。
【0020】このように、一対の測定ジョー48、50
が互いに平行に離接することによるその機械的な変位量
は、図4で説明した検出器68によって機械的変位量に
比例した電気量に変換される。検出器68によって変換
された電気量は電気ユニットに伝わり、そこで適宜電気
的処理が行われて、工作機械側にそのデータが送られる
ことになる。
【0021】一方、図1において、94は上記構成から
なる自動定寸ヘッド12の測定ジョー48、50が加工
物に当接することにより検出器68から出力される信号
を増幅し、出力するアンプである。自動定寸ヘッド12
の検出器68は、前述したように、通常測定ジョー4
8、50の機械的変位量を電気量に変換するものである
が、自動定寸ヘッド12が加工物Wに当接することによ
り測定ジョー48、50が微細に動き、このときに発生
する信号をアンプ94が増幅して出力する。
【0022】また、図1において、96は自動定寸ヘッ
ド12を加工物Wの方向に移動させるための可動部材で
ある。この可動部材96は、図2に示すような工作機械
に設けられたスライドユニット98等からなり、その可
動部分に自動定寸ヘッド12が固定されている。
【0023】更に図1において、100は工作機械等に
内蔵された可動部材96の動作を制御する制御部であ
る。この制御部100は、マイコン、電子回路等からな
り、各種センサ等からの信号とアンプ94からの信号に
応答して可動部材96を作動・停止させるものである。
【0024】次に、上記構成からなる自動定寸ヘッドの
破損防止装置の動作を説明する。自動定寸ヘッド12及
びこれを移動させる可動部材96は、通常、図6乃至図
10に示す従来例と同様に、測定動作が開始されると測
定ジョー48、50が開かれ、次に可動部材96により
自動定寸ヘッド12が加工物Wの方向へ移動され、測定
ジョー48、50を閉じて加工物Wの寸法を測定する。
【0025】このような測定動作を行う際に、ツールの
損傷等により加工物Wがほとんど又は全く削れていない
と、図5に示すように、自動定寸ヘッド12の測定ジョ
ー48、50又はその先端の測定端子52、54は測定
位置に達する前に加工物Wに当接することになる。この
ように測定ジョー48、50又は測定端子52、54が
加工物Wに当接すると、自動定寸ヘッド12内の検出器
68は、当接時における測定ジョー48、50の微細な
動きに基づいて信号を出力する。この信号はアンプ94
にて増幅され、更に制御部100に伝達される。制御部
100はこの信号に応答して可動部材96を停止させ、
更に可動部材96を逆方向に移動させて自動定寸ヘッド
12を加工物から引き離す。これにより、測定ジョー4
8、50や測定端子52、54に無理な力が加わること
を防止することができる。
【0026】尚、本実施例においては自動定寸ヘッド1
2の移動中にその測定ジョー48、50等が加工的に当
接するとその移動を停止させているが、このように移動
を停止させると共にアラーム音を発生させて作業者に注
意を促すようにすることもできる。この場合には、制御
部100が可動部材96の動作を停止させる際に、制御
部100から報知回路102にアラーム発生信号を出力
してアラーム音を発生させるように構成する。
【0027】また、この実施例における検出器68は前
述したように電気マイクロメータを用いたものを例にと
って説明したが、この他、静電容量式、ガラススケール
式、磁気スケール式等の公知の他の方式の検出器であっ
ても良い。また、コイルボビン72を支持する円筒状の
筒部とは別体のスペーサ36側にコアー78を支持する
コアー軸76を設けた所謂分離型の構造例を示したがコ
イルボビン72を支持する筒部側にコアー軸を一緒に支
持するようにしたスピンドルタイプの所謂一体型の電気
マイクロメータであっても良い。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、ツールの損傷等により
加工物が切削されていない場合であっても、可動部材の
作動中に自動定寸ヘッドの測定ジョー等が加工物に接す
ると即座に可動部材が停止されるので、測定ジョー等の
自動定寸ヘッドの先端部分に無理な力が加わって破損す
ることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る自動定寸ヘッドの破損
防止装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す自動定寸ヘッドの破損防止装置の部
分外観図である
【図3】図1に示す自動定寸ヘッドの断面図である。
【図4】図3に示す自動定寸ヘッドの要部断面部拡大図
である。
【図5】図1に示す自動定寸ヘッドの測定ジョー及び測
定端子と加工物との当接状態を示す側面図である。
【図6】従来の自動定寸ヘッドの動作を示す側面図であ
る。
【図7】従来の自動定寸ヘッドの動作を示す側面図であ
る。
【図8】従来の自動定寸ヘッドの動作を示す側面図であ
る。
【図9】従来の自動定寸ヘッドの動作を示す側面図であ
る。
【図10】従来の自動定寸ヘッドの動作を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
2、12 自動定寸ヘッド 4、98 スライドユニット 6、W 加工物 8 ツール 14、16 平行板ばねブロック 18 取付ブロック 48、50 測定ジョー 52、54 測定端子 56 開閉器 68 検出器 94 アンプ 96 可動部材 100 制御部 102 報知回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の平行板ばねブロックの一端側を取
    付ブロックに固定し、他方の可動端側に一対の測定ジョ
    ーを各々取り付け、該一対の測定ジョーの機械的変位量
    及び加工物との当接を検出器にて電気信号に変換し、前
    記一対の測定ジョーを開閉器にて互いに離接させる自動
    定寸ヘッドと、 該自動定寸ヘッドを加工物の方向に移動させる可動部材
    と、 前記自動定寸ヘッドの測定ジョーが加工物に当接するこ
    とにより前記検出器から出力される信号を増幅して送出
    するアンプと、 該アンプからの信号に応答して前記可動部材を停止させ
    る制御部と、 からなることを特徴とする自動定寸ヘッドの破損防止装
    置。
JP28464496A 1996-10-07 1996-10-07 自動定寸ヘッドの破損防止装置 Pending JPH10111120A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28464496A JPH10111120A (ja) 1996-10-07 1996-10-07 自動定寸ヘッドの破損防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28464496A JPH10111120A (ja) 1996-10-07 1996-10-07 自動定寸ヘッドの破損防止装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10111120A true JPH10111120A (ja) 1998-04-28

