JPH0998406A - 画像処理システム - Google Patents

画像処理システム

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JPH0998406A
JPH0998406A JP7255013A JP25501395A JPH0998406A JP H0998406 A JPH0998406 A JP H0998406A JP 7255013 A JP7255013 A JP 7255013A JP 25501395 A JP25501395 A JP 25501395A JP H0998406 A JPH0998406 A JP H0998406A
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JP7255013A
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Inventor
Kazuo Kimura
一夫 木村
Kazutake Kamihira
員丈 上平
Takahiro Muraki
隆浩 村木
Shigenobu Sakai
重信 酒井
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数台のカメラで撮像した画像から、複数の
視聴者が同時に、また独立にひずみのない高画質な画像
を選択することが可能な画像処理システムを提供するこ
と。 【解決手段】 連続する2フレーム以上の画像のデジタ
ル画像情報を得る手段と、当該デジタル画像情報を複数
のユーザーに分配する画像情報分配手段と、該画像情報
分配手段の出力画像情報を表示する表示手段とを具備す
る画像処理システムにおいて、前記デジタル画像情報の
内からユーザが希望する位置の画像を選択する画像選択
手段と、該画像選択手段により選択された画像を同一の
視点から見た画像に変換する幾何変換手段と、該幾何変
換手段が選択した画像を1枚の画像に合成し、前記表示
手段に出力する画像合成手段とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理システム
に関し、特に、複数のユーザ(視聴者)各々が独立して
希望する視野で撮像された画像情報を任意に選択して切
り出す技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像処理システムは、たとえば、
文献(1)の「林正樹、“パノラマ画像を用いた仮想カ
メラシステム”、第22回画像工学カンファレンス、9
−3、pp.203−206、1991」に記載される
ように、複数台のテレビカメラで撮像した複数枚のカメ
ラ画像をそれぞれ1枚の平面とみなし、それぞれのカメ
ラ画像をカメラ画像自身に接する円筒面に投影すること
により、1枚のパノラマ画像に合成していた。
【0003】一方、前述するパノラマ画像から合成する
場合には、前述する手順とは逆に、前記円筒面の中心点
(カメラの視点に相当する)から円筒面にのばした直線
が円筒面と交差する点に接する平面(カメラ画像に相当
する)にパノラマ画像を投影することにより、1枚のカ
メラ画像を合成していた。
【0004】前述するアルゴリズムを用いて画像合成を
行うシステムとして、文献(2)の「小林正樹、“パノ
ラマ工画角画像について”、テレビジョン学会誌、Vo
l.48、No.11、pp.1416−1420、1
994」に記載の6面画像合成装置がある。
【0005】この6面画像合成装置は、6台のNTSC
カメラ(日本で標準的に使用されているテレビカメラ)
で撮像された複数枚の画像を継ぎ目なく1枚の画像に接
合させるために、まず、6台のNTSCカメラのそれぞ
れで撮像した画像をカメラ画像自身に接する円筒面に投
影した時の画像に変換するための幾何変換を行う。
【0006】次に、幾何変換を行った画像を画像メモリ
上で合成することにより、1枚の広視野画像にして、メ
モリに格納される合成した画像情報をハイビジョン速度
で読み出すことにより、ハイビジョン映像出力としてい
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、前記従来
技術を検討した結果、以下の問題点を見いだした。
【0008】従来の画像処理システムは、複数枚の画像
を合成する際に、画像のつなぎ目部分に起こる画像ひず
みをなくすために各画像画像を幾何変換して合成するこ
とにより、つなぎ目部分のひずみのない良好な画像を得
ているが、合成変換後の画像出力が1個、すなわち、画
像の提供側(たとえば、放送局)と画像の受け取り側で
ある視聴者との関係が1対1、あるいは、1対多数であ
るので、視聴者は一方的に送られてくる1個の画像を受
信するのみであり、視聴者がその画像を自由に選択する
