JPH0998102A - ラジオ受信機 - Google Patents

ラジオ受信機

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JPH0998102A
JPH0998102A JP7253900A JP25390095A JPH0998102A JP H0998102 A JPH0998102 A JP H0998102A JP 7253900 A JP7253900 A JP 7253900A JP 25390095 A JP25390095 A JP 25390095A JP H0998102 A JPH0998102 A JP H0998102A
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circuit
frequency
control data
tuning
data
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JP7253900A
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Keiji Kobayashi
啓二 小林
Yasunari Noguchi
康成 野口
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03JTUNING RESONANT CIRCUITS; SELECTING RESONANT CIRCUITS
    • H03J3/00Continuous tuning
    • H03J3/28Continuous tuning of more than one resonant circuit simultaneously, the tuning frequencies of the circuits having a substantially constant difference throughout the tuning range
    • H03J3/32Arrangements for ensuring tracking with variable capacitors
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/16Circuits
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03JTUNING RESONANT CIRCUITS; SELECTING RESONANT CIRCUITS
    • H03J1/00Details of adjusting, driving, indicating, or mechanical control arrangements for resonant circuits in general
    • H03J1/0008Details of adjusting, driving, indicating, or mechanical control arrangements for resonant circuits in general using a central processing unit, e.g. a microprocessor
    • H03J1/0033Details of adjusting, driving, indicating, or mechanical control arrangements for resonant circuits in general using a central processing unit, e.g. a microprocessor for voltage synthesis with a D/A converter

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Abstract

(57)【要約】 【課題】可変容量素子のバラツキに起因するトラッキン
グエラーを防止すると共に、RF同調回路の制御時間を
短縮する。 【解決手段】バラクタダイオード1aの制御データを記
憶する記憶回路17と、局部発振回路4の局部発振周波
数を設定する分周データを発生する分周データ発生回路
12と、前記分周データより受信周波数を算出し、前記
受信周波数が所定周波数範囲にあるか否か判別する判別
部15と、前記受信周波数を示すデータと記憶回路17
内の制御データに応じて演算する演算部14とを備え、
演算部14の出力信号をアナログ変換し可変容量素子ド
1aの容量を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可変容量素子のバ
ラツキに起因するRF同調周波数のずれを補正するラジ
オ受信機の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタルデータを発生する制御回
路を備え、デジタルデータを変更することによって最良
の受信状態を得るラジオ受信機が知られている。図2
は、そのようなラジオ受信機のうち、制御回路の出力デ
