JPH0999743A - キャブ付走行体におけるキャブ用ガラス窓の固定ゴム材 - Google Patents

キャブ付走行体におけるキャブ用ガラス窓の固定ゴム材

Info

Publication number
JPH0999743A
JPH0999743A JP7286438A JP28643895A JPH0999743A JP H0999743 A JPH0999743 A JP H0999743A JP 7286438 A JP7286438 A JP 7286438A JP 28643895 A JP28643895 A JP 28643895A JP H0999743 A JPH0999743 A JP H0999743A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cab
rubber material
groove portion
glass
fitted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7286438A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Iwata
裕史 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nishikawa Rubber Co Ltd
Original Assignee
Nishikawa Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nishikawa Rubber Co Ltd filed Critical Nishikawa Rubber Co Ltd
Priority to JP7286438A priority Critical patent/JPH0999743A/ja
Publication of JPH0999743A publication Critical patent/JPH0999743A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Window Of Vehicle (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 キャブ付走行体におけるキャブ内からの緊急
脱出を容易にするキャブ用ガラス窓の固定ゴム材を提供
すること。 【解決手段】 キャブフレーム4が嵌め込まれるフレー
ム溝部15とガラス窓2が嵌め込まれるガラス溝部6と
からなる断面略H形状で、フレーム溝部15とガラス溝
部6間の室内側にくさびゴム材7が嵌め込まれる嵌合部
18が形成され、フレーム溝部15を構成する2つのリ
ップ部19,20のうちくさびゴム材7の嵌合部18側
のリップ部20の先端部を切欠きして形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャブ付走行体に
おけるキャブ用ガラス窓の固定ゴム材に関する。より詳
しくは、上部旋回体又はトラック式の下部走行体に付い
ている運転室であるキャブのフレームにガラス窓を固定
するゴム材に関する。
【0002】
【従来の技術】建設機械として使用されるクレーン車や
パワーショベル車などの走行体には、図1に示すような
キャブ1が備わっている。キャブ1には周囲が見渡せる
ようにガラス窓が張られており、例えばリアのガラス窓
2は全周に嵌め込まれた、図5に示すような、断面略H
形状のHゴム材3でキャブ1のフレーム4に固定されて
いる。Hゴム材3には、キャブフレーム4が嵌め込まれ
るフレーム溝部5とガラス窓2が嵌め込まれるガラス溝
部6とが形成され、このフレーム溝部5とガラス溝部6
間の室外側にはくさびゴム材7が嵌め込まれる嵌合部8
が形成されている。
【0003】つまりくさびゴム材7は、キャブ1の外側
から取り付けられているので、例えばキャブ1のドアが
開かないといった緊急時には外側からくさびゴム材7を
嵌合部8から取り外してガラス窓2を取り外すようにな
っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようにくさびゴム材7はキャブ1の外側からしか取り
外しすることができないので、緊急時にキャブ1内の運
転者等が内部から自力で脱出するにはガラス窓2を破壊
するしかなかった。
【0005】また、ガラス窓2を取り外すにはかなり大
きい力がガラス面にかかるので、取り外しが非常に困難
であるという問題があった。例えば、ガラス窓2の厚さ
を5mm,大きさを縦50cm、横70cm,Hゴム材
3の断面寸法をW=21mm、L=17.5mmとした
ところ、ガラス面には約40kg/面の力がかかってい
た。
【0006】そこで本発明の目的は、キャブ付走行体に
おけるキャブ内からの緊急脱出を容易にするキャブ用ガ
ラス窓の固定ゴム材を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明のキャブ付走行体におけるキャブ用ガラス窓
の固定ゴム材は、キャブ付走行体のキャブフレームが嵌
め込まれるフレーム溝部とガラス窓が嵌め込まれるガラ
ス溝部とからなる断面略H形状で、フレーム溝部とガラ
ス溝部との間にくさびゴム材が嵌め込まれる嵌合部が形
成された固定ゴム材であって、フレーム溝部を構成する
2つのリップ部のうちくさびゴム材の嵌合部側のリップ
部の先端部を切欠きしてなるものである(請求項1)。
【0008】また、本発明のキャブ付走行体におけるキ
ャブ用ガラス窓の固定ゴム材は、キャブ付走行体のキャ
ブフレームが嵌め込まれるフレーム溝部とガラス窓が嵌
め込まれるガラス溝部とからなる断面略H形状で、フレ
ーム溝部とガラス溝部との間にくさびゴム材が嵌め込ま
れる嵌合部が形成された固定ゴム材であって、フレーム
溝部を構成する2つのリップ部のうちくさびゴム材の嵌
合部側のリップ部に中空部を設けてなるものである(請
求項2)。
【0009】更に、請求項1又は請求項2に記載の発明
において、くさびゴム材が嵌め込まれる嵌合部をフレー
ム溝部とガラス溝部間の室内側に形成してなるものであ
る(請求項3)。
【0010】請求項1又は請求項2に記載の発明によれ
ば、断面略H形状の固定ゴム材で、フレーム溝部を構成
する2つのリップ部のうちくさびゴム材の嵌合部側のリ
ップ部の先端部が切欠きされている又はリップ部に中空
部が設けられているので、リップ部でキャブフレームを
保持する力は切欠きされていない場合又は中空部を設け
られていない場合と比較して弱くなる。したがって、緊
急時にくさびゴム材およびガラス窓を容易に取り外すこ
とができるので安全である。
【0011】請求項1又は請求項2に記載の発明におい
ては、くさびゴム材が嵌め込まれる嵌合部をフレーム溝
部とガラス溝部との間にするものであれば、室内側でも
室外側でもいずれでもよいが、請求項3に記載の発明で
は特に嵌合部の位置を室内側にするものであるので、運
転者などがキャブ内から自力でしかも容易に脱出するこ
とができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。なお、従来例と同一の部分には同
