JPH10106128A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JPH10106128A
JPH10106128A JP8275469A JP27546996A JPH10106128A JP H10106128 A JPH10106128 A JP H10106128A JP 8275469 A JP8275469 A JP 8275469A JP 27546996 A JP27546996 A JP 27546996A JP H10106128 A JPH10106128 A JP H10106128A
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JP
Japan
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disk
optical
disk device
identification mark
gear
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Withdrawn
Application number
JP8275469A
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English (en)
Inventor
Kenichi Furukawa
憲一 古河
Takayuki Igarashi
隆之 五十嵐
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Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to US08/936,988 priority patent/US6009057A/en
Priority to CA002217115A priority patent/CA2217115A1/en
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/38Visual features other than those contained in record tracks or represented by sprocket holes the visual signals being auxiliary signals
    • G11B23/40Identifying or analogous means applied to or incorporated in the record carrier and not intended for visual display simultaneously with the playing-back of the record carrier, e.g. label, leader, photograph

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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】フォトインタラプタ等のバーコード判読手段の
取り付けが容易なディスク装置を提供することを目的と
する。 【解決手段】ディスク装置1Aは、光ディスク3のプロ
グラム領域3eに記録された情報を読み取るための光学
ヘッド47と、光ディスク3の前記プログラム領域3e
の内周であってかつクランピング・エリア3bの外周に
リング状に設けられた識別標識領域3cの少なくとも一
部に付された識別標識3dの情報を読み取るための識別
標識判読手段85とを有しており、前記識別標識判読手
段85は、光ディスク3が装填された場合に、該装填さ
れた光ディスク3を挟んで前記光学ヘッド47の反対側
に位置するように設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクを再生
又は記録・再生するディスク装置に関し、さらに詳しく
は、光ディスクに付されたバーコードを読み取る機構を
備えたディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図13は、従来の光ディスク3の再生又
は記録・再生を行うディスク装置の構造を示す分解斜視
図である。
【0003】図13に示すように、ディスク装置1C
は、装置本体2と該装置本体2に対し、前後方向(水平
方向)に移動し、出し入れされるディスクトレイ5とか
ら構成されている。
【0004】装置本体2は、概略、底板11と該底板1
1の上部に設けられたメイン回路基板組立体12と、該
メイン回路組立体12の上部に設けられた機構組立体1
3と、該機構組立体13の上側を覆うケース14とから
構成されている。
【0005】ケース14は、天板部14aを有し、その
裏面(内面)には、ディスククランパ38が後述するタ
ーンテーブル26と同軸的に回転可能に設置されてい
る。このケース14は、機構組立体13の上側にビス1
7により取り付けられており、底板11は、メイン回路
基板組立体12を介して機構組立体13の下側にビス1
7により取り付けられている。
【0006】ケース14の前板部14eには、前記ディ
スクトレイ5が通る開口14fが形成されている。この
前板部14eには、スポンジから成る枠16を介して、
同様の開口15aを有するフロントベゼル15が取り付
けられている。
【0007】機構組立体13は、略器形状のシャーシ2
0を有し、該シャーシ20には、機構ユニット22とロ
ーディング機構30とが設けられている。機構ユニット
22は、シャーシ20の底部20aに形成された凹部内
に収まるように配置されており、またローディング機構
30は、凹部21の前方に収まるように配置されてい
る。
【0008】機構ユニット22は、ベース23を有し、
該ベース23には、ターンテーブル回転用のスピンドル
モータ25と、スピンドルモータ25の回転軸に固定さ
れたターンテーブル26と、光学ヘッド27と、該光学
ヘッド27を移動させる光学ヘッド移動機構28と、バ
ーコードを読み取るフォトインタラプタとが設けられて
いる。また、ベース23は、その後方(装置本体2の奥
部側)端部がインシュレータ29を介して、シャーシ2
0に対し回動自在に支持されている。
【0009】ローディング機構30は、シャーシ20上
の前方側部に設けられたローディングモータ31と、該
ローディングモータ31の回転を減速して伝える減速機
構32と、該減速機構32を介して回転させられるカム
ホイール(昇降ギヤ部材)33と、該カムホイール33
の回転に伴って変位(回動)するベース昇降部材(図示
せず)とから構成されている。
【0010】カムホイール33は、前記減速機構32の
ピニオンギヤと噛合する下側ギヤ33aと、ディスクト
レイ5の裏面(下面)に前後方向に沿って形成されたラ
ックギヤ(図示せず)と噛合する上側ギヤ33bとを有
している。また、両ギヤ33a、33b間の軸部外周に
は、円周方向に沿ってカム溝が形成されている。このカ
ム溝に前記ベース昇降部材に形成された突起状のフォロ
アー(図示せず)が係合している。このカムホイール3
3の回転に伴ってフォロアー及びベース昇降部材が変位
し、ベース23が回動、すなわちベース23の前方部分
が上昇位置と下降位置との間で上下動するようになって
いる。
【0011】また、前記ケーシング10の天板14aに
は、ディスククランパ38が回転可能に設置されてい
る。このディスククランパ38は、ターンテーブル26
に設けられた永久磁石に吸着することにより、ターンテ
ーブル26との間で光ディスク3を挟持するようになっ
ている。
【0012】ディスクトレイ5は、光ディスク3を載置
する浅い凹状のディスク載置部5aを有し、その裏面
に、カムホイール33の上側ギヤ33bと噛合するラッ
