JPH10103255A - オイルポンプ吐出口部構造 - Google Patents

オイルポンプ吐出口部構造

Info

Publication number
JPH10103255A
JPH10103255A JP8258532A JP25853296A JPH10103255A JP H10103255 A JPH10103255 A JP H10103255A JP 8258532 A JP8258532 A JP 8258532A JP 25853296 A JP25853296 A JP 25853296A JP H10103255 A JPH10103255 A JP H10103255A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge port
eye connector
pressure
oil
joint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8258532A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukifumi Sugiyama
享史 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP8258532A priority Critical patent/JPH10103255A/ja
Publication of JPH10103255A publication Critical patent/JPH10103255A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power Steering Mechanism (AREA)
  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユニオンボルトをどちらの回転方向に回して
も、アイコネクタが回らないようにして、エンジンの無
駄なエネルギの消費をなくすと共に、パワーステアリン
グ油圧系や機器を保護すること。 【解決手段】 先端が二股20になっている回り止め部材
19をアイコネクタ14の外周に固定し、この回り止め部材
19の二股20に挟まれるように、ポンプバルブ部 701の外
周に突起21を設ける。これにより、ユニオンジョイント
16を回しても、アイコネクタ14は回らず、既に、オイル
の流量と圧力が吐出口ジョイント12のねじ込み量によっ
て調整されている吐出口ジョイント12を回さないように
して、アイコネクタ14を締結および取り外しすることが
でき、オイル流量と圧力を維持して、油圧系内の圧力損
失およびエンジンのパワーロスを少なくし、油圧系や機
器に過大な圧力がかからないようにして、これらの機器
を保護することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オイルの流量およ
び圧力調整機構を内蔵しているオイルポンプ吐出口部の
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】オイルポンプの概略について説明する。
図5において、ステアリングホイール1の回転操作は、
ピニオン2およびラック3を介して、ホイール4に伝達
されて舵取りされる。そして、このステアリングホイー
ル1の回転操作を軽くするために、パワーシリンダ5が
設けられている。すなわち、ステアリングホイール1を
回転すると、コントロールバルブ6が切り替えられて、
パワーステアリングポンプ7から送られるオイルは、ス
テアリングホイール1の操作によって移動するラック3
の移動方向に油圧を働かせ、軽い力でステアリングホイ
ール1を回転することができるようになっている。8は
リザ−バタンク、9はホースである。
【0003】また、このパワーステアリングポンプ1は
クランクシャフトプーリによって駆動されるので、エン
ジンの回転数が高くなるとそれに伴ってパワーステアリ
ングポンプ1の回転数も上り、パワーシリンダ5に送ら
れるオイルの量が多くなると共に圧力が高くなる。この
ように、オイルの流量が多くなると、パワーシリンダ5
へオイルを供給するオイル系内の圧力損失が高くなっ
て、この圧力損失がエンジンに対して大きな負荷とな
り、無駄なエネルギを消費するので、パワーステアリン
グポンプ7にはオイルの流量制御機能が内蔵されてお
り、また、オイルの圧力が高くなると、上記オイル系や
コントロールバルブ6に過大な油圧が働いて故障の原因
になるので、パワーステアリングポンプ1には、油圧調
整機能が内蔵されている。
【0004】図4はパワーステアリングポンプ7の吐出
部を示しており、ポンプバルブ部 701には圧力調整バネ
