JPH0998408A - 情報提供システム - Google Patents

情報提供システム

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JPH0998408A
JPH0998408A JP7256440A JP25644095A JPH0998408A JP H0998408 A JPH0998408 A JP H0998408A JP 7256440 A JP7256440 A JP 7256440A JP 25644095 A JP25644095 A JP 25644095A JP H0998408 A JPH0998408 A JP H0998408A
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Application number
JP7256440A
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English (en)
Inventor
Takuya Inoue
卓哉 井上
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EKUSHINGU KK
Brother Industries Ltd
Xing Inc
Original Assignee
EKUSHINGU KK
Brother Industries Ltd
Xing Inc
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Publication date
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力端末と情報センタ側との間の伝送路にお
いてデータ化けした場合であっても、実際に制御対象で
ない出力端末での出力状況に影響を及ぼさないようにし
て、適切なサービス提供が実現できるようにする。 【解決手段】 端末装置19が情報の提供を受けている
最中に、その情報提供に関する要求を送出する場合に
は、情報が搬送されてきているチャンネル(CH)の識
別情報及び端末識別情報を付加して中央制御装置9に送
出する。そして、中央制御装置9は、端末装置19から
の要求に応じた出力用情報を搬送するCHを選択した場
合には、その選択されたCHの識別情報と端末識別情報
との対応関係をRAM93に記憶しており、端末装置1
9からの要求にCH識別情報及び端末識別情報が付加さ
れている場合には、記憶されている対応関係と照合し、
対応関係が一致しない要求については無視するのであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報提供システム
に関し、特に出力端末からのリクエストに対して情報セ
ンタから情報を提供する集中管理型の情報提供システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カラオケ演奏データを格納する中
央装置と、この中央装置から配信されるカラオケ演奏デ
ータに基づいてカラオケ演奏を実行する複数のカラオケ
装置とを含む集中管理型と呼ばれるカラオケシステムが
知られている。この集中管理型のカラオケシステムにお
いては、リクエスト入力は各カラオケ装置で受け入れら
れ、これがカラオケ装置から中央装置に転送され、中央
装置がリクエストに応じたカラオケ演奏データを送信
し、これをカラオケ装置が受信してカラオケ演奏を実行
する形態であった。また、この集中管理型のカラオケシ
ステムにおいて、例えばビデオゲーム、占い、クイズ、
ビデオ放映等カラオケ以外のサービスを提供できるもの
もある。
【0003】この集中管理型のカラオケシステムによれ
ば、各カラオケ装置は当座のカラオケ演奏に使用する以
外のカラオケ演奏データを保持する必要がなく、カラオ
ケ演奏データのメンテナンスも中央装置だけで済む等の
利点があり、例えば1棟の建物の各室にカラオケ装置を
配置したカラオケ店等において利用されている。
【0004】ところで、この集中管理型のカラオケシス
テムでは、例えばカラオケ店のように各カラオケ装置が
ほぼ均等利用され且つその稼動率も比較的高い環境であ
れば各室に1台のカラオケ装置を設置する価値も十分に
あるが、例えばホテル等の宿泊施設や多数の個室を備え
る飲食店等では、1室に1台のカラオケ装置を設置する
ことは、その稼動効率を考慮すると費用対効果の面で問
題がないとは言えなかった。つまり、カラオケを楽しむ
ことを主目的とする環境では、その稼働率が必然的に高
くなり、全てのカラオケ装置が稼働している状態を想定
した対応をする必要があるが、上述したホテルや飲食店
等のように、主目的は他にありカラオケを付随するサー
ビスとして提供している環境では、必然的に稼働率は低
くなるのである。
【0005】したがって、このような稼働率が比較的低
いと考えられる環境における上記問題を回避するため
に、例えば各部屋には音声および映像を出力するための
出力端末装置だけを設置し、出力端末装置の台数よりも
少ないカラオケ装置本体を管理室等に設置し、出力端末
装置からリクエストを受けるといずれかのカラオケ演奏
装置本体を稼動させるシステムを採用することが考えら
れる。
【0006】このように(カラオケ演奏装置本体の台
数)<(出力端末装置の台数)とすると、ある出力端末
装置に対してカラオケサービスを提供している間は、そ
のカラオケ装置はその出力端末装置に専有されることと
なる。したがって、例えばカラオケ演奏の開始後、出力
端末装置側から演奏停止の指令やキー(key)変更の
指令等を出し、それに応じた処理をカラオケ装置が実行
することが可能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
集中管理型の情報提供システムの場合、次のような不都
合が生じる可能性がある。例えば、端末装置1のリクエ
ストに応じ、カラオケ装置aを使用してチャンネル(以
下、CHと略記する)1にてカラオケサービスを実行
し、また端末装置Bのリクエストに応じ、カラオケ装置
bを使用してCH2にてカラオケサービスを実行してい
る場合を考える。ここで、端末装置1から停止要求があ
った場合、その停止要求がどのCHでのカラオケサービ
スに対するものであるかを示す情報と共にセンタ側に送
信される。つまり、CH1でのカラオケサービスを停止
して欲しいという要求である。これは、端末装置数と同
じだけカラオケ装置やチャンネルがあるのではないた
め、例えばリクエストがあった時点で空いているチャン
ネルを介して空いているカラオケ装置からカラオケ演奏
データを送信することとなり、そのチャンネル番号とセ
ットで送信する必要があるからである。
【0008】ここで、その要求が端末装置1からセンタ
側に送信される間に、例えばノイズ等によってデータの
一部が化けてしまうことが考えられる。そのときに、C
H1がCH2に変わってしまうと、CH2でのカラオケ
サービスを停止して欲しいという要求となってしまう。
センタ側では、そのようなデータ化けが識別できないの
で、実際には端末装置Bからは停止要求は送信されてい
ないにもかかわらず、CH2でのカラオケサービスを停
止するため、カラオケ装置bに対して演奏停止指令を出
してしまうこととなる。また、チャンネル番号とセット
ではなく、端末識別番号とセットで要求をする場合であ
っても、その端末識別番号がノイズ等で化けてしまえ
ば、同様の問題が生じる。
【0009】したがって、端末装置1にとっては、停止
要求を出したのに実際のカラオケサービスは停止され
ず、一方、端末装置Bにとっては、何も要求していない
のに勝手にカラオケサービスが停止されてしまうという
不具合が生じてしまうのである。そして、これは「停止
要求」という要求内容だけでなく、例えばキー(ke
y)変更要求であっても同じことであり、実際に要求を
出した端末装置においてはキー変更がなされず、何も要
