JPH1010820A - 画像処理装置および画像処理装置の画像出力方法 - Google Patents

画像処理装置および画像処理装置の画像出力方法

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JPH1010820A
JPH1010820A JP8160240A JP16024096A JPH1010820A JP H1010820 A JPH1010820 A JP H1010820A JP 8160240 A JP8160240 A JP 8160240A JP 16024096 A JP16024096 A JP 16024096A JP H1010820 A JPH1010820 A JP H1010820A
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JP
Japan
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image
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punching
sheet
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Application number
JP8160240A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Fujii
隆行 藤井
Akikiyo Yoshida
明磨 吉田
Takeshi Sekiya
武 関谷
Satoru Chiyouhou
哲 長宝
Shunji Sato
俊二 佐藤
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPH1010820A publication Critical patent/JPH1010820A/ja
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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが原稿給送する前に原稿上の穿孔跡位
置を揃える手間を不要とし、所望とする位置にシート後
処理された画像出力を効率よく得ることである。 【解決手段】 ソータ400がシート後処理する記録媒
体の後処理位置と画像認識部308が認識した前記穿孔
位置とに基づいてCPU311が画像読取部300から
入力された前記原稿画像情報に対する画像編集部309
の画像処理をROM312に記憶される制御プログラム
に基づいて制御する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排紙される記録媒
体に対して所定のシート後処理を行うシート後処理装置
と画像読取り部で原稿画像を読み取りながら所定位置に
原稿を給送する給送装置とを接続可能な画像処理装置お
よび画像処理装置の画像出力方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光学式画像認識装置を利用した画
像複写装置として、たとえば英文原稿をスキャナで読み
取り、デジタル信号処理を行った後、文字認識を行い、
各英単語毎に日本語訳をつけていく英文翻訳機能を有す
るものなどが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のリー
ダ部およびプリンタ部とを備える画像処理装置では、原
稿の文字を認識させて、その結果から原稿の文字方向を
判別し、複写後の原稿画像の方向を自動的に揃えたり、
原稿にパンチ(穴開け)またはステイプルを行った痕跡
があるといったような原稿画像の特徴に応じて、複写後
の画像を整理する機能を有するものはなかった。
【0004】従って、従来の画像処理装置では原稿を自
動原稿給送装置(以下、ADF)にセットする前に、あ
らかじめ複写しようとする原稿の文字方向が全て同じで
あることを確認したり、パンチ(穴開け)またはステイ
プルの位置を確認した上で、原稿を同じ方向に統一さ
せ、ADFにセットする必要があった。特に、画像出力
後の原稿画像にパンチング位置またはステイプル位置を
設定するときには、原稿の方向が一枚でも違っている
と、パンチング位置またはステイプル位置を設定したこ
とが無駄になってしまうため、これらの機能を設定する
際には、前述したような原稿の綴じ位置合わせを行う準
備作業が必要となる。
【0005】また、上記の問題を解決するものとして、
読み取った画像の画像認識を行い、画像回転や移動など
の画像処理を行って、自動的に複写画像の方向を揃えた
りするものが提案されているが、これは、いわゆる画像
処理装置本体に具備されたスキャナおよび画像認識機能
を使用して、上記の機能を実現しているため、原稿を読
取位置に給送した後でなくては上記の処理が行えず、画
像出力処理速度が著しく低下し、スループットの低下を
招いてしまう等の問題点があった。
【0006】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、本発明に係る第1の発明〜第7の発明
の目的は、原稿給送中に穿孔跡有無およびその位置を認
識して、原稿読み取り時にシート跡処理位置と穿孔穴位
置とが整合するように原稿画像情報を画像処理すること
により、原稿上の穿孔跡位置が不揃いの原稿を積載され
た状態で原稿が給送されても穿孔跡位置に整合する原稿
画像情報を出力でき、ユーザが原稿給送する前に原稿上
の穿孔跡位置を揃える手間が不要となり、所望とする位
置にシート後処理された画像出力を効率よく得ることが
できる画像処理装置および画像処理装置の画像出力方法
を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、排紙される記録媒体に対して所定のシート後処理を
行うシート後処理装置と画像読取り部で原稿画像を読み
取りながら所定位置に原稿を給送する給送装置とを接続
可能な画像処理装置において、前記画像読取り部が読み
取った原稿画像情報から穿孔情報を抽出して前記原稿上
の穿孔位置を認識する認識手段と、所定位置に給送され
た前記原稿画像を読み取る画像入力手段と、前記画像入
力手段により読み取られる前記原稿画像情報に対して所
定の画像処理を行う画像処理手段と、前記画像処理手段
から出力される出力画像情報に基づいて記録媒体に画像
を出力する画像出力手段と、前記シート後処理装置がシ
ート後処理する前記記録媒体の後処理位置と前記認識手
段が認識した前記穿孔位置とに基づいて前記画像読取り
手段から入力された前記原稿画像情報に対する前記画像
処理手段の画像処理を制御する制御手段とを有するもの
である。
【0008】本発明に係る第2の発明は、前記シート後
処理装置は、排紙される記録媒体の所定端にパンチング
処理を行うものである。
