JPH10100433A - インクカートリッジケース及びインクカートリッジ - Google Patents
インクカートリッジケース及びインクカートリッジInfo
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- JPH10100433A JPH10100433A JP26148396A JP26148396A JPH10100433A JP H10100433 A JPH10100433 A JP H10100433A JP 26148396 A JP26148396 A JP 26148396A JP 26148396 A JP26148396 A JP 26148396A JP H10100433 A JPH10100433 A JP H10100433A
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- ink cartridge
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- cartridge case
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 構成が複雑で、コストが高い。
【解決手段】 ケース本体２の側部１０に高さ方向にケ
ース本体２内部に連通する複数個の小孔１１，１１…を
一列に形成すると共に、この側部１０外面には小孔１
１，１１…を塞ぐ樹脂からなるカバー部材１２を密着し
て接合した。
ース本体２内部に連通する複数個の小孔１１，１１…を
一列に形成すると共に、この側部１０外面には小孔１
１，１１…を塞ぐ樹脂からなるカバー部材１２を密着し
て接合した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクカートリッ
ジに関し、特にインクジェット記録装置に使用するイン
クカートリッジに関する。
ジに関し、特にインクジェット記録装置に使用するイン
クカートリッジに関する。
【０００２】
【従来の技術】インクジェット記録装置は、記録時の振
動、騒音が殆どなく、カラー化が容易なことから、コン
ピュータ等のデジタル処理装置のデータを出力するプリ
ンタの他、ファクシミリやコピー等にも用いられるよう
になっている。このような記録装置は、例えば記録ヘッ
ドをキャリッジに搭載して、記録ヘッドを主走査方向に
移動させると共に、記録媒体（インク滴を付着させるも
の）を主走査方向と直交する副走査方向に移動させなが
ら、記録ヘッドのノズル列から記録信号に応じてインク
滴を記録媒体に吐出することによって、高速、高密度、
高品質の記録を行なうようにしている。
動、騒音が殆どなく、カラー化が容易なことから、コン
ピュータ等のデジタル処理装置のデータを出力するプリ
ンタの他、ファクシミリやコピー等にも用いられるよう
になっている。このような記録装置は、例えば記録ヘッ
ドをキャリッジに搭載して、記録ヘッドを主走査方向に
移動させると共に、記録媒体（インク滴を付着させるも
の）を主走査方向と直交する副走査方向に移動させなが
ら、記録ヘッドのノズル列から記録信号に応じてインク
滴を記録媒体に吐出することによって、高速、高密度、
高品質の記録を行なうようにしている。
【０００３】このようなインクジェット記録装置におい
ては、記録ヘッドにインクを供給するためのインクカー
トリッジ（インクタンクとも称される。）が用いられ、
インク残量が減少したことを検知してインクカートリッ
ジの交換時期を知らせるようにしている。
ては、記録ヘッドにインクを供給するためのインクカー
トリッジ（インクタンクとも称される。）が用いられ、
インク残量が減少したことを検知してインクカートリッ
ジの交換時期を知らせるようにしている。
【０００４】このようにインク残量を検出表示すること
が可能なインクカートリッジとしては、例えば図８及び
図９に示すような残量検知ピン方式のものが一般的であ
る。このインクカートリッジは、ケース本体５１内にイ
ンクを保持した多孔質体であるフォーム体５２を収納
し、ケース本体５１の底面には先端が内部に臨む２本の
残量検知ピン５３を設けている。また、ケース本体５１
上には上蓋５４を取付けて、この上蓋５４には大気との
連通穴５５を設け、更にケース本体５１の底部にはヘッ
ドにインクを供給するためのインク供給穴５６を形成し
て、このインク供給穴５６は未使用時にはシール部材５
７でシールしている。そして、残量検知ピン５３と記録
装置本体側の検知回路で残量検出を行って表示する。
