JPH0998310A - 映像信号処理装置 - Google Patents

映像信号処理装置

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Publication number
JPH0998310A
JPH0998310A JP7255097A JP25509795A JPH0998310A JP H0998310 A JPH0998310 A JP H0998310A JP 7255097 A JP7255097 A JP 7255097A JP 25509795 A JP25509795 A JP 25509795A JP H0998310 A JPH0998310 A JP H0998310A
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JP
Japan
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signal
color
timing
video signal
control signal
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Application number
JP7255097A
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English (en)
Inventor
Hiroko Sugano
裕子 菅野
Yasutaka Kozaru
康敬 小猿
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の映像信号処理装置は、制御信号のタイ
ミングが色同期信号のタイミングや色成分信号のタイミ
ングに重なり、変色等した映像が出力されるといった問
題点があった。 【解決手段】 本発明の映像信号処理装置は、色同期信
号と色成分信号とを含む色信号と、水平同期信号と、を
有する映像信号を処理して、映像信号の直流分のレベル
を補正する。上記映像信号処理装置は、上記色同期信号
の終端のタイミングを検知し、その検知結果に基づき上
記直流分のレベルを保持するための制御信号を出力する
制御信号出力部を有する。上記制御信号出力部は、上記
映像信号の直流分のレベルがペデスタルレベルにある期
間内に上記制御信号を出力する。また、上記映像信号処
理装置は、上記制御信号に基づき上記映像信号に含まれ
る直流分のレベルを所定の値に保持する電位保持部とを
有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、色信号と水平同期
信号とが含まれる映像信号を処理し、映像信号に含まれ
る直流分のレベルを補正する映像信号処理装置に関する
ものである。
【0002】従来技術ないし発明の実施の形態での具体
的な説明の前に、この明細書中において用いられる用語
について以下に説明する。映像信号は水平同期信号と色
原信号と輝度信号とを含む。また、色原信号から色信号
が生成され、色信号は色同期信号と色成分信号とを含
む。
【0003】さらに、映像信号は水平同期信号と色同期
信号とを含む同期信号部と、色同期信号部を除いた色信
号である色成分信号と輝度信号とを含む映像部を有す
る。以下に記載されるペデスタル部は、同期信号部の範
囲内で、水平同期信号と色同期信号とを除いた所定の電
位レベルにある部分のことをいう。
【0004】
【従来の技術】例えば映像信号に含まれる直流分を補正
する従来の映像信号処理装置としては特開平3−276
78号公報に示されたものがあり、これを図7と図8と
に示す。図7において、1は映像信号が入力される映像
信号入力端子、2は上記映像信号を入力して映像信号の
ペデスタル部を所定の電位に補正するための制御信号で
あるクランプパルスを出力するクランプパルス生成部、
3は映像信号とクランプパルスとを入力して映像信号の
ペデスタル部を所定の電位に補正する直流電位固定回
路、4はペデスタル部が所定の電位に補正された映像信
号を出力する映像信号出力端子である。
【0005】クランプパルス生成部2は、入力された映
像信号から水平同期信号を抽出する同期分離回路210
と、水平同期信号を入力して、その終端のタイミングを
クランプパルスの始端のタイミングとする基準パルスを
出力する第一の制御信号生成回路220と、基準パルス
と水平同期信号とを入力してクランプパルスを生成する
第二の制御信号生成回路230とを含む。
【0006】また、第一の制御信号生成回路220は、
水平同期信号を入力して、その始端のタイミングを水平
同期信号の終端のタイミングとする原基準パルスを生成
する第一のモノステーブルマルチバイブレータ(以下、
モノマルチバイブレータとする)221と、原基準パル
