JPH0996691A - 通信機器 - Google Patents

通信機器

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Publication number
JPH0996691A
JPH0996691A JP25212095A JP25212095A JPH0996691A JP H0996691 A JPH0996691 A JP H0996691A JP 25212095 A JP25212095 A JP 25212095A JP 25212095 A JP25212095 A JP 25212095A JP H0996691 A JPH0996691 A JP H0996691A
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JP
Japan
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time
signal
date
clock
adjustment
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Pending
Application number
JP25212095A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Mori
俊浩 森
Koichi Shibata
浩一 柴田
Shoichi Oyama
昌一 大山
Koichi Matsuo
浩一 松尾
Tetsuya Sugimoto
哲哉 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファクシミリ装置の時刻調整が手作業による
ものであるため、手間を要し、正確さにも問題点が残
る。 【解決手段】 現在時刻と、定期時刻自動修正を行う日
時及び時報案内の電話番号を設定した後、設定時刻の少
し前に時報案内を呼び出し、時報音の周波数を変復調部
モデム6のレジスタ18で検出し、その時点で時刻検出
フラグでONを示す1を立てるとともに、その検知デー
タを制御部1に割り込み信号として送るか、あるいは制
御部1が常時レジスタ18の動作を監視するようにし、
時刻検出フラグが立った時点で、内蔵の時計機能の時刻
を正時に合わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機器本体に内蔵の
時計の自動時刻修正機能を備えたファクシミリ装置等の
通信機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、公衆電話回線を使用したファクシ
ミリ装置には、予約時刻になると特定の送信先に送信を
開始するタイマー送信等の機能や、送信日時を送信画像
の先頭に発信元記録として付加する機能等を備えてい
る。そして、これらの機能を実行するための必須要件と
して時計を必要とし、この時計は、通常のファクシミリ
装置の殆どの機種に内蔵されている。
【0003】したがって、上記のような機能を正確に実
行するためには、ファクシミリ装置に内蔵の時計が示す
時刻は特に正確であることが要求されるが、誤差をなく
すことは極めて困難であり、ある程度の期間、時刻調整
を行わないでいると、数秒乃至数十秒程度の誤差が生じ
ることは避けられない。
【0004】このため従来では、前記時計に時刻修正機
能を持たせており、ユーザーは時計が正確な時刻を示し
ておらず補正すべきと判断したとき、ファクシミリ装置
に設けられている操作部のキーを操作することによって
時刻調整用のメニューに入ったうえで、そのメニューで
指定されている時刻合わせ用のキーを操作して現在時刻
を入力することにより行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ユーザ
ーが時期を見て行うファクシミリ装置の時刻調整作業
は、全て手作業によるものであり、比較的手間を要する
などの問題点がある。このような不都合は、ファクシミ
リ装置に限られるものではなく、その他の通信機器一般
についても、同様のことが言える。
【0006】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、通信機器に内蔵の時計が示す時
刻の微調整を自動的に行うことによって、ユーザーの手
間を省くとともに、該時計の時刻データを常時、正確に
保持することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係るファクシミリ装置等の通信機器の第1の
