JPH10104758A - 原稿押え板開閉装置及びスプリングアジャスタ - Google Patents
原稿押え板開閉装置及びスプリングアジャスタInfo
- Publication number
- JPH10104758A JPH10104758A JP26185896A JP26185896A JPH10104758A JP H10104758 A JPH10104758 A JP H10104758A JP 26185896 A JP26185896 A JP 26185896A JP 26185896 A JP26185896 A JP 26185896A JP H10104758 A JPH10104758 A JP H10104758A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring
- document
- case
- closing device
- pressing plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 リフトサポートを有する原稿押え板開閉装置
において、原稿押え板を開閉する際に伸縮するスプリン
グの弾性力が経時的に変化したとしてもそれを容易に補
正できる。 【解決手段】 原稿押え板4の開閉操作を数多く行った
場合、スプリングS1〜S3は数多く伸縮するため次第
にへたってきて、当初の弾性力が得られなくなる。この
ような場合には、原稿押え板4を開いた状態で、操作口
38からスパナを差し込んでナット44を回しスプリン
グ受け皿45を上方に移動させる。これにより、スプリ
ングS2はそれまでよりもストローク長さが短くなるた
め、弾性力が回復する。
において、原稿押え板を開閉する際に伸縮するスプリン
グの弾性力が経時的に変化したとしてもそれを容易に補
正できる。 【解決手段】 原稿押え板4の開閉操作を数多く行った
場合、スプリングS1〜S3は数多く伸縮するため次第
にへたってきて、当初の弾性力が得られなくなる。この
ような場合には、原稿押え板4を開いた状態で、操作口
38からスパナを差し込んでナット44を回しスプリン
グ受け皿45を上方に移動させる。これにより、スプリ
ングS2はそれまでよりもストローク長さが短くなるた
め、弾性力が回復する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば複写機等の
原稿載置台に備えられた原稿押え板を開閉するための原
稿押え板開閉装置に関する。
原稿載置台に備えられた原稿押え板を開閉するための原
稿押え板開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機の原稿押え板は非常に重い
ものが多いため、ヒンジのところに力を補助する開閉装
置が必要となった。このような開閉装置としては、例え
ば、特公平5−8599号に開示されたものが知られて
いた。かかる開閉装置80は、図7に示すように、原稿
押え板88はヒンジピン82周りに回動可能であるのに
対して、スプリング支持部材83は連結ピン84周りに
回動可能に構成されている。
ものが多いため、ヒンジのところに力を補助する開閉装
置が必要となった。このような開閉装置としては、例え
ば、特公平5−8599号に開示されたものが知られて
いた。かかる開閉装置80は、図7に示すように、原稿
押え板88はヒンジピン82周りに回動可能であるのに
対して、スプリング支持部材83は連結ピン84周りに
回動可能に構成されている。
【0003】これによれば、原稿押え板88を閉状態か
ら開状態に回動すると、スプリング支持部材83に支持
されている圧縮コイルバネ85が伸張するため、原稿押
え板88はこの圧縮コイルバネ85に付勢されて容易に
開く。一方、原稿押え板88を開状態から閉状態に回動
すると、圧縮コイルバネ85が圧縮されるため、原稿押
え板88はゆっくりと閉じ、非常に重い原稿押え板88
が急に閉じるおそれがなく、オペレータは誤って手を挟
んでしまうおそれがない。
ら開状態に回動すると、スプリング支持部材83に支持
されている圧縮コイルバネ85が伸張するため、原稿押
え板88はこの圧縮コイルバネ85に付勢されて容易に
開く。一方、原稿押え板88を開状態から閉状態に回動
すると、圧縮コイルバネ85が圧縮されるため、原稿押
え板88はゆっくりと閉じ、非常に重い原稿押え板88
が急に閉じるおそれがなく、オペレータは誤って手を挟
んでしまうおそれがない。
【0004】この開閉装置80には、圧縮コイルバネ8
5の上端を受ける受け座86が調節ネジ87を介してケ
ース81に取り付けられている。このため、例えば原稿
押え板の開閉回数が数万〜数十万回に至り圧縮コイルバ
ネ85にヘタリが生じたとしても、この調節ネジ87に
よりバネ長さを調節すれば当初と略同等の弾性力を得る
ことができる。
5の上端を受ける受け座86が調節ネジ87を介してケ
ース81に取り付けられている。このため、例えば原稿
押え板の開閉回数が数万〜数十万回に至り圧縮コイルバ
ネ85にヘタリが生じたとしても、この調節ネジ87に
よりバネ長さを調節すれば当初と略同等の弾性力を得る
ことができる。
【0005】一方、辞書のように非常に分厚い雑誌を複
写しようとする場合、上記開閉装置80では十分遮光す
ることができず、複写後の用紙が黒くなるという問題が
生じた。このような問題は、例えば特開昭60−954
28号に開示されているように、本体側に回動可能に取
り付けられたケース91と、このケース91の自由端側
に回動可能に取り付けられ原稿押え板98と一体化され
たリフトサポート92とを備えた開閉装置90により解
消された。
写しようとする場合、上記開閉装置80では十分遮光す
ることができず、複写後の用紙が黒くなるという問題が
生じた。このような問題は、例えば特開昭60−954
28号に開示されているように、本体側に回動可能に取
り付けられたケース91と、このケース91の自由端側
に回動可能に取り付けられ原稿押え板98と一体化され
たリフトサポート92とを備えた開閉装置90により解
消された。
【0006】即ち、かかる開閉装置90では、図8に示
すように、薄い雑誌を複写しようとする場合にはケース
91とリフトサポート92が一体であり、厚い雑誌を複
写しようとする場合にはケース91とリフトサポート9
2が折れ曲がるため、いずれの場合にも原稿押え板98
で雑誌を十分に押さえることができる。
すように、薄い雑誌を複写しようとする場合にはケース
91とリフトサポート92が一体であり、厚い雑誌を複
写しようとする場合にはケース91とリフトサポート9
2が折れ曲がるため、いずれの場合にも原稿押え板98
で雑誌を十分に押さえることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな開閉装置90において、例えば原稿押え板98の開
閉回数が多くなり圧縮コイルバネ95にヘタリが生じた
