JPH10104645A - 液晶表示パネルおよびその製造方法 - Google Patents
液晶表示パネルおよびその製造方法Info
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- JPH10104645A JPH10104645A JP25416796A JP25416796A JPH10104645A JP H10104645 A JPH10104645 A JP H10104645A JP 25416796 A JP25416796 A JP 25416796A JP 25416796 A JP25416796 A JP 25416796A JP H10104645 A JPH10104645 A JP H10104645A
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- crystal display
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 単純駆動型で大容量化、高精細化した液晶表
示パネルにおいて、輝度低下のない表示品位の高い液晶
表示パネルを製作する。 【解決手段】 単純駆動型液晶表示パネルに使用する一
対の基板１１，１２上に形成するストライプ電極１４，
１５の内、ストライプ状のカラーフィルタ２０が形成さ
れた一方の基板１１上に形成するストライプ電極１４が
カラーフィルタ２０の真上に形成されている。このよう
に、ストライプ電極１４がストライプ状のカラーフィル
タ２０の真上に形成されているので、開口率の低下がな
くなり、大容量表示や高精細表示パネルにおいても輝度
の高い液晶表示パネルを構成することができる。
示パネルにおいて、輝度低下のない表示品位の高い液晶
表示パネルを製作する。 【解決手段】 単純駆動型液晶表示パネルに使用する一
対の基板１１，１２上に形成するストライプ電極１４，
１５の内、ストライプ状のカラーフィルタ２０が形成さ
れた一方の基板１１上に形成するストライプ電極１４が
カラーフィルタ２０の真上に形成されている。このよう
に、ストライプ電極１４がストライプ状のカラーフィル
タ２０の真上に形成されているので、開口率の低下がな
くなり、大容量表示や高精細表示パネルにおいても輝度
の高い液晶表示パネルを構成することができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、ノートパソコン
やワープロに搭載される単純駆動型液晶表示パネルおよ
びその製造方法に関するものである。
やワープロに搭載される単純駆動型液晶表示パネルおよ
びその製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】現在、ＯＡ機器、ＡＶ機器用ディスプレ
イとして液晶表示パネルが広く利用されており、さらに
今後のマルチメディア用に対応した表示装置として従来
よりも大容量表示、高精細な性能が要求されている。こ
のような要求に対して現状の標準的な画面サイズ、表示
容量は１０型、縦４８０×横６４０の画素数が使用され
ており、今後画面サイズ１２〜１５型で縦６００×横８
００や縦７６８×横１２８０の画素数の表示容量が普及
することが予測される。
イとして液晶表示パネルが広く利用されており、さらに
今後のマルチメディア用に対応した表示装置として従来
よりも大容量表示、高精細な性能が要求されている。こ
のような要求に対して現状の標準的な画面サイズ、表示
容量は１０型、縦４８０×横６４０の画素数が使用され
ており、今後画面サイズ１２〜１５型で縦６００×横８
００や縦７６８×横１２８０の画素数の表示容量が普及
することが予測される。
【０００３】上記に記載した従来の１０型の単純駆動型
液晶表示パネルの構成断面図を図７に示す。図７におい
て下側基板１１上にカラーフィルタ２０の黒１０、赤１
７、緑１８、青１９が形成され、つぎに上記カラーフィ
ルタ２０上に平坦化膜１３を形成した後に複数本のスト
ライプ状の透明電極７４が上記カラーフィルタ２０に直