【0009】本発明に係る第3の発明は、前記シート後
処理装置は、排紙される記録媒体の所定端に綴じ止め処
理を行うものである。
【0010】本発明に係る第4の発明は、前記穿孔情報
は、前記原稿上のパンチ穴情報であるものである。
【0011】本発明に係る第5の発明は、前記穿孔情報
は、前記原稿上の綴じ込み針穴情報であるものである。
【0012】本発明に係る第6の発明は、前記認識手段
を前記給送装置に設けたものである。
【0013】本発明に係る第7の発明は、排紙される記
録媒体に対して所定のシート後処理を行うシート後処理
装置と画像読取り部で原稿画像を読み取りながら所定位
置に原稿を給送する給送装置とを接続可能な画像処理装
置の画像処理方法において、前記画像読取り部が読み取
った原稿画像情報から穿孔情報を抽出して前記原稿上の
穿孔位置を認識する認識工程と、所定位置に給送された
前記原稿画像を読み取る画像入力工程と、前記シート後
処理装置がシート後処理する前記記録媒体の後処理位置
と認識した前記穿孔位置とに基づいて読み取られた前記
原稿画像情報に対して所定の画像処理を行う画像処理工
程とを有するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
に係る好適な実施形態を詳細に説明する。
【0015】〔第1実施形態〕図1は、本発明の第1実
施形態を示す画像処理装置の構成を説明する概略断面図
であり、大別して原稿送り部AD,リーダ部RD,プリ
ンタ部PRから構成されている。
【0016】図において、500は自動原稿給送装置
(ADF)であり、載置された原稿を1枚ずつあるいは
2枚連続してプラテンガラス面(原稿第ガラス面)10
2上の所定の位置に給送を行う。なお、ADF500に
は、原稿給送中に原稿画像を読み取り、パンチ穴または
ステイプル痕跡を画像認識処理する画像処理部(詳細は
後述する)を備えている。
【0017】104はスキャナであり、ランプ103,
走査ミラー105等で構成され、ADF500により原
稿台ガラス面102に載置された原稿に対して所定方向
に往復し、原稿からの反射光が走査ミラー105〜10
7を介してレンズ108を通過してイメージセンサ部1
09で結像される。110は露光制御部であり、コント
ローラ部(CONT)で画像処理された画像データに基
づいて変調を行い、変調された光ビームを感光体111
に照射する。
【0018】112,113は現像器であり、感光体1
11上に形成された静電潜像を所定色の現像剤(トナ
ー)で可視化する。114,115は転写紙積載部であ
り、定型サイズの記録媒体(転写紙)を積載収納し、記
録媒体は給紙ローラの駆動によりレジストローラ125
の配設位置まで給送され、感光体111上に形成される
画像との画像先端合わせタイミングをとられた状態で再
給紙される。116は転写分離帯電器であり、感光体1
11上に現像されたトナー像を転写紙に転写した後、そ
の転写紙を感光体111より分離する。
【0019】117は定着部であり、搬送ベルトを介し
て送られてきた転写紙にトナー像を定着させる。118
は排紙ローラであり、画像形成の終了した被転写紙をト
レイ120に積載排紙する。121は方向フラップであ
り、画像形成の終了した転写紙の搬送方向をトレイ12
0と内部搬送方向に切り換え、被転写紙を搬送パス12
2,123,124に搬送して、多重/両面画像形成プ
ロセスに備える。また、119は排紙センサで、被転写
紙の通過を検知する。
【0020】図2は、図1に示したリーダ部RDに設け
られる操作部の構成を説明する平面図である。
【0021】図において、201は本装置への通電を制
御する電源スイッチである。202はリセットキーであ
り、スタンバイ中は標準モードに復帰させるキーとして
動作する。203はコピースタートキーである。204
はクリアキーであり、数値をクリアする時に使用する。
205はIDキーであり、このキーにより特定の操作者
に対して複写動作を可能にし、他の操作者に対してはI
DキーによりIDを入力しない限り、複写動作を禁止す
ることが可能となる。206はストップキーであり、コ
ピーを中断したり、中止したりするときに使用する。2
07はガイドキーであり、各機能を知りたい時に使用す
るキーである。
【0022】208は上カーソルキーであり、各機能設
定画面においてポインタを上に移動させるキーである。
209は下カーソルキーであり、各機能設定画面におい
てポインタを下に移動させるキーである。210は右カ
ーソルキーであり、各機能設定画面においてポインタを
右に移動させるキーである。211は左カーソルキーで
あり、各機能設定画面においてポインタを左に移動させ
るキーである。212はOKキーであり、各機能設定画
面においてこれでよい場合に押下する。213は実行キ
ーであり、各機能設定画面において後述する表面画面の
右下に出力された機能を実行する際に押下する。
【0023】214は定型縮小キーである、定型サイズ
を他の定型サイズに縮小する場合に使用する。215は
等倍コピーを選択する時に使用する。216は定型拡大
キーであり、定型サイズを他の定型サイズに拡大する場
合に使用する。217はカセット選択キーであり、コピ
ーするカセット段を選択する。218はコピー濃度調整
キーであり濃度を薄くする。219はAEキーであり、
原稿の濃度に対しコピー濃度を自動的に調整する。22
0はコピー濃度調整キーであり、濃度を濃くする。
【0024】221は仕分けやパンチング(穴開け)位
置やパンチ箇所の数,ステイプル位置やステイプル箇所
の数等のソータの動作を指定するキーである。222は
予熱キーであり、予熱モードのON/OFFに使用す
る。223は割り込みキーであり、コピー中に割り込ん
でコピーを行いたい場合に使用する。224はテンキー
であり、数値の入力を行いたい場合に使用する。225
はマーカ処理キーであり、トリミング,マスキング(輪
郭処理,網処理,影付け処理,ネガポジ処理)を設定す
る。226はパターン化処理キーであり、色をパターン
化して表現したり、色を濃度差で表現したりする時に使
用する。227は色処理キーであり、特定色を消去した
い時に使用する。
【0025】228は画質キーであり、画質の設定を行
ないたい時に使用する。229はネガポジキーであり、
ネガポジ処理を行なう時に使用する。230はイメージ
クリエイトキーであり、輪郭処理,影付け処理,網処理
斜体,ミラー処理,リピート処理を行なう時に使用す
る。231はトリミングキーであり、エリアを指定し、
トリミングを行なう時に使用する。232はマスキング
キーであり、エリアを指定しマスキングを行なう時に使
用する。233は部分処理キーであり、エリアを指定
し、その後部分処理(輪郭処理,網処理,影付け処理,
ネガポジ処理)を指定する。
【0026】234は枠消しキーであり、モードに合わ
せて枠消しを行なう時に使用する。モードには、シート
枠消し(シートサイズに対して枠を作成する),原稿枠
