JPH0998081A - フェール・セーフ多数決論理回路および該回路を用いたパラレル出力型電子連動装置 - Google Patents

フェール・セーフ多数決論理回路および該回路を用いたパラレル出力型電子連動装置

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JPH0998081A
JPH0998081A JP18965296A JP18965296A JPH0998081A JP H0998081 A JPH0998081 A JP H0998081A JP 18965296 A JP18965296 A JP 18965296A JP 18965296 A JP18965296 A JP 18965296A JP H0998081 A JPH0998081 A JP H0998081A
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Atsushi Kawabata
敦 川端
Fusashi Tashiro
維史 田代
Michio Fujiwara
道雄 藤原
Hitoshi Yanagi
斉 柳
Shigeru Kuwana
茂 桑名
Tsunenobu Kikuchi
常信 菊地
Satoshi Fukui
福井  聡
Hiroshi Saito
浩 斉藤
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】単一故障を早期に発見し、単一故障の発生時
も、危険側の錯誤出力を出力することのないフェール・
セーフ多数決論理回路を提供すること。 【解決手段】少なくとも3個の論理入力の多数決を求め
るフエール・セーフ多数決論理回路を、3入力のうちの
2入力ずつを3個のOR回路311〜313で合成し、
このOR回路の出力を3入力AND回路321によって
合成する回路によって構成する。さらに該回路に制御モ
ードと故障検出モードを設定し、故障検出モード時に、
故障検出用のパターンを入力し、出力を観測することに
より、該回路を構成している部品の故障を検出する。故
障を検出した場合は、該回路の出力が危険側に出力しな
いように、入力を強制的に変更する。電子連動装置にこ
のフェール・セーフ多数決論理回路を適用することによ
り、電子連動装置の安全性を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、安全な制御を行う
ために、全く同一のハードウェアを複数準備し、全く同
じ演算を実行し、それぞれの出力を入力し、照合を取
り、出力が一致しなかった場合には、多数決を行い、最
終的な制御出力を決定する多数決論理回路に係り、特に
誤出力の発生を防止するために、回路の構成部品の中で
1個だけが故障した場合、つまり単一故障の場合には、
危険側に出力される可能性が全く無い、フエール・セー
フ多数決論理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、信号機や転てつ器を直接駆動す
る、または、それらの機器を駆動するリレーを制御する
電子連動装置は、連動の論理計算を行い、転てつ器ある
いは信号機などを制御するための信号線をパラレルに出
力する3組の処理装置と、それらの出力の照合を各ライ
ン毎に行うフェール・セーフ多数決回路とから構成され
ている。
【0003】従来のフェール・セーフ多数決論理回路
は、通常、図5に示すように、3個の並列入力のうち2
つの示した値を正しいとして出力する回路が採用されて
いる。
【0004】図5において、101〜103は3個の並
列入力であって、111〜113はそれぞれAND回
路、121はOR回路、131は出力である。
【0005】この場合、例えば、入力101,102が
「1」で、入力103が「0」であれば、AND回路1
11,113の出力は「0」、AND回路112の出力
は「1」となり、出力131は「1」となる。しかし、
入力101のみ「1」で、入力102,103が「0」
であれば、AND回路111〜113のいずれの出力も
「0」となり、出力131は「0」となる。このため、
入力101〜103に同一の論理演算を別々の回路で行
わせた結果を入力として加えたとき、そのうちの1個が
誤動作しても、出力131にはその誤動作の影響は現れ
ないという、信頼性を高める回路となっている。
【0006】ここで論理積を・、論理和を+で示し、3
個の入力の論理値を101〜103で示すと、この回路
の論理式は 101・102+102・103+103・101 …(数1) となる。