とき、そのヘタリ分を補正することはできなかった。こ
こで、この開閉装置90に、特公平5−8599号のよ
うな調節ネジ87を設けようとしても、リフトサポート
92が存在するため、調節ネジ87を設けることが困難
であり、また仮に調節ネジ87が設けられたとしてもそ
の頭にドライバを当てることができないという問題があ
った。
うな開閉装置90において、例えば原稿押え板98の開
閉回数が多くなり圧縮コイルバネ95にヘタリが生じた
とき、そのヘタリ分を補正することはできなかった。こ
こで、この開閉装置90に、特公平5−8599号のよ
うな調節ネジ87を設けようとしても、リフトサポート
92が存在するため、調節ネジ87を設けることが困難
であり、また仮に調節ネジ87が設けられたとしてもそ
の頭にドライバを当てることができないという問題があ
った。
【0008】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、リフトサポートを有する原稿押え板開閉装置におい
て、原稿押え板を開閉する際に伸縮するスプリングの弾
性力が経時的に変化したとしてもそれを容易に補正でき
るものを提供することを目的とする。
り、リフトサポートを有する原稿押え板開閉装置におい
て、原稿押え板を開閉する際に伸縮するスプリングの弾
性力が経時的に変化したとしてもそれを容易に補正でき
るものを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記課題
を解決するため、本発明は、原稿載置台側に設けたケー
ス軸に回動自在に取り付けられたケースと、このケース
の自由端側に設けたリフト軸に回動自在に取り付けら
れ、原稿押え板と一体化されるリフトサポートと、前記
ケース内にてスプリングを伸縮可能に支持するスプリン
グ支持部材と、前記原稿載置台側に設けられ、終始前記
スプリング支持部材と当接し、前記原稿押え板を開いた
状態から閉じた状態にしたときに前記スプリングが前記
ケース内で収縮するように前記スプリング支持部材を制
御するカム部材とを備えた原稿押え板開閉装置におい
て、前記スプリング支持部材は、前記原稿押え板の原稿
押え面と略同一面上に開口された操作口と、前記操作口
を介して操作可能に設けられ、前記原稿押え板を開いた
状態で前記スプリングの長さを変更可能なアジャスタと
を備えたことを特徴とする。
を解決するため、本発明は、原稿載置台側に設けたケー
ス軸に回動自在に取り付けられたケースと、このケース
の自由端側に設けたリフト軸に回動自在に取り付けら
れ、原稿押え板と一体化されるリフトサポートと、前記
ケース内にてスプリングを伸縮可能に支持するスプリン
グ支持部材と、前記原稿載置台側に設けられ、終始前記
スプリング支持部材と当接し、前記原稿押え板を開いた
状態から閉じた状態にしたときに前記スプリングが前記
ケース内で収縮するように前記スプリング支持部材を制
御するカム部材とを備えた原稿押え板開閉装置におい
て、前記スプリング支持部材は、前記原稿押え板の原稿
押え面と略同一面上に開口された操作口と、前記操作口
を介して操作可能に設けられ、前記原稿押え板を開いた
状態で前記スプリングの長さを変更可能なアジャスタと
を備えたことを特徴とする。
【0010】この原稿押え板開閉装置では、例えば原稿
として薄い雑誌等を押さえるときには、通常の状態、即
ち原稿押え板と一体化されたリフトサポートがケースと
重合している状態で原稿を押さえる。このとき、原稿押
え板はリフト軸周りではなくケース軸周りに回動するた
め、薄い雑誌等と原稿押え板との間に隙間が生じること
がない。一方、例えば原稿として分厚い雑誌等を押さえ
るときには、リフトサポートをリフト軸周りに閉方向に
回動する。すると、原稿押え板と一体化されたリフトサ
ポートはケースとの重合が解かれリフト軸にて折れ曲が
り、分厚い雑誌等を隙間なく原稿押え板で押さえること
ができる。
として薄い雑誌等を押さえるときには、通常の状態、即
ち原稿押え板と一体化されたリフトサポートがケースと
重合している状態で原稿を押さえる。このとき、原稿押
え板はリフト軸周りではなくケース軸周りに回動するた
め、薄い雑誌等と原稿押え板との間に隙間が生じること
がない。一方、例えば原稿として分厚い雑誌等を押さえ
るときには、リフトサポートをリフト軸周りに閉方向に
回動する。すると、原稿押え板と一体化されたリフトサ
ポートはケースとの重合が解かれリフト軸にて折れ曲が
り、分厚い雑誌等を隙間なく原稿押え板で押さえること
ができる。
【0011】かかる原稿押え板開閉装置では、原稿押え
板を閉状態から開状態にしたときスプリングはケース内
で収縮する。逆に、原稿押え板を開状態から閉状態にし
たときスプリングはケース内で伸張する。このため、開
閉操作を何度も行うことによりスプリングにヘタリが生
じてその弾性力が経時的に変化することがある。このよ
うな場合には、原稿押え板を開いた状態で操作口を介し
てアジャスタを操作し、スプリングの長さを短くなるよ
うに調節すればよい。
板を閉状態から開状態にしたときスプリングはケース内
で収縮する。逆に、原稿押え板を開状態から閉状態にし
たときスプリングはケース内で伸張する。このため、開
閉操作を何度も行うことによりスプリングにヘタリが生
じてその弾性力が経時的に変化することがある。このよ
うな場合には、原稿押え板を開いた状態で操作口を介し
てアジャスタを操作し、スプリングの長さを短くなるよ
うに調節すればよい。
【0012】即ち、本発明のリフトサポート付きの原稿
押え板開閉装置によれば、原稿押え板を閉じる際に働く
抵抗力が経時的に変化したとしてもそれを容易に補正で
きるという効果が得られる。ここで、スプリング支持部
材は、偶数本のスプリングを支持するように構成しても
よいが、奇数本のスプリングを支持してその中央のスプ
リングにのみ前記アジャスタを有するように構成するこ
とが好ましい。
押え板開閉装置によれば、原稿押え板を閉じる際に働く
抵抗力が経時的に変化したとしてもそれを容易に補正で
きるという効果が得られる。ここで、スプリング支持部
材は、偶数本のスプリングを支持するように構成しても
よいが、奇数本のスプリングを支持してその中央のスプ
リングにのみ前記アジャスタを有するように構成するこ
とが好ましい。
【0013】この場合、奇数本のスプリングのうち中央
のスプリングのみアジャスタによりスプリング長さを調
節できるようにしたため、複数のスプリングのうち左右
の弾性力のバランスが崩れることはなく、熟練を要する
ことなく容易に調節することができる。これに対して、
偶数本のスプリングの長さを調節する場合には、少なく
とも中央の2本のスプリングを調節することになるが、
この2本のスプリングの弾性力をバランスよく調節しな
ければならない。
のスプリングのみアジャスタによりスプリング長さを調
節できるようにしたため、複数のスプリングのうち左右
の弾性力のバランスが崩れることはなく、熟練を要する
