JPH10110664A - 内燃機関のディストリビュータ - Google Patents

内燃機関のディストリビュータ

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JPH10110664A
JPH10110664A JP28339796A JP28339796A JPH10110664A JP H10110664 A JPH10110664 A JP H10110664A JP 28339796 A JP28339796 A JP 28339796A JP 28339796 A JP28339796 A JP 28339796A JP H10110664 A JPH10110664 A JP H10110664A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
brush
distributor
housing
internal combustion
Prior art date
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Pending
Application number
JP28339796A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Suda
雄一 須田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication of JPH10110664A publication Critical patent/JPH10110664A/ja
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  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 効果的にNOx等のガスを排出し,耐久性に
優れた内燃機関のディストリビュータを得ること。 【解決手段】 上部にロータブラシ11を備えたロータ
10と,ハウジング20と,ロータブラシ11に接触す
るセンター電極31と,ロータ10の回転に伴いロータ
ブラシ11が近接するサイド電極32とを有するディス
トリビュータ1である。ハウジング20のロータ頂部に
対向する位置には換気孔21が設けられており,ロータ
10の回転によって換気孔21に向かう空気の流れを形
成する羽根形状の部材等がロータ10突設されている。
ロータブラシ11を羽根形状等に形成することが好まし
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,多気筒の内燃機関の点火栓に,
点火順序に従って配電するディストリビュータに関する
ものである。
【0002】
【従来技術】内燃機関のディストリビュータ90は,図
4に示すように,ロータブラシ911を備えたロータ9
1を絶縁性のハウジング95で覆い,ハウジング95に
はロータブラシ911に常時接触するセンター電極92
とロータブラシ911が回転して近接,離隔するサイド
電極93とが装着されている。そして,上記センター電
極92はイグニッションコイルに接続され,ロータ91
の周囲の複数のサイド電極93は各気筒の点火栓に対応
している。そして,ロータ91を回転させロータブラシ
911の先端をサイド電極93に順次近接し放電させ各
気筒の点火栓に配電する。
【0003】ロータブラシ911は,図5に示すよう
に,基端部に位置するセンター電極92(カーボンブラ
シ921)への接触部912と,先端部に位置するサイ
ド電極93への放電部913と,両部912,913の
間の導電板部914とからなる。また,ディストリビュ
ータ90には,図4に示すように,放電によって生ずる
NOx(窒素酸化物)等を排出するために換気孔99を
ハウジング95に設けたものが知られている(実開昭6
4−27477号公報)。
【0004】即ち,NOxが内部に残留すると空気中の
水分や結露水等と反応して硝酸系の物質を生成し,部品
や油脂を劣化させたりハウジング等の樹脂表面の絶縁を
低下させるから,NOxを換気孔99から排出し上記不
具合を防止しようとするものである。同図において,符
号991は,換気孔99に対する防塵用のカバーであ
る。
【0005】
【解決しようとする課題】しかしながら,換気孔99に
よるNOxの排出は,自動車のエンジンなど走行に伴い
風等の空気の流れを生ずるものには効果的であるが,定
置式の内燃機関の場合や低速で走行するものの場合に
は,周囲に風等の空気の流れが期待できないから,換気
孔99の効果が極めて弱いという問題がある。
【0006】そして,換気孔99のNOx排出効果を高
めようとする場合には,換気孔99の径を大きくしたり
その数を増やしたりする必要があるが,こうするとNO
xの排出という点での改善がされる代わりに,今度は塵
埃が進入し易くなるという問題が発生する。特に定置式
の内燃機関の場合には換気孔99の空気の流れが弱いた
め,孔から塵埃が一段と進入し易くなり又塵埃等により
詰まることもあるという問題がある。
【0007】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたものであり,定置式の内燃機関などの場合にも効
果的にNOx等のガスを排出し,耐久性に優れ信頼性の
高い内燃機関のディストリビュータを提供しようとする
ものである。
【0008】
【課題の解決手段】本発明は,上部にロータブラシを備
えたロータと,上記ロータを収容するハウジングと,該
ハウジングに装着され上記ロータブラシに接触するセン
ター電極と,上記ロータの回転に伴い上記ロータブラシ
が近接するサイド電極とを有する内燃機関のディストリ
ビュータであって,上記ハウジングのロータ頂部に対向
する位置には換気孔が設けられており,上記ロータに
は,ロータの回転によって上記換気孔に向かう空気の流
れを形成する部材が設けられていることを特徴とする内
燃機関のディストリビュータにある。
【0009】本発明において,特に注目すべきことは,
換気孔が設けられていると共に,ロータの回転によって
上記換気孔に向かう空気の流れを形成する部材がロータ
に設けられていることである。上記部材には羽根形状を
有し回転してファンの作用をする部材等がある。即ち,
ロータの回転と共に空気流を形成する上記部材が回転
し,これによって換気孔に向かう空気の流れを生成す
る。その結果,ハウジング内部の空気が外部に排出され
易くなり,NOx等が内部に滞留することがなくなる。
それ故,本発明によれば,例えば硝酸系の物質等の生成
により部品や油脂を劣化させたりすることがなくなり,
耐久性に優れ信頼性の高いディストリビュータを得るこ
とができる。
【0010】なお,請求項2記載のように,ロータブラ
シを羽根形状に形成することにより空気流を作る上記部
材を形成することができる。ロータブラシは,元来ロー
タから突設されているものであるから,基端部から先端
の端子部に至る部位を羽根形状に形成することにより,
空気の流れを形成することができる(図2参照)。その
結果,空気流を作る部材を新たに設ける必要がなくな
り,好適である。なお,羽根形状の部材等の空気流を作
る部材をロータブラシと別個に設ける場合には,ロータ
ブラシの機能に制約されることなく自由に形状を決めら
れると共に材質を自由に選定できるという利点がある。
【0011】
【発明の実施の形態】
実施形態例1 本例は,図1に示すように,上部にロータブラシ11を
備えたロータ10と,ロータ10を収容するハウジング
20と,ハウジング20に装着されロータブラシ11に
接触するセンター電極31と,ロータ10の回転に伴い
ロータブラシ11が近接するサイド電極32とを有する
内燃機関のディストリビュータ1である。そして,ハウ
ジング20のロータ頂部に対向する位置には換気孔21
が設けられており,ロータブラシ11は,ロータ10の
回転によって換気孔21に向かう空気の流れを形成する
羽根形状を有している。
【0012】本例は,イグニッションコイル41内蔵の
ディストリビュータ1である。ロータ10は,駆動軸1
9により駆動されて回転し,センター電極31に接触す
るロータブラシ11の先端部を複数のサイド電極32に
順次近接させる。そして,センター電極31はイグニッ
ションコイル41に接続され,サイド電極32は,スパ
ークプラグ42に接続されている。同図において,符号
22は換気孔21の防塵カバーである。
【0013】ロータブラシ11は,図2に示すように,
センター電極31のカーボンブラシ311への接触部1
21を有する円柱形の基端部12と,サイド電極32へ
の放電部13と,両部12,13を結ぶ羽根形状の曲板
14とからなる。そして,曲板14は,基端部側141
から先端側143に至る間で板面の方向が約90°捻ら
れており,同図の矢印Rの方向にロータブラシ11が回
転した時に,基端部12の軸心Cと平行方向に空気の流
れを生じさせる。
【0014】即ち,曲板14の基端部側は,断面図14
1が示すように,その幅方向が基端部12の軸心Cに平
行方向を向き,先端側は,断面図143が示すようにそ
の幅方向が基端部12の軸心Cに垂直となっており,ま
た,両部の中間では,断面図142が示すように基端部
12の軸心Cに45度の傾きを有している。その結果,
ロータブラシ11が回転した時に,軸心Cと平行の方向
に空気の流れを生じさせる。その結果,エンジンの低速
回転時においてもハウジング20の内部の空気が外部に
排出され易くなり,ハウジング20の内部にNOx等が
滞留することがなくなる。それ故,本例によれば,例え
ばNOxからの硝酸系の物質等の生成により部品や油脂
が劣化したりすることがなくなり,耐久性に優れ信頼性
の高いディストリビュータ1を得ることができる。
【0015】また,空気の流れを生じさせるから換気孔
21の径を小さくすることが可能となるから,換気孔2
1から塵埃等が進入することを抑制することができる。
また,本例は,ロータブラシ11の形状を変更すること
により空気の流通作用を強制的に生じさせるから,新た
な部品を追加する必要がなく,安価に製造することがで
きる。
【0016】実施形態例2 本例は,図3に示すように,実施形態例1において,ロ
ータブラシ15とは別個に羽根形状のファン17をロー
タ10に突設させたもう一つの実施形態例である。そし
て,ロータブラシ15は,図5に示す従来のロータブラ
シと同様である。ファン17は,ロータ10の回転によ
って換気孔21に向かう空気の流れを生じさせるよう,
羽根形状に形成されている。
【0017】ファン17には,センター電極31とサイ
ド電極32との間を電気的に接続するロータブラシ15
の機能が不要であるから,形状や材料に対する自由度が
大きく,形状を自由に選択し軽量な素材を用いて上記空
気の流れを効率的に生じさせることができる。その他に
ついては,実施形態例1と同様である。
【0018】
【発明の効果】上記のように,本発明によれば,定置式
の内燃機関などの場合にも効果的にNOx等のガスを排
出し,耐久性に優れ信頼性の高いディストリビュータを
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1のディストリビュータの断面図。
【図2】実施形態例1のディストリビュータのロータブ
ラシの斜視図とその一点鎖線に対応する各断面図。
【図3】実施形態例2のディストリビュータの断面図。
【図4】従来のディストリビュータの断面図。
【図5】従来のディストリビュータのロータブラシの斜
視図。
【符号の説明】
1...ディストリビュータ, 10...ロータ, 11...ロータブラシ, 20...ハウジング, 21...換気孔, 31...センター電極, 32...サイド電極,