消し(原稿サイズに合わせて枠を作成する、原稿サイズ
の指定あり),ブック枠消し(ブックの見開きサイズに
合わせて枠を中央に空白を作成する、ブック見開きサイ
ズの指定あり)がある。
【0027】235は綴じ代キーであり、用紙の一端に
綴じ代を作成したい時に使用する。236は移動キーで
あり、移動を行ないたい時に使用する。移動には、平行
移動(上下左右),センタ移動,コーナ移動,指定移動
(ポイント指定)がある。237はズームキーであり、
複写倍率を25%〜400%まで、1%刻みで設定でき
る。また、主走査,副走査を独立に設定できる。
【0028】238はオート変倍キーであり、複写紙の
サイズに合わせて自動的に拡大縮小する。また、主走
査,副走査を独立にオート変倍できる。239は拡大連
写キーであり、1枚の原稿を複数枚に拡大して複写を行
なうときに使用する。240は縮小レイアウトキーであ
り、複数の原稿を1枚に拡大縮小して複写を行なう時に
使用する。243は連写キーであり、プラテンガラス面
102の複写領域を左右に2分割し、自動的に2枚の連
続複写を行ないたい時に使用する(ページ連写,両面連
写)。
【0029】244は両面キーであり、両面の出力を行
ないたい時に使用する(片面両面,ページ連写両面,両
面両面)。
【0030】245は多重キーであり、多重を行ないた
いときに使用する(多重,ページ連写多重)。246は
メモリキーであり、メモリを使用したモードを行ないた
い時に使用する(メモリ合成,エリア合成,すかし合
成)。247はプロジェクトキーであり、プリンタ時の
設定を行なう時に使用する。250は原稿混載キーであ
り、フィーダを使用してコピーをとる時原稿サイズが混
載している時に使用する。251はモードメモリキーで
あり、複写設定された複写モードを登録、または登録さ
れた複写モードを呼び出す時に使用する。252は表示
画面であり、装置の状態,複写枚数,複写倍率,複写用
紙サイズを表示し、複写モード設定中は設定するモード
を表示する。
【0031】図3は、図1に示した画像処理装置の制御
構成を示すブロック図である。以下、構成および動作に
ついて説明する。
【0032】先ず、原稿301がADF500によりプ
ラテンガラス面102上に自動給送され、ランプ103
で照らされた後、画像読取部300内でその反射光がレ
ンズ303により集光され、さらにCCDセンサ304
により結像された後、A/D変換回路305でアナログ
デジタル変換され、そのデジタル信号がシェーディング
補正回路306でシェーディング補正されてイメージメ
モリ307に原稿の画像データとして格納される。
【0033】次に、イメージメモリ307に格納された
原稿の画像データから、原稿の画像認識部308にて認
識する。この認識方法については後述する。そして、制
御部のCPU311が画像認識結果により、原稿画像の
特徴を判別し、更にその判別結果から読み取った原稿画
像に処理を施さず、そのままで出力させるか、あるいは
画像処理を施して出力するかの判断を行ない、画像編集
部309にその命令を出す。
【0034】一方、画像編集部309ではCPU311
からの画像処理の命令に従って画像の編集を行う。そし
て、転写紙等の搬送を行うモータ等の制御回路,画像編
集部309からのビデオ信号を感光体111に書き込む
レーザ記憶回路部および現像を行う現像制限回路で構成
される画像記録部310が画像編集部309からのビデ
オ信号を記憶し、画像出力する。
【0035】さらに、パンチング位置を指定するとき
は、操作部314のキー221により入力を行うことに
より、指定することができ、画像記録部310からの出
力後、パンチャソータ(ソータ)400により複写され
た原稿がソートされ、指定された位置にパンチングを行
う。
【0036】なお、ROM312には、CPU311が
実行する処理手順や制御データ等が格納されている。R
AM313はCPU311の処理手順を実行する際に使
用する作業領域や各種テーブル等が定義されるワークメ
モリとして機能する。
【0037】次に、ADF500について図4,図5を
参照して説明する。
【0038】図4は、図1に示したADF500の詳細
構成を説明する図である。
【0039】以下、構成および動作について説明する。
【0040】先ず、ADF500には、原稿束S(不図
示)をセットする第一の原稿トレイとしての積載トレイ
510が装備されている。また、積載トレイ510に
は、原稿給送手段の一方の部分を構成する給送手段が装
備されている。この給送手段は、半月ローラ531と、
分離搬送ローラ532と、分離モータSPRMTR(不
図示)と、レジスト・ローラ535と、全面ベルト53
6と、ベルト・モータBELTMTR(不図示)と、搬
送大ローラ537と、搬送モータFEEDMTR(不図
示)と、排紙ローラ540と、フラッパ541と、リサ
イクルレバー542と、給紙センサENTS,反転セン
サTRNS,排紙センサEJTS(不図示)等から構成
されている。
【0041】ここで、半月ローラ531と分離搬送ロー
ラ532は、分離モータSPRMTRにより回転して、
積載トレイ510上の原稿束Sの最下部から原稿を1枚
ずつ分離する。また、レジスト・ローラ535と全面ベ
ルト536は、ベルト・モータBELTMTRにより回
転して分離された原稿をシートパスa,bを介して原稿
台ガラス面102上の露光位置(シートパスc)まで搬
送する。
【0042】また、搬送大ローラ537は搬送モータF
EEDMTRにより回転してプラテンガラス面102上
の原稿をシートパスcからシートパスeに搬送する。こ
のシートパスeに搬送された原稿は、排紙ローラ540
により原稿を積載トレイ510の原稿束S上に戻され
る。
【0043】また、リサイクルレバー542は、原稿の
一循環を検知するもので、原稿給送開始時にリサイクル
レバー542を原稿束Sの上部に載せ、原稿が順次給送
され、最終原稿の後端がリサイクルレバー542を抜け
る時に自重で落下したことで原稿の一循環を検知する。
【0044】上記給送手段では、両面原稿時に、原稿を
一旦シートパスa,bからシートパスcに導き、次いで
搬送大ローラ537を回転し、フラッパ541を切り換
えることで原稿の先端をシートパスdに導き、次いでレ
ジスト・ローラ535によりシートパスbを通し、この
後全面ベルト536で原稿をプラテンガラス面102上
に搬送して停止することで原稿を反転させている。すな
わち、原稿をシートパスc→シートパスd→シートパス
bの経路で反転させている。
【0045】なお、原稿束Sの原稿を1枚ずつシートパ
スa→シートパスb→シートパスc→シートパスd→シ
ートパスeを通して、リサイクルレバー542により一
循環したことが検知されるまで搬送することによって、
原稿の枚数をカウントすることができる。
【0046】さらに、ADF500には、本体の画像読
取部300を構成するレンズ303,CCDセンサ30
4,A/D変換回路305,シェーディング補正回路3