クギヤ(図示せず)が形成されている。従って、ディス
クトレイ5は、カムホイール33の回転に伴い、シャー
シ20に対し前後方向に、ディスクの装填位置(ディス
ク再生位置)とディスクの排出位置(ディスク取り出し
位置)との間を移動する。
【0013】ディスク装置1Cの非使用時には、ディス
クトレイ5は、ケーシング10内に収納された状態(デ
ィスク装填位置/再生位置)にある。この状態でイジェ
クト操作を行うと、ローディングモータ31が所定方向
に回転し、減速機構32を介してカムホイール33が反
時計方向に回転する。このカムホイール33の回転によ
り、ディスクトレイ5は、前方(ディスク装置の奥側)
へ移動し、開口14f、15aを通過して、ケーシング
10外に突出した位置(ディスク排出位置)まで移動す
る。
【0014】この状態で、ディスク3をディスクトレイ
5のディスク載置部5aに載置し、ローディング操作を
行うと、ローディングモータ31が前記と逆方向に回転
し、減速機構32を介してカムホイール33が前記と逆
方向に回転する。これに伴い、ディスクトレイ5がディ
スク装置の後方へ移動し、開口14f、15aを通過し
て、前記ディスク装填位置まで移動する。これにより、
ディスクトレイ5上に位置決めされた状態で載置された
光ディスク3も、装置本体2のディスク装填位置へ搬送
される。
【0015】これにより、ターンテーブル26の中心部
に形成されたセンタハブが光ディスク3の中心孔3aに
嵌合し、光ディスク3の中心部分を支持するとともに、
ディスククランパ38がターンテーブル26に磁気的に
吸着され、ディスククランパ38とターンテーブル26
との間に光ディスク3が挟持される。この状態で、スピ
ンドルモータ25を作動して光ディスク3を一定速度で
回転し、光学ヘッド27により光ディスク3に記録され
た情報を再生することができる。
【0016】光ディスク3の回転が停止している状態
で、イジェクト操作を行うと、ディスク装置1Cの各機
構が上述したローディング時とは逆の順序でかつ逆方向
に作動し、光ディスク3は、ディスククランパ38によ
るクランプが解除され、ディスクトレイ5に載って排出
される。
【0017】ところで、光ディスクには、各種情報を特
定するために、バーコード等の識別標識が付されたもの
がある。例えば、コダック社(KODAK)により開発
されたフォトCDのような光ディスク3の場合には、図
14に示すように、クランピング・エリア3bの外側で
あって、プログラム領域3eよりも内側のリング状のバ
ーコード領域3c内の一部に、円弧状にバーコード3d
が付されている。このバーコード3dによって、ディス
クの製造メーカーや製造年月日等の情報が特定されてお
り、ディスクの種類やフォーマット等が判別できるよう
になっている。このようなフォトCD等の光ディスクの
バーコードを判読できるようにするためには、光ディス
クのプログラム領域3eに記録された情報を読み取るた
めの光学ヘッドとは別に、バーコード3dの情報を読み
取るためのフォトインタラプタ36を設けなければなら
ない。
【0018】このようなフォトインタラプタを有するデ
ィスク装置としては、例えば、図15に示すようなもの
が開示されている(特開平7−182659号)。同図
に示すように、このディスク装置は、ターンテーブル8
近傍にセンサー取付台9が取り付けられており、該取付
台9にフォトインタラプタ9aが取り付けられている。
そして、このフォトインタラプタ9aを介して装填され
たディスクの下側からバーコードを読み取るようになっ
ている。
【0019】このように、従来の装置では、フォトイン
タラプタは光ディスクの裏面側、即ち、光学ヘッド及び
ターンテーブル等が設けられている側に位置しており、
装填された光ディスクの裏側からバーコードを読み取る
ようになっている。
【0020】ところで、フォトCD等のバーコードが付
された光ディスクが普及する前は、フォトインタラプタ
を備えていなディスク装置が一般的であったため、ター
ンテーブルの周辺はそのようなフォトインタラプタの設
置スペースを考慮しない設計となっている。そのため、
フォトCD等のバーコードが付された光ディスクに対応
できるようにするためには、フォトインタラプタの設置
スペースを確保しなければならない。
【0021】しかしながら、フォトインタラプタが取り
付けられる位置は、光ディスクに付されたバーコードと
の位置関係から決まるが、そのような位置の周辺には、
スピンドルモータや光学ヘッド移動機構等が設けられて
いるので、フォトインタラプタの取付位置は極めて限定
されてしまう。そのため、設計に自由度が少なく、既存
のディスク装置の設計に基づいて、フォトCD等に対応
可能なディスク装置を設計することは種々の困難を伴う
という問題があった。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、フォトイン
タラプタ等のバーコード判読手段の取り付けが容易なデ
ィスク装置を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(10)の本発明により達成される。
【0024】(1) 光ディスクのプログラム領域に記
録された情報を読み取るための光学ヘッドと、光ディス
クの前記プログラム領域の内周であってかつクランピン
グ・エリアの外周にリング状に設けられた識別標識領域
の少なくとも一部に付された識別標識の情報を読み取る
ための識別標識判読手段とを有しており、前記識別標識
判読手段は、光ディスクが装填された場合に、該装填さ
れた光ディスクを挟んで前記光学ヘッドの反対側に位置
するように設けられていることを特徴とするディスク装
置。
【0025】(2) 前記識別標識判読手段は、前記装
填された光ディスクの識別標識領域に対応する位置に設
けられていることを特徴とする上記(1)に記載のディ
スク装置。
【0026】(3) さらに、ターンテーブルとの間で
光ディスクを挟持するディスククランパと、前記ディス
ククランパを支持する支持手段とを有しており、前記識
別標識判読手段は、前記支持手段に設けられていること
を特徴とする上記(2)に記載のディスク装置。
【0027】(4) ディスク装置は、少なくともその
上部がケーシングで覆われており、前記識別標識判読手
段は、前記ケーシングの天板の裏面に設けられているこ
とを特徴とする上記(2)に記載のディスク装置。
【0028】(5) 前記識別標識判読手段は、フォト
インタラプタであることを特徴とする上記(1)ないし
(4)のいずれかに記載のディスク装置。
【0029】(6) 前記識別標識は、バーコードであ
ることを特徴とする上記(1)ないし(5)のいずれか
に記載のディスク装置。
【0030】(7) 前記バーコードは、前記識別標識
領域の一部に、所定角度にわたって円弧状に設けられて
いることを特徴とする上記(6)に記載のディスク装
置。
【0031】(8) 光ディスクのプログラム領域に記
録された情報を読み取るための光学ヘッドと、光ディス
クの前記プログラム領域の内周であってかつクランピン
グ・エリアの外周にリング状に設けられたバーコード領
域の少なくとも一部に円弧状に付されたバーコードの情
報を読み取るためのフォトインタラプタとを有してお
り、前記フォトインタラプタは、光ディスクが装填され
た場合に、該装填された光ディスクを挟んで前記光学ヘ
ッドの反対側に位置し、その位置から前記バーコードの
情報を読み取るようになっていることを特徴とするディ
スク装置。
【0032】(9) さらに、ターンテーブルとの間で
光ディスクを挟持するディスククランパと、前記ディス
ククランパを支持する支持手段とを有しており、前記フ
ォトインタラプタは、前記支持手段に設けられているこ
とを特徴とする上記(8)に記載のディスク装置。
【0033】(10) ディスク装置は、少なくともそ
