JPH099569A - 磁気軸受のセンシング方法 - Google Patents

磁気軸受のセンシング方法

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JPH099569A
JPH099569A JP17301895A JP17301895A JPH099569A JP H099569 A JPH099569 A JP H099569A JP 17301895 A JP17301895 A JP 17301895A JP 17301895 A JP17301895 A JP 17301895A JP H099569 A JPH099569 A JP H099569A
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JP
Japan
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value
function
gap
magnetic bearing
sensor
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JP17301895A
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Takeshi Sato
雄志 佐藤
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Shinko Electric Co Ltd
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Shinko Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転速度センサを不要にした磁気軸受のセン
シング方法を提供する。 【構成】 磁気軸受に支承される回転軸1の少なくとも
ギャップセンシング部に、少なくとも1対の同一断面形
状の切欠き形状の凹部1a、1bを軸対称に形成し、1
対のギャップセンサ3a、3bの出力値を減算機能によ
って偏差値を求め、この偏差値の極性と絶対値の大小に
よって、回転軸の上下偏位量を求めるようにした。この
場合、上記の凹部の切欠き形状の底部は回転軸に対して
同心円状に形成するのが望ましい。また、減算機能の後
段に、所定の周波数減衰特性を備えた高域除去用フィル
タリング機能を設けるのが望ましい。さらに、加算機能
によって1対のギャップセンサ3a、3bの出力値の加
算値を求め、この加算値の出力ピッチによって、この回
転軸1の回転速度を求めるようにするのが望ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気ラジアル軸受
(以下磁気軸受と略記する)のセンシング方法に係り、
特に1対のセンサによって、回転軸の偏位量と回転速度
を計測できるようにした磁気軸受のセンシング方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】磁気軸受用電磁石の駆動用制御機能は、
軸受と回転軸とのギャップを0.1mm程度の高精度に
維持するために、ギャップセンサ(以下センサと略記す
ることがある)を備えている。また、対象回転軸の回転
速度に対応して電磁石の制御信号を作成する場合のパラ
メータを制御するために、回転速度センサを備えてい
る。これらのセンサは、例えば図5及び図6に示すよう
に構成されている。図5は回転軸の磁気軸受部の断面を
示し、図6はセンシング機能の構成を示している。図5
及び図6において、11は回転軸であって、磁気軸受用
電磁石(以下軸受と略記する)12a、12bによって
回転自在に支承されている。回転軸と軸受との間のギャ
ップは1対の、例えば渦電流式等ギャップ計測用のセン
サ13a、13bで形成するギャップセンサによって計
測し、制御機能16によって各軸受12a、12bに供
給する励磁電流を制御している。即ち、第1のセンサ1
3aの検出信号は第1のセンサ信号処理部14aで増幅
成形して偏差量検出機能15に入力している。また、第
2のセンサ13bの検出信号は第2のセンサ信号処理部
14bで増幅成形して偏差量検出機能15に入力してい
る。偏差量検出機能15は入力する第1のセンサ信号処
理部14aの出力信号と、第2のセンサ信号処理部14
