JPH10110672A - 圧縮機 - Google Patents

圧縮機

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Publication number
JPH10110672A
JPH10110672A JP8266197A JP26619796A JPH10110672A JP H10110672 A JPH10110672 A JP H10110672A JP 8266197 A JP8266197 A JP 8266197A JP 26619796 A JP26619796 A JP 26619796A JP H10110672 A JPH10110672 A JP H10110672A
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JP
Japan
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retainer
short side
plate
retainer plate
valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP8266197A
Other languages
English (en)
Inventor
Isato Ikeda
勇人 池田
Toru Takeichi
亨 竹市
Satoru Kuramoto
覚 藏本
Tomoji Kitahama
智司 北浜
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リード弁の開度を規制するために、リテーナ
プレートから略への字形に膨出形成されたリテーナに関
し、その剛性力を向上させ、その変形から生ずるリテー
ナ根元部の折損、リード弁先端部の破損、性能不安定等
の問題点の発生を回避する。 【解決手段】 この種リテーナ40は、長辺部41がリ
ード弁35aの開度規制部として機能し、短辺部42が
リテーナプレートとの連結部として機能するが、短辺部
42とリテーナプレートの基板との交差線42aを曲線
等の非直線的となすことにより、短辺部42の根元部か
ら全体的に3次元的形状としてリテーナプレート36の
基板から膨出させて、短辺部42の根元部から全体に亘
っての強度を向上させ、リテーナ40全体の剛性を向上
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吐出弁としてのリ
ード弁と該リード弁の開度を規制するリテーナを備えた
圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の圧縮機としては、例えば次の様な
構造のものが知られている。即ち、シリンダブロックに
は複数のシリンダボアが形成され、そのシリンダボア内
にはピストンが往復動可能に収容されている。シリンダ
ブロックの端面には、バルブプレートを介してハウジン
グが接合配置され、そのハウジング内には隔壁により吸
入室及び吐出室が区画形成されている。バルブプレート
の両側には、吸入室及び吐出室に対応して吸入弁機構及
び吐出弁機構が配設されている。
【0003】この種の圧縮機については、例えば図7に
示すような吐出弁機構が採用されている。バルブプレー
ト51とハウジング52との間には吐出弁形成板53及
びガスケット兼用のリテーナプレート54が配設されて
いる。バルブプレート51の各シリンダボアと対応する
部分には吐出ポート55が形成され、その吐出ポート5
5と対向するように吐出弁形成板53には吐出弁として
のリード弁56が形成されている。
【0004】図7及び図8に示すように、前記リテーナ
プレート54には前記リード弁56の開度を規制するリ
テーナ57が複数一体的に形成されている。該リテーナ
57は、長辺部57aと短辺部57bとを有する略への
字形をしており、平板状のリテーナプレート54の基板
54aから2次元的に単純に折り曲げ形成されたもので
ある。従って、長辺部57a及び短辺部57bはともに
平板状となっている。そして、長辺部57aがリード弁
56を図7に点線56kで図示の状態で受け止め、その
開度を規制している。また、短辺部57bが長辺部57
aの頂部をリテーナプレート54に連結して、リテーナ
57の剛性を維持するように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の圧縮機において、前記リテーナ57は、前記リテ
ーナ57の短辺部57bとリテーナプレート54の基板
54aとの交差線57cと長辺部57aとリテーナプレ