が可能なインクカートリッジとしては、例えば図８及び
図９に示すような残量検知ピン方式のものが一般的であ
る。このインクカートリッジは、ケース本体５１内にイ
ンクを保持した多孔質体であるフォーム体５２を収納
し、ケース本体５１の底面には先端が内部に臨む２本の
残量検知ピン５３を設けている。また、ケース本体５１
上には上蓋５４を取付けて、この上蓋５４には大気との
連通穴５５を設け、更にケース本体５１の底部にはヘッ
ドにインクを供給するためのインク供給穴５６を形成し
て、このインク供給穴５６は未使用時にはシール部材５
７でシールしている。そして、残量検知ピン５３と記録
装置本体側の検知回路で残量検出を行って表示する。
【０００５】また、このような残量検知ピンを用いない
方式のものとしては、例えば、特開昭５５−１５８９
７７号公報に記載されているように、柔らかいインクタ
ンク内にインクが減少すると確認できるインクと異なる
色の部材又は着色を施したインク残量警告機構、特公
平３−６０６７０号公報に記載されているように、イン
ク容器内に可塑性を有するインク袋を収納し、インク袋
中央部に袋の変位に伴って変位する板状部材を設けて、
その変位をリードスイッチ等の素子で検出するようにし
たインクジェットプリンタ、特公平４−６３７８０号
公報に記載されているように、インク供給路内に圧力変
化を検出する半導体センサなどの圧力検出器を設けたイ
ンク残量検知装置などが知られている。
方式のものとしては、例えば、特開昭５５−１５８９
７７号公報に記載されているように、柔らかいインクタ
ンク内にインクが減少すると確認できるインクと異なる
色の部材又は着色を施したインク残量警告機構、特公
平３−６０６７０号公報に記載されているように、イン
ク容器内に可塑性を有するインク袋を収納し、インク袋
中央部に袋の変位に伴って変位する板状部材を設けて、
その変位をリードスイッチ等の素子で検出するようにし
たインクジェットプリンタ、特公平４−６３７８０号
公報に記載されているように、インク供給路内に圧力変
化を検出する半導体センサなどの圧力検出器を設けたイ
ンク残量検知装置などが知られている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
残量検知ピン方式でインク残量を検知するものにあって
は、温度変化等で抵抗値の特性が異なり、またインクの
色によっても抵抗値が異なるので、検出制御が複雑にな
る。また、検知ピンの周囲に気泡や不純物が混入する
と、検知ムラが発生し、特に気泡が大きいとインクがあ
るのに残量ゼロと検出してしまうことになる。そのた
め、検知精度を高くすることが困難であり、インクをか
なり余らせたままでインク残量なしと検出されている。
さらに、残量検知ピンや検出回路、表示器等が必要にな
ってコストが高くなる。
残量検知ピン方式でインク残量を検知するものにあって
は、温度変化等で抵抗値の特性が異なり、またインクの
色によっても抵抗値が異なるので、検出制御が複雑にな
る。また、検知ピンの周囲に気泡や不純物が混入する
と、検知ムラが発生し、特に気泡が大きいとインクがあ
るのに残量ゼロと検出してしまうことになる。そのた
め、検知精度を高くすることが困難であり、インクをか
なり余らせたままでインク残量なしと検出されている。
さらに、残量検知ピンや検出回路、表示器等が必要にな
ってコストが高くなる。
【０００７】また、残量検知ピン方式以外の方式でイン
ク残量を検知するもののうち、上述したのものはイン
クを多孔質体に保持したインクカートリッジでは多孔質
体が邪魔になってインク残量を確認することができず、
多孔質体を用いないインクカートリッジに限定される。
のものもインク袋を用いるものであって多孔質体を用
いるインクカートリッジには適用できない。のものは
ケース本体内の微小な負圧を検出しなければならないた
めに、センサや検出回路が高価でコストが高くなる。
ク残量を検知するもののうち、上述したのものはイン
クを多孔質体に保持したインクカートリッジでは多孔質
体が邪魔になってインク残量を確認することができず、
多孔質体を用いないインクカートリッジに限定される。
のものもインク袋を用いるものであって多孔質体を用
いるインクカートリッジには適用できない。のものは
ケース本体内の微小な負圧を検出しなければならないた
めに、センサや検出回路が高価でコストが高くなる。
【０００８】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、インク残量を簡単な構成で表示できるようにして
低コスト化を図ることを目的とする。
