JPH10100045A - 多工程自動工作物処理装置の制御システム - Google Patents
多工程自動工作物処理装置の制御システムInfo
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- JPH10100045A JPH10100045A JP8259680A JP25968096A JPH10100045A JP H10100045 A JPH10100045 A JP H10100045A JP 8259680 A JP8259680 A JP 8259680A JP 25968096 A JP25968096 A JP 25968096A JP H10100045 A JPH10100045 A JP H10100045A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/02—Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
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- Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
- Machine Tool Units (AREA)
- General Factory Administration (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】多工程自動工作物処理装置において、システム
全体を操作する主操作盤からのみならず、前記装置の複
数の作業ユニットをそれぞれ操作する複数の副操作盤の
少なくとも幾つかからもシステム全体を連続運転させる
得るようにした制御システムを提供する。 【解決手段】工作物を複数の加工ユニットへ順次搬送し
各工作物に対し複数の加工ユニットにより加工を施すよ
うににしたフレキシブルトランファラインやトランスフ
ァマシンに代表される多工程自動工作物処理装置におい
て、システム全体を操作する主操作盤およびそれぞれが
対応する加工ユニットを個別操作する複数の副操作盤の
少なくとも幾つかに優先スイッチと連続運転指令スイッ
チ群を設け、主操作盤の優先スイッチおよび前記幾つか
の副操作盤の優先スイッチからの出力に応答して優先ス
イッチが出力している一つの操作盤上の連続運転指令ス
イッチ群からの出力を、多工程自動工作物処理装置のシ
ステム全体を全自動で連続運転制御する制御手段へ接続
できるようにした。
全体を操作する主操作盤からのみならず、前記装置の複
数の作業ユニットをそれぞれ操作する複数の副操作盤の
少なくとも幾つかからもシステム全体を連続運転させる
得るようにした制御システムを提供する。 【解決手段】工作物を複数の加工ユニットへ順次搬送し
各工作物に対し複数の加工ユニットにより加工を施すよ
うににしたフレキシブルトランファラインやトランスフ
ァマシンに代表される多工程自動工作物処理装置におい
て、システム全体を操作する主操作盤およびそれぞれが
対応する加工ユニットを個別操作する複数の副操作盤の
少なくとも幾つかに優先スイッチと連続運転指令スイッ
チ群を設け、主操作盤の優先スイッチおよび前記幾つか
の副操作盤の優先スイッチからの出力に応答して優先ス
イッチが出力している一つの操作盤上の連続運転指令ス
イッチ群からの出力を、多工程自動工作物処理装置のシ
ステム全体を全自動で連続運転制御する制御手段へ接続
できるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作物を複数の作
業ユニットへ順次搬送してこれら作業ユニットにより工
作物に対し工具による各種の加工または測定具による測
定または組付具による部品の組付け等の処理を施すよう
にした多工程自動工作物処理装置のための制御システム
に関し、好適にはトランファマシンあるいはフレキシブ
ルトランスファライン等の多工程自動工作物加工装置の
ための制御システムに関する。
業ユニットへ順次搬送してこれら作業ユニットにより工
作物に対し工具による各種の加工または測定具による測
定または組付具による部品の組付け等の処理を施すよう
にした多工程自動工作物処理装置のための制御システム
に関し、好適にはトランファマシンあるいはフレキシブ
ルトランスファライン等の多工程自動工作物加工装置の
ための制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】工作物に対し各種の切削加工または各種
の測定作業または部品の組付けを自動的に施すために上
述した形式の多工程自動工作物処理装置が使用される。
典型的には、工作機械による機械加工分野においては、
大量生産を目的として、トランスファマシンと称される
自動加工システムやこれに加工寸法・形状等の変更をプ
ログラム指令により比較的容易に可能としたフレキシブ
ルトランファライン(以下、FTL)と称する自動加工
システムが使用されている。
の測定作業または部品の組付けを自動的に施すために上
述した形式の多工程自動工作物処理装置が使用される。
典型的には、工作機械による機械加工分野においては、
大量生産を目的として、トランスファマシンと称される
自動加工システムやこれに加工寸法・形状等の変更をプ
ログラム指令により比較的容易に可能としたフレキシブ
ルトランファライン(以下、FTL)と称する自動加工
システムが使用されている。
【0003】このトランスファマシン或いはFTL等の
加工システムは、多工程を構成する各々の加工ユニット
が他の加工ユニットと補完関係にある加工動作を工作物
に施すように構成された多数の加工ユニットを工作物の
搬送方向に沿って配置し、搬送装置が複数の工作物を同
時に搬送して各工作物を隣接する或る加工工程から次ぎ
の加工工程に歩進するように構成されている。
加工システムは、多工程を構成する各々の加工ユニット
が他の加工ユニットと補完関係にある加工動作を工作物
に施すように構成された多数の加工ユニットを工作物の
搬送方向に沿って配置し、搬送装置が複数の工作物を同
時に搬送して各工作物を隣接する或る加工工程から次ぎ
の加工工程に歩進するように構成されている。
【0004】このような従来の加工システムにおいて
は、多数の加工ユニットおよび搬送装置を全自動で連続
運転させる指令を与える主操作盤は通常は初工程の加工
ユニットよりも上流側にある工作物の投入口の近辺に設
置され、一方各加工ユニットを調整等の目的で個別運転
させるための指令を与える副操作盤が各加工ユニットと
対をなして各加工ユニットの近辺に設置されている。
は、多数の加工ユニットおよび搬送装置を全自動で連続
運転させる指令を与える主操作盤は通常は初工程の加工
ユニットよりも上流側にある工作物の投入口の近辺に設
置され、一方各加工ユニットを調整等の目的で個別運転
させるための指令を与える副操作盤が各加工ユニットと
対をなして各加工ユニットの近辺に設置されている。
【0005】各加工ユニットの工具主軸に取り付けられ
る消耗または破損工具を交換する場合、保守要員が主操
作盤上で「連続運転切」のスイッチ操作を行ってシステ
ムの全自動連続運転を解除し、その後工具交換を必要と
する加工ユニットの設置位置まで出向き、その加工ユニ
ットについて工具交換を行う。この場合、保守要員はそ
の加工ユニットの副操作盤上で「各個運転入」のスイッ
チ操作を行った後、各種のスイッチ操作を副操作盤上で
行う。このスイッチ操作は、例えば、その加工ユニット
の工具主軸ヘッドを工具交換を容易にする工具交換位置
まで後退させたり、工具交換後に試し切削のためにその
加工ユニットを動作させる目的で行われる。
る消耗または破損工具を交換する場合、保守要員が主操
作盤上で「連続運転切」のスイッチ操作を行ってシステ
ムの全自動連続運転を解除し、その後工具交換を必要と
する加工ユニットの設置位置まで出向き、その加工ユニ
ットについて工具交換を行う。この場合、保守要員はそ
の加工ユニットの副操作盤上で「各個運転入」のスイッ
チ操作を行った後、各種のスイッチ操作を副操作盤上で
行う。このスイッチ操作は、例えば、その加工ユニット
の工具主軸ヘッドを工具交換を容易にする工具交換位置
まで後退させたり、工具交換後に試し切削のためにその
加工ユニットを動作させる目的で行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
トランファマシンやFTL等の自動加工システムのため
の制御システムにおいては、自動加工システムの連続運
転を主操作盤上のみからしか指令できないので、工具交
換作業の後に自動加工システムを全自動で連続運転する
には、保守要員が主操作盤の設置場所へ戻り、この主操
作盤上から連続運転を指令しなければならない。
トランファマシンやFTL等の自動加工システムのため
の制御システムにおいては、自動加工システムの連続運
転を主操作盤上のみからしか指令できないので、工具交
換作業の後に自動加工システムを全自動で連続運転する
には、保守要員が主操作盤の設置場所へ戻り、この主操
作盤上から連続運転を指令しなければならない。
【0007】例えば、15の加工ステーション(工程)
を有する比較的大形のトランファマシン或いはFTLに
おいては、最終工程の加工ユニットは、最上流に設けた
主制御盤の設置位置から50メートル程の距離を隔てて
配置されており、交換を完了した保守要員は、保守作業
を終えた加工ユニットの設置場所からシステムの連続運
転を保守作業の完了後即座に再開できず、作業性の改善
が要望されている。
を有する比較的大形のトランファマシン或いはFTLに
おいては、最終工程の加工ユニットは、最上流に設けた
主制御盤の設置位置から50メートル程の距離を隔てて
配置されており、交換を完了した保守要員は、保守作業
を終えた加工ユニットの設置場所からシステムの連続運
転を保守作業の完了後即座に再開できず、作業性の改善
が要望されている。
【0008】特に、この連続運転を再開する指令を主制
御盤から指令しても複数の加工ユニットの全てにおいて
連続運転を再開するための準備が正しくされているとは
限らず、このため加工ユニットの数が多い大形の加工シ
ステムにおいて連続運転を再開する場合では、保守要員
あるいはオペレータは主操作盤と複数の加工ユニットの
間を何度も往復することを余儀なくされている。
御盤から指令しても複数の加工ユニットの全てにおいて
連続運転を再開するための準備が正しくされているとは
限らず、このため加工ユニットの数が多い大形の加工シ
ステムにおいて連続運転を再開する場合では、保守要員
あるいはオペレータは主操作盤と複数の加工ユニットの
間を何度も往復することを余儀なくされている。
【0009】したがって、本発明の主たる目的は、上述
したような自動加工システムや自動計測システム或いは
自動組立システム等の多工程形の自動工作物処理装置に
おいて、全自動連続運転させるため指令が主操作盤上の
みならず、複数の作業ユニットと対をなして設けた複数
の副操作盤の少なくとも幾つかの副操作盤からも与える
ことを可能にし、或る作業ユニットについての保守作業
の後、その作業ユニットまたはその近辺の作業ユニット
の副操作盤上からも自動工作物処理装置の全自動連続運
転を即座に指令できるようにした制御システムを提供す
ることである。
したような自動加工システムや自動計測システム或いは
自動組立システム等の多工程形の自動工作物処理装置に
おいて、全自動連続運転させるため指令が主操作盤上の
みならず、複数の作業ユニットと対をなして設けた複数
の副操作盤の少なくとも幾つかの副操作盤からも与える
ことを可能にし、或る作業ユニットについての保守作業
の後、その作業ユニットまたはその近辺の作業ユニット
の副操作盤上からも自動工作物処理装置の全自動連続運
転を即座に指令できるようにした制御システムを提供す
ることである。
【0010】本発明の他の目的は、或る操作盤上で連続
運転指令を与えるための操作を実行する間は、他のどの
操作盤からの連続運転指令の操作出力を無効とし、複数
の操作盤上から連続運転指令を同時に指令できないよう
にして自動工作物処理装置の誤動作を防止できる制御シ
ステムを提供することである。また本発明のその他の目
的は、従来の自動工作物処理装置において連続運転を制
御する制御装置を殆ど変更せずに使用でき、同時に上述
した本発明の主たる目的を達成できる制御システムを提
供することである。
運転指令を与えるための操作を実行する間は、他のどの
操作盤からの連続運転指令の操作出力を無効とし、複数
の操作盤上から連続運転指令を同時に指令できないよう
