JPH10100478A - 印刷画像の欠陥を減少するためのハーフトーン画像発生装置、方法およびコンピュータプログラム製品 - Google Patents

印刷画像の欠陥を減少するためのハーフトーン画像発生装置、方法およびコンピュータプログラム製品

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JPH10100478A
JPH10100478A JP9253400A JP25340097A JPH10100478A JP H10100478 A JPH10100478 A JP H10100478A JP 9253400 A JP9253400 A JP 9253400A JP 25340097 A JP25340097 A JP 25340097A JP H10100478 A JPH10100478 A JP H10100478A
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/405Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels
    • H04N1/4055Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels producing a clustered dots or a size modulated halftone pattern
    • H04N1/4058Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels producing a clustered dots or a size modulated halftone pattern with details for producing a halftone screen at an oblique angle

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像の欠陥を減少させる多層集中ディザマト
リックス。 【解決手段】 本手法は複数の層を有する集中ドット型
ディザマトリックスであり、各層がディザマトリックス
内で複数の相補パターンの1つに配置される集中ドット
型ディザマトリックスを利用する。相補的パターンでド
ット層を発生させるディザマトリックスを使用すること
により、集中ドット型ディザ法を使用してハーフトーン
画像を発生させるプリンタ48により発生する画像バン
ディング欠陥およびインクブリーディング特性は減少す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般的には印刷に関
する。さらに詳しくは画像の欠陥を減少するための方法
および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】当分野において公知であるように、ディ
ジタルカラー画像は、組み合わせによって画像を形成す
る画素(「ピクセル」)の3次元値として記憶し、また
は表現することができる。各ピクセル値は特定の色を表
すカラー空間内の位置に対応している。使用頻度の高い
カラー空間として、いわゆる赤−緑−青(RGB)のカ
ラー空間およびシアン−マゼンダ−黄色(CMY)のカ
ラー空間がある。
【0003】RGBカラー空間においては、各ピクセル
は、赤、緑および青ピクセルの成分の組み合わせ、また
は所定の大きさを有する赤、緑および青ピクセルのベク
トルの組み合わせによって提供される。したがって、
赤、緑および青色のピクセル成分を組み合わせることに
よって特定のカラーを有するピクセルが得られる。同様
に、CMYカラー空間においても、各ピクセルは、組み
合わせにより特定のカラーを有するピクセルを提供する
所定の大きさを有するシアン−マゼンダ−黄色のピクセ
ル成分の組み合わせによって提供される。
【0004】画像処理システムは典型的には所定のビッ
ト数により各ピクセル成分を表わしている。例えば、各
ピクセル成分は8ビットで表すことができる。8ビット
で表した場合には、各ピクセル成分には2の8乗すなわ
ち256の数値のうちの1つが割り当てられる。この場
合、例えば、各ピクセル成分は0から255の間の数値
を持つことができる。インクジェットプリンタは典型的
には紙などの記録媒体上に同じようなサイズの複数のイ
ンクドットを配置することにより印刷する。インクドッ
トは記録媒体上の画像のピクセル位置に対応する各位置
に置かれる。
【0005】このプリンタは、インクドットが所定のピ
クセル位置で記録媒体上に置かれるかまたは置かれない
かのいずれかであるという意味で、バイナリ方式であ
る。バイナリ方式のプリンタで直接生成することができ
ないオリジナル画像の輝度レベルおよび色調は、一般に
ハーフトーニングとよばれる手法を用いて印刷画像にシ
ミュレートされる。ハーフトーニング手法においては、
プリンタが直接供給できるものとは異なる色および輝度
がピクセル比率の異なるプリンタインク・ドットを適用
することによって生成されている。規則的ディザ型ハー
フトーニングでは、ディザマトリックスのしきい値は個
々の表示媒体のピクセル位置と関係しており、プリンタ
は記録媒体上にあってピクセル成分値がディザマトリッ
クスの関連するしきい値と等しいか、または関係するし
きい値を超える画像位置にインクを付着させる。
【0006】したがって、ディザマトリックスがある範
囲(例えば、0〜255)の全体にわたりおおむね均等
に分布しているしきい値を含んでいるときには、その範
囲の中間部に値を有するピクセル成分(例えば、値12
8)は、ピクセル位置の約1/2に付着しているピクセ
ル成分に関係するカラーを有するインクのドットとな
る。同様に、しきい値範囲の上端近く、または上端に値
を有するピクセル成分(例えば、値255)は、典型的
には画像のその領域のすべてのピクセル位置に付着して
いるそのピクセル成分と関係したインクのドットとな
る。
【0007】ドットが画像の全位置に付着しているとき
には、インクはインクデューティ100%で付着してい
ると言う。インクデューティ100%とは記録媒体に付
着させることのできる単位面積当たりの最大インク量を
表す。また公知のように、集中ドット型ディザ法では、
ドットは各種のパターンで集中化される。従って、集中
ドットには典型的には複数のプリンタ−インクドットを
含んでいる。集中ドットのサイズは、ディザマトリック
スによって定義された初期点に第1のインクドットを印
刷し、そしてその第1の点から発生するらせんパターン
で後続インクドットを印刷することにより増大する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
集中ドット型ディザ法を用いて印刷するときの1つの問
題は、インクドットが互いに密接しているために隣接す
るプリンタドットの1部が重なり合ってしまうことであ
る。さらに、かかるインクドットを詳細に検査してみる
と、垂直または水平に隣接しているドットが最大インク
・デューティ・リミットで印刷されたときに、ドットが
重複している領域とインクのブリーディングが発生して
いる集中ドット内の局部領域とが対応していることがわ
かる。
【0009】インクブリーディングとは、記録媒体上に
記録媒体の吸収限度を超えた量のインクが付着した結
果、その過剰量のインクが付着した部位からインクが流
れ出すことを言う。例えば、黒点を生成するためにシア
ン、マゼンダおよび黄色のインクドットを印刷すること
が望ましいときに、綜合インクデューティは記録媒体上