交するように形成されている。
液晶表示パネルの構成断面図を図７に示す。図７におい
て下側基板１１上にカラーフィルタ２０の黒１０、赤１
７、緑１８、青１９が形成され、つぎに上記カラーフィ
ルタ２０上に平坦化膜１３を形成した後に複数本のスト
ライプ状の透明電極７４が上記カラーフィルタ２０に直
交するように形成されている。
【０００４】そして、液晶７６を介して下側基板１１に
対向する上側基板１２上には複数本のストライプ状の透
明電極７５が下側基板１１のカラーフィルタ２０に対し
て平行かつ透明電極７４に対しては直交するように形成
されている。したがって、従来の構成の場合は図７で上
側基板１２のストライプ状の透明電極７５と下側基板１
１のカラーフィルタ２０の赤１７，緑１８，青１９のピ
ッチを併せて上下基板１１，１２を精度良く貼り合わせ
ることが要求される。１１０はシール樹脂である。
対向する上側基板１２上には複数本のストライプ状の透
明電極７５が下側基板１１のカラーフィルタ２０に対し
て平行かつ透明電極７４に対しては直交するように形成
されている。したがって、従来の構成の場合は図７で上
側基板１２のストライプ状の透明電極７５と下側基板１
１のカラーフィルタ２０の赤１７，緑１８，青１９のピ
ッチを併せて上下基板１１，１２を精度良く貼り合わせ
ることが要求される。１１０はシール樹脂である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図７に
おいて上下２枚の基板１１，１２を一定の間隙ｄを保持
して貼り合わせる時に位置ずれが大きくなりやすいとい
う欠点があり、位置ずれが大きくなると下側基板１１の
カラーフィルタ２０の赤１７，緑１８，青１９と上側基
板１２上の透明電極７５間でのずれが発生するが、上下
２枚の基板１１，１２を貼り合わせて作製した液晶パネ
ルを透過する光は上下基板１１，１２のカラーフィルタ
２０（赤１７，緑１８，青１９）と透明電極７５が空間
的に重なった箇所であるために、位置ずれの分だけ透過
率を低下させることになり、表示装置としての主要な性
能である輝度低下を起こすという課題があった。
おいて上下２枚の基板１１，１２を一定の間隙ｄを保持
して貼り合わせる時に位置ずれが大きくなりやすいとい
う欠点があり、位置ずれが大きくなると下側基板１１の
カラーフィルタ２０の赤１７，緑１８，青１９と上側基
板１２上の透明電極７５間でのずれが発生するが、上下
２枚の基板１１，１２を貼り合わせて作製した液晶パネ
ルを透過する光は上下基板１１，１２のカラーフィルタ
２０（赤１７，緑１８，青１９）と透明電極７５が空間
的に重なった箇所であるために、位置ずれの分だけ透過
率を低下させることになり、表示装置としての主要な性
能である輝度低下を起こすという課題があった。
【０００６】したがって、この発明の目的は、単純駆動
型で大容量化、高精細化した液晶表示パネルにおいて、
カラーフィルタとストライプ電極の位置ずれをなくして
輝度低下のない表示品位の高い液晶表示パネルおよびそ
の製造方法を提供することである。
型で大容量化、高精細化した液晶表示パネルにおいて、
カラーフィルタとストライプ電極の位置ずれをなくして
輝度低下のない表示品位の高い液晶表示パネルおよびそ
の製造方法を提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の液晶表示
パネルは、単純駆動型液晶表示パネルに使用する一対の
基板上に形成するストライプ電極の内、ストライプ状の
カラーフィルタが形成された一方の基板上に形成する前
記ストライプ電極が、カラーフィルタの真上に形成され
ている。このように、ストライプ電極がストライプ状の
カラーフィルタの真上に形成されているので、開口率の
低下がなくなり、大容量表示や高精細表示パネルにおい
ても輝度の高い液晶表示パネルを構成することができ
る。
パネルは、単純駆動型液晶表示パネルに使用する一対の
基板上に形成するストライプ電極の内、ストライプ状の
カラーフィルタが形成された一方の基板上に形成する前
