JPH0997237A - オンライントランザクション処理システムの入力電文保証方式 - Google Patents

オンライントランザクション処理システムの入力電文保証方式

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JPH0997237A
JPH0997237A JP7276652A JP27665295A JPH0997237A JP H0997237 A JPH0997237 A JP H0997237A JP 7276652 A JP7276652 A JP 7276652A JP 27665295 A JP27665295 A JP 27665295A JP H0997237 A JPH0997237 A JP H0997237A
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JP
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host computer
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JP7276652A
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English (en)
Inventor
Hideya Abe
秀哉 阿部
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オンライントランザクション処理システムの
リカバリ処理に於いて、トランザクション処理が二重に
実行されないようにし、且つ、障害の発生したホスト計
算機の復旧を待たずにトランザクション処理を実行す
る。 【解決手段】 ホスト計算機1は、端末装置4から電文
が入力されると、その電文をメッセージ格納ファイルs
1に格納し、更に、オンライントランザクション処理部
10を用いて入力電文に従ったトランザクション処理を
行う。トランザクション処理が完了すると、データ更新
手段12が、トランザクション処理の対象となったユー
ザデータが格納されているユーザデータファイルdの更
新と、メッセージ格納ファイルs1に格納されている、
トランザクション処理が完了した電文の削除とを同時に
行う。ホスト計算機2に障害が発生すると、ホスト計算
機1がメッセージ格納ファイルs2から未処理の電文を
入力し、処理を継続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、端末装置から入力
された電文によって実行要求されたトランザクション処
理を実行するオンライントランザクション処理システム
に関し、特に、障害が発生した場合に於いても、入力済
みの電文によるトランザクション処理を保証するように
したオンライントランザクション処理システムの入力電
文保証方式に関する。
【0002】
【従来の技術】オンライントランザクション処理システ
ムに於いては、障害が発生した場合に於いても、入力済
みの電文によるトランザクション処理の実行を保証する
ことが必要になる。この種の従来の技術としては、例え
ば、特開平3−288952号公報に記載された技術が
知られている。
【0003】この従来の技術では、端末装置とホスト計
算機とを接続する通信処理装置に電文ロギング域を設け
ておき、端末装置からトランザクション処理の実行を要
求する電文が入力された場合は、その電文をホスト計算
機に送信してトランザクション処理を実行させると共
に、電文ロギング域にロギングしておく。ホスト計算機
は、送られてきた電文に従ったトランザクション処理が
完了すると、通信処理装置に対して、完了したトランザ
クション処理に対応する電文の破棄を指示する。この指
示に応答して通信処理装置では、電文ロギング域に格納
されている電文の内、指示された電文を破棄する。ホス
ト計算機に障害が発生した場合は、通信処理装置は、ホ
スト計算機の復旧を待って、電文ロギング域に格納され
ている電文をホスト計算機に再送し、未処理のトランザ
クション処理を実行させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
は、トランザクション処理が完了した後に、電文破棄の
指示を行っているため、トランザクション処理が完了し
た後、電文が破棄される前にホスト計算機に障害が発生