構成は、時計と、この時計を対象としてその時刻調整を
定期的に行う日時を設定する時刻調整日時設定手段と、
この時刻調整日時設定手段に設定された日時になると時
報案内の電話番号に発呼するとともに回線接続後に定時
時報音を検知する時報音検知手段と、この時報音検知手
段で検知された時刻データに基づいて前記時計が示す時
刻を自動調整する時刻補正手段とを具備するものとして
いる。
【0008】本発明に係る通信機器の第2の構成は、時
計と、放送受信部と、前記時計を対象としてその時刻調
整を定期的に行う日時を設定する時刻調整日時設定手段
と、この時刻調整日時設定手段に設定された日時になる
と放送局の時報放送を自動受信するとともに、前記時報
放送の定時時報音を検知する時報音検知手段と、この時
報音検知手段で検知された時刻データに基づいて前記時
計が示す時刻を自動調整する時刻補正手段とを具備する
ものとしている。
【0009】本発明に係る通信機器の第3の構成は、時
計と、他の通信機器との通信手順中に自機の時刻を調整
した直近の日時を示すデータ及び現在時刻を含ませる通
信準備手段と、通信時に自機と相手機の修正時刻を比較
し、その比較結果によって前記自機の時計が示す時刻を
自動調整する時刻補正手段とを具備するものとしてい
る。
【0010】上記第1乃至第3の構成によると、予め設
定した時刻調整日時になると、第1の構成では、時報案
内の電話番号に発呼するとともに、回線接続後に定時時
報音を検知し、第2の構成では、放送局の時報放送を自
動受信するとともに、前記時報放送の定時時報音を検知
し、検知された時刻データに基づいて前記時計が示す時
刻を自動調整する。また、第3の構成では、他の通信機
器との通信時に、自機と相手機の修正時刻を比較しその
比較結果によって前記自機の時計が示す時刻を自動調整
する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明をファクシミリ装置
に適用した実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1はファクシミリ装置Fを中心とするシステムの一例
を示している。この図に示すように、ファクシミリ装置
Fは、自身の時刻を自動的に調整する機能を備えてお
り、公衆電話回線Lによって電話局に設置された回線交
換器Sに接続され、さらにこの回線交換器Sを通して時
報案内Gに発呼することができる。そして、ファクシミ
リ装置Fは後述するように、定期的に時報案内Gを発呼
して、その時報案内データに基づき自身の時刻表示の自
動修正を行う。
【0012】図2はファクシミリ装置Fの全体構成を、
図3は制御部と他の構成部分との接続状態をそれぞれ示
している。これらの図において、1はマイクロコンピュ
ータシステムからなる制御部であり、装置本体全体の制
御を司る。この制御部1には画像処理部2からの画像デ
ータが与えられている。画像処理部2は、送信すべき原
稿を光学的に読み取るスキャナ3aを有する読み取り部
3の出力信号に対してハーフトーン処理やシェーディン
グ補正、その他、所定の画像処理を施して画像データを
作成する。
【0013】4は各種操作キーを備えた操作部、5は符
号化/復号化回路、6は変復調部モデム、7はNCU
(網制御装置)であり、制御部1は符号化/復号化回路
5、変復調部モデム6及びNCU(網制御装置)7を介し
て公衆電話回線Lに接続されている。変復調部モデム6
には時報案内Gからの時報を検知するレジスタ18が設
けられている。
【0014】また、8は送信機能部であって、画像デー
タを所定の符号化方式で符号化したり、ファクシミリ通
信に必要な制御信号の作成等を行う。9は受信機能部で
あって、受信された符号の画像データへの復号化や、所
定の受信制御手順を実行する。10は受信画像等を記録
用紙に記録するプリント部10aを有する記録部、11
は液晶表示素子(LCD)等により構成され、種々のモー
ド表示や、相手先電話番号等を表示する他、現在時刻表
示等を行う機能を有する表示部、12はデータ通信のた
めのインターフェース部であるRS−232Cポートで
ある。
【0015】図3において、前記制御部1は、CPU1
3、メモリとして機能する電源バックアップRAM1
4、プログラムROM15等から構成されており、CP
U13は、スキャナ3a、プリント部10a、操作部
4、RAM14、ROM15、モデム6の各構成部分と
データバス16を通して接続されている。
【0016】RAM14は、別電源である電池(図示せ
ず)によってバックアップされており、暗号通信を行う
ときのワーク領域、メモリ領域の一つの形態としての暗