ート54の基板54aとの交差線57dとが直線状とさ
れ、平板状のリテーナプレート54の基板54aから2
次元的に折曲されて形成されたものであるため、これら
短辺部57b及び長辺部57aの根元部の強度が弱く、
全体としての剛性も弱い。このため、リテーナ57は、
リード弁56開放時に吐出ガスによる図7における矢印
方向の圧力を繰り返し受け、点線57kのような状態に
変形して、長辺部57a及び短辺部57bの根元部にお
いて折損する虞れがあった。また、リード弁56が点線
位置56kのように押し退けられたとき、該リード弁5
6の先端部がリテーナ57に線接触で当たり、該先端部
に大きな衝撃を受け、該リード弁56の先端が破損する
虞れがあった。また、リード弁56が点線位置56Kよ
りさらに押し曲げられるため、リード弁56の根元部に
おいて折損する虞れがあった。また、リテーナ57の変
形によりリード弁56の開度規制が不安定となり、その
性能が不安定となる問題の発生する虞れがあった。
【0006】本発明は、このような従来技術に存在する
問題点に着目してなされたのであって、リテーナプレー
トから略への字形に膨出形成されたリテーナの剛性力を
向上させ、その変形から生ずる問題点の発生を回避する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、吐出ポートに対向するよ
うに設けられた吐出弁としてのリード弁と、該リード弁
の開度を規制するリテーナとを有し、該リテーナがリテ
ーナプレートから短辺部と長辺部とからなる略への字形
として膨出され、また、前記長辺部が前記リード弁の開
度規制部として機能し、更に、前記短辺部が前記リテー
ナプレートとの連結部として機能する圧縮機において、
前記短辺部とリテーナプレートの基板との交差線を非直
線的となし、前記短辺部を根元部から全体的に3次元的
形状として前記リテーナプレートの基板から膨出させた
ことを特徴とする。ここに、非直線的とは、一直線以外
の線全てを含む。
【0008】請求項2記載の発明は、前記リテーナをリ
テーナプレートから一体的に膨出成形してなることを特
徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、前記短辺部とリテ
ーナプレートの基板との交差線を円弧状等の曲線とな
し、前記短辺部を根元部から全体的に3次元的形状とし
て前記リテーナプレートの基板から膨出させたことを特
徴とする。
【0010】従って、請求項1〜3記載の圧縮機におい
ては、リテーナプレートから略への字形に膨出されたリ
テーナの短辺部とリテーナプレートの基板との交差線が
非直線的とされて3次元的に構成されているため、その
根元部においては、単純な平面折り曲げ構造(2次元的
構造)ではなく、3次元立体構造となり、曲げ応力に対
する強度が増す。また、短辺部全体としても3次元構造
とされているのでリテーナ全体の剛性が向上する。
【0011】前記短辺部の3次元立体構造は、平面的な
短辺部に別の部材を付加することにより形成することも
可能であるが、請求項2記載の如く、前記略への字形の
リテーナをリテーナプレートから一体的に膨出成形する
ことにより、中間部品の追加を不要とし、その製造コス
トの上昇を抑制することができる。
【0012】また、請求項3の如く、短辺部とリテーナ
プレートの基板との交差線を円弧状等の曲線とすること
により、構造が単純化され、加工も容易となり、自動化
に最適な形状とすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下この発明を両頭ピストンタイ
プの斜板式圧縮機に具体化した実施の形態を図1〜4に
基づいて詳細に説明する。
【0014】図1に示すように、一対のシリンダブロッ
ク11は、対向端縁において互いに接合されている。フ
ロントハウジング12は、シリンダブロック11の前端
面にバルブプレート13を介して接合されている。リヤ
ハウジング14は、シリンダブロック11の後端面にバ
ルブプレート13を介して接合されている。そして、前
記シリンダブロック11、フロントハウジング12及び
リヤハウジング14は、アルミニウムまたはアルミニウ
ム合金により形成されている。
【0015】複数のボルト15は、前記フロントハウジ
ング12から両シリンダブロック11及びバルブプレー
ト13を通してリヤハウジング14のネジ孔16に螺合
されている。そして、これらのボルト15によりフロン
トハウジング12及びリヤハウジング14がシリンダブ
ロック11の両端面に締結固定されている。
【0016】駆動シャフト17は、前記シリンダブロッ
ク11及びフロントハウジング12の中央に一対のラジ
