JPH04104673A - テレビ受像機の疑似サラウンド方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ 本発明はテレビ受像機における音声の疑似サラウンド化
の方式に関する。

〔従来の技術］ 音声信号の位相操作および／または遅延操作と複数のス
ピーカの指向方向を変え、部屋の反響を利用するもので
あった。

〔発明の解決しようとする課題］ テレビ受像機の映像の動きと関係なく音声信号のみで信
号処理するため、比較的狭い部屋で大型画面の映像を鑑
賞するとき映像の動きに音声が伴わず、違和感を与える
ものであった。

本発明は、視聴者の注意を喚起し易い表示画面上の映像
の動きにあわせて同表示画面の四隅に配置したスピーカ
の音量を制御し、映像の動きと音声の方向感を一致させ
るものである。

〔課題を解決するための手段〕

デジタル化した映像信号をフレームメモリを介し、フレ
ーム間の差より映像の動きを検出し、４チャンネルに分
配した音声信号のそれぞれを同動き映像の表示画面上の
四隅よりの距離に反比例したレベルに制御し、増幅した
各チャンネルの信号でテレビ受像機の外周四隅に配置し
た対応位置のスピーカを駆動する。

〔作用〕

第１図に示すＥＤＴＶ方式、すなわちクリアビジョン方
式のテレビ受像機における実施例について説明する。

アンテナ入力端子ノＯに入力したテレビ放送信号よりチ
ューナ部１１で所望チャンネルの信号を選択し、復調し
た映像信号１１ａおよび音声信号１１ｂを出力する。

前記映像信号１１ａより垂直および水平の同期信号１２
（１を分離するとともに、同映像信号１１ａをデジタル
の映像信号１５ａに変換し、フレームメモリ１７に順次
記憶する。

前記映像信号１５ａと、フレームメモリ１７に記憶して
一フレーム遅延せしめた映像信号の演算により差信号を
生成し、同差信号の走査線上の隣接する複数のサンプル
点および隣接する複数の走査線で構成する所定面積の領
域に亙り平均値を算出し、同平均値が所定のレベル値を
越えたとき同映像信号１５ａの動き検出信号１６ａを出
力する。

前記動き検出信号１６ａの前記所定レベル値を越えたレ
ベルに応じて前記フレームメモリより読み出した一フィ
ールド前の映像信号、または受信中の映像信号１５ａと
同一フィールド内の一走査線前の映像信号との平均化信
号を生成し、受信中の映像信号１５ａの補間信号として
受信中の映像信号１５ａとともに倍速変換し、アナログ
信号に戻して毎秒６０フレーム、非インターレースのＥ
ＤＴＶ方式の映像信号１９ａを出力する。

前記映像信号１１ａのデジタル化および同デジタル化映
像信号処理のクロック信号を、前記垂直および水平同期
信号１２ａに同期せしめたカウンタＩ４で計数し、同カ
ウンタＩ４の計数値１４ａより表示画面上の走査線位置
および同走査線上の画素位置を算出する。

前記デジタル化映像信号１５ａの動き検出回路１６の出
力する動き検出信号１６ａが所定のフレーム数、例えば
５〜１０フレームに亙り継続したとき前記カウンタ１４
の出力する計数値信号１４ａを読み出し、同計数値信号
１４ａより動きのある映像の表示画面上の同表示画面の
四隅よりの距離を算出し、それぞれの距離に比例した距
離信号２２ａを出力する。

前記表示画面の四隅よりの距離の算出精度は、表示画面
を９〜２５程度の格子状に分割した領域を判別する程度
でよく、同表示画面の縮および横の分割数は必ずしも同
数でなくてもよい。

前記チューナ部１１の映像信号１１（１とともに出力し
た音声信号１１ｂを四つのチャンフルに分配し、各チャ
ンふルの信号をそれぞれのチャンネルに備えたレベル制
御回路（図示せず）を介して前記表示画面の四隅よりの
距離に比例した距離信号２２ａに反比例したレベル制御
する。

