JPH1010696A - 写真感光材料用錠剤形態処理剤の包装体と該処理剤の投入装置と該投入装置を有するケミカルミキサー - Google Patents
写真感光材料用錠剤形態処理剤の包装体と該処理剤の投入装置と該投入装置を有するケミカルミキサーInfo
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- JPH1010696A JPH1010696A JP23397896A JP23397896A JPH1010696A JP H1010696 A JPH1010696 A JP H1010696A JP 23397896 A JP23397896 A JP 23397896A JP 23397896 A JP23397896 A JP 23397896A JP H1010696 A JPH1010696 A JP H1010696A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ケミカルミキサーに装着し易くした錠剤形態
処理剤を充填した包装体とその処理剤のケミカルミキサ
ーへの安全確実な投入装置とそれを装着したケミカルミ
キサーとを提供し、作業者の手や衣服を汚したりするこ
と無く、低コストで高品質の補充液の現像機への供給を
可能にさせる。 【解決手段】 写真感光材料用錠剤形態処理剤の包装体
を提供すると共に、その装着位置決め手段と装着された
前記包装体の開封可能な開口部の平面である開口面を塞
ぐ防湿包装紙の該開口面を切り込み前記箱状容器内に嵌
入する刃部を有するカッティング手段とを有し、カッテ
ィング作動時に該カッティング手段の刃部が構成する筒
形の内面に沿って前記写真感光材料用錠剤形態処理剤が
ケミカルミキサーの溶解槽に落下投入されるようにした
ことを特徴とする写真感光材料用錠剤形態処理剤の投入
装置及びそれを装着したケミカルミキサーを提供する。
処理剤を充填した包装体とその処理剤のケミカルミキサ
ーへの安全確実な投入装置とそれを装着したケミカルミ
キサーとを提供し、作業者の手や衣服を汚したりするこ
と無く、低コストで高品質の補充液の現像機への供給を
可能にさせる。 【解決手段】 写真感光材料用錠剤形態処理剤の包装体
を提供すると共に、その装着位置決め手段と装着された
前記包装体の開封可能な開口部の平面である開口面を塞
ぐ防湿包装紙の該開口面を切り込み前記箱状容器内に嵌
入する刃部を有するカッティング手段とを有し、カッテ
ィング作動時に該カッティング手段の刃部が構成する筒
形の内面に沿って前記写真感光材料用錠剤形態処理剤が
ケミカルミキサーの溶解槽に落下投入されるようにした
ことを特徴とする写真感光材料用錠剤形態処理剤の投入
装置及びそれを装着したケミカルミキサーを提供する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は固形の錠剤形態処理
剤の包装体と該包装体から該処理剤を取り出してケミカ
ルミキサーに投入する投入装置とそのケミカルミキサー
に関する。
剤の包装体と該包装体から該処理剤を取り出してケミカ
ルミキサーに投入する投入装置とそのケミカルミキサー
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のケミカルミキサーは図17の斜視
図に示すように現像液の原液タンク7と定着液の原液タ
ンク8とそれらを使用状態に希釈して自動現像機に送り
込むための希釈水を溜める希釈水タンク6とその希釈と
自動現像機への送液のためのポンプ5が設けられてい
る。そして各原液タンク内の原液が無くならないうちに
新しい原液が供給されるようにしてある。その新しい原
液は、図18の断面図に示すような比較的ハードな注入
口であるプラスチックの口部21の部分とそれにつなが
る容器本体24にあたるソフトなプラスチック部分とか
らなる容器20に入れられ、更にその外側を図17の斜
視図に示すような段ボール製の直方体容器13に収納さ
れていて言わば二重包装されて処理剤パックを構成して
いる。使用するにあたっては前記段ボールの指定箇所に
あるミシン目を破いて中から前記注入口である口部21
の部分を図19(a)に示すように上方に引っ張り出し
て、更に、図19(b)に示すように容器20の首の縊
れ部23に補強板14が差し込まれ、段ボール製の直方
体容器13と中の容器20の口部21の部分との位置関
係が確立される。それを図19(c)に示すように倒立
させてケミカルミキサーのカバー15を外してできた所
定の装着位置に載せる。そして図19(d)の斜視図に
示すようにカッティング手段のハンドル10を上方に回
すことにより、図18の断面図に示すようにカッティン
グ手段の筒状の開口刃30が、口部21の膜22の部分
を突き破り容器内の原液が開口刃30の先端部からその
筒の内部に流入して、所定のタンクに注入されるように
してある。
図に示すように現像液の原液タンク7と定着液の原液タ
ンク8とそれらを使用状態に希釈して自動現像機に送り
込むための希釈水を溜める希釈水タンク6とその希釈と
自動現像機への送液のためのポンプ5が設けられてい
る。そして各原液タンク内の原液が無くならないうちに
新しい原液が供給されるようにしてある。その新しい原
液は、図18の断面図に示すような比較的ハードな注入
口であるプラスチックの口部21の部分とそれにつなが
る容器本体24にあたるソフトなプラスチック部分とか
らなる容器20に入れられ、更にその外側を図17の斜
視図に示すような段ボール製の直方体容器13に収納さ
れていて言わば二重包装されて処理剤パックを構成して
いる。使用するにあたっては前記段ボールの指定箇所に
あるミシン目を破いて中から前記注入口である口部21
の部分を図19(a)に示すように上方に引っ張り出し
て、更に、図19(b)に示すように容器20の首の縊
れ部23に補強板14が差し込まれ、段ボール製の直方
体容器13と中の容器20の口部21の部分との位置関
係が確立される。それを図19(c)に示すように倒立
させてケミカルミキサーのカバー15を外してできた所
定の装着位置に載せる。そして図19(d)の斜視図に
示すようにカッティング手段のハンドル10を上方に回
すことにより、図18の断面図に示すようにカッティン