ことなく容易に調節することができる。これに対して、
偶数本のスプリングの長さを調節する場合には、少なく
とも中央の2本のスプリングを調節することになるが、
この2本のスプリングの弾性力をバランスよく調節しな
ければならない。
【0014】また、アジャスタは、原稿押え板を開いた
状態で操作口を介して操作することによりスプリングの
長さを変更できる機構であれば、どのような機構であろ
うと特に限定されない。例えば、スプリング支持部材に
設けたアクチュエータ(エアシリンダ、油圧シリンダ
等)によりスプリングの長さを変更してもよい。しか
し、スプリング支持部材に立設されたネジと、ネジに螺
合されたナットと、ナットとスプリングとの間に介在す
るように配置された台座とを備え、前記原稿押え板を開
いた状態で前記操作口を介して前記ナットを回転させる
ことにより前記スプリングの長さを変更させるアジャス
タを採用することが以下の点で好ましい。即ち、かかる
アジャスタは構成が簡易である上、原稿押え板を開いた
状態でスパナ等の操作用工具を操作口から差し込んでナ
ットを回転させるだけでスプリング長さの調節が可能な
ため、サービス性に優れている。
状態で操作口を介して操作することによりスプリングの
長さを変更できる機構であれば、どのような機構であろ
うと特に限定されない。例えば、スプリング支持部材に
設けたアクチュエータ(エアシリンダ、油圧シリンダ
等)によりスプリングの長さを変更してもよい。しか
し、スプリング支持部材に立設されたネジと、ネジに螺
合されたナットと、ナットとスプリングとの間に介在す
るように配置された台座とを備え、前記原稿押え板を開
いた状態で前記操作口を介して前記ナットを回転させる
ことにより前記スプリングの長さを変更させるアジャス
タを採用することが以下の点で好ましい。即ち、かかる
アジャスタは構成が簡易である上、原稿押え板を開いた
状態でスパナ等の操作用工具を操作口から差し込んでナ
ットを回転させるだけでスプリング長さの調節が可能な
ため、サービス性に優れている。
【0015】また、リフトサポートは、通常はスプリン
グによって付勢されてケースと重合しており、リフト軸
周りに閉方向に回動したときにはケースとの重合が解か
れると共にスプリングをケース内で圧縮するものを採用
することができる。このようなリフトサポートを有する
原稿押え板開閉装置では、リフトサポートがリフト軸で
回動するときにもスプリングがケース内で圧縮されるた
め、スプリングのヘタリが一層生じやすく、従って、本
発明の効果が顕著に現れる。
グによって付勢されてケースと重合しており、リフト軸
周りに閉方向に回動したときにはケースとの重合が解か
れると共にスプリングをケース内で圧縮するものを採用
することができる。このようなリフトサポートを有する
原稿押え板開閉装置では、リフトサポートがリフト軸で
回動するときにもスプリングがケース内で圧縮されるた
め、スプリングのヘタリが一層生じやすく、従って、本
発明の効果が顕著に現れる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施例を
図面に基づいて説明する。尚、本発明の実施の形態は、
下記の実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の
技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることはい
うまでもない。
図面に基づいて説明する。尚、本発明の実施の形態は、
下記の実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の
技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることはい
うまでもない。
【0017】図1は本実施例の原稿押え板開閉装置の斜
視図、図2は同じく正面図、図3は図1のA−A断面
図、図4はスプリングアジャスタの組立斜視図である。
本実施例の原稿押え板開閉装置10は、図3に示すよう
に、複写機やファクシミリ機等の原稿載置台2と、原稿
載置台2に載せられた原稿を押さえる押え面4aを備え
た原稿押え板4との間をつなぐヒンジとしての役割を果
たすものである。
視図、図2は同じく正面図、図3は図1のA−A断面
図、図4はスプリングアジャスタの組立斜視図である。
本実施例の原稿押え板開閉装置10は、図3に示すよう
に、複写機やファクシミリ機等の原稿載置台2と、原稿
載置台2に載せられた原稿を押さえる押え面4aを備え
た原稿押え板4との間をつなぐヒンジとしての役割を果
たすものである。
【0018】この原稿押え板開閉装置10は、図1〜図
3に示すように、ブラケット11と、ケース15と、リ
フトサポート21と、スプリング支持部材であるアッパ
支持ブロック31及びロア支持ブロック33と、圧縮コ
イルスプリングS1〜S3(以下単に「スプリング」と
いう)と、カム部材35とから構成されている。
3に示すように、ブラケット11と、ケース15と、リ
フトサポート21と、スプリング支持部材であるアッパ
支持ブロック31及びロア支持ブロック33と、圧縮コ
イルスプリングS1〜S3(以下単に「スプリング」と
いう)と、カム部材35とから構成されている。
【0019】ブラケット11は、複写機やファクシミリ
機等の原稿載置台2に原稿押え板開閉装置10を取り付
けるための取付部材であり、底板部12と一対の側板部
13、13とを備えている。このうち、底板部12は原
稿載置台2に図示しない固定用ネジ等の締結部材により
固定されている。
機等の原稿載置台2に原稿押え板開閉装置10を取り付
けるための取付部材であり、底板部12と一対の側板部
13、13とを備えている。このうち、底板部12は原
稿載置台2に図示しない固定用ネジ等の締結部材により
固定されている。
【0020】ケース15は、一対のケース側板部17、
17がケース背板部16(図3参照)により連結された
構成であり、ケース側板部17、17はブラケット11
の一対の側板部13、13を外側から挟むように配置さ
れ、ヒンジピン20によりブラケット11に回動自在に
支持されている。また、両ケース側板部17、17の各
々の略中央には、内側に屈曲された屈曲部18、18が
設けられている。この屈曲部18、18は、アッパ支持
ブロック31及びロア支持ブロック33を摺動可能に支
持する役割を果たすものである。
17がケース背板部16(図3参照)により連結された
構成であり、ケース側板部17、17はブラケット11
の一対の側板部13、13を外側から挟むように配置さ
れ、ヒンジピン20によりブラケット11に回動自在に
支持されている。また、両ケース側板部17、17の各
々の略中央には、内側に屈曲された屈曲部18、18が
設けられている。この屈曲部18、18は、アッパ支持
ブロック31及びロア支持ブロック33を摺動可能に支
持する役割を果たすものである。