にして自動工作物処理装置の誤動作を防止できる制御シ
ステムを提供することである。また本発明のその他の目
的は、従来の自動工作物処理装置において連続運転を制
御する制御装置を殆ど変更せずに使用でき、同時に上述
した本発明の主たる目的を達成できる制御システムを提
供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】従来の多工程自動工作物
処理の制御システムに係わる上述した課題および目的
は、本発明による下記の手段により解決され達成され
る。すなわち、請求項1に記載の発明によれば、自動工
作物処理装置の連続運転を指令する主操作盤に優先スイ
ッチを設けると共に、前記主操作盤に設けられる優先ス
イッチに対応する別の優先スイッチと、前記主操作盤に
設けられる連続運転指令スイッチ手段と対応する別の連
続運転指令スイッチ手段とを複数の作業ユニットと対を
なしてこれら作業ユニットの近辺に設置される複数の副
操作盤の少なくとも幾つかの各々に設け、さらに、前記
主操作盤の優先スイッチおよび前記幾つかの副操作盤の
別の優先スイッチの作動出力に応答する指令接続手段を
設けて、この指令接続手段により前記優先スイッチが作
動されている一つの主または副操作盤の連続運転指令ス
イッチ手段の作動出力を前記自動工作物処理装置の連続
運転を制御する制御手段に接続するようにして、前記主
操作盤からの連続運転指令の指令と同様に前記副操作盤
の幾つかからも連続運転指令を前記制御手段へ与えるこ
とができるように構成される。
処理の制御システムに係わる上述した課題および目的
は、本発明による下記の手段により解決され達成され
る。すなわち、請求項1に記載の発明によれば、自動工
作物処理装置の連続運転を指令する主操作盤に優先スイ
ッチを設けると共に、前記主操作盤に設けられる優先ス
イッチに対応する別の優先スイッチと、前記主操作盤に
設けられる連続運転指令スイッチ手段と対応する別の連
続運転指令スイッチ手段とを複数の作業ユニットと対を
なしてこれら作業ユニットの近辺に設置される複数の副
操作盤の少なくとも幾つかの各々に設け、さらに、前記
主操作盤の優先スイッチおよび前記幾つかの副操作盤の
別の優先スイッチの作動出力に応答する指令接続手段を
設けて、この指令接続手段により前記優先スイッチが作
動されている一つの主または副操作盤の連続運転指令ス
イッチ手段の作動出力を前記自動工作物処理装置の連続
運転を制御する制御手段に接続するようにして、前記主
操作盤からの連続運転指令の指令と同様に前記副操作盤
の幾つかからも連続運転指令を前記制御手段へ与えるこ
とができるように構成される。
【0012】請求項2に記載の発明によれば、前記制御
手段をプログラム可能なシーケンス制御装置にて構成
し、前記自動工作物処理装置の連続運転を制御する前記
制御手段の機能を前記シーケンス制御装置が実行するシ
ーケンスプログラムの一部として与えると共に、前記指
令接続手段の機能も前記シーケンス制御装置が実行する
前記シーケンスプログラムの他の一部として与えるよう
に構成される。
手段をプログラム可能なシーケンス制御装置にて構成
し、前記自動工作物処理装置の連続運転を制御する前記
制御手段の機能を前記シーケンス制御装置が実行するシ
ーケンスプログラムの一部として与えると共に、前記指
令接続手段の機能も前記シーケンス制御装置が実行する
前記シーケンスプログラムの他の一部として与えるよう
に構成される。
【0013】これにより、前記優先スイッチが作動され
ている主または副操作盤を識別したり、この識別された
一つの操作盤からの連続運転指令を前記シーケンス制御
装置に接続するための特に設計されたハードワイヤード
回路装置が不要となる。請求項3に記載の発明によれ
ば、請求項1に記載の発明における前記制御手段は、従
来使用されていたものと実質的に同一の形態で使用し得
る。この場合、前記主操作盤および前記幾つかの副操作
盤の各々と前記制御手段との間には、この発明のために
特に設計された識別回路と指令切替回路とが設けられ
る。識別回路は、主操作盤および前記幾つかの副操作盤
の優先スイッチが2つ以上同時に作動される場合でも一
つの操作盤のみを択一的に識別する。指令切替回路は、
識別回路からの識別出力に応答し、識別回路により識別
された一つの操作盤からの連続運転指令を前記制御手段
へ接続する。
ている主または副操作盤を識別したり、この識別された
一つの操作盤からの連続運転指令を前記シーケンス制御
装置に接続するための特に設計されたハードワイヤード
回路装置が不要となる。請求項3に記載の発明によれ
ば、請求項1に記載の発明における前記制御手段は、従
来使用されていたものと実質的に同一の形態で使用し得
る。この場合、前記主操作盤および前記幾つかの副操作
盤の各々と前記制御手段との間には、この発明のために
特に設計された識別回路と指令切替回路とが設けられ
る。識別回路は、主操作盤および前記幾つかの副操作盤
の優先スイッチが2つ以上同時に作動される場合でも一
つの操作盤のみを択一的に識別する。指令切替回路は、
識別回路からの識別出力に応答し、識別回路により識別
された一つの操作盤からの連続運転指令を前記制御手段
へ接続する。
【0014】好適には、本発明による制御システムが適
用される多工程自動工作物処理装置は、請求項4に定義
されるように、この処理装置システム内に投入されてい
る複数の工作物を同時に次々と次工程の加工ユニットへ
搬送する形式のものとして構成される。さらに好適に
は、前述した優先スイッチおよび連続運転指令スイッチ
手段は、請求項5に記載されるように、全ての副操作盤
の各々に設けられる。この連続運転指令スイッチ手段
は、単一の手動スイッチにて構成してもよいし、以下に
記述される実施の形態において具体的に説明される運転
準備スイッチおよび連続運転スイッチ等の複数のスイッ
チにて構成することもできる。
用される多工程自動工作物処理装置は、請求項4に定義
されるように、この処理装置システム内に投入されてい
る複数の工作物を同時に次々と次工程の加工ユニットへ
搬送する形式のものとして構成される。さらに好適に
は、前述した優先スイッチおよび連続運転指令スイッチ
手段は、請求項5に記載されるように、全ての副操作盤
の各々に設けられる。この連続運転指令スイッチ手段
は、単一の手動スイッチにて構成してもよいし、以下に
記述される実施の形態において具体的に説明される運転
準備スイッチおよび連続運転スイッチ等の複数のスイッ
チにて構成することもできる。
【0015】さらに好適には、前記副操作盤の各々に
は、請求項6に記載されるように、連続運転の実行に先
立って、前記多工程自動工作物処理装置のシステム内の
多数のアクチエータを前記連続運転のための準備位置へ
復帰させる指令を与える多数の運転準備操作スイッチが
設けられる。
は、請求項6に記載されるように、連続運転の実行に先
立って、前記多工程自動工作物処理装置のシステム内の
多数のアクチエータを前記連続運転のための準備位置へ
復帰させる指令を与える多数の運転準備操作スイッチが
設けられる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 〔第1実施例〕図1において、本発明による制御システ
ムが好適に使用される多工程自動工作物処理装置は、典
型的には、リフトアンドキャリー式搬送装置を備えるフ
レキシブルトランファライン(以下、FTLと称す。)
10として例示される。このFTLは10は、搬送装置
を構成するトランファバー11と、このバー11に沿っ
て所定の搬送ピッチLの間隔で設置された複数の加工ユ
ニットMU1〜MU3を含んでいる。加工ユニットMU
1〜MU3は、多工程自動工作物処理装置における作業
ユニットとして機能する。図1では、説明を簡単にする
ために便宜上3つの加工ユニットが例示されているが、
加工ユニットの数はこれに限定されるものではない。
に基づいて説明する。 〔第1実施例〕図1において、本発明による制御システ
ムが好適に使用される多工程自動工作物処理装置は、典
型的には、リフトアンドキャリー式搬送装置を備えるフ
レキシブルトランファライン(以下、FTLと称す。)
10として例示される。このFTLは10は、搬送装置
を構成するトランファバー11と、このバー11に沿っ
て所定の搬送ピッチLの間隔で設置された複数の加工ユ
ニットMU1〜MU3を含んでいる。加工ユニットMU
1〜MU3は、多工程自動工作物処理装置における作業
ユニットとして機能する。図1では、説明を簡単にする
ために便宜上3つの加工ユニットが例示されているが、
加工ユニットの数はこれに限定されるものではない。
【0017】各加工ユニットMU1〜MU3には、そえ
ぞれ治具ユニットJ1〜J3がその前方に設置されてい
る。これら各治具ユニットJ1〜J3は、例えば自動車
用のエンジンブロックのような工作物Wの下面が着座さ
れる4つの着座パッド12を持つと共に、この着座パッ
ド12に工作物Wを押しつけ固定する図示されていない
クランプ機構を備えている。
ぞれ治具ユニットJ1〜J3がその前方に設置されてい
る。これら各治具ユニットJ1〜J3は、例えば自動車
用のエンジンブロックのような工作物Wの下面が着座さ
れる4つの着座パッド12を持つと共に、この着座パッ
ド12に工作物Wを押しつけ固定する図示されていない
クランプ機構を備えている。
【0018】図示のFTL10は、矢印13にて示され
る工作物W搬送方向の上流側の治具ユニットJ1の前段
に設置した搬入仮受台U1と、下流側の治具ユニットJ
3の後段に設置した搬出仮受台U2とを備えている。各
仮受台U1,U2は、クランプ機構がない点を除き、各
治具ユニットJ1,J2,J3と実質的に類似の構成の
ものとされている。
る工作物W搬送方向の上流側の治具ユニットJ1の前段
に設置した搬入仮受台U1と、下流側の治具ユニットJ
3の後段に設置した搬出仮受台U2とを備えている。各
仮受台U1,U2は、クランプ機構がない点を除き、各
治具ユニットJ1,J2,J3と実質的に類似の構成の
ものとされている。
【0019】FTL10に投入される工作物Wは、シス
テムへの投入口として機能するガイドレール15内へ搬
入され、図略の押し込み装置により搬入仮受台U1上に
送られる。トランファバー11は、図略のリフトアンド
キャリー機構により駆動されるべくこの機構と機械的に
結合されている。このリフトアンド・キャリー機構は、
後述するように、各加工ユニットMU1〜MU3による
工作物Wの加工が完了し、全ての治具ユニットJ1〜J
3のクランプ機構が工作物Wを釈放する時動作され、図
示の後退・下降状態の原位置からトランスファバー11
を、所定量上昇、所定ストロークL前進、所定量
下降、および所定ストロークL後退させる。これによ
り、搬入仮受台U1,治具ユニットJ1〜J3上の工作
物Wは、トランスファバー11により持ち上げられ、所
定ストロークL前進され、その後下降されてそれぞれ治
具ユニットJ2,J3および搬出仮受台U2上に着座さ
れる。
テムへの投入口として機能するガイドレール15内へ搬
入され、図略の押し込み装置により搬入仮受台U1上に
送られる。トランファバー11は、図略のリフトアンド
キャリー機構により駆動されるべくこの機構と機械的に
結合されている。このリフトアンド・キャリー機構は、
後述するように、各加工ユニットMU1〜MU3による
工作物Wの加工が完了し、全ての治具ユニットJ1〜J
3のクランプ機構が工作物Wを釈放する時動作され、図
示の後退・下降状態の原位置からトランスファバー11
を、所定量上昇、所定ストロークL前進、所定量
下降、および所定ストロークL後退させる。これによ
り、搬入仮受台U1,治具ユニットJ1〜J3上の工作
物Wは、トランスファバー11により持ち上げられ、所
定ストロークL前進され、その後下降されてそれぞれ治
具ユニットJ2,J3および搬出仮受台U2上に着座さ
れる。
【0020】搬出仮受台U2の下流には、前記ガイドレ
ール15と同一の構成を有し、システムの排出口として
機能するガイドレール17および搬出仮受台U2上に送
られた工作物Wをガイドレール17内へ引き込む図略の
引込装置が設けられている。各加工ユニットMU1〜M
U3は、対応する治具ユニットJ1〜J3に向かって主
軸ヘッドH1〜H3を進退可能に案内しており、各主軸
ヘッドH1〜H3はドリル、フライス、ボーリング用の
切削工具T1〜T3を先端に装着し駆動モータM1〜M
3により駆動される主軸S1〜S3を回転自在に支持し
ている。また、各主軸ヘッドH1〜H3を進退する駆動
装置は、図示省略されているが、例えば、予め機械的に
進退ストロークが設定される油圧シリンダや、進退スト
