JPH10103968A - カーブ曲率推定装置 - Google Patents

カーブ曲率推定装置

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JPH10103968A
JPH10103968A JP8260034A JP26003496A JPH10103968A JP H10103968 A JPH10103968 A JP H10103968A JP 8260034 A JP8260034 A JP 8260034A JP 26003496 A JP26003496 A JP 26003496A JP H10103968 A JPH10103968 A JP H10103968A
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貴志 太田
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一弥 早舩
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の重心スリップ角を考慮したカーブ曲率
推定装置に関し、重心スリップ角を考慮して精度よくカ
ーブ曲率を推定できるようにする。 【解決手段】車両に装備され該車両から前方の走行路の
画像を撮像する撮像手段2と、該画像を平面視画像に変
換する画像変換手段2Aと、画像変換手段2Aからの画
像情報に基づいて該車両の基準点から所定距離Lだけ前
方の該走行路の方向と該車体方向とのなす角θを求め、
該角θと該距離Lとから該走行路のカーブ曲率を算出す
る曲率算出手段30とをそなえたカーブ曲率推定装置に
おいて、該カーブ曲率の算出にあたり該角θ又は該距離
Lの値を、該車両の旋回時に生じる重心スリップ角に応
じて補正する重心スリップ角対応補正手段31を設ける
ように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カーブ曲率推定装
置に関し、特に、車両の低車速時や大曲率旋回時等の車
両の重心スリップ角が大きくなる場合にカーブ曲率算出
における重心スリップ角影響を低減するために用いて好
適の、カーブ曲率推定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車に関して、ナビゲータシス
テムをはじめとしたドライバをアシストするための種々
の技術が開発されており、さらには、ドライバに代わっ
て自動的に運転操作を行なう自動運転に関する技術開発
が進められている。ドライバによる運転操作は、道路状
況や車両の走行状況を把握しながら、これらの把握した
道路状況や走行状況に応じて車速を制御したり操舵を行
なったりしており、自動運転では、このような各種機能
をコンピュータ化したり機械化したりする必要がある。
【0003】例えば車両の操舵を自動化するには、ドラ
イバに変わって操舵操作を行なう機械的な機能(即ち、
操舵アクチュエータ)が必要なことは勿論であるが、操
舵アクチュエータの作動を制御するための種々の機能が
必要になる。つまり、上述のように、車両が走行する道
路状況、即ち前方の走行路のカーブ状況等や、車両の走
行状況、即ち走行路に対する車両の相対位置や車速等を
把握する機能が必要であり、さらに、これらの把握した
道路状況や車両の走行状況に応じて、目標操舵角を設定
し、目標操舵角に基づいて操舵アクチュエータの作動を
制御する機能が必要となる。
【0004】特に、前方の走行路のカーブ状況を把握す
るには、例えば図4に示すように、車両1に車両前方の
道路を撮影するテレビカメラ(一般にはCCDカメラ)
2を設置して、このテレビカメラ2で撮影した画像情報
から、道路上の白線等の案内線を認識して、この認識し
た案内線から道路のカーブ曲率(又は半径)を求める手
法が考えられている。
【0005】この場合、図5に示すように、テレビカメ
ラ2で撮影した原画像は斜視画像なので、これを一旦平
面視(上面視)画像に変換した上で、例えば案内線を
円でマッチングさせたり、車両方向等と案内線の接線
とのなす角から幾何学的に計算して、カーブ曲率を求め
ることになる。例えば特昭63−314616号公報に