【0021】尚、図3に示すようにケース背板部16に
はストッパ溝16aが設けられている。このストッパ溝
16aは、原稿押え板4を開状態にしたとき、ブラケッ
ト11の側板部13と係合してそれ以上開方向に回動し
ないようにするものである。リフトサポート21は、一
対のサポート側板部23、23がサポート背板部22
(図3参照)により連結され、サポート屋根部24がサ
ポート背板部22の上端から前方に屈曲されて構成され
ている。サポート側板部23、23は、ケース15に設
けられた一対のケース側板部17、17を外側から挟む
ように配置され、リフトピン25によりケース15の自
由端側に回動自在に支持されている。
はストッパ溝16aが設けられている。このストッパ溝
16aは、原稿押え板4を開状態にしたとき、ブラケッ
ト11の側板部13と係合してそれ以上開方向に回動し
ないようにするものである。リフトサポート21は、一
対のサポート側板部23、23がサポート背板部22
(図3参照)により連結され、サポート屋根部24がサ
ポート背板部22の上端から前方に屈曲されて構成され
ている。サポート側板部23、23は、ケース15に設
けられた一対のケース側板部17、17を外側から挟む
ように配置され、リフトピン25によりケース15の自
由端側に回動自在に支持されている。
【0022】また、両サポート側板部23、23には、
外側に屈曲されたウイング部27、27が設けられてい
る。このウイング部27、27は、原稿押え板4と一体
的に固定するためのものであり、ウイング部27、27
に設けた複数の貫通孔27aを介して図示しない固定ネ
ジによりリフトサポート21は原稿押え板4に固定され
る。一方、サポート屋根部24は略円弧状に湾曲された
形状に形成されており、リフトサポート21がリフトピ
ン25周りに閉方向(図3にて反時計方向)に回動する
ときにこの湾曲形状のサポート屋根部24がアッパ支持
ブロック31を下方向に押圧するように構成されてい
る。
外側に屈曲されたウイング部27、27が設けられてい
る。このウイング部27、27は、原稿押え板4と一体
的に固定するためのものであり、ウイング部27、27
に設けた複数の貫通孔27aを介して図示しない固定ネ
ジによりリフトサポート21は原稿押え板4に固定され
る。一方、サポート屋根部24は略円弧状に湾曲された
形状に形成されており、リフトサポート21がリフトピ
ン25周りに閉方向(図3にて反時計方向)に回動する
ときにこの湾曲形状のサポート屋根部24がアッパ支持
ブロック31を下方向に押圧するように構成されてい
る。
【0023】アッパ支持ブロック31は、スプリングS
1〜S3の上端を支持するための円筒孔UH1〜UH3
を備えており、またロア支持ブロック33は、スプリン
グS1〜S3の下端を支持するための円筒孔LH1〜L
H3を備えている。つまり、3つのスプリングS1〜S
3は、上端及び下端をアッパ支持ブロック31及びロア
支持ブロック33によって挟まれるようにして支持され
ている。
1〜S3の上端を支持するための円筒孔UH1〜UH3
を備えており、またロア支持ブロック33は、スプリン
グS1〜S3の下端を支持するための円筒孔LH1〜L
H3を備えている。つまり、3つのスプリングS1〜S
3は、上端及び下端をアッパ支持ブロック31及びロア
支持ブロック33によって挟まれるようにして支持され
ている。
【0024】これら3つのスプリングS1〜S3の付勢
力により、アッパ支持ブロック31は上面側が常時リフ
トサポート21のサポート屋根部24に当接した状態を
保ち、また、ロア支持ブロック33は下面側が常時カム
部材35に当接した状態を保つ。尚、ロア支持ブロック
33の下面は斜面部分33aと平面部分33bを備えて
いる。
力により、アッパ支持ブロック31は上面側が常時リフ
トサポート21のサポート屋根部24に当接した状態を
保ち、また、ロア支持ブロック33は下面側が常時カム
部材35に当接した状態を保つ。尚、ロア支持ブロック
33の下面は斜面部分33aと平面部分33bを備えて
いる。
【0025】カム部材35は、ブラケット11の両側板
部13、13に挟まれるように配置され、前方に2つの
脚部36、36を備え、ヒンジピン20が挿通されてい
る。カム部材35はヒンジピン20に支持されているも
のの、終始、ロア支持ブロック33により図3にて反時
計方向の付勢力を受けているため、脚部36、36は絶
えずブラケット11の底板部12に押圧された状態で保
持されている。
部13、13に挟まれるように配置され、前方に2つの
脚部36、36を備え、ヒンジピン20が挿通されてい
る。カム部材35はヒンジピン20に支持されているも
のの、終始、ロア支持ブロック33により図3にて反時
計方向の付勢力を受けているため、脚部36、36は絶
えずブラケット11の底板部12に押圧された状態で保
持されている。
【0026】カム部材35の上面には、ロア支持ブロッ
ク33のケース15内での摺動を制御するカム面37が
設けられている。このカム面37は、図3に示すよう
に、その後方側において奥に向かって斜め下向きに形成
された第1面37aと、その前方側において前方に向か
って湾曲しつつ下向きに形成された第2面37bとを有
している。
ク33のケース15内での摺動を制御するカム面37が
設けられている。このカム面37は、図3に示すよう
に、その後方側において奥に向かって斜め下向きに形成
された第1面37aと、その前方側において前方に向か
って湾曲しつつ下向きに形成された第2面37bとを有
している。
【0027】このカム面37は、後方から前方に向かう
につれて、ヒンジピン20の中心からの距離が概ね徐々
に長くなるように設計されている。従って、原稿押え板
4を開いた状態から閉じた状態にするとき、ロア支持ブ
ロック33の下面のうち斜面部分33aがカム面37に
沿って移動して徐々にアッパ支持ブロック31に接近し
ていくため、スプリングS1〜S3はケース15内で圧
縮されて抵抗として働く。一方、原稿押え板4を閉じた
状態から開いた状態にするとき、スプリングS1〜S3
はケース内で伸張するため開方向に回動するのを補助す
る。
につれて、ヒンジピン20の中心からの距離が概ね徐々
に長くなるように設計されている。従って、原稿押え板
4を開いた状態から閉じた状態にするとき、ロア支持ブ
ロック33の下面のうち斜面部分33aがカム面37に
沿って移動して徐々にアッパ支持ブロック31に接近し
ていくため、スプリングS1〜S3はケース15内で圧
縮されて抵抗として働く。一方、原稿押え板4を閉じた
状態から開いた状態にするとき、スプリングS1〜S3
はケース内で伸張するため開方向に回動するのを補助す
る。
【0028】ここで、本発明の特徴の一つであるスプリ
ングアジャスタSA(図4参照)は、本実施例ではロア
支持ブロック33に備えられている。このスプリングア
ジャスタSAは、ネジ付きプレート41、ナット44、
台座45から成る。ロア支持ブロック33には、中央の
