JPH0998291A - 自動サンプリング装置 - Google Patents

自動サンプリング装置

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JPH0998291A
JPH0998291A JP7211532A JP21153295A JPH0998291A JP H0998291 A JPH0998291 A JP H0998291A JP 7211532 A JP7211532 A JP 7211532A JP 21153295 A JP21153295 A JP 21153295A JP H0998291 A JPH0998291 A JP H0998291A
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histogram memory
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JP7211532A
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Atsushi Kazama
篤 風間
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NEC Engineering Ltd
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NEC Engineering Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多大なステップ数を要することなく、フルオ
ートサンプリングによるハイライト及びシャドウの設定
を可能とする。 【解決手段】 CPU1は原稿に対して精度の粗いプリ
スキャンを行い、プリスキャンで得た濃度を増幅器3と
アナログ/ディジタル変換回路4とシェーディング回路
5とにより画素値に変換する。CPU1は画素値をアド
レスとしてセレクタ回路6を通してヒストグラムメモリ
部7に供給し、その画素値に対応したヒストグラムを蓄
積する。CPU1はヒストグラムメモリ部7からヒスト
グラムを検索し、その検索結果を基にハイライト濃度及
びシャドウ濃度を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動サンプリング装
置に関し、特にスキャナ装置で写真原稿を読取る際のハ
イライト・シャドウ補正に用いるサンプリング方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、スキャナ装置で写真原稿を読取
る場合、暗い原稿であってもコントラストのある明るい
原稿に仕上げるために、スキャナ装置からの画像信号に
はハイライト・シャドウ補正という画像処理が施され
る。
【0003】その際、スキャナ装置ではハイライト・シ
ャドウ補正を行う原稿のもつ濃度域を、一番低い濃度値
を示すハイトライトと一番高い濃度値を示すシャドウと
からなるパラメータとして知る必要がある。
【0004】スキャナ装置では原稿を微細な画素に分解
して読取り、10ビットの画素値(0〜1023で示す
画素毎の濃度)の集合として原稿の画像を取込む。スキ
ャナ装置では原稿のもつ濃度として表現した画素値を使
用し、各種の画像処理(演算処理)を行う。それら各種
の画像処理の中で、ハイライト・シャドウ補正は原稿の
もつ濃度域を拡大する画像処理である。
【0005】例えば、図9に示すように、暗い原稿を読
取った場合にはその濃度域が狭くなるが[図9(a)参
照]、この暗い原稿の画素値を使用してハイライト・シ
ャドウ補正を施すと、濃度域が拡大されて明るい原稿に
仕上がることになる[図9(b)参照]。
【0006】上記のハイライト・シャドウ補正において
ハイライト及びシャドウの設定が画品質に与える影響は
大きく、例えば暗部に注目すると、シャドウを低めに設
定すればその領域がつぶれてしまう。また、シャドウを
高めに設定すればその領域が妙に明るくなってしまい、
シャドウをどちらに設定しても不自然な内容になってし
まう。
【0007】上述した如く、ハイライト・シャドウ補正
におけるハイライト及びシャドウはその設定如何で画像
のイメージを大きく変えてしまうため、慎重に決定しな
ければならないパラメータである。
【0008】従来、スキャナ装置においては、マニュア
ル指定またはオートサンプル指定によってハイライト・
シャドウ補正におけるハイライト及びシャドウを設定し
ている。マニュアル指定とはオペレータが原稿を見て、
経験を基にその原稿の濃度値を判断してハイライト及び
シャドウを手動設定する方法である。
【0009】また、オートサンプル指定とはオペレータ
が原稿を見て、その原稿の濃度値の特徴的な部分を判断
して指定した座標位置(特徴的な部分の座標位置)を基
に原稿の濃度を読取り、それらの濃度を夫々ハイライト
及びシャドウとする方法である。
【0010】これらの方法ではいずれもオペレータによ
ってハイライト及びシャドウが決定されている。したが
って、マニュアル指定の場合にはオペレータの経験に頼
る部分が多く、かなり熟練した技術を要する。また、オ