ータに応じて、局部発振信号の周波数が制御されるとと
もに、RF同調回路の同調周波数が制御されるAMラジ
オ受信機の従来例である。
【0003】図2において、受信RF信号は、RF同調
回路(1)で周波数選択された後、RF増幅回路(2)
で増幅される。RF増幅回路(2)の出力信号は、混合
回路(3)において局部発振回路(4)から発生する局
部発振信号によって450KHzのIF信号に変換さ
れ、更に前記IF信号は、IF増幅回路(5)で増幅さ
れた後、検波回路(6)でAM検波される。
【0004】また、図2のAMラジオ受信機が希望放送
局を受信しようとするとき、制御回路(7)からPLL
制御回路(8)に含まれるプログラマブルディバイダに
その分周比を設定する分周データが印加される。局部発
振回路(4)とPLL制御回路(8)はPLLを形成す
るので、局部発振信号周波数は前記分周データに応じた
周波数にロックする。また、前記局部発振信号は混合回
路(3)にも印加され、希望放送局のRF信号はIF信
号に変換される。
【0005】また、制御回路(7)は出力データを微調
回路(9)を介して可変容量素子(1a)に発生し、そ
の同調周波数を粗調する。例えば、AM受信バンド全体
を13バンドに分け、制御回路(7)は前記分周データ
に基づき希望放送局の周波数がどのバンド内にあるか判
定し、RF同調回路(1)を該当するバンドに応じた周
波数に粗調する。
【0006】そして、微調回路(9)は前記出力データ
に応じて微調を開始し、RF同調回路(1)の同調周波
数を微小間隔ずつ、例えばバンド内を64段階に微調す
る。それぞれの同調周波数に設定されたときの受信電界
強度が電界強度検出回路(10)で検出され、可変容量
素子(1a)の制御データとそれに応じた電界強度を示
すデータとが記憶回路(11)に一時記憶される。制御
回路(7)は、記憶回路(11)に記憶された電界強度
を示すデータのうち最大レベルの電界強度を検出して、
RF同調回路(1)の同調周波数をその電界強度が得ら
れる周波数に設定する。その為、RF同調回路(1)の
同調周波数を設定する可変容量素子のバラツキによるト
ラッキングエラーの問題を防止することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2の
ラジオ受信機では、AM受信バンドを複数のバンドに分
け、RF同調回路(1)の同調周波数をそのバンドに粗
調するが、AM受信バンドを大きく分けた場合、微調す
る範囲が大きくなるので、微調用の可変容量素子(1
a)へのデータが多くなり、微調時間が長くなるという
問題があった。即ち、同調動作を開始してから、同調が
終了するまでの時間は聴取者にとって大きな問題であ
り、ラジオ受信機セットの大きなファクタとなる。例え
ば、AM受信バンドを13バンドに分け、6ビットのデ
ータで微調すると、微調する時間は約300msec要
していた。
【0008】逆に、微調の時間を短縮しようとAM受信
バンドを細かく分けた場合、分かれたバンドの境目周辺
に希望受信局があると、可変容量素子(1a)の値のバ
ラツキにより前記同調周波数がそのバンド外になり、受
信感度が悪化するという問題が発生していた。特に、A
M受信バンドを細かく分けると、バンドの境目が多くな
るので、前記問題が多発する。また、前記問題を解決す
るためには、前記同調周波数のバラツキを抑えればよい
が、新たにバラクタダイオードの選別が必要となるとい
う問題が発生していた。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上述に点に鑑み
成されたものであり、同調周波数を設定するため可変の
同調素子を含むRF同調回路と、RF同調回路の出力信
号を局部発振信号によりIF信号に変換する混合回路
と、前記局部発振信号を発生する局部発振回路と、局部
発振周波数を制御する周波数制御回路とを備えるラジオ
受信機において、所定周波数における前記同調素子の制
御データを記憶する記憶回路と、前記制御データと希望
受信局を示すデータとに応じて演算する演算回路とを備
え、前記演算回路の出力信号を前記同調素子に印加する
ことにより同調を行うことを特徴とする。
【0010】また、前記演算回路は、前記希望放送局を
示すデータが前記記憶回路中の第1の制御データと前記
第1の制御データより大きい第2の制御データとの間に
あることを判別する判別部と、前記第1の制御データと
前記第2の制御データとの範囲にあった場合、前記第1
の制御データと、前記第2の制御データと、前記希望受
信局を示すデータとに応じて演算する演算部とから成る
ことを特徴とする。
【0011】さらに、前記制御データは、調整作業時、
所定周波数の信号を前記ラジオ受信機に印加し、制御デ
ータを微調しながらそれぞれの制御データにおける受信
電界強度を検出し、その中から最大の受信電界強度を得
る制御データを選択し、前記記憶回路に記憶されるもの
であることを特徴とする。またさらに、前記制御データ
の間隔は、前記同調素子のバラツキが大のとき狭く、前
記同調素子のバラツキが小のとき、広くすることを特徴
とする。
【0012】さらにまた、前記周波数の間隔は、前記同