に付着されるインクの量は典型的には記録媒体が正常に
吸収できる量よりも大きいので、各ピクセル成分カラー
に100%インクデューティを用いることができない。
【0010】その結果、記録媒体上でインクの流出、す
なわちブリーディングを生ずることになる。上記のイン
クデューティ・リミットの問題に加えて、インクドット
を記憶媒体上に付着させ集中ドットを形成させるらせん
パターンにより、インクドットは重複する部分を有して
連続的に印刷される。例えば、従来の集中ドット型ディ
ザでは、4つのドットが印刷されるときには、これらの
ドットは正方形のパターンに配置され、4つのドットの
中央に位置する点で重複する。可能な16ドットのうち
から4ドットのみが印刷されるときには、例えば、16
ドット中の4ドットのみが印刷されるので、画像領域の
綜合インクデューティ・リミットの侵害を生じない。し
かし、画像はブリーディングのために比較的ノイズが多
い画像に見えることがある。このように画像にノイズが
現われるのは、少なくとも一部には、インクの量が過剰
であることと、インクドットの重複の問題によるもので
ある。従来の集中ドット型ディザ法により印刷するイン
クジェットプリンタにおいては、重複の問題は少なくと
も2つの理由により増幅される。
【0011】第1に、プリンタのインクドットの方が、
インクドットが充填するのに理想的に適している対応ス
ペースよりも大きいことが多い。第2に、記録媒体上に
配置されるインクドットが記録媒体と衝突したときに拡
散する傾向、すなわち寸法的に拡大する傾向があるため
にドットが部分的に重なり合う。ドットの拡大量は、用
紙の品質(例えば、光沢紙と非光沢紙)やインクの組成
などを含む諸要因によって異なる。
【0012】ドットが拡大するとさらに近接するドット
が重なり合うことになり、またさらに過剰量のインクを
記録媒体上に付着させて悪くする。さらに、プリンタの
水平位置合わせや印刷位置合わせが不完全な場合にもイ
ンクドットが重なり合うことになる。画像のドットの重
複領域は、典型的にはバンディングノイズと呼ばれる明
もしくは暗のバンドとして現われる。したがって、集中
ドット型ディザ法を用いて印刷した画像は、隣接したプ
リンタドットの重複およびプリンタ印刷位置合わせ問題
を含む諸要因により生ずるバンディングノイズの影響を
受けやすい。
【0013】ブリーディングやバンディングノイズは、
画像が比較的低いインクデューティ(即ち、0%〜約2
5%のインクデューティの範囲内にあるインクデューテ
ィ)で印刷されたインクドットを有する領域を含んでい
る場合には特に目立つ。
【0014】プリンタの印刷位置合せのずれは、典型的
には、プリンタの電気機械的設計および/または製造の
機械的公差や不正確さにより生ずる。印刷位置合せのず
れを生ずる1つの特殊な原因は、プーリ、ベルト、ウォ
ームギア、および親ねじを含むプリンタのギアボックス
や駆動機構の不正確さにある。
【0015】ギア操作が変わるとバンディングの頻度も
変化する。画像の欠陥の発生を回避するか、または最少
限にとどめるためにプリンタは、規則的な間隔で集中ド
ットを生成できるように、記録媒体上に正確にドットを
置かなければならない。ただし、印刷位置合わせのずれ
は、プリンタの構成要素とプリンタ構成要素のアセンブ
リの両方の機械的公差を改善することにより改善できる
が、これは典型的に設計および製造工程の両面でコスト
高となる。このように、プリンタは水平方向および垂直
方向に完全な印刷位置合わせができないためにプリンタ
ドットを正しい位置に正確に集中して置くことができ
ず、結果的に印刷画像が欠陥を有することになる。
【0016】プリンタの印刷位置合わせのずれにより隣
接するプリンタドットの1部が重複するときは、これら
のプリンタドットは「引き裂かれた」もしくは「せん断
された」と言われる。集中ドットがせん断されると、少
なくとも一部に、集中ドットの重複が生じる一方で、他
の集中ドット間の間隔は大きくなることにより、画像の
輝度に変化が生じる。これは特に約25%以下のインク
デューティリミットを使用した印刷画像の領域内で特に
顕著である。
【0017】このように、「せん断」の結果、バンディ
ング欠陥を有する印刷画像が生ずる。したがって、プリ
ンタによって媒体上に配置されたインクを記録媒体が吸
収することができたとしても、プリンタの印刷位置合わ
せの問題があるために、各インクを100%インクデュ
ーティで配置させたとすると、バンディング欠陥は特に
顕著となると考えられる。逆に、例えば、送出し機構
(例えば、印刷ヘッド)が1/720インチ位置ごとに
正確に停止することができたとしても、プリンタインク
・ドットはなお記録媒体の比較的広い部分に拡散して隣
接するドットが部分的に重複し、その結果、画像化に前
述のバンディング欠陥およびブリーディング特性を生じ
る。したがって、インクのブリーディングとプリンタの
印刷位置合わせの問題は互いに交絡している。
【0018】したがって、本発明の目的は、集中ドット
型ディザ法を用いてハーフトーン画像を発生するプリン
タから生じるバンディング欠陥を減少させる手法を提供
することにある。
【0019】また、本発明の別の目的は、画像のインク
のブリーディングを減少させる手法を提供することにあ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明に従がう原画像か
らハーフトーン画像を発生させる装置は、内部にしきい
値の第1のアレイを記憶したしきい値メモリを含んでお
り、各しきい値は複数層にグループ化されている。各層
を構成しているしきい値の相対位置は、しきい値のアレ
イ内で相補的対角パターンを形成するように配置されて
いる。この装置はさらに原画像メモリとしきい値メモリ
に結合している比較手段、およびハーフトーン画像発生
手段とを含んでいる。比較手段は原画像メモリ中に記憶
されている各ピクセル値としきい値メモリ中に記憶され
ているしきい値の対応する1つとを比較し、またハーフ
トーン画像発生手段はしきい値メモリの層によって定義
されたパターン中に配置されたドットのパターンを構築
する。この構成により、プリンタヘッドの前後運動から
生ずる画像のバンディング欠陥を減少させる装置が得ら
れる。しきい値メモリ中のしきい値をグループ化して複
数の層を形成することにより集中ドットとして連続的に
印刷されるインクドットは、ディザマトリックス内で連
続して印刷されるドット間の重複量を最少化する距離を
とって配置される。さらに、層手法によって行なわれる
ドットスペーシングにより連続印刷されるドット間の重
複量を減少できるので、記録媒体上での局部的な過剰イ
ンク付着およびインクブリーディングの領域を減少させ
ることができる。好ましい実施態様では、これらの層は
所要のインクデューティ水準に従って選択される。
【0021】本発明の別の態様に従がう、ディジタルデ
ータファイルからハーフトーン画像を提供する方法は、
複数色のカラーそれぞれのドットパターンを発生する段
階を含んでおり、この段階でドットの記録媒体に適用さ
れるパターンは複数のカラーのそれぞれの入力密度の関
数として変化する。この発生段階は、集中ドット型ディ
ザマトリックスの第1の対角パターンを形成する集中ド
ット型ディザマトリックスの第1の層を発生する段階
と、集中ドット型ディザマトリックスの第2の層を発生
する段階とを含んでおり、この第2の層が集中ドット型
ディザマトリックスの第2の対角パターンを発生する。
1つの実施形態では、第2の層により定義された対角パ
ターンは第1の層により定義された対角パターンと相補
的である。この構成により、プリンタの印刷位置合わせ