円筒孔LH2に連通する操作口38が設けられている。
この中央の円筒孔LH2の底面には、略小判状(円の両
側を切り落とした形状)の窪み39が設けられ、この窪
み39にはネジ付きプレート41が嵌め込まれている。
つまり、ネジ付きプレート41のプレート部42はこの
窪み39と同形状に形成されている。ネジ付きプレート
41のネジ部43にはナット44(ネジ部43の長さよ
りも長いもの)が螺合され、そのナット44の上に円盤
状の台座45が載置されている。このように構成されて
いるため、操作口38から操作工具であるスパナ6を差
込んでナット44を回すと、ネジ付きプレート41のプ
レート部42が略小判状であり窪み39に嵌め込まれて
回転不能に支持されているためネジ部43も回転不能で
あり、このためナット44が回転するのに伴って台座4
5が上下動を行う。
ングアジャスタSA(図4参照)は、本実施例ではロア
支持ブロック33に備えられている。このスプリングア
ジャスタSAは、ネジ付きプレート41、ナット44、
台座45から成る。ロア支持ブロック33には、中央の
円筒孔LH2に連通する操作口38が設けられている。
この中央の円筒孔LH2の底面には、略小判状(円の両
側を切り落とした形状)の窪み39が設けられ、この窪
み39にはネジ付きプレート41が嵌め込まれている。
つまり、ネジ付きプレート41のプレート部42はこの
窪み39と同形状に形成されている。ネジ付きプレート
41のネジ部43にはナット44(ネジ部43の長さよ
りも長いもの)が螺合され、そのナット44の上に円盤
状の台座45が載置されている。このように構成されて
いるため、操作口38から操作工具であるスパナ6を差
込んでナット44を回すと、ネジ付きプレート41のプ
レート部42が略小判状であり窪み39に嵌め込まれて
回転不能に支持されているためネジ部43も回転不能で
あり、このためナット44が回転するのに伴って台座4
5が上下動を行う。
【0029】尚、アッパ支持ブロック31の中央の円筒
孔UH2の底面とロア支持ブロック33の中央の円筒孔
LH2の台座45との間隔は、円筒孔UH1の底面と円
筒孔LH1の底面との間隔や、円筒孔UH3の底面と円
筒孔LH3の底面との間隔に比べて短くなっている。つ
まり、実質的なストローク長さが中央のスプリングS2
とその両側のスプリングS1、S3とで異なる。このた
め、本実施例では、スプリングS2とスプリングS1、
S3は、同じ弾性力が得られるように選定されている。
孔UH2の底面とロア支持ブロック33の中央の円筒孔
LH2の台座45との間隔は、円筒孔UH1の底面と円
筒孔LH1の底面との間隔や、円筒孔UH3の底面と円
筒孔LH3の底面との間隔に比べて短くなっている。つ
まり、実質的なストローク長さが中央のスプリングS2
とその両側のスプリングS1、S3とで異なる。このた
め、本実施例では、スプリングS2とスプリングS1、
S3は、同じ弾性力が得られるように選定されている。
【0030】次に、この原稿押え板開閉装置10の動作
について、図3、図5及び図6に基づいて説明する。図
5は原稿押え板により厚みの薄い原稿を押さえた場合の
断面図、図6は原稿押え板により厚みの厚い原稿を押さ
えた場合の断面図である。原稿押え板4を開いた状態で
は、図3に示すように、ロア支持ブロック33の下面の
うち斜面部分33aが、カム部材35のカム面37のう
ち第1面37aに当接している。この第1面37aはヒ
ンジピン20の中心からの距離が短いため、ロア支持ブ
ロック33はアッパ支持ブロック31から最も離間した
位置にある。従って、スプリングS1〜S3は比較的軽
い圧縮力で圧縮されている。
について、図3、図5及び図6に基づいて説明する。図
5は原稿押え板により厚みの薄い原稿を押さえた場合の
断面図、図6は原稿押え板により厚みの厚い原稿を押さ
えた場合の断面図である。原稿押え板4を開いた状態で
は、図3に示すように、ロア支持ブロック33の下面の
うち斜面部分33aが、カム部材35のカム面37のう
ち第1面37aに当接している。この第1面37aはヒ
ンジピン20の中心からの距離が短いため、ロア支持ブ
ロック33はアッパ支持ブロック31から最も離間した
位置にある。従って、スプリングS1〜S3は比較的軽
い圧縮力で圧縮されている。
【0031】このように原稿押え板4を開いた状態で
は、ケース15のケース背板部16に設けたストッパ溝
16aがブラケット11の側板部13と当接しているた
め、図3において原稿押え板4がこれ以上開方向に回動
することはない。また、図3における原稿押え板4は重
心がヒンジピン20よりも奥側(図3で右側)にあるた
め、外力を加えない限り原稿押え板4が閉方向に回動す
るおそれもない。
は、ケース15のケース背板部16に設けたストッパ溝
16aがブラケット11の側板部13と当接しているた
め、図3において原稿押え板4がこれ以上開方向に回動
することはない。また、図3における原稿押え板4は重
心がヒンジピン20よりも奥側(図3で右側)にあるた
め、外力を加えない限り原稿押え板4が閉方向に回動す
るおそれもない。
【0032】このように原稿押え板4を開いた状態から
原稿押え板4を閉じる方向に回動すると、ロア支持ブロ
ック33の下面のうち斜面部分33aがカム部材35の
カム面37に沿って移動して徐々にアッパ支持ブロック
31に接近していくため、スプリングS1〜S3はケー
ス15内で圧縮されて抵抗として働く。このため、原稿
押え板4が急に閉じてしまうことを防止できる。
原稿押え板4を閉じる方向に回動すると、ロア支持ブロ
ック33の下面のうち斜面部分33aがカム部材35の
カム面37に沿って移動して徐々にアッパ支持ブロック
31に接近していくため、スプリングS1〜S3はケー
ス15内で圧縮されて抵抗として働く。このため、原稿
押え板4が急に閉じてしまうことを防止できる。
【0033】そして、原稿が薄い場合には、図5に示す
ように、原稿押え板4の押え面4aは原稿載置台2に略
一致した状態になる。即ち、原稿押え板4の押え面4a
を薄い原稿の上に押しつけると、原稿押え板4と一体化
されているリフトサポート21はケース15と重合され
たまま図3にて反時計方向に回動する。そして、ロア支
持ブロック33の下面のうち平面部分33bがカム部材
35のカム面37のうち第2面37bの垂直面側と当接
し、最もアッパ支持ブロック31に接近した状態とな
る。従って、スプリングS1〜S3はかなり強い圧縮力
で圧縮されている。
ように、原稿押え板4の押え面4aは原稿載置台2に略
一致した状態になる。即ち、原稿押え板4の押え面4a
を薄い原稿の上に押しつけると、原稿押え板4と一体化
されているリフトサポート21はケース15と重合され
たまま図3にて反時計方向に回動する。そして、ロア支
持ブロック33の下面のうち平面部分33bがカム部材
35のカム面37のうち第2面37bの垂直面側と当接
し、最もアッパ支持ブロック31に接近した状態とな
