JPH10106213A - ディスクカセット - Google Patents

ディスクカセット

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JPH10106213A
JPH10106213A JP28005196A JP28005196A JPH10106213A JP H10106213 A JPH10106213 A JP H10106213A JP 28005196 A JP28005196 A JP 28005196A JP 28005196 A JP28005196 A JP 28005196A JP H10106213 A JPH10106213 A JP H10106213A
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rib
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cassette
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民夫 横塚
Hiroaki Yamanaka
広明 山中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャッタバネがケースの係止溝より離脱した
場合に、その不正な状態を確実に検知することができる
ディスクカセットを提供する。 【解決手段】 記録ディスク14を挟んで上下のケース
体10、12を重ね合わせ、各ケースのウインド部10
a、12aを開閉するスライダ16、シャッタ板18を
装着してディスクカセットを構成する。スライダ16と
ケース体10のコーナ部10Aとの間にシャッタバネ2
2をかけ渡し、スライダ16をウインド部10a、12
aを閉成する方向に付勢する。ケース10Aに、係止用
リブ30を設けて、シャッタバネ22の屈曲部22cを
挿入する係止溝部28を形成する。係止用リブ30に連
続する規制用リブ32、44を設けることにより、係止
溝部28から離脱した屈曲部22cが、係止用リブ30
の裏側に移動するのを阻止し、かつ、シャッタバネ22
の揺動を抑えることで装着不良を検知できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光磁気ディスク等
の各種記録ディスクを収納したディスクカセットに関
し、詳しくはディスクカセットに設けたシャッタを付勢
するシャッタバネの取り付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のディスクカセットに
おいては、シェルと呼ばれる上下2枚のケース体を重ね
合わせて一体化することにより、各ケース体の間に記録
ディスクを挟持して回転自在に収容した構造のものが提
供されている。また、このディスクカセットでは、ケー
ス体に記録再生用のウインド部を形成するとともに、こ
のウインド部を閉成するシャッタが設けられている。
【0003】そして、このディスクカセットをディスク
ドライブ装置に装着して記録ディスクの記録再生を行う
場合には、ディスクドライブ装置側の機構により、シャ
ッタをスライドさせてウインド部より記録ディスクの記
録面を露出させて記録再生を行う。また、ディスクカセ
ットをディスクドライブ装置より取り外すことにより、
ディスクカセットに設けたシャッタバネにより、シャッ
タを移動して、ウインド部を閉成するようになってい
る。
【0004】このシャッタを復帰させるためのシャッタ
バネは、捩りコイルバネよりなり、一端をシャッタ側に
係止するとともに、他端をディスクカセットの1つのコ
ーナ部に係止したものであり、シャッタのスライド移動
に伴って屈伸するようになっている。すなわち、ウイン
ド部を開成する際には、シャッタをコーナ部側に強制的
にスライドすることで、バネの両端が互いに接近する方
向にシャッタバネが屈曲し、ウインド部を閉成する際に
は、バネの両端が互いに離れる方向にシャッタバネが伸
長し、シャッタをケースの中央方向に移動する。
【0005】また、シャッタバネの両端部は、L字形に
屈曲され、シャッタ側に係止される端部がシャッタ板等
に設けた係止孔に係止され、ケース側の端部が前述した
コーナ部に設けたリブの間の係止溝に係止されている。
図5は、このようなケースのコーナ部に設けたシャッタ
バネの係止溝の従来例を示す図であり、図5(1)は、
その要部正面図を示し、図5(2)は、その要部断面図
を示している。また、図6は、前記係止溝を設けたケー
ス体の全体を示す平面図である。
【0006】すなわち図5に示す係止溝は、図6に示す
ように、上述した2枚のケース体のうちの一方のケース
体2における前端縁部の右側コーナ部4に設けられてお
り、本図では示していないが、シャッタ板を設けたスラ