あり、インク残量を簡単な構成で表示できるようにして
低コスト化を図ることを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項１のインクカートリッジケースは、インクを
保持する多孔質体を収納するインクカートリッジケース
において、ケース本体の側部にインク残量を直接表示す
る手段を備えた構成とした。
め、請求項１のインクカートリッジケースは、インクを
保持する多孔質体を収納するインクカートリッジケース
において、ケース本体の側部にインク残量を直接表示す
る手段を備えた構成とした。
【００１０】請求項２のインクカートリッジケースは、
上記請求項１のインクカートリッジケースにおいて、前
記ケース本体の側部には高さ方向に複数の小孔を形成し
た構成とした。
上記請求項１のインクカートリッジケースにおいて、前
記ケース本体の側部には高さ方向に複数の小孔を形成し
た構成とした。
【００１１】請求項３のインクカートリッジケースは、
上記請求項２のインクカートリッジケースにおいて、前
記ケース本体の側部外面に前記複数の小孔を覆う透明部
材を設けた構成とした。
上記請求項２のインクカートリッジケースにおいて、前
記ケース本体の側部外面に前記複数の小孔を覆う透明部
材を設けた構成とした。
【００１２】請求項４のインクカートリッジケースは、
上記請求項１のインクカートリッジケースにおいて、前
記ケース本体の側部外面に溝状の凹部を形成し、この凹
部と前記ケース本体内部とを連通する連通穴を形成した
構成とした。
上記請求項１のインクカートリッジケースにおいて、前
記ケース本体の側部外面に溝状の凹部を形成し、この凹
部と前記ケース本体内部とを連通する連通穴を形成した
構成とした。
【００１３】請求項５のインクカートリッジケースは、
上記請求項４のインクカートリッジケースにおいて、前
記溝状の凹部を覆う透明部材を設けた構成とした。
上記請求項４のインクカートリッジケースにおいて、前
記溝状の凹部を覆う透明部材を設けた構成とした。
【００１４】請求項６のインクカートリッジケースは、
上記請求項３又は５のインクカートリッジケースにおい
て、前記透明部材は断面レンズ形状をなし、樹脂材料か
らなる構成とした。
上記請求項３又は５のインクカートリッジケースにおい
て、前記透明部材は断面レンズ形状をなし、樹脂材料か
らなる構成とした。
【００１５】請求項７のインクカートリッジケースは、
上記請求項３又は５のインクカートリッジケースにおい
て、前記透明部材が耐透湿性の透明フィルムからなる構
成とした。
上記請求項３又は５のインクカートリッジケースにおい
て、前記透明部材が耐透湿性の透明フィルムからなる構
成とした。
【００１６】請求項８のインクカートリッジは、上記請
求項１乃至７のいずれかのインクカートリッジケース内
にインクを保持した多孔質体を収納してなる構成とし
た。
求項１乃至７のいずれかのインクカートリッジケース内
にインクを保持した多孔質体を収納してなる構成とし
た。
【００１７】請求項９のインクカートリッジは、上記請
求項８のインクカートリッジにおいて、前記多孔質体で
保持するインクがカラーインクである構成とした。
求項８のインクカートリッジにおいて、前記多孔質体で
保持するインクがカラーインクである構成とした。
【００１８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。図１は本発明を適用したイン
クカートリッジの断面図、図２は図１の右側面図、図３
はケース本体の要部拡大断面図、図４は図１のＡ−Ａ線
に沿う要部拡大断面図である。
図面を参照して説明する。図１は本発明を適用したイン
クカートリッジの断面図、図２は図１の右側面図、図３
はケース本体の要部拡大断面図、図４は図１のＡ−Ａ線
に沿う要部拡大断面図である。
【００１９】このインクカートリッジ１は、ケース本体
２及びこのケース本体２の上部を覆う上蓋３とを有する
インクカートリッジケース４と、ケース本体２内に収納
したインクを保持した多孔質体である例えばポリウレタ
ンのフォーム体５とからなる。フォーム体５に保持する
インクとしては、例えばイエロー（Ｙ）、マゼンタ
（Ｍ）、シアン（Ｃ）などのカラーインク、ブラック
（Ｂｋ）インクなどがある。
２及びこのケース本体２の上部を覆う上蓋３とを有する
インクカートリッジケース４と、ケース本体２内に収納
したインクを保持した多孔質体である例えばポリウレタ
ンのフォーム体５とからなる。フォーム体５に保持する
インクとしては、例えばイエロー（Ｙ）、マゼンタ
（Ｍ）、シアン（Ｃ）などのカラーインク、ブラック