る。従って、スプリングS1〜S3はかなり強い圧縮力
で圧縮されている。
【0034】このあと、原稿押え板4を開く際、ロア支
持ブロック33の下面の斜面部分33aがカム面37と
接する位置にきたとき、スプリングS1〜S3は元の長
さに復帰しようとし、またロア支持ブロック33はカム
面37に沿って移動して徐々にアッパ支持ブロック31
から離間するため、原稿押え板4はスプリングS1〜S
3により開方向に付勢される。このため、重い原稿押え
板4をスムーズに開くことができる。
持ブロック33の下面の斜面部分33aがカム面37と
接する位置にきたとき、スプリングS1〜S3は元の長
さに復帰しようとし、またロア支持ブロック33はカム
面37に沿って移動して徐々にアッパ支持ブロック31
から離間するため、原稿押え板4はスプリングS1〜S
3により開方向に付勢される。このため、重い原稿押え
板4をスムーズに開くことができる。
【0035】一方、原稿が厚い場合には、図6に示すよ
うに、原稿押え板4は原稿載置台2に対して所定距離を
隔てて平行になる。即ち、原稿押え板4の押え面4aを
厚みのある原稿の上に押しつけると、原稿押え板4と一
体化されているリフトサポート21はリフトピン25を
中心として反時計方向に回転する。これにより、リフト
サポート21はケース15との重合が解かれると共に、
湾曲状のサポート屋根部24はアッパ支持ブロック31
をケース15内で圧縮する。従って、この場合もスプリ
ングS1〜S3はかなり強い圧縮力で圧縮されている。
うに、原稿押え板4は原稿載置台2に対して所定距離を
隔てて平行になる。即ち、原稿押え板4の押え面4aを
厚みのある原稿の上に押しつけると、原稿押え板4と一
体化されているリフトサポート21はリフトピン25を
中心として反時計方向に回転する。これにより、リフト
サポート21はケース15との重合が解かれると共に、
湾曲状のサポート屋根部24はアッパ支持ブロック31
をケース15内で圧縮する。従って、この場合もスプリ
ングS1〜S3はかなり強い圧縮力で圧縮されている。
【0036】このあと、原稿押え板4を開く際、スプリ
ングS1〜S3が元の長さに復帰しようとするため、原
稿押え板4は開方向に付勢されてケース15と重合し、
更に重合された後も開方向に付勢される。このため、重
い原稿押え板4をスムーズに開くことができる。
ングS1〜S3が元の長さに復帰しようとするため、原
稿押え板4は開方向に付勢されてケース15と重合し、
更に重合された後も開方向に付勢される。このため、重
い原稿押え板4をスムーズに開くことができる。
【0037】以上のような原稿押え板4の開閉操作を数
多く行った場合、スプリングS1〜S3は次第にへたっ
てきて、当初の弾性力が得られなくなる。このような場
合には、オペレータは原稿押え板4を開いて図3の状態
とし、原稿押え板4の押え面4aと略同一平面上に設け
られた操作口38からスパナ6を差し込んでナット44
を回し台座45を上方に移動させる。これにより、スプ
リングS2はそれまでよりもストローク長さが短くなる
ため、弾性力が回復する。このように、原稿押え板4を
支えるスプリングS1〜S3の弾性力が経時的に変化し
たとしてもその変化を容易に補正できるという効果が得
られる。
多く行った場合、スプリングS1〜S3は次第にへたっ
てきて、当初の弾性力が得られなくなる。このような場
合には、オペレータは原稿押え板4を開いて図3の状態
とし、原稿押え板4の押え面4aと略同一平面上に設け
られた操作口38からスパナ6を差し込んでナット44
を回し台座45を上方に移動させる。これにより、スプ
リングS2はそれまでよりもストローク長さが短くなる
ため、弾性力が回復する。このように、原稿押え板4を
支えるスプリングS1〜S3の弾性力が経時的に変化し
たとしてもその変化を容易に補正できるという効果が得
られる。
【0038】尚、台座45はスプリングS2によってナ
ット44に強く押しつけられているため、ナット44は
スパナ6を使って回さない限り、容易に回転するもので
はない。また、本実施例では、3本のスプリングS1〜
S3のうち中央のスプリングS2のみスプリングアジャ
スタSAによりスプリング長さを調節できるようにした
が、勿論、スプリングS1〜S3のすべてにスプリング
アジャスタSAを備え付けてもよい。しかし、中央のス
プリングS2のみ調節可能とした方が、3本のスプリン
グS1〜S3のすべてを調節する場合に比べて、左右
(つまりスプリングS1、S3)の弾性力のバランスが
崩れない点で優れている。
ット44に強く押しつけられているため、ナット44は
スパナ6を使って回さない限り、容易に回転するもので
はない。また、本実施例では、3本のスプリングS1〜
S3のうち中央のスプリングS2のみスプリングアジャ
スタSAによりスプリング長さを調節できるようにした
が、勿論、スプリングS1〜S3のすべてにスプリング
アジャスタSAを備え付けてもよい。しかし、中央のス
プリングS2のみ調節可能とした方が、3本のスプリン
グS1〜S3のすべてを調節する場合に比べて、左右
(つまりスプリングS1、S3)の弾性力のバランスが
崩れない点で優れている。
【0039】また、スプリングアジャスタSAは、図4
に示すように、構成が簡易である上、原稿押え板4を開
いた状態でスパナ6を操作口38から差し込んでナット
44を回転させるだけでスプリング長さの調節が可能な
ため、サービス性に優れている。
に示すように、構成が簡易である上、原稿押え板4を開
いた状態でスパナ6を操作口38から差し込んでナット
44を回転させるだけでスプリング長さの調節が可能な
ため、サービス性に優れている。
【0040】尚、上記実施例ではスプリングアジャスタ
SAをロア支持ブロック33の中央の円筒孔LH2に設
けたが、アッパ支持ブロック31の円筒孔UH2に設け
てもよい。また、ネジ付きプレート41のプレート部4
2及びそれを嵌め込む窪み39の形状は、略小判状に限
らず。ナット44を回したときにネジ部43が一緒に回
らない形状であればよい。あるいは、ネジをロア支持ブ
ロック33の円筒孔LH2の底面に直接固着した構造を
採用してもよい。
SAをロア支持ブロック33の中央の円筒孔LH2に設
けたが、アッパ支持ブロック31の円筒孔UH2に設け
てもよい。また、ネジ付きプレート41のプレート部4
2及びそれを嵌め込む窪み39の形状は、略小判状に限
らず。ナット44を回したときにネジ部43が一緒に回
らない形状であればよい。あるいは、ネジをロア支持ブ
ロック33の円筒孔LH2の底面に直接固着した構造を
採用してもよい。
【0041】更に、アッパ支持ブロック31は、リフト
サポート21のリフトピン25周りの回動を妨げること
のない位置にてケース15内で固定されていてもよい。
この場合、リフトサポート21は、ケース15に重合し
た状態であっても、ケース15に対して折り曲げられた
状態であっても、スプリングS1〜S3から力を受ける
ことはない。このため、スプリングS1〜S3は上記実
