JPH10103148A - マイクロコンピュータを用いた制御方法及び制御装置 - Google Patents
マイクロコンピュータを用いた制御方法及び制御装置Info
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- JPH10103148A JPH10103148A JP8256204A JP25620496A JPH10103148A JP H10103148 A JPH10103148 A JP H10103148A JP 8256204 A JP8256204 A JP 8256204A JP 25620496 A JP25620496 A JP 25620496A JP H10103148 A JPH10103148 A JP H10103148A
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- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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- Y02T10/40—Engine management systems
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- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
る場合に、制御対象が発生するノイズがCPUと外部メ
モリとの間を接続する信号線に乗って誤動作が生じるの
を防止する。 【解決手段】制御対象がノイズを発生するタイミングt
i よりも僅かに早いタイミングを通信停止タイミングt
1 として検出し、この通信停止タイミングt1 から一定
の通信停止期間Tncの間マイクロコンピュータのCPU
と外部メモリとの間の通信を停止させる。
Description
ータを用いて特定の制御対象を制御する制御方法及び制
御装置に関し、特に、内燃機関用点火装置の点火時期
や、内燃機関用燃料噴射装置のインジェクタを制御する
のに好適な制御方法及び制御装置に関するものである。
の点火時期や燃料噴射装置のインジェクタを制御する場
合に、不揮発性メモリをマイクロプロセッサ内に備えた
マイクロコンピュータを用いると、機関の仕様の変更
や、要求特性の変更等に対処するためにプログラムや制
御データを変更することが必要になった場合に対応でき
ないため不便である。そこで、この種の制御装置におい
ては、制御に必要なプログラムや制御データを不揮発性
の外部メモリに記憶させて、外部メモリ(ROMまたは
EEPROM)とマイクロプロセッサとの間を信号線
(アドレス/データバス)を通して接続する構成をとっ
ている。このように構成しておけば、ROMを交換する
ことによりプログラム及び制御データを容易に変更する
ことができ、また外部メモリとしてEEPROMを用い
れば、プログラム及び制御データを容易に書き替えるこ
とができる。
機関用制御装置1の構成例を示したもので、同図におい
て2はCPU、タイマ、内部RAM、割込みコントロー
ラ等を1チップにまとめたマイクロプロセッサ3と、プ
ログラム及び制御データを記憶したROM(読出し専用
メモリ)やEEPROM(書き換えが可能な不揮発性メ
モリ)等からなる外部メモリ4とからなるマイクロコン
ピュータである。マイクロプロセッサ3は図示しない回
路基板にコネクタを介して、または直接実装され、マイ
クロプロセッサ3と外部メモリ4との間は、回路基板に
形成された信号線(アドレス/データバスライン)5を
通して接続されている。
力部を構成する点火コイル6と内燃機関に燃料を供給す
る燃料噴射装置のインジェクタ7のソレノイドコイル7
aと、バッテリ8から排気タイミング制御用バルブなど
を駆動するアクチュエータのモータ9に供給される電流
をオンオフする接点10aを有する電磁リレー10の励
磁コイル10bとが接続されている。
流を制御する点火回路11が設けられて、該点火回路1
1と点火コイル6とにより内燃機関用点火装置が構成さ
れている。点火回路11は、マイクロプロセッサ3から
