JPH10104946A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置及び画像形成装置

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JPH10104946A
JPH10104946A JP8258878A JP25887896A JPH10104946A JP H10104946 A JPH10104946 A JP H10104946A JP 8258878 A JP8258878 A JP 8258878A JP 25887896 A JP25887896 A JP 25887896A JP H10104946 A JPH10104946 A JP H10104946A
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JP
Japan
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developing device
shutter
toner
image
black developing
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JP8258878A
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English (en)
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Hiroyuki Isobe
裕順 磯部
Nobuharu Hoshi
信晴 星
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置本体に対して他の現像装置と個別に着脱
可能であって、操作性に優れた現像装置及び画像形成装
置を提供する。 【解決手段】 像担持体に形成した潜像を現像して画像
を形成する画像形成装置における、前記像担持体の母線
に直角な方向に揺動可能な揺動ガイド部に、前記像担持
体の母線と同一方向へ挿入又は引き抜くことによって着
脱可能な現像装置であって、トナー担持体を保護するた
めに前記ハウジングに開閉可能に取り付けられたシャッ
タと、現像装置を前記揺動ガイド部に着脱するときに、
前記シャッタを開閉するためのシャッタ開閉部材とを有
し、前記シャッタは、ハウジングに対して少なくとも2
個所の支持部によって支持され、第一の支持部は前記ト
ナー担持体の軸心に対して回転可能なシャッタ軸で支持
され、第二の支持部は前記シャッタ開閉部材によって支
持されることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば複写機やプ
リンター等の電子写真の画像形成装置に使用される現像
装置及びこれを用いる電子写真の画像形成装置に関す
る。
【0002】ここで、電子写真の画像形成装置とは、電
子写真の画像形成プロセスを用いて記録媒体に画像を形
成するものである。例えば、電子写真感光体、電子写真
プリンター(LED プリンター、レーザビームプリンター
など)、電子写真フアクシミリ装置、および、電子写真
ワードブロセッサーなどが含まれる。
【0003】
【従来の技術】最初に、図16を参照して従来のカラーレ
ーザープリンタの構成について簡単に説明する。
【0004】図16に示すように、一次帯電器は、電圧を
印加した帯電ローラー104 bを、像担持体である感光ド
ラム104 aに圧接する構成となっている。この帯電ロー
ラ104 bは、潜像形成を行う前に、感光ドラム104 a表
面を一様に帯電する。
【0005】感光ドラム104 aへの露光は、レーザーダ
イオード110 aを有すスキャナー部110 によって行われ
る。レーザーダイオード110 aは、画像信号に対応して
発光し、ポリゴンミラーへ照射する。反射されたレーザ
光は、高速に回転しているポリゴンミラーによって、感
光ドラムの母線方向の走査を行う。そして、結合レンズ
110 b及び反射ミラー110 cを介して、感光ドラム104
aの表面に集光される。その結果、上記光学手段によっ
て感光ドラム104 aの表面には、画像層号に対応した各
色の静電潜像が形成される。
【0006】回転現像装置105 は、各色の現像器、即ち
マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックのトナーを収納
した現像器、105 M、105 C、105 Y、105 Kを備えて
いる。これら4色の現像器は、軸105 eに対して回転可
能に配置されている。各現像器の中心は、公転するギア
の外周に配置された、自転するギアに連動して回転し、
その姿勢が一定に維持されている。さらに、4色の現像
器は、軸105 eに対してトルク配分が均一になるよう
に、収納するトナー容量はそれぞれ同一量としている。
【0007】画像形成に際しては、潜像に対応した色の
現像器105 M(105 C、105 Y、105 K)が、感光ドラ
ム104 aに対向した位置に静止する。そして、その位置
で現像ローラ105 bが、感光ドラム104 a表面と微小隙
間を確保して対向するよう位置決めされる。そして、現
像器105 M(105 C、105 Y、105 K)が現像位置に移
動すると、現像ローラ105 bには、装置本体の高圧電源
と接続され、バイアスが印加される。また同時に、装置
本体の駆動源からの駆動手段に結合される。
【0008】このように、現像ローラ105 bがバイアス
の印加と回転駆動を受けることにより、感光ドラム上の
潜像が現像され、トナー像が形成される。
【0009】一方、装置本体内の下部には給紙部101 が
配置されており、転写ドラム103 へ転写材を給送してい
る。転写材102 は、給紙カセット101 aに収納されてい
る。そして、画像形成動作に応じて、給紙ローラ101 b
が回転し、カセット101 a内から転写材102 を一枚ずつ
分離して、転写ドラム103 へ給送する。
【0010】転写ドラム103 は給紙部101 から給送され
た転写材102 の巻きつけが行われる。転写ドラム103 の