すると、トランザクション処理が完了している電文が破
棄されないという事態が発生する。このような事態が発
生すると、ホスト計算機の復旧時に、トランザクション
処理が完了した電文がホスト計算機に再送され、トラン
ザクション処理が二重に実行されてしまう。
【0005】また、従来は、ホスト計算機の復旧を待っ
て電文をホスト計算機に再送するようにしているため、
ホスト計算機が復旧するまで、トランザクション処理の
実行が待たされてしまう。
【0006】そこで、本発明の目的は、ホスト計算機に
障害が発生した際のリカバリ処理に於いて、トランザク
ション処理が二重に実行されないようにすることがで
き、且つ、障害の発生したホスト計算機の復旧を待たず
にトランザクション処理を実行することができるオンラ
イントランザクション処理システムの入力電文保証方式
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ホスト計算機
に障害が発生した際のリカバリ処理に於いて、トランザ
クション処理が二重に実行されないようにするため、端
末装置と接続されるホスト計算機と、該ホスト計算機で
実行するトランザクション処理の対象となるユーザデー
タが格納されるユーザデータファイルと、電文が格納さ
れるメッセージ格納ファイルとを備え、且つ、前記ホス
ト計算機は、前記端末装置から入力された電文を前記メ
ッセージ格納ファイルに格納するメッセージ格納手段
と、前記端末装置から入力された電文によって実行要求
されたトランザクション処理を実行し、前記トランザク
ション処理の完了時に、前記ユーザデータファイルに格
納されているユーザデータの内の、前記トランザクショ
ン処理の対象となったユーザデータを更新する処理と、
メッセージ格納ファイルに格納されている電文の内の、
前記トランザクション処理の実行を要求した電文を削除
する処理とを同時に実行するオンライントランザクショ
ン処理部とを備えている。
【0008】また、本発明は、障害の発生したホスト計
算機の復旧を待たずにトランザクション処理を実行でき
るようにするため、端末装置と接続される複数のホスト
計算機と、該複数のホスト計算機によって共有され、ト
ランザクション処理の対象となるユーザデータが格納さ
れるユーザデータファイルと、電文が格納される前記各
ホスト計算機毎のメッセージ格納ファイルと、障害の発
生したホスト計算機を他のホスト計算機に通知する系間
通信制御装置とを備え、且つ、前記各ホスト計算機は、
自ホスト計算機に入力された電文を自ホスト計算機に対
応するメッセージ格納ファイルに格納するメッセージ格
納手段と、自ホスト計算機に入力された電文によって実
行要求されたトランザクション処理を実行し、前記トラ
ンザクション処理の完了時に、前記ユーザデータファイ
ルに格納されているユーザデータの内の、前記トランザ
クション処理の対象となったユーザデータを更新する処
理と、自ホスト計算機に対応するメッセージ格納ファイ
ルに格納されている電文の内の、前記トランザクション
処理の実行を要求した電文を削除する処理とを同時に実
行するオンライントランザクション処理部と、前記系間
通信制御装置から障害発生が通知されたホスト計算機の
メッセージ格納ファイルに格納されている電文を自ホス
ト計算機に入力する共に、入力した電文を前記メッセー
ジ格納ファイルから削除するリカバリ処理部とを備えて
いる。
【0009】また、本発明は、或るホスト計算機に障害
が発生した場合、複数存在する正常なホスト計算機の内
の特定のホスト計算機に負荷が集中しないようにするた
め、前記複数のホスト計算機が共有するグローバルメッ
セージキューイングファイルを備え、且つ、前記リカバ
リ処理部は、前記系間通信制御装置から障害の発生した
ホスト計算機が通知され、且つ通知されたホスト計算機
の電文のリカバリを自ホスト計算機が担当している場
合、前記障害の発生したホスト計算機のメッセージ格納
ファイルに格納されている全ての電文を前記グローバル
メッセージキューイングファイルに移送すると共に、移
送した電文を前記メッセージ格納ファイルから削除する
メッセージリカバリ手段と、前記グローバルメッセージ
キューイングファイルに格納されている電文を予め定め
られている数ずつ、予め定められているタイミングで自
ホスト計算機に入力するグローバルメッセージ制御手段
とを備えている。
【0010】本発明の1構成に於いては、端末装置から
トランザクション処理の実行を要求する電文が入力され