06と同等の機能を持つ原稿画像読取部550がシート
パスb内に配置されている。なお、原稿画像読取部55
0は、通常は原稿画像情報から文字パターンを切り出し
て文字認識処理を実行可能に構成されている。また、原
稿画像読取部550はADF500に対して着脱自在に
設け、ハンディスキャナとして原稿画像を読み取るよう
に構成されていてもよい。
【0047】図5は、図4に示した原稿画像読取部55
0の画像処理構成を説明するブロック図である。以下、
構成および動作について説明する。
【0048】原稿がプラテンガラス面102上に搬送さ
れている間に、ランプ551で照らされた後、その反射
光がレンズ552により集光され、さらにCCDセンサ
553により結像された後、A/D変換回路554でア
ナログデジタル変換され、そのデジタル信号がシェーデ
ィング補正回路555でシェーディング補正されてイメ
ージバッファ560に原稿の画像データとして格納され
る。
【0049】次に、イメージバッファ560に格納され
た原稿の画像データから、原稿の画像認識部570にて
認識し(この認識方法については後述する)、その画像
認識結果に基づいて原稿画像の特徴を判別し、その特徴
を図3に示した本体制御部のCPU311に伝達する。
その後は、本体で画像認識した場合と同様の処理を行
う。
【0050】次に、図6,図7によりソータ400につ
いて説明する。
【0051】図6は、図1に示した画像処理装置本体に
接続可能なソータ400の構成を説明する断面図であ
り、図7は、図6に示したソータ400の概略斜視図で
ある。
【0052】これらの図において、ソータ400は、機
体402およびビンユニット403からなり、この機体
402は搬送入口404に近接して搬入ローラ対405
を備えている。搬入ローラ対405の下流には、搬送パ
ス406あるいは407へシート搬送方向を切り換える
フラッパ409が配設されている。そして、一方の搬送
パス406はほぼ水平方向に延びて、その下流に搬送ロ
ーラ対408が配設されており、また他方の搬送パス4
07は下方向に延びて、その下流に搬送ローラ対411
が配設されており、さらに該ローラ対411の近傍位置
に電動パンチャ412Aが図中の(イ),(ロ)に示す
ように移動可能に配設されている。
【0053】搬入ローラ対405と搬送ローラ対40
8,411は、搬送モータ(不図示)により駆動されて
いる。上記搬送パス406には、シートの通過を検出す
るノンソートパスセンサP401が、そして搬送パス4
07にはソートパスセンサP402が配設されている。
また搬送ローラ対408および411の下流側には、多
数のビンBを備えているビンユニット403が配置され
ており、このビンユニット403のフックに一端を係合
し、他端を機体402に固定したばねで重量を保持する
ことにより、ビンユニット403は昇降自在に支持され
ている。
【0054】ビンユニット403の基端側の上下部に
は、ガイドローラ417,419が回転自在に支持され
ており、このガイドローラ417,419は前記機体4
02に上下方向に延びるように設けられた案内溝420
内を転動して前記ビンユニット403を案内するように
構成されている。また、機体402にはシフトモータ4
21が配設されている。機体402に枢支された回転軸
422にはリードカム423およびスプロケット425
が固定されている。このスプロケットと前記シフトモー
タ421の出力軸にはチェーン426が張設されてお
り、これによってシフトモータ421の回転はチェーン
426を介して回転軸422へ伝達されるようになって
いる。
【0055】さらに、前記ビンユニット403は傾斜部
および垂直部からなる底部フレーム427と、この底部
フレーム427の先端手前側と奥側とに垂直に設けられ
た対をなすフレーム429,フレーム429によって支
持されたカバー430により構成されるユニット本体4
31を有している。このユニット本体431の手前側に
はシートS(不図示)に当接して整合することが可能な
基準板が設けられている。
【0056】そして、上記底部フレーム427の基端奥
側には、整合モータ(不図示)により回動する下アーム
450aが回動自在に支持されている。さらにカバー4
30の前記下アーム450aと対向する位置に上アーム
450aが、上記カバー430に回動自在に支持された
軸451aに固定されており、この上アーム450aの
回動中心と前記下アーム450aの回動中心には軸45
1aが架設されている。上記下アーム450aの先端と
上記上アーム450aの先端とには、整合棒439aが
架設されており、この整合棒439aは整合モータによ
り回動するように構成されており、ビンB上のシートS
を手前側に整合するようになっている。
【0057】また、同様に上記底部フレーム427の基
端手前側に、整合モータ(不図示)により回動する下ア
ーム450bが回動自在に支持されている。さらにカバ
ー430の前記下アーム450bと対向する位置に上ア
ーム450bが、上記カバー430に回動自在に支持さ
れた軸451bに固定されている。上記下アーム450
bの先端と上記上アーム450bの先端とには、整合棒
439bが架設されており、この整合棒439bは整合
モータにより回動するように構成されておりビンB上の
シートS(不図示)を奥側に整合するようになってい
る。
【0058】なお、上記各整合モータはステッピングモ
ータであって、整合棒439a,439bの位置は、ス
テッピングモータに与えるパルス数で正確に制御でき
る。また、整合棒ホームセンサ(図示しない)は、整合
棒439a,439bの位置を検知するためのもので、
整合棒439a,439bの位置は整合棒ホームセンサ
と各整合モータに与えられるパルス数で制御できる。
【0059】前記ビンBは、先端手前および奥にそれぞ
れ係合板が形成されており、この係合板が、フレーム4
29の内側に設けられた支持板と係合することにより、
ビンBは先端側を支持されるようになっている。さらに
ビンBには、軸451aから所定距離に前記整合棒43
9aの回転距離より長くかつ前記整合棒439aの幅よ
りも十分幅広な長孔443aと、軸451bから所定距
離に前記整合棒439bの回転距離より長くかつ前記整
合棒439bの幅よりも十分幅広な長孔443bが開設
されている。ビンBの基端部Baはシート収納面Bbに
対して垂直に立ち上がっている。ビンBは機体402に
対して先端を上に所定角度傾斜しており、この傾斜によ
りシートSは、前記シート収納面Bbを滑って後端を基
端部Baに当接して前後方向を整合されるようになって
いる。
【0060】また、ビンBには電動パンチャ412Aの
進入する部分に切欠きが設けられており、電動パンチャ
412Aと干渉しないようになっている。そして、ビン
B1,B2,・・・,Bnの長孔443aには前記整合
棒439aが嵌挿されており、この整合棒439aは長
孔443a内を回動して、ビンB上のシートSを手前側
に整合するように構成されている。同様に、ビンB1,
