JPH0999775A - 荷締め装置およびそれに用いるベルト緩み止め部材 - Google Patents
荷締め装置およびそれに用いるベルト緩み止め部材Info
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- JPH0999775A JPH0999775A JP25981595A JP25981595A JPH0999775A JP H0999775 A JPH0999775 A JP H0999775A JP 25981595 A JP25981595 A JP 25981595A JP 25981595 A JP25981595 A JP 25981595A JP H0999775 A JPH0999775 A JP H0999775A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ラチェット式の荷締め装置において、ベルト
の緩みを可及的に抑えるようにする。 【解決手段】 荷締め装置は、締付け具10と調節側ベ
ルト15および固定側ベルト1とベルト緩み止め部材1
7とを備えている。締付け具10は、直径方向に貫通す
る溝部42を有する巻取軸40と、巻取軸40と同心か
つ一体的に設けられたラチェットと、巻取軸40を回転
自在に保持する第1脚部材と、巻取軸40に対して回転
可能に設けられた第2脚部材と、ラチェットに係脱可能
な状態で第1及び第2脚部材にそれぞれ設けられた爪部
材とを有し、第1脚部材をハンドルとして第2脚部材に
対して開閉するように往復動させることにより、ラチェ
ットを介して巻取軸40を一方向に回転させるようにす
るものである。調節側ベルト15は、巻取軸40の溝部
42に挿通可能なものである。ベルト緩み止め部材17
は、調節側ベルト15に移動自在に配置されるものであ
る。
の緩みを可及的に抑えるようにする。 【解決手段】 荷締め装置は、締付け具10と調節側ベ
ルト15および固定側ベルト1とベルト緩み止め部材1
7とを備えている。締付け具10は、直径方向に貫通す
る溝部42を有する巻取軸40と、巻取軸40と同心か
つ一体的に設けられたラチェットと、巻取軸40を回転
自在に保持する第1脚部材と、巻取軸40に対して回転
可能に設けられた第2脚部材と、ラチェットに係脱可能
な状態で第1及び第2脚部材にそれぞれ設けられた爪部
材とを有し、第1脚部材をハンドルとして第2脚部材に
対して開閉するように往復動させることにより、ラチェ
ットを介して巻取軸40を一方向に回転させるようにす
るものである。調節側ベルト15は、巻取軸40の溝部
42に挿通可能なものである。ベルト緩み止め部材17
は、調節側ベルト15に移動自在に配置されるものであ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラックに積載さ
れた荷物を荷台にベルトを用いて固定したり、木箱の周
囲にベルトを巻き締める場合などに使用される荷締め装
置およびそれに用いるベルト緩み止め部材に関する。
れた荷物を荷台にベルトを用いて固定したり、木箱の周
囲にベルトを巻き締める場合などに使用される荷締め装
置およびそれに用いるベルト緩み止め部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の荷締め装置としては、ラ
チェット型のものが使用されている。この荷締め装置
は、ラチェット型の締付け具と、締付け具によって締め
付けられるベルトとを備えている。締付け具は、脚部材
と、脚部材に回転自在に支持されたハンドルと、脚部材
とハンドルとを連結する巻取軸と、巻取軸に固定された
ラチェットと、ラチェットに係脱自在に設けられた爪部
材とを有している。
チェット型のものが使用されている。この荷締め装置
は、ラチェット型の締付け具と、締付け具によって締め
付けられるベルトとを備えている。締付け具は、脚部材
と、脚部材に回転自在に支持されたハンドルと、脚部材
とハンドルとを連結する巻取軸と、巻取軸に固定された
ラチェットと、ラチェットに係脱自在に設けられた爪部
材とを有している。
【0003】このような締付け具は、脚部材に固定側ベ
ルトの一端を止着し、巻取軸に調節側ベルトの一端を係
止し、2本のベルトの端部に設けたアイをトラックの荷
台のフック等に引っかけた状態で使用される。すなわ
ち、ハンドルを往復動させることにより、ラチェットと
ともに巻取軸を一方向に回転させて、調節側ベルトを巻
取軸に巻き込むことにより、2本のベルトで荷物を締め
付けるようにするのである。
ルトの一端を止着し、巻取軸に調節側ベルトの一端を係