ートサンプル指定の場合にはどの部分をハイライト及び
シャドウのポイントとするかで決定されてしまうので、
オペレータの判断に影響される部分が多い。つまり、ど
ちらの場合にもオペレータにかなり大きな負担がかかっ
てしまう。
【0011】このオペレータの負担を軽減するために、
統計的濃度分布における所定の基準統計値に対応した基
準濃度値に応じて画像データの濃度分布状態の種類を判
別し、これに応じた適切な処理手順を選択し、選択され
た処理手順によって統計的濃度分布を処理することで画
像データの濃度分布状態に応じたハイライト・シャドウ
濃度値を得るという方法が提案されている。
【0012】また、統計的濃度分布の端部における分布
形状に応じて画像データの濃度分布状態の種類を判別
し、これに応じた適切な処理手順を選択し、選択された
処理手順によって統計的濃度分布を処理することで画像
データの濃度分布状態に応じたハイライト・シャドウ濃
度値を得るという方法も提案されている。これらの技術
については、特開平1−253366号公報に詳述され
ている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のハイラ
イト及びシャドウの設定方法では、原画の統計的濃度分
布における濃度値あるいはその分布形状に基づいて原画
を判別・処理しているので、オペレータによる濃度測定
操作を不要とし、オペレータの負担を軽減することがで
きる。
【0014】しかしながら、統計的濃度分布における所
定の基準統計値に対応した基準濃度値や統計的濃度分布
の端部における分布形状に応じて画像データの濃度分布
状態の種類を判別しているので、原画に対して実際のス
キャン動作を行うまでにかなりのステップ数を要してし
まう。
【0015】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、多大なステップ数を要することなく、フルオート
サンプリングによってハイライト及びシャドウの設定が
可能な自動サンプリング装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の自動
サンプリング装置は、スキャナ装置が原稿から読取った
画像に対してハイライト・シャドウ補正を行うための前
記画像のサンプリングを行う自動サンプリング装置であ
って、前記原稿に対してプリスキャンを行う手段と、プ
リスキャンされた画像の各画素の濃度を当該濃度に対応
して予め設定された画素値に変換する手段と、前記画素
値をアドレスとして前記各画素の濃度の検出回数を蓄積
するヒストグラムメモリと、前記ヒストグラムメモリに
蓄積された前記検出回数を基に前記ハイライト・シャド
ウ補正を行うためのハイライト値及びシャドウ値を決定
する決定手段とを備えている。
【0017】本発明による第2の自動サンプリング装置
は、上記の構成において、前記プリスキャンを行う手段
を、前記原稿に対して精度の粗いスキャンを行うよう構
成している。
【0018】本発明による第3の自動サンプリング装置
は、上記の構成において、前記決定手段が、前記ヒスト
グラムメモリの最小アドレスからそのアドレスを増加さ
せながら各々のアドレスに蓄積された検出回数を順次累
算する第1の累算手段と、前記第1の累算手段の累算結
果が前記画像の全画素数に対して占める割合が前記全画
素数に対応して予め設定された割合となった時の前記ヒ
ストグラムメモリのアドレスを前記ハイライト値として
決定する手段と、前記ヒストグラムメモリの最大アドレ
スからそのアドレスを減少させながら各々のアドレスに
蓄積された検出回数を順次累算する第2の累算手段と、
前記第2の累算手段の累算結果が前記画像の全画素数に
対して占める割合が前記全画素数に対応して予め設定さ
れた割合となった時の前記ヒストグラムメモリのアドレ
スを前記シャドウ値として決定する手段とからなってい
る。
【0019】本発明による第4の自動サンプリング装置
は、上記の構成において、前記決定手段が、前記ヒスト
グラムメモリの最小アドレスからそのアドレスを増加さ
せながら各々のアドレスに蓄積された検出回数を順次読
出す第1の読出し手段と、前記第1の読出し手段が読出
した検出回数が0以外の時の前記ヒストグラムメモリの
アドレスに予め設定された第1の所定値を加算したアド
レスを前記ハイライト値として決定する手段と、前記ヒ
ストグラムメモリの最大アドレスからそのアドレスを減
少させながら各々のアドレスに蓄積された検出回数を順
次読出す第2の読出し手段と、前記第2の読出し手段が
読出した検出回数が0以外の時の前記ヒストグラムメモ
リのアドレスに予め設定された第2の所定値を加算した
アドレスを前記シャドウ値として決定する手段とからな
っている。
【0020】本発明による第5の自動サンプリング装置
は、スキャナ装置が原稿から読取った画像に対してハイ
ライト・シャドウ補正を行うための前記画像のサンプリ
ングを行う自動サンプリング装置であって、前記原稿に
対してプリスキャンを行う手段と、プリスキャンされた
画像の各画素の濃度を当該濃度に対応して予め設定され
た画素値に変換する手段と、前記画素値からノイズ成分
を除去する手段と、前記ノイズ成分が除去された画素値
をアドレスとして前記各画素の濃度の検出回数を蓄積す
