JPH10108874A - 男性用尿道閉塞具 - Google Patents

男性用尿道閉塞具

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JPH10108874A
JPH10108874A JP28306896A JP28306896A JPH10108874A JP H10108874 A JPH10108874 A JP H10108874A JP 28306896 A JP28306896 A JP 28306896A JP 28306896 A JP28306896 A JP 28306896A JP H10108874 A JPH10108874 A JP H10108874A
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Sakae Sugaya
栄 菅谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】尿道を閉塞しても、不快感を与えることが少な
い男性用尿道閉塞具を提供すること。 【解決手段】第1の挟付片11と第2の挟付片12とが
互いに対面して配され、第1及び第2の挟付片11,1
2の一方の側の端が可撓性のある帯状連結片13で連結
され、第1及び第2の挟付片11,12の他方の側の端
が面ファスナー15Aの付いた弾性連結帯び片14で係
脱自在に連結され、第1及び第2の挟付片11,12の
一方又は両方の挟み部11a,12aの両端に逃げ溝1
1b,12bが形成され、第1の挟付片11の挟み部1
1aの幅が第2の挟付片12の挟み部12aの幅よりも
小さくなっている。 【効果】逃げ溝11b,12bに対面する陰茎Pの部分
では、挾み部11a,12aにより押圧されることがな
く、血管が押し潰されて血行が阻害されることがない。
第1の挟付片11の幅狭の挟み部11aにより陰茎Pの
尿道P1が通っている側を強く押圧し、不快感を与えず
に尿道を確実に閉塞できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、男性用尿道閉塞
具に関する。
【0002】
【従来の技術】呆けた老人や前立腺の手術を受けた人の
中に尿を漏らしてしまう者がおり、尿の漏れを防ぐため
に尿道閉塞具が用いられている。従来の男性用尿道閉塞
具01には、図7に示すように、プラスチック製の薄く
てある程度の幅のある細長い矩形板をU字形に曲げて、
挟付片1が形成され、この挟付片1の一方の辺部分1a
の端よりの部分1a1に自在に屈曲できる細幅の帯び片
2の一方の端より部分2aを接着し、前記帯び片2の他
方の端より部分2bの内側面に、布片3aに合成樹脂製
の細線からなる環及び(又は)鈎3bを多数植え付けて
なる面状ファスナー片3Aを取付け、かつ挟付片1の他
方の辺部分1bの端よりの部分1b1の表面に、前記面
状ファスナー片3Aと同様の構成の面状ファスナー片3
Bを取付けて形成されている。男性用尿道閉塞具01を
使って尿道を閉塞する場合には、図8に示すように、挟
付片1の両方の辺部分1a,1b間に陰径Pを位置さ
せ、挟付片1の一方の辺部分1aに取付けた帯び片2の
面状ファスナー片3Aの環又は鈎3aを,挟み付け片1
の他方の辺部分1bに取付けた面状ファスナー片3Bの
環又は鈎3aに係合させて、挟付片1の二つの辺部分1
a,1bの内側の曲面等で陰径Pを挟み付け、その尿道
を閉塞する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の男性用尿道閉塞
具01は、挟付片1の辺部分1a,1bの内側の曲面等
で陰径4を挾み付けて、陰径Pを押し潰し、その尿道を
閉塞するようになっている。そのため、挟付片1の辺部
分1a,1bの内側の曲面により、その周囲から陰径P
中の血管を押圧して、陰径Pの血行を阻害してしまう。