点火信号Vi が与えられた時に点火コイル6の一次電流
に急激な変化を生じさせて点火コイルの二次コイルに点
火用の高電圧を誘起させる。この高電圧は機関の気筒に
取り付けられた点火プラグ12に印加されている。点火
回路11は、例えば、点火コイルの一次側に設けられて
図示しない電源により一方の極性に充電されるコンデン
サと、点火信号が与えられた時に導通して該コンデンサ
の電荷を点火コイル6の一次コイルを通して放電させる
スイッチ素子とを備えていて、コンデンサの電荷を点火
コイルの一次コイルを通して放電させることにより点火
コイルの二次コイルに点火用の高電圧を誘起させる。
ソレノイドコイル7aに供給する通電電流をオンオフす
るインジェクタ駆動回路13と、リレー10の励磁コイ
ル10bに供給する励磁電流をオンオフするリレー駆動
回路14とが設けられている。
プロセッサ3から矩形波状の駆動信号Vd が与えられて
いる間インジェクタ7のソレノイドコイル7aに駆動電
流を流す。駆動信号Vd の立上り時刻によりインジェク
タ7が燃料の噴射を開始するタイミングが決まり、駆動
信号Vd の信号幅によりインジェクタ7が燃料を噴射す
る時間(燃料の噴射量)が決まる。
セッサ3から与えられる制御信号に応じてリレーの励磁
コイル10bに励磁電流を流す。リレー10は、励磁電
流が与えられたときにその接点10aを閉じてモータ9
に通電する。
1においては、内燃機関の点火動作が行われる際に点火
コイルの二次コイルに放電電流が流れるため大きな電気
的ノイズ(点火ノイズ)が発生し、このノイズが回路基
板の接地回路などを通して制御装置1内に侵入して信号
線5に乗るおそれがある。
aに供給されていた駆動電流が遮断されると、該ソレノ
イドコイル7aに高いノイズ電圧が誘起し、このノイズ
電圧が接地回路や電源回路を通して制御装置内に侵入し
て信号線5に乗るおそれがある。
にも励磁コイル10bに高いノイズ電圧が誘起するた
め、信号線5にノイズが侵入するおそれがある。
接続する信号線にノイズが乗ると、マイクロコンピュー
タが誤動作するおそれがあるため、従来は、マイクロプ
ロセッサ3及び外部メモリ4を実装する回路基板に設け
る信号線5の長さを極力短くしてノイズが信号線に乗り
難くしたり、回路基板に設ける接地回路のパターンや電
源回路のパターンに工夫を凝らすことによりノイズが信
号線に侵入し難くしたり、マイクロプロセッサ3を実装
する基板を多層化することによりノイズが侵入し難くし
たりする対策がとられていた。
R1 ,R2 ,…,Rn 及びコンデンサC1 ,C2 ,…,
Cn を接続して信号線のインピーダンスを低くすること
により信号線5に乗ったノイズを除去する方法も考えら
れている。
り、接地回路のパターンや電源回路のパターンに工夫を
凝らしたりする方法をとると、回路基板の設計の自由度
が低くなるため、回路基板の設計が難しくなってコスト
が高くなるという問題があり、また多層化基板は製造が
面倒で、著しいコスト高を招くため、実用性が乏しいと
いう問題があった。
サを接続して信号線のインピーダンスを低くする方法を
とると、回路部品を多く必要とするため、コストが高く
なるだけでなく、回路基板が大形化するという問題があ
った。
5にノイズが侵入するのを完全に防止することは困難で
あり、特に点火ノイズは非常に広範囲の周波数成分を含
むため、信号線に侵入するのを完全に防ぐことは困難で
あった。
置に特有のものではなく、マイクロプロセッサと、プロ
グラム及び制御データを記憶した不揮発性外部メモリー
との間を信号線により接続したマイクロコンピュータを
用いて、電気的ノイズが発生する特定の制御対象を制御
する場合に共通の問題である。
部メモリとの間を接続する信号線に乗ったノイズの影響
を受けずに制御対象の制御を行うことができるようにし
た制御方法及び制御装置を提供することにある。
セッサとプログラム及び制御データを記憶した不揮発性
外部メモリーとの間を信号線により接続したマイクロコ
ンピュータを用いて、電気的ノイズが発生する期間を予
測することができる特定の制御対象を制御する制御方法
に係わるもので、本発明においては、制御対象からノイ
ズが発生することが予想される期間マイクロプロセッサ