ロークをプログラム入力により任意に変更できる1軸数
値制御形のサーボモータが使用される。
ール15と同一の構成を有し、システムの排出口として
機能するガイドレール17および搬出仮受台U2上に送
られた工作物Wをガイドレール17内へ引き込む図略の
引込装置が設けられている。各加工ユニットMU1〜M
U3は、対応する治具ユニットJ1〜J3に向かって主
軸ヘッドH1〜H3を進退可能に案内しており、各主軸
ヘッドH1〜H3はドリル、フライス、ボーリング用の
切削工具T1〜T3を先端に装着し駆動モータM1〜M
3により駆動される主軸S1〜S3を回転自在に支持し
ている。また、各主軸ヘッドH1〜H3を進退する駆動
装置は、図示省略されているが、例えば、予め機械的に
進退ストロークが設定される油圧シリンダや、進退スト
ロークをプログラム入力により任意に変更できる1軸数
値制御形のサーボモータが使用される。
【0021】フライス工具T2を備える加工ユニットM
2の主軸ヘッドH2は、進退方向と直交し工作物Wの搬
送方向と平行な方向において左右移動可能であり、この
左右送りのために1軸数値制御形のサーボモータ18が
設けられている。上記のように構成されたFTL10を
制御する制御システムは、このマシン10を全自動運転
するために予めプログラムされたシーケンスプログラム
に従って搬送装置および複数の加工ユニットMU1〜M
U3を制御する主シーケンス制御装置(以下、主PLC
と称す。)20と、加工ユニットMU1〜MU3の各々
を他のものと独立して個々に制御するためのプログラム
可能な副シーケンス制御装置(以下、副PLCと称
す。)21〜23とにより構成されている。
2の主軸ヘッドH2は、進退方向と直交し工作物Wの搬
送方向と平行な方向において左右移動可能であり、この
左右送りのために1軸数値制御形のサーボモータ18が
設けられている。上記のように構成されたFTL10を
制御する制御システムは、このマシン10を全自動運転
するために予めプログラムされたシーケンスプログラム
に従って搬送装置および複数の加工ユニットMU1〜M
U3を制御する主シーケンス制御装置(以下、主PLC
と称す。)20と、加工ユニットMU1〜MU3の各々
を他のものと独立して個々に制御するためのプログラム
可能な副シーケンス制御装置(以下、副PLCと称
す。)21〜23とにより構成されている。
【0022】主操作盤30は、多数の手動操作可能なス
イッチ群を備え、これらスイッチ群の作動信号を主PL
C20に出力するように電気的に接続されている。一
方、副PLC21〜23の各々と対応して副操作盤31
〜33が設けられ、この副操作盤31〜33の各々は対
応する加工ユニットMU1〜MU3を個別運転させるた
めの多数の手動操作可能なスイッチ群を備え、これらス
イッチ群の作動信号を対応する副PLCに出力するよう
に接続されている。
イッチ群を備え、これらスイッチ群の作動信号を主PL
C20に出力するように電気的に接続されている。一
方、副PLC21〜23の各々と対応して副操作盤31
〜33が設けられ、この副操作盤31〜33の各々は対
応する加工ユニットMU1〜MU3を個別運転させるた
めの多数の手動操作可能なスイッチ群を備え、これらス
イッチ群の作動信号を対応する副PLCに出力するよう
に接続されている。
【0023】図2は、主PLC20を含む制御システム
のブロック回路の一例を示す。この主PLC20は、入
力回路部41、出力回路部42、演算制御部43および
メモリ44とで構成される。入力回路部41は、主操作
盤30上に設けた多数の手動操作スイッチ群SWおよび
FTL10の各部に配置した動作確認用のリミットスイ
ッチ群LSが接続され、これらスイッチ群SW,LSの
動作状態(オン・オフ状態)を演算制御部43からの指
令に応答して順次選択すると共に、演算制御部43へ入
力する。
のブロック回路の一例を示す。この主PLC20は、入
力回路部41、出力回路部42、演算制御部43および
メモリ44とで構成される。入力回路部41は、主操作
盤30上に設けた多数の手動操作スイッチ群SWおよび
FTL10の各部に配置した動作確認用のリミットスイ
ッチ群LSが接続され、これらスイッチ群SW,LSの
動作状態(オン・オフ状態)を演算制御部43からの指
令に応答して順次選択すると共に、演算制御部43へ入
力する。
【0024】動作確認用のリミットスイッチ群LSは、
例えば、搬入仮受台U1および搬出仮受台U2上におけ
る工作物Wの存在を確認する各リミットスイッチ、トラ
ンスファバー11の下降・後退原位置,上昇位置および
前進位置をそれぞれ確認するリミットスイッチ、治具ユ
ニットJ1〜J3に設けたクランプ機構のクランプおよ
びアンクランプを確認するリミットスイッチ、主軸ヘッ
ドH1〜H3の後退原位置を確認する各リミットスイッ
チ、工具主軸S1〜S3の回転を確認する近接スイッ
チ、さらには、主軸ヘッドH1〜H3が送り原位置に到
達した状態および目標前進位置に到達した状態において
各1軸数値制御装置(以下、1軸NC装置と称す。)か
ら出力される位置確認信号などを含んでいる。
例えば、搬入仮受台U1および搬出仮受台U2上におけ
る工作物Wの存在を確認する各リミットスイッチ、トラ
ンスファバー11の下降・後退原位置,上昇位置および
前進位置をそれぞれ確認するリミットスイッチ、治具ユ
ニットJ1〜J3に設けたクランプ機構のクランプおよ
びアンクランプを確認するリミットスイッチ、主軸ヘッ
ドH1〜H3の後退原位置を確認する各リミットスイッ
チ、工具主軸S1〜S3の回転を確認する近接スイッ
チ、さらには、主軸ヘッドH1〜H3が送り原位置に到
達した状態および目標前進位置に到達した状態において
各1軸数値制御装置(以下、1軸NC装置と称す。)か
ら出力される位置確認信号などを含んでいる。
【0025】一方、出力回路部42は、主操作盤30上
に設けた表示ランプ群LPおよびFTL10の各部に配
置した各種のアクチエータの起動・停止を指令する継電
器群RLYと接続され、演算制御部43からの指令に応
じてこれら継電器群PLYの動作状態を入力信号として
演算制御部43へ順次入力すると共に、演算制御部43
から順次出力される作動指令に応じて継電器群PLYを
付勢又は消勢する。
に設けた表示ランプ群LPおよびFTL10の各部に配
置した各種のアクチエータの起動・停止を指令する継電
器群RLYと接続され、演算制御部43からの指令に応
じてこれら継電器群PLYの動作状態を入力信号として
演算制御部43へ順次入力すると共に、演算制御部43
から順次出力される作動指令に応じて継電器群PLYを
付勢又は消勢する。
【0026】継電器群PLYは、トランファバー11を
上下動するモータの動作を制御する継電器、同バー11
を前進後退するモータを制御する継電器、治具ユニット
J1〜J3のクランプ機構を駆動するモータを制御する
継電器、工具主軸S1〜S3を駆動する電動機M1〜M
3の動作を制御する継電器、さらには主軸ヘッドH1〜
H3の前進・後退および主軸ヘッドH2の左右動を制御
する1軸NC装置に動作指令を与える継電器などを含
む。
上下動するモータの動作を制御する継電器、同バー11
を前進後退するモータを制御する継電器、治具ユニット
J1〜J3のクランプ機構を駆動するモータを制御する
継電器、工具主軸S1〜S3を駆動する電動機M1〜M
3の動作を制御する継電器、さらには主軸ヘッドH1〜
H3の前進・後退および主軸ヘッドH2の左右動を制御
する1軸NC装置に動作指令を与える継電器などを含
む。
【0027】主PLC20の演算制御装置43は、シー
ケンス入力部46から入力されメモリ44に記憶されて
いるシーケンスプログラムに従って動作され、入力回路
部41および出力回路部42に対しスイッチ群および継
電器群の動作状態を取り込む為の指令を与えると共に、
これらスイッチ群および継電器群の動作状態の組み合わ
せが各継電器を付勢または消勢する条件を満足する毎
に、その継電器を付勢または消勢する。
ケンス入力部46から入力されメモリ44に記憶されて
いるシーケンスプログラムに従って動作され、入力回路
部41および出力回路部42に対しスイッチ群および継
電器群の動作状態を取り込む為の指令を与えると共に、
これらスイッチ群および継電器群の動作状態の組み合わ
せが各継電器を付勢または消勢する条件を満足する毎
に、その継電器を付勢または消勢する。
【0028】副PLC21〜23の各々は、入・出力回
路部41,42に接続可能な接点数およびメモリ44に
記憶可能なプログラムステップ数が前述した主PLC2
0のそれらよりも能力的に小さい点を除き、主PLC2
0と構成が同一である。また、副PLC40の各々に設
けられる図略の入力回路部は、そのPLCに接続された
副操作盤上のスイッチ群およびそのPLCが属する加工
ユニットの各所に配置された動作確認用のリミットスイ
ッチ群を入力要素として接続している。副PLC21〜
23の各々に設けられた図略の出力回路部は、そのPL
Cが属する加工ユニットに設けられた油圧モータまたは
電動機を制御する継電器群およびそのPLCが属する加
工ユニットに設けられた1軸NC装置に動作指令を与え
る継電器などを出力要素群として接続している。
路部41,42に接続可能な接点数およびメモリ44に
記憶可能なプログラムステップ数が前述した主PLC2
0のそれらよりも能力的に小さい点を除き、主PLC2
0と構成が同一である。また、副PLC40の各々に設
けられる図略の入力回路部は、そのPLCに接続された
副操作盤上のスイッチ群およびそのPLCが属する加工
ユニットの各所に配置された動作確認用のリミットスイ
ッチ群を入力要素として接続している。副PLC21〜
23の各々に設けられた図略の出力回路部は、そのPL
Cが属する加工ユニットに設けられた油圧モータまたは
電動機を制御する継電器群およびそのPLCが属する加
工ユニットに設けられた1軸NC装置に動作指令を与え
る継電器などを出力要素群として接続している。
【0029】図3は、主操作盤30の手動操作スイッチ
群等の配置を示す。主操作盤30上には、主としてFT
L10を全自動連続運転する実行指令を主PLC20に
与える連続運転指令スイッチ群315と、手動/自動切
替スイッチ316と、非常停止スイッチ317と、FT
L10の全自動連続運転に先立ってFTL10の種々の
可動要素を各個モードで原位置へ復帰させる連続運転準
備スイッチ群318と、FTL10の種々の可動要素の
動作状態をモニター表示装置302上で確認するための
指令を主PLC20に与えるモニタースイッチ群303
と、さらに複数の確認ランプからなるランプ群319が
配置されている。
群等の配置を示す。主操作盤30上には、主としてFT
L10を全自動連続運転する実行指令を主PLC20に
与える連続運転指令スイッチ群315と、手動/自動切
替スイッチ316と、非常停止スイッチ317と、FT
L10の全自動連続運転に先立ってFTL10の種々の
可動要素を各個モードで原位置へ復帰させる連続運転準
備スイッチ群318と、FTL10の種々の可動要素の
動作状態をモニター表示装置302上で確認するための
指令を主PLC20に与えるモニタースイッチ群303
と、さらに複数の確認ランプからなるランプ群319が
配置されている。
【0030】連続運転指令スイッチ群315は、優先ス
イッチ311、運転準備スイッチ312、連続起動スイ
ッチ313、および連続切スイッチ314からなる。連
続運転準備スイッチ群318は、手動/自動切替スイッ
チ316が「手動」位置に選択された各個運転モードに
おいて、連続運転に先立ってFTLの各可動要素を原位
置状態にセットするためのもので、例えば、トランファ
バー11を下降・後退原位置に復帰させたり、全ての治
具ユニットJ1〜J3のクランプ機構をアンクランプ状
態にしたり、全ての主軸ヘッドH1〜H3を後退原位置
に戻したりするために操作される。
イッチ311、運転準備スイッチ312、連続起動スイ
ッチ313、および連続切スイッチ314からなる。連
続運転準備スイッチ群318は、手動/自動切替スイッ
チ316が「手動」位置に選択された各個運転モードに
おいて、連続運転に先立ってFTLの各可動要素を原位
置状態にセットするためのもので、例えば、トランファ
バー11を下降・後退原位置に復帰させたり、全ての治
具ユニットJ1〜J3のクランプ機構をアンクランプ状
態にしたり、全ての主軸ヘッドH1〜H3を後退原位置
に戻したりするために操作される。
【0031】前記手動/自動切替スイッチ316は、こ
のようにしてFTL10の各可動要素が原位置状態にセ
ットされた後、「自動」位置に選択され、これにより優
先スイッチ311、連続起動スイッチ313、連続切ス