の上部がケーシングで覆われており、前記識別標識判読
手段は、前記ケーシングの天板の裏面に設けられている
ことを特徴とする上記(8)に記載のディスク装置。
【0034】
【発明の実施の形態】まず、本発明のディスク装置に使
用される光ディスクについて、フォトCDを例に挙げ、
図を参照して説明する。図14は、フォトCDを示す平
面図である。フォトCDは、銀塩写真のフィルムをフィ
ルムスキャナで読み込み、電子化することにより得られ
た画像データを記録した追記型のCDである。
【0035】図14に示すように、フォトCD3は、中
心部に円形状の中心孔3aが形成されており、該中心孔
3aの外側に設けられたクランピング・エリア3bと、
該クランピング・エリア3bの外側に設けられたバーコ
ード領域3cと、該バーコード領域3cの外側に設けら
れたプログラム領域3eとを有している。
【0036】より詳しく説明すると、中心孔3aは、後
述するターンテーブル46の中心部に形成されたセンタ
ハブ46aが嵌合するようになっている。また、後述す
るディスククランパ80がターンテーブル46に磁気的
に吸着され、フォトCD3のクランピング・エリア3b
がディスククランパ80とターンテーブル46との間に
挟持され、これによってフォトCD3がターンテーブル
46とともに回転可能に支持される。
【0037】バーコード領域3cは、クランピング・エ
リア3bの外側であって、プログラム領域3eよりも内
側にリング状に設けられており、該バーコード領域3c
の一部に、所定角度にわたって円弧状にバーコード3d
が付されている。このバーコード3dによって、ディス
クの種類を判別するための情報及びディスクの製造メー
カーや製造場所や製造年月日等の情報が特定されてい
る。
【0038】バーコード3dは、多数の太い線と細い線
から成るバー3fとスペース3gとの組み合わせによっ
て構成されている。フォトCDの場合、バー3fは透明
になっており、光が透過可能になっている。一方、スペ
ース3gは、金色に着色されており、光を反射する。な
お、バーコード領域3cのバーコードが付されていない
部分もスペース3gと同様に金色に着色されている。従
って、バーコード3dは、ディスクの表面からでも裏面
からでも光学的に読み取ることができる。バーコード3
dを読み取る場合には、具体的には、フォトインタラプ
タのようなセンサ(バーコードリーダー)が用いられ
る。なお、便宜上、図面ではバー部を黒線で示した。
【0039】プログラム領域は、上述した画像データを
記録する領域である。このプログラム領域3eに記録さ
れた情報は、後述するディスクの径方向に移動可能な光
学ヘッドによりディスクの裏側から読み取られる。
【0040】次に、本発明のディスク装置を添付図面に
示す好適実施例に基づいて詳細に説明する。なお、上述
した実施例と同様の部材又は部品については、同じ符号
を付している。
【0041】図1は、本発明のディスク装置1Aの実施
例を示す斜視図である。図1に示すように、本発明のデ
ィスク装置1Aは、図13に記載した従来例と同様に、
フォトCD等の光ディスク3を再生又は記録・再生する
装置であって、概略、装置本体2と、該装置本体2に対
し前後方向(水平方向)に移動する光ディスク3搬送用
のディスクトレイ5とから構成されている。
【0042】装置本体2は、図13に記載した従来例と
同様に、回路基板組立体(図示せず)と、該回路基板組
立体の上に設けられた機構組立体とを有しており、それ
らがケーシング10に収容されている。
【0043】このケーシング10は、複数の金属板から
構成され、前方部分には、開口15aを有するフロント
ベゼル15が取り付けられている。
【0044】図2は、上記実施例の装置本体2のケーシ
ング10を取り除いた平面図であり、機構ユニットが下
降位置(下側位置)にある状態を示しており、図3は、
同実施例の別の平面図であり、機構ユニットが上昇位置
(上側位置)にある状態を示している。
【0045】図2及び図3に示すように、前記ケーシン
グ10に内蔵されている機構組立体13は、ほぼ器形状
をなし、好ましくは硬質樹脂で構成されたシャーシ40
を有している。このシャーシ40は、ほぼ長方形の板状
の底部40aと、該底部40aの左右及び後方縁部に沿
ってコの字状に立設された壁部40bとから構成されて
いる。
【0046】このシャーシ40の前方側には、壁部は形
成されておらず、開放された状態になっている。そし
て、機構組立体13がケーシング10内に組み込まれた
際に、このシャーシ40の開放部分がケーシング10に
取り付けられたフロントベゼル15の開口15aと整合
し、前記開口15aを介してディスクトレイ5が出し入
れされるようになっている。
【0047】このディスクトレイ5は、図1に示すよう
に、浅い凹状のディスク載置部5aを有しており、光デ
ィスク3は、このディスクトレイ5のディスク載置部5
a上に載置され、所定位置に位置規制された状態でディ
スク装填位置(ディスク再生位置)まで搬送される。
【0048】図4に示すように、ディスクトレイ5の裏
面の左右両側には、シャーシ40の底部40aの左右に
突設されたガイド部材40g(図2、図3)とそれぞれ
係合するガイド溝5L、5Rが前後方向に形成されてい
る。また、このディスクトレイ5の裏面には、さらに、
一方のガイド溝5Lに沿ってディスクトレイ5の前後方
向に伸びる直線状の第1のラック6aと、この第1のラ
ック6aの前方端部(ディスクトレイ5の前方側(図4
中下側))に連続するように形成された約90度の角度
の円弧状の第2のラック6bとを有するラックギヤ6が
形成されている。
【0049】また、図4に示すように、ディスクトレイ
5の裏面の前記第1のラック6aの反対側には、ガイド
溝5Rに沿ってカム部材移動規制溝7が設けられてい
る。このカム部材移動規制溝7は、前記第1のラック6
aと平行に伸びる第1の移動規制溝7aと、第1の移動
規制溝7aに対してほぼ45度の角度で傾斜する第2の
移動規制溝7bと、該第2の移動規制溝7bに対してほ
ぼ45度の角度で傾斜する第3の移動規制溝7cとから
構成されている。従って、第1の移動規制溝7aに対し
て第3の移動規制溝7cは、ほぼ直角に設けられてい
る。
【0050】図2及び図3に示すように、前記シャーシ
40には、光ディスク3を載置するターンテーブル46
と、ディスク3を再生又は記録・再生するための光学ヘ
ッド47などが設けられた機構ユニット42が設けられ
ている。この機構ユニット42は、シャーシ40の底部
40aに形成されたほぼ四角形の開口41内に収まるよ
うに配置されており、機構ユニット42の前方部が前記
ターンテーブル46上に光ディスク3が支持される上昇
位置(上側位置/図3)と該上昇位置より下方の下降位
置(下側位置/図2)との間で変位できるように後方部
が前記シャーシ40に回動可能に支持されている。
【0051】より詳しくは、図2及び図3に示すよう
に、機構ユニット42は、好ましくは硬質樹脂で構成さ
れたベースフレーム43と、該ベースフレーム43に対
し弾性部材(インシュレータ)441を介して支持され
た保持部材44とを有している。
【0052】前記ベースフレーム43は、前方部及び後
方部を有するほぼ四角形の枠状に形成されている。この
ベースフレーム43の後方(装置本体2の奥部)の左右
両側部には、それぞれ、機構ユニット42のシャーシ4
0に対する回動支持部としての軸431、432が突出
形成されている。これらの軸431、432は、それぞ
れ、シャーシ40側に形成された軸孔433、434に
挿入されている。これにより、機構ユニット42は、そ
の後方部がシャーシ40に対し回動可能に軸支されてい
る。そして、機構ユニット42(ベースフレーム43)
が軸431、432を中心に回動すると、機構ユニット
42の前方部がシャーシ40に対し、図2に示す下降位