陰径Pの血行が阻害された状態では不快感があり、従来
の男性用尿道閉塞具01によっては、尿道の閉塞状態を
長時間に亘って維持することは困難である。従来の男性
用尿道閉塞具01の挟付片1は、その二つの辺部分1
a,1bがU字形の連結部1cで一体に連結されている
ため、その二つの辺部分1a,1bが単独で動きにく
く、辺部分1a,1bの内側の曲面が陰径Pの外周面と
なじみにくい。また、二つの辺部分1a,1bはその幅
が同じであるから、陰径Pの尿道が通っている側の部分
だけを強く圧することができない。さらに、従来の男性
用尿道閉塞具01は、プラスチック製の薄くてある程度
の幅のある細長い矩形板をU字形に曲げて挟付片1が形
成されていて、その閉塞具01の使用時の外形が角張っ
ているため、使用中に歩行すると、その閉塞具が当る人
体の箇所を損傷することがあり、歩行に適していないも
のである。この発明の解決しようとする課題は、従来技
術の上記のような欠点を有しない男性用尿道閉塞具を提
供すること、換言すると、尿道を閉塞しても、不快感を
与えることが少ない男性用尿道閉塞具を提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は前記課題を解
決できるもので、この発明の男性用尿道閉塞具は、互い
に対面する第1及び第2の挟付片と、第1及び第2の挟
付片の一方の側の端を連結する可撓性のある帯状連結片
と、第1及び第2の挟付片の他方の側の端を係脱自在に
連結する弾性連結帯び片とで構成され、第1の挟付片の
挟み部の幅が第2の挟付片の挟み部の幅よりも小さくな
っているものである。この発明の好適な実施形態におい
ては、第1及び第2の挟付片の一方又は両方の挟み部の
両端に逃げ溝を形成するようにし、また、必要に応じ
て、第1及び第2の挟付片の一方又は両方の挟み部の面
にも細い逃げ溝を形成するようにする。
【0005】また、この発明の好適な実施形態のもので
は、可撓性のある帯状連結片の両側の端よりの部分が第
1及び第2の挟付片の外側面に接合され、前記帯状連結
片により連結される側における第1の挟付片の端部と第
2の挟付片の端部との間に隙間が形成されている。さら
に、好適な実施形態のものにおいては、第1又は第2の
挟付片の外側面に面状ファスナー片が接合され、前記面
状ファスナー片が接合されていない側の第1又は第2の
挟付片の外側面に弾性連結帯び片の一方の端よりの部分
が接合され、前記弾性連結帯び片の他方の端よりの部分
に面状ファスナー片が接合され、弾性連結帯び片に接合
された面状ファスナー片が第1又は第2の挟付片に接合
された面状ファスナー片に係脱自在に係合し得るように
なっている。
【0006】弾性連結帯び片を常に所定の位置に保持さ
せるためには、弾性連結帯び片に対面する側の第1及び
第2の挟付片の端部の外側に、弾性連結帯び片の幅以上
の幅の案内溝を形成し、第1及び第2の挟付片を弾性連
結帯び片により連結する際に、弾性連結帯び片を前記案
内溝に嵌めるようにする。好適な実施形態のものにおい
ては、第1及び第2の挟付片の外側面を円弧状面にし
て、第1及び第2の挟付片の一方の側の端を可撓性のあ
る帯状連結片で連結し、第1及び第2の挟付片の他方の
側の端を弾性連結帯び片で係脱自在に連結した状態にお
ける第1の挟付片、帯状連結片、第2の挟付片及び弾性
連結帯び片からなる閉塞具の正面視の外形を略円形乃至
略楕円形になるようにする。この明細書中の「面状ファ
スナー片」は、係脱具として用いるシート状片に弾性細
線からなる環又は(及び)鈎を多数植え付けたものを意
味する。なお、第1及び第2の挟付片、可撓性のある帯
状連結片、弾性連結帯び片及び面状ファスナー片として
は、軽量で疎水性のある材料でつくられたもの、疎水性
をもたせる加工が施された軽量のもの等を使用し、水で
容易に洗浄できるようにするとよい。
【0007】
【実施例】実施例1は、図1〜図4に示され、この出願