10、スプ−ルバルブ11が挿入されて、吐出口ジョイント
12をポンプバルブ部 701の雌螺子 702に螺合し、吐出口
ジョイント12のねじ込み量により、オイルの流量と圧力
を調整するようにしている。このように、オイルの流量
と圧力が調整された吐出口ジョイント12には、ガスケッ
ト13、15を介在してホース9を接続するためのアイコネ
クタ14が、ユニオンボルト16を吐出口ジョイント12に設
けた雌螺子 121に螺合させて締結される。このアイコネ
クタ14の締結に際して、吐出口ジョイント12が回転され
ると、既に調整されているオイルの流量及び圧力が変わ
ってしまうので、吐出口ジョイント12を回転させないよ
うに、ユニオンボルト16を吐出口ジョイント12に設けた
雌螺子 121に螺合させなければならない。
【0005】吐出口ジョイント12を回さないようにし
て、アイコネクタ14をユニオンボルト16にて締結する従
来の手段として、実公平4−37210号に開示された
ものがある。その概略を図6に示して説明すると、アイ
コネクタ14の外周面に段部 141を形成し、この段部 141
にストッパを当接させて、ユニオンボルト16を矢印の方
向(締め付ける方向)に回しても、アイコネクタ14が回
らないようにしている。これにより、ユニオンボルト16
を雌螺子 121に螺合した時に、吐出口ジョイント12が回
らないようにしていた。
【0006】更に、図7に他の従来例を示して説明する
と、アイコネクタ14の外周面にストッパプレート17を固
定し、このストッパプレート17に当接するようにポンプ
バルブ部 701の外周面に突起18を固定している。そし
て、ユニオンボルト16を矢印の方向に回しても、アイコ
ネクタ14が回らないようにすることによって、ユニオン
ボルト16を雌螺子 121に螺合した時に、吐出口ジョイン
ト12が回らないようにしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例はいづれ
も、ユニオンボルト16を矢印の方向に回して、アイコネ
クタ14を締結する方向にのみ、吐出口ジョイント12が回
らないようにしていたので次のような問題がある。例え
ば実装密度が高いエンジンルーム内において、保守点検
や修理を行う場合に、アイコネクタ14を取り外す場合が
ある。このような場合に、ユニオンボルト16を図6およ
び図7に示す矢印の方向とは逆の方向に回してアイコネ
クタ14を取り外すと、ユニオンボルト16を回しているう
ちに、アイコネクタ14も回り、このアイコネクタ14の回
転につれて吐出口ジョイント12も回ってしまう。
【0008】このように、吐出口ジョイント12が回って
しまうと、調整されていたオイルの流量および油圧が変
わることになるので、再度調整のし直しが必要になり、
保守点検や補修に多くの時間がかかるという問題があ
る。また、吐出口ジョイント12が回らないように、他の
工具を使用して吐出口ジョイント12を押えながら作業し
なければならないので、その作業が困難であり作業性の
点で改良すべき問題がある。
【0009】本発明は、ユニオンボルトをどちらの回転
方向に回しても、アイコネクタが回らないようにして、
エンジンの無駄なエネルギの消費をなくすと共に、パワ
ーステアリング油圧系や機器を保護するようにしたオイ
ルポンプ吐出口部構造を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明に係る請求項1の記載から把握される手段は、
オイルの流量と圧力を調整するための吐出口ジョイント
をポンプバルブ部に螺合し、該吐出口ジョイントにホー
スを接続するためのアイコネクタをユニオンボルトにて
締結するようにした、オイルポンプ吐出口部において、
先端が二股になっている回り止め部材を前記アイコネク
タの外周に固定し、該回り止め部材の二股に挟まれるよ
うに、前記ポンプバルブ部の外周に突起を設けたことを
特徴とする。
【0011】次に、上記手段から把握される発明によっ
て、課題がどのように解決されるかについて説明する。
オイルの流量と圧力を調整するための吐出口ジョイント
をポンプバルブ部に螺合し、吐出口ジョイントにホース
を接続するためのアイコネクタをユニオンボルトにて締
結するようにした、オイルポンプ吐出口部であって、先
端が二股になっている回り止め部材をアイコネクタの外
周に固定し、この回り止め部材の二股に挟まれるよう
に、ポンプバルブ部の外周に突起を設けることにより、
ユニオンボルトの左右の回転方向に対して、アイコネク
タの回転を止めることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】上記請求項の記載から把握される
発明について、実施の形態を説明する。図4において、