置と図3に示す上昇位置との間で上下に変位するように
なっている。
【0053】このベースフレーム43の前方には、一対
のガイドピン43a、43bが突設されている(図6及
び図7参照)。これらのガイドピン43a、43bは、
それぞれに対応してシャーシ40の開口41を規定する
前方壁に形成された一対の垂直方向のガイドスロット
(図示せず)を通って、後述するカム機構51のカム部
材55のカム溝58a、58bと係合し、該カム部材5
5の変位によりベースフレーム43の前方部を上下方向
に案内するようになっている。
【0054】以上のように構成されたベースフレーム4
3と開口41を規定するシャーシ40の間には、シャー
シ40の変形(熱変形等)を考慮して、所定の間隙41
Gが形成されている。この間隙41Gは、ベースフレー
ム43のほぼ全周にわたって形成され、その幅は、シャ
ーシ40が最大限変形してもベースフレーム43の回動
が阻害されない程度に設定されている。
【0055】前記保持部材44は、ほぼ四角形の底部4
4aとその周囲に形成された壁部44bとから構成され
ている。この壁部44bは、ベースフレーム43の枠内
に所定の間隙43Gを介して収まるように、ベースフレ
ーム43よりも一回り小さいサイズに形成されている。
この保持部材44は、ベースフレーム43の後方部ほぼ
中央に内向きに突出形成されたタブ43Tと、ベースフ
レーム43の前方部左右角部に形成されたタブ43Tと
にそれぞれ設けられた弾性部材(インシュレータ)44
1を介してベースフレーム43に支持されている。すな
わち、保持部材44は、ほぼ二等辺三角形をなす3点に
おいて、弾性部材441を介してベースフレーム43に
支持されている。
【0056】各弾性部材441は、図5に示すように、
軸方向の中心孔441aを有するほぼ円筒状の形状を有
しており、ゴムなどの弾性材料から形成されている。ま
た、その外周には円周方向に凹溝441bが形成されて
いる。そして、その中心孔441aを前記ベースフレー
ム43のそれぞれのタブ43Tに設けられた軸に挿通さ
せるとともに、保持部材44の対応する位置に形成され
た切り欠きを前記凹溝441bに嵌合させることによ
り、保持部材44をベースフレーム43上に支持してい
る。
【0057】また、この保持部材44には、図2及び図
3に示すように、ターンテーブル回転用のスピンドルモ
ータ45と、該スピンドルモータ45の回転軸45aに
固定されたターンテーブル46と、光学ヘッド(アクチ
ュエータを含む)47と、該光学ヘッド47を光ディス
ク3の半径方向に移動する光学ヘッド移動機構48とが
設けられている。該スピンドルモータ45は、保持部材
44に固定された金属の板状のモータ支持部45bに取
り付けられている。このスピンドルモータ45は、高速
回転可能なものであり、例えば光ディスク3を200〜
6400rpm 程度で回転することができるものである。
【0058】前記ターンテーブル46は、円盤状の部材
であって、その中心部には、リング状突部よりなるセン
ターハブ46aが突出形成されている。このセンターハ
ブ46aは、光ディスク3の中心孔3aに嵌合するもの
であり、嵌合の際の位置ズレを吸収するために、先端部
から基端部にかけてテーパーが形成されている。また、
このセンターハブ46aの内側であって前記スピンドル
モータ45の回転軸45aの周囲には、後述するディス
ククランパを吸着するためのリング状の永久磁石46b
が設けられている。
【0059】また、ターンテーブル46の上面側(ディ
スク3を挟持する側)のセンターハブ46aの周囲の部
分には、リング状のパッド46cが接着されている。こ
のパッド46cは、各種ゴム、軟質樹脂、多孔質材料
(発泡体)のような、弾性を有し、摩擦係数の比較的大
きな材料で構成されており、これにより、光ディスク3
を挟持して回転させる際に、光ディスク3の滑りを防止
する機能を有する。
【0060】光学ヘッド47は、光ディスク3からの反
射光をミラー(又はプリズム)等でほぼ直角に屈曲して
受光素子へ導く構成の横型の光学ヘッドである。
【0061】図2及び図3に示すように、この光学ヘッ
ド移動機構48は、正転/逆転可能なモータ48aと、
モータ48aの駆動により回転するウォームギヤ48b
と、ウォームギヤ48bと噛合するピニオンギヤ48c
と、該ピニオンギヤ48cと噛合するラックギヤ48d
と、ラックギヤ48dが固定されるスライダ48eと、
スライダ48eの移動方向を規制するガイド棒48g
と、スライダ48eと一体的に形成され光学ヘッド47
が設けられたヘッド支持台48fとで構成されている。
ウォームギヤ48b及びガイド棒48gは、それぞれ、
その長手方向がディスク装置1Aの前後方向となるよう
に配置されている。
【0062】このような光学ヘッド移動機構48におい
ては、モータ48aの駆動によりウォームギヤ48bが
所定方向に回転すると、その回転が各ギヤを介して伝達
され、スライダ48eがガイド棒48gに沿ってディス
ク装置1Aの前後方向に移動し、これにより、ヘッド支
持台48fに固定された光学ヘッド47が、ディスクト
レイ5上に載置された光ディスク3の半径方向に移動す
る。以上のような光学ヘッド47と光学ヘッド移動機構
48とで、光ディスク3のプログラム領域3eに記録さ
れた情報を再生する再生手段が構成される。
【0063】なお、スピンドルモータ45及び光学ヘッ
ド移動用のモータ48aは、後述するローディングモー
タ61と合わせて、図示しない回路基板組立体に設けら
れた制御手段(CPU)により制御される。
【0064】図2及び図3に示すように、前記機構ユニ
ット42の前方には、機構ユニット42を下降位置(図
2)と上昇位置(図3)との間で変位させるとともに、
ディスクトレイ5を装填位置と排出位置との間で移動さ
せるためのローディング機構50が設けられている。こ
のローディング機構50は、前記機構ユニット42と連
動するように設けられ、第1位置(図2)と第2位置
(図3)との間で移動可能に構成されたカム機構51
と、ディスクトレイ5及びカム機構51を駆動するため
の駆動機構60とを有している。
【0065】カム機構51は、図2に示す第1位置出
は、機構ユニット42を下降位置に位置せしめ、図3に
示す第2位置出は機構ユニット42を上昇位置に位置せ
しめるように動作するものであり、より詳しく説明する
と、図6及び図7に示すように、シャーシ40に対し、
横方向(ディスクトレイ5の移動方向と直交する方向)
に第1位置(図6)と第2位置(図7)との間でスライ
ド可能に設置されたカム部材55を有している。このカ
ム部材55は、概略、板状の水平部55aと該水平部5
5aの一方の長辺と垂直になるように一体に形成された
板状の垂直部55bとを有する断面ほぼL字型の部材か
ら構成されている。
【0066】このカム部材55の水平部55aには、シ
ャーシ40の前方部上面に突設された一対の突起52
a、52bにそれぞれ係合する横方向の案内溝56a、
56bが形成されており、カム部材55を前記第1位置
と第2位置との間で案内している。また、この水平部5
5aの裏面には、シャーシ40の前方部上面に形成され
た横方向の長孔に挿入される係合ピン57が設けられて
いる。この係合ピン57は、後述する非常排出機構と連
動するものである。
【0067】また、カム部材55の垂直部55bは、シ
ャーシ40の開口41を規定する前方壁に対向して位置
するものである。この垂直部55bには、一対の同形状
のカム溝58a、58bが形成されている。両カム溝5
8a、58bは、それぞれ水平方向に延びる上溝581
及び下溝583と、上溝581と下溝583とを接続す
る傾斜溝582とで構成されている。
【0068】これらのカム溝58a、58bには、前述
した機構ユニット42のベースフレーム43の前面に設
けられたガイドピン(従動部材)43a、43bがそれ
