JPH10107903A - 情報提供システム及び情報表示機能付き携帯電話装置 - Google Patents

情報提供システム及び情報表示機能付き携帯電話装置

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JPH10107903A
JPH10107903A JP26132896A JP26132896A JPH10107903A JP H10107903 A JPH10107903 A JP H10107903A JP 26132896 A JP26132896 A JP 26132896A JP 26132896 A JP26132896 A JP 26132896A JP H10107903 A JPH10107903 A JP H10107903A
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JP
Japan
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information data
sports
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Application number
JP26132896A
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English (en)
Inventor
Kanya Matsumoto
冠也 松本
Yoshiharu Ueki
喜治 植木
Shozaburo Sakaguchi
正三郎 坂口
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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Priority to DE69735405T priority patent/DE69735405T2/de
Publication of JPH10107903A publication Critical patent/JPH10107903A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信回線を利用した情報提供システムにおい
て、携帯電話装置の利用者に所望の株式情報やスポーツ
情報等を迅速に提供し、電話資源の効率的な利用を図
る。 【解決手段】 株式情報提供システムは、株式情報デー
タを提供するデータサーバー301と、データサーバー
301に公衆回線網201を経由して接続可能な携帯電
話装置101とを備える。携帯電話装置101は、産業
部門コードや会社別証券コードを入力又は指定するため
のLCD表示器やキースイッチと、回線接続の後に、こ
の入力又は指定されたコードをデータサーバー301に
伝送する無線部とを備える。データサーバー301は、
伝送されたコードを受信し、そのコードに対応する会社
についての株式情報データを携帯電話装置101に伝送
する。携帯電話装置101は、伝送された株式情報デー
タを受信し、LCD表示器に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話回線などの通
信回線を利用して株式情報データ、スポーツ情報データ
等の各種の情報データを提供する情報提供システム及び
携帯電話装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】近年、各種の情報提供会社が電話を介し
て顧客等に株式情報、スポーツ情報等の各種の情報を提
供する情報提供システムは、特定の電話番号に電話を掛
けることにより、音声でその時々の情報を聞けるように
構成されている。
【0003】このような電話回線を利用した情報提供シ
ステムの第1の例としては、証券会社や情報提供会社が
電話を介して顧客等に、音声でその時々の株価情報を聞
かせるシステムがある。
【0004】かかる株式情報提供システムの場合、特定
の電話番号は、建設、食品、電気機器等の産業部門別に
割り当てられており、例えば、利用者が電気機器部門に
割り当てられた電話番号に電話をすると、電気機器部門
にある上場会社の最新の株価が「東芝○○円○○円高、
三菱電機○○円○○円高、富士電機○○円○○円高…」
といった具合に、前日比(前日の株価に対する増減)と
共に会社別証券コードの順に読み上げられた音声放送を
聞くことができる。ここに、会社別証券コードとは、各
上場会社毎に証券業界で予め設定されたコードであり、
例えば、建設部門の場合、大成建設のコードは180
1、大林組のコードは1802、…という具合に、18
00番台から1900番台のコードが設定されており、
電気機器部門の場合、日立製作所のコードは6501、
東芝のコードは6502、…という具合に、6500番
台から6900番台のコードが設定されている。証券業
界では、このように設定された会社別証券コードに基づ
いて株取引を行ったり株式情報データを扱ったりしてお
り、一般にも、株式専門の新聞、株式専門の雑誌等で、
この会社別証券コードは頻繁に見受けられる。
【0005】従って、利用者が特定の会社についての株
価を知りたい場合には、その会社の属する産業部門に割
り当てられた電話番号に電話すれば、その会社の順番が
来た時点で、その株価を聞くことができる。現在、東京
証券取引所の第1部上場会社として電気機器部門に属す
る会社の数は123社であり、この部門の場合には、上
述の株式情報提供システムにより約4分を1サイクルと
して株価情報を聞けるようになっている。
【0006】また電話回線を利用した情報提供システム
の第2の例としては、スポーツ関連会社や情報提供会社
が電話を介して顧客等に、音声でその時々のスポーツ情
報(その日に予定されている対戦カード、その日に行わ
れた試合の結果、その時々の試合の途中経過等の各種項
目)を聞かせるシステムがある。
【0007】かかるスポーツ情報提供システムの場合、
特定の電話番号は、野球、競馬、ゴルフ、相撲等のスポ
ーツジャンル別に割り当てられていたりする。従って、
利用者が特定のスポーツジャンルにおける特定の項目に
ついてのスポーツ情報を知りたい場合には、そのスポー
ツジャンルに割り当てられた電話番号に電話すれば、そ
の項目の順番が来た時点で、その項目についてのスポー
ツ情報を聞くことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1の
従来例として上述した音声放送による株式情報は、相場
の間中、会社別証券コードの順に常に提供され続けるた
め、特定の会社についての株式情報を知りたいときに
も、利用者の電話を掛けるタイミングに応じて、その特
定の会社以外の会社についての不要な情報を聞きなが
ら、数分間も待たねばならないという問題点がある。例
えば、前述の電気機器部門の場合、最大で4分間待たね
ばならず、運悪くその特定の会社の番が終わった直後に
電話をした時には正に4分間も待たねばならず大変不便
であり、しかも、電話回線等の電話資源の非効率的な使
用を招いている。
【0009】また、情報が音声提供される会社の順番は
会社別証券コードの順番であるが、株取り引きに多くの
経験を持たない利用者にとっては、新聞の株式欄や会社
別証券コード表上で会社各位を目で追いながら特定の会
社の順番を待たねばならない。さもなくば、その会社の
株式情報を聞き過ごしてしまう可能性が非常に高い。そ
して、このように聞き過ごしてしまった場合には、例え
ば、前述の電気機器部門の場合で約4分間も待たねばな
らない。更にまた、株取引の経験の多い利用者にとって
も、聞き漏らしや聞き違いを再確認する場合や多数銘柄
を目的に聞いている場合などには、再度4分間も待たね
ばならないので、大変不便である。
【0010】他方、情報提供側からみると、利用者から
所望の会社についての株式情報の提供が要望されている
際に、当該利用者にとって無用な情報の提供も含めてデ
ータ提供料を課金するのは公平の概念にかけ、かといっ
て所望の会社についての情報に対してのみ課金するので
はシステムの複雑化を招いてしまう。
【0011】また、第2の従来例として上述した音声放
送によるスポーツ情報はその時々に、情報提供側で各ス
ポーツジャンルにおける適当な項目が設定されて適当な
順番で提供されるため、特定の項目についてのスポーツ
情報を知りたいときにも、利用者の電話を掛けるタイミ
ングに応じて、その特定の項目以外の項目についての不
要な情報を聞きながら、数分間も待たねばならないとい
う問題点がある。しかも、このことは、電話回線等の電
話資源の非効率的な使用をも招いている。
【0012】他方、情報提供側からみると、利用者から
所望のスポーツジャンルの所望の項目についてのスポー
ツ情報の提供が要望されている際に、当該利用者にとっ
て無用な情報の提供も含めてデータ提供料を課金するの
は公平の概念にかけ、かといって所望の項目についての
情報に対してのみ課金するのではシステムの複雑化を招
いてしまう。
【0013】本発明は上述した問題点に鑑みなされたも
のであり、携帯電話装置などの携帯通信端末装置の利用
者に所望の情報を迅速に提供することができ、利用者に
対する課金を容易にし、電話資源の効率的な利用を図る
情報提供システム及び情報表示機能付き携帯電話装置を
提供することを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の情報提
供システムは上記課題を解決するために、通信回線を経
由して予め設定された複数のデータグループに分類され
る所定種類の情報データを提供するデータサーバーと該
データサーバーに前記通信回線を経由して接続可能な携
帯通信端末装置とを備えた情報提供システムであって、
前記携帯通信端末装置は、当該携帯通信端末装置を前記
データサーバーに前記通信回線を経由して接続する接続
手段と、各データグループを夫々示す複数のデータグル
ープコードのうちの所望のコードを入力又は指定するた
めの入力手段と、該入力又は指定されたコードを前記通
信回線を経由して前記データサーバーに伝送する端末側
伝送手段とを備え、前記データサーバーは、前記伝送さ
れたコードを受信するサーバー側受信手段と、該受信さ
れたコードに対応するデータグループについての情報デ
ータを所定のフォーマットで当該データサーバーから前
記携帯通信端末装置に前記通信回線を経由して伝送する
サーバー側伝送手段とを備え、前記携帯通信端末装置
は、前記伝送された情報データを受信する端末側受信手
段と、該受信された情報データを表示する表示手段とを
更に備えたことを特徴とする。
【0015】請求項1に記載の情報提供システムによれ
ば、先ず携帯通信端末装置の側において、接続手段によ
り、携帯通信端末装置は、データサーバーに通信回線を
経由して接続される。入力手段により、所望のデータグ
ループコードが入力又は指定される。そして、通信回線
を経由しての接続の後に、この入力又は指定されたコー
ドが、通信回線を経由してデータサーバーに伝送され
る。次に、データサーバーの側において、サーバー側受
信手段により、伝送されたコードが受信される。続い
て、サーバー側伝送手段により、この受信されたコード
に対応するデータグループについての情報データが、所
定のフォーマットで当該データサーバーから前記携帯通
信端末装置に前記通信回線を経由して伝送される。
【0016】次に、携帯通信端末装置においては、端末
側受信手段により、伝送された情報データが受信され
る。そして、表示手段により、この受信された情報デー
タが表示される。
【0017】請求項2に記載の情報提供システムは請求
項1に記載の情報提供システムにおいて、前記情報デー
タは株式情報データであり、前記データグループは産業
部門別のグループであり、前記データグループコードは
各産業部門を示す産業部門コードであり、前記入力手段
は、前記産業部門コード及び予め設定された各会社を夫
々示す複数の会社別証券コードのうちの少なくとも一方
の所望のコードを入力又は指定可能に構成されており、
前記サーバー側伝送手段は、前記入力手段により入力又
は指定されたコードに対応する会社についての株式情報
データを所定のフォーマットで当該データサーバーから
前記携帯通信端末装置に前記通信回線を経由して伝送す
ることを特徴とする。
【0018】請求項2に記載の情報提供システムによれ
ば、入力手段により、産業部門コード及び予め設定され
た各会社を夫々示す複数の会社別証券コードのうちの少
なくとも一方の所望のコードが入力又は指定される。こ
こに、会社別証券コードとは、例えば、従来同様に各上
場会社毎に証券業界で予め設定された四桁等の数字から
なるコードである。また産業部門コードとは、会社別証
券コードの上二桁でもよいし、データサーバーや通信回
線の能力を考慮して適当に産業部門を区分することによ
り会社別証券コードとは関係なく設定された電話番号や
固有のコードでもよい。更に、これらの産業部門コード
や会社別証券コードの入力や指定は、コードを数字で直
接的に入力するようにしてもよく、産業名や会社名を文
字で打ち込んだり、メニュー表示された産業名や会社名
を指定することにより産業名や会社名に対応するコード
を間接的に指定してもよい。
【0019】次に、このように入力手段により入力又は
指定されたコードに対応する会社についての株式情報デ
ータが、サーバー側伝送手段により所定のフォーマット
で携帯通信端末装置に通信回線を経由して伝送される。
この結果、表示手段により、この受信された株式情報デ
ータが表示される。
【0020】請求項3に記載の情報提供システムは請求
項2に記載の情報提供システムにおいて、前記データサ
ーバーは、夫々異なる電話番号が割り当てられており前
記産業部門別に区分された各データグループを夫々格納
する複数の部門別データベースを備えており、前記入力
手段は、前記通信回線を経由しての接続の前に前記産業
部門コード及び会社別証券コードのうち少なくとも一方
の所望のコードを入力又は指定可能に構成されており、
前記接続手段は、当該携帯通信端末装置を該入力又は指
定されたコードに対応する産業部門についての部門別デ
ータベースに前記通信回線を経由して接続することを特
徴とする。
【0021】請求項3に記載の情報提供システムによれ
ば、先ず携帯通信端末装置の側において、入力手段によ
り、産業部門コード及び会社別証券コードのうち少なく
とも一方の所望のコードが入力又は指定される。次に、
接続手段により、携帯通信端末装置は、該入力又は指定
されたコードに対応する産業部門についての部門別デー
タベースに通信回線を経由して接続される。
【0022】請求項4に記載の情報提供システムは請求
項2又は3に記載の情報提供システムにおいて、前記携
帯通信端末装置は、各会社別証券コードに対応する会社
名データを格納する第2記憶手段を更に備えており、前
記表示手段は、該格納された会社名データを参照して、
前記株式情報データを対応する会社名データと共に表示
することを特徴とする。
【0023】請求項4に記載の情報提供システムによれ
ば、表示手段により、第2記憶手段に格納された各会社
別証券コードに対応する会社名データが参照され、株式
情報データが、対応する会社名データと共に表示され
る。
【0024】請求項5に記載の情報提供システムは請求
項1に記載の情報提供システムにおいて、前記情報デー
タはスポーツ情報データであり、前記データグループは
スポーツジャンル別のグループであり、前記データグル
ープコードは各スポーツジャンルを示すスポーツジャン
ルコードであり、前記入力手段は、前記スポーツジャン
ルコードのうちの所望のコード及び予め設定された所定
種類の項目を夫々示す複数の項目コードのうちの所望の
コードを入力又は指定可能に構成されており、前記サー
バー側伝送手段は、前記入力手段により入力又は指定さ
れたコードに対応するスポーツジャンル及び項目につい
てのスポーツ情報データを所定のフォーマットで当該デ
ータサーバーから前記携帯通信端末装置に前記通信回線
を経由して伝送することを特徴とする。
【0025】請求項5に記載の情報提供システムによれ
ば、入力手段により、スポーツジャンルコードのうちの
所望のコード及び予め設定された所定種類の項目を夫々
示す複数の項目コードのうちの所望のコードが入力又は
指定される。ここに、スポーツジャンルコードとは、例
えば、野球、テニス、ゴルフ、競馬、相撲といったスポ
ーツのジャンル毎に予め設定された2桁等の数字からな