グ手段の筒状の開口刃30が、口部21の膜22の部分
を突き破り容器内の原液が開口刃30の先端部からその
筒の内部に流入して、所定のタンクに注入されるように
してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記筒状の開
口刃30によって一旦図18に示すような密封状態の口
部21の膜22が切片がつながった状態で切られ、容器
20の開口がなされても、切られた膜22の部分が落下
する原液によって筒状の刃の内側面に弁のように垂れ下
がり折角開けられた開口部が再び塞がれて原液の投入が
止まったりする。
口刃30によって一旦図18に示すような密封状態の口
部21の膜22が切片がつながった状態で切られ、容器
20の開口がなされても、切られた膜22の部分が落下
する原液によって筒状の刃の内側面に弁のように垂れ下
がり折角開けられた開口部が再び塞がれて原液の投入が
止まったりする。
【0004】また、一度開口した開口刃30がその駆動
ハンドル10や駆動リンクと共に自重によって下がりそ
れによって切られた膜の部分も塞がってしまうことがあ
る。
ハンドル10や駆動リンクと共に自重によって下がりそ
れによって切られた膜の部分も塞がってしまうことがあ
る。
【0005】これによって原液の原液タンク7又は8へ
の投入が止まったり、投入時間が長く掛かったりした。
また、原液のソフトな容器本体24内への液残りを発生
し、再度、人手によって投入する必要があり作業者の手
や衣服を液で汚すことが屡あった。
の投入が止まったり、投入時間が長く掛かったりした。
また、原液のソフトな容器本体24内への液残りを発生
し、再度、人手によって投入する必要があり作業者の手
や衣服を液で汚すことが屡あった。
【0006】本発明はこのようなケミカルミキサーへの
処理剤供給の問題点を根本的に除去するため、液体処理
剤でなく固形物にした錠剤形態処理剤を封入した包装体
を用い、処理剤が安全、確実、迅速にケミカルミキサー
へ投入可能にし取り扱いが容易で低廉な写真感光材料用
錠剤形態処理剤の包装体とその処理剤の投入装置とその
投入装置を有するケミカルミキサーを提供することを課
題目的にする。
処理剤供給の問題点を根本的に除去するため、液体処理
剤でなく固形物にした錠剤形態処理剤を封入した包装体
を用い、処理剤が安全、確実、迅速にケミカルミキサー
へ投入可能にし取り扱いが容易で低廉な写真感光材料用
錠剤形態処理剤の包装体とその処理剤の投入装置とその
投入装置を有するケミカルミキサーを提供することを課
題目的にする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的は次の技術手段
(1)〜(6)の何れか1項によって達成される。
(1)〜(6)の何れか1項によって達成される。
【0008】(1) 直方体の一面を開口した箱状容器
に写真感光材料用錠剤形態処理剤を充填後該容器の開口
部を含めた全外周面を防湿包装紙で包み、該防湿包装紙
の合わせ目を貼着して密封したことを特徴とする写真感
光材料用錠剤形態処理剤の包装体。
に写真感光材料用錠剤形態処理剤を充填後該容器の開口
部を含めた全外周面を防湿包装紙で包み、該防湿包装紙
の合わせ目を貼着して密封したことを特徴とする写真感
光材料用錠剤形態処理剤の包装体。
【0009】(2) 直方体の一面を開口した箱状容器
の内側に該箱状容器と同じ開口部を有する可撓性の内袋
を開口部縁辺同士を固着して設け、該内袋に写真感光材
料用錠剤形態処理剤を充填後該容器の開口部を含めた全
外周面を防湿包装紙で包み、該防湿包装紙の合わせ目を
貼着して密封したことを特徴とする写真感光材料用錠剤
形態処理剤の包装体。
の内側に該箱状容器と同じ開口部を有する可撓性の内袋
を開口部縁辺同士を固着して設け、該内袋に写真感光材
料用錠剤形態処理剤を充填後該容器の開口部を含めた全
外周面を防湿包装紙で包み、該防湿包装紙の合わせ目を
貼着して密封したことを特徴とする写真感光材料用錠剤
形態処理剤の包装体。
【0010】(3) 前記(1)又は(2)項に記載の
写真感光材料用錠剤形態処理剤の包装体の装着位置決め
手段と装着された前記包装体の開封可能な開口部の平面
である開口面を塞ぐ防湿包装紙の該開口面を切り込み前
記箱状容器内に嵌入する刃部を有するカッティング手段
とを有し、カッティング作動時に該カッティング手段の
刃部が構成する筒形の内面に沿って前記写真感光材料用
錠剤形態処理剤がケミカルミキサーの溶解槽に落下投入
されるようにしたことを特徴とする写真感光材料用錠剤
形態処理剤の投入装置。
写真感光材料用錠剤形態処理剤の包装体の装着位置決め
手段と装着された前記包装体の開封可能な開口部の平面
である開口面を塞ぐ防湿包装紙の該開口面を切り込み前
記箱状容器内に嵌入する刃部を有するカッティング手段
とを有し、カッティング作動時に該カッティング手段の
刃部が構成する筒形の内面に沿って前記写真感光材料用
錠剤形態処理剤がケミカルミキサーの溶解槽に落下投入
されるようにしたことを特徴とする写真感光材料用錠剤
形態処理剤の投入装置。
【0011】(4) 前記(1)又は(2)項に記載の
写真感光材料用錠剤形態処理剤の包装体の装着位置決め
手段と装着された前記包装体の開封可能な開口部の平面
である開口面を塞ぐ防湿包装紙の該開口面を切り込み前
記箱状容器内に嵌入する刃部を有するカッティング手段
と処理剤落下補助手段とを有し、該両手段が作動して該
カッティング手段の刃部が構成する筒形の内面に沿って
前記写真感光材料用錠剤形態処理剤がケミカルミキサー
の溶解槽に落下投入されるようにしたことを特徴とする
写真感光材料用錠剤形態処理剤の投入装置。
写真感光材料用錠剤形態処理剤の包装体の装着位置決め
手段と装着された前記包装体の開封可能な開口部の平面
である開口面を塞ぐ防湿包装紙の該開口面を切り込み前
記箱状容器内に嵌入する刃部を有するカッティング手段
と処理剤落下補助手段とを有し、該両手段が作動して該
カッティング手段の刃部が構成する筒形の内面に沿って
前記写真感光材料用錠剤形態処理剤がケミカルミキサー
の溶解槽に落下投入されるようにしたことを特徴とする
写真感光材料用錠剤形態処理剤の投入装置。
【0012】(5) 前記処理剤落下補助手段はバーを
