JPH1051406A - デジタル通信方式 - Google Patents
デジタル通信方式Info
- Publication number
- JPH1051406A JPH1051406A JP8220317A JP22031796A JPH1051406A JP H1051406 A JPH1051406 A JP H1051406A JP 8220317 A JP8220317 A JP 8220317A JP 22031796 A JP22031796 A JP 22031796A JP H1051406 A JPH1051406 A JP H1051406A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- channel
- user
- cell
- unit
- channels
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Bidirectional Digital Transmission (AREA)
- Time-Division Multiplex Systems (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 移動局と基地局との間で無線により双方向通
信を行い、基地局を介してB−ISDNに接続する通信
システムにおいて、データ伝送を迅速化し且つ伝送デー
タを保持するためのバッファメモリを小型化する。 【解決手段】 移動局と基地局との間でTDDによりデ
ータの双方向通信を行うに際して、ユーザチャネルの割
当てを基地局側へ要求する上りコントロールチャネルC
0〜C15を要求元の移動局へチャネルの割当を通知する
下りコントロールチャネルCdに先行して配置し、上り
コントロールチャネルC0〜C15と下りコントロールチ
ャネルCdとの間にユーザチャネルU0〜U14を配置して
構成したTDMAフレームフォーマットを用いる。これ
によって、ユーザチャネルの割当要求に対して決定処理
を行うための猶予時間を、同一フレームの下りコントロ
ールチャネルへの処理を行うまでにつくることができ、
次のフレームにおいてユーザデータを送信することが可
能となる。
信を行い、基地局を介してB−ISDNに接続する通信
システムにおいて、データ伝送を迅速化し且つ伝送デー
タを保持するためのバッファメモリを小型化する。 【解決手段】 移動局と基地局との間でTDDによりデ
ータの双方向通信を行うに際して、ユーザチャネルの割
当てを基地局側へ要求する上りコントロールチャネルC
0〜C15を要求元の移動局へチャネルの割当を通知する
下りコントロールチャネルCdに先行して配置し、上り
コントロールチャネルC0〜C15と下りコントロールチ
ャネルCdとの間にユーザチャネルU0〜U14を配置して
構成したTDMAフレームフォーマットを用いる。これ
によって、ユーザチャネルの割当要求に対して決定処理
を行うための猶予時間を、同一フレームの下りコントロ
ールチャネルへの処理を行うまでにつくることができ、
次のフレームにおいてユーザデータを送信することが可
能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時分割多元接続方
式(TDMA:Time Division Multiple Access)のフ
レームフォーマットを用いた時分割二重(TDD:Time
Division Duplex)により、複数の局間でデータの双方
向通信を行うデジタル通信方式に関し、特に、広域統合
サービスデジタル網(B−ISDN:Broadband Integr
ated Services Digital Network)に接続される基地局
と移動局との間のデータ通信に用いて好適なるデジタル
通信方式に関する。
式(TDMA:Time Division Multiple Access)のフ
レームフォーマットを用いた時分割二重(TDD:Time
Division Duplex)により、複数の局間でデータの双方
向通信を行うデジタル通信方式に関し、特に、広域統合
サービスデジタル網(B−ISDN:Broadband Integr
ated Services Digital Network)に接続される基地局
と移動局との間のデータ通信に用いて好適なるデジタル
通信方式に関する。
【0002】
【従来の技術】B−ISDNは、非同期転送モード(A
TM:Asynchronous Transfer Mode)を核として高速パ
ケット交換や加入者系の光伝送サービスを統合化したネ
ットワークであり、広帯域且つ高品質な伝送サービスを
提供する。このようなB−ISDNにおける網終端装置
2(B−NT2:Broadband Network Terminal 2)で
は、端末装置(B−TE:Broadband Terminal equipme
nt)との接続を光ファイバや同軸ケーブルを用いて行っ
ていたが、携帯情報端末装置や携帯電話機等といった無
線系マルチメディア通信システムの普及により、B−T
Eを無線インタフェース(すなわち、ワイヤレス)でB
−ISDNに接続したいという要求がある。
TM:Asynchronous Transfer Mode)を核として高速パ
ケット交換や加入者系の光伝送サービスを統合化したネ
ットワークであり、広帯域且つ高品質な伝送サービスを
提供する。このようなB−ISDNにおける網終端装置
2(B−NT2:Broadband Network Terminal 2)で
は、端末装置(B−TE:Broadband Terminal equipme
nt)との接続を光ファイバや同軸ケーブルを用いて行っ
ていたが、携帯情報端末装置や携帯電話機等といった無
線系マルチメディア通信システムの普及により、B−T
Eを無線インタフェース(すなわち、ワイヤレス)でB
−ISDNに接続したいという要求がある。
【0003】すなわち、B−TEを携帯電話機等の移動
局(B−RM)に接続するとともに、B−ISDNのA
TMノードに基地局(B−CS)を接続し、ユーザ局と
なるB−RMをB−CSに無線インタフェースで接続す
ることが要求されている。しかしながら、B−TEとB
−ISDNとの間の無線インタフェースに従来のTDM
A−TDD方式をそのまま適用した場合には、データ伝
送の要求に対する応答の性能が悪く、伝送遅延や伝送デ
ータを保持するためのバッファメモリの大型化を招いて
いた。この事情を図10及び図11を参照して以下に説
明する。
局(B−RM)に接続するとともに、B−ISDNのA
TMノードに基地局(B−CS)を接続し、ユーザ局と
なるB−RMをB−CSに無線インタフェースで接続す
ることが要求されている。しかしながら、B−TEとB
−ISDNとの間の無線インタフェースに従来のTDM
A−TDD方式をそのまま適用した場合には、データ伝
送の要求に対する応答の性能が悪く、伝送遅延や伝送デ
ータを保持するためのバッファメモリの大型化を招いて
いた。この事情を図10及び図11を参照して以下に説
明する。
【0004】従来のTDMA−TDD方式で用いられて
いるフレームフォーマットは図10(a)に示すような
構成となっており、1フレームは2ミリ秒で19902
バイトとなっている。また、1フレーム中には複数のチ
ャネルが多重化されて含まれており、各チャネルは同図
(b)に示す機能を有している。
いるフレームフォーマットは図10(a)に示すような
構成となっており、1フレームは2ミリ秒で19902
バイトとなっている。また、1フレーム中には複数のチ
ャネルが多重化されて含まれており、各チャネルは同図
(b)に示す機能を有している。
【0005】すなわち、A0チャネルは、C0〜C31チャ
ネルの割当通知、位置登録受付、フレーム同期捕捉のた
めに使用する下りのアクセスチャネルである。A1チャ
ネルは、C0〜C31チャネルの割当要求、位置登録要
求、フレーム同期捕捉のために使用する上りのアクセス
チャネルである。C0〜C15チャネルは全部で16個の
チャネルであり、ユーザチャネルの割当通知、ユーザチ
ャネルの受信応答、C16〜C31チャネルの受信応答等の
ために使用する下りのコントロールチャネルである。C
16〜C31チャネルは全部で16個のチャネルであり、ユ
ーザチャネルの割当要求、ユーザチャネルの受信応答、
C0〜C15チャネルの受信応答等のために使用する上り
のコントロールチャネルである。U0〜U29チャネルは
全部で30個のチャネルであり、ユーザデータのセルを
伝送するために使用する上り及び下りのユーザチャネル
である。なお、ユーザチャネルU0〜U29の上りと下り
とは、チャネル単位で動的に切り替えられる。
ネルの割当通知、位置登録受付、フレーム同期捕捉のた
めに使用する下りのアクセスチャネルである。A1チャ
ネルは、C0〜C31チャネルの割当要求、位置登録要
求、フレーム同期捕捉のために使用する上りのアクセス