bの出力信号の偏差を算出する。従って、偏差量検出機
能15は軸受に対する回転軸の上下方向の変位に比例す
る変位値と極性を検出して軸受の制御機能16に入力し
ている。また、21は回転軸11の回転速度を計測する
回転速度センサであって、例えば回転軸11の周囲に等
間隔で形成した目盛りを検出し、この検出信号を信号処
理部22で増幅成形した後、回転速度検出機能23で、
この検出信号の検出間隔時間又は一定時間中に出力する
検出信号数を計測するようにし、回転軸11の回転速度
に比例する回転速度値を算出して、軸受の制御機能16
に入力している。制御機能16において、1対のギャッ
プセンサ13a、13bの計測した検出信号を用いて、
所定の処理を実行するためのパラメータの変更を回転速
度センサ21の検出信号によって実行することにより、
回転速度に対応して回転軸11を軸受の中心に維持する
ように電磁石励磁電流の制御を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うなセンサの構成であると、ギャップセンサと回転速度
センサを備えることが必要である。即ち、回転軸に回転
速度センサを装着するための場所と構造を確保すると共
に、回転速度センサの部品費と装着費用が必要である。
従って、このような問題点を除いて、磁気軸受の生産価
格の低減と、回転軸の構成制限をなくすことが要望され
ていた。本発明は従来のものの上記課題(問題点)を解
決し、回転速度センサを不要にした磁気軸受のセンシン
グ方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に基づく磁気軸受のセンシング方法において
は、磁気軸受に支承される回転軸の少なくともギャップ
センシング部に少なくとも1対の同一断面形状の切欠き
形状の凹部を軸対称に形成し、1対のギャップセンサ出
力値を減算機能に入力することによって偏差値を求め、
この偏差値の極性と絶対値の大小によって回転軸の上下
偏位量を求めるようにした。この場合、上記の凹部の切
欠き形状の底部は回転軸の中心に対して同心円状に形成
するのが望ましい。また、減算機能の後段に所定の周波
数減衰特性を備えた高域除去用フィルタリング機能を設
けるのが望ましい。さらに、加算機能によって1対のギ
ャップセンサ出力値の加算値を求め、この加算値の出力
ピッチによって、この回転軸の回転速度を求めるように
するのが望ましい。
【0005】
【作用】本発明では、上述のように回転軸に軸対称に同
一形状の凹部を設け、この凹部に装着した1対のギャッ
プセンサの出力値の偏差値を減算機能によって求めるの
で、この偏差値の信号は凹部の影響なしに、従来同様、
回転軸と軸受との上下ギャップの偏差値が得られる。こ
の場合、凹部の形状を回転軸の中心に対して同心円状に
すると、加工が容易で加工精度を高めることができるの
で、軸対称に設けた1対の凹部の断面形状の相違が極め
て小さくなる。また、減算機能の後段にフィルタリング
機能を設けると、軸対称に設けた凹部の加工誤差等によ
って1対のセンサ出力値の減算結果に残存するパルス成
分を除去できるので、回転軸に設ける凹部の加工精度を
特に高める必要がなくなる。上述した1対のギャップセ
ンサの出力値の出力ピッチから、この回転軸の回転速度
を求めるようにすると、回転速度センサの装着が不要に
なる。さらに、上述した1対のギャップセンサの出力値
の加算値を求め、この加算値の出力ピッチから、この回
転軸の回転速度を求めるようにすると、微小な凹部であ
っても計数信号値を大きくして計数誤差が減少できる。
【0006】
【実施例】本発明に基づく磁気軸受のセンシング方法を
図1乃至図4によって、詳細に説明する。図1は本発明
を実行するための基本的な構成例を示し、図2は本発明
を実行するための基本的な信号処理機能を構成した回路
例を示している。また、図3及び図4には本発明に基づ
く信号処理の働きの説明を示している。図1は本発明を
適用した軸受部の断面の概念を示した図であって、必要
構成の理解を容易にするために、磁気軸受を構成する主
体である電磁石は図示を省略している。図1において、
1は支承対象である回転軸であり、2は磁気軸受を構成
するシリンダ構造部の内面である軸受の内壁部を示して
いる。また、3a、3bは軸受の上下に設けた1対のギ
ャップセンサ(以下センサと略称する)である。センサ