【0007】しかし、この場合、多数決論理回路自体が
損傷したとき、例えば、OR回路121またはAND回
路111が損傷すれば、誤出力を引き起こす。この点を
考慮して、特開昭52−112250号では図6に示す
様な回路によって、フェール・セーフ多数決回路自体が
損傷した場合の対策を施している。
【0008】図6において、201〜203は3個の並
列入力であり、「1」,「0」の論理値が入力される。
211〜216はトランジスタであり、2個ずつ並列に
接続されたAND回路を構成する。221〜226はダ
イオードであり、2個を直列接続した回路を並列に接続
しOR回路を構成している。231〜239は抵抗であ
る。241〜243は+の電位を持っている電源端子で
ある。251〜253は零電位の電源端子である。26
1は本回路の論理出力である。本回路では、例えば、ダ
イオード221が導通故障を起こしても、回路自体の動
作には全く影響を与えないことが保証されている。とこ
ろが、本回路構成では、損傷したダイオードを検出する
手段がない。そのため、故障が分からずに運転を継続
し、2番目の故障が発生して、誤出力を引き起こす可能
性がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明では上で述べた
従来技術の欠点に鑑み、 (1)3個の論理入力の多数決をとる。
【0010】(2)1個の部品が故障した場合には、危
険側の錯誤出力を行わない。
【0011】(3)故障が内在した場合にも、必ず故障
検出が可能である。
【0012】(4)故障検出結果に基づき、3個の論理
入力条件を変更する。
【0013】という条件を満たす、フエール・セーフ多
数決論理回路を実現することにある。
【0014】なお、ここで上記の危険側とは、ON制御
側のことを指す。例えば、鉄道では、転てつ器を転換す
るために、転てつ器転換用モータの制御を行うが、錯誤
により転換が行われなかった場合は、そのことにより直
接人命などに関係する重大事故に繋がる可能性は少な
い。ところが、錯誤により転換が行われた場合には、転
てつ器上を通過中の列車が脱線する可能性もあるから、
極めて危険な錯誤と言える。そこで、ここでは装置を動
かす側、つまり、ON制御側の故障を危険側故障として
いる。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために次のような手段を採用した。
【0016】少なくとも3個の論理入力の多数決を求め
る論理回路において、3入力のうちの2入力ずつを3個
のOR回路で合成し、このOR回路の出力を3入力AN
D回路によって合成するフエール・セーフ多数決論理回
路から構成される。
【0017】また、フェール・セーフ多数決論理回路に
は制御モードと故障検出モードを設定し、故障検出モー
ド時に、前記3個の論理入力に故障検出用のパターンを
与え、出力を観測することにより、フェール・セーフ多
数決論理回路を構成している部品の故障検出を可能とし
ている。
【0018】また、上記故障検出モード時、部品の短絡
故障を検知した場合には、3個ある入力の内の1個を、
フェール・セーフ多数決論理回路の出力が危険側に出力
することのないように強制的に変更している。
【0019】さらに、パラレル出力型電子連動装置に前
記フェール・セーフ多数決論理回路を適用し、電子連動
装置の安全性を高めている。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明のフェール・セーフ多数決
論理回路の原理は次の論理式に基づく。
【0021】フェール・セーフ多数決論理回路の3入力
をA,B,Cとすると、本回路の論理式は (A+B)・(B+C)・(C+A) …(数2) となる。
【0022】本発明では、この論理式を用いることによ
り、単一故障の場合には、危険側誤出力の可能性は全く
無くなり、また3個の入力に適当な入力パターンを与え
ることにより、確実に故障検出が可能なフエール・セー
フ多数決論理回路が実現できる。
【0023】本発明の具体的な実施形態を説明する前
に、本発明のフェール・セーフ多数決論理回路の基本回
路を図1を用いて説明する。
【0024】図1のものは、通常用いられている図5に
示すフェール・セーフ多数決論理回路と異なった構成と
なっている。
【0025】図1において、301〜303は3個の並
列論理入力であって、311〜313はそれぞれOR回
路、321はAND回路、331は出力である。表1
に、論理入力301〜303の全ての入力パターンと出
力331の論理値を示す。表1から分かるように、図1