前記箱状容器又はその内袋の開口部から該容器又はその
内袋の内外に往復動させるようにしたことを特徴とする
(3)又は(4)項に記載の写真感光材料用錠剤形態処
理剤の投入装置。
前記箱状容器又はその内袋の開口部から該容器又はその
内袋の内外に往復動させるようにしたことを特徴とする
(3)又は(4)項に記載の写真感光材料用錠剤形態処
理剤の投入装置。
【0013】(6) 前記処理剤落下補助手段は前記箱
状容器又はその内袋の開口部から該容器又はその内袋の
内部に向けて水又は圧縮空気を噴出させる噴出手段であ
ることを特徴とする(3)又は(4)項に記載の写真感
光材料用錠剤形態処理剤の投入装置。
状容器又はその内袋の開口部から該容器又はその内袋の
内部に向けて水又は圧縮空気を噴出させる噴出手段であ
ることを特徴とする(3)又は(4)項に記載の写真感
光材料用錠剤形態処理剤の投入装置。
【0014】(7) 前記処理剤落下補助手段は箱状容
器又はその内袋を振動させる振動手段であることを特徴
とする(3)又は(4)項に記載の写真感光材料用錠剤
形態処理剤の投入装置。
器又はその内袋を振動させる振動手段であることを特徴
とする(3)又は(4)項に記載の写真感光材料用錠剤
形態処理剤の投入装置。
【0015】(8) 前記処理剤落下補助手段は、箱状
容器又はその内袋を開口部から減圧させるようにしたこ
とを特徴とする(3)又は(4)項に記載の写真感光材
料用錠剤形態処理剤の投入装置。
容器又はその内袋を開口部から減圧させるようにしたこ
とを特徴とする(3)又は(4)項に記載の写真感光材
料用錠剤形態処理剤の投入装置。
【0016】(9) 前記刃部は、開口面を塞ぐ防湿包
装紙を該開口面の外郭線に沿ってコの字型の切り口を切
り込むようにし、且つ、前記包装体の開口面に直角な容
器又はその内袋の内面に沿って嵌合するようにしたこと
を特徴とする(3)〜(8)項の何れか1項に記載の写
真感光材料用錠剤形態処理剤の投入装置。
装紙を該開口面の外郭線に沿ってコの字型の切り口を切
り込むようにし、且つ、前記包装体の開口面に直角な容
器又はその内袋の内面に沿って嵌合するようにしたこと
を特徴とする(3)〜(8)項の何れか1項に記載の写
真感光材料用錠剤形態処理剤の投入装置。
【0017】(10) 前記処理剤投入装置と投入処理
剤の溶解槽と自動現像機の各処理槽への補充液の補充槽
と前記処理剤の投入された前記溶解槽への希釈水送液手
段と前記投入処理剤を溶解するための溶解槽の撹拌循環
手段と前記投入処理剤の溶解槽から前記補充槽への送液
手段とを設けたことを特徴とするケミカルミキサー。
剤の溶解槽と自動現像機の各処理槽への補充液の補充槽
と前記処理剤の投入された前記溶解槽への希釈水送液手
段と前記投入処理剤を溶解するための溶解槽の撹拌循環
手段と前記投入処理剤の溶解槽から前記補充槽への送液
手段とを設けたことを特徴とするケミカルミキサー。
【0018】(11) 前記撹拌循環手段は前記溶解槽
液中の投入処理剤へ向って噴出する溶解槽液を循環圧送
させることによって構成されることを特徴とする(1
0)項に記載のケミカルミキサー。
液中の投入処理剤へ向って噴出する溶解槽液を循環圧送
させることによって構成されることを特徴とする(1
0)項に記載のケミカルミキサー。
【0019】(12) 前記希釈水送液手段の送液パイ
プの先端部の注入ノズルは、前記(3)〜(9)項の何
れか1項に記載のカッティング手段の刃部の洗浄を行う
ノズルと前記希釈水送液と前記処理剤落下補助手段とし
ての水噴出用のノズルを切り替え可能に設けられている
ことを特徴とする(10)項又は(11)項に記載のケ
ミカルミキサー。
プの先端部の注入ノズルは、前記(3)〜(9)項の何
れか1項に記載のカッティング手段の刃部の洗浄を行う
ノズルと前記希釈水送液と前記処理剤落下補助手段とし
ての水噴出用のノズルを切り替え可能に設けられている
ことを特徴とする(10)項又は(11)項に記載のケ
ミカルミキサー。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の第1発明である写真感光
材料用錠剤形態処理剤の包装体の実施の形態の1例を図
1〜図5の斜視図を用いて説明する。
材料用錠剤形態処理剤の包装体の実施の形態の1例を図
1〜図5の斜視図を用いて説明する。
【0021】なお、本発明でいう錠剤形態処理剤とは粉
体、顆粒を含めた固形の処理剤を示すものとする。
体、顆粒を含めた固形の処理剤を示すものとする。
【0022】図1(a)に示す箱状容器111は底面1
13と4個の側面114A,114B,114C,11
4Dで形成され上面が開口された直方体の容器であり、
該箱状容器111には前記写真感光材料用錠剤形態処理
剤Tが図2(a)に示すように充填される。この箱状容
器の材質としては厚手の紙等が用いられる。
13と4個の側面114A,114B,114C,11
4Dで形成され上面が開口された直方体の容器であり、
該箱状容器111には前記写真感光材料用錠剤形態処理
剤Tが図2(a)に示すように充填される。この箱状容
器の材質としては厚手の紙等が用いられる。
【0023】また、図1(b)に示すものは、図1
(a)に示した箱状容器111の内側に該箱状容器11
1の開口部と同じ開口部を有する可撓性の内袋111A
を設け、該内袋111Aと前記箱状容器111の開口部
同士はお互いに接着剤等で固着されている。このような
箱状容器111には、前記写真感光材料用錠剤形態処理
剤Tが当然図2(b)に示すように内袋111Aを介し
て充填されている。
(a)に示した箱状容器111の内側に該箱状容器11
1の開口部と同じ開口部を有する可撓性の内袋111A
を設け、該内袋111Aと前記箱状容器111の開口部
同士はお互いに接着剤等で固着されている。このような
箱状容器111には、前記写真感光材料用錠剤形態処理
剤Tが当然図2(b)に示すように内袋111Aを介し
て充填されている。
【0024】このように写真感光材料用錠剤形態処理剤
Tが充填された図2(a),(b)に示したような箱状
容器111に図3に示すように長方形の防湿包装紙12
1を被せて、それを122A,122Bの折り線でコの
字型に折り曲げて、更に図4に示すように123A,1