る固有のコードや電話番号である。また項目コードと
は、例えば、開催日(試合日)、試合名(レース名、ト
ーナメント名、場所名)、選手名、チーム名などの所定
種類の項目毎に予め設定された2桁等の数字からなる固
有のコードである。また、項目コードとしては、各スポ
ーツジャンルを、例えば、同じ「野球」のジャンルであ
っても、プロ、アマ、社会人、高校、外国、国内等の如
く、更に細分化した各詳細ジャンルを夫々示す複数の詳
細ジャンルコードであってもよい。更に、これらのスポ
ーツジャンルコードや項目コードの入力や指定は、コー
ドを数字で直接的に入力するようにしてもよく、スポー
ツ名や項目名を文字で打ち込んだり、メニュー表示され
たスポーツ名や項目名を指定することによりスポーツ名
や項目名に対応するコードを間接的に指定してもよい。
【0026】次に、このように入力手段により入力又は
指定されたコードに対応するスポーツジャンル及び項目
についてのスポーツ情報データが、サーバー側伝送手段
により所定のフォーマットで携帯通信端末装置に通信回
線を経由して伝送される。この結果、表示手段により、
この受信されたスポーツ情報データが表示される。
【0027】請求項6に記載の情報提供システムは請求
項5に記載の情報提供システムにおいて、前記項目コー
ドは、各開催日を夫々示す複数の開催日コード、各試合
名を夫々示す複数の試合名コード、各選手名を夫々示す
複数の選手名コード、各チーム名を夫々示す複数のチー
ム名コード及び前記各スポーツジャンルを更に細分化し
た各詳細ジャンルを夫々示す複数の詳細ジャンルコード
のうちの少なくとも一種類のコードを含むことを特徴と
する。
【0028】請求項6に記載の情報提供システムによれ
ば、先ず携帯通信端末装置の側において、入力手段によ
り、スポーツジャンルコードと共に、開催日コード、試
合名コード、選手名コード、チーム名コード及び詳細ジ
ャンルコードのうちの少なくとも一種類の所望のコード
が入力又は指定される。この結果、携帯通信端末装置
は、該入力又は指定されたコードに対応するスポーツジ
ャンル及び開催日、試合名、選手名、チーム名、詳細ジ
ャンル等についてのスポーツ情報データの供給をデータ
サーバーから受けることができる。
【0029】請求項7に記載の情報提供システムは請求
項5又は6に記載の情報提供システムにおいて、前記デ
ータサーバーは、夫々異なる電話番号が割り当てられて
おり前記スポーツジャンル別に区分された各データグル
ープを夫々格納する複数のジャンル別データベースを備
えており、前記入力手段は、前記通信回線を経由しての
接続の前に前記スポーツジャンルコードを入力又は指定
可能に構成されており、前記接続手段は、当該携帯通信
端末装置を該入力又は指定されたスポーツジャンルコー
ドに対応するジャンル別データベースに前記通信回線を
経由して接続することを特徴とする。
【0030】請求項7に記載の情報提供システムによれ
ば、先ず携帯通信端末装置の側において、入力手段によ
り、スポーツジャンルコードが入力又は指定される。次
に、接続手段により、携帯通信端末装置は、該入力又は
指定されたスポーツジャンルコードに対応するジャンル
別データベースに通信回線を経由して接続される。
【0031】請求項8に記載の情報提供システムは請求
項5から7のいずれか一項に記載の情報提供システムに
おいて、前記携帯通信端末装置は、各スポーツジャンル
コードに対応するスポーツジャンルを文字表示するため
のスポーツジャンル表示データ及び各項目コードに対応
する項目を文字表示するための項目表示データのうち少
なくとも一方を格納する第2記憶手段を更に備えてお
り、前記表示手段は、該格納されたスポーツジャンル表
示データ及び項目表示データのうち少なくとも一方を参
照して、前記スポーツ情報データを対応するスポーツジ
ャンル及び項目のうちの少なくとも一方についての文字
表示と共に表示することを特徴とする。
【0032】請求項8に記載の情報提供システムによれ
ば、表示手段により、第2記憶手段に格納されたスポー
ツジャンル表示データ及び項目表示データが参照され、
スポーツ情報データが、対応するスポーツジャンル及び
項目のうちの少なくとも一方についての文字表示と共に
表示される。
【0033】請求項9に記載の情報提供システムは請求
項1から8のいずれか1項に記載の情報提供システムに
おいて、前記携帯通信端末装置は、前記受信された情報
データを格納する第1記憶手段を更に備えており、前記
表示手段は、該格納された情報データを表示することを
特徴とする。
【0034】請求項9に記載の情報提供システムによれ
ば、受信された情報データは、第1記憶手段により格納
される。そして、表示手段により、この格納された情報
データが表示される。
【0035】請求項10に記載の情報提供システムは請
求項9に記載の情報提供システムにおいて、前記入力手
段は、前記第1記憶手段に格納された情報データを指定
可能に構成されており、前記表示手段は、前記入力手段
により指定された情報データを表示することを特徴とす
る。
【0036】請求項10に記載の情報提供システムによ
れば、入力手段により、第1記憶手段に格納された情報
データが指定されると、この入力手段により指定された
情報データが表示手段により表示される。
【0037】請求項11に記載の情報提供システムは請
求項9に記載の情報提供システムにおいて、前記サーバ
ー側伝送手段は、前記第1記憶手段の記憶能力に応じて
伝送する情報データの量を調整することを特徴とする。
【0038】請求項11に記載の情報提供システムによ
れば、サーバー側伝送手段により、第1記憶手段の記憶
能力に応じて伝送する情報データの量が調整される。
【0039】請求項12に記載の情報提供システムは請
求項11に記載の情報提供システムにおいて、前記端末
側伝送手段は、前記通信回線を経由しての接続後に、前
記第1記憶手段の記憶能力を示す記憶能力情報を前記デ
ータサーバーに前記通信回線を経由して更に伝送し、前
記サーバー側受信手段は、該伝送された記憶能力情報を
更に受信し、前記サーバー側伝送手段は、該受信された
記憶能力情報に応じて伝送する情報データの量を調整す
ることを特徴とする。
【0040】請求項12に記載の情報提供システムによ
れば、通信回線を経由しての接続後に、端末側伝送手段
により、第1記憶手段の記憶能力を示す記憶能力情報
が、データサーバーに通信回線を経由して伝送される。
これを受けて、サーバー側受信手段により、該伝送され
た記憶能力情報が受信され、続いて、サーバー側伝送手
段により、この受信された記憶能力情報に応じて伝送す
る情報データの量が調整される。
【0041】請求項13に記載の情報提供システムは請
求項9、11及び12のいずれか一項に記載の情報提供
システムにおいて、前記第1記憶手段は、前記表示手段
が一時に表示可能な量の情報データよりも多くの情報デ
ータを格納可能な記憶能力を持ち、前記入力手段は、前
記表示手段に対し前記情報データのうちスクロール表示
すべき部分を指定可能に構成されており、前記表示手段
は、前記格納された情報データのうち前記入力手段によ
り指定された部分をスクロール表示することを特徴とす
る。
【0042】請求項13に記載の情報提供システムによ
れば、入力手段により、表示手段に対し情報データのう
ちスクロール表示すべき部分が指定される。すると、第
1記憶手段に格納されており、表示手段が一時に表示可
能な量の情報データよりも多い情報データのうち、入力
手段により指定された部分が表示手段によりスクロール
表示される。
【0043】請求項14に記載の情報提供システムは請
求項1から13のいずれか一項に記載の情報提供システ
ムにおいて、前記接続手段は、前記入力手段による入力
が所定時間なければ、前記通信回線を経由しての接続を
切断することを特徴とする。
【0044】請求項14に記載の情報提供システムによ
れば、入力手段による入力が所定時間ないと、接続手段
により、通信回線を経由しての接続が切断される。
【0045】請求項15に記載の情報提供システムは請
求項1から14のいずれか一項に記載の情報提供システ
ムにおいて、前記データサーバーは、前記サーバー側受
信手段が前記携帯通信端末装置から前記入力又は指定さ
れたコードを所定時間受信しなければ、前記通信回線を
経由しての接続を切断する回線切断手段を更に備えたこ
とを特徴とする。
【0046】請求項15に記載の情報提供システムによ
れば、サーバー側受信手段が携帯通信端末装置から入力
又は指定されたコードを所定時間受信しなければ、デー
タサーバー側に設けられた回線切断手段により、通信回
線を経由しての接続が切断される。
【0047】請求項16に記載の情報提供システムは請
求項1から15のいずれか一項に記載の情報提供システ
ムにおいて、前記表示手段は、前記通信回線を経由して
の接続が切断された後も表示を継続することを特徴とす
る。
【0048】請求項16に記載の情報提供システムによ
れば、通信回線を経由しての接続が切断された後も、表
示手段により表示が継続される。
【0049】請求項17に記載の情報提供システムは請
求項1から16のいずれか一項に記載の情報提供システ
ムにおいて、前記携帯通信端末装置は、電話機能を持
ち、前記表示手段は電話機能により発呼すべき電話番号
を更に表示可能に構成されており、前記入力手段は、前
記表示手段により表示された電話番号に発呼するための
発呼キーを備えたことを特徴とする。
【0050】請求項17に記載の情報提供システムによ
れば、表示手段により、発呼すべき電話番号が更に表示
される。この状態で、発呼キーが操作されると、表示手
段により表示された電話番号への発呼が実行される。
【0051】請求項18に記載の情報提供システムは請
求項1から17のいずれか一項に記載の情報提供システ
ムにおいて、前記通信回線に電話局が介在しており、該
電話局において、前記通信回線の使用料を課金し、前記
情報データの提供料を前記データサーバーに代わって当
該携帯通信端末装置に対して課金する課金手段を更に備
えたことを特徴とする。
【0052】請求項18に記載の情報提供システムによ
れば、接続手段により携帯通信端末装置がデータサーバ
ーに通信回線を経由して接続されると、通信回線に介在
する電話局に設けられた課金手段により、通信回線の使
用料が課金される。そして、サーバー側伝送手段により
情報データがデータサーバーから携帯通信端末装置に通
信回線を経由して伝送されると、この課金手段により、
情報データの提供料がデータサーバーに代わって当該携
帯通信端末装置に対して課金される。
【0053】請求項19に記載の情報提供システムは上
記課題を解決するために、夫々異なる電話番号が割り当
てられており所定種類の産業部門別に区分された情報デ
ータを夫々提供する複数の部門別データベースを備えて
おり通信回線を経由して情報データを提供するデータサ
ーバーと該データサーバーに前記通信回線を経由して接
続可能な携帯通信端末装置とを備えた情報提供システム
であって、前記携帯通信端末装置は、電話番号を入力又
は指定可能な入力手段と、当該携帯通信端末装置を前記
入力手段により入力又は指定された電話番号の割り当て
られた部門別データベースに前記通信回線を経由して接
続する接続手段とを備え、前記データサーバーは、前記
情報データを所定のフォーマットで前記接続された部門
別データベースから前記携帯通信端末装置に前記通信回
線を経由して伝送するサーバー側伝送手段を備え、前記
携帯通信端末装置は、前記伝送された情報データを受信
する端末側受信手段と、該受信された情報データを格納
する第1記憶手段と、該格納された情報データを表示す
る表示手段とを更に備えたことを特徴とする。
【0054】請求項19に記載の情報提供システムによ
れば、先ず携帯通信端末装置の側において、入力手段に
より電話番号が入力又は指定されると、この入力手段に
より入力又は指定された電話番号の割り当てられた部門
別データベースに、接続手段により、当該携帯通信端末
装置が通信回線を経由して接続される。この際、電話番
号の入力や指定は、数字で直接的に入力するようにして
もよく、メニュー表示された部門別に割り当てられた電
話番号やメニュー表示された部門名をカーソル等により
指定することにより間接的に指定してもよい。
【0055】次に、データサーバーの側において、サー
バー側伝送手段により、接続された部門別データベース
から情報データが、所定のフォーマットで通信回線を経
由して携帯通信端末装置に伝送される。
【0056】次に、携帯通信端末装置においては、端末
側受信手段により、伝送された情報データが受信され、
第1記憶手段により、この受信された情報データが格納
される。そして、表示手段により、この格納された情報
データが表示される。
【0057】請求項20に記載の情報提供システムは請
求項19に記載の情報提供システムにおいて、前記情報
データは株式情報データであり、前記所定種類の部門は
産業部門であることを特徴とする。
【0058】請求項20に記載の情報提供システムによ
れば、産業部門別のデータベースから株式情報データ
が、携帯通信端末装置に通信回線を経由して伝送され
る。この結果、表示手段により、所望の産業部門におけ
る株式情報データが表示される。
【0059】請求項21に記載の情報提供システムは請
求項19に記載の情報提供システムにおいて、前記情報
データはスポーツ情報データであり、前記所定種類の部
門はスポーツジャンルであることを特徴とする。
【0060】請求項21に記載の情報提供システムによ
れば、スポーツジャンル別のデータベースからスポーツ
情報データが、携帯通信端末装置に通信回線を経由して
伝送される。この結果、表示手段により、所望のスポー
ツジャンルにおけるスポーツ情報データが表示される。
【0061】請求項22に記載の情報提供システムは請
求項19から21のいずれか一項に記載の情報提供シス
テムにおいて、前記第1記憶手段は、前記表示手段が一
時に表示可能な量の情報データよりも多くの情報データ
を格納可能な記憶能力を持ち、前記入力手段は、前記表
示手段に対し前記情報データのうちスクロール表示すべ
き部分を指定可能に構成されており、前記表示手段は、
前記格納された情報データのうち前記入力手段により指
定された部分をスクロール表示することを特徴とする。
【0062】請求項22に記載の情報提供システムによ
れば、入力手段により、表示手段に対し情報データのう
ちスクロール表示すべき部分が指定される。すると、第
1記憶手段に格納されており、表示手段が一時に表示可
能な量の情報データよりも多い情報データのうち、入力
手段により指定された部分が表示手段によりスクロール
表示される。
【0063】請求項23に記載の情報表示機能付き携帯
電話装置は前記課題を解決するために、所定種類の情報
データが分類された各データグループを夫々示す複数の
データグループコードのうちの任意のコードを通信回線
を経由して受信すると、該受信されたコードに対応する
データグループに属する情報データを所定のフォーマッ
トで前記通信回線を経由して伝送することにより、情報
データを提供するデータサーバーに前記通信回線を経由
して接続可能な携帯電話装置であって、当該携帯電話装
置を前記データサーバーに前記通信回線を経由して接続
する接続手段と、前記データグループコードのうちの所
望のコードを入力又は指定するための入力手段と、該入
力又は指定されたコードを前記通信回線を経由して前記
データサーバーに伝送する端末側伝送手段と、該伝送さ
れたコードを受信した前記データサーバーにより該受信
されたコードに対応して伝送される情報データを、前記
通信回線を経由して受信する端末側受信手段と、該受信
された情報データを表示する表示手段とを備えたことを
特徴とする。
【0064】請求項23に記載の携帯電話装置によれ
ば、上述した請求項1に記載の情報提供システムに備え
られた携帯通信端末装置と同様に作用し、入力手段によ
り入力又は指定した所望のコードに対応する情報データ
が表示手段により表示される。
【0065】請求項24に記載の携帯電話装置は請求項
23に記載の携帯電話装置において、前記情報データは
株式情報データであり、前記データグループは産業部門
別のグループであり、前記データグループコードは各産
業部門を示す産業部門コードであり、前記入力手段は、
前記産業部門コード及び予め設定された各会社を夫々示
す複数の会社別証券コードのうちの少なくとも一方の所
望のコードを入力又は指定可能に構成されており、前記
データサーバーは、前記入力手段により入力又は指定さ
