JPH0997232A - 信号伝送方法及びその実施装置 - Google Patents

信号伝送方法及びその実施装置

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JPH0997232A
JPH0997232A JP25222795A JP25222795A JPH0997232A JP H0997232 A JPH0997232 A JP H0997232A JP 25222795 A JP25222795 A JP 25222795A JP 25222795 A JP25222795 A JP 25222795A JP H0997232 A JPH0997232 A JP H0997232A
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JP
Japan
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signal
frequency signal
line
signal transmission
high frequency
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JP25222795A
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Inventor
Yasuaki Tamura
康昭 田村
Yasushi Suzuki
泰史 鈴木
Masato Hirai
正人 平井
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁放射ノイズ及び電磁誘導ノイズを抑制す
ると同時に、信号伝送線路の数を変更することなく、よ
り多くの信号を伝送する。 【解決手段】 高周波信号出力ディバイスから出力した
高周波信号を第1の信号伝送線路により高周波信号入力
ディバイスに伝送し、前記高周波信号入力ディバイスか
らの前記高周波信号のリターン電流を、前記高周波信号
入力ディバイスに接続された入力側コンデンサ及び前記
高周波信号出力ディバイスに接続された出力側コンデン
サを介して第2の信号伝送線路により前記高周波信号出
力ディバイスに伝送し、信号出力ディバイスが出力する
直流信号または低周波信号を、前記出力側コンデンサ及
び前記入力側コンデンサを介することなく前記第2の信
号伝送線路により信号入力ディバイスに伝送するもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の情報処理機
器を接続した複数の信号伝送線路に信号を伝送する信号
伝送方法及びその実施装置に関し、特に、コンピュータ
等のデジタル信号を使用する複数の情報処理機器間のイ
ンタフェースケーブルの電磁放射ノイズ及び電磁誘導ノ
イズを抑制すると共に、前記インタフェースケーブルで
伝送可能な信号の数を増加させる信号伝送方法及びその
実施装置に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナル・コンピュータ等の情
報処理機器を使用する場合では、前記情報処理機器を単
体で使用するだけでなく、前記情報処理機器本体にプリ
ンタやモデム等の周辺装置を接続し、印刷や通信等の特
定の処理を実行することも良く行われている。
【0003】図4は、従来のパーソナル・コンピュータ
と周辺装置の接続を示す図である。図4において、40
1はパーソナル・コンピュータ、402は周辺装置、4
03はインタフェースケーブル、404はコネクタ、4
05は直流電源である。
【0004】図4に示す様に、従来のパーソナル・コン
ピュータと周辺装置の接続では、パーソナル・コンピュ
ータ401のコネクタ404と、周辺装置402のコネ
クタ404とを、インタフェースケーブル403により
接続している。
【0005】前記の様なパーソナル・コンピュータ40
1等のデジタル信号を使用する情報処理機器に周辺装置
402を接続するインタフェース信号回路の結線方法に
は種々のものがある。
【0006】図5は、従来のパーソナル・コンピュータ
と周辺装置とを接続するインタフェース信号回路の概略
構成を示す図である。図5において、100はパーソナ
ル・コンピュータ401のインタフェース信号回路、2
00は周辺装置402のインタフェース信号回路、30
0は信号を伝送する信号伝送ケーブル、110〜130
は信号を出力する信号出力ディバイス、111〜11
4、121〜124及び131〜134は信号出力ディ
バイス110〜130の回路構成ライン、150は直流
電源、151及び152は直流電源150の電源ライ
ン、210〜230は信号を入力する信号入力ディバイ
ス、211〜214、221〜224及び231〜23
4は信号入力ディバイス210〜230の回路構成ライ
ン、251及び252は電源ライン、311及び315
は周辺装置402に直流電源を供給する電源接続ライ
ン、312〜314、316及び317は信号を伝送す
る信号伝送線路、341〜347はインタフェース信号
回路100のコネクタ、351〜357はインタフェー
ス信号回路200のコネクタである。
【0007】図5に示す様に、従来のパーソナル・コン
ピュータと周辺装置との接続では、パーソナル・コンピ
ュータ401のインタフェース信号回路100のコネク
タ341〜347と、周辺装置402のインタフェース
信号回路200のコネクタ351〜357とを、信号伝
送ケーブル300の信号伝送線路311〜317で接続
しており、また、パーソナル・コンピュータ401のイ
ンタフェース信号回路100は、信号を出力する信号出
力ディバイス110〜130と、信号出力ディバイス1
10〜130の回路構成ライン111〜114、121
〜124及び131〜134と、直流電源150と、直
流電源150の電源ライン151及び152とを備え、
周辺装置402のインタフェース信号回路200は、信
号を入力する信号入力ディバイス210〜230と、信
号入力ディバイス210〜230の回路構成ライン21
1〜214、回路構成ライン221〜224及び回路構
成ライン231〜234と、電源ライン251及び25
2を備えている。
【0008】図5に示す様に、パーソナル・コンピュー
タ401と周辺装置402との接続では、信号出力ディ
バイス110〜130と信号入力ディバイス210〜2
30とのシグナルグランドラインとして、それぞれ、信
号伝送線路313、315及び317を備えている。
【0009】また、図5に示す様に、パーソナル・コン
ピュータ401と周辺装置402との接続では、信号伝
送線路312及び313、並びに、信号伝送線路316
及び317から成る、デジタル信号等の高周波信号を伝
送する2つのツイスト・ペア線と、低周波信号または直
流信号を伝送する信号伝送線路311、314及び31
5とを備えている。
【0010】前記の様に、パーソナル・コンピュータ4
01及び周辺装置402等の情報処理機器を接続する場
合に、シグナルグランドラインとして信号伝送線路31
3、315及び317を使用し、デジタル信号等の高周
波成分を含む信号を伝送する信号伝送線路にツイスト・
ペア線を用いるのは、電磁放射ノイズ及び電磁誘導ノイ
ズを抑制する為である。
【0011】以下に、電磁放射ノイズと電磁誘導ノイズ
について、簡単に説明する。
【0012】電磁放射ノイズとは、ある装置から電磁波
が放射され、その電磁波が離して配置してある他の装置
に誘起し、妨害を与えてしまう不用信号であり、情報処
理装置等電波障害自主規制協議会(略称:VCCI)発
行の「スイッチング電源雑音の削減、VCCIだよりN
O.18、’90/10」や「回路によるノイズ対策、
VCCIだよりNO.20、’91/4」に記載されて
いる。
【0013】図6は、従来のインタフェース信号回路に
おける電磁放射ノイズの発生を示す図である。図6にお
いて、5は直流電源、6は信号出力ディバイス、7は信
号入力ディバイス、8は信号伝送線路、9は直流電源ラ
イン、10はシグナルグランドライン、11はデカップ