ぞれ挿入されている。これらのガイドピン43a、43
bは、カム部材55が第1位置と第2位置との間で移動
するとカム溝58a、58bに沿って摺動し、上下方向
に移動する。
【0069】すなわち、カム部材55が第1位置に位置
する場合、ガイドピン43a、43bは下溝583と係
合しており(図6)、機構ユニット42の前方部は図2
に示す下降位置にある。カム部材55が第1位置から第
2位置に向かって移動すると、ガイドピン43a、43
bは、傾斜溝582に沿って上昇し、それに伴い機構ユ
ニット42の前方部も下降位置から上昇位置へ向けて持
ち上げられる。そして、カム部材55が第2位置に達す
ると、ガイドピン43a、43bは上溝581に係合し
(図7)、機構ユニット42の前方部は図3に示す上昇
位置に変位する。
【0070】また、前記カム部材55の水平部55aの
端部には、前記ディスクトレイ5の裏面に形成したカム
部材移動規制溝7に係合する突起59が一体に形成され
ている。そのため、このカム部材55は、前記突起59
がディスクトレイ5の第1の移動規制溝7aに係合して
いる間は、横方向の移動が規制され、第1位置に保持さ
れる。そして、ディスクトレイ5の移動に伴い、この突
起59が第1の移動規制溝内7aを摺動して第2の移動
規制溝7bまで達すると、突起59は第2の移動規制溝
7bの傾斜溝に沿って移動し、カム部材55をカム溝5
8a、58bの下溝583の範囲で変位させる。そし
て、突起59が第3の移動規制溝7cの位置まで達する
と、カム部材55が第2位置へ移動できるように構成さ
れている。
【0071】また、ローディング機構50の駆動機構6
0は、図6及び図7に示すように、シャーシ40の前方
部裏面に設けられた正転/逆転可能な直流(DC)モー
タからなるローディングモータ61と、該ローディング
モータ61の回転軸61aに取り付けられたピニオンギ
ヤ62と、ピニオンギヤ62と噛合する中径の第2ギヤ
63と、第2ギヤ63の下部に同軸で固定された小ギヤ
(図示せず)と噛合する大径の第3ギヤ64とを有して
いる。この第3ギヤ64の上部には小径の円筒部が同軸
上に一体に形成されており、その円筒部の上部には小ギ
ヤ64aが同軸上に一体に形成されている。この第3ギ
ヤ64の小ギヤ64aには、ディスクトレイ5の第1及
び第2のラック6a、6bと噛合する作動ギヤ65が噛
合している。この作動ギヤ65は、前記第3ギヤ64の
小ギヤ64aと噛合する下側ギヤ65aと、該下側ギヤ
65aと同軸上に一体に形成されディスクトレイ5のラ
ックと噛合する上側ギヤ65bとから構成されている。
【0072】本実施例では、これらの各ギヤ62〜65
は、いずれも平歯車で構成されており、これらのギヤの
組合せにより、ローディング機構50におけるローディ
ングモータ61の減速機構を構成している。
【0073】前記作動ギヤ65は、第3ギヤ64の回転
軸64bに回動可能に取り付けられた遊星アーム66に
設けられた回転軸67に回転可能に設けられている。こ
の遊星アーム66は、前記第3ギヤ64の円筒部に回転
可能に嵌合する回転部66aと、該回転部66aから伸
びる第1のアーム66bと第2のアーム66cとを有
し、全体としてほぼくの字状に形成されている。
【0074】この遊星アーム66の第1のアーム66b
の一端に前記回転軸67が突設されており、この回転軸
67に作動ギヤ65が回動自在に取り付けられている。
すなわち、この作動ギヤ65は、第3ギヤ64の回転軸
64bを公転軸とし、第1のアーム66bの回転軸67
を自転軸とし、第2のラック6bに沿って転動する遊星
ギヤとして構成されており、第3ギヤ64の小ギヤ64
aが太陽ギヤとして機能するようになっている。また、
この遊星アーム66の第2のアーム66cの先端には下
向きにピン68が突設され、前記カム部材55に形成さ
れた係合部55cに嵌合している。
【0075】なお、前記遊星アーム66の回転部66a
の一部は、図6及び図7に示すように、部分的に切り欠
かれており、第3ギヤ64の小ギヤ64aがその切り欠
き部から露出し、その部分で作動ギヤ65の下側ギヤ6
5aと噛合するようになっている。
【0076】以上のような構成を有することから、この
作動ギヤ65は、ディスクトレイ5の第1のラック6a
と係合する場合は、所定位置に保持された状態でディス
クトレイ5をディスク排出位置とディスク装填位置との
間で移動させる第1動作を行い、ディスクトレイ5の第
2のラック6bと係合する場合は、カム部材55を前記
第1位置と第2位置との間で移動させる第2動作を行う
ようになっている。
【0077】より詳しく説明すると、前述したように、
カム部材55は、該カム部材55の水平部55aの上面
に設けた突起59がディスクトレイ5の裏面の第1の移
動規制溝7aに係合している間は、第1位置から第2位
置への移動が規制される。従って、その間、すなわちデ
ィスクトレイ5が排出位置と装填位置との間で移動する
間は、遊星アーム66の第2のアーム66cのピン68
がカム部材55の係合部55cと係合しているので、遊
星アーム66は回転できない状態にある。そのため、作
動ギヤ65は、カム部材55の突起59がディスクトレ
イ5の第1の移動規制溝7aに係合している間は、所定
位置に保持された状態にある。そして、その状態では、
作動ギヤ65は、図2に点線で示すように、ディスクト
レイ5の第1の直線状ラック6aと係合しており、ロー
ディングモータ61の回転により、ディスクトレイ5を
ディスク排出位置とディスク装填位置との間で移動させ
るディスクトレイ5の駆動ギヤとして機能する。
【0078】一方、ディスクトレイ5がディスク装填位
置直前まで移動すると、前記カム部材55の突起59は
ディスクトレイ5の第1の移動規制溝7aから第2の移
動規制溝7bに移動し、カム部材55をわずかに変位さ
せる。そして、ディスクトレイ5がさらに移動し、その
後方当接部5d、5eがシャーシ40の壁部40bに当
接してそれ以上の移動が規制されると、前記突起59は
第3の移動規制溝7cに達し、カム部材55は第1位置
から第2位置への移動が可能となる。この状態において
は、図3に点線で示すように、作動ギヤ65は第2の円
弧状ラック6bと係合しており、またカム部材55が第
2位置へ移動可能な状態にあり遊星アーム66が回転で
きることから、作動ギヤ65はローディングモータ61
の回転に伴い第2の円弧状ラック6bに沿って移動し、
遊星ギヤとして機能する。
【0079】この作動ギヤ65の移動に伴い、遊星アー
ム66は公転軸64bを中心に図6に示す位置から図7
に示す位置まで時計方向に回転し、それにより遊星アー
ム66の第2のアーム66cも同様に回転する。この第
2のアーム66cの回転に伴い、カム部材55は係合部
55cに連結されたピン68を介して駆動され、図6に
示す第1位置から図7に示す第2位置に向かって移動す
る。このカム部材55の第1位置から第2位置への移動
に伴い、機構ユニット42のベースフレーム43前方の
ガイドピン43a、43bは、傾斜溝582、582に
沿って上昇し、機構ユニット42の前方部は図2に示す
下降位置から図3に示す上昇位置に変位する。
【0080】また、本発明に係るディスク装置1Aは、
例えば光ディスク3を回転駆動して再生を行っている最
中に停電などにより光ディスク3の回転が停止したとき
に、手動でディスクトレイ5を前方へ移動し、光ディス
ク3を排出し得る非常排出機構70を備えている。
【0081】この非常排出機構70は、図2及び図3に
示すように、シャーシ40の前方部において駆動機構6
0の側方に設けられた回動可能なレバー71から構成さ
れている。このレバー71は、回転軸72により固定さ
れた中心部71aと該中心部71aから伸びるカム部材
駆動部71bと該駆動部71bとほぼ直交する方向に突
出する被押圧部71cとを有し、全体としてほぼL字型