ると、ホスト計算機内のメッセージ格納手段が、上記電
文をメッセージ格納ファイルに格納し、ホスト計算機内
のオンライントランザクション処理部が、上記電文によ
って実行要求されたトランザクション処理を実行し、ト
ランザクション処理の完了時に、ユーザデータファイル
に格納されているユーザデータの内の、上記トランザク
ション処理の対象となったユーザデータを更新する処理
と、メッセージ格納ファイルに格納されている電文の内
の、上記トランザクション処理の実行を要求した電文を
削除する処理とを同時に実行する。
【0011】また、本発明の他の構成に於いては、オン
ライントランザクション処理システムを構成する各ホス
ト計算機内のリカバリ処理部は、系間通信制御装置から
障害の発生したホスト計算機が通知されると、障害の発
生したホスト計算機のメッセージ格納ファイルに格納さ
れている電文を自ホスト計算機に入力すると共に、入力
した電文をメッセージ格納ファイルから削除する。リカ
バリ処理部によって電文が入力されると、メッセージ格
納手段,オンライントランザクション処理部は、その電
文に対して端末装置から入力された電文に対して行う処
理と同じ処理を行う。
【0012】本発明のその他の構成に於いては、系間通
信制御装置から障害の発生したホスト計算機が通知さ
れ、且つ通知されたホスト計算機の電文のリカバリを自
ホスト計算機が担当している場合、メッセージリカバリ
手段が、障害の発生したホスト計算機のメッセージ格納
ファイルに格納されている全ての電文をグローバルメッ
セージキューイングファイルに移送すると共に、移送し
た電文をメッセージ格納ファイルから削除する。また、
グローバルメッセージ制御手段がグローバルメッセージ
キューイングファイルに格納されている電文を予め定め
られている数ずつ、予め定められているタイミングで自
ホスト計算機に入力する。
【0013】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0014】図1は本発明の実施例のブロック図であ
り、同一構成を有するホスト計算機1,2と、通信処理
装置3と、端末装置4と、系間通信制御装置5と、共有
ファイル排他制御装置6と、ユーザデータファイルd
と、メッセージ格納ファイルs1,s2と、GMQ(グ
ローバルメッセージキューイング)ファイルgとから構
成されている。
【0015】通信処理装置3は、ホスト計算機1との
間、及びホスト計算機2との間に同時に通信路を開設す
る機能を有するものであり、端末装置4はこの通信処理
装置3を介してホスト計算機1,2に接続される。
【0016】メッセージ格納ファイルs1,s2は、ホ
スト計算機1,2が正常に動作している期間に於いて
は、それぞれホスト計算機1,2に占有されるローカル
なファイルであり、ホスト計算機1,2に入力された電
文が一時的に格納される。
【0017】ユーザデータファイルdは、ホスト計算機
1,2によって共有されるファイルであり、トランザク
ション処理の対象となるユーザデータが格納される。
【0018】GMQファイルgは、ホスト計算機1,2
によって共有されるファイルであり、ホスト計算機1,
2に障害が発生した場合、及び高負荷状態にあるホスト
計算機に端末装置4から電文が入力された場合に使用さ
れる。ホスト計算機1,2に障害が発生した場合には、
障害の発生したホスト計算機1,2のメッセージ格納フ
ァイルs1,s2に格納されている電文が移送される。
また、高負荷状態にあるホスト計算機に端末装置4から
電文が入力された場合には、その電文が格納される。
【0019】共有ファイル排他制御装置6は、ユーザデ
ータファイルd及びGMQファイルgに対するアクセス
の排他制御を行う。
【0020】系間通信制御装置5は、障害の発生したホ
スト計算機を検出すると、全てのホスト計算機1,2に
対して障害の発生したホスト計算機を通知する。
【0021】ホスト計算機1は、オンライントランザク
ション処理部10と、メッセージ送受信制御手段20
と、トランザクション要求制御手段21と、レコード管
理マップ23と、メッセージ格納手段22と、リカバリ
処理部90とを備えている。
【0022】オンライントランザクション処理部10
は、端末装置4からの入力電文を処理する業務プログラ
ム13と、業務プログラムの実行管理を行うトランザク
ション実行制御手段11と、業務プログラム13の実行
結果をユーザデータファイルdに書き込むと同時に、メ
