JPH10104154A - ガス分析計 - Google Patents

ガス分析計

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JPH10104154A
JPH10104154A JP25517696A JP25517696A JPH10104154A JP H10104154 A JPH10104154 A JP H10104154A JP 25517696 A JP25517696 A JP 25517696A JP 25517696 A JP25517696 A JP 25517696A JP H10104154 A JPH10104154 A JP H10104154A
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gas
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light
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Takao Shitaya
隆雄 下谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セルの窓部に露結させることなく、かつダス
トや不純物が付着しないで耐久性を向上できるようにす
る。 【解決手段】 被測定ガスの分析を行うセルS1の通光
窓部5、8に加熱した空気または不活性ガスを流してエ
アカーテンAを形成するようにしたもので、通光窓部の
セル窓5が加熱され、あるいはセル窓5の温度は被測定
ガスの温度に維持されるので、セル窓5にて露結は発生
せず、ダストや不純物の付着も発生することはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば脱硫プラ
ントにおけるテイルガス等を分析する場合に用いられる
ガス分析計に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のガス分析計は、被測定ガスを分
析を行う分析室(セル)に流通させつつ、このセル内に
特定の光(紫外光あるいは赤外光)を照射させ、その透
過光量からそのガスの光吸収量を測定し、その結果から
ガスの濃度を定量的に分析するものである。紫外光を利
用するものが紫外線式ガス分析計であり、赤外光を利用
するものが赤外線式ガス分析計である。
【0003】このようなガス分析計のセルは、外部から
紫外線光または赤外線光を照射するための窓部と、セル
内のガス中を透過した光がセルから外部に射出する窓部
が設置されている。そして、これら両窓部には石英棒等
にて構成されるセル窓が設置されている。勿論このセル
窓の設置はシールが気密に行われて、被測定ガスのセル
外への漏出を阻止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ガス分析計
が測定するガスは、上述のようにテイルガス等であり、
高温でかつかなりのダスト(塵埃)を含んでおり、セル
の窓部に触れると温度低下による結露やそれによってダ
ストがセル窓部に付着する。この結露やダスト付着は光
の透過(または透過量)を減少させることになり、測定
精度の低下を招くことになる。また、分析計の耐久性を
低下させることにもなる。このような問題点を解決する
ため、この窓部に空気を送り、セル窓の内側位置にエア
カーテンを形成する工夫が試みられている。しかし、供
給する空気が常温であるためセル窓の温度が低下し、結
露やダスト付着が発生して問題の解決が図られていない
のが実情である。
【0005】この発明は上記問題を解決するために創案
されたもので、セルの窓部に結露やダスト付着が発生し
ないガス分析計を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明が提供するガス
分析計においては、セルの通光窓部に加熱した空気また
は不活性ガスを噴射しエアカーテンが形成されるよう構
成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】図1はこの発明が提供するガス分
析計の要部を拡大して示す図であり、図2はこの発明に
よるガス分析計全体の構成を示す図であり、図3はこの
発明によるガス分析計を含む系全体を示す図である。な
お、図示例は紫外線式ガス分析計の構成を示している。
【0008】図3において、被測定ガスは配管P1の上
端開口から導入され、続いて流量調節を行うボール弁付
きの配管P2等を介し、最終的には配管P6の左端から
排出されるが、このガスの流通は配管P6が接続された
配管P5に設置されたスチームエジェクタSEによって
行われる。上記のように脱硫プラントにおけるテイルガ
スの場合、このガス流量は約400l/minである。
そして、この配管P2とP5の間にセル機能を有する分
析配管P3,P4が介設されている。この紫外線式ガス
分析計の場合、被測定ガスの温度低下を防止するために
図示のとおりスチームヒータ方式が採用されており、こ
れら各配管P1〜P6は二重管構造になっていて、その
外側にスチームがながされており、いわゆるスチームジ
ャケット構造をなしている。この加熱用スチームは導入
管SPから供給される。CPは各配管P1〜P6におけ
る外側管内部を連結するための接続部である。また、S
Eはガスの流通を行うためのスチームエジェクタであ
る。
【0009】さて、分析配管P3とP4はその主体がセ
ルS1とS2を構成しており、被測定ガスの分析を行う
が、S1はSO2 ガスの分析用セルであり、S2はH2
S+KSO2 ガスの分析用セルである。そのために、セ
ルS1にはSO2 ガス用の光源部K1とSO2 ガス用の
受光部J1が対置されており、他方セルS2にはH2
+KSO2 ガス用の光源部K2とH2 S+KSO2 ガス
用の受光部J2が対置されている。
【0010】図2は図3におけるSO2 ガス分析計部分
のみを取出して示しているが、図2は分析配管P3を保
温するための保温材が全面を包囲し撓設された実際的な
外観が示されている。この紫外線式ガス分析計では、図
3にも示すように、光源部K1から照射された紫外線が
セルS1を軸芯方向に通過しセルS1内のガスを透過し
