JPH10109819A - 往復動装置及びこれを用いたシート状製品の折り畳み装置 - Google Patents

往復動装置及びこれを用いたシート状製品の折り畳み装置

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JPH10109819A
JPH10109819A JP26597996A JP26597996A JPH10109819A JP H10109819 A JPH10109819 A JP H10109819A JP 26597996 A JP26597996 A JP 26597996A JP 26597996 A JP26597996 A JP 26597996A JP H10109819 A JPH10109819 A JP H10109819A
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JP
Japan
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sun gear
planetary gear
shaft
product
plate
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JP26597996A
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Inventor
Takahiro Arimura
貴弘 有村
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プレートの向きを変えずに一定の向きとし
て、該プレートを往復運動させることのできる往復動装
置を提供する。 【解決手段】 第1の太陽歯車2と、該第1の太陽歯車
2の周りを該第1の太陽歯車2に対し回転比2にて回る
第1の遊星歯車6との間に第1のベルト7を掛け、且
つ、第2の太陽歯車9と、該第2の太陽歯車9の周りを
該第2の太陽歯車9に対し回転比1/2にて回る第2の
遊星歯車13との間に第2のベルト14を掛け、該第2
の遊星歯車13の中心に設けられたシャフトにプレート
15を設けて、該第2の遊星歯車13の回転運動によ
り、該プレート15を一定の向きに保持しながら往復運
動させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレートを一定の
向きに保持しながら往復運動させるようにした往復動装
置及び、紙おむつ又は生理用ナプキン等のシート状製品
を折り畳むのに用いて有用なシート状製品の折り畳み装
置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例え
ば、実開昭54−116171号公報には、紙おむつ、
生理用ナプキン等を折り曲げるためのパット折り曲げ装
置が開示されている。
【0003】上記パット折曲げ装置においては、コンベ
アによって移送されてくる製品を、所定間隔を隔てて配
置された一対のベルト間に、該製品に対して左右対称の
位置に配置した互いに逆転する一対の回転杆によって押
し込むことにより、折り込みを行っている。
【0004】しかし、上記パット折曲げ装置において
は、製品幅方向に対しそれぞれ独立した回転杆により折
曲げが行われるため、製品厚みにばらつきが生じた場合
などにより、2つの回転杆と製品との接触タイミングに
ずれが生じると、折りずれや折り後の製品走行曲がり等
が発生し安定した折りができない場合がある。
【0005】また、特開平4−266360号公報に
は、太陽歯車と遊星歯車とからなる遊星歯車列を用い
た、衛生製品を折り畳むための装置が開示されている。
かかる折り畳み装置は、その原理を図10及び図11に
示すと、太陽歯車101の周りに自転及び公転を行う一
つの遊星歯車102を設けると共に、該遊星歯車102
に折り目突き棒103を取り付け、該遊星歯車102に
取り付けた折り目突き棒103に与えられる軌跡を利用
して、一対のベルト104,105間に、上記折り目突
き棒103により製品を押し込むようにして、該製品を
折り込むように構成したものである。
【0006】しかし、製品の折り込みを行う際の折り目
突き棒103の軌跡が、図11に示すような鋭角な山形