のずれによって生じる画像の欠陥を減少させる手法が得
られる。各層が対角パターンを定義する複数の層を有す
るディザマトリックスを提供することにより、各層で連
続的に印刷されるインクドットは、集中ドット内の連続
的に印刷されるドット間の重複量を最小化する距離だけ
間隔をとって配置される。さらに、対角層手法によって
行なわれるドットスペーシングによって、記録媒体上で
の局部的なオーバーインキングやインクブリーディング
領域の数は減少する。1つの好ましい実施形態では、各
層のドットは、所要のインクデューティに従って選択的
に印刷される。実施形態の1つでは、本方法は、さら
に、画像領域のインクデューティを決定する段階と、イ
ンクデューティ値に応答して集中ドット型ディザマトリ
ックスの第1層内のドットを印刷する段階とを含んでい
る。このようにして、これらの層はインクデューティの
値に従って選択的に適用される。これにより画像領域内
の局部的なオーバーインキング領域の発生を減少させ、
また比較的低いインクデューティでインクが使用される
画像の外観的ノイズは減少する。
【0022】本発明のさらに別の側面に従がう、ディジ
タルデータファイルからハーフトーン画像を生成するた
めのコンピュータプログラム製品は、複数の各カラーに
ついてのドットのパターンを発生させる動作であって、
ドットパターンが複数の各カラーの入力密度の関数とし
て変化するような動作をコンピュータに行わせるための
プログラムコードを担持したコンピュータ読取可能媒体
と、集中ドット型ディザマトリックスのしきい値が記憶
されたコンピュータ読取可能媒体とを含んでいる。そし
て、その集中ドット型ディザマトリックスは複数のマト
リックスセルを有しており、その複数のマトリックスセ
ルの第1のマトリックスセル群が集中ドット型ディザマ
トリックスの第1の層を形成し、また第2のマトリック
スセル群が集中ドット型ディザマトリックスの第2の層
を形成している。第1層内の一つのマトリックスセル群
は集中ドット型ディザマトリックスの対角軸に沿って存
在し、第2層内の一つのマトリックスセル群は集中ドッ
ト型ディザマトリックスの第2の別の対角軸に沿って存
在している。
【0023】このコンピュータプログラム製品は、さら
に、ディジタルデータファイルからの値と、集中ドット
型ディザマトリックスの第1の層中の対応するマトリッ
クスセルのしきい値とを比較する動作をコンピュータに
行わせるためのプログラムコードを担持したコンピュー
タ読取可能媒体と、ディジタルデータファイルからの値
と、集中ドット型ディザマトリックスの第2の層中の対
応するマトリックスセルの値とを比較する動作をコンピ
ュータに行わせるためのプログラムコードを担持したコ
ンピュータ読取可能媒体とを含んでいる。この構成によ
り、画像の欠陥が小さくかつインクブリーディングの少
ないカラー画像印刷を可能にするコンピュータプログラ
ムが得られる。
【0024】本発明のさらに別の側面に従がう、プリン
タヘッドの前後運動によって生ずるバンディング欠陥を
減少させる手法は、画像を1つ以上のピクセル領域に分
割する段階と、1つ以上の各ピクセル領域を複数の層に
分割する段階とを含んでいる。各層は所定の距離だけ間
隔を置いた複数の点を含んでいる。第1の層の最初の点
が定義され、また以後の各層について定義された最初の
点は第1層の最初の点から所定の量だけ所定の方向にオ
フセットされる。これらの層は、所望のドット形状とサ
イズを発生させるため、インクデューティ値に応答して
所定の順序で適用される。
【0025】本発明のさらに別の側面に従う集中ドット
型ディザマトリックスは複数の層を含んでおり、各層は
そのディザマトリックス内の複数の相補的対角パターン
の1つに配置される。対角パターンでドットを発生させ
るディザマトリックスを用いることにより、集中ドット
型ディザ法を使用してハーフトーン画像を発生させるプ
リンタに起因する画像バンディング欠陥およびインクブ
リーディング特性は減少する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を参照して説明する。
【0027】図1は本発明の実施の形態に係るコンピュ
ータシステムのブロック図である。
【0028】ここで図1について説明する。図1は本発
明を実施することができるコンピュータ・システムを示
す。図1に実施例として示したコンピュータ・システム
は、説明のみを目的としたものである。説明には特定の
コンピュータ・システムについて記述するときに共通し
て使用される用語を用いているが、本説明および概念は
図1と異なるアーキテクチャを有するその他のシステム
にも同様に適用されるものである。
【0029】コンピュータ・システムは中央演算処理装
置(CPU)12を含んでおり、CPUは、例えば従来
のマイクロプロセッサ、情報の一時記憶用のランダム・
アクセス・メモリ(RAM)14、および情報の永久記
憶用の読出し専用メモリ(ROM)16として提供する
ことができる。
【0030】上述の構成要素はそれぞれバス20に結合
されている。コンピュータ・システムの操作は通常オペ
レーティング・システム・ソフトウエアによって制御・
調整される。オペレーティング・システム・ソフトウエ
アはシステム資源の割当てを制御し、特にスケジューリ
ング、記憶域管理、ネットワーキング、および入出力サ
ービスなどのタスクを実行する。従って、システムメモ
リ内に常駐しCPU12上で作動するオペレーティング
・システムは、コンピュータ・システムのその他のエレ
メント間の操作を調整する。
【0031】さらに、バス20には不揮発性の大容量記
憶装置を結合して、これをディスケット22として提供
することもできる。ディスケット22はディスケット・
ドライブ24に挿入可能であって、ディスケット・ドラ
イブ24は次にコントローラ26によってバス20に結
合される。同様に、コンパクトディスク(CD)ROM
28はCD−ROMドライブ30に挿入可能であって、
CD−ROMドライブ30は次にコントローラ32によ
ってバス20に結合される。ハードディスク34は典型
的にはディスクコントローラ38によってバス20に結
合される固定ディスク・ドライブ36の一部として提供
される。
【0032】データおよびソフトウエアは、ディスケッ
ト22およびCD−ROM28など取り外し可能な記憶
媒体を介してコンピュータ・システムに提供され、ま
た、コンピュータ・システムから抽出されるようにして
もよい。例えば、図2〜10に関係して以下に説明する
手法を用いて生成されるデータ値を、媒体22および2
8と同様の記憶媒体上に記憶させてもよい。データ値は
次にCPU12によって媒体22、28から検索し、画
像のカラー印刷を実行するためにCPU12によって使
用するようにしてもよい。
【0033】別法として、CPU12はかかるデータ値
をROM16に単に記憶するようにすることもできる。
さらに、別法として、カラー印刷周辺装置上に画像を印
刷する際に有用なコンピュータ・ソフトウエアを、媒体
22、28と同様の記憶媒体上に記憶させることができ
る。かかるコンピュータ・ソフトウエアは、CPU12
によって即時に実行するために媒体22、28から検索
することができる。CPU12はコンピュータ・ソフト
ウエアを検索し、次いで後で実行するためにソフトウエ
アをRAM14またはROM16に記憶するようにして
もよい。
【0034】コンピュータ・システムへのユーザ入力は
多数の装置によって行なうことができる。例えば、キー
ボード40およびマウス42をコントローラ44によっ
てバス20に結合する。スキャナ46を、例えばバス2