の発明を男性用尿道閉塞具に適用した例である。この男
性用尿道閉塞具10は、互いに対面する第1及び第2の
挟付片11,12と、第1及び第2の挟付片11,12
の一方の側の端を連結する帯状連結片13と、第1及び
第2の挟付片11,12の他方の側の端を係脱自在に連
結する弾性連結帯び片14とで構成される。第1及び第
2の挟付片11,12は、例えば、プラスチック発泡
体、木材等の軽量で水で洗浄できる材料で製作され、ま
たは水で洗浄できるように加工される。図1〜4図に示
すように、第1の挟付片11は、その挟み部11aが横
断面台形になっており、その台形の上側(内側)面は陰
茎Pの半径よりも大分大きい半径の円弧状面11a1
なっており、挟み部11aの両端に深い凹形の逃げ溝1
1b,11bが形成されている。この逃げ溝11b,1
1bは、挟み部11aの長手方向に直交している。挟付
片11の下側(外側)面は、挟み部11aの円弧状面1
1a1よりも大径の円弧状面11cになっている。第1
の挟付片11の一方の端部11dには、案内溝11eが
形成され、この案内溝11eは挟付片11の端部11d
の両側面に沿って形成された突条部11e1,11e1
よって画成され、案内溝11eの幅は、弾性連結帯び片
14の幅よりも少々広くしてある。
【0008】図1〜4図に示すように、第2の挟付片1
2は、その挟み部12aが横断面矩形になっていて、そ
の下側(内側)面は前記挟付片11の円弧状面11a1
よりも少々大きい半径の円弧状面12a1になってお
り、挟み部12aの両端に深い凹形の逃げ溝12b,1
2bが形成されている。この逃げ溝12b,12bは、
挟み部12aの長手方向に直交していて、前記挟み部1
1aの逃げ溝11bよりも浅くなっている。また、円弧
状面12a1には、間隔をおいて複数の浅くて細い逃げ
溝12a2が形成され、これらの逃げ溝12a2も挟み部
12aの長手方向に直交する方向に延びている。第2の
挟付片12の上側(外側)面は、挟み部12aの円弧状
面12a1よりも大径の円弧状面12cになっている。
第2の挟付片12の一方の端部12dには、案内溝12
eが形成され、この案内溝12eは挟付片12の端部1
2dの両側面に沿って形成された突条部12e1,12
1によって画成され、案内溝12eの幅は、弾性連結
帯び片14の幅よりも少々広くしてある。なお、第1及
び第2の挟付片11、12は、それぞれ角部に丸みが付
けられ、陰茎P、肌等の表面に接触しても、それらを損
傷したり異物感を与えたりしないようになっている。
【0009】図1〜4図に示すように、第1の挟付片1
1の端部11fと第2の挟付片12の端部12fとが皮
革からなる帯状連結片13で連結されている。すなわ
ち、帯状連結片13の一方の端よりの部分13aが第1
の挟付片11の端部11fの外側の弧面に接着され、帯
状連結片13の他方の端よりの部分13bが第2の挟付
片12の端部12fの外側の弧面に接着されている。第
1の挟付片11と第2の挟付片12とを帯状連結片13
で連結した状態において、第1の挟付片11の端部11
fの上面と第2の挟付片12の端部12fの下面との間
にかなりの隙間d1が形成されるようにする。図示のも
のでは、帯状連結片13の幅と第1及び第2の挟付片1
1,12の幅は同じにしてある。なお、上記帯状連結片
13は、例えば、可撓性ある合成樹脂シート、可撓性あ
る布帛等でつくることもできる。
【0010】図1〜図4図に示すように、第1及び第2
の挟付片11,12の端部11d,12dの側は、ゴム
紐等からなる弾性連結帯び片14で係脱自在に連結し得
るようになっている。すなわち、第2の挟付片12の上
側の円弧状面12cに布片15aに合成樹脂製の細線か
らなる環及び(又は)鈎15bを多数植え付けてなる面
状ファスナー片15Bが接着され、弾性連結帯び片14
の一方の端よりの部分14aが挟付片11の下側の円弧
状面11cに接着され、弾性連結帯び片14の他方の端