外周には、接離可能な静電吸着ローラ103 gが設けられ
ており、転写材102 を転写ドラム103 との間で挟み込む
ように圧接している。またこの時、静電吸着ローラ103
gと転写ドラム103 との間にバイアスを印加することに
より、転写材102 を転写ドラム103 の外周に静電吸着を
行っている。そして、感光ドラム104 a上の各色のトナ
ー像を、転写部103 において転写材102 上に転写させ
る。
【0011】ところで、マゼンタトナー像の転写が終了
すると、次の現像器105 Cが回転し、感光ドラム104 a
に対向した現像位置に位置決めされる。同様のプロセス
で、シアン、イエロー、ブラックの潜像と現像が順次行
われ、得られたトナー像が転写材102 上に転写され、フ
ルカラー画像が形成される。つまり、転写材102 を保持
した転写ドラムが4回転することにより1枚の4色フル
カラー画像を得ることが出来る。
【0012】クリーナー104 dは、感光ドラム104 a上
に残留したトナーをクリーニングするためのものであ
り、転写部下流の感光ドラム104 aの外周に配置されて
いる。
【0013】4色トナー像の転写が終了した転写材は、
転写ドラム103 から分離して定着部106 へ搬送される。
【0014】定着部106 は、加圧ローラー106 aと、こ
れに圧接する定着ローラ106 bを備えている。上記定着
部で転写材102 は、熱と圧力により各色トナー像が転写
材102 に定着される。そして最後に、転写材102 は、排
出ローラー対107 によって排出トレイ108 に排出される
ものである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】現在、ビジネス市場に
おけるプリンタ等の一般的な使用形態は、パソコン等の
ネットワーク上に接続されており、複数の使用者が共有
使用している。そして、ここで使用されるネットワーク
対応のプリンタの多くは、モノクロ画像専用のプリンタ
であり、モノクロドキュメントの多量、高速出力に使用
されている。
【0016】一方、現在普及しているカラープリンタの
ほとんどは、モノクロ画像の多量、高速出力には向いて
おらず、もっぱら、カラードキュメント専用に使用され
るケースが多い。よって、使用者は、ドキュメントの用
途や種類に応じて、モノクロ専用プリンタとカラー専用
プリンタの何れかを、使い分けている。
【0017】このような使い分けは、出力するドキュメ
ントの種類が、限定される環境においては効果的である
が、多様なドキュメントの出力が考えられるビジネス市
場においては、効果が薄いと考えられる。
【0018】このような観点からみたとき、今後のネッ
トワーク対応のカラープリンタにおいても、カラードキ
ュメントの出力の可否にかかわらず、モノクロ画像の多
量、高速出力に対応しなければならないことが予想され
る。そして、上記のような使用形態においては、1ペー
ジ当りのコストも、モノクロ並に下げる必要があると望
まれる。
【0019】また、上記モノクロドキュメントの多量、
高速出力を実現するためには、ブラック現像器のトナー
容量を、従来のモノクロのネットワーク対応のプリンタ
並に増大させる必要がある。
【0020】ところが、上記従来例においては、4色の
現像器105 M、105 C、105 Y、105 Kはすべてロータ
リー内に配置されている。このような構成で、特定色の
現像器のトナー容量を増やした場合、ロータリー回転時
のトルクバランスが崩れ、安定な回転を行うことが困難
となる。このため、現像器の切り替え時間の不足や、現
像器の停止位置のズレ等が発生し、良好な画像形成がで
きない、という不都合が生じるおそれがある。
【0021】本発明は上記問題点を解決するために考案
されたものであり、その目的は、装置本体に対して他の
現像装置と個別に着脱可能であって、操作性に優れた現
像装置及び該現像装置を用いる画像形成装置を提供する
ことにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、像担持体に形成した潜
像を現像して画像を形成する画像形成装置における、前
記像担持体の母線に直角な方向に揺動可能な揺動ガイド
部に、前記像担持体の母線と同一方向へ挿入又は引き抜
くことによって着脱可能な現像装置であって、トナー収
容部を有するハウジングと、前記トナー収容部に収容さ
れたトナーを前記像担持体に供給するためのトナー担持
体と、前記トナー担持体を保護するために前記ハウジン
グに開閉可能に取り付けられたシャッタと、現像装置を
前記揺動ガイド部に着脱するときに、前記シャッタを開
閉するためのシャッタ開閉部材とを有し、前記シャッタ
は、前記ハウジングに対して少なくとも2個所の支持部
によって支持され、第一の支持部は前記トナー担持体の
軸心に対して回転可能なシャッタ軸で支持され、第二の
支持部は前記シャッタ開閉部材によって支持されること
を特徴とする。
【0023】上記構成にあっては、現像装置を画像形成
装置本体に着脱するときにシャッタをスムーズに開閉す
ることができるものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るカラー画像形
成装置を図面を参照して説明する。尚、ここでは説明の
順序として、まず、カラー画像形成装置の構成について
説明し、次にこれに用いられているブラック現像器の構
成について詳細に説明する。
【0025】{画像形成装置の全体の説明}図1はカラ
ー画像形成装置の一形態であるカラーレーザープリンタ
の全体構成説明図であり、図2はその外観図である。
【0026】カラーレーザープリンタの画像形成部は、
一定速度で回転する像担持体である感光ドラム15と、固
定式のブラック現像器21Bと、回転可能な3つのカラー
現像器(イエロー現像器20Y、マゼンタ現像器20M、シ
アン現像器20C)から構成されている。
【0027】上記画像形成部の下方には、現像され多重
転写されたカラー画像を保持し、給送部から給送された
転写材2に転写するための中間転写体9が配置されてい
る。
【0028】そして、カラー画像が転写された転写材2
を、定着部25へ搬送してカラー画像を転写材2に定着
