JPH10107455A - 高圧キャビネット - Google Patents
高圧キャビネットInfo
- Publication number
- JPH10107455A JPH10107455A JP26280196A JP26280196A JPH10107455A JP H10107455 A JPH10107455 A JP H10107455A JP 26280196 A JP26280196 A JP 26280196A JP 26280196 A JP26280196 A JP 26280196A JP H10107455 A JPH10107455 A JP H10107455A
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- JP
- Japan
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- cabinet
- hanging
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- recesses
- cabinet body
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000009434 installation Methods 0.000 abstract description 6
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 2
- 230000003796 beauty Effects 0.000 description 1
- 235000021190 leftovers Nutrition 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 アイボルトを用いて高圧キャビネットを移送
する場合は、設置後のアイボルトの始末が煩わしかっ
た。 【解決手段】 ほぼ直方体形状をしたキャビネット本体
1の上面左右稜線部の前後方向中間部を斜面2により本
体内側方向に後退させてそれぞれ凹部3を形成する。凹
部3の外方であって稜線方向に丸棒4を配設してそれぞ
れの前後端をキャビネット本体1に溶接により固定して
吊り上げ部を形成する。これらの吊り上げ部は、本体の
内側に構成されているため、本体1の設置後の後始末が
不要となる。
する場合は、設置後のアイボルトの始末が煩わしかっ
た。 【解決手段】 ほぼ直方体形状をしたキャビネット本体
1の上面左右稜線部の前後方向中間部を斜面2により本
体内側方向に後退させてそれぞれ凹部3を形成する。凹
部3の外方であって稜線方向に丸棒4を配設してそれぞ
れの前後端をキャビネット本体1に溶接により固定して
吊り上げ部を形成する。これらの吊り上げ部は、本体の
内側に構成されているため、本体1の設置後の後始末が
不要となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高圧地中配線系統
上に設置されて、内部に回路切替操作用の高圧配電機器
等を収納する高圧キャビネットに関する。
上に設置されて、内部に回路切替操作用の高圧配電機器
等を収納する高圧キャビネットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の高圧キャビネットは、運搬や設置
作業を容易にするために、図4に示すように、本体6の
上面両側にアイボルト7を取り付けていた。キャビネッ
ト本体6が所定の位置に設置された後は、このアイボル
ト7は不要となるので、通常はアイボルト7を除去して
残ったネジ穴に六角ボルトを取り付けている。図5が、
アイボルト7を除去して通常の六角ボルト8に交換した
状態を示す。しかしながら、六角ボルト8に交換した場
合、キャビネットの設置場所が人の往来のあるところで
あると、夜間不心得者により、残飯、廃棄物等の異物を
入れた袋等がこの六角ボルト8に吊り下げられて放置さ
れることがあり、美観上、また衛生上好ましいものでは
なかった。そこで、異物等が吊り下げられることがない
ようにと、図6、図7に示すように、ボルトの頭が突出
しないようにすることが試みられている。この場合は、
図7に示されるように、キャビネット本体11側に形成
されるボルト座12に、ボルトの頭が隠れるだけの座ぐ
り穴13を形成しておき、ねじ込むボルトとして、呼び
径の大きいすり割付き平小ネジ14を用い、パッキン1
5を介してボルト座12に取り付けることで、キャビネ
ット上面と同レベルにすることができる。図中の16〜
18は、補強板である。
作業を容易にするために、図4に示すように、本体6の
上面両側にアイボルト7を取り付けていた。キャビネッ
ト本体6が所定の位置に設置された後は、このアイボル
ト7は不要となるので、通常はアイボルト7を除去して
残ったネジ穴に六角ボルトを取り付けている。図5が、
アイボルト7を除去して通常の六角ボルト8に交換した
状態を示す。しかしながら、六角ボルト8に交換した場