は、の手法、即ち、変換後の平面画像から認識した車
両前方の案内線のうちの2点を選んで、この2点におい
てそれぞれ案内線に対する接線を求め、これらの接線が
車両進行方向となす角度に基づいて案内線の曲率を検出
する技術が開示されている。
【0006】このようなの手法では、例えば図6に示
すように、カーブ路において車両1から所定距離Lだけ
前方の地点P1での走行路(特に、走行路中心線等の目
標走行ライン)7の方向、即ち、走行路の接線方向A2
と車両前方の方向A1とのなす角θを求めて、次式
(1)から、カーブ路の曲率ρ(=1/R)を求めてい
る。
【0007】 1/R=ρ=sinθ/L ・・・(1) これは、角θが、現車両地点から距離Lだけ前方の走行
路地点までカーブ路を進んだ場合の旋回中心角θcに等
しく、この旋回中心角θcが微小な場合には、次式
(2)が成り立つ。 sinθc≒L/R ・・・(2) ここで、θc=θとすると、次式(3)が成り立ち、式
(1)を導くことができる。
【0008】 sinθ≒L/R ・・・(3) なお、案内線の認識については、一般に通常の道路面よ
りも明度が高いことから、例えば道路画像を走査線方向
に明度探索して明度の高い部分を案内線候補点とし、こ
の直前に得られた案内線認識情報と案内線候補点情報と
から、案内線の認識を行なうことができる。
【0009】例えば特開平7−85249号公報には、
画像情報に基づいて白線探索エリア内で横方向に明度変
化を探索して、明度変化が極めて少ない部分を道路部分
であると判断し、且つ、明度変化が極めて少ない道路部
分に隣接した明度変化が大きい部分について白線である
と認識する技術が開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両方向等
と案内線の接線とのなす角から幾何学的に計算して、カ
ーブ曲率を求める場合、図6に示すように、車両の車体
姿勢、即ち、車両中心線方向A1がカーブ路(目標走行
ライン)7に対して常に接線方向に向いていることが前
提となる。
【0011】しかしながら、旋回時の車両には、重心ス
リップ角βG が生じるので、旋回時の車両の中心線方向
A1は、常に目標走行ライン7に対して接線方向に向い
ているとは限らない。すなわち、図7に示すように、車
速が中速域(例えば40km/h程度)であれば旋回時
の車両の中心線方向A1が目標走行ライン7に対してほ
ぼ接線方向に向く(車両101参照)が、車速が低速域
(例えば40km/h程度よりも低速の領域)であれば
重心スリップ角βG が生じて旋回時の車両の中心線方向
A1は目標走行ライン7に対する接線方向よりも外側を
向く特性があり(車両102参照)、また、車速が高速
域(例えば40km/h程度よりも高速の領域)であれ
ば重心スリップ角βG が生じて旋回時の車両の中心線方
向A1は目標走行ライン7に対する接線方向よりも内側
を向く特性がある(車両103参照)。
【0012】このようにの中心線方向A1が目標走行ラ
イン7に対する接線方向と異なると、この車両に設置さ
れたカメラ2からとらえた画像に基づき算出されるきょ
りLだけ前方の走行路の傾き、即ち、走行路の接線方向
A2と車両前方の方向A1とのなす角θは、車両が距離
Lだけ前方の走行路地点までカーブ路を進んだ場合の旋
回中心角θcとは等しくならない。
【0013】したがって、角θに基づいて算出されたカ
ーブ曲率ρには大きな誤差が生じてしまうおそれがあ
る。特に、低速時やカーブ曲率の大きい(即ち、カーブ
半径の小さい)カーブ路を走行している際に、この重心
スリップ角βG に起因したカーブ曲率ρの推定誤差が大
きくなる。
【0014】本発明は、上述の課題に鑑み創案されたも
ので、重心スリップ角を考慮して精度よくカーブ曲率を
推定できるようにした、カーブ曲率推定装置を提供する
ことを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明のカーブ曲率推定装置は、車両に装備され該車
両から前方の走行路の画像を撮像する撮像手段と、該画
像を平面視画像に変換する画像変換手段と、該画像変換
手段からの画像情報に基づいて該車両の基準点から所定
