JPH10101419A - 高ジルコニア質耐火物 - Google Patents

高ジルコニア質耐火物

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JPH10101419A
JPH10101419A JP8251874A JP25187496A JPH10101419A JP H10101419 A JPH10101419 A JP H10101419A JP 8251874 A JP8251874 A JP 8251874A JP 25187496 A JP25187496 A JP 25187496A JP H10101419 A JPH10101419 A JP H10101419A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ガラス溶融に対し、優れた耐食性や発泡性を示
し、低対素地汚染性を有する高ジルコニア質耐火物を提
供する。 【解決手段】高ジルコニア質溶融耐火物の単斜晶系Zr
2 を主成分する粉砕物のみを、焼結した高ジルコニア
質耐火物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてガラス溶
融槽窯用の耐火物として、好適な高ジルコニア質耐火物
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のガラス溶融窯用の耐火物を大別す
ると、焼結(結合)煉瓦と溶融煉瓦とがある。
【0003】前者は、均質に混合した粉体原料をプレス
後、焼成することによって作られる。この耐火物は、原
料としての粉体に付着した気体及び焼成中に生じる気体
の一部が、焼成後も残存し、焼成体の密度が低く、耐蝕
性が劣る。耐蝕性が低いということは、ガラスを溶融す
る場合には、泡や砂利等の欠点を発生する確率が高いと
いうことを示す。
【0004】一方、後者は均質に混合した原料を溶融炉
で溶融し、鋳型に流し込み、冷却再固化することによっ
て得られ、緻密で発達した結晶組織を有する。この中
で、特に、ジルコニアを相対的に多く含有する耐火物
が、耐蝕性に優れ、ガラス溶融用窯に好んで使用されて
いる。このような溶融耐火物の耐火物としては、ZrO
2含量が33〜41wt%のAl23 −ZrO2 −S
iO2 系耐火物と、ZrO2 を80〜95wt%含有す
る高ジルコニア系耐火物とがある。後者は、前者に比較
して、高耐食性及び低素地汚染性であるため、近年、高
品質ガラス溶解窯用の耐火物として、普及するにいたっ
ている。
【0005】元来、ジルコニアは、900℃と1200
℃間で、単斜晶と正方晶との相転移を起こすので、Y2
3 やCaOなどを添加し、ジルコニアを少なくとも部
分安定化させない限り、焼結体を得ることはできない。
部分安定化あるいは安定化ジルコニアをガラス溶融用の
耐火物として使用しても、溶融ガラスあるいはガラス揮
発物中のアルカリ等によって、安定化剤が選択的に溶出
し、耐蝕性が著しく低い。
【0006】このような理由から、高ジルコニア質耐火
物は、バデッライト結晶相及びそれを取り巻く少量のマ
トリックスガラス相からなる溶融品のみが使用されてい
る。さらに、この溶融高ジルコニア質耐火物の粉砕品を
不定形耐火物に利用する方法が、特開昭63−1038
69、特公平4−20872、及び特開平5−2136
76に提案されている。
【0007】また、特開平7−293851及び特開平
8−104567には、廃棄物溶融用炉及びガラス溶融
炉の炉底に用いる耐火物として、溶融ジルコニアを含む
ジルコニア質耐火物が開示されている。この中で、溶融
ジルコニアとして高ジルコニア質電鋳耐火物を含むが、
焼結するために粘土などの焼結助剤を使用している。こ
のような焼結助剤等の物質を添加すると、耐火物自体の
高温強度や耐蝕性が低下する。例えば、部分安定化ジル
コニアに粘土を焼結助剤として添加すると、耐摩耗性や
組織の均一性が低下することが、特公平5−18774