（Ｂｋ）インクなどがある。
【００２０】インクカートリッジケース４のケース本体
２の底部には図示しないインクジェットヘッドにインク
を供給するインク供給穴６を設けて、このインク供給穴
６は未使用時にはシール部材７でシールしている。ま
た、上蓋４には内部を大気に連通するための大気連通穴
８を形成している。
２の底部には図示しないインクジェットヘッドにインク
を供給するインク供給穴６を設けて、このインク供給穴
６は未使用時にはシール部材７でシールしている。ま
た、上蓋４には内部を大気に連通するための大気連通穴
８を形成している。
【００２１】そして、図３にも拡大して示すように、ケ
ース本体２の側部（記録装置に搭載したときに操作者側
から視認できる側部）１０には、高さ方向（縦方向）に
ケース本体２内部に連通する複数個の小径の穴である小
孔１１，１１…を一列に形成すると共に、この側部１０
外面には複数の小孔１１，１１…を塞ぐ樹脂材料からな
る透明のカバー部材１２を密着して接合している。この
カバー部材１２は図４に拡大して示すように、断面凸レ
ンズ形状に形成して、小孔１１を拡大して表示できるよ
うにしている。なお、透明カバー１２としては透明フィ
ルムを用いることもでき、この透明フィルムを貼り付け
て小孔１１，１１…を覆うようにすることもできる。
ース本体２の側部（記録装置に搭載したときに操作者側
から視認できる側部）１０には、高さ方向（縦方向）に
ケース本体２内部に連通する複数個の小径の穴である小
孔１１，１１…を一列に形成すると共に、この側部１０
外面には複数の小孔１１，１１…を塞ぐ樹脂材料からな
る透明のカバー部材１２を密着して接合している。この
カバー部材１２は図４に拡大して示すように、断面凸レ
ンズ形状に形成して、小孔１１を拡大して表示できるよ
うにしている。なお、透明カバー１２としては透明フィ
ルムを用いることもでき、この透明フィルムを貼り付け
て小孔１１，１１…を覆うようにすることもできる。
【００２２】ここで、ケース本体２とカバー部材１２と
は超音波溶着、熱溶着又は一体成形などの手段で接合す
ることができる。また、フォーム体５に保持するインク
がイエロー、マゼンタ、シアン或いはブラックの場合に
は、ケース本体２はインクの色と異なる白や灰色などの
色で形成することが好ましく、カバー部材１２は無色透
明の部材が好ましい。
は超音波溶着、熱溶着又は一体成形などの手段で接合す
ることができる。また、フォーム体５に保持するインク
がイエロー、マゼンタ、シアン或いはブラックの場合に
は、ケース本体２はインクの色と異なる白や灰色などの
色で形成することが好ましく、カバー部材１２は無色透
明の部材が好ましい。
【００２３】また、ケース本体２の側部１０外面には小
孔１１，１１…に対応して「１０〜１００」の数字１３
を印刷或いはシールなどによって付設している。この数
字１３のうちの「１０」は残量１０％、「１００」は残
量１００％（その他の数字も同様）を表示するものとし
ている。なお、残量表示は、例えばインクカートリッジ
を交換するゾーンをレッドゾーンとするなど色分け表示
で行うこともできる。
孔１１，１１…に対応して「１０〜１００」の数字１３
を印刷或いはシールなどによって付設している。この数
字１３のうちの「１０」は残量１０％、「１００」は残
量１００％（その他の数字も同様）を表示するものとし
ている。なお、残量表示は、例えばインクカートリッジ
を交換するゾーンをレッドゾーンとするなど色分け表示
で行うこともできる。
【００２４】以上のように構成したインクカートリッジ
１においては、インクを保持したフォーム体５をインク
カートリッジケース４のケース本体２内に収納すること
によって、フォーム体５のインクがケース本体２の小孔
１１，１１…にも充満する。そして、インクが消費され
るに従ってフォーム体５に保持しているインクの高さが
低下する。このとき、インクの高さより高い位置にある
小孔１１内のインクはフォーム体５の毛管力によってフ
ォーム体５に吸い込まれるので、フォーム体５で保持し
ているインクの高さよりも高い位置にある小孔１１から
はインクがなくなる。
１においては、インクを保持したフォーム体５をインク
カートリッジケース４のケース本体２内に収納すること
によって、フォーム体５のインクがケース本体２の小孔
１１，１１…にも充満する。そして、インクが消費され
るに従ってフォーム体５に保持しているインクの高さが
低下する。このとき、インクの高さより高い位置にある
小孔１１内のインクはフォーム体５の毛管力によってフ
ォーム体５に吸い込まれるので、フォーム体５で保持し