イッチ314の出力が有効なものとして主PLC20に
認識されるようにしている。本発明においては、主操作
盤30に優先スイッチ311を設け、このスイッチ31
1が「優先」位置に切替えられるとき、従来のFTLに
おける主操作盤からの操作と同様に、運転準備スイッチ
312および連続起動スイッチ313の押動により主P
LC20にFTL10の全自動連続運転を指令でき、連
続切スイッチ314の押動により連続運転の停止を指令
できるようにしている。
のようにしてFTL10の各可動要素が原位置状態にセ
ットされた後、「自動」位置に選択され、これにより優
先スイッチ311、連続起動スイッチ313、連続切ス
イッチ314の出力が有効なものとして主PLC20に
認識されるようにしている。本発明においては、主操作
盤30に優先スイッチ311を設け、このスイッチ31
1が「優先」位置に切替えられるとき、従来のFTLに
おける主操作盤からの操作と同様に、運転準備スイッチ
312および連続起動スイッチ313の押動により主P
LC20にFTL10の全自動連続運転を指令でき、連
続切スイッチ314の押動により連続運転の停止を指令
できるようにしている。
【0032】加工ユニットMU1〜MU3に対応して設
けた副操作盤31〜33の各々は、従来のFTLにおけ
る副操作盤からの操作と同様に、それに対応する一つの
加工ユニットに属する各種アクチエータを各個運転モー
ドで個別に制御するための指令を与える各個操作機能
と、本発明に従って、FTL10の種々の可動要素を全
自動連続運転に先立って原位置へ復帰させる連続運転準
備機能およびFTL10を連続運転させる指令を与える
連続運転指令機能とを備えている。
けた副操作盤31〜33の各々は、従来のFTLにおけ
る副操作盤からの操作と同様に、それに対応する一つの
加工ユニットに属する各種アクチエータを各個運転モー
ドで個別に制御するための指令を与える各個操作機能
と、本発明に従って、FTL10の種々の可動要素を全
自動連続運転に先立って原位置へ復帰させる連続運転準
備機能およびFTL10を連続運転させる指令を与える
連続運転指令機能とを備えている。
【0033】図4に示すように、各副操作盤31〜33
は、優先スイッチ411、運転準備スイッチ412、連
続起動スイッチ413、連続切スイッチ414からなる
連続運転指令スイッチ群415、手動/自動切替スイッ
チ416、非常停止スイッチ417、およびその他の複
数の運転動準備/各個操作スイッチ群418を備えてい
る。手動/自動切替スイッチ416は、「手動」位置に
あるとき、運転準備/各個操作スイッチ群418の操作
が有効な操作として対応する副PLC21〜23に入力
されるように機能し、逆に「自動」位置にあるとき連続
運転指令スイッチ415の操作が有効なものとして対応
する副PLC21〜23に入力されるように機能する。
は、優先スイッチ411、運転準備スイッチ412、連
続起動スイッチ413、連続切スイッチ414からなる
連続運転指令スイッチ群415、手動/自動切替スイッ
チ416、非常停止スイッチ417、およびその他の複
数の運転動準備/各個操作スイッチ群418を備えてい
る。手動/自動切替スイッチ416は、「手動」位置に
あるとき、運転準備/各個操作スイッチ群418の操作
が有効な操作として対応する副PLC21〜23に入力
されるように機能し、逆に「自動」位置にあるとき連続
運転指令スイッチ415の操作が有効なものとして対応
する副PLC21〜23に入力されるように機能する。
【0034】連続運転指令スイッチ群415を構成する
スイッチ411〜414の機能は、主操作盤30上の下
2桁が対応する符号を付したスイッチ311〜314と
同一である。運転準備/各個操作スイッチ群418は、
各個/全体切替スイッチ418aを含み、このスイッチ
が「各個」位置に選択されるときその加工ユニットのみ
に属する治具ユニットのクランプ機構を動作する治具操
作スイッチ418d、その加工ユニットのみに属する主
軸ヘッドを前進後退するヘッド操作スイッチ418e等
からなる。
スイッチ411〜414の機能は、主操作盤30上の下
2桁が対応する符号を付したスイッチ311〜314と
同一である。運転準備/各個操作スイッチ群418は、
各個/全体切替スイッチ418aを含み、このスイッチ
が「各個」位置に選択されるときその加工ユニットのみ
に属する治具ユニットのクランプ機構を動作する治具操
作スイッチ418d、その加工ユニットのみに属する主
軸ヘッドを前進後退するヘッド操作スイッチ418e等
からなる。
【0035】またこのスイッチ群418は、各個/全体
切替スイッチ418aが「全体」位置に選択されるとき
トランファバー11を前進後退および上下動するトラン
スファバー操作スイッチ418b,418cを含んでい
る。この切替スイッチ418aが「全体」位置にあると
き、前記治具操作スイッチは418d全ての治具ユニッ
トJ1〜J3のクランプ機構を一斉に操作でき、同様に
前記ヘッド操作スイッチ418eは全ての主軸ヘッドH
1〜H3の前進後退動作を一斉に操作できる。
切替スイッチ418aが「全体」位置に選択されるとき
トランファバー11を前進後退および上下動するトラン
スファバー操作スイッチ418b,418cを含んでい
る。この切替スイッチ418aが「全体」位置にあると
き、前記治具操作スイッチは418d全ての治具ユニッ
トJ1〜J3のクランプ機構を一斉に操作でき、同様に
前記ヘッド操作スイッチ418eは全ての主軸ヘッドH
1〜H3の前進後退動作を一斉に操作できる。
【0036】図5〜図7は、主PLC20が実行すべく
そのメモリ44に記憶された主シーケンスプログラム
(以下、主プログラム)60の構成の概要をラダーダイ
ヤグラムの形態で示すものである。主プログラム60
は、リンク部61,連続操作応答部62,連続起動/切
ロジック部63,運転準備確認部64,連続運転制御部
65および原位置復帰制御部66等の各セクションから
なる。
そのメモリ44に記憶された主シーケンスプログラム
(以下、主プログラム)60の構成の概要をラダーダイ
ヤグラムの形態で示すものである。主プログラム60
は、リンク部61,連続操作応答部62,連続起動/切
ロジック部63,運転準備確認部64,連続運転制御部
65および原位置復帰制御部66等の各セクションから
なる。
【0037】リンク部61は、主PLC20に付属の第
2図に示すリンクモジュールLNK0から副PLC21
〜23の各々上に設けた連続運転指令スイッチ群415
の操作状態を読み取り、この情報をリンク情報としてダ
ミー出力1D1X〜3D1Bを付勢して記憶する。連続
操作応答部62は、主PLC20上の連続運転指令スイ
ッチ群315の操作状態をダミー出力R1X,R2X,
R1A,R1Bの付勢により記憶する。
2図に示すリンクモジュールLNK0から副PLC21
〜23の各々上に設けた連続運転指令スイッチ群415
の操作状態を読み取り、この情報をリンク情報としてダ
ミー出力1D1X〜3D1Bを付勢して記憶する。連続
操作応答部62は、主PLC20上の連続運転指令スイ
ッチ群315の操作状態をダミー出力R1X,R2X,
R1A,R1Bの付勢により記憶する。
【0038】連続起動/切ロジック部63は、上記ダミ
ー出力1D1X〜3D1BおよびR1X,R2X,R1
A,R1Bを入力とし、システム全体の「運転準備確
認」,「連続切」および「連続起動」を指令するロジッ
ク回路として機能する。運転準備確認部64および連続
運転制御部65は公知のロジック回路として機能するも
ので、運転準備確認部64は主としてトランファバー1
1および全ての治具ユニットJ1〜J3を駆動するアク
チエータ(具体的には、油圧シリンダーや電動機を用い
た駆動機構)および全ての主軸ヘッドH1〜H3の1軸
NC装置の動作原位置を確認し、この確認が完了すると
ダミー出力D1XCを「オン」状態にセットする。
ー出力1D1X〜3D1BおよびR1X,R2X,R1
A,R1Bを入力とし、システム全体の「運転準備確
認」,「連続切」および「連続起動」を指令するロジッ
ク回路として機能する。運転準備確認部64および連続
運転制御部65は公知のロジック回路として機能するも
ので、運転準備確認部64は主としてトランファバー1
1および全ての治具ユニットJ1〜J3を駆動するアク
チエータ(具体的には、油圧シリンダーや電動機を用い
た駆動機構)および全ての主軸ヘッドH1〜H3の1軸
NC装置の動作原位置を確認し、この確認が完了すると
ダミー出力D1XCを「オン」状態にセットする。
【0039】連続運転制御部65は、動作原位確認完了
ダミー出力D1XCおよび連続起動指令ダミー出力D2
Gが共に「オン」状態にありかつ連続切ダミー出力D1
Bが「オン」状態にあることを条件として起動され、図
9の線図を参照して後述する連続運転サイクルを制御す
るプログラムセクションとして構成されている。原位置
復帰制御部66は、連続運転準備スイッチ群318の操
作により、連続運転の開始に先立って、FTL10の全
ての可動要素を原位置へ復帰させるようにプログラムさ
れている。
ダミー出力D1XCおよび連続起動指令ダミー出力D2
Gが共に「オン」状態にありかつ連続切ダミー出力D1
Bが「オン」状態にあることを条件として起動され、図
9の線図を参照して後述する連続運転サイクルを制御す
るプログラムセクションとして構成されている。原位置
復帰制御部66は、連続運転準備スイッチ群318の操
作により、連続運転の開始に先立って、FTL10の全
ての可動要素を原位置へ復帰させるようにプログラムさ
れている。
【0040】図8は、副PLC21〜23の各々に記憶
されて副シーケンスプログラム(以下、副プログラムと
称す。)70の構成を、第1加工ユニットMU1用のそ
れを代表して、ラダーダイヤグラムの形態で示す。副プ
ログラム70の各々は、対応する加工ユニットMU1の
副操作盤31上に設けた連続運転指令スイッチ群415
の操作状態を読み取り、この情報をリンク情報として対
応するリンクモジュールLNK1へ出力するダミー出力
1R1X〜1D1Bを有するリンク情報出力部72と、
各個モード状態にて対応する加工ユニットMU1を制御
したり、連続運転の準備のためにFTL10の各種アク
チエータを原位置へ復帰させる運転準備/各個制御部7
5として機能するプログラムセクションとで構成されて
いる。
されて副シーケンスプログラム(以下、副プログラムと
称す。)70の構成を、第1加工ユニットMU1用のそ
れを代表して、ラダーダイヤグラムの形態で示す。副プ
ログラム70の各々は、対応する加工ユニットMU1の
副操作盤31上に設けた連続運転指令スイッチ群415
の操作状態を読み取り、この情報をリンク情報として対
応するリンクモジュールLNK1へ出力するダミー出力
1R1X〜1D1Bを有するリンク情報出力部72と、
各個モード状態にて対応する加工ユニットMU1を制御
したり、連続運転の準備のためにFTL10の各種アク
チエータを原位置へ復帰させる運転準備/各個制御部7
5として機能するプログラムセクションとで構成されて
いる。
【0041】以下、上記のように構成された第1実施例
の動作を説明する。先ず、オペレータが主操作盤30か
らFTL10を全自動連続運転する場合の動作を説明す
る。全自動連続運転の指令に先立ってFTL10の全て
の可動要素を原位置に復帰させる連続運転準備操作が行
われる。この操作においては、主操作盤30上の手動/
自動切替スイッチ316が「手動」位置に切替えられた
後、連続運転指令スイッチ群318が操作される。これ
らの操作は、トランスファバー11を下降・後退原位置
に復帰させるためのスイッチ318b,318cの操
作、全ての治具ユニットJ1〜J3のクランプ機構をア
ンクランプ状態とするスイッチ318dの操作、全ての
主軸ヘッドH1〜H3を後退原位置に復帰させるスイッ
チ318eの操作などを含む。
の動作を説明する。先ず、オペレータが主操作盤30か
らFTL10を全自動連続運転する場合の動作を説明す
る。全自動連続運転の指令に先立ってFTL10の全て
の可動要素を原位置に復帰させる連続運転準備操作が行
われる。この操作においては、主操作盤30上の手動/
自動切替スイッチ316が「手動」位置に切替えられた
後、連続運転指令スイッチ群318が操作される。これ
らの操作は、トランスファバー11を下降・後退原位置
に復帰させるためのスイッチ318b,318cの操
作、全ての治具ユニットJ1〜J3のクランプ機構をア
ンクランプ状態とするスイッチ318dの操作、全ての
主軸ヘッドH1〜H3を後退原位置に復帰させるスイッ
チ318eの操作などを含む。