ッセージ格納ファイルs1に格納されている電文の内
の、業務プログラム13による処理が完了した電文を削
除するデータ更新手段12とを備えている。
【0023】メッセージ送受信制御手段20は、通信処
理装置3との通信制御を司る。
【0024】レコード管理マップ23は、メッセージ格
納ファイルs1の各レコード使用状況を示す。
【0025】トランザクション要求制御手段21は、端
末装置4から入力された電文をメッセージ格納手段22
を利用してメッセージ格納ファイルs1に格納する機
能,端末装置4から入力された電文に対応するトランザ
クション処理の実行をオンライントランザクション処理
部10に対して要求する機能,自ホスト計算機1が高負
荷状態の時に端末装置4から電文が入力された場合、そ
の電文をグローバルメッセージ制御手段105に渡す機
能を有する。
【0026】リカバリ処理部90は、ホスト計算機2に
障害が発生した場合、ホスト計算機2で未処理の電文を
ホスト計算機1に入力する機能を有し、障害検出手段1
00と、ホスト状態管理マップ101と、リカバリ担当
SG(システム生成)テーブル102と、メッセージリ
カバリ手段103と、共有ファイルアクセス手段104
と、グローバルメッセージ制御手段105と、タイマ制
御手段106とを備えている。
【0027】障害検出手段100は、系間通信制御装置
5からの障害通知を受信する。
【0028】ホスト状態管理マップ101は、各ホスト
計算機1,2に障害が発生しているか否かを示す。
【0029】リカバリ担当SGテーブル102には、自
ホスト計算機1が電文のリカバリを担当するホスト計算
機を示す情報が格納される。
【0030】メッセージリカバリ手段103は、自ホス
ト計算機1が電文のリカバリを担当するホスト計算機に
障害が発生した場合、そのホスト計算機に対応するメッ
セージ格納ファイルに格納されている電文をGMQファ
イルgに移送する共に、移送した電文をメッセージ格納
ファイルから削除する。
【0031】共有ファイルアクセス手段104は、共有
ファイル排他制御装置6を使用してファイルアクセス制
御を行う。
【0032】タイマ制御手段106は、予め定められた
一定時間間隔で、グローバルメッセージ制御手段105
にタイムアウト通知を行う。各ホスト計算機1,2のタ
イマ制御手段106は、同じ時間間隔でタイムアウト通
知を行う。
【0033】グローバルメッセージ制御手段105は、
タイマ制御手段106からタイムアウト通知を受けた場
合に、GMQファイルgから予め定められた数の電文を
取り出してトランザクション要求制御手段21に渡す機
能,トランザクション要求制御手段21から渡された電
文をGMQファイルgに格納する機能を有する。
【0034】次に本実施例の動作について説明する。
【0035】図2は、端末装置4がホスト計算機1に対
してトランザクション処理の実行を要求する電文を送出
してから、ホスト計算機1内のオンライントランザクシ
ョン処理部10が、要求されたトランザクション処理を
完了するまでの動作を示した図である。尚、端末装置4
から送信される電文には、送信元の端末装置を示す識別
子が含まれている。
【0036】端末装置4からのホスト計算機1に対する
電文は、通信処理装置3を介してホスト計算機1に送ら
れ、ホスト計算機1内のメッセージ送受信制御手段20
で受信される。
【0037】メッセージ送受信制御手段20は、受信し
た電文をトランザクション要求制御手段21に渡し、そ
の電文に対する処理を行うことを要求する。
【0038】トランザクション要求制御手段21は、メ
ッセージ送受信制御手段20から電文が渡されると、先
ず、現在ホスト計算機1で実行中のトランザクション件
数と予め定められた閾値とを比較することにより、ホス
ト計算機1が高負荷状態であるか否かを判断する。
【0039】そして、高負荷状態でないと判断した場合
は、レコード管理マップ23を参照してメッセージ格納
ファイルs1の未使用レコードのレコード番号Ljを取
得し、次いで、メッセージ格納手段22を利用して、メ
ッセージ格納ファイルs1の上記レコード番号Ljのレ
コードに、メッセージ送受信制御手段20から渡された
電文を格納する。その後、トランザクション要求制御手
段21は、レコード管理マップ23を更新し、レコード
番号Ljのレコードが使用中になったことを表示する。
【0040】次いで、トランザクション要求制御手段2
1は、端末装置4からの入力電文を解釈してオンライン