記ストライプ電極が、カラーフィルタの真上に形成され
ている。このように、ストライプ電極がストライプ状の
カラーフィルタの真上に形成されているので、開口率の
低下がなくなり、大容量表示や高精細表示パネルにおい
ても輝度の高い液晶表示パネルを構成することができ
る。
【０００８】請求項２記載の液晶表示パネルは、請求項
１において、他方の基板上に形成するストライプ電極が
金属反射電極である。これにより、請求項１または２の
効果を有する反射型カラー液晶表示パネルを構成するこ
とができる。請求項３記載の液晶表示パネルの製造方法
は、基板上のカラーフィルタ上に透明電極を形成する工
程と、ネガ型のフォトレジストを透明電極上に塗布した
後にカラーフィルタの黒の部分をマスクとして基板側か
ら露光する工程と、露光によりフォトレジストのパター
ンをカラーフィルタの赤、緑、青の部分に略一致するよ
うに形成する工程と、フォトレジストのパターンをエッ
チング用レジストとして透明電極をエッチングすること
によりカラーフィルタの赤、緑、青の部分に略一致する
ようにストライプ状の透明電極をパターン形成する工程
とを含む。
１において、他方の基板上に形成するストライプ電極が
金属反射電極である。これにより、請求項１または２の
効果を有する反射型カラー液晶表示パネルを構成するこ
とができる。請求項３記載の液晶表示パネルの製造方法
は、基板上のカラーフィルタ上に透明電極を形成する工
程と、ネガ型のフォトレジストを透明電極上に塗布した
後にカラーフィルタの黒の部分をマスクとして基板側か
ら露光する工程と、露光によりフォトレジストのパター
ンをカラーフィルタの赤、緑、青の部分に略一致するよ
うに形成する工程と、フォトレジストのパターンをエッ
チング用レジストとして透明電極をエッチングすること
によりカラーフィルタの赤、緑、青の部分に略一致する
ようにストライプ状の透明電極をパターン形成する工程
とを含む。
【０００９】このように、カラーフィルタの黒の部分を
マスクとして基板側から露光することにより、カラーフ
ィルタの赤、緑、青の部分に略一致するようにフォトレ
ジストのパターンを形成することができ、このフォトレ
ジストのパターンをエッチング用レジストとして透明電
極をエッチングすることによりカラーフィルタの赤、
緑、青の部分に略一致するようにストライプ状の透明電
極を形成することができる。このため、カラーフィルタ
と透明電極のパターンの位置ずれがなくなり、輝度低下
のない表示品位の高い液晶表示パネルを製造できる。ま
た、カラーフィルタのマスクを露光用マスクとして用い
るので他にマスクが必要とならず合理的である。
マスクとして基板側から露光することにより、カラーフ
ィルタの赤、緑、青の部分に略一致するようにフォトレ
ジストのパターンを形成することができ、このフォトレ
ジストのパターンをエッチング用レジストとして透明電
極をエッチングすることによりカラーフィルタの赤、
緑、青の部分に略一致するようにストライプ状の透明電
極を形成することができる。このため、カラーフィルタ
と透明電極のパターンの位置ずれがなくなり、輝度低下
のない表示品位の高い液晶表示パネルを製造できる。ま
た、カラーフィルタのマスクを露光用マスクとして用い
るので他にマスクが必要とならず合理的である。
【００１０】請求項４記載の液晶表示パネルの製造方法
は、基板上のカラーフィルタ上にネガ型の平坦化膜を形
成する工程と、平坦化膜上に透明電極を形成した後にカ
ラーフィルタの黒の部分をマスクとして基板側から露光
する工程と、露光によりカラーフィルタの黒の部分に対
応する未硬化の平坦化膜が溶解してリフトオフ作用によ
りその上の透明電極が剥離することによりカラーフィル
タの赤、緑、青の部分に略一致するようにストライプ状
の透明電極をパターン形成する工程とを含む。
は、基板上のカラーフィルタ上にネガ型の平坦化膜を形
成する工程と、平坦化膜上に透明電極を形成した後にカ
ラーフィルタの黒の部分をマスクとして基板側から露光
する工程と、露光によりカラーフィルタの黒の部分に対