止し、2本のベルトの端部に設けたアイをトラックの荷
台のフック等に引っかけた状態で使用される。すなわ
ち、ハンドルを往復動させることにより、ラチェットと
ともに巻取軸を一方向に回転させて、調節側ベルトを巻
取軸に巻き込むことにより、2本のベルトで荷物を締め
付けるようにするのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成では、
荷物を締めてベルトが緊張した状態では、ベルトがずれ
ることはあまりないが、荷物の揺れ等でベルトが無負荷
になり緩んだ後負荷が加わり緊張するという状況が繰り
返されると、巻取軸に巻き取られたベルトがずれてベル
トに少しずつ緩みが発生することがある。
荷物を締めてベルトが緊張した状態では、ベルトがずれ
ることはあまりないが、荷物の揺れ等でベルトが無負荷
になり緩んだ後負荷が加わり緊張するという状況が繰り
返されると、巻取軸に巻き取られたベルトがずれてベル
トに少しずつ緩みが発生することがある。
【0005】本発明の課題は、ラチェット式の荷締め装
置において、ベルトの緩みを可及的に抑えることにあ
る。
置において、ベルトの緩みを可及的に抑えることにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る荷締め装
置は、締付け具とベルトとベルト緩み止め部材とを備え
ている。締付け具は、直径方向に貫通する溝部を有する
巻取軸と、巻取軸と同心かつ一体的に設けられたラチェ
ットと、巻取軸を回転自在に保持する第1脚部材と、巻
取軸に対して回転可能に設けられた第2脚部材と、ラチ
ェットに係脱可能な状態で第1及び第2脚部材にそれぞ
れ設けられた爪部材とを有し、第1及び第2脚部材のう
ち一方をハンドルとして他方に対して開閉するように往
復動させることにより、ラチェットを介して巻取軸を一
方向に回転させるようにするものである。ベルトは、巻
取軸の溝部に挿通可能なものである。ベルト緩み止め部
材は、ベルトに移動自在に配置されるものである。ここ
では、ベルト緩み止め部材をベルトに移動自在に配置し
たので、ベルト緩み止め部材をベルトの巻取部分に配置
することで、ベルトが溝部の入口部で緩み止め部材によ
り押さえられて固定されることによりずれにくくなり、
ベルトが緩みにくくなる。
置は、締付け具とベルトとベルト緩み止め部材とを備え
ている。締付け具は、直径方向に貫通する溝部を有する
巻取軸と、巻取軸と同心かつ一体的に設けられたラチェ
ットと、巻取軸を回転自在に保持する第1脚部材と、巻
取軸に対して回転可能に設けられた第2脚部材と、ラチ
ェットに係脱可能な状態で第1及び第2脚部材にそれぞ
れ設けられた爪部材とを有し、第1及び第2脚部材のう
ち一方をハンドルとして他方に対して開閉するように往
復動させることにより、ラチェットを介して巻取軸を一
方向に回転させるようにするものである。ベルトは、巻
取軸の溝部に挿通可能なものである。ベルト緩み止め部
材は、ベルトに移動自在に配置されるものである。ここ
では、ベルト緩み止め部材をベルトに移動自在に配置し
たので、ベルト緩み止め部材をベルトの巻取部分に配置
することで、ベルトが溝部の入口部で緩み止め部材によ
り押さえられて固定されることによりずれにくくなり、
ベルトが緩みにくくなる。
【0007】請求項2に係る荷締め装置は、請求項1記
載の装置において、ベルト緩み止め部材は、ベルトを挟
む線材と、線材が挿通されてベルトの一面側においてベ
ルトに取り付けられた筒状部材とを有し、筒状部材の外
径は、溝部の幅と同じかまたはそれよりも大きいもので
ある。この場合には、筒状部材の外径が溝部の幅と同じ
か大きいので、ベルト緩み止め部材が溝部で必ず係止さ
れる。
載の装置において、ベルト緩み止め部材は、ベルトを挟
む線材と、線材が挿通されてベルトの一面側においてベ
ルトに取り付けられた筒状部材とを有し、筒状部材の外
径は、溝部の幅と同じかまたはそれよりも大きいもので
ある。この場合には、筒状部材の外径が溝部の幅と同じ
か大きいので、ベルト緩み止め部材が溝部で必ず係止さ
れる。
【0008】請求項3に係る荷締め装置は、請求項1ま
たは2記載の装置において、第1及び第2脚部材のうち
他方には、固定側ベルトが取り付けられており、固定側
ベルトはその一端が固定物に係止される。請求項4に係
る荷締め装置は、請求項1または2記載の装置におい
て、ベルトは、その両端が固定物に係止される。ここで
は、1本のベルトで荷物を締めることができるので、荷
物の形状によらず最適の位置に締付け具を配置できる。
たは2記載の装置において、第1及び第2脚部材のうち
他方には、固定側ベルトが取り付けられており、固定側