と外部メモリとの間の通信を停止させるようにした。
ることが予想される期間マイクロプロセッサと外部メモ
リとの間の通信を停止させて制御動作を中断するように
すると、信号線に乗ったノイズの影響を受けないため、
ノイズにより誤った制御動作が行われるのを防ぐことが
できる。また回路基板の回路パターンに工夫を凝らした
り、信号線のインピーダンスを低下させるための回路部
品を追加したりする必要がないため、コストの上昇を招
いたり、回路基板の大形化を招いたりするのを防ぐこと
ができる。
される期間マイクロプロセッサと外部メモリとの間の通
信を停止させるには、例えば、制御対象が電気的ノイズ
を発生するタイミングよりも僅かに早い時刻を通信停止
タイミングとして検出して、この通信停止タイミングが
検出された時にマイクロプロセッサと外部メモリとの間
の通信を禁止するとともに通信停止時間の計測を開始
し、該通信停止時間が計測された時にマイクロプロセッ
サと外部メモリとの間の通信を許可するようにすればよ
い。
置は、CPUとタイマと内部RAMと割込みコントロー
ラとを有するマイクロプロセッサと、プログラム及び制
御データを記憶した不揮発性の外部メモリとを備えて、
CPUと外部メモリとの間を信号線により接続したマイ
クロコンピュータを用いて電気的ノイズが発生するタイ
ミングを予測することができる特定の制御対象を制御す
る制御装置であって、この制御装置は、制御対象が電気
的ノイズを発生するタイミングよりも僅かに早い時刻を
通信停止タイミングとして検出する通信停止タイミング
検出手段と、通信停止タイミング検出手段により通信停
止タイミングが検出された時に通信停止時間をタイマに
セットするタイマセット手段と、通信停止タイミングが
検出された時にマイクロプロセッサと外部メモリとの間
の通信を禁止し、タイマが通信停止時間の計時を完了し
た時にマイクロプロセッサと外部メモリとの間の通信を
許可する通信制御手段とを設けることにより構成するこ
とができる。
ータが起動した後に一定回数だけ内部RAMに記憶され
たプログラムをループするループプログラムを内部RA
Mに書き込むループプログラム書き込み手段と、制御対
象が電気的ノイズを発生するタイミングよりも僅かに早
い時刻を通信停止タイミングとして検出する通信停止タ
イミング検出手段と、通信停止タイミング検出手段によ
り通信停止タイミングが検出された時にマイクロプロセ
ッサと外部メモリーとの間の通信を禁止した後ループプ
ログラムを実行させる通信停止タイミングループ処理手
段と、ループプログラムによる一定回数のループが終了
した時にマイクロプロセッサと外部メモリとの間の通信
を許可する通信許可手段とを設けることによっても構成
することができる。
である。制御対象が内燃機関用点火装置である場合、電
気的ノイズが発生するタイミングは点火タイミングであ
る。また上記制御対象が内燃機関用燃料噴射装置のイン
ジェクタである場合、電気的ノイズが発生するタイミン
グは、インジェクタのソレノイドコイルへの通電を遮断
するタイミングである。
として形成されているものでもよく、回路基板にコネク
タを介して接続される信号ケーブルであってもよい。
うち、マイクロコンピュータの部分の構成を示したもの
で、同図において3はマイクロプロセッサ(マイクロチ
ップコンピュータ)、4は外部メモリである。この例で
は、図4に示した例と同様に、内燃機関用点火装置と内
燃機関用燃料噴射装置と排気タイミング調整用バルブな
どを駆動するアクチュエータのモータへの通電をオンオ
フするリレーとを制御対象として、これらの制御対象を
マイクロコンピュータにより制御するものとする。
a、A/D変換器などを含む入出力インターフェース3
b、第1及び第2のタイマ3c及び3d、RAM3e、
割込みコントローラ3f等を1チップにまとめたものか
らなっていて、回路基板20にコネクタを介して、また
は直接取り付けられている。外部メモリ4は、ROMま
たはEEPROMとRAMとからなっていて、回路基板
20にコネクタを介して取り付けられている。マイクロ
プロセッサ3のCPU3aと外部メモリ4との間は回路
基板20に形成された信号線(アドレス/データバス)
