JPH10107810A - デジタル通信方法 - Google Patents
デジタル通信方法Info
- Publication number
- JPH10107810A JPH10107810A JP27744096A JP27744096A JPH10107810A JP H10107810 A JPH10107810 A JP H10107810A JP 27744096 A JP27744096 A JP 27744096A JP 27744096 A JP27744096 A JP 27744096A JP H10107810 A JPH10107810 A JP H10107810A
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- cell
- time
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- Time-Division Multiplex Systems (AREA)
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 データ通信に必要とされる帯域を減少化する
とともに受信側の局で元のデータストリームを忠実に再
生する。 【解決手段】 基地局B−CSと複数の移動局B−RM
との間でデータ通信を行うデジタル通信システムにおい
て、送信側局が受信側局へ送信するデータストリーム中
からタイムスタンプ付与手段4により有効なデータのみ
を抽出し、タイムスタンプカウンタ(TSC)90によ
る計時に基づいて、当該有効データに元のデータストリ
ーム中の時間位置を表すタイムスタンプを付与する。そ
して、当該有効データをTDMAフレームのユーザチャ
ネルに載せて順次送信する。一方、受信側局では、アイ
ドルセル挿入手段29により受信した各有効データをタ
イムスタンプに従った時間間隔をもって配列させるとと
もに有効データ間の空白位置にアイドルデータを挿入し
て元のデータストリームを再生する。
とともに受信側の局で元のデータストリームを忠実に再
生する。 【解決手段】 基地局B−CSと複数の移動局B−RM
との間でデータ通信を行うデジタル通信システムにおい
て、送信側局が受信側局へ送信するデータストリーム中
からタイムスタンプ付与手段4により有効なデータのみ
を抽出し、タイムスタンプカウンタ(TSC)90によ
る計時に基づいて、当該有効データに元のデータストリ
ーム中の時間位置を表すタイムスタンプを付与する。そ
して、当該有効データをTDMAフレームのユーザチャ
ネルに載せて順次送信する。一方、受信側局では、アイ
ドルセル挿入手段29により受信した各有効データをタ
イムスタンプに従った時間間隔をもって配列させるとと
もに有効データ間の空白位置にアイドルデータを挿入し
て元のデータストリームを再生する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時分割多元接続方
式(TDMA:Time Division Multiple Access)のフ
レームフォーマットを用いた時分割二重(TDD:Time
Division Duplex)により、複数の局間でデータの双方
向通信を行うデジタル通信方法に関し、特に、広域統合
サービスデジタル網(B−ISDN:Broadband Integr
ated Services Digital Network)に接続される基地局
と移動局との間のデータ通信に用いて好適なるデジタル
通信方法に関する。
式(TDMA:Time Division Multiple Access)のフ
レームフォーマットを用いた時分割二重(TDD:Time
Division Duplex)により、複数の局間でデータの双方
向通信を行うデジタル通信方法に関し、特に、広域統合
サービスデジタル網(B−ISDN:Broadband Integr
ated Services Digital Network)に接続される基地局
と移動局との間のデータ通信に用いて好適なるデジタル
通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】B−ISDNは、非同期転送モード(A
TM:Asynchronous Transfer Mode)を核として高速パ
ケット交換や加入者系の光伝送サービスを統合化したネ
ットワークであり、広帯域且つ高品質な伝送サービスを
提供する。このようなB−ISDNにおける網終端装置
2(B−NT2:Broadband Network Terminal 2)で
は、端末装置(B−TE:Broadband Terminal equipme
nt)との接続を光ファイバや同軸ケーブルを用いて行っ
ていたが、携帯情報端末装置や携帯電話機等といった無
線系マルチメディア通信システムの普及により、B−T
Eを無線インタフェース(すなわち、ワイヤレス)でB
−ISDNに接続したいという要求がある。すなわち、
B−TEを携帯電話機等の移動局(B−RM)に接続す
るとともに、B−ISDNのATMノードに基地局(B
−CS)を接続し、ユーザ局となるB−RMをB−CS
に無線インタフェースで接続することが要求されてい
る。
TM:Asynchronous Transfer Mode)を核として高速パ
ケット交換や加入者系の光伝送サービスを統合化したネ
ットワークであり、広帯域且つ高品質な伝送サービスを
提供する。このようなB−ISDNにおける網終端装置
2(B−NT2:Broadband Network Terminal 2)で
は、端末装置(B−TE:Broadband Terminal equipme
nt)との接続を光ファイバや同軸ケーブルを用いて行っ
ていたが、携帯情報端末装置や携帯電話機等といった無
線系マルチメディア通信システムの普及により、B−T
Eを無線インタフェース(すなわち、ワイヤレス)でB
−ISDNに接続したいという要求がある。すなわち、
B−TEを携帯電話機等の移動局(B−RM)に接続す
るとともに、B−ISDNのATMノードに基地局(B
−CS)を接続し、ユーザ局となるB−RMをB−CS
に無線インタフェースで接続することが要求されてい
る。
【0003】ここで、B−RM及びB−CSをそれぞれ
有線を介してB−TE及びB−ISDNにインタフェー
スさせ、B−RMとB−CSとは無線を介してインタフ
ェースした場合、有線インタフェースの帯域(通常は1
55Mbps)に較べて無線インタフェースの帯域が狭
いため、B−RMとB−CSとの間の無線区間では通信
速度の変換を行う必要がある。従来より、この速度変換
は、送信側の局において有線系から入力されたデータス
トリーム中からアイドルデータ(アイドル情報)を取り
除き、有効なデータのみを抽出して無線区間を伝送させ
ることにより行われている。そして、受信側の局では、
受信した有効データにアイドルデータを挿入しながら元
の速度(例えば155Mbps)に変換し、有線系に出
力している。
有線を介してB−TE及びB−ISDNにインタフェー
スさせ、B−RMとB−CSとは無線を介してインタフ
ェースした場合、有線インタフェースの帯域(通常は1
55Mbps)に較べて無線インタフェースの帯域が狭
いため、B−RMとB−CSとの間の無線区間では通信
速度の変換を行う必要がある。従来より、この速度変換
は、送信側の局において有線系から入力されたデータス
トリーム中からアイドルデータ(アイドル情報)を取り
除き、有効なデータのみを抽出して無線区間を伝送させ
ることにより行われている。そして、受信側の局では、
受信した有効データにアイドルデータを挿入しながら元
の速度(例えば155Mbps)に変換し、有線系に出
力している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、受信側
の局においてアイドルデータを挿入する際に、送信側の
局で取り除いた分と同数のアイドルデータを、データス
トリーム中の元の時間位置に正確に挿入しないと、元の
データストリームを忠実に再生することができない。こ
のように元のデータストリームが忠実に再生されない場
合には、音声データについては音声が途切れたり聞き取
り難くなり、動画像データについては画像の動きが不自
然になってしまう等と言った様々な問題があった。特
に、無線区間での伝送エラーに対してデータを再送処理
する場合には、受信側の局に到着するデータの間隔がま
ちまちとなってしまい、元のデータストリームを忠実に
再生することが益々困難となってしまうと言う事情があ
った。
の局においてアイドルデータを挿入する際に、送信側の
局で取り除いた分と同数のアイドルデータを、データス
トリーム中の元の時間位置に正確に挿入しないと、元の
データストリームを忠実に再生することができない。こ
のように元のデータストリームが忠実に再生されない場
合には、音声データについては音声が途切れたり聞き取
り難くなり、動画像データについては画像の動きが不自
然になってしまう等と言った様々な問題があった。特
に、無線区間での伝送エラーに対してデータを再送処理
する場合には、受信側の局に到着するデータの間隔がま
ちまちとなってしまい、元のデータストリームを忠実に
再生することが益々困難となってしまうと言う事情があ
った。
【0005】本発明は、上記従来の事情に鑑みなされた
もので、複数の局間で時分割二重によりデータの双方向
通信を行う通信システムにおいて、データ通信に必要と
される帯域を減少化することを可能ならしめるとともに
受信側の局で元のデータストリームを忠実に再生するこ
とを可能ならしめるデジタル通信方法及びシステムを提
供することを目的とする。更に、本発明は、複数の局間
で時分割二重によりデータの双方向通信を行うとともに
伝送エラーに対して再送処理を行う通信システムにおい
て、データ通信に必要とされる帯域を減少化することを
可能ならしめるとともに受信側の局で元のデータストリ
ームを忠実に再生することを可能ならしめるデジタル通
信方法及びシステムを提供することを目的とする。
もので、複数の局間で時分割二重によりデータの双方向
通信を行う通信システムにおいて、データ通信に必要と
される帯域を減少化することを可能ならしめるとともに
受信側の局で元のデータストリームを忠実に再生するこ
とを可能ならしめるデジタル通信方法及びシステムを提
供することを目的とする。更に、本発明は、複数の局間
で時分割二重によりデータの双方向通信を行うとともに
伝送エラーに対して再送処理を行う通信システムにおい
て、データ通信に必要とされる帯域を減少化することを
可能ならしめるとともに受信側の局で元のデータストリ
ームを忠実に再生することを可能ならしめるデジタル通
信方法及びシステムを提供することを目的とする。
【0006】更に、本発明は、複数の局間で比較的帯域
が狭い無線インタフェースを用いて時分割二重によりデ
ータの双方向通信を行う通信システムにおいて、受信側
の局で元のデータストリームを忠実に再生することを可
能ならしめるデジタル通信方法及びシステムを提供する
ことを目的とする。更に、本発明は、移動局と基地局と
の間で無線により双方向通信を行い、当該基地局を介し
てB−ISDNに接続する通信システムにおいて、受信
側の局で元のデータストリームを忠実に再生することを
可能ならしめるデジタル通信方法及びシステムを提供す
ることを目的とする。更に、本発明は、基地局に複数の
移動局を収容させた双方向通信システムにおいて、受信