ベルトはその一端が固定物に係止される。請求項4に係
る荷締め装置は、請求項1または2記載の装置におい
て、ベルトは、その両端が固定物に係止される。ここで
は、1本のベルトで荷物を締めることができるので、荷
物の形状によらず最適の位置に締付け具を配置できる。
【0009】請求項5に係る荷締め装置は、請求項1ま
たは2記載の装置において、ベルトは、その両端が固定
物に係止され、途中で2つ折りに重ね合わされ、この重
ね合わせ部分が溝部に挿通される。請求項6に係るベル
ト緩み止め部材は、ベルトとベルトを巻き取るラチェッ
ト型の締付け具とを有する荷締め装置に用いられるもの
であって、線材と筒状部材とを備えている。線材は、ベ
ルトを挟んだ状態でベルトに対し移動自在に配置され
る。筒状部材は、線材が挿通されてベルトの一面側にお
いてベルトに取り付けられるようになっており、その外
径は、溝部の幅と同じかそれよりも大きい。このような
ベルト緩み止め部材をベルトに設けることで、巻取軸に
巻き取られたベルトの溝部近くに凸部が形成され、ベル
トが緩みにくくなる。
たは2記載の装置において、ベルトは、その両端が固定
物に係止され、途中で2つ折りに重ね合わされ、この重
ね合わせ部分が溝部に挿通される。請求項6に係るベル
ト緩み止め部材は、ベルトとベルトを巻き取るラチェッ
ト型の締付け具とを有する荷締め装置に用いられるもの
であって、線材と筒状部材とを備えている。線材は、ベ
ルトを挟んだ状態でベルトに対し移動自在に配置され
る。筒状部材は、線材が挿通されてベルトの一面側にお
いてベルトに取り付けられるようになっており、その外
径は、溝部の幅と同じかそれよりも大きい。このような
ベルト緩み止め部材をベルトに設けることで、巻取軸に
巻き取られたベルトの溝部近くに凸部が形成され、ベル
トが緩みにくくなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る荷締め装置の
実施形態につき、添付図面を参照して説明する。図1
は、本発明の一実施形態による荷締め装置を示してい
る。荷締め装置は、締付け具10と、締付け具10によ
り締め付けられる調節側ベルト15と、締付け具10に
止着された固定側ベルト16と、調節側ベルト15に移
動自在に装着されたベルト緩み止め部材17(図6)と
を備えている。各ベルト15,16の端部にはアイ1
8,19がそれぞれ形成されている。
実施形態につき、添付図面を参照して説明する。図1
は、本発明の一実施形態による荷締め装置を示してい
る。荷締め装置は、締付け具10と、締付け具10によ
り締め付けられる調節側ベルト15と、締付け具10に
止着された固定側ベルト16と、調節側ベルト15に移
動自在に装着されたベルト緩み止め部材17(図6)と
を備えている。各ベルト15,16の端部にはアイ1
8,19がそれぞれ形成されている。
【0011】締付け具10は、図2〜図5に示すよう
に、概略、第1脚部材20と、第2脚部材30と、巻取
軸40と、左右1対のラチェット50,50と、爪部材
60,70とで構成されている。第1脚部材20は、ハ
ンドルとして使用する脚部材であり、2枚の側板21,
21を、間隔を隔てて配置された2本のロッド28,2
9で結合したものである。第1脚部材20の基端部分
(図2下端部分)は略円形状とされ、円形孔22と膨出
部23とを有している。
に、概略、第1脚部材20と、第2脚部材30と、巻取
軸40と、左右1対のラチェット50,50と、爪部材
60,70とで構成されている。第1脚部材20は、ハ
ンドルとして使用する脚部材であり、2枚の側板21,
21を、間隔を隔てて配置された2本のロッド28,2
9で結合したものである。第1脚部材20の基端部分
(図2下端部分)は略円形状とされ、円形孔22と膨出
部23とを有している。
【0012】第2脚部材30は、固定側ベルト16が止
着される部材であり、背板部31と突片32と側板部3
3,33とを1枚の金属板からプレス加工で製作したも
のである。第2脚部材30の基端部分(図2左端部分)
は円形状とされ、円形孔34と段差部35と切欠き36
とを有している。巻取軸40は、円筒状部材を軸方向に
2つ割りした断面半円弧状のセグメント41,41によ
って構成されている。セグメント41,41の両端部は
ラチェット50,50に形成された半円弧状のスリット
52,52に遊嵌され、見掛け上円筒体とされている。
着される部材であり、背板部31と突片32と側板部3
3,33とを1枚の金属板からプレス加工で製作したも
のである。第2脚部材30の基端部分(図2左端部分)
は円形状とされ、円形孔34と段差部35と切欠き36
