JP3520485B2 - 画像処理システム - Google Patents

画像処理システム

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JP3520485B2
JP3520485B2 JP25501295A JP25501295A JP3520485B2 JP 3520485 B2 JP3520485 B2 JP 3520485B2 JP 25501295 A JP25501295 A JP 25501295A JP 25501295 A JP25501295 A JP 25501295A JP 3520485 B2 JP3520485 B2 JP 3520485B2
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一夫 木村
員丈 上平
重信 酒井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理システム
に関し、特に、複数のユーザ(視聴者)各々が独立して
希望する視野で撮像された画像情報を任意に選択して切
り出す技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像処理システムは、たとえば、
文献(1)の「林正樹、“パノラマ画像を用いた仮想カ
メラシステム”、第22回画像工学カンファレンス、9
−3、pp.203−206、1991」に記載される
ように、複数台のテレビカメラで撮像した複数枚のカメ
ラ画像をそれぞれ1枚の平面とみなし、それぞれのカメ
ラ画像をカメラ画像自身に接する円筒面に投影すること
により、1枚のパノラマ画像に合成していた。
【0003】一方、前述するパノラマ画像から合成する
場合には、前述する手順とは逆に、前記円筒面の中心点
(カメラの視点に相当する)から円筒面にのばした直線
が円筒面と交差する点に接する平面(カメラ画像に相当
する)にパノラマ画像を投影することにより、1枚のカ
メラ画像を合成していた。
【0004】前述するアルゴリズムを用いて画像合成を
行うシステムとして、文献(2)の「小林正樹、“パノ
ラマ工画角画像について”、テレビジョン学会誌、Vo
l.48、No.11、pp.1416−1420、1
994」に記載の6面画像合成装置がある。
【0005】この6面画像合成装置は、6台のNTSC
カメラ(日本で標準的に使用されているテレビカメラ)
で撮像された複数枚の画像を継ぎ目なく1枚の画像に接
合させるために、まず、6台のNTSCカメラのそれぞ
れで撮像した画像をカメラ画像自身に接する円筒面に投
影した時の画像に変換するための幾何変換を行う。
【0006】次に、幾何変換を行った画像を画像メモリ
上で合成することにより、1枚の広視野画像にして、メ
モリに格納される合成した画像情報をハイビジョン速度
で読み出すことにより、ハイビジョン映像出力としてい
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、前記従来
技術を検討した結果、以下の問題点を見いだした。
【0008】従来の画像処理システムは、複数枚の画像
を合成する際に、画像のつなぎ目部分に起こる画像ひず
みをなくすために各画像を幾何変換して合成することに
より、つなぎ目部分のひずみのない良好な画像を得てい
るが、合成変換後の画像出力が1個、すなわち、画像の
提供側(たとえば、放送局)と画像の受け取り側である
視聴者との関係が1対1、あるいは、1対多数であるの
で、視聴者は一方的に送られてくる1個の画像を受信す
るのみであり、視聴者がその画像を自由に選択すること
はできなかった。
【0009】すなわち、視聴者が撮像された広視野もし
くは全周を視野範囲とする画像の中から、自由に望む視
野の画像を選択して切り出すことができなかったので、
複数の視聴者の各々が独立に、また同時に異なる視野の
画像を得ることができないという問題があった。
【0010】本発明の目的は、複数台のカメラで撮像し
た画像から、複数の視聴者が同時に、また独立にひずみ
のない高画質な画像を選択することが可能な画像処理シ
ステムを提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、ひずみのない画像の