すなわち表示画面の中央部の領域に動きのある映像があ
るときは４チャンネルの音量レベルを等しくし、同表示
画面の左上の領域に動き映像を検出したときはテレビ受
像機の正面左上に配置したスピーカ２５ａに対応のチャ
ンネルの音量レベルを大きくし、他のチャンネルの音量
レベルを小さくする。

前記表示画面の四隅よりの距離に反比例したレベルの各
チャンネルの音声信号をそれぞれ対応する音声増幅器２
４ａ〜２４ｄで増幅し、テレビ受像機の外周四隅に配置
したスピーカ２５ａ〜２５ｄを駆動する。

前記スピーカ２５ａ〜２５ｄのテレビ受像機の外周四隅
への配置例を第２図に示す。

（実施例〕 第１図に示すＥＤＴＶ方式のテレビ受像機における実施
例について説明する。

アンテナ入力端子１０に入力したテレビ放送信号をチュ
ーナ部１１に供給し、同チューナ部ＩＩにおいて選択し
た所望チャンネルの信号を復調し、映像信号１１ａおよ
び音声信号１１ｂを出力する。

前記チューナ部ＩＩの出力した映像信号１１ａを同期分
離回路ノ２および同映像信号１１ａをデジタル信号に変
換するＡ／Ｄ変換変換ジノ５給する。

前記同期分離回路Ｉ２に入力した映像信号１１ａより垂
直および水平の同期信号１２ａを分離出力し、ブラウン
管２１の電子ビームを偏向する信号発生の偏向回路２０
に供給する。

前記Ａ／Ｄ変換器Ｉ５に入力した映像信号１１ａをデジ
タルの映像信号１５ａに変換出力し、同映像信号１５ａ
を供給した動き検出回路１６を介してフレームメモリ１
７に順次記憶する。

前記動き検出回路１６に人力した前記映像信号Ｉ５ａの
フレーム間の差信号を検出し、表示画面上の所定面積の
領域に亙り平均値を算出して出力した動き検出信号１６
ａおよび前記フレームメモリ１７に記憶した映像信号を
信号補間回路Ｉ８に供給し、Ｄ／Ａ変換器１９を介して
毎秒６０フレーム、非インターレースのＥＤＴＶ方式の
映像信号１９ａを出力する。

前記映像信号１１ａのデジタル処理のクロック信号を発
生するクロック発生回路１３の出力をカウンタＩ４に供
給し、同カウンタ１４を前記垂直および水平の同期信号
１２ａで同期せしめ、同カウンタＪ４の計数値を表示画
面上の走査線位置および同走査線上の画素位置データと
する。

前記カウンタ１４の計数値の走査線上の画素位置データ
に相当する計数値および表示画面上の走査線位置データ
に相当する計数値それぞれの上位数ビットのみを利用す
ることで表示画面を分割した領域を指定するデータとす
る。

前記動き検出回路Ｉ６の出力する動き検出信号１６ａお
よび同動き検出信号１６ａの出力時の前記カウンタ１４
の出力する計数値１４ａを演算回路２２に供給し、動き
映像のある領域の表示画面上の同表示画面四隅よりの距
離信号２２ａを出力する。

前記演算回路２２の出力した距離信号２２ａを前記チュ
ーナ部ｌノの出力した音声信号１１ｂとともに音量制御
回路２３に供給し、同音声信号１１ｂを４チャンネルに
分配し、同距離信号２２により検出した動き映像の表示
画面四隅よりのそれぞれの距離に反比例した音量レベル
に制御して出力する。

前記音声信号１１ｂがステレオ方式の信号であるときは
、同信号１１ｂの左チャンネルの信号はテレビ受像機２
６の左側に配置のスピーカ２５ａおよび２５Ｃに信号を
供給する二つのチャンネルに等分に分配し、同信号１１
ｂの右チャンネルの信号はスピーカ２５ｂおよび２５ｄ
に信号を供給する二つのチャンネルに等分に分配し、前
記距離信号２２ａにより四つの各チャンネルの信号を前
記同様にレベル制御する。