オイルの流量と圧力を調整するための吐出口ジョイント
12をポンプバルブ部 701に螺合し、吐出口ジョイント12
にホースを接続するためのアイコネクタ14をユニオンボ
ルト16にて締結するようにした、オイルポンプ吐出口部
であって、図1に示すように、先端が二股20になってい
る回り止め部材19をアイコネクタ14の外周に固定し、こ
の回り止め部材19の二股20に挟まれるように、ポンプバ
ルブ部 701の外周に突起21を設ける。
【0013】
【実施例】以下本発明の一実施例について説明する。図
1において、先端が二股20になっている回り止め部材19
をアイコネクタ14の外周に固定し、この回り止め部材19
の二股20に挟まれるように、ポンプバルブ部 701の外周
に突起21を設ける。図2に示すように、吐出口ジョイン
ト12にはスプ−ルバルブ11との間で、油路 122、 123、
124が形成される孔が開けられており、ポンプバルブ部
701に設けられた雌螺子 702(図4参照)に螺合する量
により、油路 122の流路面積が調整されて、オイルの流
量が調整されるようになっている。また、これと同時に
圧力調整バネ10(図4参照)を押しつけて、油圧を調整
するようになっている。
【0014】オイルポンプ吐出部の組付は、図1におい
て吐出口ジョイント12のねじ込み量により、オイルの流
量と油圧が調整された状態の吐出口ジョイント12に、ガ
スケット13を介在し、回り止め部材19の二股20を突起21
に差し込むようにして、アイコネクタ14を載置し、次に
ガスケット15を介在してユニオンボルト16をアイコネク
タ14に挿入して雌螺子 121に螺合し、アイコネクタ14を
吐出口ジョイント12に締結する。図3は吐出口ジョイン
ト12にユニオンボルト16にてアイコネクタ14を締結した
状態を示す。
【0015】このように、回り止め部材19に形成した二
股20をポンプバルブ部 701に設けた突起21に差し込むよ
うにして、アイコネクタ14をガスケット13を介在して吐
出口ジョイント12に載置することにより、ユニオンボル
ト16を締め付ける方向に回してもアイコネクタ14は回ら
ず、これにより吐出口ジョイント12を回さないようにし
て、アイコネクタ14をユニオンボルト16にて、吐出口ジ
ョイント12に締結することができる。また、逆にユニオ
ンジョイント16を緩める方向に回しても同様に、アイコ
ネクタ14は回らず、これにより吐出口ジョイント12を回
さないようにして、アイコネクタ14を取り外すことがで
きる。
【0016】また、アイコネクタ14はポンプバルブ部 7
01に対して位置決されるので、例えばユニオンボルト16
で締結した後に、ホース9の取り付け方向がずれている
場合には、再度ユニオンボルト16を緩めてアイコネクタ
14の位置決をし、ユニオンボルト16で締め付けしなけれ
ばならないが、このようなことはなく作業性を向上する
ことができる。
【0017】
【発明の効果】以上詳述した通り請求項1の記載に基づ
いて、発明の詳細な説明から把握される本発明によれ
ば、先端が二股になっている回り止め部材をアイコネク
タの外周に固定し、この回り止め部材の二股に挟まれる
ように、ポンプバルブ部の外周に突起を設け、既に、オ
イルの流量と圧力が吐出口ジョイントのねじ込み量によ
って調整されている吐出口ジョイントに、ユニオンボル
トによって、アイコネクタを締結しても、吐出口ジョイ
ントを回さないようにして、すでに調整されているオイ
ル流量と圧力を維持することができ、また同様に、ユニ
オンボルトを緩めても、吐出口ジョイントを回さないよ
うにして、すでに調整されているオイル流量と圧力を維
持することができ、一旦調整したオイルの流量および圧
力の調整をやり直すことなく、アイコネクタの取り付け
および取りはずし作業を容易にすると共に、オイルの流
量および圧力が最初の設定値のまま維持されることか
ら、油圧系内の圧力損失を少なくして、エンジンのパワ
ーロスを少なくし、かつ、設定圧力を維持し、油圧系や
機器に過大な圧力がかからないようにして、これらの機
器を保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部を示す組み立て分解斜
視図である。
【図2】図1における吐出口ジョイントの縦断面図であ
る。
【図3】図1を組み立てた状態を示す図である。
【図4】オイルポンプ吐出口の組み立て分解斜視図であ
る。
【図5】パワーステアリングの油圧回路を示す模式図で
ある。
【図6】従来例の斜視図である。
【図7】他の従来例の斜視図である。
【符合の説明】 7 パワーステアリングポンプ 701 ポンプバルブ部 12 吐出口ジョイント 14 アイコネクタ 16 ユニオンボルト 19 回り止め部材 20 二股 21 突起