選択を無駄となる画像の補正等をすることなく、容易に
行うことが可能な技術を提供することにある。
【0012】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
になるであろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0014】(1)連続する2フレーム以上の画像のデ
ジタル画像信号を複数のユーザーに分配する送信側装置
と、前記送信側装置から分配されるデジタル画像信号を
表示手段に出力する受信側装置とからなる画像処理シス
テムにおいて、前記送信側装置は、前記連続する2フレ
ーム以上の画像のデジタル画像信号のそれぞれを直交座
標系のデジタル画像信号から曲面座標系のデジタル画像
信号へ幾何変換する第1の幾何変換手段と、前記曲面座
標系のデジタル画像信号を複数のユーザーに分配するバ
ス形式の画像信号分配手段とを備え、前記受信側装置
は、前記分配された曲面座標系のデジタル画像信号の内
からユーザ指示する切り出し範囲の1枚の画像を合
成するために必要な前記曲面座標系のデジタル画像信号
を選択する画像信号選択手段と、前記画像信号選択手段
が選択した曲面座標系のデジタル画像信号の内、画像に
向かって下側に表示されることになる画像に対する曲面
座標系のデジタル画像信号を所定時間遅延させる信号遅
延手段と、前記画像信号選択手段が選択した曲面座標系
のデジタル画像信号の内、画像に向かって右側に表示さ
れることになる画像に対する曲面座標系のデジタル画像
信号の位相を調整するFIFO方式のメモリと、前記画
像信号選択手段が選択した曲面座標系のデジタル画像信
号の内で画像に向かって左上側に表示されることになる
画像と前記所定時間遅延させた曲面座標系のデジタル画
像信号と前記位相が調整された曲面座標系のデジタル画
像信号とを1枚の画像の曲面座標系のデジタル画像信号
合成する画像合成手段と、前記画像合成手段により合
成された曲面座標系のデジタル画像信号を直交座標系の
デジタル画像信号へ変換する第2の幾何変換手段とを
え、前記第2の幾何変換手段により変換された直交座標
系のデジタル画像信号を表示手段に出力する
【0015】(2)前記(1)の画像処理システムは、
前記第1の幾何変換手段が直交座標系のデジタル画像
を曲面座標系のデジタル画像信号へ幾何変換するため
の第1の変換定数を格納する第1の変換定数格納手段を
有し、前記第2の幾何変換手段が曲面座標系のデジタル
画像信号を直交座標系のデジタル画像信号へ幾何変換す
るための第2の変換定数を格納する第2の変換定数格納
手段を有しており、前記第1の変換定数格納手段と前記
第2の変換定数格納手段とに変換定数を出力する変換定
数出力手段を具備する。
【0016】前述した(1)の手段によれば、送信側装
置が有する第1の幾何変換手段が複数のユーザーに分配
する前にデジタル画像信号を直交座標系のデジタル画像
信号から曲面座標系のデジタル画像信号へ幾何変換して
画像信号分配手段によりユーザに分配し、受信側装置
では、送信側装置から分配される曲面座標系のデジタル
画像信号から画像信号選択手段によってユーザ指示
する切り出し範囲の曲面座標系のデジタル画像信号を選
択し、その切り出し範囲の曲面座標系のデジタル画像
号の内で、画像に向かって下側に表示されることになる
画像に対する曲面座標系のデジタル画像信号を信号遅延
手段が所定時間遅延させ、画像に向かって右側に表示さ
れることになる画像に対する曲面座標系のデジタル画像
信号の位相をFIFO方式のメモリが調整し、画像信号
選択手段が選択した曲面座標系のデジタル画像信号の内
で画像に向かって左上側に表示されることになる画像と
所定時間遅延させた曲面座標系のデジタル画像信号と位
相が調整された曲面座標系のデジタル画像信号とを、画
像合成手段が1枚の画像の曲面座標系のデジタル画像信
号に合成した後に、該合成された曲面座標系のデジタル
画像信号を第2の幾何変換手段で直交座標系のデジタル
画像信号へ変換して表示手段に出力するので、2フレー
ム以上のデジタル画像信号から複数のユーザが同時
に、しかもひずみのない高品質な画像を自由に選択して
見ることができる。
【0017】前述した(2)の手段によれば、変換定数
出力手段から出力されて第1の変換定数格納手段に格納
