JPH09163356A - マルチクライアントオムニビューシステム - Google Patents

マルチクライアントオムニビューシステム

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JPH09163356A
JPH09163356A JP7324158A JP32415895A JPH09163356A JP H09163356 A JPH09163356 A JP H09163356A JP 7324158 A JP7324158 A JP 7324158A JP 32415895 A JP32415895 A JP 32415895A JP H09163356 A JPH09163356 A JP H09163356A
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JP
Japan
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video
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image receiving
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Application number
JP7324158A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Yamamoto
吉伸 山本
Kazuhisa Niki
和久 仁木
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
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Publication date
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  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 受像装置のユーザに好適な映像を提供する。 【解決手段】 受像装置14のユーザは可視範囲指定装
置15により所望の映像範囲を指定する。この指定が送
出管理装置に送られる。ビデオカメラ1〜4により撮像
された映像は一次記憶装置10に記憶されており、送出
管理装置11は指定された範囲の映像を一次記憶装置か
ら読み出して通信回線13を介して受像装置に14に転
送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、ビデオカメラによ
り撮影された映像を通信回線を介して多数の受像器に転
送するマルチクライアントオムニビューシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ビデオカメラにより撮影された映
像を通信回線を介して多数の受像器に転送するマルチク
ライアントオムニビューシステムとしてはケーブルテレ
ビ等が知られている。従来この種のシステムでは映像を
送る側から受け取り側への片方通信であったので、近
年、映像を受け取る側からも情報を送るようにした双方
向のマルチクライアントオムニビューシステムが模索さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、送り手
側から送られる映像は送り手側の意志で決定されるので
ビデオカメラの撮影映像の一部分を受け手側に送る場合
が有り、その場合には受け手側は上記一部分以外の映像
を見ることができず、受け手側は送り手側からの映像を
甘受せざるを得なかった。
【0004】そこで、本発明の目的は、上述の点に鑑み
て、受け手側が所望の映像を受け取ることが可能なマル
チクライアントオムニビューシステムを提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1の発明は、撮影を行う撮像手段(ビ
デオカメラ1〜4)と、該撮像手段により撮像された映
像を記憶しておく記憶手段(一次記憶装置10)と、前
記映像を表示するための受像手段(受像装置14)と、
該記憶手段に記憶された映像を通信回線を介して前記受
像手段に転送する制御(デジタル映像管理装置7および
送出管理装置11)手段と、前記受像手段側に設置さ
れ、前記映像の範囲を前記通信回線を介して前記制御手
段に対して指定する範囲指定手段(可視範囲指定装置1
5)とを有し、前記制御手段は前記範囲指定手段から指
定された映像の範囲に対応する映像を前記記憶手段から
読み出して前記受像手段に転送することを特徴とする。
【0006】請求項2の発明は、さらに、前記撮像手段
は複数台のビデオカメラから構成されることを特徴とす
る。
【0007】請求項3の発明は、さらに、前記撮像手段
および前記範囲指定手段を1組とする複数組が前記通信