0に結合したハンドヘルド・スキャナまたはページ・ス
キャナとして提供することができる。
【0035】スキャナ46は、カラー画像を走査するこ
とができ、バス20に同様に結合されるカラープリンタ
48によってそのカラー画像を後で印刷するようにする
ことができる。プリンタ48は、例えば、インク・ジェ
ット・プリンタとして提供することができる。プリンタ
48自体にプロセッサおよびメモリを含めて、CPUか
らプリンタ機能を制御する電気信号を受け取るようにす
ることもできることは注目すべきである。
【0036】システムにおいて、プロセッサ12はプリ
ンタ信号をプリンタ48に供給し、供給されたこのプリ
ンタ信号に応答してプリンタ48は印刷されたページを
出力する。印刷されたページは、例えばテキストのペー
ジに対応することができる、または、別法として、印刷
したページを画像に対応させることもできる。プリンタ
48がカラープリンタとして提供されているときには、
画像はカラー画像として提供することができる。プリン
タ48は紙などの記録媒体上にハーフトーン画像または
グレイスケール画像を作成することができる。
【0037】ハーフトーン画像に対しては画像の各ピク
セルは印刷された記号かまたは印刷されない記号かのい
ずれかを有する。グレイスケール画像に対しては、ピク
セル上の各々の記号は多くのグレイレベルのうちの1つ
を取るようにさらに詳細化される。ハーフトーン画像は
通常、グレイスケール画像よりも簡単に、且つコンピュ
ータ使用の点からも安価に生成される。従って、多くの
比較的低コストのプリンタはハーフトーン画像を印刷す
るように特に設計されている。
【0038】ハーフトーン画像を印刷するためには、連
続色調の画像をそれぞれ複数のピクセルを含む複数の画
像領域に分割する。原画像中のピクセルはそれぞれ1つ
の値を有する。画像領域内の複数のピクセルはいわゆる
原画像を形成する。原画像は次に複数の異なる変換技術
の1つを用いてハーフトーン画像に変換される。
【0039】原画像をハーフトーン画像に変換するため
の変換技術の1つに、いわゆるディザマトリックスを利
用するいわゆるディザ法がある。ディザマトリックスは
原画像の一部分に対応する物理空間を表わし、複数のマ
トリックス・エレメントを含んでおり、各マトリックス
・エレメントは所定の値を有している。ディザマトリッ
クス内の各マトリックス・エレメントの値は、原画像の
対応する画像領域と比較されるか、または画像領域上に
マップされる。ディザマトリックスによって表わされる
空間よりも大きな原画像の場合には、ディザマトリック
スは原画像全体を覆うように複製される。ディザマトリ
ックス内の各エレメント値はこのようにして原画像内の
対応するピクセル値と比較される。原画像内のピクセル
値がディザマトリックスの対応するマトリックス・エレ
メント内に記憶された値よりも大きい場合には、原画像
内のそのピクセルの位置に対応するハーフトーン画像の
位置にドットが印刷される。
【0040】上述の手法を用いて視覚的に好ましいハー
フトーン画像を発生するためには、ディザマトリックス
内のマトリックス・エレメント値は、ハーフトーン画像
内の欠陥の出現を避けるように選択され、一方、比較的
外観が原画像に近似するハーフトーン画像を提供する。
ディザマトリックスのマトリックス・エレメント内に記
憶された値は、完全にランダムなパターンでは原画像に
あまり近似していない外観を有するハーフトーン画像を
発生する恐れがあるため、乱数発生器によって発生しな
いことが好ましい。規則的ディザ法において、ディザマ
トリックスに記憶された値は、しきい値の決定的周期ア
レイに対応する。従ってしきい値はランダムよりもむし
ろ規則的であるべきであると言われている。規則的ディ
ザ法は生成するドットの性質によって2つのクラスに分
類することができる。最初のクラスは集中ドット型ディ
ザ法と呼ばれ、2番目のクラスは分散ドット型ディザ法
と呼ばれる。従って、プリンタ48では集中ドット型デ
ィザ法を使用したシステムの一例を表わす。
【0041】コンピュータ・システムはまた、システム
をバス51およびネットワーク52で簡単に図示した構
内通信網(LAN)または広域通信網(WAN)と相互
接続することのできる通信用アダプタ50を含んでい
る。従って、データおよびコンピュータ・プログラム・
ソフトウエアをアダプタ50、バス51、およびネット
ワーク52を経て、コンピュータ・システムへ伝送し、
またはコンピュータ・システムから受信することができ
る。
【0042】図2は本発明の実施の形態に係る集中ドッ
ト型ディザマトリックスで発生させたハーフトーン画像
の概要図である。
【0043】図2にはコンピュータ・システムによって
用いられるディザ・マトリックス53およびインク減少
マトリックス61が示されており、原画像55からハー
フトーン画像54を発生するためにプリンタ48によっ
て用いられるプリンタ信号を提供する。
【0044】ハーフトーン画像54、原画像55、およ
びディザ・マトリックス53はそれぞれ1つのエリアを
占めている。例えば、ディザ・マトリックスは物理的エ
リア53を表わす。これらの3エリアは実質的には互い
に等しい。典型的には、ディザ・マトリックス53によ
って表わされるエリアの大きさは、例えば、5cm×5
cmと比較的小さい。原画像55は典型的にはディザ・
マトリックス53よりも大きい。ディザ・マトリックス
53は、従って、原画像55のエリアを覆うように複製
される。
【0045】ハーフトーン画像54および原画像55は
共に、原画像ピクセル57およびハーフトーン画像ピク
セル58等の多くのピクセルを有する。各ピクセルは1
つの値を持っている。例えば、原画像ピクセル57は1
00の値を持ち、ハーフトーン画像ピクセル58は0の
値を持っている。ディザ・マトリックス53は、例え
ば、150の値を持つエレメント59などの多くのマト
リックス・エレメントを有する。1つの好ましい実施形
態において、ディザ・マトリックス53は128行およ
び128列のマトリックス・エレメントを有する。従っ
て、ディザ・マトリックス53内の各エレメントは1つ
の値を有し、ディザ・マトリックス内に1つの位置を占
めている。例えば、エレメント59は150の値を有
し、ディザ・マトリックス53の1番目の行と1番目の
列との交点に位置するマトリックス・エレメントに対応
する位置60を占めている。
【0046】同様に、インク減少マトリックス61内の
各エレメントは1つの値を有し、インク減少マトリック
ス61内で1つの位置を占めている。例えば、エレメン
ト62は125の値を有し、インク減少マトリックス6
1の1番目の行と1番目の列との交点に位置するマトリ
ックス・エレメントに対応する位置63を占めている。
【0047】原画像55およびハーフトーン画像54は
共に白・黒またはカラーであることができる。カラーを
表わす好ましい方法の1つは、各ピクセルが異なる色の
3つのドットを有するようにすることである。
【0048】原画像55からハーフトーン画像54を発
生する方法は、原画像55内の各ピクセルのカラーを識
別する段階と、各ピクセルにインクデューティ・リミッ
トを適用する段階と、原画像55内の各ピクセル値をデ
ィザ・マトリックス53内の対応するエレメント値と比
較する段階とを含んでいる。この比較から得た結果に基
づいて、ハーフトーン画像の対応するピクセル値が決定
される。
【0049】ハーフトーン画像を発生するために適用さ
れるインクのインクデューティに依って、ディザ・マト
リックス53内の値には複数の値のうちの1つが割当て
られる。本発明では、ハーフトーン画像を発生するため
