JPH10106677A - 同軸コネクタフローティングマウント装置 - Google Patents
同軸コネクタフローティングマウント装置Info
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- JPH10106677A JPH10106677A JP8257227A JP25722796A JPH10106677A JP H10106677 A JPH10106677 A JP H10106677A JP 8257227 A JP8257227 A JP 8257227A JP 25722796 A JP25722796 A JP 25722796A JP H10106677 A JPH10106677 A JP H10106677A
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- H01R24/38—Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure having concentrically or coaxially arranged contacts
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- H01R24/52—Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure having concentrically or coaxially arranged contacts specially adapted for high frequency mounted in or to a panel or structure
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/62—Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
- H01R13/629—Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
- H01R13/631—Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances for engagement only
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- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
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- G01R1/02—General constructional details
- G01R1/04—Housings; Supporting members; Arrangements of terminals
- G01R1/0408—Test fixtures or contact fields; Connectors or connecting adaptors; Test clips; Test sockets
- G01R1/0416—Connectors, terminals
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R2103/00—Two poles
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Measuring Leads Or Probes (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ヒンジ結合に適した同軸コネクタのフローティ
ングマウンタを提供する。 【解決手段】フローティングマウンタ２００は上下にフ
ランジ部設けたコネクタ部２５０とその両フランジ間に
挟まれる略円筒弾性体２６０をマウント部材２３０の穴
２３８に両フランジによって抜けないようにマウントす
る。好適には、コネクタ部２５０はブラインドメイト・
コネクタ２１０とコネクタナット２４０を備え、略円筒
弾性体２６０はコイルばね２２０である。
ングマウンタを提供する。 【解決手段】フローティングマウンタ２００は上下にフ
ランジ部設けたコネクタ部２５０とその両フランジ間に
挟まれる略円筒弾性体２６０をマウント部材２３０の穴
２３８に両フランジによって抜けないようにマウントす
る。好適には、コネクタ部２５０はブラインドメイト・