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイルの流量と圧力を調整するための吐
    出口ジョイントをポンプバルブ部に螺合し、該吐出口ジ
    ョイントにホースを接続するためのアイコネクタをユニ
    オンボルトにて締結するようにした、オイルポンプ吐出
    口部において、先端が二股になっている回り止め部材を
    前記アイコネクタの外周に固定し、該回り止め部材の二
    股に挟まれるように、前記ポンプバルブ部の外周に突起
    を設けたことを特徴とするオイルポンプ吐出口構造。
JP8258532A 1996-09-30 1996-09-30 オイルポンプ吐出口部構造 Pending JPH10103255A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8258532A JPH10103255A (ja) 1996-09-30 1996-09-30 オイルポンプ吐出口部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8258532A JPH10103255A (ja) 1996-09-30 1996-09-30 オイルポンプ吐出口部構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10103255A true JPH10103255A (ja) 1998-04-21

Family

ID=17321534

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8258532A Pending JPH10103255A (ja) 1996-09-30 1996-09-30 オイルポンプ吐出口部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10103255A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100328998B1 (ko) * 1999-12-13 2002-03-20 류정열 자동차용 동력 조향 장치의 압력 파이프와 오일 펌프의조립 구조
KR100811496B1 (ko) 2006-07-24 2008-03-07 쌍용자동차 주식회사 자동차용 파워스티어링 라인과 파워스티어링 펌프
WO2013108724A1 (ja) * 2012-01-20 2013-07-25 ヤンマー株式会社 排気ガス浄化装置
JP2013160145A (ja) * 2012-02-06 2013-08-19 Yanmar Co Ltd 排気ガス浄化装置
JP2013160146A (ja) * 2012-02-06 2013-08-19 Yanmar Co Ltd 排気ガス浄化装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100328998B1 (ko) * 1999-12-13 2002-03-20 류정열 자동차용 동력 조향 장치의 압력 파이프와 오일 펌프의조립 구조
KR100811496B1 (ko) 2006-07-24 2008-03-07 쌍용자동차 주식회사 자동차용 파워스티어링 라인과 파워스티어링 펌프
WO2013108724A1 (ja) * 2012-01-20 2013-07-25 ヤンマー株式会社 排気ガス浄化装置
JP2013160145A (ja) * 2012-02-06 2013-08-19 Yanmar Co Ltd 排気ガス浄化装置
JP2013160146A (ja) * 2012-02-06 2013-08-19 Yanmar Co Ltd 排気ガス浄化装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6116282A (en) Fluid control device
JPH10103255A (ja) オイルポンプ吐出口部構造
US6073646A (en) Gas controlling device for integration
WO2004038864A3 (en) System and tool for mounting a connecting device to a substrate
KR20210131230A (ko) 유체압 제어 밸브 장치 및 유체압 시스템
JPH11248058A (ja) 配管用継手、継手付き配管、圧力機器及び産業車両
JPH0743532Y2 (ja) 油圧伝動装置
JPH04119285A (ja) 油圧配管用管継手
JPH0638981Y2 (ja) 板材固定具
JP3593334B2 (ja) コントロール弁
JPS6329923Y2 (ja)
JPH0720343U (ja) 建設機械の配管接続構造
JPH1030775A (ja) 内蔵弁付きスイベルジョイント装置
KR960008891Y1 (ko) 캘리퍼브레이크의 유압연결통로
US4856553A (en) Pump with valve adjusting screw
KR200337739Y1 (ko) 파이프의 결합 구조
JP2000328958A (ja) エンジン用ベルトのテンション装置
KR0168331B1 (ko) 차량의 유압식 파워스티어링장치
JPH0861498A (ja) 油圧シリンダ
JP2000329205A (ja) エンジン用ベルトのテンション装置
JP2894072B2 (ja) チェーン回転力伝達装置における張力調整装置
JPH08323636A (ja) ボックスビット
KR100471880B1 (ko) 차량의 토우 조절 구조
RU93036971A (ru) Гидравлическое аварийное устройство
JPH0524981Y2 (ja)