5を通して接続されている。CPU3aには、制御に必
要な各種センサの出力と、内燃機関に取り付けられた信
号発電機内のパルサコイルが発生するパルス信号を波形
整形して得た位置検出信号とが入力されている。通常信
号発電機は誘導子形の発電機からなっていて、パルサコ
イルは、基準となる機関の第1の回転角度位置(基準位
置)で第1のパルス信号を発生し、第1の回転角度位置
よりも一定の角度遅れた第2の回転角度位置で第2のパ
ルス信号を発生する。これらのパルス信号は図示しない
波形整形回路により第1の回転角度位置及び第2の回転
角度位置でそれぞれレベルがステップ状に変化する第1
及び第2の位置検出信号Vp1及びVp2に変換されて、イ
ンターフェース3bを介してCPU3aに入力されてい
る。第1の回転角度位置は機関の上死点よりも進んだ位
置に設定されていて、第1の位置検出信号Vp1は点火時
期の計測を開始する時期を定めるために用いられる。ま
た第2の回転角度位置は、機関の上死点付近の一定の回
転角度位置(最小進角)に設定されていて、第2の位置
検出信号Vp2は、機関の低速時の点火時期を定めるため
に用いられる。
制御するために必要なプログラムと、制御に必要な定
数、数式、演算用マップなどを含む制御データとが記憶
されている。またマイクロプロセッサ3内のRAM3e
には、マイクロコンピュータの起動後制御動作を開始さ
せる前に、外部メモリ4から割込みコントローラ3fを
制御するために必要なプログラムやCPUと外部メモリ
との間の通信を停止する際に必要な定数等が読み込まれ
る。CPU3aは割込みコントローラ3fにより外部メ
モリへの割込みが許可されているときに外部メモリに記
憶されたプログラムを読み出して実行することにより、
点火時期の演算や燃料噴射時間の演算などを行う。
御対象が電気ノイズを発生すると、そのノイズが信号線
5に乗ってCPUが読み取るプログラムの内容が変化し
たり、プログラムを読み取ることができなくなったりし
て、誤動作が生じたり、制御動作がロックしたりするお
それがある。
により制御されている制御対象においてはノイズが発生
するタイミングを正確に予測できる点に着目して、各制
御対象がノイズを発生する期間CPUと外部メモリとの
間の通信を停止させることにより、ノイズの影響をなく
すようにした。
火時期に点火コイル6(図4参照)の二次コイルに点火
用の高電圧が発生した際に点火ノイズが発生する。マイ
クロコンピュータにより点火時期を制御する場合には、
機関の各回転速度における点火時期を、その回転速度で
機関が基準位置から点火位置まで回転するのに要する時
間(点火時期計測用時間)Ti の形で演算し、図2
(A)に示すように機関の回転角度が基準位置に一致す
る時刻to で第1のパルス信号が発生したときに、既に
演算されている点火時期計測用時間Ti の計数値を第1
のタイマ3cにセットする。第1のタイマ3cは図2
(B)に示すようにクロックパルスPを計数していて、
時刻ti で演算された点火時期計測時間Ti の計数を完
了した時(点火時期)にCPU3aから点火信号を発生
させる。点火信号が発生すると、点火回路11(図4参
照)が点火コイル6の一次電流に急激な変化を生じさせ
るため、点火コイルの二次コイルに点火用の高電圧が発
生する。点火用の高電圧が発生すると点火プラグ12に
火花が生じるため、点火ノイズSn が発生する。この点
火ノイズSn が信号線5に乗るとCPU3aが読み取る
プログラムの内容に誤りが生じて誤動作が生じたり、プ
ログラムを読み取ることができなくなって制御動作がロ
ックしたりする。
であるので、点火ノイズが消滅する時刻ti ´を実測に
より求めて、点火ノイズが発生するタイミングti より
も僅かに前の時刻(例えば2〜3カウント前の時刻)t
1 から点火ノイズが消滅する時刻ti ´よりも僅かに後
の時刻(例えば2〜3カウント後の時刻)t2 までの期
間を通信停止期間Tncとして、この通信停止期間Tncの
間マイクロプロセッサ3と外部メモリ4との間の通信を
停止させるようにすれば、信号線5に乗る点火ノイズに
より誤動作が生じるのを確実に防ぐことができる。
ロプロセッサと外部メモリとの間の通信を停止させるた
めには、例えば次のような処理を行わせればよい。