リングコンデンサ、12はデジタル信号、i1充電高周
波電流、i2は放電高周波電流、trはデジタル信号1
2の立ち上がり時間、tfはデジタル信号12の立ち下
がり時間である。
【0014】図6に示す様に、従来のインタフェース信
号回路では、デカップリングコンデンサ11には、常に
直流電源5と同電位になるよう直流電源ライン9を介し
て電荷が供給されている。
【0015】この状態に於いて、信号出力ディバイス6
は、その信号出力ラインからデジタル信号12を出力
し、出力されたデジタル信号12は、信号伝送線路8を
介して信号入力ディバイス7へ伝送される。
【0016】その時の高周波信号電流は、信号入力ディ
バイス7の入力部がコンデンサと等価の故に、図6に示
す様にループを形成し、デジタル信号12波形の立ち上
り時間trには充電高周波電流i1が流れ、一方、立ち
下り時間には放電高周波電流i2が流れる。
【0017】図6に示す様に、高周波信号電流が当該イ
ンタフェース信号回路及び信号伝送線路をループして流
れると、そのループ面積に比例する電磁放射エネルギー
を持つ電磁波が放射され、その電磁波は周辺の情報処理
機器において誤動作の原因となる電磁放射ノイズを発生
させる。
【0018】前記の電磁放射エネルギーは、そのループ
面積に比例するので、電磁放射ノイズの発生を防止する
為には、そのループ面積を減らすことが有効であり、前
記インタフェース信号回路に流れる高周波信号のループ
面積を減少させる方法としては、誘導性結合作用を利用
するものがある。
【0019】図7は、従来のインタフェース信号回路に
おける誘導性結合作用の一例を示す図である。図7にお
いて、10’は信号伝送線路8に接近したシグナルグラ
ンドライン、10”は信号伝送線路8から離れたシグナ
ルグランドライン、isは高周波信号電流、irは高周
波信号電流isのリターン電流、igは高周波信号電流
isのグランドリターン電流、RLはインタフェース信
号回路の負荷である。
【0020】図7に示す様に、従来のインタフェース信
号回路において、高周波信号電流isの流れは、負荷R
Lを経た後、リターン電流irのルートとグランドリタ
ーン電流igのルートとに分岐するが、高周波信号電流
isが信号伝送線路8に流れると、信号伝送線路8及び
信号伝送線路8に接近したシグナルグランドライン1
0’との誘導性結合作用による高周波信号電流の誘導が
起こり、シグナルグランドライン10’に、ほぼ高周波
信号電流isと同じリターン電流irが流れ、信号伝送
線路8から離れたシグナルグランドライン10″へのグ
ランドリターン電流igは殆ど流れない。
【0021】シグナルグランドライン10′を流れるリ
ターン電流irは、信号伝送線路8を流れる高周波信号
電流isが発生する磁束を打ち消す方向に流れ、また、
信号伝送線路8とシグナルグランドライン10’とは接
近して配置されているので、高周波信号電流is及びそ
のリターン電流irが形成する電流ループの面積が小さ
くなる。
【0022】この為、前記の様に高周波信号電流isが
流れる信号伝送線路8の近傍にシグナルグランドライン
10’を配置し、高周波信号電流isのリターン電流i
rの帰路を信号伝送線路8の近傍のシグナルグランドラ
イン10’にすることにより、電磁放射を抑制すること
が可能である。
【0023】一方、電磁誘導ノイズとは、ある信号伝送
線路に高周波信号の電流が流れたときに、隣接し、並行
して配置した他の信号伝送線路に電磁結合により誘起誘
導した不用な信号で、その信号伝送線路に接続された装
置を誤動作させてしまうものであり「解析ノイズ・メカ
ニズム、岡村著、CQ出版」に記載されている。
【0024】電磁誘導ノイズ及び電磁放射ノイズを減ら
す方法として、信号伝送ケーブルにツイスト・ペア線を
用いる方法が知られている。
【0025】図8(a)は、ツイスト・ペア線における
電磁誘導ノイズの抑制を示す図である。図8(a)にお
いて、信号伝送線路及び信号リターン線路はツイスト・
ペア線を構成し、φは紙面に対して垂直の方向に外部か
ら加えられた磁束、Vは磁束φによって生じる誘導電圧
である。
【0026】図8(a)に示す様に、ツイスト・ペア線
では、外部から磁束が加えられると、その信号伝送線路
及び信号リターン線路に誘導電圧Vが生じるが、ツイス
ト・ペア線では、信号伝送線路と信号リターン線路とが
一定のピッチで交互に配置されるので、同一の信号伝送
線路上には、方向の異なる誘導電圧Vが交互に発生する
ことになる。この為、ツイスト・ペア線では、誘導電圧
Vによる電流は殆ど発生せず、電磁誘導ノイズを抑制す
ることが可能である。
【0027】図8(b)は、ツイスト・ペア線における
電磁放射ノイズの抑制を示す図である。図8(b)にお
いて、isは信号伝送線路を流れる高周波信号の電流、
irは前記高周波信号のリターン電流で信号リターン線
路上を流れる。
【0028】φa及びφbは、高周波信号電流が流れるこ
とによって発生する磁束で、当該ツイスト・ペア線の場
合には、φaとφbとは発生する方向が逆で、互いに打ち
消し合う。また、放射エネルギーに比例する高周波回路
のループ面積は、ツイスト・ペア線の、よりピッチとな
り、電磁放射を抑制することが出来る大きな特徴を有し
ている。
【0029】以上の様に、図5に示した従来のパーソナ
ル・コンピュータと周辺装置とを接続するインタフェー
ス信号回路では、電磁放射ノイズ及び電磁誘導ノイズを
抑制する為に、デジタル信号等の高周波成分を含む信号
を伝送する信号伝送線路にツイスト・ペア線を用いてい
る。
【0030】一方、パーソナル・コンピュータ等の情報
処理機器に周辺装置を接続する場合に使用できるインタ
フェースケーブルの信号伝送線路の数は限られており、
パーソナル・コンピュータ等の情報処理機器に機能を追
加し、多くの信号を入出力する高機能の周辺装置を接続
しようとする際に、パーソナル・コンピュータ等の情報
処理機器のインタフェース信号回路の信号伝送線路の数
が不足する場合がある。
【0031】従来のパーソナル・コンピュータ等の情報
処理機器おいて、インタフェース信号回路で入出力する
信号の数を増やしたい場合に、前記インタフェース信号
回路の信号伝送線路であるツイスト・ペア線の数を増や
す方法が考えられる。
【0032】前記の様に、インタフェース信号回路を変
更し、信号伝送線路のツイスト・ペア線の数が多いイン
タフェース信号回路を採用した場合には、インタフェー
ス信号回路の互換性が低下し、接続できる周辺装置が限
定されることがある。
【0033】また、前記の信号伝送線路の数が多いイン
タフェース信号回路及びそのコネクタが、変更前のイン
タフェース信号回路及びそのコネクタよりも大型になる
場合には、携帯性が低下することがある。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、前記従来
技術を検討した結果、以下の問題点を見い出した。
【0035】すなわち、前記従来のパーソナル・コンピ
ュータ等の情報処理機器おいて、インタフェース信号回
路で入出力する信号の数を増やす場合に、前記インタフ
ェース信号回路の信号伝送線路の数を増やす方法では、
信号伝送ケーブル及びそのコネクタを変更する為、その
互換性が低下し、接続できる周辺装置が限定されるとい
う問題があった。
【0036】また、前記従来の信号伝送線路の数が多い
インタフェース信号回路を採用する方法では、前記の変
更後のインタフェース信号回路及びそのコネクタが変更
前のインタフェース信号回路及びそのコネクタよりも大
型になる場合には、携帯性が低下するという問題があっ
た。
【0037】例えば、携帯型のパーソナル・コンピュー
タ等の小形の情報処理機器に用いられる信号伝送ケーブ
ルのコネクタは、小形で結線するピン数が少ない為、そ
れらの情報処理機器に機能を追加しようとする場合に、
新たに結線可能なピン或いは信号伝送線路は無いことが
多く、また、そのコネクタ型式は、国際的に標準化され
る傾向にある為、段階的に一回り大きなコネクタ及び信
号伝送ケーブルを採用すると国際標準から外れることに