よりの部分14bに前記面状ファスナー片15Bと同様
の構成の面状ファスナー片15Aが接着され、弾性連結
帯び片14に接着された面状ファスナー片15Aを第2
の挟付片12の円弧状面12cに接着させた面状ファス
ナー片15Bに接触させ、第1及び第2の挟付片11,
12の端部11d,12dの側を弾性連結帯び片14で
係脱自在に連結し得るようにしてある。
【0011】第1及び第2の挟付片11,12の端部1
1d,12d側を弾性連結帯び片14で連結した状態に
おいて、弾性連結帯び片14の中途の部分14cは、挟
付片11の案内溝11e及び挟付片12の案内溝12e
に嵌合している。そして、それらの案内溝11e,12
eを画成する突条部11e1,12e1により、弾性連結
帯び片14が所定の位置から外れないようになってお
り、第1の挟付片11の端部11dの上面と第2の挟付
片12の端部12dの下面とが正確に対面するようにし
てある。実施例1の男性用尿道閉塞具10は、第1の挟
付片11の下側(外側)面が円弧状面11cになってお
り、かつ第2の挟付片12の上側(外側)面が円弧状面
12cになっているから、第1及び第2の挟付片11,
12の一方の側の端11f,12fを可撓性のある帯状
連結片13で連結し、第1及び第2の挟付片11,12
の他方の側の端11d,12dを弾性連結帯び片14で
係脱自在に連結した状態における第1の挟付片11、帯
状連結片13、第2の挟付片12及び弾性連結帯び片1
4からなる閉塞具10の正面視の外形は略円形乃至略楕
円形になる。そのため、使用時の閉塞具10の外周面は
陰茎Pと同心円状になるから、使用中に歩行して閉塞具
10の外周部を人体の部分に当てても、その外周部によ
り人体を損傷することが全くない。
【0012】次に、実施例1の男性用尿道閉塞具10の
使い方を説明する。この男性用尿道閉塞具10を使って
尿道を閉塞する場合には、先ず、図1に示す状態の男性
用尿道閉塞具10の第1及び第2の挟付片11,12を
開き、第1の挟付片11の挟み部11aを陰茎Pの尿道
1が通っている側の部分に当て、第2の挟付片12の
挟み部12aを陰茎Pの尿道P1が通っていない側の部
分に当てるように、第1及び第2の挟付片11,12を
陰茎Pの回りに配して、第1及び第2の挟付片11,1
2の挟み部11a,12aで陰茎Pを挟み、第1の挟付
片11に取付けた弾性連結帯び片14の面状ファスナー
片15Aの環又は鈎15bを、第2の挟付片12に取付
けた面状ファスナー片15Bの環又は鈎15bに係合さ
せて、第1及び第2の挟付片11,12で陰茎Pを挾ん
だ状態を保持し得るようにする。
【0013】上記状態では、第1の挟付片11の挟み部
11aの幅狭の円弧状面11a1と第2の挟付片12の
挟み部12aの幅広の円弧状面12a1とで陰茎Pが挾
まれ、陰茎Pの尿道P1の通ってる側の部分が幅狭の円
弧状面11a1により押圧されて、押し潰されるので、
その部分の尿道P1を確実に閉塞することができる。そ
して、逃げ溝11b,12b、浅くて細い逃げ溝12a
2及び間隔d1の隙間に対面する陰茎Pの部分は挟付片1
1,12によって押圧されることがないから、これらの
部分では陰茎P中の血管が圧せられることがなく、陰茎
Pの血行が阻害されることがない。そのため、尿道P1
を閉塞した状態にしても不快感がなく、尿道の閉塞状態
を長時間に亘って維持しておくことが可能になる。ま
た、図2に示す使用時の状態においては、閉塞具10の
外周面が陰茎Pと同心円状になるから、使用中に歩行等
して閉塞具10の外周部を人体の部分に当てても、その
外周部により人体を損傷することが全くない。なお、尿
道の閉塞を解く場合には、第1の挟付片11に取付けた
弾性連結帯び片14の面状ファスナー片15Aの環又は
鈎15bを第2の挟付片12に取付けた面状ファスナー
片15Bの環又は鈎15bから外し、第1及び第2の挟
付片11,12を開いて、陰茎Pから外す。