とを有している。巻取軸40は、円筒状部材を軸方向に
2つ割りした断面半円弧状のセグメント41,41によ
って構成されている。セグメント41,41の両端部は
ラチェット50,50に形成された半円弧状のスリット
52,52に遊嵌され、見掛け上円筒体とされている。
【0013】ここで、前記各部材の組立順について説明
する。まず、2つの脚部材20,30の円形孔22,3
4を合わせ、側板21と側板部33との間にラチェット
50,50をセットする。次に、各セグメント41,4
1を円形孔22,34及びスリット52,52へ挿通さ
せ、その後セグメント41,41の両端突片43,43
に割りピン44,44を取り付ける。これによってセグ
メント41,41は見掛け上円筒状の巻取軸40とさ
れ、セグメント41,41の対向する割り口に沿って直
径方向に貫通する溝部42,42が形成されることとな
る。また、巻取軸40は割りピン44,44によって分
離・脱落を防止され、ラチェット50,50と同心かつ
一体的に回転可能となる。
する。まず、2つの脚部材20,30の円形孔22,3
4を合わせ、側板21と側板部33との間にラチェット
50,50をセットする。次に、各セグメント41,4
1を円形孔22,34及びスリット52,52へ挿通さ
せ、その後セグメント41,41の両端突片43,43
に割りピン44,44を取り付ける。これによってセグ
メント41,41は見掛け上円筒状の巻取軸40とさ
れ、セグメント41,41の対向する割り口に沿って直
径方向に貫通する溝部42,42が形成されることとな
る。また、巻取軸40は割りピン44,44によって分
離・脱落を防止され、ラチェット50,50と同心かつ
一体的に回転可能となる。
【0014】爪部材60は、ハンドルとなる第1脚部材
20の側板21,21間に設けられたものである。爪部
材60は、その両側の突片61,61が側板21,21
に形成されたガイド溝25,25に係合し、かつ裏面に
設けられた小突起63が側板21,21の内側に係合す
ることにより、ガイド溝25,25に沿ってスライド自
在となっている。この爪部材60は、中央に孔62を有
し、側板21,21に設けられた突起26に取り付けら
れた捩じりばね65,65の先端を孔62に係止するこ
とにより、常時図1の矢印c方向(ラチェット50側)
に付勢されている。この結果、その突片61,61の先
端部がラチェット50,50に係合されている。
20の側板21,21間に設けられたものである。爪部
材60は、その両側の突片61,61が側板21,21
に形成されたガイド溝25,25に係合し、かつ裏面に
設けられた小突起63が側板21,21の内側に係合す
ることにより、ガイド溝25,25に沿ってスライド自
在となっている。この爪部材60は、中央に孔62を有
し、側板21,21に設けられた突起26に取り付けら
れた捩じりばね65,65の先端を孔62に係止するこ
とにより、常時図1の矢印c方向(ラチェット50側)
に付勢されている。この結果、その突片61,61の先
端部がラチェット50,50に係合されている。
【0015】他方の爪部材70は、第2脚部材30の側
板部33,33間に設けられたものである。爪部材70
は、両側の突片71,71が側板部33,34に形成さ
れたガイド溝37,37に係合し、かつその表面に設け
られた小突起73が側板部33,33の内側に係合する
ことにより、ガイド溝37,37に沿ってスライド自在
となっている。爪部材70の上部に設けられた突片72
は脚部材30の突片32に形成された孔32aに挿通さ
れ、突片72にはコイルばね75が突片32との間で圧
縮された状態で装着されている。したがって、この爪部
材70は、コイルばね75によって常時ラチェット50
側に付勢され、突片71,71の下端がラチェット5
0,50に係合されている。
板部33,33間に設けられたものである。爪部材70
は、両側の突片71,71が側板部33,34に形成さ
れたガイド溝37,37に係合し、かつその表面に設け
られた小突起73が側板部33,33の内側に係合する
ことにより、ガイド溝37,37に沿ってスライド自在
となっている。爪部材70の上部に設けられた突片72
は脚部材30の突片32に形成された孔32aに挿通さ
れ、突片72にはコイルばね75が突片32との間で圧
縮された状態で装着されている。したがって、この爪部
材70は、コイルばね75によって常時ラチェット50
側に付勢され、突片71,71の下端がラチェット5
0,50に係合されている。
【0016】調節側ベルト15および固定側ベルト16
は、それぞれ厚手で耐久性のある布製のものが使用され