距離Lだけ前方の該走行路の方向と該車体方向とのなす
角θを求め、該角θと該距離Lとから該走行路のカーブ
曲率を算出する曲率算出手段とをそなえたカーブ曲率推
定装置において、該カーブ曲率の算出にあたり該角θ又
は該距離Lの値を、該車両の旋回時に生じる重心スリッ
プ角に応じて補正する重心スリップ角対応補正手段が設
けられていることを特徴としている。
【0016】請求項2記載の本発明のカーブ曲率推定装
置は、請求項1記載の装置において、該車両の基準点が
車体の重心点であって、該重心スリップ角対応補正手段
が、該車両の旋回半径の中心から該車両の車体中心線に
下ろした垂線と該車体中心線との交点と該重心点との距
離Lβにより該距離Lの値を補正することを特徴として
いる。
【0017】請求項3記載の本発明のカーブ曲率推定装
置は、請求項2記載の装置において、該重心スリップ角
対応補正手段が、該補正に用いる上記の交点・重心点間
距離Lβを、該車両の車速V,該車両の車体重心点から
後輪軸迄の距離lr,定数bから、式Lβ=lr(1−
bV2 )によって、該車体重心点から車体後方向きを正
として算出し、該交点・重心点間距離Lβを該距離Lに
加算することで該補正を行なうように構成されて、該曲
率算出手段が、該走行路のカーブ曲率ρを、該角θ,該
距離L,該交点・重心点間距離Lβから、式ρ=sin
θ/L+Lβにより求めるように構成されていることを
特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の実施
の形態について説明すると、図1〜図3は本発明の一実
施形態としてのカーブ曲率推定装置を示すものである。
本カーブ曲率推定装置は、図1に示すように、CCDカ
メラ(撮像手段)2と、画像処理装置(画像変換手段)
2Aと、曲率算出手段30とをそなえており、曲率算出
手段30には、車両の旋回時に生じる重心スリップ角に
応じて補正する重心スリップ角対応補正手段31が設け
られている。
【0019】CCDカメラ2は、車両1に固定されたテ
レビカメラ2(図4参照)であり、車両1から前方の走
行路を撮像して斜視画像を得る。また、画像処理装置2
Aは、CCDカメラ2で撮影した斜視画像を平面視画像
に変換する。そして、曲率算出手段30は、車両1の基
準点(重心)から、車両の走行状態により設定された所
定距離(前方注視距離)Lだけ前方の地点P1での走行
路(走行目標ライン)における走行路の方向(走行路の
接線方向)と車体方向(車体中心前方向)とのなす角θ
を求める機能(角度検出部)32と、この角θと距離
(前方注視距離)Lとから走行路(走行目標ライン)の
カーブ曲率ρを算出する演算部33とをそなえている。
【0020】角度検出部32では、テレビカメラ2でと
らえた原画像を平面視画像に変換したもの(図5参照)
に基づいて、白線等の案内線を認識することで、幾何学
的に角θを求めることができる。なお、案内線を認識
は、公知の技術(例えば特開平7−85249号公報)
を用いて行なうことができる。また、演算部33では、
曲率算出手段30に設けられた重心スリップ角対応補正
手段31により補正された距離Lと角θとからカーブ曲
率を算出する。
【0021】ここで、重心スリップ角対応補正手段31
について説明すると、この補正手段31には、車速セン
サ41で検出された車速V,車両の車体重心点から後輪
軸迄の距離lr,定数bから、次式(4)によって、車
体重心点CGから車体後方向きを正とした交点・重心点
間距離(車両の旋回半径の中心Oから車両の車体中心線
CLに下ろした垂線と車体中心線CLとの交点Pと重心
点CGとの距離)Lβを算出する機能(距離Lβ算出
部)31Aをそなえている。
【0022】 Lβ=lr(1−bV2 ) ・・・(4) なお、距離lr,定数bは予め記憶されている。さら
に、補正手段31には、この距離Lβ算出部31Aで算
出した距離(重心スリップ角対応距離又は旋回中心補正
距離)Lβを、予め設定された所定距離(前方注視距
離)Lに加算する(L+Lβ)ことで、距離Lを補正す
る機能(距離L補正部)31Bをそなえている。
【0023】ここで、この距離(前方注視距離)Lの補
正原理を説明する。図2は、低車速(例えば40km/