るヒストグラムメモリと、前記ヒストグラムメモリに蓄
積された前記検出回数を基に前記ハイライト・シャドウ
補正を行うためのハイライト値及びシャドウ値を決定す
る決定手段とを備えている。
【0021】本発明による第6の自動サンプリング装置
は、上記の構成において、前記プリスキャンを行う手段
を、前記原稿に対して精度の粗いスキャンを行うよう構
成している。
【0022】本発明による第7の自動サンプリング装置
は、上記の構成において、前記決定手段が、前記ヒスト
グラムメモリの最小アドレスからそのアドレスを増加さ
せながら各々のアドレスに蓄積された検出回数を順次累
算する第1の累算手段と、前記第1の累算手段の累算結
果が前記画像の全画素数に対して占める割合が前記全画
素数に対応して予め設定された割合となった時の前記ヒ
ストグラムメモリのアドレスを前記ハイライト値として
決定する手段と、前記ヒストグラムメモリの最大アドレ
スからそのアドレスを減少させながら各々のアドレスに
蓄積された検出回数を順次累算する第2の累算手段と、
前記第2の累算手段の累算結果が前記画像の全画素数に
対して占める割合が前記全画素数に対応して予め設定さ
れた割合となった時の前記ヒストグラムメモリのアドレ
スを前記シャドウ値として決定する手段とからなってい
る。
【0023】本発明による第8の自動サンプリング装置
は、上記の構成において、前記決定手段が、前記ヒスト
グラムメモリの最小アドレスからそのアドレスを増加さ
せながら各々のアドレスに蓄積された検出回数を順次読
出す第1の読出し手段と、前記第1の読出し手段が読出
した検出回数が0以外の時の前記ヒストグラムメモリの
アドレスに予め設定された第1の所定値を加算したアド
レスを前記ハイライト値として決定する手段と、前記ヒ
ストグラムメモリの最大アドレスからそのアドレスを減
少させながら各々のアドレスに蓄積された検出回数を順
次読出す第2の読出し手段と、前記第2の読出し手段が
読出した検出回数が0以外の時の前記ヒストグラムメモ
リのアドレスに予め設定された第2の所定値を加算した
アドレスを前記シャドウ値として決定する手段とからな
っている。
【0024】
【発明の実施の形態】まず、本発明の作用について以下
に述べる。
【0025】プリスキャンされた画像の各画素の濃度
を、CPUの制御の下に増幅器とアナログ/ディジタル
変換回路とシェーディング回路とで当該濃度に対応して
予め設定された画素値に変換する。
【0026】この画素値をアドレスとして各画素の濃度
毎の検出回数をヒストグラムメモリに蓄積し、ヒストグ
ラムメモリに蓄積された検出回数を基にハイライト・シ
ャドウ補正を行うためのハイライト濃度及びシャドウ濃
度をCPUで決定する。
【0027】これによって、精度の粗いプリスキャンで
得た画像を基にハイライト濃度及びシャドウ濃度を決定
するので、多大なステップ数を要することなく、フルオ
ートサンプリングによるハイライト及びシャドウの設定
を可能とすることができる。
【0028】次に、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。図1は本発明の一実施例の構成を示すブ
ロック図である。図において、本発明の一実施例による
スキャナ装置はCPU(中央処理装置)1と、光電変換
回路2と、増幅器(AMP)3と、アナログ/ディジタ
ル変換回路(A/D)4と、シェーディング回路5と、
セレクタ回路6と、ヒストグラムメモリ部7と、画像処
理回路8と、二値化回路9とから構成されている。尚、
画信号を光電変換回路2に入力するための光学系は省略
してある。
【0029】照射光が原稿(図示せず)で反射した光で
ある画信号が図示せぬ光学系から光電変換回路2に入力
されると、光電変換回路2はその反射光を電気信号に変
換して増幅器3に出力する。増幅器3は光電変換回路2
からの電気信号を増幅してアナログ/ディジタル変換回
路4に出力し、アナログ/ディジタル変換回路4は増幅
器3で増幅された電気信号を10ビットのディジタル信
号に変換してシェーディング回路5に出力する。
【0030】シェーディング回路5はアナログ/ディジ
タル変換回路4からの10ビットのディジタル信号に対
して白濃度補正を行ってセレクタ回路6に出力する。セ
レクタ回路6は原稿に対してプリスキャンが行われたの
であればシェーディング回路5からの信号をヒストグラ
ムメモリ部7に出力し、原稿に対して本スキャンが行わ
れたのであればシェーディング回路5からの信号を画像
処理回路8に出力する。
【0031】ヒストグラムメモリ部7はセレクタ回路6
を通して入力される信号、すなわち画信号の1画素の濃
度に対応する画素値をアドレスとし、その画素値の入力
回数(検出回数)を順次累算した値が蓄積される。
【0032】画像処理回路8はCPU1からのハイライ
ト濃度(h)及びシャドウ濃度(s)を基にセレクタ回
路6を通して入力される信号に対してハイライト・シャ
ドウ補正を行うとともに、その信号に対して輪郭強調や
その他の画像処理を行う。二値化回路9は画像処理回路
8での画像処理の結果を二値化して出力する。
【0033】図2は本発明の一実施例によって得られた
ヒストグラムに基づいたハイライト及びシャドウの決定