Family

ID=17681143

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28464496A Pending JPH10111120A (ja) 1996-10-07 1996-10-07 自動定寸ヘッドの破損防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10111120A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5933570B2 (ja) 接触式プローブ及び関連する検査方法
JPH11151637A (ja) 工具または工具ホルダ
JPH09502801A (ja) センサシステム
JPH0342601B2 (ja)
JPH0436824B2 (ja)
JPS60161009A (ja) パワーチヤツクの作動状熊を監視するための装置
US4770568A (en) Method and apparatus for contactless monitoring of tools
JPS5993207A (ja) 手持式工作機械
JPH10111120A (ja) 自動定寸ヘッドの破損防止装置
JPH07260602A (ja) センサ
JP3063810B2 (ja) 静圧空気軸受を有する回転機器及びその内筒の製造方法
JP2013545092A (ja) 圧電センサ及び断熱部を備えた接触式プローブ
JPH11333656A (ja) 工作機械の主軸ヘッド部衝突防止装置
JPS5866801A (ja) 接触式センサ
JPH11281310A (ja) 自動定寸ヘッド
US5732873A (en) Magnetic energy monitor for an ultrasonic wirebonder
JP4462621B2 (ja) 平型警音器の接点隙間調整方法及び同調整治具
JP2801742B2 (ja) レーザ加工機におけるワーク・ノズル間ギャップ検出装置
JPS5892804A (ja) 接触検出装置
JPH09311033A (ja) 自動定寸ヘッド
JPS6049204A (ja) 接触検出装置
JPH102729A (ja) 自動定寸ヘッド
SU1619003A1 (ru) Устройство дл измерени длины периодически перемещающейс проволоки
JP4701394B2 (ja) 材質識別装置
JPS602955B2 (ja) 溶接機の安全装置