される第1の変換定数、および、第2の変換定数格納手
段に格納される第2の変換定数を任意に変更することに
より、第1の変換定数と第2の変換定数とを整合させる
ので、ひずみのない画像の切り出しを無駄となる画像の
補正等をすることなく、容易にできる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、発明の実
施の形態(実施例)とともに図面を参照して詳細に説明
する。
【0019】なお、発明の実施の形態を説明するための
全図において、同一機能を有するものは同一符号を付
け、その繰り返しの説明は省略する。
【0020】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1の画像制御システムの概略構成を示すブロック図で
あり、101はカメラ、102はA/D変換手段、10
3は信号補正手段、104は第1の幾何変換手段、10
5は第1の制御手段、106は信号分配手段(画像情報
分配手段)、110,118は画像領域選択手段、11
1は信号選択手段、112は信号遅延手段、113はF
IFO(First In FirstOut)、11
4は画像合成手段、115は第2の幾何変換手段、11
6は第2の制御手段、121,123は画像領域選択信
号、122,124は画像出力信号を示す。
【0021】図1において、カメラ101は入力される
画像をアナログの電気信号に変換する周知のテレビカメ
ラであり、特に、#1〜#24で示す24台のカメラ1
2台づつ所定の半径を有する円周に沿ってを並べ、その
円周に並べたカメラ101を2段に重ねることにより、
全周360°の画像を撮像する構成となっている。
【0022】なお、本実施の形態においては、カメラ1
01の使用台数を24台としたが、カメラ101の視野
角により使用台数を増減させてもよいことはいうまでも
ない。
【0023】A/D変換手段102は、#1〜#24で
示される24台のカメラ101にそれぞれ接続され、#
1〜#24の24台のカメラ101から出力されるアナ
ログの画像信号をそれぞれデジタルの画像信号(画像情
報,デジタル画像情報)に変換する。
【0024】信号補正手段103は、A/D変換手段1
02から出力されるデジタルの画像信号の「黒レベ
ル」、「γ(ガンマ)特性」および「利得」等を補正す
るためのデータを内蔵するメモリにテーブルの形で記憶
しておき、補正データを読み出すときはテーブルのアド
レスを指定して必要な補正データを読み出す、いわゆ
る、ルックアップテーブルメモリ回路を有しており、読
み出した補正データに基づきデジタルの画像信号の「黒
レベル」、「γ(ガンマ)特性」および「利得」等を補
正する。
【0025】第1の幾何変換手段104は、A/D変換
器102でデジタル信号に変換された画像信号をカメラ
で撮像した画像である「平面、直交座標系の画像」から
パノラマ画像である「球面座標系の画像」に変換する。
【0026】このときの幾何変換定数(第1変換定数)
は、前述する信号補正手段と同様に、内蔵するメモリ
(第1の変換定数格納手段)にテーブルの形で記憶して
おき、メモリのアドレスを指定することにより、変換定
数を読み出せる、いわゆる、ルックアップテーブルメモ
リ回路を有しているので、実時間での変換が可能とな
る。
【0027】なお、幾何変換の詳細については、「林正
樹、“パノラマ画像を用いた仮想カメラシステム”、第
22回画像工学カンファレンス、9−3、pp.203
−206、1991」を参照されたい。
【0028】第1の制御手段105は、A/D変換手段
102、信号補正手段103および第1の幾何変換手段
を制御すると共に、信号補正手段103が補正に使用す
る、たとえば、黒レベル値補正データ、利得補正デー
タ、γ特性補正データ、および、第1の幾何変換手段1
04が画像を変換する際に使用する、たとえば、座標系
の種類に関する情報や曲面座標系の曲率等を設定あるい
は変更できる。
【0029】信号分配手段106は、各視聴者に第1の
幾何変換手段104で変換したデジタルの画像信号をバ
ス形式で供給(配信)するための伝送線路であり、たと
えば、光ファイバーを用いた光ファイバーリンクを用い
る。
【0030】画像領域選択手段110,118は、視聴
者のもとに設置されており、信号選択手段111、信号