B2,・・・,Bn長孔443bには前記整合棒439
bが嵌挿されており、この整合棒439bは長孔443
b内を回動して、ビンB上のシートSを奥側に整合する
よう構成されている。
【0061】また、前記リードカム423はビンBの一
部分と係合しており、リードカム423の回転によりビ
ンユニット403は溝423aに沿って昇降するように
構成されている。なお、リードカム423の1回転はリ
ードカム423の近傍に配設されたリードカムセンサP
404によって検出される。また、ビンユニット403
の位置はビンホームポジションセンサP405によって
検出される。
【0062】ソータ400のビンB上のシートSの存在
は、ソートトレイ紙有無検知センサ(シート後処理位置
検知手段)P407によって検出できる。下部搬送ロー
ラ対411の近傍には、ビンBに収納したシートSを穴
開けする電動パンチャ412AがシートSの搬入方向に
直交する位置に駆動手段により進退可能に配設されてお
り、通常ビンBの上下動の際に干渉しないように、位置
(イ)に退避しており、ビンB上のシートSの束を穴開
けする際に、位置(ロ)に移動してシートSの束を穴開
けする。穴開け終了後、この電動パンチャ412Aは図
示しない駆動手段により、位置(イ)に復帰する。
【0063】また、電動パンチャ412Aは図示しない
モータの回転によりパンチング動作を行い、複数のビン
B(B1,・・・,Bn)のシートSを穴開けするとき
に、1つのビンBのシートSのパンチング動作終了後
に、ビンユニット403が所定のビン位置に移動して、
ビンBに収納したシートSを穴開けするようになってい
る。
【0064】なお、S406Aはマニュアルパンチング
キーであって、ソート終了後にマニュアルパンチングキ
ーS406Aを押下された場合はパンチング動作を行
う。また、ソータ400の奥側の整合棒439aの回動
動作により、ビンB上のシート束の位置を手前に押し出
すことが可能なようになっている。
【0065】次に、原稿画像の特徴を認識する認識処理
動作について図8〜図9等を参照して説明する。
【0066】図8は、図5に示した原稿画像読取部55
0により判別可能なパンチング跡判別領域を説明する図
であり、Xは水平方向を示し、Yは垂直方向を示す。
【0067】図9は、図1に示したADF500から給
送されるパンチ穴付き原稿例を示す図である。
【0068】図9に示すように、原稿PPPがADF5
00にセットされ得る状態の種々のパターンは(a)〜
(d)までのいずれかである。
【0069】なお、パターン(a)は左端部、パターン
(b)は上端部、パターン(c)は右端部、パターン
(d)は下端部と判断してそれぞれの原稿がプラテンガ
ラス面102上に載置される前に、本体制御部にその旨
を伝達する。すなわち、原稿PPPは矢印方向Fに搬送
される際に、原稿画像読取部550により画像読取りさ
れ、図8中の斜線領域にパンチ穴跡があるかどうかが後
述するフローチャートの示す手順に従って判定され、そ
の結果(パンチ穴有無とその位置情報(図9に示す))
が制御部のCPU311に通知される。
【0070】図9に示すように、原稿が原稿台(積載ト
レイ)510に積載される場合、パンチ穴の相対位置は
原稿PPP1〜PPP4(図9の(a)〜(d)参照)
のいずれかとなる。そこで、図8に示した斜線領域にパ
ンチ穴跡が原稿給送中に上記図9の(a)〜(d)のい
ずれかの位置に存在すると判別した場合に、原稿画像読
取り時に、ソータ400の電動パンチャ412Aの配置
に基づいて原稿のパンチ穴に対応する位置にパンチでき
るように読取り原稿画像に回転処理を施すことにより、
ADF500に積載する時点での原稿パンチ穴揃え操作
が不要となる。
【0071】図10は、本発明に係る画像処理装置にお
ける原稿パンチ穴跡判別処理手順の一例を示すフローチ
ャートである。なお、(1)〜(7)は各ステップを示
す。
【0072】まず、ステップ(1)において、原稿画像
読取部550から原稿画像を入力し、イメージバッファ
560内に格納された原稿の画像データから、ステップ
(2)でパンチング跡判別領域の画像データを抽出す
る。この判別領域は図8に示すように、原稿の各端部か
ら内側で通常パンチングされる領域となる。
【0073】次に、ステップ(3)では、抽出された画
像データをさらに細分化して後述する記憶パターンとの
比較認識エリアを抽出する。この認識エリアはパンチン
グ跡1つの画像データを含むことができるエリアサイズ
である。そして、ステップ(4)において、抽出された
認識エリアとあらかじめADF500の図示しないRO
Mに格納されているパンチング跡の記憶パターン(例え
ばサイズ別あるいは穴数に応じて決定される)との比較
を行い両者が一致するかどうかを画像認識部570が判
定し、一致しないと判断された場合は、ステップ(6)
以降へ進む。
【0074】一方、ステップ(4)で一致していると判
定した場合、パンチング跡であると認識する。そして、
ステップ(5)で認識されたパンチング跡の中心位置を
図8に示す、水平方向(X)と垂直方向(Y)とで中心
位置座標データとして求めて図示しないRAMに格納す
る。それから、パンチング跡が認識されなかった場合と
同様に、ステップ(6)に進み、今比較対象とされた認
識エリアがステップ(2)で抽出されたパンチング跡判
別領域の最終エリアか否か判別し、YES、すなわち、
判別領域を全て比較し終わったと判断されたならば処理
を終了する。
【0075】一方、ステップ(6)で最終エリアでない
と判断されたならば、X方向ないしはY方向に順次シフ
トさせて、ステップ(4)〜(7)を最終エリアとなる
までパターンの比較処理を繰り返す。
【0076】以下、CPU311は原稿画像の特徴の認
識結果をADF500より受け取ると、転写紙における
パンチング位置を原稿パンチング位置と一致させるよう
に画像編集部309に画像回転指示を出し、パンチング
処理することができる。
【0077】また、この画像認識は、ADF500側で
行っているため、本体制御部は、画像の読み取りを始め
る時点で、画像編集を開始することができ、画像形成処
理の高速化を実現できる。以下、具体的に転写紙に対し
て、パンチング処理を行う場合について図9を参照して
説明する。
【0078】転写紙に対して、パンチング処理を行う場
合、ソータ400の構成から、パンチング位置は転写紙
の搬送方向に対して、下流側の端部に限られる。よっ
て、本実施形態の場合、パターン(a)からパターン
(d)の場合に、画像形成のための読み取り(本体光学
系による読み取り)開始を待ち、読み取り開始と同時に
ADF500から受け取った原稿画像特徴情報が前述の
パターン(a)からパターン(d)であるかを判断し、
パターン(a)の場合、読み取った画像をそのままイメ
ージメモリ307に格納し、パターン(b)の場合は9
0度、パターン(c)の場合は180度、パターン
(d)の場合は270度読み取りと同時に画像情報の回