回線に接続され、前記制御手段は各範囲指定手段から指
定された範囲の映像を対応の受像手段に転送することを
特徴とする。
【0008】請求項4の発明は、請求項3の発明に加え
て、複数台の前記受像手段と前記制御手段の間にあっ
て、通信制御を行うための動的キャッシュ手段(動的キ
ャッシュ装置)、複数台を前記制御手段側に設置するこ
とを特徴とする。
【0009】請求項1の発明では、受像手段のユーザが
映像の範囲指定を行って所望の範囲の映像を受像手段に
受信することができる。
【0010】請求項2の発明では、撮像手段を複数のビ
デオカメラで構成することにより立体的な映像や多数の
撮影画面を提供することができるので、受像手段のユー
ザに対して臨場感を提供できる。
【0011】請求項3の発明では、映像が記憶手段に記
憶されているので、この映像を読み出すことで複数台の
受像手段に映像を供給することができる。
【0012】請求項4の発明では、通信回線の能力や受
像手段の台数に制限を受けることなく映像を供給でき
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0014】図1は本発明の実施例のシステム構成をを
示す。図1において、撮像するとともにその撮像位置お
よび姿勢を情報出力可能なテレビカメラ1〜4(接続台
数に理論的制限はない)からのNTSC信号(映像信号)出
力はNTSC信号ケーブル5を通じてキャプチャ装置6と接
続されている。キャプチャ装置6はデジタル映像管理装
置7及びバス出力フィルタ装置8と接続されている。
【0015】キャプチャ装置6は、ビデオカメラ1〜4
から入力された映像信号をデジタル信号化する。デジタ
ル映像管理装置7は、入力された複数のテレビカメラ1
〜4からの映像信号および映像の撮像位置情報を保持、
管理(一次記憶装置に対する読み/書き)する。なお、
撮像位置情報は上述のようにテレビカメラ1から出力さ
れる撮像位置、姿勢を示し、たとえばテレビカメラ1の
物理空間内の撮影方向γ、画角θで表される。バス出力
フィルタ装置8は、バス線9を通して一次記憶装置10
及び送出管理装置11と電気的に接続している。キャプ
チャ(捕捉)されたデジタル映像はバス線9を伝わり一
次記憶装置10に格納される。
【0016】同時に送出管理装置11にはテレビカメラ
番号C、方向γ、画角θ(どの空間を撮像した映像か)
と、その映像が一次記憶装置10内のどの部分(格納開
始座標x,同座標y,幅w,高h)に格納されたのかが
通知される。(C1,γ1,θ1)と(C2,γ2,θ
2)はそれぞれ(x1,y1,w1,h1)と(x2,
y2,w2,h2)に格納されるとき、C1≠C2であ
り、γ及びθで表される領域に重なりがなければ、一般
にはx1≠x2、y1≠y2であり、x,y,whで表
される領域にも重なりがないように格納されることが望
ましい。
【0017】動画像入力のように同じ撮像範囲の映像が
連続して入力される場合には、各映像入力は前回のフレ
ームが格納された領域と同一の領域に格納される。送出
管理装置11は(C,γ,θ)と(x,y,w,h)の
対応表を保持、管理している。より具体的には一次記憶
装置10上に格納されたデジタル映像のどの領域がテレ
ビカメラ1〜4から入力された物理空間内のどの領域を
撮像した映像であるかの対応表を持っている。この対応
表は、あらかじめ静的に定義されたものでもよいが、テ
レビカメラが現在どの方向を向いているかを知ることの
できるセンサの利用等によって動的に生成してもよい。
この対応表により、たとえば撮像範囲90度のテレビカ
メラ1が北を向き、撮像範囲90度のテレビカメラ2が
西を向いているとすると、送出管理装置11は西北の方
向の映像が一次記憶装置10のどの領域に置かれている
のかを知ることができる。
【0018】なお、テレビカメラ1〜4に魚眼レンズあ
るいは広角レンズ等が取り付けられている場合には、一
次記憶装置10に格納する直前あるいは直後に映像のゆ
がみを修正する修正装置(たとえばOMNIVEW MOTIONLESS
CAMERA ORIENTATION SYSTEM;United States Patent P
AT.5185667,Feb.9、1993)があってもよ
い。
【0019】送出管理装置11は、回線制御ポート12
を介してISDN(IntegratedServicesDigtal Network )
やEthernetなどの通信回線13または衛星通信回線と接
続し、受像装置14及び可視範囲指定装置15と電気的
に接続されている。送出管理装置11には複数の回線制
御ポート(12a〜12d)を接続することができる。
回線制御ポート12の接続個数は理論的に無制限であ
る。
【0020】利用者は、受像装置14の画面中からテレ
ビカメラ1〜4の撮像した全映像領域の中から任意の領
域を可視範囲指定装置15によって指定する。可視範囲
指定装置15はたとえばジョイスティックやマウスなど