なり、更に、一回り大きなコネクタ及び信号伝送ケーブ
ルを採用することは小形機化に反することでもある為、
望ましいことでもなく、従って、特に携帯型の情報処理
機器に容易に機能追加が出来ないケースが多々発生して
いる。
【0038】また、従来のパーソナル・コンピュータ等
の情報処理機器おいて、使用できるインタフェース信号
回路の信号伝送線路の数が足りない場合に、前記インタ
フェース信号回路のツイスト・ペア線の使用をやめ、複
数のシグナルグランドラインを共通の1つのシグナルグ
ランドラインとすることで、信号伝送線路の数には変更
を加えず、伝送する信号の数を増やす方法が考えられ
る。
【0039】しかし、従来のパーソナル・コンピュータ
等の情報処理機器おいて、複数のシグナルグランドライ
ンを共通の1つのシグナルグランドラインとすると、複
数の回路構成ラインと前記共通のシグナルグランドライ
ンとにより構成される電流ループの面積を減少させるの
が困難となるので、電磁放射ノイズ及び電磁誘導ノイズ
が増加し、前記情報処理機器が正常に動作しなくなるこ
とがあるという問題があった。
【0040】本発明の目的は、電磁放射ノイズ及び電磁
誘導ノイズを抑制すると同時に、信号伝送線路の数を変
更することなく、より多くの信号を伝送することが可能
な技術を提供することにある。
【0041】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明かにな
るであろう。
【0042】
【課題を解決するための手段】本願によって開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0043】(1)複数の情報処理機器の間に接続され
た複数の信号伝送線路により信号を伝送する信号伝送方
法において、高周波信号出力ディバイスから出力した高
周波信号を第1の信号伝送線路により高周波信号入力デ
ィバイスに伝送し、前記高周波信号入力ディバイスから
の前記高周波信号のリターン電流を、前記高周波信号入
力ディバイスに接続された入力側コンデンサ及び前記高
周波信号出力ディバイスに接続された出力側コンデンサ
を介して第2の信号伝送線路により前記高周波信号出力
ディバイスに伝送し、信号出力ディバイスが出力する直
流信号または低周波信号を、前記出力側コンデンサ及び
前記入力側コンデンサを介することなく前記第2の信号
伝送線路により信号入力ディバイスに伝送するものであ
る。
【0044】(2)複数の情報処理機器の間に接続され
た複数の信号伝送線路により信号を伝送する信号伝送装
置において、高周波信号を出力する高周波信号出力ディ
バイスと、高周波信号を入力する高周波信号入力ディバ
イスと、直流信号を出力する直流信号出力ディバイス
と、直流信号を入力する直流信号入力ディバイスと、高
周波信号を伝送する第1の信号伝送線路と、高周波信号
及び直流信号を伝送する第2の信号伝送線路と、前記高
周波信号出力ディバイスに接続する出力側コンデンサ
と、前記高周波信号入力ディバイスに接続する入力側コ
ンデンサとを備え、前記高周波信号出力ディバイスが出
力する高周波信号を前記第1の信号伝送線路により前記
高周波信号入力ディバイスに伝送したときの前記高周波
信号入力ディバイスからの前記高周波信号のリターン電
流を、前記入力側コンデンサ及び前記出力側コンデンサ
を介して前記第2の信号伝送線路により前記高周波信号
出力ディバイスに伝送する高周波信号伝送経路と、前記
直流信号出力ディバイスが出力する直流信号を、前記出
力側コンデンサ及び前記入力側コンデンサを介すること
なく、前記第2の信号伝送線路により前記直流信号入力
ディバイスに伝送する直流信号伝送経路とを有するもの
である。
【0045】(3)複数の情報処理機器の間に接続され
た複数の信号伝送線路により信号を伝送する信号伝送装
置において、高周波信号を出力する高周波信号出力ディ
バイスと、高周波信号を入力する高周波信号入力ディバ
イスと、低周波信号を出力する低周波信号出力ディバイ
スと、低周波信号を入力する低周波信号入力ディバイス
と、高周波信号を伝送する第1の信号伝送線路と、高周
波信号及び低周波信号を伝送する第2の信号伝送線路
と、前記高周波信号出力ディバイスに接続する出力側コ
ンデンサと、前記高周波信号入力ディバイスに接続する
入力側コンデンサとを備え、前記高周波信号出力ディバ
イスが出力する高周波信号を前記第1の信号伝送線路に
より前記高周波信号入力ディバイスに伝送したときの前
記高周波信号入力ディバイスからの前記高周波信号のリ
ターン電流を、前記入力側コンデンサ及び前記出力側コ
ンデンサを介して前記第2の信号伝送線路により前記高
周波信号出力ディバイスに伝送する高周波信号伝送経路
と、前記低周波信号出力ディバイスが出力する低周波信
号を、前記出力側コンデンサ及び前記入力側コンデンサ
を介することなく、前記第2の信号伝送線路により前記
低周波信号入力ディバイスに伝送する低周波信号伝送経
路とを有するものである。
【0046】前記の信号伝送方法及びその実施装置で
は、高周波信号出力ディバイスから出力した高周波信号
の前記高周波信号のリターン電流を、前記入力側コンデ
ンサ及び前記出力側コンデンサを介して第2の信号伝送
線路により伝送すると共に、信号出力ディバイスが出力
する直流信号または低周波信号を、前記出力側コンデン
サ及び前記入力側コンデンサを介することなく前記第2
の信号伝送線路により伝送する。
【0047】前記の様に、高周波信号のリターン電流の
伝送と、直流信号または低周波信号の伝送とを、同一の
信号伝送線路にて行うことにより、直流信号または低周
波信号の伝送のみに使用していた信号伝送線路を、他の
信号の伝送に使用することが可能となる。
【0048】また、前記第2の信号伝送線路は、他の回
路構成ラインのシグナルグランドラインとはなっていな
いので、前記第1の信号伝送線路の近傍に配置すること
が可能であり、前記第1の信号伝送線路と第2の信号伝
送線路にて、ツイスト・ペア線を構成すれば、前記高周
波信号伝送経路のループ面積を減少させ、電磁放射ノイ
ズ及び電磁誘導ノイズを抑制することが可能となる。
【0049】以上の様に、前記信号伝送方法及びその実
施装置によれば、高周波信号入力ディバイスからの前記
高周波信号のリターン電流及び信号出力ディバイスが出
力する直流信号または低周波信号を第2の信号伝送線路
により伝送するので、電磁放射ノイズ及び電磁誘導ノイ
ズを抑制すると同時に、信号伝送線路の数を変更するこ
となく、より多くの信号を伝送することが可能である。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、実施形態
とともに図を参照して詳細に説明する。なお、実施形態
を説明するための全図において、同一機能を有するもの
は同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
【0051】(実施形態1)以下に、本発明の信号伝送
方法及びその実施装置において、デジタル信号である高
周波信号の信号伝送線路に直流電源ラインを接続する実
施形態1の信号伝送方法及びその実施装置について説明
する。
【0052】図1は、本実施形態の信号伝送装置におい
てデジタル信号である高周波信号の信号伝送線路に直流
電源ラインを接続したインタフェース信号回路の概略構
成を示す図である。
【0053】図1において、100はパーソナル・コン
ピュータのインタフェース信号回路、200は周辺装置
のインタフェース信号回路、300は信号伝送ケーブ
ル、110は高周波信号を出力する高周波信号出力ディ
バイス、111は電源ライン、112はグランドライ
ン、113は信号入力ライン、114は信号出力ライ
ン、150は直流電源、151及び152は直流電源1
50の電源ライン、C11は出力側コンデンサである。
【0054】また、図1において、210は高周波信号
を入力する高周波信号入力ディバイス、211は電源ラ
イン、212はグランドライン、213は信号入力ライ
ン、214は信号出力ライン、251及び252は電源