転処理(公知)を行いながら、イメージメモリ307に
画像情報を格納し、その後画像形成を行う。
【0079】これで原稿画像特徴情報がパターン(a)
からパターン(d)に揃った転写紙がソータ400に排
出されることになり、決まった位置でしかパンチングで
きない後処理装置であっても原稿のセット状態によら
ず、確実な位置にパンチング処理が行われることとな
る。なお、実施形態ではパンチング跡を認識する手段と
して上述の手順を一例として述べたが、パンチング跡が
認識できる手順であれば、どのような手順を使用しても
よく、上述の方法にとらわれる必要はない。
【0080】本実施形態によれば、複写しようとする原
稿の方向を、画像処理装置に接続可能なADF500に
光学式文字認識処理を実行可能な原稿画像読取り部55
0によりパンチング跡を自動認識し、パンチング跡の位
置に応じて原稿画像の向きを自動的に揃えて複写するた
め、オペレータは複写前に、一々ADF500にセット
する原稿パンチングの位置を確認する手間が省け、無駄
な作業をなくすことができる。
【0081】〔第2実施形態〕上記第1実施形態では、
シート後処理としては、ソータ400の電動パンチャ4
12Aが選択された場合に、ADF500の原稿台に対
してパンチ穴付き原稿が積載され、かつパンチ穴位置が
ランダムとなる状態で積載されていても、電動パンチャ
412Aがパンチする転写紙位置にパンチ穴が一致する
ように原稿画像を取り込む場合について説明したが、シ
ート後処理は、パンチ処理のみならず他の処理、例えば
ステイプラ処理であっても本発明を適用することができ
る。以下、その実施形態について説明する。
【0082】図11は、本発明の第2実施形態を示す画
像処理装置の本体に接続可能なソータ400の構成を説
明する断面図であり、図12は、図11に示したソータ
400の概略斜視図であり、図6,図7と同一のものに
は同一の符号を付してある。
【0083】これらの図において、S406Bはマニュ
アルステイプラキーであって、ソート終了後にマニュア
ルステイプラキーS406Bを押下された場合はステイ
プル動作を行う。また、ソータ400の奥側の整合棒4
39aの回動動作により、ビンB上のシート束の位置を
手前に押し出すことが可能なようになっている。
【0084】なお、ソータ400のビンB上のシートS
(不図示)の存在は、ソートトレイ紙有無検知センサ
(シート後処理位置検知手段)P407によって検出で
きる。下部搬送ローラ対411の近傍には、ビンBに収
納したシートSを綴じ止めするステイプラ412Bがシ
ートSの搬入方向に直交する位置に駆動手段により進退
可能に配設されており、通常ビンBの上下動の際に干渉
しないように、位置(イ)に退避しており、ビンB上の
シートSの束を綴じ止めする際に、位置(ロ)に移動し
てシートSの束を綴じ止めする。該綴じ止め終了後、こ
のステイプラ412Bは図示しない駆動手段により、位
置(イ)に復帰する。
【0085】また、ステイプラ412Bは図示しないモ
ータの回転によりステイプル動作を行い、複数のビンB
(B1,・・・,Bn)のシートSを綴じ止めするとき
に、1つのビンBのシートSのステイプル動作終了後
に、ビンユニット403が所定のビン位置に移動して、
ビンBに収納したシートSをステイプルするようになっ
ている。
【0086】図13は、図1に示したADF500から
給送されるステイプル跡付き原稿例を示す図である。
【0087】図において、PPP1〜PPP8はステイ
プル跡付き原稿で、斜線領域がステイプル跡に対応する
この図に示すように、原稿が原稿台(積載トレイ)51
0に積載される場合、ステイプル跡の相対位置は原稿P
PP1〜PPP8(図13の(a)〜(h)参照)のい
ずれかとなる。そこで、図8に示した斜線領域にステイ
プル跡が原稿給送中に上記図13の(a)〜(h)のい
ずれかの位置に存在すると判別した場合に、原稿画像読
取り時に、ソータ400のステイプラ412Bの配置に
基づいて原稿のステイプル跡に対応する位置にステイプ
ルできるように読取り原稿画像に回転処理を施すことに
より、ADF500に積載する時点での原稿ステイプル
跡揃え操作が不要となる。
【0088】これにより、原稿画像読取部550はパタ
ーン(a)は左上端部、パターン(b)は左端部2箇
所、パターン(c)は右上端部、パターン(d)は上端
部2箇所、パターン(e)は右下端部、パターン(f)
は右端部2箇所、パターン(g)は左下端部、パターン
(h)は下端部2箇所と判断してそれぞれの原稿がプラ
テンガラス面102上に載置される前に、本体制御部の
CPU311に対してその旨を伝達する。
【0089】図14は、本発明に係る画像処理装置にお
ける原稿ステイプル跡判別処理手順の一例を示すフロー
チャートである。なお、(1)〜(7)は各ステップを
示す。
【0090】まず、ステップ(1)において、原稿画像
読取部550から原稿画像を入力し、イメージバッファ
560内に格納された原稿の画像データから、ステップ
(2)でステイプル跡判別領域の画像データを抽出す
る。この判別領域は図8に示すパンチ穴の判別領域(原
稿の各端部から内側で通常ステイプルされる領域)と同
様とする。
【0091】次に、ステップ(3)では、抽出された画
像データをさらに細分化して後述する記憶パターンとの
比較認識エリアを抽出する。この認識エリアはパンチン
グ跡1つの画像データを含むことができるエリアサイズ
である。そして、ステップ(4)において、抽出された
認識エリアとあらかじめADF500の図示しないRO
Mに格納されているステイプル跡の記憶パターン(例え
ばサイズ別あるいはステイプル数に応じて決定される)
との比較を行い両者が一致するかどうかを画像認識部5
70が比較判定処理し、一致しないと判断された場合
は、ステップ(6)以降へ進む。
【0092】なお、本実施形態において、図8に示す水
平方向(X),垂直方向(Y)の2方向のヒストグラム
を作成する。具体的には、ドットのある部分を“1”、
ドットのない部分を“0”とし、2値化グラフを作成す
る。ADF500のCCDセンサ553の対向面は黒色
をしているため、針穴を読み取った場合に針穴部分は文
字部分と同様に、ドットありで表現される。このグラフ
で比較を行い、ステイプルの針穴(跡)を判別する。言
うまでもなく、1つのステイプル跡は、2つの前記針穴
から構成されることから同様の比較方法で特定の距離内
に対となるべき針穴が存在するかを判別する。そして、
存在した場合は、ここでステイプル跡であると認識す
る。また、対となるべき針穴が存在しなかった場合は、
ステイプル跡ではないと認識される。
【0093】一方、ステップ(4)で一致していると判
定した場合、ステイプル跡であると認識する。そして、
ステップ(5)で認識されたステイプル跡の位置を一対
の針穴の中間位置から図8に示す水平方向(X)と垂直
方向(Y)とで位置座標データとして求めて図示しない
RAMに格納する。それから、ステイプル跡が認識され