コネクタ２１０とコネクタナット２４０を備え、略円筒
弾性体２６０はコイルばね２２０である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、同軸コネクタどうしを
機械的に結合する装置に関し、更に詳細には、半導体テ
スタにおけるテストヘッドとプローバの同軸信号線の接
続装置に関し、特に、テストヘッドとプローバがヒンジ
結合的に接続される高周波帯域の同軸信号線の接続装置
に関する。
機械的に結合する装置に関し、更に詳細には、半導体テ
スタにおけるテストヘッドとプローバの同軸信号線の接
続装置に関し、特に、テストヘッドとプローバがヒンジ
結合的に接続される高周波帯域の同軸信号線の接続装置
に関する。
【０００２】
【従来の技術】テスタのテストヘッドをプローバに接続
する際、一般にプローバの上に倒立させたテストヘッド
を接続させるのが一般的である。テストヘッドはプロー
バのヒンジに結合され、ヒンジを軸のまわりに枢動させ
て接続させる方法が広く用いられている。
する際、一般にプローバの上に倒立させたテストヘッド
を接続させるのが一般的である。テストヘッドはプロー
バのヒンジに結合され、ヒンジを軸のまわりに枢動させ
て接続させる方法が広く用いられている。
【０００３】より詳細に述べると、プローバ上には、ウ
エハを載せ移動するチャックが備えられ、被測定用のウ
エハがその上に載って試験位置にセットされる。ウエハ
の上の空間には、プローバ本体に支持されたコネクショ
ンリングが備え付けられ、コネクションリングの下面に
は、ウエハにプロービングするためのニードル等を備え
たプローブカードが接続される。一方、テストヘッドは
テストヘッドに取り付けられた腕によってプローバのヒ
ンジに結合されている。テストヘッド上面にはＤＵＴ(D
evice Under Test)ボードがセットされ、プローバのヒ
ンジを中心に枢動して、倒立し、コネクションリングに
圧力がかかった状態で接触される。コネクションリング
には、ＤＵＴボードとプローブカードとの間で信号のや
り取りができるように、複数のポゴピンが内蔵され、Ｄ
ＵＴボード上とプローブカード上の各ポゴピンが接触す
る部分には導電性のパッドパターンが設けられている。
このようにして、テスタ−テストヘッド−ＤＵＴボード
−コネクションリング−プローブカード−ニードル−ウ
エハ上のチップ、と信号の経路が形成される。
エハを載せ移動するチャックが備えられ、被測定用のウ
エハがその上に載って試験位置にセットされる。ウエハ
の上の空間には、プローバ本体に支持されたコネクショ
ンリングが備え付けられ、コネクションリングの下面に
は、ウエハにプロービングするためのニードル等を備え
たプローブカードが接続される。一方、テストヘッドは
テストヘッドに取り付けられた腕によってプローバのヒ
ンジに結合されている。テストヘッド上面にはＤＵＴ(D
evice Under Test)ボードがセットされ、プローバのヒ
ンジを中心に枢動して、倒立し、コネクションリングに
圧力がかかった状態で接触される。コネクションリング
には、ＤＵＴボードとプローブカードとの間で信号のや
り取りができるように、複数のポゴピンが内蔵され、Ｄ
ＵＴボード上とプローブカード上の各ポゴピンが接触す
る部分には導電性のパッドパターンが設けられている。
このようにして、テスタ−テストヘッド−ＤＵＴボード
−コネクションリング−プローブカード−ニードル−ウ
エハ上のチップ、と信号の経路が形成される。
【０００４】ポゴピンは円筒の先端にピンがスプリング
によって支持された構造を持つ接続端子で、接続は、基
盤上に形成された平らなパッドに適切な力で押し付ける
ことにより行なう。接続方法が簡単なので、複数のピン
を同時に、機械的に接続するのに適しており、特に、ヒ
ンジ結合のような接触の際に双方の中心軸が傾きを持っ
ている場合にも容易に接続できるという利点がある。
によって支持された構造を持つ接続端子で、接続は、基
盤上に形成された平らなパッドに適切な力で押し付ける
ことにより行なう。接続方法が簡単なので、複数のピン
を同時に、機械的に接続するのに適しており、特に、ヒ
ンジ結合のような接触の際に双方の中心軸が傾きを持っ
ている場合にも容易に接続できるという利点がある。
【０００５】しかしながら、近年デバイス及びテスタの
高性能化に伴って、６ＧＨｚ程度までのより高い周波数
（高周波帯域）の信号をウエハ上のチップに送る要求が
高まってきたために、ポゴピンでは性能的な要求を満た
せなくなってきた。ポゴピンだと高周波での反射損失が
大きく、実力的に１ＧＨｚ前後が限界である。