側の局で元のデータストリームを忠実に再生することを
可能ならしめるデジタル通信方法及びシステムを提供す
ることを目的とする。
が狭い無線インタフェースを用いて時分割二重によりデ
ータの双方向通信を行う通信システムにおいて、受信側
の局で元のデータストリームを忠実に再生することを可
能ならしめるデジタル通信方法及びシステムを提供する
ことを目的とする。更に、本発明は、移動局と基地局と
の間で無線により双方向通信を行い、当該基地局を介し
てB−ISDNに接続する通信システムにおいて、受信
側の局で元のデータストリームを忠実に再生することを
可能ならしめるデジタル通信方法及びシステムを提供す
ることを目的とする。更に、本発明は、基地局に複数の
移動局を収容させた双方向通信システムにおいて、受信
側の局で元のデータストリームを忠実に再生することを
可能ならしめるデジタル通信方法及びシステムを提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明では、複数の局間で時分割二重によりデータ
の双方向通信を行うデジタル通信システムにおいて、送
信側の局が受信側の局へ送信するデータストリーム中か
ら有効なデータのみを抽出し、当該有効データに元のデ
ータストリーム中の時間位置を表すタイムスタンプを付
与した後、当該有効データを時分割多元接続フレームの
ユーザチャネルに載せて受信側の局へ順次送信する。そ
して、受信側の局では受信した各有効データをタイムス
タンプに従った時間間隔をもって配列させるとともに有
効データ間の空白位置にアイドルデータを挿入して元の
データストリームを再生する。
め、本発明では、複数の局間で時分割二重によりデータ
の双方向通信を行うデジタル通信システムにおいて、送
信側の局が受信側の局へ送信するデータストリーム中か
ら有効なデータのみを抽出し、当該有効データに元のデ
ータストリーム中の時間位置を表すタイムスタンプを付
与した後、当該有効データを時分割多元接続フレームの
ユーザチャネルに載せて受信側の局へ順次送信する。そ
して、受信側の局では受信した各有効データをタイムス
タンプに従った時間間隔をもって配列させるとともに有
効データ間の空白位置にアイドルデータを挿入して元の
データストリームを再生する。
【0008】このようにデータストリームから有効デー
タのみを抽出して送信することにより、比較的狭い帯域
のよっても良好な通信が行われる。また、受信側の局で
は、これら有効データをタイムスタンプに従った時間間
隔をもって配列させ、更に、これら有効データ間の空白
位置にアイドルデータを挿入することにより、元のデー
タストリームを忠実に再生することができる。
タのみを抽出して送信することにより、比較的狭い帯域
のよっても良好な通信が行われる。また、受信側の局で
は、これら有効データをタイムスタンプに従った時間間
隔をもって配列させ、更に、これら有効データ間の空白
位置にアイドルデータを挿入することにより、元のデー
タストリームを忠実に再生することができる。
【0009】なお、本発明は、例えば移動局と基地局と
の間の通信のように無線通信システムに用いて好適であ
るが、局間を有線回線で接続して時分割多元接続フレー
ムフォーマットを用いて双方向通信するシステムにも勿
論適用することができる。但し、一般的に無線インタフ
ェースは有線インタフェースより帯域が狭いことから、
本発明を適用して最も効果的なシステム態様の1つとし
ては、送信側の局と受信側の局とはそれぞれ帯域が比較
的広い有線通信インタフェースに接続され、これら送信
側の局と受信側の局との間では帯域が比較的狭い無線通
信インタフェースを介してデータ通信を行うシステムで
ある。
の間の通信のように無線通信システムに用いて好適であ
るが、局間を有線回線で接続して時分割多元接続フレー
ムフォーマットを用いて双方向通信するシステムにも勿
論適用することができる。但し、一般的に無線インタフ
ェースは有線インタフェースより帯域が狭いことから、
本発明を適用して最も効果的なシステム態様の1つとし
ては、送信側の局と受信側の局とはそれぞれ帯域が比較
的広い有線通信インタフェースに接続され、これら送信
側の局と受信側の局との間では帯域が比較的狭い無線通
信インタフェースを介してデータ通信を行うシステムで
ある。
【0010】また、本発明では、送信側の局は、所定時
間幅のサイクリックな値をタイムスタンプに用い、有効
データの抽出時間間隔が当該所定時間幅を超える場合に
はタイムスタンプのオーバーフローを表示するオーバー
フロー表示アイドルデータを抽出された有効データ間に
挿入するとともに、当該オーバーフロー表示アイドルデ
ータには識別用の特定なタイムスタンプを付与して有効
データと共に時分割多元接続フレームのユーザチャネル
に載せて受信側の局へ順次送信する。そして、受信側の
局は、受信したデータ中からオーバーフロー表示アイド
ルデータを削除し、且つ、有効データをタイムスタンプ
に従った時間間隔をもって配列させるとともに有効デー
タ間の空白位置にアイドルデータを挿入して元のデータ
ストリームを再生する。したがって、処理タイミングを
タイマ手段で計時し、タイムスタンプとしてサイクリッ
クな値を用いた場合にあっても、受信側の局では元のデ
ータストリームを忠実に再生することができる。
間幅のサイクリックな値をタイムスタンプに用い、有効
データの抽出時間間隔が当該所定時間幅を超える場合に
はタイムスタンプのオーバーフローを表示するオーバー
フロー表示アイドルデータを抽出された有効データ間に
挿入するとともに、当該オーバーフロー表示アイドルデ
ータには識別用の特定なタイムスタンプを付与して有効
データと共に時分割多元接続フレームのユーザチャネル
に載せて受信側の局へ順次送信する。そして、受信側の
局は、受信したデータ中からオーバーフロー表示アイド
ルデータを削除し、且つ、有効データをタイムスタンプ
に従った時間間隔をもって配列させるとともに有効デー
タ間の空白位置にアイドルデータを挿入して元のデータ
ストリームを再生する。したがって、処理タイミングを
タイマ手段で計時し、タイムスタンプとしてサイクリッ
クな値を用いた場合にあっても、受信側の局では元のデ
ータストリームを忠実に再生することができる。
【0011】また、本発明では、送信側の局は有効デー
タに伝送エラーの検出コードを付加して受信側の局へ順
次送信し、受信側の局は受信したデータについて伝送エ
ラーの検出を行うとともに伝送エラーの発生を送信側の
局へ通知し、当該通知に対して、送信側の局では該当す
る有効データを再送する。すなわち、上記した本発明に
係るデータ通信を再送処理を行うシステムにおいて実現
する。このような再送処理を行う通信システムにおいて
は、受信側の局に到達する有効データの時間間隔がまち
まちとなってしまうというシステム機能上から避けられ
ない事情がある。このため、本発明が対象としているよ
うに、送信側の局でアイドルデータを削除して通信を行
い、受信側の局ではアイドルデータを挿入することによ
り元のデータストリームを再生しようとするシステムに
おいては、受信側の局で有効データを正確に配列させて
元のデータストリームを忠実に再生することが益々困難
となっている。これに対して、本発明では、有効データ
をタイムスタンプによって管理することにより、元のデ
ータストリームを忠実に再生することができる。
タに伝送エラーの検出コードを付加して受信側の局へ順
次送信し、受信側の局は受信したデータについて伝送エ
ラーの検出を行うとともに伝送エラーの発生を送信側の
局へ通知し、当該通知に対して、送信側の局では該当す
る有効データを再送する。すなわち、上記した本発明に
係るデータ通信を再送処理を行うシステムにおいて実現
する。このような再送処理を行う通信システムにおいて
は、受信側の局に到達する有効データの時間間隔がまち
まちとなってしまうというシステム機能上から避けられ
ない事情がある。このため、本発明が対象としているよ
うに、送信側の局でアイドルデータを削除して通信を行
い、受信側の局ではアイドルデータを挿入することによ
り元のデータストリームを再生しようとするシステムに
おいては、受信側の局で有効データを正確に配列させて
元のデータストリームを忠実に再生することが益々困難
となっている。これに対して、本発明では、有効データ
をタイムスタンプによって管理することにより、元のデ
ータストリームを忠実に再生することができる。
【0012】また、本発明では、基地局と移動局との間
で時分割多元接続フレームフォーマットを用いて無線に
よりデータ通信を行い、当該基地局は広域統合サービス
デジタル網に接続される。したがって、例えばパーソナ
ルコンピュータを携帯電話機を用いてB−ISDNに無
線接続する通信システムにおいて、データ伝送を迅速化
することができる。
で時分割多元接続フレームフォーマットを用いて無線に
よりデータ通信を行い、当該基地局は広域統合サービス
デジタル網に接続される。したがって、例えばパーソナ
ルコンピュータを携帯電話機を用いてB−ISDNに無
線接続する通信システムにおいて、データ伝送を迅速化
することができる。
【0013】また、本発明に係るデジタル通信方法で
は、時分割多元接続フレームフォーマットには、上りコ
ントロールチャネル、下りコントロールチャネル、ユー
ザチャネルがそれぞれ複数含まれており、基地局は複数
の移動局を収容し得る。したがって、1つの基地局に対
して例えば携帯情報端末装置を多数無線接続する通信シ
ステムにおいて、データ伝送を迅速化することができ
る。
は、時分割多元接続フレームフォーマットには、上りコ
ントロールチャネル、下りコントロールチャネル、ユー
ザチャネルがそれぞれ複数含まれており、基地局は複数
の移動局を収容し得る。したがって、1つの基地局に対
して例えば携帯情報端末装置を多数無線接続する通信シ
ステムにおいて、データ伝送を迅速化することができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態に係るデジタ
ル通信方法及びシステムを図面を参照して説明する。図
1には本発明を適用したデータ通信システムの構成を示
してあり、このデータ通信システムでは、端末装置(B
−TE)を移動局(B−RM)及び基地局(B−CS)
を介して広域統合サービスデジタル網(B−ISDN)
の非同期転送モードノード(ATMノード)に無線接続
する。すなわち、B−ISDNのATMノードとB−C
Sとを参照点TBで有線接続によりインタフェースする
一方、B−ISDN用端末装置であるB−TEを携帯電
話機等のB−RMに参照点SBで有線接続によりインタ
フェースし、B−CSとB−RMとを無線接続によりイ
ンタフェースして通信システムが構成されている。この
システムにおいては、1台のB−CSに複数台のB−R
Mが同時に無線接続可能であり、したがって、1台のB
−CSと複数台のB−RMとにより”B−NT2”の機
能が実現されている。
ル通信方法及びシステムを図面を参照して説明する。図
1には本発明を適用したデータ通信システムの構成を示
してあり、このデータ通信システムでは、端末装置(B
−TE)を移動局(B−RM)及び基地局(B−CS)
を介して広域統合サービスデジタル網(B−ISDN)
の非同期転送モードノード(ATMノード)に無線接続
する。すなわち、B−ISDNのATMノードとB−C
Sとを参照点TBで有線接続によりインタフェースする
一方、B−ISDN用端末装置であるB−TEを携帯電
話機等のB−RMに参照点SBで有線接続によりインタ