は多数決論理回路を構成している。
【0026】
【表1】
【0027】本発明は、図1に示す多数決論理回路を、
図2に示す具体的な回路で実現している。 以下、本発
明の実施形態を図2を用いて詳細に説明する。
【0028】図2において、401〜403は3個の並
列論理入力であって、411〜416はダイオード、4
21〜423はフォト・モス・リレーを示している。4
31〜433は零あるいは負電位の電源端子であり、4
41,442は出力端子である。論理値「1」の時に4
41,442間は導通し、論理値「0」の時に441,
442間は非導通となる。ここで、導通側は危険側、非
導通側は安全側とする。
【0029】なお、図示していないが、フォト・モス・
リレー421〜423は、励磁コイルと接点からなるリ
レーに置換することも可能である。
【0030】図2の多数決論理回路において、入力40
1が「1」、入力402と403が「0」の時にはフォ
ト・モス・リレー421と422はONとなるが、42
3がOFFとなるため、441,442間は非導通とな
る。入力401と402が「1」、入力403が「0」
の時にはフォト・モス・リレー421〜423は全てO
Nするため、441,442間は導通となる。この場合
の入力と出力の関係は表1と全く等しくなる。
【0031】次に、本発明の多数決論理回路の構成部品
の単一故障について簡単に説明する。
【0032】単一故障とは構成部品が唯一個だけ壊れて
いる状態である。複数の部品が同時に故障したように思
える現象も、初めに単一故障が発生し、その後2個目、
3個目の故障が発生したと考えることができる。したが
って、単一故障を確実に検出し、2個目の故障が発生す
る前に、単一故障を修理することができるのであれば、
故障モードとして単一故障のみを考慮すればよいことに
なる。
【0033】なお、本実施形態で考慮する故障には2種
類ある。第1は、本多数決論理回路に論理値を入力す
る、図示していない3個の処理系の誤動作が考えられ
る。この処理系が誤動作する場合には、本多数決論理回
路に入力される3個の並列入力の論理値が同一でなくな
る。第2は、本多数決論理回路を構成しているダイオー
ドやフォト・モス・リレーの短絡故障、またはオープン
故障が考えられる。
【0034】したがって、本発明では、単一故障とは、
多数決論理回路の全素子は故障していないが、並列入力
の論理値が同一でないこと、または、並列入力の論理値
は同一であるが、多数決論理回路を構成している素子の
どれか1個が短絡故障、あるいはオープン故障を起こし
ていることと定義できる。
【0035】次に、本発明による実施形態では、単一故
障の場合には決して危険側出力が出力しないことを説明
する。
【0036】前述のように、多数決論理回路の全素子は
故障していないが、並列入力の論理値が同一でない場
合、この場合にも単一故障の考え方を用いると、図示し
ていない3個の処理系のどれか1系が故障した場合を考
慮すれば十分である。すなわち、ただ1系のみが故障
し、誤出力を出力するのであるから、多数決を実行すれ
ばこの場合、誤出力する可能性はない。
【0037】同じく、前述のように、並列入力の論理値
は同一であるが、フェール・セーフ多数決論理回路を構
成している部品が1個だけ故障した場合、並列入力の論
理値が同一であると、1個のダイオードが短絡故障、オ
ープン故障を起こしても、誤出力する可能性はない。ま
た、1個のフォト・モス・リレーが短絡故障を起こした
場合もダイオードの場合と同様であり、誤出力する可能
性は無い。1個のフォト・モス・リレーがオープン故障
した場合には、3個のフォト・モス・リレーが直列に接
続されているため、論理出力441〜442はOFF固
定の誤出力を出す。この場合の故障は、安全側故障と考
えられる。
【0038】次に図3を用いて、本実施形態における、
故障を検出する手法を説明する。
【0039】図3は、多数決論理回路の故障検出を考慮
した回路である。501は故障を検出するための外部機
器を駆動する電源である。511は制御対象となってい
る装置であり、例えば転てつ器を転換するモータなどを
示している。521は本フェール・セーフ多数決論理回
路が出力している論理値を監視する端子であり、図示し
ていない3個の処理系によってモニタされる。ここで、
制御対象511はある程度大きな時定数を持っており、
検出用パルスの信号では、制御対象511は動作しない
ものと仮定する。
【0040】故障検出を行うには3個の並列論理入力4
01〜403から、検出用パルスの様々な論理値の組み