に形成されている。カム部材駆動部71bの先端部は、
前記カム部材55の水平部55a裏面に設けた係合ピン
57と連動するようになっており、また被押圧部71c
の先端は、フロントベゼル15に形成された挿入孔(図
示せず)から挿入される操作部材(図示せず)の受け部
をなしている。
【0082】以上のように構成された非常排出機構70
は、カム部材55が図6(図2)に示す第1位置から図
7(図3)に示す第2位置まで移動すると、カム部材5
5の水平部55a裏面に設けられた係合ピン57がカム
部材駆動部71bを押し、レバー71を図3に示す位置
まで回転させる。この第2位置では、機構ユニット42
は、上昇位置に移動しており、光ディスク3の再生が行
われる。
【0083】この状態で停電などにより、駆動機構60
のローディングモータ61が作動しなくなり、機構ユニ
ット42が上昇位置に留まり、光ディスク3の取り出し
ができなくなる場合がある。
【0084】そのような場合には、ディスク装置1A前
面のフロントベゼル15に形成された挿入孔(図示せ
ず)より、細長い棒状の操作部材を挿入し、該操作部材
の先端をレバー71の被押圧部71cの受け部に当接さ
せ、その状態で操作部材をさらに押し込む。すると、レ
バー71は、図3に示す位置から回転軸72を中心とし
て反時計方向に回転し、その回転に伴いカム部材駆動部
71bはカム部材55の係合ピン57を横方向に押し、
その結果カム部材55は第2位置(図7)から第1位置
(図6)へ移動する。それに伴って、機構ユニット42
も上昇位置(図3)から下降位置(図2)に移動し、光
ディスク3からターンテーブル46を離脱させ、ディス
クトレイ5をフロントベゼル15の開口15aからわず
かに突出させる。この状態では、駆動機構60の作動ギ
ヤ65は、ディスクトレイ5の第1のラック6aと係合
しており、突出部を掴んでディスクトレイ5をフロント
ベゼル15の開口15aから引き出すことができる。
【0085】シャーシ40の上部には、ディスククラン
パ80が設置されている。このディスククランパ80
は、図8に示すように、中央部に開口81aが形成され
た板状の支持部材81に回転可能に支持されている。
【0086】詳しくは、支持部材81は、その両端をそ
れぞれシャーシ40の取付部40cにボス(又はリベッ
ト)で止めることにより、シャーシ40の上部に横方向
に架設されている。一方、ディスククランパ80は、支
持部材81の開口81aに挿嵌される有底の扁平なドラ
ム状の本体部80aと、本体部80aの上部外周に形成
され支持部材81の上面に係止されるフランジ部80b
とから形成されている。この本体部80aの内部には、
リング状の鉄製の被吸着部材が配設されており、ターン
テーブル46に埋設された永久磁石46bに吸着される
ようになっている。
【0087】また、図8ないし図10に示すように、支
持部材81には、回路基板83が設置されている。この
回路基板83の支持部材81と接する面には、光ディス
ク3のバーコード3dを読み取るための識別標識判読手
段として、図示しない発光素子と受光素子とを有するフ
ォトインタラプタ(バーコードリーダ)85が取り付け
られている。また、この回路基板83の一端からはフォ
トインタラプタ85からの信号を出力する信号線87が
コネクタ89を介して伸びている。
【0088】一方、支持部材81には、開口81aとは
別に開口81bが形成されている。この開口81bは、
光ディスク3が装填位置にあるときに、バーコード領域
3cの上方に位置するように配置されており、該開口8
1bにフォトインタラプタ85が位置するようになって
いる。従って、フォトインタラプタ85は、光ディスク
3が装填された場合において、光ディスク3を挟んで光
学ヘッド47の反対側に位置するように設けられてお
り、またバーコード領域3cに対応する位置に設けられ
ている。
【0089】なお、ディスククランパ80は、フォトイ
ンタラプタ85の取付位置との関係を考慮して、適宜形
状やサイズを変更することができる。
【0090】次に、ディスク装置1Aの作用について説
明する。ディスク装置1Aの非使用時には、空のディス
クトレイ5は、ケーシング10内(装置本体2内)に収
納された状態(ディスク装填位置)にある。この状態で
は、図3に示すように、機構ユニット42は上昇位置に
あり、またカム部材55は第2位置にあり、カム部材5
5の水平面55aの突起59は第3の移動規制溝7cに
位置する。さらに、駆動機構60の作動ギヤ65は、図
3に点線で示すように、ディスクトレイ5裏面の第2の
ラック6bの第1のラック6aと反対側の端部にて、該
ラック6bと係合した状態にある。
【0091】この状態でイジェクト操作を行うと、ロー
ディングモータ61が所定方向に回転し、減速機構を介
して作動ギア65が図3中時計方向に回転する。この状
態では、作動ギヤ65は軸64bを公転軸とする遊星ギ
ヤとして機能し、その回転に伴い第2のラック6bに沿
って第1のラック6aの方へ移動する。この作動ギヤ6
5の移動に伴い、遊星アーム66は公転軸64bを中心
として反時計方向に回動する。この遊星アーム66の回
動に従い、第2のアーム66cはピン68を介してカム
部材55を図3(図7)に示す第2位置から図2(図
6)に示す第1位置へ移動させ、それにより機構ユニッ
ト42も上昇位置から下降位置へ移動する。このカム部
材55の第2位置から第1位置への移動の間は、カム部
材55の水平部55a上面の突起59は第3の移動規制
溝7cに沿って摺動し、第2の移動規制溝7bを経て第
1の移動規制溝7aに達する。
【0092】その時点では、作動ギヤ65は第2の円弧
状ラック6bから第1の直線状ラック6aに移動してお
り、またカム部材55の突起59も第2の移動規制溝7
bから第1の移動規制溝7aに移動している。このカム
部材55の突起59が第1の移動規制溝7aに移動する
と、カム部材55は横方向の移動が規制され、それに伴
い遊星アーム66も回転できない状態となり、作動ギヤ
65はその位置でディスクトレイ5の駆動ギヤとして作
動する。そのため、作動ギヤ65は、図2に点線で示す
ように、ディスクトレイ5の第1のラック6aと係合
し、ディスクトレイ5を装填位置から排出位置へ移動さ
せる。この状態では、機構ユニット42は既に下降位置
に変位しており、ディスククランパ80から所定距離離
間している。そのため、ディスククランパ80やターン
テーブル46がディスクトレイ5の排出動作を妨げるこ
とはない。
【0093】フロントベゼル15の開口15aから引き
出されたディスクトレイ5のディスク載置部5aに光デ
ィスク3を載置し、ローディング操作を行うと、ローデ
ィングモータ61が前記と逆方向に回転し、減速機構を
介して作動ギヤ65が図2中反時計方向に回転(逆回
転)する。これに伴い、ディスクトレイ5が後方(ディ
スク装置の奥側)へ移動し、開口15aを通過して、前
記ディスク装填位置まで移動する。これにより、ディス
クトレイ5上に位置決めされた状態で載置された光ディ
スク3も、装置本体2内のディスク装填位置へ搬送され
る。
【0094】ディスクトレイ5のローディング中、すな
わち後方への移動中は、作動ギヤ65はディスクトレイ
5裏面の第1のラック6aと係合しており、またカム部
材上部の突起59は第1移動規制溝7aに沿って案内さ
れる。従って、カム部材55は、第1位置に保持され、
第2位置の方へ移動することができない。その結果、遊
星アーム66も回転することができずに所定位置に保持
され、作動ギヤ65はその所定位置において回転し、デ
ィスクトレイ5の駆動ギヤとして機能する。そして、機
構ユニット42は、その前方部が下降位置にある状態を
維持する。
【0095】ディスクトレイ5がディスク装填位置に接
近すると、カム部材55に形成された突起59が第1の
移動規制溝7aから第2の移動規制溝7bに移動し、カ