スを入力して、その始端のタイミングを原基準パルスの
終端のタイミングとする基準パルスを出力する第二のモ
ノマルチバイブレータ222とを有する。上記第二の制
御信号生成回路230はANDゲートを含む。
【0007】直流電位固定回路3は、入力された映像信
号を+側端子に入力し、ペデスタル部の電位を補正した
映像信号が出力されるバッファアンプ310と、バッフ
ァアンプ310から出力された映像信号とクランプパル
ス生成部2から出力されたクランプパルスとを入力し
て、クランプパルスの論理レベルの変化で電荷保持コン
デンサ330への映像信号の導通状態を切り替えるスイ
ッチ320とを含む。
【0008】さらに上記直流電位固定回路3は、スイッ
チ320が導通している時に映像信号の電位を保持する
電荷保持コンデンサ330と、映像信号のペデスタル部
の基準電位を生成する直流電源部340と、電荷保持コ
ンデンサ330に保持された保持電位と直流電源部34
0で生成された基準電位とを入力し、保持電位と基準電
位との差分をバッファアンプ310の−側端子へ出力す
る帰還アンプ350とを含む。なお、上記直流電源部3
40は直流電源341と可変抵抗器342とを含む。
【0009】次に、図8のタイミングチャートを用い
て、動作について説明する。映像信号入力端子1に入力
された映像信号は、クランプパルス生成部2と直流電位
固定回路3とに入力される。まず、クランプパルス生成
部2の動作について説明し、その後に直流電位固定回路
3の動作について説明する。
【0010】まず、クランプパルス生成部2の動作の説
明をする。入力された映像信号S1から同期分離回路2
10で水平同期信号S2が抽出され、上記水平同期信号
S2は第一の制御信号生成回路220に出力される。
【0011】水平同期信号S2は第一のモノマルチバイ
ブレータ221に入力され、上記第一のモノマルチバイ
ブレータ221から原基準パルスS3が出力される。上
記原基準パルスS3は、図8に示されるように水平同期
信号S2の終端のタイミングt1をその始端のタイミン
グとし、色同期信号の終端のタイミングt2と色成分信
号の始端のタイミングt3との間T1にその終端のタイ
ミングt4を有する。また、この原基準パルスS3は所
定の時間幅T2のパルス幅を有する。さらに、この原基
準パルスS3をもとにして基準パルスS4は生成され
る。
【0012】上記原基準パルスS3は第二のモノマルチ
バイブレータ222に入力され、上記第二のモノマルチ
バイブレータ222から基準パルスS4が出力される。
上記基準パルスS4は、図8に示されるように原基準パ
ルスの終端のタイミングt4をその始端のタイミングと
し、色同期信号の終端のタイミングt2と色成分信号の
始端のタイミングt3との間T1にその終端のタイミン
グt5を有する。また、この基準パルスS4は所定の時
間幅T3のパルス幅を有する。
【0013】基準パルスS4と水平同期信号S2とはA
NDゲートに入力され、ANDゲートはそれらの論理積
をとったクランプパルスS5を直流電位固定回路3に出
力する。
【0014】次に、直流電位固定回路3の動作の説明を
する。入力された映像信号はクランプパルス生成部2に
入力されるとともに、バッファアンプ310の+側端子
に入力される。上記バッファアンプ310は、ペデスタ
ル部の電位が補正された映像信号を出力する。
【0015】バッファアンプ310から出力された映像
信号は、映像信号出力端子4に出力されるとともに、ス
イッチ320に入力される。スイッチ320は、クラン
プパルス生成部2から出力されるクランプパルスの論理
レベルの変化によってバッファアンプ310から電荷保
持コンデンサ330への導通状態を切り替える。
【0016】電荷保持コンデンサ330は、映像信号の
電位を保持する。上記スイッチ320と上記電荷保持コ
ンデンサ330とを用いて、スイッチ320を切替える
ことによって、映像信号の電位は電荷保持コンデンサ3
30にサンプリングされる。また、電荷保持コンデンサ
330に蓄えられた映像信号の電位は帰還アンプ350
へ出力される。
【0017】直流電源部340から、映像信号のペデス
タル部が保持すべき基準電位が生成される。電荷保持コ
ンデンサ330に蓄えられた映像信号の電位と直流電源
部340で生成された基準電位とが帰還アンプ350に
入力され、サンプリング電位と基準電位との差分がバッ
ファアンプ310の−端子に出力される。直流電位固定
回路3では上記の処理動作が繰り返され、所定のペデス
タル部電位を持つ映像信号が映像信号出力端子4から出
力される。
【0018】また、例えば映像信号に含まれる直流分を
補正する従来の映像信号処理装置としては特開平5−1
22554号公報に示されたものがあり、これを図9と
図10とに示す。図9において、図7の構成要素と同一
または相当部分には同一符号を付してその説明を省略