に使用されるインクデューティが比較的高い、すなわ
ち、約50%より大きいときには、ディザ・マトリック
ス53内のマトリックス・エレメントの値は、通常の当
業者に周知のいずれかの手法に従って割当てられた値で
あることができる。ただし、ハーフトーン画像54内に
含まれるピクセルについては、そのピクセル値はディザ
マトリックス内の対応するマトリックス・エレメント値
より大きくなければならず、さらに、そのピクセルに対
する減少率と100%のインクデューティ・リミットに
対応する値との積は、インク減少マトリックス61内の
対応するエレメント値以上でなければならない。この追
加条件を満たさなければ、そのピクセルはハーフトーン
画像54に含まれない。従って、インク減少マトリック
ス61によってディザ・マトリックス53内のインク減
少領域が限定される。
【0050】ディザマトリックス53のインク減少領域
は、いかなる環境においてもインクが印刷されないハー
フトーン画像54の領域を限定する。この手法は、本願
の出願人に譲渡された米国特許出願シリアル番号08/
716950号「CLUSTER DITHER INK DUTY LIMIT CONT
ROL(集中ディザ・インクデューティ・リミット制
御)」に詳細に記述されている。
【0051】一方、ハーフトーン画像を発生するために
使用するインクデューティが比較的低い、すなわちイン
クデューティ0%からインクデューティ約25%までの
範囲内にある場合には、ディザ・マトリックス53内の
マトリックス・エレメント値は図3〜図10を参照して
以下に説明するように選択することができる。
【0052】図3〜図9を参照して、ディザ・マトリッ
クス70の一部分は第1のマトリックス部分72および
第2のマトリックス部分74を含んでいる。この実施の
形態において、マトリックス部分72は第1の4×4ア
レイのマトリックス値に対応し、マトリックス部分74
は第2の4×4アレイのマトリックス値に対応してい
る。ディザ・マトリックス70の第1の部分72および
第2の部分74中のディザ・マトリックス値は、画像の
一部分を形成するためにプリンタによって発生する第1
および第2のドット・パターンのそれぞれの1つを形成
する。
【0053】ディザ・マトリックス70の第1の部分7
2中の値は相補的対角格子を形成する。例えば、マトリ
ックス・エレメント1〜8をディザ・マトリックス70
の第1の層と見做し、また、マトリックス・エレメント
9〜16をディザ・マトリックス70の第2の層と見做
すと、マトリックス・エレメント1、2、4および7は
ディザ・マトリックス70の第1の部分72内の第1の
対角経路を形成し、マトリックス・エレメント3および
8は第2の対角経路を形成し、また、マトリックス・エ
レメント5および6は第3の対角経路を形成する。
【0054】同様に、マトリックス・エレメント9、1
0、および12はディザ・マトリックス70の第1の部
分72中の第4の対角経路を形成し、また、マトリック
ス・エレメント13、14、および16は第5の対角経
路を形成する。これらの層が相補的対角パターンを形成
することに注目すべきである。例えば、マトリックス・
エレメント1〜8によって形成される対角経路はマトリ
ックス・エレメント9〜16によって形成される対角経
路と相補的である。
【0055】集中ドット型ディザマトリックス内のこの
特定パターンを用いて、記録媒体の局部的領域における
インクの過剰付着の減少が行なわれる。これは特に、0
%から約25%までの範囲内のインクデューティ領域を
有する画像の印刷に有益である。
【0056】さらに詳しくは、画像領域が印刷される場
合に、その画像が0%から約25%までの範囲内のイン
クデューティで印刷されるカラーを含むときには、プリ
ンタは集中ドット型ディザマトリックス70のマトリッ
クス・エレメント1〜8によって限定される位置にドッ
トを配置する。例えば、ディザマトリックス70が適用
されるべき原画像の部分がすべて5以下の値を有する原
画像ピクセルを含む場合には、図4に図示したように、
ドット75a〜75eによって生じるドットパターン7
5は、原画像内のピクセルをディザマトリックス70の
対応するエレメント値と比較することによって生じる。
図4からも明らかなように、ドットパターン75はマト
リックス70のマトリックス・エレメント1〜5上にあ
るドット75a〜75eによって生じる。
【0057】集中ドット型ディザマトリックスの第2の
層(マトリックス・エレメント9〜16)は、約25%
〜約50%までの範囲内のインクデューティ・リミット
で印刷するときに使用される。集中ドット型ディザマト
リックスの第2の層は、集中ドット型ディザマトリック
ス70の第1の層と相補の対角経路を有する層を形成す
る。集中ドット型ディザマトリックス70の第3の層
(エレメント17〜32)は従来の集中ドット型ディザ
マトリックス内の位置に対応しており、約50%から1
00%までの範囲内のインクデューティを提供するため
に使用される。
【0058】図3において、集中ドット型ディザマトリ
ックスの第1の層と第2の層が満たされる(すなわち、
マトリックス・エレメント1〜16がそれぞれその上に
位置するドットを有する)と、過剰量のインクが画像の
局部的領域に付着するため、オーバーインキングの局部
領域がさらに発生することがある。従って、画像領域に
対するインクデューティ・リミットを超えることができ
ないのに対して、画像の局部領域内でインクデューティ
・リミットを超えることがある。しかし、本発明のディ
ザマトリックス法を用いることによって、画像の初期印
刷段階で局部的なオーバーインキング作用を防ぐことが
できる。
【0059】従って、本発明の技術を用いることによっ
て、0%から約25%までの範囲内のインクデューティ
で印刷するときには、局部的インクデューティの侵害、
およびその結果生じるオーバーインキングの局部領域を
最少限度に抑えること、または完全に避けることさえも
可能である。これは、集中ドット型ディザマトリックス
内の点が、4つの隣接するブロック内に4つのドットが
発生するパターンを避けるように配置されているためで
ある。例えば、マトリックス・エレメント1および13
は2つの隣接するブロック(すなわち少なくとも1辺を
共有するブロック)を表わし、他方マトリックス・エレ
メント1、2、9および13は4つの隣接するブロック
を表わす。これと対照的に、マトリックス・エレメント
1〜8はいずれの辺も共有していない。
【0060】なお、領域74(図3)等の比較的高いイ
ンクデューティでプリンタが印刷する画像領域において
は、例えば、前述した米国特許出願シリアル番号08/
716950号に記載されているようなパンチアウト・
ホール手法等も使用することが出来る。この手法によっ
て比較的高いインクデューティの画像領域中の局部的な
オーバーインキングは極少化される。
【0061】本発明は、このようにして0%から約25
%までの範囲内のインクデューティを有する画像領域内
の局部的なオーバーインキングの発生を最少限度に抑制
し、また場合によっては全面的に防止する。さらに、本
発明の手法によって、位置決めエラーによる画像変動に
よる画像内の色調変化が減少する。この手法は、比較的
低いインクデューティ(例えば約0%〜25%までの範
囲内のインクデューティ)のときに有効であるが、25
%を超えるインクデューティでも使用することが出来る
ことに注目すべきである。
【0062】比較的低いインクデューティを有する画像
領域は、比較的低いインクデューティでは記録媒体上へ
のオーバーインキングの発生等のインクデューティに関