【0042】これらの操作が行われる時、主PLC20
は、原位置復帰制御部66に従い、トランスファバー1
1を下降・後退原位置へ復帰させ、治具ユニットJ1〜
J3のクランプ機構をアンクランプ動作させ、また工具
ヘッドH1〜H3を後退原位置へ復帰させる。次ぎに、
オペレータは、手動/自動切替スイッチ316を「自
動」位置に切替え、優先スイッチ311を「優先」位置
に切替えられると共に、運転準備スイッチ312および
連続起動スイッチ313を順次押動する。これにより、
図5に示す主プログラム60の連続操作応答部62のプ
ログラミセクションに従い、ダミー出力R1X,R2X
およびR1Aが順次「オン」状態にされる。
は、原位置復帰制御部66に従い、トランスファバー1
1を下降・後退原位置へ復帰させ、治具ユニットJ1〜
J3のクランプ機構をアンクランプ動作させ、また工具
ヘッドH1〜H3を後退原位置へ復帰させる。次ぎに、
オペレータは、手動/自動切替スイッチ316を「自
動」位置に切替え、優先スイッチ311を「優先」位置
に切替えられると共に、運転準備スイッチ312および
連続起動スイッチ313を順次押動する。これにより、
図5に示す主プログラム60の連続操作応答部62のプ
ログラミセクションに従い、ダミー出力R1X,R2X
およびR1Aが順次「オン」状態にされる。
【0043】一方、主プログラム60の連続起動/切ロ
ジック部63は、主PLC20の操作優先を指令するダ
ミー出力R1Xが「オン」状態にあると共に、全ての副
PLC21〜23の操作優先を指令するダミー出力1D
1X,2D1Xおよび3D1Xが「オフ」状態になって
いるときに、運転準備用のダミー出力R2Xが押動され
る時、運転準備指令用のダミー出力D1Xが「オン」さ
れる。(出力D1Xのオン条件の第1段参照)つまり、
このダミー出力D1Xは、主操作盤30上の優先スイッ
チ311が「優先」位置に設定され、全ての副操作盤3
1〜33上の優先スイッチ411が「非優先」位置に設
定されているときに、主操作盤30上の運転準備スイッ
チ312が押動されると、「オン」状態とされる。
ジック部63は、主PLC20の操作優先を指令するダ
ミー出力R1Xが「オン」状態にあると共に、全ての副
PLC21〜23の操作優先を指令するダミー出力1D
1X,2D1Xおよび3D1Xが「オフ」状態になって
いるときに、運転準備用のダミー出力R2Xが押動され
る時、運転準備指令用のダミー出力D1Xが「オン」さ
れる。(出力D1Xのオン条件の第1段参照)つまり、
このダミー出力D1Xは、主操作盤30上の優先スイッ
チ311が「優先」位置に設定され、全ての副操作盤3
1〜33上の優先スイッチ411が「非優先」位置に設
定されているときに、主操作盤30上の運転準備スイッ
チ312が押動されると、「オン」状態とされる。
【0044】このダミー出力D1Xが「オン」にされる
と、連続起動/切ロジック部63のタイマーダミー出力
T1CRXおよびこれに応答するダミー出力T1CR1
が順次「オン」にされ、ダミー出力T1CR1の「オ
ン」が保持される。また、このダミー出力D1Xが「オ
ン」にされると、運転準備確認部64のプログラムセク
ションが有効となり、このセクションンに従い、FTL
10の種々の可動要素が全て原位置状態にあるか否かテ
ストされ、原位置状態つまり連続運転準備状態にあれ
ば、運転準備完了確認用のダミー出力D1XCが「オ
ン」される。
と、連続起動/切ロジック部63のタイマーダミー出力
T1CRXおよびこれに応答するダミー出力T1CR1
が順次「オン」にされ、ダミー出力T1CR1の「オ
ン」が保持される。また、このダミー出力D1Xが「オ
ン」にされると、運転準備確認部64のプログラムセク
ションが有効となり、このセクションンに従い、FTL
10の種々の可動要素が全て原位置状態にあるか否かテ
ストされ、原位置状態つまり連続運転準備状態にあれ
ば、運転準備完了確認用のダミー出力D1XCが「オ
ン」される。
【0045】連続起動/切ロジック部63の連続起動指
令用ダミー出力D1GおよびD2Gは、主操作盤30か
ら連続運転の起動を指令する場合、出力D1Gのオン条
件の第1段目の入力を条件とし、主操作盤30上の優先
スイッチ311が「優先」位置にあると共に、全ての副
操作盤31〜33上の優先スイッチ411が「非優先」
位置にある状態で、主操作盤30上の連続起動スイッチ
313が押動される時、順次「オン」状態にされ、ダミ
ー出力D2Gは自己保持される。
令用ダミー出力D1GおよびD2Gは、主操作盤30か
ら連続運転の起動を指令する場合、出力D1Gのオン条
件の第1段目の入力を条件とし、主操作盤30上の優先
スイッチ311が「優先」位置にあると共に、全ての副
操作盤31〜33上の優先スイッチ411が「非優先」
位置にある状態で、主操作盤30上の連続起動スイッチ
313が押動される時、順次「オン」状態にされ、ダミ
ー出力D2Gは自己保持される。
【0046】なお、連続切指令用ダミー出力D1Bは常
態ではオンされており、何れかの操作盤上の連続切スイ
ッチ314または414が押動される時、オフにされて
連続運転指令用のダミー出力D2Gをオフにする。主プ
ログラム60の連続運転制御部65は、連続切指令用の
ダミー出力D1Bが「オン」状態にあり、かつ運転準備
完了確認用のダミー出力D1XCおよび連続起動指令用
ダミー出力D2Gが共に「オン」になる時、図9のサイ
クル線図で示すように、FTL10の公知の連続運転を
制御する。
態ではオンされており、何れかの操作盤上の連続切スイ
ッチ314または414が押動される時、オフにされて
連続運転指令用のダミー出力D2Gをオフにする。主プ
ログラム60の連続運転制御部65は、連続切指令用の
ダミー出力D1Bが「オン」状態にあり、かつ運転準備
完了確認用のダミー出力D1XCおよび連続起動指令用
ダミー出力D2Gが共に「オン」になる時、図9のサイ
クル線図で示すように、FTL10の公知の連続運転を
制御する。
【0047】この連続運転制御を簡単に説明すれば、連
続起動指令用のダミー出力D2Gが「オン」にされる
と、図1のトランスファバー11が上昇し、前進し、下
降し、そして原位置へ復帰される。バー11は、この上
昇動作の途中において搬入仮受台U1,全ての治具ユニ
ットJ1〜J3上から工作物Wを受取り、前進動作にお
いて全ての工作物Wを搬送ピッチLだけ前進し、下降動
作の途中において全ての工作物Wを全ての治具ユニット
J1〜J3および搬出仮受台U2上に置き去る。
続起動指令用のダミー出力D2Gが「オン」にされる
と、図1のトランスファバー11が上昇し、前進し、下
降し、そして原位置へ復帰される。バー11は、この上
昇動作の途中において搬入仮受台U1,全ての治具ユニ
ットJ1〜J3上から工作物Wを受取り、前進動作にお
いて全ての工作物Wを搬送ピッチLだけ前進し、下降動
作の途中において全ての工作物Wを全ての治具ユニット
J1〜J3および搬出仮受台U2上に置き去る。
【0048】バー11の後退動作開始と平行して、全て
の治具ユニットJ1〜J3のクランプ機構がクランプ動
作されて工作物Wが固定される。クランプ完了が確認さ
れると、全ての主軸ヘッドH1〜H3が原位置から前進
動作され、これと平行して主軸S1〜S3が回転され
る。これにより、加工ユニットMU1,MU3の主軸ヘ
ッドH1,H3は、工作物Wに孔明け加工を施し、送り
前進端到達の後原位置へ向かって後退動作される。一方
加工ユニットMU2の主軸ヘッドH2は、前進端到達に
よりフライス工具T2を工作物Wに対し所定量切り込
み、その後左右一往復送り動作されて工作物Wの側面に
フライス加工を施し、右端に戻ると後退送りされて原位
置へ復帰される。
の治具ユニットJ1〜J3のクランプ機構がクランプ動
作されて工作物Wが固定される。クランプ完了が確認さ
れると、全ての主軸ヘッドH1〜H3が原位置から前進
動作され、これと平行して主軸S1〜S3が回転され
る。これにより、加工ユニットMU1,MU3の主軸ヘ
ッドH1,H3は、工作物Wに孔明け加工を施し、送り
前進端到達の後原位置へ向かって後退動作される。一方
加工ユニットMU2の主軸ヘッドH2は、前進端到達に
よりフライス工具T2を工作物Wに対し所定量切り込
み、その後左右一往復送り動作されて工作物Wの側面に
フライス加工を施し、右端に戻ると後退送りされて原位
置へ復帰される。
【0049】全ての主軸ヘッドH1〜H3が原位置へ復
帰されると、全ての治具ユニットJ1〜J3のクランプ
機構がアンクランプ動作されて、1加工サイクルが終了
し、トランスファバー11の上昇により次ぎの加工サイ
クルが開始される。次ぎに、オペレータが折損または寿
命到達工具を新工具と交換した後試し切削するため、或
いは試し切削の後連続運転の準備動作のために、加工ユ
ニットMU1〜MU3の各々を各個モードで運転する場
合の動作を、加工ユニットMU1を代表例にして、説明
する。
帰されると、全ての治具ユニットJ1〜J3のクランプ
機構がアンクランプ動作されて、1加工サイクルが終了
し、トランスファバー11の上昇により次ぎの加工サイ
クルが開始される。次ぎに、オペレータが折損または寿
命到達工具を新工具と交換した後試し切削するため、或
いは試し切削の後連続運転の準備動作のために、加工ユ
ニットMU1〜MU3の各々を各個モードで運転する場
合の動作を、加工ユニットMU1を代表例にして、説明
する。
【0050】この各個モード運転においては、オペレー
タは、副操作盤31上の手動/自動切替スイッチ416
を「手動」位置に設定し、各個/全体切替スイッチ41
8aを「各個」位置に設定した状態で、運転準備/各個
操作スイッチ群418内の種々のスイッチを操作する。
これにより、工具交換後の試し切削の場合では、テスト
用の工作物を治具ユニットJ1上に載置した後、クラン
プ機構がクランプ動作され、主軸ヘッドH1が前進およ
び後退される。
タは、副操作盤31上の手動/自動切替スイッチ416
を「手動」位置に設定し、各個/全体切替スイッチ41
8aを「各個」位置に設定した状態で、運転準備/各個
操作スイッチ群418内の種々のスイッチを操作する。
これにより、工具交換後の試し切削の場合では、テスト
用の工作物を治具ユニットJ1上に載置した後、クラン
プ機構がクランプ動作され、主軸ヘッドH1が前進およ
び後退される。
【0051】また、連続運転の準備動作の場合では、オ
ベレータは、手動/自動切替スイッチ416を「手動」
位置に設定し、各個/全体切替スイッチ418aを「全
体」位置に設定した状態で、スイッチ群418内の種々
のスイッチを操作する。この場合、スイッチ418b,
418cの操作により、トランファバー11を下降およ
び後退させて原位置へ復帰させたり、スイッチ418d
の操作により全ての治具ユニットJ1〜J3のクランプ
機構を一斉にアンクランプさせたり、スイッチ418e
の操作により全ての主軸ヘッドH1〜H3を一斉に原位
置へ復帰させる等の連続運転準備動作が原位置復帰/各
個制御部にしたがって実行される。
ベレータは、手動/自動切替スイッチ416を「手動」
位置に設定し、各個/全体切替スイッチ418aを「全
体」位置に設定した状態で、スイッチ群418内の種々
のスイッチを操作する。この場合、スイッチ418b,
418cの操作により、トランファバー11を下降およ
び後退させて原位置へ復帰させたり、スイッチ418d
の操作により全ての治具ユニットJ1〜J3のクランプ
機構を一斉にアンクランプさせたり、スイッチ418e
の操作により全ての主軸ヘッドH1〜H3を一斉に原位
置へ復帰させる等の連続運転準備動作が原位置復帰/各
個制御部にしたがって実行される。
【0052】すなわち、本実施例における各副操作盤3
1〜33は、システム全体の連続運転に準備する運転準
備動作を指令することが可能である。なお、スイッチ4
18bから418dの各々は、スイッチ318b〜31
8dと同様に、2つの切替位置で押動されることにより
異なる2つの指令(例えば、バー11の前進と後退)を
与えることができる形式の2位置選択形の押しボタンス
イッチで構成される。
1〜33は、システム全体の連続運転に準備する運転準
備動作を指令することが可能である。なお、スイッチ4
18bから418dの各々は、スイッチ318b〜31
8dと同様に、2つの切替位置で押動されることにより
異なる2つの指令(例えば、バー11の前進と後退)を
与えることができる形式の2位置選択形の押しボタンス
イッチで構成される。
【0053】次ぎに、上述した連続運転準備動作の完了
後に、その準備動作を行った同一の副操作盤31からオ
ペレータが指令する連続運転動作について説明する。本
実施例によれば、連続運転指令を副操作盤31〜33の