フェースし、B−CSとB−RMとを無線接続によりイ
ンタフェースして通信システムが構成されている。この
システムにおいては、1台のB−CSに複数台のB−R
Mが同時に無線接続可能であり、したがって、1台のB
−CSと複数台のB−RMとにより”B−NT2”の機
能が実現されている。
【0015】図2にはB−CSとB−RMとの構成を示
してあり、このB−CSとB−RMとの間の、時分割多
元接続(TDMA)フレームフォーマットを用いた、無
線インタフェースによる時分割二重(TDD)通信方式
が本発明の要部である。まず、B−CSには、ATMノ
ードに接続される物理層(OC−3c)の終端部1と、
無線インタフェースに接続される無線物理層部2と、が
備えられており、これら処理部1、2の間に、下り側の
通信処理部として、ATMレイヤ終端部3、有効セル抽
出部4、無線LLC部5、無線MAC部6が備えられ、
上り側の通信処理部として、無線MAC部7、無線LL
C部8、アイドルセル挿入部9、ATMヘッダ付加部1
0が備えられている。
してあり、このB−CSとB−RMとの間の、時分割多
元接続(TDMA)フレームフォーマットを用いた、無
線インタフェースによる時分割二重(TDD)通信方式
が本発明の要部である。まず、B−CSには、ATMノ
ードに接続される物理層(OC−3c)の終端部1と、
無線インタフェースに接続される無線物理層部2と、が
備えられており、これら処理部1、2の間に、下り側の
通信処理部として、ATMレイヤ終端部3、有効セル抽
出部4、無線LLC部5、無線MAC部6が備えられ、
上り側の通信処理部として、無線MAC部7、無線LL
C部8、アイドルセル挿入部9、ATMヘッダ付加部1
0が備えられている。
【0016】更に、このB−CSには、TDMAフレー
ムのチャネルに載せるべきデータのセルが無いときにタ
イムスタンプだけを伝えるセル(後述するオーバーフロ
ー表示アイドルデータ)をチャネルに載せるタイムスタ
ンプ表示セル挿入部11と、ATMセルの仮想通信路
(VPI/VCI:Virtual Path ID / Virtual Channe
l ID)情報に対応した通信路を無線区間において設定又
は開放する通話路設定/開放・帯域管理部12と、公知
の”B−TN2”と同様のシグナリング・セルの処理を
行うシグナリングVC管理部13と、公知の”B−TN
2”と同様のトラヒック制御を行うトラヒック監視/制
御部14と、公知の”B−TN2”と同様の保守機能及
び運用管理機能を行う保守運用部15と、が備えられて
いる。なお、B−CSにおける通話路設定/開放・帯域
管理部12は、特に、複数のB−RMに割り当てるTD
MAフレームのブロック数(ユーザチャネル数)も管理
する。
ムのチャネルに載せるべきデータのセルが無いときにタ
イムスタンプだけを伝えるセル(後述するオーバーフロ
ー表示アイドルデータ)をチャネルに載せるタイムスタ
ンプ表示セル挿入部11と、ATMセルの仮想通信路
(VPI/VCI:Virtual Path ID / Virtual Channe
l ID)情報に対応した通信路を無線区間において設定又
は開放する通話路設定/開放・帯域管理部12と、公知
の”B−TN2”と同様のシグナリング・セルの処理を
行うシグナリングVC管理部13と、公知の”B−TN
2”と同様のトラヒック制御を行うトラヒック監視/制
御部14と、公知の”B−TN2”と同様の保守機能及
び運用管理機能を行う保守運用部15と、が備えられて
いる。なお、B−CSにおける通話路設定/開放・帯域
管理部12は、特に、複数のB−RMに割り当てるTD
MAフレームのブロック数(ユーザチャネル数)も管理
する。
【0017】上記の物理層(OC−3c)の終端部1は
参照点TBの同期デジタルハイアラキー(SDH:Synch
ronous Digital Hierarchy)ベース155Mbpsの光
インタフェースを終端し、また、無線物理層部2は無線
区間の送受信、変復調、TDMAフレームの同期制御を
行う。ATMレイヤ終端部3は53バイトのATMセル
を取り出し、また、有効セル抽出部4は無効セル(アイ
ドルデータのセル)を取り除いて有効なユーザデータの
みを抽出する。なお、この処理に際して、有効セル抽出
部4は、有効なユーザデータを分割した各セル(有効デ
ータのセル)のヘッダ部に時間間隔を保証するためにタ
イムスタンプを付与する。
参照点TBの同期デジタルハイアラキー(SDH:Synch
ronous Digital Hierarchy)ベース155Mbpsの光
インタフェースを終端し、また、無線物理層部2は無線
区間の送受信、変復調、TDMAフレームの同期制御を
行う。ATMレイヤ終端部3は53バイトのATMセル
を取り出し、また、有効セル抽出部4は無効セル(アイ
ドルデータのセル)を取り除いて有効なユーザデータの
みを抽出する。なお、この処理に際して、有効セル抽出
部4は、有効なユーザデータを分割した各セル(有効デ
ータのセル)のヘッダ部に時間間隔を保証するためにタ
イムスタンプを付与する。
【0018】無線LLC部5と無線LLC部8とは同様
な機能を有した論理リンク制御(Logical Link Contro
l)であり、各仮想通信路(VPI/VCI)毎に送信
セルバッファ又は受信セルバッファを有し、許容遅延時
間を確保しながら無線区間における伝送エラーの再送制
御を行う。なお、各仮想通信路毎の送信セルバッファに
新しいセルを格納する際には、セルヘッダ部にセルの順
序性を保証するために順序番号を付与する。無線MAC
部6と無線MAC部7とは同様な機能を有した媒体アク
セス制御(Media Access Control)であり、各仮想通信
路の送信バッファからきたセルをTDMAフレームのチ
ャネルに載せ、或いは、TDMAフレームのチャネルに
載ってきたセルを各仮想通信路の受信バッファに格納す
る。なお、無線MAC部7はTDMAフレームの各ブロ
ック単位に伝送エラーを検出し、再送要求を返す処理も
行う。
な機能を有した論理リンク制御(Logical Link Contro
l)であり、各仮想通信路(VPI/VCI)毎に送信
セルバッファ又は受信セルバッファを有し、許容遅延時
間を確保しながら無線区間における伝送エラーの再送制
御を行う。なお、各仮想通信路毎の送信セルバッファに
新しいセルを格納する際には、セルヘッダ部にセルの順
序性を保証するために順序番号を付与する。無線MAC
部6と無線MAC部7とは同様な機能を有した媒体アク
セス制御(Media Access Control)であり、各仮想通信
路の送信バッファからきたセルをTDMAフレームのチ
ャネルに載せ、或いは、TDMAフレームのチャネルに
載ってきたセルを各仮想通信路の受信バッファに格納す
る。なお、無線MAC部7はTDMAフレームの各ブロ
ック単位に伝送エラーを検出し、再送要求を返す処理も
行う。
【0019】アイドルセル挿入部9は、有効セルに付さ
れたタイムスタンプ情報に基づいて有効セル間の空白位
置にアイドルセルを挿入し、参照点TBのセルストリー
ムを再現する処理を行う。ATMヘッダ付加部10は、
タイムスタンプや順序番号等の無線区間で用いたセルヘ
ッダ情報を削除し、53バイトのATMセルフォーマッ
トを再生する処理を行う。なお、図9及び図10を参照
して後述するように、B−CSにはタイムスタンプ値を
計時するタイムスタンプカウンタ(TSC)90と、各
仮想通信路(VPI/VCI)毎の受信セルバッファ5
3−1〜53−4に格納された有効セルをタイムスタン
プ情報に基づいてアイドルセル挿入部9へ出力させるセ
ル出力制御手段(OC)91−1〜91−4と、が備え
られている。なお、図9に示すタイムスタンプオーバフ
ロー表示アイドルセル発生手段(ICG)11−1〜1
1−4は、タイムスタンプ表示セル挿入部11により構
成される。
れたタイムスタンプ情報に基づいて有効セル間の空白位
置にアイドルセルを挿入し、参照点TBのセルストリー
ムを再現する処理を行う。ATMヘッダ付加部10は、
タイムスタンプや順序番号等の無線区間で用いたセルヘ
ッダ情報を削除し、53バイトのATMセルフォーマッ
トを再生する処理を行う。なお、図9及び図10を参照
して後述するように、B−CSにはタイムスタンプ値を
計時するタイムスタンプカウンタ(TSC)90と、各
仮想通信路(VPI/VCI)毎の受信セルバッファ5
3−1〜53−4に格納された有効セルをタイムスタン
プ情報に基づいてアイドルセル挿入部9へ出力させるセ
ル出力制御手段(OC)91−1〜91−4と、が備え
られている。なお、図9に示すタイムスタンプオーバフ
ロー表示アイドルセル発生手段(ICG)11−1〜1
1−4は、タイムスタンプ表示セル挿入部11により構
成される。
【0020】次に、B−RMには、B−TEに接続され
る物理層(OC−3c)の終端部21と、無線インタフ
ェースに接続される無線物理層部22と、が備えられて
おり、これら処理部21、22の間に、上り側の通信処
理部として、ATMレイヤ終端部23、有効セル抽出部
24、無線LLC部25、無線MAC部26が備えら
れ、下り側の通信処理部として、無線MAC部27、無
線LLC部28、アイドルセル挿入部29、ATMヘッ
ダ付加部30が備えられている。
る物理層(OC−3c)の終端部21と、無線インタフ
ェースに接続される無線物理層部22と、が備えられて
おり、これら処理部21、22の間に、上り側の通信処
理部として、ATMレイヤ終端部23、有効セル抽出部
24、無線LLC部25、無線MAC部26が備えら
れ、下り側の通信処理部として、無線MAC部27、無
線LLC部28、アイドルセル挿入部29、ATMヘッ
ダ付加部30が備えられている。
【0021】更に、このB−RMには、TDMAフレー
ムのチャネルに載せるべき有効なデータのセルが無いと
きにタイムスタンプだけを伝えるセル(オーバーフロー
表示アイドルデータ)をチャネルに載せるタイムスタン
プ表示セル挿入部31と、ATMセルの仮想通信路(V
PI/VCI)情報に対応した通信路を無線区間におい
て設定又は開放する通話路設定/開放・帯域管理部32
と、無線通信路の確立に必要な最小限のシグナリング・
セルの処理を行うシグナリングVC管理部33と、公知
の”B−TN2”と同様のトラヒック制御を行うトラヒ
ック監視/制御部34と、公知の”B−TN2”と同様
の保守機能及び運用管理機能を行う保守運用部35と、
が備えられている。
ムのチャネルに載せるべき有効なデータのセルが無いと
きにタイムスタンプだけを伝えるセル(オーバーフロー
表示アイドルデータ)をチャネルに載せるタイムスタン
プ表示セル挿入部31と、ATMセルの仮想通信路(V
PI/VCI)情報に対応した通信路を無線区間におい
て設定又は開放する通話路設定/開放・帯域管理部32
と、無線通信路の確立に必要な最小限のシグナリング・
セルの処理を行うシグナリングVC管理部33と、公知
の”B−TN2”と同様のトラヒック制御を行うトラヒ
ック監視/制御部34と、公知の”B−TN2”と同様
の保守機能及び運用管理機能を行う保守運用部35と、
が備えられている。
【0022】上記の物理層(OC−3c)の終端部21
は参照点SBの同期デジタルハイアラキー(SDH)ベ
ース155Mbpsの光インタフェースを終端し、ま
た、無線物理層部22は無線区間の送受信、変復調、T
DMAフレームの同期制御を行う。ATMレイヤ終端部
23は53バイトのATMセルを取り出し、また、有効
セル抽出部24は無効セル(アイドルセル)を取り除い