遅延手段112、FIFO113、画像合成手段11
4、第2の幾何変換手段115および第2の制御手段1
16から構成される。
【0031】また、画像領域選択手段110,118
は、視聴者が選択した範囲の画像を信号分配手段106
から切り出し、この切り出した画像を合成した後に幾何
変換を行うことにより、視聴者が切り出した範囲の画像
をカメラ101で撮影した画像と同じ平面画像に変換し
て、図示しない表示装置にその画像を表示させる。
【0032】信号選択手段111は、周知の技術を用い
ており、24チャンネル分の画像情報が載ったバス形式
の画像情報分配手段106と接続されており、視聴者は
図示しないユーザ端末を操作することによって指示する
切り出し範囲の画像(1枚分の画像)を合成するために
必要な4チャンネル分(視聴者が希望する視点を中心と
した上下左右の4チャンネル分の画像)の画像情報を選
択して切り出す。
【0033】信号遅延手段112は、信号選択手段11
1に選択され切り出された画像内で、画像に向かって下
側に表示されることになる画像に対する垂直同期信号の
時間を1/2だけ遅れさせる。
【0034】FIFO113は周知のFIFO方式のメ
モリであり、格納しているデータを格納した順番に出力
する。
【0035】また、切り出した4チャンネル分の画像の
内で、向かって右側に表示されることになる画像に対す
る時間を調整し、同期をとる。
【0036】画像合成手段114は、周知の技術を用い
ており、信号選択手段111に選択された4チャンネル
分の画像を1枚の画像に合成する。
【0037】第2の幾何変換手段115は、第1の幾何
変換手段104で行った画像変換後の画像をもとの画像
に戻す、すなわち、画像合成手段114から出力される
1枚の球面パノラマ合成画像(球面座標系の画像)をカ
メラ等で撮像した場合と同じ画像(平面、直交座標系の
画像)に変換する。
【0038】このときの変換定数は、前述するように内
蔵するメモリにデーブルの形で記憶されており、前記メ
モリのアドレスを指定することにより、幾何変換データ
を読み出し、このデータを読み出すことにより変換が行
われるので、幾何変換に伴う座標値の計算を行わず、直
接メモリに格納されている値を読み出すことにより行え
るので、幾何変換に要する時間が少なく、実時間での変
換ができる。
【0039】第2の制御手段116は、信号選択手段1
11、画像合成手段114および第2の幾何変換手段1
15の動作を制御すると共に、図示しない入力装置によ
り視聴者が行う画像選択情報を持つ画像領域選択信号1
21を解読し、信号選択手段111を制御する。
【0040】図2は、#1〜#24の24台のカメラ1
01が撮像した画像から視聴者が選択した画像を切り出
す時の様子を示す図であり、#1〜#24で示す番号は
その番号に対応したカメラ101で撮像した画像を示
す。
【0041】図2において、(a)は#1〜#24のカ
メラ101が撮像した360°の全周画像を重なり部分
を有して配列したパノラマ画像(130)を示す。
【0042】図2の(b)は図2の(a)に示す各画像
を画像毎に球面座標系に変換して配列したパノラマ画像
(131)であり、141は視聴者が信号選択手段11
0から選択した選択画像の球面座標系での範囲を示す選
択画像範囲であり、143は他の視聴者が信号選択手段
118から選択した選択画像の球面座標系での範囲を示
す選択画像範囲である。
【0043】図2の(c)は図2の(b)に示す選択画
像範囲141,142の画像を合成した後、平面、直交
座標系に変換した最終出力画像であり、142は選択画
像範囲141の範囲に対応する最終出力画像であり、1
44は選択画像範囲143に対応する最終出力画像であ
る。
【0044】図3は第1の幾何変換手段104および第
2の幾何変換手段115で行う幾何変換の手順を説明す
るための図であり、201は仮想スクリーン、202は
カメラ101で撮像された画像を示す。
【0045】図3において、仮想スクリーン201は原
点Oを中心とする球面であり、カメラ101で撮像され
た画像を曲面座標系に変換する場合の基準となる。
【0046】画像202は、原点(中心)Oから所定の
視野角のカメラ101で撮像された画像を示しており、
画像202の中心点Aで仮想スクリーン201と接して
いる。