し、排出ローラ34,35,36によって装置上面の排出部37
へ排出するものである。
【0029】尚、上記回転可能なカラー現像器及び固定
式のブラック現像器はプリンタ本体に対して個別に着脱
可能に構成されている。
【0030】次に上記画像形成装置の各部の構成につい
て順次詳細に説明する。
【0031】{像担持体ユニット}ドラムユニット13
は、感光ドラム15と、該ドラム15のホルダーを兼ねるク
リーニング装置の容器14とが一体的に構成されている。
そして、このドラムユニット13はプリンタ本体に対して
着脱自在に支持され、感光ドラム15の寿命に合わせて容
易にユニット交換可能であるよう構成されている。
【0032】本実施形態に係る感光ドラム15は、直径約
62mmのアルミシリンダーの外側に有機光導電体層を塗布
して構成し、これが感光ドラム15のハウジングを兼ねる
クリーニング装置の容器14に回転自在に支持されてい
る。
【0033】感光ドラム15の周上には、クリーナブレー
ド16、一次帯電手段17が配置され、また図1の後方側の
一方端には図示しない駆動モーターの駆動力を伝達する
ことにより、感光ドラム15を画像形成動作に応じて図1
の反時計回りに回転させるようにしている。
【0034】{帯電手段}帯電手段17は接触帯電方法を
用いたものであり、導電性ローラを感光ドラム15に当接
させ、この導電性ローラに電圧を印加することによって
感光ドラム15の表面を一様に帯電させるものである。
【0035】{露光手段}上記感光ドラム15への露光は
スキャナー部30から行われる。即ち、画像信号がレーザ
ーダイオードに送られると、このレーザーダイオード
は、画像信号に対応するタイミングで光をポリゴンミラ
ー31へ照射する。このポリゴンミラー31は、スキャナー
モーターによって高速回転しており、ポリゴンミラー31
で反射した光は、結像レンズ32及び反射ミラー33を介し
て感光ドラム15の表面を選択的に露光し、その結果感光
ドラム15上に静電潜像を形成する。
【0036】{現像手段}現像手段は上記静電潜像を可
視像化するために、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラ
ックの各色現像を可能とする3個の回転現像器20Y、20
M、20Cと1個のブラック現像器21Bから構成される。
【0037】ブラック現像器21Bは、装置本体への装着
時以外は、現像位置に固定される現像器である。現像ロ
ーラであるスリーブ21BS は、感光ドラム15に対し微小
間隔(300 μm 程度)を確保して配置される。そして、
感光ドラム15上にブラックトナーによる可視像を形成す
る。
【0038】前記ブラック現像器21Bは、図1に示すよ
うに、容器内のトナーを送り機構21BA によって送り込
み、現像ローラ21BS の外周に圧接された塗布ブレード
21BB によって図示時計方向に回転する現像ローラ21B
S の外周にトナーを薄層塗布し、且つトナーへ電荷を付
与(摩擦帯電)する。そして、現像ローラ21BS に現像
バイアスを印加することにより、感光ドラム15の静電潜
像に対応して反転現像(ジャンピング現像)を行い、感
光ドラム表面にトナー像として顕像化される。
【0039】ブラック現像器21Bのトナー容量は、ユー
ザーの取り扱う書類や画像パターンとトナー消費量を鑑
み、他のYMC現像器のトナー容量の2倍以上の15000
ページ(A4,5%印字)相当のトナーを内包してい
る。
【0040】このようにブラック現像器を大容量化する
ことにより、ユーザーがブラック現像器を交換する頻度
を低減すると共に、プリント1枚あたりのランニングコ
ストも低減することが可能となる。
【0041】尚、ブラック現像器の配置位置は、図1に
示すように、露光装置であるレーザスキャナーと回転現
像器であるYMC現像器の中間に配置されている。前記
配置関係により、YMC現像器が回転する際に漏れるト
ナーが、レーザースキヤナー等の光学部品にまで飛散す
ることを防止している。これにより、トナーがポリゴン
やレンズ、ミラー等に付着し潜像形成の妨げになること
を防止し、鮮明な出力画像を得ることができる。
【0042】一方、3個の回転現像器20Y、20M、20C
は各々6000ページ(A4, 5%印字)相当のトナーを内
包している。前記3個の回転現像器は、軸22を中心とし
て回転する現像ロータリー23に着脱可能に保持されてい
る。
【0043】画像形成に際しては各現像器が現像ロータ
リー23に保持された状態で軸22を中心に回転移動し、所
定の現像器が、感光ドラム15に対向した位置に停止す
る。この時現像ローラ20YS は、感光ドラム15に対し微
小間隔(300 μm程度)を確保されており、感光ドラム
15の静電潜像に対応して可視像を形成する。
【0044】カラー画像形成時には中間転写体9の1回
転毎に現像ロータリー23が回転し、イエロー現像器20
Y、マゼンタ現像器20M、シアン現像器20C、次いでブ
ラック現像器21Bの順で現像工程がなされる。
【0045】例えば、イエローの回転現像器20Yが、感
光ドラムユニツトに対向した位置に位置決め静止した場
合には、イエローの回転現像器20Yは容器内のトナーを
送り機構によって塗布ローラ20YR へ送り込む。図示時
計方向に回転する塗布ローラ20YR 及び現像ローラ20Y
S の外周に圧接されたブレード20YB が図1の時計方向
に回転する現像ローラ20YS の外周にトナーを薄層塗布
し、かつトナーへ電荷を付与(摩擦帯電)する。そし
て、現像ローラ20YS に、現像バイアスを印加すること
により、感光ドラム15上に形成された潜像をトナー現像
を行うものである。マゼンタ現像器20M、シアン現像器
20Cについても上記同様なメカニズムでトナー現像が行
われる。また、各回転現像器20Y、20M、20Cの各現像
ローラに対するバイアスの印加と駆動の伝達は、各現像
器が現像位置に回転移動されたとき、行われるものであ
る。
【0046】{中間伝写体}中間転写体9は、カラー画
像形成動作時に各現像器により可視化された感光ドラム
15上のトナー画像を4回(Y、M、C、Bの4色の各画
像)にわたり多重転写を受けるものである。そして、感
光ドラム15の外周速度と同期して図1の時計回りに回転