ことはできなかった。
【0009】すなわち、視聴者が撮像された広視野もし
くは全周を視野範囲とする画像の中から、自由に望む視
野の画像を選択して切り出すことができなかったので、
複数の視聴者の各々が独立に、また同時に異なる視野の
画像を得ることができないという問題があった。
【0010】本発明の目的は、複数台のカメラで撮像し
た画像から、複数の視聴者が同時に、また独立にひずみ
のない高画質な画像を選択することが可能な画像処理シ
ステムを提供することにある。
【0011】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
になるであろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0013】(1)連続する2フレーム以上の画像のデ
ジタル画像情報を得る手段と、当該デジタル画像情報を
複数のユーザーに分配する画像情報分配手段と、該画像
情報分配手段の出力画像情報を表示する表示手段とを具
備する画像処理システムにおいて、前記デジタル画像情
報の内からユーザが希望する位置の画像を選択する画像
選択手段と、該画像選択手段により選択された画像を同
一の視点から見た画像に変換する幾何変換手段と、該幾
何変換手段が選択した画像を1枚の画像に合成し、前記
表示手段に出力する画像合成手段とを具備する。
【0014】前述した(1)の手段によれば、分配手段
により複数のユーザ(視聴者)に分配されるデジタル画
像情報から画像選択手段によってユーザが希望する位置
の画像を選択し、その画像を幾何変換手段が同一の視点
から見た画像に変換した後に、画像合成手段が1枚の画
像に合成して表示することにより、各ユーザは自由に希
望する視野の画像を独立に選択して切り出すことができ
るので、2フレーム以上のデジタル画像情報から複数の
ユーザが同時に、しかもひずみのない高品質な画像を自
由に選択して見ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、発明の実
施の形態(実施例)とともに図面を参照して詳細に説明
する。
【0016】なお、発明の実施の形態を説明するための
全図において、同一機能を有するものは同一符号を付
け、その繰り返しの説明は省略する。
【0017】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1の画像制御システムの概略構成を示すブロック図で
あり、101はカメラ、102はA/D変換手段、10
3は信号補正手段、105は第1の制御手段、106は
信号分配手段(画像情報分配手段)、110,118は
画像領域選択手段、111は信号選択手段、112は幾
何変換手段、114は画像合成手段、116は第2の制
御手段、121,123は画像領域選択信号、122,
124は画像出力信号を示す。
【0018】図1において、カメラ101は入力される
画像をアナログの電気信号に変換する周知のテレビカメ
ラであり、特に、#1〜#24で示す24台のカメラを
12台づつ所定の半径を有する円周に沿ってを並べ、そ
の円周に並べたカメラ101を2段に重ねて2行12列
に配置することにより、全周360°の画像を撮像する
構成となっている。
【0019】なお、本実施の形態の画像処理システムに
おいては、カメラ101の使用台数を24台としたが、
カメラ101の視野角により使用台数を増減させてもよ
いことはいうまでもない。
【0020】A/D変換手段102は、#1〜#24で
示される24台のカメラ101にそれぞれ接続され、#
1〜#24の24台のカメラ101から出力されるアナ
ログの画像信号をそれぞれデジタルの画像信号(画像情
報,デジタル画像情報)に変換する。
【0021】信号補正手段103は、A/D変換手段1
02から出力されるデジタルの画像信号の「黒レベ
ル」、「γ(ガンマ)特性」および「利得」等を補正す
るためのデータを内蔵するメモリにテーブルの形で記憶
しておき、補正データを読み出すときはテーブルのアド
レスを指定して必要な補正データを読み出す、いわゆ
る、ルックアップテーブルメモリ回路を有しており、読
み出した補正データに基づきデジタルの画像信号の「黒
レベル」、「γ(ガンマ)特性」および「利得」等を補
正する。
【0022】第1の制御手段105は、A/D変換手段
102および信号補正手段103を制御すると共に、信
号補正手段103が補正に使用する、たとえば、黒レベ
ル値補正データ、利得補正データ、γ特性補正データ等
を設定あるいは変更できる。
【0023】信号分配手段106は、各視聴者に信号補
正手段103で補正したデジタルの画像信号をバス形式
で供給(配信)するための伝送線路である。
【0024】画像領域選択手段110,118は、視聴
者のもとに設置されており、信号選択手段111、幾何