【0047】次に、たとえば、#1のカメラ101で撮
像された画像(図2(a)の#1)を第1の幾何変換手
段104が「平行、直交座標系」から「球面座標系」へ
変換する場合の手順を図3に基づいて説明すると、ま
ず、#1〜#24の画像の中心が仮想スクリーン201
に接するように#1〜#24の画像を順番に並べたとき
に、それぞれの画像が重なり部分を残すように仮想スク
リーン201の大きさを予め設定しておく。
【0048】すなわち、撮像対象までの距離とカメラ1
01の視野角とによって決まる#1〜#24の画像の大
きさを考慮して、予め仮想スクリーン201の大きさを
設定しておき、次に、変換対象となる#1の画像の中心
Aが仮想スクリーン201と接するように#1の画像位
置を決定する。
【0049】なお、本実施の形態1の画像処理システム
においては、仮想スクリーン201等の変換定数は、第
1の幾何変換手段104の図示しない第1の変換定数格
納手段に格納されている。
【0050】次に、#1の画像上の任意の点と原点O
(仮想スクリーンの中心)と結ぶ直線が、仮想スクリー
ン201と交わる点の座標値を計算することにより、こ
の任意の1点の曲面座標系での座標値が決定する。
【0051】前述する座標値の計算(座標変換)を#1
の画像の全ての点(ビット)に対して行い、得られた画
像が図2の(b)に示す#1の画像である。
【0052】したがって、図2(a)の残りの#2〜#
24に対しても、前述する座標変換を行うことにより、
図2(b)に示す球面座標系での画像を得ることができ
る(第1の幾何変換手段104の変換原理)。
【0053】また、このようにして得られた#1〜#2
4の画像(図2(b))は、前述する座標変換の方法か
らも明らかなように、#1〜#24の画像の全てが閉じ
られた曲面である仮想スクリーン201上に変換された
画像となるので、たとえば、図2の(b)の選択画像範
囲141および選択画像範囲143に示すように、仮想
スクリーン201上で画像の任意の範囲をそのまま特殊
な変換作業等をすることなく切り出す(選択する)こと
ができる。
【0054】次に、前述した選択画像範囲の画像(選択
画像範囲142および選択画像範囲143の画像)の中
心と接するような任意の平面203に、選択画像範囲の
画像を原点Oを中心にして投影することにより、曲線座
標系での選択画像範囲142および選択画像範囲143
の画像を平行、直交座標系での画像に変換できる(第2
の幾何変換手段115の変換原理)。
【0055】次に、図1に基づき、本実施の形態の画像
処理システムの動作を説明すると、まず、#1〜#24
のカメラ101で図2(a)に示すように360°の全
周にわたり上下2段の2行12列で撮像され、アナログ
信号に変換された画像は、#1〜#24の各カメラ10
1毎に設けられたA/D変換手段102でデジタル信号
の画像(画像情報,デジタル画像情報)に変換される。
【0056】次に、#1〜#24のカメラ101に対応
する各画像情報は、信号補正手段103によってカメラ
101間の画像信号のばらつきを補正をされた後、第1
の幾何変換手段104で「平行、直交座標系」から「球
面座標系」への幾何変換を行う。
【0057】幾何変換後の画像は、信号分配手段106
により、#1〜#24のカメラ101で撮像された画像
情報ごとに分割したままで視聴者のもとに伝送される。
【0058】このとき、たとえば、視聴者が画像領域選
択手段110に接続される図示しない入力手段を操作し
て選択画像範囲141の表示を指示した場合、図示しな
い入力手段からの画像選択指示は選択位置信号121と
して第2の制御手段116に入力する。
【0059】第2の制御手段116が選択位置信号12
1に基づいて、信号選択手段111に4チャンネル分の
画像(#2、#3、#14、#15)の選択を指示する
と、信号選択手段111は、図2の(b)の選択画像範
囲141の4チャンネル分の画像(#2、#3、#1
4、#15)を信号分配手段106から選択する。
【0060】信号選択手段111に選択された画像(#
2、#3、#14、#15)は、1枚の画像に合成する
ための同期をとるために、まず、画像(#14、#1
5)は信号遅延手段112に入力され、次に、画像(#
3)と信号遅延手段112から出力された画像(#1
5)はFIFO113に入力され、位相が調整される。