いずれからも指令することが可能であり、この副操作盤
の操作による連続運転動作の指令を、加工ユニットMU
1から指令する場合を代表して以下に説明する。
後に、その準備動作を行った同一の副操作盤31からオ
ペレータが指令する連続運転動作について説明する。本
実施例によれば、連続運転指令を副操作盤31〜33の
いずれからも指令することが可能であり、この副操作盤
の操作による連続運転動作の指令を、加工ユニットMU
1から指令する場合を代表して以下に説明する。
【0054】連続運転準備操作が上述のように完了する
と、オペレータは、同一の副操作盤31の手動/自動切
替スイッチ416および優先スイッチ411をそれぞれ
「自動」および「優先」位置へ切替え、続いて運転準備
スイッチ412および連続運転スイッチ413を順次押
動する。これにより、この副操作盤31と接続された副
PLC21は、図8に示リンク情報接続部72の実行に
従い、自身に接続されたリンクモジュールLNK1(図
2参照)へスイッチ411〜スイッチ413の「オン」
信号を出力する。前述したように、副PLC21〜23
に付属のリンクモジュールLNK1〜LNK3(LNK
2,3は図示省略)内の各々に設けたリンク情報メモリ
に記憶されるスイッチ411〜413の作動状態信号
は、公知のシリアル通信技術により主PLC30に付属
のリンクモジュールLNK0内のリンク情報メモリに転
送され、主プログラム60のリンク部61の実行によ
り、主PLC20に読取られる。
と、オペレータは、同一の副操作盤31の手動/自動切
替スイッチ416および優先スイッチ411をそれぞれ
「自動」および「優先」位置へ切替え、続いて運転準備
スイッチ412および連続運転スイッチ413を順次押
動する。これにより、この副操作盤31と接続された副
PLC21は、図8に示リンク情報接続部72の実行に
従い、自身に接続されたリンクモジュールLNK1(図
2参照)へスイッチ411〜スイッチ413の「オン」
信号を出力する。前述したように、副PLC21〜23
に付属のリンクモジュールLNK1〜LNK3(LNK
2,3は図示省略)内の各々に設けたリンク情報メモリ
に記憶されるスイッチ411〜413の作動状態信号
は、公知のシリアル通信技術により主PLC30に付属
のリンクモジュールLNK0内のリンク情報メモリに転
送され、主プログラム60のリンク部61の実行によ
り、主PLC20に読取られる。
【0055】したがって、加工ユニットMU1と対をな
す副操作盤31上の優先スイッチ411が「優先」位置
に切替えられると共に主操作盤30および他の全ての副
操作盤32,33上の優先スイッチ411が「非優先」
位置にある状態で、副操作盤31上の運転準備スイッチ
412が押動される時、運転準備指令用のダミー出力D
1Xのオン条件(D1Xをオンにする2段目の条件)が
満足され、このダミー出力D1Xがオンにされる。
す副操作盤31上の優先スイッチ411が「優先」位置
に切替えられると共に主操作盤30および他の全ての副
操作盤32,33上の優先スイッチ411が「非優先」
位置にある状態で、副操作盤31上の運転準備スイッチ
412が押動される時、運転準備指令用のダミー出力D
1Xのオン条件(D1Xをオンにする2段目の条件)が
満足され、このダミー出力D1Xがオンにされる。
【0056】これにより、主操作盤30からの連続運転
の起動について述べたのと同様に、タイマーダミー出力
T1CR1Xおよびダミー出力T1CR1が順次オン状
態となって運転準備指令が保持されると共に、運転準備
確認部64が実行されて前述した運転準備の確認動作が
実行される。また、副操作盤31上の優先スイッチ41
1が「優先」位置にある状態でこの副操作盤31上の連
続起動スイッチ413が押動される時、主操作盤30お
よび他の全ての副操作盤32,33上の優先スイッチ3
11および411が「非優先」位置にあることを条件と
して、図6に示す連続起動指令ダミー出力D1Gをオン
にする条件(D1Gをオンにする2段目の条件)が満足
され、これにより、このダミー出力D1Gおよび連続起
動指令用のもう一つのダミー出力D2Gが順次オン状態
とされ、かつダミー出力D2Gのオン状態が自己保持さ
れて連続起動指令の出力が保持される。
の起動について述べたのと同様に、タイマーダミー出力
T1CR1Xおよびダミー出力T1CR1が順次オン状
態となって運転準備指令が保持されると共に、運転準備
確認部64が実行されて前述した運転準備の確認動作が
実行される。また、副操作盤31上の優先スイッチ41
1が「優先」位置にある状態でこの副操作盤31上の連
続起動スイッチ413が押動される時、主操作盤30お
よび他の全ての副操作盤32,33上の優先スイッチ3
11および411が「非優先」位置にあることを条件と
して、図6に示す連続起動指令ダミー出力D1Gをオン
にする条件(D1Gをオンにする2段目の条件)が満足
され、これにより、このダミー出力D1Gおよび連続起
動指令用のもう一つのダミー出力D2Gが順次オン状態
とされ、かつダミー出力D2Gのオン状態が自己保持さ
れて連続起動指令の出力が保持される。
【0057】この結果、主プログラム60の連続運転制
御用部65が主操作盤30から連続運転指令が与えられ
る場合と同様に実行され、FTL10は図9に示すサイ
クル線図に規定される連続運転を実行する。上記した連
続運転指令操作を他の加工ユニットMU2およびMU3
と対をなす副操作盤32または33から与える場合にお
いては、運転準備指令用のダミー出力D1Xは、これを
オンにする3段目または4段目の条件が満足してオン状
態とされ、連続起動指令用のダミー出力D1Gは、これ
をオンにする3段目または4段目の条件が満足してオン
状態とされ、何れの場合においても、連続運転制御部6
5の実行に従って図9に示す連続動作サイクルが実行さ
れる。
御用部65が主操作盤30から連続運転指令が与えられ
る場合と同様に実行され、FTL10は図9に示すサイ
クル線図に規定される連続運転を実行する。上記した連
続運転指令操作を他の加工ユニットMU2およびMU3
と対をなす副操作盤32または33から与える場合にお
いては、運転準備指令用のダミー出力D1Xは、これを
オンにする3段目または4段目の条件が満足してオン状
態とされ、連続起動指令用のダミー出力D1Gは、これ
をオンにする3段目または4段目の条件が満足してオン
状態とされ、何れの場合においても、連続運転制御部6
5の実行に従って図9に示す連続動作サイクルが実行さ
れる。
【0058】上述した第1実施例は、主PLC20が実
行する主プログラム60により主操作盤30または副操
作盤31〜33の何れかから選択的に連続運転を指令で
きるように構成されているが、斯かる選択的な連続運転
指令はシーケンスプログラムによらずに、以下に説明す
る第2実施例のように、主操作盤30および副操作盤3
1〜33上の優先スイッチ311,411のオン信号に
応答して、主操作盤30および副操作盤31〜33の何
れかからの運転準備指令および連続起動指令を選択的に
主PLC30へ入力する専用のロジック回路を主制御盤
20に接続することによっても実現可能である。
行する主プログラム60により主操作盤30または副操
作盤31〜33の何れかから選択的に連続運転を指令で
きるように構成されているが、斯かる選択的な連続運転
指令はシーケンスプログラムによらずに、以下に説明す
る第2実施例のように、主操作盤30および副操作盤3
1〜33上の優先スイッチ311,411のオン信号に
応答して、主操作盤30および副操作盤31〜33の何
れかからの運転準備指令および連続起動指令を選択的に
主PLC30へ入力する専用のロジック回路を主制御盤
20に接続することによっても実現可能である。
【0059】〔第2実施例〕図10は、この第2実施例
において使用されるロジック回路80を示し、この回路
は識別回路81と指令切替回路82とで構成される。こ
の識別回路81は、主操作盤30上の優先スイッチ31
1および副操作盤31〜33上の優先スイッチ411と
それぞれ対をなして接続されたアンドゲート810〜8
13を含む。これらアンドゲート810〜813はこれ
らの出力を反転するインバータ814〜817と接続さ
れ、これらインバータ814〜817の出力の各々は対
をなすアンドゲート以外の他のアンドゲートの各々へ入
力されている。この構成により、識別回路81は、操作
盤30,31〜33からの優先指令を択一的に指令切替
回路82へ入力するように動作する。
において使用されるロジック回路80を示し、この回路
は識別回路81と指令切替回路82とで構成される。こ
の識別回路81は、主操作盤30上の優先スイッチ31
1および副操作盤31〜33上の優先スイッチ411と
それぞれ対をなして接続されたアンドゲート810〜8
13を含む。これらアンドゲート810〜813はこれ
らの出力を反転するインバータ814〜817と接続さ
れ、これらインバータ814〜817の出力の各々は対
をなすアンドゲート以外の他のアンドゲートの各々へ入
力されている。この構成により、識別回路81は、操作
盤30,31〜33からの優先指令を択一的に指令切替
回路82へ入力するように動作する。
【0060】この切替回路82は、各操作盤30,31
〜33と対をなして接続されたアンドゲート装置820
〜823を備え、これらゲート装置の各々は、主操作盤
30と対をなすゲート装置820を代表して例示される
ように、3つの2入力アンドゲートA1〜A3により構
成されている。これら3つのアンドゲートA1〜A3
は、対応する操作盤(主操作盤30または副操作盤31
〜33の何れか)上の運転準備スイッチ312または4
12,連続起動スイッチ313または413,および連
続切スイッチ314または414からの操作信号をそれ
ぞれ入力とすると共に、その各ゲート装置が対応す識別
装置81の一つのアンドゲートからの出力をも入力とし
ている。
〜33と対をなして接続されたアンドゲート装置820
〜823を備え、これらゲート装置の各々は、主操作盤
30と対をなすゲート装置820を代表して例示される
ように、3つの2入力アンドゲートA1〜A3により構
成されている。これら3つのアンドゲートA1〜A3
は、対応する操作盤(主操作盤30または副操作盤31
〜33の何れか)上の運転準備スイッチ312または4
12,連続起動スイッチ313または413,および連
続切スイッチ314または414からの操作信号をそれ
ぞれ入力とすると共に、その各ゲート装置が対応す識別
装置81の一つのアンドゲートからの出力をも入力とし
ている。
【0061】ゲート装置820〜823内の運転準備指
令を受け入れる各アンドゲートA1からの出力a1から
a4はオアゲートOR1を介して主PLC20へ入力さ
れ、連続起動指令を受ける各アンドゲートA2からの出
力b1からb4はオアゲートOR2を介して主PLC2
0へ入力され、そして連続切指令を受ける各アンドゲー
トA3からの出力c1からc4はオアゲートOR3を介
して主PLC20へ入力される。主PLC20は、これ
らオアゲートOR1〜OR3からの出力をその入力回路
部41においてリミットスイッチ等の他の入力と同様に
受けるように構成される。
令を受け入れる各アンドゲートA1からの出力a1から
a4はオアゲートOR1を介して主PLC20へ入力さ
れ、連続起動指令を受ける各アンドゲートA2からの出
力b1からb4はオアゲートOR2を介して主PLC2
0へ入力され、そして連続切指令を受ける各アンドゲー
トA3からの出力c1からc4はオアゲートOR3を介
して主PLC20へ入力される。主PLC20は、これ
らオアゲートOR1〜OR3からの出力をその入力回路
部41においてリミットスイッチ等の他の入力と同様に
受けるように構成される。
【0062】したがって、指令切替回路82は、識別回
路81にて優先スイッチが「優先」位置に設定されたと
認識される一つの操作盤(主操作盤30または副操作盤
31〜33の何れか)上の運転準備指令,連続起動指令
および連続切指令を主PLC20へ入力するように動作
する。また、識別回路71は、主操作盤30を含む全て
の操作盤上の優先スイッチ311および411が2つ以
上同時に「優先」位置へ切替えられる場合、先に切替え
られた優先スイッチを持つ一つの操作盤からの運転準備
指令,連続起動指令および連続切指令を有効として主P
LC20へ入力する。
路81にて優先スイッチが「優先」位置に設定されたと
認識される一つの操作盤(主操作盤30または副操作盤
31〜33の何れか)上の運転準備指令,連続起動指令
および連続切指令を主PLC20へ入力するように動作
する。また、識別回路71は、主操作盤30を含む全て