し、図7と相違する部分について以下で説明する。
【0019】クランプパルス生成部2は、入力された映
像信号から水平同期信号を抽出する同期分離回路210
と、入力された映像信号から色信号を抽出する色信号抽
出回路240と、水平同期信号と色信号とを入力してク
ランプパルスを出力する第一の制御信号生成回路220
とを含む。
【0020】また、上記色信号抽出回路240は、入力
された映像信号から色原信号を抽出する帯域通過フィル
タ241と、上記色原信号を入力して正電位のみの色原
信号を出力する整流回路242と、上記正電位のみの色
原信号を入力して正電位のみの色原信号の包絡線に相当
する色信号を出力する積分器243とを含む。
【0021】さらに、第一の制御信号生成回路220
は、入力された水平同期信号をもとにして基準パルスを
出力する基準パルス生成部223と、入力された色信号
をもとにしてマスクパルスを出力する第三のモノマルチ
バイブレータ224とを含む。上記マスクパルスは所定
のパルス幅を有し、また、上記マスクパルスは色信号の
終端のタイミングをその始端のタイミングとする。ま
た、上記第一の制御信号生成回路220は、出力された
基準パルスとマスクパルスとをもとにクランプパルスを
出力するORゲート225を含む。
【0022】次に、図10のタイミングチャートを用い
て、動作について説明する。映像信号入力端子1に入力
された映像信号は、クランプパルス生成部2と、直流電
位固定回路3とに入力される。クランプパルス生成部2
に入力された映像信号は、色信号抽出回路240と、同
期分離回路210とに入力される。
【0023】色信号抽出回路240に入力された映像信
号は、まず、帯域通過フィルタ241に入力される。映
像信号S1は帯域通過フィルタ241に入力され、色原
信号S6が出力される。そして、上記色原信号S6は整
流回路242に入力され、正電位のみの色原信号が出力
される。その後、上記正電位のみの色原信号は積分器2
43に入力され、正電位のみの色原信号の包絡線に相当
する色信号S7が第一の制御信号生成回路220に出力
される。
【0024】また、入力された映像信号S1から同期分
離回路210で水平同期信号が抽出され、上記水平同期
信号は第一の制御信号生成回路220に出力される。
【0025】上記色信号S7は第三のモノマルチバイブ
レータ224に入力されて、色信号の終端のタイミング
(t2、t6)をその始端のタイミングとした所定のパ
ルス幅T4のマスクパルスS8がORゲート225に出
力される。また、上記水平同期信号は基準パルス生成部
223に入力され、水平同期信号の終端のタイミングt
1が検知され、検知結果をもとに生成された所定のパル
ス幅T5の基準パルスS4がORゲート225へ出力さ
れる。
【0026】さらに、上記マスクパルスS8と上記基準
パルスS4とがORゲート225に入力され、基準パル
スの始端のタイミングt7とマスクパルスの始端のタイ
ミングt2とをそれぞれその始端のタイミングと終端の
タイミングとにしたクランプパルスS5が直流電位固定
回路3に出力される。直流電位固定回路3の動作説明
は、図8での説明に相当するため、省略する。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】従来の映像信号処理装
置は、直流電位固定回路3に入力されるクランプパルス
が色同期信号や色成分信号にかかり、出力される映像が
乱れるという問題点があった。
【0028】直流電位固定回路3に入力されるクランプ
パルスが色同期信号と重なる時、映像信号処理装置は映
像信号のペデスタル部を所定の電位に補正するために色
同期信号の電位をサンプリングする。しかし、色同期信
号の電位は一定値ではないため、上記映像信号処理装置
は安定した電位で映像信号のペデスタル部を所定の電位
に補正することができず、変色等した映像信号が出力さ
れる問題点があった。
【0029】また、直流電位固定回路3に入力されるク
ランプパルスが色成分信号に重なる時、映像処理装置は
映像信号のペデスタル部を所定の電位に補正するために
色成分信号の電位をサンプリングする。しかし、色成分
信号の電位は一定値ではないため、上記映像信号処理装
置は安定した電位で映像信号のペデスタル部を所定の電
位に補正することができず、変色等した映像信号が出力
される問題点があった。
【0030】この発明はこれらの問題点を解消するため
になされたもので、入力された映像信号をもとに上記映
像信号部のペデスタル部に生成された制御信号と、入力
された映像信号の色同期信号部とが異なるタイミングに
置かれる映像信号処理装置を提供することを目的とす
る。
【0031】
【課題を解決するための手段】この発明に係る映像信号
処理装置は、色信号と水平同期信号とを含む映像信号を
処理して映像信号に含まれる直流分のレベルを補正する