トランザクション処理部10で処理可能な形式に変換
し、変換後の電文に未使用レコードのレコード番号Lj
を付加する。その後、トランザクション要求制御手段2
1は、オンライントランザクション処理部10に対して
トランザクション実行要求を行い、レコード番号Ljを
付加した変換後の電文を渡す。
【0041】メッセージ格納ファイルs1には、ホスト
計算機1で受信した電文のみを格納するようにしている
ため、通常のトランザクション処理に於いては、ホスト
計算機1は、共有資源の排他制御を意識することなく、
高速にメッセージ格納ファイルs1をアクセスすること
ができる。
【0042】尚、トランザクション要求制御手段21
は、端末装置4からの電文を受信した時に、自ホスト計
算機1が高負荷状態にあると判断した場合は、受信した
電文をグローバルメッセージ制御手段105に渡す。こ
れにより、グローバルメッセージ制御手段105は、共
有ファイルアクセス手段104,共有ファイル排他制御
装置6を使用して、上記電文をGMQファイルgに格納
する。
【0043】オンライントランザクション処理部10内
のトランザクション実行制御手段11は、トランザクシ
ョン要求制御手段21からのトランザクション実行要求
を受け付けると、それに含まれている変換後の電文によ
って要求された業務プログラム13を起動する。
【0044】起動された業務プログラム13は、ユーザ
データファイルd内のユーザデータを使用してトランザ
クション処理を行い、トランザクション処理が完了する
と、トランザクション実行制御手段11に対して完了通
知を行う。
【0045】この完了通知を受けると、トランザクショ
ン実行制御手段11は、データ更新手段12を使用して
ユーザデータファイルdの更新を行うと同時に、トラン
ザクション要求制御手段21からのトランザクション実
行要求に付加されていたレコード番号Ljに基づいて、
メッセージ格納ファイルs1中のレコード番号Ljのレ
コードに格納されていた処理済みの電文を削除する。こ
こで、ユーザデータファイルdの更新とメッセージ格納
ファイルs1中の電文の削除とを同時に行うために、デ
ータ更新手段12内の第1の仮想バッファ(図示せず)
にユーザデータファイルdの更新データを格納し、第2
の仮想バッファ(図示せず)にメッセージ格納ファイル
s1に対する更新内容(電文が存在しないことを示す情
報)を格納し、第1,第2の仮想バッファに更新データ
が準備された段階で、第1,第2の仮想バッファ内の更
新データに基づいてユーザデータファイルd,メッセー
ジ格納ファイルs1の更新を同時に行うという技術を利
用することができる。このように、ユーザデータファイ
ルdとメッセージ格納ファイルs1との内容更新を同時
に行うことにより、どちらかの内容のみが更新されると
いう不完全状態の発生を回避することができる。
【0046】以上が電文受信からオンライントランザク
ション処理部に於けるトランザクション処理完了までの
動作の流れである。
【0047】図3は、オンライントランザクション処理
部10に於けるトランザクション処理が完了した後に行
われるトランザクション要求制御手段21の動作を示し
た図である。
【0048】オンライントランザクション処理部10内
のトランザクション実行制御手段11は、データ更新手
段12を使用したユーザデータファイルd,メッセージ
格納ファイルs1の更新,削除が完了すると、トランザ
クション要求制御手段21に対して、電文を削除したレ
コードのレコード番号Lj,上記電文の送信元の端末装
置4の識別子を含むトランザクション完了通知を行う。
【0049】このトランザクション完了通知を受ける
と、トランザクション要求制御手段21は、レコード管
理マップ23を更新し、レコード番号Ljのレコードが
未使用になったことを表示する。更に、トランザクショ
ン要求制御手段21は、メッセージ送受信制御手段20
に対してトランザクション完了通知によって示される端
末装置4へのトランザクション完了メッセージの送信を
要求し、この要求を受けたメッセージ送受信制御手段2
0は、通信処理装置3を介して端末装置4へトランザク
ション完了メッセージを送信する。以上の図2,図3に
示した動作が通常のトランザクション処理時に行われる
動作であり、ホスト計算機2に於いても同様の動作が行
われる。
【0050】図4は障害発生時の動作を示した図であ
る。
【0051】今、ホスト計算機2に障害が発生すると、