イダは、ケース体2に形成したシャッタスライド溝2A
に係合してガイドされ、ケース体2の前端縁部に沿って
矢線Y方向にスライドするようになっている。
【0007】また、コーナ部4には、ケース体2の外周
リブ2Bの一部に形成した係止用リブ4Aにシャッタバ
ネ6の屈曲部6aを係止する係止溝8が形成されてい
る。係止用リブ4Aは、略コ字状に形成され、シャッタ
バネ6の屈曲部6aを受け止める受け部4aと、この受
け部4aの前記シャッタバネに対向する側の端部より、
受け部4aの開口側に延在し、受け部4aへの屈曲部6
aの装着をガイドするガイド部4bとを有する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術において、シャッタバネ6の装着作業時に、屈曲
部6aを適正に係止溝8に係止できない場合がある。ま
た、一旦適正に装着されたシャッタバネ6が、その後の
製造工程において、例えば図5に矢線Zで示す方向に負
荷を受けたために、屈曲部6aが係止溝8より離脱する
場合もある。そして、このような場合、屈曲部6aが図
5に実線で示す適正な装着状態から破線αで示すように
係止用リブ4Aのガイド部4bの裏側に移動してしまう
場合がある。
【0009】このような状態で、シャッタが動作できな
くなれば、その時点で、シャッタバネ6が不正な状態で
あると判断でき、不良品と判断できる。しかし、屈曲部
6aがガイド部4bの裏側で一時的に安定した場合、シ
ャッタバネ6が揺動可能な状態に保持され、シャッタの
スライドが可能であるため、最終的な検査工程におい
て、シャッタバネ6の装着不良を検出できない場合も生
じる。例えば、図5に示すように、係止用リブ4Aの近
傍には、ねじ止め用のボス部4B等が設けられており、
屈曲部6aがガイド部4bとボス部4B等の間に揺動可
能に保持された場合には、シャッタバネ6があたかも適
正な装着状態にあるものと誤認される。
【0010】なお、係止溝8より外れたシャッタバネ6
は、最終的には、図5の破線βに示すように、更に大き
く外れて全く機能できなくなる。したがって、シャッタ
バネ6が離脱した状態の不良品のディスクカセットが出
荷されてしまう問題点があった。
【0011】そこで本発明の目的は、シャッタバネがケ
ースの係止溝より離脱した場合に、その不正な状態を確
実に検知することができるディスクカセットを提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、それぞれ略矩形板状に形成されたケース体を
重ね合わせた状態で接合し、各ケース体の間に記録ディ
スクを回転自在に収納するカセットケースと、前記カセ
ットケースの側壁部に設けられ、前記記録ディスクの一
部を露出させるウインド部と、前記カセットケースの前
端縁部に沿ってスライド可能に取り付けられ、前記ウイ
ンド部を開閉するシャッタと、捩りコイルバネの両端を
延長して形成した各延長端部の先端に、それぞれ屈曲部
を形成し、第1の延長端部の屈曲部が、前記シャッタに
設けた移動側係止部に係止されるとともに、第2の延長
端部の屈曲部が、前記カセットケースの前記シャッタが
ウインド部を開成する方向に移動する側のコーナ部に設
けた固定側係止部に係止され、前記ウインド部を閉成す
る方向にシャッタを付勢するシャッタバネとを有するデ
ィスクカセットにおいて、前記固定側係止部は、前記各
ケース体のうちの一方のケース体に、前記シャッタバネ
の第2の延長端部の屈曲部を受け止めて係止する係止溝
部を形成する係止用リブを有し、前記係止用リブは、略
コ字状に形成され、前記シャッタバネの第2の延長端部
の屈曲部を受け止める受け部と、この受け部の前記シャ
ッタバネに対向する側の端部より、受け部の開口側に延
在し、受け部への屈曲部の装着をガイドするガイド部と
を有し、さらに前記ガイド部の先端よりケース体の内方
に延在し、前記係止溝部より離脱したシャッタバネの屈
曲部が、前記ガイド部の後方に移動するのを阻止する規
制用リブを設けたことを特徴とする。
【0013】本発明のディスクカセットにおいて、シャ
ッタバネの第2の延長端部の屈曲部が係止溝部より離脱
した場合、屈曲部が係止用リブのガイド部の後方に回り
込む進路を規制用リブによって遮断されることとなる。
したがって、シャッタバネの屈曲部は、シャッタバネの
バネ力によって規制用リブに圧接して固定した状態に保
持され、シャッタバネの動作がロックされた状態となる
か、または、規制用リブの外側に更に大きく離脱して、
シャッタバネが全く機能しない状態となる。これによ
り、シャッタが完全に動作異常の状態となり、不良状態
を容易かつ確実に検知できる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明によるディスクカセ