チャネルである。C0〜C15チャネルは全部で16個の
チャネルであり、ユーザチャネルの割当通知、ユーザチ
ャネルの受信応答、C16〜C31チャネルの受信応答等の
ために使用する下りのコントロールチャネルである。C
16〜C31チャネルは全部で16個のチャネルであり、ユ
ーザチャネルの割当要求、ユーザチャネルの受信応答、
C0〜C15チャネルの受信応答等のために使用する上り
のコントロールチャネルである。U0〜U29チャネルは
全部で30個のチャネルであり、ユーザデータのセルを
伝送するために使用する上り及び下りのユーザチャネル
である。なお、ユーザチャネルU0〜U29の上りと下り
とは、チャネル単位で動的に切り替えられる。
【0006】上記のフレームフォーマットを用いたユー
ザデータの伝送は、ユーザからの要求に対して、図11
に示すシーケンスでユーザチャネルを割り当てることに
より行われる。B−RM(移動局)からB−CS(基地
局)へ送信したいユーザデータが発生した場合には、ま
ず、B−RMは上りのコントロールチャネルC16〜C31
のいずれか1つを用いて、B−CSへユーザチャネルの
割当要求を送信する(フレーム1)。この割当要求を受
けたB−CSは、他のB−RMからの割当要求も含め
て、当該割当要求を解釈し、各B−RMへ割り当てるべ
きユーザチャネル(U0〜U29)を決定する処理を行
う。この処理には、数100マイクロ秒の時間が必要で
あり、決定したユーザチャネルの番号は次のフレーム
(フレーム2)の下りコントロールチャネル(C0〜C1
5)を用いて各B−RMへ通知(割当指示)される。
ザデータの伝送は、ユーザからの要求に対して、図11
に示すシーケンスでユーザチャネルを割り当てることに
より行われる。B−RM(移動局)からB−CS(基地
局)へ送信したいユーザデータが発生した場合には、ま
ず、B−RMは上りのコントロールチャネルC16〜C31
のいずれか1つを用いて、B−CSへユーザチャネルの
割当要求を送信する(フレーム1)。この割当要求を受
けたB−CSは、他のB−RMからの割当要求も含め
て、当該割当要求を解釈し、各B−RMへ割り当てるべ
きユーザチャネル(U0〜U29)を決定する処理を行
う。この処理には、数100マイクロ秒の時間が必要で
あり、決定したユーザチャネルの番号は次のフレーム
(フレーム2)の下りコントロールチャネル(C0〜C1
5)を用いて各B−RMへ通知(割当指示)される。
【0007】この割当指示を受けたB−RMは、ユーザ
データを割り当てられたユーザチャネルにへ載せる処理
を行う。この処理にも数100マイクロ秒の時間が必要
であり、実際にユーザデータが無線送信されるのはその
次のフレーム(フレーム3)となる。このように、送信
すべきユーザデータが発生してユーザチャネルの割当要
求を送信しても、実際にユーザデータを送信するまでに
は3フレーム(約6ミリ秒)要しており、データ伝送を
迅速に行えないばかりか、次々にユーザデータが発生し
た場合には、これらデータを蓄えておくために大容量の
バッファメモリが必要となっていた。
データを割り当てられたユーザチャネルにへ載せる処理
を行う。この処理にも数100マイクロ秒の時間が必要
であり、実際にユーザデータが無線送信されるのはその
次のフレーム(フレーム3)となる。このように、送信
すべきユーザデータが発生してユーザチャネルの割当要
求を送信しても、実際にユーザデータを送信するまでに
は3フレーム(約6ミリ秒)要しており、データ伝送を
迅速に行えないばかりか、次々にユーザデータが発生し
た場合には、これらデータを蓄えておくために大容量の
バッファメモリが必要となっていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の事
情に鑑みなされたもので、複数の局間で時分割二重によ
りデータの双方向通信を行うに際して、データ伝送を迅
速化し且つ伝送データを保持するためのバッファメモリ
を小型化することができるデジタル通信方式を提供する
ことを目的とする。更に、本発明は、ユーザ局である移
動局と基地局との間で無線により双方向通信を行い、当
該基地局を介してB−ISDNに接続する通信システム
において、データ伝送を迅速化し且つ伝送データを保持
するためのバッファメモリを小型化することができるデ
ジタル通信方式を提供することを目的とする。
情に鑑みなされたもので、複数の局間で時分割二重によ
りデータの双方向通信を行うに際して、データ伝送を迅
速化し且つ伝送データを保持するためのバッファメモリ
を小型化することができるデジタル通信方式を提供する
ことを目的とする。更に、本発明は、ユーザ局である移
動局と基地局との間で無線により双方向通信を行い、当
該基地局を介してB−ISDNに接続する通信システム
において、データ伝送を迅速化し且つ伝送データを保持
するためのバッファメモリを小型化することができるデ
ジタル通信方式を提供することを目的とする。
【0009】更に、本発明は、基地局に複数のユーザ局
を収容させた双方向通信システムにおいて、上記と同様
にデータ伝送を迅速化し且つ伝送データを保持するため
のバッファメモリを小型化することができるデジタル通
信方式を提供することを目的とする。更に、本発明は、
時分割二重によりデータの双方向通信を行うデジタル通
信方式において、データ伝送を迅速化し且つ伝送データ
を保持するためのバッファメモリを小型化することがで
きる時分割多元接続フレームフォーマットを提供するこ
とを目的とする。
を収容させた双方向通信システムにおいて、上記と同様
にデータ伝送を迅速化し且つ伝送データを保持するため
のバッファメモリを小型化することができるデジタル通
信方式を提供することを目的とする。更に、本発明は、
時分割二重によりデータの双方向通信を行うデジタル通
信方式において、データ伝送を迅速化し且つ伝送データ
を保持するためのバッファメモリを小型化することがで
きる時分割多元接続フレームフォーマットを提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係るデジタル通信方式では、複数の局間で
時分割二重によりデータの双方向通信を行うデジタル通
信方式において、データ通信に用いるユーザチャネルの
割当てを基地局側へ要求する上りコントロールチャネル
を要求元のユーザ局へチャネルの割当を通知する下りコ
ントロールチャネルに先行して配置するとともに、上り
コントロールチャネルと下りコントロールチャネルとの
間にユーザチャネルを配置して構成した時分割多元接続
フレームフォーマットを用いる。
め、本発明に係るデジタル通信方式では、複数の局間で
時分割二重によりデータの双方向通信を行うデジタル通
信方式において、データ通信に用いるユーザチャネルの
割当てを基地局側へ要求する上りコントロールチャネル
を要求元のユーザ局へチャネルの割当を通知する下りコ
ントロールチャネルに先行して配置するとともに、上り
コントロールチャネルと下りコントロールチャネルとの
間にユーザチャネルを配置して構成した時分割多元接続
フレームフォーマットを用いる。
【0011】このように上りコントロールチャネルと下
りコントロールチャネルとを配置することにより、上り
コントロールチャネルを用いたユーザチャネルの割当要
求に対して決定処理を行うための猶予時間を、同一フレ
ームの下りコントロールチャネルへの処理を行うまでに
つくることができる。このため、ユーザチャネルの割当
要求を送信した次のフレームにおいてユーザデータを送
信することが可能となり、従来に比して、データ伝送を
迅速化し且つ伝送データを保持するためのバッファメモ
リを小型化することができる。なお、本発明は、例えば
移動局と基地局との間の通信のように無線通信システム
に用いて好適であるが、局間を有線回線で接続して時分
割多元接続フレームフォーマットを用いて双方向通信す
るシステムにも勿論適用することができる。
りコントロールチャネルとを配置することにより、上り
コントロールチャネルを用いたユーザチャネルの割当要
求に対して決定処理を行うための猶予時間を、同一フレ
ームの下りコントロールチャネルへの処理を行うまでに
つくることができる。このため、ユーザチャネルの割当
要求を送信した次のフレームにおいてユーザデータを送
信することが可能となり、従来に比して、データ伝送を
迅速化し且つ伝送データを保持するためのバッファメモ
リを小型化することができる。なお、本発明は、例えば
移動局と基地局との間の通信のように無線通信システム
に用いて好適であるが、局間を有線回線で接続して時分
割多元接続フレームフォーマットを用いて双方向通信す
るシステムにも勿論適用することができる。
【0012】また、本発明に係るデジタル通信方式で
は、基地局とユーザ局である移動局との間で前記時分割
多元接続フレームフォーマットを用いて無線によりデー
タ通信を行い、当該基地局は広域統合サービスデジタル
網に接続される。したがって、例えばパーソナルコンピ