となるため、折り込み部106においては、該折り目突
き棒103を常に回避すべく相対向して設けられる一対
のロール107,108間の幅に制約を受ける。また、
同様の理由により、ロール107,108間への折り目
突き棒103の突き出し量にも制約を受けるため、製品
の厚みや長さ等に対しその汎用性が乏しい。
【0007】また、折り目突き棒103の軌跡が図11
に示すような動きとなるため、突き出された折り目突き
棒103は、抜き工程にて製品を掻き取る作用となり、
安定した折り畳みが行えなくなる。つまり、折り目突き
棒103は、その向き(角度)を変えながら移動するた
めに、ロール107,108間より抜け出る際に製品を
掻き取ることになる。
【0008】従って、本発明の目的は、プレートの向き
を変えずに一定の向きとして、該プレートを往復動させ
ることのできる往復動装置を提供すると共に、折りずれ
がなく安定した折り畳みが行えるシート状製品の折り畳
み装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
取付フレームに第1の太陽歯車を固定し、該第1の太陽
歯車の中心に駆動輪から回転駆動を受ける第1のシャフ
トを貫通して設け、該第1のシャフトの先端に第1の担
体を固定せしめ、該第1の担体に、該第1の太陽歯車の
周りを該第1の太陽歯車に対し回転比2にて回る第1の
遊星歯車を、該第1の太陽歯車から所定距離を隔てて設
け、該第1の太陽歯車と該第1の遊星歯車との間に第1
のベルトを掛け、且つ、上記第1の遊星歯車に、該第1
の遊星歯車の自転運動を伝達する第2のシャフトを固定
し、該第2のシャフトの軸上であって、該第1の遊星歯
車と反対側の上記第1の担体に、該第2のシャフトに対
して貫通状態に固定する第2の太陽歯車を設け、該第2
のシャフトの先端に、第2の担体を固定せしめ、該第2
の担体に、軸受けを介して第3のシャフトを設け、該第
3のシャフトの一端に、該第2の太陽歯車の周りを該第
2の太陽歯車に対し回転比1/2にて回る第2の遊星歯
車を、該第2の太陽歯車から所定距離を隔てて固定し、
該第2の太陽歯車と該第2の遊星歯車との間に第2のベ
ルトを掛け、上記第3のシャフトの他端にプレートを設
けて、該第2の遊星歯車の回転運動により、該プレート
を一定の向きに保持しながら往復運動させるようにした
ことを特徴とする往復動装置を提供することにより、上
記の目的を達成したものである。
【0010】請求項2記載の発明は、上記第1の太陽歯
車に対し上記第1の遊星歯車が公転する回転半径と、上
記第2の太陽歯車に対し上記第2の遊星歯車が公転する
回転半径が等しいことを特徴とする請求項1記載の往復
動装置を提供することにより、上記の目的を達成したも
のである。
【0011】請求項3記載の発明は、上記第1のベルト
及び上記第2のベルトに代えて、上記第1の太陽歯車と
上記第1の遊星歯車間、及び上記第2の太陽歯車と上記
第2の遊星歯車間にこれら歯車とそれぞれ噛み合う中間
歯車を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の往
復動装置を提供することにより、上記の目的を達成した
ものである。
【0012】請求項4記載の発明は、所定間隔を隔てて
相対向配置される一対の搬送ベルト間にシート状製品を
押し込んで、該シート状製品を折り畳むようにしたシー
ト状製品の折り畳み装置において、請求項1〜3のうち
何れかに記載される往復動装置の上記プレートの往復運
動を利用して、一対の上記搬送ベルト間に、上記シート
状製品を該プレートによって押し込むようにしたことを
特徴とするシート状製品の折り畳み装置を提供すること
により、上記の目的を達成したものである。
【0013】請求項5記載の発明は、上記シート状製品
が紙おむつ又は生理用ナプキンであることを特徴とする
請求項4記載のシート状製品の折り畳み装置を提供する
ことにより、上記の目的を達成したものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した具体的な
実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0015】[第1の実施形態]本実施形態の往復動装
置は、プレートを一定の向きに保持しながら往復運動す