応する未硬化の平坦化膜が溶解してリフトオフ作用によ
りその上の透明電極が剥離することによりカラーフィル
タの赤、緑、青の部分に略一致するようにストライプ状
の透明電極をパターン形成する工程とを含む。
【００１１】このように、カラーフィルタの黒の部分を
マスクとして基板側から露光することにより、カラーフ
ィルタの赤、緑、青に対応する平坦化膜が光硬化し、黒
の部分に対応する平坦化膜が未硬化になり、この未硬化
の平坦化膜が溶解するのでリフトオフ作用によりその上
の透明電極も剥離し、これによりカラーフィルタの赤、
緑、青の部分に略一致するようにストライプ状の透明電
極をパターン形成することができる。このため、カラー
フィルタと透明電極のパターンの位置ずれがなくなり、
輝度低下のない表示品位の高い液晶表示パネルを製造で
きる。また、このように平坦化膜をレジストとしてリフ
トオフ作用でストライプ状の透明電極を形成したので、
工程数が少なくなり生産性が向上する。また、請求項３
と同様にカラーフィルタのマスクを露光用マスクとして
用いるので他にマスクが必要とならず合理的である。
マスクとして基板側から露光することにより、カラーフ
ィルタの赤、緑、青に対応する平坦化膜が光硬化し、黒
の部分に対応する平坦化膜が未硬化になり、この未硬化
の平坦化膜が溶解するのでリフトオフ作用によりその上
の透明電極も剥離し、これによりカラーフィルタの赤、
緑、青の部分に略一致するようにストライプ状の透明電
極をパターン形成することができる。このため、カラー
フィルタと透明電極のパターンの位置ずれがなくなり、
輝度低下のない表示品位の高い液晶表示パネルを製造で
きる。また、このように平坦化膜をレジストとしてリフ
トオフ作用でストライプ状の透明電極を形成したので、
工程数が少なくなり生産性が向上する。また、請求項３
と同様にカラーフィルタのマスクを露光用マスクとして
用いるので他にマスクが必要とならず合理的である。
【００１２】
【発明の実施の形態】この発明の第１の実施の形態の液
晶表示パネルおよびその製造方法を図１ないし図４に基
づいて説明する。図１はこの発明の実施の形態の液晶表
示パネルの断面図である。この液晶表示パネルは単純駆
動型で、対向する基板１１，１２のうち下側基板１１に
ストライプ状のカラーフィルタ２０が形成されている。
この場合、カラーフィルタ２０の赤１７，緑１８，青１
９の境界にはマスクとなる黒１０が設けてある。このカ
ラーフィルタ２０の上に平坦化膜１３が形成され、さら
に複数本のストライプ状の透明電極（ストライプ電極）
１４が形成されている。この透明電極１４は、カラーフ
ィルタ２０の赤１７，緑１８，青１９の真上に形成され
ている。また、液晶１６を介して下側基板１１に対向す
る上側基板１２には複数本の透明電極１５がカラーフィ
ルタ２０および透明電極１４に対して直交するようにス
トライプ状に形成されている。一対の基板１１，１２は
一定の間隙を保持するようにシール樹脂１１０で貼り合
わされる。
晶表示パネルおよびその製造方法を図１ないし図４に基
づいて説明する。図１はこの発明の実施の形態の液晶表
示パネルの断面図である。この液晶表示パネルは単純駆
動型で、対向する基板１１，１２のうち下側基板１１に
ストライプ状のカラーフィルタ２０が形成されている。
この場合、カラーフィルタ２０の赤１７，緑１８，青１
９の境界にはマスクとなる黒１０が設けてある。このカ
ラーフィルタ２０の上に平坦化膜１３が形成され、さら
に複数本のストライプ状の透明電極（ストライプ電極）
１４が形成されている。この透明電極１４は、カラーフ
ィルタ２０の赤１７，緑１８，青１９の真上に形成され
ている。また、液晶１６を介して下側基板１１に対向す
る上側基板１２には複数本の透明電極１５がカラーフィ
ルタ２０および透明電極１４に対して直交するようにス
トライプ状に形成されている。一対の基板１１，１２は
一定の間隙を保持するようにシール樹脂１１０で貼り合
わされる。
【００１３】つぎに、この液晶表示パネルの製造方法に
ついて説明する。図２に示すように、下側基板１１上に