映像信号処理装置は制御信号出力部と電位補正部とを備
えている。
【0032】制御信号出力部は色同期信号の終端のタイ
ミングを検知してその検知結果に基づき直流分のレベル
を補正するための制御信号を映像信号に含まれる直流分
のレベルが基底レベルにある期間内に出力する。電位補
正部は、制御信号に基づき映像信号に含まれる直流分の
レベルを予め定められた値に補正する。
【0033】また、この発明に係る映像信号処理装置
は、色信号と水平同期信号とを含む映像信号を処理して
映像信号に含まれる直流分のレベルを補正する映像信号
処理装置は制御信号出力部と第二制御信号出力部と電位
補正部とを備えている。制御信号出力部は色同期信号の
終端のタイミングを検知してその検知結果に基づき直流
分のレベルを補正するための制御信号を映像信号に含ま
れる直流分のレベルが基底レベルにある期間内に出力す
る。
【0034】第二制御信号出力部は、制御信号と色成分
信号とから制御信号の終端のタイミングと色成分信号の
始端のタイミングとの比較結果に基づいて色成分信号の
始端のタイミングを制御信号の終端のタイミングとする
第二制御信号を出力する。電位補正部は、第二制御信号
に基づき映像信号に含まれる直流分のレベルを予め定め
られた値に補正する。
【0035】さらに、第二制御信号出力部は、制御信号
の終端のタイミングが色成分信号の始端のタイミングと
同じもしくは遅い場合に、色成分信号部の始端のタイミ
ングを制御信号の終端のタイミングとする第二制御信号
を出力するものである。
【0036】さらにまた、制御信号出力部は、映像信号
から色信号を抽出する色信号抽出回路と、映像信号から
水平同期信号を抽出する同期分離回路と、色信号と水平
同期信号とから色同期信号の終端のタイミングを検知し
て色同期信号の終端のタイミングをその終端のタイミン
グとする基準信号を出力する基準信号出力回路と、基準
信号の終端のタイミングを検知してその検知結果に基づ
きクランプパルスを映像信号に含まれる直流分のレベル
が基底レベルにある期間内に出力する第一の制御信号出
力回路とを備えたものである。
【0037】また、制御信号出力部は、映像信号から色
信号を抽出する色信号抽出回路と、映像信号から水平同
期信号を抽出する同期分離回路と、色信号と水平同期信
号とから色同期信号を抽出する色同期信号抽出回路と、
抽出した色同期信号の終端のタイミングを検知してその
検知結果に基づき制御信号を映像信号に含まれる直流分
のレベルが基底レベルにある期間内に出力する第二の制
御信号出力回路とを備えたものである。
【発明の実施の形態】
【0038】実施例1.映像信号に含まれる直流分を補
正する本発明の一実施例を図1と図2とに示す。図1に
おいて、図7の構成要素と同一または相当部分には同一
符号を付してその説明を省略し、図7と相違する部分に
ついて以下で説明する。
【0039】クランプパルス生成部2は、入力された映
像信号から水平同期信号を抽出する同期分離回路210
と、入力された映像信号から色信号を抽出する色信号抽
出回路240と、水平同期信号と色信号とを入力してク
ランプパルスを出力する第一の制御信号生成回路220
とを含む。
【0040】また、第一の制御信号生成回路220は、
水平同期信号を入力して色同期信号を抽出するために用
いるマスクパルスを生成する第一のモノマルチバイブレ
ータ221と、マスクパルスと色信号とを入力して色同
期信号を抽出するORゲート225と、色同期信号を入
力してクランプパルスを生成する第二のモノマルチバイ
ブレータ222とを含む。
【0041】次に、図2のタイミングチャートを用い
て、動作について説明する。映像信号入力端子1に入力
された映像信号は、クランプパルス生成部2と、直流電
位固定回路3とに入力される。
【0042】クランプパルス生成部2に入力された映像
信号S1は同期分離回路210で水平同期信号S2が抽
出され、第一の制御信号生成回路220に出力される。
また、入力された映像信号をもとに、色信号抽出回路2
40は正電位のみの色原信号の包絡線に相当する色信号
S7が生成し、上記色信号S7は第一の制御信号生成回
路220に出力される。
【0043】第一の制御信号生成回路220に入力され
た水平同期信号S2は第一のモノマルチバイブレータ2
21に入力され、水平同期信号の始端のタイミングt8
をその始端のタイミングとし、また、その終端のタイミ
ングt9を色同期信号の終端のタイミングt2と色成分
信号の始端のタイミングt3との間T1に有する所定の
時間幅T6のマスクパルスS8が出力される。
【0044】そして色信号S7とマスクパルスS8とが
ORゲート225に入力され、色同期信号S9が抽出さ
れる。そして色同期信号S9は第二のモノマルチバイブ
レータ222に入力され、色同期信号の終端のタイミン
グt2をその始端のタイミングとし、色信号の終端のタ