h程度よりも低速)で且つ比較的曲率の大きいカーブを
走行している場合を示している。図2に示すように、低
車速時には、車両1は、車体中心線CLで示すように、
その車体方向(車体前方の方向)を車両の走行方向(速
度Vのベクトル方向を参照)よりもカーブの外側へ傾斜
した姿勢で旋回する。この車両の進行方向Vと車体の方
向(中心線CL参照)とのなす角βG は、重心スリップ
角と呼ばれる。
【0024】このため、車両1の車体に固定されたカメ
ラ2からの情報に基づくと、角度検出部32では、この
車体の方向から見た走行路方向(走行路の接線方向)と
車体方向(車体中心前方向)とのなす角θを求めること
になり、図2に示す場合では、この角度θは、車両1が
カーブを距離Lだけ前方に進むまでの中心角度θcより
も重心スリップ角βG だけ大きいもの(θ=θc+
βG )になってしまい、正しい曲率ρを推定することが
できない。
【0025】そこで、車両1がカーブを中心角θ=(θ
c+βG )だけ前方に進んだ場合の車体前方(中心線C
L参照)への移動成分L′を考え、この距離L′と角度
θとから曲率ρを算出することが考えられる。距離L′
は、図2に示すように、旋回中心0から車体中心線CL
に下ろした垂線と車体中心線CLとの交点P2から、車
両1の重心CGから距離Lだけ前方の角度検出地点P1
までの車体中心線CL方向の距離であり、交点P2から
車両1の重心CGまでの距離を旋回中心補正距離Lβと
すると、L′=L+Lβとなる。
【0026】前述のように、旋回中心補正距離Lβは車
両の運動方程式等から式(4)のように車速V,車体重
心点から後輪軸迄の距離lr,定数bで近似することが
できるので、距離L′をもとめることができる。なお、
高車速(例えば40km/h程度よりも高速)では、図
2に示すものとば逆に、車両1の車体中心は、車両の走
行方向よりもカーブの内側へ傾斜した姿勢で旋回するた
め、画像から得られる角度θは車両が旋回する中心角θ
cよりも重心スリップ角βG 分だけ小さくなり(即ち、
θ=θc−βG )、この場合には、交点P2は車両1の
重心CGの前方に位置するため、旋回中心補正距離Lβ
は負の値となり、距離L′は距離Lよりも小さくなる。
【0027】そして、演算部33では、こうして重心ス
リップ角対応補正手段31により補正された距離(=L
+Lβ)と角度θとから次式(5)によりカーブ曲率ρ
を算出する。 ρ=sinθ/(L+Lβ) ・・・(5) 本発明の一実施形態としてのカーブ曲率推定装置は、上
述のように構成されているので、重心スリップ角に対応
して補正を施されたデータ(ここでは、補正された距離
L′=L+Lβ)に基づいてカーブ曲率ρが算出される
ので、重心スリップ角が生じても精度よくカーブ曲率を
推定できるようになる利点がある。
【0028】したがってに、このカーブ曲率を用いた種
々の車両制御をより精度良く行なうことができるように
なる。特に、大曲率カーブを低車速で走行する際に特に
問題となりやすいカーブ曲率の推定誤差が低減されるた
め、カーブ曲率の推定に基づいた低車速時の種々の車両
制御を精度良く行なうことができるようになる。
【0029】例えば図3は本装置の効果を示す図であ
り、車速25km/hで半径25mの急カーブへ進入し
た場合に本カーブ曲率推定装置により得られるカーブ曲
率に基づいて自動操舵を行なったシミュレーション結果
である。(A)は重心横ずれ量、(B)はハンドル角、
(C)は横加速度、(D)は横ジャークをそれそれ示
し、実線はLβ補正のある場合、破線はLβ補正のない
場合を示す。図示するように、Lβ補正を行なった自動
操舵では重心横ずれ量が適切に修正されることがわか
る。
【0030】なお、本実施形態では、特に限定していな
いが、上述の重心スリップ角に対応した補正を車速が低
車速時(例えば40km/h以下の車速時)のみに限定
して行なうようにしてもよい。これにより、制御ロジッ
クを簡素化しながら重心スリップ角影響が最も大きい条
件下(低車速時)で重心スリップ角影響を低減すること
ができ、一定の効果を得ることができる。
【0031】また、本実施形態では、カメラでとらえた
画像に基づいた角度θについては補正せずに、この角度