合わせを与え、検出用パルスの論理入力により監視端子
521がどのような出力を出すかを観測することによ
り、制御対象511を誤動作させずに、故障検出が可能
となる。
【0041】ダイオード411がオープン故障した場合
の、並列論理入力401〜403と監視端子521の論
理値のパターンを表2に示す。表2の色付けした行が表
1と異なっており、このことによりフェール・セーフ多
数決論理回路内に故障が発生したことを検知できる。
【0042】
【表2】
【0043】ダイオード411が短絡故障した場合の、
並列論理入力401〜403と監視端子521の論理値
のパターンを表3に示す。表3の色付けした行が表1と
異なっており、このことによりフェール・セーフ多数決
論理回路内に故障が発生したことを検知できる。他のダ
イオードが故障した場合にも全く同様にして故障を検出
できる。
【0044】
【表3】
【0045】フォト・モス・リレー421がオープン故
障した場合には、先にも述べた通り、出力がOFF固定
となり、容易に故障検出が可能である。
【0046】フォト・モス・リレー421が短絡故障し
た場合は、並列論理入力401〜403と監視端子52
1の論理値パターンを表4に示す。表4の色付けした行
が表1と異なっており、このことによりフェール・セー
フ多数決論理回路内に故障が発生したことを検知でき
る。
【0047】
【表4】
【0048】表2で観測されたようなオープン単一故障
が発生した場合には、表2の1行目、8行目の制御モー
ドにおいて使用される部分が、正しく出力され、安全上
問題のないことが解かる。また、第2番目の故障が発生
しても、錯誤による危険側出力の可能性が全くないこと
も証明が可能である。
【0049】表3,表4で観測されたような短絡単一故
障が発生した場合には、いずれの表においても、1行
目、8行目の値が安全上問題のないことを示している。
【0050】次に、フェール・セーフ多数決論理回路に
単一故障が発生している場合でも、危険側出力を出力す
ることなく、フェール・セーフ多数決論理回路の運転を
継続できる場合について説明する。
【0051】図3に示すフェール・セーフ多数決論理回
路において、単一故障、例えば、ダイオード411が短
絡故障している場合、すなわち表3の状態の場合、フェ
ール・セーフ多数決論理回路の運転を継続していると、
次に並列論理入力403に入力を与える図示していない
処理系が故障して、誤って「1」を出力した場合には、
フェール・セーフ多数決論理回路は危険側誤出力を出力
してしまう。
【0052】したがって、このような場合、本発明で
は、この危険側出力を避けるために、例えば表3に示す
ような出力結果が観測された時点で、並列論理入力40
3を強制的に「0」に固定する処理を行う。これによ
り、第2番目の故障が発生しても、表5に示されるよう
に、錯誤による危険側出力が出力しないことが分かる。
【0053】
【表5】
【0054】次に、図4に、フェール・セーフ多数決論
理回路を備えた電子連動装置のブロック図を示す。
【0055】601〜603は連動論理の演算を行う処
理装置であり、制御要求情報を入力し、さらに転てつ器
あるいは信号機などを制御するための信号をパラレル出
力し、またフェール・セーフ多数決論理回路の出力をパ
ラレルに入力し、さらには転てつ器あるいは信号機など
の表示情報や軌道リレーからの情報をパラレルに入力し
ている。611は図3で示したフェール・セーフ多数決
論理回路であり、処理装置601〜603から入力され
るパラレル信号線の数だけ並んだ構成を持つ。621は
制御要求情報を伝達する回線であり、処理装置601〜
603に接続されている。
【0056】631〜633は処理装置601〜603
間でデータを交換するためのラインである。641〜6
43はパラレルラインであり、転てつ器あるいは信号機
などを制御するための信号が流れる。651は転てつ器
または信号機などに直接または中継リレーなどを介して
間接的に接続されるラインである。661はフェール・
セーフ多数決論理回路611が出力した情報を処理装置
601〜603にフィードバックするラインであり、処
理装置601〜603に並列に接続されている。671
は、転てつ器あるいは信号機などからの表示情報や軌道
リレーからの情報を処理装置601〜603に伝達する
ラインである。
【0057】次にフェール・セーフ多数決論理回路を備
えた電子連動装置の動作について説明する。
【0058】進路設定を行う場合には図示していない上
位のシステムが621を介して、処理装置601〜60