に開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述の焼結煉瓦は、気
孔率が高く、耐蝕性が低いために、特に、溶融ガラスあ
るいはガラス揮発物と接触する部分では、使用しにくい
という欠点がある。
【0009】また、高ジルコニア質耐火物は、ジルコニ
アを多く含有し、また約2500℃で溶融し、鋳型中で
固化させるので、高価である。さらに、製造上冷却によ
って鋳込み巣(ボイド)が生じ、これを多く含む部分
が、体積にして半分にも及ぶ場合もあり、製品歩留まり
が低い。この空隙を多く含む部分を粉砕し、戻りカレッ
トとして再利用する方法があるが、製品の成分制御が難
しく、また粉砕時に混入する鉄分などにより、純度が低
下し、この耐火物の長所である高耐食性及び低素地汚染
性を損ねることからこれまでほとんど実用化されていな
かった。
【0010】以上の結合煉瓦と溶融煉瓦との両者の短所
を改善し、長所を合わせ持った性能を有する耐火物の開
発が望まれていたが、現在までにこのような耐火物は開
発されていない。本発明の目的は、上述した問題を解決
すべく、また低コストで製造可能な高品質の耐火物を提
供することである。このような耐火物が製造できれば、
ガラスの溶融等の炉材として用いることによって、溶融
物の歩留まりが向上するはずである。さらに、ジルコニ
ア資源の有効利用にも繋がる。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
達成すべくなされたものであり、主にガラス溶融槽窯に
用いられる耐火物であって、高ジルコニア質溶融再固化
物の単斜晶ZrO2 を主成分とする粉砕物のみを焼結し
たことを特徴とする高ジルコニア質耐火物を提供するも
のである。
【0012】高ジルコニア溶融耐火物は、鋳込み巣部分
を除けば、内部には孔隙がほとんどない。鋳込み巣のあ
る部分は、気孔率が高いことや気孔が偏在するために、
耐火物として使用することは、ほとんどない。しかし、
ある程度の粉砕によって、容易に鋳込み巣を除去でき
る。この鋳込み巣がない部位(鋳込み巣が多い部分から
気孔を除去した固相部分)は、大きさが耐火物として使
用するに及ばないだけであって、緻密で、気孔率は低
く、製品としている鋳込み巣がないあるいは少ない部位
に比較して、これらの物性は、なんら劣るものではな
い。さらに、むしろ鋳込み巣を含まない部位よりも、酸
化度は高い。
【0013】酸化度が高い溶融煉瓦は、耐ガラス素地汚
染性、特に発泡性が低いことが知られている。本発明の
耐火物は、通常の溶融煉瓦より酸化度の高い材料を用
い、さらに焼成するので、耐素地汚染性が低いと期待さ
れる。さらに、鋳込み巣を含む部位を利用するので、コ
ストを低下させることができ、資源の有効利用である。
【0014】本発明に用いる高ジルコニア質溶融再固化
物の粉砕物は、例えば特公昭59−12619や特公平
8−18886に示されているような高ジルコニア溶融
耐火物の製造に伴って生じる鋳込み巣を含む部分を粉砕
器を用いて、粉砕することによって得ることができる。
鋳込み巣は、それ自体大部分体積が大きいので、粒径5
mm程度に粉砕すれば、ほぼ除去できる。ただし、あま
り粉砕物のサイズが大きいと、焼結体中に気孔を作る原
因となったり、組織の均一性が低くなり、耐蝕性を低下
させる原因となる。
【0015】本発明において粉砕物の粒径は、一つに
は、粉砕効率及びび耐熱衝撃抵抗性を考慮すると、1.
00mm以上4.76mm未満(粗粒)が10重量%な
いし50重量%、0.15mm以上1.00mm未満
(中粒)が10重量%ないし50重量%、0.15mm
未満(微粒)が40重量%以下という構成が好ましい。
ここで、例えば、0.15mm未満とは、目開き0.1
5mmの篩を通過する粒子のことを意味し、さらに1.
50mm以上4.76mm未満とは、目開き4.76m
mの篩を通過するが目開き1.50mmの篩は通過しな
い粒子のことを示す。これらの構成は、粗粒である1.