てユーザデータのみを抽出する。なお、この処理に際し
て、有効セル抽出部4は各セルのセルヘッダ部にセル間
の時間間隔を保証するためにタイムスタンプを付与す
る。
は参照点SBの同期デジタルハイアラキー(SDH)ベ
ース155Mbpsの光インタフェースを終端し、ま
た、無線物理層部22は無線区間の送受信、変復調、T
DMAフレームの同期制御を行う。ATMレイヤ終端部
23は53バイトのATMセルを取り出し、また、有効
セル抽出部24は無効セル(アイドルセル)を取り除い
てユーザデータのみを抽出する。なお、この処理に際し
て、有効セル抽出部4は各セルのセルヘッダ部にセル間
の時間間隔を保証するためにタイムスタンプを付与す
る。
【0023】無線LLC部25と無線LLC部28とは
同様な機能を有した論理リンク制御であり、各仮想通信
路(VPI/VCI)毎に送信セルバッファ又は受信セ
ルバッファを有し、許容遅延時間を確保しながら無線区
間における伝送エラーの再送制御を行う。なお、各仮想
通信路毎の送信セルバッファに新しいセルを格納する際
には、セルヘッダ部にセルの順序性を保証するために順
序番号を付与する。無線MAC部6と無線MAC部7と
は同様な機能を有した媒体アクセス制御であり、各仮想
通信路の送信バッファからきたセルをTDMAフレーム
のチャネルに載せ、或いは、TDMAフレームのチャネ
ルに載ってきたセルを各仮想通信路の受信バッファに格
納する。なお、無線MAC部26はTDMAフレームの
各ブロック単位に伝送エラーを検出し、再送要求を返す
処理も行う。
同様な機能を有した論理リンク制御であり、各仮想通信
路(VPI/VCI)毎に送信セルバッファ又は受信セ
ルバッファを有し、許容遅延時間を確保しながら無線区
間における伝送エラーの再送制御を行う。なお、各仮想
通信路毎の送信セルバッファに新しいセルを格納する際
には、セルヘッダ部にセルの順序性を保証するために順
序番号を付与する。無線MAC部6と無線MAC部7と
は同様な機能を有した媒体アクセス制御であり、各仮想
通信路の送信バッファからきたセルをTDMAフレーム
のチャネルに載せ、或いは、TDMAフレームのチャネ
ルに載ってきたセルを各仮想通信路の受信バッファに格
納する。なお、無線MAC部26はTDMAフレームの
各ブロック単位に伝送エラーを検出し、再送要求を返す
処理も行う。
【0024】アイドルセル挿入部29は、有効セルに付
されたタイムスタンプ情報に基づいてアイドルセルを挿
入し、参照点SBのセルストリームを再現する処理を行
う。ATMヘッダ付加部30は、タイムスタンプや順序
番号等の無線区間で用いたセルヘッダ情報を削除し、5
3バイトのATMセルフォーマットを再生する処理を行
う。なお、図9及び図10を参照して後述するように、
各B−RMにはタイムスタンプ値を計時するタイムスタ
ンプカウンタ(TSC)92と、各仮想通信路(VPI
/VCI)毎の受信セルバッファ71−1、71−2に
格納された有効セルをタイムスタンプ情報に基づいてア
イドルセル挿入部29へ出力させるセル出力制御手段
(OC)91−1、91−2と、が備えられている。な
お、図10に示すタイムスタンプオーバフロー表示アイ
ドルセル発生手段(ICG)31−1、31−2は、タ
イムスタンプ表示セル挿入部31により構成される。
されたタイムスタンプ情報に基づいてアイドルセルを挿
入し、参照点SBのセルストリームを再現する処理を行
う。ATMヘッダ付加部30は、タイムスタンプや順序
番号等の無線区間で用いたセルヘッダ情報を削除し、5
3バイトのATMセルフォーマットを再生する処理を行
う。なお、図9及び図10を参照して後述するように、
各B−RMにはタイムスタンプ値を計時するタイムスタ
ンプカウンタ(TSC)92と、各仮想通信路(VPI
/VCI)毎の受信セルバッファ71−1、71−2に
格納された有効セルをタイムスタンプ情報に基づいてア
イドルセル挿入部29へ出力させるセル出力制御手段
(OC)91−1、91−2と、が備えられている。な
お、図10に示すタイムスタンプオーバフロー表示アイ
ドルセル発生手段(ICG)31−1、31−2は、タ
イムスタンプ表示セル挿入部31により構成される。
【0025】なお、上記したB−CSとB−RMとのそ
れぞれにおいて、無線LLC部、無線MAC部、無線物
理部、通信路設定/開放・帯域管理部、タイムスタンプ
表示セル挿入部、トラヒック監視/制御部によってベー
スバンド信号処理部が構成され、また、物理層終端部、
ATMレイヤ終端部、ATMヘッダ付加部、有効セル抽
出部、アイドルセル挿入部、シグナリングVC管理部に
よってATMインタフェース部が構成されている。
れぞれにおいて、無線LLC部、無線MAC部、無線物
理部、通信路設定/開放・帯域管理部、タイムスタンプ
表示セル挿入部、トラヒック監視/制御部によってベー
スバンド信号処理部が構成され、また、物理層終端部、
ATMレイヤ終端部、ATMヘッダ付加部、有効セル抽
出部、アイドルセル挿入部、シグナリングVC管理部に
よってATMインタフェース部が構成されている。
【0026】上記したB−CSとB−RMとの間の無線
区間(無線インタフェース)はTDMA方式で通信さ
れ、複数のチャネルが多重化して伝送される。また、上
り(B−RMからB−CSへの伝送)と下り(B−CS
からB−RMへの伝送)の切り替えはTDD方式で行わ
れる。図3には、B−CSとB−RMとの間の無線区間
で用いられるフレームフォーマットの構成を示してあ
る。同図(a)に示すように、1フレームは2ミリ秒で
19906バイトとなっており、1フレーム中には複数
のチャネルが多重化されて含まれ、各チャネルは同図
(b)に示す機能を有している。
区間(無線インタフェース)はTDMA方式で通信さ
れ、複数のチャネルが多重化して伝送される。また、上
り(B−RMからB−CSへの伝送)と下り(B−CS
からB−RMへの伝送)の切り替えはTDD方式で行わ
れる。図3には、B−CSとB−RMとの間の無線区間
で用いられるフレームフォーマットの構成を示してあ
る。同図(a)に示すように、1フレームは2ミリ秒で
19906バイトとなっており、1フレーム中には複数
のチャネルが多重化されて含まれ、各チャネルは同図
(b)に示す機能を有している。
【0027】すなわち、A0チャネルは、Cdチャネル及
びC0〜C15チャネルの割当通知、位置登録受付、B−
RMのタイムスタンプカウンタ92の調整、フレーム同
期捕捉のために使用する下りのアクセスチャネルであ
る。A1チャネルは、Cdチャネル及びC0〜C15チャネ
ルの割当要求、位置登録要求、フレーム同期捕捉のため
に使用する上りのアクセスチャネルである。Cdチャネ
ルは、ユーザチャネルの割当通知、ユーザチャネルの受
信応答、C0〜C15チャネルの受信応答等のために使用
する下りのコントロールチャネルである。C0〜C15チ
ャネルは全部で16個のチャネルであり、ユーザチャネ
ルの割当要求、ユーザチャネルの受信応答、Cdチャネ
ルの受信応答等のために使用する上りのコントロールチ
ャネルである。U0〜U29チャネルは全部で30個のチ
ャネルであり、ユーザデータのセルを伝送するために使
用する上り及び下りのユーザチャネルである。なお、ユ
ーザチャネルU0〜U29の上りと下りとは、チャネル単
位で動的に切り替えられる。
びC0〜C15チャネルの割当通知、位置登録受付、B−
RMのタイムスタンプカウンタ92の調整、フレーム同
期捕捉のために使用する下りのアクセスチャネルであ
る。A1チャネルは、Cdチャネル及びC0〜C15チャネ
ルの割当要求、位置登録要求、フレーム同期捕捉のため
に使用する上りのアクセスチャネルである。Cdチャネ
ルは、ユーザチャネルの割当通知、ユーザチャネルの受
信応答、C0〜C15チャネルの受信応答等のために使用
する下りのコントロールチャネルである。C0〜C15チ
ャネルは全部で16個のチャネルであり、ユーザチャネ
ルの割当要求、ユーザチャネルの受信応答、Cdチャネ
ルの受信応答等のために使用する上りのコントロールチ
ャネルである。U0〜U29チャネルは全部で30個のチ
ャネルであり、ユーザデータのセルを伝送するために使
用する上り及び下りのユーザチャネルである。なお、ユ
ーザチャネルU0〜U29の上りと下りとは、チャネル単
位で動的に切り替えられる。
【0028】ここで、このように本発明に係るTDMA
フレームフォーマットでは、上りのコントロールチャネ
ルC0〜C15を下りのコントロールチャネルCdに先行し
て配置し、これらコントロールチャネルの間にユーザチ
ャネル(本例では、半数のU0〜U14)を配置してあ
る。このようなチャネルの配置構成によって、データ伝
送が迅速化され、データを保持するバッファメモリが小
型化される。
フレームフォーマットでは、上りのコントロールチャネ
ルC0〜C15を下りのコントロールチャネルCdに先行し
て配置し、これらコントロールチャネルの間にユーザチ
ャネル(本例では、半数のU0〜U14)を配置してあ
る。このようなチャネルの配置構成によって、データ伝
送が迅速化され、データを保持するバッファメモリが小
型化される。
【0029】図4には、上記したユーザチャネルの構成
を更に詳細に示してある。1つのユーザチャネルは、G
(ガードタイム:上り/下りの回路切替制御のための処
理時間)と、PR(プリアンブル:復調回路のビット同
期確立のための処理時間)と、UW(ユニークワード:
チャネルの同期確立のための処理時間)と、8個のセル
スロットと、誤り訂正(FEC:Forward Error Correc
tion)用のパリティとで構成されている。また、個々の
セルスロットは、AWAセル(無線区間を伝送するAT
Mセルを特にAWAセルと称する)と、誤り訂正用のC
RC(Cyclic Redundancy Check Character)とから構
成されている。なお、AWAセルは上記したようにAT
Mセルのヘッダにタイムスタンプ及び順序番号を付加し
た形式であり、また、このようにAWAセル毎にCRC
を付加することによりAWAセル単位で伝送エラーを検
出することができる。また、本例では、各AWAセルに
は48バイトでパケット化されたユーザデータが格納さ
れる。
を更に詳細に示してある。1つのユーザチャネルは、G
(ガードタイム:上り/下りの回路切替制御のための処
理時間)と、PR(プリアンブル:復調回路のビット同
期確立のための処理時間)と、UW(ユニークワード:
チャネルの同期確立のための処理時間)と、8個のセル
スロットと、誤り訂正(FEC:Forward Error Correc
tion)用のパリティとで構成されている。また、個々の
セルスロットは、AWAセル(無線区間を伝送するAT
Mセルを特にAWAセルと称する)と、誤り訂正用のC
RC(Cyclic Redundancy Check Character)とから構
成されている。なお、AWAセルは上記したようにAT
Mセルのヘッダにタイムスタンプ及び順序番号を付加し
た形式であり、また、このようにAWAセル毎にCRC
を付加することによりAWAセル単位で伝送エラーを検
出することができる。また、本例では、各AWAセルに
は48バイトでパケット化されたユーザデータが格納さ
れる。
【0030】図5には、上記したAWAセルの構成を更
に詳細に示してある。AWAセルは48バイトのユーザ
データとヘッダ部とから構成されており、ヘッダ部はタ
イムスタンプ、順序番号、GFC(ジェネラルフローコ
ントロール)、VPI(仮想通信路の識別子)、VCI