する。
【0047】また、多重転写を受けた中間転写体9は、
電圧が印加された転写ローラ10によって、転写材2を挟
み込み搬送することにより、転写材2に中間転写体上の
各色トナー像を同時多重転写する。
【0048】本実施形態に係わる中間転写体9は、直径
186mm のアルミシリンダー12の外周を中抵抗スポンジや
中抵抗ゴム等の弾性層11で覆った構成をしている。この
中間転写体9は回転自在に支持され一体的に固定される
ギヤ(図示せず)に駆動が伝達され回転する。
【0049】{クリーニング手段}クリーニング手段
は、現像手段によって感光ドラム15に可視像化されたト
ナーが、中間転写体9に転写された後、感光ドラム15上
に残ったトナーをクリーニングするものである。その
後、クリーニングにより発生した廃トナーは、クリーナ
容器14に蓄えられる。容器14に蓄えられる廃トナーの量
は、感光ドラムの寿命より早く容器14を満たすことはな
く、従って、クリーナ容器14は感光ドラム15の寿命交換
時に同時に一体で交換処理される。
【0050】{給紙部}給紙部は、画像形成部へ転写材
2を給送するものであり、複数牧の転写材2を収納した
カセット1と給紙ローラ3、給送ローラ4、重送防止の
リタードローラ5、給紙ガイド6、レジストローラ8か
ら主に構成される。
【0051】画像形成時には給紙ローラ3が、画像形成
動作に応じて駆動回転し、カセット1内の転写材2を一
枚ずつ分離給送する。分離給送された転写材2は、ガイ
ド6によって案内され、搬送ローラ7を経由してレジス
トローラ8に至る。画像形成動作中にレジストローラ8
は、転写材2を静止待機させる非回転の動作と、転写材
2を中間転写体に向けて搬送する回転の動作とを所定の
シーケンスで行い、次工程である転写工程時の画像と転
写材2との位置合わせを行う。
【0052】{転写部}転写部は、揺動可能な転写ロー
ラ10からなっており、転写ローラ10は、金属軸を中抵抗
発泡弾性体で巻いてあり、図1の上下方向に移動可能で
かつ駆動を有す。
【0053】上記中間転写体9上に4色のトナー像を形
成している間、即ち中間転写体9が複数回転する間は、
図1の実線に示すよう転写ローラ10は下方に位置し、画
像を乱さぬように中間転写体9とは離れている。
【0054】上記中間転写体9上に4色のトナー像が形
成し終わった後、転写ローラ10は、転写材2にカラー画
像を転写するタイミングに合わせて、中間転写体9に所
定の圧で、図1の鎖線で示す上方の位置に押しつけられ
る。この時同時に転写ローラ10には、バイアスが印加さ
れ中間転写体9上のトナー画像は転写材2に転写され
る。
【0055】ここで、中間転写体9と転写ローラ10の両
者に挟まれた状態の転写材2は、転写工程が行われると
同時に、図1の左方向に所定の速度で搬送され、次工程
である定着器にむけて搬送される。
【0056】{定着部}定着部25は、前述工程で形成さ
れたトナー画像を定着させるものである。図1に示すよ
うに、定着部25は、転写材2に熱を加えるための定着ロ
ーラ26と、転写材2を定着ローラ26に圧接させるための
加圧ローラ27とから成っている。各ローラは中空ローラ
であり、その内部にヒータ28,29が配置されている。そ
して、各ローラの回転駆動により転写材2を搬送するよ
う構成されている。即ち、トナー像を保持した転写材2
は、定着ローラ26と加圧ローラ27とにより搬送され、同
時に熱及び圧力を加えられることにより、トナーが転写
材2に定着される。
【0057】{ブラック現像器}次に前記色現像器とは
個別で装置本体に着脱可能な現像装置である前記ブラッ
ク現像器の本体への装着と位置決め方法について、図3
乃至図15を用いて説明する。
【0058】尚、図3はブラック現像器21Bが揺動ガイ
ド部50に装着される前の、略斜視図である。図4は揺動
ガイド部の略斜視説明図である。図5はブラック現像器
21Bのトナー収容部21BK の斜視説明図である。図6は
ブラック現像器21Bの外観の斜視説明図である。図7は
ブラック現像器21Bのリア側の側面説明図である。図8
はブラック現像器21Bのフロント側の略斜視説明図であ
る。図9はブラック現像器への駆動伝達構成の断面説明
図を示している。図10はブラック現像器21Bと揺動ガイ
ド部50が係合されている状態を示す説明図である。図11
はブラック現像器を装着した状態での主断面説明図であ
る。図12はブラック現像器21Bが揺動ガイド部50に装着
され、感光ドラム15に当接している状態の略斜視説明図
である。図13はブラック現像器装着状態でのフロント側
の側面説明図を示している。図14と図15はブラック現像
器を装着したときのリア側の拡大説明図を示している。
【0059】以下の説明では装置本体へ挿入装着するブ
ラック現像器21Bの挿入方向奥側をリア側、挿入方向手
前側をフロント側という。
【0060】このブラック現像器21Bはトナー収容部を
有する第一ハウジング21BE と、その長手方向両側に取
り付けた第二ハウジングであるホルダー21BF ,21BR
からなるハウジングにトナー担持体である現像ローラ21
BS を回転可能に取り付け、かつこの現像ローラ21BS
を保護するために開閉可能なシャッタ21BO がハウジン
グに取り付けてあり、このブラック現像器21Bを装置本
体の揺動ガイド部50に装着するものである。
【0061】(ブラック現像器の装着)揺動ガイド部50
は、揺動ガイド50Aのリア側に揺動側板50Bが固定配置
されている。揺動ガイド50Aのフロント側には、揺動穴
50Mが形成されており、一方、リア側の揺動側板50Bに
は、揺動穴50Nが形成されている。
【0062】装置本体の、フロント側側板60には第一揺
動軸54が、リア側側板61には第二揺動軸55が固定配置さ
れている。これら第一揺動軸54と第二揺動軸55に対し
て、前記揺動穴50Mと揺動穴50Nがそれぞれ係合してい
る。
【0063】揺動ガイド部50は、前記揺動軸と揺動穴の
係合により、揺動軸を支点として揺動できる。そして、
前記第一揺動軸54と第二揺動軸55を結ぶ軸線は、前記感
光ドラム15の母線に平行となるように配置されており、
揺動ガイド部50は感光ドラム15の母線と直角方向に揺動