号鍵記憶領域、CBC初期値(IV)記憶領域、その他カ
ウンタ等を有している。また、ROM15は、全体制御
のための各種パラメータを記憶しているとともに、RS
−232Cポート12、ATコマンドの制御プログラ
ム、その他必要なソフトを記憶している。
【0017】さらに、制御部1には、クロックパルスを
発生するタイマ17がソフト的に構成されている。そし
て、時計はRAM14にCPU13のタイマ17に基づ
いて作られており、時刻データが保持されている。な
お、後述する時刻データの自動修正は秒単位で行うこと
ができるが、時または分は不可能である。
【0018】上記構成のファクシミリ装置Fは通常動作
モードでは、操作部4のキーを操作して発呼指令、電話
番号及び送信情報を制御部1に与えると、該制御部1
と、送信機能部8、画像処理部2及び符号化/復号化回
路5との間で通信が行われ、公衆電話回線Lを介して送
信先に発呼し、回線接続後に画像データ等の送信情報を
公衆電話回線Lに送出する。また、受信したときは、制
御部1は着呼に応答して、該制御部1と受信機能部9、
記録部10、操作部4及び符号化/復号化回路5との間
で通信が行われ、所定の受信制御手順を実行する。
【0019】前記制御部1には、時計機能、自動時刻修
正を行うか否かを設定する機能、自動時刻修正を行う定
期的な日時を設定する機能、修正日時になると自動的に
発呼する番号を登録する機能、回線接続後に時報の音を
検出する機能、時報音を検出したときに時計を微調整す
る機能、時計の時刻微調整終了後に公衆電話回線Lを切
断する機能を持たせている。
【0020】上記構成によって時刻自動修正を行うとき
は、ファクシミリ装置Fの時刻調整動作に先立ち、表示
部11に表示されている時刻表示画面に従って操作部4
のキーを操作し、現在時刻を手作業で設定する。次い
で、該ファクシミリ装置Fの定期時刻自動修正を行うか
否かを決め、定期時刻自動修正を行うときは、その日時
及び発呼先の電話番号を設定する。例えば、定期調整日
時は毎日7時に行うという設定でもよいし、1週間に1
回月曜日の7時に行うといった設定等が考えられるが、
いずれの場合においても、実際の時刻調整は秒単位で行
う微調整の範囲に留まるので、ファクシミリ装置に内蔵
の時計の誤差が微調整可能な範囲に収まる期間内に設定
する必要がある。また、発呼先の番号としては、通常1
17の時報案内Gの電話番号を登録する。
【0021】そして、設定時刻の少し前(例えば1分
前)になると、登録した時報案内Gの電話番号に発呼す
る。周知のように時報案内Gでは、発呼後、暫くして電
話回線Lが時報案内Gに接続されると、音声によるアナ
ウンスと、時報を知らせる単一トーンの信号音(時報音)
が電話回線Lから送信される。ファクシミリ送信の通常
動作モードでは、電話回線Lの接続後、CNG等の信号
を送出して通信手順を開始するが、時刻調整モードでは
CNG等送信に関わる信号は一切送出せずに時報音の検
出を行う。ここで、CNG(Calling Tone)信号は、送出
時間0.5秒、周波数1,100Hzの発呼トーンのことである。
【0022】時報音の検出は、例えば連続する4音から
なる時報音のうち、その時刻に至ったときに鳴らされる
最後の通知音の周波数を変復調部モデム6のレジスタ1
8で検出し、その時点で時刻検出フラグでONを示す1
を立てるとともに、その検知データを制御部1に割り込
み信号として送る。あるいは制御部1が常時レジスタ1
8の動作を監視するようにし、時刻検出フラグが立った
時点で、内蔵の時計機能の時刻を正時に合わせる。
【0023】これによって、表示部11に表示される時
刻も修正され、記録部10における発信元記録の送信日
時も正しい時刻が印字される。また、発信予約機能等も
自動的に正確な時刻に実行される。
【0024】図4は本発明の他の実施形態を示してい
る。この図に示すものでは、ファクシミリ装置Fの時刻
自動修正を放送局Bの時報に基づいて行うようにしてい
る。
【0025】この実施形態では、制御部1に、時計機
能、自動時刻修正を行うか否かを設定する機能、自動時
刻修正を行う定期的な日時を設定する機能、修正日時に
なると自動的に放送局Bからの定時時報放送を受信する
機能、受信した時報の音を検出する機能、時報音を検出
したときに時計を微調整する機能、時計の時刻微調整終
了後に放送受信を終了する機能を持たせている。また、
ファクシミリ装置には、アンテナ接続端子A、放送受信
部Rcが設けられている。なお、ファクシミリ装置の基本
的な構成は図2及び図3に示した前記実施形態の場合と
同様である。
【0026】上記構成によって時刻自動修正を行うとき
は、ファクシミリ装置Fの時刻調整動作に先立ち、表示