高性能化に伴って、６ＧＨｚ程度までのより高い周波数
（高周波帯域）の信号をウエハ上のチップに送る要求が
高まってきたために、ポゴピンでは性能的な要求を満た
せなくなってきた。ポゴピンだと高周波での反射損失が
大きく、実力的に１ＧＨｚ前後が限界である。
【０００６】６ＧＨｚ程度までの高周波信号の伝送には
同軸コネクタが適している。同軸コネクタには、安価で
接続の簡単なスナップイン式（雄コネクタ及び雌コネク
タを、コネクタ断面の円周方向に回転させることなく、
軸方向に押し付けて嵌合する方式）のＳＭＢがあるが、
実力的には６ＧＨｚ程度までの高周波信号を安定に伝送
するのは困難である。また、ヒンジ結合の際に、複数の
スナップイン式の同軸コネクタを機械的に接続するのに
適したマウント機構も存在しなかった。
同軸コネクタが適している。同軸コネクタには、安価で
接続の簡単なスナップイン式（雄コネクタ及び雌コネク
タを、コネクタ断面の円周方向に回転させることなく、
軸方向に押し付けて嵌合する方式）のＳＭＢがあるが、
実力的には６ＧＨｚ程度までの高周波信号を安定に伝送
するのは困難である。また、ヒンジ結合の際に、複数の
スナップイン式の同軸コネクタを機械的に接続するのに
適したマウント機構も存在しなかった。
【０００７】６ＧＨｚ程度の高帯域信号を安定に伝送す
るには、接続をネジで行なうＳＭＡ、ＡＰＣ−３．５、
Ｋ等の同軸コネクタが適しているが、嵌合には、一つ一
つ手でネジをまわす操作が必要なため機械化しにくく、
しかも手作業がわずらわしく、時間がかかるという大き
な欠点がある。
るには、接続をネジで行なうＳＭＡ、ＡＰＣ−３．５、
Ｋ等の同軸コネクタが適しているが、嵌合には、一つ一
つ手でネジをまわす操作が必要なため機械化しにくく、
しかも手作業がわずらわしく、時間がかかるという大き
な欠点がある。
【０００８】特開平８−１８４６１１号には、ブライン
ドメイト(Blind Mate)コネクタという機械的に接続可能
なスナップイン式同軸コネクタとそのマウント装置が開
示されている。ブラインドメイト・コネクタはＳＭＡコ
ネクタと互換性があり、雄コネクタにネジ山は形成され
ていない。一方雌コネクタにはネジ山があるが、ネジ山
が無い雄コネクタにそのままスライドして嵌合させるこ
とができる。また、ブラインドメイト・コネクタは、性
能的にも６ＧＨｚ程度までの高周波信号を流すのに十分
な帯域をカバーしている。
ドメイト(Blind Mate)コネクタという機械的に接続可能
なスナップイン式同軸コネクタとそのマウント装置が開
示されている。ブラインドメイト・コネクタはＳＭＡコ
ネクタと互換性があり、雄コネクタにネジ山は形成され
ていない。一方雌コネクタにはネジ山があるが、ネジ山
が無い雄コネクタにそのままスライドして嵌合させるこ
とができる。また、ブラインドメイト・コネクタは、性
能的にも６ＧＨｚ程度までの高周波信号を流すのに十分
な帯域をカバーしている。
【０００９】特開平８−１８４６１１号に開示されたブ
ラインドメイト・コネクタとそのマウント装置は図１の
ような構造となっている。図１には雄コネクタ１１６と
雌コネクタ１２６とそのマウント部１４４Ｃ、１４６、
１４８Ａが示されている。雌コネクタ１２６はカラー１
４８によってテストヘッド１００の円筒形部分１４４に
バネ１４６を封入するように取り付けられ、雄コネクタ
１１６の付いた取り付けボード１１４が押されるとカラ
ー１４８のリップ１４８Ａとアイリス１４４Ｃで圧縮さ
れたバネ１４６によって雌コネクタ１２６と雄コネクタ
１１６が適切な力で押し付けられ、嵌合する。バネ１４
６は、取り付けボード１１４に複数の雄コネクタが取り
付けられている場合、個々の雄コネクタの高さのばらつ
きを吸収する効果もある。
ラインドメイト・コネクタとそのマウント装置は図１の
ような構造となっている。図１には雄コネクタ１１６と
雌コネクタ１２６とそのマウント部１４４Ｃ、１４６、
１４８Ａが示されている。雌コネクタ１２６はカラー１
４８によってテストヘッド１００の円筒形部分１４４に
バネ１４６を封入するように取り付けられ、雄コネクタ
１１６の付いた取り付けボード１１４が押されるとカラ
ー１４８のリップ１４８Ａとアイリス１４４Ｃで圧縮さ
れたバネ１４６によって雌コネクタ１２６と雄コネクタ
１１６が適切な力で押し付けられ、嵌合する。バネ１４
６は、取り付けボード１１４に複数の雄コネクタが取り
付けられている場合、個々の雄コネクタの高さのばらつ
きを吸収する効果もある。
【００１０】しかしながら図１に示された従来技術は、
コネクタの垂直方向の挿入に適してはいるが、ヒンジ結
合されたプローバとテストヘッドの場合には適していな