【0061】次に、画像合成手段114は、位相が調整
された4チャンネル分の画像(#2、#3、#14、#
15)を加算することにより1枚の画像合成として、第
2の幾何変換手段115に出力する。
【0062】次に、第2の幾何変換手段115が、「球
面座標系」の画像を「平行、直交座標系」の画像に変換
することにより、カメラ101の座標系の画像となるの
で、この画像を画像出力信号として図示しない表示装置
に出力することにより、視聴者は選択範囲の画像(映
像)見ることができる。
【0063】なお、本実施の形態1の画像処理システム
において、「平行、直交座標系」の画像から「曲面座標
系(球面座標系)」への画像の変換、あるいは、「曲面
座標系(球面座標系)」の画像から「平行、直交座標
系」への画像の変換を図3に示す球面の仮想スクリーン
201によって行ったが、図4に示すような円筒形の仮
想スクリーン251を用いた場合においても、図3に示
す手順と同じように画像252上の座標値を仮想スクリ
ーン251上の座標値に変換することができると共に、
仮想スクリーン251上で選択された画像もカメラ10
1の画像に変換できるので、仮想スクリーンとして円筒
形の仮想スクリーン251を用いることができる。
【0064】すなわち、閉じた曲面ならばその形に関わ
らず仮想スクリーンとして用いることができる。
【0065】なお、円筒形の仮想スクリーン251を用
いて画像変換を行うときの詳細な手順については、文献
(1)を参照されたい。
【0066】以上説明したように、本実施の形態1の画
像処理システムによれば、第1の幾何変換手段104が
複数のユーザーに分配する前の画像情報(デジタル画像
情報)を直交座標系の画像情報から曲面座標系(球面座
標系)の画像情報へ幾何変換するので、ユーザ側では信
号分配手段106により分配される画像情報から信号選
択手段111によって希望する位置の画像を選択し、そ
の画像を位相補正を行った後に、直接、画像合成手段1
14で合成し、次に、第2の幾何変換手段115で合成
された曲面座標系の画像情報を直交座標系の画像情報へ
変換して前記表示手段に出力することにより、2枚以上
のデジタル画像情報から複数のユーザが同時に、しかも
ひずみのない高品質な画像を自由に選択して見ることが
できる。
【0067】(実施の形態2)図5は本発明の実施の形
態2の画像制御システムの概略構成を示すブロック図で
あり、101はカメラ、102はA/D変換手段、10
3は信号補正手段、104は第1の幾何変換手段、10
5は第1の制御手段、106は信号分配手段、107は
記憶手段、108は制御バス、110,118は画像領
域選択手段、111は信号選択手段、112は信号遅延
手段、113はFIFO(FirstIn First
Out)、114は画像合成手段、115は第2の幾
何変換手段、116は第2の制御手段、121,123
は画像領域選択信号、122,124は画像出力信号を
示す。
【0068】図5において、記憶手段107は第1の幾
何変換手段104および第2の幾何変換手段115の変
換定数および信号補正手段103の各定数等を予め記憶
しておくための周知の記憶装置であり、制御バス108
は第1の制御手段105と第2の幾何変換手段115と
を結ぶ周知の通信線であり、この制御バス108を介し
て第1の制御手段105が読み出した記憶手段107に
記憶される第2の幾何変換手段115の変換定数(第2
の変換定数)を第2の幾何変換手段115に転送し、図
示しない第2の変換定数格納手段に格納される変換定数
を変更する。
【0069】次に、図5に基づき本実施の形態2の画像
制御装置の動作を説明すると、たとえば、カメラ101
で使用できるレンズに対応した第1の幾何変換手段のた
めの第1の変換定数および第2の幾何変換手段のための
第2の変換定数を予め記憶手段107に格納しておき、
カメラ101のレンズを交換した場合には、オペレータ
が図示しない入力手段から第1の制御手段105に交換
したレンズに合う変換定数への変更を指示する。
【0070】変換定数の変更を指示された第一の制御手
段105は、まず、第1の幾何変換手段104の変換定
数を格納する図示しない第1の変換定数格納手段に格納
されている交換前のレンズに対応した変換定数を消去