ュータを携帯電話機を用いてB−ISDNに無線接続す
る通信システムにおいて、データ伝送を迅速化し且つ伝
送データを保持するためのバッファメモリを小型化する
ことができる。
は、基地局とユーザ局である移動局との間で前記時分割
多元接続フレームフォーマットを用いて無線によりデー
タ通信を行い、当該基地局は広域統合サービスデジタル
網に接続される。したがって、例えばパーソナルコンピ
ュータを携帯電話機を用いてB−ISDNに無線接続す
る通信システムにおいて、データ伝送を迅速化し且つ伝
送データを保持するためのバッファメモリを小型化する
ことができる。
【0013】また、本発明に係るデジタル通信方式で
は、前記時分割多元接続フレームフォーマットには、上
りコントロールチャネル、下りコントロールチャネル、
ユーザチャネルがそれぞれ複数含まれており、基地局は
複数のユーザ局を収容し得る。したがって、1つの基地
局に対して例えば携帯情報端末装置を多数無線接続する
通信システムにおいて、データ伝送を迅速化し且つ伝送
データを保持するためのバッファメモリを小型化するこ
とができる。
は、前記時分割多元接続フレームフォーマットには、上
りコントロールチャネル、下りコントロールチャネル、
ユーザチャネルがそれぞれ複数含まれており、基地局は
複数のユーザ局を収容し得る。したがって、1つの基地
局に対して例えば携帯情報端末装置を多数無線接続する
通信システムにおいて、データ伝送を迅速化し且つ伝送
データを保持するためのバッファメモリを小型化するこ
とができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明に係るデジタル通信方式の
一例を図面を参照して説明する。図1には本発明を適用
したデータ通信システムの構成を示してあり、このデー
タ通信システムでは、端末装置(B−TE)を移動局
(B−RM)及び基地局(B−CS)を介して広域統合
サービスデジタル網(B−ISDN)の非同期転送モー
ドノード(ATMノード)に無線接続する。すなわち、
B−ISDNのATMノードとB−CSとを参照点TB
で有線接続によりインタフェースする一方、B−ISD
N用端末装置であるB−TEを携帯電話機等のB−RM
に参照点SBで有線接続によりインタフェースし、B−
CSとB−RMとを無線接続によりインタフェースして
通信システムが構成されている。このシステムにおいて
は、1台のB−CSに複数台のB−RMが同時に無線接
続可能であり、したがって、1台のB−CSと複数台の
B−RMとにより”B−NT2”の機能が実現されてい
る。
一例を図面を参照して説明する。図1には本発明を適用
したデータ通信システムの構成を示してあり、このデー
タ通信システムでは、端末装置(B−TE)を移動局
(B−RM)及び基地局(B−CS)を介して広域統合
サービスデジタル網(B−ISDN)の非同期転送モー
ドノード(ATMノード)に無線接続する。すなわち、
B−ISDNのATMノードとB−CSとを参照点TB
で有線接続によりインタフェースする一方、B−ISD
N用端末装置であるB−TEを携帯電話機等のB−RM
に参照点SBで有線接続によりインタフェースし、B−
CSとB−RMとを無線接続によりインタフェースして
通信システムが構成されている。このシステムにおいて
は、1台のB−CSに複数台のB−RMが同時に無線接
続可能であり、したがって、1台のB−CSと複数台の
B−RMとにより”B−NT2”の機能が実現されてい
る。
【0015】図2にはB−CSとB−RMとの構成を示
してあり、このB−CSとB−RMとの間の、時分割多
元接続(TDMA)フレームフォーマットを用いた、無
線インタフェースによる時分割二重(TDD)通信方式
が本発明の要部である。まず、B−CSには、ATMノ
ードに接続される物理層(OC−3c)の終端部1と、
無線インタフェースに接続される無線物理層部2と、が
備えられており、これら処理部1、2の間に、下り側の
通信処理部として、ATMレイヤ終端部3、有効セル抽
出部4、無線LLC部5、無線MAC部6が備えられ、
上り側の通信処理部として、無線MAC部7、無線LL
C部8、アイドルセル挿入部9、ATMヘッダ付加部1
0が備えられている。
してあり、このB−CSとB−RMとの間の、時分割多
元接続(TDMA)フレームフォーマットを用いた、無
線インタフェースによる時分割二重(TDD)通信方式
が本発明の要部である。まず、B−CSには、ATMノ
ードに接続される物理層(OC−3c)の終端部1と、
無線インタフェースに接続される無線物理層部2と、が
備えられており、これら処理部1、2の間に、下り側の
通信処理部として、ATMレイヤ終端部3、有効セル抽
出部4、無線LLC部5、無線MAC部6が備えられ、
上り側の通信処理部として、無線MAC部7、無線LL
C部8、アイドルセル挿入部9、ATMヘッダ付加部1
0が備えられている。
【0016】更に、このB−CSには、TDMAフレー
ムのチャネルに載せるべきデータのセルが無いときにタ
イムスタンプだけを伝えるセルをチャネルに載せるタイ
ムスタンプ表示セル挿入部11と、ATMセルの仮想通
信路(VPI/VCI:Virtual Path ID / Virtual Ch
annel ID)情報に対応した通信路を無線区間において設
定又は開放する通話路設定/開放・帯域管理部12と、
公知の”B−TN2”と同様のシグナリング・セルの処
理を行うシグナリングVC管理部13と、公知の”B−
TN2”と同様のトラヒック制御を行うトラヒック監視
/制御部14と、公知の”B−TN2”と同様の保守機
能及び運用管理機能を行う保守運用部15と、が備えら
れている。なお、B−CSにおける通話路設定/開放・
帯域管理部12は、特に、複数のB−RMに割り当てる
TDMAフレームのブロック数(ユーザチャネル数)も
管理する。
ムのチャネルに載せるべきデータのセルが無いときにタ
イムスタンプだけを伝えるセルをチャネルに載せるタイ
ムスタンプ表示セル挿入部11と、ATMセルの仮想通
信路(VPI/VCI:Virtual Path ID / Virtual Ch
annel ID)情報に対応した通信路を無線区間において設
定又は開放する通話路設定/開放・帯域管理部12と、
公知の”B−TN2”と同様のシグナリング・セルの処
理を行うシグナリングVC管理部13と、公知の”B−
TN2”と同様のトラヒック制御を行うトラヒック監視
/制御部14と、公知の”B−TN2”と同様の保守機
能及び運用管理機能を行う保守運用部15と、が備えら
れている。なお、B−CSにおける通話路設定/開放・
帯域管理部12は、特に、複数のB−RMに割り当てる
TDMAフレームのブロック数(ユーザチャネル数)も
管理する。
【0017】上記の物理層(OC−3c)の終端部1は
参照点TBの同期デジタルハイアラキー(SDH:Synch
ronous Digital Hierarchy)ベース155Mbpsの光
インタフェースを終端し、また、無線物理層部2は無線
区間の送受信、変復調、TDMAフレームの同期制御を
行う。ATMレイヤ終端部3は53バイトのATMセル
を取り出し、また、有効セル抽出部4は無効セル(アイ
ドルセル)を取り除いてユーザデータのみを抽出する。
なお、この処理に際して、有効セル抽出部4はセルヘッ
ダ部にタイムスタンプを付与する。
参照点TBの同期デジタルハイアラキー(SDH:Synch
ronous Digital Hierarchy)ベース155Mbpsの光
インタフェースを終端し、また、無線物理層部2は無線
区間の送受信、変復調、TDMAフレームの同期制御を
行う。ATMレイヤ終端部3は53バイトのATMセル
を取り出し、また、有効セル抽出部4は無効セル(アイ
ドルセル)を取り除いてユーザデータのみを抽出する。
なお、この処理に際して、有効セル抽出部4はセルヘッ
ダ部にタイムスタンプを付与する。
【0018】無線LLC部5と無線LLC部8とは同様
な機能を有した論理リンク制御(Logical Link Contro
l)であり、各仮想通信路(VPI/VCI)毎に送信
セルバッファ又は受信セルバッファを有し、許容遅延時
間を確保しながら無線区間における伝送エラーの再送制
御を行う。なお、各仮想通信路毎の送信セルバッファに
新しいセルを格納する際には、セルヘッダ部に順序番号
を付与する。無線MAC部6と無線MAC部7とは同様
な機能を有した媒体アクセス制御(Media Access Contr
ol)であり、各仮想通信路の送信バッファからきたセル
をTDMAフレームのチャネルに載せ、或いは、TDM
Aフレームのチャネルに載ってきたセルを各仮想通信路
の受信バッファに格納する。なお、無線MAC部7はT
DMAフレームの各ブロック単位に伝送エラーを検出
し、再送要求を返す処理も行う。
な機能を有した論理リンク制御(Logical Link Contro
l)であり、各仮想通信路(VPI/VCI)毎に送信
セルバッファ又は受信セルバッファを有し、許容遅延時