カラーフィルタ２０を印刷方式、電着方式等で形成し、
その上にポリアクリレート等を主成分とする平坦化膜１
３を形成した後、酸化インジウムを主成分とする透明電
極１４を形成する。つぎに、ネガ型フォトレジスト２５
を透明電極１４上に塗布した後にカラーフィルタ２０の
黒１０の部分をマスクとして基板１１側から光源２６の
光２７により露光する。露光後の現像の様子を図３に示
す。
ついて説明する。図２に示すように、下側基板１１上に
カラーフィルタ２０を印刷方式、電着方式等で形成し、
その上にポリアクリレート等を主成分とする平坦化膜１
３を形成した後、酸化インジウムを主成分とする透明電
極１４を形成する。つぎに、ネガ型フォトレジスト２５
を透明電極１４上に塗布した後にカラーフィルタ２０の
黒１０の部分をマスクとして基板１１側から光源２６の
光２７により露光する。露光後の現像の様子を図３に示
す。
【００１４】現像後において、フォトレジスト２５のパ
ターンは、カラーフィルタ２０の黒１０の部分をマスク
にしているので、カラーフィルタ２０の赤１７，緑１
８，青１９に略一致するように形成できる。つぎに、図
４に示すように、フォトレジスト２５を透明電極１４の
エッチング用レジストとして透明電極１４をエッチャン
トでエッチングしてパターン形成する。上記工程により
カラーフィルタ２０の赤１７，緑１８，青１９に略一致
するように複数本のストライプ状の透明電極１４を形成
できる。また、上側基板１２は従来と同様の方法で製造
でき、一対の基板１１，１２を液晶１６を介在させた状
態でシール樹脂１１０で貼り合わせる。
ターンは、カラーフィルタ２０の黒１０の部分をマスク
にしているので、カラーフィルタ２０の赤１７，緑１
８，青１９に略一致するように形成できる。つぎに、図
４に示すように、フォトレジスト２５を透明電極１４の
エッチング用レジストとして透明電極１４をエッチャン
トでエッチングしてパターン形成する。上記工程により
カラーフィルタ２０の赤１７，緑１８，青１９に略一致
するように複数本のストライプ状の透明電極１４を形成
できる。また、上側基板１２は従来と同様の方法で製造
でき、一対の基板１１，１２を液晶１６を介在させた状
態でシール樹脂１１０で貼り合わせる。
【００１５】この実施の形態によれば、カラーフィルタ
２０の黒１０を露光用マスクとしているので、フォトリ
ソグラフィ法によりストライプ状の透明電極１４を形成
すると、カラーフィルタ２０（赤１７，緑１８，青１
９）と透明電極１４が位置ずれすることなく略一致す
る。このため、開口率の低下がなくなり、大容量表示や
高精細表示パネルにおいても輝度の高い液晶表示パネル
を構成することができる。また、カラーフィルタ２０の
マスクを露光用マスクとして用いるので他にマスクが必
要とならず合理的である。なお、ストライプ電極を透明
電極としたが反射電極にすることも可能である。
２０の黒１０を露光用マスクとしているので、フォトリ
ソグラフィ法によりストライプ状の透明電極１４を形成
すると、カラーフィルタ２０（赤１７，緑１８，青１
９）と透明電極１４が位置ずれすることなく略一致す
る。このため、開口率の低下がなくなり、大容量表示や
高精細表示パネルにおいても輝度の高い液晶表示パネル
を構成することができる。また、カラーフィルタ２０の
マスクを露光用マスクとして用いるので他にマスクが必
要とならず合理的である。なお、ストライプ電極を透明
電極としたが反射電極にすることも可能である。
【００１６】この発明の第２の実施の形態を図５および
図６に基づいて説明する。この液晶表示パネルは、一方
の基板１４に形成されたカラーフィルタ２０上に、ネガ
型の平坦化膜５３が形成されている。その他の構成は第
１の実施の形態と同様である。つぎに、この液晶表示パ
ネルの製造方法について説明する。図５に示すように、
下側基板１１上のカラーフィルタ２０上にネガ型の平坦
化膜５３を形成する。この平坦化膜５３上に酸化インジ
ウムを主成分とする透明電極１４を形成した後にカラー
フィルタ２０の黒１０の部分をマスクとして基板１１側