ている。ベルト15,16の幅寸法は、脚部材20,3
0の側板21および側板部33の間隔よりも僅かに狭
く、それぞれの先端には、アイ18,19(図1)が形
成されている。ただし、先端にはアイ18,19ではな
くフックが止着されていてもよく、あるいはこれと連結
された別のベルトを介してアイやフックを有していても
よく、さらに、ベルト15,16自体がエンドレス状で
あってもよく、使用目的に応じて任意の形態が採用され
る。固定側ベルト16の基端は、第2脚部材30の先端
に側板部33,33に架け渡された止め軸78に止着さ
れている。調節側ベルト15は、巻取軸40の一方の溝
部42から他方の溝部42へ抜けるように先端がセット
される。
は、それぞれ厚手で耐久性のある布製のものが使用され
ている。ベルト15,16の幅寸法は、脚部材20,3
0の側板21および側板部33の間隔よりも僅かに狭
く、それぞれの先端には、アイ18,19(図1)が形
成されている。ただし、先端にはアイ18,19ではな
くフックが止着されていてもよく、あるいはこれと連結
された別のベルトを介してアイやフックを有していても
よく、さらに、ベルト15,16自体がエンドレス状で
あってもよく、使用目的に応じて任意の形態が採用され
る。固定側ベルト16の基端は、第2脚部材30の先端
に側板部33,33に架け渡された止め軸78に止着さ
れている。調節側ベルト15は、巻取軸40の一方の溝
部42から他方の溝部42へ抜けるように先端がセット
される。
【0017】調節側ベルト15の先端には、図7に示す
ように、折り返し部15aが形成されている。この折り
返し部15aによりベルト緩み止め部材17が調節側ベ
ルト15から抜けにくくなっている。ベルト緩み止め部
材17は、図6および図7に示すように、調節側ベルト
15を挟んだ状態で調節側ベルト15に対して移動自在
に配置された矩形枠状に折り曲げられた鋼線80と、鋼
線80が挿通されて調節側ベルト15の一面側において
調節側ベルト15に取り付けられた円筒状のピン81と
を備えている。ピン81の外径は、溝部42の幅と同じ
かまたはそれよりも大きい寸法である。なお、ピン81
を装着した状態で鋼線80とベルト15との間には移動
しやすいように若干の隙間があるのが好ましい。
ように、折り返し部15aが形成されている。この折り
返し部15aによりベルト緩み止め部材17が調節側ベ
ルト15から抜けにくくなっている。ベルト緩み止め部
材17は、図6および図7に示すように、調節側ベルト
15を挟んだ状態で調節側ベルト15に対して移動自在
に配置された矩形枠状に折り曲げられた鋼線80と、鋼
線80が挿通されて調節側ベルト15の一面側において
調節側ベルト15に取り付けられた円筒状のピン81と
を備えている。ピン81の外径は、溝部42の幅と同じ
かまたはそれよりも大きい寸法である。なお、ピン81
を装着した状態で鋼線80とベルト15との間には移動
しやすいように若干の隙間があるのが好ましい。
【0018】このように構成された荷締め装置におい
て、図5の状態において、ハンドルとなっている第1脚
部材20を時計回りに往動させる。すなわち、第1脚部
材20を脚部材30に対して閉じる方向(矢印b方向)
に回動させる。このとき、ラチェット50は、爪部材7
0がその歯51dに係合していることで、時計回り方向
の回転を阻止されている。このため、爪部材60がばね
65のばね力に抗して後退して、歯51b,51cを乗
り越えつつ、脚部材20のみが時計回りに回動して、そ
の爪部材60がラチェット50の歯51cに係合する。
そして、この状態から今度は、ハンドルとなっている第
1脚部材を反時計回りに復動させる。すなわち、第1脚
部材20を第2脚部材30に対して開く方向(矢印a方
向)に回動させると、ラチェット50と巻取軸40とが
一体的に反時計回りに追従回転する。このとき、爪部材
70は歯51e,51fに押されてばね75のばね力に
抗して後退してこれらの歯を乗り越える。このようにし
て、再び図5の状態に戻ったときには、爪部材60の突
片61が第2脚部材30の段差部35に係合することに
より、ハンドルたる第1脚部材20の反時計回りのこれ
以上の回転が阻止される。
て、図5の状態において、ハンドルとなっている第1脚
部材20を時計回りに往動させる。すなわち、第1脚部
材20を脚部材30に対して閉じる方向(矢印b方向)
に回動させる。このとき、ラチェット50は、爪部材7
0がその歯51dに係合していることで、時計回り方向
の回転を阻止されている。このため、爪部材60がばね
65のばね力に抗して後退して、歯51b,51cを乗
り越えつつ、脚部材20のみが時計回りに回動して、そ