方法を示す図であり、図3は本発明の一実施例の処理動
作を示すフローチャートであり、図4は本発明の一実施
例によるハイライト及びシャドウの決定処理を示すフロ
ーチャートである。これら図1〜図4を用いて本発明の
一実施例によるハイライト及びシャドウの決定方法につ
いて説明する。
【0034】CPU1は外部からフルオートサンプリン
グの指定が入力されると、まずヒストグラムメモリ部7
の初期化を行い(図3ステップS1)、その後に原稿に
対して精度の粗いプリスキャン(ラフスキャン)を行う
(図3ステップS2)。
【0035】プリスキャンで得られた各画素の濃度は増
幅器3とアナログ/ディジタル変換回路4とシェーディ
ング回路5とを通して画素値(0〜1023)に変換さ
れる(図3ステップS3)。ここで、画素値とは各画素
毎の濃度を0〜1023のレベルに振り分けたものであ
り、0は一番低い濃度値を示し、1023は一番高い濃
度値を示している。
【0036】CPU1は上記の各回路を通して変換され
た画素値をセレクタ回路6からヒストグラムメモリ部7
に出力するよう制御することで、その画素値はアドレス
としてヒストグラムメモリ部7に供給され、その画素値
(アドレス)に対応したヒストグラムメモリ部7の内容
が読出される(図3ステップS4)。
【0037】ヒストグラムメモリ部7から読出された内
容には1が加算され(図3ステップS5)、その加算結
果(ヒストグラム)がその画素値に対応したヒストグラ
ムメモリ部7のアドレスに書込まれる(図3ステップS
6)。CPU1はプリスキャンの終了が通知されるま
で、上記の各回路を通して変換された画素値をセレクタ
回路6からヒストグラムメモリ部7に出力するよう制御
するので、上記の処理がプリスキャン終了まで繰り返し
行われる(図3ステップS3〜S7)。
【0038】プリスキャンの終了が通知されると、CP
U1はヒストグラムメモリ部7からヒストグラムを検索
し(図3ステップS8)、その検索結果を基にハイライ
ト濃度(h)及びシャドウ濃度(s)を決定する(図3
ステップS9)。
【0039】すなわち、CPU1はヒストグラムメモリ
部7に最小アドレス(0番地)を供給し(図4ステップ
S11)、ヒストグラムメモリ部7の0番地に記憶され
た加算値を読出す(図4ステップS12)。
【0040】CPU1はプリスキャンした総画素数に対
するヒストグラムメモリ部7の0番地から読出した加算
値の割合(加算値/プリスキャンによる総画素数)が総
画素数に対応して予め設定された割合(α)となったか
否かを判定する(図4ステップS14)。
【0041】CPU1は加算値の総画素数に対する割合
がα以上でなければ、ヒストグラムメモリ部7に供給す
る番地に1を加算し(図4ステップS15)、ヒストグ
ラムメモリ部7の1番地に記憶された加算値を読出す
(図4ステップS12)。
【0042】CPU1はヒストグラムメモリ部7の1番
地から読出した加算値を前回ヒストグラムメモリ部7の
0番地から読出した加算値に累算し(図4ステップS1
3)、プリスキャンした総画素数に対する累算値の割合
(累算値/プリスキャンによる総画素数)がαとなった
か否かを判定する(図4ステップS14)。
【0043】CPU1はヒストグラム7の連続するアド
レス(0番地から順次増加していく番地)から夫々読出
した加算値の累算結果の総画素数に対する割合がαとな
るまで、上記のステップS12〜S15の処理を繰り返
し行う。CPU1はプリスキャンした総画素数に対する
累算値の割合がαになると、その時のアドレス(画素
値)をハイライト濃度(h)とする(図4ステップS1
6)。
【0044】すなわち、CPU1は、各画素の加算値を
夫々h0,h1,h2,……,haとし、総画素数をN
とすると、 [(h0+h1+h2+……+ha)/N]×100≧
α を満足する時のaをハイライト濃度とする。
【0045】次に、CPU1はヒストグラムメモリ部7
に最大アドレス(1023番地)を供給し(図4ステッ
プS17)、ヒストグラムメモリ部7の1023番地に
記憶された加算値を読出す(図4ステップS18)。
【0046】CPU1はプリスキャンした総画素数に対
するヒストグラムメモリ部7の1023番地から読出し
た加算値の割合(加算値/プリスキャンによる総画素
数)が総画素数に対応して予め設定された割合(β)と
なったか否かを判定する(図4ステップS20)。
【0047】CPU1は加算値の総画素数に対する割合
がβ以上でなければ、ヒストグラムメモリ部7に供給す
る番地から1を減算し(図4ステップS21)、ヒスト
グラムメモリ部7の1022番地に記憶された加算値を
読出す(図4ステップS18)。
【0048】CPU1はヒストグラムメモリ部7の10
22番地から読出した加算値を前回ヒストグラムメモリ
部7の1023番地から読出した加算値に累算し(図4
ステップS19)、プリスキャンした総画素数に対する
累算値の割合(累算値/プリスキャンによる総画素数)
がβとなったか否かを判定する(図4ステップS2
0)。
【0049】CPU1はヒストグラム7の連続するアド
レス(1023番地から順次減少していく番地)から夫
々読出した加算値の累算結果の総画素数に対する割合が
βとなるまで、上記のステップS18〜S21の処理を