れたコードに対応する会社についての株式情報データを
前記携帯通信端末装置に前記通信回線を経由して伝送す
ることを特徴とする。
【0066】請求項24に記載の携帯電話装置によれ
ば、入力手段により、産業部門コード及び予め設定され
た各会社を夫々示す複数の会社別証券コードのうちの少
なくとも一方の所望のコードが入力又は指定される。次
に、このように入力手段により入力又は指定されたコー
ドに対応する会社についての株式情報データが、データ
サーバーにより携帯通信端末装置に通信回線を経由して
伝送される。この結果、表示手段により、この受信され
た株式情報データが表示される。
【0067】請求項25に記載の携帯電話装置は請求項
24に記載の携帯電話装置において、各会社別証券コー
ドに対応する会社名データを格納する第2記憶手段を更
に備えており、前記表示手段は、該格納された会社名デ
ータを参照して、前記株式情報データを対応する会社名
データと共に表示することを特徴とする。
【0068】請求項25に記載の携帯電話装置によれ
ば、表示手段により、第2記憶手段に格納された各会社
別証券コードに対応する会社名データが参照され、株式
情報データが、対応する会社名データと共に表示され
る。
【0069】請求項26に記載の携帯電話装置は請求項
23に記載の携帯電話装置において、前記情報データは
スポーツ情報データであり、前記データグループはスポ
ーツジャンル別のグループであり、前記データグループ
コードは各スポーツジャンルを示すスポーツジャンルコ
ードであり、前記入力手段は、前記スポーツジャンルコ
ードのうちの所望のコード及び予め設定された所定種類
の項目を夫々示す複数の項目コードのうちの所望のコー
ドを入力又は指定可能に構成されており、前記データサ
ーバーは、前記入力手段により入力又は指定されたコー
ドに対応するスポーツジャンル及び項目についてのスポ
ーツ情報データを前記携帯通信端末装置に前記通信回線
を経由して伝送することを特徴とする。
【0070】請求項26に記載の携帯電話装置によれ
ば、入力手段により、スポーツジャンルコードのうちの
所望のコード及び予め設定された所定種類の項目を夫々
示す複数の項目コードのうちの所望のコードが入力又は
指定される。次に、このように入力手段により入力又は
指定されたコードに対応するスポーツジャンル及び項目
についてのスポーツ情報データが、データサーバーによ
り携帯通信端末装置に通信回線を経由して伝送される。
この結果、表示手段により、この受信されたスポーツ情
報データが表示される。
【0071】請求項27に記載の携帯電話装置は請求項
26に記載の携帯電話装置において、前記項目コード
は、各開催日を夫々示す複数の開催日コード、各試合名
を夫々示す複数の試合名コード、各選手名を夫々示す複
数の選手名コード、各チーム名を夫々示す複数のチーム
名コード及び前記各スポーツジャンルを更に細分化した
各詳細ジャンルを夫々示す複数の詳細ジャンルコードの
うちの少なくとも一種類のコードを含むことを特徴とす
る。
【0072】請求項27に記載の携帯電話装置によれ
ば、先ず携帯通信端末装置の側において、入力手段によ
り、スポーツジャンルコードと共に、開催日コード、試
合名コード、選手名コード、チーム名コード及び詳細ジ
ャンルコードのうちの少なくとも一種類の所望のコード
が入力又は指定される。この結果、携帯通信端末装置
は、該入力又は指定されたコードに対応するスポーツジ
ャンル及び開催日、試合名、選手名、チーム名、詳細ジ
ャンル等についてのスポーツ情報データの供給をデータ
サーバーから受けることができる。
【0073】請求項28に記載の携帯電話装置は請求項
26又は27に記載の携帯電話装置において、前記携帯
通信端末装置は、各スポーツジャンルコードに対応する
スポーツジャンルを文字表示するためのスポーツジャン
ル表示データ及び各項目コードに対応する項目を文字表
示するための項目表示データのうち少なくとも一方を格
納する第2記憶手段を更に備えており、前記表示手段
は、該格納されたスポーツジャンル表示データ及び項目
表示データのうち少なくとも一方を参照して、前記スポ
ーツ情報データを対応するスポーツジャンル及び項目の
うちの少なくとも一方についての文字表示と共に表示す
ることを特徴とする。
【0074】請求項28に記載の携帯電話装置によれ
ば、表示手段により、第2記憶手段に格納されたスポー
ツジャンル表示データ及び項目表示データが参照され、
スポーツ情報データが、対応するスポーツジャンル及び
項目のうちの少なくとも一方についての文字表示と共に
表示される。
【0075】請求項29に記載の携帯電話装置は請求項
23から28のいずれか一項に記載の携帯電話装置にお
いて、前記受信された情報データを格納する第1記憶手
段を更に備えており、前記表示手段は、該格納された情
報データを表示することを特徴とする。
【0076】請求項29に記載の携帯電話装置によれ
ば、受信された情報データは、第1記憶手段により格納
される。そして、表示手段により、この格納された情報
データが表示される。
【0077】請求項30に記載の携帯電話装置は請求項
29に記載の情報提供システムにおいて、前記第1記憶
手段は、前記表示手段が一時に表示可能な量の情報デー
タよりも多くの情報データを格納可能な記憶能力を持
ち、前記入力手段は、前記表示手段に対し前記情報デー
タのうちスクロール表示すべき部分を指定可能に構成さ
れており、前記表示手段は、前記格納された情報データ
のうち前記入力手段により指定された部分をスクロール
表示することを特徴とする。
【0078】請求項30に記載の携帯電話装置によれ
ば、入力手段により、表示手段に対し情報データのうち
スクロール表示すべき部分が指定される。すると、第1
記憶手段に格納されており、表示手段が一時に表示可能
な量の情報データよりも多い情報データのうち、入力手
段により指定された部分が表示手段によりスクロール表
示される。
【0079】本発明のこのような作用及び他の利得は次
に説明する実施の形態から明らかにされよう。
【0080】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0081】[第1の実施の形態]先ず、第1の実施の形
態の構成について図1から図5を用いて説明する。
【0082】図1は、第1の実施の形態である株式情報
提供システムの概略ブロック図である。
【0083】図1において、株式情報提供システムは、
携帯通信端末装置の一例としての携帯電話装置101
と、通信回線の一例としての公衆(電話)回線網201
を経由して携帯電話装置101に接続されるデータサー
バー301とを備えて構成されている。
【0084】携帯電話装置101は、無線により通常の
音声を送受信可能な電話機能を有する。携帯電話装置1
01は特に、データサーバー301に公衆回線網201
を経由して接続された後、予め証券業界等により設定さ
れた産業部門コード及び会社別証券コードのうち少なく
とも一方を、データサーバー301に送信可能に構成さ
れており、更にこれに応じてデータサーバー301から
伝送されてくる株式情報データを表示可能なLCD等の
小型の表示装置を備えて構成されている。
【0085】公衆回線網201は、電線、光ファイバケ
ーブル、衛星通信網、電話交換機等からなり、特に携帯
電話装置101と無線交信するための基地局201aを
備えて構成されている。基地局201aは、例えば、町
中等では、100メートル程度の間隔で配置されてい
る。また、公衆回線網201には、電話局201cが介
在する。
【0086】データサーバー301は、株式情報データ
からなる複数の株価情報データベース302a、302
b、…、302nを有しており、これらは、所定種類の
産業部門別に区分された株式情報データから夫々なる。
例えば、株価情報データベース302aは、電気機器部
門に属する会社についての株価情報データからなり、株
価情報データベース302bは、建設土木部門に属する
会社についての株価情報データからなる。また、データ
ザーバー301には、証券取引所においてコンピュータ
売買システム等により売買される株式についての取り引
き情報が、ほぼリアルタイムで、証券取引データ源40
1から供給され、公衆回線網201を経由して株式情報
データを提供するように構成されている。
【0087】図2に、データサーバーのより詳細な構成
の一例を示す。
【0088】図2において、データサーバー301は、
夫々異なる電話番号が割り当てられた複数の株価情報デ
ータベース302a、302b、…、302nを備えて
おり、各データベース毎に、携帯電話装置101から公
衆回線網201を経由して送信された会社別証券コード
等の情報を受信する受信制御部311と、該受信された
会社別証券コードに対応する会社についての株式情報デ
ータを株価データベース302a、302b、…、30
2nから取出して所定のフォーマットに編集する制御部
313と、この編集された株式情報データを公衆回線網
201を経由して、携帯電話装置101に送信する送信
制御部312とを備えて構成されている。電話番号aで
発呼された場合には、産業部門Aのデータベース302
aに対応する受信制御部311、送信制御部312及び
制御部313が起動され、電話番号bで発呼された場合
には、産業部門Bのデータベース302bに対応する受
信制御部311、送信制御部312及び制御部313が
起動され、電話番号nで発呼された場合には、産業部門
Nのデータベース302nに対応する受信制御部31
1、送信制御部312及び制御部313が起動されるよ
うに構成されている。本実施の形態では、受信制御部3
11からサーバー側受信手段の一例が構成されており、
制御部313及び送信制御部312からサーバー側伝送
手段の一例が構成されている。
【0089】図2に示したように、株価情報データベー
ス302a、302b、…、302nは、夫々の産業部
門に属する複数の会社の会社別証券コードと、これらの
会社別証券コードに夫々対応する会社の最新の株価、前
日比(前日の株価に対する増減)及び信用銘柄であるか
否かを示す信用銘柄情報とを含んで構成されている。株
価データベースは、これらの他に、各会社別証券コード
に対応する会社についての、前場終値、後場終値、新株
落ち情報、1週間移動平均情報、1ヶ月移動平均情報、
PER(一株利益)、PBR(一株純資産)等の証券業
界で用いられる各種の詳細情報を含ませることができ
る。
【0090】以上のように図2に示したデータサーバー
は、産業部門別のデータベースに、図1の携帯電話装置
101から夫々異なる電話番号によりアクセスできるよ
うに構成されている。
【0091】図3に、データサーバーのより詳細な構成
の他の例を示す。
【0092】図3において、データサーバー301a
は、図2の場合と同じように複数の株価情報データベー
ス302a、302b、…、302nを備えているが、
全てのデータベースに対して一組だけの、携帯電話装置
101から公衆回線網201を経由して送信された会社
別証券コード等の情報を受信する受信制御部311a
と、該受信された会社別証券コードに対応する会社につ
いての株式情報データを株価データベース302a、3
02b、…、302nから取出して所定のフォーマット
に編集する制御部313aと、この編集された株式情報
データを公衆回線網201を経由して、携帯電話装置1
01に送信する送信制御部312aとを備えて構成して
もよい。この例では、一つの電話番号で発呼されて、携
帯電話装置とデータサーバー301aとが公衆回線網2
01を介して回線接続されると、その後に、携帯電話装
置から伝送される産業部門コードに対応するデータベー
ス302a、302b、…、302nや、会社別証券コ
ードに対応する会社が属する産業部門に対応するデータ
ベース302a、302b、…、302nが制御手段3
13aによりアクセスされる。本実施の形態では、受信
制御部311aからサーバー側受信手段の一例が構成さ
れており、制御部313a及び送信制御部312aから
サーバー側伝送手段の一例が構成されている。
【0093】以上のように図3に示したデータサーバー
301aは、産業部門別のデータベースに、図1の携帯
電話装置101から一つの電話番号によりアクセスでき
るように構成されている。
【0094】図4に、携帯電話装置101のより詳細な
構成を示す。
【0095】図4において、携帯電話装置101は、無
線部と制御部とを有する。
【0096】携帯電話装置101の無線部は、送受共用
アンテナ1、受信専用アンテナ2、アンテナ共用器3、
送信回路部4、受信回路部5、シンセサイザ部6、直交
変調器7及び復調器8を備えて構成されている。
【0097】送受共用アンテナ1は、データサーバー3
01から情報提供を受ける際の株式情報データなどの各
種データや他の携帯電話装置と電話する際の音声信号を
のせた無線波の送受信を行うためアンテナである。受信
専用アンテナ2は、携帯電話装置101を発呼する無線
波の受信やデータサーバー101からの株式情報データ
を受信するための受信専用のアンテナである。アンテナ
共用器3は、送受共用アンテナ1の送信波と受信波のア
イソレーションを行うように構成されている。直交変調
器7は、公衆回線網201を介して送信すべき送信信号
を直交変調する機器であり、送信回路部4は、このよう
に直交変調された送信信号に基づいて送信波を生成する
回路である。受信回路部5は、送受共用アンテナ1や受
信専用アンテナ2により受信された受信波を取出して増
幅し整形するための回路であり、復調器8は、このよう
に受信された受信波を復調するための機器である。シン
セサイザ部6は、送受信する無線波の周波数を規定すべ
く局部発信を行う部分である。
【0098】携帯電話装置101の無線部は、公衆回線
網201を経由してデータサーバー301との接続の後
に、後述するLCD表示器23及びキースイッチ33に
より入力又は指定された産業部門コードや会社別証券コ
ードを公衆回線網201を経由して、データサーバー3
01に伝送する端末側伝送手段の一例を構成していお
り、更に、データサーバー301から伝送された株式情
報データを受信する端末側受信手段の一例を構成してい
る。
【0099】携帯電話装置101の制御部は、TDMA
ベースバンド処理部11、音声コーデック12、オーデ
ィオ回路13、スピーカ14、マイクロホン15、CP
U21、LCDドライバ22、LCD表示器23、RO
M30、第1のRAM31、第2のRAM32、キース
イッチ33、電源部34及びバッテリ35を備えて構成
されている。
【0100】TDMAベースバンド処理部11は、音声
コーデック12から入力される音声信号やCPU21等
から入力される各種情報信号からTDMA方式による時
分割信号を生成して直交変調器7に出力し、復調器8か
らの復調信号をTDMA方式により受信処理し、更に、
シンセサイザ部6の送受信に係る無線波の周波数を指定
する。スピーカ14は電話の際に相手方から伝送された
音声信号に対応する音声を空気中に出力し、マイクロホ
ン15は相手方に伝送するための音声を空気中から拾っ
て音声信号を発生するように構成されている。オーディ
オ回路13は、スピーカ14が出力可能なレベル及び波
形を持つアナログ音声信号をスピーカ14に出力すると
共に、マイクロホン15からの微弱なアナログ音声信号
を所定レベルに増幅し、整形する。音声コーデック12
は、オーディオ回路13からのアナログ音声信号をデジ
タル音声信号に変換すると共に圧縮処理し、また音声コ
ーデック12は、TDMAベースバンド処理部11から
の圧縮されたデジタル音声信号を伸長すると共にアナロ
グ音声信号に変換する回路である。
【0101】ROM30は、携帯電話装置101の制御
部全体を制御するためのプログラム、各会社別証券コー
ドに対応する会社名データ等を電源のオンオフによらず
に保持する記憶装置であり、CPU21は、ROM30
に格納されたプログラムにしたがって、携帯電話装置1
01の制御部全体の制御を行う。LCD表示器23は、
携帯電話装置101の前面に設けられており、CPU2
1による制御下で各種の表示モードにより、LCDドラ
イバ22により駆動されて、テンキーの表示、電話番号
の表示、株式情報データの表示など各種の表示を行う。
【0102】第1のRAM31は、データサーバー30
1から送信され受信された株式情報データを格納する第
1記憶手段の一例を構成している。本実施の形態では特
に、LCD表示器23は、第1のRAM31に一旦格納
された株式情報データを表示するようにLCDドライバ