求しない他の端末装置において勝手にキー変更されてし
まうという問題がある。
【0010】本発明は上述の事情を背景としてなされた
ものであり、その目的とするところは、出力用のデータ
を提供する情報出力手段の数が出力用のデータを外部出
力する出力端末の数よりも少ない情報提供システムにお
いて、例えば出力端末と情報センタ側との間の伝送路に
おいてデータ化けした場合であっても、実際に制御対象
でない出力端末での出力状況に影響を及ぼさないように
して、適切なサービス提供が実現できるようにすること
である。
【0011】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記課題
を解決するためのなされた請求項1記載の発明は、外部
出力用情報を出力可能な情報出力手段を複数備え、該情
報出力手段に対して情報提供に関する各種処理の実行を
指令する情報センタと、前記各情報出力手段から出力さ
れる外部出力用情報をそれぞれ1チャンネルに割り当て
て搬送するマルチチャンネルの搬送装置と、情報提供に
関する各種要求を送出する要求送出手段と、前記搬送装
置に接続されて前記マルチチャンネルから1チャンネル
を選択するチャンネル選択手段と、該チャンネル選択手
段により選択されたチャンネルから取得した前記外部出
力用情報に基づいて外部出力を実行するデータ出力手段
とを備え、前記情報センタ側の情報出力手段よりも多数
の出力端末とを備え、前記情報センタは、前記出力端末
の要求送出手段から送出された要求を取得し、該取得し
た要求に応じた情報処理の実行を前記複数の情報出力手
段の中から選択して指令すると共に、該選択された情報
出力手段からの前記出力用情報が搬送される前記チャン
ネルを前記要求を送出した出力端末に通知するよう構成
されている情報提供システムであって、前記出力端末
は、前記情報センタから外部出力用情報の提供を受けて
いる最中に、その情報提供に関する要求を送出する場合
には、その外部出力用情報が搬送されてきているチャン
ネルの識別情報及び端末識別情報を付加して情報センタ
に送出するようにされており、一方、前記情報センタ
は、前記出力端末からの要求に応じた出力用情報を搬送
するチャンネルを選択した場合には、その選択されたチ
ャンネルの識別情報と端末識別情報との対応関係を記憶
しておく記憶手段を備え、前記出力端末からの要求にチ
ャンネル識別情報及び端末識別情報が付加されている場
合には、前記記憶手段に記憶されている対応関係と照合
し、対応関係が一致しない要求については無視するよう
に構成されていることを特徴とする情報提供システムで
ある。
【0012】この構成を有する請求項1記載の情報提供
システムにおいては、情報センタが情報出力手段に対し
て情報提供に関する各種処理の実行を指令して外部出力
用情報を出力することができ、マルチチャンネルの搬送
装置は、各情報出力手段から出力される外部出力用情報
をそれぞれ1チャンネルに割り当てて搬送する。
【0013】出力端末では、要求送出手段が情報提供に
関する各種要求を送出することができ、また搬送装置に
接続されたチャンネル選択手段が、マルチチャンネルか
ら1チャンネルを選択すると、データ出力手段は、該チ
ャンネル選択手段により選択されたチャンネルから取得
した外部出力用情報に基づいて外部出力を実行すること
ができる。
【0014】情報センタでは、出力端末からの要求を取
得すると、取得した要求に応じた情報処理の実行を複数
の情報出力手段から選択して指令すると共に、その選択
された情報出力手段からの前記出力用情報が搬送される
前記チャンネルを前記要求を送出した出力端末に通知す
る。
【0015】出力端末では、チャンネル選択手段に対し
て情報センタから通知されたチャンネルの選択を指令す
る。つまり、出力端末が要求を送出した場合、情報セン
タが、その要求に応じた情報処理の実行を複数の情報出
力手段中の1台に指令し、その選択された情報出力手段
からの外部出力用情報が搬送されるチャンネルを要求を
送出した出力端末に通知してくるので、出力端末では、
チャンネル選択手段によって、情報センタから通知され
たチャンネルへの選択を実行すれば、出力端末側の要求
に応じた外部出力が得られる。
【0016】ここで、出力端末は、情報センタから外部
出力用情報の提供を受けている最中に、その情報提供に
関する要求を送出する場合には、その外部出力用情報が
搬送されてきているチャンネルの識別情報及び端末識別
情報を付加して情報センタに送出する。そして、情報セ
ンタは、出力端末からの要求に応じた出力用情報を搬送
するチャンネルを選択した場合には、その選択されたチ
ャンネルの識別情報と端末識別情報との対応関係を記憶
しており、出力端末からの要求にチャンネル識別情報及
び端末識別情報が付加されている場合には、記憶されて
いる対応関係と照合し、対応関係が一致しない要求につ
いては無視するのである。
【0017】具体的に説明する。例えば、識別番号1の
出力端末(以下、出力端末1と略記する。出力端末2も
同様。)のリクエストに応じ、情報出力手段aを使用し
てチャンネル(CH)1にて情報提供サービスを実行
し、また出力端末2のリクエストに応じ、情報出力手段
bを使用してCH2にて情報提供サービスを実行してい
る場合を仮定する。ここで、出力端末1から停止要求を
情報センタに送出する場合には、その停止要求に現在情
報提供サービスを受けているCH番号及び端末識別情報
(端末ID)を付加して送出するのである。つまり、こ
の場合はCH1で出力端末1に対して行っている情報提
供サービスを停止して欲しいという要求である。
【0018】一方、情報センタでも、出力端末1のリク
エストに応じ、情報出力手段aを使用してチャンネル
(CH)1にて情報提供サービスを実行している場合
に、記憶手段には、対応関係としてCH1と出力端末1
とがセットとして記憶されている。そのため、出力端末
から送出されてきた要求にCH番号及び端末IDが付加
されている場合には、記憶されている対応関係と照合
し、対応関係が一致しない要求については無視するので
ある。
【0019】これによって、次のような不都合を回避で
きる。つまり、上記停止要求が端末装置1から情報セン
タ側に送信される間に、例えばノイズ等によってデータ
の一部が化けてしまうことが考えられる。そのときに、
CH1がCH2に変わってしまうと、CH2での情報提
供サービスを停止して欲しいという要求となってしま
う。CH番号だけで判断しているとこのようなデータ化
けが識別できないので、実際には出力端末2からは停止
要求は送信されていないにもかかわらず、CH2でのカ
ラオケサービスを停止するため、カラオケ装置bに対し
て停止指令を出してしまうこととなる。
【0020】しかし、本発明の場合には、CH番号と端
末IDとがセットになっているので、この場合には、送
られてきた要求中の(データ化けした)CH2と出力端
末1のセットが、情報センタの記憶手段中の、CH1と
出力端末1、CH2と出力端末2の対応関係と照合され
る。そして、この場合には対応関係が一致しないので、
上記停止要求は無視されることとなる。なお、この場
合、端末IDの方だけがデータ化けした場合であって
も、同様に対応関係が一致しないので、上記停止要求は
やはり無視されることとなる。
【0021】このように、出力端末と情報センタ側との
間の伝送路においてデータ化けした場合であっても、実
際に制御対象でない出力端末での出力状況に影響を及ぼ
さないようにして、適切なサービス提供が実現できるの
である。また、請求項2の情報提供システムの場合に
は、出力端末が、情報センタから外部出力用情報の提供
を受けている最中に、その情報提供に関する要求を送出
する場合には、その外部出力用情報が搬送されてきてい
るチャンネルの識別情報及び現在提供を受けている外部
出力用情報の識別情報を付加して情報センタに送出する
ようにされている。そして、情報センタは、出力端末か
