JPH1010223A - 方向指示計 - Google Patents

方向指示計

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JPH1010223A
JPH1010223A JP16126596A JP16126596A JPH1010223A JP H1010223 A JPH1010223 A JP H1010223A JP 16126596 A JP16126596 A JP 16126596A JP 16126596 A JP16126596 A JP 16126596A JP H1010223 A JPH1010223 A JP H1010223A
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JP
Japan
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display
sensor unit
indicator
sound wave
sensor
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JP16126596A
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English (en)
Inventor
Shunji Tanaka
俊二 田中
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NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Publication date
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサ部により検知した音波の到来方向を携
帯者が容易に認識することができる方向指示計を提供す
る。 【解決手段】 音波の到来方向を指示するための方向指
示計において、センサ部(10)は、中心軸に対して互
いに対称に等角度間隔で配置され、音波を検知して複数
の検知信号を出力する少なくとも3個のセンサ(11〜
13)を含む。処理部(20)は複数の検知信号を処理
して、音波の到来方向を求める。表示器(30)は、処
理部(20)を内蔵し、センサ部(10)と同軸にしか
も位相を合わせて設置され、音波の到来方向を表示す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は方向指示計に関し、
特に、潜水作業中に潜水作業者(ダイバー)が水中にて
母船等から発射された超音波ビーコンの到来方向を知る
ために用いる方向指示計に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、水中における方向指示計として
は地磁気を利用するコンパスが使用される。しかしなが
ら、磁気コンパスでは方角を知ることができても、潜水
作業で重要な帰路方向を求めるには十分ではない。
【0003】また、磁気コンパスと異なる方向指示計が
提案されている。例えば、特開平2−284084号公
報(以下、先行技術1と呼ぶ)に『水中探知情報伝達シ
ステム』が開示されている。この先行技術1に開示され
た水中探知情報伝達システムでは、超音波信号を母機か
ら発信し、子機に2系統の超音波信号を可聴音波信号に
変換する手段とスピーカとを備えて、人間の両耳の位相
差識別能力を使って母機の方向を知るようにしている。
しかしながら、先行技術1では、方向を知るための位相
差検出に両耳を使うため装着が面倒であり、その上、た
びたび方向を知りたいとき、周囲の音に対する注意がお
ろそかになるという欠点がある。更に、水中の音速は、
空気中の音速の約4倍であるから、位相差が小さくなる
ので、位相差零の弁別しかできない。つまり、空気中な
ら頭を動かさなくても、音源方向が(前後どちらかを別
にすれば)特定できるが、水中では位相差が空気中での
それの約4分の1になるため、音像が中央に寄ってしま
い、頭を音源に向けて位相差零にしないと正確に音源方
向を判明することができないという煩雑さがある。
【0004】この問題を解決するために、本発明者は、
既に、特開平7−209403号公報(以下、先行技術
2と呼ぶ)において、簡単が手段によって潜水作業者か
ら発信源への少なくとも2次元の方向を確実に知ること
ができる『水中方向計』を提案した。この先行技術2で
は、中心点に対して等角度(120°)間隔で配置され
た3個のセンサで受信された信号の時間差から信号(超
音波ビーコン)の到来方向を知るようにしている。
【0005】以下、図3乃至図5を参照して、先行技術
2に開示された水中方向計について説明する。
【0006】図3に示されるように、水中方向計は、セ
ンサ部10と処理部20とから構成されている。センサ
部10は第1乃至第3のマイクロホン(センサ)11,
12,13から構成される。処理部20は、それぞれ第
1乃至第3のマイクロホン11〜13に接続された第1
乃至第3の検波器41,42,43と、それぞれ第1乃
至第3の検波器41〜43に接続された第1乃至第3の
零交差位置検出器51,52,53と、これら第1乃至
第3の零交差位置検出器51〜53に接続された1つの
演算部60とから構成されている。
【0007】第1乃至第3のマイクロホン11〜13は
入力した音波をそれぞれ第1乃至第3の電気信号に変換
する。換言すれば、第1乃至第3のマイクロホン11〜
13は入力した音波を検知してそれぞれ第1乃至第3の
検知信号を出力する。第1乃至第3の検波器41〜43
は、それぞれ、第1乃至第3の電気信号(検知信号)を
検波して第1乃至第3の検波した信号を出力する。第1