るように構成した装置である。
【0016】図1は本実施形態の往復動装置の駆動輪を
45度回転させた状態を示す斜視図、図2は本実施形態
の往復動装置の駆動輪を225度回転させた状態を示す
斜視図、図3は本実施形態の往復動装置の平面図、図4
は本実施形態の往復動装置の動作状態を示す模式図、図
5は駆動輪を0度から90度まで動かしたときの往復動
装置の動作状態を順次示す模式図、図6は駆動輪を13
5度から270度まで動かしたときの往復動装置の動作
状態を順次示す模式図、図7は駆動輪を315度から3
60度まで動かしたときの往復動装置の動作状態を順次
示す模式図である。
【0017】本実施形態の往復動装置は、図1ないし図
3に示すように、取付フレーム1に第1の太陽歯車2を
固定し、該第1の太陽歯車2の中心に駆動輪3から回転
駆動を受ける第1のシャフト4を貫通して設け、該第1
のシャフト4の先端に第1の担体5を固定せしめ、該第
1の担体5に、該第1の太陽歯車2の周りを該第1の太
陽歯車2に対し回転比2にて回る第1の遊星歯車6を、
該第1の太陽歯車2から所定距離を隔てて設け、該第1
の太陽歯車2と該第1の遊星歯車6との間に第1のベル
ト7を掛けている。
【0018】そして、上記往復動装置は、図1ないし図
3に示すように、上記第1の遊星歯車6に、該第1の遊
星歯車6の自転運動を伝達する第2のシャフト8を固定
し、該第2のシャフト8の軸上であって、該第1の遊星
歯車6と反対側の上記第1の担体5に、該第2のシャフ
ト8に対して貫通状態に固定する第2の太陽歯車9を設
け、該第2のシャフト8の先端に、第2の担体10を固
定せしめ、該第2の担体10に、軸受け11を介して第
3のシャフト12を設け、該第3のシャフト12の一端
に、該第2の太陽歯車9の周りを該第2の太陽歯車9に
対し回転比1/2にて回る第2の遊星歯車13を、該第
2の太陽歯車9から所定距離を隔てて固定し、該第2の
太陽歯車9と該第2の遊星歯車13との間に第2のベル
ト14を掛け、上記第3のシャフト12の他端にプレー
ト15を設けて、該第2の遊星歯車13の回転運動によ
り、該プレート15を一定の向きに保持しながら往復運
動させるように構成されている。
【0019】さらに、本実施形態の往復動装置について
詳述する。上記取付フレーム1は、図1に示すように、
上記した各種歯車2,6,9,13や担体5,10等を
取り付けるためのベースとなるもので、断面略L字状を
なすプレートとして形成されている。かかる取付フレー
ム1は、基端側にボルト取付孔16を有し、該ボルト取
付孔16にボルトを取り付けることで、基台等に固定さ
れるようになっている。
【0020】上記第1の太陽歯車2は、図1に示すよう
に、上記取付フレーム1の起立する一側面1aに固定さ
れており、回転不可能とされている。そして、上記第1
の太陽歯車2の中心には、図3に示すように、駆動輪3
から回転駆動を受ける第1のシャフト4が貫通して設け
られている。
【0021】かかる第1のシャフト4は、上記取付フレ
ーム1に取り付けられた軸受け17に支持されており、
上記駆動輪3とモータ等のプーリー(図示は省略する)
との間に掛けられた駆動用ベルト18により該モータの
駆動力が伝達されることによって回転可能とされてい
る。なお、上記軸受け17は、第1の太陽歯車2とは反
対側の上記取付フレーム1の他側面1bに、ボルト19
によって固定されている。
【0022】そして、上記第1のシャフト4の基端に
は、図1に示すように、上記駆動輪3が固定されてい
る。また、上記第1のシャフト4の先端には、長方形状
のプレートとして形成される第1の担体5が固定されて
いる。かかる第1の担体5は、その中心部を上記第1の
シャフト4の先端に固定することで、該第1のシャフト
4と共に回転するようになっている。
【0023】上記第1の担体5には、図2及び図3に示
すように、上記第1の太陽歯車2の周りを該第1の太陽
歯車2に対し回転比2にて回る第1の遊星歯車6が、該
第1の太陽歯車2から所定距離を隔てて設けられてい
る。この第1の遊星歯車6は、上記取付フレーム1と対
向する側の上記第1の担体5の一主面5aに設けられて
いる。そして、上記第1の遊星歯車6と上記第1の太陽
歯車2との間には、歯付きのエンドレスベルトである第
1のベルト7が掛けられている。