ットの実施の形態例について説明する。図1は、本発明
のディスクカセットのシャッタバネ装着部の構成例を示
す図であり、図1(1)は、その要部正面図を示し、図
1(2)は、その要部断面図を示している。また、図2
は、本発明におけるディスクカセットの全体構成例を示
す概略斜視図である。
【0015】本例のディスクカセットは、図2に示すよ
うに、それぞれ合成樹脂によりほぼ正方形の板状に形成
された上側ケース体(upper shell)10と
下側ケース体(lower shell)12とを互い
に重ね合わせるようにねじ止めし、各ケース体10、1
2の間に記録ディスク14を回転自在に収容するもので
ある。各ケース体10、12には、記録ディスク14の
記録面14aを露出させて所定の記録ヘッド(図示せ
ず)により情報の記録再生を行うためのウインド部10
a、12aが形成されている。
【0016】また、上側ケース体10には、ウインド部
10aに連続して記録ディスク14のセンターハブ14
bを装着するハブ受け孔部10bが形成されている。ま
た、下側ケース体12には、記録ディスク14のセンタ
ーハブ14bを受ける円形のリブ12bと、記録ディス
ク14の外周を囲むディスク収容部を構成する外周リブ
12cが設けられている。
【0017】なお、図2では示していないが、上側ケー
ス体10にも、リブ12bと同形状で、記録ディスク1
4のセンターハブ14bを受ける円形のリブが設けられ
ている。また、上側ケース体10にも、外周リブ12c
と同形状で、記録ディスク14の外周を囲む円形のリブ
が設けられており、下側ケース体12の外周リブ12c
と重なることで、ディスク収容部が構成される。また、
各ケース体10、12には、上述したリブの他、多数の
補強用リブが一体形成されている。また、各ケース体1
0、12の間には、記録ディスク14の誤消去防止用の
ライトプロテクタ42が配設される。
【0018】また、各ケース体10、12を接合して一
体化したケースの前端縁部には、その幅方向に長手形状
を有するスライダ16が装着されており、このスライダ
16には、前記各ウインド部10a、12aおよびハブ
受け孔部12bを閉成するためのシャッタ板18がネジ
止めされる。スライダ16は、ケース体10、12の前
端縁部に形成したシャッタスライド溝に係合する係合片
16aを有し、シャッタスライド溝にガイドされて、ケ
ースの前端縁部に沿ってスライドするようになってい
る。なお、図2では、ケース体12側のシャッタスライ
ド溝12dだけを示している。また、シャッタ板18
は、スライダ16へのねじ止め装着部18aの両側に、
ケースの上下両面に延出した略長方形状のシャッタ板部
18b、18cを設けたものである。なお、ケース体1
0には、長尺に形成されたシャッタ板部18bの先端部
を安定させるためのシャッタガイド40が装着される。
【0019】そして、ケース体10、12のシャッタが
ウインド部10aを開成する方向に移動する側のコーナ
部10A、12Aと、シャッタのスライダ16との間に
は、シャッタバネ22が設けられている。このシャッタ
バネ22は、シャッタ板18およびスライダ16がウイ
ンド部10a、12aを開成する方向に移動して、コー
ナ部10A、12A側に接近した際に、シャッタ板18
およびスライダ16にバネ力を付与し、ウインド部10
a、12aを閉成する方向に付勢するものである。
【0020】シャッタバネ22は、図3(1)(2)に
示すように、捩りコイルバネ状に形成されており、コイ
ル部22Aの両端を延長して形成した各延長端部22
B、22Cの先端に、それぞれ屈曲部22b、22cを
形成したものである。そして、第1の延長端部22Bの
屈曲部22bは、前記スライダ16の一方の端部を切り
欠いて形成した移動側係止部16Aに係止されている。
なお、移動側係止部は、シャッタ板18によって覆わ
れ、屈曲部22bの離脱防止が図られている。
【0021】一方、第2の延長端部22Cの屈曲部22
cは、上側ケース体10のコーナ部10Aに設けた固定
側係止部に係止される。この固定側係止部は、図1
(1)に示すように、コーナ部10Aに、屈曲部22c
を係止する係止溝部28を形成したものである。係止溝
部28は、ケース体10の外周リブ10Bの一部に形成
した係止用リブ30に形成したものである。この係止用
リブ30は、略コ字状に形成され、シャッタバネ22の
屈曲部22cを受け止める受け部30Aと、この受け部
30Aのシャッタバネ22に対向する側の端部30aよ
り、受け部30Aの開口側に延在し、受け部30Aへの
屈曲部22cの装着をガイドするガイド部30Bとを形
成したものである。
【0022】また、ガイド部30Bの端部30bには、
係止溝部28よりシャッタバネ22の屈曲部22cが外
れた場合に、この屈曲部22cの移動範囲を制限する規