間を確保しながら無線区間における伝送エラーの再送制
御を行う。なお、各仮想通信路毎の送信セルバッファに
新しいセルを格納する際には、セルヘッダ部に順序番号
を付与する。無線MAC部6と無線MAC部7とは同様
な機能を有した媒体アクセス制御(Media Access Contr
ol)であり、各仮想通信路の送信バッファからきたセル
をTDMAフレームのチャネルに載せ、或いは、TDM
Aフレームのチャネルに載ってきたセルを各仮想通信路
の受信バッファに格納する。なお、無線MAC部7はT
DMAフレームの各ブロック単位に伝送エラーを検出
し、再送要求を返す処理も行う。
【0019】アイドルセル挿入部9は、有効セルに付さ
れたタイムスタンプ情報に基づいてアイドルセルを挿入
し、参照点TBのセルストリームを再現する処理を行
う。ATMヘッダ付加部10は、タイムスタンプや順序
番号等の無線区間で用いたセルヘッダ情報を削除し、5
3バイトのATMセルフォーマットを再生する処理を行
う。
れたタイムスタンプ情報に基づいてアイドルセルを挿入
し、参照点TBのセルストリームを再現する処理を行
う。ATMヘッダ付加部10は、タイムスタンプや順序
番号等の無線区間で用いたセルヘッダ情報を削除し、5
3バイトのATMセルフォーマットを再生する処理を行
う。
【0020】次に、B−RMには、B−TEに接続され
る物理層(OC−3c)の終端部21と、無線インタフ
ェースに接続される無線物理層部22と、が備えられて
おり、これら処理部21、22の間に、上り側の通信処
理部として、ATMレイヤ終端部23、有効セル抽出部
24、無線LLC部25、無線MAC部26が備えら
れ、下り側の通信処理部として、無線MAC部27、無
線LLC部28、アイドルセル挿入部29、ATMヘッ
ダ付加部30が備えられている。
る物理層(OC−3c)の終端部21と、無線インタフ
ェースに接続される無線物理層部22と、が備えられて
おり、これら処理部21、22の間に、上り側の通信処
理部として、ATMレイヤ終端部23、有効セル抽出部
24、無線LLC部25、無線MAC部26が備えら
れ、下り側の通信処理部として、無線MAC部27、無
線LLC部28、アイドルセル挿入部29、ATMヘッ
ダ付加部30が備えられている。
【0021】更に、このB−RMには、TDMAフレー
ムのチャネルに載せるべきデータのセルが無いときにタ
イムスタンプだけを伝えるセルをチャネルに載せるタイ
ムスタンプ表示セル挿入部31と、ATMセルの仮想通
信路(VPI/VCI)情報に対応した通信路を無線区
間において設定又は開放する通話路設定/開放・帯域管
理部32と、無線通信路の確立に必要な最小限のシグナ
リング・セルの処理を行うシグナリングVC管理部33
と、公知の”B−TN2”と同様のトラヒック制御を行
うトラヒック監視/制御部34と、公知の”B−TN
2”と同様の保守機能及び運用管理機能を行う保守運用
部35と、が備えられている。
ムのチャネルに載せるべきデータのセルが無いときにタ
イムスタンプだけを伝えるセルをチャネルに載せるタイ
ムスタンプ表示セル挿入部31と、ATMセルの仮想通
信路(VPI/VCI)情報に対応した通信路を無線区
間において設定又は開放する通話路設定/開放・帯域管
理部32と、無線通信路の確立に必要な最小限のシグナ
リング・セルの処理を行うシグナリングVC管理部33
と、公知の”B−TN2”と同様のトラヒック制御を行
うトラヒック監視/制御部34と、公知の”B−TN
2”と同様の保守機能及び運用管理機能を行う保守運用
部35と、が備えられている。
【0022】上記の物理層(OC−3c)の終端部21
は参照点SBの同期デジタルハイアラキー(SDH)ベ
ース155Mbpsの光インタフェースを終端し、ま
た、無線物理層部22は無線区間の送受信、変復調、T
DMAフレームの同期制御を行う。ATMレイヤ終端部
23は53バイトのATMセルを取り出し、また、有効
セル抽出部24は無効セル(アイドルセル)を取り除い
てユーザデータのみを抽出する。なお、この処理に際し
て、有効セル抽出部4はセルヘッダ部にタイムスタンプ
を付与する。
は参照点SBの同期デジタルハイアラキー(SDH)ベ
ース155Mbpsの光インタフェースを終端し、ま
た、無線物理層部22は無線区間の送受信、変復調、T
DMAフレームの同期制御を行う。ATMレイヤ終端部
23は53バイトのATMセルを取り出し、また、有効
セル抽出部24は無効セル(アイドルセル)を取り除い
てユーザデータのみを抽出する。なお、この処理に際し
て、有効セル抽出部4はセルヘッダ部にタイムスタンプ
を付与する。
【0023】無線LLC部25と無線LLC部28とは
同様な機能を有した論理リンク制御であり、各仮想通信
路(VPI/VCI)毎に送信セルバッファ又は受信セ
ルバッファを有し、許容遅延時間を確保しながら無線区
間における伝送エラーの再送制御を行う。なお、各仮想
通信路毎の送信セルバッファに新しいセルを格納する際
には、セルヘッダ部に順序番号を付与する。無線MAC
部26と無線MAC部27とは同様な機能を有した媒体
アクセス制御であり、各仮想通信路の送信バッファから
きたセルをTDMAフレームのチャネルに載せ、或い
は、TDMAフレームのチャネルに載ってきたセルを各
仮想通信路の受信バッファに格納する。なお、無線MA
C部26はTDMAフレームの各ブロック単位に伝送エ
ラーを検出し、再送要求を返す処理も行う。
同様な機能を有した論理リンク制御であり、各仮想通信
路(VPI/VCI)毎に送信セルバッファ又は受信セ
ルバッファを有し、許容遅延時間を確保しながら無線区
間における伝送エラーの再送制御を行う。なお、各仮想
通信路毎の送信セルバッファに新しいセルを格納する際
には、セルヘッダ部に順序番号を付与する。無線MAC
部26と無線MAC部27とは同様な機能を有した媒体
アクセス制御であり、各仮想通信路の送信バッファから
きたセルをTDMAフレームのチャネルに載せ、或い
は、TDMAフレームのチャネルに載ってきたセルを各
仮想通信路の受信バッファに格納する。なお、無線MA
C部26はTDMAフレームの各ブロック単位に伝送エ
ラーを検出し、再送要求を返す処理も行う。
【0024】アイドルセル挿入部29は、有効セルに付
されたタイムスタンプ情報に基づいてアイドルセルを挿
入し、参照点SBのセルストリームを再現する処理を行
う。ATMヘッダ付加部30は、タイムスタンプや順序
番号等の無線区間で用いたセルヘッダ情報を削除し、5
3バイトのATMセルフォーマットを再生する処理を行
う。なお、上記したB−CSとB−RMとのそれぞれに
おいて、無線LLC部、無線MAC部、無線物理部、通
信路設定/開放・帯域管理部、タイムスタンプ表示セル
挿入部、トラヒック監視/制御部によってベースバンド
信号処理部が構成され、また、物理層終端部、ATMレ
イヤ終端部、ATMヘッダ付加部、有効セル抽出部、ア
イドルセル挿入部、シグナリングVC管理部によってA
TMインタフェース部が構成されている。
されたタイムスタンプ情報に基づいてアイドルセルを挿
入し、参照点SBのセルストリームを再現する処理を行
う。ATMヘッダ付加部30は、タイムスタンプや順序
番号等の無線区間で用いたセルヘッダ情報を削除し、5
3バイトのATMセルフォーマットを再生する処理を行
う。なお、上記したB−CSとB−RMとのそれぞれに
おいて、無線LLC部、無線MAC部、無線物理部、通
信路設定/開放・帯域管理部、タイムスタンプ表示セル
挿入部、トラヒック監視/制御部によってベースバンド
信号処理部が構成され、また、物理層終端部、ATMレ
イヤ終端部、ATMヘッダ付加部、有効セル抽出部、ア
イドルセル挿入部、シグナリングVC管理部によってA
TMインタフェース部が構成されている。
【0025】上記したB−CSとB−RMとの間の無線
区間(無線インタフェース)はTDMA方式で通信さ
れ、複数のチャネルが多重化して伝送される。また、上
り(B−RMからB−CSへの伝送)と下り(B−CS
からB−RMへの伝送)の切り替えはTDD方式で行わ
れる。図3には、B−CSとB−RMとの間の無線区間
で用いられるフレームフォーマットの構成を示してあ
る。同図(a)に示すように、1フレームは2ミリ秒で
19906バイトとなっており、1フレーム中には複数
のチャネルが多重化されて含まれ、各チャネルは同図
(b)に示す機能を有している。
区間(無線インタフェース)はTDMA方式で通信さ
れ、複数のチャネルが多重化して伝送される。また、上
り(B−RMからB−CSへの伝送)と下り(B−CS
からB−RMへの伝送)の切り替えはTDD方式で行わ
れる。図3には、B−CSとB−RMとの間の無線区間
で用いられるフレームフォーマットの構成を示してあ
る。同図(a)に示すように、1フレームは2ミリ秒で
19906バイトとなっており、1フレーム中には複数
のチャネルが多重化されて含まれ、各チャネルは同図
(b)に示す機能を有している。