の爪部材60がラチェット50の歯51cに係合する。
そして、この状態から今度は、ハンドルとなっている第
1脚部材を反時計回りに復動させる。すなわち、第1脚
部材20を第2脚部材30に対して開く方向(矢印a方
向)に回動させると、ラチェット50と巻取軸40とが
一体的に反時計回りに追従回転する。このとき、爪部材
70は歯51e,51fに押されてばね75のばね力に
抗して後退してこれらの歯を乗り越える。このようにし
て、再び図5の状態に戻ったときには、爪部材60の突
片61が第2脚部材30の段差部35に係合することに
より、ハンドルたる第1脚部材20の反時計回りのこれ
以上の回転が阻止される。
【0019】以上のハンドル操作を繰り返すことによ
り、ラチェット50とともに巻取軸40が反時計回りに
断続的に回転し、調節側ベルト15が巻取軸40に巻き
取られていく。調節側ベルト15が巻き取られていく状
態は図8に示す通りである。調節側ベルト15が巻き取
られていく際に、図9に拡大して示すように、巻取軸4
0の溝部42付近で巻き取られた調節側ベルト15の間
にベルト緩み止め部材17のピン81が挟まれ、溝部4
2の入口部で調節側ベルト15がピン81により巻取軸
40との間で押さえられて固定され調節側ベルト15が
ずれにくくなる。このため、振動等により調節側ベルト
15に負荷が繰り返して作用する場合であっても、調節
側ベルト15が緩みにくくなる。
り、ラチェット50とともに巻取軸40が反時計回りに
断続的に回転し、調節側ベルト15が巻取軸40に巻き
取られていく。調節側ベルト15が巻き取られていく状
態は図8に示す通りである。調節側ベルト15が巻き取
られていく際に、図9に拡大して示すように、巻取軸4
0の溝部42付近で巻き取られた調節側ベルト15の間
にベルト緩み止め部材17のピン81が挟まれ、溝部4
2の入口部で調節側ベルト15がピン81により巻取軸
40との間で押さえられて固定され調節側ベルト15が
ずれにくくなる。このため、振動等により調節側ベルト
15に負荷が繰り返して作用する場合であっても、調節
側ベルト15が緩みにくくなる。
【0020】一方、調節側ベルト15を緩めるときに
は、指先でハンドルとなる第1脚部材20の爪部材60
を引っかけて爪部材60を強制的に図3矢印cと逆方向
に後退させる。これによって、ラチェト50が突片61
との係合を解除され、同時に第2脚部材の段差部35も
突片61との係合を解除される。ここで、脚部材20を
図2,図4において反時計回り(矢印a方向)に回転さ
せると、脚部材20が略90°回転した状態で爪部材6
0の突片61が第2脚部材30の切欠き36に係合す
る。この状態で、指先を爪部材60から離しても突片6
1は切欠き36に規制されてラチェット50の回転軌跡
より僅かに外方に保持されるため、ラチェット50の歯
と係合しない。このとき同時に爪部材70の突片71は
脚部材20の膨出部23に乗り上げるため、同様にラチ
ェット50の回転軌跡より僅かに外方に保持されて、ラ
チェット50の歯と係合しない。これによって、ラチェ
ット50及び巻取軸40がフリーの状態となるため、調
節側ベルト15を図5において左方に引っ張ると、巻取
軸40が時計回りに回転して調節側ベルト15が緩めら
れる。
は、指先でハンドルとなる第1脚部材20の爪部材60
を引っかけて爪部材60を強制的に図3矢印cと逆方向
に後退させる。これによって、ラチェト50が突片61
との係合を解除され、同時に第2脚部材の段差部35も
突片61との係合を解除される。ここで、脚部材20を
図2,図4において反時計回り(矢印a方向)に回転さ
せると、脚部材20が略90°回転した状態で爪部材6
0の突片61が第2脚部材30の切欠き36に係合す
る。この状態で、指先を爪部材60から離しても突片6
1は切欠き36に規制されてラチェット50の回転軌跡
より僅かに外方に保持されるため、ラチェット50の歯
と係合しない。このとき同時に爪部材70の突片71は
脚部材20の膨出部23に乗り上げるため、同様にラチ
ェット50の回転軌跡より僅かに外方に保持されて、ラ
チェット50の歯と係合しない。これによって、ラチェ
ット50及び巻取軸40がフリーの状態となるため、調
節側ベルト15を図5において左方に引っ張ると、巻取
軸40が時計回りに回転して調節側ベルト15が緩めら
れる。
【0021】〔他の実施形態〕 (a) 図10に示すように、巻取軸40の溝部42,
42に両端にアイ(図示せず)を形成した1本のベルト
16aを挿通し、そのベルト16aにベルト緩み止め部
材17を装着してもよい。この場合には、荷物の形状に