らの要求に応じた外部出力用情報を搬送するチャンネル
を選択した場合には、その選択されたチャンネルの識別
情報と提供する外部出力用情報の識別情報との対応関係
を記憶しておく記憶手段を備え、出力端末からの要求に
チャンネル識別情報及び外部出力用情報の識別情報が付
加されている場合には、記憶されている対応関係と照合
し、対応関係が一致しない要求については無視するよう
に構成されている。
【0022】また、請求項3の情報提供システムの場合
には、出力端末が、情報センタから外部出力用情報の提
供を受けている最中に、その情報提供に関する要求を送
出する場合には、端末識別情報及び現在提供を受けてい
る外部出力用情報の識別情報を付加して情報センタに送
出するようにされており、情報センタは、出力端末から
の要求に応じた外部出力用情報を搬送するチャンネルを
選択した場合には、端末識別情報と提供する外部出力用
情報の識別情報との対応関係を記憶しておく記憶手段を
備え、出力端末からの要求に端末識別情報及び外部出力
用情報の識別情報が付加されている場合には、記憶され
ている対応関係と照合し、対応関係が一致しない要求に
ついては無視するように構成されている。
【0023】請求項1の場合には、チャンネルの識別情
報と端末識別情報との対応関係に基づいていたが、請求
項2のように、チャンネル識別情報と外部出力用情報の
識別情報との対応関係に基づいてもよい。あるいは、請
求項3のように、端末識別情報と外部出力用情報の識別
情報との対応関係に基づいてもよい。これらの場合の作
用は、対応関係の内容が異なるだけで基本的には請求項
1のものと同様であるので、省略する。
【0024】上記請求項1〜3のものは、2つの識別情
報の対応関係に基づくものであり、データ化けによる誤
った制御を防止することができるが、例えば両方の識別
情報がデータ化けし、さらに、たまたま情報センタの記
憶手段に記憶されている対応関係と一致するような状態
でのデータ化けであった場合には、そのデータ化けは判
別できない。例えば、上述の具体例でいえば、CH1に
て情報提供サービスを受けている出力端末1が停止要求
をした場合に、(CH1,出力端末1)という付加情報
がたまたま(CH2,出力端末2)にデータ化けしてし
まうと、この対応関係は情報センタ側の記憶手段に記憶
されているものと一致するので、情報出力手段bに対し
て停止指令を出してしまう。
【0025】このような、2つの識別情報のデータ化け
への対処として、請求項4に示すように、3つの識別情
報の対応関係に基づくようにしてもよい。すなわち、出
力端末は、情報センタから外部出力用情報の提供を受け
ている最中に、その情報提供に関する要求を送出する場
合には、チャンネルの識別情報及び端末識別情報に加え
て現在提供を受けている外部出力用情報の識別情報を付
加して情報センタに送出する。そして、情報センタの記
憶手段は、チャンネルの識別情報と端末識別情報に前記
外部出力用情報の識別情報を加えた3つの識別情報の対
応関係を記憶しており、出力端末からの要求に端末識別
情報とチャンネル識別情報と外部出力用情報の識別情報
とが付加されている場合には、記憶されている対応関係
と照合し、対応関係が一致しない要求については無視す
るのである。
【0026】なお、出力端末が、情報センタから外部出
力用情報の提供を受けている最中に送出する情報提供に
関する要求としては、上述の例でも説明したように情報
提供の停止要求が考えられる。何も要求していないのに
勝手に情報提供サービスが停止されてしまうという不具
合は非常に影響が大きい。また、例えばこの情報提供シ
ステムをカラオケシステムに利用した場合であれば、曲
のkey変更なども影響が大きい。あるいはビデオ放送
システムに利用した場合には、早送りや巻戻しなどもや
はり影響としては大きいものである。
【0027】また、外部出力用情報としては、上述した
カラオケ用情報、ビデオ用情報の他にもゲーム用情報な
ど種々採用できる。
【0028】
【発明の実施の形態】次に、本発明の情報提供システム
をカラオケシステムとして具体化した実施例について図
面を参照して説明する。参照される図1は本情報提供シ
ステムの概略構成のブロック図、図2は本情報提供シス
テムの構成要素である情報出力手段としてのカラオケ演
奏装置のブロック図、図3は本情報提供システムの構成
要素である出力端末としてのカラオケ端末装置のブロッ
ク図である。
【0029】図1に示すように、本実施例の情報提供シ
ステム1には、内蔵するハードディスク(HDD)33
にカラオケ曲データを格納するコミュニケーションサー
バ3、本発明の情報出力手段に相当しコミュニケーショ
ンサーバ3から読み出されたカラオケ曲データに基づい
てカラオケ演奏用情報を作成し出力する複数のカラオケ
演奏装置5、コンパクトディスク(CD)やレーザディ
スク(LD)等の映像記録担体(図示略)に記録されて
いる動画映像を再生してカラオケ演奏装置5に背景映像
情報として出力する複数の映像装置7、コミュニケーシ
ョンサーバ3、カラオケ演奏装置5、映像装置7に各種
の指示を与える等の制御を司る中央制御装置9が備えら
れている。なお、中央制御装置9とコミュニケーション
サーバ3およびカラオケ演奏装置5はLAN(ローカル
エリアネットワーク)11により相互に接続されてい
る。
【0030】前記コミュニケーションサーバ3は、制御
手段としてのCPU32、ハードディスク(HDD)3
3、CPU32の作動プログラム等が格納されているR
OM34、CPU32での演算処理などに際してデータ
等を一時記憶するためのRAM35、入出力インタフェ
ース(入出力I/F)36、通信手段としての通信制御
装置37等が備えられている。入出力I/F36はLA
N11に接続されており、CPU32は、入出力I/F
36を通してLAN11にデータを送出したりLAN1
1からデータを取得することができる。通信制御装置3
7は例えば公衆電話回線等の通信回線を介してホストH
との通信を実行するための装置であり、CPU32は、
通信制御装置37を介してホストHにデータ等を送信す
ることやホストHから送信されてくるデータ等を受信す
ることができる。
【0031】HDD33には、すでに数千〜1万曲分の
カラオケ曲データが、それぞれを識別するデータ番号を
付されて記憶されているが、上述のようにCPU32と
ホストHとの通信によりホストHから送信されてくる新
曲のカラオケ曲データ等を蓄積することができる。ま
た、CPU32の指示に応じてこれらのデータの一部を
削除することもできる。そして、このカラオケ曲データ
は、曲同士を識別するための識別情報である曲番号デー
タ(前述のデータ番号に該当)とカラオケ演奏のための
実体データとから構成されている。この内の実体データ
は、伴奏音楽の情報であるMIDI(Musical Instrume
nt Digital Interface)規格の演奏データおよび歌詞を
データ化した歌詞データを含んでいる。なお、本実施例
ではそのように構成されていないが、実体データには、
曲毎に対応した映像情報を符号化した背景映像データが
含まれることもある。
【0032】中央制御装置9は、制御手段としてCPU
91、ROM92、本発明における「対応関係を記憶し
ておく記憶手段」としてのRAM93を備えるマイクロ
コンピュータで、入出力インタフェース(入出力I/
F)94によってLAN11および映像装置7に接続さ
れており、通信手段であるセンターモデム95によりヘ
ッドアンプ13に接続されている。なお、RAM93は
後述する提供先テーブル(図9参照)を格納しており、
この提供先テーブルに所定の情報を書き込むことによっ
て、「対応関係を記憶しておく記憶手段」としての機能
を発揮する。
【0033】このセンターモデム95は、ディジタル信
号を高周波変調し、また高周波信号をディジタル信号に
復調することができる。また、ヘッドアンプ13には、
アナログ信号に所定の高周波変調を施す変調器15を介
して各カラオケ演奏装置5が接続されている。