し、次に、記憶手段107から交換後のレンズに対応し
た第1の幾何変換手段104用の変換定数を読み出し
て、図示しない第1の変換定数格納手段に格納する。
【0071】次に、第2の幾何変換手段115の変換定
数を格納する、図示しない第2の変換定数格納手段に格
納されている交換前のレンズに対応した変換定数の消去
を制御バス108を介して行い、次に、記憶手段107
から交換後のレンズに対応した第2の幾何変換手段11
5用の変換定数を読み出して、制御バス108を介して
図示しない第2の変換定数格納手段に格納する。
【0072】以上説明したように、本実施の形態2の画
像制御装置によれば、記憶手段107に予め変更が予想
される変換定数を記憶させておき、変換定数の変更を行
う必要が生じた場合には、分配側のオペレータが図示し
ない入力手段から変換定数の変更を指示することによ
り、記憶装置107に記憶されている変換定数から変更
に該当する変換定数を読み出し、第1の変換定数格納手
段の変換定数を読み出した変換定数に書き換えると共
に、制御バス108を介して第2の幾何変換手段115
の変換定数を書き換えることにより、第1の幾何変換手
段104の変換定数(変換する座標の種類、あるいは、
その座標の曲率データ等)と第2の幾何変換手段115
の変換定数とを整合させることができるので、ひずみの
ない画像を選択する(切り出す)ことができる。
【0073】なお、本実施の形態1および2の画像処理
システムにおいて、カメラ101の代わりにVTR等の
別の映像ソースを用いてもよいことはいうまでもない。
【0074】また、本実施の形態1および2の画像処理
システムの信号分配手段106は、光ファイバーを用い
た光ファイバーリンクの他にも、同軸線を用いた有線リ
ンク、空間光伝送を用いた空間光リンク、あるいは、電
波を用いた無線リンク等を用いてもよいことはいうまで
もない。
【0075】また、本実施の形態1および2の画像処理
システムにおいては、画像領域選択手段110,118
は2台の場合で、その動作および効果を説明したが、画
像領域選択手段110,118は2台に限定されるわけ
ではなく、1台以上複数台でよいことはいうまでもな
い。
【0076】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記発明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本
発明は、前記発明の実施の形態に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能で
あることは勿論である。
【0077】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。
【0078】(1)複数台のカメラで撮像した画像か
ら、複数の視聴者が同時に、また独立にひずみのない高
画質な画像を選択することができる。
【0079】(2)ひずみのない画像の選択を無駄とな
る画像の補正等をすることなく、容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の画像制御システムの概
略構成を示すブロック図である。
【図2】カメラ101が撮像した画像から視聴者が選択
した画像を切り出す時の様子を示す図である。
【図3】第1の幾何変換手段および第2の幾何変換手段
で行う幾何変換の手順を説明するための図である。
【図4】円筒形の仮想スクリーンを用いた場合に第1の
幾何変換手段および第2の幾何変換手段で行う幾何変換
の手順を説明するための図である。
【図5】本発明の実施の形態2の画像制御システムの概
略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
101…カメラ、102…A/D変換手段、103…信
号補正手段、104…第1の幾何変換手段、105…第
1の制御手段、106…信号分配手段、107…記憶手
段、108…制御バス、110,118…画像領域選択
手段、111…信号選択手段、112…信号遅延手段、
113…FIFO、114…画像合成手段、115…第
2の幾何変換手段、116…第2の制御手段、121,
123…画像領域選択信号、122,124…画像出力
信号、130…平行、直交座標系でのパノラマ画像、1