なかった場合と同様に、ステップ(6)に進み、今比較
対象とされた認識エリアがステップ(2)で抽出された
ステイプル跡判別領域の最終エリアか否か判別し、YE
S、すなわち、判別領域を全て比較し終わったと判断さ
れたならば処理を終了する。
【0094】一方、ステップ(6)で最終エリアでない
と判断されたならば、X方向ないしはY方向に順次シフ
トさせて、ステップ(4)〜(7)を最終エリアとなる
までパターンの比較処理を繰り返す。
【0095】以下、CPU311は原稿画像の特徴の認
識結果をADF500より受け取ると、転写紙における
ステイプル位置を原稿ステイプル位置と一致させるよう
に画像編集部309に画像回転指示を出し、ステイプル
処理することができる。
【0096】また、この画像認識は、ADF500側で
行っているため、本体制御部は、画像の読み取りを始め
る時点で、画像編集を開始することができ、画像形成処
理の高速化を実現できる。以下、具体的に転写紙に対し
て、ステイプル処理を行う場合について図13を参照し
て説明する。
【0097】転写紙に対して、ステイプル処理を行う場
合、ソータ400の構成から、ステイプル位置は転写紙
の搬送方向に対して、下流側の端部に限られる。よっ
て、本実施形態の場合、パターン(a)からパターン
(h)の場合に、画像形成のための読み取り(本体光学
系による読み取り)開始を待ち、読み取り開始と同時に
ADF500から受け取った原稿画像特徴情報が前述の
パターン(a)からパターン(h)であるかを判断し、
パターン(a),(b)の場合、読み取った画像をその
ままイメージメモリ307に格納し、パターン(c),
(d)の場合は90度、パターン(e),(f)の場合
は180度、パターン(g),(h)の場合は270度
読み取りと同時に画像情報の回転処理(公知)を行いな
がら、イメージメモリ307に画像情報を格納し、その
後画像形成を行う。
【0098】これで原稿画像特徴情報がパターン(a)
からパターン(h)に揃った転写紙がソータ400に排
出されることになり、決まった位置でしかステイプルで
きない後処理装置であっても原稿のセット状態によら
ず、確実な位置にステイプル処理が行われることとな
る。なお、実施形態ではステイプル跡を認識する手段と
して上述の手順を一例として述べたが、ステイプル跡が
認識できる手順であれば、どのような手順を使用しても
よく、上述の方法にとらわれる必要はない。
【0099】本実施形態によれば、複写しようとする原
稿の方向を、画像処理装置に接続可能なADF500に
光学式文字認識処理を実行可能な原稿画像読取部550
によりステイプル跡を自動認識し、ステイプル跡の位置
に応じて原稿画像の向きを自動的に揃えて複写するた
め、オペレータは複写前に、一々ADF500にセット
する原稿ステイプルの位置を確認する手間が省け、無駄
な作業をなくすことができる。
【0100】以下、第1,第2実施形態と第1〜第6の
発明の各手段との対応及びその作用について図3等を参
照して説明する。
【0101】第1〜第6の発明は、排紙される記録媒体
に対して所定のシート後処理(第1実施形態ではパンチ
処理,第2実施形態ではステイプル処理)を行うシート
後処理装置(ソータ400)と画像読取り部(原稿画像
読取部550のCCDセンサ553)で原稿画像を読み
取りながら所定位置に原稿を給送する給送装置(ADF
500)とを接続可能な画像処理装置において、ソータ
400がシート後処理する前記記録媒体の後処理位置と
前記認識手段(画像認識部570)が認識した前記穿孔
位置とに基づいてCPU311が画像読取部300から
入力された前記原稿画像情報に対する画像編集部309
の画像処理(画像回転処理)をROM312に記憶され
る制御プログラムに基づいて制御するので、シート後処
理(パンチ処理,ステイプル処理)する記録媒体の位置
と給送される原稿の穿孔跡(パンチ穴跡または綴じ針穴
跡)位置とが一致しない状態で混載されていても、シー
ト跡処理する位置と穿孔跡位置とが一致する原稿画像を
出力できる。
【0102】以下、本実施形態と第7の発明の各工程と
の対応及びその作用について図10,図14等を参照し
て説明する。
【0103】排紙される記録媒体に対して所定のシート
後処理を行うシート後処理装置と画像読取り部で原稿画
像を読み取りながら所定位置に原稿を給送する給送装置
とを接続可能な画像処理装置の画像処理方法において、
前記画像読取り部が読み取った原稿画像情報から穿孔情
報を抽出して前記原稿上の穿孔位置を認識する認識工程
(原稿画像読取部550側の工程(図10,図14のス
テップ(2)〜(7))と、所定位置に給送された前記
原稿画像を読み取る画像入力工程(図10,図14のス
テップ(1))と、前記シート後処理装置がシート後処
理する前記記録媒体の後処理位置と認識した前記穿孔位
置とに基づいて読み取られた前記原稿画像情報に対して
所定の画像処理(画像回転処理)を行う画像処理工程と
を原稿画像読取部550とCPU311がROM312
に記憶された制御プログラムを実行して、シート後処理
する記録媒体の位置と給送される原稿の穿孔跡位置とが
一致しない状態で混載されていても、シート跡処理する
位置と穿孔跡位置とが一致する原稿画像を出力できる。
【0104】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適用できることは言うまでもない。この場合、本発明
を達成するためのソフトウエアによって表されるプログ
ラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読
み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本
発明の効果を享受することが可能となる。
【0105】さらに、本発明を達成するためのソフトウ
エアによって表されるプログラムをネットワーク上のデ
ータベースから通信プログラムによりダウンロードして
読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、
本発明の効果を享受することが可能となる。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
〜第6の発明によれば、排紙される記録媒体に対して所
定のシート後処理を行うシート後処理装置と画像読取り
部で原稿画像を読み取りながら所定位置に原稿を給送す
る給送装置とを接続可能な画像処理装置において、シー
ト後処理装置がシート後処理する前記記録媒体の後処理
位置と前記認識手段が認識した前記穿孔位置とに基づい
て制御手段が前記画像読取り手段から入力された前記原
稿画像情報に対する前記画像処理手段の画像処理を制御
するので、シート後処理する記録媒体の位置と給送され
る原稿の穿孔跡位置とが一致しない状態で混載されてい
ても、シート跡処理する位置と穿孔跡位置とが一致する
原稿画像を出力できる。