い。すなわち、ヒンジ結合の場合、テストヘッドはプロ
ーバ上のヒンジを中心に枢動してプローバに接触される
ため、雄コネクタと雌コネクタが接触し始めた時には双
方の中心軸に角度の差を持ったまま押し付けられる。図
１のマウント装置では、中心軸の角度を変える動作がで
きないので、無理に結合させることになり、コネクタの
異常摩耗や接続不良が引き起こされる。また、このよう
な高帯域用の同軸コネクタでは、無理な力を加えたこと
により、構造に歪みが生じて、電気的特性が著しく低下
する場合もある。
コネクタの垂直方向の挿入に適してはいるが、ヒンジ結
合されたプローバとテストヘッドの場合には適していな
い。すなわち、ヒンジ結合の場合、テストヘッドはプロ
ーバ上のヒンジを中心に枢動してプローバに接触される
ため、雄コネクタと雌コネクタが接触し始めた時には双
方の中心軸に角度の差を持ったまま押し付けられる。図
１のマウント装置では、中心軸の角度を変える動作がで
きないので、無理に結合させることになり、コネクタの
異常摩耗や接続不良が引き起こされる。また、このよう
な高帯域用の同軸コネクタでは、無理な力を加えたこと
により、構造に歪みが生じて、電気的特性が著しく低下
する場合もある。
【００１１】上記の問題を解決するために、円筒形部分
１４４と雌コネクタ１２６及びカラー１４８との間の遊
びを広めに取り、雌コネクタの中心軸を傾斜させること
ができるものが考えられる。しかしこの方法では、過度
の遊びを設けることが必要とされ、雌コネクタの初期位
置の誤差が大きくなるので、嵌合不良を起こすことが考
えられ、適さない。
１４４と雌コネクタ１２６及びカラー１４８との間の遊
びを広めに取り、雌コネクタの中心軸を傾斜させること
ができるものが考えられる。しかしこの方法では、過度
の遊びを設けることが必要とされ、雌コネクタの初期位
置の誤差が大きくなるので、嵌合不良を起こすことが考
えられ、適さない。
【００１２】よって、同軸コネクタの自動接続に適し
た、中心軸を傾けることができ、上下左右にもある程度
動くことができ、初期位置の誤差が大きくない、同軸コ
ネクタフローティングマウント装置（以下フローティン
グマウンタと称する）が必要とされている。
た、中心軸を傾けることができ、上下左右にもある程度
動くことができ、初期位置の誤差が大きくない、同軸コ
ネクタフローティングマウント装置（以下フローティン
グマウンタと称する）が必要とされている。
【００１３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ヒン
ジ結合に適した同軸コネクタマウンタを提供することに
ある。
ジ結合に適した同軸コネクタマウンタを提供することに
ある。
【００１４】また、本発明の別の目的は、上下方向、左
右方向、及び軸の傾斜が適度に可能な同軸コネクタのフ
ローティングマウンタを提供することにある。
右方向、及び軸の傾斜が適度に可能な同軸コネクタのフ
ローティングマウンタを提供することにある。
【００１５】本発明のさらに別の目的は、プローバとそ
こにヒンジ結合されたテストヘッドを結合するのに適し
た、高帯域信号用の同軸コネクタのフローティングマウ
ンタを提供することにある。
こにヒンジ結合されたテストヘッドを結合するのに適し
た、高帯域信号用の同軸コネクタのフローティングマウ
ンタを提供することにある。
【００１６】
【課題を解決するための手段】本発明による同軸コネク
タフローティングマウント装置の一実施例では、マウン
ト部材に設けられた以下の（ａ）及び（ｂ）を有する少
なくとも２個所の内径部を持つマウント穴： （ａ）マウント部材の一方の面に接して設けられた第１
の内径部（張出し）、（ｂ）第１の内径より大きな直径
を有し、第１の内径部よりも厚みがある第２の内径部
（ばね用溝）、と、前記マウント穴に一部挿入され、端
部に同軸コネクタが備えられ、以下の（ｃ）ないし
（ｅ）を備える少なくとも３個所の外径部を持つ胴体部
を備える同軸コネクタ手段：（ｃ）第１の内径部よりも
大きい直径を備え、前記第１の内径部よりもマウント部
の厚み方向の外側にある第１の外径部（フランジナット
のフランジ部）、（ｄ）第１の外径部に隣接し、第１の
内径部より小さい直径を備えた第２の外径部（フランジ
ナットの円筒部）、（ｅ）第２の外径部に隣接し、第１
の外径部とは反対側にあり、第２の内径部より大きい直
径を有し、前記第２の内径部よりもマウント部の厚み方
向の外側にある第３の外径部（コネクタのフランジ
部）、第２の内径部と第２の外径部の間に挿入された略
円筒弾性手段、を備える。