から露光する。露光によりカラーフィルタ２０の赤１
７，緑１８，青１９上の平坦化膜５３は光硬化し、黒１
０上の平坦化膜５５は未硬化になる。
図６に基づいて説明する。この液晶表示パネルは、一方
の基板１４に形成されたカラーフィルタ２０上に、ネガ
型の平坦化膜５３が形成されている。その他の構成は第
１の実施の形態と同様である。つぎに、この液晶表示パ
ネルの製造方法について説明する。図５に示すように、
下側基板１１上のカラーフィルタ２０上にネガ型の平坦
化膜５３を形成する。この平坦化膜５３上に酸化インジ
ウムを主成分とする透明電極１４を形成した後にカラー
フィルタ２０の黒１０の部分をマスクとして基板１１側
から露光する。露光によりカラーフィルタ２０の赤１
７，緑１８，青１９上の平坦化膜５３は光硬化し、黒１
０上の平坦化膜５５は未硬化になる。
【００１７】そして、図６に示すように、現像プロセス
により未硬化の平坦化膜５５が溶解するので、未硬化平
坦化膜５５上の透明電極１４も剥離（現像工程における
リフトオフ作用）する。これにより、カラーフィルタ２
０の赤１７，緑１８，青１９部分に略一致するように光
硬化した平坦化膜５３を介して複数本のストライプ状の
透明電極１４をパターン形成できる。
により未硬化の平坦化膜５５が溶解するので、未硬化平
坦化膜５５上の透明電極１４も剥離（現像工程における
リフトオフ作用）する。これにより、カラーフィルタ２
０の赤１７，緑１８，青１９部分に略一致するように光
硬化した平坦化膜５３を介して複数本のストライプ状の
透明電極１４をパターン形成できる。
【００１８】この実施の形態でも、第１の実施の形態と
同様の効果がある。また、平坦化膜５３をレジストとし
てリフトオフ作用でストライプ状の透明電極１４を形成
したので、工程数が少なくなり生産性が向上する。この
発明の第３の実施の形態を説明する。この実施の形態で
は、図１の液晶表示パネルの構成において上側基板１２
に形成したストライプ電極を金属反射電極とする。この
反射電極は、Ａｌ，Ａｇ，Ｔｉ，Ｎｉのような金属薄膜
かまたはこれらの合金による金属薄膜にする。これによ
り、反射型カラー液晶表示パネルを構成することができ
る。また、第２の実施の形態において、上側基板１２に
形成されるストライプ電極を反射電極にしてもよい。
同様の効果がある。また、平坦化膜５３をレジストとし
てリフトオフ作用でストライプ状の透明電極１４を形成
したので、工程数が少なくなり生産性が向上する。この
発明の第３の実施の形態を説明する。この実施の形態で
は、図１の液晶表示パネルの構成において上側基板１２
に形成したストライプ電極を金属反射電極とする。この
反射電極は、Ａｌ，Ａｇ，Ｔｉ，Ｎｉのような金属薄膜
かまたはこれらの合金による金属薄膜にする。これによ
り、反射型カラー液晶表示パネルを構成することができ
る。また、第２の実施の形態において、上側基板１２に
形成されるストライプ電極を反射電極にしてもよい。
【００１９】
【発明の効果】この発明の請求項１記載の液晶表示パネ
ルによれば、ストライプ電極がストライプ状のカラーフ
ィルタの真上に形成されているので、開口率の低下がな
くなり、大容量表示や高精細表示パネルにおいても輝度
の高い液晶表示パネルを構成することができる。
ルによれば、ストライプ電極がストライプ状のカラーフ
ィルタの真上に形成されているので、開口率の低下がな
くなり、大容量表示や高精細表示パネルにおいても輝度
の高い液晶表示パネルを構成することができる。
【００２０】請求項２では、他方の基板上に形成するス
トライプ電極が金属反射電極であるので、反射型カラー
液晶表示パネルを構成することができる。この発明の請
求項３記載の液晶表示パネルの製造方法によれば、カラ
ーフィルタの黒の部分をマスクとして基板側から露光す
ることにより、カラーフィルタの赤、緑、青の部分に略
一致するようにフォトレジストのパターンを形成するこ
とができ、このフォトレジストのパターンをエッチング
用レジストとして透明電極をエッチングすることにより
カラーフィルタの赤、緑、青の部分に略一致するように