(仮想チャネルの識別子)、PT(ペイロードタイ
プ)、P(セルロスプライオリティ)から構成されてい
る。なお、ユーザデータは有線系(B−TE又はATM
ノード)から入力されたATMセルに含まれていたデー
タと同じであり、また、ヘッダ部中のGFC、VPI、
VCI、PT、Pも有線系から入力されたATMセルの
ヘッダ部に含まれていた値と同じものである。
に詳細に示してある。AWAセルは48バイトのユーザ
データとヘッダ部とから構成されており、ヘッダ部はタ
イムスタンプ、順序番号、GFC(ジェネラルフローコ
ントロール)、VPI(仮想通信路の識別子)、VCI
(仮想チャネルの識別子)、PT(ペイロードタイ
プ)、P(セルロスプライオリティ)から構成されてい
る。なお、ユーザデータは有線系(B−TE又はATM
ノード)から入力されたATMセルに含まれていたデー
タと同じであり、また、ヘッダ部中のGFC、VPI、
VCI、PT、Pも有線系から入力されたATMセルの
ヘッダ部に含まれていた値と同じものである。
【0031】AWAセルのヘッダ部に含まれているタイ
ムスタンプは本例では2.8μs毎のタイマカウント値
であり、このタイムスタンプによって各セル間の時間的
間隔が保証される。また、本例では、上記したタイムス
タンプカウンタ(TSC)は0から32767間での値
をサイクリックにとり、すなわち、約91.7msで一
周するタイマである。また、順序番号は0から255ま
での数値がセルの到着順に付与され、255の次は0に
戻るサイクリックな値が用いられる。
ムスタンプは本例では2.8μs毎のタイマカウント値
であり、このタイムスタンプによって各セル間の時間的
間隔が保証される。また、本例では、上記したタイムス
タンプカウンタ(TSC)は0から32767間での値
をサイクリックにとり、すなわち、約91.7msで一
周するタイマである。また、順序番号は0から255ま
での数値がセルの到着順に付与され、255の次は0に
戻るサイクリックな値が用いられる。
【0032】図6には、上記した下りのアクセスチャネ
ルA0の構成を更に詳細に示してある。アクセスチャネ
ルA0は、G(ガードタイム)と、PR(プリアンブ
ル)と、UW(ユニークワード)と、アクセス情報とを
含んでおり、エラー訂正用の冗長部FECが付加されて
いる。なお、アクセスチャネルA0は、全てのB−RM
に通知(報知)されるチャネルである。アクセス情報に
は、位置登録の受付や呼設定要求の識別に用いる識別I
D、通知対象のB−RMの識別情報である端末ID、呼
設定要求の場合に割り当てるコントロールチャネルの番
号である割当Cチャネル番号、B−CSのタイムスタン
プカウンタ値であるタイムスタンプ基準、が含まれてい
る。
ルA0の構成を更に詳細に示してある。アクセスチャネ
ルA0は、G(ガードタイム)と、PR(プリアンブ
ル)と、UW(ユニークワード)と、アクセス情報とを
含んでおり、エラー訂正用の冗長部FECが付加されて
いる。なお、アクセスチャネルA0は、全てのB−RM
に通知(報知)されるチャネルである。アクセス情報に
は、位置登録の受付や呼設定要求の識別に用いる識別I
D、通知対象のB−RMの識別情報である端末ID、呼
設定要求の場合に割り当てるコントロールチャネルの番
号である割当Cチャネル番号、B−CSのタイムスタン
プカウンタ値であるタイムスタンプ基準、が含まれてい
る。
【0033】このように、アクセス情報にタイムスタン
プ基準を含ませて全てのB−RMにB−CSのタイムス
タンプカウンタ(TSC)のカウンタ値を通知すること
により、全てのB−RMに自己のタイムスタンプカウン
タ(TSC)のB−CSに対する誤差を常に修正させて
いる。すなわち、B−CSと全てのB−RMとは常に同
じタイムスタンプカウンタ値で動作する。したがって、
受信側のB−CS又は全てのB−RMでは、上記した各
AWAセルをそのタイムスタンプに従った時間間隔をも
って配列することにより、送信側のB−RM又はB−C
Sから送信したデータストリームと同じ時間間隔で受信
したAWAセルを配列させることができる。
プ基準を含ませて全てのB−RMにB−CSのタイムス
タンプカウンタ(TSC)のカウンタ値を通知すること
により、全てのB−RMに自己のタイムスタンプカウン
タ(TSC)のB−CSに対する誤差を常に修正させて
いる。すなわち、B−CSと全てのB−RMとは常に同
じタイムスタンプカウンタ値で動作する。したがって、
受信側のB−CS又は全てのB−RMでは、上記した各
AWAセルをそのタイムスタンプに従った時間間隔をも
って配列することにより、送信側のB−RM又はB−C
Sから送信したデータストリームと同じ時間間隔で受信
したAWAセルを配列させることができる。
【0034】また、上記した下りのコントロールチャネ
ルCdは、PR(プリアンブル)と、UW(ユニークワ
ード)と、16個のコントロール情報スロットCd0〜C
d15とを含んでおり、各スロットにはそれぞれエラー訂
正用の冗長部FECが付加されている。なお、1つのコ
ントロール情報スロットは、1つのB−RMに割り当て
られる。この1つのコントロール情報スロットには、チ
ャネル割り当てに関する情報(次回のフレームでB−R
Mに割り当てた上りユーザチャネルの番号と、次回のフ
レームでB−RMに割り当てた下りユーザチャネルの番
号)と、前回フレームのユーザチャネルの受信状態情報
(ユーザチャネルの各セルスロット毎のエラーの有無を
示す情報)と、前々回フレームのユーザチャネルの受信
状態情報(ユーザチャネルの各セルスロット毎のエラー
の有無を示す情報)等が含まれている。したがって、B
−RMは上記のチャネル割り当てに関する情報に基づい
て、次回フレームで送受信すべきAWAセルが何番目の
ユーザチャネルであるかを識別することができる。
ルCdは、PR(プリアンブル)と、UW(ユニークワ
ード)と、16個のコントロール情報スロットCd0〜C
d15とを含んでおり、各スロットにはそれぞれエラー訂
正用の冗長部FECが付加されている。なお、1つのコ
ントロール情報スロットは、1つのB−RMに割り当て
られる。この1つのコントロール情報スロットには、チ
ャネル割り当てに関する情報(次回のフレームでB−R
Mに割り当てた上りユーザチャネルの番号と、次回のフ
レームでB−RMに割り当てた下りユーザチャネルの番
号)と、前回フレームのユーザチャネルの受信状態情報
(ユーザチャネルの各セルスロット毎のエラーの有無を
示す情報)と、前々回フレームのユーザチャネルの受信
状態情報(ユーザチャネルの各セルスロット毎のエラー
の有無を示す情報)等が含まれている。したがって、B
−RMは上記のチャネル割り当てに関する情報に基づい
て、次回フレームで送受信すべきAWAセルが何番目の
ユーザチャネルであるかを識別することができる。
【0035】また、上記した上りのコントロールチャネ
ルC0〜C15は各チャネルが同一な構成であり、各チャ
ネルは、PR(プリアンブル)と、UW(ユニークワー
ド)と、コントロール情報と、エラー訂正用の冗長部F
ECを含んでいる。なお、1つのコントロールチャネル
は、1つのB−RMに割り当てられる。この1つのチャ
ネルのコントロール情報には、チャネル割り当てに関す
る情報(次回のフレームでB−RMに割り当てててもら
いたい上りユーザチャネルの数)と、前回フレームのユ
ーザチャネルの受信状態情報(ユーザチャネルの各セル
スロット毎のエラーの有無を示す情報)と、前々回フレ
ームのユーザチャネルの受信状態情報(ユーザチャネル
の各セルスロット毎のエラーの有無を示す情報)等が含
まれている。したがって、B−CSは上記のチャネル割
り当てに関する情報(要求)に基づいて、次回フレーム
で送受信すべきAWAセルを何番目のユーザチャネルに
割り当てるかを決定することができる。
ルC0〜C15は各チャネルが同一な構成であり、各チャ
ネルは、PR(プリアンブル)と、UW(ユニークワー
ド)と、コントロール情報と、エラー訂正用の冗長部F
ECを含んでいる。なお、1つのコントロールチャネル
は、1つのB−RMに割り当てられる。この1つのチャ
ネルのコントロール情報には、チャネル割り当てに関す
る情報(次回のフレームでB−RMに割り当てててもら
いたい上りユーザチャネルの数)と、前回フレームのユ
ーザチャネルの受信状態情報(ユーザチャネルの各セル
スロット毎のエラーの有無を示す情報)と、前々回フレ
ームのユーザチャネルの受信状態情報(ユーザチャネル
の各セルスロット毎のエラーの有無を示す情報)等が含
まれている。したがって、B−CSは上記のチャネル割
り当てに関する情報(要求)に基づいて、次回フレーム
で送受信すべきAWAセルを何番目のユーザチャネルに
割り当てるかを決定することができる。
【0036】図7には、上記したB−CSのベースバン
ド信号処理部の構成を更に詳細に示してある。このベー
スバンド信号処理部の主要部は、大きく分けて、RF部
(無線物理部)2と、無線MAC部6及び7と、無線L
LC部5及び8とで構成されている。無線MAC部6及
び7には、TDMAフレームを通信処理するTDMA処
理部40、上りユーザチャネルを受信処理するUチャネ
ル受信部41、上りコントロールチャネルを受信処理す
るC0〜C15受信部42、上りアクセスチャネルを受信
処理するA1チャネル受信部43、下りアクセスチャネ
ルを送信処理するA0チャネル送信部44、下りコント
ロールチャネルを送信処理するCd送信部45、下りユ
ーザチャネルを送信処理するUチャネル送信部46、及
び、RCCF(Radio Channel Control Function)処理
部47が備えられている。なお、RCCF処理部47
は、アクセスチャネルのランダムアクセス管理、コント
ロールチャネルの割り当て管理、ユーザチャネルの割当
要求解釈及び割当管理、割り当てたユーザチャネルのセ
ル送受信管理等を行う。
ド信号処理部の構成を更に詳細に示してある。このベー
スバンド信号処理部の主要部は、大きく分けて、RF部
(無線物理部)2と、無線MAC部6及び7と、無線L
LC部5及び8とで構成されている。無線MAC部6及
び7には、TDMAフレームを通信処理するTDMA処
理部40、上りユーザチャネルを受信処理するUチャネ
ル受信部41、上りコントロールチャネルを受信処理す
るC0〜C15受信部42、上りアクセスチャネルを受信
処理するA1チャネル受信部43、下りアクセスチャネ
ルを送信処理するA0チャネル送信部44、下りコント
ロールチャネルを送信処理するCd送信部45、下りユ
ーザチャネルを送信処理するUチャネル送信部46、及
び、RCCF(Radio Channel Control Function)処理
部47が備えられている。なお、RCCF処理部47
は、アクセスチャネルのランダムアクセス管理、コント
ロールチャネルの割り当て管理、ユーザチャネルの割当
要求解釈及び割当管理、割り当てたユーザチャネルのセ
ル送受信管理等を行う。
【0037】無線LLC部5及び8には、送信するセル
を一時的に保持する送信セルバッファ50、送信セルバ
ッファ50への入力又は出力を行うセル転送処理部51
及び52、受信したセルを一時的に保持する受信セルバ
ッファ53、受信セルバッファ52への入力又は出力を
行うセル転送処理部54及び55、送信するセルのルー
ティングヘッダを削除するセルヘッダ削除部56、受信
したセルにルーティングヘッダを付加するセルヘッダ付
加部57、論理リンク制御を行うLLC処理部58、仮