施例に比べてヘタリにくいが、原稿押え板4を開閉する
際にはスプリングS1〜S3は伸縮されるため開閉回数
が多くなるとやはりヘタリが生じるおそれがあり、その
弾性力を補正する必要がある。
サポート21のリフトピン25周りの回動を妨げること
のない位置にてケース15内で固定されていてもよい。
この場合、リフトサポート21は、ケース15に重合し
た状態であっても、ケース15に対して折り曲げられた
状態であっても、スプリングS1〜S3から力を受ける
ことはない。このため、スプリングS1〜S3は上記実
施例に比べてヘタリにくいが、原稿押え板4を開閉する
際にはスプリングS1〜S3は伸縮されるため開閉回数
が多くなるとやはりヘタリが生じるおそれがあり、その
弾性力を補正する必要がある。
【図1】 実施例の原稿押え板開閉装置の斜視図であ
る。
る。
【図2】 実施例の原稿押え板開閉装置の正面図であ
る。
る。
【図3】 実施例の原稿押え板開閉装置の断面図であ
る。
る。
【図4】 スプリングアジャスタの組立斜視図である。
【図5】 原稿押え板により薄い原稿を押さえた場合の
断面図である。
断面図である。
【図6】 原稿押え板により厚い原稿を押さえた場合の
断面図である。
断面図である。
【図7】 従来の原稿押え板開閉装置の説明図である。
【図8】 従来の原稿押え板開閉装置の説明図である。
10・・・原稿押え板開閉装置、11・・・ブラケッ
ト、12・・・底板部、13・・・側板部、15・・・
ケース、16・・・ケース背板部、17・・・ケース側
板部、18・・・屈曲部、20・・・ヒンジピン、21
・・・リフトサポート、22・・・サポート背板部、2
3・・・サポート側板部、24・・・サポート屋根部、
25・・・リフトピン、27・・・ウイング部、31・
・・アッパ支持ブロック、33・・・ロア支持ブロッ
ク、35・・・カム部材、37・・・カム面、38・・
・操作口、39・・・窪み、41・・・ネジ付きプレー
ト、42・・・プレート部、43・・・ネジ部、44・
・・ナット、45・・・台座、S1〜S3・・・スプリ
ング、SA・・・スプリングアジャスタ。
ト、12・・・底板部、13・・・側板部、15・・・
ケース、16・・・ケース背板部、17・・・ケース側
板部、18・・・屈曲部、20・・・ヒンジピン、21
・・・リフトサポート、22・・・サポート背板部、2
3・・・サポート側板部、24・・・サポート屋根部、
25・・・リフトピン、27・・・ウイング部、31・
・・アッパ支持ブロック、33・・・ロア支持ブロッ
ク、35・・・カム部材、37・・・カム面、38・・
・操作口、39・・・窪み、41・・・ネジ付きプレー
ト、42・・・プレート部、43・・・ネジ部、44・
・・ナット、45・・・台座、S1〜S3・・・スプリ
ング、SA・・・スプリングアジャスタ。
Claims (5)
- 【請求項1】 原稿載置台側に設けたケース軸に回動自
在に取り付けられたケースと、 このケースの自由端側に設けたリフト軸に回動自在に取
り付けられ、原稿押え板と一体化されるリフトサポート
と、 前記ケース内にてスプリングを伸縮可能に支持するスプ
リング支持部材と、 前記原稿載置台側に設けられ、終始前記スプリング支持
部材と当接し、前記原稿押え板を開いた状態から閉じた
状態にしたときに前記スプリングが前記ケース内で収縮
するように前記スプリング支持部材を制御するカム部材
とを備えた原稿押え板開閉装置において、 前記スプリング支持部材は、 前記原稿押え板の原稿押さえ面と略同一面上に開口され
た操作口と、 前記操作口を介して操作可能に設けられ、前記原稿押え
板を開いた状態で前記スプリングの長さを変更可能なア
ジャスタとを備えたことを特徴とする原稿押え板開閉装
置。 - 【請求項2】 前記スプリング支持部材は、奇数本のス
プリングを支持しており、中央のスプリングにのみ前記
アジャスタを有していることを特徴とする請求項1記載
の原稿押え板開閉装置。 - 【請求項3】 前記アジャスタは、 前記スプリング支持部材に立設されたネジと、 前記ネジに螺合されたナットと、 前記ナットと前記スプリングとの間に介在するように配
置された台座とを備え、 前記原稿押え板を開いた状態で前記操作口を介して前記
ナットを回転させることにより前記スプリングの長さを
変更させることを特徴とする請求項1又は2記載の原稿
押え板開閉装置。 - 【請求項4】 前記リフトサポートは、通常、前記スプ
リングに付勢されて前記ケースと重合しており、前記リ
フト軸周りに閉方向に回動すると、前記ケースとの重合
が解かれると共に前記スプリングを前記ケース内で圧縮
することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
原稿押え板開閉装置。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかの原稿押え板開
閉装置に用いられるスプリングアジャスタであって、 前記スプリング支持部材を構成する部品であってスプリ
ングの上端又は下端を支持する支持ブロックと、 前記支持ブロック内に立設されたネジと、 前記ネジに螺合されたナットと、 前記ナットと前記スプリングとの間に介在するように配
置された台座とを備えたことを特徴とするスプリングア
ジャスタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26185896A JPH10104758A (ja) | 1996-10-02 | 1996-10-02 | 原稿押え板開閉装置及びスプリングアジャスタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26185896A JPH10104758A (ja) | 1996-10-02 | 1996-10-02 | 原稿押え板開閉装置及びスプリングアジャスタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10104758A true JPH10104758A (ja) | 1998-04-24 |
Family
ID=17367736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26185896A Pending JPH10104758A (ja) | 1996-10-02 | 1996-10-02 | 原稿押え板開閉装置及びスプリングアジャスタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10104758A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001242559A (ja) * | 2000-02-29 | 2001-09-07 | Shimonishi Seisakusho:Kk | 原稿圧着板の開閉装置 |