繰り返し行う。CPU1はプリスキャンした総画素数に
対する累算値の割合がβになると、その時のアドレス
(画素値)をシャドウ濃度(s)とする(図4ステップ
S22)。
【0050】すなわち、CPU1は、各画素の加算値を
夫々h1023,h1022,h1021,……,hbとし、総画素
数をNとすると、 [(h1023+h1022+h1021+……+hb)/N]×1
00≧β を満足する時のbをシャドウ濃度とする。
【0051】CPU1は上記の処理でハイライト濃度
(h)及びシャドウ濃度(s)を決定すると、本スキャ
ン動作の実行を指示する(図3ステップS10)。その
後に、本スキャン動作で原稿から読取った画像に対して
ハイライト濃度及びシャドウ濃度を基に画像処理回路8
でハイライト・シャドウ補正等を行う。
【0052】図5は図1のヒストグラムメモリ部7の詳
細な構成を示す図である。図において、ヒストグラムメ
モリ部7はセレクタ(SEL)71,76と、オアゲー
ト72,73と、ヒストグラムメモリ74と、加算器
(ADD)75と、ゲート77,78とから構成されて
いる。
【0053】ヒストグラムメモリ74のアドレス端子A
には画素値(0〜1023)を接続し、入出力端子I/
Oにはそのアドレス値が1回アクセスされる毎に“1”
が加算されていくようにゲート77,78を接続してい
る。
【0054】このように構成することで、プリスキャン
終了後にはヒストグラムメモリ74のアドレス0〜10
23番地には各画素値に対応するヒストグラムが蓄積さ
れるようになる。すなわち、上述したステップS1,S
3〜S7の処理はこのヒストグラムメモリ部7のハード
ウェア構成で実現されることになる。
【0055】ヒストグラムメモリ74を初期化する場
合、CPU1はセレクタ71でCPU1からのアドレス
信号ADRが、セレクタ76で固定値“0”の信号DE
Fが夫々選択されるように選択信号S1,S2をセレク
タ71,76に出力する。
【0056】このとき、CPU1はゲート77がオープ
ン状態となり、ゲート78がクローズ状態となるように
制御信号G1,G2をゲート77,78に夫々出力す
る。また、CPU1は信号MRDに固定値を出力してヒ
ストグラムメモリ74を読出し禁止状態とする。
【0057】上記のような状態で、CPU1はアドレス
信号ADRに0〜1023を順次与えるとともに、信号
MWRに書込み信号を出力する。これによって、ヒスト
グラムメモリ74にはセレクタ71を介して0〜102
3のアドレス信号MADRが与えられ、入出力端子I/
Oに固定値“0”が入力されるので、CPU1からの書
込み信号がオアゲート73を介して入力されると、アド
レス0〜1023番地に“0”が書込まれてヒストグラ
ムメモリ74が初期化される。
【0058】続いて、ヒストグラムメモリ74に各画素
値のヒストグラムが書込まれる場合、CPU1はセレク
タ71で画素値PIXが、セレクタ76で加算器75の
加算結果INCが夫々選択されるように選択信号S1,
S2をセレクタ71,76に出力する。
【0059】この後に、プリスキャンが行われ、プリス
キャンに同期した外部回路(図示せず)からの信号WR
が入力されると、ヒストグラムメモリ74の読出し書込
みが行われる。ここで、信号WRはプリスキャンにおけ
る1画素処理時間の前半で読出しを、また後半で書込み
を夫々指示するよう設計されている。
【0060】よって、1画素処理時間の前半で信号WR
が読出しを指示すると、プリスキャンで得られた画素値
に対応するヒストグラムメモリ74のアドレスからその
内容が読出されて加算器75に入力され、加算器75で
その内容に“1”が加算されてセレクタ76に出力され
る。セレクタ76では加算器75の加算値を選択してい
るので、その加算値がゲート77を通してヒストグラム
メモリ74に出力される。
【0061】1画素処理時間の後半で信号WRが書込み
を指示すると、プリスキャンで得られた画素値に対応す
るヒストグラムメモリ74のアドレスに加算器75の加
算値が書込まれる。尚、CPU1はゲート77がオープ
ン状態となり、ゲート78がクローズ状態となるように
制御信号G1,G2をゲート77,78に夫々出力して
いる。
【0062】プリスキャンが終了し、ヒストグラムメモ
リ74から各画素値のヒストグラムが読出される場合、
CPU1はセレクタ71でCPU1からのアドレス信号
ADRが選択されるように選択信号S1をセレクタ71
に出力し、ゲート77がクローズ状態となり、ゲート7
8がオープン状態となるように制御信号G1,G2を夫
々ゲート77,78に出力する。また、CPU1は信号
MRDに固定値を出力してヒストグラムメモリ74を読
出し禁止状態とする。
【0063】上記のような状態で、CPU1はアドレス
信号ADRに0〜1023を順次与えるとともに、信号
MRDに読出し信号を出力する。これによって、ヒスト
グラムメモリ74にはセレクタ71を介して0〜102
3のアドレス信号MADRが与えられるので、CPU1
からの読出し信号がオアゲート72を介して入力される
と、ヒストグラムメモリ74のアドレス0〜1023番
地に夫々記憶されたヒストグラムがゲート78から信号
MRDTとしてCPU1に出力される。