タフローティングマウント装置の一実施例では、マウン
ト部材に設けられた以下の（ａ）及び（ｂ）を有する少
なくとも２個所の内径部を持つマウント穴： （ａ）マウント部材の一方の面に接して設けられた第１
の内径部（張出し）、（ｂ）第１の内径より大きな直径
を有し、第１の内径部よりも厚みがある第２の内径部
（ばね用溝）、と、前記マウント穴に一部挿入され、端
部に同軸コネクタが備えられ、以下の（ｃ）ないし
（ｅ）を備える少なくとも３個所の外径部を持つ胴体部
を備える同軸コネクタ手段：（ｃ）第１の内径部よりも
大きい直径を備え、前記第１の内径部よりもマウント部
の厚み方向の外側にある第１の外径部（フランジナット
のフランジ部）、（ｄ）第１の外径部に隣接し、第１の
内径部より小さい直径を備えた第２の外径部（フランジ
ナットの円筒部）、（ｅ）第２の外径部に隣接し、第１
の外径部とは反対側にあり、第２の内径部より大きい直
径を有し、前記第２の内径部よりもマウント部の厚み方
向の外側にある第３の外径部（コネクタのフランジ
部）、第２の内径部と第２の外径部の間に挿入された略
円筒弾性手段、を備える。
【００１７】また、他の実施例では、マウント部材に
は、第２の内径部に隣接し、第１の内径部とは反対側に
設けられた、第３の外径部より直径の大きい第３の内径
部（ザグリ溝）を備える。
は、第２の内径部に隣接し、第１の内径部とは反対側に
設けられた、第３の外径部より直径の大きい第３の内径
部（ザグリ溝）を備える。
【００１８】好適には、同軸コネクタ手段はコネクタと
フランジナットに分割でき、双方をマウント穴の両側か
ら挿入し結合する。
フランジナットに分割でき、双方をマウント穴の両側か
ら挿入し結合する。
【００１９】
【実施例】図２に本発明による同軸コネクタのフローテ
ィングマウンタの一実施例を示す。図２（Ａ）に各構成
部品の詳細を示す。フローティングマウンタ２００は上
下にフランジ部を設けたコネクタ部２５０とその両フラ
ンジ間に挟まれる略円筒弾性体２６０をマウント部材２
３０の穴２３８に両フランジによって抜けないようにマ
ウントする。好適には、コネクタ部２５０はブラインド
メイト・コネクタ２１０とコネクタナット２４０を備
え、略円筒弾性体２６０はコイルばね２２０である。
ィングマウンタの一実施例を示す。図２（Ａ）に各構成
部品の詳細を示す。フローティングマウンタ２００は上
下にフランジ部を設けたコネクタ部２５０とその両フラ
ンジ間に挟まれる略円筒弾性体２６０をマウント部材２
３０の穴２３８に両フランジによって抜けないようにマ
ウントする。好適には、コネクタ部２５０はブラインド
メイト・コネクタ２１０とコネクタナット２４０を備
え、略円筒弾性体２６０はコイルばね２２０である。
【００２０】より詳細には、ブラインドメイト・コネク
タ２１０は雄コネクタ部２１２とコネクタのフランジ部
２１４、コネクタの胴体部２１６と雌コネクタ部２１８
を備える。マウント部材２３０にはコネクタ部２５０を
マウントするための穴２３８が開けられ、ザグリ溝２３
２、ばね用溝２３４、張出し２３６の複数の内径部分を
備える。コイルばね２２０はこのばね用溝２３４に入る
程度に細く、フランジナット２４０は円筒部２４２とフ
ランジ部２４４を備える。
タ２１０は雄コネクタ部２１２とコネクタのフランジ部
２１４、コネクタの胴体部２１６と雌コネクタ部２１８
を備える。マウント部材２３０にはコネクタ部２５０を
マウントするための穴２３８が開けられ、ザグリ溝２３
２、ばね用溝２３４、張出し２３６の複数の内径部分を
備える。コイルばね２２０はこのばね用溝２３４に入る
程度に細く、フランジナット２４０は円筒部２４２とフ
ランジ部２４４を備える。
【００２１】コイルばね２２０をマウント部材２３０の
穴２３８に入れ、穴２３８のザグリ溝側からブラインド
メイト・コネクタ２１０を、張出し側からフランジナッ
トを差し込んで図２（Ｂ）に示されるようにコネクタと
ナットを結合する。
穴２３８に入れ、穴２３８のザグリ溝側からブラインド
メイト・コネクタ２１０を、張出し側からフランジナッ
トを差し込んで図２（Ｂ）に示されるようにコネクタと
ナットを結合する。
【００２２】コネクタ部に必要な動作は、ヒンジ結合時
のコネクタの動作を示した図３によって理解することが
できる。すなわち相手側コネクタ３１０がヒンジ結合的
に円弧Ａを描いて本発明によるフローティングマウンタ
２００に接する時には、図３（Ａ）に示されるように、
コネクタ部２５０は雄コネクタの開口端部３２２で接触
する。この時、相手側コネクタ３１０の横方向の誤差を
コネクタ部２５０は横方向（矢印Ｃ）に移動することに