変換手段112、画像合成手段114および第2の制御
手段116から構成されており、視聴者が選択した範囲
の画像を信号分配手段106から切り出し、この切り出
した画像を幾何変換した後に合成することにより、視聴
者が切り出した範囲の画像を図示しない表示装置(表示
手段)に表示させる。
【0025】信号選択手段111は、24チャンネル分
の画像情報が載ったバス形式の画像情報分配手段106
と接続されており、視聴者は図示しないユーザ端末を操
作することによって指示する切り出し範囲の画像(1枚
分の画像)を合成するために必要な4チャンネル分(視
聴者が希望する視点を中心とした上下左右の4チャンネ
ル分の画像)の画像情報を信号分配手段106か選択し
て取り出す。
【0026】幾何変換手段112は、信号選択手段11
1により選択されたそれぞれ異なる視点で撮像した4チ
ャンネル分の4枚の画像を、同一の視点から見た画像に
それぞれ変換する。
【0027】なお、このときの変換定数は、後述するよ
うに、幾何変換手段112が内蔵する図示しないメモリ
に記憶されており、その変換定数に基づくアドレスに選
択した画像情報を格納し、この画像情報を読み出すとき
には、視聴者が指示する範囲の画像に相当するアドレス
に基づき、画像情報をメモリから読み出すことにより変
換が行われるので、幾何変換に要する時間が少なく、実
時間での変換ができる。
【0028】画像合成手段114は、周知の技術を用い
ており、幾何変換手段112により幾何変換された4枚
(4チャンネル分)の画像を1枚の画像に合成し、1枚
分の画像の画角で合成した画像を切り出す。
【0029】第2の制御手段116は、信号選択手段1
11、幾何変換手段112および画像合成手段114を
制御すると共に、図示しない入力装置により視聴者が行
う画像選択の信号である画像領域選択信号121を解読
する。
【0030】図2は、#1〜#24の24台のカメラ1
01が撮像した画像から視聴者が選択した画像を切り出
す時の様子を示す図であり、#1〜#24で示す番号は
その番号に対応したカメラ101で撮像した画像を示
す。
【0031】図2において、(a)は#1〜#24のカ
メラ101が撮像した360°の全周画像を重なり部分
を有して配列したパノラマ画像(130)であり、13
1は視聴者が図示しない入力手段から表示を指示した範
囲を模式的示す選択画像範囲である。
【0032】図2の(b)は図2の(a)に示す選択画
像範囲131で指示された#2、#3、#14および#
15の4枚の画像を、幾何変換手段112で選択画像範
囲131で示される視点の位置に適合するように変換し
た画像である。
【0033】また、141は#2の画像、142は#3
の画像、143は#14の画像、144は#15の画像
を幾何変換手段112で変換した結果を示す。
【0034】図2の(c)は画像合成手段114が図2
の(b)に示す4枚の画像(141,142,143,
144)を合成した後、この合成画像から図示しない表
示装置の画角で画像を切り出した最終出力画像150で
ある。
【0035】図3は視点(原点)Oから見た場合の全周
画像と画像領域選択手段110,118により選択され
た画像とを模式的に示した図であり、201は仮想スク
リーン、202は選択画像範囲131に相当する選択画
像平面、211は#2の画像、212は#3の画像、2
13は#14の画像、214は#15の画像を示す。
【0036】図3において、所定の視点Oから見た全周
の画像は、プラネタリウムのように球の形をした仮想ス
クリーン201に構成された画像のように見ることがで
きる。
【0037】前述する画像をそれぞれ視野の異なる複数
台のカメラ101で撮像するのであるが、この場合、カ
メラで撮像されたそれぞれの画像は仮想スクリーン20
1に接する長方形の平面とみなすことができ、たとえ
ば、図3に示すの4枚の画像211〜214にようにな
る。
【0038】図3から明らかなように、平面の画像を複
数枚用いることで、球面状の仮想スクリーン201を、
多面体で近似した多面体の仮想スクリーンで構成できる
ので、多面体で近似した多面体仮想スクリーンの画像情
報に基づいて、切り出し画像に相当する選択画像平面2
02に対して、原点Oを中心にして隣り合う複数枚の画
像を投影することにより、ひずみのない自然な画像を任
意に切り出すことができる。
【0039】図4は幾何変換手段112で行う幾何変換
の原理を説明するための平面図であり、203は仮想ス
クリーン201の原点方向に向かう幾何変換、204は
原点から外側に向かう幾何変換を示す。
【0040】図4において、たとえば、#2の画像21
1を選択画像平面202に幾何変換する場合には、ま
ず、原点Oを基準として、原点Oと#2の画像211の
各画素(ドット)とを結ぶ直線を考え、その直線が選択