ライン、C21は入力側コンデンサ、311〜313は
信号伝送線路、341〜343はインタフェース信号回
路100へのコネクタ、351〜353はインタフェー
ス信号回路200へのコネクタである。
【0055】図1に示す様に、本実施形態の信号伝送装
置は、パーソナル・コンピュータのインタフェース信号
回路100と、周辺装置のインタフェース信号回路20
0と、信号伝送ケーブル300とを備えている。
【0056】本実施形態の信号伝送装置のインタフェー
ス信号回路100は、高周波信号を出力する高周波信号
出力ディバイス110と、その電源ライン111、グラ
ンドライン112、信号入力ライン113及び信号出力
ライン114と、直流電源150と、直流電源150の
電源ライン151及び152と、出力側コンデンサC1
1とを備えている。
【0057】また、図1に示す様に、本実施形態の信号
伝送装置は、インタフェース信号回路200は、高周波
信号を入力する高周波信号入力ディバイス210と、そ
の電源ライン211、グランドライン212、信号入力
ライン213及び信号出力ライン214と、電源ライン
251及び252と、入力側コンデンサC21とを備
え、信号伝送ケーブル300は、信号伝送線路311〜
313と、インタフェース信号回路100へのコネクタ
341〜343と、インタフェース信号回路200への
コネクタ351〜353とを備えている。
【0058】図1に示す様に、本実施形態の信号伝送装
置は、高周波信号と直流信号を送信するインタフェース
信号回路100と、高周波信号と直流信号を受信するイ
ンタフェース信号回路200とを信号伝送ケーブル30
0を介して接続している。
【0059】ここで、本実施形態の信号伝送装置におい
て、直流電源150は、直流信号を出力する直流信号出
力ディバイスであり、高周波信号入力ディバイス210
は、高周波信号を入力する高周波信号入力ディバイスで
あると共に、直流信号を電源として入力する直流信号入
力ディバイスでもある。
【0060】また、本実施形態の信号伝送装置のインタ
フェース信号回路100は、高周波信号出力ディバイス
110の電源ライン111とグランドライン112とを
直流電源150に接続し、高周波信号出力ディバイス1
10の信号出力ライン114をコネクタ342に接続
し、また、電源ライン151を、出力側コンデンサC1
1を介することなく、直接コネクタ343に接続し、高
周波信号出力ディバイス110のグランドライン112
を、出力側コンデンサC11を介して、コネクタ343
に接続している。
【0061】本実施形態の信号伝送装置のインタフェー
ス信号回路200は、高周波信号入力ディバイス210
の電源ライン211を電源ライン251に接続し、高周
波信号入力ディバイス210の信号入力ライン213を
コネクタ352に接続し、また、電源ライン251を、
入力側コンデンサC21を介することなく、直接コネク
タ353に接続し、高周波信号入力ディバイス210の
グランドライン212を、入力側コンデンサC21を介
して、コネクタ353に接続している。
【0062】また、本実施形態の信号伝送装置の信号伝
送ケーブル300では、信号伝送線路311はコネクタ
341とコネクタ351とを接続し、信号伝送線路31
2はコネクタ342とコネクタ352とを接続し、信号
伝送線路313はコネクタ343とコネクタ353とを
接続し、信号伝送線路312及び信号伝送線路313の
2つの信号伝送線路はツイスト・ペア線を形成してい
る。
【0063】図1に示す様に、本実施形態の信号伝送装
置の信号伝送ケーブル300のうち、インタフェース信
号回路100及びインタフェース信号回路200に接続
されているのは、ツイスト・ペア線を形成している信号
伝送線路312及び信号伝送線路313であり、信号伝
送線路312は、高周波信号出力ディバイス110が出
力する高周波信号を伝送する第1の信号伝送線路、信号
伝送線路313は高周波信号入力ディバイス210に伝
送された高周波信号のリターン電流及び直流信号を伝送
する第2の信号伝送線路となっており、信号伝送線路3
11はインタフェース信号回路100またはインタフェ
ース信号回路200のどちらにも接続されていない。
【0064】以下に、本実施形態の信号伝送装置の動作
について説明する。
【0065】本実施形態の信号伝送装置のインタフェー
ス信号回路100において、高周波信号出力ディバイス
110の信号入力ライン113に高周波信号が入力さ
れ、信号出力ライン114から高周波信号が出力される
と、その高周波信号は、コネクタ342から信号伝送線
路312を通り、コネクタ352から信号入力ライン2
13を介して高周波信号入力ディバイス210に入り、
高周波信号入力ディバイス210が駆動され、高周波信
号入力ディバイス210の出力信号は、信号出力ライン
214の次段の回路へ出力される。
【0066】一方、高周波信号入力ディバイス210に
入力された高周波信号のリターン電流は、誘導性結合作
用により、高周波信号入力ディバイス210のグランド
ライン212から入力側コンデンサC21を通過し、コ
ネクタ353、信号伝送線路313及びコネクタ343
から成る帰路を通り、出力側コンデンサC11を通過し
て高周波信号出力ディバイス110に戻る。
【0067】従って、本実施形態の信号伝送装置では、
高周波信号出力ディバイス110、信号出力ライン11
4、コネクタ342、信号伝送線路312、コネクタ3
52、信号入力ライン213、高周波信号入力ディバイ
ス210、グランドライン212、入力側コンデンサC
21、コネクタ353、信号伝送線路313、コネクタ
343、出力側コンデンサC11及びグランドライン1
12から成る高周波信号伝送経路が形成されている。
【0068】前記の様に、本実施形態の信号伝送装置で
は、高周波信号の誘導性結合作用により、信号伝送線路
312を流れる高周波信号の電流帰路は、信号伝送線路
312の近傍に配置された信号伝送線路313となる。
【0069】信号伝送線路312及び信号伝送線路31
3はツイスト・ペア線を形成しているので、電磁誘導ノ
イズ及び電磁放射ノイズが抑制される。
【0070】一方、本実施形態の信号伝送装置の直流電
源150は、高周波信号出力ディバイス110に電源電
圧を供給すると共に、コネクタ343、信号伝送線路3
13及びコネクタ353を介して、高周波信号入力ディ
バイス210にも電源電圧を供給しており、信号伝送線
路311を使用していない。
【0071】従って、本実施形態の信号伝送装置では、
直流電源150、電源ライン151、コネクタ343、
信号伝送線路313、コネクタ353及び電源ライン2
51から成る直流信号伝送経路が形成されている。
【0072】すなわち、本実施形態の信号伝送装置で
は、高周波信号出力ディバイス110が出力した高周波
信号のリターン電流の帰路としては、前記高周波信号伝
送経路のグランドライン212、入力側コンデンサC2
1、コネクタ353、信号伝送線路313、コネクタ3
43、出力側コンデンサC11及びグランドライン11
2から成る経路を使用し、高周波信号入力ディバイス2
10への電源電圧の供給には、前記直流信号伝送経路の
電源ライン151、コネクタ343、信号伝送線路31
3、コネクタ353及び電源ライン251の経路を使用
しており、高周波信号出力ディバイス110の高周波信
号のリターン電流と直流電源150の直流信号は、コネ
クタ343、信号伝送線路313及びコネクタ353を
共有している。
【0073】この為、本実施形態の信号伝送装置では、
信号伝送線路311を使用する必要が無くなり、従っ
て、この信号伝送線路311に他の回路構成ラインを接
続することが可能となっている。
【0074】以上説明した様に、本実施形態の信号伝送
方法及びその実施装置によれば、高周波信号を伝送する
信号伝送線路をツイスト・ペア線とし、出力ディバイス
側及び入力ディバイス側にそれぞれ出力側コンデンサC
11及び入力側コンデンサC21を接続したことで誘導
性結合作用により信号伝送線路313をリターン線路と
した高周波信号の帰路を形成すると共に信号伝送線路3