ているインクの高さよりも高い位置にある小孔１１から
はインクがなくなる。
【００２５】したがって、インクカートリッジ１の外側
からカバー部材１２を通してインクが充満している小孔
１１を視認して確認することによってインク残量を知る
ことができると共に、インクがカラーインクの場合には
インクの色も同時に表示されてこれを視認することがで
きる。
からカバー部材１２を通してインクが充満している小孔
１１を視認して確認することによってインク残量を知る
ことができると共に、インクがカラーインクの場合には
インクの色も同時に表示されてこれを視認することがで
きる。
【００２６】このようにこのインクカートリッジはケー
ス本体の側部にインク残量を直接表示する構成としたの
で、インク残量表示を簡単な構成で行うことができ、低
コスト化を図ることができる。加えて、記録装置本体に
インクカートリッジをセットしない状態でもインク残量
を表示することができると共に、カラーインクを用いた
場合にはインクカートリッジの色分け等の手段を施さな
いでもインクの色を表示することができる。
ス本体の側部にインク残量を直接表示する構成としたの
で、インク残量表示を簡単な構成で行うことができ、低
コスト化を図ることができる。加えて、記録装置本体に
インクカートリッジをセットしない状態でもインク残量
を表示することができると共に、カラーインクを用いた
場合にはインクカートリッジの色分け等の手段を施さな
いでもインクの色を表示することができる。
【００２７】また、ケース本体の側部に複数の小孔を形
成してインク残量を直接表示する構成とすることで、ケ
ース本体を樹脂成形等で形成するときに同時に小孔を形
成することができて、従前の残量検知ピン方式のような
検知ピンの組付作業なども不要になると共にケース本体
内に余分な凸部が生じないのでインク充填量を増加する
ことができる。
成してインク残量を直接表示する構成とすることで、ケ
ース本体を樹脂成形等で形成するときに同時に小孔を形
成することができて、従前の残量検知ピン方式のような
検知ピンの組付作業なども不要になると共にケース本体
内に余分な凸部が生じないのでインク充填量を増加する
ことができる。
【００２８】次に、図５は本発明を適用した他のインク
カートリッジの断面図、図６は図５の右側面図、図７は
図５のＡ−Ａ線に沿う要部拡大断面図である。このイン
クカートリッジ２１は、ケース本体２２及びこのケース
本体２２の上部を覆う上蓋３とを備えたインクカートリ
ッジケース２４と、ケース本体２２内に収納したインク
を保持した多孔質体である例えばポリウレタンのフォー
ム体５とからなる。
カートリッジの断面図、図６は図５の右側面図、図７は
図５のＡ−Ａ線に沿う要部拡大断面図である。このイン
クカートリッジ２１は、ケース本体２２及びこのケース
本体２２の上部を覆う上蓋３とを備えたインクカートリ
ッジケース２４と、ケース本体２２内に収納したインク
を保持した多孔質体である例えばポリウレタンのフォー
ム体５とからなる。
【００２９】ケース本体２２の側部（記録装置に搭載し
たときに操作者側から視認できる側部）２５の外面に
は、縦方向に浅い溝状の凹部２６を形成し、この凹部２
６の底部には上下２箇所にケース本体２２内部に連通す
る小径の穴（連通穴）２７，２７を形成している。そし
て、この凹部２６を覆うように耐透湿性が良好でエアー
の漏れにくい透明フィルム２８を貼り付けている。これ
によって、凹部２４と透明フィルム２８との間に空間２
９が形成される。また、ケース本体２２の側部２５外面
にはインクエンドを表わす「ＥＮＤ］の文字３０を付記
している。なお、透明フィルム２８に代えて前記実施例
のような透明のカバー部材で溝状の凹部２６を覆うよう
にすることもできる。
たときに操作者側から視認できる側部）２５の外面に
は、縦方向に浅い溝状の凹部２６を形成し、この凹部２
６の底部には上下２箇所にケース本体２２内部に連通す
る小径の穴（連通穴）２７，２７を形成している。そし
て、この凹部２６を覆うように耐透湿性が良好でエアー
の漏れにくい透明フィルム２８を貼り付けている。これ
によって、凹部２４と透明フィルム２８との間に空間２
９が形成される。また、ケース本体２２の側部２５外面
にはインクエンドを表わす「ＥＮＤ］の文字３０を付記
している。なお、透明フィルム２８に代えて前記実施例
のような透明のカバー部材で溝状の凹部２６を覆うよう
にすることもできる。
【００３０】このように構成したインクカートリッジ２
１においては、フォーム体５に保持しているインクが連
通穴２７，２７を通じて凹部２６と透明フィルム２８と