3に同時に進路要求情報を伝送する。3系の処理装置6
01〜603は全く同じ処理を同時に行い、処理結果を
641〜643に同時に出力する。さらに、3系の処理
装置601〜603は631〜633を通じて、適当な
間隔でお互いに監視データを交換し合い、故障検出を行
う。フェール・セーフ多数決論理回路611は641〜
643を介して得られた制御情報の多数決を行い、結果
を651に出力し、転てつ器などの制御対象に制御信号
を出力する。また、その制御信号は661を介して3系
の処理装置601〜603にフィードバックされる。
【0059】フェール・セーフ多数決論理回路611の
故障検出を行うためには、3系の処理装置601〜60
3は、定期的に故障診断モードに入り、631〜633
を介して情報を交換しながら641〜643に故障診断
用のテストパターンを出力する。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば。3個の並列入力が一致
しなかった場合に、多数決を行い、最終的な制御出力の
安全性を高めることができる。さらに、本発明で示した
回路は、部品の単一故障が危険側出力を引き起こす可能
性は全く無く、内在する単一故障は診断パルスによって
確実に検出が可能であり、フェール・セーフ特性を有す
る多数決論理回路を実現することが可能となる。また、
単一故障が発生した場合でも論理入力条件を変更するこ
とにより危険側出力を出力することなく、運転を継続で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるフェール・セーフ多数決論理回路
の基本回路図である。
【図2】本発明によるフェール・セーフ多数決論理回路
の具体的な回路図である。
【図3】本発明によるフェール・セーフ多数決論理回路
の故障検出を考慮した回路図である。
【図4】本発明におけるフェール・セーフ多数決論理回
路を用いた電子連動装置の構成図である。
【図5】従来技術によるフェール・セーフ多数決論理回
路図である。
【図6】従来技術によるフェール・セーフ多数決論理回
路の具体的な回路図である。
【符号の説明】
101〜103 並列論理入力 111〜113 AND回路 121 OR回路 131 論理出力 201〜203 並列論理入力 211〜216 トランジスタ 221〜226 ダイオード 231〜239 抵抗 241〜243 正電位電源端子 251〜253 零電位電源端子 261 論理出力 301〜303 並列論理入力 311〜313 OR回路 321 AND回路 331 論理出力 401〜403 並列論理入力 411〜416 ダイオード 421〜423 フォト・モス・リレー 431〜433 零電位電源端子 441〜442 出力端子 501 故障検出用電源 511 制御対象 521 故障検出用端子 601〜603 処理装置 611 フェール・セーフ多数決論理回路
フロントページの続き (72)発明者 柳 斉 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所水戸工場内 (72)発明者 桑名 茂 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所水戸工場内 (72)発明者 菊地 常信 東京都渋谷区代々木二丁目11番2号 由井 ビル4F 東日本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 福井 聡 東京都渋谷区代々木二丁目11番2号 由井 ビル4F 東日本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 斉藤 浩 東京都渋谷区代々木二丁目11番2号 由井 ビル4F 東日本旅客鉄道株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも3個の論理入力の多数決を求
    める論理回路において、 3入力のうちの2入力ずつを3個のOR回路で合成し、
    このOR回路の出力を3入力AND回路によって合成す
    ることを特徴とするフエール・セーフ多数決論理回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記3個のOR回路は、その各入出力間がダイオードを
    接続して構成されていることを特徴とするフエール・セ
    ーフ多数決論理回路。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記3入力AND回路は、3個のリレーによって構成さ