23Bの折り線で箱状容器111を包み込むように折り
曲げたうえで124A,124Bの折り線で逆方向に直
角に折り曲げ、該折り線124A,124Bと防湿包装
紙121の両端部の線125A,125Bとの間の防湿
包装紙面が合掌状に重ねられて、合わせ面のポリエチレ
ンコート同士がヒートシールされる。そして、その合わ
せ面は図4のRで示すように倒されて、容器面に沿う状
態にされる。次に図4の状態の上面及び下面の前側及び
後側の4箇所に形成させる三角形状の折り線126A,
126B,126Cとその1つの頂点から外方に伸びる
折り線126Dで防湿包装紙が折り曲げられると共に、
箱状容器111の稜線に沿った折り線127A,127
Bで折り曲げられ、更に折り線128A,128Bで逆
方向に折り返され、防湿包装紙端部の重なり部分128
のポリエチレンコート部が合掌状に重ねられてヒートシ
ールがなされて密封し、図5に示す状態になって写真感
光材料用錠剤形態処理剤Tの包装体110が完成する。
Tが充填された図2(a),(b)に示したような箱状
容器111に図3に示すように長方形の防湿包装紙12
1を被せて、それを122A,122Bの折り線でコの
字型に折り曲げて、更に図4に示すように123A,1
23Bの折り線で箱状容器111を包み込むように折り
曲げたうえで124A,124Bの折り線で逆方向に直
角に折り曲げ、該折り線124A,124Bと防湿包装
紙121の両端部の線125A,125Bとの間の防湿
包装紙面が合掌状に重ねられて、合わせ面のポリエチレ
ンコート同士がヒートシールされる。そして、その合わ
せ面は図4のRで示すように倒されて、容器面に沿う状
態にされる。次に図4の状態の上面及び下面の前側及び
後側の4箇所に形成させる三角形状の折り線126A,
126B,126Cとその1つの頂点から外方に伸びる
折り線126Dで防湿包装紙が折り曲げられると共に、
箱状容器111の稜線に沿った折り線127A,127
Bで折り曲げられ、更に折り線128A,128Bで逆
方向に折り返され、防湿包装紙端部の重なり部分128
のポリエチレンコート部が合掌状に重ねられてヒートシ
ールがなされて密封し、図5に示す状態になって写真感
光材料用錠剤形態処理剤Tの包装体110が完成する。
【0025】そして此のような形態を採ることにより、
箱状容器111に防湿性が無くても防湿包装紙で全体が
密封された状態にしてあるので中身の写真感光材料用錠
剤形態処理剤Tは湿気から保護され変質することなく、
その品質が長期間安定して保たれる。
箱状容器111に防湿性が無くても防湿包装紙で全体が
密封された状態にしてあるので中身の写真感光材料用錠
剤形態処理剤Tは湿気から保護され変質することなく、
その品質が長期間安定して保たれる。
【0026】次に、ケミカルミキサー100への処理剤
投入装置140について説明するが、先ず、前記包装体
110の開口を行うカッティング手段141について述
べる。
投入装置140について説明するが、先ず、前記包装体
110の開口を行うカッティング手段141について述
べる。
【0027】カッティング手段141の刃部142は図
6(a),(b)の斜視図、図7の上面図及び図8の正
面図に示すように上面から見てコの字型になっており、
側面から見ると斜め上方に伸び正面から見るとその下端
143B,144Bからそれぞれ斜めに伸びた刃14
3,144が両側に略対称に配置され、その両側の斜め
の刃143,144の頂部143A,144Aから刃1
43,144に直角方向に中央部に向かって略斜めに下
がって中央部147で連結される刃145,146で構
成された上面から見てコの字型の刃が連結した状態で形
成される。
6(a),(b)の斜視図、図7の上面図及び図8の正
面図に示すように上面から見てコの字型になっており、
側面から見ると斜め上方に伸び正面から見るとその下端
143B,144Bからそれぞれ斜めに伸びた刃14
3,144が両側に略対称に配置され、その両側の斜め
の刃143,144の頂部143A,144Aから刃1
43,144に直角方向に中央部に向かって略斜めに下
がって中央部147で連結される刃145,146で構
成された上面から見てコの字型の刃が連結した状態で形
成される。
【0028】このような刃部142が図9の側断面図に
示すケミカルミキサー100の上部にカッティング手段
141として固定して設けられている。
示すケミカルミキサー100の上部にカッティング手段
141として固定して設けられている。
【0029】そしてこの三方が刃に囲まれた刃部142
に対して他の一方はコの字型に切り込まれた防湿包装紙
121の舌片121Kが落下する錠剤に押されて垂れ下
がることにより、壁が形成され、そのコの字型舌片12
1Kと刃部142の内面とが筒状体を形成する。
に対して他の一方はコの字型に切り込まれた防湿包装紙
121の舌片121Kが落下する錠剤に押されて垂れ下
がることにより、壁が形成され、そのコの字型舌片12
1Kと刃部142の内面とが筒状体を形成する。
【0030】そしてケミカルミキサー100の上部を構
成する前記処理剤投入装置140には前記包装体110
がその投入口を下にして装着位置決め手段としての載置
台151に載せられ僅かな力を下方に加えられると、そ
のトルクばねに抗して遮蔽板152が支軸153の周り
に回動して前記包装体110は刃部142に向かって押
し下げられ、刃部142で前記包装体140の開口面の
防湿包装紙121はコの字型に切り込まれ刃部のフラン
ジ148の位置で前記包装体110の端部が当たり停止
する。それと共に前記防湿包装紙のコの字型の舌片12
1Aが前述のように垂れ下がり、中身の写真感光材料用
錠剤形態処理剤Tは殆ど瞬時に全量溶解槽161A,1
61Bに投入し終わっている。
成する前記処理剤投入装置140には前記包装体110
がその投入口を下にして装着位置決め手段としての載置
台151に載せられ僅かな力を下方に加えられると、そ
のトルクばねに抗して遮蔽板152が支軸153の周り
に回動して前記包装体110は刃部142に向かって押
し下げられ、刃部142で前記包装体140の開口面の
防湿包装紙121はコの字型に切り込まれ刃部のフラン
ジ148の位置で前記包装体110の端部が当たり停止
