JPH10102466A - 河川堰 - Google Patents

河川堰

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Publication number
JPH10102466A
JPH10102466A JP25620096A JP25620096A JPH10102466A JP H10102466 A JPH10102466 A JP H10102466A JP 25620096 A JP25620096 A JP 25620096A JP 25620096 A JP25620096 A JP 25620096A JP H10102466 A JPH10102466 A JP H10102466A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gate
river
weir
gates
pier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25620096A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Kaneko
徹 金子
Kikuo Oguchi
菊雄 小口
Mitsuo Totsuka
美津男 戸塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP25620096A priority Critical patent/JPH10102466A/ja
Publication of JPH10102466A publication Critical patent/JPH10102466A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピアー等を不用にできて、河川の景観を損な
わない上に、河川管理を容易に行うことができる河川堰
を提供する点にある。 【解決手段】 複数のゲート22(A、B)と、同各ゲ
ート22(A、B)を起伏可能に支持するゲート設備本
体21と、同各ゲート22(A、B)を起伏させる駆動
手段(シリンダ)24とを有し、これらの構成要素を河
床内に設置している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、河川に適用される
河川堰に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、河川堰には、引上げ式ゲートを使
用している。その従来例を図6〜図9に示した。図6
(a)は正面図、図6(b)は平面図、図7は河川上流
側からみた拡大正面図、図8は拡大側面図、図9は拡大
平面図である。1が河床に設置した複数のピアー(堰
柱)、2が各ピアー1間に昇降可能に設けた引上げ式上
段ゲート、3が各ピアー1間に昇降可能に設けた引上げ
式下段ゲート、4が各ピアー1上に立設した門柱、5が
各門柱4上に設置したゲート開閉装置室、6が各ゲート
開閉装置室5内に設置した上段ゲート開閉装置、7が各
ゲート開閉装置室5内に設置した下段ゲート扉開閉装
置、8が各門柱4内に設けた門柱部戸当たり、9が管理
橋、10が螺旋階段、11が各ピアー1内に設けた予備
門扉戸当たり、12が各ピアー1間に設けた予備門扉、
13が堰一端部に設けたロック式魚道門扉、14が堰一
端部に設けた呼水式魚道予備門扉、15が堰他端部に設
けた閘門扉、16が堰他端部に設けた呼水式魚道予備門
扉、17、18が各ピアー1内に設けた主ローラ、19
が各ピアー1内に設けた扉体面水密ゴム、20が各引上
げ式上段扉2に設けたスポイラーである。
【0003】堰は、河床に設置された複数のピアー1及
び門柱4と、ピアー1及び門柱4内に設置された引上げ
式上段ゲート2及び引上げ式下段ゲート3とにより構成
され、ピアー1及び門柱4の内部には、上段ゲート2及
び下段ゲート3の水密を図るゲート面水密ゴム19と上
段ゲート2及び下段ゲート3の荷重を支持するとともに
上段ゲート2及び下段ゲート3の開閉を円滑に行うため
の戸当たり8が設置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、河川は身近な自
然と触れ合う安らぎの場として注目されており、多様な
要望が寄せられている。例えばピアー1と門柱4とゲ
ート開閉装置室5とを不用にして河川の景観を損なわな
いようにする。河川管理上からもピアー1等を不用に
して河川流の阻害要因を除去する。という要望が寄せら
れているが、従来の堰は前記のように引上げ式ゲートを
使用しており、次の問題があった。 (1)河床にピアー1と門柱4とゲート開閉装置室5と
を設置する。特にゲート開閉装置室5を門柱4の上に設
置して、トップヘビーになっているので、河川の景観を
損なっていた。 (2)ピアー1を河床に設置するので、河川流の阻害要
因になり、河川管理上、大きな問題になっていた。
【0005】本発明は前記の問題点に鑑み提案するもの
であり、その目的とする処は、ピアー等を不用にでき
て、河川の景観を損なわない上に、河川管理を容易に行
うことができる河川堰を提供しようとする点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、複数のゲートと、同各ゲートを起伏可
能に支持するゲート設備本体と、同各ゲートを起伏させ
る駆動手段とを有し、これらの構成要素を河床内に設置
している。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明の河川堰を図1〜図3
に示す一実施例により説明する。図1(a)は、河川上
流側からみた河川堰の正面図で、この図から明らかなよ
うに河川堰の全体を河床内に設置して、ピアー及び門柱
を不用にしており、ピアー及び門柱がないので、河川の
景観を損なうことがない。
【0008】図1(b)は、洪水時に各ゲートを段階的
に全開にする際の操作順位を示す説明図で、各ゲートを
越流量に応じて開操作できるようにしている。この図に