【0026】すなわち、A0チャネルは、Cdチャネル及
びC0〜C15チャネルの割当通知、位置登録受付、フレ
ーム同期捕捉のために使用する下りのアクセスチャネル
である。A1チャネルは、Cdチャネル及びC0〜C15チ
ャネルの割当要求、位置登録要求、フレーム同期捕捉の
ために使用する上りのアクセスチャネルである。Cdチ
ャネルは、ユーザチャネルの割当通知、ユーザチャネル
の受信応答、C0〜C15チャネルの受信応答等のために
使用する下りのコントロールチャネルである。C0〜C1
5チャネルは全部で16個のチャネルであり、ユーザチ
ャネルの割当要求、ユーザチャネルの受信応答、Cdチ
ャネルの受信応答等のために使用する上りのコントロー
ルチャネルである。U0〜U29チャネルは全部で30個
のチャネルであり、ユーザデータのセルを伝送するため
に使用する上り及び下りのユーザチャネルである。な
お、ユーザチャネルU0〜U29の上りと下りとは、チャ
ネル単位で動的に切り替えられる。
びC0〜C15チャネルの割当通知、位置登録受付、フレ
ーム同期捕捉のために使用する下りのアクセスチャネル
である。A1チャネルは、Cdチャネル及びC0〜C15チ
ャネルの割当要求、位置登録要求、フレーム同期捕捉の
ために使用する上りのアクセスチャネルである。Cdチ
ャネルは、ユーザチャネルの割当通知、ユーザチャネル
の受信応答、C0〜C15チャネルの受信応答等のために
使用する下りのコントロールチャネルである。C0〜C1
5チャネルは全部で16個のチャネルであり、ユーザチ
ャネルの割当要求、ユーザチャネルの受信応答、Cdチ
ャネルの受信応答等のために使用する上りのコントロー
ルチャネルである。U0〜U29チャネルは全部で30個
のチャネルであり、ユーザデータのセルを伝送するため
に使用する上り及び下りのユーザチャネルである。な
お、ユーザチャネルU0〜U29の上りと下りとは、チャ
ネル単位で動的に切り替えられる。
【0027】このように、本発明に係るTDMAフレー
ムフォーマットでは、上りのコントロールチャネルC0
〜C15を下りのコントロールチャネルCdに先行して配
置し、これらコントロールチャネルの間にユーザチャネ
ル(本例では、半数のU0〜U14)を配置してある。こ
のようなチャネルの配置構成によって、後述するように
データ伝送が迅速化され、データを保持するバッファメ
モリが小型化される。なお、上りのコントロールチャネ
ルと下りのコントロールチャネルとの間に配置されるユ
ーザチャネル数は任意であり、後述するように、上りの
コントロールチャネルと下りのコントロールチャネルチ
ャネルとの間に割当処理を終了し得る猶予時間を与えら
れるものであればよい。
ムフォーマットでは、上りのコントロールチャネルC0
〜C15を下りのコントロールチャネルCdに先行して配
置し、これらコントロールチャネルの間にユーザチャネ
ル(本例では、半数のU0〜U14)を配置してある。こ
のようなチャネルの配置構成によって、後述するように
データ伝送が迅速化され、データを保持するバッファメ
モリが小型化される。なお、上りのコントロールチャネ
ルと下りのコントロールチャネルとの間に配置されるユ
ーザチャネル数は任意であり、後述するように、上りの
コントロールチャネルと下りのコントロールチャネルチ
ャネルとの間に割当処理を終了し得る猶予時間を与えら
れるものであればよい。
【0028】図4には、上記したユーザチャネルの構成
を更に詳細に示してある。1つのユーザチャネルは、G
(ガードタイム:上り/下りの回路切替制御のための処
理時間)と、PR(プリアンブル:復調回路のビット同
期確立のための処理時間)と、UW(ユニークワード:
チャネルの同期確立のための処理時間)と、8個のセル
スロットと、誤り訂正(FEC:Forward Error Correc
tion)用のパリティとで構成されている。また、個々の
セルスロットは、AWAセル(無線区間を伝送するAT
Mセルを特にAWAセルと称する)と、誤り訂正用のC
RC(Cyclic Redundancy Check Character)とから構
成されている。なお、AWAセルは上記したようにAT
Mセルのヘッダにタイムスタンプ及び順序番号を付加し
た形式であり、また、このようにAWAセル毎にCRC
を付加することによりAWAセル単位で伝送エラーを検
出することができる。
を更に詳細に示してある。1つのユーザチャネルは、G
(ガードタイム:上り/下りの回路切替制御のための処
理時間)と、PR(プリアンブル:復調回路のビット同
期確立のための処理時間)と、UW(ユニークワード:
チャネルの同期確立のための処理時間)と、8個のセル
スロットと、誤り訂正(FEC:Forward Error Correc
tion)用のパリティとで構成されている。また、個々の
セルスロットは、AWAセル(無線区間を伝送するAT
Mセルを特にAWAセルと称する)と、誤り訂正用のC
RC(Cyclic Redundancy Check Character)とから構
成されている。なお、AWAセルは上記したようにAT
Mセルのヘッダにタイムスタンプ及び順序番号を付加し
た形式であり、また、このようにAWAセル毎にCRC
を付加することによりAWAセル単位で伝送エラーを検
出することができる。
【0029】図5には、上記した下りのコントロールチ
ャネルCdの構成を更に詳細に示してある。同図(a)
に示すように、コントロールチャネルCdは、PR(プ
リアンブル)と、UW(ユニークワード)と、16個の
コントロール情報スロットCd0〜Cd15とを含んでお
り、各スロットにはそれぞれエラー訂正用の冗長部FE
Cが付加されている。なお、1つのコントロール情報ス
ロットは、1つのB−RMに割り当てられる。
ャネルCdの構成を更に詳細に示してある。同図(a)
に示すように、コントロールチャネルCdは、PR(プ
リアンブル)と、UW(ユニークワード)と、16個の
コントロール情報スロットCd0〜Cd15とを含んでお
り、各スロットにはそれぞれエラー訂正用の冗長部FE
Cが付加されている。なお、1つのコントロール情報ス
ロットは、1つのB−RMに割り当てられる。
【0030】また、同図(b)に示すように、1つのコ
ントロール情報スロットには、チャネル割り当てに関す
る情報(次回のフレームでB−RMに割り当てた上りユ
ーザチャネルの番号UUALOCと、次回のフレームで
B−RMに割り当てた下りユーザチャネルの番号DUA
LOC)と、前回フレームのユーザチャネルの受信状態
情報(ユーザチャネルの各セルスロット毎のエラーの有
無を示す情報UACK1)と、前々回フレームのユーザ
チャネルの受信状態情報(ユーザチャネルの各セルスロ
ット毎のエラーの有無を示す情報UACK2)とが含ま
れている。したがって、B−RMは上記のチャネル割り
当てに関する情報に基づいて、次回フレームで送受信す
べきAWAセルが何番目のユーザチャネルであるかを識
別することができる。
ントロール情報スロットには、チャネル割り当てに関す
る情報(次回のフレームでB−RMに割り当てた上りユ
ーザチャネルの番号UUALOCと、次回のフレームで
B−RMに割り当てた下りユーザチャネルの番号DUA
LOC)と、前回フレームのユーザチャネルの受信状態
情報(ユーザチャネルの各セルスロット毎のエラーの有
無を示す情報UACK1)と、前々回フレームのユーザ
チャネルの受信状態情報(ユーザチャネルの各セルスロ
ット毎のエラーの有無を示す情報UACK2)とが含ま
れている。したがって、B−RMは上記のチャネル割り
当てに関する情報に基づいて、次回フレームで送受信す
べきAWAセルが何番目のユーザチャネルであるかを識
別することができる。
【0031】図6には、上記した上りのコントロールチ
ャネルC0〜C15の構成を更に詳細に示してある。コン
トロールチャネルC0〜C15は各チャネルが同一な構成
であり、各チャネルは同図(a)に示すように、PR
(プリアンブル)と、UW(ユニークワード)と、コン
トロール情報と、エラー訂正用の冗長部FECを含んで
いる。なお、1つのコントロールチャネルは、1つのB
−RMに割り当てられる。
ャネルC0〜C15の構成を更に詳細に示してある。コン
トロールチャネルC0〜C15は各チャネルが同一な構成
であり、各チャネルは同図(a)に示すように、PR
(プリアンブル)と、UW(ユニークワード)と、コン
トロール情報と、エラー訂正用の冗長部FECを含んで
いる。なお、1つのコントロールチャネルは、1つのB
−RMに割り当てられる。
【0032】また、同図(b)に示すように、1つのチ
ャネルのコントロール情報には、チャネル割り当てに関
する情報(次回のフレームでB−RMに割り当ててても
らいたい上りユーザチャネルの数UUREQ)と、前回
フレームのユーザチャネルの受信状態情報(ユーザチャ
ネルの各セルスロット毎のエラーの有無を示す情報UA
CK1)と、前々回フレームのユーザチャネルの受信状