【0064】したがって、CPU1はヒストグラムメモ
リ74から読出したヒストグラムを基に、図4に示す処
理を行ってハイライト濃度(h)及びシャドウ濃度
(s)を決定する。
【0065】図6は本発明の他の実施例によって得られ
たヒストグラムに基づいたハイライト及びシャドウの決
定方法を示す図であり、図7は本発明の他の実施例によ
るハイライト及びシャドウの決定処理を示すフローチャ
ートである。
【0066】これら図6及び図7を用いて本発明の一実
施例によるハイライト及びシャドウの決定方法について
説明する。尚、本発明の他の実施例の構成は図1に示す
本発明の一実施例の構成と同様の構成となっており、そ
のヒストグラムメモリ部7の構成も図5に示すヒストグ
ラムメモリ部7の構成と同様である。
【0067】また、ヒストグラムメモリ部7へのヒスト
グラムの格納及び検索も図3に示す処理動作と同様にし
て行われる。
【0068】プリスキャンの終了が通知されると、CP
U1はヒストグラムメモリ部7からヒストグラムを検索
し、その検索結果を基にハイライト濃度(h)及びシャ
ドウ濃度(s)を決定する。
【0069】すなわち、CPU1はヒストグラムメモリ
部7に最小アドレス(0番地)を供給し(図7ステップ
S31)、ヒストグラムメモリ部7の0番地に記憶され
た加算値を読出す(図7ステップS32)。
【0070】CPU1はヒストグラムメモリ部7の0番
地から読出した加算値が0か否かを判定する(図7ステ
ップS33)。CPU1は加算値が0であれば、ヒスト
グラムメモリ部7に供給する番地に1を加算し(図7ス
テップS34)、ヒストグラムメモリ部7の1番地に記
憶された加算値を読出す(図7ステップS32)。
【0071】CPU1はヒストグラムメモリ部7の1番
地から読出した加算値が0か否かを判定する(図7ステ
ップS33)。CPU1はヒストグラムメモリ部7の連
続するアドレス(0番地から順次増加していく番地)か
ら夫々読出した加算値が0以外の値になるまで、上記の
ステップS32〜S34の処理を繰り返し行う。
【0072】CPU1はヒストグラムメモリ部7から読
出した加算値が0以外になると、その時のアドレスに予
め設定された所定値cを加算し(図7ステップS3
5)、加算して得たアドレス(画素値)をハイライト濃
度(h)とする(図7ステップS36)。ここで、所定
値cは実験等によって予め算出された最適値である。
【0073】次に、CPU1はヒストグラムメモリ部7
に最大アドレス(1023番地)を供給し(図7ステッ
プS37)、ヒストグラムメモリ部7の1023番地に
記憶された加算値を読出す(図7ステップS38)。
【0074】CPU1はヒストグラムメモリ部7の10
23番地から読出した加算値が0か否かを判定する(図
7ステップS39)。CPU1は加算値が0であれば、
ヒストグラムメモリ部7に供給する番地に1を減算し
(図7ステップS40)、ヒストグラムメモリ部7の1
022番地に記憶された加算値を読出す(図7ステップ
S37)。
【0075】CPU1はヒストグラムメモリ部7の10
22番地から読出した加算値が0か否かを判定する(図
7ステップS39)。CPU1はヒストグラムメモリ部
7の連続するアドレス(1023番地から順次減少して
いく番地)から夫々読出した加算値が0以外の値になる
まで、上記のステップS38〜S40の処理を繰り返し
行う。
【0076】CPU1はヒストグラムメモリ部7から読
出した加算値が0以外になると、その時のアドレスに予
め設定された所定値dを加算し(図7ステップS4
1)、加算して得たアドレス(画素値)をシャドウ濃度
(s)とする(図7ステップS42)。ここで、所定値
dは実験等によって予め算出された最適値である。
【0077】CPU1は上記の処理でハイライト濃度
(h)及びシャドウ濃度(s)を決定すると、その後に
本スキャン動作で原稿から読取った画像に対してハイラ
イト濃度及びシャドウ濃度を基に画像処理回路8でハイ
ライト・シャドウ補正等を行う。
【0078】図8は本発明の別の実施例の構成を示すブ
ロック図である。図において、本発明の別の実施例によ
るスキャナ装置は図1のヒストグラムメモリ部7の前段
にディジタルフィルタ回路(ローパスフィルタ)10を
配設した以外は本発明の一実施例と同様の構成であり、
同一構成要素には同一符号を付してある。また、それら
同一構成要素の動作も本発明の一実施例の動作と同様で
ある。
【0079】原稿に照射する照射光として、例えばHe
−Neレーザ光(短波長)を使用した場合、このHe−
Neレーザ光によって原稿表面の僅かなザラツキ(例え
ば、電送写真の走査線等)も拾ってしまう。
【0080】そのため、ヒストグラムメモリ部7にセレ
クタ回路6を通して入力される信号にも上記のザラツキ
が含まれてしまうので、ヒストグラムメモリ部7の前段
にディジタルフィルタ回路10を配設し、ディジタルフ
ィルタ回路10でヒストグラムメモリ部7に入力される
信号からザラツキを極力落とすように、つまりザラツキ
等のノイズを除去しているのである。
【0081】ディジタルフィルタ回路10でザラツキ等
のノイズを除去することによって、ヒストグラムメモリ
部7にはザラツキ等のノイズの影響を受けない画素値の