する。それと共に前記防湿包装紙のコの字型の舌片12
1Aが前述のように垂れ下がり、中身の写真感光材料用
錠剤形態処理剤Tは殆ど瞬時に全量溶解槽161A,1
61Bに投入し終わっている。
【0031】図6(a),(b)に示すカッティング手
段のコの字型の刃の斜視図において、フランジ面143
より、前記端部143B,144Bまでの高さをa、頂
部143A,144Aまでの高さをc、中央部147の
連結点までの高さをbとしたとき、図6(a)において
は、c>b>aであり、刃の端部143B,144Bが
防湿包装紙の開口面を切り終わるまでに中央部連結点の
刃147の部分はかなり以前に切り終わっている。従っ
て、コの字型の舌状片は途中から徐々に形成し始めら
れ、中身の錠剤も徐々に落下し始める状況になる。
段のコの字型の刃の斜視図において、フランジ面143
より、前記端部143B,144Bまでの高さをa、頂
部143A,144Aまでの高さをc、中央部147の
連結点までの高さをbとしたとき、図6(a)において
は、c>b>aであり、刃の端部143B,144Bが
防湿包装紙の開口面を切り終わるまでに中央部連結点の
刃147の部分はかなり以前に切り終わっている。従っ
て、コの字型の舌状片は途中から徐々に形成し始めら
れ、中身の錠剤も徐々に落下し始める状況になる。
【0032】図6(b)においては、c>a>bであ
り、刃の端部143B,144Bが防湿包装紙の開口面
をさきに切り終わり、中央部連結点の刃147の部分は
その時点でまだ防湿包装紙の開口面を切り終えていな
い。従って、コの字型の包装紙の舌片はまだつながった
ままであり、最後に連結点の刃147が切り終わったと
き、コの字型の舌片が垂れ下がり、中身の錠剤は一時に
總て一丸となって落下する仕組みになる。
り、刃の端部143B,144Bが防湿包装紙の開口面
をさきに切り終わり、中央部連結点の刃147の部分は
その時点でまだ防湿包装紙の開口面を切り終えていな
い。従って、コの字型の包装紙の舌片はまだつながった
ままであり、最後に連結点の刃147が切り終わったと
き、コの字型の舌片が垂れ下がり、中身の錠剤は一時に
總て一丸となって落下する仕組みになる。
【0033】図6(b)のような状態で切る方式の方
が、錠剤の落下し損ないがなく、より確実に供給できる
方式と言える。しかし、図6(a)の示す方式でも勿論
差し支えなく、希釈水の溶解がやや円滑に行なわれると
いう利点もある。
が、錠剤の落下し損ないがなく、より確実に供給できる
方式と言える。しかし、図6(a)の示す方式でも勿論
差し支えなく、希釈水の溶解がやや円滑に行なわれると
いう利点もある。
【0034】ここに161Aは現像用の写真感光材料用
錠剤形態処理剤の溶解槽であり、161Bは定着液用の
写真感光材料用錠剤形態処理剤の溶解槽である。
錠剤形態処理剤の溶解槽であり、161Bは定着液用の
写真感光材料用錠剤形態処理剤の溶解槽である。
【0035】本実施の形態では刃部142が固定し包装
体110を移動する方式を採ったが本発明はこれにこだ
わるものではなく包装体110を固定して刃部142を
移動させる方式にしても良い。なお切り口は必ずしもコ
の字型に限定されるものではない。
体110を移動する方式を採ったが本発明はこれにこだ
わるものではなく包装体110を固定して刃部142を
移動させる方式にしても良い。なお切り口は必ずしもコ
の字型に限定されるものではない。
【0036】次にケミカルミキサー100の実施の形態
を図9の側断面図、図15の正面図及び図16の現像装
置200を含めた側面図を用いて説明する。
を図9の側断面図、図15の正面図及び図16の現像装
置200を含めた側面図を用いて説明する。
【0037】ケミカルミキサー100は現像液用の溶解
槽161A、定着液用の溶解槽161Bと該溶解槽16
1A,161Bに希釈水を送るための希釈水タンク17
1と溶解した補充液を貯溜する現像液用の補充槽181
A、定着液用の補充槽181Bとが設けられ、更に希釈
水の溶解槽への送水手段としてのポンプ172、ホース
173、ノズル174M,174W等や溶解槽161
A,161Bの撹拌循環手段162としての圧送ポンプ
163、ノズル164等が設けられ、ノズル164から
は循環溶解槽液が噴出し、処理剤Tの溶解効率が上げら
れている。
槽161A、定着液用の溶解槽161Bと該溶解槽16
1A,161Bに希釈水を送るための希釈水タンク17
1と溶解した補充液を貯溜する現像液用の補充槽181
A、定着液用の補充槽181Bとが設けられ、更に希釈
水の溶解槽への送水手段としてのポンプ172、ホース
173、ノズル174M,174W等や溶解槽161
A,161Bの撹拌循環手段162としての圧送ポンプ
163、ノズル164等が設けられ、ノズル164から
は循環溶解槽液が噴出し、処理剤Tの溶解効率が上げら
れている。
【0038】なお希釈水タンク171を特に設けず、外
部の給水機から所定量の水を供給するようにしてもよ
い。
部の給水機から所定量の水を供給するようにしてもよ
い。
【0039】希釈水送水用のホース173は切り替え可
能にしたバルブ175で分岐してあり、希釈水の送水に
使うときノズル174Mに送水され、前記投入部の刃部
142の洗浄に使うときにはバルブ175が切り替わり
ノズル174Wに給水されるようにしてある。このよう
にして万一、写真感光材料用錠剤形態処理剤Tの砕けた
ものが刃部に付着して汚くなるのを防止できるようにし
てある。これにより古く蓄積して変質した付着物が溶解
槽に交ざり混み溶解液即ち補充液の性能を低下させる現
象も回避できるようになった。
能にしたバルブ175で分岐してあり、希釈水の送水に
使うときノズル174Mに送水され、前記投入部の刃部
142の洗浄に使うときにはバルブ175が切り替わり
ノズル174Wに給水されるようにしてある。このよう
にして万一、写真感光材料用錠剤形態処理剤Tの砕けた
ものが刃部に付着して汚くなるのを防止できるようにし
てある。これにより古く蓄積して変質した付着物が溶解
槽に交ざり混み溶解液即ち補充液の性能を低下させる現
象も回避できるようになった。
【0040】なお、空になった包装体110が抜き去ら
れて、遮蔽板152が自動的に閉められ外部に対して遮
蔽状態にして希釈水の注入をすることが望ましく、この