【0034】ヘッドアンプ13は、各変調器15からの
信号およびセンターモデム95からの信号を各信号毎に
割り当てられたチャンネルにて多重化して同軸ケーブル
の幹線17に送出することができる。幹線17には、カ
ラオケ演奏装置5よりも多数のカラオケ端末装置19が
接続されており、各カラオケ端末装置19は幹線17に
より搬送される信号を受信することができる。なお、カ
ラオケ端末装置19は本発明の出力端末装置に相当し、
各カラオケ端末装置19は、例えばホテルや飲食店等の
各部屋毎に1台ずつ設置されている。また、ヘッドアン
プ13は、各カラオケ端末装置19から送出される信号
をセンターモデム95に中継することも可能である。こ
のことから明かなように、ヘッドアンプ13と幹線17
により本発明の搬送装置が構成されている。また、本実
施例の場合には、コミュニケーションサーバ3、カラオ
ケ演奏装置5、映像装置7、中央制御装置9及び変調器
15によって情報センタが構成されている。
【0035】このようにカラオケ端末装置19へは、ヘ
ッドアンプ13及び幹線17を介して複数のチャンネル
での信号の送受信ができるのであるが、その割付を簡単
に説明しておく。まず、1台のカラオケ演奏装置5につ
き1つのチャンネルが割り当てられており、カラオケ端
末装置19でそのチャンネルに合わせれば、対応するカ
ラオケ演奏装置5から送信されるカラオケ用の情報(後
述する演奏用音声信号及び映像信号)を取り込むことが
できる。
【0036】また、前記センターモデム95を介して
は、中央制御装置9から各カラオケ端末装置19へポー
リング信号を送信するためのチャンネルと、そのポーリ
ング信号に対するカラオケ端末装置19からのレスポン
ス信号を受信するためのチャンネルが割り付けられてい
る。また、カラオケ演奏装置5の稼働状況より判断した
現在リクエストを受付可能であるか否かの判断結果を、
前記ポーリング信号に付加して送信することもできるよ
うにされている。なお、現在リクエストを受付可能であ
るか否かの判断は、後述する提供先テーブル(図9)を
参照して行なうのであるが、この判断の詳細については
後述する。
【0037】図2に示すように、カラオケ演奏装置5
は、LAN11によりコミュニケーションサーバ3や中
央制御装置9と通信を行うための通信手段としてのLA
Nインタフェース(LANI/F)51、制御手段とし
てのCPU52、周知のRAM53並びにROM54、
映像合成装置55、音源56等を備えている。
【0038】CPU52は、コミュニケーションサーバ
3からカラオケ曲データを読み込んで、そのカラオケ曲
データの演奏データを音源56に、歌詞データを映像合
成装置55にそれぞれ転送可能である。音源56は、デ
ィジタルの演奏データをアナログの演奏用音声信号に変
換して変調器15に出力可能であり、映像合成装置55
は、歌詞データと映像装置7から出力されてカラオケ演
奏装置5に入力される背景映像信号とを合成(スーパー
インポーズ)したアナログ信号を変調器15に送出する
ことができる。
【0039】図3に示すように、カラオケ端末装置19
は、制御手段としての端末制御装置21を備えている。
この端末制御装置21は、図示しないCPUとROM、
RAM等を備えるマイクロコンピュータとして構成され
ており、カラオケ端末装置19の各部の作動を制御する
ことができる。
【0040】端末制御装置21は、ディジタル信号を高
周波変調し、高周波信号をディジタル信号に復調可能な
通信手段としてのモデム22を介して幹線17に接続さ
れており、従って、各出力端末装置19は幹線17を通
して中央制御装置9と双方向の通信が可能である。この
モデム22は、幹線17を介して中央制御装置9から送
信されるポーリング信号を受信して復調するとともに、
端末制御装置21より出力されるレスポンス信号を変調
して、中央制御装置9に送信するものである。ここで、
レスポンス信号とは、中央制御装置9よりポーリング信
号が送信された場合に、曲のリクエストがあるか否か、
あるいはカラオケ曲の演奏停止要求等を中央制御装置9
に回答するための信号であり、リクエストがある場合
は、リクエスト曲の曲番号などを示すリクエストデータ
が付加される。一方、演奏停止要求の場合には、現在す
でにあるチャンネルを介してのカラオケ演奏信号等を受
信している状態であるため、この場合にはそのチャンネ
ルの識別情報(CH番号)と自端末の識別情報(端末番
号)とが演奏停止要求に付加された停止要求データの状
態で、レスポンス信号として返送される。
【0041】また、端末制御装置21は、チューナ制御
信号によってチューナ23に選択すべきチャンネルを指
示して選択させることができる。チューナ23は、その
チャンネルで幹線17を送信されてくる高周波信号を復
調しアンプ26および表示制御装置28に出力すること
ができる。つまり、チューナ23が本発明のチャンネル
選択手段に相当する。
【0042】端末制御装置21には、操作パネル24が
接続されており、利用者は、操作パネル24のテンキー
(図示略)等を操作してカラオケ曲のリクエスト等を入
力したり、演奏停止指示を入力することができる。な
お、この入力操作は、付属のリモコン25によってもで
きる。また、操作パネル24またはリモコン25による
リクエストあるいは演奏停止指示等の入力は、端末制御
装置21に受容されたのちモデム22を通して中央制御
装置9に送出される。つまり、端末制御装置21とモデ
ム22とで本発明の要求送出手段が構成されている。
【0043】端末制御装置21に接続されている音量増
幅用のアンプ26には、左右一対のスピーカ27L、ス
ピーカ27Rが接続されており、スピーカ27L、スピ
ーカ27Rはアンプ26からの電気信号に基づく音声出
力が可能である。チューナ23は、受信した高周波信号
を復調した音声信号をアンプ26に転送可能で、アンプ
26はチューナ23から転送される音声信号とマイクロ
フォン30から入力される歌唱音声信号とをミキシング
して増幅しスピーカ27L、27Rに出力できる。
【0044】さらに、端末制御装置21には表示制御装
置28が接続されている。また、表示制御装置28には
チューナ23が接続されており、チューナ23で受信さ
れて復調された映像信号が表示制御装置28に転送され
る構成である。この表示制御装置28にはモニタ29が
接続されており、表示制御装置28は、端末制御装置2
1からの指示とチューナ23から転送されてくる映像信
号に基づく映像をモニタ29に表示させることができ
る。
【0045】次に、上述の構成の情報提供システム1の
動作について、図4〜図9を参照して説明する。ここで
参照される図4は、カラオケ端末装置19の端末制御装
置21で実行されるメイン処理のフローチャート、図5
は中央制御装置9のCPU91で実行される処理のフロ
ーチャート、図6は中央制御装置9のCPU91で実行
される割込み処理のフローチャート、図7は中央制御装
置9のCPU91で実行されるポーリング制御処理のフ
ローチャート、図8はカラオケ演奏装置5のCPU52
で実行される処理のフローチャートであり、図9は中央
制御装置9のRAM93において、各カラオケ演奏装置
5毎に出力するチャンネル番号及び提供先のカラオケ端
末装置19の番号が書き込まれる提供先テーブルの説明
図である。中央制御装置9、カラオケ演奏装置5および
カラオケ端末装置19で実行される処理は互いに密接に
関係しているので、以下の説明では随時これらの図を参
照する。
【0046】まず、カラオケ端末装置19における処理
から説明を始める。図4に示すように、カラオケ端末装
置19の端末制御装置21は、最初のステップS101
にて、リクエスト入力を促す初期画面を表示し、続くS
102では、操作パネル24またはリモコン25の操作
によってリクエストが入力されるのを待つ。リクエスト
が入力されなければS101へ戻るが、リクエストが入
力されたならばS103へ移行する。