イミングt2と色成分信号の始端のタイミングt3との
間T1にその終端のタイミングt10を有する所定の時
間幅T7のクランプパルスS5が直流電位固定回路3に
出力される。直流電位固定回路3の動作説明は、図8で
の説明に相当するため、省略する。
【0045】この実施例1における映像信号処理装置の
効果を述べる。この実施例1における映像信号処理装置
は、映像信号に含まれる色同期信号を抽出し、それをも
とにクランプパルスを生成する。このため、上記映像信
号処理装置は、クランプパルスと色同期信号とが重なら
ないように自動的に調節し、クランプパルスと色同期信
号とが重なることによって生じる映像の乱れを防止する
ことができる。
【0046】また、上記映像信号処理装置は、従来の色
信号抽出回路を用いても、クランプパルスと色同期信号
とが重なることによって生じる映像の乱れを高い精度で
防止することができる。さらに、上記映像信号処理装置
は、従来の同期分離回路を用いても、クランプパルスと
色同期信号とが重なることによって生じる映像の乱れを
高い精度で防止することができる。さらにまた、上記映
像信号処理装置は、従来の直流電位固定回路を用いて
も、クランプパルスと色同期信号とが重なることによっ
て生じる映像の乱れを高い精度で防止することができ
る。
【0047】また、上記映像信号処理装置は色信号抽出
回路をテレビやビデオ内の他の回路と兼用することがで
き、装置本体が小型化できる。さらに、上記映像信号処
理装置は同期分離回路をテレビやビデオ内の他の回路と
兼用することができ、装置本体が小型化できる。
【0048】実施例2.また、映像信号に含まれる直流
分を補正する本発明の一実施例を図3と図4とに示す。
図3において、図7の構成要素と同一または相当部分に
は同一符号を付してその説明を省略し、図7と相違する
部分について以下で説明する。
【0049】クランプパルス生成部2は、入力された映
像信号から水平同期信号を抽出する同期分離回路210
と、入力された映像信号から色信号を抽出する色信号抽
出回路240と、水平同期信号と色信号とを入力して基
準パルスを出力する第一の制御信号生成回路220と、
色信号と基準パルスとを入力してクランプパルスを生成
する第二の制御信号生成回路230とを含む。
【0050】また、第一の制御信号生成回路220は、
水平同期信号を入力して基準パルスを抽出するために用
いるマスクパルスを生成する第一のモノマルチバイブレ
ータ221と、マスクパルスと色信号とを入力して同期
信号部の色信号である色同期信号を抽出するORゲート
225と、色同期信号を入力して基準パルスを生成する
第二のモノマルチバイブレータ222とを含む。上記第
二の制御信号生成回路230はANDゲートを含む。
【0051】次に、図4のタイミングチャートを用い
て、動作について説明する。映像信号入力端子1に入力
された映像信号は、クランプパルス生成部2と、直流電
位固定回路3とに入力される。
【0052】クランプパルス生成部2に入力された映像
信号S1から同期分離回路210は水平同期信号S2を
抽出し、上記水平同期信号S2は第一の制御信号生成回
路220に出力される。また、映像信号S1を入力し
て、色信号抽出回路240は正電位のみの色原信号の包
絡線に相当する色信号S7を生成し、上記色信号S7は
第一の制御信号生成回路220に出力される。
【0053】第一の制御信号生成回路220に入力され
た水平同期信号S2は第一のモノマルチバイブレータ2
21に入力され、上記第一のモノマルチバイブレータ2
21は、水平同期信号の始端のタイミングt8をその始
端のタイミングとし、色信号の終端のタイミングt2と
色成分信号の始端のタイミングt3との間T1にその終
端のタイミングを有する所定の時間幅T6のマスクパル
スS8を出力する。
【0054】そして色信号S7とマスクパルスS8とが
ORゲート225に入力され、上記ORゲート225は
色同期信号S9を抽出する。そして色同期信号S9は第
二のモノマルチバイブレータ222に入力され、上記第
二のモノマルチバイブレータ222は、色同期信号の終
端のタイミングt2をその始端のタイミングとし、色信
号の終端のタイミングt2と色成分信号の始端のタイミ
ングt3との間T1にその終端のタイミングt10とす
る所定の時間幅T7の基準パルスS4を出力する。
【0055】その後、基準パルスS4と色信号S7とが
第二の制御信号生成回路230に入力される。基準パル
スS4と色信号S7とが第二の制御信号生成回路230
であるANDゲートに入力され、それらの論理積をとっ
て得られたクランプパルスS5が直流電位固定回路3に
出力される。直流電位固定回路3の動作説明は、図8で
の説明に相当するため、省略する。
【0056】この実施例2における映像信号処理装置の