態情報(ユーザチャネルの各セルスロット毎のエラーの
有無を示す情報UACK2)とが含まれている。したが
って、B−CSは上記のチャネル割り当てに関する情報
(要求)に基づいて、次回フレームで送受信すべきAW
Aセルを何番目のユーザチャネルに割り当てるかを決定
することができる。
ャネルのコントロール情報には、チャネル割り当てに関
する情報(次回のフレームでB−RMに割り当ててても
らいたい上りユーザチャネルの数UUREQ)と、前回
フレームのユーザチャネルの受信状態情報(ユーザチャ
ネルの各セルスロット毎のエラーの有無を示す情報UA
CK1)と、前々回フレームのユーザチャネルの受信状
態情報(ユーザチャネルの各セルスロット毎のエラーの
有無を示す情報UACK2)とが含まれている。したが
って、B−CSは上記のチャネル割り当てに関する情報
(要求)に基づいて、次回フレームで送受信すべきAW
Aセルを何番目のユーザチャネルに割り当てるかを決定
することができる。
【0033】図7には、上記したB−CSのベースバン
ド信号処理部の構成を更に詳細に示してある。このベー
スバンド信号処理部の主要部は、大きく分けて、RF部
(無線物理部)2と、無線MAC部6及び7と、無線L
LC部5及び8とで構成されている。無線MAC部6及
び7には、TDMAフレームを通信処理するTDMA処
理部40、上りユーザチャネルを受信処理するUチャネ
ル受信部41、上りコントロールチャネルを受信処理す
るC0〜C15受信部42、上りアクセスチャネルを受信
処理するA1チャネル受信部43、下りアクセスチャネ
ルを送信処理するA0チャネル送信部44、下りコント
ロールチャネルを送信処理するCd送信部45、下りユ
ーザチャネルを送信処理するUチャネル送信部46、及
び、RCCF(Radio Channel Control Function)処理
部47が備えられている。なお、RCCF処理部47
は、アクセスチャネルのランダムアクセス管理、コント
ロールチャネルの割り当て管理、ユーザチャネルの割当
要求解釈及び割当管理、割り当てたユーザチャネルのセ
ル送受信管理等を行う。
ド信号処理部の構成を更に詳細に示してある。このベー
スバンド信号処理部の主要部は、大きく分けて、RF部
(無線物理部)2と、無線MAC部6及び7と、無線L
LC部5及び8とで構成されている。無線MAC部6及
び7には、TDMAフレームを通信処理するTDMA処
理部40、上りユーザチャネルを受信処理するUチャネ
ル受信部41、上りコントロールチャネルを受信処理す
るC0〜C15受信部42、上りアクセスチャネルを受信
処理するA1チャネル受信部43、下りアクセスチャネ
ルを送信処理するA0チャネル送信部44、下りコント
ロールチャネルを送信処理するCd送信部45、下りユ
ーザチャネルを送信処理するUチャネル送信部46、及
び、RCCF(Radio Channel Control Function)処理
部47が備えられている。なお、RCCF処理部47
は、アクセスチャネルのランダムアクセス管理、コント
ロールチャネルの割り当て管理、ユーザチャネルの割当
要求解釈及び割当管理、割り当てたユーザチャネルのセ
ル送受信管理等を行う。
【0034】無線LLC部5及び8には、送信するセル
を一時的に保持する送信セルバッファ50、送信セルバ
ッファ50への入力又は出力を行うセル転送処理部51
及び52、受信したセルを一時的に保持する受信セルバ
ッファ53、受信セルバッファ52への入力又は出力を
行うセル転送処理部54及び55、送信するセルのルー
ティングヘッダを削除するセルヘッダ削除部56、受信
したセルにルーティングヘッダを付加するセルヘッダ付
加部57、論理リンク制御を行うLLC処理部58、仮
想通信路の変換処理を行うVPI/VCI変換部59が
備えられている。なお、送信セルバッファ50と受信セ
ルバッファ53は仮想通信路毎に分けて管理されてい
る。
を一時的に保持する送信セルバッファ50、送信セルバ
ッファ50への入力又は出力を行うセル転送処理部51
及び52、受信したセルを一時的に保持する受信セルバ
ッファ53、受信セルバッファ52への入力又は出力を
行うセル転送処理部54及び55、送信するセルのルー
ティングヘッダを削除するセルヘッダ削除部56、受信
したセルにルーティングヘッダを付加するセルヘッダ付
加部57、論理リンク制御を行うLLC処理部58、仮
想通信路の変換処理を行うVPI/VCI変換部59が
備えられている。なお、送信セルバッファ50と受信セ
ルバッファ53は仮想通信路毎に分けて管理されてい
る。
【0035】このベースバンド信号処理部では、ATM
インタフェース部からセル(なお、本例では、処理の高
速化のためにルーティングヘッダが付加されている)が
入力されると、このセルをタイムスタンプ及び順序番号
を付加して該当する仮想通信路の送信セルバッファ50
に格納する。そして、LLC処理部58による制御によ
って、送信バッファ50に格納したセルを該当するチャ
ネルに載せ、無線MAC部及びRF部2を介してB−R
Mへ無線送信する。一方、RF部2により無線受信され
たユーザチャネルはUチャネル受信部41でセルとして
取り出され、当該セルをセルヘッダ付加部57でルーテ
ィングヘッダを付加した後に受信セルバッファ53に格
納する。なお、送信に際してはUチャネル送信部46で
AWAセルのCRCが付加され、また、受信に際しては
Uチャネル受信部41でAWAセルのCRCチェックが
行われ、AWAセル単位で伝送エラーの有無が検出され
る。また、伝送エラーに対しては、仮想通信路のサービ
スが許容できる伝送遅延時間を確保しながら、再送制御
を行う。
インタフェース部からセル(なお、本例では、処理の高
速化のためにルーティングヘッダが付加されている)が
入力されると、このセルをタイムスタンプ及び順序番号
を付加して該当する仮想通信路の送信セルバッファ50
に格納する。そして、LLC処理部58による制御によ
って、送信バッファ50に格納したセルを該当するチャ
ネルに載せ、無線MAC部及びRF部2を介してB−R
Mへ無線送信する。一方、RF部2により無線受信され
たユーザチャネルはUチャネル受信部41でセルとして
取り出され、当該セルをセルヘッダ付加部57でルーテ
ィングヘッダを付加した後に受信セルバッファ53に格
納する。なお、送信に際してはUチャネル送信部46で
AWAセルのCRCが付加され、また、受信に際しては
Uチャネル受信部41でAWAセルのCRCチェックが
行われ、AWAセル単位で伝送エラーの有無が検出され
る。また、伝送エラーに対しては、仮想通信路のサービ
スが許容できる伝送遅延時間を確保しながら、再送制御
を行う。
【0036】図8には、上記したB−RMのベースバン
ド信号処理部の構成を更に詳細に示してある。このベー
スバンド信号処理部の主要部は、大きく分けて、RF部
(無線物理部)22と、無線MAC部26及び27と、
無線LLC部25及び28とで構成されている。無線M
AC部26及び27には、TDMAフレームを通信処理
するTDMA処理部60、下りユーザチャネルを受信処
理するUチャネル受信部61、下りコントロールチャネ
ルCdを受信処理するCd受信部62、下りアクセスチャ
ネルを受信処理するA0チャネル受信部63、上りアク
セスチャネルを送信処理するA1チャネル送信部64、
上りコントロールチャネルを送信処理するCN送信部6
5、上りユーザチャネルを送信処理するUチャネル送信
部66、及び、RCCF処理部67が備えられている。
なお、RCCF処理部67は、アクセスチャネルのラン
ダムアクセス管理、コントロールチャネルの割り当て管
理、ユーザチャネルの割当要求及び指示の解釈及び割当
管理、割り当てたユーザチャネルのセル送受信管理等を
行う。
ド信号処理部の構成を更に詳細に示してある。このベー
スバンド信号処理部の主要部は、大きく分けて、RF部
(無線物理部)22と、無線MAC部26及び27と、
無線LLC部25及び28とで構成されている。無線M
AC部26及び27には、TDMAフレームを通信処理
するTDMA処理部60、下りユーザチャネルを受信処
理するUチャネル受信部61、下りコントロールチャネ
ルCdを受信処理するCd受信部62、下りアクセスチャ
ネルを受信処理するA0チャネル受信部63、上りアク
セスチャネルを送信処理するA1チャネル送信部64、
上りコントロールチャネルを送信処理するCN送信部6
5、上りユーザチャネルを送信処理するUチャネル送信
部66、及び、RCCF処理部67が備えられている。
なお、RCCF処理部67は、アクセスチャネルのラン
ダムアクセス管理、コントロールチャネルの割り当て管
理、ユーザチャネルの割当要求及び指示の解釈及び割当
管理、割り当てたユーザチャネルのセル送受信管理等を
行う。
【0037】無線LLC部25及び28には、送信する
セルを一時的に保持する送信セルバッファ70、受信し
たセルを一時的に保持する受信セルバッファ71、送信
セルバッファ70及び受信セルバッファ71への入力又