調素子のバラツキが大のとき狭く、前記同調素子のバラ
ツキが小のとき広くすることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例を示す図
であり、(12)はPLL制御回路(8)の分周比デー
タを発生する分周データ発生回路、(13)は制御信号
を演算により得る演算部(14)と、希望放送局を示す
データが所定範囲内にあるか否か判別する判別部(1
5)と、制御データを読み出し発生する読み出し部(1
6)とから成る演算回路、(17)は所定周波数におけ
る制御データを記憶する記憶回路、(18)は制御信号
をアナログ変換するD/A変換回路である。尚、図2の
従来例と同一の回路については図2の従来例と同一の符
号を付し、説明を省略する。
【0014】図1において、第1の放送局が受信されて
いるとする。その状態においては、PLL制御回路
(8)とPLLを形成する局部発振信号は、分周データ
に応じた周波数にロックし、この局部発振信号が混合回
路(3)に印加される。また、D/A変換回路(18)
の出力信号に応じて可変容量素子(1a)は制御され、
RF同調回路(1)の同調周波数は第1の放送局の周波
数に略等しくなっている。この状態において、受信RF
信号はRF同調回路(1)において可変容量素子(1
4)の容量で設定される同調周波数で同調され、周波数
選択される。RF同調回路(1)の出力信号はRF増幅
回路(2)で増幅された後、混合回路(3)で局部発振
回路(4)の局部発振信号と混合され、IF信号に変換
される。そして、前記IF信号はIF増幅回路(5)で
増幅され、検波回路(6)でAM検波される。
【0015】次に、受信局を第1の放送局から第2放送
局に変更した場合の動作について、図3のフローチャー
トを用いて説明する。分周データ発生回路(12)の端
子aに印加される局変更信号に応じて、分周データ発生
回路(12)が分周データを発生し、局部発振回路
(4)とPLL制御回路(8)とから成るPLL回路が
前記分周データに応じたPLL動作を行い、局部発振回
路(4)から局部発振信号が発生する。局部発振周波数
の変更により、受信周波数は第2の放送局のチャンネル
周波数となる(S1)。また、前記分周データは、制御
信号発生回路(14)にも印加される。前記分周データ
は局部発振周波数に対応しているので、判別部(15)
は前記分周データに応じて第2放送局の周波数f0を算
出する(S2)。そして、判別部(15)において、前
記周波数f0が周波数f1とf1より高い周波数f2と
の範囲内にあるか否か判別される(S3)。
【0016】受信周波数f0がf1≦f0<f2の範囲
にあるとき、判別部(15)の判別結果に基づき、読み
出し部(16)は記憶回路(17)から周波数f1及び
f2にそれぞれ対応した制御データVt1及びVt2を
読み出す(S4)。また、受信周波数f0が周波数f1
とf2の範囲にないとき、さらに、判別部(15)にお
いて受信周波数f0が周波数f2とそれより高い周波数
f3との範囲にあるか否か判別される(S5)。
【0017】受信周波数f0がf2≦f0<f3の範囲
にあるとき、判別部(15)の判別結果に基づき、読み
出し部(16)は記憶回路(17)から周波数f2及び
f3にそれぞれ対応した制御データVt2及びVt3を
読み出す(S6)。また、受信周波数f0が周波数f2
とf3との範囲にないとき、判別部(15)はさらに次
の周波数範囲となるfn−2とそれより高いfn−1と
間にあるか否かを判別する(S7)。
【0018】受信周波数f0がfn−2≦f0<fn−
1の範囲にあるとき、判別部(15)の判別結果に基づ
き、読み出し部(16)は記憶回路(17)から周波数
fn−2及びfn−1にそれぞれ対応した制御データV
tn−2及びVtn−1を読み出す(S8)。そして、
受信周波数f0が周波数fn−2とfn−1との範囲に
ないとき、読み出し部(16)は記憶回路(17)から
周波数fn−1及びfnにそれぞれ対応した制御データ
Vtn−1及びVtnを読み出す(S9)。
【0019】ところで、即ち、受信周波数f0と制御信
号Vtとの関係は、図4(イ)の如くなり、記憶回路
(16)に記憶される制御データVtは図4(イ)の丸
印の如く全体の受信バンドに対して飛び飛びの値とな
り、周波数間隔は不定の間隔になっている。その後、演
算部(14)は、分周データにより示される第2放送局
の周波数f0と、周波数f0の存在する周波数範囲の上
限及び下限周波数と、前記上限及び下限周波数に対応し
た制御データVtとに応じて可変容量素子(1a)を演
算する。例えば、受信周波数f0がf1≦f0<f2の
範囲にあるとき、演算部(14)は周波数f1、f2
と、制御データVt1、Vt2とを用いて、受信周波数
f0の同調周波数を得るための制御信号Vxは、
【0020】
【数1】
【0021】の如く求めることができる(S10)。演
算部(14)から発生する制御信号VxはD/A変換回
路(18)でアナログ変換され、D/A変換回路(1
8)から発生する制御電圧に応じて可変容量素子(1
a)の容量が変更される。その為、RF同調回路(1)
の同調周波数が受信周波数f0に略等しく設定される