の操作盤上の優先スイッチ311および411が2つ以
上同時に「優先」位置へ切替えられる場合、先に切替え
られた優先スイッチを持つ一つの操作盤からの運転準備
指令,連続起動指令および連続切指令を有効として主P
LC20へ入力する。
【0063】この第2実施例においては、前述した第1
実施例において主PLC20および副PLC21〜23
に付属して設けられたリンクモジュールLNK0〜LN
K3を不要にでき、あるいは、これらリンクモジュール
LNK0〜LNK3を使用せずに本発明を達成できる。
これに関連して主PLC20用の図5から図7に示す主
プログラム60は、図5のリンク部61全体および図6
の連続起動/切ロジック部63の二点鎖線で囲まれたた
部分63aと63bが不要となり、従来装置において使
用されていたものと略同一のプログラム構成になる。こ
の場合、図6および図7中のプログラムセクション63
および65における一部の接点上の符号は、括弧内に記
載されたものに変更される。
実施例において主PLC20および副PLC21〜23
に付属して設けられたリンクモジュールLNK0〜LN
K3を不要にでき、あるいは、これらリンクモジュール
LNK0〜LNK3を使用せずに本発明を達成できる。
これに関連して主PLC20用の図5から図7に示す主
プログラム60は、図5のリンク部61全体および図6
の連続起動/切ロジック部63の二点鎖線で囲まれたた
部分63aと63bが不要となり、従来装置において使
用されていたものと略同一のプログラム構成になる。こ
の場合、図6および図7中のプログラムセクション63
および65における一部の接点上の符号は、括弧内に記
載されたものに変更される。
【0064】このようなプログラム構成において、オア
ゲートOR1からの運転準備指令(オン信号)が主PL
C20の入力回路部41へ入力される時、主PLC20
は、図5のダミー出力R2X,図6のダミー出力T1C
R1X,T1CR1を順次付勢して図7の運転準備確認
部64に従い、連続運転準備の確認動作を実行する。オ
アゲートOR2からの連続起動指令(オン信号)が主P
LC20の入力回路部41へ入力される時、主PLC2
0は、図5のダミー出力R1Aおよび図6のダミー出力
D2Gを順次付勢し、連続運転制御部65の実行に従っ
て連続運転動作を第1実施例において前述したように実
行する。
ゲートOR1からの運転準備指令(オン信号)が主PL
C20の入力回路部41へ入力される時、主PLC20
は、図5のダミー出力R2X,図6のダミー出力T1C
R1X,T1CR1を順次付勢して図7の運転準備確認
部64に従い、連続運転準備の確認動作を実行する。オ
アゲートOR2からの連続起動指令(オン信号)が主P
LC20の入力回路部41へ入力される時、主PLC2
0は、図5のダミー出力R1Aおよび図6のダミー出力
D2Gを順次付勢し、連続運転制御部65の実行に従っ
て連続運転動作を第1実施例において前述したように実
行する。
【0065】また、オアゲートOR3からの連続切指令
(オフ信号)が主PLC20の入力回路部41へ入力さ
れる時、図5のダミー出力R1Bが無勢され、これによ
り連続運転制御部65の条件が不満足となって、連続運
転が停止される。なお、各操作盤に設けた非常停止スイ
ッチは、主PLC20および副PLC21〜23の電源
回路を含めてシステム全体を停止するように機能する。
また、図8に示す副PLC21〜23用の副プログラム
70は、この第2実施例においては、リンク情報接続部
72が不要となる。
(オフ信号)が主PLC20の入力回路部41へ入力さ
れる時、図5のダミー出力R1Bが無勢され、これによ
り連続運転制御部65の条件が不満足となって、連続運
転が停止される。なお、各操作盤に設けた非常停止スイ
ッチは、主PLC20および副PLC21〜23の電源
回路を含めてシステム全体を停止するように機能する。
また、図8に示す副PLC21〜23用の副プログラム
70は、この第2実施例においては、リンク情報接続部
72が不要となる。
【0066】上記した各実施例においては、多工程自動
工作物処理装置の実施形態として、加工ユニットMU1
〜MU3の送り装置をプログラムによる数値制御形のも
のを使用するフレキシブルトランスファライン(FT
L)を例示したが、本発明は前記送り装置として非プロ
グラム制御形のものを使用する形態のトランファマシン
にも適用できる。このようなFTLおよびトランファマ
シンにおいて使用される工作物搬送装置は、上述の各実
施例におけるトランファバー11を用いて多数のステー
ション上にあるワークを一斉に次ぎのステーションへ搬
送するものに限定されず、ユニットMU1〜MU3毎に
独立して設けた工作物搬送装置として構成することも可
能である。
工作物処理装置の実施形態として、加工ユニットMU1
〜MU3の送り装置をプログラムによる数値制御形のも
のを使用するフレキシブルトランスファライン(FT
L)を例示したが、本発明は前記送り装置として非プロ
グラム制御形のものを使用する形態のトランファマシン
にも適用できる。このようなFTLおよびトランファマ
シンにおいて使用される工作物搬送装置は、上述の各実
施例におけるトランファバー11を用いて多数のステー
ション上にあるワークを一斉に次ぎのステーションへ搬
送するものに限定されず、ユニットMU1〜MU3毎に
独立して設けた工作物搬送装置として構成することも可
能である。
【0067】また、本発明が適用される多工程自動工作
物処理装置の別の実施形態としては、加工すべきワーク
が予め計画されたプログラムに従って複数の工作機械の
全部または一部のものに搬送されるようにしたフレキシ
ブルな製造システム(FMS)の形態も取ることが可能
である。上記した各実施例においては、ユニットMU1
〜MU3を加工工具T1からT3を持つ加工作業のため
の加工ユニットとして例示したが、本発明が適用される
自動工作部処理装置としては、ユニットMU1〜MU3
が切削加工済のワークの寸法を各ステーションにおいて
測定する測定ヘッドを持つ計測ユニットとして構成する
ことも可能であり、或いは切削加工済のワークに対し各
ステーションにおいて所定の部品を組み付ける組立ヘッ
ドを持つ組立ユニットとして構成することも可能であ
る。
物処理装置の別の実施形態としては、加工すべきワーク
が予め計画されたプログラムに従って複数の工作機械の
全部または一部のものに搬送されるようにしたフレキシ
ブルな製造システム(FMS)の形態も取ることが可能
である。上記した各実施例においては、ユニットMU1
〜MU3を加工工具T1からT3を持つ加工作業のため
の加工ユニットとして例示したが、本発明が適用される
自動工作部処理装置としては、ユニットMU1〜MU3
が切削加工済のワークの寸法を各ステーションにおいて
測定する測定ヘッドを持つ計測ユニットとして構成する
ことも可能であり、或いは切削加工済のワークに対し各
ステーションにおいて所定の部品を組み付ける組立ヘッ
ドを持つ組立ユニットとして構成することも可能であ
る。
【0068】上記した各実施例における副PLC21〜
23は、各々が対をなす加工ユニットMU1〜MU3に
設置されているが、これら副PLC21〜23を除去
し、これらの機能を主PLC20に担当させる実施形態
も取り得る。この場合、各副操作盤31〜33からの手
動スイッチの作動出力は、平行線または公知のシリアル
伝送技術により主PLC20および第2実施例における
識別回路81および指令切替回路82へ入力することが
できる。
23は、各々が対をなす加工ユニットMU1〜MU3に
設置されているが、これら副PLC21〜23を除去
し、これらの機能を主PLC20に担当させる実施形態
も取り得る。この場合、各副操作盤31〜33からの手
動スイッチの作動出力は、平行線または公知のシリアル
伝送技術により主PLC20および第2実施例における
識別回路81および指令切替回路82へ入力することが
できる。
【0069】また、連続運転指令スイッチ群415を全
ての副操作盤31〜33に設けた実施の形態を説明した
が、このスイッチ群415を副操作盤31〜33の内の
幾つかにのみ設けてもよい。例えば、加工ユニットが十
数台にもなる比較的大形の加工システムにおいては、隣
接する数台の加工ユニットの副操作盤の内一つの副操作
盤にのみに連続運転指令スイッチ群415を設けるよう
にしても、本発明の課題は達成できる。
ての副操作盤31〜33に設けた実施の形態を説明した
が、このスイッチ群415を副操作盤31〜33の内の
幾つかにのみ設けてもよい。例えば、加工ユニットが十
数台にもなる比較的大形の加工システムにおいては、隣
接する数台の加工ユニットの副操作盤の内一つの副操作
盤にのみに連続運転指令スイッチ群415を設けるよう
にしても、本発明の課題は達成できる。
【0070】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、複数の副操作盤の少なくとも幾つからも連続運
転指令を与えることができるように構成したので、例え
ばトランファマシンやFTLに代表される多工程自動工
作物処理装置を保守作業の後に連続運転モードで再起動
する場合に、保守要員あるいはオペレータが保守作業を
終えた作業ユニットとシステムの最上流に在る主操作盤
との間を往復する必要がなく、保全性や時間短縮および
作業の行い易さの両面で向上される。
よれば、複数の副操作盤の少なくとも幾つからも連続運
転指令を与えることができるように構成したので、例え
ばトランファマシンやFTLに代表される多工程自動工
作物処理装置を保守作業の後に連続運転モードで再起動
する場合に、保守要員あるいはオペレータが保守作業を
終えた作業ユニットとシステムの最上流に在る主操作盤
との間を往復する必要がなく、保全性や時間短縮および
作業の行い易さの両面で向上される。
【0071】特に、処理装置システム内の或る作業ユニ
ットの保守作業を数名の要員にて行う場合では、それら
要員の一人が連続運転再開のために主操作盤を操作する
際に、残りの要員がその作業ユニットの連続運転の立ち
上がりを監視するためにその作業ユニット側に居残るこ
とが往々にしてあるが、本発明によれば、要員が全て互
いに目の届くその作業ユニットの近辺に居る状態で連続
運転を再開できるので、安全性も向上される。
ットの保守作業を数名の要員にて行う場合では、それら
要員の一人が連続運転再開のために主操作盤を操作する
際に、残りの要員がその作業ユニットの連続運転の立ち
上がりを監視するためにその作業ユニット側に居残るこ
とが往々にしてあるが、本発明によれば、要員が全て互
いに目の届くその作業ユニットの近辺に居る状態で連続
運転を再開できるので、安全性も向上される。
【0072】請求項2に記載の発明によれば、多工程自
動工作物処理装置の連続運転を制御する制御手段をプロ
グラム可能なシーケンス制御装置にて構成し、かつこの
シーケンス制御装置に対し、主操作盤および複数の副操
作盤から指令される連続運転指令を択一的に認識して連
続運転を開始させるための指令接続機能をもシーケンス
プログラムとして与えたので、この指令接続機能のため
に特に設計されたハードワイヤード回路装置を不要にで
き、本発明が目的とする保全性および安全性の向上を低
コストで実現できる効果が奏せられる。
動工作物処理装置の連続運転を制御する制御手段をプロ
グラム可能なシーケンス制御装置にて構成し、かつこの
シーケンス制御装置に対し、主操作盤および複数の副操
作盤から指令される連続運転指令を択一的に認識して連
続運転を開始させるための指令接続機能をもシーケンス
プログラムとして与えたので、この指令接続機能のため
に特に設計されたハードワイヤード回路装置を不要にで
き、本発明が目的とする保全性および安全性の向上を低
コストで実現できる効果が奏せられる。
【0073】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
主操作盤および副操作盤と前記連続運転を制御する制御
手段との間に上記の指令接続機能を達成する回路装置を
設けたので、前記連続運転を制御する制御手段は従来装
置のそれと実質的に同一の構成のものを使用して請求項
1に記載の発明を実現でき、特に、前記制御手段として
ハードワイヤード構成のシーケンス制御装置を使用する
既設の設備においても請求項1の発明が容易に実施可能
となる。
主操作盤および副操作盤と前記連続運転を制御する制御
手段との間に上記の指令接続機能を達成する回路装置を
設けたので、前記連続運転を制御する制御手段は従来装
置のそれと実質的に同一の構成のものを使用して請求項
1に記載の発明を実現でき、特に、前記制御手段として