は出力を行うセル転送処理部72、送信するセルのルー
ティングヘッダを削除するセルヘッダ削除部73、受信
したセルにルーティングヘッダを付加するセルヘッダ付
加部74、論理リンク制御を行うLLC処理部75、仮
想通信路の変換処理を行うVPI/VCI変換部76が
備えられている。なお、送信セルバッファ70と受信セ
ルバッファ71は仮想通信路毎に分けて管理されてい
る。
セルを一時的に保持する送信セルバッファ70、受信し
たセルを一時的に保持する受信セルバッファ71、送信
セルバッファ70及び受信セルバッファ71への入力又
は出力を行うセル転送処理部72、送信するセルのルー
ティングヘッダを削除するセルヘッダ削除部73、受信
したセルにルーティングヘッダを付加するセルヘッダ付
加部74、論理リンク制御を行うLLC処理部75、仮
想通信路の変換処理を行うVPI/VCI変換部76が
備えられている。なお、送信セルバッファ70と受信セ
ルバッファ71は仮想通信路毎に分けて管理されてい
る。
【0038】このベースバンド信号処理部では、ATM
インタフェース部からセル(なお、本例では、処理の高
速化のためにルーティングヘッダが付加されている)が
入力されると、このセルをタイムスタンプ及び順序番号
を付加して該当する仮想通信路の送信セルバッファ70
に格納する。そして、LLC処理部75による制御によ
って、送信バッファ70に格納したセルを該当するチャ
ネルに載せ、無線MAC部及びRF部22を介してB−
CSへ無線送信する。一方、RF部22により無線受信
されたユーザチャネルはUチャネル受信部61でセルと
して取り出され、当該セルをセルヘッダ付加部74でル
ーティングヘッダを付加した後に受信セルバッファ71
に格納する。なお、送信に際してはUチャネル送信部6
6でAWAセルのCRCが付加され、また、受信に際し
てはUチャネル受信部61でAWAセルのCRCチェッ
クが行われ、AWAセル単位で伝送エラーの有無が検出
される。また、伝送エラーに対しては、仮想通信路のサ
ービスが許容できる伝送遅延時間を確保しながら、再送
制御を行う。
インタフェース部からセル(なお、本例では、処理の高
速化のためにルーティングヘッダが付加されている)が
入力されると、このセルをタイムスタンプ及び順序番号
を付加して該当する仮想通信路の送信セルバッファ70
に格納する。そして、LLC処理部75による制御によ
って、送信バッファ70に格納したセルを該当するチャ
ネルに載せ、無線MAC部及びRF部22を介してB−
CSへ無線送信する。一方、RF部22により無線受信
されたユーザチャネルはUチャネル受信部61でセルと
して取り出され、当該セルをセルヘッダ付加部74でル
ーティングヘッダを付加した後に受信セルバッファ71
に格納する。なお、送信に際してはUチャネル送信部6
6でAWAセルのCRCが付加され、また、受信に際し
てはUチャネル受信部61でAWAセルのCRCチェッ
クが行われ、AWAセル単位で伝送エラーの有無が検出
される。また、伝送エラーに対しては、仮想通信路のサ
ービスが許容できる伝送遅延時間を確保しながら、再送
制御を行う。
【0039】次に、本発明に係る通信方式で実施される
ユーザチャネルの割当処理を、図9に示すチャネル割当
シーケンスを参照して説明する。B−RM(移動局)か
らB−CS(基地局)へ送信したいユーザデータが発生
した場合には、まず、B−RMは上りのコントロールチ
ャネルC0〜C15のいずれか1つを用いて、B−CSへ
ユーザチャネルの割当要求を送信する(フレーム1)。
この割当要求を受けたB−CSは、他のB−RMからの
割当要求も含めて、当該割当要求を解釈し、各B−RM
へ割り当てるべきユーザチャネルを決定する処理を行
う。
ユーザチャネルの割当処理を、図9に示すチャネル割当
シーケンスを参照して説明する。B−RM(移動局)か
らB−CS(基地局)へ送信したいユーザデータが発生
した場合には、まず、B−RMは上りのコントロールチ
ャネルC0〜C15のいずれか1つを用いて、B−CSへ
ユーザチャネルの割当要求を送信する(フレーム1)。
この割当要求を受けたB−CSは、他のB−RMからの
割当要求も含めて、当該割当要求を解釈し、各B−RM
へ割り当てるべきユーザチャネルを決定する処理を行
う。
【0040】この割当処理には数100マイクロ秒の時
間が必要であるが、当該フレーム(フレーム1)の後続
するユーザチャネルU0〜U14について送受信処理を行
うのに約1ミリ秒近く要するため、この送受信処理を行
っている間に割当処理が終了する。したがって、割当要
求に対して決定したユーザチャネルの番号は、同じフレ
ーム(フレーム1)の下りコントロールチャネルCdを
用いて、要求元のB−RMへ通知(割当指示)される。
間が必要であるが、当該フレーム(フレーム1)の後続
するユーザチャネルU0〜U14について送受信処理を行
うのに約1ミリ秒近く要するため、この送受信処理を行
っている間に割当処理が終了する。したがって、割当要
求に対して決定したユーザチャネルの番号は、同じフレ
ーム(フレーム1)の下りコントロールチャネルCdを
用いて、要求元のB−RMへ通知(割当指示)される。
【0041】割当指示を受けたB−RMは、ユーザデー
タを割り当てられたユーザチャネルにへ載せる処理を行
う。この処理にも数100マイクロ秒の時間が必要であ
るが、前回フレーム(フレーム1)のユーザチャネルU
15〜U29の送受信処理を行うのに約1ミリ秒近く要する
ため、この送受信処理を行っている間にユーザデータを
ユーザチャネルC0〜C15のいずれかに載せる処理が終
了する。したがって、ユーザデータは次の(フレーム
2)によって無線送信されることとなる。このように、
送信すべきユーザデータが発生してユーザチャネルの割
当要求を送信した場合には、ユーザデータを次のフレー
ムにおいて送信することができ、実際にユーザデータを
送信までに要する時間を、従来の3フレーム(約6ミリ
秒)に対して、2フレーム(約4ミリ秒)に抑えること
ができる。したがって、データ伝送を迅速に行うことが
できるとともに、次々にユーザデータが発生した場合に
おいても、これらデータを蓄えておくためにバッファメ
モリを小容量化することができる。
タを割り当てられたユーザチャネルにへ載せる処理を行
う。この処理にも数100マイクロ秒の時間が必要であ
るが、前回フレーム(フレーム1)のユーザチャネルU
15〜U29の送受信処理を行うのに約1ミリ秒近く要する
ため、この送受信処理を行っている間にユーザデータを
ユーザチャネルC0〜C15のいずれかに載せる処理が終
了する。したがって、ユーザデータは次の(フレーム
2)によって無線送信されることとなる。このように、
送信すべきユーザデータが発生してユーザチャネルの割
当要求を送信した場合には、ユーザデータを次のフレー
ムにおいて送信することができ、実際にユーザデータを
送信までに要する時間を、従来の3フレーム(約6ミリ
秒)に対して、2フレーム(約4ミリ秒)に抑えること
ができる。したがって、データ伝送を迅速に行うことが
できるとともに、次々にユーザデータが発生した場合に
おいても、これらデータを蓄えておくためにバッファメ
モリを小容量化することができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
局間の通信に上りコントロールチャネルを要求元のユー
ザ局へチャネルの割当を通知する下りコントロールチャ
ネルに先行して配置するとともに、上りコントロールチ
ャネルと下りコントロールチャネルとの間にユーザチャ
ネルを配置して構成したTDMAフレームフォーマット
を用いたため、複数の局間で時分割二重によりデータの
双方向通信を行うに際して、データ伝送を迅速化し且つ
伝送データを保持するためのバッファメモリを小型化す
ることができる。特に、本発明によれば、上記の効果を
実現しつつ、情報端末装置をワイヤレスでB−ISDN
に接続することができる。
局間の通信に上りコントロールチャネルを要求元のユー
ザ局へチャネルの割当を通知する下りコントロールチャ
ネルに先行して配置するとともに、上りコントロールチ
ャネルと下りコントロールチャネルとの間にユーザチャ
ネルを配置して構成したTDMAフレームフォーマット
を用いたため、複数の局間で時分割二重によりデータの
双方向通信を行うに際して、データ伝送を迅速化し且つ
伝送データを保持するためのバッファメモリを小型化す
ることができる。特に、本発明によれば、上記の効果を
実現しつつ、情報端末装置をワイヤレスでB−ISDN
に接続することができる。
【図1】本発明の一実施形態に係る通信システムの構成
を示す図である。
を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るB−RMとB−CS
との構成を示す図である。
との構成を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るTDMAフレームフ