ストライプ状の透明電極を形成することができる。この
ため、カラーフィルタと透明電極のパターンの位置ずれ
がなくなり、輝度低下のない表示品位の高い液晶表示パ
ネルを製造できる。また、カラーフィルタのマスクを露
光用マスクとして用いるので他にマスクが必要とならず
合理的である。
トライプ電極が金属反射電極であるので、反射型カラー
液晶表示パネルを構成することができる。この発明の請
求項３記載の液晶表示パネルの製造方法によれば、カラ
ーフィルタの黒の部分をマスクとして基板側から露光す
ることにより、カラーフィルタの赤、緑、青の部分に略
一致するようにフォトレジストのパターンを形成するこ
とができ、このフォトレジストのパターンをエッチング
用レジストとして透明電極をエッチングすることにより
カラーフィルタの赤、緑、青の部分に略一致するように
ストライプ状の透明電極を形成することができる。この
ため、カラーフィルタと透明電極のパターンの位置ずれ
がなくなり、輝度低下のない表示品位の高い液晶表示パ
ネルを製造できる。また、カラーフィルタのマスクを露
光用マスクとして用いるので他にマスクが必要とならず
合理的である。
【００２１】この発明の請求項４記載の液晶表示パネル
の製造方法によれば、カラーフィルタの黒の部分をマス
クとして基板側から露光することにより、カラーフィル
タの赤、緑、青に対応する平坦化膜が光硬化し、黒の部
分に対応する平坦化膜が未硬化になり、この未硬化の平
坦化膜が溶解するのでリフトオフ作用によりその上の透
明電極も剥離し、これによりカラーフィルタの赤、緑、
青の部分に略一致するようにストライプ状の透明電極を
パターン形成することができる。このため、カラーフィ
ルタと透明電極のパターンの位置ずれがなくなり、輝度
低下のない表示品位の高い液晶表示パネルを製造でき
る。また、このように平坦化膜をレジストとしてリフト
オフ作用でストライプ状の透明電極を形成したので、工
程数が少なくなり生産性が向上する。また、請求項３と
同様にカラーフィルタのマスクを露光用マスクとして用
いるので他にマスクが必要とならず合理的である。
の製造方法によれば、カラーフィルタの黒の部分をマス
クとして基板側から露光することにより、カラーフィル
タの赤、緑、青に対応する平坦化膜が光硬化し、黒の部
分に対応する平坦化膜が未硬化になり、この未硬化の平
坦化膜が溶解するのでリフトオフ作用によりその上の透
明電極も剥離し、これによりカラーフィルタの赤、緑、
青の部分に略一致するようにストライプ状の透明電極を
パターン形成することができる。このため、カラーフィ
ルタと透明電極のパターンの位置ずれがなくなり、輝度
低下のない表示品位の高い液晶表示パネルを製造でき
る。また、このように平坦化膜をレジストとしてリフト
オフ作用でストライプ状の透明電極を形成したので、工
程数が少なくなり生産性が向上する。また、請求項３と
同様にカラーフィルタのマスクを露光用マスクとして用
いるので他にマスクが必要とならず合理的である。
【図１】この発明の第１の実施の形態の液晶表示パネル
の断面図である。
の断面図である。
【図２】この発明の第１の実施の形態の液晶表示パネル
の製造方法でフォトレジストの塗布工程の断面図であ
る。
の製造方法でフォトレジストの塗布工程の断面図であ
る。
【図３】図２の後工程で現像後の断面図である。
【図４】図３の後工程で透明電極のパターン形成後の断
面図である。
面図である。
【図５】この発明の第２の実施の形態の液晶表示パネル
の製造方法で露光後の断面図である。
の製造方法で露光後の断面図である。
【図６】図５の後工程で透明電極のパターン形成後の断
面図である。
面図である。
【図７】従来の液晶表示パネルの断面図である。
１１，１２ 基板 １０ 黒 １７ 赤 １８ 緑 １９ 青 １３，５３ 平坦化膜 ５５ 未硬化の平坦化膜 １４，１５ 透明電極 １６ 液晶 ２５ フォトレジスト ２６ 光源 ２７ 光 １１０ シール樹脂
Claims (4)
- 【請求項１】 単純駆動型液晶表示パネルに使用する一