場合、刃部141を洗浄しながら注入することが可能に
なり、ノズルは150Wだけで、洗浄と希釈を行うこと
ができる。
れて、遮蔽板152が自動的に閉められ外部に対して遮
蔽状態にして希釈水の注入をすることが望ましく、この
場合、刃部141を洗浄しながら注入することが可能に
なり、ノズルは150Wだけで、洗浄と希釈を行うこと
ができる。
【0041】さて、包装体110の中味である写真感光
材料用錠剤形態処理剤Tは、全量溶解槽161A,16
1Bに投入が行われないと各溶解槽161A,161B
で作られる補充液が一定の所用濃度にならず処理の仕上
がり状態にばらつきが生じてしまう。
材料用錠剤形態処理剤Tは、全量溶解槽161A,16
1Bに投入が行われないと各溶解槽161A,161B
で作られる補充液が一定の所用濃度にならず処理の仕上
がり状態にばらつきが生じてしまう。
【0042】上述の本発明の実施の形態における箱状容
器と落下投入手段をもってすれば、確実な投入が得られ
る筈であるが、錠剤形態処理剤Tはきちんと箱状容器に
きつく詰められた状態となったり、また、湿気等の影響
があったりして落下し残りが起こる心配がでて来る。
器と落下投入手段をもってすれば、確実な投入が得られ
る筈であるが、錠剤形態処理剤Tはきちんと箱状容器に
きつく詰められた状態となったり、また、湿気等の影響
があったりして落下し残りが起こる心配がでて来る。
【0043】このようなことがあると上述のような処理
性能のばらつきが出てしまうので絶対的にこれを避ける
必要がある。
性能のばらつきが出てしまうので絶対的にこれを避ける
必要がある。
【0044】そのために自由落下だけでなく強制落下の
手段を加えた実施の形態が図10,11,12,13,
14の側断面図に示すような機能である。
手段を加えた実施の形態が図10,11,12,13,
14の側断面図に示すような機能である。
【0045】図10に示す実施の形態では、溶解槽中
に、ガイド部材193,194にガイドされ、ピニオン
192で駆動されて上下動するラックギアを有するバー
191が設けられている。バー191が上下動されるこ
とにより、錠剤が強制的にゆり動かされて、確実に落下
されるようにしたものである。
に、ガイド部材193,194にガイドされ、ピニオン
192で駆動されて上下動するラックギアを有するバー
191が設けられている。バー191が上下動されるこ
とにより、錠剤が強制的にゆり動かされて、確実に落下
されるようにしたものである。
【0046】図11に示すものは水を箱状容器内に噴出
させて、強制的に錠剤形態の処理剤Tの落下残りがない
ようにしたものである。供給される噴出水は前記希釈水
タンク171からバルブ175でパイプ177を分岐さ
せて箱状容器111の下部から該パイプ177の先端に
設けたノズル176で噴出させるようにしたもので箱状
容器111内の残留錠剤が全く無くなるように強制落下
させるようにしたものである。図12に示すものは圧縮
空気をコンプレッサー211、フィルタ212、パイプ
213よりなる空気回路の噴射ノズル215から噴射さ
せて、箱状容器111又はその内袋111A内の残留錠
剤が全く無くなるように強制的に払い落とすようにした
ものである。
させて、強制的に錠剤形態の処理剤Tの落下残りがない
ようにしたものである。供給される噴出水は前記希釈水
タンク171からバルブ175でパイプ177を分岐さ
せて箱状容器111の下部から該パイプ177の先端に
設けたノズル176で噴出させるようにしたもので箱状
容器111内の残留錠剤が全く無くなるように強制落下
させるようにしたものである。図12に示すものは圧縮
空気をコンプレッサー211、フィルタ212、パイプ
213よりなる空気回路の噴射ノズル215から噴射さ
せて、箱状容器111又はその内袋111A内の残留錠
剤が全く無くなるように強制的に払い落とすようにした
ものである。
【0047】図13に示すものは、箱状容器111に遮
蔽板152を介して、外部より電磁石196の振動子1
97を当てて錠剤処理剤Tが箱状容器111又はその内
袋111A内に残留しないようにしたものである。電磁
石196と振動子197の代わりにカムによってばね板
を往復動させる機構にしても良い。
蔽板152を介して、外部より電磁石196の振動子1
97を当てて錠剤処理剤Tが箱状容器111又はその内
袋111A内に残留しないようにしたものである。電磁
石196と振動子197の代わりにカムによってばね板
を往復動させる機構にしても良い。
【0048】図14に示すものは、箱状容器111内に
可撓性の内袋111Aを開口部を接着して設けたもので
あり、内袋111A内に詰められた錠剤形態処理剤Tが
ブロワー218のサクション圧によって内袋111Aが
強制変形して強制落下してしまうようにしたものであ
る。
可撓性の内袋111Aを開口部を接着して設けたもので
あり、内袋111A内に詰められた錠剤形態処理剤Tが
ブロワー218のサクション圧によって内袋111Aが
強制変形して強制落下してしまうようにしたものであ
る。
【0049】勿論内袋111Aが存在しないときでもサ
クション圧によって強制落下させる効果は大きい。
クション圧によって強制落下させる効果は大きい。
【0050】また、図10,11,12,13に示すも
のは内袋111Aを用いず、箱状容器111のみを使用
したものを示しているが、内袋111Aを使用すること
も勿論可能である。
のは内袋111Aを用いず、箱状容器111のみを使用
したものを示しているが、内袋111Aを使用すること
も勿論可能である。
【0051】そして、溶解槽161A,161Bから溶
解液を補充液として補充槽181A,181Bへの送液
は、ポンプや送液パイプやバルブで構成される図示しな
い送液手段によって行われる。
解液を補充液として補充槽181A,181Bへの送液
は、ポンプや送液パイプやバルブで構成される図示しな
い送液手段によって行われる。
【0052】このように写真感光材料用錠剤形態処理剤
Tの投入装置を搭載したケミカルミキサー100は図1
6の側面図に示すように投入部分だけ外側に残し現像装
置200の中に潜り込んでセットできるようにしてあ
る。あたかも机に対する椅子の如く収納可能にしてある