検出回数(加算値)が蓄積されることとなる。したがっ
て、ザラツキ等のノイズの影響を受けないハイライト・
シャドウ補正が可能となる。
【0082】このように、プリスキャンされた画像の各
画素の濃度を、CPU1の制御の下に増幅器3とアナロ
グ/ディジタル変換回路4とシェーディング回路5とで
当該濃度に対応して予め設定された画素値に変換し、こ
の画素値をアドレスとして各画素の濃度毎の検出回数
(加算値)をヒストグラムメモリ部7に蓄積し、ヒスト
グラムメモリ部7に蓄積された検出回数を基にハイライ
ト・シャドウ補正を行うためのハイライト濃度及びシャ
ドウ濃度をCPU1で決定することによって、精度の粗
いプリスキャンで得た画像を基にハイライト濃度及びシ
ャドウ濃度を決定するので、多大なステップ数を要する
ことなく、フルオートサンプリングによるハイライト及
びシャドウの設定を可能とすることができる。
【0083】また、増幅器3とアナログ/ディジタル変
換回路4とシェーディング回路5とで変換された画素値
からディジタルフィルタ回路10でザラツキ等のノイズ
を除去することによって、ザラツキ等のノイズの影響を
受けないハイライト・シャドウ補正が可能となる。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、プ
リスキャンされた画像の各画素の濃度を当該濃度に対応
して予め設定された画素値に変換し、その画素値をアド
レスとして各画素の濃度の検出回数をヒストグラムメモ
リに蓄積するとともに、ヒストグラムメモリに蓄積され
た検出回数を基にハイライト・シャドウ補正を行うため
のハイライト値及びシャドウ値を決定することによっ
て、多大なステップ数を要することなく、フルオートサ
ンプリングによるハイライト及びシャドウの設定を可能
とすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の一実施例によって得られたヒストグラ
ムに基づいたハイライト及びシャドウの決定方法を示す
図である。
【図3】本発明の一実施例の処理動作を示すフローチャ
ートである。
【図4】本発明の一実施例によるハイライト及びシャド
ウの決定処理を示すフローチャートである。
【図5】図1のヒストグラムメモリ部の詳細な構成を示
す図である。
【図6】本発明の他の実施例によって得られたヒストグ
ラムに基づいたハイライト及びシャドウの決定方法を示
す図である。
【図7】本発明の他の実施例の処理動作を示すフローチ
ャートである。
【図8】本発明の別の実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図9】(a)は全体にくらい原稿の画信号を示す図、
(b)は(a)に対してハイライト・シャドウ補正を施
した画信号を示す図である。
【符号の説明】
1 CPU 3 増幅回路 4 アナログ/ディジタル変換回路 5 シェーディング回路 6 セレクタ回路 7 ヒストグラムメモリ部 8 画像処理回路 9 二値化回路 10 ディジタルフィルタ回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スキャナ装置が原稿から読取った画像に
    対してハイライト・シャドウ補正を行うための前記画像
    のサンプリングを行う自動サンプリング装置であって、
    前記原稿に対してプリスキャンを行う手段と、プリスキ
    ャンされた画像の各画素の濃度を当該濃度に対応して予
    め設定された画素値に変換する手段と、前記画素値をア
    ドレスとして前記各画素の濃度の検出回数を蓄積するヒ
    ストグラムメモリと、前記ヒストグラムメモリに蓄積さ
    れた前記検出回数を基に前記ハイライト・シャドウ補正
    を行うためのハイライト値及びシャドウ値を決定する決
    定手段とを有することを特徴とする自動サンプリング装
    置。
  2. 【請求項2】 前記プリスキャンを行う手段は、前記原
    稿に対して精度の粗いスキャンを行うよう構成したこと
    を特徴とする請求項1記載の自動サンプリング装置。
  3. 【請求項3】 前記決定手段は、前記ヒストグラムメモ
    リの最小アドレスからそのアドレスを増加させながら各
    々のアドレスに蓄積された検出回数を順次累算する第1
    の累算手段と、前記第1の累算手段の累算結果が前記画
    像の全画素数に対して占める割合が前記全画素数に対応
    して予め設定された割合となった時の前記ヒストグラム
    メモリのアドレスを前記ハイライト値として決定する手
    段と、前記ヒストグラムメモリの最大アドレスからその
    アドレスを減少させながら各々のアドレスに蓄積された
    検出回数を順次累算する第2の累算手段と、前記第2の
    累算手段の累算結果が前記画像の全画素数に対して占め
    る割合が前記全画素数に対応して予め設定された割合と
    なった時の前記ヒストグラムメモリのアドレスを前記シ
    ャドウ値として決定する手段とからなることを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載の自動サンプリング装
    置。