部11に表示されている時刻表示画面に従って操作部4
のキーを操作し、現在時刻を手作業で設定する。次い
で、該ファクシミリ装置Fの定期時刻自動修正を行うか
否かを決め、定期時刻自動修正を行うときは、その日時
及び受信チャンネル番号を設定する。定期調整日時は設
定したチャンネルで時報が放送される時刻が前提とした
うえで、1日1回、あるいは月曜日毎に1回と言うよう
に設定する。但し、実際の時刻調整は秒単位で行う微調
整の範囲に留まるので、ファクシミリ装置に内蔵の時計
の誤差が微調整可能な範囲に収まる期間内に設定する必
要がある。
【0027】そして、設定時刻の少し前(例えば1分
前)になると、登録したチャンネル番号の放送をアンテ
ナ接続端子Aを通じて受信する。放送局Bの時報放送に
おける定時時報音は単一トーン信号であるので、例えば
前記実施形態における時報案内Gの時報音検出と同様に
行い、その後内蔵の時計機能の時刻を正時に合わせる。
これによって、前記実施形態と同様に、表示部11に表
示される時刻も修正され、記録部10における発信元記
録の送信日時も正しい時刻が印字される。また、発信予
約機能等も自動的に正確な時刻に実行される。
【0028】図5〜図7は本発明のさらに他の実施形態
を示している。これらの図に示すものでは、ファクシミ
リ装置Fの時刻自動修正を、他のファクシミリ装置Fa
との通信手順中に時刻情報を含ませることにより行って
いる。
【0029】この実施形態では、制御部1に、時計機
能、時刻設定機能、自動時刻修正を行うかどうかを設定
する機能、自動時刻修正の相手を限定するパスワード機
能、通信手順中に自機の時刻を調整した直近の日時を示
すデータ及び現在時刻を含ませる機能、通信手順中の信
号により自機と相手機の修正時刻を比較しその比較結果
によって前記自機の時計が示す時刻を自動修正すると判
断する機能、自動的に時計の時刻を微調整する機能を持
たせている。なお、ファクシミリ装置の基本的な構成は
図2及び図3に示した前記実施形態の場合と同様であ
る。
【0030】ところで、ファクシミリ装置の通常動作モ
ードにおける通信手順は、例えば共通機種のファクシミ
リ装置間における非標準通信では、図6に示すように行
われる。なお、この図において、太実線は高速信号を、
細実線は発呼を除く低速信号を、破線は単一トーン信号
をそれぞれ示している。まず、発呼側ファクシミリ装置
Fが他のファクシミリ装置Faを発呼したとき、発呼ト
ーンであるCNG信号が被呼側に送られる。
【0031】被呼側ではCNG信号を受信すると、CE
D(Called Station Identification)信号、NSF(Non-
Standard Facilities)信号、CSI(Called Subscriber
Identification)信号、DIS(Digital Identificatio
n Signal)信号を発呼側に返送する。CED信号は周波
数2,100Hz、送出時間3.0秒の被呼局識別信号である。N
SF信号は非標準機能識別信号であって、Tシリーズ勧
告の範囲外にある特定の利用者の要求を識別するため、
少なくとも2オクテットのFIFを持ち、最初の2オク
テットは登録されたCCITTメンバーコードを示す。
また、CSI信号は被呼端末識別信号であって、20桁
分のFIF(Facsimilie Information Field)が用意され
ており、国際電話番号によって被呼端末を表示する。さ
らに、DIS信号はディジタル識別信号であって、被呼
端末がCCITT標準の受信機能を有することを示し、
具体的にはFIFで示される。
【0032】被呼側から上記各種信号を受信した発呼側
は、TSI(Transmitting Subscriber Identification)
信号及びNSS(Non-Standard facilities Set-up)信号
と、TCF(Training Check)信号を送信する。TSI信
号は送信端末識別信号であって、20桁分のFIFが用
意されており、国際電話番号によって送信端末を表示す
る。NSS信号は非標準機能設定信号であって、NSF
信号で表示される非標準機能の中から設定される機能を
示す命令信号である。TCF信号はトレーニングチェッ
クであって、ファクシミリメッセージを受信するモデム
のトレーニングを確かめ、この伝送速度でチャネルが使
用できるかどうかをチェックする。
【0033】発呼側のトレーニングチェックが済むと、
被呼側からCFR(Confirmation toReceive)信号が返送
される。CFR信号は受信準備確認信号であって、メッ
セージを送る前の手順が完了し、メッセージ送出を開始