【0024】上記第1のベルト7によって連結された上
記第1の遊星歯車6と上記第1の太陽歯車2の伝動比
は、1:2とされている。このため、図4に示すよう
に、上記第1の遊星歯車6は、上記第1の太陽歯車2の
周りを同図中矢印aで示す時計方向に1公転する間に、
同図中矢印bで示す反時計方向に完全に1回転自転す
る。
【0025】そして、上記第1の遊星歯車6には、図3
に示すように、該第1の遊星歯車6の自転運動を伝達す
る第2のシャフト8が固定されている。かかる第2のシ
ャフト8は、第1の担体5に埋め込むようにして設けら
れた軸受け(図示は省略する)に支持されて、上記第1
の遊星歯車6と共に回転するようになっている。
【0026】また、上記第2のシャフト8の軸上であっ
て、上記第1の遊星歯車6と反対側の上記第1の担体5
の他側面5bには、図2及び図3に示すように、第2の
シャフト8に対して貫通状態に固定される第2の太陽歯
車9が設けられている。かかる第2の太陽歯車9は、上
記第1の担体5に固定された歯車取付ブロック20に、
ネジ止めされることにより固定されている。そして、こ
の第2の太陽歯車9は、上記第2のシャフト8に対して
貫通した状態にあるので、該第2のシャフト8の回転が
該第2の太陽歯車9に伝達されないようになっている。
【0027】また、上記第1の担体5には、図1ないし
図3に示すように、上記第2の太陽歯車9とは反対側に
長方体形状をなすブロックとして形成されるバランサー
21が取り付けられている。このバランサー21は、回
転時第1の担体5における重量偏りにて発生し得る偏心
作用を打ち消す役目をする。
【0028】そして、上記第2のシャフト8の先端に
は、図1ないし図3に示すように、長方形状のプレート
として形成される第2の担体10が固定されている。こ
の第2の担体10は、第2のシャフト8の先端に固定さ
れることで、該第2のシャフト8と共に回転するように
なっている。つまり、第2の担体10は、第1の遊星歯
車6の自転と同期して回転する。
【0029】そして、上記第2の担体10には、図1及
び図2に示すように、軸受け11を介して第3のシャフ
ト12が設けられている。第3のシャフト12は、第2
の担体10の先端側に埋め込まれるようにして設けられ
た軸受け11に支持されている。そして、この第3のシ
ャフト12の周りを、上記第2の担体10が回転するよ
うになっている。
【0030】上記第3のシャフト12の一端には、図1
ないし図3に示すように、第2の太陽歯車9の周りを該
第2の太陽歯車9に対し回転比1/2にて回る第2の遊
星歯車13が、該第2の太陽歯車9から所定距離を隔て
て第3のシャフト12に固定されている。この第2の遊
星歯車13は、上記取付フレーム1と対向する側の上記
第2の担体10の一主面10aに設けられている。そし
て、上記第2の遊星歯車13と上記第2の太陽歯車9と
の間には、歯付きのエンドレスベルトである第2のベル
ト14が掛けられている。
【0031】上記第2のベルト14によって連結された
上記第2の遊星歯車13と上記第2の太陽歯車9の伝動
比は、2:1とされている。このため、図4に示すよう
に、上記第2の遊星歯車13は、第2の太陽歯車9の周
りを同図中矢印cで示す反時計方向に1公転する間に、
同図中矢印dで示す時計方向に1/2回転自転する。但
し、第2の遊星歯車13の回転には、付加的に上記第1
の遊星歯車6の公転運動が重畳するので、結果的には、
第2の遊星歯車13は、静止状態で往復運動することに
なる。
【0032】そして、上記第3のシャフト12の他端に
は、図1ないし図3に示すように、長方形状をなすプレ
ート15が設けられている。かかるプレート15は、図
1及び図2に示すように、第3のシャフト12に対して
ボルト22により固定されている。このプレート15
は、基端に第2の遊星歯車13を固定した第3のシャフ
ト12の先端に固定されているので、その動作は第2の
遊星歯車13と完全に一致する。
【0033】そして、上記構成からなる往復動装置にお
いては、図3に示すように、上記第1の太陽歯車2に対
し上記第1の遊星歯車6が公転する回転半径R1 と、上
記第2の太陽歯車9に対し上記第2の遊星歯車13が公
転する回転半径R2 が等しくされている。このように、
これら回転半径R1 ,R2 を等しくすれば、上記プレー