想通信路の変換処理を行うVPI/VCI変換部59が
備えられている。なお、送信セルバッファ50と受信セ
ルバッファ53は仮想通信路毎に分けて管理されてい
る。
を一時的に保持する送信セルバッファ50、送信セルバ
ッファ50への入力又は出力を行うセル転送処理部51
及び52、受信したセルを一時的に保持する受信セルバ
ッファ53、受信セルバッファ52への入力又は出力を
行うセル転送処理部54及び55、送信するセルのルー
ティングヘッダを削除するセルヘッダ削除部56、受信
したセルにルーティングヘッダを付加するセルヘッダ付
加部57、論理リンク制御を行うLLC処理部58、仮
想通信路の変換処理を行うVPI/VCI変換部59が
備えられている。なお、送信セルバッファ50と受信セ
ルバッファ53は仮想通信路毎に分けて管理されてい
る。
【0038】このベースバンド信号処理部では、ATM
インタフェース部からセル(なお、本例では、処理の高
速化のためにルーティングヘッダが付加されている)が
入力されると、このセルをタイムスタンプ及び順序番号
を付加して該当する仮想通信路の送信セルバッファ50
に格納する。そして、LLC処理部58による制御によ
って、送信バッファ50に格納したセルを該当するチャ
ネルに載せ、無線MAC部及びRF部2を介してB−R
Mへ無線送信する。一方、RF部2により無線受信され
たユーザチャネルはUチャネル受信部41でセルとして
取り出され、当該セルをセルヘッダ付加部57でルーテ
ィングヘッダを付加した後に受信セルバッファ53に格
納する。なお、送信に際してはUチャネル送信部46で
AWAセルのCRCが付加され、また、受信に際しては
Uチャネル受信部41でAWAセルのCRCチェックが
行われ、AWAセル単位で伝送エラーの有無が検出され
る。また、伝送エラーに対しては、仮想通信路のサービ
スが許容できる伝送遅延時間を確保しながら、再送制御
を行う。
インタフェース部からセル(なお、本例では、処理の高
速化のためにルーティングヘッダが付加されている)が
入力されると、このセルをタイムスタンプ及び順序番号
を付加して該当する仮想通信路の送信セルバッファ50
に格納する。そして、LLC処理部58による制御によ
って、送信バッファ50に格納したセルを該当するチャ
ネルに載せ、無線MAC部及びRF部2を介してB−R
Mへ無線送信する。一方、RF部2により無線受信され
たユーザチャネルはUチャネル受信部41でセルとして
取り出され、当該セルをセルヘッダ付加部57でルーテ
ィングヘッダを付加した後に受信セルバッファ53に格
納する。なお、送信に際してはUチャネル送信部46で
AWAセルのCRCが付加され、また、受信に際しては
Uチャネル受信部41でAWAセルのCRCチェックが
行われ、AWAセル単位で伝送エラーの有無が検出され
る。また、伝送エラーに対しては、仮想通信路のサービ
スが許容できる伝送遅延時間を確保しながら、再送制御
を行う。
【0039】図8には、上記したB−RMのベースバン
ド信号処理部の構成を更に詳細に示してある。このベー
スバンド信号処理部の主要部は、大きく分けて、RF部
(無線物理部)22と、無線MAC部26及び27と、
無線LLC部25及び28とで構成されている。無線M
AC部26及び27には、TDMAフレームを通信処理
するTDMA処理部60、下りユーザチャネルを受信処
理するUチャネル受信部61、下りコントロールチャネ
ルCdを受信処理するCd受信部62、下りアクセスチャ
ネルを受信処理するA0チャネル受信部63、上りアク
セスチャネルを送信処理するA1チャネル送信部64、
上りコントロールチャネルを送信処理するCN送信部6
5、上りユーザチャネルを送信処理するUチャネル送信
部66、及び、RCCF処理部67が備えられている。
なお、RCCF処理部67は、アクセスチャネルのラン
ダムアクセス管理、コントロールチャネルの割り当て管
理、ユーザチャネルの割当要求及び指示の解釈及び割当
管理、割り当てたユーザチャネルのセル送受信管理等を
行う。
ド信号処理部の構成を更に詳細に示してある。このベー
スバンド信号処理部の主要部は、大きく分けて、RF部
(無線物理部)22と、無線MAC部26及び27と、
無線LLC部25及び28とで構成されている。無線M
AC部26及び27には、TDMAフレームを通信処理
するTDMA処理部60、下りユーザチャネルを受信処
理するUチャネル受信部61、下りコントロールチャネ
ルCdを受信処理するCd受信部62、下りアクセスチャ
ネルを受信処理するA0チャネル受信部63、上りアク
セスチャネルを送信処理するA1チャネル送信部64、
上りコントロールチャネルを送信処理するCN送信部6
5、上りユーザチャネルを送信処理するUチャネル送信
部66、及び、RCCF処理部67が備えられている。
なお、RCCF処理部67は、アクセスチャネルのラン
ダムアクセス管理、コントロールチャネルの割り当て管
理、ユーザチャネルの割当要求及び指示の解釈及び割当
管理、割り当てたユーザチャネルのセル送受信管理等を
行う。
【0040】無線LLC部25及び28には、送信する
セルを一時的に保持する送信セルバッファ70、受信し
たセルを一時的に保持する受信セルバッファ71、送信
セルバッファ70及び受信セルバッファ71への入力又
は出力を行うセル転送処理部72、送信するセルのルー
ティングヘッダを削除するセルヘッダ削除部73、受信
したセルにルーティングヘッダを付加するセルヘッダ付
加部74、論理リンク制御を行うLLC処理部75、仮
想通信路の変換処理を行うVPI/VCI変換部76が
備えられている。なお、送信セルバッファ70と受信セ
ルバッファ71は仮想通信路毎に分けて管理されてい
る。
セルを一時的に保持する送信セルバッファ70、受信し
たセルを一時的に保持する受信セルバッファ71、送信
セルバッファ70及び受信セルバッファ71への入力又
は出力を行うセル転送処理部72、送信するセルのルー
ティングヘッダを削除するセルヘッダ削除部73、受信
したセルにルーティングヘッダを付加するセルヘッダ付
加部74、論理リンク制御を行うLLC処理部75、仮
想通信路の変換処理を行うVPI/VCI変換部76が
備えられている。なお、送信セルバッファ70と受信セ
ルバッファ71は仮想通信路毎に分けて管理されてい
る。
【0041】このベースバンド信号処理部では、ATM
インタフェース部からセル(なお、本例では、処理の高
速化のためにルーティングヘッダが付加されている)が
入力されると、このセルをタイムスタンプ及び順序番号
を付加して該当する仮想通信路の送信セルバッファ70
に格納する。そして、LLC処理部75による制御によ
って、送信バッファ70に格納したセルを該当するチャ
ネルに載せ、無線MAC部及びRF部22を介してB−
CSへ無線送信する。一方、RF部22により無線受信
されたユーザチャネルはUチャネル受信部61でセルと
して取り出され、当該セルをセルヘッダ付加部74でル
ーティングヘッダを付加した後に受信セルバッファ71
に格納する。なお、送信に際してはUチャネル送信部6
6でAWAセルのCRCが付加され、また、受信に際し
てはUチャネル受信部61でAWAセルのCRCチェッ
クが行われ、AWAセル単位で伝送エラーの有無が検出
される。また、伝送エラーに対しては、仮想通信路のサ
ービスが許容できる伝送遅延時間を確保しながら、再送
制御を行う。
インタフェース部からセル(なお、本例では、処理の高
速化のためにルーティングヘッダが付加されている)が
入力されると、このセルをタイムスタンプ及び順序番号
を付加して該当する仮想通信路の送信セルバッファ70
に格納する。そして、LLC処理部75による制御によ
って、送信バッファ70に格納したセルを該当するチャ
ネルに載せ、無線MAC部及びRF部22を介してB−
CSへ無線送信する。一方、RF部22により無線受信
されたユーザチャネルはUチャネル受信部61でセルと
して取り出され、当該セルをセルヘッダ付加部74でル
ーティングヘッダを付加した後に受信セルバッファ71
に格納する。なお、送信に際してはUチャネル送信部6
6でAWAセルのCRCが付加され、また、受信に際し
てはUチャネル受信部61でAWAセルのCRCチェッ
クが行われ、AWAセル単位で伝送エラーの有無が検出
される。また、伝送エラーに対しては、仮想通信路のサ
ービスが許容できる伝送遅延時間を確保しながら、再送
制御を行う。
【0042】次に、本発明に係るセルストリーム(デー
タストリーム)の再生処理を、図9及び図10に示すB
−CS及びB−RMの機能ブロック図を参照して説明す
る。図9には、B−CSからB−RMへデータを無線送
信する処理に係るB−CS及びB−RMの機能構成を示
してある。
タストリーム)の再生処理を、図9及び図10に示すB
−CS及びB−RMの機能ブロック図を参照して説明す
る。図9には、B−CSからB−RMへデータを無線送
信する処理に係るB−CS及びB−RMの機能構成を示
してある。
【0043】B−CSからB−RMへ送信されるセルス
トリームは、ATMノードからB−CSのATMインタ
フェース部を介して155Mbpsのスピードで有効セ
ル抽出部4に入力される。このセルストリームには有効
なユーザデータのセルのみならずアイドルセルも含まれ
ており、有効セル抽出部4により構成されるタイムスタ
ンプ付与手段では、各セルのヘッダ内容に基づいてアイ
ドルセルと有効セルとを識別し、有効セルのみを抽出し
てアイドルセルを廃棄する。そして、タイムスタンプ付
与手段4は、抽出した各有効セルにタイムスタンプカウ
ンタ(TSC)90で計時されたタイマカウント値をタ
イムスタンプとして付与する。
トリームは、ATMノードからB−CSのATMインタ
フェース部を介して155Mbpsのスピードで有効セ
ル抽出部4に入力される。このセルストリームには有効
なユーザデータのセルのみならずアイドルセルも含まれ
ており、有効セル抽出部4により構成されるタイムスタ
ンプ付与手段では、各セルのヘッダ内容に基づいてアイ
ドルセルと有効セルとを識別し、有効セルのみを抽出し
てアイドルセルを廃棄する。そして、タイムスタンプ付
与手段4は、抽出した各有効セルにタイムスタンプカウ
ンタ(TSC)90で計時されたタイマカウント値をタ
イムスタンプとして付与する。
【0044】次いで、無線LLC5により構成されるセ
ル分離手段が、セルヘッダ部のVPI及びVCIに基づ
いて、抽出された各有効セルを対応するVC(仮想通信
路)の送信セルバッファ50−1〜50−4へ振り分け
て格納する。なお、この処理に際して、各有効セルには
VC毎の順序番号が付与される。そして、各送信セルバ
ッファ50−1〜50−4に格納された有効セル(AW
Aセル)は、無線MAC6及びRF部2を介してB−R
Mへ無線通信される。
ル分離手段が、セルヘッダ部のVPI及びVCIに基づ
いて、抽出された各有効セルを対応するVC(仮想通信
路)の送信セルバッファ50−1〜50−4へ振り分け
て格納する。なお、この処理に際して、各有効セルには
VC毎の順序番号が付与される。そして、各送信セルバ
ッファ50−1〜50−4に格納された有効セル(AW
Aセル)は、無線MAC6及びRF部2を介してB−R
Mへ無線通信される。
【0045】ここで、上記の送信処理において、本例で
は、タイムスタンプオーバーフロー表示アイドルセル発
生手段(ICG)11−1〜11−4により、次のよう
なタイムスタンプオーバーフロー表示アイドルセルの挿
入処理を行っている。すなわち、TSC90は約91.