対の基板上に形成するストライプ電極の内、ストライプ
状のカラーフィルタが形成された一方の基板上に形成す
る前記ストライプ電極が、前記カラーフィルタの真上に
形成されていることを特徴とする液晶表示パネル。 - 【請求項２】 他方の基板上に形成するストライプ電極
が金属反射電極である請求項１記載の液晶表示パネル。 - 【請求項３】 基板上のカラーフィルタ上に透明電極を
形成する工程と、ネガ型のフォトレジストを前記透明電
極上に塗布した後に前記カラーフィルタの黒の部分をマ
スクとして基板側から露光する工程と、露光によりフォ
トレジストのパターンをカラーフィルタの赤、緑、青の
部分に略一致するように形成する工程と、前記フォトレ
ジストのパターンをエッチング用レジストとして透明電
極をエッチングすることによりカラーフィルタの赤、
緑、青の部分に略一致するようにストライプ状の透明電
極をパターン形成する工程とを含む液晶表示パネルの製
造方法。 - 【請求項４】 基板上のカラーフィルタ上にネガ型の平
坦化膜を形成する工程と、前記平坦化膜上に透明電極を
形成した後に前記カラーフィルタの黒の部分をマスクと
して基板側から露光する工程と、前記カラーフィルタの
黒の部分に対応する未硬化の平坦化膜が溶解してリフト
オフ作用によりその上の透明電極が剥離することにより
前記カラーフィルタの赤、緑、青の部分に略一致するよ
うにストライプ状の透明電極をパターン形成する工程と
を含む液晶パネルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25416796A JPH10104645A (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | 液晶表示パネルおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25416796A JPH10104645A (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | 液晶表示パネルおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10104645A true JPH10104645A (ja) | 1998-04-24 |
Family
ID=17261171
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25416796A Pending JPH10104645A (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | 液晶表示パネルおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10104645A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000330128A (ja) * | 1999-05-14 | 2000-11-30 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | カラー液晶表示装置製造方法 |
-
1996
- 1996-09-26 JP JP25416796A patent/JPH10104645A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000330128A (ja) * | 1999-05-14 | 2000-11-30 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | カラー液晶表示装置製造方法 |
| JP4538111B2 (ja) * | 1999-05-14 | 2010-09-08 | エーユー オプトロニクス コーポレイション | カラー液晶表示装置製造方法 |
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