31…球面座標系でのパノラマ画像、141,143…
球面座標系での選択画像範囲、142,144…最終出
力画像、201,251…仮想スクリーン、202,2
52…カメラで撮像された画像。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村木 隆浩 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−86243(JP,A) 特開 平7−107446(JP,A) 特開 平6−124328(JP,A) 特開 平7−6227(JP,A) 林正樹,パノラマ広画映像について, テレビジョン学会誌,日本,社団法人 テレビジョン学会,1994年 6月20日, 第48巻, 第11号,p.1416−1420 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/10 H04N 7/14 - 7/173

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続する2フレーム以上の画像のデジタ
    ル画像信号を複数のユーザーに分配する送信側装置と、
    前記送信側装置から分配されるデジタル画像信号を表示
    手段に出力する受信側装置とからなる画像処理システム
    において、前記送信側装置は、前記連続する2フレーム
    以上の画像のデジタル画像信号のそれぞれを直交座標系
    のデジタル画像信号から曲面座標系のデジタル画像信号
    へ幾何変換する第1の幾何変換手段と、前記曲面座標系
    のデジタル画像信号を複数のユーザーに分配するバス形
    式の画像信号分配手段とを備え、 前記受信側装置は、前記分配された 曲面座標系のデジタ
    ル画像信号の内からユーザ指示する切り出し範囲の
    1枚の画像を合成するために必要な前記曲面座標系のデ
    ジタル画像信号を選択する画像信号選択手段と、前記画
    像信号選択手段が選択した曲面座標系のデジタル画像信
    号の内、画像に向かって下側に表示されることになる画
    像に対する曲面座標系のデジタル画像信号を所定時間遅
    延させる信号遅延手段と、前記画像信号選択手段が選択
    した曲面座標系のデジタル画像信号の内、画像に向かっ
    て右側に表示されることになる画像に対する曲面座標系
    のデジタル画像信号の位相を調整するFIFO方式のメ
    モリと、前記画像信号選択手段が選択した曲面座標系の
    デジタル画像信号の内で画像に向かって左上側に表示さ
    れることになる画像と前記所定時間遅延させた曲面座標
    系のデジタル画像信号と前記位相が調整された曲面座標
    系のデジタル画像信号とを1枚の画像の曲面座標系のデ
    ジタル画像信号に合成する画像合成手段と、前記画像合
    成手段により合成された曲面座標系のデジタル画像信号
    を直交座標系のデジタル画像信号へ変換する第2の幾何
    変換手段とを備え、前記第2の幾何変換手段により変換
    された直交座標系のデジタル画像信号を表示手段に出力
    することを特徴とする画像処理システム。
  2. 【請求項2】 前記第1の幾何変換手段は、直交座標系
    のデジタル画像信号を曲面座標系のデジタル画像信号
    幾何変換するための第1の変換定数を格納する第1の変
    換定数格納手段を有し、前記第2の幾何変換手段は、曲
    面座標系のデジタル画像信号を直交座標系のデジタル画
    信号へ幾何変換するための第2の変換定数を格納する
    第2の変換定数格納手段を有しており、前記第1の変換
    定数格納手段と前記第2の変換定数格納手段とに変換定
    数を出力する変換定数出力手段を具備することを特徴と
    する請求項1に記載の画像処理システム。
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林正樹,パノラマ広画映像について,テレビジョン学会誌,日本,社団法人 テレビジョン学会,1994年 6月20日,第48巻, 第11号,p.1416−1420

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