のポインティングデバイスを用いて利用者が直接、任意
の表示画面領域を範囲指定する方式や、アイカメラによ
って視線方向を用いて利用者の任意の領域を指定する方
式、画像認識技術を用いて利用者の顔の方向や視線方向
を取得して、それを利用者の任意の領域として扱う方式
など用途に応じて所望の方式を用いることができる。
【0021】可視範囲指定装置15によって指定された
映像領域は送出管理装置11に通知される。これにより
該当する映像領域のデジタル映像を一次記憶装置10よ
りバス線9を経由して送出管理装置11に取り込み、回
線制御ポート12を介して通信回線13に送出する。通
信回線13に送出されたデジタル映像を受像装置14が
取り込み、結像(表示)させる。
【0022】以上の処理を実行するための処理手順を図
2に示し、受像装置14の表示画面の推移を図3に示
す。
【0023】すなわち、ビデオカメラ1〜4から出力さ
れた映像信号および対応表記載情報がキャプチャ装置6
に入力されデジタル化される(ステップS1)。この映
像信号が一次記憶装置10に格納され、送出管理装置1
1は上記記載情報を対応表に記載する(ステップS
2)。
【0024】このとき、たとえばビデオカメラ1の映像
が図3のA−1の画面分だけ一次記憶装置10に記憶さ
れ、図3のB−1の映像が受像装置14に送られている
とする。利用者が可視範囲指定装置15を用いて、図3
のPの方向への映像のスクロール、すなわち、表示させ
たい映像領域の範囲の指定を行うと、この指定を受けた
送出管理装置11は上記対応表に基づいて、図3の指定
された範囲の映像(図3のB−2参照)を一次記憶装置
10から読出し、受像装置14に送出する(ステップS
3→S4→S6)。一方、可視範囲指定装置15からの
指定がない場合は、これまでに範囲指定されている映像
が一次記憶装置10から読出され、受像装置14に転送
される。
【0025】この画像処理手続きによって利用者は任意
の領域を受像装置14に結像させることができる。上記
技術を利用したシステムにおいては、高速性能及び画質
を向上させる技術が重要となってくる。
【0026】本実施例においては、次の点によって高速
性能を従来のものにくらべて格段に向上させている。
【0027】(a)キャプチャ装置6から一次記憶装置
10への伝送と一次記憶装置10から送出管理装置11
への伝送は独立・並行して高速に行われること。
【0028】(b)可視範囲指定装置15から得られた
領域をバス出力フィルタ装置8に伝達し、その領域のデ
ータだけを一次記憶装置10へ伝送することによってバ
ス線9に流れるデータ量を低減させること。
【0029】(c)キャプチャ装置6にデジタル画像圧
縮装置を付加することによってバス線9に流れるデータ
を激減させること。さらに、本実施例においては、キャ
プチャ装置6の性能を向上すること以外に次の手法によ
って画質の向上を可能にしている。
【0030】(I)ビデオカメラ1〜4からの信号入力
にはNTSC信号ケーブル5を利用しているが、高画質を必
要とする場合にはビデオカメラの映像信号をアナログ化
せずに直接デジタルで取り込むことにより、通常27万
画素から41万画素のデジタル信号として利用すること
ができる。
【0031】(II)ビデオカメラの台数を増加すること
により、一台のビデオカメラの担当する画角を狭くする
ことができる。従って、それぞれのビデオカメラからの
映像を640×480ドットのデジタル映像に変換する
方式であっても実質上高画質を得ることができる。
【0032】本実施例では回線制御ポート12を多数装
備することができるが、10000以上の回線制御ポー
トを一台のシステムに装備することが困難な場合があ
る。一般に、N台の受像装置14があるとき、回線制御
ポート12はN個必要であるが、動的キャッシュ装置
(図示せず)を回線制御ポート12と受像装置14の間
に導入することにより、N個以下の回線制御ポート12
でN台の独立した受像装置に対応できる。動的キャッシ
ュ装置は、従来のキャッシュ装置のように一旦保持した
データを再配布するのではなく、常にデジタル映像管理
装置7に最新のデジタル画像を要求し、送出管理装置1
1からデータを受信し、保持するデータを最新の状態に
保ち続けることを特徴とする。また、動的キャッシュ装
置は、利用者の指定する可視範囲の変更に実時間で対応
するため、あらかじめ利用者の指定した可視範囲よりも
広い範囲のデータを取得しておくなどの機能を有してい
てもよい。
【0033】いま、M個の回線制御ポートにK台の動的
キャッシュ装置を接続し、k番目の動的キャッシュ装置
にL−k台の受像装置を接続することにより、回線制御
ポートがM個しかない場合でもN台の受像装置を接続す
ることができる。このときK≦Mであり、
【0034】
【数1】
【0035】の関係式を満たしている必要がある。
【0036】動的キャッシュ装置は、それぞれに接続さ
れた可視範囲指定装置15からの要求をデジタル映像管