そのことが系間通信制御装置5によって検出され、ホス
ト計算機1内の障害検出手段100に通知される。
【0052】これにより、障害検出手段100は、ホス
ト状態管理マップ101を更新し、ホスト状態管理マッ
プ101の内容をホスト計算機2に障害が発生したこと
を示すものにする。その後、障害検出手段100は、リ
カバリ担当SGテーブル102を参照し、自ホスト計算
機1が、ホスト計算機2に障害が発生した際の電文リカ
バリを担当するホスト計算機になっているか否かを調べ
る。
【0053】本実施例の場合は、ホスト計算機が2台し
か存在しないので、ホスト計算機1のリカバリ担当SG
テーブル102には、ホスト計算機1がホスト計算機2
の電文リカバリを担当するホスト計算機であることを示
す情報が格納されている。しかし、ホスト計算機が3台
以上存在するシステムに於いては、ホスト計算機1のリ
カバリ担当SGテーブル102に、ホスト計算機1がホ
スト計算機2の電文リカバリを担当することを示す情報
が格納されていない場合もある。また、ホスト計算機が
3台以上存在するシステムの場合は、或るホスト計算機
に障害が発生した時に電文リカバリを担当するホスト計
算機に優先順位をつけ、上記或るホスト計算機に障害が
発生した場合、上記或るホスト計算機に対する電文リカ
バリを担当するホスト計算機の中で、最も優先順位が高
く、且つ正常に動作しているホスト計算機に、電文リカ
バリを行わせるようにすることもできる。
【0054】障害検出手段100は、自ホスト計算機1
が、ホスト計算機2に対する電文リカバリの担当になっ
ていることを確認すると、メッセージリカバリ手段10
3に対してホスト計算機2のローカルファイルであるメ
ッセージ格納ファイルs2に格納されている電文のリカ
バリ処理を行うことを指示する。
【0055】メッセージリカバリ手段103は、ホスト
計算機2のメッセージ格納ファイルs2に格納されてい
る電文に対するリカバリ処理が指示されると、共有ファ
イルアクセス手段104を使用して共有ファイル排他制
御装置6に、ホスト計算機2の残留ロックの強制解放及
びGMQファイルgへのアクセス権取得を要求する。そ
の後、メッセージリカバリ手段103は、メッセージ格
納ファイルs2に格納されている未処理の電文を全て取
り出してGMQファイルgに格納し、更に、メッセージ
格納ファイルs2に格納されている電文を全て削除す
る。このように、ホスト計算機2で未処理のままメッセ
ージ格納ファイルs2内に残された全ての電文は、GM
Qファイルgに格納され、ホスト計算機1での処理継続
を待つ。
【0056】グローバルメッセージ制御手段105は、
タイマ制御手段106からのタイムアウト通知を受ける
と、共有ファイルアクセス手段104を使用して共有フ
ァイル排他制御装置6に対してGMQファイルgのアク
セス権取得を要求する。
【0057】GMQファイルgに対するアクセス権を取
得すると、グローバルメッセージ制御手段105は、G
MQファイルgに電文が格納されているか否かを調べ
る。そして、電文が存在しなければ何も処理は行わな
い。
【0058】また、電文が存在する場合は、GMQファ
イルgから電文を予め定められた数(例えば、1通)取
り出してトランザクション要求制御手段21に渡し、そ
の後、取り出した電文をGMQファイルgから削除す
る。
【0059】トランザクション要求制御手段21は、グ
ローバルメッセージ制御手段105から電文が渡される
と、前述したと同様の処理を行う。従って、ホスト計算
機2の障害復旧を待たずに、ホスト計算機1でトランザ
クション処理の続行が可能となる。
【0060】図5は本発明の他の実施例のブロック図で
あり、3台のホスト計算機h1〜h3と、2台の通信処
理装置c1,c2と、3台の端末装置t1〜t〜と、各
ホスト計算機h1〜h3のローカルなファイルであるメ
ッセージ格納ファイルs1〜s3と、各ホスト計算機h
1〜h3によって共有されるGMQファイルgと、トラ
ンザクション処理の対象となるユーザデータが格納さ
れ、各ホスト計算機h1〜h3によって共有されるユー
ザデータファイルd1,d2と、系間通信制御装置5
と、共有ファイル排他制御装置6とから構成されてい
る。各ホスト計算機h1〜h3は、図1に示したホスト
計算機1,2と同様の構成を有し、同様の処理を行うも
のである。
【0061】尚、上述した実施例に於いては、障害の発
生したホスト計算機2に対応するメッセージ格納ファイ