してよいことを示す応答信号である。このCFR信号を
受信した発呼側では、ここで画像信号を送り、さらにE
OP(End of Procedures)信号を送る。EOP信号は手
順終了信号であって、ファクシミリメッセージのページ
終了と、他に送信ドキュメントのないことを示し、被呼
側からのMCF(Message Confirmation)信号受信後、フ
ェーズEに進む。MCF信号はメッセージ確認信号であ
って、メッセージが完全に受信されたことを示すEOP
の肯定応答である。そして、最後に切断命令信号である
DCN(Disconnect)信号が被呼側に送られ、フェーズE
の開始を示す。この信号は応答を必要としない。
【0034】上記構成によって時刻自動修正を行うとき
は、ファクシミリ装置Fの時刻調整動作に先立ち、表示
部11に表示されている時刻表示画面に従って操作部4
のキーを操作し、現在時刻を手作業で設定した後、該フ
ァクシミリ装置Fの時刻自動修正を行うか否かを決め、
時刻自動修正を行うときは、その相手機を限定するパス
ワードを予め入力しておく。例えばパスワードとして4
桁の数値を10個登録できるようにし、“1111”,
“2222”,“1234”…等の番号を登録する。ま
た、自動的に時刻修正を行う毎に、その日時をRAM1
4に記憶させておく。
【0035】そして、ファクシミリ通信が行われたとき
に、上記の時刻修正をした日時データ及び現在の時刻デ
ータを通信手順信号中に格納する。例えば送信側のファ
クシミリ装置Fでは非標準機能を設定するNSS信号中
の情報フィールドに前記データを格納し、受信側のファ
クシミリ装置Faは非標準機能を識別するNSF信号中
の情報フィールドに格納する。また、相手先を限定する
ために自局に複数桁からなる番号(以下、ID番号と呼
ぶ)を登録しておき、このデータも同様に通信手順信号
中に格納する。このID番号はファクシミリ装置1台に
対して1つ登録できるものとし、上記パスワードと同じ
桁数(例えば4桁)とする。
【0036】いま、送信側には0000が登録されてお
り、受信側には1111が登録されているとし、通信が
開始されると、送信側ファクシミリ装置Fでは、図7の
フローチャートに示すように、ステップ#5で自動修正
を行うと判断した場合、ステップ#10で受信側ファク
シミリ装置Faから送られるNSF信号中の情報フィー
ルドをチェックし、受信側のファクシミリのID番号を
チェックする。
【0037】次いで、ステップ#15で、送信側ファク
シミリ装置Fに登録されている時刻修正用のパスワード
を比較する。いま、受信側ファクシミリ装置FaのID
番号は1111であるので、もしこの番号が送信側のパ
スワードに登録されていれば自動時刻修正のチェックを
行う。このチェック方法の一例としては、ステップ#2
0で、まず自機である送信側ファクシミリ装置Fの時刻
と、相手機である受信側ファクシミリ装置Faの時刻を
比較し、5秒以上の差があるかどうかを調べる。これは
5秒以下であれば、通話料を要する時報案内への通信に
よる時刻修正を特に行わなくても実用上の支障が生じな
いからである。
【0038】5秒以上差があった場合は、ステップ#2
5で、自機と相手機とにおける直近の時刻修正時期のい
ずれがより新しいかをチェックし、相手機側の方が新し
ければ、ステップ#30で、相手機の時刻に自機の時刻
を合わせる。なお、時刻修正した日時を比較し、もし自
機の日時が相手機の日時より1週間以上古ければ、相手
の時刻に自分を合わせるように構成することが望まし
い。これによって、前記実施形態と同様に、表示部11
に表示される時刻も修正され、記録部10における発信
元記録の送信日時もより正しい時刻が印字される。ま
た、発信予約機能等も自動的に正確な時刻に実行され
る。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
よるときは、時計を内蔵する通信機器において、通信機
器に設定されたある時刻になると自動的に、時刻案内を
発呼し、電話回線接続後に時報を知らせる音を自動的に
検知し、通信機器内蔵の時計を微調整するものであるの
で、ユーザーが時計を調整する手間を省くことができる
とともに、ほぼ常時的に正確な時刻をデータを備えたも
のとすることができる。
【0040】請求項2によるときは、時計、アンテナ接
続端子、放送受信部を内蔵する通信機器において、テレ
ビジョン放送やラジオ放送によって時報が放送される時
刻になると、自動的に放送を受信し、時報を知らせる音
を自動的に検知し、通信機器内蔵の時計を微調整するも
のであるので、前記請求項1の場合と同様にユーザーが