13で電源電圧の供給を行うので、電磁放射ノイズ及び
電磁誘導ノイズを抑制すると同時に、信号伝送線路の数
を変更することなく、より多くの信号を伝送することが
可能である。
【0075】(実施形態2)以下に、本発明の信号伝送
方法及びその実施装置において、高周波信号の信号伝送
線路に低周波信号の回路構成ラインを接続する実施形態
2の信号伝送方法及びその実施装置について説明する。
【0076】図2は、本実施形態の信号伝送装置におい
て高周波信号の信号伝送線路に低周波信号の回路構成ラ
インを接続したインタフェース信号回路の概略構成を示
す図である。
【0077】図2において、120は低周波信号を出力
する低周波信号出力ディバイス、121は電源ライン、
122はグランドライン、123は信号入力ライン、1
24は信号出力ラインである。
【0078】また、図2において、220は低周波信号
を入力する低周波信号入力ディバイス、221は電源ラ
イン、222はグランドライン、223は信号入力ライ
ン、224は信号出力ライン、314〜315は信号伝
送線路、344〜345はインタフェース信号回路10
0へのコネクタ、354〜355はインタフェース信号
回路200へのコネクタである。
【0079】図2に示す様に、本実施形態の信号伝送装
置は、低周波信号を出力する低周波信号出力ディバイス
120と、その電源ライン121、グランドライン12
2、信号入力ライン123及び信号出力ライン124と
を備えている。
【0080】また、図2に示す様に、本実施形態の信号
伝送装置は、低周波信号を入力する低周波信号入力ディ
バイス220と、その電源ライン221、グランドライ
ン222、信号入力ライン223及び信号出力ライン2
24とを有し、信号伝送線路314〜315と、インタ
フェース信号回路100へのコネクタ344〜345
と、インタフェース信号回路200へのコネクタ354
〜355とを備えている。
【0081】図2に示す様に、本実施形態の信号伝送装
置は、高周波信号及び低周波信号を送信するインタフェ
ース信号回路100と、高周波信号及び低周波を受信す
るインタフェース信号回路200とを信号伝送ケーブル
300を介して接続している。
【0082】また、本実施形態の信号伝送装置のインタ
フェース信号回路100は、電源ライン151をコネク
タ341に接続し、高周波信号出力ディバイス110の
電源ライン111とグランドライン112とを直流電源
150に接続し、信号出力ライン114をコネクタ34
2に接続し、高周波信号出力ディバイス110のグラン
ドライン112を、出力側コンデンサC11を介して、
コネクタ343に接続し、低周波信号出力ディバイス1
20の信号出力ライン124を、出力側コンデンサC1
1を介することなく、コネクタ343に接続し、低周波
信号出力ディバイス120のグランドライン122をコ
ネクタ345に接続している。
【0083】本実施形態の信号伝送装置のインタフェー
ス信号回路200は、電源ライン251をコネクタ35
1に接続し、高周波信号入力ディバイス210の電源ラ
イン211を電源ライン251に接続し、高周波信号入
力ディバイス210の信号入力ライン213をコネクタ
352に接続し、高周波信号入力ディバイス210のグ
ランドライン212を、入力側コンデンサC21を介し
て、コネクタ353に接続し、低周波信号入力ディバイ
ス220の信号入力ライン223を、入力側コンデンサ
C21を介することなく、コネクタ353に接続し、低
周波信号入力ディバイス220のシグナルグランドライ
ン222をコネクタ355に接続している。
【0084】また、本実施形態の信号伝送装置の信号伝
送ケーブル300では、信号伝送線路314はコネクタ
344とコネクタ354とを接続し、信号伝送線路31
5はコネクタ345とコネクタ355とを接続してい
る。
【0085】図2に示す様に、本実施形態の信号伝送装
置の信号伝送ケーブル300のうち、インタフェース信
号回路100及びインタフェース信号回路200に接続
されているのは、信号伝送線路311と、ツイスト・ペ
ア線を形成している信号伝送線路312及び信号伝送線
路313と、信号伝送線路315であり、信号伝送線路
312は、高周波信号出力ディバイス110が出力する
高周波信号を伝送する第1の信号伝送線路であり、信号
伝送線路313は高周波信号入力ディバイス210に伝
送された高周波信号のリターン電流及び低周波信号出力
ディバイス120が出力する低周波信号を伝送する第2
の信号伝送線路であり、信号伝送線路314はインタフ
ェース信号回路100またはインタフェース信号回路2
00のどちらにも接続されていない。
【0086】以下に、本実施形態の信号伝送装置の動作
について説明する。
【0087】本実施形態の信号伝送装置のインタフェー
ス信号回路100において、高周波信号出力ディバイス
110の信号入力ライン113に高周波信号が入力さ
れ、信号出力ライン114から高周波信号が出力される
と、その高周波信号は、コネクタ342から信号伝送線
路312を通り、コネクタ352から信号入力ライン2
13を介して高周波信号入力ディバイス210に入り、
高周波信号入力ディバイス210が駆動され、高周波信
号入力ディバイス210の出力信号は、信号出力ライン
214の次段の回路へ出力される。
【0088】一方、高周波信号入力ディバイス210に
入力された高周波信号のリターン電流は、誘導性結合作
用により、高周波信号入力ディバイス210のグランド
ライン212から入力側コンデンサC21を通過し、コ
ネクタ353、信号伝送線路313及びコネクタ343
から成る帰路を通り、出力側コンデンサC11を通過し
て高周波信号出力ディバイス110に戻る。
【0089】従って、本実施形態の信号伝送装置では、
高周波信号出力ディバイス110、信号出力ライン11
4、コネクタ342、信号伝送線路312、コネクタ3
52、信号入力ライン213、高周波信号入力ディバイ
ス210、グランドライン212、入力側コンデンサC
21、コネクタ353、信号伝送線路313、コネクタ
343、出力側コンデンサC11及びグランドライン1
12から成る高周波信号伝送経路が形成されている。
【0090】前記の様に、本実施形態の信号伝送装置で
は、高周波信号の誘導性結合作用により、信号伝送線路
312を流れる高周波信号の電流帰路は、信号伝送線路
312の近傍に配置された信号伝送線路313となる。
【0091】信号伝送線路312及び信号伝送線路31
3はツイスト・ペア線を形成しているので、電磁誘導ノ
イズ及び電磁放射ノイズが抑制される。
【0092】一方、本実施形態の信号伝送装置のインタ
フェース信号回路100において、低周波信号出力ディ
バイス120の信号入力ライン123に低周波信号が入
力され、信号出力ライン124から低周波信号が出力さ
れると、その低周波信号は、出力側コンデンサC11を
介することなく、コネクタ343から信号伝送線路31
3を通り、コネクタ353から、入力側コンデンサC2
1を介することなく、信号入力ライン223を介して低
周波信号入力ディバイス220に入る。
【0093】従って、本実施形態の信号伝送装置では、
低周波信号出力ディバイス120、信号出力ライン12
4、コネクタ343、信号伝送線路313、コネクタ3
53、信号入力ライン223、低周波信号入力ディバイ
ス220、グランドライン222、コネクタ355、信
号伝送線路315、コネクタ345、グランドライン1
12から成る低周波信号伝送経路が形成されている。
【0094】すなわち、本実施形態の信号伝送装置で
は、高周波信号出力ディバイス110の出力した高周波
信号のリターン電流の帰路としては、前記高周波信号伝
送経路のグランドライン212、入力側コンデンサC2
1、コネクタ353、信号伝送線路313、コネクタ3
43、出力側コンデンサC11及びグランドライン11
2から成る経路を使用し、低周波信号出力ディバイス1
20の出力する低周波信号の伝送には、前記低周波信号
伝送経路の信号出力ライン124、コネクタ343、信
号伝送線路313、コネクタ353及び信号入力ライン