するようになっている。これにより、揺動ガイド部50に
装着したブラック現像器21Bの現像ローラ21BS が感光
ドラム15と平行になる。
【0064】前記揺動ガイド部50の揺動は回転レバー51
の回転動作で行われる。この回転レバー51は、装置本体
のフロント側に配置されている。カム52は、回転レバー
51の回転レバー軸53に同軸に固定されており、回転レバ
ー51の回転と同位相で回転する。回転レバー51を回転さ
せると、カム52が回転し、カム52の外周面が揺動ガイド
50Aと揺動側板50Bに摺接する。この摺接動作により、
揺動ガイド部50は、揺動軸を支点として上下に揺動す
る。
【0065】本実施形態では、回転レバー51が水平位置
から垂直位置に約90°回転でき、この時、揺動ガイド部
50は約10°揺動する。
【0066】装置本体に、ブラック現像器21Bを挿入す
る時は、回転レバー51を回転させ、その姿勢が水平にな
るようセットする。この時、図3に示されるように、本
体正面に形成された、挿入口63は、その全面が開放され
る。
【0067】新品のブラック現像器を使用する場合は、
通常、ブラック現像器21Bを十分に振り、その後、不図
示のトナーシールを引き、最後に装置本体にブラック現
像器21Bをセットする。このように、あらかじめブラッ
ク現像器21Bを十分に振るのは、トナー収容部21BK 内
のトナーの固まりを均一にほぐすためである。
【0068】ところが、誤ってブラック現像器を長手方
向に振られたり、振った後に、垂直方向に持たれると、
ほぐれたトナーが、一方に片寄ってしまう恐れがある。
しかしながら、本実施形態においては、図5に示すよう
に、トナー収容部21BK の開口21BM の近傍に、隔壁21
BN を複数配置しているので、上記問題を防ぐことがで
きる。
【0069】前記ブラック現像器の装着準備が終った
後、使用者は、ブラック現像器21Bを水平に支持し、挿
入口63に挿入する。図6に示すように、ブラック現像器
21Bのリア側のホルダー21BR には、ガイドリブ21BC
が形成されており、このガイドリブ21BC は揺動ガイド
50Aの入口とラフに合わせられる形状となっている。本
実施形態では、前記ガイドリブ21BC と揺動ガイド50A
の入口は、称呼で0.5 〜2mmの寸法ガタを有している。
これにより、使用者はブラック現像器21Bを揺動ガイド
50Aの入口にラフに合わせた後、奥へ押すことでスムー
ズに挿入することができる。
【0070】ところで、ブラック現像器21Bには、現像
ローラ21BS を保護するためのシャッタ21BO が、回転
移動が可能なように保持されている。ブラック現像器21
Bのリア側に配置されるホルダー21BR には、シャッタ
開閉部材21BP が不図示の軸を中心に回転自在に位置決
めされており、不図示のバネにより一方向に押されてい
る。また、シャッタ軸21BQ は、フロント側に配置され
るホルダー21BF にまたがって配置され、現像ローラ21
BS の軸と同軸に回転可能に支持されている。
【0071】このシャッタ21BO の一ケ所の支持部は、
シャッタ開閉部材21BP に支持されており、他の一ケ所
の支持部はシャッタ軸21BQ で支持されている。即ち、
前記シャッタ21BO は、前記シャッタ開閉部材21BP と
シャッタ軸21BQ により、断面方向で2ケ所を支持され
ている( 図7参照) 。この状態で、シャッタ開閉部材21
BP の他端部を、感光ドラム15の母線と直角な方向に回
転モーメントを与えると、シャッタ開閉部材21BP が不
図示の軸を中心に回転し、シャッタ21BO がスムーズに
回転移動する。
【0072】尚、本実施形態にあっては図7及び図11に
示すように、シャッタ軸21BQ の回転領域に突起で構成
したストッパー21BZ が設けてあり、シャッタ軸21BQ
が前記ストッパー21BZ に突き当たることによってシャ
ッタ21BO の回転が規制されるようになっている。
【0073】本実施形態においては、シャッタ軸21BQ
の回転中心軸の端部は、フロント側のホルダー21BF と
リア側のホルダー21BR に形成された穴に挿入されてい
る。そして、図6に示すように、特にフロント側のホル
ダー21BF に形成された穴には、ラジアル方向からシャ
ッタ軸21BQ の端部を圧入可能な切り欠きで構成した入
口21BL が形成されている。このように構成すること
で、シャッタ軸21BQ を前記入口21BL から押込むこと
で、組付けを簡単に行うことが出来る。
【0074】また、図8に示すように、ホルダー21BF
の側面に、シャッタ軸受21BT を用いて、シャッタ軸21
BQ の端部を組付けてもよい。この場合、感光ドラム15
の母線と同一方向に組付けできるので、さらに容易な組
立を行うことができる。
【0075】前記シャッタ開閉部材21BP の回転を実現
するために、本実施形態においては、図3及び図4に示
すように、揺動ガイド部50に開閉案内部材50Jを配置し
ている。開閉案内部材50Jは、揺動ガイド50Aに固定さ
れており、緩やかな斜面で形成された壁面となってい
る。ブラック現像器21Bを揺動ガイド部50にある程度挿
入すると、前記開閉案内部材50Jに対して、シャッタ開
閉部材21BP の他端部が当接する。更に、ブラック現像
器21Bの挿入を続けると、シャッタ開閉部材21BP の他
端部は、開閉案内部材50Jに形成された緩やかな斜面に
沿って移動することになる。このシャッタ開閉部材21B
P の動きを断面方向でみると、シャッタ開閉部材21BP
は、不図示の軸を中心に回転していることになる。この
ような構成により、ブラック現像器21Bの挿入動作に連
動して、シャッタ21BO は開閉動作を行うことができ
る。
【0076】シャッタ開閉部材21BP の回転をスムーズ
に行うためには、開閉案内部材50Jの斜面部は、45°以
下が望ましく、特に本実施形態においては、約15°に設
定されている。なお、ブラック現像器21Bの長手が短い
A4サイズの現像器の場合では、短いストロークで開閉
動作を行わなければならないので、開閉案内部材50Jの
斜面部は、15°より大きく45°以下に設定する必要があ
る。
【0077】(ブラック現像器のリア側の位置決め及び