ム部材55はわずかに横方向にシフトされる。そして、
ディスクトレイ5がディスク装填位置まで到達すると、
ディスクトレイ5の後方部に設けた後方当接部5d、5
eがシャーシ40の壁部40bに当接し、ディスクトレ
イ5はそれ以上の移動が規制される。この状態では、カ
ム部材55の突起59は第2の移動規制溝7bを経て第
3の移動規制溝7cへ移動しており、カム部材55は第
1位置から第2位置への移動が可能な状態となり、その
結果遊星アーム66も回転できる状態になる。また、こ
の状態では、作動ギヤ65は第1のラック6aから第2
のラック6bへの移行点に位置している。
【0096】そのため、この状態では、ディスクトレイ
5の移動が規制されている一方、遊星アーム66の回転
が可能なことから、ローディングモータ61の回転によ
り作動ギヤ65が回転すると、作動ギヤ65は第2の円
弧状ラック6bに沿って回転しながら移動し、遊星ギヤ
として機能することになる。
【0097】この作動ギヤ65が遊星ギヤとして機能し
て第2の円弧状ラック6bに沿って移動すると、作動ギ
ヤ65の移動に伴って遊星アーム66が公転軸64bを
中心として、図2中時計方向に回転する。遊星アーム6
6がそのように回転すると、遊星アーム66の第2のア
ーム66cも同様に時計方向に回転し、それによりカム
部材55は第1位置から第2位置に移動する。
【0098】このカム部材55の移動に伴って、機構ユ
ニット42のベースフレーム43先端のガイドピン43
a、43bがカム溝58a、58bの傾斜溝582に沿
って上溝581まで押し上げられる。それによって、機
構ユニット42は下降位置から上昇位置に変位し、ディ
スクトレイ5上に載置されてディスク装填位置まで搬送
されてきた光ディスク3の中心孔3aにターンテーブル
46のセンターハブ46aが係合する。そして、ディス
ククランパ80がターンテーブル46の永久磁石46b
に吸着され、それらの間に光ディスク3を挟持する。
【0099】この状態で再生スイッチなどが操作される
と、スピンドルモータ45の回転とともにターンテーブ
ル46も回転し、それに伴って光ディスク3も回転す
る。光ディスク3の回転が開始すると、まずバーコード
3dの読み取りが開始される。即ち、フォトインタラプ
タ85の発光素子から発せられた光が回転している光デ
ィスク3のバーコード領域3cに照射され、バーコード
3dのスキャンを行う。フォトインタラプタ85の発光
素子から発せられた光は、バーコード領域3dで反射
し、フォトインタラプタ85の受光素子によって光信号
からアナログ電気信号に変換される。図11に示すよう
に、このアナログ電気信号は、アナログ信号増幅器10
1により増幅され、A/D変換器103にてA/D変換
された後に、所定の入力ポートを介してコンピュータ本
体105に送られる。そこで、このデジタル信号の情報
に基づいて、所定のソフトウェアを通じてディスクの種
類やフォーマットなどが判別されるとともに、ディスク
の製造メーカーや製造場所や製造年月日等の情報が把握
される。このようにしてディスクの種類が判別される
と、続いて光ディスク3の再生が開始され、プログラム
領域3eに記録された情報が読み出される。
【0100】なお、再生されているCDがバーコードを
有しない通常のCD−ROMである場合には、フォトイ
ンタラプタは何も検出しないので、通常のCDと認識し
た上でそのディスクの再生を行う。従って、通常のCD
にも対応できることは言うまでもない。
【0101】上記構成のディスク装置においては、ケー
シング10を取り外すだけで、容易にフォトインタラプ
タ85を取り付けることができるので、既存の装置にフ
ォトインタラプタ85を後付けで取り付けることも可能
である。即ち、ディスクの裏側からバーコードを読み取
る方式の場合には、スピンドルモータ周辺の設計、例え
ば、ターンテーブルや光学ヘッドなどの構成を十分考慮
してフォトインタラプタを取り付ける必要があるため、
取付位置が極めて制限され、取付困難であったが、ディ
スクの上側からバーコードを読み取る方式の場合には、
ディスク上方にフォトインタラプタの取付位置を制限す
るようなものはほとんどないので、フォトインタラプタ
の取付位置周辺の構成に制限されることなく、容易に取
り付けることが可能である。また、フォトインタラプタ
は光ディスクを挟んで光学ヘッドの反対側に設けられて
いるので、フォトインタラプタを新たに設ける場合で
も、光学ヘッド、スピンドルモータ、ターンテーブル等
周辺の設計変更をする必要がない。
【0102】次に、本発明に係るディスク装置の第2実
施例について、図12に基づいて説明する。なお、第1
実施例と同様の部材又は部品については、同じ符号を付
している。
【0103】図12に示す第2実施例のディスク装置1
Bは、ディスククランパ80を支持する支持部材を有し
ていない。この種のディスク装置では、ケーシング10
の天板10aの裏面(内面)に、ディスククランパ80
がターンテーブル45と同軸的に回転可能に設けられて
いる。さらに、ケーシング10の天板10aの裏面に設
けられたディスククランパ80近傍に、フォトインタラ
プタ85を取り付けた回路基板83が配設されている。
この回路基板83は、光ディスク3が装填位置に位置し
ている場合において、フォトインタラプタ85がバーコ
ード領域3cの上方に位置するように取り付けられてい
る。従って、フォトインタラプタ85は、光ディスク3
が装填された場合において、光ディスク3を挟んで光学
ヘッド47の反対側に位置するようになっている。
【0104】第2実施例のディスク装置1Bにおいて、
フォトインタラプタを後付けで取り付ける場合でも、第
1実施例のディスク装置1A同様に、ディスク上方にフ
ォトインタラプタの取付位置を制限するようなものはほ
とんどないので、フォトインタラプタの取付位置周辺の
構成に制限されることなく、容易に取り付けることが可
能であり、またフォトインタラプタを新たに設ける場合
でも、光学ヘッド、スピンドルモータ、ターンテーブル
等周辺の設計変更をする必要がない。
【0105】なお、フォトインタラプタの取付位置は、
ディスクの上方であればよく、上記実施例に記載した取
付位置に限定されるものではない。
【0106】また、上記実施例では、フォトCDについ
て説明したが、バーコードを有するものであれば、フォ
トCD以外のCDにも対応可能である。
【0107】また、上記実施例では、識別標識としてバ
ーコードを用いたディスクの場合について説明したが、
バーコード以外の識別標識、例えば、2次元のデータシ
ンボル等を付したディスクを用いる場合には、識別標識
判読手段も識別標識の種類に対応したものを用いること
ができる。
【0108】以上、本発明のディスク装置を図示の実施
例について説明したが、本発明は、以上の実施例に限定
されるものではなく、種々の改良や改変を行うことも可
能である。
【0109】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、識
別標識判読手段(フォトインタラプタ)が光ディスクを
挟んで光学ヘッドの反対側、すなわち光ディスクの上方
に位置しているので、識別標識判読手段を取り付ける際
に、取付位置を制限するようなものはほとんどない。従
って、識別標識判読手段の取付に際して、光学ヘッド、
スピンドルモータ、あるいはターンテーブル等の構成や
位置関係を考慮する必要がないので、識別標識判読手段
の取付位置周辺の構成に制限されることなく、容易に取
り付けることが可能である。
【0110】また、識別標識判読手段は光ディスクを挟
んで光学ヘッドの反対側に設けられているので、識別標
識判読手段を新たに設ける場合でも、光学ヘッド、スピ
ンドルモータ、ターンテーブル等周辺の設計変更をする