画像平面202と交差する選択画像平面上の座標値が幾
何変換後の座標値となる。
【0041】すなわち、原点Oを中心として、#2の画
像211を選択画像平面202に投影した画像が幾何変
換後に画像、すなわち、#2のカメラ101の視点を選
択画像平面202の視点に変換した画像となる。
【0042】図5は幾何変換手段112および画像合成
手段114の概略構成を示すブロック図であり、301
は選択画像信号、302は同期信号、303は視点情
報、304は1ライン遅延手段、305は1フレーム遅
延手段、306は画像合成出力、307は同期信号出
力、308は同期信号変換手段、309は画像信号加算
手段、310は画像変換手段を示す。
【0043】図5において、画像選択信号301は信号
選択手段111で選択された画像情報であり、4チャン
ネル分の画像情報を入力するために入力端子が4個あ
る。
【0044】同期信号320は画像情報の同期をとるた
めに信号であり、信号分配手段106から転送される。
【0045】視点情報303は、視聴者が選択した画像
の位置に基づき、第2の制御手段116が出力する信号
である。
【0046】1ライン遅延手段304は、たとえば、F
IFO(First In First Out)方式
のメモリを用いて実現でき、入力された画像情報を画像
の水平同期信号に同期させて1ライン分遅れさせて、画
像情報を出力させる。
【0047】1フレーム遅延手段305は、たとえば、
FIFO方式のメモリを用いて実現でき、入力された画
像情報を画像の垂直同期信号に同期させて1フレーム分
遅れさせて、画像情報を出力させる。
【0048】画像合成出力306は、画像信号加算手段
309の出力であり、図示しない表示装置に画像を出力
する。
【0049】同期信号出力307は、後述する同期信号
変換手段308の出力であり、図示しない表示手段に同
期信号を出力する。
【0050】同期信号変換手段308は、同期信号30
2と視点情報303とに基づき、合成後の画像の同期信
号を生成する。
【0051】画像信号加算手段309は、周知の技術を
用いており、入力される画像信号を加算する回路であ
り、特に、画像の重なる部分は重みづけ加算を行う。
【0052】画像変換手段310は、入力された画像情
報(選択画像信号301)を視線選択情報303に基づ
き、後述する幾何変換を行う。
【0053】図6は画像変換手段310の概略構成を示
すブロック図であり、320は画像メモリアドレス発生
手段、321は画像メモリアドレス変換部、323は画
像メモリ、324は読み出しアドレス情報、331は画
像メモリアドレス変換テーブル格納手段、332は変換
テーブル発生手段、341は画像メモリアドレス、35
0は画像メモリアドレスを示す。
【0054】図6において、画像メモリアドレス発生手
段320は、信号選択手段111により選択された画像
のアドレスデータを同期信号302に同期して出力す
る。
【0055】画像メモリアドレス変換部321は、画像
メモリアドレス変換テーブル331と変換テーブル発生
手段332とからなり、第2の制御手段121から出力
される視線選択情報303に基づき、書き込み用の幾何
変換後の画像メモリアドレス350を発生する。
【0056】画像メモリアドレス変換テーブル格納手段
331は、周知のメモリであり、変換テーブル発生手段
332が発生した変換のためのアドレステーブルを格納
すると共に、画像メモリアドレス発生手段320の出力
に基づき、該当するアドレスに格納されるデータを幾何
変換後の画像メモリアドレス350として出力する 変換テーブル発生手段332は、高速な信号処理が必要
であるが、汎用のマイクロプロセッサあるいはデジタル
シグナルプロセッサ等で構成されており、視線選択情報
303に基づき、リアルタイムに変換するためのアドレ
ステーブルを発生させる。
【0057】画像メモリ323は、信号選択手段111
により選択された画像情報を格納するための周知のメモ
リであり、画像情報を格納するときは画像メモリアドレ
ス変換テーブル格納手段331の出力である幾何変換後
の画像メモリアドレス350格納アドレスとして画像選
択信号301を格納する。
【0058】一方、画像メモリ323に格納されている
画像情報を出力するときには、画像メモリアドレス発生
手段320の出力する読み出しアドレス情報324をも
とに画像メモリ323に格納されている画像情報を出力
することにより、幾何変換を行ったアドレスに格納され
る画像情報を読み出すことができるので、リアルタイム
に幾何変換を行うことができる。
【0059】図7は、信号選択手段111により選択さ
れた4枚の画像の幾何変換の後模擬的に示した図であ
り、701は無信号部分、711〜714は幾何変換後
の画像を示す。
【0060】図7において、無信号部分701(斜線で