合、キャビネットの設置場所が人の往来のあるところで
あると、夜間不心得者により、残飯、廃棄物等の異物を
入れた袋等がこの六角ボルト8に吊り下げられて放置さ
れることがあり、美観上、また衛生上好ましいものでは
なかった。そこで、異物等が吊り下げられることがない
ようにと、図6、図7に示すように、ボルトの頭が突出
しないようにすることが試みられている。この場合は、
図7に示されるように、キャビネット本体11側に形成
されるボルト座12に、ボルトの頭が隠れるだけの座ぐ
り穴13を形成しておき、ねじ込むボルトとして、呼び
径の大きいすり割付き平小ネジ14を用い、パッキン1
5を介してボルト座12に取り付けることで、キャビネ
ット上面と同レベルにすることができる。図中の16〜
18は、補強板である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに、すり割付き平小ネジを用いるためには、ボルト座
に新たに座ぐり加工が必要になるとともに、一般的には
あまり使用されない大呼び径のすり割付き平小ネジを使
用するため、パッキンも含めてその調達と管理が煩わし
いという課題があった。
うに、すり割付き平小ネジを用いるためには、ボルト座
に新たに座ぐり加工が必要になるとともに、一般的には
あまり使用されない大呼び径のすり割付き平小ネジを使
用するため、パッキンも含めてその調達と管理が煩わし
いという課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで上記課題を解決す
るために、本発明は、ほぼ直方体形状をしたキャビネッ
ト本体の上面左右稜線部の前後方向中間部を本体内側に
後退させてそれぞれ凹部を形成し、その両凹部の外方で
あって稜線方向に棒材を配設してそれぞれの前後端をキ
ャビネット本体に一体的に固定して吊り上げ部を形成す
る。
るために、本発明は、ほぼ直方体形状をしたキャビネッ
ト本体の上面左右稜線部の前後方向中間部を本体内側に
後退させてそれぞれ凹部を形成し、その両凹部の外方で
あって稜線方向に棒材を配設してそれぞれの前後端をキ
ャビネット本体に一体的に固定して吊り上げ部を形成す
る。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図に沿って本発明の実施形
態を説明する。図1は本発明の実施形態にかかる高圧キ
ャビネットの斜視図であり、図2は図1の要部の平面
図、図3は図2のA−A線断面図である。これらの図に
示されるように、キャビネット本体1の板金加工工程に
おいて、ほぼ直方体の形状をしたキャビネット本体1の
上面左右稜線部の前後端を残した中間部を、面取りした
形状のように、斜面2により内側方向へ後退させて凹部
3を形成する。
態を説明する。図1は本発明の実施形態にかかる高圧キ
ャビネットの斜視図であり、図2は図1の要部の平面
図、図3は図2のA−A線断面図である。これらの図に
示されるように、キャビネット本体1の板金加工工程に
おいて、ほぼ直方体の形状をしたキャビネット本体1の
上面左右稜線部の前後端を残した中間部を、面取りした
形状のように、斜面2により内側方向へ後退させて凹部
3を形成する。
【0006】また、形成された凹部3の外方であって元
々の稜線の位置に、丸棒4を前後方向に配設し、その前
後端をキャビネット本体1に溶接により固定する。この
ようにして、キャビネット本体1が構成されると、現場
では、この丸棒4が吊り上げ部となり、キャビネット本
体1の移動の際に、両側の丸棒4と斜面2との間にそれ
ぞれワイヤ等を通すことにより、吊り上げることが可能
になる。さらに、この吊り上げ部は、キャビネット本体
1の直方体外形の内側に形成されて外側に突出する部分
がないため、キャビネット本体1の高さ寸法を、据え付
け空間の高さ寸法にほぼ近づけることが可能となり、据
え付け空間を有効に利用することができる。
々の稜線の位置に、丸棒4を前後方向に配設し、その前
後端をキャビネット本体1に溶接により固定する。この
ようにして、キャビネット本体1が構成されると、現場
では、この丸棒4が吊り上げ部となり、キャビネット本
体1の移動の際に、両側の丸棒4と斜面2との間にそれ
ぞれワイヤ等を通すことにより、吊り上げることが可能
になる。さらに、この吊り上げ部は、キャビネット本体
1の直方体外形の内側に形成されて外側に突出する部分
がないため、キャビネット本体1の高さ寸法を、据え付
け空間の高さ寸法にほぼ近づけることが可能となり、据
え付け空間を有効に利用することができる。
【0007】またさらに、キャビネット本体1の据え付
け後についても、これら吊り上げ部は外側に突出する部
分がないため、正面からみた外観にはなんらの違和感も
感じられない。それにより、特に、吊り上げ部を覆う必
要もないため、従来のアイボルトを用いた場合のような
アイボルトの除去およびその後始末が不要になり、その
分、現場の据え付け作業の省力化が可能になる。なお、
上述した実施形態では、凹部3を形成する斜面2を平面
により形成したが、断面が内側に凸形をした曲面により