22により駆動される。第2のRAM32は、LCD表
示器23により表示された株式情報データ又は表示され
ていない第1のRAM31に格納されているデータをキ
ースイッチ33等の入力手段により指定することで格納
し、必要に応じてここから株式情報データを呼び出せる
ように構成されている。また、前述のROM30が、各
会社別証券コードに対応する会社名データを格納する第
2記憶手段の一例を構成しており、LCDドライバ22
及びLCD表示器23は、ROM30に格納された会社
名データに基づいて、株式情報データを対応する会社名
データと共に表示するように構成されている。
【0103】キースイッチ33は、LCD表示器23と
共に入力手段の一例を構成しており、後述するように利
用者による各種の情報の入力や指定が可能なように構成
されている。バッテリ35は、充電式または使い捨て式
のバッテリであり、取り外しや交換可能なように構成さ
れている。電源部34は、バッテリ35から電源供給を
受けて、携帯電話装置101の制御部及び無線部の各回
路や機器に所定の電源を夫々供給するように構成されて
いる。
【0104】図5を参照して、携帯電話装置101のL
CD表示器23及びキースイッチ33の構成について更
に説明する。
【0105】図5において、キースイッチ33は、デー
タサーバー301を呼び出すために専用に設けられた呼
び出しキー33a、LCD表示器23に表示された株式
情報データを第2のRAM32に格納したり第2のRA
M32から画像情報を呼び出すためのメモリキー33
b、表示中の電話番号に発呼するための発呼キー33
c、データサーバー301との回線接続や他の携帯電話
装置との回線接続を切断するための回線切断キー33
d、表示された株式情報データを画面上左右方向にスク
ロールするためのスクロールキー33e、表示された株
式情報データを画面上上下方向にスクロールするための
スクロールキー33f、及びLCD表示器23により表
示された株式情報データ上の任意の位置に所定のマーク
を付すためのマーキングキー33gを備えている。呼び
出しキー33aは、回線接続中は色が(例えば、緑から
赤というように)変化するように構成されている。
【0106】LCD表示器23は、テンキー表示モード
では、表示画面23aのような表示を行う。即ち、LC
Dドライバ22及びLCD表示器23は、CPU21に
よる制御の下でテンキー表示モードにおいて、図5の表
示画面23aのような表示を行い、所望の電話番号等の
番号入力をカーソル移動方式又はタッチパネル方式によ
り行うように構成されている。他方、株式情報表示モー
ドにおいて、図5の表示画面23bのような表示を行
い、データサーバー301から伝送された株式情報デー
タを表示する表示手段の一例を構成している。
【0107】テンキー表示モードにおいて、表示画面2
3aにおける“F”キー50は、表示モード変更キーで
あり、この“F”キー50を操作することにより、テン
キー表示モードから、株式情報表示モードに切り換えら
れる。
【0108】株式情報表示モードにおいて、表示画面2
3bには、電気機器部門に属する6つの会社についての
会社名、最新の株価及び前日比が文字として表示されて
いる。また、会社名の左側には、表示される“・”マー
ク54は、このマーク54が打たれた銘柄は、信用銘柄
であることを示す。表示画面23b上で、“R”キー5
1は、表示モード変更キーであり、この“R”キー51
を操作することにより、株式情報表示モードから、テン
キー表示モードに切り換えられる。また、上スクロール
キー52及び下スクロールキー53は、このように6つ
の会社毎の表示を会社別証券コード番号の小さい方及び
大きい方にスクロールするためのタッチパネル方式のキ
ーであり、携帯電話装置101の本体に設けられた機械
式のスクロールキー33fと同様の機能を持つ。尚、R
OM30に格納されるプログラムを追加又は変更するこ
とにより、これらの表示モードの他、電話リスト表示モ
ード、住所録モード等の各種の表示モードを採用するこ
ともできる。また、表示画面23bに示した例では、3
文字による会社名の文字表示としたが、2文字による文
字表示(例えば、“三菱電”の代わりに“三菱”)とし
てもよい。この場合には、限られた表示画面における会
社名表示の領域を小さくできるメリットがあり、一方
で、産業部門が同じだったり会社別証券コードが連続し
たりする会社名であれば、2文字でも十分に識別できる
からである。
【0109】図5は、電気機器部門についての表示例を
示すが、携帯電話装置101は、異なる産業部門コード
や異なる会社別証券コードをテンキー表示モード等にお
いて指定すれば異なる産業部門や会社の株式情報が同様
に、表示される。この際、携帯電話装置101は、テン
キー表示モードでタッチパネル方式のキーを用いて産業
部門コードや会社別証券コードを数字で直接的に入力す
るようにしてもよく、産業名や会社名を文字で打ち込ん
だり、メニュー表示された産業名や会社名をカーソル等
で指定することにより産業名や会社名に対応するコード
を間接的に指定するように構成してもよい。そして、通
信回線201を経由して、この入力又は指定された産業
部門コードや会社別証券コードが、通信回線201を経
由してデータサーバー301に伝送される。尚、通信回
線201を経由しての接続の後に入力又は指定された産
業部門コードや会社別証券コードが、通信回線201を
経由してデータサーバー301に伝送されるようにして
もよい。従って、産業部門コードのみを入力又は指定す
ることにより、一つの産業部門に属する会社全てについ
ての株式情報を図2のデータサーバー301又は図3の
データサーバー301aから一挙に得ることもでき、ま
た、個々の会社別証券コードを入力又は指定することに
より、一つの産業部門又は複数の産業部門に属する個々
の会社についての株式情報を図2のデータサーバー30
1又は図3のデータサーバー301aから一挙に得るこ
ともでき、更に、二つの会社別証券コードを入力又は指
定することにより、これらのコードに対応する会社及こ
れらのコードの間にあるコードに対応する会社について
の株式情報を図2のデータサーバー301又は図3のデ
ータサーバー301aから一挙に得ることもできる。こ
のように、本実施の形態によれば、様々な株式情報デー
タの要求の仕方が可能である。
【0110】また、いずれかの表示モードにおいて、電
話機能により発呼すべき電話番号を画面の適当な位置に
表示するようにし、この状態で、発呼キー33cを操作
すると、表示された電話番号に発呼するように構成して
もよい。この場合、表示画面上で現在の株価を見て直ぐ
に、証券会社の売買部門に電話をかけることもできるの
で利用者にとって大変便利である。
【0111】図1から図5において、本実施の形態では
特に、CPU21は公衆回線網201を経由してのデー
タサーバー301との接続後に、無線部を制御して、第
1のRAM31の記憶能力を示す記憶能力情報をデータ
サーバー301に公衆回線網201を経由して更に伝送
するように構成されている。この記憶能力情報が公衆回
線網201を経由して伝送されると、データサーバー3
01の制御部313は、該伝送された記憶能力情報の示
す記録能力に応じて伝送する株式情報データの量を調整
するように構成されている。例えば、一つの産業部門に
属する全ての会社についての株式情報データが要求され
る一方で、第1のRAM31のメモリ容量にその約半分
の会社についての株式情報データ分しか空きがなけれ
ば、要求された株式情報データの約半分を先に伝送し、
その後、利用者のスクロール操作等に基づく情報要求指
令が携帯電話装置101から伝送されて来てから、残り
半分のデータを伝送する。或いは、最新の株価や前日比
以外に、前述のように移動平均値、PER、PBR等の
詳細情報が要求されているにも係らず、これらの詳細情
報の分まで第1のRAM31のメモリ容量に空きがなけ
れば、詳細情報は伝送の対象から外して、要求に係る会
社別証券コードに対応する基本的な株式情報データのみ
を伝送したり、ただ一つの会社別証券コードに対応する
株式情報データのみが要求されていれば、そのコードに
対応する会社についての株式情報データを詳細情報と共
に伝送したりする。このように伝送すべき株式情報デー
タの編集方法を要求されているデータ量及び第1のRA
M31の能力等に応じて適宜変更する。
【0112】なお、このように記憶能力情報を伝送する
ことなく、予め標準化された携帯電話装置101に設け
られた第1のRAM31の記憶能力値をデータサーバー
301の制御部313に設定しておき、この設定値に基
づいて伝送する株式情報データの量を定めてもよい。更
に、このような一定の記憶能力値を予めデフォールト値
としておき、記憶能力情報の伝送を受けた場合に適宜そ
の値を変更するように構成してもよい。
【0113】また、第1のRAM31は、好ましくは、
LCD表示器23が一時に表示可能な量の株式情報デー
タよりも多くの株式情報データを格納可能な記憶能力を
持つ。そして、LCD表示器23は、第1のRAM31
に格納された株式情報データのうちスクロールキー52
及び53(又は、スクロールキー33e及び33f)に
より指定された部分をスクロール表示するのが好まし
い。また、第1のRAM31に格納された株式情報デー
タの中から、キースイッチ33等により、希望の会社の
データを即時に表示したり、早送り・早戻し操作によ
り、希望の会社のデータを早期に探し出したり、第2の
RAM32に特定会社のデータを格納することで、株価
情報の時系列的な変化を見ることもできる。なお、スク
ロールキー52及び53(又は、スクロールキー33e
及び33f)によりスクロール指示された部分が第1の
RAM31に格納された株式情報データの範囲を超える
場合には、その超えた範囲の株式情報データを含む株式
情報データを要求する情報要求指令をコードの代わりに
携帯電話装置101からデータサーバー301に伝送し
て、データベース302からその範囲の株式情報データ
を公衆回線網201を経由して取り込んでLCD表示器
23に表示するように構成してもよい。
【0114】以上のように、データサーバー301の制
御部313は、第1のRAM31の記憶能力、利用者が
希望する株式情報データのデータ量などに応じて伝送す
る株式情報データの編集の仕方や伝送の仕方を変化さ
せ、なるべく利用者の希望に沿うと共に第1のRAM3
1の記憶能力を有効に利用するように編集し、所定フォ
ーマットで伝送することが好ましい。
【0115】第1のRAM31への株式情報データの格
納が終了した時点で、利用者がデータサーバー301を
呼び出す当初から要求していた株式情報データについて
は得られたことになるので、この時点でCPU21の制
御により、公衆回線網201を経由してのデータサーバ
ー301との回線接続を切断するように構成してもよ
い。或いは、回線接続後に追加の株式情報データや詳細
情報データを得る等の相互交信を経た後、メモリキー3
3bにより第2のRAM32への必要な株式情報データ
等の格納が終了した時点で、必要な株式情報データが得
られたものとして、この回線接続を切断するように構成
してもよい。これらに加えて又は代えて、CPU21の
制御により、キースイッチ33やLCD表示器23の画
面を介しての利用者による入力が所定時間ない場合に、
データサーバー301との回線接続を切断するように構
成してもよいし、データサーバー301の側で、制御部
313の制御により、受信制御部311が携帯電話装置
101から所定種類の情報を所定時間受信しない場合
に、当該携帯電話装置101との回線接続を切断するよ
うに構成してもよい。更に、このように回線接続が切断
された後にも、LCD表示器23が表示を継続するよう
に構成してもよい。このように構成すれば、利用者は、
公衆回線網201やデータサーバー301の利用時間を
短くしつつ、取り込んだ最新の株価、前日比等の株式情
報データをLCD表示器23上で見続けることができる
ので有利である。
【0116】再び図1において、本実施の形態では特
に、電話局201cには、公衆回線網201の使用料を
課金し、株式情報データの提供料をデータサーバー30
1に代わって携帯電話装置101に対して課金する課金
手段とが設けられている。従って、本実施の形態の株式
情報提供システムによれば、携帯電話装置101がデー
タサーバー301に電話局201cを介して接続される
と、課金手段により、回線使用料が課金される。そし
て、株式情報データがデータサーバー301から携帯電
話装置101に電話局201cを介して伝送されると、
この課金手段により、株式情報データの提供料がデータ
サーバー301に代わって携帯電話装置101に対して
課金される。
【0117】次に、以上のように構成された実施の形態
の動作について、図5と共に図6のシステム概念図を参
照して説明する。なお図6は、携帯電話装置101、電
話局201c、データサーバー301及び証券取引デー
タ源401の夫々で行われる各動作を時間的順序を矢印
で追って示した概念図である。
【0118】先ず、利用者により、携帯電話装置101
において、テンキー表示モードにあるLCD表示器23
のタッチパネル方式のテンキーが操作されて、所望の産
業部門コードや会社別証券コードが指定される。更にキ
ースイッチ33が操作されて、株式情報データの要求準
備が完了する。
【0119】次に、携帯電話装置101において、呼び
出しキー33aが操作されてデータサーバー301への
ダイアリングが行われる。この際、図2に示したデータ
サーバー301の場合には、指定された産業部門コード
に対応する産業部門や指定された会社別証券コードに対
応する会社の属する産業部門についてのデータベースに
割り当てられた電話番号へのダイアリングが行われる。
また、図3に示したデータサーバー301aの場合に
は、産業部門コードや会社別証券コードの指定に関係な
く、データサーバー301aに固有の電話番号へのダイ
アリングが行われる。
【0120】一方、証券取引データ源401は、実際の
証券取引所における株式取引データをほぼリアルタイム
で、データサーバー301に提供する。
【0121】これを受けて、データサーバー301で
は、株価情報データが作成され、更新されたデータとし
て株価情報データベースの中に蓄積される。
【0122】携帯電話装置101からのダイアリングを
受信すると、電話局201cにおいて、携帯電話装置1
01とデータサーバー301との回線接続が行われる。
【0123】回線が接続されると、データサーバー30
1において、携帯電話装置101が送信した産業部門コ
ードや会社別証券コードに対応する会社についての株式
情報データが、蓄積された株価情報データベースから検
索され、公衆回線網201へデータ出力(発信)され
る。
【0124】電話局201cは、データサーバー301
からデータ出力された株式情報データを携帯電話装置1
01にデータ送信する。そして、このデータ送信と並行
して、(i)通常の携帯電話の場合と同様に課金手段に
より回線使用料を携帯電話装置101に対して課金す
る。更に、(ii)課金手段により、データサーバー3
01に代行して、データ提供料を携帯電話装置101に
対して課金する。
【0125】携帯電話装置101は、データサーバー3
01から電話局201cを介して所望の株式情報データ
の送信を受けると、データメモリ(図4の第1のRAM
31)に先ず格納する。そして、各会社別証券コードに
対応する会社名データを格納する銘柄メモリ(図4のR
OM30)が参照されて、受信した株式情報データが活
用される。即ち、表示モード変更キー50、スクロール
キー52及び53等が操作されて、図5の表示画面23
bのような株価情報表示が行われる。更に、メモリーキ
ー33b等が操作されて、必要な株式情報データがデー
タメモリ(図4の第2のRAM32)に格納される。
【0126】他方、電話局201cは、回線使用料及び
代理で課金したデータ提供料についての料金請求を携帯
電話装置101に対して行う。
【0127】これを受けて携帯電話装置101におい
て、料金支払が行われると、電話局201cにおいて、
料金徴収が行われる。そして、代理で徴収したデータ提
供料については、代理手数料などを差し引いた後、デー
タサーバー301に対して支払われる。
【0128】以上の結果、データサーバー301は、電
話局201cを介して携帯電話装置101の利用者から
データ提供料収入を得ることができる。
【0129】以上のように、第1の実施の形態によれ