一の符号を記す。図2は本発明の実施の形態に係る、図
1のA−A線拡大断面図である。
【0013】本発明の実施の形態に係る、キャブ付走行
体におけるキャブ用ガラス窓の固定ゴム材13は、図1
に示したキャブ1のキャブフレーム4が嵌め込まれるフ
レーム溝部15とガラス窓2が嵌め込まれるガラス溝部
6とからなる断面略H形状であり、ガラス窓2の全周に
渡り、図3に示すように長手方向に延びている。なお、
図3は固定ゴム材13の一部分を示した拡大斜視図であ
る。またフレーム溝部15とガラス溝部6間の室内側に
はくさびゴム材7が嵌め込まれる嵌合部18が形成され
ている。
【0014】ガラス溝部6については従来例で示した図
5と同様であるが、フレーム溝部15は相違している。
すなわち、フレーム溝部15を構成する2つのリップ部
19,20のうちくさびゴム材7の嵌合部18側のリッ
プ部20の先端部(図2に示す破線部)は切欠きされ、
短かくされている。これにより、リップ部19,20で
キャブフレーム4を保持する力はリップ部20の先端部
を切欠きする前と比較して弱くなるので、くさびゴム材
7およびガラス窓2の取り外しが容易となる。
【0015】従来例と同様にガラス窓2の厚さを5m
m,大きさを縦50cm、横70cm,固定ゴム材13
の断面寸法をW=21mm、L=17.5mmとして実
験をしたところ、ガラス面には約17.5kg/面の力
がかかった。すなわち、ガラス窓2を取り外すための力
は従来例と比較してその半分以下とすることができた。
【0016】なお、くさびゴム材7の取り外しは金属,
樹脂,あるいはゴム製のプルタブ(図示しない)をくさ
びゴム材7とその嵌合部18との隙間に差し込み引き起
こしてくさびゴム材7を浮かせるようにして行われる。
また、先端部の切欠きは少なくとも十分な水密性を確保
できる程度の量にしてある。本実施形態ではフレーム溝
部15の底部15aから先のリップ部において約3/4
を切欠きしたものである。またフレーム溝部15に対し
て直角に先端部を切欠きしたが、特に切欠きの角度につ
いては限定されるものではなく十分な水密性が保持でき
ればよい。
【0017】本発明の実施形態では、リップ部20の先
端部を切欠きしてキャブフレーム4を保持する力を弱め
たが、図4に示す固定ゴム材23のように、フレーム溝
部25を構成する2つのリップ部26,27のうちくさ
びゴム材7の嵌合部18側のリップ部27に長手方向に
延びる中空部28を設けることにより保持力を弱くする
ようにしてもよい。中空部28の位置および形状は図4
に示したものに限られるものではなく十分な水密性を保
持しつつ、かつキャブフレーム4を保持する力を従来例
より弱くするものであればよい。
【0018】従来例と同様にガラス窓2の厚さを5m
m,大きさを縦50cm、横70cm,固定ゴム材23
の断面寸法をW=21mm、L=17.5mmとして実
験をしたところ、ガラス面には約18.5kg/面の力
がかかった。すなわち、ガラス窓2を取り外すための力
は従来例と比較してその半分以下とすることができた。
【0019】なお本発明の実施形態では、くさびゴム材
7の嵌合部18を室内側に形成してキャブ1の内側から
運転者などが緊急時に自力で脱出できるような構成とし
たが、くさびゴム材7の嵌合部18を従来例と同様に室
外側に形成することもできる。
【0020】
【発明の効果】以上のとおり請求項1又は請求項2に記
載の発明によれば、リップ部でキャブフレームを保持す
る力は弱くなるので、緊急時にくさびゴム材およびガラ
ス窓を容易に取り外すことができ安全性が高まる。
【0021】請求項3に記載の発明によれば、特に嵌合
部の位置を室内側にするものであるので、運転者などが
キャブ内から自力でしかも容易に脱出することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャブ1の外観を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る、図1のA−A線拡
大断面図である。
【図3】固定ゴム材13の一部分を示した拡大斜視図で
ある。
【図4】本発明のもう一つの実施の形態に係る、図1の
A−A線拡大断面図である。
【図5】従来の実施の形態に係る、図1のA−A線拡大
断面図である。
【符号の説明】
1 キャブ 2 ガラス窓 4 キャブフレーム 6 ガラス溝部 7 くさびゴム材 13 固定ゴム材 15 フレーム溝部 15a 底部 18 嵌合部 19,20 リップ部 23 固定ゴム材 25 フレーム溝部 26.27 リップ部 28 中空部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャブ付走行体のキャブフレームが嵌め込
    まれるフレーム溝部とガラス窓が嵌め込まれるガラス溝
    部とからなる断面略H形状で、フレーム溝部とガラス溝
    部との間にくさびゴムが嵌め込まれる嵌合部が形成され
    た固定ゴム材であって、フレーム溝部を構成する2つの
    リップ部のうち前記くさびゴム材の嵌合部側のリップ部
    の先端部を切欠きすることを特徴とするキャブ付走行体
    におけるキャブ用ガラス窓の固定ゴム材。
  2. 【請求項2】キャブ付走行体のキャブフレームが嵌め込
    まれるフレーム溝部とガラス窓が嵌め込まれるガラス溝
    部とからなる断面略H形状で、フレーム溝部とガラス溝
    部との間にくさびゴム材が嵌め込まれる嵌合部が形成さ
    れた固定ゴム材であって、フレーム溝部を構成する2つ
    のリップ部のうち前記くさびゴム材の嵌合部側のリップ
    部に中空部を設けることを特徴とするキャブ付走行体に
    おけるキャブ用ガラス窓の固定ゴム材。
  3. 【請求項3】前記くさびゴム材が嵌め込まれる嵌合部を
    フレーム溝部とガラス溝部間の室内側に形成することを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載のキャブ付走行
    体におけるキャブ用ガラス窓の固定ゴム材。
JP7286438A 1995-10-06 1995-10-06 キャブ付走行体におけるキャブ用ガラス窓の固定ゴム材 Pending JPH0999743A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7286438A JPH0999743A (ja) 1995-10-06 1995-10-06 キャブ付走行体におけるキャブ用ガラス窓の固定ゴム材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7286438A JPH0999743A (ja) 1995-10-06 1995-10-06 キャブ付走行体におけるキャブ用ガラス窓の固定ゴム材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0999743A true JPH0999743A (ja) 1997-04-15