EP1220045A2 (en) * | 2000-12-28 | 2002-07-03 | Canon Kabushiki Kaisha | Automatic original feeding apparatus and image forming apparatus provided with the same |
JP2007212910A (ja) * | 2006-02-13 | 2007-08-23 | Shimonishi Giken Kogyo Kk | 原稿圧着板の開閉装置 |
CN100395659C (zh) * | 1999-11-30 | 2008-06-18 | 加藤电机株式会社 | 原稿压板开关装置 |
JP2009237046A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-15 | Shimonishi Giken Kogyo Kk | ヒンジ |
KR101019775B1 (ko) * | 2007-08-31 | 2011-03-04 | 가토오덴키가부시키가이샤 | 원고압착판 개폐장치 및 원고압착판을 구비한 사무기기 |
JP2012181416A (ja) * | 2011-03-02 | 2012-09-20 | Shimonishi Giken Kogyo Kk | 原稿圧着板の開閉装置 |
JP2013164502A (ja) * | 2012-02-10 | 2013-08-22 | Naturaleza One | 原稿圧着板開閉装置並びにoa機器 |
-
1996
- 1996-10-02 JP JP26185896A patent/JPH10104758A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100395659C (zh) * | 1999-11-30 | 2008-06-18 | 加藤电机株式会社 | 原稿压板开关装置 |
JP2001242559A (ja) * | 2000-02-29 | 2001-09-07 | Shimonishi Seisakusho:Kk | 原稿圧着板の開閉装置 |
EP1220045A2 (en) * | 2000-12-28 | 2002-07-03 | Canon Kabushiki Kaisha | Automatic original feeding apparatus and image forming apparatus provided with the same |
EP1220045A3 (en) * | 2000-12-28 | 2006-03-29 | Canon Kabushiki Kaisha | Automatic original feeding apparatus and image forming apparatus provided with the same |
JP2007212910A (ja) * | 2006-02-13 | 2007-08-23 | Shimonishi Giken Kogyo Kk | 原稿圧着板の開閉装置 |
KR101019775B1 (ko) * | 2007-08-31 | 2011-03-04 | 가토오덴키가부시키가이샤 | 원고압착판 개폐장치 및 원고압착판을 구비한 사무기기 |
JP2009237046A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-15 | Shimonishi Giken Kogyo Kk | ヒンジ |
JP2012181416A (ja) * | 2011-03-02 | 2012-09-20 | Shimonishi Giken Kogyo Kk | 原稿圧着板の開閉装置 |
JP2013164502A (ja) * | 2012-02-10 | 2013-08-22 | Naturaleza One | 原稿圧着板開閉装置並びにoa機器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7440712B2 (en) | Original cover closer and office equipment including original cover closer | |
KR100520060B1 (ko) | 모니터장치 | |
JP5382760B2 (ja) | 原稿圧着板開閉装置及び原稿圧着板を備えた事務機器 | |
US6695274B1 (en) | Mounting device for a display | |
US6499189B2 (en) | Hinge apparatus and image forming device having a platen cover control apparatus | |
WO2004069108A3 (en) | Motion controlling hinge for orthopedic brace | |
JP2004007369A (ja) | ディスプレイ装置 | |
JPH10104758A (ja) | 原稿押え板開閉装置及びスプリングアジャスタ | |
JP2006139008A5 (ja) | ||
US6450462B1 (en) | Retaining device for a telescopic music stand | |
US6596934B2 (en) | Adjustable retaining device for a bass drum | |
JP4794144B2 (ja) | 原稿圧着板開閉装置 | |
JPH10225891A (ja) | 産業用ロボットのバランサ機構並びに該バランサ機構の取付方法及び調整方法 | |
JPH11216685A (ja) | 打ち込み装置 | |
US20080237417A1 (en) | Elevating mechanism for woodworking | |
JPS5938734A (ja) | 原稿圧着板開閉装置 | |
JP2006163180A (ja) | 原稿圧着板開閉装置及び事務機器 | |
US6963023B2 (en) | Retaining device for a drum | |
US20020194981A1 (en) | Self-alignment retaining device for a bass drum | |
JP2590407Y2 (ja) | 原稿圧着板開閉装置 | |
JPH0647462A (ja) | 金型取付装置 | |
US6916067B2 (en) | Angle adjusting mechanism for chair | |
JP3180846U (ja) | クランプ装置 | |
JP2000019380A (ja) | ミラー保持調整装置 | |
JP2011079490A (ja) | クランプ装置 |