ト15の向きを常に一定に保った状態で保持することが
できることに加えて、上記プレート15が同一高さ位置
を保持しながら水平に往復運動する。なお、これら両回
転半径R1 ,R2 が同一でなくても、プレート15の向
きは変わらないが、該プレート15は、楕円形状に往復
運動することになる。
【0034】次に、以上のようにして構成された往復動
装置の動作について説明する。ここでは、モーターを駆
動して上記駆動輪3を、図1中時計方向Aに45度ずつ
回転させて最終的に360度回転させたときの動作状態
を、図5ないし図7に示して詳述する。
【0035】初めに、図5(a)に示す状態から駆動輪
3を時計方向Aに回転させて同図(b)で示す45度の
位置まで回転させると、第1の遊星歯車6は、駆動輪3
と同じ時計方向Aに第1の太陽歯車2の周りを公転する
と共に、反時計方向Bに自転する。そして、第2の遊星
歯車13は、第2の太陽歯車9の周りを反時計方向Bに
回転する。このとき、プレート15は、取付フレーム1
の取り付け面からの高さHを一定として、同図(a)中
左方向Cに移動する。なお、図5(b)で示す状態は、
図1に相当する。
【0036】次に、図5(b)に示す45度の状態から
さらに駆動輪3を45度回転させて同図(c)で示す9
0度の位置まで回転させると、第1の太陽歯車2と第2
の遊星歯車13が同軸上に設けられる。この間、プレー
ト15は、やはり取付フレーム1の取り付け面からの高
さHを一定として、同図(b)中左方向Cに移動する。
【0037】次いで、図5(c)に示す90度の状態か
らさらに駆動輪3を45度回転させて図6(a)で示す
135度の位置まで回転させると、第1の遊星歯車6及
び第2の遊星歯車13は同様に回転し、プレート15が
さらに同図中左方向Cに移動する。この間、プレート1
5の高さHは同一高さとされる。
【0038】続いて、図6(a)に示す135度の状態
からさらに駆動輪3を45度回転させて同図(b)で示
す180度の位置まで回転させると、プレート15は、
一番左端の位置に移動する。この間、プレート15の高
さHはやはり同一高さとされる。
【0039】次に、図6(b)に示す180度の状態か
らさらに駆動輪3を45度回転させて同図(c)で示す
225度の位置まで回転させると、プレート15は、同
図(b)中右方向Dに移動する。このときのプレート1
5の位置は、図6(a)で示す135度におけるプレー
ト位置と同じ位置に設けられる。また、この間、プレー
ト15の高さHはやはり同一高さとされる。
【0040】次いで、図6(c)に示す225度の状態
からさらに駆動輪3を45度回転させて図7(a)で示
す270度の位置まで回転させると、第1の太陽歯車2
と第2の遊星歯車13が同軸上に設けられる。このとき
のプレート15は、図5(c)で示す90度の状態と同
じ位置にある。また、この間、プレート15は、やはり
取付フレーム1の取り付け面からの高さHを一定とし
て、図6(c)中右方向Dに移動する。
【0041】続いて、図7(a)に示す270度の状態
からさらに駆動輪3を45度回転させて同図(b)で示
す315度の位置まで回転させると、第1の遊星歯車6
及び第2の遊星歯車13は同様に回転し、プレート15
がさらに同図中右方向Dに移動する。このときにプレー
ト15は、図5(b)で示す45度の状態と同じ位置に
設けられる。また、この間、プレート15はやはり同一
高さとされる。
【0042】そして、図7(b)に示す315度の状態
からさらに駆動輪3を45度回転させると、図5(a)
で示す初期状態に戻り、プレート15は、一番右端の位
置に移動する。この間、プレート15の高さHはやはり
同一高さとされる。
【0043】以上のように、駆動輪3を0度から360
度、すなわち1回転させると、プレート15は、図5
(a)に示す最右端に示す位置から図6(b)で示す最
左端に示す位置に亘り、取付フレーム1の取り付け面か
らの高さHを常に一定として、該プレート15の向きを
一定に保った状態で水平に往復移動する。
【0044】[第2の実施形態]本実施形態のシート状
製品の折り畳み装置は、上記した実施形態1の往復動装
置を、シート状製品を折り畳む装置に適用したものであ
る。図8は、本実施形態のシート状製品の折り畳み装置
を示す模式図である。
【0045】本実施形態のシート状製品の折り畳み装置