  4. 【請求項4】 前記決定手段は、前記ヒストグラムメモ
    リの最小アドレスからそのアドレスを増加させながら各
    々のアドレスに蓄積された検出回数を順次読出す第1の
    読出し手段と、前記第1の読出し手段が読出した検出回
    数が0以外の時の前記ヒストグラムメモリのアドレスに
    予め設定された第1の所定値を加算したアドレスを前記
    ハイライト値として決定する手段と、前記ヒストグラム
    メモリの最大アドレスからそのアドレスを減少させなが
    ら各々のアドレスに蓄積された検出回数を順次読出す第
    2の読出し手段と、前記第2の読出し手段が読出した検
    出回数が0以外の時の前記ヒストグラムメモリのアドレ
    スに予め設定された第2の所定値を加算したアドレスを
    前記シャドウ値として決定する手段とからなることを特
    徴とする請求項1または請求項2記載の自動サンプリン
    グ装置。
  5. 【請求項5】 スキャナ装置が原稿から読取った画像に
    対してハイライト・シャドウ補正を行うための前記画像
    のサンプリングを行う自動サンプリング装置であって、
    前記原稿に対してプリスキャンを行う手段と、プリスキ
    ャンされた画像の各画素の濃度を当該濃度に対応して予
    め設定された画素値に変換する手段と、前記画素値から
    ノイズ成分を除去する手段と、前記ノイズ成分が除去さ
    れた画素値をアドレスとして前記各画素の濃度の検出回
    数を蓄積するヒストグラムメモリと、前記ヒストグラム
    メモリに蓄積された前記検出回数を基に前記ハイライト
    ・シャドウ補正を行うためのハイライト値及びシャドウ
    値を決定する決定手段とを有することを特徴とする自動
    サンプリング装置。
  6. 【請求項6】 前記プリスキャンを行う手段は、前記原
    稿に対して精度の粗いスキャンを行うよう構成したこと
    を特徴とする請求項5記載の自動サンプリング装置。
  7. 【請求項7】 前記決定手段は、前記ヒストグラムメモ
    リの最小アドレスからそのアドレスを増加させながら各
    々のアドレスに蓄積された検出回数を順次累算する第1
    の累算手段と、前記第1の累算手段の累算結果が前記画
    像の全画素数に対して占める割合が前記全画素数に対応
    して予め設定された割合となった時の前記ヒストグラム
    メモリのアドレスを前記ハイライト値として決定する手
    段と、前記ヒストグラムメモリの最大アドレスからその
    アドレスを減少させながら各々のアドレスに蓄積された
    検出回数を順次累算する第2の累算手段と、前記第2の
    累算手段の累算結果が前記画像の全画素数に対して占め
    る割合が前記全画素数に対応して予め設定された割合と
    なった時の前記ヒストグラムメモリのアドレスを前記シ
    ャドウ値として決定する手段とからなることを特徴とす
    る請求項5または請求項6記載の自動サンプリング装
    置。
  8. 【請求項8】 前記決定手段は、前記ヒストグラムメモ
    リの最小アドレスからそのアドレスを増加させながら各
    々のアドレスに蓄積された検出回数を順次読出す第1の
    読出し手段と、前記第1の読出し手段が読出した検出回
    数が0以外の時の前記ヒストグラムメモリのアドレスに
    予め設定された第1の所定値を加算したアドレスを前記
    ハイライト値として決定する手段と、前記ヒストグラム
    メモリの最大アドレスからそのアドレスを減少させなが
    ら各々のアドレスに蓄積された検出回数を順次読出す第
    2の読出し手段と、前記第2の読出し手段が読出した検
    出回数が0以外の時の前記ヒストグラムメモリのアドレ
    スに予め設定された第2の所定値を加算したアドレスを
    前記シャドウ値として決定する手段とからなることを特
    徴とする請求項5または請求項6記載の自動サンプリン
    グ装置。
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JP7-190007 1995-07-26
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1112054C (zh) * 1996-03-09 2003-06-18 德国汤姆逊-布朗特公司 分离复合视频波段信号亮度和色度信号的方法和电路装置
JP2007111316A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Toshiba Corp 3次元超音波診断装置及びそのレベル調整方法
JP2008048264A (ja) * 2006-08-18 2008-02-28 Brother Ind Ltd 画像処理プログラムおよび画像処理装置
JP2009118297A (ja) * 2007-11-08 2009-05-28 Dainippon Printing Co Ltd 標本値の量子化方法および量子化装置

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