て受光部J1に受光されるように構成され、受光部J1
の出力によりガスの紫外線吸収量を測定して被測定ガス
の濃度が定量的に分析されるのである。この紫外線がセ
ルS1内のガス中を透過するため、セルS1には両端部
に通光窓部(図示していない)が設けられている。この
窓部については図3に明示しているが、8はこの窓部に
空気や不活性ガスを吹き付けてエアカーテンを形成する
ための噴射口である。この発明はこのエアカーテンの形
成機構に特徴を有し、噴射口8へのガス供給を行うガス
道管HP7が分析配管P3のスチームジャケットの外周
に旋回されている。この旋回によって、供給され噴射さ
れるガスが加熱されるようになっている。
【0011】さてこのように加熱された空気または不活
性ガス(以下窒素ガスを例に説明する)は、図1に示す
とおりセルS1の窓部に供給され噴射される。図1はセ
ル1の右方部すなわち光源部K1からの紫外線光がセル
S1に照射される側の部分を拡大して示す断面図である
が、紫外線光のセルS1に対する照射窓はセル窓5によ
ってセルS1の端から一定距離内方に位置して構成され
ている。これは窓位置をスチームジャケットSJの内方
に位置させ温度低下を防ぐためである。このセル窓5の
内方端には紫外線光を内方に照射するためのセル窓5が
嵌設されている。 1は外管でありそして2は内管であ
って、セルS1はこの両管による二重管構造と管端3に
よるスチームジャケットSJが構成されている。セル窓
5は固定枠6にてセルS1の端部に気密に設置される
が、9はそのためのシール用パッキンである。セル窓5
はカバー4と固定枠6に挟持されこれらが一体となって
固定ねじにてセルS1の端部に固設されている。さらに
セル窓5と固定枠6との間はシール材を保持するシール
枠7が固定枠6に螺合しており、このような気密機構に
よってセルS1内の被測定ガスがセルS1の端部から漏
出すること阻止される。 ところで、噴射口8はその内
端が内管2に一致してセルS1に挿設され、かつセル窓
5の内方端ににガスが吹き付けられる位置に設置されて
いる。
【0012】この発明によるガス分析計は以上の構成で
あるから、ガス分析に際しては光源部K1からの紫外線
光がセルS1に照射され分析が行われると同時に、窒素
ガスが加圧されてガス道管HPにより噴射口8に導か
れ、その先端から噴射されることになる。このとき窒素
ガスはガス道管HPがスチームジャケットSJを旋回し
ているガス道管の途中にスチームジャケットSJからの
熱により加熱され、したがって噴射口8から通光窓部に
噴射されたガスによるエアカーテンAは加熱エアカーテ
ンとなり、セル窓5の端部を加熱し、あるいはセル窓5
の端部ガス温度と同等の温度を維持する。したがって、
セル窓5部にて露結は発生せず、ダストや不純物の付着
も発生しない。しかも、このエアカーテンA形成のため
のガス噴射量は約1l/minであるから、被測定ガス
り流量に比較して0.25%程度であり無視することが
できる。
【0013】この発明の特徴は以上説明したとおりであ
るが、上記および図示例に限定されるものではなく、こ
の発明の特徴を生かした種々の変形実施例を包含する。
まずこの発明は前述したとおり、紫外線式ガス分析計の
みでなく、赤外線ガス分析計にも同様に適用可能であ
り、図示例の紫外線式ガス分析計に限定されない。また
この発明の特徴であるエアカーテン形成のためのガスを
加熱する手段であるが、スチームジャケットSJからの
熱を利用する方式に限定されるものではなく、例えば電
熱ヒータにて加熱することもでき、この場合はガスの加
熱温度調節が容易となる。スチームジャケットSJの熱
を利用する方式を採用する場合でも、図示例のようにガ
ス道管HPをスチームジャケットSJに旋回させること
なく、スチームジャケットSJ内を通過させる方式とす
ることも可能である。この場合はガス道管HPが外部に
露出されないので外観がシンプルとなり、かつ他の器材
等が衝突、当接して破損、損傷することがない利点があ
る。セル窓の機構も図示例に限定されないことは当然で
ある。さらに、エアカーテンを形成するガスについて
は、窒素ガス以外に不活性ガスとしてヘリウムガスを使
用することもできるし、被測定ガスに支障や影響がなけ
れば空気でもよい。また、紫外線式ガス分析計の場合で
も図3に示すような複式システムに限定されず、シング
ルシステムでたとえばSO2 ガスの測定専用システムに
も実施可能である。また、被測定ガスの内容は上記ガス
に限定されないことも当然である。この発明はこれら変
形実施例をすべて包含するものである。
【0014】
【発明の効果】この発明が提供するガス分析計は、以上
説明したとおりであるから、セルの通光窓部にエアカー
テンを形成する場合、形成されるエアカーテンは加熱エ
アカーテンであり、窓機構すなわちセル窓が加熱され、
あるいはセル窓がガス温度と同等の温度を維持し、セル
窓にて被測定ガスが露結することはなく、ダストや不純
物の付着も発生しない。したがって、分析機能は低下す
ることなく、またガス分析計の耐久性を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるガス分析計の要部構成を示す断
面図である。
【図2】この発明によるガス分析計の構成を示す外観図
である。
【図3】この発明によるガス分析計の全体構成を示す図
である。
【符号の説明】
1…外管 2…内管 3…管端 4…カバー 5…セル窓 6…固定枠 7…シール枠 8…噴射口 9…パッキン A…エアカーテン SJ…スチームジャケット K1、K2…光源 J1、J2…受光部 S1、S2…セル P1、P2、P5、P6…配管 P3、P4…分析配管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分析を行うためのセル内を流通する被測定
    ガスに特定の光を照射させ、その透過光量からそのガス
    の光吸収量を測定してその結果からガスの濃度を定量的
    に分析する分析計において、セルの通光窓部に加熱した
    空気または不活性ガスを流してエアカーテンを形成する
    ようにしたことを特徴とするガス分析計。
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