が発生した時に、図2(B)に示すように第1のタイマ
3cに点火時期計測時間Ti の計数値をセットすると同
時に、図2(D)に示すように第2のタイマ3dに点火
時期計測時間の計数値よりも数カウント少ない通信停止
タイミング計測用計数値Ti ´をセットしてそれぞれの
タイマに計数を開始させる。点火時期よりも僅かに前の
時刻t1 でタイマ3dが通信停止タイミング計測用計数
値Ti ´の計数を完了した時に、割込みコントローラ3
fが第2のタイマ3dによる割込み以外の他のすべての
割込みを受け付けることを禁止した後、外部メモリとの
通信を禁止する命令を実行することにより、マイクロプ
ロセッサ3と外部メモリ4との間の通信を禁止するとと
もに、図2(D)に示すように、第2のタイマ3dに通
信停止期間Tncの計数値をセットしてその計数を開始さ
せる。第2のタイマ3dが時刻t2 で通信停止期間Tnc
の計数を完了したときに第2のタイマ3dによる割込み
が入ると、通信命令の禁止が解除される。またその割込
み処理においては、すべての割込みの受付けが許可され
ることで、通常の制御が開始される。通信停止期間Tnc
の計数値は、予め実測により求めて、外部メモリ4に記
憶させておき、マイクロコンピュータを起動させた後制
御動作を開始させる前に、マイクロプロセッサ内のRA
M3eに読み込んでおく。
2のタイマに通信停止タイミング計測用計数値Ti ´を
セットする過程とにより、記制御対象が電気的ノイズを
発生するタイミングよりも僅かに早い時刻を通信停止タ
イミングとして検出する通信停止タイミング検出手段が
実現される。
停止期間Tncの計数値をセットする過程により、通信停
止タイミング検出手段が通信停止タイミングを検出した
時に通信停止時間をタイマにセットするタイマセット手
段が実現される。
ング計測用計数値の計数を完了した時に、割込みコント
ローラ3fが第2のタイマ3dによる割込み以外の他の
すべての割込みを受け付けるのを禁止する過程と、通信
停止期間Tncの計数値の計数が完了した時に割込みコン
トローラがすべての割込みを受け付けることを許可する
過程とにより、通信停止タイミングが検出された時にマ
イクロプロセッサと外部メモリとの間の通信を禁止し、
タイマが通信停止時間の計時を完了した時にマイクロプ
ロセッサと外部メモリとの間の通信を許可する通信制御
手段が実現される。
いるタイマ3dを用いて通信停止期間Tncを計数するよ
うにしたが、ソフトウェア上で通信停止期間を計測する
ようにしてもよい。この場合に用いるソフトウェアのア
ルゴリズムを示すフローチャートを図3(A)ないし
(C)に示した。
は、マイクロコンピュータの電源が投入された時に同図
(A)に示すように、ステップ1で各部のイニシャライ
ズを行い、外部メモリーへの割込みを許可した後、ステ
ップ2でマイクロプロセッサの内部RAM3e上を一定
回数ループするためのプログラム(図3CのRAM内ル
ープサブルーチン)を外部メモリ4から読み出してRA
M3eに書き込む。次いでステップ3でループカウンタ
の値を0とし、図示しないメインルーチンに移行する。
メインルーチンでは、内燃機関の回転速度の演算や、点
火時期、燃料噴射時間などの演算を行う。
出信号Vp1が発生した時に第2のタイマ2dに通信停止
タイミング計測用計数値Ti ´をセットしてその計数を
開始させる。時刻t1 でこの計数が完了した時に図3
(B)に示す時刻t1 割込み処理を行わせる。この割込
み処理では、ステップ4でタイマを含むすべての割込み
を禁止し、ステップ5で図3(C)に示す内部RAM3
e内ループルーチンにジャンプさせる。
ルーチンでは、先ずステップ6においてRAMの所定の
アドレスに設定したループカウンタの計数値が設定値N
以上であるか否かを判定する。その結果ループカウンタ
の計数値がNよりも小さい場合には、ステップ7に進ん
でループカウンタの値に1を加える(インクリメントす
る)処理を行い、ステップ6に戻る。ループカウンタの
値がNに達するまでこれらの処理を繰り返し(RAM内
でループさせ)、ステップ6でループカウンタの値がN
に達したと判定されたときにステップ8に進んでループ
カウンタの計数値を0にした後、ステップ9ですべての