θに対応するように、角度検出点P1までの車体方向距
離LをL′に補正しているが、角度θ自体を重心スリッ
プ角βG 分だけ補正し距離Lはそのまま使用することも
考えられる。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明のカーブ曲率推定装置によれば、カーブ曲率推定装
置において、カーブ曲率の算出にあたり、角θ又は距離
Lの値を車両の旋回時に生じる重心スリップ角に応じて
補正するので、重心スリップ角が生じても精度よくカー
ブ曲率を推定できるようになる利点がある。
【0033】請求項2記載の本発明のカーブ曲率推定装
置によれば、重心スリップ角に応じた補正を確実に行な
うことができ、容易にカーブ曲率の推定精度を向上させ
ることができる。請求項3記載の本発明のカーブ曲率推
定装置によれば、重心スリップ角に応じた補正を検出し
やすい情報から容易にしかも確実に行なうことができ、
カーブ曲率の推定精度を容易且つ確実に向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのカーブ曲率推定装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態としてのカーブ曲率推定装
置における重心スリップ角対応補正を説明する図であ
る。
【図3】本発明の一実施形態としてのカーブ曲率推定装
置による推定精度の向上を示すタイムチャート(計算
例)であり、(A)は重心横ずれ量、(B)はハンドル
角、(C)は横加速度、(D)は横ジャークに関してい
る。
【図4】従来のカーブ曲率推定装置を説明する車両の模
式的側面図である。
【図5】従来のカーブ曲率推定装置を説明する図であ
る。
【図6】従来のカーブ曲率推定装置の曲率推定手法を説
明する図である。
【図7】従来のカーブ曲率推定装置の課題について説明
する図である。
【符号の説明】
2 CCDカメラ(撮像手段) 2A 画像処理装置(画像変換手段) 30 曲率算出手段 31 重心スリップ角対応補正手段 32 角度検出部 33 演算部 41 車速センサ 31A 距離Lβ算出部 31B 距離L補正部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に装備され該車両から前方の走行路
    の画像を撮像する撮像手段と、 該画像を平面視画像に変換する画像変換手段と、 該画像変換手段からの画像情報に基づいて該車両の基準
    点から所定距離Lだけ前方の該走行路の方向と該車体方
    向とのなす角θを求め、該角θと該距離Lとから該走行
    路のカーブ曲率を算出する曲率算出手段とをそなえたカ
    ーブ曲率推定装置において、 該カーブ曲率の算出にあたり該角θ又は該距離Lの値
    を、該車両の旋回時に生じる重心スリップ角に応じて補
    正する重心スリップ角対応補正手段が設けられているこ
    とを特徴とする、カーブ曲率推定装置。
  2. 【請求項2】 該車両の基準点が車体の重心点であっ
    て、該重心スリップ角対応補正手段が、該車両の旋回半
    径の中心から該車両の車体中心線に下ろした垂線と該車
    体中心線との交点と該重心点との距離Lβにより該距離
    Lの値を補正することを特徴とする、請求項1記載のカ
    ーブ曲率推定装置。
  3. 【請求項3】 該重心スリップ角対応補正手段が、該補
    正に用いる上記の交点・重心点間距離Lβを、該車両の
    車速V,該車両の車体重心点から後輪軸迄の距離lr,
    定数bから、式 Lβ=lr(1−bV2 )によって、
    該車体重心点から車体後方向きを正として算出し、該交
    点・重心点間距離Lβを該距離Lに加算することで該補
    正を行なうように構成されて、 該曲率算出手段が、該走行路のカーブ曲率ρを、該角
    θ,該距離L,該交点・重心点間距離Lβから、式 ρ
    =sinθ/L+Lβにより求めるように構成されてい
    ることを特徴とする、請求項2記載のカーブ曲率推定装
    置。
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