3a、3bは従来の技術での1対のセンサ13a、13
bと同様、例えば渦電流効果を利用する等の手段を使用
して、センサ先端と対象回転軸の表面とのギャップを計
測する機能を設けている。回転軸1は、例えば底部を同
心円状にした1対の切欠き形状の凹部1aと1bを軸対
称に形成している。この切欠き形状の凹部は通常の機械
加工手段等を詳細を後述する凹部の使用目的に対応して
設定する凹部形状に対応して、適切に選択して加工すれ
ば良い。
【0007】次に、上述の軸受部の構成に対応させた本
発明を適用する信号処理機能の構成例を図2乃至図4を
参照して詳細に説明する。図2において、1は回転軸、
3a、3bは1対のセンサである。第1のセンサ3aの
検出信号は第1のセンサ信号処理部4aで増幅成形して
減算機能5と加算機能6に入力している。また、第2の
センサ3bの検出信号は第2のセンサ信号処理部4bで
増幅成形して上述と同様、減算機能5と加算機能6に入
力している。減算機能5で得られた減算値は所定の特性
を備えたフィルタリング機能7を経由して、制御機能8
に入力している。加算機能6で得られた加算値は回転速
度検出機能9に入力し、回転速度検出機能9で得られた
回転速度値は制御機能8に入力している。
【0008】上述の構成において、回転軸1が所定の回
転速度で回転していると、第1のセンサ3aの計測結
果、第1のセンサ信号処理部4aからは図3(A)に示
すような信号が得られ、第2のセンサ3bの計測結果、
第2のセンサ信号処理部4bからは同図(B)に示すよ
うな信号が得られる。図3は第1のセンサ信号処理部4
a及び第2のセンサ信号処理部4bを含む上述した各要
素機能の出力信号値のレベルを縦軸に示し、横軸には時
間推移を示している。図3(A)において、第1のセン
サ3aの前を回転軸1の凹部1a又は1bが通過してい
ない間は、第1のセンサ3aと回転軸1の表面とのギャ
ップを示す信号値aが、第1のセンサ信号処理部4aか
ら出力される。第1のセンサ3aの前を回転軸1の凹部
1a又は1bが通過するタイミングGにおいては、第1
のセンサ3aと回転軸1の凹部1a又は凹部1bの表面
とのギャップを示す信号値a′が第1のセンサ信号処理
部4aから出力される。信号値a′は凹部1a及び1b
の深さによって定まる値であって、凹部1aと凹部1b
の底部は同心円に形成されているので、回転軸1の凹部
の底面と磁気軸受内壁部2を構成するシリンダ構造部の
内面とのギャップは全周に亙って均一である。即ち、回
転軸1が軸受の中央部に維持されている状況において
は、凹部1a部で得られる信号値a′も凹部1b部で得
られる信号値a′も等しい。同様に、第2のセンサ信号
処理部4bからは図3(B)に示すように、回転軸1の
凹部1a又は1bが、第2のセンサ3bの前を通過して
いない間は、第2のセンサ3bと回転軸1の表面とのギ
ャップを示す信号値bが出力され、第2のセンサ3bの
前を回転軸1の凹部1a又は1bが通過するタイミング
Gにおいては、第2のセンサ3bと回転軸1の凹部1a
又は凹部1bの底面とのギャップを示す信号値b′から
出力される。回転軸1が軸受の中央部に維持されている
状況においては、凹部1a部で得られる信号値b′も凹
部1b部で得られる信号値b′も等しい。
【0009】第1のセンサ信号処理部4a及び第2のセ
ンサ信号処理部4b夫々の出力信号が入力した減算機能
5においては、第1のセンサ信号処理部4aの出力値と
第2のセンサ信号処理部4bの出力値を相互に減算す
る。凹部1a及び凹部1bは回転軸に対して軸対称に形
成されているので、第1のセンサ信号処理部4aから信
号値a′を出力するタイミングGと第2のセンサ信号処
理部4bから信号値b′を出力するタイミングGとは完
全に一致している。従って、減算機能5においては、信
号値aと信号値bの偏差値とその極性が得られる。即
ち、極性は信号値aと信号値bのいずれを減算値にし、
いずれを被減算値にするかによって変化する。従って、
この減算値を入力して制御信号を作成する制御機能8
を、この極性に対応させておけば良い。同様に、信号値
a′と信号値b′の偏差値とその極性が得られる。上記
した各センサとセンサ信号処理部の直線性が満足されれ
ば、信号値aと信号値bとの偏差値と信号値a′と信号
値b′との偏差値は等しい。しかし、切欠きの加工精度
等の原因によっては、第1のセンサ3aの前を、例えば
凹部1aが完全に通過するタイミングと第2のセンサ3