(S11)。そして、RF同調回路(1)の同調周波数
が受信周波数に略等しくなり、ラジオ受信機は第2の放
送局の受信状態になる。
【0022】ところで、記憶回路(17)には、図4
(イ)の如く飛び飛びの周波数における可変容量素子
(1a)の制御データが記憶されている。前記間隔と
は、周波数が低いところでは間隔が広くなっており、周
波数が高いところでは間隔が狭くなっている。一般に、
RF同調回路(1)の可変容量素子として、バラクタダ
イオードが用いられている。バラクタダイオードの容量
値は、容量値を制御する制御電圧に対して図4(ハ)の
如く変化するが、バラクタダイオードのバラツキを含め
れば図4(ハ)の点線の如くバラツキを生じる。図4
(ハ)より、前記バラクタダイオードの容量値のバラツ
キは、制御電圧が低いとき小さくなり、制御電圧が高い
とき大きくなる。そして、前記バラツキは、RF同調回
路(1)の同調周波数にバラツキを与え、制御電圧が低
いとき同調周波数のバラツキは小さく、制御電圧が高い
と同調周波数のバラツキは大きくなる。その為、制御信
号Vx0を得ようとする場合、可変容量素子(1a)の
容量値のバラツキが大きいとき、図4(ロ)の如き周波
数範囲を狭くすれば、容量の実際の値と近似値との差を
小さくすることができるので、バラクタダイオードのバ
ラツキによるRF同調回路(1)のバラツキを抑えるこ
とができる。その為、周波数の間隔は、周波数の低い範
囲では広く、周波数の高い範囲では狭くなっている。
【0023】尚、演算により得られる制御信号Vt0と
バラクタダイオードの容量との関係は図4(ロ)の一点
鎖線の如く直線となり、図4(ロ)の点線の如き実際の
関係と異なる。そこで、制御信号Vx0でバラクタダイ
オードを制御したときと、バラクタダイオードの実際の
容量のときとの、ラジオ受信機の受信感度の差が、受信
感度悪化がラジオ受信機セットの品質の低下に影響を及
ばさない3dB以内になるように所定周波数を設定す
る。実際の関係はバラクタダイオードを実際に測定した
り、または、経験則から知ることができるので、前記所
定周波数の設定が容易になる。そのようにして、記憶回
路(17)に記憶させる制御データ数は、6〜8個にな
る。また、基本的に可変容量素子の制御信号に誤りは生
じることはないが、もし記憶回路(17)のデータ等に
誤りが発生し、希望の可変容量素子の制御信号が得られ
ない場合、従来例の如き微調回路を設け、前記制御信号
の印加後に、微調を行えば、RF同調回路の同調周波数
を受信周波数に略等しくすることができる。
【0024】また、記憶回路(17)への制御データの
記憶は、ラジオ受信機セットの製造工程の調整過程時に
行われる。調整時、図5の如く、一点鎖線で示されるラ
ジオ受信機セットに、調整回路(19)が接続される。
尚、一般にラジオ受信機は、受信電界強度を検出する電
界強度検出回路(10)を有し、調整回路(19)が接
続された場合電界強度検出回路(10)の出力信号は調
整回路(19)に印加される。
【0025】次に、セット調整時の記憶回路(17)へ
の制御データの記憶動作について図6のフローチャート
を参照しながら説明する。調整回路(19)が接続され
た後、ラジオ受信機に周波数f0の信号が印加されると
とに、調整回路(19)からPLL制御回路(8)に第
1分周データが印加され、ラジオ受信機は周波数f0の
受信信号を受信する状態になる(S1)。その後、調整
回路(19)はD/A変換回路(18)に最初の制御デ
ータVt’(1)を発生し、制御データVt’(1)を
アナログ変換したD/A変換回路(18)の出力信号に
応じて、RF同調回路(1)の同調周波数が設定される
(S2)。この状態において、IF増幅回路(5)の出
力信号に応じて電界強度検出回路(10)で受信電界強
度が検出され、電界強度検出回路(10)の出力信号は
調整回路(19)に印加され、調整回路(19)に内蔵
されるRAMに、前記電界強度を示すデータと制御デー
タVt’(1)とが一時記憶される(S3)。そして、
調整回路(19)で、制御データが最後の制御データV
t(m)であるか否かが判別される(S4)。制御デー
タが最後の制御データVt(m)でない場合、制御デー
タはビットが1つ増加した次の制御データに変更され、
調整回路(19)からD/A変換回路(18)に印加さ
れ、D/A変換回路(18)の出力信号に応じてRF同
調回路(1)の同調周波数が変更される(S5)。そし
て、変更された受信状態で受信電界強度が検出され、電
界強度を示すデータとそれに対応する制御データとが前
記RAMに一時記憶される。その後、制御データが最後
の制御データVt(m)になるまで、制御信号のビット
が1つずつ増加し、即ち、RF同調回路(1)の同調周
波数が微調される毎に受信電界強度データと制御データ
とがRAMに一時記憶される。制御データが最後の制御
データVt(m)になると、調整回路(19)はRAM
に記憶されている受信電界強度のうち最大受信電界強度
を検出する(S6)。調整回路(19)は、前記最大受
信電界強度に対応する制御データをRAMから読み出
し、前記制御データと受信周波数f1を示すデータとを
記憶回路(17)に記憶させる(S7)。尚、記憶回路