    れ、前記3個のリレーは、前記OR回路の各出力によっ
    てそれぞれ励磁される励磁コイルと、前記各励磁コイル
    が通電したときにそれぞれ閉じる接点とから構成され、
    前記各接点は互いに直列に接続されていることを特徴と
    するフエール・セーフ多数決論理回路。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記3入力AND回路は、3個のフォト・モス・リレー
    によって構成され、前記3個のフォト・モス・リレー
    は、前記OR回路の各出力によってそれぞれ制御され、
    前記3個のフォト・モス・リレーの出力は互いに直列に
    接続されていることを特徴とするフエール・セーフ多数
    決論理回路。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 制御モードと故障検出モードを設定し、故障検出モード
    時に、前記3個の論理入力に故障検出用のパターンを与
    え、出力を観測することにより、フェール・セーフ多数
    決論理回路を構成している部品の故障を検出することを
    特徴とするフエール・セーフ多数決論理回路。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記故障検出モードにおいて、部品の短絡故障を検知し
    た場合に、3個ある入力の中の1個を、フェール・セー
    フ多数決論理回路の出力が危険側に出力しないように変
    更することを特徴とするフエール・セーフ多数決論理回
    路。
  7. 【請求項7】 連動の論理計算を行い、信号機あるいは
    転てつ器を直接駆動する、またはそれらの機器を駆動す
    るリレーを制御するための信号をパラレルに出力する3
    組の処理装置と、それらのパラレルの出力を入力し多数
    決演算を行うフェール・セーフ多数決論理回路とを備え
    たパラレル出力型電子連動装置において、 前記フェール・セーフ多数決論理回路は、前記3組の処
    理装置より出力された3個の論理値のうちの2個ずつを
    3個のOR回路で合成し、このOR回路の出力を3入力
    AND回路によって合成する回路で構成することを特徴
    とするパラレル出力型電子連動装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記3個のOR回路は、その各入出力間がダイオードを
    接続して構成されていることを特徴とするパラレル出力
    型電子連動装置。
  9. 【請求項9】 請求項7において、 前記3入力AND回路は、3個のリレーによって構成さ
    れ、前記3個のリレーは、前記OR回路の各出力によっ
    てそれぞれ励磁される励磁コイルと、前記各励磁コイル
    が通電したときにそれぞれ閉じる接点とから構成され、
    前記各接は互いに直列に接続されていることを特徴とす
    るパラレル出力型電子連動装置。
  10. 【請求項10】 請求項7において、 前記3入力AND回路は、3個のフォト・モス・リレー
    によって構成され、前記3個のフォト・モス・リレー
    は、前記OR回路の各出力によってそれぞれ制御され、
    前記3個のフォト・モス・リレーの出力は互いに直列に
    接続されていることを特徴とするパラレル出力型電子連
    動装置。
  11. 【請求項11】 請求項7において、 前記フェール・セーフ多数決論理回路において、制御モ
    ードと故障検出モードを設定し、故障検出モード時に、
    前記3個の論理入力に故障検出用のパターンを与え、出
    力を観測することにより、フェール・セーフ多数決論理
    回路を構成している部品の故障を検出することを特徴と
    するパラレル出力型電子連動装置。
  12. 【請求項12】 請求項11において、 前記故障検出モードにおいて、部品の短絡故障を検知し
    た場合に、3個ある入力の中の1個を、フェール・セー
    フ多数決論理回路の出力が危険側に出力しないように変
    更することを特徴とするパラレル出力型電子連動装置。
JP18965296A 1995-07-21 1996-07-18 フェール・セーフ多数決論理回路および該回路を用いたパラレル出力型電子連動装置 Withdrawn JPH0998081A (ja)

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