【0014】実施例2は、図5及び図6に示され、その
男性用尿道閉塞具20は、第1及び第2の挟付片21,
22の構成が実施例1の第1及び第2の挟付片11,1
2と相違しているだけで、その他の帯状連結片13、弾
性連結帯び片14、及び面状ファスナー片15A,15
Bの構成は実施例1と同じである。第1及び第2の挟付
片21,22は、実施例1の挟付片11,12と同様の
プラスチック発泡体、木材等の軽量で水で洗浄できる材
料で製作され、又は水で洗浄できるように加工される。
図5及び図6に示すように、第1の挟付片21は、その
挟み部21aが横断面が台形になっており、その台形の
上側(内側)面は幅狭の平面21a1になっており、挟
み部21aの両端に深い凹形の逃げ溝21b,21bが
形成されている。この逃げ溝21b,21bは、挟み部
21aの長手方向に直交している。第1の挟付片21の
下側(外側)面は、実施例1と同様の円弧状面21cに
なっている。第1の挟付片21の端部21dには、実施
例1と同様の案内溝21eが形成されている。
【0015】第2の挟付片22は、横断面矩形の円弧状
態で構成され、その下側(内側)が挟み部22aになっ
ていて、その下側(内側)面は陰茎の半径よりも大分大
きい半径の円弧状面22a1になっている。第2の挟付
片22の上側(外側)面は、その挟み部22aの円弧状
面22a1よりも大きい径の円弧状面22cになってい
る。第2の挟付片22の一方の端部22dにも、実施例
1と同様の案内溝22eが形成されている。なお、第1
及び第2の挟付片21、22は、それぞれ角部に丸みが
付けられ、陰茎P、肌等の表面に接触しても、それらを
損傷したり異物感を与えたりしないようになっている。
実施例2の男性用尿道閉塞具20の使い方は、実施例1
の男性用尿道閉塞具10の使い方と同じであるから、そ
の説明は省略する。
【0016】
【発明の作用効果】この発明は、特許請求の範囲の欄の
請求項に記載した構成を備えることにより、次の(イ)
〜(ト)の作用効果を奏する。 (イ)請求項1記載の男性用尿道閉塞具は、互いに対面
する第1及び第2の挟付片と、第1及び第2の挟付片の
一方の側の端を連結する可撓性のある帯状連結片と、第
1及び第2の挟付片の他方の側の端を係脱自在に連結す
る弾性連結帯び片とで構成され、第1の挟付片の挟み部
の幅が第2の挟付片の挟み部の幅よりも小さくなってい
て、可撓性のある帯状連結片と弾性連結帯び片とで連結
されている第1の挟付片と第2の挟付片とが個別に動け
るため、第1及び第2の挟付片で陰茎を挾んだときに、
陰茎に無理な力が作用することがない。また、幅狭の第
1の挟付片の挟み部を陰茎の尿道が通っている側の部分
に当て、幅広の第2の挟付片の挟み部を陰茎の尿道が通
っていない側の部分に当てて、陰茎を挾むことにより、
陰茎の尿道が通っている側を強く圧することができ、そ
の尿道を確実に閉塞することができる。さらに、第1の
挟付片の端と第2の挟付片の端とを弾性連結帯び片にて
係脱自在に連結するから、弾性連結帯び片の弾性と係脱
位置の調節により、第1及び第2の挟付片の挾み部によ
る陰茎の挟み付け力を所望の値にすることができる。
【0017】(ロ)請求項2記載の男性用尿道閉塞具
は、第1及び第2の挟付片の一方又は両方の挟み部の両
端に逃げ溝が形成されているため、逃げ溝に対面する陰
茎の部分では、挟付片の挾み部により押圧されることが
なく、そのため、血管が押し潰されて血行が阻害される
ことがなく、第1及び第2の挟付片の挾み部で尿道を閉
塞しても、不快感を与えることがなく、尿道の閉塞状態
を長時間に亘って維持することが可能になる。 (ハ)請求項3記載のように、第1及び第2の挟付片の
一方又は両方の挟み部の両端に逃げ溝を形成するととも
に、第1及び第2の挟付片の一方又は両方の挟み部の面
に細い逃げ溝を形成すると、挟み部の両端の逃げ溝や挟
み部の面の細い逃げ溝に対面する陰茎の部分では、挟付