223の経路を使用しており、高周波信号出力ディバイ
ス110の高周波信号のリターン電流と低周波信号出力
ディバイス120の低周波信号は、コネクタ343、信
号伝送線路313及びコネクタ353を共有している。
【0095】この為、本実施形態の信号伝送装置では、
信号伝送線路314を使用する必要が無くなり、従っ
て、この信号伝送線路314に他の回路構成ラインを接
続することが可能となっている。
【0096】以上説明した様に、本実施形態の信号伝送
方法及びその実施装置によれば、高周波信号を伝送する
信号伝送線路をツイスト・ペア線とし、出力ディバイス
側及び入力ディバイス側にそれぞれ出力側コンデンサC
11及び入力側コンデンサC21を接続したことで誘導
性結合作用により信号伝送線路313をリターン線路と
した高周波信号の帰路を形成すると共に信号伝送線路3
13で低周波信号の伝送を行うので、電磁放射ノイズ及
び電磁誘導ノイズを抑制すると同時に、信号伝送線路の
数を変更することなく、より多くの信号を伝送すること
が可能である。
【0097】(実施形態3)以下に、本発明の信号伝送
方法及びその実施装置において、高周波信号の信号伝送
線路に直流電源ライン及び低周波信号の回路構成ライン
を接続し、従来のインタフェース信号回路よりもデバイ
スの数を増やした実施形態3の信号伝送方法及びその実
施装置について説明する。
【0098】図3は、本実施形態の信号伝送装置におい
て高周波信号の信号伝送線路に直流電源ラインまたは低
周波信号の回路構成ラインを接続したインタフェース信
号回路の概略構成を示す図である。
【0099】図3において、130は高周波信号を出力
する高周波信号出力ディバイス、131は電源ライン、
132はグランドライン、133は信号入力ライン、1
34は信号出力ライン、C12は出力側コンデンサであ
り、230は高周波信号を入力する高周波信号入力ディ
バイス、231は電源ライン、232はグランドライ
ン、233は信号入力ライン、234は信号出力ライ
ン、C22は入力側コンデンサである。
【0100】また、図3において、140は低周波信号
を出力する低周波信号出力ディバイス、141は電源ラ
イン、142はグランドライン、143は信号入力ライ
ン、144は信号出力ラインであり、240は低周波信
号を入力する低周波信号入力ディバイス、241は電源
ライン、242はグランドライン、243は信号入力ラ
イン、244は信号出力ライン、316〜317は信号
伝送線路、346〜347はインタフェース信号回路1
00へのコネクタ、356〜357はインタフェース信
号回路200へのコネクタである。
【0101】図3に示す様に、本実施形態の信号伝送装
置は、高周波信号を出力する高周波信号出力ディバイス
130と、その電源ライン131、グランドライン13
2、信号入力ライン133及び信号出力ライン134
と、出力側コンデンサC12と、高周波信号を入力する
高周波信号入力ディバイス230と、その電源ライン2
31、グランドライン232、信号入力ライン233及
び信号出力ライン234と、入力側コンデンサC22と
を備えている。
【0102】また、図3に示す様に、本実施形態の信号
伝送装置は、低周波信号を出力する低周波信号出力ディ
バイス140と、その電源ライン141、グランドライ
ン142、信号入力ライン143及び信号出力ライン1
44と、低周波信号を入力する低周波信号入力ディバイ
ス240と、その電源ライン241、グランドライン2
42、信号入力ライン243及び信号出力ライン244
と、信号伝送線路316〜317と、インタフェース信
号回路100のコネクタ346〜347と、インタフェ
ース信号回路200のコネクタ356〜357とを備え
ている。
【0103】図3に示す様に、本実施形態の信号伝送装
置は、高周波信号と直流信号を送信するインタフェース
信号回路100と、高周波信号と直流信号を受信するイ
ンタフェース信号回路200とを信号伝送ケーブル30
0を介して接続している。
【0104】ここで、本実施形態の信号伝送装置におい
て、直流電源150は、直流信号を出力する直流信号出
力ディバイスであり、高周波信号入力ディバイス210
は、高周波信号を入力する高周波信号入力ディバイスで
あると共に、直流信号を電源として入力する直流信号入
力ディバイスでもある。
【0105】また、本実施形態の信号伝送装置のインタ
フェース信号回路100は、高周波信号出力ディバイス
110の電源ライン111とグランドライン112とを
直流電源150に接続し、信号出力ライン114をコネ
クタ341に接続し、また、電源ライン151を、出力
側コンデンサC11を介することなく、直接コネクタ3
42に接続し、高周波信号出力ディバイス110のグラ
ンドライン112を、出力側コンデンサC11を介し
て、コネクタ342に接続している。
【0106】また、本実施形態の信号伝送装置のインタ
フェース信号回路100は、高周波信号出力ディバイス
130の信号出力ライン134をコネクタ345に接続
し、高周波信号出力ディバイス130のグランドライン
132を、出力側コンデンサC12を介して、コネクタ
346に接続し、低周波信号出力ディバイス140の信
号出力ライン144を、出力側コンデンサC12を介す
ることなく、コネクタ346に接続し、低周波信号出力
ディバイス140のグランドライン142をコネクタ3
47に接続している。
【0107】本実施形態の信号伝送装置のインタフェー
ス信号回路200は、高周波信号入力ディバイス210
の電源ライン211を電源ライン251に接続し、高周
波信号入力ディバイス210の信号入力ライン213を
コネクタ351に接続し、また、電源ライン251を、
入力側コンデンサC21を介することなく、直接コネク
タ352に接続し、高周波信号入力ディバイス210の
グランドライン212を、入力側コンデンサC21を介
して、コネクタ352に接続している。
【0108】また、本実施形態の信号伝送装置のインタ
フェース信号回路200は、高周波信号入力ディバイス
230の信号入力ライン233をコネクタ355に接続
し、高周波信号入力ディバイス230のグランドライン
232を、入力側コンデンサC22を介して、コネクタ
356に接続し、低周波信号入力ディバイス240の信
号入力ライン243を、入力側コンデンサC22を介す
ることなく、コネクタ356に接続し、低周波信号入力
ディバイス240のシグナルグランドライン242をコ
ネクタ357に接続している。
【0109】また、本実施形態の信号伝送装置の信号伝
送ケーブル300では、信号伝送線路316はコネクタ
346とコネクタ356とを接続し、信号伝送線路31
7はコネクタ347とコネクタ357とを接続し、信号
伝送線路311及び信号伝送線路312、信号伝送線路
313及び信号伝送線路314並びに信号伝送線路31
5及び信号伝送線路316はツイスト・ペア線を形成し
ている。
【0110】以下に、本実施形態の信号伝送装置の動作
について説明する。
【0111】本実施形態の信号伝送装置のインタフェー
ス信号回路100において、高周波信号出力ディバイス
110の信号入力ライン113に高周波信号が入力さ
れ、信号出力ライン114から高周波信号が出力される
と、その高周波信号は、コネクタ341から信号伝送線
路311を通り、コネクタ351から信号入力ライン2
13を介して高周波信号入力ディバイス210に入り、
高周波信号入力ディバイス210が駆動され、高周波信
号入力ディバイス210の出力信号は、信号出力ライン
214の次段の回路へ出力される。
【0112】一方、高周波信号入力ディバイス210に
入力された高周波信号のリターン電流は、誘導性結合作
用により、高周波信号入力ディバイス210のグランド
ライン212から入力側コンデンサC21を通過し、コ
ネクタ352、信号伝送線路312及びコネクタ342
から成る帰路を通り、出力側コンデンサC11を通過し
て高周波信号出力ディバイス110に戻る。
【0113】従って、本実施形態の信号伝送装置では、
高周波信号出力ディバイス110、信号出力ライン11