のでスペースの使用の効率や作業性の向上にも大きく貢
献可能である。
Tの投入装置を搭載したケミカルミキサー100は図1
6の側面図に示すように投入部分だけ外側に残し現像装
置200の中に潜り込んでセットできるようにしてあ
る。あたかも机に対する椅子の如く収納可能にしてある
のでスペースの使用の効率や作業性の向上にも大きく貢
献可能である。
【0053】なお、本発明の実施の形態では現像液用と
定着液用の部材が略同形状で並列で用いられているので
必要以外は同じ符号を付して両者を区別しないで記述し
た。
定着液用の部材が略同形状で並列で用いられているので
必要以外は同じ符号を付して両者を区別しないで記述し
た。
【0054】なお、形状は同じでも寸法を変えて両者が
入れ替わって装着されたり装填されたりすることが避け
られるようにフールプルーフ構造にしてある。
入れ替わって装着されたり装填されたりすることが避け
られるようにフールプルーフ構造にしてある。
【0055】
【発明の効果】本発明の第1発明により、写真感光材料
用錠剤形態処理剤を、低コストで扱い易く、高度の防湿
機能を有する包装体に作成することが可能になった。
用錠剤形態処理剤を、低コストで扱い易く、高度の防湿
機能を有する包装体に作成することが可能になった。
【0056】本発明の第2発明の処理剤投入装置に前記
包装体を用いることにより、処理剤のケミカルミキサー
への投入が瞬時に迅速に正確に行われ希釈溶解も短時間
で確実にできるようになった。そして作業者の手や衣服
や機械周りや床を液で汚したりそのために人が滑ったり
する危険性も解消された。
包装体を用いることにより、処理剤のケミカルミキサー
への投入が瞬時に迅速に正確に行われ希釈溶解も短時間
で確実にできるようになった。そして作業者の手や衣服
や機械周りや床を液で汚したりそのために人が滑ったり
する危険性も解消された。
【0057】本発明の第3の発明のケミカルミキサーに
より刃部が常に清浄に保たれ、古い変質処理剤が溶かさ
れてしまうことがなくなり溶解も確実迅速になり、高品
質の補充液が常に保持できるようになった。
より刃部が常に清浄に保たれ、古い変質処理剤が溶かさ
れてしまうことがなくなり溶解も確実迅速になり、高品
質の補充液が常に保持できるようになった。
【図1】(a)は、本発明の包装体に用いる箱状容器の
斜視図。(b)は、(a)の箱状容器に可撓性内袋を固
着したものの斜視図。
斜視図。(b)は、(a)の箱状容器に可撓性内袋を固
着したものの斜視図。
【図2】(a)は、箱状容器に写真感光材料用錠剤形態
処理剤を充填した状態を示す斜視図。(b)は、箱状容
器に写真感光材料用錠剤形態処理剤を内袋を介して充填
した状態を示す斜視図。
処理剤を充填した状態を示す斜視図。(b)は、箱状容
器に写真感光材料用錠剤形態処理剤を内袋を介して充填
した状態を示す斜視図。
【図3】箱状容器に写真感光材料用錠剤形態処理剤を充
填し防湿包装紙を被せた状態を示す斜視図。
填し防湿包装紙を被せた状態を示す斜視図。
【図4】箱状容器に写真感光材料用錠剤形態処理剤を充
填し防湿包装紙を被せて折り込む包装体の途中の状態を
示す斜視図。
填し防湿包装紙を被せて折り込む包装体の途中の状態を
示す斜視図。
【図5】箱状容器に写真感光材料用錠剤形態処理剤を充
填し防湿包装紙を被せて折り込んで密封シールした本発
明の包装体の斜視図。
填し防湿包装紙を被せて折り込んで密封シールした本発
明の包装体の斜視図。
【図6】本発明に用いるカッティング手段の刃部の斜視
図。
図。
【図7】本発明に用いるカッティング手段の刃部の上面
図。
図。
【図8】本発明に用いるカッティング手段の刃部の正面
図。
図。
【図9】本発明の写真感光材料用錠剤形態処理剤投入装
置を装着したケミカルミキサーの実施の形態の一例の側
断面図。
置を装着したケミカルミキサーの実施の形態の一例の側
断面図。
【図10】本発明の写真感光材料用錠剤形態処理剤投入
装置に強制落下補助手段を装着したケミカルミキサーの
実施の形態の一例を示す側断面図。
装置に強制落下補助手段を装着したケミカルミキサーの
実施の形態の一例を示す側断面図。
【図11】本発明の写真感光材料用錠剤形態処理剤投入
装置に強制落下補助手段を装着したケミカルミキサーの
実施の形態の一例を示す側断面図。
装置に強制落下補助手段を装着したケミカルミキサーの
実施の形態の一例を示す側断面図。
【図12】本発明の写真感光材料用錠剤形態処理剤投入
装置に強制落下補助手段を装着したケミカルミキサーの
実施の形態の一例を示す側断面図。
装置に強制落下補助手段を装着したケミカルミキサーの
実施の形態の一例を示す側断面図。
【図13】本発明の写真感光材料用錠剤形態処理剤投入
装置に強制落下補助手段を装着したケミカルミキサーの
実施の形態の一例を示す側断面図。
装置に強制落下補助手段を装着したケミカルミキサーの
実施の形態の一例を示す側断面図。
【図14】本発明の写真感光材料用錠剤形態処理剤投入
装置に強制落下補助手段を装着したケミカルミキサーの
実施の形態の一例を示す側断面図。
装置に強制落下補助手段を装着したケミカルミキサーの
実施の形態の一例を示す側断面図。
【図15】本発明の写真感光材料用錠剤形態処理剤投入
装置を装着したケミカルミキサーの正面図。
装置を装着したケミカルミキサーの正面図。
【図16】本発明の写真感光材料用錠剤形態処理剤投入
装置を装着したケミカルミキサーを組み込んだ現像装置
の側面図。
装置を装着したケミカルミキサーを組み込んだ現像装置
の側面図。
【図17】従来のケミカルミキサーの斜視図。
【図18】従来の処理剤の原液ボトルの口部の断面図。
【図19】従来の処理剤パックをケミカルミキサーに装
着する過程を示す図。
着する過程を示す図。
100 ケミカルミキサー 110 包装体 111 箱状容器 111A 内袋 121 防湿包装紙 140 処理剤投入装置 141 カッティング手段 142 刃部 151 載置台 152 遮蔽板 153 支軸 161A,161B 溶解槽 162 撹拌循環手段 163 圧送ポンプ 164,176 ノズル 171 希釈水タンク 172 ポンプ 173 ホース 174M,174W ノズル 175 バルブ 181A,181B 補充槽 191 バー 196 電磁石 197 振動子 200 現像装置 211 コンプレッサー 212 フィルタ 215 噴射ノズル 218 ブロワー