00mm以上4.76mm未満が骨材として、微粒であ
る0.15mm未満が結合材として、及び中粒の0.1
5mm以上1.00mm未満がこれらの中間的な役割を
それぞれ果たす。微粒には、一部0.01mm以下の超
微粉を用いると、焼成した場合にさらに強固な耐火物が
得られる。粗粒あるいは中粒が、これ以上含まれると、
焼結性が低下し、所望の形状の焼結体を得ることが困難
な場合がある。
【0016】二つには、組織の均一性及び低気孔率を考
慮すると、粒径は、1.00mm未満のみが望ましい。
【0017】さらに、高ジルコニア溶融耐火物特有の不
均一組織(ワームトレーシングともいう)部分を含まな
いためには、粒径0.15mm以下のみ、さらに好まし
くは粒径0.10mm以下のみを用いることが望まし
い。なぜならば、この気孔やマトリックスガラスを多く
含む不均一組織は、概ね0.1mmの帯状の形態を呈す
るからである。
【0018】さらに、鉄製の粉砕器を用いる場合には、
粉砕後、磁石、あるいは希塩酸等の酸洗浄によって、混
入鉄を除去することが望ましい。このようにすると、さ
らに耐ガラス素地汚染性が低下する。
【0019】本発明で用いる高ジルコニア質溶融再固化
物の単斜晶系粉砕物は、バデッライト結晶相の周りを少
量のガラスマトリックス相が取り囲んでいる組織からな
るものであり、単斜晶系ZrO2 を主成分とするもので
あればよく、化学組成としては、重量%でZrO2
5〜97%、SiO2 2〜13%、 Al23 3%
以下、その他 1%以下程度のよく知られているもので
よいが、化学組成がZrO2 含量が90重量%以上、か
つSiO2 含量が7重量%以下の場ものが特に好まし
い。これは、ZrO2 含量が90重量%未満あるいはS
iO2 含量が7重量%超では、特にガラス素地等と接触
する場合には、耐蝕性が低下するなどのためである。
【0020】粉砕した粒状または紛状の原料を、金型プ
レス法、CIP法あるいは鋳込法によって、成形する。
特に結合材を用いなくても、成形可能である。
【0021】成形体を1400℃以上の温度で焼成す
る。この焼成によって、原料中の還元物質が酸化される
ので、さらに酸化度が上昇する。より酸化を促進したい
場合には、例えばカーボンの酸化が完了する900℃程
度で保持するとよい。焼成は、空気中あるいは酸化雰囲
気で行うのが望ましい。焼成温度は、1500〜170
0℃、特に1550〜1650℃が好ましい。ジルコン
生成を避ける場合には、その融点(不純物等の影響を受
けるが例えば1650℃)付近の温度以上で焼成する
か、特開平3−218980に示されているようなジル
コニアの相転移による体積残存膨張を改善した溶融耐火
物を用いればよい。後者に記載されている耐火物の粉砕
品を原料とすると、いかなる温度で焼成しても、ジルコ
ンは全くあるいは僅かにしか生成しない。
【0022】通常、安定化しない単斜晶のジルコニア
は、焼成温度以下の冷却によって、残存膨張のため焼結
体が得ることができないが、本発明ではなんら亀裂なく
焼結体を得ることができる。これは、高ジルコニア質溶
融耐火物と同じように、本発明で用いる粉砕物はバデッ
ライト相を取り巻くマトリックスガラス相が体積残存膨
張を緩和することにより、亀裂の発生を抑制しているこ
とによるためだと考えられる。
【0023】緻密で気孔率が低い溶融再固化物を原料と
していることと、焼成時にマトリックスガラスは粘性が
低くなるために、バデッライト粒の周辺を流動するの
で、焼結耐火物ながら、気孔率が低い。また、ある程度
存在する気孔が、体積残存膨張を緩和しているとも考え
られる。
【0024】焼成中に、バデッライトの粒成長はほとん
どないので、原料粒子状態以上のジルコニアの偏析は存
在しない。これは、高ジルコニア質の溶融煉瓦が、気孔
やマトリックスガラスが多く存在し、局部的に耐蝕性及
び耐素地汚染性が劣る部分が存在することと比較すれ
ば、より均質な信頼性の高い耐火物である。
【0025】
【実施例】以下、本発明を実施例によって具体的に説明
するが本発明はこれらの実施例によってなんら限定され
るものではない。
【0026】本発明品の作成方法の例を以下に示す。ま
ず、脱珪酸ジルコン、バイヤーアルミナ、珪砂、及び炭
酸ナトリウムを所定量秤取、混合後、これを黒鉛電極を
用いる500kVAの単相アーク電気炉にて、2450
℃程度にて、完全に溶融した。この溶湯をバイヤーアル
ミナに埋めてある内寸160mm×200mm×350
mmの黒鉛型に出湯し、室温まで放冷した。ついで、鋳
塊を切断し、鋳込み巣を含む部分を得た。
【0027】これをジョークラッシャー、次いで鉄鉢で
粉砕し、1cm程度の粒径の粉砕品を得た。次に、これ
を1mol/Lの塩酸水溶液に浸漬し、混入鉄を溶解、
除去させ、水洗の後、乾燥させた。なお、粉砕によっ
て、約0.1wt%のFe23 の混入が認められた。
さらに、アルミナボールを用いて、粉砕した。ついで、
篩別した原料を所定の粒度分布を示すように調合した。
【0028】ついで、原料500gを金型プレス、さら
にCIP法(1.5ton/cm3)によってプレス
し、生加工品を得た。これを抵抗加熱式電気炉にて、1