割込み指令の受付の禁止を解除してマイクロプロセッサ
3と外部メモリとの間で通信が行われるのを許可する。
e内でステップ6,7の間をループしている間CPU3
aと外部メモリ4との間の通信が停止される。ループカ
ウンタの計数値の設定値Nを適当に決めることにより、
通信停止期間Tncを適宜に設定することができる。
は、図3(A)のステップ2により、マイクロコンピュ
ータが起動した後に一定回数だけ内部RAM3e内に記
憶されたプログラムをループするループプログラムを内
部RAM3eに書き込むループプログラム書き込み手段
が実現される。またタイマ3dに通信停止タイミング計
測用計数値Ti ´の計数を行わせて、時刻t1 で図3
(B)の割込みルーチンを実行させる過程により、制御
対象が電気的ノイズを発生するタイミングよりも僅かに
早い時刻を通信停止タイミングとして検出する通信停止
タイミング検出手段が実現される。更に、図3(B)の
割込みルーチンのステップ4及び5により、通信停止タ
イミング検出手段が通信停止タイミングt1 を検出した
時にマイクロプロセッサ3と外部メモリー4との間の通
信を禁止した後図3(C)のループプログラムを実行さ
せる通信停止タイミングループ処理手段が実現される。
また図3(C)のステップ6ないし9により、ループプ
ログラムによる一定回数Nのループが終了した時にマイ
クロプロセッサと外部メモリとの間の通信を許可する通
信許可手段が実現される。
発生する期間CPUと外部メモリとの間の通信を停止さ
せる場合を例にとったが、マイクロコンピュータにより
制御が行われる場合には、他の制御対象がノイズを発生
するタイミングも正確に予測することができるので、同
様に、ノイズ発生タイミングよりも僅かに前の時刻から
ノイズが消滅する時刻よりも僅かに後の時刻までの期間
を通信停止期間として、その期間CPU3aと外部メモ
リ4との間の通信を停止させることにより、ノイズによ
る誤動作を防止することができる。
コイル7aに与えられていた駆動電流が遮断された時に
ノイズを発生するが、ソレノイドコイルの駆動電流が遮
断されるタイミングは、ソレノイドコイル7aへの通電
を開始するタイミングと燃料噴射時間とから求めること
ができる。またソレノイドコイル7aがノイズを発生す
る期間は実測により求めて外部メモリに記憶させておけ
ばよい。
グを検出するためにタイマ3dを用いたが、点火時期な
どを計測するタイマ3cの計数値を見て、その計数値か
ら通信を停止させるタイミングを検出するようにしても
よい。
料噴射装置を制御する場合を例にとったが、本発明は、
電気的ノイズが発生する時期を正確に予測することがで
きる制御対象をマイクロコンピュータにより制御する場
合に広く適用することができる。
象がノイズを発生することが予想される期間マイクロプ
ロセッサと外部メモリとの間の通信を停止させて制御動
作を中断するようにしたので、CPUと外部メモリとの
間を接続する信号線に乗ったノイズにより誤動作が生じ
るのを防ぐことができる。
ーンに工夫を凝らしたり、信号線のインピーダンスを低
下させるための回路部品を追加したりする必要がないた
め、コストの上昇を招いたり、回路基板の大形化を招い
たりするのを防ぐことができる。
ピュータの構成例を示した構成図である。
ミングチャートである。
を実施する際に用いるプログラムのアルゴリズムを示す
フローチャートである。
に示した構成図である。
成を概略的に示した構成図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 マイクロプロセッサとプログラム及び制
御データを記憶した外部メモリーとの間を信号線により
接続したマイクロコンピュータを用いて、電気的ノイズ
が発生する期間を予測することができる特定の制御対象
を制御する制御方法において、 前記ノイズが発生することが予想される期間前記マイク
ロプロセッサと外部メモリとの間の通信を停止させるこ
とを特徴とするマイクロコンピュータを用いた制御方
法。 - 【請求項2】 少なくともCPUとタイマと内部RAM
と割込みコントローラとを有するマイクロプロセッサ
と、プログラム及び制御データを記憶した外部メモリと