4、コネクタ341、信号伝送線路311、コネクタ3
51、信号入力ライン213、高周波信号入力ディバイ
ス210、グランドライン212、入力側コンデンサC
21、コネクタ352、信号伝送線路312、コネクタ
342、出力側コンデンサC11及びグランドライン1
12から成る高周波信号伝送経路が形成されている。
【0114】一方、本実施形態の信号伝送装置の直流電
源150は、高周波信号出力ディバイス110に電源電
圧を供給すると共に、コネクタ342、信号伝送線路3
12及びコネクタ352を介して、高周波信号入力ディ
バイス210にも電源電圧を供給している。
【0115】従って、本実施形態の信号伝送装置では、
直流電源150、電源ライン151、コネクタ342、
信号伝送線路312、コネクタ352及び電源ライン2
51から成る直流信号伝送経路が形成されている。
【0116】すなわち、本実施形態の信号伝送装置で
は、高周波信号出力ディバイス110の出力した高周波
信号のリターン電流の帰路としては、前記高周波信号伝
送経路のグランドライン212、入力側コンデンサC2
1、コネクタ352、信号伝送線路312、コネクタ3
42、出力側コンデンサC11及びグランドライン11
2から成る経路を使用し、高周波信号入力ディバイス2
10への電源電圧の供給には、前記直流信号伝送経路の
電源ライン151、コネクタ342、信号伝送線路31
2、コネクタ352及び電源ライン251の経路を使用
しており、高周波信号出力ディバイス110の高周波信
号のリターン電流と直流電源150の直流信号は、コネ
クタ342、信号伝送線路312及びコネクタ352を
共有している。
【0117】また、本実施形態の信号伝送装置のインタ
フェース信号回路100において、高周波信号出力ディ
バイス130の信号入力ライン133に高周波信号が入
力され、信号出力ライン134から高周波信号が出力さ
れると、その高周波信号は、コネクタ345から信号伝
送線路315を通り、コネクタ355から信号入力ライ
ン233を介して高周波信号入力ディバイス230に入
り、高周波信号入力ディバイス230が駆動され、高周
波信号入力ディバイス230の出力信号は、信号出力ラ
イン234の次段の回路へ出力される。
【0118】一方、高周波信号入力ディバイス230に
入力された高周波信号のリターン電流は、誘導性結合作
用により、高周波信号入力ディバイス230のグランド
ライン232から入力側コンデンサC22を通過し、コ
ネクタ356、信号伝送線路316及びコネクタ346
から成る帰路を通り、出力側コンデンサC12を通過し
て高周波信号出力ディバイス130に戻る。
【0119】従って、本実施形態の信号伝送装置では、
高周波信号出力ディバイス130、信号出力ライン13
4、コネクタ345、信号伝送線路315、コネクタ3
55、信号入力ライン233、高周波信号入力ディバイ
ス230、グランドライン232、入力側コンデンサC
22、コネクタ356、信号伝送線路316、コネクタ
346、出力側コンデンサC12及びグランドライン1
32から成るもう1つの高周波信号伝送経路が形成され
ている。
【0120】一方、本実施形態の信号伝送装置のインタ
フェース信号回路100において、低周波信号出力ディ
バイス140の信号入力ライン143に低周波信号が入
力され、信号出力ライン144から低周波信号が出力さ
れると、その低周波信号は、出力側コンデンサC12を
介することなく、コネクタ346から信号伝送線路31
6を通り、コネクタ356から、入力側コンデンサC2
2を介することなく、信号入力ライン243を介して低
周波信号入力ディバイス240に入る。
【0121】従って、本実施形態の信号伝送装置では、
低周波信号出力ディバイス140、信号出力ライン14
4、コネクタ346、信号伝送線路316、コネクタ3
56、信号入力ライン243、低周波信号入力ディバイ
ス240、グランドライン242、コネクタ357、信
号伝送線路317、コネクタ347及びグランドライン
142から成る低周波信号伝送経路が形成されている。
【0122】すなわち、本実施形態の信号伝送装置で
は、高周波信号出力ディバイス130の高周波信号のリ
ターン電流の帰路としては、前記高周波信号伝送経路の
グランドライン232、入力側コンデンサC22、コネ
クタ356、信号伝送線路316、コネクタ346、出
力側コンデンサC12及びグランドライン132から成
る経路を使用し、低周波信号出力ディバイス140の出
力する低周波信号の伝送には、前記低周波信号伝送経路
の信号出力ライン144、コネクタ346、信号伝送線
路316、コネクタ356及び信号入力ライン243の
経路を使用しており、高周波信号出力ディバイス110
の高周波信号のリターン電流と低周波信号出力ディバイ
ス140の低周波信号は、コネクタ346、信号伝送線
路316及びコネクタ356を共有している。
【0123】前記の様に、本実施形態の信号伝送装置で
は、高周波信号の誘導性結合作用により、信号伝送線路
311を流れる高周波信号の帰路は、信号伝送線路31
1の近傍に配置された信号伝送線路312となり、ま
た、信号伝送線路315を流れる高周波信号の帰路は、
信号伝送線路315の近傍に配置された信号伝送線路3
16となるので、その帰路のループ面積が小さくなり、
電磁放射ノイズは抑制される。
【0124】また、本実施形態の信号伝送装置では、信
号伝送線路311及び信号伝送線路312並びに信号伝
送線路315及び信号伝送線路316はツイスト・ペア
線を形成しているので、電磁誘導ノイズ及び電磁放射ノ
イズが抑制される。
【0125】ここで、図5に示した従来のパーソナル・
コンピュータと周辺装置とを接続するインタフェース信
号回路と比較すると、本実施形態の信号伝送装置と、図
5の従来のパーソナル・コンピュータと周辺装置とを接
続するインタフェース信号回路とでは、同数の信号伝送
線路311〜317を使用しているが、使用している入
力及び出力のディバイスの数は、本実施形態の信号伝送
装置の方が多く、同じ信号伝送線路の数を使用して、よ
り多くの信号を伝送可能であることが判る。
【0126】以上説明した様に、本実施形態の信号伝送
方法及びその実施装置によれば、高周波信号を伝送する
信号伝送線路をツイスト・ペア線とし、出力ディバイス
側及び入力ディバイス側にそれぞれ出力側コンデンサC
11及び入力側コンデンサC21を接続したことで誘導
性結合作用により信号伝送線路312をリターン線路と
した高周波信号の電流帰路を形成すると共に直流信号を
伝送し、また、出力側コンデンサC12及び入力側コン
デンサC22を接続した信号伝送線路316により高周
波信号の帰路を形成すると共に低周波信号の伝送を行う
ので、電磁放射ノイズ及び電磁誘導ノイズを抑制すると
同時に、信号伝送線路の数を変更することなく、より多
くの信号を伝送することが可能である。
【0127】以上、本発明を、前記実施形態に基づき具
体的に説明したが、本発明は、前記実施形態に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種
々変更可能であることは勿論である。
【0128】例えば、本発明の信号伝送方法及びその実
施装置において、高周波信号出力ディバイス及び高周波
信号入力ディバイスに接続される出力側コンデンサ及び
入力側コンデンサを、できるだけ当該ディバイスの近傍
に接続し、ツイスト・ペア線を構成していない信号伝送
線路部分を減らすことにより、電磁放射ノイズ及び電磁
誘導ノイズを抑制する効果を向上させることが可能であ
る。
【0129】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0130】すなわち、高周波信号入力ディバイスから
の前記高周波信号のリターン電流及び信号出力ディバイ
スが出力する直流信号または低周波信号を第2の信号伝
送線路により伝送するので、電磁放射ノイズ及び電磁誘
導ノイズを抑制すると同時に、信号伝送線路の数を変更