よって吸収する。また、この時、双方の中心軸はθ1の
角度差がある。
のコネクタの動作を示した図３によって理解することが
できる。すなわち相手側コネクタ３１０がヒンジ結合的
に円弧Ａを描いて本発明によるフローティングマウンタ
２００に接する時には、図３（Ａ）に示されるように、
コネクタ部２５０は雄コネクタの開口端部３２２で接触
する。この時、相手側コネクタ３１０の横方向の誤差を
コネクタ部２５０は横方向（矢印Ｃ）に移動することに
よって吸収する。また、この時、双方の中心軸はθ1の
角度差がある。
【００２３】次に相手側コネクタ３１０とコネクタ部２
５０の結合途中の状態が図３（Ｂ）に示されている。こ
こでは、相手側コネクタ３１０は図３（Ａ）の円弧Ａの
続きの円弧Ａ’を描いて下降し、コネクタ部は最初に接
触した部分から下に沈み（矢印Ｂ）ながら傾き、最終的
に中心軸が相手側コネクタ３１０の中心軸と等しい角度
θ2に傾く。この後、双方のコネクタの中心軸が一致し
たので、滑らかに嵌合することができる。
５０の結合途中の状態が図３（Ｂ）に示されている。こ
こでは、相手側コネクタ３１０は図３（Ａ）の円弧Ａの
続きの円弧Ａ’を描いて下降し、コネクタ部は最初に接
触した部分から下に沈み（矢印Ｂ）ながら傾き、最終的
に中心軸が相手側コネクタ３１０の中心軸と等しい角度
θ2に傾く。この後、双方のコネクタの中心軸が一致し
たので、滑らかに嵌合することができる。
【００２４】コネクタ部２５０が沈み傾く時、張出し２
３６とフランジナットの円筒部２４２の接触点が傾きの
支点なり、ザグリ溝２３２及びばね用溝の肩部（図３の
３３２）とコネクタのフランジ部２１４の間の接触点が
適切な傾き上下左右の移動量を調整することになる。ま
たザグリ溝２３２とコネクタのフランジ部２１４の間隔
はコネクタの初期位置の誤差にも影響を与える。以上の
観点から、本実施例では、張出し２３６の厚み、コネク
タの胴体部２１６と張出し２３６の隙間、コネクタのフ
ランジ部２１４とザグリ溝２３２及びばね用溝２３４の
肩部の隙間を適切にとることで、＋−２°の傾きと、＋
−０．１ｍｍの水平方向の遊び、０．５ｍｍの垂直方向
への移動量を得ることができた。
３６とフランジナットの円筒部２４２の接触点が傾きの
支点なり、ザグリ溝２３２及びばね用溝の肩部（図３の
３３２）とコネクタのフランジ部２１４の間の接触点が
適切な傾き上下左右の移動量を調整することになる。ま
たザグリ溝２３２とコネクタのフランジ部２１４の間隔
はコネクタの初期位置の誤差にも影響を与える。以上の
観点から、本実施例では、張出し２３６の厚み、コネク
タの胴体部２１６と張出し２３６の隙間、コネクタのフ
ランジ部２１４とザグリ溝２３２及びばね用溝２３４の
肩部の隙間を適切にとることで、＋−２°の傾きと、＋
−０．１ｍｍの水平方向の遊び、０．５ｍｍの垂直方向
への移動量を得ることができた。
【００２５】張出し２３６の厚みがありすぎると、コネ
クタ部が傾く時に傾斜角を必要以上に制限してしまう。
張出し２３６はマウント穴の高さに比べてある程度薄く
形成される方が望ましく、好適には、マウント穴の高さ
の１５％以下の厚さが望ましい。
クタ部が傾く時に傾斜角を必要以上に制限してしまう。
張出し２３６はマウント穴の高さに比べてある程度薄く
形成される方が望ましく、好適には、マウント穴の高さ
の１５％以下の厚さが望ましい。
【００２６】本発明によるフローティングマウンタの別
の実施例を図４に示す。図４（Ａ）にはマウント部材に
ザグリ溝を設けない実施例を示した。マウント部材４１
０には穴の肩部４１２及びばね用溝４１４及び張出し４
１６が設けられ、コネクタ部のフランジ２１４は穴の肩
部４１２に接触することで移動量の調節をする。コネク
タの初期位置の誤差が大きくなるが、マウント部材に十
分な厚味が無い場合に適している。
の実施例を図４に示す。図４（Ａ）にはマウント部材に
ザグリ溝を設けない実施例を示した。マウント部材４１
０には穴の肩部４１２及びばね用溝４１４及び張出し４
１６が設けられ、コネクタ部のフランジ２１４は穴の肩
部４１２に接触することで移動量の調節をする。コネク
タの初期位置の誤差が大きくなるが、マウント部材に十
分な厚味が無い場合に適している。
【００２７】図４（Ｂ）は、マウント部材４２０の張出
し４２６をマウント部材の表面にではなく穴の内部に設
けたものである。ザグリ溝４２２、ばね用溝４２４、フ
ランジナット用ザグリ溝４２８が備えられている。張出
しを穴の内部に位置させたため、コネクタ部の傾きの移
動量を確保するために、張出しの厚みを薄くする、両方
のザグリ溝を広めに設ける等の工夫が必要となる。