7msでオーバーフロー(カウンタ値が一周して0に戻
る)してしまうため、91.7ms以上の間、送信セル
バッファに有効セルが格納されない場合には、セル間隔
が1msなのか92.7msなのかが判別できなくな
り、タイムスタンプによって有効セル間の時間間隔を正
しく表現でいないこととなる。
は、タイムスタンプオーバーフロー表示アイドルセル発
生手段(ICG)11−1〜11−4により、次のよう
なタイムスタンプオーバーフロー表示アイドルセルの挿
入処理を行っている。すなわち、TSC90は約91.
7msでオーバーフロー(カウンタ値が一周して0に戻
る)してしまうため、91.7ms以上の間、送信セル
バッファに有効セルが格納されない場合には、セル間隔
が1msなのか92.7msなのかが判別できなくな
り、タイムスタンプによって有効セル間の時間間隔を正
しく表現でいないこととなる。
【0046】これに対して、ICG11−1〜11−4
はTSC90が発生するオーバーフロー信号を受ける
と、送信セルバッファ50−1〜50−4に無線区間専
用のアイドルセル(タイムスタンプオーバーフロー表示
アイドルセル)を格納する。このタイムスタンプオーバ
ーフロー表示アイドルセルのタイムスタンプ値は一周期
のアイドルセルであることを示すために0であり、B−
RMにおいてはこのタイムスタンプに基づいて当該アイ
ドルセルを廃棄することができる。このようにタイムス
タンプオーバーフロー表示アイドルセルを有効セル間に
挿入して無線通信することにより、長時間に亘って有効
セルが抽出されない場合においても、有効セル間の時間
間隔が正しく表現される。なお、もし同じ時刻の有効セ
ルが存在する場合には、有効セルを優先させて、タイム
スタンプオーバーフロー表示アイドルセルは送信セルバ
ッファに格納されない。
はTSC90が発生するオーバーフロー信号を受ける
と、送信セルバッファ50−1〜50−4に無線区間専
用のアイドルセル(タイムスタンプオーバーフロー表示
アイドルセル)を格納する。このタイムスタンプオーバ
ーフロー表示アイドルセルのタイムスタンプ値は一周期
のアイドルセルであることを示すために0であり、B−
RMにおいてはこのタイムスタンプに基づいて当該アイ
ドルセルを廃棄することができる。このようにタイムス
タンプオーバーフロー表示アイドルセルを有効セル間に
挿入して無線通信することにより、長時間に亘って有効
セルが抽出されない場合においても、有効セル間の時間
間隔が正しく表現される。なお、もし同じ時刻の有効セ
ルが存在する場合には、有効セルを優先させて、タイム
スタンプオーバーフロー表示アイドルセルは送信セルバ
ッファに格納されない。
【0047】一方、受信局となるB−RMでは、RF部
22及び無線MAC27を介して有効セル及びタイムス
タンプオーバーフロー表示アイドルセルを受信し、対応
するVCの受信セルバッファ71−1、71−2に格納
する。そして、セル出力制御手段(OC)93−1、9
3−2が受信セルバッファ71−1、71−2からのセ
ルの出力を制御し、受信セルバッファ71−1、71−
2の出力端にあるセルのタイムスタンプ値とB−RMの
TSC92の計算値(本例では、各VC毎に一定の遅延
時間を考慮したTSCの値)とが一致した時に、当該セ
ル(有効セル)をアイドルセル挿入手段29へ出力させ
る。なお、受信セルバッファ71−1、71−2の出力
端にあるセルがタイムスタンプオーバーフロー表示アイ
ドルセルである場合には、OC93−1、93−2は当
該セルをアイドルセル挿入手段29へ出力させずに廃棄
する。
22及び無線MAC27を介して有効セル及びタイムス
タンプオーバーフロー表示アイドルセルを受信し、対応
するVCの受信セルバッファ71−1、71−2に格納
する。そして、セル出力制御手段(OC)93−1、9
3−2が受信セルバッファ71−1、71−2からのセ
ルの出力を制御し、受信セルバッファ71−1、71−
2の出力端にあるセルのタイムスタンプ値とB−RMの
TSC92の計算値(本例では、各VC毎に一定の遅延
時間を考慮したTSCの値)とが一致した時に、当該セ
ル(有効セル)をアイドルセル挿入手段29へ出力させ
る。なお、受信セルバッファ71−1、71−2の出力
端にあるセルがタイムスタンプオーバーフロー表示アイ
ドルセルである場合には、OC93−1、93−2は当
該セルをアイドルセル挿入手段29へ出力させずに廃棄
する。
【0048】アイドルセル挿入手段29では、各VCの
受信セルバッファ71−1、71−2から有効セルが入
力されたときには当該有効セルを直ちにATMインタフ
ェース部へ出力する処理を行う一方、このような有効セ
ルが入力されない間はアイドルセルをATMインタフェ
ース部へ出力し続ける処理を行う。この結果、B−CS
のATMインタフェース部に到来したセルストリーム
を、無線区間を介して伝送した後でも、忠実に再生して
B−RMのATMインタフェース部からB−TEへ出力
することができる。
受信セルバッファ71−1、71−2から有効セルが入
力されたときには当該有効セルを直ちにATMインタフ
ェース部へ出力する処理を行う一方、このような有効セ
ルが入力されない間はアイドルセルをATMインタフェ
ース部へ出力し続ける処理を行う。この結果、B−CS
のATMインタフェース部に到来したセルストリーム
を、無線区間を介して伝送した後でも、忠実に再生して
B−RMのATMインタフェース部からB−TEへ出力
することができる。
【0049】図10には、上記とは逆に、B−RMから
B−CSへデータを無線送信する処理に係るB−CS及
びB−RMの機能構成を示してある。この処理において
も上記と同様な処理が行われ、B−RMからB−CSへ
送信されるセルストリームは、B−TEからB−RMの
ATMインタフェース部を介して有効セル抽出部24に
入力される。このセルストリームには有効なユーザデー
タのセルのみならずアイドルセルも含まれており、有効
セル抽出部24により構成されるタイムスタンプ付与手
段では、各セルのヘッダ内容に基づいてアイドルセルと
有効セルとを識別し、有効セルのみを抽出してアイドル
セルを廃棄する。そして、タイムスタンプ付与手段24
は、抽出した各有効セルにタイムスタンプカウンタ(T
SC)92で計時されたタイマカウント値をタイムスタ
ンプとして付与する。
B−CSへデータを無線送信する処理に係るB−CS及
びB−RMの機能構成を示してある。この処理において
も上記と同様な処理が行われ、B−RMからB−CSへ
送信されるセルストリームは、B−TEからB−RMの
ATMインタフェース部を介して有効セル抽出部24に
入力される。このセルストリームには有効なユーザデー
タのセルのみならずアイドルセルも含まれており、有効
セル抽出部24により構成されるタイムスタンプ付与手
段では、各セルのヘッダ内容に基づいてアイドルセルと
有効セルとを識別し、有効セルのみを抽出してアイドル
セルを廃棄する。そして、タイムスタンプ付与手段24
は、抽出した各有効セルにタイムスタンプカウンタ(T
SC)92で計時されたタイマカウント値をタイムスタ
ンプとして付与する。
【0050】次いで、無線LLC25により構成される
セル分離手段が、セルヘッダ部のVPI及びVCIに基
づいて、抽出された各有効セルを対応するVC(仮想通
信路)の送信セルバッファ70−1、70−2へ振り分
けて格納し、各有効セルにVC毎の順序番号を付与す
る。そして、各送信セルバッファ70−1、70−2に
格納された有効セル(AWAセル)は、無線MAC26
及びRF部22を介してB−CSへ無線通信される。こ
こで、上記の送信処理においても、タイムスタンプオー
バーフロー表示アイドルセル発生手段(ICG)31−
1、31−2により、上記と同様なタイムスタンプオー
バーフロー表示アイドルセルの挿入処理が行われ、IC
G31−1、31−2はTSC92が発生するオーバー
フロー信号を受けると、送信セルバッファ70−1、7
0−2に無線区間専用のアイドルセル(タイムスタンプ
オーバーフロー表示アイドルセル)を格納する。
セル分離手段が、セルヘッダ部のVPI及びVCIに基
づいて、抽出された各有効セルを対応するVC(仮想通
信路)の送信セルバッファ70−1、70−2へ振り分
けて格納し、各有効セルにVC毎の順序番号を付与す
る。そして、各送信セルバッファ70−1、70−2に
格納された有効セル(AWAセル)は、無線MAC26
及びRF部22を介してB−CSへ無線通信される。こ
こで、上記の送信処理においても、タイムスタンプオー
バーフロー表示アイドルセル発生手段(ICG)31−
1、31−2により、上記と同様なタイムスタンプオー
バーフロー表示アイドルセルの挿入処理が行われ、IC
G31−1、31−2はTSC92が発生するオーバー
フロー信号を受けると、送信セルバッファ70−1、7
0−2に無線区間専用のアイドルセル(タイムスタンプ
オーバーフロー表示アイドルセル)を格納する。
【0051】一方、受信局となるB−CSでは、RF部
2及び無線MAC7を介して有効セル及びタイムスタン
プオーバーフロー表示アイドルセルを受信し、対応する
VCの受信セルバッファ53−1〜53−4に格納す
る。そして、セル出力制御手段(OC)91−1〜91
−4が受信セルバッファ53−1〜53−4からのセル
の出力を制御し、受信セルバッファの出力端にあるセル
のタイムスタンプ値とB−CSのTSC90の計算値
(本例では、各VC毎に一定の遅延時間を考慮したTS
Cの値)とが一致した時に、当該セル(有効セル)をア
イドルセル挿入手段9へ出力させる。なお、受信セルバ
ッファの出力端にあるセルがタイムスタンプオーバーフ
ロー表示アイドルセルである場合には、OC91−1〜
91−4は当該セルをアイドルセル挿入手段9へ出力さ
せずに廃棄する。
2及び無線MAC7を介して有効セル及びタイムスタン
プオーバーフロー表示アイドルセルを受信し、対応する
VCの受信セルバッファ53−1〜53−4に格納す
る。そして、セル出力制御手段(OC)91−1〜91
−4が受信セルバッファ53−1〜53−4からのセル
の出力を制御し、受信セルバッファの出力端にあるセル
のタイムスタンプ値とB−CSのTSC90の計算値
(本例では、各VC毎に一定の遅延時間を考慮したTS
Cの値)とが一致した時に、当該セル(有効セル)をア
イドルセル挿入手段9へ出力させる。なお、受信セルバ
ッファの出力端にあるセルがタイムスタンプオーバーフ
ロー表示アイドルセルである場合には、OC91−1〜
91−4は当該セルをアイドルセル挿入手段9へ出力さ
せずに廃棄する。
【0052】アイドルセル挿入手段9では、各VCの受
信セルバッファから有効セルが入力されたときには当該
有効セルを直ちにATMインタフェース部へ出力する処
理を行う一方、このような有効セルが入力されない間は
アイドルセルをATMインタフェース部へ出力し続ける
処理を行う。この結果、B−RMのATMインタフェー
ス部に到来したセルストリームを、無線区間を介して伝
送した後でも、忠実に再生してB−CSのATMインタ
フェース部からATMノードへ出力することができる。
信セルバッファから有効セルが入力されたときには当該
有効セルを直ちにATMインタフェース部へ出力する処
理を行う一方、このような有効セルが入力されない間は
アイドルセルをATMインタフェース部へ出力し続ける
処理を行う。この結果、B−RMのATMインタフェー