効果を述べる。この実施例2における映像信号処理装置
は、映像信号に含まれる色同期信号を抽出し、上記色同
期信号をもとにクランプパルスを生成するために、クラ
ンプパルスが色同期信号に重ならないように自動的に調
節され、クランプパルスが色同期信号にかかることによ
って生じる映像の乱れを防止することができる。
【0057】また、上記映像信号処理装置は入力された
映像信号に含まれる色信号とクランプパルスとのタイミ
ングを比較するために、クランプパルスが色成分信号に
重ならないように自動的に調節され、クランプパルスが
色成分信号に重なることによって生じる映像の乱れを防
止することができる。
【0058】さらに、上記映像信号処理装置は、従来の
色信号抽出回路を用いても、クランプパルスが色同期信
号に重なることによって生じる映像の乱れを高い精度で
防止することができる。さらにまた、上記映像信号処理
装置は、従来の同期分離回路を用いても、クランプパル
スが色同期信号に重なることによって生じる映像の乱れ
を高い精度で防止することができる。また、上記映像信
号処理装置は、従来の直流電位固定回路を用いても、ク
ランプパルスが色同期信号に重なることによって生じる
映像の乱れを高い精度で防止することができる。
【0059】さらに、上記映像信号処理装置は、従来の
色信号抽出回路を用いても、クランプパルスが色成分信
号に重なることによって生じる映像の乱れを高い精度で
防止することができる。さらにまた、上記映像信号処理
装置は、従来の同期分離回路を用いても、クランプパル
スが色成分信号に重なることによって生じる映像の乱れ
を高い精度で防止することができる。
【0060】また、上記映像信号処理装置は、従来の直
流電位固定回路を用いても、クランプパルスが色成分信
号に重なることによって生じる映像の乱れを高い精度で
防止することができる。さらに、上記映像信号処理装置
は、色信号抽出回路はテレビやビデオ内の他の回路と兼
用することができ、装置本体の小型化を図ることができ
る。さらにまた、上記映像信号処理装置は、同期分離回
路はテレビやビデオ内の他の回路と兼用することがで
き、装置本体の小型化を図ることができる。
【0061】実施例3.さらに、映像信号に含まれる直
流分を補正する本発明の一実施例を図5と図6とに示
す。図5において、図7の構成要素と同一または相当部
分には同一符号を付してその説明を省略し、図7と相違
する部分について以下で説明する。
【0062】クランプパルス生成部2は、入力された映
像信号から水平同期信号を抽出する同期分離回路210
と、入力された映像信号から色信号を抽出する色信号抽
出回路240と、水平同期信号と色信号とを入力してク
ランプパルスを出力する第一の制御信号生成回路220
とを含む。
【0063】また、第一の制御信号生成回路220は、
水平同期信号と色信号とを入力して水平同期信号の始端
のタイミングとそのタイミングの直後に検知される色信
号の終端のタイミングとをそれぞれその始端のタイミン
グとその終端のタイミングとにした基準パルスを生成す
るフリップフロップ226と、基準パルスを入力して基
準パルスの終端のタイミングをその始端のタイミングと
するクランプパルスを生成する第二のモノマルチバイブ
レータ222とを含む。
【0064】次に、図6のタイミングチャートを用い
て、動作について説明する。映像信号入力端子1に入力
された映像信号は、クランプパルス生成部2と、直流電
位固定回路3とに入力される。
【0065】クランプパルス生成部2に入力された映像
信号S1は、同期分離回路210で水平同期信号S2が
抽出され、上記水平同期信号S2は第一の制御信号生成
回路220に出力される。
【0066】また、映像信号S1を入力して、色信号抽
出回路240は正電位のみの色原信号の包絡線に相当す
る色信号S7を生成し、上記色信号S7は第一の制御信
号生成回路220に出力される。
【0067】第一の制御信号生成回路220に入力され
た水平同期信号S2と色信号S7とがフリップフロップ
226に入力され、上記フリップフロップ226は、水
平同期信号の始端のタイミングt8を検知した後にはじ
めて検知される色信号の終端のタイミングt2とをそれ
ぞれその始端のタイミングとその終端のタイミングとに
した基準パルスS4を生成する。
【0068】そして上記基準パルスS4は第二のモノマ
ルチバイブレータ222に入力され、基準パルスの終端
のタイミングt2をその始端のタイミングとし、色信号
の終端のタイミングt2と色成分信号の始端のタイミン
グt3との間T1にその終端のタイミングt10を有す
る所定の時間幅T7を持つクランプパルスS5が直流電
位固定回路3に出力される。直流電位固定回路3の動作
説明は、図8での説明に相当するため、省略する。
【0069】この実施例3における映像信号処理装置の
効果を述べる。この実施例3における映像信号処理装置