ォーマットの構成を示す図である。
ォーマットの構成を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態に係るユーザチャネルの構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る下りコントロールチ
ャネルの構成を示す図である。
ャネルの構成を示す図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る上りコントロールチ
ャネルの構成を示す図である。
ャネルの構成を示す図である。
【図7】本発明の一実施形態に係るB−CSのベースバ
ンド信号処理部の構成を示す図である。
ンド信号処理部の構成を示す図である。
【図8】本発明の一実施形態に係るB−RMのベースバ
ンド信号処理部の構成を示す図である。
ンド信号処理部の構成を示す図である。
【図9】本発明の一実施形態に係るユーザチャネル割当
処理のシーケンスを示す図である。
処理のシーケンスを示す図である。
【図10】従来のTDMAフレームフォーマットの構成
を示す図である。
を示す図である。
【図11】従来のユーザチャネル割当処理のシーケンス
を示す図である。
を示す図である。
B−TE・・・B−ISDN用情報端末装置、 B−R
M・・・移動局、B−CS・・・基地局、 C0〜C15
・・・上りコントロールチャネル、Cd・・・下りコン
トロールチャネル、 U0〜U29・・・ユーザチャネ
ル、
M・・・移動局、B−CS・・・基地局、 C0〜C15
・・・上りコントロールチャネル、Cd・・・下りコン
トロールチャネル、 U0〜U29・・・ユーザチャネ
ル、
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の局間で時分割二重によりデータの
双方向通信を行うデジタル通信方式において、 データ通信に用いるユーザチャネルの割当てを基地局側
へ要求する上りコントロールチャネルを要求元のユーザ
局へチャネルの割当を通知する下りコントロールチャネ
ルに先行して配置するとともに、上りコントロールチャ
ネルと下りコントロールチャネルとの間にユーザチャネ
ルを配置して構成した時分割多元接続フレームフォーマ
ットを用いて、データの双方向通信を行うことを特徴と
するデジタル通信方式。 - 【請求項2】 請求項1に記載のデジタル通信方式にお
いて、 基地局とユーザ局である移動局との間で前記時分割多元
接続フレームフォーマットを用いて無線によりデータ通
信を行い、当該基地局は広域統合サービスデジタル網に
接続されることを特徴とするデジタル通信方式。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のデジタル
通信方式において、 前記時分割多元接続フレームフォーマットには、上りコ
ントロールチャネル、下りコントロールチャネル、ユー
ザチャネルがそれぞれ複数含まれており、基地局は複数
のユーザ局を収容し得ることを特徴とするデジタル通信
方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8220317A JPH1051406A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | デジタル通信方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8220317A JPH1051406A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | デジタル通信方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1051406A true JPH1051406A (ja) | 1998-02-20 |
Family
ID=16749255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8220317A Pending JPH1051406A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | デジタル通信方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1051406A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6424645B1 (en) | 1998-09-09 | 2002-07-23 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | TDMA radio communication system achieving simultaneous assignment of channels to multiple terminal stations |
-
1996
- 1996-08-02 JP JP8220317A patent/JPH1051406A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6424645B1 (en) | 1998-09-09 | 2002-07-23 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | TDMA radio communication system achieving simultaneous assignment of channels to multiple terminal stations |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3145261B2 (ja) | 電話ネットワークおよび通信方法 | |
US7336630B2 (en) | Simultaneous transmission of speech and data on a mobile communications system | |
JP4369046B2 (ja) | 移動通信用の非同期転送モードのプラットフォーム | |
EP0755164B1 (en) | Multiservices MAC-protocol for wireless ATM system | |
KR100642401B1 (ko) | 가상 링크가 가변 전송 능력을 가진 무선 통신 시스템 | |
JPH11239155A (ja) | パケット通信システム及びパケット通信装置 | |
JPH077491A (ja) | 通信装置 | |
JPH10190708A (ja) | トランシーバを有するローカルエリアネットワーク | |
JP3621428B2 (ja) | パケット送信方法、パケット送信装置、無線フレーム伝送方法、移動体通信方法、移動体通信システム、および交換局 | |
US6181947B1 (en) | System for the wireless transmission of a frame-synchronized signal between a radio base station and at least one mobile terminal | |
US20110182219A1 (en) | Base station modulator/demodulator and send/receive method | |
JPH10107826A (ja) | ローカルエリアネットワーク | |
JPH1098507A (ja) | デジタル通信方法 | |
JP3138708B2 (ja) | デジタル通信方式 | |
JPH10285180A (ja) | デジタル通信システム | |
JPH1098479A (ja) | デジタル通信方式 | |
JP3378548B2 (ja) | デジタル通信方式 | |
JPH1051406A (ja) | デジタル通信方式 | |
US5978361A (en) | ATM digital radio transmission method and system therefor | |
Johnston | A network interface card for wireless ATM networks | |
US6721326B1 (en) | Cell multiplexing system and method for an ATM network | |
JP2850957B2 (ja) | 音声パケットatm中継転送方式 | |
JPH09298545A (ja) | Atmデジタル無線伝送方法及びそのシステム | |
JPH10107810A (ja) | デジタル通信方法 | |
JP3648377B2 (ja) | Atmセル伝送方法 |