することなく、より多くの信号を伝送することが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の信号伝送装置において、デジタル
信号である高周波信号の信号伝送線路に直流電源ライン
を接続したインタフェース信号回路の概略構成を示す図
である。
【図2】実施形態2の信号伝送装置において、高周波信
号の信号伝送線路に低周波信号の回路構成ラインを接続
したインタフェース信号回路の概略構成を示す図であ
る。
【図3】実施形態3の信号伝送装置において、高周波信
号の信号伝送線路に直流電源ラインまたは低周波信号の
回路構成ラインを接続したインタフェース信号回路の概
略構成を示す図である。
【図4】従来のパーソナル・コンピュータと周辺装置の
接続を示す図である。
【図5】従来のパーソナル・コンピュータと周辺装置と
を接続するインタフェース信号回路の概略構成を示す図
である。
【図6】従来のインタフェース信号回路における電磁放
射ノイズを概説する図である。
【図7】従来のインタフェース信号回路における誘導性
結合作用の一例を示す図である。
【図8】従来のツイスト・ペア線における電磁誘導ノイ
ズ及び電磁放射ノイズの抑制作用を示す図である。
【符号の説明】
100…パーソナル・コンピュータのインタフェース信
号回路、200…周辺装置のインタフェース信号回路、
300…信号伝送ケーブル、110…高周波信号出力デ
ィバイス、111…電源ライン、112…グランドライ
ン、113…信号入力ライン、114…信号出力ライ
ン、150…直流電源、151及び152…電源ライ
ン、C11…出力側コンデンサ、210…高周波信号入
力ディバイス、211…電源ライン、212…グランド
ライン、213…信号入力ライン、214…信号出力ラ
イン、251及び252…電源ライン、C21…入力側
コンデンサ、311〜313…信号伝送線路、341〜
343…コネクタ、351〜353…コネクタ、120
…低周波信号出力ディバイス、121…電源ライン、1
22…グランドライン、123…信号入力ライン、12
4…信号出力ライン、220…低周波信号入力ディバイ
ス、221…電源ライン、222…グランドライン、2
23…信号入力ライン、224…信号出力ライン、31
4〜315…信号伝送線路、344〜345…コネク
タ、354〜355…コネクタ、130…高周波信号出
力ディバイス、131…電源ライン、132…グランド
ライン、133…信号入力ライン、134…信号出力ラ
イン、C12…出力側コンデンサ、230…高周波信号
入力ディバイス、231…電源ライン、232…グラン
ドライン、233…信号入力ライン、234…信号出力
ライン、C22…入力側コンデンサ、140…低周波信
号出力ディバイス、141…電源ライン、142…グラ
ンドライン、143…信号入力ライン、144…信号出
力ライン、240…低周波信号入力ディバイス、241
…電源ライン、242…グランドライン、243…信号
入力ライン、244…信号出力ライン、316〜317
…信号伝送線路、346〜347…コネクタ、356〜
357…コネクタ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の情報処理機器の間に接続された複
    数の信号伝送線路により信号を伝送する信号伝送方法に
    おいて、 高周波信号出力ディバイスから出力した高周波信号を第
    1の信号伝送線路により高周波信号入力ディバイスに伝
    送し、前記高周波信号入力ディバイスからの前記高周波
    信号のリターン電流を、前記高周波信号入力ディバイス
    に接続された入力側コンデンサ及び前記高周波信号出力
    ディバイスに接続された出力側コンデンサを介して第2
    の信号伝送線路により前記高周波信号出力ディバイスに
    伝送し、 信号出力ディバイスが出力する直流信号または低周波信
    号を、前記出力側コンデンサ及び前記入力側コンデンサ
    を介することなく前記第2の信号伝送線路により信号入
    力ディバイスに伝送することを特徴とする信号伝送方
    法。
  2. 【請求項2】 複数の情報処理機器の間に接続された複
    数の信号伝送線路により信号を伝送する信号伝送装置に
    おいて、 高周波信号を出力する高周波信号出力ディバイスと、高
    周波信号を入力する高周波信号入力ディバイスと、直流
    信号を出力する直流信号出力ディバイスと、直流信号を
    入力する直流信号入力ディバイスと、高周波信号を伝送
    する第1の信号伝送線路と、高周波信号及び直流信号を
    伝送する第2の信号伝送線路と、前記高周波信号出力デ
    ィバイスに接続する出力側コンデンサと、前記高周波信
    号入力ディバイスに接続する入力側コンデンサとを備
    え、 前記高周波信号出力ディバイスが出力する高周波信号を
    前記第1の信号伝送線路により前記高周波信号入力ディ
    バイスに伝送したときの前記高周波信号入力ディバイス
    からの前記高周波信号のリターン電流を、前記入力側コ
    ンデンサ及び前記出力側コンデンサを介して前記第2の
    信号伝送線路により前記高周波信号出力ディバイスに伝
    送する高周波信号伝送経路と、前記直流信号出力ディバ
    イスが出力する直流信号を、前記出力側コンデンサ及び
    前記入力側コンデンサを介することなく、前記第2の信
    号伝送線路により前記直流信号入力ディバイスに伝送す
    る直流信号伝送経路とを有することを特徴とする信号伝
    送装置。
  3. 【請求項3】 複数の情報処理機器の間に接続された複
    数の信号伝送線路により信号を伝送する信号伝送装置に
    おいて、 高周波信号を出力する高周波信号出力ディバイスと、高
    周波信号を入力する高周波信号入力ディバイスと、低周
    波信号を出力する低周波信号出力ディバイスと、低周波
    信号を入力する低周波信号入力ディバイスと、高周波信
    号を伝送する第1の信号伝送線路と、高周波信号及び低
    周波信号を伝送する第2の信号伝送線路と、前記高周波
    信号出力ディバイスに接続する出力側コンデンサと、前
    記高周波信号入力ディバイスに接続する入力側コンデン
    サとを備え、 前記高周波信号出力ディバイスが出力する高周波信号を
    前記第1の信号伝送線路により前記高周波信号入力ディ
    バイスに伝送したときの前記高周波信号入力ディバイス
    からの前記高周波信号のリターン電流を、前記入力側コ
    ンデンサ及び前記出力側コンデンサを介して前記第2の
    信号伝送線路により前記高周波信号出力ディバイスに伝
    送する高周波信号伝送経路と、前記低周波信号出力ディ
    バイスが出力する低周波信号を、前記出力側コンデンサ
    及び前記入力側コンデンサを介することなく、前記第2
    の信号伝送線路により前記低周波信号入力ディバイスに
    伝送する低周波信号伝送経路とを有することを特徴とす
    る信号伝送装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7627043B2 (en) 2000-06-14 2009-12-01 Rambus Inc. Method and apparatus for transmitting data with reduced coupling noise
CN103856271A (zh) * 2014-02-25 2014-06-11 络达科技股份有限公司 可调式谐波滤除装置

Cited By (3)

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US8036284B2 (en) 2000-06-14 2011-10-11 Rambus Inc. Method and apparatus for transmitting data with reduced coupling noise
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