は、図8に示すように、所定間隔を隔てて相対向配置さ
れる一対の搬送ベルト23,24間にシート状製品25
を押し込んで、該シート状製品25を折り畳むようにし
た装置であり、上記した往復動装置の上記プレート15
の往復運動を利用して、一対の上記搬送ベルト23,2
4間に、上記シート状製品25を該プレート15によっ
て押し込むようにしたものである。
【0046】さらに、本実施形態のシート状製品の折り
畳み装置について説明する。一対の上記搬送ベルト2
3,24は、図8に示すように、水平方向より搬送され
てくるシート状製品25を、数個のガイドロール26,
27,28,29,36によって垂直方向へと搬送させ
るように所定間隔を隔てて相対向配置されている。
【0047】そして、一方の搬送ベルト23の水平方向
に走行するベルト部分と対向する位置には、折り畳む前
のシート状製品25を搬送するための補助ベルト32
が、ガイドロール30によって案内されて設けられてい
る。かかる補助ベルト32は、上記搬送ベルト23とに
よってその上下方向よりシート状製品25を挟み込み、
該シート状製品25の安定した搬送を確実なものとして
いる。
【0048】さらに、他方の搬送ベルト23の右側に
は、折り畳む前のシート状製品25を進行方向に安定し
て搬送させるために、該シート状製品25を上下方向か
ら挟み込むようにして、ガイドロール31,37によっ
て案内される一対の補助ベルト33,38が設けられて
いる。
【0049】一方、上記搬送ベルト23,24のうち、
垂直方向に走行するベルト部分間には、プレート15に
よって押し込まれるシート状製品25が搬送されるよう
になされている。このベルト部分間を通過する間に、シ
ート状製品25が、該搬送ベルト23,24によって二
つ折りにされることになる。
【0050】上記往復動装置は、図8に示すように、上
記プレート15が、一対の搬送ベルト23,24の垂直
方向に走行するベルト部分の中間位置にくるように配置
されると共に、該プレート15が垂直方向(上下方向)
に往復動するように配置される。
【0051】次に、上述のように構成されたシート状製
品の折り畳み装置の動作について説明する。先ず、一方
の搬送ベルト23とこれと対向する補助ベルト32とに
よりシート状製品25を挟み込むようにして、該シート
状製品25を図8中右方向に搬送させる。ここでは、シ
ート状製品25として、紙おむつや生理用ナプキン等の
扁平長物で圧縮性のある軟質物品を用いた。この一方、
往復動装置も駆動しておく。そして、シート状製品25
の折曲げ位置が、上記搬送ベルト23,24の垂直部分
(以下、折り込み部という)に到達或いは到達する直前
に達したときに、上記プレート15が、シート状製品2
5に接触する。
【0052】そして、上記シート状製品25は、上記プ
レート15によって次第に搬送ベルト23,24間の折
り込み部に押し込まれて行く。このとき、プレート15
は、その向きを変えずに一定の向きで垂直方向に往復動
し、その軌跡が直線運動することから、折り込み部の入
口幅に制約を受けることがない。
【0053】このように、プレート15は垂直方向に往
復動することに加え、折り込み部の入口幅に制約を受け
ないことから、折り畳み装置自体の小型化が図れる。ま
た、プレート15が垂直方向に往復動することから、上
記折り込み部分への突き出し量に制約を受けない。つま
り、上記プレート15を、上記折り込み部のより奧の方
向へと突き出すことができ、シート状製品25の厚みが
厚くても長くても確実に該シート状製品25を折り畳む
ことができる。
【0054】そして、上記プレート15によって折り込
み部の奧へと上記シート状製品25が押し込まれて行く
と、これら搬送ベルト23,24によって該シート状製
品25が次第に二つ折りにされて行く。なお、折り込み
部における搬送ベルト23,24間にシート状製品25
が挟み込まれた後は、該シート状製品25は、補助ベル
ト33,38の向きに逆らいながらも、上記プレート1
5によって押し込まれると共に搬送ベルト23,24に
よって搬送されて行く。
【0055】そして、図8中実線で示す最下点位置にプ
レート15が到達すると、該プレート15は、真っ直ぐ
上方にその向きを変えずに上昇して行く。このように、
プレート15は、抜き工程にてシート状製品25を掻き