ルs2から取り出した電文を一旦GMQファイルgに格
納した後、リカバリ処理を行うホスト計算機1内のトラ
ンザクション要求制御手段21に渡すようにしたが、メ
ッセージ格納ファイルs2から取り出した電文を直接ト
ランザクション要求制御手段21に渡すようにすること
もできる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、トランザ
クション処理の完了時に、ユーザデータファイルに格納
されているユーザデータの内の、トランザクション処理
の対象となったユーザデータを更新する処理と、メッセ
ージ格納ファイルに格納されている電文の内の、上記ト
ランザクションの実行要求を行った電文を削除する処理
とを同時に行うオンライントランザクション処理部を備
えているので、メッセージ格納ファイルに格納されてい
る電文は、常に、トランザクション処理が完了していな
い電文となる。従って、トランザクション格納ファイル
に格納されている電文に従ってリカバリ処理を行うよう
にすれば、トランザクションを二重に実行してしまうよ
うなことはなくなる。
【0063】また、本発明は、複数のホスト計算機によ
りオンライントランザクション処理システムを構成し、
或るホスト計算機に障害が発生した場合、正常に動作し
ているホスト計算機内のリカバリ処理部が、障害の発生
したホスト計算機に対応するメッセージ格納ファイルに
格納されている電文を自ホスト計算機に入力して、入力
した電文に従った処理を行うようにしたものであるの
で、障害の発生したホスト計算機の復旧を待たずとも、
トランザクション処理を実行することが可能になる。
【0064】更に、本発明は、各ホスト計算機によって
共有されるグローバルメッセージキューイングファイル
を備える共に、障害の発生したホスト計算機のメッセー
ジ格納ファイルに格納されている電文をグローバルメッ
セージキューイングファイルに移送するメッセージリカ
バリ手段を備え、正常に動作しているホスト計算機内の
グローバルメッセージ制御手段が、グローバルメッセー
ジキューイングファイルに格納されている電文を予め定
められた所定の個数ずつ、予め定められた所定のタイミ
ングで自ホスト計算機に入力するようにしたので、障害
発生時に、特定のホスト計算機に負荷が集中しないよう
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】端末装置4がトランザクション処理の実行を要
求する電文を出力してからオンライントランザクション
処理部10が、要求されたトランザクション処理を終了
するまでの動作を示す図である。
【図3】オンライントランザクション処理部10がトラ
ンザクション処理を完了した後のトランザクション要求
制御手段21の動作を示す図である。
【図4】障害発生時の動作を示す図である。
【図5】本発明の他の実施例のブロック図である。
【符号の説明】
1,2…ホスト計算機 10…オンライントランザクション処理部 11…トランザクション実行制御手段 12…データ更新手段 13…業務プログラム 3…通信処理装置 4…端末装置 5…系間通信制御装置 6…共有ファイル排他制御装置 20…メッセージ送受信制御手段 21…トランザクション要求制御手段 22…メッセージ格納手段 23…レコード管理マップ 90…リカバリ処理部 100…障害検出手段 101…ホスト状態管理マップ 102…リカバリ担当SGテーブル 103…メッセージリカバリ手段 104…共有ファイルアクセス手段 105…グローバルメッセージ制御手段 106…タイマ制御手段 d…ユーザデータファイル s1,s2…メッセージ格納ファイル g…グローバルメッセージキューイングファイル(GM
Qファイル)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末装置と接続されるホスト計算機と、 該ホスト計算機で実行するトランザクション処理の対象
    となるユーザデータが格納されるユーザデータファイル
    と、 電文が格納されるメッセージ格納ファイルとを備え、且
    つ、 前記ホスト計算機は、 前記端末装置から入力された電文を前記メッセージ格納
    ファイルに格納するメッセージ格納手段と、 前記端末装置から入力された電文によって実行要求され
    たトランザクション処理を実行し、前記トランザクショ
    ン処理の完了時に、前記ユーザデータファイルに格納さ