よらず最適の位置に締付け具を配置できるとともに、巻
取時にベルト16aが二重に巻き取られるので荷締め速
度が早くなる。 (b) 図11に示すように、1本のベルト16aを途
中で二つ折りにして重ね合わせ、この重合わせ部16b
を巻取軸40の溝部42,42を挿通し、挿通前のベル
ト16aにベルト緩み止め部材17を装着してもよい。
なお、ベルト16aの重合わせ部16bが溝部42から
抜け出るのを確実に防止するために、重ね合わせ部16
bにD環85を設けてもよい。また、図12に示すよう
に、巻取軸40に溝部42,42中に位置する中間片4
6を固定し、この中間片46を重合わせ部16bで挟む
ことにより抜け出るのを防止してもよい。この場合に
も、荷物の形状によらず最適の位置に締付け具を配置で
きるとともに、巻取時にベルト16aが二重に巻き取ら
れるので荷締め速度が早くなる。 (c) ベルト緩み止め部材17として、図13に示す
ように、矩形枠状の鋼線80aだけでもよく、また、図
14に示すように、鋼線80bに楔状のピン81bを固
定または挿通させたものでもよい。 (d) 図15に示すように、1対のセグメント41に
代えて、巻取軸40aを断面が半円状の2つの引き抜き
部材41aを対向配置したものにしてもよい。この引き
抜き部材41aの間には溝部42aが形成される。ま
た、引き抜き部材41aの角部は、ベルト15を傷めな
いようにアール面取りされている。
42に両端にアイ(図示せず)を形成した1本のベルト
16aを挿通し、そのベルト16aにベルト緩み止め部
材17を装着してもよい。この場合には、荷物の形状に
よらず最適の位置に締付け具を配置できるとともに、巻
取時にベルト16aが二重に巻き取られるので荷締め速
度が早くなる。 (b) 図11に示すように、1本のベルト16aを途
中で二つ折りにして重ね合わせ、この重合わせ部16b
を巻取軸40の溝部42,42を挿通し、挿通前のベル
ト16aにベルト緩み止め部材17を装着してもよい。
なお、ベルト16aの重合わせ部16bが溝部42から
抜け出るのを確実に防止するために、重ね合わせ部16
bにD環85を設けてもよい。また、図12に示すよう
に、巻取軸40に溝部42,42中に位置する中間片4
6を固定し、この中間片46を重合わせ部16bで挟む
ことにより抜け出るのを防止してもよい。この場合に
も、荷物の形状によらず最適の位置に締付け具を配置で
きるとともに、巻取時にベルト16aが二重に巻き取ら
れるので荷締め速度が早くなる。 (c) ベルト緩み止め部材17として、図13に示す
ように、矩形枠状の鋼線80aだけでもよく、また、図
14に示すように、鋼線80bに楔状のピン81bを固
定または挿通させたものでもよい。 (d) 図15に示すように、1対のセグメント41に
代えて、巻取軸40aを断面が半円状の2つの引き抜き
部材41aを対向配置したものにしてもよい。この引き
抜き部材41aの間には溝部42aが形成される。ま
た、引き抜き部材41aの角部は、ベルト15を傷めな
いようにアール面取りされている。
【0022】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、ベルト緩み止め部材がベルトに移動自在に配置
されるので、ベルト緩み止め部材をベルトの巻取部分に
配置することで、溝部の入口部でベルトがベルト緩み止
め部材に押さえられてずれにくくなり、ベルトが緩みに
くくなる。
よれば、ベルト緩み止め部材がベルトに移動自在に配置
されるので、ベルト緩み止め部材をベルトの巻取部分に
配置することで、溝部の入口部でベルトがベルト緩み止
め部材に押さえられてずれにくくなり、ベルトが緩みに
くくなる。
【図1】本発明の一実施形態による荷締め装置を示す斜
視図。
視図。
【図2】その荷締め装置に使用される締付け具の側面
図。
図。
【図3】その締付け具の正面図。
【図4】その締付け具の平面図。
【図5】図3のX−X断面図。
【図6】ベルト緩み止め部材の正面図。
【図7】ベルト緩み止め部材の装着状態を示す斜視図。
【図8】締付け具によるベルト巻取動作の説明図。
【図9】ベルト緩み止め部材の作用を説明する断面部分
図。
図。
【図10】ベルトの他の実施形態を示す断面模式図。
【図11】ベルトの他の実施形態を示す断面模式図。
【図12】締付け具の他の実施形態を示す断面模式図。
【図13】ベルト緩み止め部材の他の実施形態の図7に
相当する図。
相当する図。
【図14】ベルト緩み止め部材の他の実施形態の図7に
相当する図。
相当する図。
【図15】巻取軸の他の実施形態を示す断面拡大図。