片の挾み部により押圧されることがなく、そのため、陰
茎の血管が押し潰されて血行が阻害されることがなく、
第1及び第2の挟付片の挾み部で尿道を閉塞しても、不
快感を与えることがなく、尿道の閉塞状態をさらに長時
間に亘って維持することが可能になる。
【0018】(ニ)請求項4記載のように、可撓性のあ
る帯状連結片の両側の端よりの部分を第1及び第2の挟
付片の外側面に接合し、前記帯状連結片により連結され
る側における第1の挟付片の端部と第2の挟付片の端部
との間に隙間が形成されるようにすると、第1の挟付片
と第2の挟付片との連結が確実になり、かつ可撓性のあ
る帯状連結片が蝶番の役目を果たすから、第1の挟付片
と第2の挟付片とを自由に開閉させることができる。ま
た、上記隙間は逃げ溝と同じ機能も果たすから、前記隙
間に対面する陰茎の部分では、陰茎の血管が押し潰され
て、血行が阻害されることがない。 (ホ)請求項5記載のように、第1又は第2の挟付片の
外側面に面状ファスナー片を接合し、前記面状ファスナ
ー片が接合されていない側の第1又は第2の挟付片の外
側面に弾性連結帯び片の一方の端よりの部分を接合し、
前記弾性連結帯び片の他方の端よりの部分に面状ファス
ナー片を接合し、弾性連結帯び片に接合された面状ファ
スナー片を挟付片に接合された面状ファスナー片に係脱
自在に係合し得るようにすると、第1の挟付片の端部と
第2の挟付片の端部との弾性連結帯び片による係脱自在
の連結が容易になり、係脱自在に連結する連結手段によ
り、人体が傷付けられることがなく、人体に異物感を与
えられることも少ない。
【0019】(ヘ)請求項6記載のように、弾性連結帯
び片に対面する側の第1及び第2の挟付片の端部の外側
に、弾性連結帯び片の幅以上の幅の案内溝を形成し、第
1及び第2の挟付片を弾性連結帯び片により連結する際
に、弾性連結帯び片を前記案内溝に嵌めるようにする
と、弾性連結帯び片の位置が案内溝により規制され、弾
性連結帯び片を常に所定の位置に維持することができ
る。その結果として、第1及び第2の挟付片が常に所定
の位置に保持される。 (ト)請求項7記載のように、第1及び第2の挟付片の
一方の側の端を可撓性のある帯状連結片で連結し、第1
及び第2の挟付片の他方の側の端を弾性連結帯び片で係
脱自在に連結した状態における第1の挟付片、帯状連結
片、第2の挟付片及び弾性連結帯び片からなる閉塞具の
正面視の外形を略円形又は略楕円形にすると、使用時に
閉塞具の外周面が陰茎と同心円状になるから、使用中に
歩行等して閉塞具の外周部を人体の部分に当てても、そ
の外周部により人体を損傷することが全くなく、使用中
でも自由に歩行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の男性用尿道閉塞具の正面図
【図2】実施例1の使用時の男性用尿道閉塞具の正面図
【図3】図1に示す男性用尿道閉塞具を右方からみた側
面図
【図4】図1に示す男性用尿道閉塞具をそのA−A線で
断面し矢印方向にみた側面図
【図5】実施例2の男性用尿道閉塞具の正面図
【図6】図5に示す男性用尿道閉塞具をそのA−A線で
断面し矢印方向にみた側面図
【図7】従来の男性用尿道閉塞具の正面図
【図8】従来の男性用尿道閉塞具の使用時の正面図
【符号の説明】
10,20 男性用尿道閉塞具 11,12,21,22 挟付片 11a,12a,21a,22a 挟み部 11a1,12a1 円弧状面 11b,12b 21b 逃げ溝 11c,12c、21c,22c 円弧状面 11e,12e,21e,22e 案内溝 11e1,12e1 突条部 12a2 細い逃げ溝 13 帯状連結片 14 弾性連結帯び片 15A,15B 面状ファスナー片 15a 布片 15b 環及び(又は)鈎 P 陰茎 P1 尿道

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに対面する第1及び第2の挟付片と、