Family

ID=17704395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7286438A Pending JPH0999743A (ja) 1995-10-06 1995-10-06 キャブ付走行体におけるキャブ用ガラス窓の固定ゴム材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0999743A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105346363A (zh) * 2015-11-20 2016-02-24 苏州国泰科技发展有限公司 一种密封条

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105346363A (zh) * 2015-11-20 2016-02-24 苏州国泰科技发展有限公司 一种密封条

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004322722A (ja) 自動車の車体構造
ES2260105T3 (es) Disposicion de persiana enrollable para una ventanilla de vehiculo automovil.
JPH0999743A (ja) キャブ付走行体におけるキャブ用ガラス窓の固定ゴム材
CN212499906U (zh) 仪表板结构、仪表板总成及车辆
JPS60131377A (ja) 自動車の後部車体構造
JPH0610071Y2 (ja) 自動車のドアヒンジ部構造
US3897666A (en) Panel mounting strip with integral retainer
JP2003261064A (ja) 建設機械のキャビン構造
JP2553142Y2 (ja) オペレータキャブ開閉窓のシール構造
JPH028810Y2 (ja)
US5951099A (en) Roof structure of vehicle
KR890011722A (ko) 자동차의 선루우프 구조
JPH039917U (ja)
JP2002070439A (ja) 車両用窓構造
JP3766180B2 (ja) 自動車のウインドシールドトリム
KR0113501Y1 (ko) 자동차의 사이드미러
JP2605586Y2 (ja) 突合型ルーフウエザーストリップ
KR200166291Y1 (ko) 차량의 센터 필라 웨더 스트립 결합 구조
JP2544743Y2 (ja) ガラス壁体構成のパワーショベル用キヤブ
JP4282195B2 (ja) 開口枠材の取付構造および開口枠材の取付方法
JPS641331B2 (ja)
JPH08192632A (ja) 自動車用ウェザーストリップ
KR970039011A (ko) 자동차용 트렁크 룸 내의 물 침입 방지를 위한 바디 패널상의 수발 비드 구조
JPH0361180A (ja) エンジンフードの開閉構造
JPH0399987A (ja) 自動車のエアボックス構造