で形成される空間２９に浸入し、この空間２９内のイン
クの高さはフォーム体５に保持されているインク残量の
高さと同じになる。したがって、インクが費消されてケ
ース本体２２内のインクの量が減るに従って空間２９内
のインクの高さも低下するので、インクカートリッジ２
１の外側から透明フィルム２８を介して空間２９内のイ
ンク高さを視認することによってインク残量を知ること
ができると共に、インクがカラーインクの場合にはイン
クの色も同時に表示されてこれを視認することができ
る。
１においては、フォーム体５に保持しているインクが連
通穴２７，２７を通じて凹部２６と透明フィルム２８と
で形成される空間２９に浸入し、この空間２９内のイン
クの高さはフォーム体５に保持されているインク残量の
高さと同じになる。したがって、インクが費消されてケ
ース本体２２内のインクの量が減るに従って空間２９内
のインクの高さも低下するので、インクカートリッジ２
１の外側から透明フィルム２８を介して空間２９内のイ
ンク高さを視認することによってインク残量を知ること
ができると共に、インクがカラーインクの場合にはイン
クの色も同時に表示されてこれを視認することができ
る。
【００３１】このように、ケース本体の側部に溝状の凹
部を形成し、この凹部の底面に小径の穴を形成した構成
にすることにより、凹部を透明部材で覆うようにすれ
ば、簡単な構成で低コストでインク残量を表示すること
ができる。加えて、記録装置本体にインクカートリッジ
をセットしない状態でもインク残量を表示することがで
きると共に、カラーインクを用いた場合にはインクカー
トリッジの色分け等の手段を施さないでもインクの色を
表示することができる。しかも、インクが凹部内に充填
されているので、極めて視認性が良好であり、離れた位
置からも確認することができる。また、残量検知ピン方
式のようにキャリッジ側に電極板等の電装部品を設ける
必要性もなくなる。
部を形成し、この凹部の底面に小径の穴を形成した構成
にすることにより、凹部を透明部材で覆うようにすれ
ば、簡単な構成で低コストでインク残量を表示すること
ができる。加えて、記録装置本体にインクカートリッジ
をセットしない状態でもインク残量を表示することがで
きると共に、カラーインクを用いた場合にはインクカー
トリッジの色分け等の手段を施さないでもインクの色を
表示することができる。しかも、インクが凹部内に充填
されているので、極めて視認性が良好であり、離れた位
置からも確認することができる。また、残量検知ピン方
式のようにキャリッジ側に電極板等の電装部品を設ける
必要性もなくなる。
【００３２】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１のインク
カートリッジケースによれば、インクを保持する多孔質
体を収納するインクカートリッジケースにおいて、ケー
ス本体の側部にインク残量を直接表示するようにしたの
で、簡単な構成でインク残量を表示することが可能にな
って、低コスト化を図ることができる。
カートリッジケースによれば、インクを保持する多孔質
体を収納するインクカートリッジケースにおいて、ケー
ス本体の側部にインク残量を直接表示するようにしたの
で、簡単な構成でインク残量を表示することが可能にな
って、低コスト化を図ることができる。
【００３３】請求項２のインクカートリッジケースによ
れば、上記請求項１のインクカートリッジケースにおい
て、ケース本体の側部には高さ方向に複数の小孔を形成
してインク残量を直接表示するようにしたので、ケース
本体の成形時に残量表示用の小孔を形成することがで
き、組付作業が不要になって、作業性を向上することが
できる。
れば、上記請求項１のインクカートリッジケースにおい
て、ケース本体の側部には高さ方向に複数の小孔を形成
してインク残量を直接表示するようにしたので、ケース
本体の成形時に残量表示用の小孔を形成することがで
き、組付作業が不要になって、作業性を向上することが
できる。
【００３４】請求項３のインクカートリッジケースによ
れば、上記請求項２のインクカートリッジケースにおい
て、ケース本体の側部外面に複数の小孔を覆う透明部材
を設けた構成としたので、簡単な構成でインク残量を表
示することが可能になって、低コスト化を図ることがで
きると共に、内部のインクの色を表示することができ
る。
れば、上記請求項２のインクカートリッジケースにおい
て、ケース本体の側部外面に複数の小孔を覆う透明部材
を設けた構成としたので、簡単な構成でインク残量を表
示することが可能になって、低コスト化を図ることがで