【0047】S103では、中央制御装置9からのポー
リングに対する返答としてのレスポンス信号にリクエス
トの曲番号情報を付加し、モデム22を通して中央制御
装置9に送信し、カラオケ演奏のためのデータの提供を
要求する。続くS104では、中央制御装置9からのチ
ャンネルの通知を待ち、CH通知を受けたならば(S1
04:YES)、S105へ移行して、通知されたチャ
ンネルの選択をチューナ23に指示し、アンプ26およ
び表示制御装置28を作動させ、また、S106ではそ
のチャンネル番号を端末制御装置21の内部メモリ(図
示せず)に記憶しておく。
【0048】なお、S105でのチャンネル選択によ
り、幹線17を介して送信されチューナ23で復調され
る演奏用信号に基づく音声がスピーカ27L、27Rか
ら出力され、幹線17を介して送信されチューナ23で
復調される映像用信号に基づいて歌詞と背景動画とが合
成された映像がモニタ29に表示される。これに併せて
利用者がマイクロフォン30から歌唱音声を入力すれ
ば、その音声信号はアンプ26において演奏用信号とミ
キシングされてスピーカ27L、27Rから出力され
る。
【0049】また、S106でチャンネル番号を内部メ
モリに記憶させておくことにより、現在どのチャンネル
を介して情報提供を受けているかをカラオケ端末装置1
9自身が把握していくこととなる。S106での処理終
了後は、S107へ移行する。S107では、操作パネ
ル24またはリモコン25の操作によって停止指示が入
力されたかどうかを判断する。停止指示がなければ(S
107:NO)、S108へ移行する。
【0050】S108では、中央制御装置9からの演奏
終了の通知を待つ。演奏終了通知がなければS107の
処理へ戻り、演奏終了通知を受けたならば(S108:
YES)、S101へ戻る。なお、上述S104でのチ
ャンネル通知及びS108での演奏終了通知は、ポーリ
ング割込み処理(図7参照)によって取得する。
【0051】一方、S107で停止指示があった場合に
はS109へ移行する。S109では、中央制御装置9
からのポーリングに対する返答としてのレスポンス信号
に、上記S106で記憶させたチャンネル番号と自端末
の識別情報(この場合は端末番号)と本来の要求である
演奏停止要求を付加し、モデム22を通して中央制御装
置9に送信する。S109の処理終了後は、S101へ
戻る。
【0052】以上の説明は、図4における処理の内、セ
ンタ側の予約状態が一杯でなくリクエストを受け付けて
もらえた場合の処理であったが、次に、予約状態が一杯
でありリクエストが受け付けられなかった場合の処理に
ついて説明する。S103でリクエストを送信した後
は、S104でチャンネル通知があるか否かを判断して
おり、チャンネル通知がない場合には、S110へ移行
して、リクエスト不可通知があるか否かを判断する。リ
クエスト不可通知もない場合には(S110:NO)、
S104へ戻る。つまり、リクエストを送信してチャン
ネル通知かリクエスト不可通知のいずれかの通知がくる
のを待つのである。
【0053】そして、リクエスト不可通知があると(S
110:YES)、リクエストを受け付け不可能である
旨をモニタ29に表示してから(S111)、S101
へ戻る。このリクエスト不可表示は、現在予約が多くて
新たなリクエストの受け付けはできない旨を表示するも
のであり、この画面を所定期間表示した後で、S101
での初期画面を再度表示して、新たなリクエストを待つ
こととなる。
【0054】次に、中央制御装置9及びカラオケ演奏装
置5で実行される処理について説明する。中央制御装置
9のCPU91は、通常は図5に示されるメインルーチ
ンの処理を実行しているのであるが、図8に示すカラオ
ケ演奏装置5での処理における割込み指示等があると、
これに起因して図6に示される割込み処理を実行する。
また、CPU91は、図7に示すポーリング制御処理を
別個に実行している。これらの処理は互いに密接に関係
しており、以下の説明では随時これらの図を参照する。
さらに、図8はカラオケ端末装置19での処理である
が、この処理は図5のメイン処理における開始指示によ
って実際の処理を始めるため、以下の説明では、図番号
の順に説明するのではなく、処理の流れの順番に沿って
説明することとする。
【0055】図5のメイン処理では、S201にてリク
エストがあるか否か、S207で停止要求があるか否か
を判断しているが、これらの基となるリクエストあるい
は停止要求は、ポーリング処理におけるレスポンス信号
に付加されたカラオケ端末装置19からの要求であるた
め、最初に、ポーリング制御処理について図7を参照し
て説明する。
【0056】このポーリング制御処理においては、まず
端末番号nを1にセットし(S401)、n番目(S4
01の実行直後であれば1番目)のカラオケ端末装置1
9にポーリング信号を送信する(S402)。つまり、
ポーリング信号にn番目の端末を示すアドレスコードを
付加して送信し、カラオケ端末装置19側では、このア
ドレスコードを参照して自端末のポーリングかどうかを
判断する。なお、このポーリング信号には、後述する図
5のS205における「チャンネル通知」、図6のS3
03における「演奏終了通知」等の情報が付加されてカ
ラオケ端末装置19に送信される。
【0057】次に、このポーリング信号に応じてn番目
のカラオケ端末装置19側から所定のチャンネルにて送
信されるレスポンス信号を受信し(S403)、曲リク
エストまたは停止要求があるか否かを判断する(S40
4)。リクエストあるいは停止要求ありと判断された場
合は、S405へ移行して、リクエスト曲の番号などの
情報を含んだリクエストデータまたは停止要求データを
記憶しておく。この停止要求データには、図4のS10
9でレスポンス信号に付加されたチャンネル番号・端末
番号・演奏停止要求などの情報が含まれている。このS
405で記憶されたリクエストデータあるいは停止要求
データを基に、後述する図5のS201,S207での
リクエストあるいは停止要求の有無判断が実行される。
【0058】一方、S404にてリクエスト無しと判断
された場合及びS405の処理が終了した後は、S40
6に移行する。S406では、端末番号nに1を加算し
(n=n+1)、続くS407にて端末番号nが最大端
末番号N(即ち接続されている全てのカラオケ端末装置
19の内の最大の端末番号)より大きいか否かを判断す
る。そして、否定判断されれば再びS402に戻り、n
+1番目のカラオケ端末装置19に対して、S402〜
S406の処理を繰り返す。また、S407にてn>N
と判断された場合は、S401に戻って端末番号nを1
にセットし、再び1番目の端末装置19に対してS40
2〜S405の処理を行なう。つまり、端末番号が1〜
Nの全ての端末に対して順番にポーリングを行い、全て
の端末についてポーリングが終了した場合は、再び1番
目の端末からポーリングを行う。
【0059】次に、図5を参照してメイン処理を説明す
る。本メイン処理では、まずS201にて、リクエスト
があるかどうかを判断する。これは、上述した図7のS
405にて記憶されたリクエストデータに基づいて判断
される。なお、リクエストがない場合には(S201:
NO)、S207へ移行して、停止要求があるかどうか
判断するが、これも図7のS405にて記憶された停止
要求データに基づいて判断される。つまり、図7のポー
リング制御処理が独立して実行されていることにより、
S405の処理でリクエストデータあるいは停止要求デ
ータが順次記憶されていき、図5のS201あるいはS
207では、記憶された時期が古いものから順番に読み
出していくこととなる。
【0060】まず、リクエストがあった場合(S20
1:YES)の処理であるS202〜S206について
説明する。S202では、空いているカラオケ演奏装置
5があるかどうかを判断する。つまり、すぐに演奏でき
るカラオケ演奏装置5があるかどうかである。これは、