は、映像信号に含まれる色信号と水平同期信号を抽出
し、それらをもとにクランプパルスを生成するために、
クランプパルスが色同期信号に重ならないように自動的
に調節され、クランプパルスが色同期信号に重なること
によって生じる映像の乱れを防止することができる。
【0070】また、上記映像信号処理装置は、従来の色
信号抽出回路を用いても、クランプパルスが色同期信号
に重なることによって生じる映像の乱れを高い精度で防
止することができる。さらに、上記映像信号処理装置
は、従来の同期分離回路を用いても、クランプパルスが
色同期信号に重なることによって生じる映像の乱れを高
い精度で防止することができる。さらにまた、上記映像
信号処理装置は、従来の直流電位固定回路を用いても、
クランプパルスが色同期信号に重なることによって生じ
る映像の乱れを高い精度で防止することができる。
【0071】また、上記映像信号処理装置は、色信号抽
出回路はテレビやビデオ内の他の回路と兼用することが
でき、装置本体の小型化を図ることができる。さらに、
上記映像信号処理装置は、同期分離回路はテレビやビデ
オ内の他の回路と兼用することができ、装置本体の小型
化を図ることができる。
【0072】さらにまた、実施例3における映像信号処
理装置は、実施例1よりも少ない部品数で実施例1と同
じ効果を得ることができる。なお、実施例2で第一のモ
ノマルチバイブレータ221とORゲート225とをフ
リップフロップ226に置き換えても、映像信号処理装
置が構成できる。
【0073】また、実施例1の制御信号生成回路8を構
成している第一のモノマルチバイブレータ221と第二
のモノマルチバイブレータ222とをディジタル回路に
しても、映像信号処理装置は構成することができる。さ
らに、実施例2の制御信号生成回路8を構成している第
一のモノマルチバイブレータ221とORゲート225
と第二のモノマルチバイブレータ222とANDゲート
とをディジタル回路にしても、映像信号処理装置は構成
することができる。
【0074】上記実施例1〜3とは異なる映像信号処理
装置には、色同期信号の終端のタイミングと色成分信号
の始端のタイミングとを検知して、その検知結果をもと
に、色信号の終端のタイミングと色成分信号の始端のタ
イミングとをその始端のタイミングとその終端のタイミ
ングとにするクランプパルスを生成する映像信号処理装
置が考えられる。
【発明の効果】
【0075】以上のように、本発明は色信号と水平同期
信号とを含む映像信号を処理して、映像信号に含まれる
直流分のレベルを補正するために制御信号出力部と電位
補正部とを含む。
【0076】上記制御信号出力部は、色同期信号の終端
のタイミングを検知して、その検知結果に基づき直流分
のレベルを補正するための制御信号を、映像信号に含ま
れる直流分のレベルが基底レベルにある期間内に出力す
る。上記電位補正部は、制御信号に基づき、映像信号に
含まれる直流分のレベルを予め定められた値に補正す
る。
【0077】上記制御信号出力部と上記電位補正部と
が、制御信号を自動的に調節し、制御信号が色同期信号
に重なることによって生じる映像の乱れを防止すること
ができる。
【0078】また、本発明は色信号と水平同期信号とを
含む映像信号を処理し映像信号に含まれる直流分のレベ
ルを補正する制御信号出力部と第二制御信号出力部と電
位補正部とを含む。
【0079】制御信号出力部は、色同期信号の終端のタ
イミングを検知して、その検知結果に基づき直流分のレ
ベルを補正するための制御信号を、映像信号に含まれる
直流分のレベルが基底レベルにある期間内に出力する。
【0080】第二制御信号出力部は、制御信号の終端の
タイミングと色成分信号の始端のタイミングとの比較結
果に基づいて第二制御信号を出力する。電位補正部は、
第二制御信号に基づき映像信号に含まれる直流分のレベ
ルを予め定められた値に補正する。
【0081】制御信号出力部と第二制御信号出力部と電
位補正部とが、制御信号の始端のタイミングと終端のタ
イミングが自動的に調節され、制御信号が色同期信号ま
たは色成分信号に重なることによって生じる映像の乱れ
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す映像信号処理装置の
構成図である。
【図2】実施例1の動作タイミングチャートである。
【図3】この発明の実施例2を示す映像信号処理装置の
構成図である。
【図4】実施例2の動作タイミングチャートである。
【図5】この発明の実施例3を示す映像信号処理装置の
構成図である。
【図6】実施例3の動作タイミングチャートである。
【図7】従来(特開平3−27678)の映像信号処理
装置の構成図である。
【図8】従来(特開平3−27678)の動作タイミン
グチャートである。
【図9】従来(特開平5−122554)の映像信号処