示す部分)は、幾何変換によって無信号になった部分を
示し、画像711は#2の画像の幾何変換後の画像、画
像712は#3の画像の幾何変換後に画像、画像713
は#14の幾何変換後の画像、画像714は#15の画
像の幾何変換後の画像をそれぞれ示しており、幾何変換
後の画像711〜714はカメラの視点位置と切り出し
画像の視点位置との相対関係で決まる変換定数の違いに
より、その形がそれぞれ異なったものとなる。
【0061】しかしながら、出力される画像の形が異な
っている場合でも、幾何変換後の画像、すなわち、画像
合成手段114に入力される画像信号は、無信号部分7
01を含む長方形の標準テレビ信号となる。
【0062】この標準テレビ信号から画像合成手段11
4が、4枚の画像を合成して視聴者が支持する選択画像
範囲131に相当する選択画像平面202の画像を切り
出して図示しない表示手段に出力することにより、視聴
者が望む位置の画像を出力できる。
【0063】次に、図1に基づき、本実施の形態の画像
処理システムの動作を説明すると、まず、図2(a)に
示すように、#1〜#24のカメラ101で360°の
全周を上下2段の2行12列で撮像され、アナログ信号
に変換された画像は、#1〜#24の各カメラ101毎
に設けられたA/D変換手段102でデジタル信号の画
像(画像情報,デジタル画像情報)に変換される。
【0064】次に、#1〜#24のカメラ101に対応
する各画像情報は、信号補正手段103によってカメラ
101間の画像信号のばらつきを補正をされた後、信号
分配手段106により、#1〜#24のカメラ101で
撮像された画像情報ごとに分割したままで視聴者のもと
に伝送される。
【0065】このとき、たとえば、画像領域選択手段1
10に接続される図示しない入力手段を操作して視聴者
が選択画像範囲131の表示を指示した場合、図示しな
い入力手段の画像選択指示は、選択位置信号121とし
て第2の制御手段116に入力する。
【0066】次に、第2の制御手段116が選択位置信
号121に基づいて、信号選択手段111に4チャンネ
ル分の画像(#2、#3、#14、#15)の選択を指
示すると、信号選択手段111は、図2の(b)の選択
画像範囲131の4チャンネル分の画像(#2、#3、
#14、#15)を信号分配手段106から選択する。
【0067】信号選択手段111に選択された画像(#
2、#3、#14、#15)は、幾何変換手段112に
出力され、幾何変換手段112では、それぞれ#2,#
3#14,#15の異なる視点のカメラ101で撮像さ
れた画像を、選択画像範囲131に相当する同一の視点
の画像に変換して、画像合成手段114に出力する。
【0068】次に、画像合成手段114では、1枚の画
像に合成するための同期をとった後、位相が調整された
4チャンネル分の画像(#2、#3、#14、#15)
を加算し、その加算した画像から図示しない表示装置の
画角分の画像を切り出して図示しない表示装置に出力す
ることにより、視聴者は選択範囲の画像(映像)見るこ
とができる。
【0069】以上説明したように、本実施の形態1の画
像処理システムによれば、画像分配手段106が分配す
る画像情報(デジタル画像情報)を視聴者(ユーザ)側
で信号分配手段106により分配される画像情報から信
号選択手段111によって希望する位置の画像を選択
し、幾何変換手段112で異なる視点で撮像された画像
の視点を視聴者が指示した選択画像範囲に相当する視点
の画像に変換した後に、画像合成手段114が位相の調
整を行うことにより各画像の同期をとり一枚の画像に合
成し、表示に必要な画像を切り出して表示するので、2
枚以上のデジタル画像情報から複数のユーザが同時に、
しかもひずみのない高品質な画像を自由に選択して見る
ことができる。
【0070】また、画像の送り出し側はカメラ101で
撮像した画像をデジタルの画像(デジタル画像情報)に
変換し、各カメラ101の画像の差を修正するのみで分
配手段106で各消費者のもとに画像を送出することが
できるので、画像の送り出し側の装置を小型化できる。
【0071】さらには、本実施の形態の画像処理システ
ムを用いることにより、複雑な画像処理を行う画像領域
選択手段110,118は、各視聴者ごとに1つのブロ
ックで構成できるので、各画像領域選択手段110,1
18の回路構成を簡単化・小型化できる。
【0072】画像領域選択手段110,118は、各視
聴者ごとに独立して設置できるので、視聴者間の相互干
渉を全く無くすことができ、また、画像選択を行うとき
の制御を容易にすることができる。
【0073】なお、本実施の形態の画像処理システムに
おいて、カメラ101の代わりにVTR等の別の映像ソ
ースを用いてもよいことはいうまでもない。
【0074】また、本実施の形態の画像処理システムの
信号分配手段106は、光ファイバーを用いた光ファイ