ば、携帯電話装置101に大規模な株価情報データベー
スを設けなくとも、必要に応じて適宜、公衆回線網20
1を経由してデータサーバー301と回線接続し、産業
部門コードや会社別証券コードを伝送して、所望の最新
株式情報を迅速に得ることができ便利である。更に、第
1のRAM31の記憶能力をデータサーバー301に伝
えることにより、その記憶能力に見合った株式情報デー
タを伝送するので、第1のRAM31についての性能選
択の自由度が格段に増すので装置の製造や使用上、大変
有利である。
【0130】[第2の実施の形態]次に、第2の実施の
形態の構成について図7から図10を用いて説明する。
尚、図7から図10において、図1から図6に示した第
1の実施の形態の場合と同じ構成要素に対しては同じ参
照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0131】図7は、第2の実施の形態であるスポーツ
情報提供システムの概略ブロック図である。
【0132】図7において、スポーツ情報提供システム
は、携帯通信端末装置の一例としての携帯電話装置10
1と、通信回線の一例としての公衆(電話)回線網20
1を経由して携帯電話装置101に接続されるデータサ
ーバー301’とを備えて構成されている。
【0133】携帯電話装置101は特に、データサーバ
ー301’に公衆回線網201を経由して接続された
後、各スポーツジャンルを夫々示す複数のスポーツジャ
ンルコードのうちの任意のコード及び予め設定された所
定種類の項目を夫々示す複数の項目コードのうちの任意
のコードを、データサーバー301’に送信可能に構成
されており、更にこれに応じてデータサーバー301’
から伝送されてくるスポーツ情報データを表示可能なL
CD等の小型の表示装置を備えて構成されている。
【0134】データサーバー301’は、スポーツ情報
データからなる複数のスポーツ情報データベース302
a’、302b’、…、302n’を有しており、これ
らは、所定種類のスポーツジャンル別に区分されたスポ
ーツ情報データから夫々なる。例えば、スポーツ情報デ
ータベース302a’は、“野球”についてのスポーツ
情報データからなり、スポーツ情報データベース302
b’は、“ゴルフ”についてのスポーツ情報データから
なる。また、データザーバー301’には、各スポーツ
開場において予定されている試合や行われた試合の結果
についてのスポーツ情報が、ほぼリアルタイムで、スポ
ーツ情報データ源401’から供給され、公衆回線網2
01を経由してスポーツ情報データを提供するように構
成されている。
【0135】図8に、データサーバーのより詳細な構成
の一例を示す。
【0136】図8において、データサーバー301’
は、野球、ゴルフ、相撲等のスポーツジャンル別に分け
られており、夫々異なる電話番号が割り当てられた複数
のスポーツ情報データベース302a’、302b’、
…、302n’を備えている。各データベース毎に、携
帯電話装置101から公衆回線網201を経由して送信
された、例えば、各開催日を夫々示す複数の開催日コー
ド、各試合名を夫々示す複数の試合名コード、各選手名
を夫々示す複数の選手名コード、各チーム名を夫々示す
複数のチーム名コード及び前記各スポーツジャンルを更
に細分化した各詳細ジャンルを夫々示す複数の詳細ジャ
ンルコードのうちの少なくとも一種類のコードを含む項
目コード等の情報を受信する受信制御部311’と、該
受信された項目コードに対応する項目についてのスポー
ツ情報データをスポーツ情報データベース302a’、
302b’、…、302n’から取出して所定のフォー
マットに編集する制御部313’と、この編集されたス
ポーツ情報データを公衆回線網201を経由して、携帯
電話装置101に送信する送信制御部312’とを備え
て構成されている。電話番号aで発呼された場合には、
スポーツジャンルAのデータベース302a’に対応す
る受信制御部311’、送信制御部312’及び制御部
313’が起動され、電話番号bで発呼された場合に
は、スポーツジャンルBのデータベース302b’に対
応する受信制御部311’、送信制御部312’及び制
御部313’が起動され、電話番号nで発呼された場合
には、スポーツジャンルNのデータベース302n’に
対応する受信制御部311’、送信制御部312’及び
制御部313’が起動されるように構成されている。本
実施の形態では、受信制御部311’からサーバー側受
信手段の一例が構成されており、制御部313’及び送
信制御部312’からサーバー側伝送手段の一例が構成
されている。
【0137】図8に示したように、スポーツ情報データ
ベース302a’は、スポーツジャンルAにおける試合
の各開催日を夫々示す複数の開催日コードと、これらの
開催日コードに夫々対応する試合名情報、出場選手情
報、試合結果情報などを含んで構成されている。スポー
ツ情報データベース302b’は、スポーツジャンルB
における試合名を夫々示す複数の試合名コードと、これ
らの試合名コードに夫々対応する開催日情報、出場チー
ム情報、試合結果情報などを含んで構成されている。ス
ポーツ情報データベース302n’は、スポーツジャン
ルNにおける各選手名を夫々示す複数の選手名コード
と、これらの選手名コードに夫々対応する成績情報、賞
金トータル情報、試合予定情報などを含んで構成されて
いる。
【0138】データベースの論理的構成及びデータ内容
としては、このように各種のものが可能であるが、この
ようなデータ構成及び内容は、各スポーツジャンルの性
質上、顧客から要求されやすいデータを迅速且つ容易に
検索できる構成を採用するのが好ましい。より具体的に
は、例えば、スポーツジャンルが“野球”であれば、項
目コードとしては、例えば、開催日(試合日)、試合
名、選手名、チーム名(学校名)などの所定種類の項目
毎に予め設定された2桁等の数字からなる固有のコード
や、更に、プロ野球、アマ野球、社会人野球、高校野
球、大リーグなどの外国野球、セリーグなどの国内野球
等の如く、更に細分化した各詳細ジャンルを夫々示す複
数の詳細ジャンルコードを指定可能なように、データベ
ースは論理的に構成される。更に、例えば、試合名コー
ドを用いた指定により、得点、勝/負投手、勝率、順位
などを示す試合結果情報、現在の投手名、得点経過など
を示す途中経過情報等が検索可能となるようにデータベ
ースは構成される。また、選手名コードを用いた指定に
より、打率、打点、ホームラン数、勝/負数、セーブ数
などを示す個人情報が検索可能となるようにデータベー
スは構成される。従って、上記の如き項目コードの指定
により、上記の如き内容の情報の表示が、携帯電話装置
において表示可能となる。
【0139】また例えば、スポーツジャンルが“ゴル
フ”であれば、試合名(トーナメント名)コードを用い
た指定により、順位、スコア、バーディ/ボギー数、賞
金などを示す試合結果又は途中経過情報が検索可能とな
るようにデータベースは構成される。また、選手名コー
ドを用いた指定により、出場試合数、勝数、賞金トータ
ルなどを示す個人情報が検索可能となるようにデータベ
ースは構成される。従って、上記の如き項目コードの指
定により、上記の如き内容の情報の表示が、携帯電話装
置において表示可能となる。
【0140】また例えば、スポーツジャンルが“相撲”
であれば、試合名(場所名)コードを用いた指定によ
り、番付け、順位などを示す試合結果又は途中経過情報
が検索可能となるようにデータベースは構成される。ま
た、15日のうちの何日目であるかを示す試合日コード
を用いた指定により、その日の対戦カード、結果、決ま
り手などを示す対戦情報が検索可能となるようにデータ
ベースは構成される。更に、力氏名コードを用いた指定
により、初日からの対戦カード、勝敗、体格、出身地な
どを示す個人情報が検索可能となるようにデータベース
は構成される。従って、上記の如き項目コードの指定に
より、上記の如き内容の情報の表示が、携帯電話装置に
おいて表示可能となる。
【0141】データベースは、これらの情報の他に、各
種の項目コードに対応する各種の詳細情報を含ませるこ
とができる。
【0142】以上のように図8に示したデータサーバー
は、スポーツジャンル別のデータベースに、図1の携帯
電話装置101から夫々異なる電話番号によりアクセス
できるように構成されている。
【0143】図9に、データサーバーのより詳細な構成
の他の例を示す。
【0144】図9において、データサーバー301a’
は、図8の場合と同じように複数のスポーツ情報データ
ベース302a’、302b’、…、302n’を備え
ているが、全てのデータベースに対して一組だけの、携
帯電話装置101から公衆回線網201を経由して送信
されたスポーツジャンルコード及び項目コード等の情報
を受信する受信制御部311a’と、該受信されたスポ
ーツジャンルコード及び項目コードに対応するスポーツ
情報データをスポーツ情報データベース302a’、3
02b’、…、302n’から取出して所定のフォーマ
ットに編集する制御部313a’と、この編集されたス
ポーツ情報データを公衆回線網201を経由して、携帯
電話装置101に送信する送信制御部312a’とを備
えて構成してもよい。この例では、一つの電話番号で発
呼されて、携帯電話装置とデータサーバー301a’と
が公衆回線網201を介して回線接続されると、その後
に、携帯電話装置から伝送されるスポーツジャンルコー
ドに対応するデータベース302a’、302b’、
…、302n’が制御手段313a’によりアクセスさ
れる。本実施の形態では、受信制御部311a’からサ
ーバー側受信手段の一例が構成されており、制御部31
3a’及び送信制御部312a’からサーバー側伝送手
段の一例が構成されている。
【0145】以上のように図9に示したデータサーバー
301a’は、スポーツジャンル別のデータベースに、
図7の携帯電話装置101から一つの電話番号によりア
クセスできるように構成されている。
【0146】第2の実施の形態の携帯電話装置101の
回路構成は、図4に示した第1の実施の形態の場合にお
ける回路構成と同じであるのでその説明は省略する。
【0147】第2の実施の形態では特に、図4におい
て、送受共用アンテナ1は、データサーバー301’か
ら情報提供を受ける際のスポーツ情報データなどの各種
データや他の携帯電話装置と電話する際の音声信号をの
せた無線波の送受信を行うためアンテナである。受信専
用アンテナ2は、携帯電話装置101を発呼する無線波
の受信やデータサーバー101からのスポーツ情報デー
タを受信するための受信専用のアンテナである。また、
携帯電話装置101の無線部は、公衆回線網201を経
由してデータサーバー301’との接続の後に、後述す
るLCD表示器23及びキースイッチ33により入力又
は指定されたスポーツジャンルコードや項目コードを公
衆回線網201を経由して、データサーバー301’に
伝送する端末側伝送手段の一例を構成していおり、更
に、データサーバー301’から伝送されたスポーツ情
報データを受信する端末側受信手段の一例を構成してい
る。
【0148】第2の実施の形態では特に図4において、
ROM30は、携帯電話装置101の制御部全体を制御
するためのプログラム、各スポーツジャンルコードに対
応するスポーツジャンルを文字表示するためのスポーツ
ジャンル表示データ、各項目コードに対応する項目を文
字表示するための項目表示データ等を電源のオンオフに
よらずに保持する。LCD表示器23は、CPU21に
よる制御下で各種の表示モードにより、LCDドライバ
22により駆動されて、テンキーの表示、電話番号の表
示、スポーツ情報データの表示など各種の表示を行う。
第1のRAM31は、データサーバー301’から送信
され受信されたスポーツ情報データを格納する第1記憶
手段の一例を構成している。本実施の形態では特に、L
CD表示器23は、第1のRAM31に一旦格納された
スポーツ情報データを表示するようにLCDドライバ2
2により駆動される。第2のRAM32は、LCD表示
器23により表示されたスポーツ情報データ又は表示さ
れていない第1のRAM31に格納されているデータを
キースイッチ33等の入力手段により指定することで格
納し、必要に応じてここからスポーツ情報データを呼び
出せるように構成されている。また、前述のROM30
が、各スポーツジャンルコードに対応するスポーツジャ
ンルを文字表示するためのスポーツジャンル表示データ
及び各項目コードに対応する項目を文字表示するための
項目表示データを格納する第2記憶手段の一例を構成し
ており、LCDドライバ22及びLCD表示器23は、
ROM30に格納されたスポーツジャンル表示データ及
び項目表示データに基づいて、スポーツ情報データを対
応するスポーツジャンル名(“野球”、“ゴルフ”とい
った文字表示)や項目名(トーナメント名や選手名の文
字表示)と共に表示するように構成されている。
【0149】図10を参照して、第2の実施の形態にお
ける携帯電話装置101のLCD表示器23及びキース
イッチ33の構成について更に説明する。
【0150】図10において、メモリキー33bは、L
CD表示器23に表示されたスポーツ情報データを第2
のRAM32に格納したり第2のRAM32から画像情
報を呼び出すために用いられ、スクロールキー33e
は、表示されたスポーツ情報データを画面上左右方向に
スクロールするために用いられ、スクロールキー33f
は、表示されたスポーツ情報データを画面上上下方向に
スクロールするために用いられ、マーキングキー33g
は、LCD表示器23により表示されたスポーツ情報デ
ータ上の任意の位置に所定のマークを付すために用いら
れる。
【0151】LCD表示器23は、スポーツ情報表示モ
ードにおいて、図10の表示画面23cのような表示を
行い、データサーバー301’から伝送されたスポーツ
情報データを表示する表示手段の一例を構成している。
【0152】本実施の形態では、テンキー表示モードに
おいて表示画面23aにおける“F”キー50を操作す
ることにより、テンキー表示モードから、スポーツ情報
表示モードに切り換えられる。
【0153】スポーツ情報表示モードにおける一例とし
ての表示画面23cには、スポーツジャンルコードによ
り野球を指定し、開催日コードにより本日を指定した場
合の、試合経過が文字及びスコアボードとして表示され
ている。この場合、対戦カード、スコアボード、ピッチ
ャー、ホームラン記録が、各対戦カード毎に表示されて
いるが、表示項目はメニュー画面で変更可能であり、例
えば、対戦カードとスコアだけを表示すれば、より多く
のカードのスコアを同時に表示できる。また、表示画面
23c上で、“R”キー51は、表示モード変更キーで
あり、この“R”キー51を操作することにより、スポ
ーツ情報表示モードから、テンキー表示モードに切り換
えられる。また、上スクロールキー52及び下スクロー
ルキー53は、このような表示をスクロールするための
タッチパネル方式のキーであり、携帯電話装置101の
本体に設けられた機械式のスクロールキー33fと同様
の機能を持つ。尚、ROM30に格納されるプログラム
を追加又は変更することにより、これらの表示モードの
他、電話リスト表示モード、住所録モード、第1の実施
の形態で説明した株式情報表示モード等の各種の表示モ
ードを採用することもできる。また、表示画面23cに
示した例では、チーム名等を略さずに表示しているが、
例えば、“オリックス”を“オリ”、“巨人”を“巨”
というように識別可能な範囲でチーム名や選手名を省略
して表示するようにしてもよい。この場合には、限られ
た表示画面における各情報の表示の領域を小さくできる
メリットがある。尚、スクロール表示される表示画面2
3cにおける対戦カードの縦方向の並びの順番は、上か
ら時間順、アイウエオ順等で並べてもよいし、使用者の
好みの表示順を予め指定するように構成してもよい。
【0154】尚、図10は、“野球”についての表示例
を示すが、携帯電話装置101は、異なるスポーツジャ
ンルコードや異なる項目コードをテンキー表示モード等
において指定すれば異なるスポーツジャンル(例えば、
“ゴルフ”や“相撲”など)や項目(例えば、今後の試
合予定や個人成績など)のスポーツ情報が所定のフォー
マットにより表示される。この際、携帯電話装置101
は、テンキー表示モードでタッチパネル方式のキーを用
いてスポーツジャンルコードや項目コードを数字で直接
的に入力するようにしてもよく、スポーツジャンル名や
項目名を文字で打ち込んだり、メニュー表示されたスポ