10 締め付け具 15 調節側ベルト 16 固定側ベルト 16a ベルト 17 ベルト緩み止め部材 18,19 アイ 20 第1脚部材 30 第2脚部材 40 巻取軸 50 ラチェット 60,70 爪部材 80,80a,80b 鋼線 81,81b ピン
Claims (6)
- 【請求項1】直径方向に貫通する溝部を有する巻取軸
と、前記巻取軸と同芯かつ一体的に設けられたラチェッ
トと、前記巻取軸を回転自在に保持する第1脚部材と、
前記巻取軸に対して回転可能に設けられた第2脚部材
と、前記ラチェットに係脱可能な状態で前記第1および
第2脚部材にそれぞれ設けられた爪部材とを有し、前記
第1および第2脚部材のうち一方をハンドルとして他方
に対して開閉するように往復動させることにより、前記
ラチェットを介して前記巻取軸を一方向に回転させるよ
うにする締付け具と、 前記巻取軸の溝部に挿通可能なベルトと、 前記ベルトに移動自在に配置されるベルト緩み止め部材
と、を備えた荷締め装置。 - 【請求項2】前記ベルト緩み止め部材は、前記ベルトを
挟む線材と、前記線材が挿通されて前記ベルトの一面側
において前記ベルトに取り付けられた筒状部材とを有
し、前記筒状部材の外径は、前記溝部の幅と同じかまた
はそれよりも大きい、請求項1記載の荷締め装置。 - 【請求項3】前記第1および第2脚部材のうち他方に
は、固定側ベルトが取り付けられており、前記固定側ベ
ルトはその一端が固定物に係止される、請求項1または
2記載の荷締め装置。 - 【請求項4】前記ベルトは、その両端が固定物に係止さ
れる、請求項1または2記載の荷締め装置。 - 【請求項5】前記ベルトは、その両端が固定物に係止さ
れ、途中で二つ折りに重ね合わされ、この重合わせ部分
が前記溝部に挿通される、請求項1または2記載の荷締
め装置。 - 【請求項6】ベルトとベルトを巻き取るラチェット型の
締付け具とを有する荷締め装置に用いられるベルト緩み
止め部材であって、 前記ベルトを挟んだ状態でベルトに対し移動自在に配置
される線材と、 前記線材が挿通されて前記ベルトの一面側において前記
ベルトに取り付けられる筒状部材とを備え、 前記筒状部材の外径は、前記溝部の幅と同じかまたはそ
れよりも大きい、ベルト緩み止め部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25981595A JPH0999775A (ja) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | 荷締め装置およびそれに用いるベルト緩み止め部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25981595A JPH0999775A (ja) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | 荷締め装置およびそれに用いるベルト緩み止め部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0999775A true JPH0999775A (ja) | 1997-04-15 |
Family
ID=17339390
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25981595A Pending JPH0999775A (ja) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | 荷締め装置およびそれに用いるベルト緩み止め部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0999775A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011207461A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-10-20 | Yeu Yueh Enterprise Co Ltd | リール |
-
1995
- 1995-10-06 JP JP25981595A patent/JPH0999775A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011207461A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-10-20 | Yeu Yueh Enterprise Co Ltd | リール |
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