きると共に、内部のインクの色を表示することができ
る。
【００３５】請求項４のインクカートリッジケースによ
れば、上記請求項１のインクカートリッジケースにおい
て、ケース本体の側部外面に溝状の凹部を形成し、この
凹部とケース本体内部とを連通する連通穴を形成した構
成としたので、インク残量の視認性を向上させることが
できる。
れば、上記請求項１のインクカートリッジケースにおい
て、ケース本体の側部外面に溝状の凹部を形成し、この
凹部とケース本体内部とを連通する連通穴を形成した構
成としたので、インク残量の視認性を向上させることが
できる。
【００３６】請求項５のインクカートリッジケースによ
れば、上記請求項４のインクカートリッジケースにおい
て、溝状の凹部を覆う透明部材を設けた構成としたの
で、インク残量の視認性が向上する。
れば、上記請求項４のインクカートリッジケースにおい
て、溝状の凹部を覆う透明部材を設けた構成としたの
で、インク残量の視認性が向上する。
【００３７】請求項６のインクカートリッジケースによ
れば、上記請求項３又は５のインクカートリッジケース
において、透明部材が断面レンズ形状をなし、樹脂材料
からなる構成としたので、インク残量が拡大表示されて
視認性が向上する。
れば、上記請求項３又は５のインクカートリッジケース
において、透明部材が断面レンズ形状をなし、樹脂材料
からなる構成としたので、インク残量が拡大表示されて
視認性が向上する。
【００３８】請求項７のインクカートリッジケースによ
れば、上記請求項３又は５のインクカートリッジケース
において、透明部材が耐透湿性の透明フィルムからなる
構成としたので、ケース本体の外形状が殆ど変化せず、
梱包等に悪影響が生じない。
れば、上記請求項３又は５のインクカートリッジケース
において、透明部材が耐透湿性の透明フィルムからなる
構成としたので、ケース本体の外形状が殆ど変化せず、
梱包等に悪影響が生じない。
【００３９】請求項８のインクカートリッジによれば、
上記請求項１乃至７のいずれかのインクカートリッジケ
ース内にインクを保持した多孔質体を収納してなる構成
としたので、簡単な構成でインク残量を表示することが
でき、コストが廉価になる。
上記請求項１乃至７のいずれかのインクカートリッジケ
ース内にインクを保持した多孔質体を収納してなる構成
としたので、簡単な構成でインク残量を表示することが
でき、コストが廉価になる。
【００４０】請求項９のインクカートリッジによれば、
上記請求項８のインクカートリッジにおいて、多孔質体
で保持するインクがカラーインクである構成としたの
で、カラーインクジェット記録装置に用いるインクカー
トリッジのコストが廉価になる。
上記請求項８のインクカートリッジにおいて、多孔質体
で保持するインクがカラーインクである構成としたの
で、カラーインクジェット記録装置に用いるインクカー
トリッジのコストが廉価になる。
【図１】本発明を適用したインクカートリッジの断面図
【図２】図１の右側面図
【図３】ケース本体の要部拡大断面図
【図４】図１のＡ−Ａ線に沿う要部拡大断面図
【図５】本発明を適用した他のインクカートリッジの断
面図
面図
【図６】図５の右側面図
【図７】図５のＡ−Ａ線に沿う要部拡大断面図
【図８】従来のインクカートリッジの断面図
【図９】同インクカートリッジの平面図
１，２１…インクカートリッジ、２，２２…ケース本
体、４，２４…インクカートリッジケース、５…多孔質
体（フォーム体）、１１…小孔、１２…透明なカバー部
材、２６…溝状の凹部、２７…連通穴、２８…透明フィ
ルム、２９…空間。
体、４，２４…インクカートリッジケース、５…多孔質
体（フォーム体）、１１…小孔、１２…透明なカバー部
材、２６…溝状の凹部、２７…連通穴、２８…透明フィ
ルム、２９…空間。
Claims (9)
- 【請求項１】 インクを保持する多孔質体を収納するイ
ンクカートリッジケースにおいて、ケース本体の側部に
インク残量を直接表示する手段を備えたことを特徴とす
るインクカートリッジケース。 - 【請求項２】 請求項１に記載のインクカートリッジケ
ースにおいて、前記ケース本体の側部には高さ方向に複
数の小孔を形成したことを特徴とするインクカートリッ
ジケース。 - 【請求項３】 請求項２に記載のインクカートリッジケ
ースにおいて、前記ケース本体の側部外面に前記複数の
小孔を覆う透明部材を設けたことを特徴とするインクカ
ートリッジケース。 - 【請求項４】 請求項１に記載のインクカートリッジケ
ースにおいて、前記ケース本体の側部外面に溝状の凹部
を形成し、この凹部と前記ケース本体内部とを連通する