し４２６をマウント部材の表面にではなく穴の内部に設
けたものである。ザグリ溝４２２、ばね用溝４２４、フ
ランジナット用ザグリ溝４２８が備えられている。張出
しを穴の内部に位置させたため、コネクタ部の傾きの移
動量を確保するために、張出しの厚みを薄くする、両方
のザグリ溝を広めに設ける等の工夫が必要となる。
【００２８】本発明の上記実施例は、例示にすぎず、こ
れに限定されないことは、当業者には明らかであろう。
特に、ブラインドメイト・コネクタ２１０の雌コネクタ
部２１８は必ずしも必要ではなく、同軸ケーブルを接続
するのに適した別の構成に置き換えることができる。ま
た、コイルばね２２０は略円筒状の空間に収まり、適切
な弾性力を生じるものであれば、板ばねを略円筒状に巻
いたものでも良いし、略円筒状の弾性ゴム部材でも構わ
ない。さらに、フローティングマウンタにマウントされ
る同軸コネクタも必ずしも雄コネクタである必要は無
く、雌コネクタに置き換えることも可能である。その
上、同軸コネクタをブラインドメイト・コネクタに限定
することなく、他のスナップイン式同軸コネクタに置き
換えることも可能である。マウント部材の張出しを完全
な円環ではなくて、性能に支障がない程度に切れ目を入
れた不完全な円環で構成することもできる。このような
変更修正をすることが容易なことは、当業者には容易に
理解されよう。
れに限定されないことは、当業者には明らかであろう。
特に、ブラインドメイト・コネクタ２１０の雌コネクタ
部２１８は必ずしも必要ではなく、同軸ケーブルを接続
するのに適した別の構成に置き換えることができる。ま
た、コイルばね２２０は略円筒状の空間に収まり、適切
な弾性力を生じるものであれば、板ばねを略円筒状に巻
いたものでも良いし、略円筒状の弾性ゴム部材でも構わ
ない。さらに、フローティングマウンタにマウントされ
る同軸コネクタも必ずしも雄コネクタである必要は無
く、雌コネクタに置き換えることも可能である。その
上、同軸コネクタをブラインドメイト・コネクタに限定
することなく、他のスナップイン式同軸コネクタに置き
換えることも可能である。マウント部材の張出しを完全
な円環ではなくて、性能に支障がない程度に切れ目を入
れた不完全な円環で構成することもできる。このような
変更修正をすることが容易なことは、当業者には容易に
理解されよう。
【００２９】
【発明の効果】以上のように、本発明を用いると、上下
方向、左右方向、及び軸の傾斜が適度に可能な同軸コネ
クタのフローティングマウント装置を提供することがで
きる。また、ヒンジ結合に適した同軸コネクタのフロー
ティングマウント装置を提供することができる。さら
に、プローバとそこにヒンジ結合されたテストヘッドを
結合するのに適した、高帯域信号用の同軸コネクタのフ
ローティングマウンと装置を提供することができる。
方向、左右方向、及び軸の傾斜が適度に可能な同軸コネ
クタのフローティングマウント装置を提供することがで
きる。また、ヒンジ結合に適した同軸コネクタのフロー
ティングマウント装置を提供することができる。さら
に、プローバとそこにヒンジ結合されたテストヘッドを
結合するのに適した、高帯域信号用の同軸コネクタのフ
ローティングマウンと装置を提供することができる。
【図１】従来技術のブラインドメイト・コネクタとフロ
ーティングマウンタを示す概略断面図。
ーティングマウンタを示す概略断面図。
【図２】本発明によるフローティングマウンタの一実施
例を示す略断面図である。
例を示す略断面図である。
【図３】図２の実施例の動作を示す概略図である。
【図４】本発明によるフローティングマウンタの別の実
施例を示すブロック図である。
施例を示すブロック図である。
１００ テストヘッド １１４ 取り付けボード １１６ 雄コネクタ １２６ 雌コネクタ １４４ 略円筒形部分 １４４Ｃ アイリス １４６ バネ １４８ カラー １４８Ａ リップ ２００ フローティングマウンタ ２１０ ブラインドメイト・コネクタ ２１２ 雄コネクタ部 ２１４ コネクタのフランジ部 ２１６ コネクタの胴体部 ２１８ 雌コネクタ部 ２２０ コイルばね ２３０ マウント部材 ２３２ ザグリ溝 ２３４ ばね用溝 ２３６ 張出し ２３８ マウント穴 ２４０ フランジナット ２４２ フランジナットの略円筒部 ２４４ フランジナットのフランジ部 ２５０ コネクタ部 ２６０ 略円筒弾性体 ３１０ 相手側コネクタ ３２２ 開口端部接触部分 ３３２ ばね用溝の肩部 ４１０、４２０ マウント部材 ４１２ 穴の肩部 ４１４、４２４ ばね用溝 ４１６、４２６ 張出し ４２２ ザグリ溝 ４２８ フランジナット用ザグリ溝
Claims (9)