駆動伝達)ブラック現像器21Bのリア側のホルダー21B
R の側面には、揺動ガイド部50に対して位置決めするた
めの位置決め部となる、駆動入力係合部21BV と第2位
置決め穴21BD が形成されている。一方、揺動ガイド部
50の揺動側板50Bには、駆動伝達係合部50Lと第2位置
決め軸50Kが配置されている。
【0078】図9に示すように、ブラック現像器21Bを
揺動ガイド部50Aに挿入したときに、前記揺動ガイド部
50Aに設けられた駆動伝達部と、ブラック現像器21Bの
駆動入力部とがカップリング結合するように構成されて
いる。
【0079】前記駆動伝達部は現像装置の駆動入力部に
駆動力を伝達するための駆動伝達軸50Eと、この駆動伝
達軸50Eに回転駆動力を与えるための駆動伝達ギア50F
(図4参照)と、ブラック現像器21Bの駆動入力部に設
けられた駆動入力係合部21BV と係合可能な駆動伝達係
合部50Lとを有している。また、駆動入力部は現像ロー
ラ21BS に駆動伝達するための駆動入力ギアと、前記駆
動入力係合部21BV とを有する。
【0080】これら駆動伝達部及び駆動入力部の構成
を、さらに具体的に説明すると、駆動伝達軸50Eの両端
は、ハウジング50Cとハウジング50Dに支持されてい
る。そして、駆動伝達軸50Eには、駆動伝達ギア50Fが
固定されており、駆動軸規制バネ50Gにより、一方向に
押しつけられている。駆動伝達係合部50Lは、ハウジン
グ50Dに対して、駆動伝達軸50Eの軸線と同一な位置に
一体形成されている。即ち、駆動伝達軸50Eは、駆動伝
達係合部50Lと同軸に回転する構成となっている。
【0081】一方、ブラック現像器21Bに配置されてい
る現像ローラ駆動ギア21BG は、その両端を現像ローラ
駆動軸受21BI ,21BJ により支持されている。現像ロ
ーラ駆動軸受21BI はホルダー21BR に形成された駆動
入力係合部21BV に保持されている。そして、現像ロー
ラ駆動ギア21BG の回転中心は、駆動伝達係合部50Lの
中心と同軸になるよう保持されている。即ち、現像ロー
ラ駆動ギア21BG は、駆動伝達係合部50Lと同軸に回転
する構成となっている。
【0082】前記構成により、駆動伝達係合部50Lが駆
動入力係合部21BV に挿入されると、駆動伝達軸50E
は、現像ローラ駆動ギア21BG と同軸に回転駆動でき
る。そして、現像ローラ駆動ギア21BG は、現像ローラ
ギア21BH (図6参照)に駆動を与え、現像ローラ21B
S を回転することができる。本実施形態においては、ブ
ラック現像器21Bの駆動伝達をカップリング結合により
行っているので、現像ローラ21BS の回転ムラを低減す
ることができる。
【0083】また、本実施形態においては、駆動伝達軸
50Eの一端部は、2方の面がカツトされた、I形状とな
っている。他方、現像ローラ駆動ギア21BG の端部は、
軸対象な位置に二ケ所壁が設けられている(図7参
照)。ブラック現像器21Bが挿入されると、前記I形状
の軸端面が、現像ローラ駆動ギア21BG の二ケ所の壁に
挿入されて当接し、回転駆動を伝達することができる。
【0084】ここで、ブラック現像器21Bの挿入の際
に、駆動伝達軸50EのI形状が、現像ローラ駆動ギア21
BG の二ケ所の壁の配置と位相が合っていない場合は、
駆動伝達軸50Eの先端部が、現像ローラ駆動ギア21BG
の端部に干渉し、回転駆動を伝達することができなくな
る。しかしながら、本実施形態においては、駆動伝達軸
50Eは駆動軸規制バネ50Gにより一方向に押しつけられ
ているので、駆動伝達軸50Eがある程度回転すると、現
像ローラ駆動ギア21BG の二ケ所の壁に挿入でき、回転
駆動を伝達することができる。
【0085】ブラック現像器21Bを揺動ガイド部50の奥
まで押し込むと、駆動入力係合部21BV と第2位置決め
穴21BD が、駆動伝達係合部50Lと第2位置決め軸50K
にそれぞれ挿入される。前記2箇所の位置決め部によ
り、ブラック現像器21Bのリア側は、揺動ガイド部50に
対して位置決めされ、感光ドラムの母線と垂直な方向の
位置が固定される。
【0086】ところで、本実施形態においては、上記位
置決めが完了する前に、シャッタ21BO の開く動作は終
了するよう設定されている。
【0087】また、揺動ガイド50Aのリア側には、ブラ
ック現像器規制部材50Iが配置されており、ブラック現
像器21Bのリア側に形成されている、係合部21BW (図
7参照)に対して係合する。前記係合により、ブラック
現像器21Bは、感光ドラムの母線方向の位置規制され
る。
【0088】また、図10に示すように、ブラック現像器
21Bを奥まで押し入れると、バネ性を有するブラック現
像器規制部材50Iが係合部21BW に入ることにより、ブ
ラック現像器21Bが、正規位置にセットされてたことが
合図される。また、ブラック現像器規制部材50Iは、回
転レバー51を回転して、ブラック現像器21Bと揺動ガイ
ド部50を揺動する際に、ブラック現像器21Bが手前にず
れることも防止している。
【0089】前記状態において、揺動ガイド部50Aを回
転してセット状態にすると、駆動伝達軸50Eに固定され
た駆動伝達ギア50Fが装置本体の駆動ユニット56に設け
られると共に駆動源と連結したブラック現像器駆動ギア
57と噛合する。これにより、駆動伝達ギア50Fが駆動源
と駆動連結して現像ローラ21BS を駆動回転させること
が可能となる。
【0090】尚、前記駆動ユニット56には、図14及び図
15に示すように、駆動源と連結した色現像器駆動ギア58
及びドラム駆動ギア59が設けてあり、それぞれ色現像器
21M,21 C,21 Y及び感光ドラム15へ駆動力を伝達する
ように構成してある。
【0091】(ブラック現像器のフロント側位置決め)
ブラック現像器21Bのフロント側のホルダー21BF に
は、図7及び図8に示すように、ブラック現像器21Bの
揺動支点となる長穴21BY が形成されている。前記長穴
21BY は、ブラック現像器21Bが揺動ガイド部50に挿入
される際に、装置本体のフロント側の側板60に配置され
ている揺動軸54と係合する係合部となる。