ーツジャンル名や項目名をカーソル等で指定することに
よりスポーツジャンル名や項目名に対応するコードを間
接的に指定するように構成してもよい。そして、通信回
線201を経由して、この入力又は指定されたスポーツ
ジャンルコードや項目コードが、通信回線201を経由
してデータサーバー301’に伝送される。尚、通信回
線201を経由しての接続の後に入力又は指定されたス
ポーツジャンルコードや項目コードが、通信回線201
を経由してデータサーバー301’に伝送されるように
してもよい。従って、スポーツジャンルコードのみを入
力又は指定することにより、一つのスポーツジャンルに
属する全ての項目についてのスポーツ情報を図8のデー
タサーバー301’又は図9のデータサーバー301
a’から一挙に得ることもでき、また、個々の項目コー
ドを入力又は指定することにより、一つのスポーツジャ
ンル又は複数のスポーツジャンルに属する個々の項目に
ついてのスポーツ情報(例えば、“本日”行われている
様々なスポーツについての主な試合を示す情報)を図8
のデータサーバー301’又は図9のデータサーバー3
01a’から一挙に得ることもできる。このように、本
実施の形態によれば、様々なスポーツ情報データの要求
の仕方が可能である。
【0155】また、いずれかの表示モードにおいて、電
話機能により発呼すべき電話番号を画面の適当な位置に
表示するようにし、この状態で、発呼キー33cを操作
すると、表示された電話番号に発呼するように構成して
もよい。この場合、LCD表示器23上で予定対戦カー
ドを見て直ぐに電話によりチケット予約を入れることも
できるので、大変便利である。
【0156】図7から図10において、本実施の形態で
は第1の実施の形態の場合と同様に、CPU21は公衆
回線網201を経由してのデータサーバー301’との
接続後に、無線部を制御して、第1のRAM31の記憶
能力を示す記憶能力情報をデータサーバー301’に公
衆回線網201を経由して更に伝送するように構成され
ている。この記憶能力情報が公衆回線網201を経由し
て伝送されると、データサーバー301’の制御部31
3’は、該伝送された記憶能力情報の示す記録能力に応
じて伝送するスポーツ情報データの量を調整するように
構成されている。例えば、一つのスポーツジャンルに属
する全ての項目についてのスポーツ情報データが要求さ
れる一方で、第1のRAM31のメモリ容量にその約半
分の項目についてのスポーツ情報データ分しか空きがな
ければ、要求されたスポーツ情報データの約半分を先に
伝送し、その後、利用者のスクロール操作等に基づく情
報要求指令が携帯電話装置101から伝送されて来てか
ら、残り半分のデータを伝送する。或いは、比較的デー
タ量の少ない最新の試合結果以外に、過去の全試合につ
いての詳細情報が要求されているにも係らず、これらの
詳細情報の分まで第1のRAM31のメモリ容量に空き
がなければ、詳細情報は伝送の対象から外して、試合結
果についての基本的な情報データ(例えば、過去の戦績
データ)のみを伝送したり、最近の一定期間に行われた
試合結果についての詳細情報のみを伝送したりする。こ
のように伝送すべきスポーツ情報データの編集方法を要
求されているデータ量及び第1のRAM31の能力等に
応じて適宜変更する。
【0157】なお、このように記憶能力情報を伝送する
ことなく、予め標準化された携帯電話装置101に設け
られた第1のRAM31の記憶能力値をデータサーバー
301’の制御部313’に設定しておき、この設定値
に基づいて伝送するスポーツ情報データの量を定めても
よい。更に、このような一定の記憶能力値を予めデフォ
ールト値としておき、記憶能力情報の伝送を受けた場合
に適宜その値を変更するように構成してもよい。
【0158】また第2の実施の形態では、第1のRAM
31は、好ましくは、LCD表示器23が一時に表示可
能な量のスポーツ情報データよりも多くのスポーツ情報
データを格納可能な記憶能力を持つ。そして、LCD表
示器23は、第1のRAM31に格納されたスポーツ情
報データのうちスクロールキー52及び53(又は、ス
クロールキー33e及び33f)により指定された部分
をスクロール表示するのが好ましい。また、第1のRA
M31に格納されたスポーツ情報データの中から、キー
スイッチ33等により、希望の項目のデータを即時に表
示したり、早送り・早戻し操作により、希望の項目のデ
ータを早期に探し出したり、第2のRAM32に特定項
目のデータを格納することで、スポーツ情報の時系列的
な変化を見ることもできる。なお、スクロールキー52
及び53(又は、スクロールキー33e及び33f)に
よりスクロール指示された部分が第1のRAM31に格
納されたスポーツ情報データの範囲を超える場合には、
その超えた範囲のスポーツ情報データを含むスポーツ情
報データを要求する情報要求指令をコードの代わりに携
帯電話装置101からデータサーバー301’に伝送し
て、データベース302からその範囲のスポーツ情報デ
ータを公衆回線網201を経由して取り込んでLCD表
示器23に表示するように構成してもよい。
【0159】以上のように、データサーバー301’の
制御部313’は、第1のRAM31の記憶能力、利用
者が希望するスポーツ情報データのデータ量などに応じ
て伝送するスポーツ情報データの編集の仕方や伝送の仕
方を変化させ、なるべく利用者の希望に沿うと共に第1
のRAM31の記憶能力を有効に利用するように編集
し、所定フォーマットで伝送することが好ましい。
【0160】第1のRAM31へのスポーツ情報データ
の格納が終了した時点で、利用者がデータサーバー30
1’を呼び出す当初から要求していたスポーツ情報デー
タについては得られたことになるので、この時点でCP
U21の制御により、公衆回線網201を経由してのデ
ータサーバー301’との回線接続を切断するように構
成してもよい。或いは、回線接続後に追加のスポーツ情
報データや詳細情報データを得る等の相互交信を経た
後、メモリキー33bにより第2のRAM32への必要
なスポーツ情報データ等の格納が終了した時点で、必要
なスポーツ情報データが得られたものとして、この回線
接続を切断するように構成してもよい。これらに加えて
又は代えて、CPU21の制御により、キースイッチ3
3やLCD表示器23の画面を介しての利用者による入
力が所定時間ない場合に、データサーバー301’との
回線接続を切断するように構成してもよいし、データサ
ーバー301’の側で、制御部313’の制御により、
受信制御部311’が携帯電話装置101から所定種類
の情報を所定時間受信しない場合に、当該携帯電話装置
101との回線接続を切断するように構成してもよい。
更に、このように回線接続が切断された後にも、LCD
表示器23が表示を継続するように構成してもよい。こ
のように構成すれば、利用者は、公衆回線網201やデ
ータサーバー301’の利用時間を短くしつつ、取り込
んだスポーツ情報データをLCD表示器23上で見続け
ることができるので有利である。
【0161】再び図7において、本実施の形態では特
に、電話局201cの課金手段は、公衆回線網201の
使用料を課金し、スポーツ情報データの提供料をデータ
サーバー301’に代わって携帯電話装置101に対し
て課金する。従って、本実施の形態のスポーツ情報提供
システムによれば、携帯電話装置101がデータサーバ
ー301’に電話局201cを介して接続されると、課
金手段により、回線使用料が課金される。そして、スポ
ーツ情報データがデータサーバー301’から携帯電話
装置101に電話局201cを介して伝送されると、こ
の課金手段により、スポーツ情報データの提供料がデー
タサーバー301’に代わって携帯電話装置101に対
して課金される。
【0162】次に、以上のように構成された第2実施の
形態の動作について、図10と共に図11のシステム概
念図を参照して説明する。なお図11は、携帯電話装置
101、電話局201c、データサーバー301’及び
スポーツ情報データ源401’の夫々で行われる各動作
を時間的順序を矢印で追って示した概念図である。
【0163】先ず、利用者により、携帯電話装置101
において、テンキー表示モードにあるLCD表示器23
のタッチパネル方式のテンキーが操作されて、所望のス
ポーツジャンルコードや項目コードが指定される。更に
キースイッチ33が操作されて、スポーツ情報データの
要求準備が完了する。
【0164】次に、携帯電話装置101において、呼び
出しキー33aが操作されてデータサーバー301’へ
のダイアリングが行われる。この際、図8に示したデー
タサーバー301’の場合には、指定されたスポーツジ
ャンルコードに対応するスポーツジャンルについてのデ
ータベースに割り当てられた電話番号へのダイアリング
が行われる。また、図9に示したデータサーバー301
a’の場合には、スポーツジャンルコードや項目コード
の指定に関係なく、データサーバー301a’に固有の
電話番号へのダイアリングが行われる。
【0165】一方、スポーツ情報データ源401’は、
実際の試合場におけるスポーツ情報データをほぼリアル
タイムで、データサーバー301’に提供する。
【0166】これを受けて、データサーバー301’で
は、スポーツ情報データが作成され、更新されたデータ
としてスポーツ情報データベースの中に蓄積される。
【0167】携帯電話装置101からのダイアリングを
受信すると、電話局201cにおいて、携帯電話装置1
01とデータサーバー301’との回線接続が行われ
る。
【0168】回線が接続されると、データサーバー30
1’において、携帯電話装置101が送信したスポーツ
ジャンルコードや項目コードに対応するスポーツ情報デ
ータが、蓄積されたスポーツ情報データベースから検索
され、公衆回線網201へデータ出力(発信)される。
【0169】電話局201cは、データサーバー30
1’からデータ出力されたスポーツ情報データを携帯電
話装置101にデータ送信する。そして、このデータ送
信と並行して、(i)通常の携帯電話の場合と同様に課
金手段により回線使用料を携帯電話装置101に対して
課金する。更に、(ii)課金手段により、データサー
バー301’に代行して、データ提供料を携帯電話装置
101に対して課金する。
【0170】携帯電話装置101は、データサーバー3
01’から電話局201cを介して所望のスポーツ情報
データの送信を受けると、データメモリ(図4の第1の
RAM31)に先ず格納する。そして、スポーツジャン
ル表示データ及び項目表示データを格納するメモリ(図
4のROM30)が参照され、受信したスポーツ情報デ
ータが活用される。即ち、表示モード変更キー50、ス
クロールキー52及び53等が操作されて、図10の表
示画面23cのようなスポーツ情報表示が行われる。更
に、メモリーキー33b等が操作されて、必要なスポー
ツ情報データがデータメモリ(図4の第2のRAM3
2)に格納される。
【0171】他方、電話局201cは、回線使用料及び
代理で課金したデータ提供料についての料金請求を携帯
電話装置101に対して行う。
【0172】これを受けて携帯電話装置101におい
て、料金支払が行われると、電話局201cにおいて、
料金徴収が行われる。そして、代理で徴収したデータ提
供料については、代理手数料などを差し引いた後、デー
タサーバー301’に対して支払われる。
【0173】以上の結果、データサーバー301’は、
電話局201cを介して携帯電話装置101の利用者か
らデータ提供料収入を得ることができる。
【0174】以上のように、第2の実施の形態によれ
ば、携帯電話装置101に大規模なスポーツ情報データ
ベースを設けなくとも、必要に応じて適宜、公衆回線網
201を経由してデータサーバー301’と回線接続
し、スポーツジャンルコードや項目コードを伝送して、
所望の最新スポーツ情報を迅速に得ることができ便利で
ある。更に、第1のRAM31の記憶能力をデータサー
バー301’に伝えることにより、その記憶能力に見合
ったスポーツ情報データを伝送するので、第1のRAM
31についての性能選択の自由度が格段に増すので装置
の製造や使用上、大変有利である。
【0175】特に第2の実施の形態によれば、伝送する
データが比較的少ないので、携帯電話機に必要なメモリ
容量も小さくて済み、伝送時間も短くて済む。従って、
利用者は、気軽にデータサーバーにアクセスして当該情
報提供サービスを活用できる。例えば、10円や20円
といった低額で利用できるようにすれば、将来的には一
つの文化を構築することも可能となる。
【0176】以上説明した第1及び第2の実施の形態で
は、携帯電話装置を携帯通信端末装置の一例としたが、
携帯電話装置に代えてPHS、モデムを備えた電子手帳
やノート型パソコン、携帯型の株式情報データ表示用又
はスポーツ情報データ表示用の専用装置等に対しても、
本発明は適用可能である。
【0177】また第1及び第2の実施の形態では、株式
情報データの表示とスポーツ情報データの表示と別個に
説明したが、1台の携帯電話機で株式情報表示モードと
スポーツ情報表示モードの両方を備えて、利用者の要望
に応じて適宜にこれらのうちの一方の表示を行うように
構成してもよい。
【0178】更に、提供するサービスも株式情報データ
やスポーツ情報データに限定されるものではなく、各種
の金融情報、産業情報、教育情報、娯楽情報等にも展開
することができる。
【0179】
【発明の効果】請求項1に記載の情報提供システムによ
れば、携帯通信端末装置の送信した所望のコードに対応
するデータグループについての情報データが、データサ
ーバーから携帯通信端末装置に通信回線を経由して伝送
され、表示手段により、この伝送された情報データが表
示されるので、利用者が指定した所望のコードに対応す
る情報データを迅速に受け取り表示できる。
【0180】請求項2に記載の情報提供システムによれ
ば、携帯通信端末装置の送信した所望のコードに対応す
る会社についての株式情報データが、データサーバーか
ら携帯通信端末装置に通信回線を経由して伝送され、表
示手段により、この伝送された株式情報データが表示さ
れるので、利用者が指定した所望のコードに対応する株
式情報データを迅速に受け取り表示できる。
【0181】特に本発明によれば、前述した従来の音声
放送による株式情報提供システムでは所望の株式情報を
得るためには電話をかけた時点に応じた時間だけその株
式情報が放送される順番まで待つ必要があったのに対
し、所望の株式情報を格段に早く受け取り表示できる。
更に、前述した従来のシステムでは複数の会社について
の株式情報を得るためには、その数及び順番間隔に応じ
て長い時間だけ回線を保持しなければならないが、本発
明によれば、必要なデータを一挙に伝送して取り込むこ
ともできるので大変有利であり、回線接続前に目的とす
る株式情報に対応する複数のコードを指定することによ
り回線接続時間を非常に短縮でき、また、一つの産業部
門に属する全ての会社についての株式情報を一挙に取り
込むことも可能となる。そして、株式情報の確認も本発
明によれば短時間ででき、回線を切断した後の確認も可
能となる。
【0182】請求項3に記載の情報提供システムによれ
ば、夫々異なる電話番号が割り当てられており所定種類
の産業部門別に区分された株式情報データを夫々提供す
る複数の部門別データベースを用いて、データサーバー
の中で、必要な部門別データベースに迅速にアクセスで
き、効率良く所望の株式情報データを迅速に受け取り表
示できる。
【0183】請求項4に記載の情報提供システムによれ
ば、表示手段により、第2記憶手段に格納された各会社
別証券コードに対応する会社名データを利用して、会社
名データを表示するので、会社名データを伝送しなくて
も会社別証券コードに基づいて、伝送された株式情報デ
ータと共に会社名データを表示できる。更に、会社名デ
ータを入力手段により入力しなくても、会社別証券コー
ドさえ入力すれば対応する会社名データを瞬時に得るこ
とができる。
【0184】請求項5に記載の情報提供システムによれ
ば、携帯通信端末装置の送信した所望のスポーツジャン
ルコード及び項目コードに対応するスポーツ情報データ
が、データサーバーから携帯通信端末装置に通信回線を
経由して伝送され、表示手段により、この伝送されたス
ポーツ情報データが表示されるので、利用者が指定した
所望のスポーツ情報データを迅速に受け取り表示でき
る。
【0185】特に本発明によれば、前述した従来の音声
放送によるスポーツ情報提供システムでは所望のスポー