【0107】第7の発明によれば、排紙される記録媒体
に対して所定のシート後処理を行うシート後処理装置と
画像読取り部で原稿画像を読み取りながら所定位置に原
稿を給送する給送装置とを接続可能な画像処理装置の画
像処理方法において、前記画像読取り部が読み取った原
稿画像情報から穿孔情報を抽出して前記原稿上の穿孔位
置を認識したら、前記シート後処理装置がシート後処理
する前記記録媒体の後処理位置と前記認識手段が認識し
た前記穿孔位置とに基づいて所定位置に給送されて読み
取られる原稿画像情報に対して所定の画像処理を行うの
で、シート後処理する記録媒体の位置と給送される原稿
の穿孔跡位置とが一致しない状態で混載されていても、
シート跡処理する位置と穿孔跡位置とが一致する原稿画
像を出力できる。
【0108】従って、原稿上の穿孔跡位置が不揃いの原
稿を積載された状態で原稿が給送されても穿孔跡位置に
整合する原稿画像情報を出力でき、ユーザが原稿給送す
る前に原稿上の穿孔跡位置を揃える手間が不要となり、
所望とする位置にシート後処理された画像出力を効率よ
く得ることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す画像処理装置の構
成を説明する概略断面図である。
【図2】図1に示したリーダ部に設けられる操作部の構
成を説明する平面図である。
【図3】図1に示した画像処理装置の制御構成を示すブ
ロック図である。
【図4】図1に示したADFの詳細構成を説明する図で
ある。
【図5】図4に示した原稿画像読取部の画像処理構成を
説明するブロック図である。
【図6】図1に示した画像処理装置本体に接続可能なソ
ータの構成を説明する断面図である。
【図7】図6に示したソータの概略斜視図である。
【図8】図5に示した原稿画像読取部により判別可能な
パンチング跡判別領域を説明する図である。
【図9】図1に示したADFから給送されるパンチ穴付
き原稿例を示す図である。
【図10】本発明に係る画像処理装置における原稿パン
チ穴跡判別処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。
【図11】本発明の第2実施形態を示す画像処理装置の
本体に接続可能なソータの構成を説明する断面図であ
る。
【図12】図11に示したソータの概略斜視図である。
【図13】図1に示したADFから給送されるステイプ
ル跡付き原稿例を示す図である。
【図14】本発明に係る画像処理装置における原稿ステ
イプル跡判別処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
500 自動原稿給送装置 300 画像読取部 307 イメージメモリ 311 CPU 312 ROM 313 RAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長宝 哲 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 佐藤 俊二 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排紙される記録媒体に対して所定のシー
    ト後処理を行うシート後処理装置と画像読取り部で原稿
    画像を読み取りながら所定位置に原稿を給送する給送装
    置とを接続可能な画像処理装置において、前記画像読取
    り部が読み取った原稿画像情報から穿孔情報を抽出して
    前記原稿上の穿孔位置を認識する認識手段と、所定位置
    に給送された前記原稿画像を読み取る画像入力手段と、
    前記画像入力手段により読み取られる前記原稿画像情報
    に対して所定の画像処理を行う画像処理手段と、前記画
    像処理手段から出力される出力画像情報に基づいて記録
    媒体に画像を出力する画像出力手段と、前記シート後処
    理装置がシート後処理する前記記録媒体の後処理位置と
    前記認識手段が認識した前記穿孔位置とに基づいて前記
    画像読取り手段から入力された前記原稿画像情報に対す
    る前記画像処理手段の画像処理を制御する制御手段とを
    有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記シート後処理装置は、排紙される記
    録媒体の所定端にパンチング処理を行うことを特徴とす
    る請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記シート後処理装置は、排紙される記
    録媒体の所定端に綴じ止め処理を行うことを特徴とする
    請求項1記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記穿孔情報は、前記原稿上のパンチ穴
    情報であることを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記穿孔情報は、前記原稿上の綴じ込み
    針穴情報であることを特徴とする請求項1記載の画像処
    理装置。
  6. 【請求項6】 前記認識手段を前記給送装置に設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 排紙される記録媒体に対して所定のシー
    ト後処理を行うシート後処理装置と画像読取り部で原稿
    画像を読み取りながら所定位置に原稿を給送する給送装
    置とを接続可能な画像処理装置の画像処理方法におい
    て、前記画像読取り部が読み取った原稿画像情報から穿
    孔情報を抽出して前記原稿上の穿孔位置を認識する認識
    工程と、所定位置に給送された前記原稿画像を読み取る
    画像入力工程と、前記シート後処理装置がシート後処理
    する前記記録媒体の後処理位置と認識した前記穿孔位置
    とに基づいて読み取られた前記原稿画像情報に対して所
    定の画像処理を行う画像処理工程とを有することを特徴
    とする画像処理装置の画像出力方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006084685A (ja) * 2004-09-15 2006-03-30 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置および画像形成方法および画像形成プログラム

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JP2006084685A (ja) * 2004-09-15 2006-03-30 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置および画像形成方法および画像形成プログラム

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