する問題が存在しないため、見る人には理想的には比較
的平滑に見える。しかし、実際には、比較的低いインク
デューティを有する画像領域にもインクデューティに関
する問題が存在する。これは従来の集中ドット型マトリ
ックスを使用するときに生じる可能性のある上述の局部
的オーバーインキングによるためである。従って、画像
は、ある距離からは、比較的平滑な外観を有するよりも
むしろ、上述のオーバーインキングとバンディングの問
題の組み合わせによって、比較的ノイズの多い外観を持
つようになることがある。
【0063】しかし、図3の集中ドット型ディザマトリ
ックスは、局部的なオーバーインキングとバンディング
パターンの問題が減少した画像を生成する。これは特に
比較的低いインクデューティでインクを配置した画像領
域に当てはまる。従って、集中マトリックスのマトリッ
クス値の選択は、集中ドットが発生する初期段階でのイ
ンクのブリードを減少、または回避するように行なわれ
る。ここで図5〜図9を参照して説明する。
【0064】図5〜図9は、対角パターンを用いた層を
示す。図5はマトリックス・エレメント1〜4を含む第
1の層を表わし、0%〜約12.5%までの範囲内のイ
ンクデューティを有する画像領域の印刷に使用される。
図6はマトリックス・エレメント5〜8を含む第2の層
を表わしている。集中ドット型ディザマトリックス70
の第2の層は、第1の層と連係して約12.5%から約
25%までの範囲内のインクデューティを有する画像領
域の印刷に使用される。図7はマトリックス・エレメン
ト9〜12を含む第3の層を表わし、層1および層2と
連係して約25%から約50%までの範囲内のインクデ
ューティを有する画像領域の印刷に使用することができ
る。図8はマトリックス・エレメント13〜16を含む
第4の層を表わし、層1、層2、および層3と連係して
約50%の範囲内のインクデューティを有する画像領域
の印刷に使用することができる。図9は層1および層2
から提供されるドット・パターンを図示している。図9
のドット・パターンはマトリックスの水平または垂直の
いずれかの方向に隣接するドットを全く含んでいないこ
とに注目すべきである。より正確には、すべてのドット
はマトリックスの対角経路に沿って一直線に並んでい
る。
【0065】図10に示す集中ドット型ディザマトリッ
クス80は第1のマトリックス部分82と第2のマトリ
ックス部分84を含んでいる。この実施の形態では、マ
トリックス部分82はマトリックス値の第1の4×4ア
レイに対応し、またマトリックス部分84はマトリック
ス値の第2の4×4アレイに対応している。第1のマト
リックス部分82は4層に細分される。
【0066】第1の層は、マトリックス・エレメント1
〜4を含んでおり、0%から約12.5%までの範囲内
のインクデューティを有する画像領域の印刷に使用され
る。集中ドット型ディザマトリックス80の第2の層
は、マトリックス・エレメント5〜8を含んでおり、第
1の層と連係して約12.5%から約25%までの範囲
内のインクデューティを有する画像領域の印刷に使用さ
れる。集中ドット型ディザマトリックス80の第3の層
は、マトリックス・エレメント9〜16を含んでおり、
層1および層2と連係して約25%から約50%までの
範囲内のインクデューティを有する画像領域の印刷に使
用される。集中ドット型ディザマトリックス80の第4
の層は、マトリックス・エレメント16〜32を含んで
おり、層1、層2および層3と連係して約50%から約
100%までの範囲内のインクデューティを有する画像
領域の印刷に使用される。
【0067】印刷用途の中には図3の集中ドット型ディ
ザマトリックスを使用することが好ましいものもある
が、他の印刷用途では図10の集中ドット型ディザマト
リックスを使用することが好ましい場合もある。特定の
集中ドット型ディザマトリックスの使用についての決定
は、用紙の種類および印刷されるドットサイズを含む様
々の要因に基づいているが、これらのみに限定されるも
のではない。例えば、記録媒体として光沢紙やフイルム
を使用する場合には、図10の集中ドット型ディザマト
リックスを使用することが望ましい。
【0068】一方、プリンタが比較的小さなドットサイ
ズを使用しており、ディザマトリックス70(図3)の
マトリックス・エレメント1および2に位置するドット
のように隣接するドット間にほとんど、または全く局部
的なオーバーインキングを生じないときには、ドットサ
イズが小さいので、オーバーインキングをほとんど、ま
たは全く生じないため、図3の集中ドット型ディザマト
リックスを使用することができる。
【0069】反対に、プリンタのドットサイズが比較的
大きく、記録媒体上に隣接するドットを適用したために
局部的なオーバーインキングが生じるような場合には、
図10の集中ドット型ディザマトリックスを使用するこ
とが望ましい。図3を参照して上述した集中ドット型デ
ィザマトリックス70の対角的位置に隣接するマトリッ
クス・エレメントは、画像印刷時、局部的なオーバーイ
ンキングを最小限におさえることになるが、この手法で
さえも場合によっては局部的なインクデューティ・リミ
ットに違反することがある。したがって、図10に示し
たディザマトリックス80では、ディザマトリックス8
0の部分82の1つのマトリックス・エレメントを常に
水平および垂直の両方向にスキップさせる。
【0070】その結果、0%から約12.5%までの範
囲内のインクデューティで第1のディザマトリックス層
を使用して印刷するときには、水平および垂直の両方向
での1つ置きのマトリックス・エレメントが使用されな
い(すなわち、これらの領域内の記録媒体にはインクが
付着されない)。第2のディザマトリックス層は次の対
角的に最も近いセルの位置まで移動することにより発生
し、またこの場合にも12.5%〜25%までの範囲内
のインクデューティに対して1つの水平セルと1つの垂
直セルとを使用しない。
【0071】これまで述べたように、本発明の態様はコ
ンピュータ・システム上で実行可能な特定の機能に属す
る。当業者は、これらの機能を定義するプログラムを、
(a)書き込み不可記憶媒体(例えば、コンピュータ内
の読出し専用メモリ装置またはコンピュータ入出力接続
機構)に永久記憶された情報、(b)書き込み可能記憶
媒体(例えば、フロッピー・ディスクおよびハード・ド
ライブ)に変更可能に記憶された情報、または(c)電
話機回線網などの通信媒体によってコンピュータに伝達
された情報を含む様々な形態を取ってコンピュータに伝
達することができるが、これらに限定されるものではな
いことを容易に評価できる筈である。
【0072】従って、斯かる情報を送信するときには、
斯かる媒体が本発明の別の実施形態を表わしていること
が理解できよう。本発明の好ましい実施形態について説
明したが、その結果これらの概念を組み入れたその他の
実施形態を使用することが出来ることは当業者には明か
になるであろう。従って、これらの実施形態は開示した
実施形態に制限されるべきではなく、添付した請求項の
精神と範囲によって制限されるべきであると考える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るコンピュータシステ
ムのブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る集中ドット型ディザ
マトリックスで発生させたハーフトーン画像の概要図で
ある。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る集中ドットが