ツ情報を得るためには電話をかけた時点に応じた時間だ
けそのスポーツ情報が放送される順番まで待つ必要があ
ったのに対し、所望のスポーツ情報を格段に早く受け取
り表示できる。更に、前述した従来のシステムでは複数
のスポーツ情報を得るためには、その数及び順番間隔に
応じて長い時間だけ回線を保持しなければならないが、
本発明によれば、必要なデータを一挙に伝送して取り込
むこともできるので大変有利であり、回線接続前に目的
とするスポーツ情報に対応する複数のコードを指定する
ことにより回線接続時間を非常に短縮でき、また、一つ
のスポーツジャンルに属する全ての項目についてのスポ
ーツ情報を一挙に取り込むことも可能となる。そして、
スポーツ情報の確認も本発明によれば短時間ででき、回
線を切断した後の確認も可能となる。
【0186】請求項6に記載の情報提供システムによれ
ば、携帯通信端末装置は、入力又は指定された各種類の
項目コードに対応する開催日、試合名、選手名、チーム
名、詳細ジャンル等についてのスポーツ情報データの供
給をデータサーバーから受けることができる。
【0187】請求項7に記載の情報提供システムによれ
ば、夫々異なる電話番号が割り当てられており所定種類
のスポーツジャンル別に区分されたスポーツ情報データ
を夫々提供する複数のジャンル別データベースを用い
て、データサーバーの中で、必要なジャンル別データベ
ースに迅速にアクセスでき、効率良く所望のスポーツ情
報データを迅速に受け取り表示できる。
【0188】請求項8に記載の情報提供システムによれ
ば、表示手段により、第2記憶手段に格納されたスポー
ツジャンル表示データや項目表示データを利用して、ス
ポーツジャンルや項目についての文字表示を行うので、
スポーツジャンル名を示すデータや項目名を示すデータ
を伝送しなくても、これらのコードに基づいて、伝送さ
れたスポーツ情報データと共にスポーツジャンル名や項
目名を文字表示できる。更に、スポーツジャンル名や項
目名を示すデータを入力手段により入力しなくても、コ
ードさえ入力すれば対応するスポーツジャンル名や項目
名の文字表示を瞬時に得ることができる。
【0189】請求項9に記載の情報提供システムによれ
ば、表示手段は、第1記憶手段に一旦格納された情報デ
ータを表示するので、受信した情報データを融通性をも
って表示したり取り扱うことができる。特に、回線切断
後も、所望の情報を表示できるので、電話資源の有効利
用を図ることができ、回線切断後の情報の確認も行え
る。
【0190】請求項10に記載の情報提供システムによ
れば、入力手段による指定制御により、指定した情報デ
ータを表示手段に表示できるので、第1記憶手段に格納
された情報データのデータ量に対して表示手段の表示能
力が低い場合でも、利用者が希望する情報データを適宜
表示でき便利である。
【0191】請求項11に記載の情報提供システムによ
れば、サーバー側伝送手段は、第1記憶手段の記憶能力
に応じて伝送する情報データの量を調整するので、記憶
手段の記憶能力についての自由度が大きくなり、当該携
帯通信端末装置を製造する上で有利である。
【0192】請求項12に記載の情報提供システムによ
れば、第1記憶手段の記憶能力を示す記憶能力情報をデ
ータサーバーに伝送し、サーバー側伝送手段は、この記
憶能力情報に応じて伝送する情報データの量を調整する
ので、記憶能力が一定でない各種の携帯通信端末装置を
使用しても当該情報提供システムは、円滑に機能でき
る。
【0193】請求項13に記載の情報提供システムによ
れば、表示手段が一時に表示可能な量の情報データより
も多い情報データを第1記憶手段に格納し、この情報デ
ータを用いてスクロール表示を行うので、画面毎にデー
タサーバーにアクセスするのと比べて遙かに迅速なスク
ロール表示を行うことができる。
【0194】請求項14に記載の情報提供システムによ
れば、入力手段による入力が所定時間ないと、接続手段
は回線接続を切断するので、利用者が回線接続の切断を
忘れたりしても、通信回線の利用時間の無駄を低減でき
る。
【0195】請求項15に記載の情報提供システムによ
れば、サーバー側受信手段が携帯通信端末装置から入力
又は指定されたコードを所定時間受信しなければ、回線
切断手段は回線接続を切断するので、やはり利用者が回
線接続の切断を忘れたりしても、通信回線の利用時間の
無駄を低減できる。
【0196】請求項16に記載の情報提供システムによ
れば、表示手段は、通信回線を経由しての接続が切断さ
れた後も表示を継続するので、利用者は、通信回線の利
用時間を短くしつつ通信回線を経由して取り込んだ情報
データを見続けることができる。
【0197】請求項17に記載の情報提供システムによ
れば、発呼キーが操作されると、表示手段により表示さ
れた電話番号への発呼を実行するので、所望の電話番号
に電話をかける操作が簡単になる。特に、例えば、表示
手段上で現在の株価を見て直ぐに、証券会社の売買部門
に電話をかけることもできるので、携帯電話等の携帯通
信端末装置さえあれば、何処に居ても証券会社に居るの
に近い条件が得られ、大変便利である。また例えば、表
示手段上で予定対戦カードを見て直ぐに電話によりチケ
ット予約を入れることもできるので、大変便利である。
【0198】請求項18に記載の情報提供システムによ
れば、電話局に設けられた課金手段により、情報データ
の提供料をデータサーバーに代わって当該携帯通信端末
装置に対して課金するので、データサーバーにおける装
置構成や制御方法を複雑にすることなく、利用者にとっ
て必要な情報の提供量に見合った適正なデータ提供料を
容易に課金でき、便利である。
【0199】請求項19に記載の情報提供システムによ
れば、所望の部門に分類された全ての情報データを電話
番号を指定するだけで一挙に取り込むことができ、その
後、第1記憶手段に格納された情報データを適宜表示で
きる。
【0200】請求項20に記載の情報提供システムによ
れば、所望の産業部門に属する全会社についての株式情
報データを電話番号を指定するだけで一挙に取り込むこ
とができ、その後、第1記憶手段に格納された株式情報
データを適宜表示できる。
【0201】特に本発明によれば、前述した従来の音声
放送による株式情報提供システムでは所望の株式情報を
得るためには電話をかけた時点に応じた時間だけその株
式情報が放送される順番まで待つ必要があったのに対
し、所望の株式情報を格段に早く受け取り表示できる。
更に、前述した従来のシステムでは複数の会社について
の株式情報を得るためには、その数及び順番間隔に応じ
て長い時間だけ回線を保持しなければならないが、本発
明によれば、一つの産業部門に属する全会社についての
株式情報データを一挙に伝送して取り込むので、その取
り込み後や特に回線切断後も、表示手段により適宜所望
の会社の株式情報データを見れるので大変有利である。
【0202】請求項21に記載の情報提供システムによ
れば、所望のスポーツジャンルに属する全項目について
のスポーツ情報データを電話番号を指定するだけで一挙
に取り込むことができ、その後、第1記憶手段に格納さ
れたスポーツ情報データを適宜表示できる。
【0203】特に本発明によれば、前述した従来の音声
放送によるスポーツ情報提供システムでは所望のスポー
ツ情報を得るためには電話をかけた時点に応じた時間だ
けそのスポーツ情報が放送される順番まで待つ必要があ
ったのに対し、所望のスポーツ情報を格段に早く受け取
り表示できる。更に、前述した従来のシステムでは複数
の項目についてのスポーツ情報を得るためには、その数
及び順番間隔に応じて長い時間だけ回線を保持しなけれ
ばならないが、本発明によれば、一つのスポーツジャン
ルに属する全項目についてのスポーツ情報データを一挙
に伝送して取り込むので、その取り込み後や特に回線切
断後も、表示手段により適宜所望の項目のスポーツ情報
データを見れるので大変有利である。
【0204】請求項22に記載の情報提供システムによ
れば、表示手段が一時に表示可能な量の情報データより
も多い情報データを第1記憶手段に格納し、この情報デ
ータを用いてスクロール表示を行うので、画面毎にデー
タサーバーにアクセスするのと比べて遙かに迅速なスク
ロール表示を行うことができる。
【0205】請求項23に記載の携帯電話装置によれ
ば、上述した請求項1に記載の情報提供システムに備え
られた携帯通信端末装置と同様に、利用者が指定した所
望の情報データを迅速に受け取り表示できる。
【0206】請求項24に記載の携帯電話装置によれ
ば、上述した請求項2に記載の情報提供システムに備え
られた携帯通信端末装置と同様に、利用者が指定した所
望の株式情報データを迅速に受け取り表示できる。
【0207】請求項25に記載の携帯電話装置によれ
ば、第2記憶手段に格納された各会社別証券コードに対
応する会社名データを利用して、会社名データを表示す
るので、会社名データを伝送しなくても会社別証券コー
ドに基づいて、伝送された株式情報データと共に会社名
データを表示できる。
【0208】請求項26に記載の携帯電話装置によれ
ば、上述した請求項5に記載の情報提供システムに備え
られた携帯通信端末装置と同様に、利用者が指定した所
望のスポーツ情報データを迅速に受け取り表示できる。
【0209】請求項27に記載の携帯電話装置によれ
ば、入力又は指定された各種類の項目コードに対応する
開催日、試合名、選手名、チーム名、詳細ジャンル等に
ついてのスポーツ情報データの供給をデータサーバーか
ら受けることができる。
【0210】請求項28に記載の携帯電話装置によれ
ば、スポーツジャンル名を示すデータや項目名を示すデ
ータを伝送しなくても、これらのコードに基づいて伝送
されたスポーツ情報データと共にスポーツジャンル名や
項目名を文字表示でき、更にスポーツジャンル名や項目
名を示すデータを入力手段により入力しなくても、コー
ドさえ入力すれば対応するスポーツジャンル名や項目名
の文字表示を瞬時に得ることができる。
【0211】請求項29に記載の携帯電話装置によれ
ば、第1記憶手段に一旦格納された情報データを表示す
るので、受信した情報データを融通性をもって表示した
り取り扱うことができる。
【0212】請求項30に記載の携帯電話装置によれ
ば、表示手段が一時に表示可能な量の情報データよりも
多い情報データを第1記憶手段に格納し、この情報デー
タを用いてスクロール表示を行うので、画面毎にデータ
サーバーにアクセスするのと比べて遙かに迅速なスクロ
ール表示を行うことができる。
【0213】以上の結果、本発明により、所望の株式情
報を迅速に提供でき、課金を容易にし、電話資源の効率
的な利用に資する株式情報提供システム及び携帯電話装
置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態の株式情報提供システムの
概略構成を示すブロック図である。
【図2】 図1の株式情報提供システムが備えるデータ
サーバーの構成の一例を示すブロック図である。
【図3】 図1の株式情報提供システムが備えるデータ
サーバーの構成の他の例を示すブロック図である。
【図4】 図1の株式情報提供システムが備える携帯電
話装置の構成を示すブロック図である。
【図5】 第1の実施の形態における携帯電話装置が備
えるLCD表示器及びキースイッチの構成及び動作を示
す概念図である。
【図6】 第1の実施の形態における携帯電話装置、電
話局、データサーバー及び証券取引データ源の夫々で行
われる各動作を時間的順序を矢印で追って示して説明す
る概念図である。
【図7】 第2の実施の形態の株式情報提供システムの
概略構成を示すブロック図である。
【図8】 図7の株式情報提供システムが備えるデータ
サーバーの構成の一例を示すブロック図である。
【図9】 図7の株式情報提供システムが備えるデータ
サーバーの構成の他の例を示すブロック図である。
【図10】 第2の実施の形態における携帯電話装置が
備えるLCD表示器及びキースイッチの構成及び動作を
示す概念図である。
【図11】 第2の実施の形態における携帯電話装置、
電話局、データサーバー及び証券取引データ源の夫々で
行われる各動作を時間的順序を矢印で追って示して説明
する概念図である。
【符号の説明】
1…送受共用アンテナ 2…受信専用アンテナ 3…アンテナ共用器 4…送信回路部 5…受信回路部 6…シンセサイザ部 7…直交変調器 8…復調器 11…TDMAベースバンド処理部 12…音声コーデック 13…オーディオ回路 14…スピーカ 15…マイクロホン 21…CPU 22…LCDドライバ 23…LCD表示器 30…ROM 31…第1のRAM 32…第2のRAM 33…キースイッチ 34…電源部 35…バッテリー 101…携帯電話装置 201…公衆回線網 201c…電話局 301、301’…データサーバー 302a、302b、302c…株価情報データベース 302a’、302b’、302c’…スポーツ情報デ
ータベース 401…証券取引データ源 401’…スポーツ情報データ源
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04M 1/00 11/08

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を経由して予め設定された複
    数のデータグループに分類される所定種類の情報データ
    を提供するデータサーバーと該データサーバーに前記通
    信回線を経由して接続可能な携帯通信端末装置とを備え
    た情報提供システムであって、 前記携帯通信端末装置は、当該携帯通信端末装置を前記
    データサーバーに前記通信回線を経由して接続する接続
    手段と、各データグループを夫々示す複数のデータグル
    ープコードのうちの所望のコードを入力又は指定するた
    めの入力手段と、該入力又は指定されたコードを前記通
    信回線を経由して前記データサーバーに伝送する端末側
    伝送手段とを備え、 前記データサーバーは、前記伝送されたコードを受信す
    るサーバー側受信手段と、該受信されたコードに対応す
    るデータグループについての情報データを所定のフォー
    マットで当該データサーバーから前記携帯通信端末装置
    に前記通信回線を経由して伝送するサーバー側伝送手段
    とを備え、 前記携帯通信端末装置は、前記伝送された情報データを
    受信する端末側受信手段と、該受信された情報データを
    表示する表示手段とを更に備えたことを特徴とする情報
    提供システム。
  2. 【請求項2】 前記情報データは株式情報データであ
    り、前記データグループは産業部門別のグループであ
    り、前記データグループコードは各産業部門を示す産業
    部門コードであり、 前記入力手段は、前記産業部門コード及び予め設定され
    た各会社を夫々示す複数の会社別証券コードのうちの少
    なくとも一方の所望のコードを入力又は指定可能に構成
    されており、 前記サーバー側伝送手段は、前記入力手段により入力又
    は指定されたコードに対応する会社についての株式情報
    データを所定のフォーマットで当該データサーバーから
    前記携帯通信端末装置に前記通信回線を経由して伝送す
    ることを特徴とする請求項1に記載の情報提供システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記データサーバーは、夫々異なる電
    話番号が割り当てられており前記産業部門別に区分され
    た各データグループを夫々格納する複数の部門別データ
    ベースを備えており、 前記入力手段は、前記通信回線を経由しての接続の前に
    前記産業部門コード及び会社別証券コードのうち少なく
    とも一方の所望のコードを入力又は指定可能に構成され
    ており、 前記接続手段は、当該携帯通信端末装置を該入力又は指
    定されたコードに対応する産業部門についての部門別デ
    ータベースに前記通信回線を経由して接続することを特
    徴とする請求項2に記載の情報提供システム。
  4. 【請求項4】 前記携帯通信端末装置は、各会社別証
    券コードに対応する会社名データを格納する第2記憶手
    段を更に備えており、 前記表示手段は、該格納された会社名データを参照し
    て、前記株式情報データを対応する会社名データと共に
    表示することを特徴とする請求項2又は3に記載の情報
    提供システム。