理装置の構成図である。
【図10】従来(特開平5−122554)の動作タイ
ミングチャートである。
【符号の説明】
1 映像信号入力端子 2 クランプパルス生成部 3 直流電位固定回路 4 映像信号出力端子 210 同期分離回路 220 第一の制御信号生成回路 221 第一のモノマルチバイブレータ 222 第二のモノマルチバイブレータ 223 基準パルス生成部 224 第三のモノマルチバイブレータ 225 ORゲート 226 フリップフロップ 230 第二の制御信号生成回路 240 色信号抽出回路 241 帯域通過フィルタ 242 整流回路 243 積分器 310 バッファアンプ 320 スイッチ 330 電荷保持コンデンサ 340 直流電源部 341 直流電源 342 可変抵抗器 350 帰還アンプ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色同期信号と色成分信号とを含む色信号
    と水平同期信号とを有する映像信号を処理して映像信号
    に含まれる直流分のレベルを補正する映像信号処理装置
    において、上記色同期信号の終端のタイミングを検知
    し、その検知結果に基づき上記直流分のレベルを補正す
    るための制御信号を、上記映像信号に含まれる直流分の
    レベルが基底レベルにある期間内に、出力する制御信号
    出力部と、上記制御信号に基づき上記映像信号に含まれ
    る直流分のレベルを予め定められた値に補正する電位補
    正部と、を備えたことを特徴とする映像信号処理装置。
  2. 【請求項2】 色同期信号と色成分信号とを含む色信号
    と水平同期信号とを有する映像信号を処理して映像信号
    に含まれる直流分のレベルを補正する映像信号処理装置
    において、上記色同期信号の終端のタイミングを検知
    し、その検知結果に基づき上記直流分のレベルを補正す
    るための制御信号を、上記映像信号に含まれる直流分の
    レベルが基底レベルにある期間内に、出力する制御信号
    出力部と、上記制御信号と上記色成分信号とから、上記
    制御信号の終端のタイミングと上記色成分信号の始端の
    タイミングとの比較結果に基づいて、上記色成分信号の
    始端のタイミングを制御信号の終端のタイミングとする
    第二制御信号を出力する第二制御信号出力部と、上記第
    二制御信号に基づき映像信号に含まれる直流分のレベル
    を予め定められた値に補正する電位補正部と、を備えた
    ことを特徴とする映像信号処理装置。
  3. 【請求項3】 上記第二制御信号出力部は、上記制御信
    号の終端のタイミングが上記色成分信号の始端のタイミ
    ングと同じもしくは遅い場合に、上記色成分信号部の始
    端のタイミングを上記制御信号の終端のタイミングとす
    る第二制御信号を出力することを特徴とする請求項2に
    記載の映像信号処理装置。
  4. 【請求項4】 上記制御信号出力部は、上記映像信号か
    ら上記色信号を抽出する色信号抽出回路と、上記映像信
    号から上記水平同期信号を抽出する同期分離回路と、上
    記色信号と上記水平同期信号とから上記色同期信号の終
    端のタイミングを検知し、上記色同期信号の終端のタイ
    ミングをその終端のタイミングとする基準信号を出力す
    る基準信号出力回路と、上記基準信号の終端のタイミン
    グを検知し、その検知結果に基づき上記制御信号を上記
    映像信号に含まれる直流分のレベルが基底レベルにある
    期間内に出力する第一の制御信号出力回路と、を備えた
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の映像
    信号処理装置。
  5. 【請求項5】 上記制御信号出力部は、上記映像信号か
    ら上記色信号を抽出する色信号抽出回路と、上記映像信
    号から上記水平同期信号を抽出する同期分離回路と、上
    記色信号と上記水平同期信号とから上記色同期信号を抽
    出する色同期信号抽出回路と、抽出した上記色同期信号
    の終端のタイミングを検知し、その検知結果に基づき上
    記制御信号を上記映像信号に含まれる直流分のレベルが
    基底レベルにある期間内に出力する第二の制御信号出力
    回路と、を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載の映像信号処理装置。
JP7255097A 1995-10-02 1995-10-02 映像信号処理装置 Pending JPH0998310A (ja)

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