乃至第3の零交差位置検出器51〜53は、それぞれ、
第1乃至第3の検波した信号から第1乃至第3の零交差
位置を検出して第1乃至第3の零交差位置検出信号を出
力する。これら検出された第1乃至第3の零交差位置に
より3系統のマイク系に入った第1乃至第3の音波の到
着時間差が表される。演算部60は、これら第1乃至第
3の零交差位置検出信号から音波の到来方向を演算す
る。
【0008】以下に、図4および図5を参照して、演算
部60の演算内容について説明する。図5に示されるよ
うに、第1乃至第3のマイクロホン11〜13が中心点
Oを中心に対称に、等角度(120°)間隔で、点A,
B,Cにそれぞれ配置されているとする。また、第1乃
至第3の零交差位置が図4のようになったものとする。
最初に音波が到着したのは、点Aであり、続いて点B、
点Cの順に到着したことが判明する。このときの点Aと
点Bとの時間差をaとし、点Aと点Cとの時間差をbと
すると、図5において、線分ACをa:bの比率で内分
する点Dを定め、線分BDにAの方向に垂線を立てる
と、それが音波の到来方向である。
【0009】また、計算で求める場合は、点Aの方向を
0°、時計回りに点Cを120°、点Bを240°とす
れば、ABCの到着順から求める方向は、240°〜3
60°の範囲にあることが判明し、その間をa:bで分
割するので、結局、 240°+1200°×a/b が、求める音波の到来方向である。
【0010】また、実開平2−109283号公報(以
下、先行技術3と呼ぶ)には、磁石と受波器とスリップ
リングとからなる『自己方位保持機能付受波器』が開示
されている。先行技術3では、受波器の音響中心軸を、
磁石により知り得る磁北にスリップリングを用いてあわ
せ、受波器出力を磁北にあわせた方位角で出るようにし
ている。すなわち、先行技術3は、受波器出力を受波器
音響中心軸に磁北からのずれで補正している。このよう
に、先行技術3では、受波器本体の上部に磁石を取り付
け、その磁北に対する指向力を利用し、受波器を常に磁
北に向けることにより、磁気コンパスが不要となり、さ
らに、磁気コンパスの信号を電気信号に変換するための
変換回路を不要にしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た先行技術2および3のいずれもその音波(入射音)の
到来方向を表示する表示器に関して記載がされていな
い。換言すれば、表示器をセンサ部10や受波器などの
検出器のそばに設置していることを想定していない。つ
まり、表示器と検出器とが一体となっていないので、携
帯性に劣るという欠点がある。また、先行技術3では、
入射音の入射方位を方位角として表示するので、入射音
の到来方向を、潜水作業者(ダイバー)がすぐに認識す
ることができないという欠点がある。
【0012】本発明の課題は、上記の問題を解決し、セ
ンサ部により検知した音波の到来方向を潜水作業者など
の携帯者が容易に認識することができる方向指示計を提
供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明に係る方向指示計は、音波の到来方向を指示
するための方向指示計において、中心軸に対して互いに
対称に等角度間隔で配置され、音波を検知して複数の検
知信号を出力する少なくとも3個のセンサを含むセンサ
部と;前記複数の検知信号を処理して、前記音波の到来
方向を求める処理部と;当該処理部を内蔵し、前記セン
サ部と同軸にしかも位相を合わせて設置され、前記音波
の到来方向を表示する表示器と;を有すること、を特徴
とする。
【0014】
【作用】本発明では、センサ部の中心軸と表示器の中心
軸とを一致させ、それらを一体とすることにより、セン
サ部を回転、移動すると、表示器もそれにつれて回転、
移動するので、方向指示があいまいにならず、方向指示
計の携帯者は音波の到来方向を直感的に認識することが
可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0016】図1は本発明の一実施の形態に係る方向指
示計の外観を示す図で、(a)は方向指示計を構成する
センサ部と表示器との位置関係を示す概略平面図、
(b)はセンサ部と表示器とを分離して示す斜視図であ
る。また、図2に方向指示計の構成を示す。
【0017】図示の方向指示計は、表示器30を備えて
いる点を除いて、図3に示したものと同様の構成を有す
る。センサ部10は円環状のセンサ本体15を持ち、セ
ンサ本体15内に第1乃至第3のセンサ11〜13が中
心軸に対して対称に等角度(120°)間隔で配置され
ている。また、センサ本体15の表面には、音響中心軸
の方向を示すセンサマーク10aが付けられている。
【0018】一方、表示器30はセンサ本体15の中空
部にすっぽり嵌まるように円板形状の表示器本体31を
持つ。表示器本体31には、図2に示した処理部20が
内蔵されている。また、表示器本体31の表面は表示画
面32を形成し、表示器本体31には表示器30の真上
方向を示す表示器マーク30aが付けられている。
【0019】センサ部10と表示器30とは、図1
(a)に示されるように、センサ本体15と表示器本体
31との互いの中心軸が一致するように、同軸に設置さ
れ、センサ部10と表示部30とをを一体とする。この
とき、センサ部10と表示器30との位相を合わせるた
めに、センサマーク10aと表示器マーク30aとを一
致させる。このようにすることにより、センサ部10を
回転、移動すると、表示部30もそれにつれて回転、移
動するので、方向指示があいまいにならず、方向指示計
の携帯者は音波の到来方向を直感的に認識することが可
能となる。
【0020】図1(b)に示されるように、表示器30
はセンサ部10から分離可能であるが、表示器30とセ