バーリンクの他にも、同軸線を用いた有線リンク、空間
光伝送を用いた空間光リンク、あるいは、電波を用いた
無線リンク等を用いてもよいことはいうまでもない。
【0075】また、本実施の形態1および2の画像処理
システムにおいては、画像領域選択手段110,118
は2台の場合で、その動作および効果を説明したが、画
像領域選択手段110,118は2台に限定されるわけ
ではなく、1台以上複数台でよいことはいうまでもな
い。
【0076】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記発明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本
発明は、前記発明の実施の形態に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能で
あることは勿論である。
【0077】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。
【0078】(1)2フレーム以上のデジタル画像情報
から複数のユーザが同時に、しかもひずみのない高品質
な画像を自由に選択して見ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の画像制御システムの概
略構成を示すブロック図である。
【図2】#1〜#24の24台のカメラが撮像した画像
から視聴者が選択した画像を切り出す時の様子を示す図
である。
【図3】視点Oから見た場合の全周画像と画像領域選択
手段により選択された画像とを模式的に示した図であ
る。
【図4】幾何変換手段で行う幾何変換の手段の原理を説
明するための平面図である。
【図5】図1に示す幾何変換手段および画像合成手段の
概略構成を示すブロック図である。
【図6】図5に示す幾何変換手段の概略構成を示すブロ
ック図である。
【図7】図1に示す信号選択手段により選択された4枚
の画像の幾何変換の後模擬的に示した図である。
【符号の説明】
101…カメラ、102…A/D変換手段、103…信
号補正手段、105…第1の制御手段、106…信号分
配手段(画像情報分配手段)、110,118…画像領
域選択手段、111…信号選択手段、112…幾何変換
手段、114…画像合成手段、116…第2の制御手
段、121,123…画像領域選択信号、122,12
4…画像出力信号、130…パノラマ画像、131…選
択画像範囲、141…#2の画像の変換後の画像、14
2…#3の画像の変換後の画像、143…#14の画像
の変換後の画像、144…#15の画像の変換後の画
像、150…最終出力画像、201…仮想スクリーン、
202…選択画像範囲に相当する選択画像平面、、20
3…仮想スクリーンの原点方向に向かう幾何変換、20
4…原点から外側に向かう幾何変換211…#2の画
像、212…#3の画像、213…#14の画像、21
4…#15の画像、301…選択画像信号、302…同
期信号、303…視点情報、304…1ライン遅延手
段、305…1フレーム遅延手段、306…画像合成出
力、307…同期信号出力、308…同期信号変換手
段、309…画像信号加算手段、310…画像変換手
段、320…画像メモリアドレス発生手段、321…画
像メモリアドレス変換部、323…画像メモリ、324
…画像データ、331…画像メモリアドレス変換テーブ
ル格納手段、332…変換テーブル発生手段、341…
画像メモリアドレス、350…幾何変換後の画像メモリ
アドレス、701…無信号部分、711〜714…幾何
変換後の画像。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 酒井 重信 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続する2フレーム以上の画像のデジタ
    ル画像情報を得る手段と、当該デジタル画像情報を複数
    のユーザーに分配する画像情報分配手段と、該画像情報
    分配手段の出力画像情報を表示する表示手段とを具備す
    る画像処理システムにおいて、 前記デジタル画像情報の内からユーザが希望する位置の
    画像を選択する画像選択手段と、該画像選択手段により
    選択された画像を同一の視点から見た画像に変換する幾
    何変換手段と、該幾何変換手段が選択した画像を1枚の
    画像に合成し、前記表示手段に出力する画像合成手段と
    を具備することを特徴とする画像処理システム。
JP7255013A 1995-10-02 1995-10-02 画像処理システム Pending JPH0998406A (ja)

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