bの前を、例えば凹部1baが完全に通過するタイミン
グとが一致しない場合が発生し得る。このような状況に
おいては、減算機能5の出力信号は図3(C)のように
示される。即ち、図3(C)は図3(A)、同図(B)
に対応していて、横軸に時間推移を示し、cは信号値a
と信号値bとの偏差値と信号値a′と信号値b′との偏
差値を示している。また、図3(C)に示すc′、c″
は上述したように第1のセンサ3aの前を凹部が通過す
るタイミングと第2のセンサ3bの前を凹部が通過する
タイミングとが一致しない状態で減算する結果生じる微
小な時間幅のパルスである。減算機能5を出力する図3
(C)に示す信号はフィルタリング機能7を通過させる
ことによって図3(D)に示すようにパルスc′、c″
を除いて平滑な第1のセンサ信号処理部4aの出力値と
第2のセンサ信号処理部4bの出力値との減算値(偏差
値)cが得られる。即ち、第1のセンサ信号処理部4a
の出力値と第2のセンサ信号処理部4bの出力値とが等
しい場合は、減算値cはゼロになり、第1のセンサ信号
処理部4aの出力値と第2のセンサ信号処理部4bの出
力値とが等しくない場合は、減算値cはその偏差値と極
性を示す。即ち、減算値cは、回転軸と軸受内面とのギ
ャップ状態を示している。従って、減算値cを制御機能
8に入力し、従来と同様の所定の信号処理を行って軸受
を構成する電磁石の励磁電流を制御する。上述したフィ
ルタリング機能7は、この制御機能8を構成する回路条
件に対応してディジタル処理でもアナログ処理でも所望
されるフィルタリング特性が得られれば良い。いずれに
しても、出力されるパルスc′、c″の時間幅は、信号
処理に必要な周波数帯域に比して影響しない高周波領域
になるように極めて狭く構成できるので、必要なフィル
タリング特性を容易に得ることができる。また、上述し
た軸受と信号処理機能の構成条件によってはフィルタリ
ング機能を除いても良いことは言うまでもない。
【0010】次に、加算機能6以降の働きを説明する。
図3(A)に示す第1のセンサ信号処理部4aの出力値
と第2のセンサ信号処理部4bの出力値とが、加算機能
6で加算されると図4に示すようなパルス信号(以下パ
ルスと略記する)Eが得られる。図4において、横軸は
時間推移を示し、縦軸は加算機能6の出力信号値のレベ
ルを示している。即ち、図4において、図3(A)に示
した信号値aと同図(B)に示した信号値bの加算値を
eで示し、図3(A)に示したタイミングGの信号値
a′と同図(B)に示したタイミングGの信号値b′の
加算値をe′で示している。図4に示すEは、加算値
e′の存在部であるタイミングGに発生するパルスを示
している。図4に示す加算機能6の出力信号は回転速度
検出機能9に入力して、パルスEの出力時間関係を計測
する。即ち、例えば、2個のパルスEの夫々の立上がり
部の間に出力される所定高周波数のパルス発振機能のパ
ルス数を計数することによって、この周波数からパルス
Eの出力間隔時間を計測できる。回転軸1には軸対称に
2個の凹部が形成されているので、回転軸1が1回転す
る間にパルスEは2個出力される。従って、上述のよう
に計測された出力間隔時間をTとすると、回転軸の回転
速度RVは下記式で示される。 RV=(1/2)T また、所定の単位時間の間に出力されるパルスEを計数
して計数値Pが得られると、P/2は単位時間中に回転
軸が回転する回転速度を示している。上述のようにして
得られた回転軸の回転速度値を制御機能8に入力して所
定の信号処理を実行する。即ち、例えば信号処理に使用
するパラメータの選択に使用する。
【0011】上述の説明は本発明の技術思想を実現する
ための基本方法と構成例を示したものであって、このセ
ンシング方法を使用する磁気ラジアル軸受の条件に対応
して上述した方法を実現する適切な構成をすれば良い。
例えば、回転軸に設ける凹部は、上述の計測に対応でき
れば、回転軸の強度特性や軸受本来の特性に影響しない
ように極微小で良い。図1に示した凹部1a、1bは説
明の便宜上深さを誇張して示しており、上述した方法に
おける計測に支障がないように適切な深さにすれば良
い。回転速度を計測するのに、1対の凹部の加算値を用
いるように説明したが、凹部形状によっては加算機能を
除き、1個の凹部の計測信号を使用しても良いことは当
然である。また、1対で2個の凹部を設けるように説明