【0092】装置本体やブラック現像器の部品精度のば
らつきにより、感光ドラムの母線と揺動支点の軸線の平
行度を完全にゼロにすることは物理的に不可能である。
従って、揺動支点のどららか一方はガタをもたせた係合
関係にする必要がある。本実施形態においては、長穴21
BY は、前記部品のばらつきを考慮して、0.5 〜1mmの
ガタを有している。
【0093】また、前記長穴のなす方向は、図13に示す
ように、ブラック現像器21B(ギャップコロ21S)が感
光ドラム15と当接する位置を中心として、揺動軸54によ
るブラック現像器21Bの揺動支点を通過する円弧70の接
線方向71と一致するよう形成されている。
【0094】即ち、ブラック現像器21Bが感光ドラム15
と当接するポイントから、長穴の任意の位置までの半径
(腕の長さ)は一定となる。このように長穴のなす方向
を形成することにより、万一、揺動軸54が長穴の片側に
寄った場合でも、現像ローラ21BS の母線と感光ドラム
15の母線の平行ズレを最小限に抑えることができる。
【0095】(ブラック現像器の現像位置へのセット)
前述したように、ブラック現像器を挿入位置決めした状
態で、回転レバー51を時計方向に回転すると、ブラック
現像器21Bと揺動ガイド50Aは、一体となって揺動して
下方に回転する。この時、現像ローラ21BS の両端に同
軸に配置された、ギャップコロ21S(図11参照)が感光
ドラム15に当接する。
【0096】ギャップコロ21Sは、現像ローラ21BS よ
りもわずかに大きい径となっているので、現像ローラ21
BS と感光ドラム15との間は、わずかな間隙が確保され
る。
【0097】また、ブラック現像器21Bには、図7に示
すように、装置本体よりバイアスの印加を行ったり、ト
ナー残量を検出するための接点部21BU が、リア側のホ
ルダー21BR の側面に配置されている。
【0098】他方、装置本体のリア側にも、本体接点部
62が配置されている。前記ブラック現像器21Bの接点部
21BU と本体接点部62は、ブラック現像器21Bが、現像
位置にセットされる位置において、互いに接触し、電気
的な導通が可能となる。
【0099】ところで、図12及び図13に示されるよう
に、回転レバー51の姿勢は垂直方向であり、ブラック現
像器挿入口63の一部を塞ぐ状態となっている。従って、
この状態でブラック現像器21Bを引き出そうとしても、
回転レバー51にぶつかり、引き出すことは出来ない。
【0100】即ち、ブラック現像器21Bを装置本体より
取り出す際には、回転レバー51を回転させ、水平な姿勢
にしなければならない。この状態においてのみ、ブラッ
ク現像器21Bの装置本体に対する出し入れが可能とな
る。
【0101】(ブラック現像器の取り出し)ブラック現
像器21Bを装置本体より取り出す際には、回転レバー51
を回転させ、水平な姿勢にする(図3参照)。そして、
ブラック現像器21Bを手前に引出すことで、装置本体の
外に取り出すことができる。本実施形態においては、ブ
ラック現像器21Bのフロント側のホルダー21BF には、
図12に示すように、指を引っかけることができる把手部
21BX が一体形成されている。このため、使用者は前記
把手部21BX を用いて、ブラック現像器21Bをスムーズ
な引出し動作を行うことができる。
【0102】ところで、ブラック現像器21Bを装置本体
より引出す直前においては、フロント側のホルダー21B
F に形成されている長穴21BY は、揺動軸54に係合され
ている。すなわち、ブラック現像器21Bのフロント側
は、揺動軸54に支持されている。従って、長穴21BY が
揺動軸54から抜けると、ブラック現像器21Bはその自重
により、下方に下がり、ブラック現像器21Bは、揺動ガ
イド50Aにより保持されることとなる。
【0103】本実施形態においては、揺動軸54と長穴21
BY の係合長を十分に長く確保している。即ち、図9に
示すように、ブラック現像器21Bが装着された状態で、
挿入口63の開口端面Bよりも奥側(リア側)に位置し、
かつ、前記開口端面Bか最近接位置に現像器21Bの壁面
Cと前記開口端面Bとの距離L′に対し、装置本体の支
持部である揺動軸54と現像器21Bのフロント側揺動支点
である長穴21BY とが係合している係合長Lが長くなる
ように構成している。これにより、長穴21BYが揺動軸5
4から抜ける際に、ブラック現像器の壁面Cが挿入口63
の開口端面Bに対して、引っかかって取り出せないよう
なことがなくなる。
【0104】尚、前述した実施形態は、カラー画像形成
装置を一例にして説明したが、モノクロの画像形成装置
の現像器において実施しても、同様の効果が得られるこ
とはいうまでもない。
【0105】また、前述した実施形態ではプリンタを例
示して説明したが、これは複写機やファクシミリ装置等
の他の電子写真記録方式の装置であっても同様に適用し
えることは当然である。
【0106】
【発明の効果】本発明は前述のように構成したために、
画像形成装置の揺動ガイド部に挿入又は引き抜くことに
よって現像装置を着脱することができる。このために、
カラー画像形成装置において、大容量のトナーを収容し
得るブラック現像装置の着脱を容易に行うことが可能と
なる。
【0107】そして、現像装置を画像形成装置本体に着
脱するときにシャッタをスムーズに開閉することがで
き、また前記シャッタの組付けも容易に行うことができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラー画像形成装置の一形態であるカラーレー
ザープリンタの全体構成説明図である。
【図2】カラーレーザープリンタの外観図である。
【図3】ブラック現像器が揺動ガイド部に装着される前
の略斜視図である。
【図4】揺動ガイド部の略斜視説明図である。
【図5】ブラック現像器のトナー収容部の斜視説明図で
ある。
【図6】ブラック現像器の外観の斜視説明図である。
【図7】ブラック現像器のリア側の側面説明図である。
【図8】ブラック現像器のフロント側の略斜視説明図で
ある。
【図9】ブラック現像器への駆動伝達構成の断面説明図
である。
【図10】ブラック現像器と揺動ガイド部が係合されて
いる状態を示す説明図である。