必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスク装置の実施例を示す斜視図で
ある。
【図2】図1に示すディスク装置における装置本体の平
面図であって、機構ユニットが下降位置にある状態を示
している。
【図3】図1に示すディスク装置における装置本体の平
面図であって、機構ユニットが上昇位置にある状態を示
している。
【図4】図1に示すディスク装置のディスクトレイの裏
面の構成を示す底面図である。
【図5】図1に示すディスク装置における弾性部材の構
成を示す斜視図である。
【図6】図1に示すディスク装置におけるカム機構の構
成を示す斜視図であって、カム部材が第1位置にある状
態を示している。
【図7】図1に示すディスク装置におけるカム機構の構
成を示す斜視図であって、カム部材が第2位置にある状
態を示している。
【図8】図1に示すディスク装置におけるディスククラ
ンパの構成及びフォトインタラプタの取付位置を示す斜
視図である。
【図9】図1に示すディスク装置において、ディスクが
装填位置にある状態を示す平面図である。
【図10】図1に示すディスク装置において、ディスク
が装填位置にある状態を示す断面図である。
【図11】図1に示すディスク装置とコンピュータ本体
とにおいて、バーコードの信号処理回路を示すブロック
図である。
【図12】第2実施例におけるディスク装置において、
ディスクが装填位置にある状態を示す断面図である。
【図13】本発明のディスク装置に使用される光ディス
クを示す平面図である。
【図14】従来のディスク装置を示す分解斜視図であ
る。
【図15】従来のディスク装置におけるフォトインタラ
プタの取付位置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1A ディスク装置 2 装置本体 3 光ディスク(ディスク) 3a 中心孔 3b クランピング・エリア 3c バーコード領域(識別標識領域) 3d バーコード(識別標識) 3e プログラム領域 3f バー 3g スペース 5 ディスクトレイ 5a ディスク載置部 5L、5R ガイド溝 6 ラックギヤ 6a 第1のラック 6b 第2のラック 7 カム部材移動規制溝 7a 第1の移動規制溝 7b 第2の移動規制溝 7c 第3の移動規制溝 10 ケーシング 10a 天板 13 機構組立体 15 フロントベゼル 15a 開口 40 シャーシ 40a 底部 40b 壁部 40c 取付部 40g ガイド部材 41 開口 41G 間隙 42 機構ユニット(フィードユニット) 43 ベースフレーム 43a、43b ガイドピン 43T タブ 431、432 軸 433、434 軸孔 44 保持部材 44a 底部 44b 壁部 441 弾性部材(インシュレータ) 45 スピンドルモータ 45a スピンドルモータの回転軸 45b モータ支持部(金属板) 46 ターンテーブル 46a センターハブ 46b 永久磁石 46c パッド 47 光学ヘッド 48 光学ヘッド移動機構 48a モータ 48b ウォームギヤ 48c ピニオンギヤ 48d ラックギヤ 48e スライダ 48f ヘッド支持台 48g ガイド棒 50 ローディング機構 51 カム機構 52a、52b 突起 55 カム部材 55a 水平部 55b 垂直部 55c 係合部 56a、56b 案内溝 57 係合ピン 58a、58b カム溝 581 上溝 582 傾斜溝 583 下溝 59 突起 60 駆動機構 61 ローディングモータ 61a 回転軸 62 ピニオンギヤ 63 第2ギヤ 64 第3ギヤ 64a 小ギヤ(太陽ギヤ) 64b 回転軸(公転軸) 65 作動ギヤ 65a 下側ギヤ 65b 上側ギヤ 66 遊星アーム 66a 回転部 66b 第1のアーム 66c 第2のアーム 67 回転軸(自転軸) 68 ピン 70 非常排出機構 71 レバー 71a 中心部 71b カム部材駆動部 71c 被押圧部 72 回転軸 80 ディスククランパ 80a 本体部 80b フランジ部 81 支持部材(支持手段) 81a 開口 81b 開口 83 回路基板 85 フォトインタラプタ(識別標識判読手
段) 87 信号線 89 コネクタ 101 アナログ信号増幅器 103 A/D変換器 105 コンピュータ本体

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクのプログラム領域に記録され
    た情報を読み取るための光学ヘッドと、 光ディスクの前記プログラム領域の内周であってかつク
    ランピング・エリアの外周にリング状に設けられた識別
    標識領域の少なくとも一部に付された識別標識の情報を
    読み取るための識別標識判読手段とを有しており、 前記識別標識判読手段は、光ディスクが装填された場合
    に、該装填された光ディスクを挟んで前記光学ヘッドの
    反対側に位置するように設けられていることを特徴とす
    るディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記識別標識判読手段は、前記装填され
    た光ディスクの識別標識領域に対応する位置に設けられ
    ていることを特徴とする請求項1に記載のディスク装
    置。
  3. 【請求項3】 さらに、ターンテーブルとの間で光ディ
    スクを挟持するディスククランパと、 前記ディスククランパを支持する支持手段とを有してお
    り、 前記識別標識判読手段は、前記支持手段に設けられてい
    ることを特徴とする請求項2に記載のディスク装置。
  4. 【請求項4】 ディスク装置は、少なくともその上部が
    ケーシングで覆われており、 前記識別標識判読手段は、前記ケーシングの天板の裏面
    に設けられていることを特徴とする請求項2に記載のデ
    ィスク装置。
  5. 【請求項5】 前記識別標識判読手段は、フォトインタ
    ラプタであることを特徴とする請求項1ないし請求項4
    のいずれかに記載のディスク装置。
  6. 【請求項6】 前記識別標識は、バーコードであること
    を特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載
    のディスク装置。
  7. 【請求項7】 前記バーコードは、前記識別標識領域の
    一部に、所定角度にわたって円弧状に設けられているこ
    とを特徴とする請求項6に記載のディスク装置。
  8. 【請求項8】 光ディスクのプログラム領域に記録され
    た情報を読み取るための光学ヘッドと、 光ディスクの前記プログラム領域の内周であってかつク
    ランピング・エリアの外周にリング状に設けられたバー
    コード領域の少なくとも一部に円弧状に付されたバーコ
    ードの情報を読み取るためのフォトインタラプタとを有
    しており、 前記フォトインタラプタは、光ディスクが装填された場
    合に、該装填された光ディスクを挟んで前記光学ヘッド
    の反対側に位置し、その位置から前記バーコードの情報
    を読み取るようになっていることを特徴とするディスク
    装置。
  9. 【請求項9】 さらに、ターンテーブルとの間で光ディ
    スクを挟持するディスククランパと、 前記ディスククランパを支持する支持手段とを有してお
    り、 前記フォトインタラプタは、前記支持手段に設けられて
    いることを特徴とする請求項8に記載のディスク装置。
  10. 【請求項10】 ディスク装置は、少なくともその上部
    がケーシングで覆われており、 前記識別標識判読手段は、前記ケーシングの天板の裏面
    に設けられていることを特徴とする請求項8に記載のデ
    ィスク装置。
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