おいて、Aは水密部を有するゲート(●印)、Bが水密
部をガイドするゲート(無印)で、ゲートAとゲートB
とを交互に配置して、ピアーのないゲート設備本体によ
り堰を構築することを可能にしている。
【0009】図2は、河川堰全閉時の側面図、図3は、
河川堰全開時の側面図である。これらの図において、2
1がピアーのないゲート設備本体、21aがゲート設備
本体21内のゲート室、22がゲート室21a内に配設
した扇形のゲート(A及びB)、22aがゲート22の
上流側スキンプレート、22bがゲート22の下流側ス
キンプレート、23がゲート22をゲート設備本体21
に起伏可能に枢支する支承ピン、24がゲート22を支
承ピン23を中心に起伏させるシリンダである。
【0010】また25が水密ゴムメンテナンスピット、
26aが上流側底部水密ゴム、26bが下流側底部水密
ゴム、27がマンホール、28がゲート休止台、29が
照明灯、30が水中ポンプ、31がホイスト、32が排
気管、33が開閉装置配管ダクト、34が給気管、35
がケーブルダクト、36が仕切弁、37が搬入台車であ
る。
【0011】以上の図1〜図3に示す河川堰では、河川
堰の全体を河床内に設置している。また図2に示すよう
にシリンダ24を伸長方向に作動して、ゲート22(A
及びB)を支承ピン23を中心に上方に旋回させ、ゲー
ト22(A及びB)をゲート設備本体21から突出させ
て、河川堰を全閉にし、図3に示すようにシリンダ24
を縮み方向に作動して、ゲート22(A及びB)を支承
ピン23を中心に下方に旋回させ、ゲート22(A及び
B)を下限位置に移動させて(ゲート設備本体21内に
退没させて)、河川堰を全開にする。
【0012】次に本発明の河川堰を図4、図5に示す他
の実施例により説明する。図4は、河川下流側からみた
正面図、図5は、ゲートを示す斜視図で、水密部を有す
るゲートAと、水密部をガイドするゲートBとを交互に
配設している。21がゲート設備本体、23がゲート
A、Bを枢支する支承ピン、24がゲートA、Bを起伏
させるシリンダ、38がゲート間側部の水密ゴム、39
がゲート端部の水密ゴム、40が上流側水密ゴム、41
が下流側水密ゴムである。
【0013】以上の図4、図5に示す河川堰でも、河川
堰の全体を河床内に設置している。またシリンダ24を
伸長方向に作動して、ゲート22を支承ピン23を中心
に上方に旋回させ、ゲート22をゲート設備本体21か
ら突出させて、河川堰を全閉にし、シリンダ24を縮み
方向に作動して、ゲート22を支承ピン23を中心に下
方に旋回させ、ゲート22を下限位置に移動させて、河
川堰を全開にする。
【0014】
【発明の効果】本発明の河川堰は前記のように複数のゲ
ートと、同各ゲートを起伏可能に支持するゲート設備本
体と、同各ゲートを起伏させる駆動手段とを有し、これ
らの構成要素を河床内に設置しており、ピアー、門柱、
ゲート開閉装置室等を不用にできて、河川の景観を損な
わない上に、河川管理を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の河川堰の一実施例を河川上流
側からみた正面図、(b)は洪水時に各ゲートを段階的
に全開にする際の操作順位を示す説明図である。
【図2】同河川堰全閉時の側面図である。
【図3】同河川堰全開時の側面図である。
【図4】本発明の河川堰の他の実施例を河川下流側から
みた正面図である。
【図5】同河川堰のゲートを示す斜視図である。
【図6】(a)は従来の河川堰を示す正面図、(b)は
同河川堰の平面図である。
【図7】同河川堰を河川上流側からみた拡大正面図であ
る。
【図8】同河川堰の拡大側面図である。
【図9】同河川堰の拡大平面図である。
【符号の説明】
A(22) ゲート B(22) ゲート 21 ゲート設備本体 24 駆動手段(シリンダ)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のゲートと、同各ゲートを起伏可能
    に支持するゲート設備本体と、同各ゲートを起伏させる
    駆動手段とを有し、これらの構成要素を河床内に設置し
    たことを特徴とする河川堰。
JP25620096A 1996-09-27 1996-09-27 河川堰 Pending JPH10102466A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25620096A JPH10102466A (ja) 1996-09-27 1996-09-27 河川堰

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25620096A JPH10102466A (ja) 1996-09-27 1996-09-27 河川堰

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10102466A true JPH10102466A (ja) 1998-04-21

Family

ID=17289311

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25620096A Pending JPH10102466A (ja) 1996-09-27 1996-09-27 河川堰

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10102466A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1327085C (zh) * 2005-11-07 2007-07-18 侯作启 一种无中墩可倒伏钢闸门

Cited By (1)

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Effective date: 20050118

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