時計を調整する手間を省くことができるとともに、ほぼ
常時的に正確な時刻をデータを備えたものとすることが
できる。また、この場合、請求項1とは異なり、通話料
金等の経費を要しないメリットがある。
【0041】請求項3によるときは、時計を内蔵する通
信機器において、通信機器の通信手順中にいつ時刻を調
整したかを示す情報、現在時刻を含ませ、通信時に自機
と相手機の修正時刻を比較し、その比較結果によって自
機の時計を自動的に修正するものであるので、前記請求
項1、2の場合と同様にユーザーが時計を調整する手間
を省くことができるとともに、ほぼ常時的に正確な時刻
をデータを備えたものとすることができる。また、この
場合、相手機に対して用件があるときに同時に時刻修正
を行うことができるので、別途に通話料金を必要としな
い。さらに、例えば自機の修正時刻が相手機より可成り
古い場合に特に有効である。
【0042】以上要するに、本発明によれば、繁雑で慎
重を要する手間の掛かる時刻調整作業を行っていた従前
とは異なり、請求項1、2(第1、第2実施形態)の通
信機器では秒単位での時刻修正を、請求項3(第3実施
形態)の通信機器では時、分、秒単位での時刻修正を全
て自動的に実行することができるので、一切の煩わしい
作業がなくなり、しかも時刻調整精度も格段に向上する
という従来に見られない優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施したファクシミリ装置のシステ
ム構成の一形態を模式的に示すブロック図。
【図2】 ファクシミリ装置の全体構成を示すブロック
図。
【図3】 その制御部を具体的にするとともに他の構成
部分との接続状態を示すブロック図。
【図4】 本発明を実施したファクシミリ装置のシステ
ム構成の他の形態を模式的に示すブロック図。
【図5】 本発明を実施したファクシミリ装置のシステ
ム構成のさらに他の形態を模式的に示すブロック図。
【図6】 ファクシミリ装置の通常動作モードにおける
非標準通信手順を模式的に示す図。
【図7】 制御部による時刻修正動作の流れを示すフロ
ーチャート。
【符号の説明】
1 制御部 4 操作部 5 符号化/復号化回路 8 送信機能部 9 受信機能部 11 表示部 13 CPU 14 RAM 15 ROM 17 タイマ F ファクシミリ装置(自機) Fa 他のファクシミリ装置(相手機) G 時報案内 L 公衆電話回線 Rc 放送受信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松尾 浩一 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 杉本 哲哉 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時計と、この時計を対象としてその時刻
    調整を定期的に行う日時を設定する時刻調整日時設定手
    段と、この時刻調整日時設定手段に設定された日時にな
    ると時報案内の電話番号に発呼するとともに回線接続後
    に定時時報音を検知する時報音検知手段と、この時報音
    検知手段で検知された時刻データに基づいて前記時計が
    示す時刻を自動調整する時刻補正手段とを具備すること
    を特徴とする通信機器。
  2. 【請求項2】 時計と、放送受信部と、前記時計を対象
    としてその時刻調整を定期的に行う日時を設定する時刻
    調整日時設定手段と、この時刻調整日時設定手段に設定
    された日時になると放送局の時報放送を自動受信すると
    ともに、前記時報放送の定時時報音を検知する時報音検
    知手段と、この時報音検知手段で検知された時刻データ
    に基づいて前記時計が示す時刻を自動調整する時刻補正
    手段とを具備することを特徴とする通信機器。
  3. 【請求項3】 時計と、他の通信機器との通信手順中に
    自機の時刻を調整した直近の日時を示すデータ及び現在
    時刻を含ませる通信準備手段と、通信時に自機と相手機
    の修正時刻を比較しその比較結果によって前記自機の時
    計が示す時刻を自動調整する時刻補正手段とを具備する
    ことを特徴とする通信機器。
  4. 【請求項4】 ファクシミリ装置として構成されている
    請求項1〜3のいずれかに記載の通信機器。
JP25212095A 1995-09-29 1995-09-29 通信機器 Pending JPH0996691A (ja)

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