ハードワイヤード構成のシーケンス制御装置を使用する
既設の設備においても請求項1の発明が容易に実施可能
となる。
【図1】本発明の適用に好適なフレキシブルトランスフ
ァラインの概略平面図。
ァラインの概略平面図。
【図2】本発明による前記トランファライン用の制御シ
ステムの概略を示すブロック線図。
ステムの概略を示すブロック線図。
【図3】前記制御システムにおいて使用される主操作盤
の概略正面図。
の概略正面図。
【図4】前記制御システムにおいて使用される副操作盤
の概略正面図。
の概略正面図。
【図5】前記制御システム内の主シーケンス制御装置が
実行するシーケンスプログラムの一部をラダー形式にて
表記したダイヤグラム。
実行するシーケンスプログラムの一部をラダー形式にて
表記したダイヤグラム。
【図6】前記主シーケンス制御装置が実行するシーケン
スプログラムの他の一部をラダー形式にて表記したダイ
ヤグラム。
スプログラムの他の一部をラダー形式にて表記したダイ
ヤグラム。
【図7】前記主シーケンス制御装置が実行するシーケン
スプログラムのさらに他の一部をラダー形式にて表記し
たダイヤグラム。
スプログラムのさらに他の一部をラダー形式にて表記し
たダイヤグラム。
【図8】前記制御システム内の副シーケンス制御装置が
実行するシーケンスプログラムの一部をラダー形式にて
表記したダイヤグラム。
実行するシーケンスプログラムの一部をラダー形式にて
表記したダイヤグラム。
【図9】前記主シーケンス制御装置が実行するシーケン
スプログラムに基づく前記トランファラインの連続運転
動作サイクルを示すサイクル線図。
スプログラムに基づく前記トランファラインの連続運転
動作サイクルを示すサイクル線図。
【図10】本発明による第2実施例において使用される
指令接続回路のブロック線図。
指令接続回路のブロック線図。
W・・・・・工作物 MU1〜MU3・・・・・加工ユニット(作業ユニッ
ト) 11・・・・トランファバー(搬送装置) 315、415・・・・・連続運転指令スイッチ群 30・・・・・主操作盤 418・・・・運転準備/各個操作スイッチ群 31〜33・・・・・副操作盤 20・・・・・主シーケンス制御装置 21〜23・・・・・副シーケンス制御装置 311、411・・・・・優先スイッチ 312、412・・・・・運転準備スイッチ 313、423・・・・・連続起動スイッチ 314、414・・・・・連続切スイッチ 63・・・・連続起動/切ロジック部 65・・・・連続運転制御部 81・・・・識別回路 82・・・・指令切替回路
ト) 11・・・・トランファバー(搬送装置) 315、415・・・・・連続運転指令スイッチ群 30・・・・・主操作盤 418・・・・運転準備/各個操作スイッチ群 31〜33・・・・・副操作盤 20・・・・・主シーケンス制御装置 21〜23・・・・・副シーケンス制御装置 311、411・・・・・優先スイッチ 312、412・・・・・運転準備スイッチ 313、423・・・・・連続起動スイッチ 314、414・・・・・連続切スイッチ 63・・・・連続起動/切ロジック部 65・・・・連続運転制御部 81・・・・識別回路 82・・・・指令切替回路
Claims (6)
- 【請求項1】 工作物に対して所定の作業を施す複数の
作業ユニットおよび工作物を複数の作業ユニット間で搬
送する搬送装置を含む多工程自動工作物処理装置のシス
テム全体を全自動で連続運転するための指令を与える連
続運転指令スイッチ手段を有する主操作盤と、それぞれ
が前記複数の作業ユニットに対応してこれら作業ユニッ
トの近辺に設けられると共に各々が対応する作業ユニッ
トを個別運転するための指令を与える個別運転指令スイ
ッチ手段を有する副操作盤と、これら主操作盤および副
操作盤に電気的に接続され主操作盤の連続運転指令スイ
ッチ手段からの出力に応答して前記多工程自動工作物処
理装置の全自動連続運転を制御すると共に、前記副操作
盤の個別運転指令スイッチ手段からの出力に応答して対
応する作業ユニットの個別運転を制御する制御手段とを
備えた多工程自動工作物処理装置のための制御システム
において、前記主操作盤の連続運転指令スイッチ手段か
らの出力を優先的に前記制御手段に与えることを指令す
るために前記主操作盤に設けた優先スイッチと、前記副
操作盤から前記多工程工作物処理装置を連続運転できる
ようにするために前記副操作盤の少なくとも幾つかの各
々に設けた別の連続運転指令スイッチ手段と、前記幾つ
かの副操作盤の各々の連続運転指令スイッチ手段からの
出力を優先的に前記制御手段に与えることを指令するた
めに前記幾つかの副操作盤の各々に設けた別の優先スイ
ッチと、前記主操作盤の優先スイッチおよび前記幾つか
の副操作盤の各々の優先スイッチからの出力に応答して
前記主操作盤および前記幾つかの副操作盤の内で優先ス
イッチが出力している一つの操作盤上の前記連続運転指
令スイッチ手段からの出力を前記制御手段へ接続する指
令接続手段とにより構成され、前記幾つかの副操作盤の
いずれからも連続運転指令を前記制御手段へ与えること
ができるようにしたことを特徴とする多工程自動工作物
処理装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の制御システムにおい
て、前記制御手段はメモリに記憶したシーケンスプログ
ラムに従って前記自動工作物処理装置の各部に配置され
た多数の動作検出スイッチの作動状態を検出し、この検
出結果に基づき前記自動工作物処理装置システムに設け
られた多数のアクチエータの動作を制御するプログラム
可能なシーケンス制御装置により構成され、前記シーケ
ンス制御装置により実行される前記シーケンスプログラ
ムは、前記指令接続手段として機能するために前記主操
作盤上の優先スイッチおよび前記幾つかの副操作盤上の
各々の別の優先スイッチの作動に応答して優先スイッチ
が作動している一つの操作盤上の前記連続運転指令スイ
ッチ手段からの指令に基づき連続運転指令を指令する連
続運転指令プログラム部分と、この連続運転指令プログ
ラム部分の実行により前記連続運転指令が指令されると
き前記多工程自動工作物処理装置の全自動連続運転を制
御するための連続運転制御プログラム部分とからなるこ
とを特徴とする制御システム。 - 【請求項3】 請求項1に記載の制御システムにおい
て、前記指令接続手段は、前記主操作盤上の優先スイッ
チおよび前記幾つかの副操作盤の各々に設けられた別の
優先スイッチからの作動出力に応答して前記主操作盤お
よび副操作盤の何れか一つを選択する識別回路と、前記
主操作盤および前記幾つかの副操作盤のうち前記識別回
路により選択された一つの操作盤上の前記連続運転指令
スイッチ手段の作動出力を前記制御手段に接続する指令
切替回路とからなることを特徴とする制御システム。 - 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかに記載の制御シ
ステムにおいて、前記自動工作物処理装置は、前記複数
の作業ユニットが各工作物に施す複数の加工作業の一部
をそれぞれ受持つ工程別作業ユニットとして構成され、
前記搬送装置が複数の工作物を同時に搬送して各工作物
を前工程の作業ユニットからそれに隣接する次工程の作
業ユニットへ前進させ、最終工程の作業ユニットによる
加工作業が完了した工作物は前記自動工作物処理装置内
で施すべき全ての加工作業が完了されることを特徴とす
る制御システム。 - 【請求項5】 請求項1乃至4の何れかに記載の制御シ
ステムにおいて、全ての前記副制御盤の各々に前記別の
優先スイッチと前記別の連続運転指令スイッチ手段を設
け、前記自動工作物処理装置のシステム内の全ての副操
作盤からも連続運転指令を与えることができるようにし
たことを特徴とする制御システム。 - 【請求項6】 請求項1乃至5の何れかに記載の制御シ
ステムにおいて、前記副制御盤の各々は、前記自動工作
物処理装置のシステム内の多数のアクチエータを、前記
連続運転の実行に先立って、前記連続運転のための準備
位置へ復帰させるための指令を与える多数の運転準備操
作スイッチをさらに含むことを特徴とする制御システ
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8259680A JPH10100045A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 多工程自動工作物処理装置の制御システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8259680A JPH10100045A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 多工程自動工作物処理装置の制御システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10100045A true JPH10100045A (ja) | 1998-04-21 |
Family
ID=17337425
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8259680A Pending JPH10100045A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 多工程自動工作物処理装置の制御システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10100045A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000056506A1 (fr) * | 1999-03-24 | 2000-09-28 | Sony Corporation | Robot |
JP2000343384A (ja) * | 1999-05-05 | 2000-12-12 | Solar Turbines Inc | 復熱器用セルの製造自動化方法 |
JP2007118094A (ja) * | 2005-10-25 | 2007-05-17 | Jtekt Corp | 工作機械における部品寿命管理システム |
JP2009090392A (ja) * | 2007-10-05 | 2009-04-30 | Murata Mach Ltd | 操作盤を備えた工作機械 |
JP2010076881A (ja) * | 2008-09-25 | 2010-04-08 | Olympus Corp | ワーク搬送装置 |
JPWO2018047309A1 (ja) * | 2016-09-09 | 2019-04-11 | マキノジェイ株式会社 | 加工システム |
JP2021528779A (ja) * | 2018-06-28 | 2021-10-21 | ディッケル マホ プロンテン ゲーエムベーハー | 制御装置を備えた工作機械 |
-
1996
- 1996-09-30 JP JP8259680A patent/JPH10100045A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000056506A1 (fr) * | 1999-03-24 | 2000-09-28 | Sony Corporation | Robot |
US6385506B1 (en) | 1999-03-24 | 2002-05-07 | Sony Corporation | Robot |
JP2000343384A (ja) * | 1999-05-05 | 2000-12-12 | Solar Turbines Inc | 復熱器用セルの製造自動化方法 |
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JPWO2018047309A1 (ja) * | 2016-09-09 | 2019-04-11 | マキノジェイ株式会社 | 加工システム |
CN109690428A (zh) * | 2016-09-09 | 2019-04-26 | 牧野J株式会社 | 加工系统 |
CN109690428B (zh) * | 2016-09-09 | 2022-08-09 | 牧野J株式会社 | 加工系统 |
JP2021528779A (ja) * | 2018-06-28 | 2021-10-21 | ディッケル マホ プロンテン ゲーエムベーハー | 制御装置を備えた工作機械 |
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