- 【請求項１】マウント部材に設けられた以下の（ａ）及
び（ｂ）を有する少なくとも２個所の内径部を持つマウ
ント穴： （ａ）マウント部材の一方の面に接して設けられた第１
の内径部、 （ｂ）第１の内径より大きな直径を有し、第１の内径部
よりも厚みがある第２の内径部、 と、 前記マウント穴に一部挿入され、端部に同軸コネクタが
備えられ、以下の（ｃ）ないし（ｅ）を備える少なくと
も３個所の外径部を持つ胴体部を備える同軸コネクタ手
段： （ｃ）前記第１の内径部よりも大きい直径を備え、前記
第１の内径部よりもマウント部の厚み方向の外側にある
第１の外径部は、 （ｄ）第１の外径部に隣接し、前記第１の内径部より小
さい直径を備えた第２の外径部、 （ｅ）第２の外径部に隣接し、第１の外径部とは反対側
にあり、前記第２の内径部より大きい直径を有し、前記
第２の内径部よりもマウント部の厚み方向の外側にある
第３の外径部、 前記第２の内径部と前記第２の外径部の間に挿入された
略円筒弾性手段、を有する同軸コネクタフローティング
マウント装置。 - 【請求項２】前記第１の内径部がマウント穴の高さの１
５％以下の厚さであることを特徴とする 請求項１に記
載の装置。 - 【請求項３】前記略円筒弾性手段がコイルばねであるこ
とを特徴とする請求項１及び２に記載の装置。 - 【請求項４】前記略円筒弾性手段が弾性ゴムであること
を特徴とする請求項１及び２に記載の装置。 - 【請求項５】前記第２の内径部に隣接し、前記第１の内
径部とは反対側に設けられ、前記第３の外径部より直径
の大きい第３の内径部を有することを特徴とする請求項
１ないし４に記載の装置。 - 【請求項６】前記第１の内径部とマウント部材の一方の
面との間に、第４の内径部を有することを特徴とする請
求項１ないし５に記載の装置。 - 【請求項７】前記コネクタ部が、 第３の内径部をフランジとし、第２の内径部より細い胴
体部を持つ同軸コネクタと、 第２の内径部を外径とする略円筒であって、該略円筒の
先端に第１の内径部をフランジとして備えたフランジナ
ット、を有し、 前記同軸コネクタのフランジと前記フランジナットのフ
ランジがマウント部材を両側から挟むように嵌合するこ
とを特徴とする請求項１ないし６に記載の装置。 - 【請求項８】前記同軸コネクタ手段は相手側コネクタと
の結合の際に、回転させることなく、軸方向に押し付け
合って結合することを特徴とする請求項１ないし７に記
載の装置。 - 【請求項９】前記同軸コネクタ手段が６ＧＨｚまでの高
周波信号を伝送することを特徴とする請求項１ないし８
に記載の装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25722796A JP3286183B2 (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 同軸コネクタフローティングマウント装置 |
| US08/932,762 US5944548A (en) | 1996-09-30 | 1997-09-17 | Floating mount apparatus for coaxial connector |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25722796A JP3286183B2 (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 同軸コネクタフローティングマウント装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10106677A true JPH10106677A (ja) | 1998-04-24 |
| JP3286183B2 JP3286183B2 (ja) | 2002-05-27 |
Family
ID=17303447
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25722796A Expired - Fee Related JP3286183B2 (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 同軸コネクタフローティングマウント装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5944548A (ja) |
| JP (1) | JP3286183B2 (ja) |
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