  5. 【請求項5】 前記情報データはスポーツ情報データ
    であり、前記データグループはスポーツジャンル別のグ
    ループであり、前記データグループコードは各スポーツ
    ジャンルを示すスポーツジャンルコードであり、 前記入力手段は、前記スポーツジャンルコードのうちの
    所望のコード及び予め設定された所定種類の項目を夫々
    示す複数の項目コードのうちの所望のコードを入力又は
    指定可能に構成されており、 前記サーバー側伝送手段は、前記入力手段により入力又
    は指定されたコードに対応するスポーツジャンル及び項
    目についてのスポーツ情報データを所定のフォーマット
    で当該データサーバーから前記携帯通信端末装置に前記
    通信回線を経由して伝送することを特徴とする請求項1
    に記載の情報提供システム。
  6. 【請求項6】 前記項目コードは、各開催日を夫々示
    す複数の開催日コード、各試合名を夫々示す複数の試合
    名コード、各選手名を夫々示す複数の選手名コード、各
    チーム名を夫々示す複数のチーム名コード及び前記各ス
    ポーツジャンルを更に細分化した各詳細ジャンルを夫々
    示す複数の詳細ジャンルコードのうちの少なくとも一種
    類のコードを含むことを特徴とする請求項5に記載の情
    報提供システム。
  7. 【請求項7】 前記データサーバーは、夫々異なる電
    話番号が割り当てられており前記スポーツジャンル別に
    区分された各データグループを夫々格納する複数のジャ
    ンル別データベースを備えており、 前記入力手段は、前記通信回線を経由しての接続の前に
    所望のスポーツジャンルコードを入力又は指定可能に構
    成されており、 前記接続手段は、当該携帯通信端末装置を該入力又は指
    定されたスポーツジャンルコードに対応するジャンル別
    データベースに前記通信回線を経由して接続することを
    特徴とする請求項5又は6に記載の情報提供システム。
  8. 【請求項8】 前記携帯通信端末装置は、各スポーツ
    ジャンルコードに対応するスポーツジャンルを文字表示
    するためのスポーツジャンル表示データ及び各項目コー
    ドに対応する項目を文字表示するための項目表示データ
    のうち少なくとも一方を格納する第2記憶手段を更に備
    えており、 前記表示手段は、該格納されたスポーツジャンル表示デ
    ータ及び項目表示データのうち少なくとも一方を参照し
    て、前記スポーツ情報データを対応するスポーツジャン
    ル及び項目のうちの少なくとも一方についての文字表示
    と共に表示することを特徴とする請求項5から7のいず
    れか一項に記載の情報提供システム。
  9. 【請求項9】 前記携帯通信端末装置は、前記受信さ
    れた情報データを格納する第1記憶手段を更に備えてお
    り、 前記表示手段は、該格納された情報データを表示するこ
    とを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の
    情報提供システム。
  10. 【請求項10】 前記入力手段は、前記第1記憶手
    段に格納された情報データを指定可能に構成されてお
    り、 前記表示手段は、前記入力手段により指定された情報デ
    ータを表示することを特徴とする請求項9に記載の情報
    提供システム。
  11. 【請求項11】 前記サーバー側伝送手段は、前記第
    1記憶手段の記憶能力に応じて伝送する情報データの量
    を調整することを特徴とする請求項9に記載の情報提供
    システム。
  12. 【請求項12】 前記端末側伝送手段は、前記通信回
    線を経由しての接続後に、前記第1記憶手段の記憶能力
    を示す記憶能力情報を前記データサーバーに前記通信回
    線を経由して更に伝送し、前記サーバー側受信手段は、
    該伝送された記憶能力情報を更に受信し、前記サーバー
    側伝送手段は、該受信された記憶能力情報に応じて伝送
    する情報データの量を調整することを特徴とする請求項
    11に記載の情報提供システム。
  13. 【請求項13】 前記第1記憶手段は、前記表示手段
    が一時に表示可能な量の情報データよりも多くの情報デ
    ータを格納可能な記憶能力を持ち、 前記入力手段は、前記表示手段に対し前記情報データの
    うちスクロール表示すべき部分を指定可能に構成されて
    おり、 前記表示手段は、前記格納された情報データのうち前記
    入力手段により指定された部分をスクロール表示するこ
    とを特徴とする請求項9、11及び12のいずれか一項
    に記載の情報提供システム。
  14. 【請求項14】 前記接続手段は、前記入力手段によ
    る入力が所定時間なければ、前記通信回線を経由しての
    接続を切断することを特徴とする請求項1から13のい
    ずれか一項に記載の情報提供システム。
  15. 【請求項15】 前記データサーバーは、前記サーバ
    ー側受信手段が前記携帯通信端末装置から前記入力又は
    指定されたコードを所定時間受信しなければ、前記通信
    回線を経由しての接続を切断する回線切断手段を更に備
    えたことを特徴とする請求項1から14のいずれか一項
    に記載の情報提供システム。
  16. 【請求項16】 前記表示手段は、前記通信回線を経
    由しての接続が切断された後も表示を継続することを特
    徴とする請求項1から15のいずれか一項に記載の情報
    提供システム。
  17. 【請求項17】 前記携帯通信端末装置は、電話機能
    を持ち、 前記表示手段は電話機能により発呼すべき電話番号を更
    に表示可能に構成されており、 前記入力手段は、前記表示手段により表示された電話番
    号に発呼するための発呼キーを備えたことを特徴とする
    請求項1から16のいずれか一項に記載の情報提供シス
    テム。
  18. 【請求項18】 前記通信回線に電話局が介在してお
    り、 該電話局において、前記通信回線の使用料を課金し、前
    記情報データの提供料を前記データサーバーに代わって
    当該携帯通信端末装置に対して課金する課金手段を更に
    備えたことを特徴とする請求項1から17のいずれか一
    項に記載の情報提供システム。
  19. 【請求項19】 夫々異なる電話番号が割り当てられ
    ており所定種類の部門別に区分された情報データを夫々
    提供する複数の部門別データベースを備えており通信回
    線を経由して情報データを提供するデータサーバーと該
    データサーバーに前記通信回線を経由して接続可能な携
    帯通信端末装置とを備えた情報提供システムであって、 前記携帯通信端末装置は、電話番号を入力又は指定可能
    な入力手段と、当該携帯通信端末装置を前記入力手段に
    より入力又は指定された電話番号の割り当てられた部門
    別データベースに前記通信回線を経由して接続する接続
    手段とを備え、 前記データサーバーは、前記情報データを所定のフォー
    マットで前記接続された部門別データベースから前記携
    帯通信端末装置に前記通信回線を経由して伝送するサー
    バー側伝送手段を備え、 前記携帯通信端末装置は、前記伝送された情報データを
    受信する端末側受信手段と、該受信された情報データを
    格納する第1記憶手段と、該格納された情報データを表
    示する表示手段とを更に備えたことを特徴とする情報提
    供システム。
  20. 【請求項20】 前記情報データは株式情報データで
    あり、前記所定種類の部門は産業部門であることを特徴
    とする請求項19に記載の情報提供システム。
  21. 【請求項21】 前記情報データはスポーツ情報デー
    タであり、前記所定種類の部門はスポーツジャンルであ
    ることを特徴とする請求項19に記載の情報提供システ
    ム。
  22. 【請求項22】 前記第1記憶手段は、前記表示手段
    が一時に表示可能な量の情報データよりも多くの情報デ
    ータを格納可能な記憶能力を持ち、 前記入力手段は、前記表示手段に対し前記情報データの
    うちスクロール表示すべき部分を指定可能に構成されて
    おり、 前記表示手段は、前記格納された情報データのうち前記
    入力手段により指定された部分をスクロール表示するこ
    とを特徴とする請求項19から21のいずれか一項に記
    載の情報提供システム。
  23. 【請求項23】 所定種類の情報データが分類された
    各データグループを夫々示す複数のデータグループコー
    ドのうちの任意のコードを通信回線を経由して受信する
    と、該受信されたコードに対応するデータグループに属
    する情報データを所定のフォーマットで前記通信回線を
    経由して伝送することにより、情報データを提供するデ
    ータサーバーに前記通信回線を経由して接続可能な携帯
    電話装置であって、 当該携帯電話装置を前記データサーバーに前記通信回線
    を経由して接続する接続手段と、 前記データグループコードのうちの所望のコードを入力
    又は指定するための入力手段と、 該入力又は指定されたコードを前記通信回線を経由して
    前記データサーバーに伝送する端末側伝送手段と、 該伝送されたコードを受信した前記データサーバーによ
    り該受信されたコードに対応して伝送される情報データ
    を、前記通信回線を経由して受信する端末側受信手段
    と、 該受信された情報データを表示する表示手段とを備えた
    ことを特徴とする情報表示機能付き携帯電話装置。
  24. 【請求項24】 前記情報データは株式情報データで
    あり、前記データグループは産業部門別のグループであ
    り、前記データグループコードは各産業部門を示す産業
    部門コードであり、 前記入力手段は、前記産業部門コード及び予め設定され
    た各会社を夫々示す複数の会社別証券コードのうちの少
    なくとも一方の所望のコードを入力又は指定可能に構成
    されており、 前記データサーバーは、前記入力手段により入力又は指
    定されたコードに対応する会社についての株式情報デー
    タを前記携帯通信端末装置に前記通信回線を経由して伝
    送することを特徴とする請求項23に記載の情報表示機
    能付き携帯電話装置。
  25. 【請求項25】 各会社別証券コードに対応する会社
    名データを格納する第2記憶手段を更に備えており、 前記表示手段は、該格納された会社名データを参照し
    て、前記株式情報データを対応する会社名データと共に
    表示することを特徴とする請求項24に記載の情報表示
    機能付き携帯電話装置。
  26. 【請求項26】 前記情報データはスポーツ情報デー
    タであり、前記データグループはスポーツジャンル別の
    グループであり、前記データグループコードは各スポー
    ツジャンルを示すスポーツジャンルコードであり、 前記入力手段は、前記スポーツジャンルコードのうちの
    所望のコード及び予め設定された所定種類の項目を夫々
    示す複数の項目コードのうちの所望のコードを入力又は
    指定可能に構成されており、 前記データサーバーは、前記入力手段により入力又は指
    定されたコードに対応するスポーツジャンル及び項目に
    ついてのスポーツ情報データを前記携帯通信端末装置に
    前記通信回線を経由して伝送することを特徴とする請求
    項23に記載の情報表示機能付き携帯電話装置。
  27. 【請求項27】 前記項目コードは、各開催日を夫々
    示す複数の開催日コード、各試合名を夫々示す複数の試
    合名コード、各選手名を夫々示す複数の選手名コード、
    各チーム名を夫々示す複数のチーム名コード及び前記各
    スポーツジャンルを更に細分化した各詳細ジャンルを夫
    々示す複数の詳細ジャンルコードのうちの少なくとも一
    種類のコードを含むことを特徴とする請求項26に記載
    の情報表示機能付き携帯電話装置。
  28. 【請求項28】 各スポーツジャンルコードに対応す
    るスポーツジャンルを文字表示するためのスポーツジャ
    ンル表示データ及び各項目コードに対応する項目を文字
    表示するための項目表示データのうち少なくとも一方を
    格納する第2記憶手段を更に備えており、 前記表示手段は、該格納されたスポーツジャンル表示デ
    ータ及び項目表示データのうち少なくとも一方を参照し
    て、前記スポーツ情報データを対応するスポーツジャン
    ル及び項目のうちの少なくとも一方についての文字表示
    と共に表示することを特徴とする請求項26又は27に
    記載の情報表示機能付き携帯電話装置。
  29. 【請求項29】 前記受信された情報データを格納す
    る第1記憶手段を更に備えており、 前記表示手段は、該格納された情報データを表示するこ
    とを特徴とする請求項23から28のいずれか一項に記
    載の情報表示機能付き携帯電話装置。
  30. 【請求項30】 前記第1記憶手段は、前記表示手段
    が一時に表示可能な量の情報データよりも多くの情報デ
    ータを格納可能な記憶能力を持ち、 前記入力手段は、前記表示手段に対し前記情報データの
    うちスクロール表示すべき部分を指定可能に構成されて
    おり、 前記表示手段は、前記格納された情報データのうち前記
    入力手段により指定された部分をスクロール表示するこ
    とを特徴とする請求項29に記載の情報表示機能付き携
    帯電話装置。
JP26132896A 1996-07-19 1996-09-09 情報提供システム及び情報表示機能付き携帯電話装置 Pending JPH10107903A (ja)

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JP26132896A JPH10107903A (ja) 1996-08-07 1996-09-09 情報提供システム及び情報表示機能付き携帯電話装置
US08/897,033 US6272332B1 (en) 1996-07-19 1997-07-18 Information presentation system and portable telephone apparatus with information displaying function
EP97305445A EP0820183B1 (en) 1996-07-19 1997-07-21 Information presentation system and portable telephone apparatus with information displaying function
DE69735405T DE69735405T2 (de) 1996-07-19 1997-07-21 Informationsanzeigesystem und tragbares Telefongerät mit Informationsanzeigefunktion
US09/708,503 US6526285B1 (en) 1996-07-19 2000-11-09 Information presentation system and portable telephone apparatus with information displaying function

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000134333A (ja) * 1998-10-22 2000-05-12 Nec Mobile Commun Ltd 携帯電話機を使用する情報配信サービスシステム
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KR20010104515A (ko) * 2000-05-15 2001-11-26 오호수 무선매체를 이용한 증권거래 서비스의 제휴적 아웃소싱방법
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