制用リブ32が設けられている。この規制用リブ32
は、スライダ16の移動方向と直交する方向に直杆状に
形成されたものであり、係止溝部28から外れたシャッ
タバネ22の屈曲部22cが、ガイド部30Bの後方に
移動するのを規制している。
【0023】特に、図1(1)に示すように、係止用リ
ブ30の裏側には、ケース体10、12をねじ止めする
ためのボス部34が形成されており、規制用リブ32
は、係止溝部28から外れたシャッタバネ22の屈曲部
22cが、係止用リブ30とボス部34との間に移動す
るのを防止するものとなっている。なお、規制用リブ3
2の高さは、本例では係止用リブ30の高さに一致して
いるが、係止用リブ30の高さよりやや低いものであっ
てもよい。
【0024】また、ケース体10には、スライダ16の
係合片16aが係合するシャッタスライド溝10cが形
成されており、このシャッタスライド溝10cに沿って
2本のリブ36A、36Bが互いに平行に形成されてい
る。これらリブ36A、36Bは、図1(2)に示すよ
うに、規制用リブ32より低いものであり、シャッタス
ライド溝10c側が傾斜面状に形成されたものである。
また、これらリブ36A、36Bの端部は、規制用リブ
32に連結している。そして、各リブ36A、36B
は、係止溝部28より離脱して規制用リブ32側に移動
した屈曲部22cが、さらに規制用リブ32に沿って、
その長手方向に変位するのを規制するための突起部を構
成している。
【0025】以上のような構成において、シャッタバネ
22の第2の延長端部22Cの屈曲部22cが、係止溝
部28に装着し損なったり、装着後に離脱した場合、係
止溝部28より離脱した屈曲部22cは、規制用リブ3
2側に移動し、この規制用リブ32とリブ36A、36
Bによって係止された状態となる。したがって、この状
態では、シャッタバネ22の第2の延長端部22C側が
ロックされ、シャッタバネ22が伸縮不能な状態に保持
されるため、シャッタ板18およびスライダ16は動作
できず、シャッタバネ22の装着不良状態を容易に判定
できる。
【0026】なお、上述のような規制用リブ32を設け
ない場合には、係止溝部28より外れたシャッタバネ2
2の屈曲部22cは、リブ36A、36Bに沿って係止
用リブ30の裏側に移動し、係止用リブ30とボス部3
4の間に挟まれて安定してしまうが、本発明は、このよ
うな屈曲部22cの移動を規制用リブ32によって阻止
するとともに、リブ36A、36Bを用いて、係止溝部
28より外れたシャッタバネ22の屈曲部22cを有効
にロックするようにしたものである。
【0027】図4は、本発明のディスクカセットのシャ
ッタバネ装着部の他の構成例を示す図であり、図4
(1)は、その要部正面図を示し、図4(2)は、その
要部断面図を示している。本例は、上述したスライダ1
6の移動方向と直交方向に形成した規制用リブ32の代
わりに、傾斜方向に形成した規制用リブ44を設けたも
のである。すなわち、規制用リブ44は、ガイド部30
Bの端部30b側から規制用リブ44の終端側に向かっ
て、徐々にスライダ16側に近づくように傾斜してい
る。また、規制用リブ44の傾斜角度は、ガイド部30
Bの傾斜角度よりも小さいものとなっている。
【0028】このように形成した規制用リブ44は、シ
ャッタバネ22を装着する際に、屈曲部22cをガイド
してガイド部30B側に容易に導けるように機能するも
のである。また、シャッタバネ22の屈曲部22cが係
止溝部28より外れた場合には、この屈曲部22cを規
制用リブ44によりガイドしてガイド部30B側へ導
く。
【0029】なお、以上の説明では、上述したシャッタ
バネ22の第1の延長端部22Bの屈曲部22bは、ス
ライダ16に形成した移動側係止部に係止したが、同様
の係止部をシャッタ板18に設けてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、カセ
ットケースのコーナ部に設けたシャッタバネの固定側係
止部に、係止溝部より離脱したシャッタバネの屈曲部を
係止して移動を規制する規制用リブを設け、係止溝部に
装着し損なったり、装着後に離脱したシャッタバネを係
止するようにした。このため、シャッタバネは、その揺
動を規制された状態で保持され、この状態では、シャッ
タが適正なスライド動作を行うことができないので、不
良状態を容易かつ確実に検知することが可能となる。し
たがって、シャッタバネ外れを検出するための特殊な工
程を設けることなく、通常の作業工程でシャッタバネ外
れを検知でき、製造コストの増大を招くことなく、製品
の信頼性を確保できる。また、不良商品の市場流出を阻
止でき、商品イメージの向上にも貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディスクカセットのシャッタバネ
装着部の構成例を示す要部正面図および要部断面図であ
る。
【図2】図1に示すディスクカセットの全体構成を示す
概略斜視図である。
【図3】図1に示すディスクカセットのシャッタバネを
示す平面図および側面図である。
【図4】本発明によるディスクカセットのシャッタバネ
装着部の他の構成例を示す要部正面図および要部断面図
である。
【図5】従来のディスクカセットのシャッタバネ装着部
の構成例を示す要部正面図および要部断面図である。
【図6】図5に示すシャッタバネ装着部を設けたケース
体を示す平面図である。
【符号の説明】
10、12……ケース体、10a、12a……ウインド
部、10A、12A……コーナ部、14……記録ディス
ク、16……スライダ、18……シャッタ板、22……
シャッタバネ、22B、22C……延長端部、22b、
22c……屈曲部、28……係止溝部、30……係止用
リブ、30A……受け部、30B……ガイド部、32、
44……規制用リブ、36A、36B……リブ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ略矩形板状に形成されたケース
    体を重ね合わせた状態で接合し、各ケース体の間に記録
    ディスクを回転自在に収納するカセットケースと、 前記カセットケースの側壁部に設けられ、前記記録ディ
    スクの一部を露出させるウインド部と、 前記カセットケースの前端縁部に沿ってスライド可能に
    取り付けられ、前記ウインド部を開閉するシャッタと、 捩りコイルバネの両端を延長して形成した各延長端部の
    先端に、それぞれ屈曲部を形成し、第1の延長端部の屈
    曲部が、前記シャッタに設けた移動側係止部に係止され
    るとともに、第2の延長端部の屈曲部が、前記カセット
    ケースの前記シャッタがウインド部を開成する方向に移
    動する側のコーナ部に設けた固定側係止部に係止され、
    前記ウインド部を閉成する方向にシャッタを付勢するシ
    ャッタバネと、 を有するディスクカセットにおいて、 前記固定側係止部は、前記各ケース体のうちの一方のケ
    ース体に、前記シャッタバネの第2の延長端部の屈曲部
    を受け止めて係止する係止溝部を形成する係止用リブを
    有し、 前記係止用リブは、略コ字状に形成され、前記シャッタ
    バネの第2の延長端部の屈曲部を受け止める受け部と、
    この受け部の前記シャッタバネに対向する側の端部よ
    り、受け部の開口側に延在し、受け部への屈曲部の装着
    をガイドするガイド部とを有し、 さらに前記ガイド部の先端よりケース体の内方に延在
    し、前記係止溝部より離脱したシャッタバネの屈曲部
    が、前記ガイド部の後方に移動するのを阻止する規制用
    リブを設けた、 ことを特徴とするディスクカセット。
  2. 【請求項2】 前記規制用リブは、前記カセットケース
    の前端縁部とほぼ直交する方向に形成されていることを
    特徴とする請求項1記載のディスクカセット。
  3. 【請求項3】 前記規制用リブは、前記シャッタバネの
    屈曲部を前記ガイド部側にスライドさせる傾斜方向に形
    成され、屈曲部の装着をガイドする機能を兼ねているこ
    とを特徴とする請求項1記載のディスクカセット。
  4. 【請求項4】 前記係止用リブの受け部は、前記一方の
    ケース体の外周部を補強する外周リブと一体に形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載のディスクカセッ
    ト。
  5. 【請求項5】 前記係止用リブのガイド部は、前記シャ
    ッタバネの第2の延長端部の屈曲部を装着する際に、こ
    の屈曲部の軌道にほぼ沿った方向に形成されていること
    を特徴とする請求項1記載のディスクカセット。
  6. 【請求項6】 前記規制用リブの前記シャッタバネに対
    向する側面に形成され、前記係止溝部より離脱して前記
    規制用リブ側に移動した屈曲部が、前記規制用リブの長
    手方向に変位するのを規制する突起部を形成したことを
    特徴とする請求項1記載のディスクカセット。
  7. 【請求項7】 前記シャッタは、前記カセットケースの
    前端縁部に沿って形成されたシャッタスライド溝に係合
    してガイドされ、前記カセットケースの前端縁部に沿っ
    てスライド可能に取り付けられたスライダと、このスラ
    イダに一体に取り付けられて前記ウインド部を開閉する
    シャッタ板とを有することを特徴とする請求項1記載の
    ディスクカセット。
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