理装置7に通知して、送出管理装置11より所望の動画
像を受信し、各個の受像装置に配信する。ここで、k番
目の動的キャッシュ装量に接続されたL−k台の全受像
装置が完全に別個の可視範囲を指定したとすると、k番
目の動的キャッシュ装置と回線制御ポート12の間の通
信回線の容量C−kは
【0037】
【数2】
【0038】だけ必要である。ここでD−fは、動画一
画面を送信するために必要な通信回線容量もしくは動的
キャッシュ装置とf番目の受像装置との間の通信回線容
量として規定される。
【0039】たとえば5台の受像装置がISDN回線(通信
回線容量64kpbs)によって動的キャッシュ装置と接続
されているおり5台すべての受像装置が別個の可視範囲
を指定したときにもすべての要求に対応するには動的キ
ャッシュ装置と回線制御ポートとの間に少なくとも5*
64kpbs=820kpbsの通信回先が必要である。数式2
は利用者の要求が通信回線容量の観点から見て最悪の場
合にも最大の効果を得るためのもっとも理想的な動的キ
ャッシュ装置と回線制御ポートの間の通信回線容量を算
出する式である。
【0040】しかし、場合によってはL−k台の全受像
装置が完全に同一の可視範囲を指定することも考えられ
る。その場合、k番目の動的キャッシュ装置と回線制御
ポートの間の通信回線の容量C−kは
【0041】
【数3】C−k=max[D-f] でよい。ここでmax[n]は、n個の要素から最大のものを
選ぶ関数である。式3は利用者の要求が通信回線容量の
観点から見て最良の場合に動的キャッシュ装置と回線制
御ポートの問に必要な通信回線容量を算出する式であ
る。
【0042】利用者の要求する可視範囲に偏りがなく均
質であると仮定すると、これらの式2及び式3から以下
のことが導かれる。いま、回線制御ポートが高速回線に
よって動的キャッシュ装置α(図示せず)と接続され、
低速回線によって動的キャッシュ装置β(図示せず)と
接続されているとすると、D−fの値の高い回線を持つ
受像装置は動的キャッシュ装置αと接続させ、反対にD
−fの値の低い回線を持つ受像装置は動的キャッシュ装
置βと接続させることが望ましい。
【0043】一方、ほぼ同一の容量を持つ回線によって
送出管理装置が動的キヤッシュ装置γ及びδに接続され
ているとき、D−fの値の高い回線と低い回線を均等に
割り付けることがもっとも動的キャッシュ装置と送出管
理装置の間の回線の利用効率が高くなる。なお、送出管
理装置と受像装置の間に動的キャッシュ装置を複数介在
させることは容易であることは言うまでもない。
【0044】本実施例の応用形態として以下の例を挙げ
ることができる。
【0045】1)従来の技術では、たとえばテレビの野
球中継などでも自分が見たい場面を自分で選ぶことはで
きず、カメラマンの撮影した範囲あるいはプロデューサ
の選択した動画像を見るしかなかった。従来の技術で任
意のカメラアングルを設定する場合には、カメラ本体を
モータなど可動デバイスによって制御しなければなら
ず、カメラの制御権は一度に一人しか与えられなかっ
た。しかし本実施例を用いることによって、複数存在す
る利用者が個別に見たいと思う映像範囲を任意に選んで
見ることができ、しかも他の利用者が見ている範囲とは
無関係に自分の見たい範囲を能動的に決定することが可
能である。
【0046】さらに、複数台のカメラからの入力を取り
扱うことが可能であり、しかも連続した映像を合成する
ことによって全景の映像を全ユーザが各個に任意の領域
を得ることが可能である。また、ビデオカメラの台数を
増やすことによって画質を理論上無制限に向上させるこ
とができる。
【0047】2)各利用者が完全に別個の可視範囲を指
定することは稀な場合がある。たとえば国際会議等で同
時通訳者(複数)が本実施例を利用する場合である。ど
のような大規模な会議であっても、まったく同時に発言
している参加者は高々一人程度であり、同時通訳者(複
数)が利用する状況にあっても、各同時通訳者は概ね発
言者だけを見ている。従って国際会議場が遠隔地にある
などの理由によって送出管理装置と動的キャッシュ装置
との間の通信回線容量C−kが低い値しか確保できない
状況であっても複数の同時通訳者が翻訳業務を行う上で
十分な効果を得ることができる。
【0048】同様に、スポーツ観戦、コンサート、演
劇、会議一般でも、全参加者が比較的近い領域を可視範
囲として希望する状況では、送出装置と動的キャッシュ
装置との間の通信回線の容量の制約を綬和することがで
きる。従来の技術を用いて遠隔地間で動画像データを通
信する場合には、全体で式2の通信回線容量が必要であ
ったが、本発明によって、式2よりも少ない通信回線容
量でも充分な効果を得ることができるようになる。
【0049】3)本実施例のデジタル映像管理装置及び
送出装置は、直ちにステレオ送信に拡張できる。受像装
置としてHMD(Head Mounted Display)を用い、各種セン