連通穴を形成したことを特徴とするインクカートリッジ
ケース。 - 【請求項５】 請求項４に記載のインクカートリッジケ
ースにおいて、前記溝状の凹部を覆う透明部材を設けた
ことを特徴とするインクカートリッジケース。 - 【請求項６】 請求項３又は５に記載のインクカートリ
ッジケースにおいて、前記透明部材は断面レンズ形状を
なし、樹脂材料からなることを特徴とするインクカート
リッジケース。 - 【請求項７】 請求項３又は５に記載のインクカートリ
ッジケースにおいて、前記透明部材が耐透湿性の透明フ
ィルムからなることを特徴とするインクカートリッジケ
ース。 - 【請求項８】 請求項１乃至７のいずれかに記載のイン
クカートリッジケース内にインクを保持した多孔質体を
収納してなることを特徴とするインクカートリッジ。 - 【請求項９】 請求項８に記載のインクカートリッジに
おいて、前記多孔質体で保持するインクがカラーインク
であることを特徴とするインクカートリッジ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26148396A JPH10100433A (ja) | 1996-10-02 | 1996-10-02 | インクカートリッジケース及びインクカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26148396A JPH10100433A (ja) | 1996-10-02 | 1996-10-02 | インクカートリッジケース及びインクカートリッジ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10100433A true JPH10100433A (ja) | 1998-04-21 |
Family
ID=17362540
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26148396A Pending JPH10100433A (ja) | 1996-10-02 | 1996-10-02 | インクカートリッジケース及びインクカートリッジ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10100433A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6367919B1 (en) * | 2000-07-13 | 2002-04-09 | Hewlett-Packard Company | Ink container with ink level gauge |
| US6457793B1 (en) | 2001-04-03 | 2002-10-01 | Hewlett-Packard Company | Screen color for detecting ink level for foam based ink supplies |
| JP2014079908A (ja) * | 2012-10-15 | 2014-05-08 | Seiko Epson Corp | 記録装置 |
-
1996
- 1996-10-02 JP JP26148396A patent/JPH10100433A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6367919B1 (en) * | 2000-07-13 | 2002-04-09 | Hewlett-Packard Company | Ink container with ink level gauge |
| US6457793B1 (en) | 2001-04-03 | 2002-10-01 | Hewlett-Packard Company | Screen color for detecting ink level for foam based ink supplies |
| EP1247652A3 (en) * | 2001-04-03 | 2003-07-02 | Hewlett-Packard Company | Screen color for detecting ink level for foam based ink supplies |
| JP2014079908A (ja) * | 2012-10-15 | 2014-05-08 | Seiko Epson Corp | 記録装置 |
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