図9の提供先テーブル中でCH番号・端末番号の書き込
まれていないカラオケ演奏装置5があるかどうかで判断
する。
【0061】もし、空いているカラオケ演奏装置5がな
い場合には(S202:NO)、S203へ移行し、リ
クエスト不可であることを、該当するカラオケ端末装置
19に通知する。その後S202へ戻る。この該当する
カラオケ端末装置19とは、リクエストがあって演奏開
始の指示がなされなかった全てのカラオケ端末装置19
である。なお、S203でのリクエスト不可の通知は、
前述したポーリング制御処理によって送信されるポーリ
ング信号に乗せてカラオケ端末装置19に通知される。
【0062】一方、S202で肯定判断、つまり、空い
ているカラオケ演奏装置5がある場合には、S204へ
移行して、その空いているカラオケ演奏装置5を割り付
けて、リクエストされた曲の演奏を指示する。そして、
続くS205では、その空いていたカラオケ演奏装置5
に割り当てられているチャンネル番号を、リクエストの
あったカラオケ端末装置19に通知する。さらに、S2
06では、図9に示す提供先テーブルの、S204で割
り付けたカラオケ演奏装置5に対応する欄にCH番号と
端末番号とをセットにして記憶させる。その後、S20
2へ戻る。
【0063】また、S201にてリクエストがないと判
断された場合には、S207へ移行する。S207では
停止要求があるかどうかを判断し、あればS208へ移
行し、なければS201へ戻る。S208では、停止要
求データより、付加されているCH番号と端末番号を抽
出する。そして、S209では、このCH番号と端末番
号との対応関係を提供先テーブルに記憶されている内部
管理情報と照合する。
【0064】そして、S210では、S209の照合の
結果、一致するものがあるかどうかを判断し、一致する
ものがあれば(S209:YES)、S211へ移行
し、そのCH番号と端末番号に対応するカラオケ演奏装
置5に対して停止指示を出力するが、一致するものがな
ければ(S209:NO)、S211を実行することな
くそのままS201へ戻る。
【0065】具体例で説明する。例えば、図9に示す提
供先テーブルは、識別情報が「a」のカラオケ演奏装置
5からは、CH1を介して端末番号1のカラオケ端末装
置19に情報提供サービスが実行され、識別情報が
「b」のカラオケ演奏装置5からは、CH2を介して端
末番号2のカラオケ端末装置19に情報提供サービスが
実行されている場合を示している。このようなデータが
記憶されている場合に、図5のS208で抽出したCH
番号と端末番号が、例えば(CH番号2,端末番号1)
となっていたり、あるいは(CH番号1,端末番号2)
となっていた場合には、そのような組み合せは提供先テ
ーブル内には記憶されていないので、S210で否定判
断となり、S211の停止指示を実行しないのである。
【0066】次に、カラオケ演奏装置5で実行される処
理について、図8を参照して説明する。この処理は、中
央制御装置9からのカラオケ曲の演奏を指示された(図
5のS204参照)カラオケ演奏装置5で実行される処
理である。図8に示すように、カラオケ演奏装置5のC
PU52(図2参照)は、中央制御装置9からの演奏開
始指示を待ち(S501)、演奏開始指示があれば(S
501:YES)、中央制御装置9から演奏すべき曲の
曲番号を取得する(S502)。次にCPU52は、L
ANインタフェース51を通してコミュニケーションサ
ーバ3に対してS502で取得した曲番号を送信し、そ
の曲番号のカラオケ曲データの送出を要求し、カラオケ
曲データが送信されてきたならこれを受信してRAM5
3に記憶させる(S503)。
【0067】続いて、CPU51は、RAM53からカ
ラオケ曲データを読み出してカラオケ演奏のための処理
を開始させる(S504)。具体的には、CPU51は
カラオケ曲データに含まれる演奏データを音源56に転
送し、ディジタルの演奏データをアナログの演奏用音声
信号に変換して変調器15に出力させる。これと併せて
CPU51は、演奏データと同期させて歌詞データを映
像合成装置55に転送し、歌詞データと映像装置7から
出力されてくる背景映像信号とを合成(スーパーインポ
ーズ)してアナログの表示用信号として変調器15に送
出させる。変調器15では、演奏用音声信号および表示
用信号に所定の高周波変調を施してヘッドアンプ13に
送出する。さらにヘッドアンプ13では、変調器15か
ら入力される高周波信号を、そのカラオケ演奏装置5に
割当てられているチャンネルにて幹線17へと送出す
る。
【0068】そして、CPU51は、中央制御装置9か
らの演奏停止指示があるかどうかを判断する(S50
5)。もし演奏停止指示があれば(S505:YE
S)、S508へ移行して曲演奏処理を強制的に停止さ
せ、S501へ戻る。一方、演奏停止指示がない場合に
は(S505:NO)、S506へ移行し、曲演奏処理
が終了(途中で強制的に終了させる場合でなく、通常の
終了を意味する。)するのを待つ(S505)。演奏が
終了していない場合にはS205の判断処理へ戻るが、
演奏が終了すると(S506:YES)、図6の割込み
処理を実行させることで中央制御装置9に演奏終了を通
知する(S507)。中央制御装置9では、この通知を
受け取ると図6に示す割込み処理が実行される。
【0069】次に、中央制御装置9において実行される
割込み処理について説明する。図6に示すように、割込
み処理を開始すると、CPU91は、割込み処理開始の
きっかけとなった通信がカラオケ演奏装置5からの演奏
終了の知らせかを判断する(S301)。ここで否定判
断であれば、その他の処理を実行して(S304)、本
処理を一旦終了する。
【0070】一方、演奏終了の知らせであれば(S30
1:YES)、CPU91は、S302〜S303の処
理に進む。S302では、通信してきたカラオケ演奏装
置5が使用中ではないことを示すため、RAM93の提
供先テーブル(図9)の該当する演奏装置IDのCH番
号・端末番号の欄をクリアする。続いて、S301で演
奏終了を知らせてきたカラオケ演奏装置5が演奏した曲
をリクエストしたカラオケ端末装置19に、曲の演奏終
了を、ポーリング制御処理(図7参照)によって送信さ
れるポーリング信号に付加して知らせる(S303)。
【0071】以上のように動作する本実施例のカラオケ
用の情報提供システム1では、リクエストに応じてカラ
オケ演奏をする場合、カラオケ演奏装置5毎にチャンネ
ルを割り当ててあるので、カラオケ演奏装置5と同数の
カラオケ端末装置19でそれぞれ独立にカラオケを楽し
むことができる。ここで、あるカラオケ端末装置19か
ら演奏途中にもかかわらず演奏を停止させたいという要
求があった場合には、次のようにしてその処理を行な
う。すなわち、図5のS208〜S211に示すよう
に、停止要求データよりCH番号と端末番号を抽出し、
この抽出したCH番号と端末番号との対応関係を、図9
の提供先テーブルに記憶されている内部管理情報と照合
して、一致するものがあれば、そのCH番号と端末番号
に対応するカラオケ演奏装置5に対して停止指示を出力
するが、一致するものがなければ停止指示を出さない
で、要求を無視するのである。
【0072】例えば、図9に示すように、識別情報が
「a」のカラオケ演奏装置5からは、CH1を介して端
末番号1のカラオケ端末装置19に情報提供サービスが
実行され、識別情報が「b」のカラオケ演奏装置5から
は、CH2を介して端末番号2のカラオケ端末装置19
に情報提供サービスが実行されている場合に、図5のS
208で抽出したCH番号と端末番号が、例えば(CH
番号2,端末番号1)となっていたり、あるいは(CH
番号1,端末番号2)となっていた場合には、そのよう
な組み合せは提供先テーブル内には記憶されていないの
で、停止指示を実行しないのである。
【0073】このように作用する本実施例の情報提供シ
ステムによれば、以下のような効果を奏する。つまり、