【図11】ブラック現像器を装着した状態での主断面説
明図である。
【図12】ブラック現像器が揺動ガイド部に装着され、
感光ドラムに当接している状態の略斜視説明図である。
【図13】ブラック現像器装着状態でのフロント側の側
面説明図である。
【図14】ブラック現像器を装着したときのリア側の拡
大説明図である。
【図15】ブラック現像器を装着したときのリア側の拡
大説明図である。
【図16】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 …カセット 2 …転写材 3 …給紙ローラ 4 …給送ローラ 5 …リタードローラ 6 …給紙ガイド 7 …搬送ローラ 8 …レジストローラ 9 …上記中間転写体 10 …転写ローラ 11 …弾性層 12 …アルミシリンダー 13 …ドラムユニット 14 …クリーナ容器 15 …感光ドラム 16 …クリーナブレード 17 …一次帯電手段 20C …シアン現像器 20M …マゼンタ現像器 20Y …イエロー現像器 20YB …ブレード 20YR …塗布ローラ 20YS …現像ローラ 21B …ブラック現像器 21BA …トナー送り機構 21BB …塗布ブレード 21BC …ガイドリブ 21BD …穴 21BE …第一ハウジング 21BF …ホルダー 21BG …現像ローラ駆動ギア 21BH …現像ローラギア 21BI …現像ローラ駆動軸受 21BJ …現像ローラ駆動軸受 21BK …トナー収容部 21BL …入口 21BM …開口 21BN …隔壁 21BO …シャッタ 21BP …シャッタ開閉部材 21BQ …シャッタ軸 21BR …ホルダー 21BS …現像ローラ 21BT …シャッタ軸受 21BU …接点部 21BV …駆動入力係合部 21BW …係合部 21BX …把手部 21BY …長穴 21BZ …ストッパー 21S…ギャップコロ 22 …軸 23 …現像ロータリー 25 …定着部 26 …定着ローラ 27 …加圧ローラ 28 …ヒータ 29 …ヒータ 30 …スキャナー部 31 …ポリゴンミラー 32 …結像レンズ 33 …反射ミラー 34 …排出ローラ 35 …排出ローラ 36 …排出ローラ 37 …排出部 50 …揺動ガイド部 50A …揺動ガイド 50B …揺動側板 50C …ハウジング 50D …ハウジング 50E …駆動伝達軸 50F …駆動伝達ギア 50G …駆動軸規制バネ 50I …ブラック現像器規制部材 50J …開閉案内部材 50K …軸 50L …駆動伝達係合部 50M …揺動穴 50N …揺動穴 51 …回転レバー 52 …カム 53 …回転レバー軸 54 …揺動軸 55 …揺動軸 56 …駆動ユニット 57 …ブラック現像器駆動ギア 58 …色現像器駆動ギア 59 …ドラム駆動ギア 60 …フロント側側板 61 …リア側側板 62 …本体接点部 63 …ブラック現像器挿入口 70 …円弧 71 …接線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体に形成した潜像を現像して画像
    を形成する画像形成装置における、前記像担持体の母線
    に直角な方向に揺動可能な揺動ガイド部に、前記像担持
    体の母線と同一方向へ挿入又は引き抜くことによって着
    脱可能な現像装置であって、 トナー収容部を有するハウジングと、 前記トナー収容部に収容されたトナーを前記像担持体に
    供給するためのトナー担持体と、 前記トナー担持体を保護するために前記ハウジングに開
    閉可能に取り付けられたシャッタと、 現像装置を前記揺動ガイド部に着脱するときに、前記シ
    ャッタを開閉するためのシャッタ開閉部材と、 を有し、 前記シャッタは、前記ハウジングに対して少なくとも2
    個所の支持部によって支持され、第一の支持部は前記ト
    ナー担持体の軸心に対して回転可能なシャッタ軸で支持
    され、第二の支持部は前記シャッタ開閉部材によって支
    持されることを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記シャッタ開閉部材は、前記揺動ガイ
    ド部に対する現像装置の挿入方向奥側に設けたことを特
    徴とする請求項1記載の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記シャッタ軸の端部をシャッタ軸のラ
    ジアル方向に圧入するための入口を設けたことを特徴と
    する請求項1記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 前記シャッタの開閉を規制するためのス
    トッパーを有することを特徴とする請求項1記載の現像
    装置。
  5. 【請求項5】 前記ハウジングは、トナー収容部を有す
    る第一ハウジングと、該第一ハウジングの長手方向両側
    に取り付けた第二ハウジングで構成され、前記シャッタ
    軸の少なくとも片側は前記第二ハウジングに保持されて
    いることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  6. 【請求項6】 前記トナー収容部は、前記トナー担持体
    へトナーを供給する開口の近接した位置に、前記ハウジ
    ングの長手方向に対して直行した面を有する複数の隔壁
    を有することを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  7. 【請求項7】 現像装置を装着して像担持体に形成した
    潜像を現像して画像を形成する画像形成装置において、 像担持体と、 前記像担持体の母線に直角な方向に揺動可能であって、
    請求項1乃至請求項6のいずれか1項記載の現像装置を
    前記像担持体の母線と同一方向へ挿入又は引き抜くこと
    によって着脱可能な揺動ガイド部と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
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