したが、軸対称に形成し、上述した処理機能を対数に対
応させれば何対でも良く、夫々の凹部の形状も回転軸の
強度特性に影響しないように適切な形状にすれば良い。
【0012】
【発明の効果】本発明は上述のような方法にしたので、
次のような優れた効果を有する。 回転軸に軸対称に同一形状の凹部を設け、この凹部に
装着した1対のギャップセンサの出力値の偏差値を減算
機能によって求めるため、この偏差値の信号は凹部の影
響なしに、回転軸と軸受との上下ギャップの偏差量が的
確に検出される。 凹部形状の底部を回転軸中心に対して同心円状にする
と、加工が容易で加工精度を高めることができるので、
軸対称に設けた1対の凹部の断面形状の相違が極めて小
さくなる。 減算機能の後段にフィルタリング機能を設けると、軸
対称に設けた凹部の加工誤差によって1対のギャップセ
ンサ出力値の減算結果に残存するパルス成分を除去でき
るので、回転軸に設ける凹部の加工精度を特に高める必
要がなくなる。 ギャップセンサによる凹部検出ピッチから、この回転
軸の回転速度を求めるようにすると、回転速度センサの
装着なしに回転速度が計測できる。 1対のギャップセンサの出力値の加算値を求め、この
加算値の出力ピッチからこの回転軸の回転速度を求める
ようにすると、回転速度センサの装着なしに確実に回転
速度が計測できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく磁気軸受のセンシング方法を説
明する軸受部を示した縦断正面図である。
【図2】本発明に基づく磁気軸受のセンシング方法を実
現する信号処理機能の構成例を示す概要ブロック図であ
る。
【図3】図1に示す1対のギャップセンサによる検出信
号とその減算処理を説明する図で、同図(A)は1個の
ギャップセンサの出力波形図、同図(B)は他の1個の
ギャップセンサの出力波形図、同図(C)は1対のギャ
ップセンサ出力の減算信号の波形図、同図(D)は同図
(C)に示す信号をフィルタリング機能によってフィル
タリング処理した後の信号波形図である。
【図4】図1に示す1対のギャップセンサによる検出信
号を加算した結果を示す信号波形図である。
【図5】従来の磁気軸受のセンシング方法を説明する軸
受部を示した縦断側面図である。
【図6】従来の磁気軸受のセンシング方法を説明する信
号処理機能の構成例を示す概要ブロック図である。
【符号の説明】
1:回転軸 1a、1b:凹部(切欠き) 2:軸受内壁部 3a、3b:センサ(ギャップセンサ) 4a、4b:センサ信号処理部 5:減算機能 6:加算機能 7:フィルタリング機能 8:制御機能 9:回転速度検出機能

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気軸受に支承される回転軸の少なくと
    もギャップセンシング部に、少なくとも1対の同一断面
    形状の切欠き形状の凹部を軸対称に形成し、当該ギャッ
    プセンシング部に設けた1対のギャップセンサ出力値の
    偏差値を減算機能によって求め、該偏差値の極性と絶対
    値の大小によって当該回転軸の上下偏位量を求めるよう
    にしたことを特徴とする磁気軸受のセンシング方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の凹部の切欠き形状は底部
    を回転軸の中心に対して同心円状に形成した磁気軸受の
    センシング方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の減算機能の後段に、所定
    の周波数減衰特性を備えた高域除去用フィルタリング機
    能を設けるようにした磁気軸受のセンシング方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3記載の磁気軸受のセンシ
    ング方法において、加算機能によって1対のギャップセ
    ンサ出力値の加算値を求め、該加算値の出力ピッチによ
    って当該回転軸の回転速度を求めるようにした磁気軸受
    のセンシング方法。
JP17301895A 1995-06-16 1995-06-16 磁気軸受のセンシング方法 Pending JPH099569A (ja)

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