取るような動作を行うのではないため、該シート状製品
25を引き戻すことなく、確実にシート状製品25を折
り畳むことができる。
【0056】以上のようにして構成されたシート状製品
の折り畳み装置においては、プレート15がシート状製
品25の折り畳み箇所に直線的に圧力を印加しながら、
製品押し込み方向と同一直線の往復運動をするので、該
シート状製品25の安定した折り込みを実現することが
できる。また、プレート15の駆動が回転運動のみにて
構成されているため、高速運転に適し、シート状製品2
5を生産効率良く製造することが可能となる。
【0057】以上、本発明を適用した具体的な実施形態
について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限
されることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変
更が可能である。例えば、上述した第1の実施形態で
は、第1の太陽歯車2と第1の遊星歯車6との間に第1
のベルト7を掛け、第2の太陽歯車9と第2の遊星歯車
13との間に第2のベルト14を掛けるようにしたが、
図9に示すように、ベルト7,14に代えて中間歯車3
4,35を設けるようにしてもよい。
【0058】すなわち、図9に示すように、第1の太陽
歯車2と第1の遊星歯車6間、及び第2の太陽歯車9と
第2の遊星歯車13間に、これら歯車2,6、9,13
とそれぞれ噛み合う中間歯車34,35を設けてある。
上記ベルト7,14に変えて上記中間歯車34,35を
設けた場合であっても、上記第1の太陽歯車2、第2の
太陽歯車9、第1の遊星歯車6及び第2の遊星歯車13
を、先の実施形態1の装置と全く同様に回転させること
ができる。
【0059】従って、上記中間歯車34,35を設けた
往復動装置においても、第1の実施形態の装置と同様の
効果が得られる。もちろん、この往復動装置を第2の実
施形態に示した折り畳み装置に適用することができると
共に、該第2の実施形態2に示した折り畳み装置と同様
の効果が得られる。
【0060】また、上述の第1の実施形態では、第1の
担体5及び第2の担体10として長方形状のプレートを
用いたが、これら担体5,10として円盤状のディスク
板を使用してもよい。
【0061】また、上述の第2の実施形態では、シート
状製品25として紙おむつ又は生理用ナプキンを用いた
が、本発明によれば、これに限らずシート状軟質物品に
対しも同様の効果が得られる。
【0062】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、請求
項1記載の往復動装置によれば、プレートの向きを変え
ずに一定の向きとして、該プレートを往復動させること
ができる往復動装置を提供することができる。
【0063】請求項2記載の往復動装置によれば、プレ
ートの向きを変えずに一定の向きとして、該プレートを
往復動させることができることに加えて、該プレートを
一定の高さ位置に保持した状態で往復動させることがで
きる。
【0064】請求項4記載のシート状製品の折り畳み装
置によれば、プレートが、シート状製品の折り畳み箇所
に直線的に圧力を印加しながら製品押し込み方向と同一
直線の往復運動をするので、折りずれがなく、該シート
状製品の安定した折り込みを実現することができる。ま
た、プレートの駆動が回転運動のみにて構成されている
ため、高速運転に適し、シート状製品を生産効率良く製
造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の往復動装置の駆動輪を45度
回転させた状態を示す斜視図である。
【図2】第1の実施形態の往復動装置の駆動輪を225
度回転させた状態を示す斜視図である。
【図3】第1の実施形態の往復動装置の平面図である。
【図4】第1の実施形態の往復動装置の動作状態を示す
模式図である。
【図5】駆動輪を0度から90度まで動かしたときの往
復動装置の動作状態を順次示す模式図である。
【図6】駆動輪を135度から270度まで動かしたと
きの往復動装置の動作状態を順次示す模式図である。
【図7】駆動輪を315度から360度まで動かしたと
きの往復動装置の動作状態を順次示す模式図である。