を備えて、前記マイクロプロセッサと外部メモリとの間
を信号線により接続したマイクロコンピュータを用い
て、電気的ノイズが発生する期間を予測することができ
る特定の制御対象を制御する制御方法において、 前記制御対象が電気的ノイズを発生するタイミングより
も僅かに早い時刻を通信停止タイミングとして検出し、 前記通信停止タイミングが検出された時に前記マイクロ
プロセッサと外部メモリとの間の通信を禁止するととも
に、通信停止時間の計測を開始し、 前記通信停止時間が計測された時に前記マイクロプロセ
ッサと外部メモリとの間の通信を許可することを特徴と
するマイクロコンピュータを用いた制御方法。 - 【請求項3】 少なくともCPUとタイマと内部RAM
と割込みコントローラとを有するマイクロプロセッサ
と、プログラム及び制御データを記憶した外部メモリと
を備えて、前記CPUと外部メモリとの間を信号線によ
り接続したマイクロコンピュータを用いて、電気的ノイ
ズが発生する期間を予測することができる特定の制御対
象を制御する制御装置において、 前記制御対象が電気的ノイズを発生するタイミングより
も僅かに早い時刻を通信停止タイミングとして検出する
通信停止タイミング検出手段と、 前記通信停止タイミング検出手段により通信停止タイミ
ングが検出された時に通信停止時間を前記タイマにセッ
トするタイマセット手段と、 前記通信停止タイミングが検出された時に前記マイクロ
プロセッサと外部メモリとの間の通信を禁止し、前記タ
イマが通信停止時間の計時を完了した時に前記マイクロ
プロセッサと外部メモリとの間の通信を許可する通信制
御手段とを具備したことを特徴とするマイクロコンピュ
ータを用いた制御装置。 - 【請求項4】 少なくともCPUとタイマと内部RAM
と割込みコントローラとを有するマイクロプロセッサ
と、プログラム及び制御データを記憶した外部メモリと
を備えて、前記CPUと外部メモリとの間を信号線によ
り接続したマイクロコンピュータを用いて、電気的ノイ
ズが発生する期間を予測することができる特定の制御対
象を制御する制御装置において、 前記マイクロコンピュータが起動した後に一定回数だけ
前記内部RAM内に記憶されたプログラムをループする
ループプログラムを前記内部RAMに書き込むループプ
ログラム書き込み手段と、 前記制御対象が電気的ノイズを発生するタイミングより
も僅かに早い時刻を通信停止タイミングとして検出する
通信停止タイミング検出手段と、 前記通信停止タイミング検出手段により通信停止タイミ
ングが検出された時に前記マイクロプロセッサと外部メ
モリとの間の通信を禁止した後前記ループプログラムを
実行させる通信停止タイミングループ処理手段と、 前記ループプログラムによる一定回数のループが終了し
た時に前記マイクロプロセッサと外部メモリとの間の通
信を許可する通信許可手段とを具備したことを特徴とす
るマイクロコンピュータを用いた制御装置。 - 【請求項5】 前記制御対象は内燃機関用点火装置であ
り、 前記電気的ノイズが発生するタイミングは点火タイミン
グである請求項3または4に記載のマイクロコンピュー
タを用いた制御装置。 - 【請求項6】 前記制御対象は、内燃機関用燃料噴射装
置のインジェクタであり、 前記電気的ノイズが発生するタイミングは、前記インジ
ェクタのソレノイドコイルへの通電を遮断するタイミン
グである請求項3または4に記載のマイクロコンピュー
タを用いた制御装置。
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-
1996
- 1996-09-27 JP JP25620496A patent/JP3331880B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US11098689B2 (en) | 2018-02-01 | 2021-08-24 | Hitachi Automotive Systems, Ltd. | Ignition device for internal combustion engine |
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