600℃で、24時間焼成した。焼成体は、いずれも亀
裂を発生することなく得られた。
【0029】以上のようにして、表1に示す実施例1〜
6を作製した。これらにおいて、使用した原料の粒度
は、0.15mm未満のみである。さらに、表2に示す
ような粒度分布を示す実施例7〜9を同様にして作製し
た。実施例5及び実施例7〜9は、粉砕前の原料として
は、同一である。
【0030】なお、対照(比較例)として、アルミナ・
ジルコニア・シリカ電鋳耐火物の粉砕品の焼結品(比較
例1)、ジルコン・ムライト焼結品(比較例2)、部分
安定化ジルコニア焼結品(3mol% Y23 添加、
比較例3)、及び高ジルコニア電鋳煉瓦粉砕品(実施例
5)に、粘土を内割りで5重量%及び10重量%添加
し、焼結したもの(比較例4及び5)を用いた。
【0031】上記の実施例1〜実施例9及び比較例1〜
比較例5について、以下の試験を実施した。結果を表1
に示した。
【0032】まず、得られた焼結体について、アルキメ
デス法によって、嵩密度を測定した。
【0033】化学組成は、焼結前の0.15mm未満の
粉砕物について以下のように測定した。ZrO2 含量、
SiO2 含量、及びAl23 含量は、ガラスビード法
によって、蛍光X線分析装置を用いて定量し、Na2
含量は、フッ酸−硫酸で分解後、原子吸光光度計を用い
て定量した。なお、実施例7〜実施例9の化学組成は、
実施例5のそれを示してある。
【0034】耐食性を調べるために、15mm×15m
m×50mmの直方体の試料を焼成体から切り出し、白
金坩堝に充填した管球パネルガラス中に1500℃で4
8時間浸漬した。その後縦方向に二等分し、浸食量を測
定した。
【0035】また、発泡性を調べるために、50mm×
50mm×5mmの板状の試料を焼成体から切り出し、
これにアルミナ製の内径30mmのリングを載せ、15
00℃で24時間加熱し、室温まで徐冷した。その後、
残存泡数を光学顕微鏡を用いて、計測した。
【0036】表1からわかるように、本発明品の耐食性
は、他のジルコニア含有焼結耐火物に比較して、耐食性
及び発泡性が優れていることがわかる。また、焼結助剤
として、粘土の高ジルコニア質原料への添加は、これに
よって、著しく耐食性及び発泡性を低下させることがわ
かる。本発明品において、ZrO2 含量が高ければ、耐
食性及び発泡性が向上する傾向があることがわかる。
【0037】以上のことから、本発明品は、ガラス溶解
用の窯に用いる耐火物として、溶解ガラスに対し、接触
あるいは非接触に関係なく、使用可能である。本発明の
耐火物は、ガラス溶解に限らず、金属溶解、焼却灰溶解
等に用いる耐火物としても利用できる。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】
【発明の効果】本発明の高ジルコニア質の焼成耐火物
は、組織及び組成が均一であり、安定した品質と信頼性
を有しており、耐食性及び発泡性に優れている。したが
って、ガラス溶解槽窯用の耐火物として適切に使用可能
であり、溶融ガラスに対し、泡、砂利等のガラス欠点を
生じさせがたく、すなわち耐素地汚染性が低く、ガラス
製造の歩留まりが向上するので工業的価値は多大であ
る。
【0041】また、本発明品は、高ジルコニア質溶融耐
火物の製品として使用できない鋳込み巣を含む部分を利
用できるので、低コストで製造でき、資源のリサイクル
化、即ち省資源に貢献できる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高ジルコニア質溶融再固化物の単斜晶系Z
    rO2 を主成分とする粉砕物のみを焼結したことを特徴
    とする高ジルコニア質耐火物。
  2. 【請求項2】ZrO2 含量が90重量%以上であり、か
    つSiO2 含量が7重量%以下である請求項1の耐火
    物。
  3. 【請求項3】粒径が、1.00mm以上4.76mm未
    満が10重量%ないし50重量%、0.10mm以上
    1.00mm未満が10ないし50重量%以下、0.1
    5mm未満が40重量%以下からなる粉砕物のみを用い
    て焼結した請求項1又は2の耐火物。
  4. 【請求項4】粒径が1.00mm未満の粉砕物のみを用
    いて焼結した請求項1又は2の耐火物。
  5. 【請求項5】粒径が0.15mm未満の粉砕物のみを用
    いて焼結した請求項1又は2の耐火物。
  6. 【請求項6】耐火物が、ガラス溶融槽窯に使用されるも
    のである請求項1〜5のいずれか1の耐火物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010184861A (ja) * 2009-02-11 2010-08-26 Schott Ag ディスプレイ用ガラスを製造するための装置および方法
JP2013043811A (ja) * 2011-08-25 2013-03-04 Asahi Glass Co Ltd 安定化ジルコニア焼結耐火物及びその製造方法

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