アルベアリング18を介して回転可能に支持されてい
る。その駆動シャフト17の前端外周とフロントハウジ
ング12との間には、リップシール19が介装されてい
る。そして、この駆動シャフト17は、図示しない車両
エンジン等の外部駆動源に作動連結されて、その外部駆
動源により回転駆動される。
【0017】複数のシリンダボア20は、前記駆動シャ
フト17と平行に延びるように、各シリンダブロック1
1の両端部間に同一円周上で所定間隔おきに貫通形成さ
れている。両頭型のピストン21は、各シリンダボア2
0内に往復動可能に嵌挿支持され、それらの両端面とバ
ルブプレート13との間において、各シリンダボア20
内には圧縮室22が形成される。
【0018】クランク室23は、前記両シリンダブロッ
ク11の中間内部に区画形成されている。斜板24は、
クランク室23内において駆動シャフト17に嵌合固定
され、その外周部の複数個所において前後面が一対の半
球状のシュー25を介してピストン21の中間部に係留
されている。そして、駆動シャフト17が回転されると
き、この斜板24を介してピストン21が往復動され
る。一対のスラストベアリング26は、斜板24の両端
面と各シリンダブロック11の内端面との間に介装さ
れ、このスラストベアリング26を介して、斜板24が
両シリンダブロック11間に挟着保持されている。
【0019】圧力差を有する圧力室としての吸入室27
及び吐出室28は、隔壁12a、14aにより前記両ハ
ウジング12、14内の外周部及び内周部にそれぞれ環
状に区画形成されている。吸入室27は、シリンダブロ
ック11及びバルブプレート13に形成された吸入通路
11aを介してクランク室23に連通されている。クラ
ンク室23は、図示しない吸入口を介して外部冷媒回路
に接続される。吐出室28は、図示しない吐出マフラー
及び吐出口を介して外部冷媒回路に接続される。
【0020】吸入弁機構29は、前記各バルブプレート
13のシリンダブロック11側の側面に配設されてい
る。この吸入弁機構29により、ピストン21の往復動
時に、両吸入室27から各シリンダボア20の圧縮室2
2内に冷媒ガスが吸入される。吐出弁機構30は、各バ
ルブプレート13のシリンダブロック11と反対側の側
面に配設されている。この吐出弁機構30により、ピス
トン21の往復動時に、各シリンダボア20の圧縮室2
2内で圧縮された冷媒ガスが両吐出室28に吐出され
る。
【0021】ここで、前記吸入弁機構29及び吐出弁機
構30の構成について説明する。図1〜図3に示すよう
に、前記両バルブプレート13は、金属板により形成さ
れ、各シリンダボア20と対応する部分には吸入ポート
31及び吐出ポート32が形成されている。金属板より
なる吸入弁形成板33及び金属板の両側面にゴムをコー
ティングしてなるガスケット34は、両バルブプレート
13とシリンダブロック11との間に配設されている。
各吸入弁形成板33には、吸入ポート31と対向するよ
うに、吸入弁33aが形成されている。
【0022】金属板よりなる吐出弁形成板35及び金属
板の両側面にゴムをコーティングしてなるガスケット兼
用のリテーナプレート36は、両バルブプレート13と
フロントハウジング12またはリヤハウジング14との
間に配設されている。各吐出弁形成板35には、各吐出
ポート32と対向するように吐出弁としてのリード弁3
5aがそれぞれ形成されている。
【0023】図2に示すごとく、前記ガスケット兼用の
リテーナプレート36には、環状の外側シール部36a
と、同じく環状の内側シール部36bと、中心部分の中
央シール部36cとが形成されている。内側シール部3
6bと中央シール部36cとの間には、各吐出弁35a
に対応し、その開度を規制するための複数のリテーナ4
0が一体的に形成されている。外側シール部36aの内
周には、前記ボルト15のための複数のボルト挿通部3
6dが形成されている。各ボルト挿通部36dと内側シ
ール部36bとは連結片36eにより連結されており、
外側シール部36aと内側シール部36bとの相対移動
が規制されている。尚、図2には、リヤハウジング側の
ガスケット兼用のリテーナプレート36が記載されてい
るが、フロントハウジング側のガスケット兼用のリテー
ナプレート36は、中央シール部36cの中央部に駆動
軸挿通用の孔が設けられている点を除いては、このリヤ
ハウジング側のリテーナプレート36と左右対称的に形
成されているので、図示を省略する。
【0024】また、前記ガスケット兼用のリテーナプレ
ート36の内側シール部36bは、一方の部材としての
各ハウジング12、14の隔壁12a,14aとほぼ同