上記停止要求が端末番号1のカラオケ端末装置19から
送信される間に、ノイズ等によってデータの一部が化け
てしまうことが考えられ、例えば(CH番号1,端末番
号1)として送信されるはずのものが、データ化けで
(CH番号2,端末番号1)となってしまうと、CH2
での情報提供サービスを停止して欲しいという要求とな
ってしまう。CH番号だけで判断しているとこのような
データ化けが識別できないので、実際には停止要求は送
信されていないにもかかわらず、CH2でのカラオケサ
ービスを停止してしまうと、演奏装置IDが「b」のカ
ラオケ演奏装置5に対して停止指令を出してしまうこと
となる。
【0074】しかし、本実施例の場合には、CH番号と
端末番号とがセットになっているので、この場合には、
送られてきた停止要求中の(データ化けした)CH2と
端末番号1との対応関係が、提供先テーブル(図9)に
記憶されている対応関係と照合される。そして、この場
合には対応関係が一致しないので、上記停止要求は無視
されることとなる。なお、この場合、端末番号の方だけ
がデータ化けした場合であっても、同様に対応関係が一
致しないので、上記停止要求はやはり無視されることと
なる。
【0075】このように、カラオケ端末装置19と情報
センタ1側との間の伝送路においてデータ化けした場合
であっても、実際に制御対象でないカラオケ端末装置1
9での出力状況に影響を及ぼさないようにできるため、
適切なサービス提供が実現できる。
【0076】また、本発明の主要点ではないが、上記実
施例の場合には、基本的な効果として次のことも挙げら
れる。つまり、カラオケ端末装置19はカラオケ演奏装
置5よりも多数あるが、例えばホテル等の宿泊施設や多
数の個室を備える飲食店等の各部屋等に設置されている
場合、全てのカラオケ端末装置19が一斉に要求を送出
してくることは少ないと考えられる。そして、仮に要求
が集中して、一時的にカラオケが利用できないカラオケ
端末装置19が出てきたとしても、カラオケが主目的で
はないこと等から利用できないことによる影響は少ない
と考えられる。したがって、上記ホテルや飲食店等にお
いて採用する場合には、カラオケ端末装置19よりも少
ないカラオケ演奏装置5で十分に対応でき、利用が想定
される部屋や場所毎に1台のカラオケ演奏装置5を設置
しなくとも各部屋や場所で外部出力を得ることは十分に
可能で、費用対効果の面でも優れている。
【0077】以上、実施例に従って、本発明について説
明したが、本発明はこのような実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに
実施できることは言うまでもない。例えば、上記実施例
の場合には、CH番号と端末番号との対応関係に基づい
ていたが、CH番号と現在提供を受けている外部出力用
情報の識別情報(上記実施例においてはカラオケ曲番号
等)のとの対応関係に基づいてもよい。あるいは、端末
番号とカラオケ曲番号との対応関係に基づいてもよい。
これらの場合でも同様の効果がある。
【0078】また、上記実施例あるいはそれ以外の例と
して上述したものでは、CH番号、端末番号、現在提供
を受けている外部出力用情報の識別情報の3つの識別情
報の内の2つの識別情報の対応関係に基づくものであ
る。これらは、一方のデータ化けによる誤った制御を防
止することができるが、例えば両方の識別情報がデータ
化けし、さらに、たまたま中央制御装置9のRAM93
に記憶されている対応関係と一致するような状態でのデ
ータ化けであった場合には、そのデータ化けは判別でき
ない。例えば、上記実施例の図9の提供先テーブルに示
す具体例でいえば、(CH番号1,端末番号1)という
情報がたまたま(CH番号2,端末番号2)にデータ化
けしてしまうと、この対応関係は図9の提供先テーブル
に記憶されているものと一致するので、結果的に誤った
停止指令となってしまう。
【0079】このような、2つの識別情報のデータ化け
への対処としては、上述の3つの識別情報の対応関係に
基づくようにしてもよい。レスポンス信号として送信す
る停止要求データにCH番号、端末番号及び現在提供を
受けている曲番号を含めると共に、提供先テーブルに
も、これら3つの識別情報を記憶させておくのである。
【0080】なお、上記実施例では、カラオケ演奏の停
止要求を取り上げて説明した。これは要求していないの
勝手にカラオケ演奏が停止されてしまうという不具合は
非常に影響が大きいため、例として挙げたものである。
それ以外にも、例えば演奏キー(key)変更なども影
響が大きい。
【0081】また、情報提供システムの用途はカラオケ
に限定されるものではなく、情報出力手段とは別体の出
力端末装置を利用が想定される部屋や場所等に設置する
システムであれば適用でき、例えばビデオ用の提供シス
テムやゲーム用の提供システムなど種々採用できる。そ
してビデオ放送システムに利用した場合には、再生停止
の要求だけでなく、早送りや巻戻しなどの要求も、誤っ
て受け付けられると影響としてはやはり大きいものとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の情報提供システムの概略構成のブロ
ック図である。
【図2】 実施例の情報提供システムの構成要素となる
情報出力手段としてのカラオケ演奏装置のブロック図で
ある。
【図3】 実施例の情報提供システムの構成要素となる
出力端末としてのカラオケ端末装置のブロック図であ
る。
【図4】 実施例のカラオケ端末装置で実行される処理
のフローチャートである。
【図5】 実施例の中央制御装置で実行されるメイン処
理のフローチャートである。
【図6】 実施例の中央制御装置で実行される割込み処
理のフローチャートである。
【図7】 実施例の中央制御装置で実行されるポーリン
グ制御処理のフローチャートである。
【図8】 実施例のカラオケ演奏装置で実行される処理
のフローチャートである。
【図9】 実施例の中央制御装置のRAMに記憶される
提供先テーブルの説明図である。
【符号の説明】
1…情報提供システム 3…コミュニケーシ
ョンサーバ 5…カラオケ演奏装置 7…映像装置 9…中央制御装置 13…ヘッドアンプ 15…変調器 17…幹線 19…カラオケ端末装置 21…端末制御装置 23…チューナ 24…操作パネル 25…リモコン 26…アンプ 27L,27R…スピーカ 28…表示制御装置 29…モニタ 33…ハードディス
ク 52…CPU 55…映像合成装置 56…音源 91…CPU 93…RAM 95…センターモデ
ム 96…キーボード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 12/28 H04L 11/00 310D

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部出力用情報を出力可能な情報出力手
    段を複数備え、該情報出力手段に対して情報提供に関す
    る各種処理の実行を指令する情報センタと、 前記各情報出力手段から出力される外部出力用情報をそ
    れぞれ1チャンネルに割り当てて搬送するマルチチャン
    ネルの搬送装置と、 情報提供に関する各種要求を送出する要求送出手段と、
    前記搬送装置に接続されて前記マルチチャンネルから1
    チャンネルを選択するチャンネル選択手段と、該チャン
    ネル選択手段により選択されたチャンネルから取得した
    前記外部出力用情報に基づいて外部出力を実行するデー
    タ出力手段とを備え、前記情報センタ側の情報出力手段
    よりも多数の出力端末とを備え、前記情報センタは、前
    記出力端末の要求送出手段から送出された要求を取得
    し、該取得した要求に応じた情報処理の実行を前記複数
    の情報出力手段の中から選択して指令すると共に、該選
    択された情報出力手段からの前記出力用情報が搬送され
    る前記チャンネルを前記要求を送出した出力端末に通知