対角的に配置された層を有する集中ドット型ディザマト
リックスを示す図である。
【図4】図3に示す集中ドット型ディザマトリックスの
第1層に配置されたドットを示す図である。
【図5】図3に示す集中ドット型ディザマトリックスの
第1の層の配置を示す図である。
【図6】図3に示す集中ドット型ディザマトリックスの
第2の層の配置を示す図である。
【図7】図3に示す集中ドット型ディザマトリックスの
第3の層の配置を示す図である。
【図8】図3に示す集中ドット型ディザマトリックスの
第4の層の配置を示す図である。
【図9】図3に示す集中ドット型ディザマトリックスの
第1、2層に配置されたドットを示す図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係る集中ドット
が1セル分だけ間隔をあけて配置される層を有する集中
ドット型ディザマトリックスを示す図である。
【符号の説明】
12 CPU 14 システムRAM 16 ROM 22 ディスケット 24 ディスケットドライブ 26、32 コントローラ 28 CD−ROM 30 CD−ROMドライブ 34 ハードディスク 36 固定ディスクドライブ 38 ディスクコントローラ 40 キーボード 42 マウス 44 キーボード及びマウスコントローラ 46 スキャナ 48 プリンタ 50 通信用アダプタ 53 ディザ・マトリックス 54 ハーフトーン画像 55 原画像 61 インク減少マトリックス 70、80 集中ドット型ディザマトリックス 72、82 第1のマトリックス部分 74、84 第2のマトリックス部分

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピクセルのアレイとして表わされる原画
    像からハーフトーン画像を発生させる装置であって、 内部にしきい値の第1のアレイを記憶しているしきい値
    メモリであって、前記しきい値が複数の層にグループ化
    され各層がしきい値の第1のアレイ内に配置されてしき
    い値のアレイ内で相補的な対角パターンを形成するしき
    い値メモリと、 前記原画像の各ピクセルの値を記憶している原画像メモ
    リと前記しきい値メモリとに結合された比較手段であっ
    て、前記原画像メモリ中に記憶されている各ピクセル値
    と前記しきい値メモリ中に記憶されているしきい値の対
    応する1つの値とを比較する比較手段と、 所定の色を有するドットのパターンを構築するハーフト
    ーン画像発生手段であって各ドットが前記しきい値メモ
    リ中の値によって限定されるパターンに配置される画像
    発生手段とを備えたことを特徴とするハーフトーン画像
    発生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、前記しき
    い値メモリがそのアレイ内に記憶されたしきい値の第2
    アレイを有し、前記しきい値の第2アレイが最初の点か
    ら外側に拡大するらせん形に対応するパターンを有する
    ことを特徴とするハーフトーン画像発生装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の装置において、各ドット
    が同一サイズであることを特徴とするハーフトーン画像
    発生装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の装置において、複数層の
    第1層が第1の点からオフセットされ、複数層の第2層
    が所定の量だけ所定の方向にオフセットされることを特
    徴とするハーフトーン画像発生装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の装置において、複数層の
    第1層が第1の点からオフセットされ、複数層の第2層
    がセル1つ分だけ対角の方向にオフセットされることを
    特徴とするハーフトーン画像発生装置。
  6. 【請求項6】 ディジタルデータファイルからハーフト
    ーン画像を生成する方法において、 複数色の各色についてドットパターンを発生させる段階
    を有し、この発生段階において前記ドットパターンが複
    数色の各色の入力密度の関数として変化し、更にこの発
    生段階が、 集中ドット型ディザマトリックスの第1層であって、そ
    の集中ドット型ディザマトリックスの第1の対角パター
    ンを形成しているような前記第1層を発生させる段階
    と、 前記集中ドット型ディザマトリックスの第2層であっ
    て、その集中ドット型ディザマトリックス内に前記第1
    層に対して相補的である第2の対角パターンを発生させ
    るような前記第2層を発生する段階とを含むことを特徴
    とするハーフトーン画像生成方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の方法において、さらに画
    像領域のインクデューティを決定する段階と、集中ドッ
    ト型ディザマトリックスの第1層内のドットを印刷する
    段階とを含むことを特徴とするハーフトーン画像生成方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の方法において、さらに集
    中ドット型ディザマトリックスの第2層内のドットを印
    刷する段階を含むことを特徴とするハーフトーン画像生
    成方法。
  9. 【請求項9】 ピクセルのアレイとして表される原画像
    からハーフトーン画像を発生させる装置であって、 内部にしきい値の第1のアレイを記憶しているしきい値
    メモリであって、前記しきい値が複数層にグループ化さ
    れておりその各層がしきい値の第1のアレイ内に配置さ
    れてしきい値のアレイ内で相補的な対角ブロックパター
    ンを形成し、各層内の値が水平および垂直の両方向に少
    なくともアレイの1セル分だけ間隔をあけたしきい値メ
    モリと、 前記原画像の各ピクセルの値を記憶した原画像メモリと
    前記しきい値メモリとに結合された比較手段であって、
    前記原画像メモリ中に記憶されている各ピクセル値と前
    記しきい値メモリ中に記憶されているしきい値の対応す
    る1つの値とを比較する比較手段と、 所定の色を有するドットのパターンを構築するハーフト
    ーン画像発生手段であって、各ドットが前記しきい値メ
    モリ中の値によって限定されるパターン中に配置される
    画像発生手段とを備えたことを特徴とするハーフトーン
    画像発生装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の装置において、前記し
    きい値メモリがそのアレイ内に記憶されたしきい値の第
    2アレイを有し、前記しきい値の第2アレイが最初の点
    から外側に拡大するらせん形に対応するパターンを有す
    ることを特徴とするハーフトーン画像発生装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の装置において、各ド
    ットが同一サイズであることを特徴とするハーフトーン
    画像発生装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の装置において、複数
    層の第1層が第1の点からオフセットされ複数層の第2
    層が所定量だけ所定の方向にオフセットされることを特