前記表示画面四隅よりの距離に反比例したレベルの各チ
ャンネルの音声信号を増幅器２４ａ〜２４ｄに供給し、
同増幅器２４ａ〜２４ｄの出力をテレビ受像機の外周四
隅に配置したそれぞれ対応する位置のスピーカ２５ａ〜
２５ｄに供給する。

第２図に示す表示画面を９分割した例では、表示画面の
中央領域（ａ）に動き映像があるときは４チャンネルの
音量レベルを等しくし、同表示画面の左上の領域（ｂ）
に動き映像があるときはテレビ受像機の正面左上に配置
したスピーカ２５Ｉ２に対応のチャンネルの音量レベル
を大きくし、他のチャンふルの音量レベルを小さくする
。

また前記表示画面の左側の領域（ｂ）〜（ｄ）で映像の
動きを検出したときは、テレビ受像機左側に配ｌしたス
ピーカ２５ａおよび２５ｃに対応するチャンネルの音量
レベルを大きくし、画面全体に動きのあるときは全チャ
ンネルの音量レベルを笠しく大きくし、画面全体が殆ど
静止画のときは全チャンネルの音量レベルを等しく小さ
めにすることで迫力のある音場とすることができる。

〔考案の効果］ 狭い部屋で画面に接近して視聴する傾向のある大型テレ
ビで、視聴者の注意を喚起し易い映像の動きに合わせて
音声の方向感を一致させるため、同視聴者に違和感を与
えることなく映像を鑑貫させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のＨＤＴＶのブロック図、第２図は同テ
レビ受像機の正面よりみたスピーカ配置および表示画面
分割の説明図である。 図中、１０はアンテナ端子、１ノはチューナ部、ｌｌａ
は映像信号、ｌｌｂは音声信号、１２は同期分離回路、
１２ａは垂直および水平同期信号、１３はクロック発生
回路、１４はカウンタ、１４ａは同カウンタの計数値信
号、１５はＡ／Ｄ変換器、１５ａはデジタル化映像信号
、１６は動き検出回路、１６ａは動き検出信号、１７は
フレームメモリ、１Ｂは信号補間回路、ノ９はＤ／Ａ変
換器、１９ａはＨＤＴＶのアナログ映像信号、２０は偏
向回路、２ノはブラウン管、２２は演算回路、２２ａは
距離信号、２３は音量制御回路、２４ａ　〜２４ｄは音
声増幅器、２５ａ　〜２５ｄはスピーカ、２６はテレビ
受像機、２７は同テレビ受像機の表示画面である。 特許出願人　株式会社富士通ゼネラル

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）受信したテレビ放送信号を復調して映像信号およ
   び音声信号を出力するチューナ部を備えたテレビ受像機
   において、同映像信号をデジタル化しフレーム間の差信
   号より映像の動きを検出した時、同映像信号をデジタル
   化したクロック信号を計数し同映像信号より分離した同
   期信号で同期化したカウンタ出力より動き映像の表示画
   面上の走査線位置および同走査線上の画素位置を算出し
   、同位置の同表示画面上の四隅よりの距離に反比例した
   レベルに前記チューナ部の出力する音声信号を４チャン
   ネルに配分増幅し、それぞれテレビ受像機の外周四隅に
   配置した対応位置のスピーカを駆動することを特徴とす
   るテレビ受像機の疑似サラウンド方式。
2. （２）前記デジタル化映像信号のフレーム間の差信号の
   走査線上の複数のサンプル点および複数の隣接する走査
   線に亙る所定の領域について平均値を算出し、同領域の
   同平均値が所定のフレーム数継続したとき同領域の表示
   画面上の四隅よりの距離に反比例したレベルに前記４チ
   ャンネルに配分した音声信号をそれぞれ制御することを
   特徴とする請求項（１）記載のテレビ受像機の疑似サラ
   ウンド方式。