    するよう構成されている情報提供システムであって、 前記出力端末は、前記情報センタから外部出力用情報の
    提供を受けている最中に、その情報提供に関する要求を
    送出する場合には、その外部出力用情報が搬送されてき
    ているチャンネルの識別情報及び端末識別情報を付加し
    て情報センタに送出するようにされており、 一方、前記情報センタは、前記出力端末からの要求に応
    じた出力用情報を搬送するチャンネルを選択した場合に
    は、その選択されたチャンネルの識別情報と端末識別情
    報との対応関係を記憶しておく記憶手段を備え、前記出
    力端末からの要求にチャンネル識別情報及び端末識別情
    報が付加されている場合には、前記記憶手段に記憶され
    ている対応関係と照合し、対応関係が一致しない要求に
    ついては無視するように構成されていることを特徴とす
    る情報提供システム。
  2. 【請求項2】 外部出力用情報を出力可能な情報出力手
    段を複数備え、該情報出力手段に対して情報提供に関す
    る各種処理の実行を指令する情報センタと、 前記各情報出力手段から出力される外部出力用情報をそ
    れぞれ1チャンネルに割り当てて搬送するマルチチャン
    ネルの搬送装置と、 情報提供に関する各種要求を送出する要求送出手段と、
    前記搬送装置に接続されて前記マルチチャンネルから1
    チャンネルを選択するチャンネル選択手段と、該チャン
    ネル選択手段により選択されたチャンネルから取得した
    前記外部出力用情報に基づいて外部出力を実行するデー
    タ出力手段とを備え、前記情報センタ側の情報出力手段
    よりも多数の出力端末とを備え、前記情報センタは、前
    記出力端末の要求送出手段から送出された要求を取得
    し、該取得した要求に応じた情報処理の実行を前記複数
    の情報出力手段の中から選択して指令すると共に、該選
    択された情報出力手段からの前記出力用情報が搬送され
    る前記チャンネルを前記要求を送出した出力端末に通知
    するよう構成されている情報提供システムであって、 前記出力端末は、前記情報センタから外部出力用情報の
    提供を受けている最中に、その情報提供に関する要求を
    送出する場合には、その外部出力用情報が搬送されてき
    ているチャンネルの識別情報及び現在提供を受けている
    外部出力用情報の識別情報を付加して情報センタに送出
    するようにされており、 一方、前記情報センタは、前記出力端末からの要求に応
    じた外部出力用情報を搬送するチャンネルを選択した場
    合には、その選択されたチャンネルの識別情報と提供す
    る外部出力用情報の識別情報との対応関係を記憶してお
    く記憶手段を備え、前記出力端末からの要求にチャンネ
    ル識別情報及び外部出力用情報の識別情報が付加されて
    いる場合には、前記記憶手段に記憶されている対応関係
    と照合し、対応関係が一致しない要求については無視す
    るように構成されていることを特徴とする情報提供シス
    テム。
  3. 【請求項3】 外部出力用情報を出力可能な情報出力手
    段を複数備え、該情報出力手段に対して情報提供に関す
    る各種処理の実行を指令する情報センタと、 前記各情報出力手段から出力される外部出力用情報をそ
    れぞれ1チャンネルに割り当てて搬送するマルチチャン
    ネルの搬送装置と、 情報提供に関する各種要求を送出する要求送出手段と、
    前記搬送装置に接続されて前記マルチチャンネルから1
    チャンネルを選択するチャンネル選択手段と、該チャン
    ネル選択手段により選択されたチャンネルから取得した
    前記外部出力用情報に基づいて外部出力を実行するデー
    タ出力手段とを備え、前記情報センタ側の情報出力手段
    よりも多数の出力端末とを備え、前記情報センタは、前
    記出力端末の要求送出手段から送出された要求を取得
    し、該取得した要求に応じた情報処理の実行を前記複数
    の情報出力手段の中から選択して指令すると共に、該選
    択された情報出力手段からの前記出力用情報が搬送され
    る前記チャンネルを前記要求を送出した出力端末に通知
    するよう構成されている情報提供システムであって、 前記出力端末は、前記情報センタから外部出力用情報の
    提供を受けている最中に、その情報提供に関する要求を
    送出する場合には、端末識別情報及び現在提供を受けて
    いる外部出力用情報の識別情報を付加して情報センタに
    送出するようにされており、 一方、前記情報センタは、前記出力端末からの要求に応
    じた外部出力用情報を搬送するチャンネルを選択した場
    合には、端末識別情報と提供する外部出力用情報の識別
    情報との対応関係を記憶しておく記憶手段を備え、前記
    出力端末からの要求に端末識別情報及び外部出力用情報
    の識別情報が付加されている場合には、前記記憶手段に
    記憶されている対応関係と照合し、対応関係が一致しな
    い要求については無視するように構成されていることを
    特徴とする情報提供システム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の情報提供システムであ
    って、 前記出力端末は、前記情報センタから外部出力用情報の
    提供を受けている最中に、その情報提供に関する要求を
    送出する場合には、前記チャンネルの識別情報及び端末
    識別情報に加えて現在提供を受けている外部出力用情報
    の識別情報を付加して情報センタに送出するようにされ
    ており、 一方、前記情報センタの記憶手段は、前記チャンネルの
    識別情報と端末識別情報に前記外部出力用情報の識別情
    報を加えた3つの識別情報の対応関係を記憶しており、
    前記出力端末からの要求に端末識別情報とチャンネル識
    別情報と外部出力用情報の識別情報とが付加されている
    場合には、前記記憶手段に記憶されている対応関係と照
    合し、対応関係が一致しない要求については無視するよ
    うに構成されていることを特徴とする情報提供システ
    ム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4いずれかに記載の情報提供
    システムにおいて、 前記出力端末が、前記情報センタから外部出力用情報の
    提供を受けている最中に送出する情報提供に関する要求
    は、少なくとも、情報提供の停止要求を含むことを特徴
    とする情報提供システム。
JP7256440A 1995-10-03 1995-10-03 情報提供システム Pending JPH0998408A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007034253A (ja) * 2005-07-21 2007-02-08 Touchtunes Music Corp 中央およびローカル音楽サーバを有する、デジタルダウンローディングジュークボックスシステム
JP2017181641A (ja) * 2016-03-29 2017-10-05 株式会社第一興商 カラオケ装置

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JP2007034253A (ja) * 2005-07-21 2007-02-08 Touchtunes Music Corp 中央およびローカル音楽サーバを有する、デジタルダウンローディングジュークボックスシステム
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