ス部に到来したセルストリームを、無線区間を介して伝
送した後でも、忠実に再生してB−CSのATMインタ
フェース部からATMノードへ出力することができる。
【0053】なお、B−CSとB−RMとの間のデータ
伝送において、伝送エラーに対する再送処理を行う場合
にあっても上記と同様にタイムスタンプに基づいたセル
ストリームの再生処理が行われ、送信側の局で送信処理
したセルストリームを受信側の局で忠実に再生すること
ができる。また、本発明は無線区間におけるデータ伝送
において特に有効であるが、有線区間におけるデータ伝
送にも勿論適用することができ、上記と同様に、比較的
狭い伝送帯域においてもデータストリームを迅速且つ忠
実に伝送させることができる。
伝送において、伝送エラーに対する再送処理を行う場合
にあっても上記と同様にタイムスタンプに基づいたセル
ストリームの再生処理が行われ、送信側の局で送信処理
したセルストリームを受信側の局で忠実に再生すること
ができる。また、本発明は無線区間におけるデータ伝送
において特に有効であるが、有線区間におけるデータ伝
送にも勿論適用することができ、上記と同様に、比較的
狭い伝送帯域においてもデータストリームを迅速且つ忠
実に伝送させることができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
送信対象のデータストリームから有効データのみを抽出
し、これら有効データのタイムスタンプを付して送信
し、受信側の局ではタイムスタンプに基づいて有効デー
タを配列させるとともにアイドルデータを正確に挿入す
るようにしたため、比較的狭い伝送帯域によっても、送
信側の局から受信側の局へデータストリームを迅速且つ
忠実に伝送させることができる。特に、本発明によれ
ば、上記の効果を実現しつつ、情報端末装置をワイヤレ
スでB−ISDNに接続することができる。
送信対象のデータストリームから有効データのみを抽出
し、これら有効データのタイムスタンプを付して送信
し、受信側の局ではタイムスタンプに基づいて有効デー
タを配列させるとともにアイドルデータを正確に挿入す
るようにしたため、比較的狭い伝送帯域によっても、送
信側の局から受信側の局へデータストリームを迅速且つ
忠実に伝送させることができる。特に、本発明によれ
ば、上記の効果を実現しつつ、情報端末装置をワイヤレ
スでB−ISDNに接続することができる。
【図1】本発明の一実施形態に係る通信システムの構成
を示す図である。
を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るB−RMとB−CS
との構成を示す図である。
との構成を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るTDMAフレームフ
ォーマットの構成を示す図である。
ォーマットの構成を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態に係るユーザチャネルの構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態に係るAWAセルの構成を
示す図である。
示す図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る下りアクセスチャネ
ルの構成を示す図である。
ルの構成を示す図である。
【図7】本発明の一実施形態に係るB−CSのベースバ
ンド信号処理部の構成を示す図である。
ンド信号処理部の構成を示す図である。
【図8】本発明の一実施形態に係るB−RMのベースバ
ンド信号処理部の構成を示す図である。
ンド信号処理部の構成を示す図である。
【図9】本発明の一実施形態に係るセルストリームの再
生処理を行う機能構成を示す図である。
生処理を行う機能構成を示す図である。
【図10】本発明の一実施形態に係るセルストリームの
再生処理を行う機能構成を示す図である。
再生処理を行う機能構成を示す図である。
B−TE・・・B−ISDN用情報端末装置、 B−R
M・・・移動局、B−CS・・・基地局、 90、92
・・・タイムスタンプカウンタ(TSC)、11−1〜
11−4、31−1、31−2・・・タイムスタンプオ
ーバーフロー表示アイドルセル発生手段(ICG)、9
1−1〜91−4、93−1、93−2・・・セル出力
制御手段(OC)、4、24・・・タイムスタンプ付与
手段、
M・・・移動局、B−CS・・・基地局、 90、92
・・・タイムスタンプカウンタ(TSC)、11−1〜
11−4、31−1、31−2・・・タイムスタンプオ
ーバーフロー表示アイドルセル発生手段(ICG)、9
1−1〜91−4、93−1、93−2・・・セル出力
制御手段(OC)、4、24・・・タイムスタンプ付与
手段、
Claims (8)
- 【請求項1】 複数の局間で時分割二重によりデータの
双方向通信を行うデジタル通信方法において、 送信側の局が受信側の局へ送信するデータストリーム中
から有効なデータのみを抽出し、当該有効データに元の
データストリーム中の時間位置を表すタイムスタンプを
付与した後、当該有効データを時分割多元接続フレーム
のユーザチャネルに載せて受信側の局へ順次送信し、 受信側の局では受信した各有効データをタイムスタンプ
に従った時間間隔をもって配列させるとともに有効デー
タ間の空白位置にアイドルデータを挿入して元のデータ
ストリームを再生することを特徴とするデジタル通信方
法。 - 【請求項2】 請求項1に記載のデジタル通信方法にお
いて、 送信側の局では、所定時間幅のサイクリックな値をタイ
ムスタンプに用い、有効データの抽出時間間隔が当該所
定時間幅を超える場合にはタイムスタンプのオーバーフ
ローを表示するオーバーフロー表示アイドルデータを抽
出された有効データ間に挿入するとともに、当該オーバ
ーフロー表示アイドルデータには識別用の特定なタイム
スタンプを付与して有効データと共に時分割多元接続フ
レームのユーザチャネルに載せて受信側の局へ順次送信
し、 受信側の局では、受信したデータ中からオーバーフロー
表示アイドルデータを削除し、且つ、有効データをタイ
ムスタンプに従った時間間隔をもって配列させるととも
に有効データ間の空白位置にアイドルデータを挿入して
元のデータストリームを再生することを特徴とするデジ
タル通信方法。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のデジタル
通信方法において、 送信側の局では、伝送エラーの検出コードを付加した有
効データを受信側の局へ順次送信し、 受信側の局では受信したデータについて伝送エラーの検
出を行うとともに伝送エラーの発生を送信側の局へ通知
し、送信側の局では当該通知に基づいて該当する有効デ
ータを再送することを特徴とするデジタル通信方法。 - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に
記載のデジタル通信方法において、 送信側の局と受信側の局とはそれぞれ帯域が比較的広い
有線通信インタフェースに接続され、これら送信側の局
と受信側の局との間では帯域が比較的狭い無線通信イン
タフェースを介してデータ通信を行うことを特徴とする
デジタル通信方法。 - 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に
記載のデジタル通信方法において、 基地局と移動局との間で前記時分割多元接続フレームフ
ォーマットを用いて無線によりデータ通信を行い、当該
基地局は有線通信インタフェースを介して広域統合サー
ビスデジタル網に接続されることを特徴とするデジタル
通信方法。 - 【請求項6】 請求項5に記載のデジタル通信方法にお
いて、 前記時分割多元接続フレームフォーマットには、上りコ
ントロールチャネル、下りコントロールチャネル、ユー
ザチャネルがそれぞれ複数含まれており、基地局は複数
の移動局を収容し得ることを特徴とするデジタル通信方
法。 - 【請求項7】 それぞれ帯域が比較的広い有線通信イン
タフェースに接続された基地局と複数の移動局とを備
え、基地局と複数の移動局との間で帯域が比較的狭い無
線通信インタフェースを介して時分割二重によりデータ
の双方向無線通信を行うデジタル通信システムにおい
て、 送信側の局には、 送信するデータストリーム中から有効なデータのみを抽
出するデータ抽出手段と、 処理タイミングを計時するタイマ手段と、 タイマ手段で計時されたデータストリーム中の時間位置
を表すタイムスタンプを抽出された有効データに付与す
るタイムスタンプ手段と、 タイムスタンプが付与された有効データを時分割多元接
続フレームのユーザチャネルに載せて順次送信する無線
送信手段と、が備えられ、 受信側の局には、 前記時分割多元接続フレームを順次受信する無線受信手
段と、 受信した有効データをタイムスタンプに従った時間間隔
をもって配列させるとともに有効データ間の空白位置に
アイドルデータを挿入して元のデータストリームを再生
する受信処理手段と、が備えられていることを特徴とす
るデジタル通信システム。 - 【請求項8】 請求項7に記載のデジタル通信システム
において、 送信側の局には、 送信される有効データに伝送エラーの検出コードを付加
するコード付加手段と、 受信側局からのエラー通知に基づいて該当する有効デー
タを再度無線送信する再送手段と、が備えられ、 受信側の局には、 受信した有効データについての伝送エラーの発生をエラ
ー検出コードに基づいて検出するエラー検出手段と、 エラーが検出された有効データを送信側の局へ通知する
エラー通知手段と、が備えられていることを特徴とする
デジタル通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27744096A JPH10107810A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | デジタル通信方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27744096A JPH10107810A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | デジタル通信方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10107810A true JPH10107810A (ja) | 1998-04-24 |
Family
ID=17583605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27744096A Pending JPH10107810A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | デジタル通信方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10107810A (ja) |
-
1996
- 1996-09-27 JP JP27744096A patent/JPH10107810A/ja active Pending
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