形成することも、または2枚の平面をL字形に組み合わ
せた形状にすることも可能である。また、丸棒4の替わ
りに、角棒やパイプ材を用いることも可能である。
け後についても、これら吊り上げ部は外側に突出する部
分がないため、正面からみた外観にはなんらの違和感も
感じられない。それにより、特に、吊り上げ部を覆う必
要もないため、従来のアイボルトを用いた場合のような
アイボルトの除去およびその後始末が不要になり、その
分、現場の据え付け作業の省力化が可能になる。なお、
上述した実施形態では、凹部3を形成する斜面2を平面
により形成したが、断面が内側に凸形をした曲面により
形成することも、または2枚の平面をL字形に組み合わ
せた形状にすることも可能である。また、丸棒4の替わ
りに、角棒やパイプ材を用いることも可能である。
【0008】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、キャ
ビネット本体の上面左右稜線部にそれぞれ凹部が形成さ
れ、その両凹部の外方に棒材を配設して吊り上げ部が形
成されたことにより、キャビネットの運搬・据え付け時
には、吊り上げ部が用いられるが、据え付け後は、吊り
上げ部についてのなんらの始末をすることも不要であ
り、現場での据え付け作業の省力化が可能となる。
ビネット本体の上面左右稜線部にそれぞれ凹部が形成さ
れ、その両凹部の外方に棒材を配設して吊り上げ部が形
成されたことにより、キャビネットの運搬・据え付け時
には、吊り上げ部が用いられるが、据え付け後は、吊り
上げ部についてのなんらの始末をすることも不要であ
り、現場での据え付け作業の省力化が可能となる。
【図1】図1は本発明の実施形態にかかる高圧キャビネ
ットの斜視図である。
ットの斜視図である。
【図2】図1の要部の平面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】従来例を示す外観図である。
【図5】従来例を示す斜視図である。
【図6】従来例を示す平面図および断面図である。
【図7】図6のB−B線断面図である。
1 キャビネット本体 2 斜面 3 凹部 4 丸棒
Claims (1)
- 【請求項1】 ほぼ直方体形状をしたキャビネット本体
の上面左右稜線部の前後方向中間部を本体内側に後退さ
せてそれぞれ形成した凹部と、 両凹部の外方であって稜線方向に棒材を配設してそれぞ
れの前後端をキャビネット本体に一体的に固定して形成
した吊り上げ部と、 を備えたことを特徴とする高圧キャビネット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26280196A JP3322335B2 (ja) | 1996-10-03 | 1996-10-03 | 高圧キャビネット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26280196A JP3322335B2 (ja) | 1996-10-03 | 1996-10-03 | 高圧キャビネット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10107455A true JPH10107455A (ja) | 1998-04-24 |
JP3322335B2 JP3322335B2 (ja) | 2002-09-09 |
Family
ID=17380805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26280196A Expired - Fee Related JP3322335B2 (ja) | 1996-10-03 | 1996-10-03 | 高圧キャビネット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3322335B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111924353A (zh) * | 2020-08-14 | 2020-11-13 | 广东海洋大学 | 一种装货效率高且便于吊装的航运用集装箱 |
-
1996
- 1996-10-03 JP JP26280196A patent/JP3322335B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111924353A (zh) * | 2020-08-14 | 2020-11-13 | 广东海洋大学 | 一种装货效率高且便于吊装的航运用集装箱 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3322335B2 (ja) | 2002-09-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020612 |
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