【図8】第2の実施形態のシート状製品の折り畳み装置
を示す模式図である。
【図9】ベルトの代わりに中間歯車を設けた例を示す往
復動装置の平面図である。
【図10】衛生製品を折り畳むための従来の折り畳み装
置を示す模式図である。
【図11】従来の折り畳み装置の折り目突き棒の軌跡を
示す図である。
【符号の説明】
1 取付フレーム 2 第1の太陽歯車 3 駆動輪 5 第1の担体 6 第1の遊星歯車 7 第1のベルト 9 第2の太陽歯車 10 第2の担体 13 第2の遊星歯車 14 第2のベルト 15 プレート 23,24 搬送ベルト 25 シート状製品 34,35 中間歯車

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付フレームに第1の太陽歯車を固定
    し、該第1の太陽歯車の中心に駆動輪から回転駆動を受
    ける第1のシャフトを貫通して設け、該第1のシャフト
    の先端に第1の担体を固定せしめ、該第1の担体に、該
    第1の太陽歯車の周りを該第1の太陽歯車に対し回転比
    2にて回る第1の遊星歯車を、該第1の太陽歯車から所
    定距離を隔てて設け、該第1の太陽歯車と該第1の遊星
    歯車との間に第1のベルトを掛け、 且つ、上記第1の遊星歯車に、該第1の遊星歯車の自転
    運動を伝達する第2のシャフトを固定し、該第2のシャ
    フトの軸上であって、該第1の遊星歯車と反対側の上記
    第1の担体に、該第2のシャフトに対して貫通状態に固
    定する第2の太陽歯車を設け、該第2のシャフトの先端
    に、第2の担体を固定せしめ、該第2の担体に、軸受け
    を介して第3のシャフトを設け、該第3のシャフトの一
    端に、該第2の太陽歯車の周りを該第2の太陽歯車に対
    し回転比1/2にて回る第2の遊星歯車を、該第2の太
    陽歯車から所定距離を隔てて固定し、該第2の太陽歯車
    と該第2の遊星歯車との間に第2のベルトを掛け、 上記第3のシャフトの他端にプレートを設けて、該第2
    の遊星歯車の回転運動により、該プレートを一定の向き
    に保持しながら往復運動させるようにしたことを特徴と
    する往復動装置。
  2. 【請求項2】 上記第1の太陽歯車に対し上記第1の遊
    星歯車が公転する回転半径と、上記第2の太陽歯車に対
    し上記第2の遊星歯車が公転する回転半径が等しいこと
    を特徴とする請求項1記載の往復動装置。
  3. 【請求項3】 上記第1のベルト及び上記第2のベルト
    に代えて、上記第1の太陽歯車と上記第1の遊星歯車
    間、及び上記第2の太陽歯車と上記第2の遊星歯車間に
    これら歯車とそれぞれ噛み合う中間歯車を設けたことを
    特徴とする請求項1又は2記載の往復動装置。
  4. 【請求項4】 所定間隔を隔てて相対向配置される一対
    の搬送ベルト間にシート状製品を押し込んで、該シート
    状製品を折り畳むようにしたシート状製品の折り畳み装
    置において、 請求項1〜3のうち何れかに記載される往復動装置の上
    記プレートの往復運動を利用して、一対の上記搬送ベル
    ト間に、上記シート状製品を該プレートによって押し込
    むようにしたことを特徴とするシート状製品の折り畳み
    装置。
  5. 【請求項5】 上記シート状製品が紙おむつ又は生理用
    ナプキンであることを特徴とする請求項4記載のシート
    状製品の折り畳み装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110194301A (zh) * 2019-05-20 2019-09-03 金湖三木机械制造实业有限公司 卫生用品的折耳装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110194301A (zh) * 2019-05-20 2019-09-03 金湖三木机械制造实业有限公司 卫生用品的折耳装置
CN110194301B (zh) * 2019-05-20 2023-10-20 金湖三木机械制造实业有限公司 卫生用品的折耳装置

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