    れているユーザデータの内の、前記トランザクション処
    理の対象となったユーザデータを更新する処理と、メッ
    セージ格納ファイルに格納されている電文の内の、前記
    トランザクション処理の実行を要求した電文を削除する
    処理とを同時に実行するオンライントランザクション処
    理部とを備えたことを特徴とするオンライントランザク
    ション処理システムの入力電文保証方式。
  2. 【請求項2】 端末装置と接続される複数のホスト計算
    機と、 該複数のホスト計算機によって共有され、トランザクシ
    ョン処理の対象となるユーザデータが格納されるユーザ
    データファイルと、 電文が格納される前記各ホスト計算機毎のメッセージ格
    納ファイルと、 障害の発生したホスト計算機を他のホスト計算機に通知
    する系間通信制御装置とを備え、且つ、 前記各ホスト計算機は、 自ホスト計算機に入力された電文を自ホスト計算機に対
    応するメッセージ格納ファイルに格納するメッセージ格
    納手段と、 自ホスト計算機に入力された電文によって実行要求され
    たトランザクション処理を実行し、前記トランザクショ
    ン処理の完了時に、前記ユーザデータファイルに格納さ
    れているユーザデータの内の、前記トランザクション処
    理の対象となったユーザデータを更新する処理と、自ホ
    スト計算機に対応するメッセージ格納ファイルに格納さ
    れている電文の内の、前記トランザクション処理の実行
    を要求した電文を削除する処理とを同時に実行するオン
    ライントランザクション処理部と、 前記系間通信制御装置から障害発生が通知されたホスト
    計算機のメッセージ格納ファイルに格納されている電文
    を自ホスト計算機に入力する共に、入力した電文を前記
    メッセージ格納ファイルから削除するリカバリ処理部と
    を備えたことを特徴とするオンライントランザクション
    処理システムの入力電文保証方式。
  3. 【請求項3】 前記複数のホスト計算機が共有するグロ
    ーバルメッセージキューイングファイルを備え、且つ、 前記リカバリ処理部は、 前記系間通信制御装置から障害の発生したホスト計算機
    が通知され、且つ通知されたホスト計算機の電文のリカ
    バリを自ホスト計算機が担当している場合、前記障害の
    発生したホスト計算機のメッセージ格納ファイルに格納
    されている全ての電文を前記グローバルメッセージキュ
    ーイングファイルに移送すると共に、移送した電文を前
    記メッセージ格納ファイルから削除するメッセージリカ
    バリ手段と、 前記グローバルメッセージキューイングファイルに格納
    されている電文を予め定められている数ずつ、予め定め
    られているタイミングで自ホスト計算機に入力するグロ
    ーバルメッセージ制御手段とを備えたことを特徴とする
    請求項2記載のオンライントランザクション処理システ
    ムの入力電文保証方式。
  4. 【請求項4】 前記リカバリ処理部は、自ホスト計算機
    が電文のリカバリを担当するホスト計算機を示す情報が
    設定されたリカバリ担当SGテーブルを備えたことを特
    徴とする請求項3記載のオンライントランザクション処
    理システムの入力電文保証方式。
JP7276652A 1995-09-29 1995-09-29 オンライントランザクション処理システムの入力電文保証方式 Pending JPH0997237A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1115786A (ja) * 1997-06-20 1999-01-22 Nec Corp トランザクション処理システムにおける端末状態管理方法及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2006330782A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Nomura Research Institute Ltd 冗長構成システムおよび第1のコンピュータシステムに障害が発生したときに第2のコンピュータシステムが直ちにリカバーする方法

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