    第1及び第2の挟付片の一方の側の端を連結する可撓性
    のある帯状連結片と、第1及び第2の挟付片の他方の側
    の端を係脱自在に連結する弾性連結帯び片とで構成さ
    れ、第1の挟付片の挟み部の幅が第2の挟付片の挟み部
    の幅よりも小さくなっていることを特徴とする男性用尿
    道閉塞具。
  2. 【請求項2】互いに対面する第1及び第2の挟付片と、
    第1及び第2の挟付片の一方の側の端を連結する可撓性
    のある帯状連結片と、第1及び第2の挟付片の他方の側
    の端を係脱自在に連結する弾性連結帯び片とで構成さ
    れ、第1及び第2の挟付片の一方又は両方の挟み部の両
    端に逃げ溝が形成されていることを特徴とする男性用尿
    道閉塞具。
  3. 【請求項3】互いに対面する第1及び第2の挟付片と、
    第1及び第2の挟付片の一方の側の端を連結する可撓性
    のある帯状連結片と、第1及び第2の挟付片の他方の側
    の端を係脱自在に連結する弾性連結帯び片とで構成さ
    れ、第1及び第2の挟付片の一方又は両方の挟み部の両
    端に逃げ溝が形成されている男性用尿道閉塞具におい
    て、一方又は両方の挟み部の面にも細い逃げ溝が形成さ
    れていることを特徴とする男性用尿道閉塞具。
  4. 【請求項4】互いに対面する第1及び第2の挟付片と、
    第1及び第2の挟付片の一方の側の端を連結する可撓性
    のある帯状連結片と、第1及び第2の挟付片の他方の側
    の端を係脱自在に連結する弾性連結帯び片とで構成され
    ている男性用尿道閉塞具において、可撓性のある帯状連
    結片の両側の端よりの部分が第1及び第2の挟付片の外
    側面に接合され、前記帯状連結片により連結される側に
    おける第1の挟付片の端部と第2の挟付片の端部との間
    に隙間が形成されていることを特徴とする男性用尿道閉
    塞具。
  5. 【請求項5】互いに対面する第1及び第2の挟付片と、
    第1及び第2の挟付片の一方の側の端を連結する可撓性
    のある帯状連結片と、第1及び第2の挟付片の他方の側
    の端を係脱自在に連結する弾性連結帯び片とで構成され
    ている男性用尿道閉塞具において、第1又は第2の挟付
    片の外側面に面状ファスナー片が接合され、前記面状フ
    ァスナー片が接合されていない側の第1又は第2の挟付
    片の外側面に弾性連結帯び片の一方の端よりの部分が接
    合され、前記弾性連結帯び片の他方の端よりの部分に面
    状ファスナー片が接合され、弾性連結帯び片に接合され
    た面状ファスナー片が第1又は第2の挟付片に接合され
    た面状ファスナー片に係脱自在に係合し得るようになっ
    ていることを特徴とする男性用尿道閉塞具。
  6. 【請求項6】弾性連結帯び片に対面する側の第1及び第
    2の挟付片の端部の外側に、弾性連結帯び片の幅以上の
    幅の案内溝が形成され、第1及び第2の挟付片を弾性連
    結帯び片により連結する際に、弾性連結帯び片が前記案
    内溝に嵌まるようになっていることを特徴とする請求項
    1ないし5のいずれかの項記載の男性用尿道閉塞具。
  7. 【請求項7】第1及び第2の挟付片の一方の側の端を可
    撓性のある帯状連結片で連結し、第1及び第2の挟付片
    の他方の側の端を弾性連結帯び片で係脱自在に連結した
    状態における第1の挟付片、帯状連結片、第2の挟付片
    及び弾性連結帯び片からなる閉塞具の正面視の外形が略
    円形乃至略楕円形になっていることを特徴とする請求項
    1ないし6のいずれかの項記載の男性用尿道閉塞具。
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