ンサ部10とはコード(接続線)16により電気的に接
続されている。表示器30とセンサ部10とを分離した
とする。この場合には、センサマーク10aが北の方向
を向くようにセンサ部10を設置することにより、表示
器30は、表示画面32上に、表示器マーク30aを北
とした方位角を表示する。
【0021】とにかく、表示器30はセンサ部10に対
して着脱自在であり、図1(a)に示すように表示器3
0をセンサ部10に結合したとき、表示器30は音波の
到来方向をグラフィックに表示し、図1(b)に示すよ
うに表示器30をセンサ部10から分離したとき、表示
器30は音波の到来方向を方位角として表示する。セン
サ部10に対する表示器30の着脱を検出するために、
表示器30の外壁面にはスイッチ33が設けられてい
る。すなわち、スイッチ33のオン/オフに応じて、処
理部20は表示器30の表示モードを上述のように切り
換える。
【0022】以上、本発明を好ましい実施の形態によっ
て説明したが、本発明は上記実施の形態に限定せず、種
々の変形・変更が可能である。例えば、センサの数は3
個に限定せず4個以上でも良く、中心点に対して等角度
間隔で配置されていれば良い。また、センサ部および表
示部の外形は円環状および円板状のものに限定しない。
例えば、センサ部が三角環状であれば、表示部を三角板
状にすれば良く、センサ部が四角環状であれば、表示部
を四角板状にすれば良い。さらに、センサ部は有底形状
をしていても良いのは勿論である。とにかく、センサ部
および表示部とは、互いの中心軸を一致させることが可
能な形状であれば良い。また、センサ部と表示部との位
相を合わせるための位置決め手段も、マークに限定しな
いの勿論である。さらに、着脱検出用スイッチをセンサ
部側に設けても良い。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、表示器を
センサ部と同軸にしかも位相を合わせて設置しているの
で、携帯者は音波の到来方向を容易に知ることが可能で
ある。また、表示器をセンサ部から分離した場合、セン
サ部をそのマーク位置が北の方向を向くように設置する
ことにより、表示器に方位角を表示させることも可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る方向指示計の外観
を示す図で、(a)は方向指示計を構成するセンサ部と
表示器との位置関係を示す概略平面図、(b)はセンサ
部と表示器とを分離して示す斜視図である。
【図2】図1に示した方向指示計の構成を示すブロック
図である。
【図3】先行技術3(特開平7−209403号公報)
に開示された水中方向計の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】図3に示した水中方向計の動作を説明するため
の零交差位置を示すタイミング図である。
【図5】図3に示した水中方向計の演算部の演算内容を
説明するための図である。
【符号の説明】
10 センサ部 10a センサマーク 11〜13 センサ(マイクロホン) 15 センサ本体 16 コード(接続線) 20 処理部 30 表示器 30a 表示器マーク 31 表示器本体 32 表示画面 33 着脱検出用スイッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音波の到来方向を指示するための方向指
    示計において、中心軸に対して互いに対称に等角度間隔
    で配置され、前記音波を検知して複数の検知信号を出力
    する少なくとも3個のセンサ(11〜13)を含むセン
    サ部(10)と、 前記複数の検知信号を処理して、前記音波の到来方向を
    求める処理部(20)と、 当該処理部(20)を内蔵し、前記センサ部(10)と
    同軸にしかも位相を合わせて設置され、前記音波の到来
    方向を表示する表示器(30)と、を有することを特徴
    とする方向指示計。
  2. 【請求項2】 前記センサ部と前記表示器とは着脱式で
    あり、前記表示器を前記センサ部に結合する際の前記位
    相を合わせるための位置決め手段を含むことを特徴とす
    る請求項1に記載の方向指示計。
  3. 【請求項3】 前記位置決め手段は前記センサ部および
    前記表示器にそれぞれ付けられたマーク(10a,30
    a)であることを特徴とする請求項2に記載の方向指示
    計。
  4. 【請求項4】 前記センサ部に付けられたマーク(10
    a)は前記センサ部の音響中心軸の方向を示し、前記表
    示器に付けられたマーク(30a)は前記表示器の真上
    方向を示すこと、を特徴とする請求項3に記載の方向指
    示計。
  5. 【請求項5】 前記センサ部と前記表示器とは着脱式で
    あり、前記センサ部に対する前記表示器の着脱を検出す
    るためスイッチ(33)を含むことを特徴とする請求項
    1に記載の方向指示計。
  6. 【請求項6】 前記スイッチのオン/オフに応じて、前
    記処理部は、前記表示器が前記センサ部に結合したと判
    断したとき、前記表示器に対して前記音波の到来方向を
    グラフィックに表示させ、前記表示器が前記センサ部か
    ら分離されたと判断とき、前記表示器に対して前記音波
    の到来方向を方位角として表示させることを特徴とする
    請求項5に記載の方向指示計。
JP16126596A 1996-06-21 1996-06-21 方向指示計 Withdrawn JPH1010223A (ja)

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030902