一幅となるように形成されている。この内側シール部3
6bが、前記ボルト15の締め付けにより、隔壁12
a,14aの端面と他方の部材としてのバルブプレート
13との間に挟着配置される。そして、各ハウジング1
2、14内の吸入室27及び吐出室28間が気密状態に
保持されている。
【0025】前記リテーナ40は、図3のごとくリテー
ナプレート36から略への字形に一体的に形成されたも
のである。その長辺部41は、長辺部41とリテーナプ
レート36の基板としての中央シール部36cとの交差
線41aが一直線状とされ、中央シール部36cから折
曲された平板として形成されている。また、短辺部42
は、短辺部42とリテーナプレート36の基板としての
内側シール部36bとの交差線42aが円弧状等の曲線
とされ、その根元部から全体に亘り3次元立体構造とし
て、ハウジング12、14側へ膨らむように内側シール
部36bから立ち上げられている。
【0026】次に、前記のように構成された圧縮機につ
いて動作を説明する。この圧縮機において、図示しない
車両エンジン等の外部駆動源により駆動シャフト17が
回転されると、斜板24を介して各ピストン21がシリ
ンダボア20内で往復動される。それにより、図示しな
い外部冷媒回路から同じく図示しない吸入口を介してク
ランク室23に冷媒ガスが供給される。クランク室23
内の冷媒ガスは、吸入通路11aを経て両吸入室27に
導入される。前記ピストン21の上死点位置から下死点
位置への往復動作に伴う吸引圧力によって吸入弁機構2
9の吸入弁33aが開かれ、両吸入室27内の冷媒ガス
が各シリンダボア20の圧縮室22内に吸入される。そ
して、冷媒ガスは、前記ピストン21の下死点位置から
上死点位置への往復動作に伴って、圧縮室22内で所定
の圧力に達するまで圧縮される。圧縮された冷媒ガス
は、各シリンダボア20の圧縮室22内から吐出弁機構
30の吐出弁としてのリード弁35aを押し退けて、両
吐出室28に吐出される。両吐出室28内の圧縮冷媒ガ
スは、図示しない吐出マフラー及び吐出口を介して外部
冷媒回路に供給される。
【0027】リード弁35aが押し退けられる際、リー
ド弁35aは、リテーナ40の長辺部41により図3の
点線位置35kのように面接触してその開度が規制され
る。また、リード弁35aが押し退けられることによ
り、リテーナ40には図3における矢印の方向に吐出ガ
ス圧力が繰り返し作用する。しかし、リテーナ40の短
辺部42の根元部から全体に亘っての構造は、従来のご
とき単なる平面折曲構造ではなく、リテーナ40の短辺
部42とリテーナ40の基板としての内側シール部36
bとの交差線42aが円弧状等の曲線とされ、根元部か
ら全体に亘って3次元立体構造として形成されているた
め、その根元部の曲げ応力に対する強度が強化され、ま
た、短辺部42全体としての剛性も向上している。この
ため、リテーナ40が吐出ガスによる繰り返し圧力を受
けた場合、短辺部42は変形せず、その根元部か折損す
る虞れもない。また、このように短辺部42が変形しな
いので、リテーナ40全体としても剛性が向上し、変形
が防止される。従って、長辺部41の根元部にかかる曲
げ応力が小さくなり、この根元部が折損するようなこと
がない。
【0028】また、このようにリテーナ40が変形しな
いので、リード弁35aは常に長辺部41に面接触して
その開度が規制されることになるので、従来のごとくリ
ード弁35aの先端部がリテーナ40に線接触すること
がなく、リード弁35aの先端部に大きな衝撃力が作用
することもない。従って、リード弁35aの先端部が破
損する恐れもない。また、リテーナ40が変形した場合
は、リード弁35aの開度が大きくなり、リード弁35
aの根元部が折損し易くなるが、本実施の形態において
はリテーナ40が変形しないのでリード弁35aの根元
部が折損する恐れがない。
【0029】また、リテーナ40が変形した場合は、リ
ード弁35aの開度規制が設定通りとならず性能が不安
定となるが、本実施の形態の場合はリテーナ40が変形
しないので、リード弁35aの開度規制が安定し、圧縮
機の性能が安定する。
【0030】また、リテーナ40における短辺部42の
根元部から全体に亘っての3次元立体構造は、前記のご
とく、短辺部42とリテーナプレート36の基板として
の内側シール部36bとの交差線42aが円弧状等の曲
線とされて形成されているため、短辺部42における形
状変化が緩やかになる。このため、該リテーナ40をプ
レス等によりリテーナプレート36とともに一体成形す
るような場合に、力が局部的に作用せず分散されるの
で、成形加工が容易となる。