フロントページの続き (72)発明者 検見崎 浩児 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内
Claims (12)
- 【請求項1】 直方体の一面を開口した箱状容器に写真
感光材料用錠剤形態処理剤を充填後該容器の開口部を含
めた全外周面を防湿包装紙で包み、該防湿包装紙の合わ
せ目を貼着して密封したことを特徴とする写真感光材料
用錠剤形態処理剤の包装体。 - 【請求項2】 直方体の一面を開口した箱状容器の内側
に該箱状容器と同じ開口部を有する可撓性の内袋を開口
部縁辺同士を固着して設け、該内袋に写真感光材料用錠
剤形態処理剤を充填後該容器の開口部を含めた全外周面
を防湿包装紙で包み、該防湿包装紙の合わせ目を貼着し
て密封したことを特徴とする写真感光材料用錠剤形態処
理剤の包装体。 - 【請求項3】 前記請求項1又は2に記載の写真感光材
料用錠剤形態処理剤の包装体の装着位置決め手段と装着
された前記包装体の開封可能な開口部の平面である開口
面を塞ぐ防湿包装紙の該開口面を切り込み前記箱状容器
内に嵌入する刃部を有するカッティング手段とを有し、
カッティング作動時に該カッティング手段の刃部が構成
する筒形の内面に沿って前記写真感光材料用錠剤形態処
理剤がケミカルミキサーの溶解槽に落下投入されるよう
にしたことを特徴とする写真感光材料用錠剤形態処理剤
の投入装置。 - 【請求項4】 前記請求項1又は2に記載の写真感光材
料用錠剤形態処理剤の包装体の装着位置決め手段と装着
された前記包装体の開封可能な開口部の平面である開口
面を塞ぐ防湿包装紙の該開口面を切り込み前記箱状容器
内に嵌入する刃部を有するカッティング手段と処理剤落
下補助手段とを有し、該両手段が作動して該カッティン
グ手段の刃部が構成する筒形の内面に沿って前記写真感
光材料用錠剤形態処理剤がケミカルミキサーの溶解槽に
落下投入されるようにしたことを特徴とする写真感光材
料用錠剤形態処理剤の投入装置。 - 【請求項5】 前記処理剤落下補助手段はバーを前記箱
状容器又はその内袋の開口部から該容器又はその内袋の
内外に往復動させるようにしたことを特徴とする請求項
3又は4に記載の写真感光材料用錠剤形態処理剤の投入
装置。 - 【請求項6】 前記処理剤落下補助手段は前記箱状容器
又はその内袋の開口部から該容器又はその内袋の内部に
向けて水又は圧縮空気を噴出させる噴出手段であること
を特徴とする請求項3又は4に記載の写真感光材料用錠
剤形態処理剤の投入装置。 - 【請求項7】 前記処理剤落下補助手段は箱状容器又は
その内袋を振動させる振動手段であることを特徴とする
請求項3又は4に記載の写真感光材料用錠剤形態処理剤
の投入装置。 - 【請求項8】 前記処理剤落下補助手段は、箱状容器又
はその内袋を開口部から減圧させるようにしたことを特
徴とする請求項3又は4に記載の写真感光材料用錠剤形
態処理剤の投入装置。 - 【請求項9】 前記刃部は、開口面を塞ぐ防湿包装紙を
該開口面の外郭線に沿ってコの字型の切り口を切り込む
ようにし、且つ、前記包装体の開口面に直角な容器又は
その内袋内面に沿って嵌合するようにしたことを特徴と
する請求項3〜8の何れか1項に記載の写真感光材料用
錠剤形態処理剤の投入装置。 - 【請求項10】 前記処理剤投入装置と投入処理剤の溶
解槽と自動現像機の各処理槽への補充液の補充槽と前記
処理剤の投入された前記溶解槽への希釈水送液手段と前
記投入処理剤を溶解するための溶解槽の撹拌循環手段と
前記投入処理剤の溶解槽から前記補充槽への送液手段と
を設けたことを特徴とするケミカルミキサー。 - 【請求項11】 前記撹拌循環手段は前記溶解槽液中の
投入処理剤へ向って噴出する溶解槽液を循環圧送させる
ことによって構成されることを特徴とする請求項10に
記載のケミカルミキサー。 - 【請求項12】 前記希釈水送液手段の送液パイプの先
端部の注入ノズルは、前記請求項3〜9の何れか1項に
記載のカッティング手段の刃部の洗浄を行うノズルと前
記希釈水送液と前記処理剤落下補助手段としての水噴出
用のノズルを切り替え可能に設けられていることを特徴
とする請求項10又は11に記載のケミカルミキサー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23397896A JPH1010696A (ja) | 1996-04-25 | 1996-09-04 | 写真感光材料用錠剤形態処理剤の包装体と該処理剤の投入装置と該投入装置を有するケミカルミキサー |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10496896 | 1996-04-25 | ||
JP8-104968 | 1996-04-25 | ||
JP23397896A JPH1010696A (ja) | 1996-04-25 | 1996-09-04 | 写真感光材料用錠剤形態処理剤の包装体と該処理剤の投入装置と該投入装置を有するケミカルミキサー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1010696A true JPH1010696A (ja) | 1998-01-16 |
Family
ID=26445322
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23397896A Pending JPH1010696A (ja) | 1996-04-25 | 1996-09-04 | 写真感光材料用錠剤形態処理剤の包装体と該処理剤の投入装置と該投入装置を有するケミカルミキサー |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH1010696A (ja) |
-
1996
- 1996-09-04 JP JP23397896A patent/JPH1010696A/ja active Pending
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