サを組み合わせてあるいは単独のセンサを利用すること
によって顔の向きを検出した結果を可視範囲の指定とみ
なすことにより、臨場感のある立体(ステレオ)動画像
をテレビカメラの撮像領域全体について得られることに
なる。このときテレビカメラが全景を撮像範囲に収めて
いれば、利用者は通常の画面サイズのステレオ動画像を
受信するだけの細い通信回線だけで全景のステレオ動画
像を得ることができる。ステレオを不要とする用途につ
いてほ、同様の機能を非ステレオで利用することは容易
である。一般に本発明は一台のテレビカメラの映像から
ステレオ映像を作り出すことが可能で)あるが、より高
画質の動画像を得るためにはテレビカメラを複数台設置
することが望ましい。
【0050】4)動画像の利用を中心として発明された
本実施例は、直ちに静止画あるいは準動画像に拡張可能
である。家庭でプラネタリウムなどの催しを楽しむこと
も可能であるし、テレビカメラを南極等に設置すること
で現在の南極の気侯や星座を見ることを可能にする。回
線容量C−kが低い例としてたとえば火星などに設置し
たテレビカメラからの映像を一旦動的キャッシュ装置に
格納してから多くの利用者に配信することも可能であ
る。潜水艦など、窓からの展望に制限がある環境にあっ
ても本発明を利用することによって全景を得ることがで
きる。さらにその動画像を地上にいる多数の利用者に提
供することが可能になる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明で
は、受像手段のユーザが映像の範囲指定を行って所望の
範囲の映像を受像手段に受信することができる。
【0052】請求項2の発明では、撮像手段を複数のビ
デオカメラで構成することにより立体的な映像や多数の
撮影画面を提供することができるので、受像手段のユー
ザに対して臨場感を提供できる。
【0053】請求項3の発明では、映像が記憶手段に記
憶されているので、この映像を読み出すことで複数台の
受像手段に映像を供給することができる。
【0054】請求項4の発明では、通信回線の能力や受
像手段の台数に制限を受けることなく映像を供給でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のシステム構成を示すブロック図
である。
【図2】本発明実施例の処理内容を示すフローチャート
である。
【図3】表示の推移を示す説明図である。
【符号の説明】
1〜4 ビデオカメラ 5 NTSC信号ケーブル 6 キャプチャ装置 7 デジタル映像管理装置 8 バス出力フィルタ装置 9 バス線 10 一次記憶装置 11 送出管理装置 12 回線制御ポート 13 通信回線 14 受像装置 15 可視範囲指定装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影を行う撮像手段と、 該撮像手段により撮像された映像を記憶しておく記憶手
    段と、 前記映像を表示するための受像手段と、 該記憶手段に記憶された映像を通信回線を介して前記受
    像手段に転送する制御手段と、 前記受像手段側に設置され、前記映像の範囲を前記通信
    回線を介して前記制御手段に対して指定する範囲指定手
    段とを有し、前記制御手段は前記範囲指定手段から指定
    された映像の範囲に対応する映像を前記記憶手段から読
    み出して前記受像手段に転送することを特徴とするマル
    チクライアントオムニビューシステム。
  2. 【請求項2】 前記撮像手段は複数台のビデオカメラか
    ら構成されることを特徴とする請求項1に記載のマルチ
    クライアントオムニビューシステム。
  3. 【請求項3】 前記撮像手段および前記範囲指定手段を
    1組とする複数組が前記通信回線に接続され、前記制御
    手段は各範囲指定手段から指定された範囲の映像を対応
    の受像手段に転送することを特徴とする請求項1に記載
    のマルチクライアントオムニビューシステム。
  4. 【請求項4】 複数台の前記受像手段と前記制御手段の
    間にあって、通信制御を行うための動的キャッシュ手段
    複数台を前記制御手段側に設置することを特徴とする請
    求項3に記載のマルチクライアントオムニビューシステ
    ム。
JP7324158A 1995-12-13 1995-12-13 マルチクライアントオムニビューシステム Pending JPH09163356A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002165200A (ja) * 2000-11-27 2002-06-07 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 遠隔観戦サービスシステム
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