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部にロータブラシを備えたロータと,
    上記ロータを収容するハウジングと,該ハウジングに装
    着され上記ロータブラシに接触するセンター電極と,上
    記ロータの回転に伴い上記ロータブラシが近接するサイ
    ド電極とを有する内燃機関のディストリビュータであっ
    て,上記ハウジングのロータ頂部に対向する位置には換
    気孔が設けられており,上記ロータには,ロータの回転
    によって上記換気孔に向かう空気の流れを形成する部材
    が設けられていることを特徴とする内燃機関のディスト
    リビュータ。
  2. 【請求項2】 請求項1において,前記ロータブラシを
    羽根形状に形成してあることを特徴とする内燃機関のデ
    ィストリビュータ。
JP28339796A 1996-10-03 1996-10-03 内燃機関のディストリビュータ Pending JPH10110664A (ja)

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JP28339796A JPH10110664A (ja) 1996-10-03 1996-10-03 内燃機関のディストリビュータ

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JP28339796A JPH10110664A (ja) 1996-10-03 1996-10-03 内燃機関のディストリビュータ

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JPH10110664A true JPH10110664A (ja) 1998-04-28

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ID=17664997

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JP28339796A Pending JPH10110664A (ja) 1996-10-03 1996-10-03 内燃機関のディストリビュータ

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