    徴とするハーフトーン画像発生装置。
  13. 【請求項13】 請求項4記載の装置において、複数層
    の第1層が第1の点からオフセットされ、複数層の第2
    層がセル1つ分だけ対角方向にオフセットされることを
    特徴とするハーフトーン画像発生装置。
  14. 【請求項14】 ディジタルデータファイルからハーフ
    トーン画像を生成する方法において、 複数色の各色についてドットパターンを発生させる段階
    を有し、この発生段階において前記ドットパターンが複
    数色の各色の入力密度の関数として変化し、更にこの発
    生段階が、 集中ドット型ディザマトリックスの第1層であって、そ
    の集中ドット型ディザマトリックス内に第1の矩形パタ
    ーンを形成するような前記第1層を発生させる段階と、 前記集中ドット型ディザマトリックスの第2層であっ
    て、その集中ドット型ディザマトリックス内に前記第1
    層に対して相補的である第2の矩形パターンを発生させ
    るような前記第2層を発生する段階とを含むことを特徴
    とするハーフトーン画像生成方法。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の方法において、さら
    に画像領域のインクデューティを決定する段階と、集中
    ドット型ディザマトリックスの第1層内のドットを印刷
    する段階とを含むことを特徴とするハーフトーン画像生
    成方法。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の方法において、さら
    に集中ドット型ディザマトリックスの第2層内のドット
    を印刷する段階を含むことを特徴とするハーフトーン画
    像生成方法。
  17. 【請求項17】 ディジタルデータファイルからハーフ
    トーン画像を生成する方法をコンピュータに実行させる
    ためのコンピュータプログラム製品において、 複数色の各色についてのドットのパターンを発生させる
    段階であって、前記ドットパターンが複数色の各色の入
    力密度の関数として変化するような段階をコンピュータ
    に実行させるためのプログラムコードを担持したコンピ
    ュータ読取可能な記録媒体と、 複数のマトリックスセルを有する集中ドット型ディザマ
    トリックスであって、前記複数のマトリックスセルの第
    1のセル群が集中ドット型ディザマトリックスの第1層
    を形成し、前記複数のマトリックスセルの第2のセル群
    が集中ドット型ディザマトリックスの第2の層を形成
    し、前記第1層内の一つのセル群が前記集中ドット型デ
    ィザマトリックスの対角軸に沿って存在し、前記第2層
    内の一つのセル群が前記集中ドット型ディザマトリック
    スの第2の異なる対角軸に沿って存在するような前記集
    中ドット型ディザマトリックスを担持したコンピュータ
    読取可能な記録媒体と、 前記ディジタルデータファイルからの値と、前記集中ド
    ット型ディザマトリックスの前記第1層内の対応するマ
    トリックスセルの値とを比較する段階をコンピュータに
    実行させるためのプログラムコードを担持したコンピュ
    ータ読取可能な記録媒体と、 前記ディジタルデータファイルからの値と、前記集中ド
    ット型ディザマトリックスの前記第2層内の対応するマ
    トリックスセルの値とを比較する段階をコンピュータに
    実行させるためのプログラムコードを担持したコンピュ
    ータ読取可能な記録媒体と、を含むことを特徴とするコ
    ンピュータプログラム製品。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の製品において、さら
    に前記集中ドット型ディザマトリックスの前記第1層に
    より表されるパターンでドットを印刷する段階をコンピ
    ュータに実行させるためのプログラムコードを担持した
    コンピュータ読取可能な記録媒体を有することを特徴と
    するコンピュータプログラム製品。
  19. 【請求項19】 請求項18記載の多層集中ディザマト
    リックス記憶媒体において、さらに集中ドット型ディザ
    マトリックスの第2層により表されるパターンでドット
    を記録媒体に印刷するためのコンピュータ読出し可能プ
    ログラムコードを有することを特徴とする多層集中ディ
    ザマトリックス記憶媒体。
  20. 【請求項20】 ディジタルデータファイルからハーフ
    トーン画像を生成する方法をコンピュータに実行させる
    ためのコンピュータプログラム製品において、 複数色の各色についてのドットのパターンを発生させる
    段階であって、前記ドットパターンが複数色の各色の入
    力密度の関数として変化するような段階をコンピュータ
    に実行させるためのプログラムコードを担持したコンピ
    ュータ読取可能な記録媒体と、 複数のマトリックスセルを有する集中ドット型ディザマ
    トリックスであって、前記複数のマトリックスセルの第
    1のセル群が集中ドット型ディザマトリックスの第1層
    を形成し、前記複数のマトリックスセルの第2のセル群
    が集中ドット型ディザマトリックスの第2の層を形成
    し、前記第1層内のマトリックスセルの各々が水平方向
    に隣接した1つの空セルと垂直方向に隣接した1つの空
    セルとを有し、前記第2層内のマトリックスセルの各々
    が水平方向に隣接した1つの空セルと垂直方向に隣接し
    た1つ空セルとを有し、前記第1層のマトリックスセル
    が前記第2層のマトリックスセルの少なくとも1つのセ
    ルと隣接しているような前記集中ドット型ディザマトリ
    ックスを担持したコンピュータ読取可能な記録媒体と、 前記ディジタルデータファイルからの値と、前記集中ド
    ット型ディザマトリックスの前記第1層内の対応するマ
    トリックスセルの値とを比較する段階をコンピュータに
    実行させるためのプログラムコードを担持したコンピュ
    ータ読取可能な記録媒体と、 前記ディジタルデータファイルからの値と、前記集中ド
    ット型ディザマトリックスの前記第2層内の対応するマ
    トリックスセルの値とを比較する段階をコンピュータに
    実行させるためのプログラムコードを担持したコンピュ
    ータ読取可能な記録媒体と、を含むことを特徴とするコ
    ンピュータプログラム製品。
  21. 【請求項21】 請求項20記載の製品において、さら
    に前記集中ドット型ディザマトリックスの前記第1層内
    のマトリックスセル位置により表されるパターンでドッ
    トを印刷する段階をコンピュータに実行させるためのプ
    ログラムコードを担持したコンピュータ読取可能な記録
    媒体を有することを特徴とするコンピュータプログラム
    製品。
  22. 【請求項22】 請求項21記載の製品において、さら
    に前記集中ドット型ディザマトリックスの前記第2層内
    のマトリックスセル位置により表されるパターンの位置
    にドットを印刷する段階をコンピュータに実行させるた
    めのプログラムコードを担持したコンピュータ読取可能
    な記録媒体を有することを特徴とするコンピュータプロ
    グラム製品。
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