(17)は不揮発性メモリーで構成される。さらに、調
整回路(19)は、受信周波数が最後の受信周波数fn
であるか否かを判別する(S8)。受信周波数が最後の
受信周波数fnでない場合、受信周波数を次の周波数に
変更する。よって、ラジオ受信機に次の周波数の信号を
印加し、ラジオ受信機を次の受信周波数の受信状態に設
定する(S9)。調整回路(19)は制御データを変更
しながら受信電界強度を検出し、その中の最大の受信電
界強度を選択し、記憶回路(17)に最大受信強度に対
応する制御データと受信信号周波数を示すデータとを記
憶させる(S2〜S7)。受信周波数が最後の受信周波
数fnである場合、制御データの記憶動作が完了したの
で、調整回路(19)はラジオ受信機セットから取り外
され、調整作業が終了する。尚、ラジオ受信機に印加す
る受信周波数は、図4(イ)の如く飛び飛びの値にな
る。
【0026】これまで、AMラジオ受信機について記載
してきたが、他にもFMラジオ受信機等のトラッキング
エラーが発生し得る受信機にも本願に係わる技術を用い
ることができる。
【0027】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、希望
放送局の周波数と、その周波数が存在する周波数範囲の
下限値及び上限値と、前記下限値及び上限値に対応し、
記憶回路に記憶された可変容量素子の制御データとか
ら、希望放送局に応じた可変同調素子の制御信号を演算
するので、素早く可変容量素子を制御することができ
る。可変容量素子の制御信号を得るまで、希望放送局の
判別、制御データの読み出し及び制御信号の演算の過程
だけなので、5msecしか要さない。また、制御デー
タは個々の可変容量素子に応じており、その制御データ
を用いて制御信号を演算しているので、可変容量素子を
選別する必要がない。演算により可変容量素子の制御信
号を得て、全体の受信バンド内でRF同調回路の同調周
波数を制御するので、ラジオ受信機の感度は悪化しな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】従来例を示すブロック図である。
【図3】本発明の動作を説明するためのフローチャート
である。
【図4】本発明を説明するための特性図である。
【図5】本発明を説明するためのブロック図である。
【図6】本発明を説明するためのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
12 分周データ発生回路 13 演算回路 14 演算部 15 判別部 16 読み出し部 17 記憶回路 18 D/A変換回路 19 調整回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同調周波数を設定するため可変の同調素子
    を含むRF同調回路と、RF同調回路の出力信号を局部
    発振信号によりIF信号に変換する混合回路と、前記局
    部発振信号を発生する局部発振回路と、局部発振周波数
    を制御する周波数制御回路とを備えるラジオ受信機にお
    いて、 所定周波数における前記同調素子の制御データを記憶す
    る記憶回路と、 前記制御データと希望受信局を示すデータとに応じて演
    算する演算回路とを備え、前記演算回路の出力信号を前
    記同調素子に印加することにより同調を行うことを特徴
    とするラジオ受信機。
  2. 【請求項2】前記演算回路は、 前記希望放送局を示すデータが前記記憶回路中の第1の
    制御データと前記第1の制御データより大きい第2の制
    御データとの間にあることを判別する判別部と、 前記第1の制御データと前記第2の制御データとの範囲
    にあった場合、前記第1の制御データと、前記第2の制
    御データと、前記希望受信局を示すデータとに応じて演
    算する演算部とから成ることを特徴とする請求項1記載
    のラジオ受信機。
  3. 【請求項3】前記制御データは、 調整作業時、所定周波数の信号を前記ラジオ受信機に印
    加し、制御データを微調しながらそれぞれの制御データ
    における受信電界強度を検出し、その中から最大の受信
    電界強度を得る制御データを選択し、前記記憶回路に記
    憶されるものであることを特徴とする請求項1記載のラ
    ジオ受信機。
  4. 【請求項4】前記制御データの間隔は、前記同調素子の
    バラツキが大のとき狭く、前記同調素子のバラツキが小
    のとき、広くすることを特徴とする請求項3記載のラジ
    オ受信機。
  5. 【請求項5】前記周波数の間隔は、前記同調素子のバラ
    ツキが大のとき狭く、前記同調素子のバラツキが小のと
    き広くすることを特徴とする請求項1記載のラジオ受信
    機。
JP7253900A 1995-09-29 1995-09-29 ラジオ受信機 Pending JPH0998102A (ja)

Priority Applications (5)

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