【0031】また、リテーナ40の短辺部42の3次元
立体構造は、別部品を使用して構成することもできる
が、本実施の形態では、別部品を使用せず一体的構造と
しているため、中間部品の追加が不要であり、製造コス
トの上昇を回避することができる。
【0032】本発明は、次のように変更して具体化する
こともできる。 (1) 本発明を具体化する圧縮機は片頭型斜板式圧縮
機、ウエブカム圧縮機等のカムプレート式圧縮機として
もよく、リード弁を使用する圧縮機であれば特に限定さ
れない。
【0033】(2) リテーナ40における短辺部42
の根元部から全体に亘る3次元立体構造に関し、短辺部
42とリテーナプレート36の基板との交差線42a
を、図5のごとく山形折れ線421aとして、あるい
は、図6のごとく図1〜図4のものとは逆方向に円弧状
等の曲線422aとして、短辺部42を根元部から全体
的に3次元立体構造としてもよい。尚、図5及び図6に
示したリテーナは、上記の点を除いては前記図1〜図4
のものと同一であるので、同一個所には同一の符号を付
して記載し、詳細な説明は省略する。
【0034】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているた
め、次のような効果を奏する。請求項1記載の発明は、
リテーナの短辺部の根本部から全体に亘っての構造を3
次元的立体構造としたことにより、リテーナの剛性が向
上し変形し難くなり、長辺部及び短辺部の根元部の折損
やリード弁先端の欠損及びリード弁根元部の折損などが
発生し難い。また、リード弁の開度規制が安定すること
により圧縮機の性能が安定し、圧縮機の信頼性が向上す
る。
【0035】請求項2記載の発明は、リテーナの短辺部
の立体構造を一体成形としたので、追加部品を要するこ
となく製造コストの上昇を回避することができる請求項
3記載の発明は、リテーナの短辺部と基板との交差線を
円弧状等の曲線としたので、短辺部の形状変化が緩やか
となり製造加工が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態の圧縮機の全体を示す断面図。
【図2】 図1圧縮機のガスケット兼用のリテーナプレ
ート正面図。
【図3】 図2におけるリテーナ部のA−A断面拡大
図。
【図4】 図3リテーナの拡大斜視図。
【図5】 他のリテーナ拡大斜視図。
【図6】 他のリテーナ拡大斜視図。
【図7】 従来の圧縮機のリテーナ部断面図。
【図8】 従来の圧縮機のガスケット兼用のリテーナプ
レート正面図。
【符号の説明】
32…吐出ポート、35a…吐出弁としてのリード弁、
36…リテーナプレート、36b…リテーナプレートの
基板としての内側シール部、40…リテーナ、41…長
辺部、42…短辺部、42a、421a,422a…短
辺部とリテーナプレートの基板との交差線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北浜 智司 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吐出ポートに対向するように設けられた
    吐出弁としてのリード弁と、該リード弁の開度を規制す
    るリテーナとを有し、該リテーナがリテーナプレートか
    ら短辺部と長辺部とからなる略への字形として膨出さ
    れ、また、前記長辺部が前記リード弁の開度規制部とし
    て機能し、更に、前記短辺部が前記リテーナプレートと
    の連結部として機能する圧縮機において、前記短辺部と
    リテーナプレートの基板との交差線を非直線的となし、
    前記短辺部を根元部から全体的に3次元的形状として前
    記リテーナプレートの基板から膨出させたことを特徴と
    する圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記リテーナをリテーナプレートから一
    体的に膨出成形してなることを特徴とする請求項1記載
    の圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記短辺部とリテーナプレートの基板と
    の交差線を円弧状等の曲線となし、前記短辺部を根元部
    から全体的に3次元的形状として前記リテーナプレート
    の基板から膨出させたことを特徴とする請求項1または
    2記載の圧縮機。
JP8266197A 1996-10-07 1996-10-07 圧縮機 Pending JPH10110672A (ja)

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